JP2002006003A - 位相ロック・ループ用全ディジタル内蔵自己検査回路および検査方法 - Google Patents

位相ロック・ループ用全ディジタル内蔵自己検査回路および検査方法

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JP2002006003A
JP2002006003A JP2001123055A JP2001123055A JP2002006003A JP 2002006003 A JP2002006003 A JP 2002006003A JP 2001123055 A JP2001123055 A JP 2001123055A JP 2001123055 A JP2001123055 A JP 2001123055A JP 2002006003 A JP2002006003 A JP 2002006003A
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signal
clock signal
delay
jitter
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Hari Balachandran
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    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
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    • G01R31/30Marginal testing, e.g. by varying supply voltage
    • G01R31/3016Delay or race condition test, e.g. race hazard test

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相ロック・ループ(PLL)出力クロック
信号における誤差を測定する内蔵自己検査回路および方
法を提供する。 【解決手段】 短パルス発生器が、PLL出力クロック
信号と同じ周波数の短パルス信号を発生し、これに応じ
て、複数の遅延エレメントを含む遅延チェーンが短パル
ス信号からN個の遅延パルスを発生する。ヒット・パル
ス発生器はN個の遅延パルスを受け、各遅延パルスをP
LL出力クロック信号と2K回比較し、双方の信号が高
のとき、ヒット・パルスを発生する。また、ヒット・パ
ルスの数を表すヒット・カウントも発生する。2k回比
較した後、比較器がヒット・カウントを所定のしきい値
と比較する。ヒット・カウントおよびしきい値が同等で
ある場合、記憶部がNの値を記憶する。処理部は、PL
Lクロック信号において発見されたジッタの累積分布に
直接関係する各記憶値Nを用いて、PLLクロック信号
の誤差を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内蔵自己検査回路
(BIST)に関し、更に特定すれば、位相ロック・ル
ープ用全ディジタル内蔵自己検査回路および検査回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】位相ロック・ループ(PLL)は、混合
信号およびディジタル・システムにおいて種々の用途に
用いられている。典型的な用途の一部には、(1)基準
クロックから異なる周波数のクロックを発生すること、
(2)ジッタの少ないクロックを発生すること、(3)
直列に伝達されるデータからデータ同期クロックを抽出
すること、および(4)ノイズの多いクロック信号から
安定したクロックを発生することが含まれる。動作パラ
メータを厳しく制御することは、PLLを埋め込んであ
る混合信号回路またはディジタル回路の満足な動作には
必須である。即ち、PLLを内蔵ブロックとして用い、
混合信号回路においてクロック信号を共有する場合、P
LLによって発生するクロック信号は安定していなけれ
ばならない。
【0003】理想的には、図1に示すように、クロック
信号のパルス幅P、周期T、および周波数は、サイクル
毎に同一のまま維持していなければならない。しかしな
がら、PLL回路内部およびその至近において発生する
ノイズによって、周期は平均値を中心としてばらつく可
能性がある。理想的な基準に対するクロック信号の周期
変動は、ジッタとして知られている。ノイズはこの変動
の原因となるので、ジッタは、性質上ガウス型のランダ
ムな統計的現象であると見なすことができる。図2は、
理想的なジッタのないクロックと比較した、ジッタの多
いクロックを示す。
【0004】あるクロックに対してn回クロック測定を
行うと仮定すると、測定された周期を[T1
2,...,Tn]で表すことができる。クロック
(T)の平均周期は、以下の式で与えられる。
【数1】
【0005】周期の標準偏差は2乗平均(RMS)ジッ
タとして知られており、RMSジッタは以下の式で与え
られる。
【数2】
【0006】ピーク・ピーク・ジッタは以下の式で与え
られる。
【数3】
【0007】ジッタおよびデューティ比は、PLL出力
回路の2つの重要なパラメータであり、クロック信号の
デューティ比は、以下のように、パルス幅の周期に対す
る比率として定義されている。
【数4】
【0008】TeradyneTMのA580,Catalyst等のよう
な多くの市販されている自動検査機器(ATE)は、タ
イム・ジッタ・デジタイザ(TJD)回路を組み込んで
おり、生産検査の間にこれらのパラメータを測定する。
TJD回路は、クロック・エッジの立ち上がりまたは立
ち下がりのような特定のイベントが発生する時点を非常
に精度高く取り込むことができる。これらのイベントを
アレイに記憶し、後に式1から式4を用いて処理するこ
とにより、種々の回路パラメータを計算することができ
る。TJD回路を用いてクロック・パラメータを測定す
る種々の方法が、"Test Technique Note MS30: Analog
Jitter Demodulation"(検査技術要点MS30:アナロ
グ・ジッタ復調),Teradyne Inc. (1991)に詳細に記載
されている。その内容は、この言及により、本願にも含
まれるものとする。
【0009】TJD回路は、ナノ秒以下の範囲において
非常に精度が高いが、これらは高価である。したがっ
て、これらのTJD回路を、Texas InstrumentTMのV-se
ries低価格生産テスタのような低価格生産テスタに実装
するのは現実的でない。このため、TJD回路は、低価
格生産テスタには一般的には見られない。
【0010】内蔵自己検査(BIST)回路の組み込み
を用いた別の手法がある。BIST回路は、検査信号を
被検査回路(CUT)に適用し、その応答を分析して、
回路が適正に機能しているか否か検証することによっ
て、ATEオンチップの機能を実装する。プロセス技術
の発展により、集積回路上により多くの機能を実装しつ
つも、そのコストは低下しつつある。BIST回路の使
用は、この利点を生かし、生産検査時間を短縮し、生産
検査において低価格テスタの使用を可能にする。これに
よって、BIST回路は、集積回路の生産検査コスト削
減をもたらす。
【0011】米国特許第5,663,991号に開示さ
れている別の手法は、PLL回路のピーク・ピーク・ジ
ッタを測定するBIST方式について記載している。そ
の内容は、この言及により本願にも含まれるものとす
る。低ジッタ・クロックを基準として用い、PLLのジ
ッタを特徴付ける。反転器のストリングを用いて遅延チ
ェーンを実現し、基準クロックを遅延させて、ジッタの
あるPLLクロックのエッジ位置を発見する。必要に応
じて、アナログ部分を含む較正回路が反転器の遅延を制
御する。アナログ部分のパラメータ仕様は、プロセス変
動のために、期待値から逸脱する可能性があるので、P
LLジッタの高精度な測定を保証するためには、較正回
路を検査し、その仕様を満たすか否か判定しなければな
らない。生憎、この特許は、較正回路を検査する回路も
方法も含んでいない。したがって、この手法では、精度
またはその欠如が問題点となる場合が多い。更に、この
手法は、低ジッタ・クロックを基準クロックとして用
い、PLLのジッタを特徴付けなければならない。
【0012】Sunter et al.は、"BIST for Phase-Locke
d Loops in Digital Applications"(ディジタル用途に
おける位相ロック・ループ用BIST)と題する刊行物
(International Test Conference, IEEE Computer Soc
iety Press, P. 532 - 540 (1999))において、PLL
仕様を測定するための別のBIST方式を提唱してい
る。彼らも低ジッタ・クロックを基準として用い、PL
Lジッタを測定するために組み込んでいる。このBIS
T方式は、図3に示すように、反転器10〜24のスト
リングを用いて基準クロックを遅延させる。遅延チェー
ンの一部は、ディジタル・ロジックを用いており、この
部分の全遅延がPLLのピーク・ピークまたはRMSジ
ッタと等しくなるようにしていることがわかる。更に、
(1)遅延チェーンの先頭から反転器10から16の全
てを遅延チェーンの特定部分の先頭まで接続するか(T
1)、または(2)遅延チェーンの先頭から反転器10
から24の全てを遅延チェーンの特定部分まで接続する
(T2)ことによって、2つのリング・オシレータを形
成する。このBIST方式は、これらのリング・オシレ
ータの周期測定を行い、これらの周期間の差によって、
ピーク・ピークおよびRMSジッタが与えられる。しか
しながら、ジッタ測定中の反転器の遅延は、遅延チェー
ンおよびPLL間の相互作用のために、リング・オシレ
ータとして接続した場合の遅延とは異なる可能性があ
る。したがって、この構成は、低精度のジッタ測定を招
く傾向がある。
【0013】更に、前述のBIST方式は、低ジッタの
基準クロックが得られることを想定している。しかし、
低コストのテスタは低ジッタ・クロックを含まないこと
が多い。更に、低ジッタ基準クロックを用いる場合、ク
ロック信号を注意深くPLLまで導出しなければならな
い。何故なら、ジッタはPLLに至るまでの経路でクロ
ック信号に注入される可能性があるからである。加え
て、オンチップ発振器を用いてクロック信号を発生する
ことは推奨できない。何故なら、その周波数およびジッ
タがBISTの結果に影響を及ぼし得るからである。更
にまた、提唱されている他の解決策では、法外にコスト
がかかったり、個々の設計環境に相当なベンダの介入が
必要となる場合がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このため、外部基準ク
ロックやオンチップ発振器を含まずに、ナノ秒以下でP
LLジッタを測定する、コスト効率的な全ディジタルB
IST方式が求められている。
【0015】
【課題を解決するための手段】ジッタを測定するBIS
T回路の前述の欠点に取り組むために、本発明は、位相
ロック・ループ出力クロック信号における誤差を測定す
る内蔵自己検査回路チップを提供する。この回路は、位
相ロック・ループ出力クロック信号と同じ周波数を有す
る短パルス信号を発生する短パルス発生器を含む。これ
に応じて、複数の遅延エレメントを含む遅延チェーン
が、短パルス信号からN個の遅延パルスを発生する。ヒ
ット・パルス発生器はN個の遅延パルスを受け取り、各
遅延パルスを位相ロック・ループ出力クロック信号と2
K回比較し、双方の信号が高のとき、ヒット・パルス発
生器もヒット・パルスを発生するようにする。また、ヒ
ット・パルスの数を表すヒット・カウントも発生する。
N個の遅延パルスの各々をクロック信号と2k回比較し
た後、比較器が、PLLクロック信号に対するジッタの
累積分布に対応する所定の1組のしきい値をヒット・カ
ウントと比較する。ヒット・カウントおよび所定の1組
のしきい値の1つが同等である場合、記憶部がNの値を
記憶する。処理部は、PLLクロック信号において発見
されたジッタの累積分布に直接関係するNの各記憶値を
用いて、PLLクロック信号の誤差を計算する。
【0016】本発明の利点は、検査にかかる時間を短縮
した、効率的でモジュール型の検査対応BISTを含む
が、これに限定されるのではない。更に、本発明による
BIST案は全ディジタルであるので、標準的なディジ
タル検査技法を用いれば検査可能である。更に節約する
ために、このBIST回路は、他の検査と合わせて実行
することができる。したがって、高価な混合信号ATE
を用いる混合信号集積回路の生産検査時間量をかなり節
約することができる。
【0017】本発明の最も重要な利点は、外部基準クロ
ックが不要なことである。したがって、本発明によるB
IST回路は、現在および今後の半導体検査の技術的要
望と整合する低コスト・テスタにおいて、PLLの検査
を可能にする。半導体製造業者は、ジッタが少ない外部
基準クロックが容易には得られない低コストの検査およ
び低コストのテスタを求める方向に進んでおり、本発明
は特に効果的である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明およびその利点の理解を更
に深めるために、これより添付図面に関連付けて以下に
本発明の説明を行なう。図面では、同様の参照番号は同
様の構成を示すものとする。
【0019】図4は、本発明の教示にしたがって構成し
た、ナノ秒以下のPLLジッタを測定する、全ディジタ
ル内蔵自己検査(BIST)回路の一実施形態を示す。
回路100は、入力102に供給されるPLLクロック
と同じ周波数を有する短パルスを発生する短パルス発生
器104を含む。
【0020】遅延チェーン106は、複数の遅延エレメ
ントを含み、図示のように、短パルス信号からN個の遅
延パルスを形成する。マルチプレクサ108がその入力
にN個の遅延パルスを受け入れる。マルチプレクサ・カ
ウンタ112は、1からNまでのカウントを有し、N個
の遅延パルスのどれがマルチプレクサ108の出力に現
れたかをマルチプレクサ・カウンタが判定するように、
マルチプレクサ108を制御する。ヒット・パルス発生
器114は、マルチプレクサ108の出力信号および位
相ロック・ループ出力クロック信号を受け取り、双方の
信号が高の場合ヒット・パルスを発生する。ヒット・カ
ウンタ116は、ヒット・パルスの数をカウントするこ
とにより、ヒット・カウントを発生する。比較器118
は、所定の1組のしきい値をヒット・カウントと比較す
る。ヒット・カウントおよび所定の1組のしきい値の内
の1つが同等の場合、比較器118は信号を記憶部12
0に送り、マルチプレクサ・カウンタ112の値を記憶
する。統計カウンタ110は、1から2kまでのカウン
トを有し、マルチプレクサ・カウンタ112およびヒッ
ト・パルス発生器114を結合し、N個の遅延パルスの
各々を位相ロック・ループ出力クロック信号と2k回比
較するようにしている。処理部122は記憶部120に
結合し、周期で除算した位相ロック・ループ出力クロッ
ク信号に対するジッタの2乗平均、周期およびデューテ
ィ比で除算した位相ロック・ループ出力クロック信号に
対するピーク・ピーク・ジッタを含む、位相ロック・ル
ープ出力クロック信号の誤差を計算する。
【0021】動作において、回路100は、ジッタの確
率分布および所定の統計値を用いて、位相ロック・ルー
プ・クロック信号の誤差判定を行なう。即ち、図5に示
すように、ジッタはガウス分布に従うと仮定する。した
がって、クロック信号の立ち上がりエッジは、T1およ
びT2のどこかにある可能性がある。いずれの時点に発
生するエッジの確率も、ジッタの確率分布によって与え
られる。ジッタがガウス型である場合、確率分布は、平
均Tに対して正規であり、標準偏差はRMSジッタに等
しくなる。
【0022】図6は、クロックが「高」となる回数が、
ジッタ確率分布の累積分布関数に比例することを示す。
クロック信号を1000クロック・サイクルに渡って観
察すると仮定すると、時点T1において、クロック信号
は200回「高」となり、クロック信号は800回
「低」となる。時点T2では、クロック信号は700回
「高」となり、クロック信号は300回「低」となる。
したがって、遅延チェーン106における遅延数を用い
ることによって、ジッタ分布の累積確率関数を求めるこ
とができる。
【0023】図7は、各遅延の終了時にクロックが
「高」となっている回数、およびその点までの遅延数に
のプロットを示す。遅延量が等しい遅延チェーン106
を用いることにより、チェーンの一部の遅延が、当該部
分における遅延数に比例することになる。遅延点を10
00回サンプルすると仮定すると、点n1は最初の
「高」が発生した点までの遅延数を表し、点n2
「高」が500回発生するまでの遅延数を表す。点n3
は、「高」が841回発生する点までの遅延数を表し、
点n4は、「高」が1000回発生する点までの遅延数
を表す。点n5およびn6は、「高」が500回発生する
までの遅延数である。ガウス・ジッタ分布を想定する
と、種々のクロック・パラメータは以下の式で与えられ
る。
【数5】
【数6】
【数7】
【0024】個々のバッファ遅延を高精度に制御するこ
とはできないが、バッファ遅延の比率は制御することが
できる。したがって、クロック・パラメータは、周期に
対する比率として得られる。比率を絶対時間単位に変換
する必要がある場合、ATEを用いれば平均PLLクロ
ック周期を測定することができる。
【0025】1から2kまでのカウントを有する統計カ
ウンタ110は、N個の遅延短パルス信号の各々に対し
てサンプリングを2k回行なうように実装されていると
いう事実から、値n1からn6は、以下の表に示すよう
に、2kと関係付けられる。
【表1】
【0026】統計カウンタ100がその最大値に達した
とき、信号が発行され、ヒット・カウンタ116をリセ
ットし、マルチプレクサ・カウンタ112を増分して次
の遅延バッファ出力を選択する。
【0027】本発明の利点は、低ジッタの基準クロック
もリング・オシレータも不要であることを含むが、これ
に限定されるのではない。従来技術はPLLのエッジ・
ジッタを測定しており、エッジ・ジッタは、完全にジッ
タのない基準クロックに対するジッタとして定義されて
いる。したがって、本発明は、従来技術よりも精度が高
い測定結果をもたらす。
【0028】図8は、本発明の教示にしたがって構成し
た、ナノ秒以下のPLLジッタを測定する、位相ロック
・ループ(PLL)用全ディジタル内蔵自己検査(BI
ST)回路の別の実施形態を示す。回路200は、AN
Dゲート208に接続されている遅延ブロックA204
および遅延ブロックB206を備えた短パルス発生器を
含む。これは、入力202に供給されるPLLクロック
と同じ周波数を有する短パルスを発生する。遅延チェー
ン210は、複数の遅延エレメント212から218を
含み、図示のように、短パルス信号からN個の遅延パル
スを形成する。
【0029】マルチプレクサ220は、N個の遅延パル
スをその入力に受け取る。マルチプレクサ・カウンタ2
22は、1からNまでのカウントを有し、マルチプレク
サ220の出力にN個の遅延パルスの内どれが現れるか
をマルチプレクサ・カウンタが判定するように、マルチ
プレクサ220を制御する。ANDゲート224は、マ
ルチプレクサ108の出力信号および位相ロック・ルー
プの出力クロック信号を受け取り、双方の信号が高のと
きにヒット・パルスを発生する。ヒット・カウンタ22
6は、ヒット・パルスの数をカウントすることによっ
て、ヒット・カウントを発生する。反転器228がヒッ
ト・カウントを受け取る。反転したヒット・カウントお
よび反転しないヒット・カウントが第2マルチプレクサ
230に供給される。マルチプレクサ230の出力は、
所定の1組のしきい値と共に、ANDゲート232に結
合し、ヒット・カウントが所定のしきい値と一致すると
きに、制御信号を記憶部240に送り、マルチプレクサ
・カウント222を記憶する。
【0030】制御信号は、レジスタ234にも送られ、
反転させる必要があるサンプルの値を有する別のレジス
タ236と比較される(この場合、5または2進数の
「101」)。ANDゲート238は、レジスタ234
および236内の両値を比較する。ANDゲート238
の出力が「高」の場合、反転ヒット・カウントがマルチ
プレクサ230を通過する。比較器118は、所定の1
組のしきい値をヒット・カウントと比較する。統計カウ
ンタ244は、1から2kまでのカウントを有し、マル
チプレクサ・カウンタ222およびANDゲート224
に結合し、N個の遅延パルスの各々を位相ロック・ルー
プの出力クロック信号と2k回比較するようにしてい
る。処理部242は記憶部240に結合し、周期で除算
した位相ロック・ループ出力クロック信号に対するジッ
タの2乗平均、周期およびデューティ比で除算した位相
ロック・ループ出力クロック信号に対するピーク・ピー
ク・ジッタを含む、位相ロック・ループ出力クロック信
号の誤差を計算する。
【0031】動作において、ANDゲート208に接続
されている遅延ブロックA204および遅延ブロックB
206を用いて、PLL出力から短パルスを発生する。
各ブロック204および206の遅延は、PLLおよび
回路200の設計段階の間に予め決められる。ブロック
Bの遅延は、ブロックAの遅延よりもδだけ大きい。デ
ルタδは、典型的に、周期の1/100に等しくなけれ
ばならない。したがって、例えば、検査対象のPLLク
ロックの周期が100nsの場合、デルタは1nsとな
る。この仮説に従うと、ブロックA204の遅延は75
nsとなり、したがってブロックB206の遅延は76
ns(75ns+1ns)となる。図示のように、これ
ら2つの遅延クロックは論理ゲートで処理され、短パル
ス信号を発生する。遅延クロックから短パルスを発生す
る論理ブロックの真理値表を以下の表に示す。
【表2】
【0032】図9は、図8の短パルス発生器からの種々
の波形を示す。短パルスを非反転バッファの遅延チェー
ンに通過させることにより、これらを遅延させる。ま
た、遅延チェーン210は、ICにおける伝送線構造を
用いても実現することができる。図11は、N個の遅延
短パルス信号を示す。各バッファの個々の出力は、マル
チプレクサを用いることによって選択可能である。マル
チプレクサ220の制御信号は、m−ビット・カウンタ
222によって供給される。ここで、 である。マルチプレクサ220に供給される制御信号に
応じて、バッファの適切な出力をマルチプレクサ220
の出力に伝搬する。ANDゲート224を用いて、マル
チプレクサ220の出力をPLLクロック出力と比較す
る。パルスの間PLLクロック信号が高の場合、ヒット
・パルス信号を高にセットし、これによってヒット・カ
ウンタ226を増分する。
【0033】1から2kまでのカウントを有する統計カ
ウンタ244は、N個の遅延短パルス信号の各々に対し
て、サンプリングを2k回行なうように実装されてい
る。2kの値は、多数のクロック・サイクルを用いてジ
ッタ分布の特性を判定するようにセットされている。統
計カウンタ244は少なくとも10−ビット・カウンタ
であることを推奨する。統計カウンタ244がその最大
値に達すると、信号STAT_MAXが発行され、ヒット・カウ
ンタ226をリセットし、マルチプレクサ・カウンタ2
22を増分して次の遅延バッファ出力を選択する。
【0034】図11は、回路200のこの部分の動作に
関するタイミング図を示す。図示のように、ジッタのあ
るPLLクロックCLKの立ち上がりエッジから発生す
るパルスを、遅延チェーン210を用いて、一定遅延D
だけ遅延させる。ANDゲート224は、遅延パルスの
間CLKが高の場合、信号HIT_PULSEを発生する。図示
のように、ジッタのために、MUX_OUTの3パルスの間だ
けCLKは高であり、他の2パルスの間CLKは低とな
っている。したがって、ヒット・カウンタ226は、5
つのクロック・パルスの間3回だけ増分される。統計カ
ウンタ244が飽和するまでこのプロセスを行なうと、
ヒット・カウンタ226の内容は、ジッタの累積分布関
数に比例する。
【0035】統計カウンタがその最大数2Kに達した場
合、STAT_MAXが高にセットされ、ヒット・カウンタ22
6の内容を所定のしきい値Tと比較する。この所定のし
きい値Tは、先に図7および表1に関して説明した理論
に基づいている。ヒット・カウンタ226の値が所定の
しきい値T以上の場合、マルチプレクサ・カウンタ22
2の値を記憶部240に記憶する。3つのクロック・パ
ラメータ、即ち、RMSジッタ、ピーク・ピーク・ジッ
タおよびデューティ比を測定するために、ヒット・カウ
ンタ226を順次、表1に示すような、異なる6つのし
きい値と比較する。しかしながら、立ち下がりエッジ遷
移の間、n5が2k×0.5ヒットに相関し、ヒット・
カウンタ226の内容は、これをしきい値Tと比較する
前に、反転される。統計カウンタがkビットを有すると
仮定すると、これらのしきい値は表1に与えられる。マ
ルチプレクサ・カウンタ222の記録値を走査して出力
し、先に示した式5から式7を用いて、クロック・パラ
メータを計算することができる。
【0036】本発明の利点は、検査にかかる時間を短縮
した、効率的でモジュール型の検査対応BISTを含む
が、これに限定されるのではない。典型的に、Teradyne
TMの混合信号テスタにおいてTJDを用いてピコ秒の1
0sの範囲でジッタを測定するための検査時間は、約1
00msと推定される。本発明によるBIST方式の検
査時間は、約200×2000クロック・サイクルであ
る。20MHzクロックを想定すると、これは20ms
に換算される。
【0037】本発明の最も重要な利点は、外部基準クロ
ックが不要なことである。したがって、本発明によるB
IST回路は、現在および今後の半導体検査の技術的要
望と整合する低コスト・テスタにおいて、PLLの検査
を可能にする。半導体製造業者は、ジッタが少ない外部
基準クロックが容易には得られない低コストの検査およ
び低コストのテスタを求める方向に進んでおり、本発明
は特に効果的である。
【0038】あらゆるBIST方式に関する共通の懸念
の1つは、BIST回路をどのように検査するかという
ことである。本発明によるBIST解決策は全ディジタ
ルであるので、標準的なディジタル検査技法を用いれば
検査可能である。遅延チェーン210において集中遅延
(lumped delay)のようなパラメータ障害が生じた場合、
ピコ秒の100sで遅延を検証可能な経路遅延検査を実
施すれば、この障害を検出することができる。
【0039】更に節約するために、このBIST回路
は、他の検査と合わせて実行することができる。したが
って、高価な混合信号ATEを用いる混合信号集積回路
の生産検査時間量をかなり節約することができる。
【0040】更に、本発明によるBIST回路は、低コ
スト・テスタ上でのPLL検査を容易にする。ASIC
における多くのICを検査するには、現在V−シリーズ
またはVLCLTテスタを用いている。これらのテスタ
は、ジッタやデューティ比というようなPLLパラメー
タを測定することができない。これらは、生産検査中に
PLL周波数を測定するに過ぎない。ICに要求される
PLLクロック信号の周波数が高くなるに連れて、ジッ
タやデューティ比のようなPLL仕様は、これらICの
性能に対して重大となる。本発明によるBIST回路
は、低コストのテスタを用いてPLLのジッタおよびデ
ューティ比を検査する際に役に立つ。
【0041】特定の温度および電源状態では、遅延チェ
ーン210における遅延の比率を厳しく制御することが
できる。この比を6ビットまで精度高く制御できると仮
定すると、ジッタは10バッファ遅延に等しくなり、ク
ロック周期は200バッファ遅延に等しくなる。これに
よって、ジッタ測定による誤差は、ピコ秒範囲におい
て、〜50%の誤差ジッタ測定を推定する別の手法と比
較して、3.17%となる。
【0042】図12は、本発明の教示にしたがって、ナ
ノ秒以下で位相ロック・ループ(PLL)クロックのジ
ッタを測定する方法を示す。ステップ100において、
PLL出力から、周期的な短パルス列を発生する。ステ
ップ112は、一連のN個の遅延信号を、ステップ10
0の短パルス信号から発生することを指令する。ステッ
プ114では、マルチプレクサ・カウンタ、ヒット・カ
ウンタ、統計カウンタおよび状態に、図示のように、変
数をセットする。ステップ116において、元のクロッ
ク信号をN個の遅延信号の1つと比較する。ステップ1
18に示すように、クロック信号および遅延パルスの双
方が高である場合、ヒット信号を発生し、ステップ12
0に示すように、ヒット・カウンタを増分する。ステッ
プ122において、統計カウンタを増分する。ステップ
124は、統計カウンタの最大数に達したか否かについ
て判定を行なう。達していない場合、ステップ118か
ら124を繰り返す。達している場合、ステップ126
は、状態がクロック信号におけるジッタの累積分布の立
ち下がりエッジに対応するか否か判定を行なう。本実施
形態では、この状態は、5番目のサンプル点、n5(図
7参照)に対応する。対応する場合、ステップ130に
示すように、所定のしきい値と比較する前に、ヒット・
カウントを反転させなければならない。対応しない場
合、ステップ128に示すように、ヒット・カウントを
所定のしきい値と比較する。マルチプレクサ・カウント
が所定のしきい値に達していない場合、ステップ134
に示すように、状態を増分する。所定のしきい値を超過
している場合、ステップ132は状態を増分し、マルチ
プレクサ・カウントを記憶部に記憶し、しきい値を次の
所定値に交換するように指令する。その後、ステップ1
34において、マルチプレクサ・カウントおよび状態を
同様に増分する。ステップ136の間、ジッタを測定す
るために、状態変数を状態の最大値を比較する。本実施
形態では、この最大値は、点n7(図7参照)に対応す
る7である。最大値に達した場合、ステップ138にお
いて誤差を計算し、サブルーチンはステップ140にお
いて終了する。最大値に達していない場合、ステップ1
16から136を繰り返す。
【0043】要約すると、ステップ100において、P
LLクロック信号から短パルス信号を発生する。ステッ
プ112は、マルチプレクサおよびマルチプレクサ・カ
ウンタを用いて短パルス信号からN個の遅延信号を発生
することを示す。ステップ116から136において、
N個の遅延信号の各々をPLLクロック信号と2k回比
較する。2kは所定値である。クロック信号および遅延
信号の双方が高である場合、ヒット・カウンタがヒット
・カウントを発生する。即ち、ステップ126から13
2の間、ヒット・カウントおよび所定のしきい値双方が
同一であるか否か判定を行い、結果として、マルチプレ
クサ・カウンタの値を記憶する。ステップ138におい
て、記憶したマルチプレクサ・カウンタの値を用いてジ
ッタ・パラメータを計算する。
【0044】本明細書と同時に提出し、本明細書と共に
公の閲覧のために公開した全ての論文および文書に、読
者は注意を向けていただきたい。かかる書類および文書
の内容は、この言及により本願にも含まれるものとす
る。
【0045】本明細書(添付したあらゆる特許請求の範
囲、要約書および図面を含む)に開示した機能は、特に
明示的に述べていない限り、同一、同等または同様の目
的に供する代替機能と置換可能である。したがって、特
に明示的に述べていない限り、開示した各機能は、数多
くの同等または同様の機能を一般化した一例に過ぎない
ものとする。
【0046】前述の明細書において用いた用語および表
現は、限定ではなく説明の用語として用いたのであり、
かかる用語および表現の使用に、図示し説明した機能ま
たはその一部の均等物を除外する意図はなく、本発明の
範囲は、以下に続く特許請求の範囲によってのみ規定さ
れ限定されることは認められよう。
【0047】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)位相ロック・ループ出力クロック信号の誤差を測
定する内蔵自己検査回路を有する集積回路であって、前
記位相ロック・ループ出力信号を受け取るように結合さ
れ、該位相ロック・ループ出力クロック信号と同じパル
ス幅を有する短パルス信号を発生する短パルス発生器
と、前記短パルス信号を受け取るように結合されている
遅延チェーンであって、複数の遅延エレメントを含み、
前記短パルス信号からN個の遅延パルスを発生する、遅
延チェーンと、前記N個の遅延パルスを受け取るように
結合され、該N個の遅延パルスの各々を前記位相ロック
・ループの出力クロック信号と2k回比較し、双方の信
号が高の場合ヒット・パルスを発生し、更にヒット・カ
ウントを発生するヒット・パルス発生器であって、kは
所定数であり、前記ヒット・カウントはヒット・パルス
の数である、ヒット・パルス発生器と、前記ヒット・カ
ウントと少なくとも1つの所定のしきい値とを受け取る
ように結合され、前記N個の遅延パルスの各々に対し
て、前記ヒット・カウントを前記少なくとも1つの所定
のしきい値と比較する第1比較器と、前記第1比較器お
よび前記ヒット・パルス発生器に結合されている記憶部
であって、前記ヒット・カウントおよび前記所定の1組
のしきい値の1つが同等である場合、Nの値を記憶す
る、記憶部と、前記記憶部に結合され、各対応する所定
のしきい値に対して記憶されているNの各値を用いて、
前記位相ロック・ループ出力クロック信号の誤差を計算
する処理部と、を含む集積回路。
【0048】(2)前記ヒット・パルス発生器が、複数
の入力および出力を有し、前記複数の入力が前記N個の
遅延パルスを受け取るように結合されているマルチプレ
クサと、1からNまでのカウントを有する第1カウンタ
であって、マルチプレクサ・カウントを発生するように
結合され、該マルチプレクサ・カウントが、前記マルチ
プレクサの出力に、前記N個の遅延パルスの内どれが現
れるかを判定する、第1カウンタと、前記マルチプレク
サ出力信号および前記位相ロック・ループ出力クロック
信号を受け取るように結合され、双方の信号が高である
場合、ヒット・パルスを発生する第2比較器と、前記ヒ
ット・パルス発生器に結合され、ヒット・カウントを発
生する第2カウンタと、を含む、第1項記載の位相ロッ
ク・ループ出力クロック信号の誤差を測定する内蔵自己
検査回路を有する集積回路チップ。
【0049】(3)前記短パルス発生器が、入力および
出力を有し、該入力が前記位相ロック・ループ出力クロ
ック信号を受け取るように結合されている、第1遅延素
子と、入力および出力を有し、該入力が前記位相ロック
・ループ出力クロック信号を受け取るように結合されて
いる第2遅延素子であって、当該第2遅延素子の遅延
が、前記第1遅延素子の遅延よりも大きい、第2遅延素
子と、出力と、反転および非反転入力とを有し、該非反
転入力が前記第1遅延の出力に結合され、前記反転入力
が前記第2遅延の出力に結合され、前記出力が前記短パ
ルス信号を与える、ANDゲートと、を含む、第1項記
載の位相ロック・ループ出力クロック信号の誤差を測定
する内蔵自己検査回路を有する集積回路チップ。
【0050】(4)前記第2比較器は、第1および第2
入力と出力とを有するANDゲートを含み、前記第1入
力が前記マルチプレクサの出力に結合され、前記第2入
力が前記位相ロック・ループ出力クロック信号を受け取
るように結合されており、前記ANDゲートは前記ヒッ
ト・パルスを出力に発生するように結合する、第2項記
載の位相ロック・ループ出力クロック信号の誤差を測定
する内蔵自己検査回路を有する集積回路チップ。
【0051】(5)前記第1比較器が、入力および出力
を有し、該入力が前記ヒット・カウンタの出力に結合さ
れている、反転器と、制御入力と、第1および第2入力
と、出力とを有し、前記第1入力が前記反転器の出力に
結合され、前記第2入力が前記ヒット・カウンタの出力
に結合されている、第2マルチプレクサと、第1および
第2入力と出力とを有し、前記第1入力が前記第2マル
チプレクサの出力に結合され、前記第2入力が前記所定
のしきい値を受け取るように結合されている、ANDゲ
ートと、を含む、第2項記載の位相ロック・ループ出力
クロック信号の誤差を測定する内蔵自己検査回路を有す
る集積回路チップ。
【0052】(6)前記誤差値が、前記位相ロック・ル
ープ出力クロック信号に対するジッタの2乗平均を周期
で除算した値である、第1項記載の位相ロック・ループ
出力クロック信号の誤差を測定する内蔵自己検査回路を
有する集積回路チップ。
【0053】(7)前記誤差値が、前記位相ロック・ル
ープ出力クロック信号に対するピーク・ピーク・ジッタ
を周期で除算した値である、第1項記載の位相ロック・
ループ出力クロック信号の誤差を測定する内蔵自己検査
回路を有する集積回路チップ。
【0054】(8)前記誤差値がディーティ比である、
第1項記載の位相ロック・ループ出力クロック信号の誤
差を測定する内蔵自己検査回路を有する集積回路チッ
プ。
【0055】(9)N>1000である、第1項記載の
位相ロック・ループ出力クロック信号の誤差を測定する
内蔵自己検査回路を有する集積回路チップ。
【0056】(10)2k>1000である、第1項記
載の位相ロック・ループ出力クロック信号の誤差を測定
する内蔵自己検査回路を有する集積回路チップ。
【0057】(11)前記所定のしきい値の数が、前記
位相ロック・ループ出力クロック信号に対する累積分布
の1.5周期をマップする、6つの点n1からn6に対応
する6であり、n1は、前記累積分布の第1周期の立ち
上がりエッジの開始における前記しきい値が1である点
を表し、n2は、前記累積分布の第1周期の立ち上がり
エッジ上における前記しきい値が2k×0.5である点
を表し、n3は、前記累積分布の第1周期の立ち上がり
エッジ上における前記しきい値が2k×0.84である
点を表し、n4は、前記累積分布の第1周期の立ち上が
りエッジ上における前記しきい値が2kである点を表
し、n5は、前記累積分布の立ち下がりエッジ上におけ
る前記しきい値が2k×0.5である点を表し、n6は、
前記累積分布の第2周期の立ち上がりエッジ上における
前記しきい値が2k×0.5である点を表す、第1項記
載の位相ロック・ループ出力クロック信号の誤差を測定
する内蔵自己検査回路を有する集積回路チップ。
【0058】(12)前記誤差値が(n3−n2)/(n
6−n2)であり、(n3−n2)は前記位相ロック・ルー
プ出力信号のジッタの2乗平均を表し、(n6−n2)は
前記位相ロック・ループ出力クロック信号の周期を表
す、第11項記載の位相ロック・ループ出力クロック信
号の誤差を測定する内蔵自己検査回路を有する集積回路
チップ。
【0059】(13)前記誤差値が(n4−n1)/(n
6−n2)であり、(n4−n1)は前記位相ロック・ルー
プ出力信号のジッタのピーク・ピーク・ジッタを表し、
(n6−n2)は前記位相ロック・ループ出力クロック信
号の周期を表す、第11項記載の位相ロック・ループ出
力クロック信号の誤差を測定する内蔵自己検査回路を有
する集積回路チップ。
【0060】(14)前記複数のN個の遅延パルスの各
パルスが、前記位相ロック・ループ出力クロック信号の
ピーク・ピーク・ジッタの1/10未満である、第13
項記載の位相ロック・ループ出力クロック信号の誤差を
測定する内蔵自己検査回路を有する集積回路チップ。
【0061】(15)前記誤差値が(n5−n2)/(n
6−n2)であり、(n5−n2)は前記位相ロック・ルー
プ出力信号の平均位相ロック・ループ出力パルス幅を表
し、(n6−n2)が前記位相ロック・ループ出力クロッ
ク信号の周期を表す、第11項記載の位相ロック・ルー
プ出力クロック信号の誤差を測定する内蔵自己検査回路
を有する集積回路チップ。
【0062】(16)位相ロック・ループ出力クロック
信号の誤差を測定する内蔵自己検査回路を有する集積回
路チップであって、入力および出力を有し、前記位相ロ
ック・ループ出力クロック信号を受け取るように結合さ
れている第1遅延素子と、入力および出力を有し、前記
位相ロック・ループ出力クロック信号を受け取るように
結合されている第2遅延素子であって、当該第2遅延素
子の遅延が前記第1遅延素子の遅延よりも大きい、第2
遅延素子と、反転および非反転入力を有し、該非反転入
力が前記第1遅延の出力に結合され、前記反転入力が前
記第2遅延の出力に結合されている、第1ANDゲート
と、前記第1ANDゲートの出力からN個の遅延パルス
を形成する複数の遅延エレメントを含む分類回路と、複
数の入力および出力を有し、該複数の入力が前記N個の
遅延パルスを受け取るように結合されている、第1マル
チプレクサと、前記位相ロック・ループ出力クロックを
受け取るように結合されている第1カウンタであって、
統計的最大カウントを発生する、第1カウンタと、制御
入力および出力を有し、該制御入力が前記統計的最大カ
ウントを受け取りマルチプレクサ・カウントを発生する
ように結合され、前記出力が前記第1マルチプレクサに
結合されている、第2カウンタと、第1および第2入力
と出力とを有し、該第1入力が前記マルチプレクサの出
力に結合され、前記第2入力が前記位相ロック・ループ
出力クロック信号を受け取るように結合されている、第
2ANDゲートと、制御入力と、入力と出力とを有し、
該制御入力が前記統計的最大カウントを受け取るように
結合され、前記入力が前記第2ANDゲートの出力に結
合されている、第3カウンタと、前記第3カウンタの出
力に結合されている反転器と、制御入力と、第1および
第2入力と、出力とを有し、該第1入力が前記反転器に
結合され、前記第2入力が前記第3カウンタの出力に結
合されている、第2マルチプレクサと、第1および第2
入力と出力とを有し、前記第1入力が前記第2マルチプ
レクサの出力に結合され、前記第2入力が所定のしきい
値を受け取るように結合されている、第3ANDゲート
と、前記第3ANDゲートの出力に結合されている記憶
部と、を含む集積回路チップ。
【0063】(17)信号におけるジッタを測定する方
法であって、前記信号から短パルス信号を発生するステ
ップと、マルチプレクサおよびマルチプレクサ・カウン
タを用いて、前記短パルス信号からN個の遅延信号を発
生するステップと、前記N個の遅延信号の各々を前記信
号と2k回比較するステップであって、2kが所定数であ
る、ステップと、前記クロック信号および前記遅延信号
の双方が高である場合、ヒット・カウンタによってヒッ
ト・カウントを発生するステップと、前記N個の遅延信
号の各々に対するヒット・カウントを所定のしきい値と
比較するステップと、前記ヒット・カウントおよび前記
所定のしきい値の双方が等しい場合、前記マルチプレク
サ・カウント値を記憶するステップと、前記記憶したマ
ルチプレクサ・カウント値から誤差を計算するステップ
と、を含む方法。
【0064】(18)前記誤差が、前記位相ロックルー
プ出力信号に対するジッタの2乗平均を周期で除算した
値を含む、第17項記載の方法。
【0065】(19)前記誤差が、前記位相ロックルー
プ出力信号に対するピーク・ピーク・ジッタを周期で除
算した値を含む、第17項記載の方法。
【0066】(20)前記誤差がデューティ比を含む、
第17項記載の方法。
【0067】(21)概して言えば、あらゆる周期的信
号における誤差、特に位相ロック・ループ(PLL)出
力クロック信号における誤差を測定する内蔵自己検査回
路および方法を提供する。回路は、位相ロック・ループ
出力クロック信号と同じ周波数を有する短パルス信号を
発生する短パルス発生器を含む。これに応じて、複数の
遅延エレメントを含む遅延チェーンが、短パルス信号か
らN個の遅延パルスを発生する。ヒット・パルス発生器
はN個の遅延パルスを受け取り、各遅延パルスを位相ロ
ック・ループ出力クロック信号と2K回比較し、双方の
信号が高のとき、ヒット・パルス発生器がヒット・パル
スも発生するようにする。また、ヒット・パルスの数を
表すヒット・カウントも発生する。N個の遅延パルスの
各々をクロック信号と2k回比較した後、比較器が、P
LLクロック信号に対するジッタの累積分布に対応する
所定の1組のしきい値をヒット・カウントと比較する。
ヒット・カウントおよび所定の1組のしきい値の1つが
同等である場合、記憶部がNの値を記憶する。処理部
は、PLLクロック信号において発見されたジッタの累
積分布に直接関係するNの各記憶値を用いて、PLLク
ロック信号の誤差を計算する。
【0068】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【図面の簡単な説明】
【図1】ジッタのないクロック信号のタイミング図。
【図2】2つのクロック信号、即ち、ジッタのあるクロ
ック信号およびジッタのないクロック信号のタイミング
図。
【図3】PLLジッタを測定するBIST回路の公知の
実施形態を示す図。
【図4】本発明によるBIST回路の一実施形態を示す
図。
【図5】クロック信号内のジッタのガウス分布を示すタ
イミング図。
【図6】ジッタのある信号と累積分布関数との間のタイ
ミング図の比較を示す図。
【図7】PLLジッタの累積分布を示す図。
【図8】本発明によるBIST回路の別の実施形態を示
す図。
【図9】図8のBIST回路における4つの信号に関す
るタイミング図。
【図10】遅延チェーンによって発生した短パルス信号
のタイミング図。
【図11】図8のBIST回路における3つの追加信号
のタイミング図。
【図12】本発明にしたがって、クロック信号における
ジッタを測定するプロセスのフロー・チャート。
【符号の説明】
100 全ディジタル内蔵自己検査(BIST)回路 104 短パルス発生器 106 遅延チェーン 108 マルチプレクサ 110 統計カウンタ 112 マルチプレクサ・カウンタ 114 ヒット・パルス発生器 116 ヒット・カウンタ 118 比較器 120 記憶部 122 処理部 200 回路 204 遅延ブロックA 206 遅延ブロックB 208 ANDゲート 210 遅延チェーン 212から218 遅延エレメント 220 マルチプレクサ 222 マルチプレクサ・カウンタ 224 ANDゲート 226 ヒット・カウンタ 228 反転器 230 マルチプレクサ 232 ANDゲート 234 レジスタ 236 レジスタ 238 ANDゲート 240 記憶部 242 処理部 244 統計カウンタ
フロントページの続き Fターム(参考) 2G132 AA00 AA11 AB02 AC06 AK07 AL11 5F038 BH19 DF01 DT08 EZ20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相ロック・ループ出力クロック信号の
    誤差を測定する内蔵自己検査回路を有する集積回路であ
    って、 前記位相ロック・ループ出力信号を受け取るように結合
    され、該位相ロック・ループ出力クロック信号と同じパ
    ルス幅を有する短パルス信号を発生する短パルス発生器
    と、 前記短パルス信号を受け取るように結合されている遅延
    チェーンであって、複数の遅延エレメントを含み、前記
    短パルス信号からN個の遅延パルスを発生する、遅延チ
    ェーンと、 前記N個の遅延パルスを受け取るように結合され、該N
    個の遅延パルスの各々を前記位相ロック・ループの出力
    クロック信号と2k回比較し、双方の信号が高の場合ヒ
    ット・パルスを発生し、更にヒット・カウントを発生す
    るヒット・パルス発生器であって、kは所定数であり、
    前記ヒット・カウントはヒット・パルスの数である、ヒ
    ット・パルス発生器と、 前記ヒット・カウントと少なくとも1つの所定のしきい
    値とを受け取るように結合され、前記N個の遅延パルス
    の各々に対して、前記ヒット・カウントを前記少なくと
    も1つの所定のしきい値と比較する第1比較器と、 前記第1比較器および前記ヒット・パルス発生器に結合
    されている記憶部であって、前記ヒット・カウントおよ
    び前記所定の1組のしきい値の1つが同等である場合、
    Nの値を記憶する、記憶部と、 前記記憶部に結合され、各対応する所定のしきい値に対
    して記憶されているNの各値を用いて、前記位相ロック
    ・ループ出力クロック信号の誤差を計算する処理部と、
    を含む集積回路。
  2. 【請求項2】 信号におけるジッタを測定する方法であ
    って、 前記信号から短パルス信号を発生するステップと、 マルチプレクサおよびマルチプレクサ・カウンタを用い
    て、前記短パルス信号からN個の遅延信号を発生するス
    テップと、 前記N個の遅延信号の各々を前記信号と2k回比較する
    ステップであって、2kが所定数である、ステップと、 前記クロック信号および前記遅延信号の双方が高である
    場合、ヒット・カウンタによってヒット・カウントを発
    生するステップと、 前記N個の遅延信号の各々に対するヒット・カウントを
    所定のしきい値と比較するステップと、 前記ヒット・カウントおよび前記所定のしきい値の双方
    が等しい場合、前記マルチプレクサ・カウント値を記憶
    するステップと、 前記記憶したマルチプレクサ・カウント値から誤差を計
    算するステップと、を含む方法。
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