JP5640510B2 - 熱交換装置 - Google Patents

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本発明は、室内換気を室内空気と屋外空気をファンモーターによる送風と熱交換素子によって、屋外からの給気と室内からの排気をダクトを介して行なう熱交換装置に関する。
熱交換装置の従来例として図13、14を参照しながら説明する。
図13および図14に示すように、熱交換装置の本体100は下面に点検カバー101を、側面に室内吸込口102と室内吹出口103と、屋外吸込口104と屋外吹出口105を有し、また、中央部内に排気用羽根106と給気用羽根107を電動機108に装着し排気用羽根106の外側に排気用ファンケーシング109と、給気用羽根107の外側に給気用ファンケーシング110とを設け、L字の風路を積層して構成された複数の熱交換素子111を排気用ファンケーシング109および給気用ファンケーシング110の外周部に配置し、屋外吸込口104から給気用風路構成板112と熱交換素子111と給気用羽根107および吹出管113を通じ室内吹出口103に連通する給気風路114と、室内吸込口102から排気用風路構成板115と熱交換素子111と排気用羽根106および吹出管113を通じ屋外吹出口105に連通する排気風路116を設けた構成となっている。(例えば、特許文献1参照)。
この構成において、室内吸込口102と室内吹出口103と、屋外吸込口104と屋外吹出口105には、ダクト117が接続される。しかし、給気側のダクトと排気側のダク
ト長は異なることになり、給気風量と排気風量のバランスが崩れ、排気風量が給気風量よりも大きくなる。このとき、室内は負圧となり、扉が開きにくいなどの不具合を生じる。そのため、給気風量と排気風量の風量バランスをとるために、屋外吹出口105に接続されたダクト117には、排気ダンパ118が取り付けられる。排気ダンパ118の取付状態を調整し通風面積の遮蔽率を調整することによって、排気風量を減少させ、給気風量と排気風量の風量バランスを合わせる必要があった。
特開2006−349223号公報
このような従来の熱交換装置においては、給気風量と排気風量の風量バランスをとる際にダクトに排気ダンパを取り付け、風量を調整せねばならず、排気ダンパの施工が加わることで施工性が悪いという課題を有していた。さらに排気ダンパはフレキシブルダクトのように強度の弱いダクトには取り付けることができず、使用できるダクトが制限されるという課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、熱交換装置本体に排気ダンパを設置することで、給気風量と排気風量の風量バランスを施工性よく提供するとともに、使用するダクトの制限をなくすことを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、室内空気を吸い込む内気口とその吸い込んだ空気を外部に排出する排気口および外気空気を吸い込む外気口とその吸い込んだ外気を室内に供給する給気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた室内空気用の第1送風ファンおよび外気用の第2送風ファンと、前記本体ケース内において、複数の板体をそれぞれ所定間隔を離した状態で重合させ、前記板体の間に室内空気、外気を交互に通じて熱交換を行う熱交換素子とを備えた熱交換装置であって、排気口に排気ダンパを設置することで通風面積を可変させ、排気風量を調整することで、給気風量と排気風量の風量バランスをとるものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、室内空気を吸い込む内気口とその吸い込んだ空気を外部に排出する排気口および外気空気を吸い込む外気口とその吸い込んだ外気を室内に供給する給気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた室内空気用の第1送風ファンおよび外気用の第2送風ファンと、前記本体ケース内において、複数の板体をそれぞれ所定間隔を離した状態で重合させ、前記板体の間に室内空気、外気を交互に通じて熱交換を行う熱交換素子とを備えた熱交換装置であって、排気口に排気ダンパを設置することで通風面積を可変させ、排気風量を調整することで、給気風量と排気風量の風量バランスをとる構成にしたことにより、給気風量と排気風量の風量バランスをとる排気ダンパを内部に有した熱交換素子ユニットとなるので、施工時に排気ダンパを別途施工する必要が無く、また排気ダンパを取り付ける強度を持つダクトの選定を行う必要が無く、施工性を向上させることができるという効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1の熱交換装置の概略構造を示す平面図 本発明の実施の形態1の熱交換装置の概略構造を示す正面図 本発明の実施の形態1の熱交換装置の概略構造を示す部分拡大図 本発明の実施の形態1の熱交換装置の概略構造を示す正面図 本発明の実施の形態1の熱交換装置の概略構造を示す平面図 本発明の実施の形態1の熱交換装置の概略構造を示す正面斜視図 本発明の実施の形態1の熱交換装置の概略構造を示す平面図 本発明の実施の形態1の熱交換装置の概略構造を示す正面斜視図 本発明の実施の形態2の排気ダンパの概略構造を示す正面図 本発明の実施の形態3の熱交換装置の概略構造を示す平面図 本発明の実施の形態4の熱交換装置の概略構造を示す正面斜視図 本発明の実施の形態5の熱交換装置の概略構造を示す平面図 従来の熱交換装置の概略構造を示す正面図 同熱交換装置の概略構造を示す平面図
本発明に係る熱交換装置は、室内空気を吸い込む内気口とその吸い込んだ空気を外部に排出する排気口および外気空気を吸い込む外気口とその吸い込んだ外気を室内に供給する給気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた室内空気用の第1送風ファンおよび外気用の第2送風ファンと、前記本体ケース内において、複数の板体をそれぞれ所定間隔に離した状態で重合させ、前記板体の間に室内空気、外気を交互に通じて熱交換を行う熱交換素子とを備えた熱交換装置であって、前記排気口に排気ダンパを取り付ける構成を有する。これにより、排気ダンパ位置を調整することによって通風面積を可変させ排気風量を調整し、給気風量と排気風量の風量バランスをとることができるため、施工時に排気ダンパを別途施工する必要が無く、また排気ダンパを取り付ける強度を持つダクトの選定を行う必要が無く、施工性を向上させることができるという効果を奏する。
また、前記排気ダンパは平板状であり、排気口の通風路を遮ることができ、スライドすることで排気口の通風面積の遮蔽率を調整することができる構成としてもよい。このような構成により、排気ダンパが内部風路に占める体積を減少させることで、機内圧損を低減し消費電力を低減することができるという効果を奏する。
また、前記排気ダンパは、本体側面に沿って設置されている構成としてもよい。このような構成により、排気ダンパを本体側面に近づけ、内部風路をより広くすることによって、機内圧損を低減し消費電力を低減することができるという効果を奏する。
また、前記排気ダンパは、本体ケース外郭に出る取っ手部分を設けた構成としてもよい。このような構成により、排気ダンパを本体ケース外郭から直接調整することができ、施工時の風量調整のために都度点検口をあける手間が省け、施工性を向上させることができるという効果を奏する。
また、前記排気ダンパに、排気ダンパ送りシャフトを取り付け、この排気ダンパ送りシャフトは、軸受を介して前記本体ケースに取り付けられ、その端部を前記本体ケース内部の気密を維持したまま外部に露出し、外部に露出した前記排気ダンパ送りシャフトの端部にシャフト回転レバーが取り付けられ、このシャフト回転レバーを回転することにより前記排気ダンパを可動とする構造とした構成としてもよい。このような構成により、本体ケース内部の密閉構造を維持したまま本体ケース外部に設けられたシャフト回転レバーから排気ダンパの位置の調整ができ、施工時の風量調節のために都度気密保持部の取り外しおよび取り付けをする必要がなく、施工性を向上させることができるという効果を奏する。
また、前記排気ダンパは、先端部のエッジ部にヘミング加工を加えた構成としてもよい。このような構成により、排気ダンパ部を排気風が通過する際に、エッジ部により発生する気流の剥離現象が減少し、剥離により乱れた気流によって生じる送風騒音を低減するこ
とができるという効果を奏する。
また、前記排気ダンパは、排気口に最も近い面で最も排気通風面積の遮蔽率が大きくなり、排気方向と逆方向へ排気口から離れるに従いその遮蔽率が小さくなるように、一定の曲率を有した形状を有した構成としてもよい。このような構成により、排気ダンパ部が排気風をゆるやかに排気口に導くことができ、排気流の流れをスムーズにして、排気流の乱れを防ぎ、送風騒音を低減することができるという効果を奏する。
また、前記排気ダンパは、排気ダンパ用モータとモータアームで連結され、外部から前記排気ダンパ用のモータの駆動を指示する指令装置を設け、前記指令装置は、回転方向ごとに設けられた指令ボタンを押している間、前記排気ダンパ用モータを正回転または逆回転に回転させ、前記排気ダンパを任意の位置へ移動する構成としてもよい。このような構成により、施工時に熱交換装置設置場所(例えば天井裏)で排気ダンパを調整する作業を省くことができ、リモコンにて風量調整することで施工性を向上させることができるという効果を奏する。
また、前記排気ダンパは、排気ダンパ用モータとモータアームで連結され、前記排気ダンパ用のモータの駆動を指示する指令装置を設け、前記指令装置は、前記本体ケースの排気口に取り付けられた風速センサにて測定された風速により出力される電流値が、前記指令装置に設定された風量とダクト径から計算される風速と対応する電流値になるように、前記排気ダンパ用モータを回転制御させて、前記排気ダンパの位置を決定する構成としてもよい。このような構成により、施工時に都度排気風量を確認しながら排気ダンパの位置を調整する作業を省くことができ、施工性を向上することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態の熱交換装置について、図1、2を用いて内部の構成と給気風路、排気風路について説明する。図1〜図2に示すように、本体ケース1の側面1aには、ダクト等(図示せず)を介して室内で発生した汚染空気を吸い込む内気口2とその吸い込んだ空気を外部に排出する排気口3、および外気空気を吸い込む外気口4とその吸い込んだ外気を室内に供給する給気口5を有している。この本体ケース1の少なくとも一面には、点検カバー1bを有している。本体ケース1内には室内空気用の第1送風ファンとして排気用羽根6aと排気用ケーシング6bで構成された排気用ファン6が設けられている。同様に、外気用の第2送風ファンとして給気用羽根7aと給気用ケーシング7bで構成された給気用ファン7が設けられている。さらに本体ケース1内には、内気口2と排気用ファン6と排気口3を連通した排気風路6c(図1および図2において●から○に至る風路経路)と、外気口4と給気用ファン7と給気口5を連通した給気風路7c(図1および図2において■から□に至る風路経路)が混流しないように風路仕切り8によって仕切られて設けられている。この風路仕切り8の一部としてモータベース9aがあり、このモータベース9aに排気用羽根6aと給気用羽根7aを回転駆動させるモータ9bが固定されている。排気風路6cと給気風路7cの風路には熱交換素子10を介在させた熱交換素子ユニット11を配している。この熱交換素子ユニット11は、熱交換素子10を有し、本体ケース1内の点検カバー1b側に配し、本体ケース1内に固定される。さらに、この熱交換素子ユニット11は、点検カバー1bを外すと本体ケース1内側から点検カバー1bの方向へスライドさせることができる。
ここで、図示しないが、熱交換素子10は、略長方形の複数の板体をそれぞれ所定間隔、例えば1〜3mmの間隔で離して重合させたものである。この板体は、熱伝熱板の表面にL字状の壁によりL字の通風レーンを設けたものである。このように所定間隔に離した
板体の間には、室内空気と外気とが交互に通されることになり、室内空気と外気との潜熱や顕熱の熱交換を行うものである。
次に、本発明の最も特徴的な部分について説明する。本体ケース1内には、排気ダンパ12が排気口3の通風路を遮断するように設置される。この排気ダンパ12は、平板で構成され、本体ケース1の側面に沿ってスライドさせて、排気口3の開口率(遮蔽率)を調整するようになっている。図3は、排気口3を外側から覗き込んだときの様子を示す図である。さらに、図4に示すように、排気ダンパ12は、スライドレール13に沿ってスライドすることで排気口の通風路の遮蔽率を調整するようにしてもよい。
このような熱交換装置においては、給気側は、給気口5から複数の部屋へダクト接続されることになる。この給気用のダクトは、いくつかの分岐を経由して各部屋へ接続されることになるので、そのダクトは長く、圧力損失も大きくなってくる。一方、排気側は、排気用のダクトで複数の部屋の排気空気を集めて内気口2から吸い込む。この排気空気は、排気口3から1本のダクトで屋外に排出されることになる。この場合、ダクト圧損は排気側が小さくなるため、給気風量と排気風量のバランスが崩れる。このとき、排気ダンパ12によって排気口3の遮蔽率を調整することによって、排気風量を制限して、給気風量と排気風量との風量バランスをとることができる。このように本発明の実施の形態1の熱交換装置によれば、施工時に別途排気ダンパを準備・施工する必要が無く、また、排気ダンパが取付可能なダクトの選定を実施する必要がないため、風量バランスをとる際の施工性を向上させることができるという効果を奏する。
また、排気ダンパ12が平板であるため、内部風路に占める体積を減少させ、機内圧損を低減し消費電力を低減することができるという効果を奏する。また、スライドレール13に沿ってスライドすることで、平板が斜めになり風路を狭めることを防ぎ、機内圧損の上昇を抑え消費電力の上昇を抑えることができるという効果を奏する。
また、図5、6に示す排気ダンパ12は、本体ケース1外郭に出る取っ手14を設けたものである。この排気ダンパ12は、本体ケース1の側面1aに取り付けられるが、取っ手14は、本体ケース1の側面にある取っ手用穴15に通して本体ケース1外郭に露出される。排気ダンパ12は本体ケース1の側面1aと固定用ネジ18によって固定され、排気ダンパには固定用ネジ穴17が設けられている。また排気ダンパ12には気密用パッキン19が取り付けられており、固定用ネジ18を締め付け本体ケース1の側面1aと排気ダンパ12を固定する際に、気密用パッキン19がつぶれることにより、本体ケース1の内部と外部の空間を遮断し、本体ケース1の内部の気密性を確保する。排気風量を調整する際には、固定用ネジ18をゆるめ排気ダンパ12の取っ手14を持ちスライドさせることで、排気口3を塞ぎ、風量を調整することができる。
上記構成とすることで、排気ダンパ12を本体ケース1の外郭から直接調整することができ、施工時の風量調整のために都度点検カバー1bをあける手間が省け、施工性を向上させることができるという効果を奏する。
また、図7、8に示す排気ダンパ12は、送り機構となる排気ダンパ送りシャフト20を取り付け、この排気ダンパ送りシャフト20は、本体ケース1の点検カバー1b側の面にはめ込まれた軸受22を介して取り付けられ、本体ケース1内部の気密を維持したまま外部に露出される。この排気ダンパ送りシャフト20の外部露出部にはシャフト回転レバー21が取り付けられている。このシャフト回転レバー21を回転することにより、排気ダンパ送りシャフト20が回転し、排気ダンパ12をスライド移動させるものである。
上記構成とすることで、本体ケース1内部の密閉構造を維持したまま本体ケース1外部
に設けられたシャフト回転レバー21から排気ダンパ12の位置の調整ができ、施工時の風量調節のために都度気密保持部の取り外しおよび取り付けをする必要がなく、施工性を向上させることができるという効果を奏する。
(実施の形態2)
第2の実施の形態の熱交換装置は、図9に示すように、端部をヘミング加工した排気ダンパ12aを用いたものである。
このような構成とすることで、端部にヘミング加工を加え端部がエッジ形状ではなくR形状となることができ、排気ダンパ12aの端部を排気風が通過する際に、端部がエッジ形状である場合に対し気流の剥離減少が減少し気流の乱れが低減されるため、剥離により乱れた気流によって生じる送風騒音を低減することができるという効果を奏する。
(実施の形態3)
第3の実施の形態の熱交換装置について、図10を用いて説明する。第3の実施の形態の熱交換装置は、図13に示すように、下流側に向かって風路の断面積が小さくなるような曲面を有する排気ダンパ12bを取り付けたものである。
上記構成とすることで、排気ダンパ12bが排気風をゆるやかに排気口3に導くことができ、排気流の乱れを防ぎ、流れをスムーズにして、送風騒音を低減することができるという効果を奏する。
(実施の形態4)
第4の実施の形態の熱交換装置について、図11を用いて説明する。第4の実施の形態の熱交換装置は、排気ダンパ用モータ23の動作を指示するリモコン25を有しており、前記リモコン25は排気ダンパ用モータ23の回転方向ごとに設けられた指令ボタンを有しており、この指令ボタンを押している間、排気ダンパ用モータ23は指示された方向へ一定の速度で回転する。排気ダンパ12はモータアーム24を介して排気ダンパ用モータ23に連結されており、排気ダンパ用モータ23の回転運動が直線運動に変換され、排気ダンパ12は任意の位置へスライドすることができる構成を持つ。
上記構成とすることで、施工時に熱交換装置設置場所(例えば天井裏)で排気ダンパ12を調整する作業を省くことができ、リモコン25にて風量調整することで施工性を向上させることができるという効果を奏する。
(実施の形態5)
第5の実施の形態の熱交換装置について、図12を用いて説明する。第5の実施の形態の熱交換装置は、排気口3に風速センサ26が取り付けられている。また、第4の実施の形態と同様、排気ダンパ12はモータアーム24を介して排気ダンパ用モータ23に連結されており、また排気ダンパ用モータ23の動作を指示するリモコン25を有している。前記風速センサ26にて測定された風速により出力される電流値が、前記リモコン25に設定された風量とダクト径から計算される風速と対応する電流値との差異を前記リモコン25のマイコンにて確認し、風速を設定値にする方向へ回転するよう排気ダンパ用モータに回転指示を出す。回転指示により前記排気ダンパ用モータ23は回転し、モータアーム24により回転運動は直線運動へと変換され、排気ダンパ12はスライドし、排気風量は所定の値へと近づく。以上の制御内容を繰り返し行うことにより、排気ダンパ12の位置を自動的に可変し、任意の風量となる位置へ排気ダンパ12を移動することができる構成を持つ。
上記構成とすることで、施工時に都度排気風量を確認しながら排気ダンパ12の位置を
調整する作業を省くことができ、施工性を向上することができるという効果を奏する。
本発明のかかる熱交換装置は、給気風量と排気風量の風量バランスをとる排気ダンパを本体ケース内部に一体化することで、施工性が向上するとともに、別途排気ダンパを取り付ける場合のダクト強度などを考慮する必要がなく、低コストのダクト施工での装置の設置を図ることができる。
1 本体ケース
1a 側面
1b 点検カバー
1c 側面
2 内気口
3 排気口
4 外気口
5 給気口
6 排気用ファン
6a 排気用羽根
6b 排気用ケーシング
6c 排気風路
7 給気用ファン
7a 給気用羽根
7b 給気用ケーシング
7c 給気風路
8 風路仕切り
9a モータベース
9b モータ
10 熱交換素子
11 熱交換素子ユニット
12 排気ダンパ
12a (端部をヘミング加工した)排気ダンパ
12b (曲面を設けた)排気ダンパ
13 スライドレール
14 (排気ダンパの)取っ手
15 取っ手用穴
16 固定用穴
17 固定用ネジ穴
18 固定用ネジ
19 気密用パッキン
20 排気ダンパ送りシャフト
21 シャフト回転レバー
22 軸受
23 排気ダンパ用モータ
24 モータアーム
25 リモコン
26 風速センサ

Claims (9)

  1. 室内空気を吸い込む内気口とその吸い込んだ空気を外部に排出する排気口および外気空気を吸い込む外気口とその吸い込んだ外気を室内に供給する給気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた室内空気用の第1送風ファンおよび外気用の第2送風ファンと、
    前記本体ケース内において、複数の板体をそれぞれ所定間隔に離した状態で重合させ、前記板体の間に室内空気、外気を交互に通じて熱交換を行う熱交換素子とを備えた熱交換装置であって、
    前記排気口に、通風路の遮蔽率を調整することができる排気ダンパを備え
    前記排気ダンパにより前記遮蔽率を調整することによって、前記排気口から排出される排気風量を制限し、前記排気風量と前記給気口から供給される給気風量との風量バランスをとる熱交換装置。
  2. 前記排気ダンパは平板状であり、スライドすることで排気口の通風面積の遮蔽率を調整することができる請求項1記載の熱交換装置。
  3. 前記排気ダンパは、前記本体ケースの壁面に沿ってスライドする請求項2記載の熱交換装置。
  4. 前記排気ダンパは、前記本体ケースの外側に突出する取っ手部分を設けた構造とした請求項1〜3記載の熱交換装置。
  5. 前記排気ダンパに、排気ダンパ送りシャフトを取り付け、
    この排気ダンパ送りシャフトは、軸受を介して前記本体ケースに取り付けられ、その端部を前記本体ケース内部の気密を維持したまま外部に露出し、
    外部に露出した前記排気ダンパ送りシャフトの端部にシャフト回転レバーが取り付けられ、
    このシャフト回転レバーを回転することにより前記排気ダンパを可動とする構造とした請求項4記載の熱交換装置。
  6. 前記排気ダンパは、先端部のエッジ部にヘミング加工を加えた構造とした請求項1〜5いずれか一つに記載の熱交換装置。
  7. 前記排気ダンパは、排気口に最も近い面で最も排気通風面積の遮蔽率が大きくなり、排気方向と逆方向へ排気口から離れるに従いその遮蔽率が小さくなるような形状を有した請求項1〜6いずれか一つに記載の熱交換装置。
  8. 前記排気ダンパは、排気ダンパ用モータとモータアームで連結され、
    外部から前記排気ダンパ用のモータの駆動を指示する指令装置を設け、
    前記指令装置は、回転方向ごとに設けられた指令ボタンを押している間、前記排気ダンパ用モータを正回転または逆回転に回転させ、前記排気ダンパを任意の位置へ移動する請求項1〜7いずれか一つに記載の熱交換装置。
  9. 前記排気ダンパは、排気ダンパ用モータとモータアームで連結され、
    前記排気ダンパ用のモータの駆動を指示する指令装置を設け、
    前記指令装置は、前記本体ケースの排気口に取り付けられた風速センサにて測定された風速により出力される電流値が、前記指令装置に設定された風量とダクト径から計算される風速と対応する電流値になるように、前記排気ダンパ用モータを回転制御させて、前記排気ダンパの位置を決定する請求項1〜7いずれか一つに記載の熱交換装置。
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