JP5289461B2 - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5289461B2
JP5289461B2 JP2010537613A JP2010537613A JP5289461B2 JP 5289461 B2 JP5289461 B2 JP 5289461B2 JP 2010537613 A JP2010537613 A JP 2010537613A JP 2010537613 A JP2010537613 A JP 2010537613A JP 5289461 B2 JP5289461 B2 JP 5289461B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
air
intake
air volume
elevator apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010537613A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010055543A1 (ja
Inventor
誠 谷島
伸治 中島
圭悟 山本
真司 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2010055543A1 publication Critical patent/JPWO2010055543A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5289461B2 publication Critical patent/JP5289461B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B11/00Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B11/02Cages, i.e. cars
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B11/00Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B11/02Cages, i.e. cars
    • B66B11/0226Constructional features, e.g. walls assembly, decorative panels, comfort equipment, thermal or sound insulation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/02Control systems without regulation, i.e. without retroactive action
    • B66B1/06Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/34Details, e.g. call counting devices, data transmission from car to control system, devices giving information to the control system
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B11/00Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B11/02Cages, i.e. cars
    • B66B11/0226Constructional features, e.g. walls assembly, decorative panels, comfort equipment, thermal or sound insulation
    • B66B11/024Ventilation systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

この発明は、乗りかご内の気圧を調整する手段を備えたエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータ装置として、昇降する乗りかごと、吸気口と排気口を有する送風機と、この送風機の吸気口および排気口と乗りかご内を接続するダクトと、このダクト内に設けられ乗りかご内と送風機の吸気口または排気口との接続を切り替える切替え弁と、前記送風機を駆動するモータの回転数を制御するインバータ制御装置とを備え、乗りかごの昇降に応じて乗りかご内と送風機の吸気口または排気口との接続を切り替えるとともに、インバータ制御装置でモータの回転数を変化させることによって送風機の吸排気風量を増減してかご室内の気圧を調整し、昇降に伴って変化する乗りかご内の気圧の変化率を小さくするように制御するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−182039号公報(第5頁、図11、図12)
上記のような従来のエレベータ装置では、乗りかご内の空気を吸排気する送風機の回転数をインバータ制御装置で変化させ、送風機の吸排気風量を増減することによって乗りかご内の気圧を調整しているが、送風機を回転させるモータは一定の回転数以下になると回転トルクが小さくなって送風機のファンを回転させることができなくなるため、所定値以下の風量を吸排気することができず、その結果、乗りかご内の設定気圧と乗りかご外部の気圧との差圧が小さい場合には乗りかご内の気圧を調整できないという問題があった。
この発明は上記のような問題を解決するためになされたもので、乗りかご内の設定気圧と乗りかご外部の気圧との差圧が小さい場合でも乗りかご内の気圧調整を行うことができるエレベータ装置を得るものである。
この発明に係るエレベータ装置は、昇降する乗りかごと、吸気口および排気口を有する送風機と、前記乗りかご、前記吸気口および前記排気口にそれぞれ一端が接続された複数のダクトと、前記複数のダクトの他端が接続され、前記乗りかご内をバイパスし前記排気口から前記吸気口へ流れる空気の風量を変化させることによって前記乗りかご内空気の吸排気風量を調整する吸排気風量調整手段と、前記吸排気風量調整手段を制御し、前記乗りかご内の気圧を設定気圧に調整する制御手段とを備えたものである。
この発明によれば、乗りかご内の設定気圧と乗りかご外部の気圧との差圧が小さい場合でも乗りかご内の気圧調整を行うことができるため、乗客の不快感をより効果的に軽減できるエレベータ装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の吸気時(吸気風量大)の動作を示す側面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の吸気時(吸気風量小)動作を示す側面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の吸排気なしの動作を示す側面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の排気時(排気風量大)の動作を示す側面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の排気時(排気風量小)の動作を示す側面図である。 この発明の実施の形態1における降下時の乗りかご内の設定気圧と乗りかご外部の気圧の変化を示す図である。 図8における乗りかご内の設定気圧と乗りかご外部の気圧との差圧を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置に設けられた送風機の回転数変化を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置に設けられた風量調整板の角度変化を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置におけるかご室内外の気圧の差圧変化を示す図である。 従来のエレベータ装置におけるかご室内外の気圧の差圧変化を示す図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ装置の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ装置の吸気時(吸気風量大)の動作を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ装置の吸気時(吸気風量小)の動作を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ装置の吸排気なしの動作を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ装置の排気時(排気風量大)の動作を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ装置の排気時(排気風量小)の動作を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3における制御方法を示した図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータ装置の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータ装置の動作を示す断面図である。 この発明の実施の形態4におけるエレベータ装置に設けられた気密調整部を示す断面図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベータ装置の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベータ装置の動作を示す断面図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベータ装置に設けられた気密調整部を示す断面である。 この発明の実施の形態6におけるエレベータ装置の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態6におけるエレベータ装置に設けられた気密調整部を示す側面図および断面図である。 この発明の実施の形態6におけるエレベータ装置に設けられた気密調整部を示す側面図および断面図である。 この発明の実施の形態6におけるエレベータ装置の動作を示す図である。 この発明の実施の形態6におけるエレベータ装置の動作を示す図である。 この発明の実施の形態7におけるエレベータ装置の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態8におけるエレベータ装置の構成を示す構成図である。
符号の説明
1 乗りかご、 3 送風機、 3a 吸気口、 3b 排気口、 8a エレベータ運行監視手段、 8b 扉全閉時間計測手段、 10 乗りかご内気圧制御装置(制御手段)、 11〜13 ダクト、 20,30 吸排気風量調整手段、 21,31 筐体、 22 風量調整板(空間分離手段)、23,33 モータ(駆動手段)、 32 風量調整ボックス(空間分離手段)、 40,50,70 気密調整部(気密調整手段)、 72 開閉弁、 74 換気ファン(ファン)、 80 かご室出入口装置(扉)。
実施の形態1.
図1および図2はそれぞれこの発明の実施の形態におけるエレベータ装置の構成を示す構成図および斜視図であり、図3ないし図7はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の動作を示す側面図である。また、図8はこの発明の実施の形態1における降下時の乗りかご内の設定気圧と乗りかご外部の気圧の変化を示す図、図9は図8における乗りかご内の設定気圧と乗りかご外部の気圧との差圧を示す図、図10はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置に設けられた送風機の回転数変化を示す図、図11はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置に設けられた風量調整板の角度変化を示す図、図12はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の乗りかご内外の気圧の差圧変化を示す図、図13は従来のエレベータ装置における乗りかご内外の気圧の差圧変化を示す図である。
まず、図1および図2を用いて実施の形態1のエレベータ装置の構成について説明する。
図1においてエレベータ装置は、昇降する箱状の乗りかご1と、この乗りかご1の下部に設けられ、乗りかご1内の気圧を調整する気圧調整装置2とを備えている。また、乗りかご1の下面には、乗りかご1内の空気を吸排気するための室内吸排気口1aが設けられており、この室内吸排気口1aはダクト11を介して気圧調整装置2と接続されている。
気圧調整装置2は、吸気口3aと排気口3bを有する送風機3と、乗りかご1の室内吸排気口1a、吸気口3aおよび排気口3bとそれぞれダクト11〜13を介して接続された吸排気風量調整手段20とから構成されている。また、送風機3は設置台4の上に載置されている。
この吸排気風量調整手段20は、上記ダクト11〜13が接続されるとともに外部と連通した開口部21aが設けられた筐体21、この筐体21内に回転可能に設けられた空間分離手段である風量調整板22、およびこの風量調整板22を駆動する駆動手段であるモータ23で構成されており、筐体21内は、風量調整板22によって乗りかご1内と連通した第1の空間と開口部21aと連通した第2の空間とに分離されている。そして、ダクト12とダクト13、ダクト11と開口部21aはそれぞれ筐体21の対向する面に接続されており、風量調整板22の回転軸22aはダクト11〜13および開口部21aのいずれもが接続または形成されていない面と垂直に設けられている。また、筐体21とダクト12および13との接続口の形状はいずれも矩形状に形成されており、風量調整板22の両端部はダクト12および13内に突出して設置されている。
そして、乗りかご1は、一端に釣合おもり5が取り付けられたロープ6を巻上機7で巻き上げることによって昇降する。乗りかご1の昇降速度は、エレベータ制御装置8からの信号に基づきインバータ装置9によって巻上機7の回転速度を変化させることで制御され、乗りかご1の昇降行程に応じて制御手段である乗りかご内気圧制御装置10はモータ23にその回転角を制御する制御信号を送る。
なお、図1および図2において気圧調整装置2は乗りかご1の下部に設けられているが、乗りかご1の上面に設けてもよい。また、乗りかご1の室内吸排気口1aを乗りかご1の上面や側面に設けてもよい。
次に図3ないし図7を用いて、本実施の形態におけるエレベータ装置の基本動作について説明する。なお、図3ないし図7における矢印は風の流れを示すものである。また、本実施の形態においては、送風機3は一定の回転数で回転するものである。
図3は乗りかご1内に最大風量の空気を吸気するときの動作を示す図である。図3に示すように乗りかご1内に最大風量の空気を吸気するときは、送風機3の排気口3bと乗りかご1の室内吸排気口1a、および送風機の吸気口3aと開口部21aとがそれぞれ連通し、送風機3の吸気口3aと排気口3bとが連通しないように風量調整板22をモータ23によって回転させて、第1の空間と第2の空間とを形成する。
風量調整板22をこのような角度に固定させると、吸排気風量調整手段20の開口部21aから筐体21内に吸気された外部の空気はダクト12を通って送風機3の吸気口3aへ流れる。そして送風機3の排気口3bから排出された空気は、ダクト13から筐体21およびダクト11を通って室内吸排気口1aから乗りかご1内に送り込まれる。したがって、乗りかご1内の気圧は乗りかご外部の気圧に対して正圧となる。
図4は図3の場合よりも少ない風量を乗りかご1内に吸気するときの動作を示す図である。図4において風量調整板22は、図3に示す状態から反時計回りに少しだけ回転された状態になっており、第1の空間と送風機3の排気口3bとを連通する風路のコンダクタンスが、第1の空間と送風機3の吸気口3aとを連通する風路のコンダクタンスよりも大きく、且つ、第2の空間と送風機3の吸気口3aとを連通する風路のコンダクタンスが、第2の空間と送風機の排気口3bとを連通する風路のコンダクタンスよりも大きくなる位置に制御されている。風量調整板22をこのような角度に調整して第1の空間と第2の空間とを形成することにより、送風機3の排気口3bから排出された空気は室内吸気口1aから乗りかご1内に流れるだけでなく、乗りかご1をバイパスして、ダクト12、送風機3、ダクト13を経由して吸気口3aへも直接流れるため、図3の場合に比べ、送風機3から乗りかご1内に流れる風量が小さくなる。
図5は乗りかご1内の空気を吸排気しないときの動作を示す図であり、風量調整板22が水平になるようにモータ23は風量調整板22の角度を制御する。本実施の形態においては、風量調整板22が水平に固定されたときに、ダクト11と吸排気風量調整手段20との接続部の気圧が乗りかご1内の気圧と等しくなるように送風機3の風量およびダクト11の断面積および長さを決めている。したがって、送風機3の排気口3bから排出された空気は全風量が筐体21を通り抜けてダクト12に流れ、送風機3の吸気口3aに吸気される。このように送風機3から排出された空気はダクト内を循環するだけで乗りかご1内の空気を吸排気しないので、乗りかご1内の気圧は変化しない。
図6は乗りかご1内の空気を最大風量排気するときの動作を示す図である。図6に示すように乗りかご1内の空気を最大風量排気するときは、送風機3の吸気口3aと乗りかご1の室内吸排気口1a、および送風機3の排気口3bと開口部21aとがそれぞれ連通し、送風機3の吸気口3aと排気口3bとが連通しないように風量調整板22をモータ23によって回転させ、第1の空間と第2の空間を形成する。
風量調整板22をこのような角度に固定させると、乗りかご1内の空気は室内吸排気口1aからダクト11、筐体21およびダクト12を通って送風機3の吸気口3aへ流れる。そして送風機3の排気口3bから排出された空気は、ダクト13から筐体21を通って開口部21aから外部へ排出される。したがって、乗りかご1内の気圧は乗りかご1外部の気圧に対して負圧となる。
また、図7は図6の場合よりも少ない風量を乗りかご1内から排気するときの動作を示す図である。図7において風量調整板22は、図6に示す状態から時計回りに少しだけ回転させた状態になっており、第1の空間と送風機3の排気口3bとを連通する風路のコンダクタンスが、第1の空間と送風機3の吸気口3aとを連通する風路のコンダクタンスよりも小さく、且つ、第2の空間と送風機3の吸気口3aとを連通する風路のコンダクタンスが、第2の空間と送風機の排気口3bとを連通する風路のコンダクタンスよりも小さくなる位置に制御されている。風量調整板22をこのように調整して第1の空間と第2の空間とを形成することにより、乗りかご1内の空気だけでなく、送風機3の排気口3bから排出される空気も吸気口3aに吸い込まれるため、図6の場合に比べ、乗りかご1内から排気される空気の風量は小さくなる。
このように、風量調整板22を回転させ、第1の空間および第2の空間と送風機3の吸気口3aおよび排気口3bとをそれぞれ連通する風路のコンダクタンスを連動的に変化させ、乗りかご1内をバイパスして送風機3の排気口3bから吸気口3aへ直接流れる空気の風量を変化させることによって、乗りかご1内への外部空気の吸気と乗りかご1内空気の外部への排出とを切り替えるとともに、乗りかご1内への吸気風量および排出風量を任意に調整することができる。
次に、図8ないし図13を用いて、乗りかご1内の気圧を調整するときの動作について説明する。
図8において、破線Bで示す曲線は乗りかご外部の気圧の変化曲線であり、乗りかご1の降下速度の変化に応じてS字形に変化する。乗りかご1内の気圧を調整しない場合、乗りかご1内の気圧はこの破線Bのように変化する。一方、図8において実線Aで示す曲線は本実施の形態における乗りかご1内の設定気圧変化曲線であり、乗りかご1内の気圧の変化率を2段階に変化させるものである。また、図9は、図8における破線B(乗りかご外部の気圧)に対する実線A(乗りかご内の設定気圧)の差圧を示す曲線であり、図8の実線A(乗りかご内の設定気圧)のように乗りかご1内の気圧を変化させるためには、図9に示す差圧分だけ、乗りかご1内の気圧を増減するように気圧調整装置2を制御する必要がある。
このような制御をするための送風機3の回転数の時間変化を図10に、風量調整板22の回転角の時間変化を図11にそれぞれ示す。なお、図11において風量調整板22の角度は、図5に示すように風量調整板22が水平方向を向いているときを0度として、時計回り方向を正方向、反時計回り方向を負方向と定義している。
図10に示すように、本実施の形態における送風機3の回転数は一定である。一方、風量調整板22の回転角度は、図11に示すように図9に示した差圧変化曲線に対応した角度になるように制御手段によって制御される。図11において、時刻t1ないし時刻t3における風量調整板22の角度はそれぞれ図3ないし図5の状態に、時刻t4における風量調整板22の角度は図7の状態にそれぞれ対応している。
このように送風機3を一定の回転数で回転するとともに、風量調整板22を駆動して第1の空間および第2の空間と送風機3の吸気口3aおよび排気口3bとの接続口の面積を連動的に変化させて制御することにより、図12に示すような差圧を乗りかご1内に付与することができ、その結果、乗りかご1内の設定気圧と乗りかご1外の気圧との差圧が小さい場合においても、図8に示す設定気圧変化曲線のように乗りかご1内の気圧を調整することができる。
また、風量調整板22を駆動するモータ23の回転速度を上げることで、大きな圧力変化にも対応することができる。
一方、従来のエレベータ装置のように送風機3の回転数のみをインバータ制御により変化させることによって乗りかご1内の気圧を調整する装置では、所定の回転数以下では送風機3を回転させることができないので、図13に示すように乗りかご1内の気圧を増減できない差圧領域Cが生じる。したがって、乗りかご1内外の気圧の差圧変化は図13に示す実線のようになり、図8に示す設定気圧変化曲線のように乗りかご1内の気圧を調整することができない。
なお、本実施の形態においては、乗りかご1内の気圧を図8の実線Aで示すように2段階の変化率になるように調整するようにしたが、乗りかご1内の設定気圧はこれに限るものではなく、一定の変化率になるように調整することもできる。
また、本実施の形態においては、乗りかご1の降下時の気圧調整方法について説明したが、乗りかご1の上昇時も降下時と同様に気圧調整することができる。
本実施の形態によれば、エレベータ装置は、昇降する乗りかご1と、吸気口3bおよび排気口3aを有する送風機3と、乗りかご1、吸気口3bおよび排気口3aにそれぞれ一端が接続された複数のダクト11〜13と、この複数のダクト11〜13の他端が接続され、乗りかご1内をバイパスし排気口3bから吸気口3aへ流れる空気の風量を変化させることによって乗りかご内1空気の吸排気風量を調整する吸排気風量調整手段20と、吸排気風量調整手段20を制御し、乗りかご内1の気圧を設定気圧に調整する制御手段10とを備えたので、乗りかご1内の設定気圧と乗りかご1外の気圧との差圧が小さい場合でも乗りかご1内の気圧を調整することができる。
また、本実施の形態によれば、送風機3は一定の回転数で回転するので、乗りかご1内の気圧調整のための制御箇所が風量調整板22を駆動するモータ23のみとなり、気圧制御が容易にできる。
実施の形態2.
図14はこの発明の実施の形態2におけるエレベータ装置の構成を示す斜視図であり、図15ないし図19はこの発明の実施の形態2におけるエレベータ装置の動作を示す図である。
まず、図14を用いて実施の形態2のエレベータ装置の構成について説明する。実施の形態2におけるエレベータ装置が実施の形態1におけるエレベータ装置と異なるのは吸排気風量調整手段30の構成のみである。
図14において、本実施の形態のエレベータ装置の吸排気風量調整手段30は、乗りかご1の吸排気口1aに接続されたダクト11と送風機3の吸気口3aに接続されたダクト12とが同じ面31bに接続され、且つ同じ面に外部に連通した開口部31aが設けられた筐体31、およびこの筐体31の上記接続面31bの一部を覆い、空間分離手段である上下にスライドする箱状の風量調整ボックス32と、この風量調整ボックス32に固定されたボールネジ34と、このボールネジ34を介して風量調整ボックス32を駆動する駆動手段であるモータ33とで構成されている。筐体31内は、風量調整ボックス32によって、送風機3の吸気口3aと連通した第1の空間と送風機3の排気口3bと連通した第2の空間とに分離されている。
なお、ボールネジ34の代わりにリニアスライダを用いてもよい。また、モータ33の代わりにアクチュエータを用いることもできる。
次に、図15ないし図19を用いて、実施の形態2におけるエレベータ装置の基本動作について説明する。なお、図15ないし図19における矢印は風の流れを示すものである。また、本実施の形態においても送風機3は一定の回転数で回転するものである。
図15は乗りかご1内に空気を吸気する状態を示している。図15に示すように吸気時には、風量調整ボックス32は最下方に移動しており、乗りかご1の室内吸排気口1aと送風機3の排気口3b、および開口部31aと送風機3の吸気口3aとがそれぞれダクト11〜13を介して接続され、乗りかご1の室内吸排気口1aと送風機の吸気口3a、および開口部31aと送風機の排気口3bとが連通しないようにしている。風量調整ボックス32をこのような位置に固定して第1の空間と第2の空間とを形成することにより、吸排気風量調整手段3の下方に設けられた開口部31aから外気を取り込み、取り込まれた空気はダクト12を通って送風機3の吸気口3aへ流れる。そして送風機3から排出された空気は吸排気風量調整手段30を通って、乗りかご1内へと送り込まれる。このとき、乗りかご1内の気圧は乗りかご1外部の気圧に対して正圧となる。
図16は図15の状態から風量調整ボックス32を少しだけ上方に持ち上げた状態であり、第1の空間と開口部31aとの接続面積が第1の空間と乗りかご1内に接続されたダクト11との接続面積よりも大きくなるようにしている。風量調整ボックス32をこのような位置に固定して第1の空間と第2の空間とを形成することにより、送風機3の排気口3bと吸気口3aとが連通した状態となるので、送風機3の排出口3bから排出された空気は乗りかご1内のみに流れるのではなく、乗りかご1内をバイパスして送風機3の吸気口3aへ直接流れる。そのため、乗りかご1内へ流れる風量が図15の場合に比べて小さくなる。
図17は吸排気風量調整手段30内にある風量調整ボックス32が送風機3の吸気口3bと連通したダクト12の中心に対して対称に位置する状態である。本実施の形態においては、風量調整ボックス32がこのような位置に固定されたときに、送風機3の排気口3bから排出された空気の全量が乗りかご1をバイパスして送風機3の吸気口3aに直接流れるように送風機3の風量およびダクト11〜13の断面積・長さを調整しているので、乗りかご1内の気圧は変化しない。
図18は乗りかご1内の空気を排気する状態を示す図である。この場合、風量調整ボックス32は、最上部に固定されており、乗りかご1の室内吸排気口1aと送風機3の吸気口3a、および送風機3の排気口3bと開口部31aとがそれぞれ連通した状態となり、送風機3の吸気口3aと排気口3bとは連通されない状態となっている。このように第1の空間と第2の空間とを形成すると、乗りかご1内の空気はダクト11から風量調整ボックス32内を通り、ダクト12から送風機3の吸気口3aへ吸込まれ、送風機3の排気口3bから風量調整ボックス32を通って開口部31aから外気へ排出される。その結果、乗りかご1内の気圧は乗りかご1外部の気圧に対して負圧になる。
図19は図18の状態から風量調整ボックス32を少しだけ下方に移動させた状態であり、第1の空間と開口部31aとの接続面積が第1の空間と乗りかご1内に接続されたダクト11との接続面積よりも小さくなるようにしている。風量調整ボックス32をこのような位置に固定して第1の空間と第2の空間とを形成することにより、送風機3の排気口3bと吸気口3aとが連通した状態となるので、送風機3の吸気口3aへは、乗りかご1内の空気だけではなく、送風機3の排気口3bから排出された空気もダクト11と筐体31との接続口および開口部31aを経由して吸気される。そのため、乗りかご1内から送風機の吸気口3aに流れる風量は図18の場合に比べて小さくなり、乗りかご1内から排気される風量は図18に比べて小さくなる。
このように、吸排気風量調整手段30内に設けられた風量調整ボックス32の位置を乗りかご内気圧制御装置10で制御し、第1の空間および第2の空間と室内吸気口1aおよび開口部31aとの接続面積を連動的に変化させ、乗りかご1内をバイパスして前記排気口3aから前記吸気口に直接流れる空気の風量を変化させることにより、乗りかご1内の吸気風量および排気風量を任意に調整できるので、従来技術では気圧調整できなかった差圧領域の小さい領域においても乗りかご1内の気圧制御を行うことができる。また、本実施の形態においては、風量調整ボックス32内の気圧より、風量調整ボックス32外の気圧の方が常に高くなるため、風量調整ボックス32は筐体31の左側面に押さえつけられることになり、風量調整ボックス32の気密性を確保しやすい。また、モータ33の駆動速度を上げることで、大きな圧力変化に対しても容易に対応することができる。
本実施の形態によれば、エレベータ装置は、昇降する乗りかご1と、吸気口3bおよび排気口3aを有する送風機3と、乗りかご1、吸気口3bおよび排気口3aにそれぞれ一端が接続された複数のダクト11〜13と、この複数のダクト11〜13の他端が接続され、乗りかご1内をバイパスし排気口3bから吸気口3aへ流れる空気の風量を変化させることによって乗りかご内1空気の吸排気風量を調整する吸排気風量調整手段30と、吸排気風量調整手段30を制御し、乗りかご内1の気圧を設定気圧に調整する制御手段10とを備えたので、乗りかご1内の設定気圧と乗りかご1外の気圧との差圧が小さい場合でも乗りかご1内の気圧を調整することができる。
また、本実施の形態によれば、送風機3は一定の回転数で回転するので、乗りかご1内の気圧調整のための制御箇所が風量調整板32を駆動するモータ33のみとなるため、制御が容易となる。
また、本実施の形態によれば、吸排気風量調整手段30を構成する筐体31と風量調整ボックス32との気密度が向上するため、送風機3の回転数を下げることができ、低騒音で消費電力の少ないエレベータ装置を得ることができる。
実施の形態3.
図20はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ装置の制御方法を示す図であり、送風機の回転数の制御と風量調整手段の制御を切り替えるタイミングを図9と同様の差圧曲線に示した図である。
実施の形態3におけるエレベータ装置は、実施の形態1または実施の形態2と同様の構成であるが、送風機3と吸排気風量調整手段20または30の制御方法が異なる。実施の形態1または実施の形態2におけるエレベータ装置では送風機3を一定の回転数で回転させ、吸排気風量調整手段20または30を構成する風量調整板22または風量調整ボックス32の位置を制御することにより、乗りかご1内の気圧を制御するものであるが、実施の形態3におけるエレベータ装置においては、送風機3の回転数制御と風量調整板22または風量調整ボックス30の制御とを乗りかご1の昇降行程に応じて切り替えて制御するものである。
図20に示すように、乗りかご1内の設定気圧と乗りかご1外部の気圧との差圧が低い領域Iにおいては制御手段である乗りかご内気圧制御装置10を用いて送風機3の回転数をインバータ制御で低い周波数に設定しても送風機3を回転させるだけのトルクを得ることができないため、送風機3を回転可能な最低の回転数で一定に回転させておき、風量調整板22または風量調整ボックス32を実施の形態1または実施の形態2と同様に制御して、乗りかご1内の気圧を調整する。一方、乗りかご1内の設定気圧と乗りかご1外部の気圧との差圧が大きい領域IIにおいては、風量調整板22または風量調整ボックス32を図3または図15に示すような最大吸気の状態、もしくは図6または図18に示すような最大排気の状態で固定し、乗りかご内気圧制御装置10を用いて送風機3の回転数をインバータ制御で変化させることにより乗りかご1内の気圧を制御する。
このように乗りかご1内の設定気圧と乗りかご1外部の気圧との差圧の小さい領域Iにおいては送風機3の回転数をファンの回転可能な最低周波数で一定に制御するとともに風量調整板22または風量調整ボックス32を制御して乗りかご1内の気圧を調整し、乗りかご1内の設定気圧と乗りかご1外部の気圧との差圧の大きい領域IIにおいては、風量調整板22または風量調整ボックス32を最大吸気もしくは最大排気の状態で固定し、送風機3の回転数を乗りかご内気圧制御装置10を用いてインバータ制御して変化させることによって、送風機3の平均回転数を低くすることができるので、送風機3の騒音を低減できるともに、送風機3の消費電力を低減することができる。
本実施の形態によれば、乗りかご内気圧制御装置10によって送風機3の回転数をさらに制御するとともに、送風機3の回転数制御による吸排気風量の調整と吸排気風量調整手段20または30の制御による吸排気風量の調整とを乗りかご1内の設定気圧と乗りかご1外への気圧との差圧に応じて切り替えることによって、送風機3の平均回転数を低くすることができるので、送風機3の騒音を低減できるともに、送風機3の消費電力を低減することができる。
実施の形態4.
図21はこの発明の実施の形態4におけるエレベータ装置の構成を示す斜視図である。また、図22はこの発明の実施の形態4におけるエレベータ装置の動作を示す断面図であり、図23はこの発明の実施の形態4におけるエレベータ装置に設けられた気密調整部を示す断面図である。
まず図21を用いて実施の形態4のエレベータ装置の構成について説明する。
図21においてエレベータ装置は、乗りかご1の内壁1bと外壁1cとの間の空間に気密調整手段である気密調整部40が設けられている。ここで気密調整部40が設けられている側の内壁1bは気密性の壁で構成されており、外壁1cは非気密性の壁で構成されている。ただし、内壁1bの下部には気密調整部40に通じる開口部が設けられている。この気密調整部40は、回転可能に設けられた可動気密調整板41と、この可動気密調整板41と当接するように気密調整部40内に設けられた固定気密調整板42と、この可動気密調整板41の回転軸41aに設けられた第1のギヤ61を有しており、吸排気風量調整手段20の回転軸に設けられた第2のギヤ62と、ベルトもしくはチェーン63を介して連動するように設けられている。なお、図21に示した乗りかご1は二重壁構造であるが、これに限定されるものではなく、例えば一重壁や三重壁の乗りかご1に適用してもよい。
また、吸排気風量調整手段20は、筐体21の内部に回転可能に設けられた風量調整板22に加えて、筐体21の内部に固定風量調整板24が4箇所に設けられている。これらの点を除けば、本実施の形態は実施の形態1と同様の構成を示すものである。
次に図22を用いて実施の形態4のエレベータ装置の動作について説明する。
図22(a1)は乗りかご1内の空気を最大風量排気するときの気密調整部40の動作を示す図、図22(a2)は乗りかご1内の空気を最大風量排気するときの吸排気風量調整手段20の動作を示す図である。また、図22(b1)は乗りかご1内の空気を吸排気しないときの気密調整部40の動作を示す図、図22(b2)乗りかご1内の空気を吸排気しないときの吸排気風量調整手段20の動作を示す図である。さらに、図22(c1)は乗りかご1内に空気を最大風量吸気するときの気密調整部40の動作を示す図、図22(c2)は乗りかご1内の空気を最大風量吸気するときの吸排気風量調整手段20の動作を示す図である。
本実施の形態においては、第1のギヤ61と第2のギヤ62の径を同じ径に設定しているため、風量調整板22と可動気密調整板41は連動して同角度で回転する。したがって、図22(a2)および図22(c2)に示すように風量調整板22が固定風量調整板24と当接している場合には、図22(a1)および図22(c1)に示すように可動気密調整板41と固定気密調整板42も当接した状態となる。一方、図22(b2)に示すように風量調整板22が固定風量調整板24と当接しない場合には、図22(b1)に示すように可動気密調整板41と固定気密調整板42も当接しない状態となる。
そのため、最大吸気時や最大排気時には乗りかご1内を気密状態とすることができ、それ以外の時には乗りかご1内を非気密状態とすることができる。したがって、最大風量の吸排気を効率よく行うことができるとともに、それ以外の状態のときには乗りかご1内を換気することができる。
また、第1のギヤ61と第2のギヤ62の径比を調整し、風量調整板22と可動気密調整板41の回転速度に差を持たせることによって、乗りかご室1が気密となるタイミングを適宜調整できる。また、固定気密調整板42の取り付け角度を変えることによって乗りかご室1が気密となるタイミングを適宜調整できる。
さらに、図23のように気密調整部40の固定気密調整板42にゴムやスポンジ等のシール部材64を設けることによっても、乗りかご1内が気密となるタイミングを変更できるとともに、乗りかご1内の気密度を向上させることができる。
本実施の形態によれば、乗りかご1内の気密度を調整する気密調整部40をさらに備え、乗りかご1内の空気を最大風量吸排気する際に乗りかご1内の気密性を高めるようにしたので、送風機3の回転数を相対的に下げることができ、低騒音かつ低消費電力のエレベータ装置を得ることができる。
また、本実施の形態によれば、気密調整部40を風量調整板22の駆動手段であるモータ23の動力を用いて乗りかご1内の気密度を調整するようにしたので、可動気密調整板41を駆動するための駆動装置を別途設けることなく乗りかご1内の気密度を調整でき、その結果、エレベータ装置の省電力、省スペース、低コスト化が可能となる。
実施の形態5.
図24はこの発明の実施の形態5におけるエレベータ装置の構成を示す斜視図である。また、図25はこの発明の実施の形態5におけるエレベータ装置の動作を示す断面図であり、図26はこの発明の実施の形態5におけるエレベータ装置に設けられた気密調整部を示す断面図である。
まず図24を用いて実施の形態5のエレベータ装置の構成について説明する。
図24においてエレベータ装置は、乗りかご1の内壁1bと外壁1cの間の空間に気密調整手段である気密調整部50が設けられている。ここで、気密調整部50が設けられている内壁1aは非気密性の壁で構成されており、外壁1cは気密性の壁で構成されている。この気密調整部50は、スライド可能に設けられた断面コ字形の気密調整弁51と、この気密調整弁51に取り付けられたボールネジ52と、このボールネジ52に設けられた第1のギヤ61を有しており、第1のギヤ61はベルトチェーン13等を介して吸排気風量調整手段20に設けられた第2のギヤ62に接続されており、吸排気風量調整手段20を駆動するモータ23の回転力がベルトチェーン63を介して第1のギヤ61へ伝達する。その回転力をボールねじ52で直線運動に変換し、気密調整弁51をスライドさせる。これらの点を除けば、本実施の形態は実施の形態4と同様の構成を有するものである。
次に、図25を用いて本実施の形態のエレベータ装置の動作について説明する。
図25(a1)は乗りかご1内の空気を最大風量排気するときの気密調整部50の動作を示す図、図25(a2)は乗りかご1内の空気を最大風量排気するときの吸排気風量調整手段20の動作を示す図である。また、図25(b1)は乗りかご1内の空気を吸排気しないときの気密調整部50の動作を示す図、図25(b2)乗りかご1内の空気を吸排気しないときの吸排気風量調整手段20の動作を示す図である。さらに、図25(c1)は乗りかご1内に空気を最大風量吸気するときの気密調整部50の動作を示す図、図25(c2)は乗りかご1内の空気を最大風量吸気するときの吸排気風量調整手段20の動作を示す図である。
本実施の形態においては、図25(a2)および図25(c2)に示すように風量調整板22が固定風量調整板24と当接している場合には、図25(a1)および図25(c1)に示すように気密調整弁51と乗りかご1の外壁1cも当接した状態となる。一方、図25(b2)に示すように風量調整板22が固定風量調整板24と当接しない場合には、図25(b1)に示すように気密調整弁51と乗りかご1の外壁1cも当接しない状態となる。
そのため、最大吸気時や最大排気時には乗りかご1内を気密状態とすることができ、それ以外のときには乗りかご1内を非気密の状態にできる。したがって、最大風量の吸排気を効率よく行うことができるとともに、それ以外の状態のときには乗りかご1内を換気することができる。
なお、乗りかご1内の空気の排気時には乗りかご1内の気圧は乗りかご1外部の気圧に対して負圧となり、気密調整弁51が左側へと引き寄せられるため、気密調整弁51の右側とかご室1の外壁1cとが密着しやすくなり、気密性を確保しやすい。また、乗りかご1内に空気を吸気する際には乗りかご1内の気圧が乗りかご1外部の気圧よりも高くなるため、気密調整弁51が外側に押され、気密調整弁51の左側とかご室1の外壁1cとが密着し、気密性を確保しやすくなる。
また、第1のギヤ61と第2のギヤ62の径比を調整することによって、乗りかご室1が気密となるタイミングを適宜調整できる。
さらに、図26のように気密調整弁51にゴムやスポンジ等のシール部材64を設けることによっても、乗りかご1内が気密となるタイミングを微調整できるとともに、乗りかご1内の気密度を向上することができる。
本実施の形態によれば、乗りかご1内の気密度を調整する気密調整部50を備え、乗りかご1内の空気を最大風量吸排気する際に乗りかご1内の気密性を高めるようにしたので、送風機3の回転数を相対的に下げることができ、低騒音かつ低消費電力のエレベータ装置を得ることができる。
また、本実施の形態によれば、気密調整部50を風量調整板22の駆動手段であるモータ23の動力を用いて乗りかご1内の気密度を調整するようにしたので、可動気密調整板41を駆動するための駆動装置を別途設けることなく乗りかご1内の気密度を調整でき、その結果、エレベータ装置の省電力、省スペース、低コスト化が可能となる。
また、本実施の形態によれば、乗りかご1内の気圧と乗りかご1外部の気圧差を利用して乗りかご1の外壁11と気密調整弁16との密着性を高めることができるので、乗りかご1内の気密性確保が容易にできる。
実施の形態6.
図27はこの発明の実施の形態6におけるエレベータ装置の構成を示す構成図である。また、図28(a)および図29(a)は図27における気密調整手段の構成を示す側面図、図28(b)および図29(b)はそれぞれ図28(a)および図29(a)におけるb−b線断面図である。また、図30および図31は実施の形態6におけるエレベータ装置の動作を示す図である。
まず図27ないし図29を用いて、実施の形態6のエレベータ装置の構成について説明する。
図27において、エレベータ制御装置8内には、エレベータの運行状況を監視するエレベータ運行監視部8aが設けられており、停電、故障等のエレベータの運行における異常発生を検知する。
また、乗りかご1には、気密調整手段である気密調整部70が設けられている。この気密調整部70は、乗りかご1に設けられた換気口1bと、この換気口1bに取り付けられており、図28および図29に示すように、換気ダクト71と、この換気ダクト71に回転可能に設けられた開閉弁72と、この開閉弁を駆動するモータ73とで構成されている。開閉弁72は、換気ダクト71に固定された軸72aに板状の羽根72bが取り付けられており、羽根72bは短軸が鉛直方向に配向された楕円状に形成されている。また、換気ダクト71の断面は羽根72bの外形に対応した形状となっている。この羽根72bの一方の面にはおもり72cが取り付けられている。
そして、軸72aに取り付けられたモータ73の駆動により、羽根72bが回転し、図28に示すように羽根72bが垂直な状態で開閉弁72が閉弁し、図29に示すように羽根72bが水平な状態で開閉弁72が開弁するようになっている。このように、開閉弁72を閉弁することで乗りかご1内は高気密に維持され、開閉弁72を開弁することで乗りかご1内と乗りかご1外とが連通した状態となる。なお、エレベータの通常運行時には、開弁72は閉弁状態に維持されている。
また、吸排気風量調整手段20を構成する風量調整板22の一方の面にはおもり25が取り付けられている。このおもり25の取り付け位置は、風量調整板22が水平状態で機械的に釣り合うように設定されている。
これらの点を除けば、本実施の形態におけるエレベータ装置は実施の形態1におけるエレベータ装置と同様の構成を有するものである。
次に図27および図30を用いて、本実施の形態におけるエレベータ装置の動作について説明する。
エレベータの運行中に、停電や故障等の異常をエレベータ運行監視部8aが検知すると、エレベータ制御装置8は気密調整部70の開閉弁72を開弁させる信号を出力する。そしてこの信号に基づいてモータ73は開閉弁を図29に示すように羽根72bが水平になるように軸72aを回転し、乗りかご1内と乗りかご1外とを連通した状態にして乗りかご1内の通気口を確保する。
これと同時に、エレベータ制御装置8は乗りかご内気圧制御装置10に対して、気圧調整装置2の運転を気圧調整運転から換気運転に切り替える信号を出力する。この信号を受けた乗りかご内気圧制御装置10は、送風機3を乗りかご1内の換気が必要な能力の回転数に制御するとともに、吸排気風量調整手段20の風量調整板22を、図27に示すように最大吸気の状態に制御する。このように制御することにより、気圧調整装置2の送風機3が吸気の役目を果たし、換気ダクト71が排気口の役目を果たす。すなわち、吸気部が機械換気、排気部が自然換気となる換気システムとなる。
このように、エレベータ監視部8aが運行異常を検知した際に気圧制御装置2を乗りかご1内の気圧調整運転から換気運転に切り替えることで、エレベータの運行異常時に乗りかご1内の換気経路を確保できるので、万一乗客が乗りかご1内に閉じ込められても乗りかご1内の換気を行うことができる
なお、換気運転時の風量調整板22の向きは、図30に示すように最大排気の状態に制御してもよい。このように制御することにより、気圧調整装置2の送風機3が排気の役目を果たし、換気ダクト71が吸気口の役目を果たす。すなわち、吸気部が自然換気、排気部が機械換気となる換気システムとなる。
また、開閉弁72は、エレベータの通常運行時には閉弁状態に制御されているが、開閉弁72を構成する羽根72bの一方の面のみにおもり72cが取り付けられているので、停電等で乗りかご1への電源供給が遮断された場合には、おもり72cの重量によって軸72aが回転し、図29に示すように自動的に羽根72bが水平状態となり、開閉弁72が機械的に開弁する。このようにして、乗りかご1への電源供給が遮断され、気圧制御装置2の運転が停止した場合には、乗りかご1内の換気経路を確保することができる。
さらに、吸排気風量調整手段20を構成する風量調整板22の一方の面のみにおもり25が取り付けられ、機械的に釣り合う位置が水平状態になるように設定しているので、吸排気風量調整手段20への電源供給が遮断された場合には、図31に示すように風量調整板22は自動的に水平状態に維持され、乗りかご1内部と乗りかご1外部とが送風機3を経由せずに連通した通気路を形成する。したがって、乗りかご1への電源供給が遮断され送風機3が停止した際にも、自然換気システムが成り立ち、最低限の換気量を確保することができる。
このように、乗りかご1への電源供給が遮断された際には、開閉弁72および吸排気風量調整手段20の双方が機械的に開放するように構成されているので、乗りかご1内の換気経路を確保することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、開閉弁72および風量調整板22の一方の面のみにおもり72c、25を設けたが、開閉弁の軸72aおよび風量調整板22の軸にねじりバネを取り付け、乗りかご1への電源供給が遮断された際にこのねじりバネのねじり力によって、羽根72bおよび風量調整板22を水平状態にし、機械的に開閉弁72および風量調整板22が開放する構造としてもよい。
また、本実施の形態においては、乗りかご1への電源供給遮断時に開閉弁72および風量調整板22の双方が機械的に開放されるように構成したが、開閉弁72または風量調整板22のいずれか一方が機械的に開放されるように構成してもよい。
上述したように、本実施の形態によれば、乗りかご1の運行状態を監視するエレベータ監視部8aをさらに備え、このエレベータ監視部8aが運行異常を検知した際に、乗りかご1内と乗りかご1外とが連通するように気密調整部70が作動するので、運行異常時に乗りかご1内の換気口を確保することができる。
また、本実施の形態によれば、気密調整部70は吸排気風量調整手段20の駆動時に閉弁するので、乗りかご1の気圧調整時に乗りかご1内の機密性を向上させることができ、吸排気風量調整手段20を構成する送風機3の小型化を図ることができる。
また、本実施の形態においては、気密調整部70を構成する開閉弁72は回転可能な板状部材からなり、乗りかご1への電源供給が遮断されたときに開弁するので、停電時にも乗りかご1内の換気経路を確保することができる。
さらに、本実施の形態においては、吸排気風量調整手段20を構成する風量調整板22は、乗りかご1への電源供給が遮断されたときに送風機3を介さずに乗りかご内と乗りかご外とを連通する位置で停止するので、停電時にも乗りかご1内の換気経路を確保することができる。
実施の形態7.
図32は、この発明の実施の形態7におけるエレベータ装置の構成を示す構成図である。
図32において、エレベータ装置には気密調整部70を構成する換気ダクト71内に、開閉弁72に隣接して換気ファン74が設けられている。この点を除けば、本実施の形態におけるエレベータ装置は実施の形態6におけるエレベータ装置と同様の構成を有するものである。
次に、本実施の形態におけるエレベータ装置の動作について説明する。
エレベータの通常運行時には、開閉弁72は閉弁の状態に維持され、換気ファン74は停止の状態に維持されている。
エレベータ運行監視部8aが、エレベータの運行中に運行異常を検知すると、エレベータ制御装置8は、実施の形態6と同様の開閉弁72を開弁の状態にする信号を出力するとともに、換気ファン74を運転の状態にする信号を出力する。また、これと同時に、エレベータ制御装置8は、乗りかご内気圧制御装置10に対して気圧調整運転から換気運転に切り替える信号を出力する。実施の形態6と同様に、この信号を受けた乗りかご内気圧制御装置10は、送風機3を乗りかご1内の換気が必要な能力の回転数に制御するとともに、吸排気風量調整手段20の風量調整板22を、図32に示すように最大吸気の状態に制御する。このように制御することにより、気圧調整装置2の送風機3が吸気の役目を果たし、換気ファン74が排気口の役目を果たす。すなわち、吸気部ともに排気部が機械換気となる換気システムとなる。
なお、換気運転時の風量調整板22の向きは、図30と同様に最大排気の状態に制御してもよい。このように制御することにより、気圧調整装置2の送風機3が排気の役目を果たし、換気ファン74が吸気口の役目を果たす。この場合も、吸気部、排気部ともに機械換気となる換気システムとなる。
本実施の形態によれば、気密調整部70は開閉弁72と隣接して設けられた換気ファン74を有するので、吸排気ともに機械換気となるため、運行異常時により効率的に乗りかご1の換気を行うことができる。
実施の形態8.
図33は、この発明の実施の形態8におけるエレベータ装置の構成を示す構成図である。
図33において、エレベータ装置のエレベータ運行監視部8aは、乗りかご1内に乗客が出入りするための扉であるかご室出入口装置80が全閉している時間を計測する扉全閉時間計測手段8bを有している。この点を除けば、本実施の形態におけるエレベータ装置は実施の形態7におけるエレベータ装置と同様の構成を有するものである。
次に、本実施の形態におけるエレベータ装置の動作について説明する。
扉全閉時間計測手段8bは、乗りかご1が昇降を停止している状態で、乗りかご1のかご室出入口装置80が全閉している時間を計測する。そして、扉全閉時間計測手段8bの計測時間が所定時間を越えたとき、エレベータの運行異常が発生したと判断し、実施の形態7と同様に動作する。この所定時間は、例えば、エレベータの最下階から最上階、または最上階から最下階の運行時間に任意の余剰時間を加えた時間等、通常のエレベータの運行における最長の全閉時間よりも長く設定しておく。
そして、エレベータの運行異常が解除され、乗りかご1が昇降を再開する際には、乗りかご1内が高気密になるように気密調整部70を構成する開閉弁72を閉弁する。
なお、扉全閉時間計測手段8bが、かご室出入口装置80の全閉時間を計測している際、乗りかご1内の人の存否を確認する手段を設け、人の存在を検知した場合には運行異常と判断して乗りかご1を換気し、人の存在を検知しない場合には運行異常ではなく単なる停止待機状態と判断して乗りかご1内を換気せずに乗りかご1内を高気密に維持することが望ましい。乗りかご1内の人の存否を確認する手段として、例えば、乗りかご1に設置された秤装置(乗りかご1内の重量を測る装置)を用いて、この秤装置が所定の重量以上を検知するときに乗りかご1内に人の存在を検知することができる。
本実施の形態によれば、エレベータ運行監視手段8aは、乗りかご1の昇降停止時にかご室出入口装置80が全閉している時間を計測する扉全閉時間計測手段8bを有し、この扉全閉時間計測手段8bの計測時間が所定時間を越えたとき運行異常を検知するように構成したので、乗りかご1の閉じ込めを確実に検知して、乗りかご1内を換気することができる。
本発明は、昇降行程の長い建築物に設置されるエレベータ装置等に適用することが可能である。

Claims (13)

  1. 昇降する乗りかごと、
    吸気口および排気口を有する送風機と、
    前記乗りかご、前記吸気口および前記排気口にそれぞれ一端が接続された複数のダクトと、
    前記複数のダクトの他端が接続され、前記乗りかご内をバイパスし前記排気口から前記吸気口へ流れる空気の風量を変化させることによって前記乗りかご内空気の吸排気風量を調整する吸排気風量調整手段と、
    前記吸排気風量調整手段を制御し、前記乗りかご内の気圧を設定気圧に調整する制御手段とを備えたエレベータ装置。
  2. 前記吸排気風量調整手段は、前記複数のダクトの他端が接続され、外部と連通した開口部を有する筐体と、
    前記筐体内に回転可能に設けられ、前記筐体内を前記乗りかごと連通した第1の空間と前記開口部と連通した第2の空間とに分離する空間分離手段と、
    前記空間分離手段を駆動する駆動手段とで構成したことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記吸排気風量調整手段は、前記複数のダクトの他端が接続され、外部と連通した開口部を有する筐体と、
    前記筐体内にスライド可能に設けられ、前記筐体内を前記送風機の吸気口と連通した第1の空間と前記送風機の排気口と連通した第2の空間とに分離する空間分離手段と、
    前記空間分離手段を駆動する駆動手段とで構成したことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  4. 前記送風機は、一定の回転数で回転することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のエレベータ装置。
  5. 前記制御手段は前記送風機の回転数をさらに制御し、前記送風機の回転数制御による吸排気風量の調整と前記吸排気風量調整手段の制御による吸排気風量の調整とを前記乗りか
    ご内の設定気圧と乗りかご外の気圧との差圧に応じて切り替えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のエレベータ装置。
  6. 前記乗りかご内の気密度を調整する気密調整手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のエレベータ装置。
  7. 前記気密調整手段は、前記駆動手段の動力で作動することを特徴とする請求項6に記載のエレベータ装置。
  8. 前記乗りかごの運行状態を監視するエレベータ運行監視手段をさらに備え、
    前記エレベータ運行監視手段が運行異常を検知したときに、前記乗りかご内と前記乗りかご外とが連通するように前記気密調整手段が作動することを特徴とする請求項6に記載のエレベータ装置。
  9. 前記エレベータ運行監視手段は、前記乗りかごの昇降停止時に前記乗りかごの扉が全閉している時間を計測する扉全閉時間計測手段を有し、前記扉全閉時間計測手段の計測時間が所定時間を越えたとき運行異常を検知することを特徴とする請求項8に記載のエレベータ装置。
  10. 前記気密調整手段は、開閉弁を有し、前記開閉弁は前記吸排気風量調整手段の駆動時に閉弁することを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載のエレベータ装置。
  11. 前記気密調整手段は、前記乗りかごに設けられた換気口に取り付けられている換気ダクトと、前記換気ダクト内に前記開閉弁と隣接して設けられたファンとを、有することを特徴とする請求項10に記載のエレベータ装置。
  12. 前記開閉弁は、前記乗りかごへの電源供給が遮断されたときに機械的に開弁することを特徴とする請求項10に記載のエレベータ装置。
  13. 前記空間分離手段は、前記乗りかごへの電源供給が遮断されたときに前記乗りかご内と前記乗りかご外とを直接連通する位置で停止することを特徴とする請求項12に記載のエレベータ装置。
JP2010537613A 2008-11-12 2008-11-12 エレベータ装置 Active JP5289461B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2008/003267 WO2010055543A1 (ja) 2008-11-12 2008-11-12 エレベータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010055543A1 JPWO2010055543A1 (ja) 2012-04-05
JP5289461B2 true JP5289461B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=42169693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010537613A Active JP5289461B2 (ja) 2008-11-12 2008-11-12 エレベータ装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9022842B2 (ja)
EP (1) EP2345617B1 (ja)
JP (1) JP5289461B2 (ja)
KR (1) KR101173822B1 (ja)
CN (1) CN102171126B (ja)
HK (1) HK1157721A1 (ja)
WO (1) WO2010055543A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017002229A1 (ja) * 2015-07-01 2017-01-05 三菱電機株式会社 エレベータ

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011506178A (ja) * 2007-12-10 2011-03-03 ヴィー・エー・テー・オートモーティヴ・システムス・アクチェンゲゼルシャフト 改良された空調モジュールおよび方法
KR101179064B1 (ko) * 2010-09-17 2012-09-04 현대엘리베이터주식회사 엘리베이터의 기압 조정 방법
JP5760533B2 (ja) * 2011-03-14 2015-08-12 三菱電機株式会社 エレベータの制御装置
WO2013153637A1 (ja) * 2012-04-11 2013-10-17 三菱電機株式会社 エレベータ装置
ITTO20120431A1 (it) * 2012-05-14 2013-11-15 Entsorgafin S P A Gruppo di ventilazione per inversione di flusso.
JP5927100B2 (ja) * 2012-10-10 2016-05-25 株式会社日立製作所 エレベーターかご内の気圧制御装置を有するエレベーター
JP5980705B2 (ja) * 2013-03-19 2016-08-31 株式会社日立製作所 エレベーター気圧制御装置
JP6190176B2 (ja) * 2013-06-20 2017-08-30 株式会社日立製作所 エレベーター
JP6198564B2 (ja) * 2013-10-16 2017-09-20 株式会社日立製作所 エレベータ気圧制御装置
JP6086876B2 (ja) * 2014-02-07 2017-03-01 株式会社日立製作所 エレベータ
JP6289220B2 (ja) * 2014-04-02 2018-03-07 三菱電機株式会社 エレベータ装置
CN104098002B (zh) * 2014-04-25 2016-03-02 同济大学 一种电梯轿厢内的气囊式快速增减压控制系统
CN106660750A (zh) * 2014-08-08 2017-05-10 三菱电机株式会社 电梯
JP6404472B2 (ja) * 2015-06-24 2018-10-10 株式会社日立製作所 エレベーター装置
CN205346551U (zh) * 2016-02-20 2016-06-29 汪震坤 节能节时电梯
PL232075B1 (pl) * 2016-08-10 2019-05-31 Revolvent Spolka Akcyjna Urządzenie do sterowania przepływem powietrza w kanale powietrznym
JP6694077B2 (ja) * 2016-12-27 2020-05-13 株式会社日立製作所 エレベーター装置
CN116045408A (zh) * 2017-04-28 2023-05-02 苏州江南嘉捷电梯有限公司 一种电梯井道通风调压装置
CN108639907B (zh) * 2018-05-14 2020-04-17 大众电梯有限公司 一种轿厢空气净化装置
JP7123000B2 (ja) * 2019-04-24 2022-08-22 株式会社日立製作所 エレベーター制御システムおよびエレベーター制御方法
KR102200416B1 (ko) * 2019-06-21 2021-01-08 (주)금영제너럴 탑승체에 부착된 먼지를 제거하는 기능을 갖는 엘리베이터
DE102020132512A1 (de) 2020-12-07 2022-06-09 Dussmann Technical Solutions Gmbh Aufzugskabine mit Belüftungsmitteln zum Belüften der Kabine bei geschlossener Kabine während der Fahrt
CN114014132B (zh) * 2021-10-12 2023-06-06 上海三菱电梯有限公司 电梯轿厢内气压控制装置、方法及电梯
CN114057074B (zh) * 2021-10-30 2023-04-25 广东纵横建筑设计有限公司 一种用于建筑节能的电梯运行调节方法及系统
CN114789089B (zh) * 2022-03-11 2022-11-11 西尼机电(杭州)有限公司 一种具有空气消毒过滤功能的负压电梯轿厢

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH035657A (ja) * 1989-06-01 1991-01-11 Yoshio Moriguchi 気流変換装置
JPH0977428A (ja) * 1995-09-07 1997-03-25 Toshiba Corp エレベータ
JPH10182039A (ja) * 1996-12-24 1998-07-07 Toshiba Corp エレベータ装置
JPH11171409A (ja) * 1997-12-11 1999-06-29 Toshiba Corp エレベータ装置
JP2004256192A (ja) * 2003-02-24 2004-09-16 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータシステム

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1033963A (en) * 1910-09-12 1912-07-30 American Telephone & Telegraph Ventilating system.
US2184484A (en) * 1936-11-23 1939-12-26 Bojner Gustav System for ventilating rooms
US2398627A (en) * 1944-08-30 1946-04-16 Tyler Co W S Means for purifying air in elevator cars
US2532268A (en) * 1947-11-10 1950-11-28 Kroeschell Engineering Co Air-conditioned elevator
US3917161A (en) * 1972-05-05 1975-11-04 Danfoss As Air inlet means for air conditioning installations or the like
DE3112394A1 (de) * 1980-07-22 1982-07-08 Eltreva AG, 4147 Aesch "einrichtung zur luftregulierung einer energiefassade"
JPS6482039A (en) 1987-09-25 1989-03-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Production of electrophotographic sensitive body
US5031514A (en) * 1989-09-08 1991-07-16 Kice John E Apparatus and method for controlling the mixing of atmospheric air with return air from a building
JP2896284B2 (ja) * 1993-02-04 1999-05-31 株式会社東芝 エレベータかご換気用ダクトのアクティブ騒音制御装置
JPH09119943A (ja) * 1995-10-24 1997-05-06 Wako:Kk 加速度センサ
JPH10226477A (ja) * 1997-02-17 1998-08-25 Toshiba Corp エレベータかご内の気圧調整装置
US6247557B1 (en) * 1998-04-28 2001-06-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Traction type elevator apparatus
JP4270812B2 (ja) * 2002-06-07 2009-06-03 東芝エレベータ株式会社 エレベータ換気装置
CN2649550Y (zh) * 2003-08-14 2004-10-20 张新强 一种电梯轿厢通风装置
WO2005121005A1 (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha エレベータシステム
CN1845871B (zh) * 2004-06-29 2011-03-23 东芝电梯株式会社 电梯系统
WO2009060545A1 (ja) * 2007-11-09 2009-05-14 Mitsubishi Electric Corporation エレベータ気圧制御装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH035657A (ja) * 1989-06-01 1991-01-11 Yoshio Moriguchi 気流変換装置
JPH0977428A (ja) * 1995-09-07 1997-03-25 Toshiba Corp エレベータ
JPH10182039A (ja) * 1996-12-24 1998-07-07 Toshiba Corp エレベータ装置
JPH11171409A (ja) * 1997-12-11 1999-06-29 Toshiba Corp エレベータ装置
JP2004256192A (ja) * 2003-02-24 2004-09-16 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017002229A1 (ja) * 2015-07-01 2017-01-05 三菱電機株式会社 エレベータ
JPWO2017002229A1 (ja) * 2015-07-01 2017-09-28 三菱電機株式会社 エレベータ

Also Published As

Publication number Publication date
EP2345617A4 (en) 2014-09-10
EP2345617B1 (en) 2016-02-10
CN102171126A (zh) 2011-08-31
EP2345617A1 (en) 2011-07-20
JPWO2010055543A1 (ja) 2012-04-05
CN102171126B (zh) 2013-11-27
KR101173822B1 (ko) 2012-08-16
KR20110060965A (ko) 2011-06-08
HK1157721A1 (en) 2012-07-06
US20110171895A1 (en) 2011-07-14
US9022842B2 (en) 2015-05-05
WO2010055543A1 (ja) 2010-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5289461B2 (ja) エレベータ装置
KR101585567B1 (ko) 실내 주차장용 환기팬 및 이를 이용한 환기시스템
JP5885172B2 (ja) エレベータ装置
JPH0624665A (ja) エレベータ利用のビル換気装置
KR101932513B1 (ko) 건축물의 실내공기 배출용 환풍기 및 그것을 포함하는 환풍장치
JP6049881B2 (ja) エレベータ装置
JP5157509B2 (ja) エレベータかご室用空調機
CN107709216B (zh) 电梯
JP6171967B2 (ja) エレベータのかご
JP4627846B2 (ja) 室圧制御システム
JP2017171488A (ja) エレベータ装置
KR100561808B1 (ko) 역기류방지 수단이 부착된 팬필터 유니트
JP6289220B2 (ja) エレベータ装置
JP4515173B2 (ja) 建築物における内外空気の流通抑制システム
CN218176142U (zh) 用于气膜建筑的内外压平衡汽车通道装置
JP2003247737A (ja) 換気装置
JP6614126B2 (ja) エレベータ
WO2016207994A1 (ja) エレベーター装置
JP2003062473A (ja) ドラフトチャンバー
JP2003336882A (ja) 給排気ユニットおよびこれを用いた換気システム
JP5568926B2 (ja) エレベータ装置
JP5640510B2 (ja) 熱交換装置
KR200204539Y1 (ko) 차량용 공기 배출장치
JP4453347B2 (ja) 換気装置
JP4568699B2 (ja) 換気装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20120713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130604

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5289461

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250