JP5640510B2 - 熱交換装置 - Google Patents
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Description
ト長は異なることになり、給気風量と排気風量のバランスが崩れ、排気風量が給気風量よりも大きくなる。このとき、室内は負圧となり、扉が開きにくいなどの不具合を生じる。そのため、給気風量と排気風量の風量バランスをとるために、屋外吹出口105に接続されたダクト117には、排気ダンパ118が取り付けられる。排気ダンパ118の取付状態を調整し通風面積の遮蔽率を調整することによって、排気風量を減少させ、給気風量と排気風量の風量バランスを合わせる必要があった。
とができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施の形態の熱交換装置について、図1、2を用いて内部の構成と給気風路、排気風路について説明する。図1〜図2に示すように、本体ケース1の側面1aには、ダクト等(図示せず)を介して室内で発生した汚染空気を吸い込む内気口2とその吸い込んだ空気を外部に排出する排気口3、および外気空気を吸い込む外気口4とその吸い込んだ外気を室内に供給する給気口5を有している。この本体ケース1の少なくとも一面には、点検カバー1bを有している。本体ケース1内には室内空気用の第1送風ファンとして排気用羽根6aと排気用ケーシング6bで構成された排気用ファン6が設けられている。同様に、外気用の第2送風ファンとして給気用羽根7aと給気用ケーシング7bで構成された給気用ファン7が設けられている。さらに本体ケース1内には、内気口2と排気用ファン6と排気口3を連通した排気風路6c(図1および図2において●から○に至る風路経路)と、外気口4と給気用ファン7と給気口5を連通した給気風路7c(図1および図2において■から□に至る風路経路)が混流しないように風路仕切り8によって仕切られて設けられている。この風路仕切り8の一部としてモータベース9aがあり、このモータベース9aに排気用羽根6aと給気用羽根7aを回転駆動させるモータ9bが固定されている。排気風路6cと給気風路7cの風路には熱交換素子10を介在させた熱交換素子ユニット11を配している。この熱交換素子ユニット11は、熱交換素子10を有し、本体ケース1内の点検カバー1b側に配し、本体ケース1内に固定される。さらに、この熱交換素子ユニット11は、点検カバー1bを外すと本体ケース1内側から点検カバー1bの方向へスライドさせることができる。
板体の間には、室内空気と外気とが交互に通されることになり、室内空気と外気との潜熱や顕熱の熱交換を行うものである。
に設けられたシャフト回転レバー21から排気ダンパ12の位置の調整ができ、施工時の風量調節のために都度気密保持部の取り外しおよび取り付けをする必要がなく、施工性を向上させることができるという効果を奏する。
第2の実施の形態の熱交換装置は、図9に示すように、端部をヘミング加工した排気ダンパ12aを用いたものである。
第3の実施の形態の熱交換装置について、図10を用いて説明する。第3の実施の形態の熱交換装置は、図13に示すように、下流側に向かって風路の断面積が小さくなるような曲面を有する排気ダンパ12bを取り付けたものである。
第4の実施の形態の熱交換装置について、図11を用いて説明する。第4の実施の形態の熱交換装置は、排気ダンパ用モータ23の動作を指示するリモコン25を有しており、前記リモコン25は排気ダンパ用モータ23の回転方向ごとに設けられた指令ボタンを有しており、この指令ボタンを押している間、排気ダンパ用モータ23は指示された方向へ一定の速度で回転する。排気ダンパ12はモータアーム24を介して排気ダンパ用モータ23に連結されており、排気ダンパ用モータ23の回転運動が直線運動に変換され、排気ダンパ12は任意の位置へスライドすることができる構成を持つ。
第5の実施の形態の熱交換装置について、図12を用いて説明する。第5の実施の形態の熱交換装置は、排気口3に風速センサ26が取り付けられている。また、第4の実施の形態と同様、排気ダンパ12はモータアーム24を介して排気ダンパ用モータ23に連結されており、また排気ダンパ用モータ23の動作を指示するリモコン25を有している。前記風速センサ26にて測定された風速により出力される電流値が、前記リモコン25に設定された風量とダクト径から計算される風速と対応する電流値との差異を前記リモコン25のマイコンにて確認し、風速を設定値にする方向へ回転するよう排気ダンパ用モータに回転指示を出す。回転指示により前記排気ダンパ用モータ23は回転し、モータアーム24により回転運動は直線運動へと変換され、排気ダンパ12はスライドし、排気風量は所定の値へと近づく。以上の制御内容を繰り返し行うことにより、排気ダンパ12の位置を自動的に可変し、任意の風量となる位置へ排気ダンパ12を移動することができる構成を持つ。
調整する作業を省くことができ、施工性を向上することができるという効果を奏する。
1a 側面
1b 点検カバー
1c 側面
2 内気口
3 排気口
4 外気口
5 給気口
6 排気用ファン
6a 排気用羽根
6b 排気用ケーシング
6c 排気風路
7 給気用ファン
7a 給気用羽根
7b 給気用ケーシング
7c 給気風路
8 風路仕切り
9a モータベース
9b モータ
10 熱交換素子
11 熱交換素子ユニット
12 排気ダンパ
12a (端部をヘミング加工した)排気ダンパ
12b (曲面を設けた)排気ダンパ
13 スライドレール
14 (排気ダンパの)取っ手
15 取っ手用穴
16 固定用穴
17 固定用ネジ穴
18 固定用ネジ
19 気密用パッキン
20 排気ダンパ送りシャフト
21 シャフト回転レバー
22 軸受
23 排気ダンパ用モータ
24 モータアーム
25 リモコン
26 風速センサ
Claims (9)
- 室内空気を吸い込む内気口とその吸い込んだ空気を外部に排出する排気口および外気空気を吸い込む外気口とその吸い込んだ外気を室内に供給する給気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた室内空気用の第1送風ファンおよび外気用の第2送風ファンと、
前記本体ケース内において、複数の板体をそれぞれ所定間隔に離した状態で重合させ、前記板体の間に室内空気、外気を交互に通じて熱交換を行う熱交換素子とを備えた熱交換装置であって、
前記排気口に、通風路の遮蔽率を調整することができる排気ダンパを備え、
前記排気ダンパにより前記遮蔽率を調整することによって、前記排気口から排出される排気風量を制限し、前記排気風量と前記給気口から供給される給気風量との風量バランスをとる熱交換装置。 - 前記排気ダンパは平板状であり、スライドすることで排気口の通風面積の遮蔽率を調整することができる請求項1記載の熱交換装置。
- 前記排気ダンパは、前記本体ケースの壁面に沿ってスライドする請求項2記載の熱交換装置。
- 前記排気ダンパは、前記本体ケースの外側に突出する取っ手部分を設けた構造とした請求項1〜3記載の熱交換装置。
- 前記排気ダンパに、排気ダンパ送りシャフトを取り付け、
この排気ダンパ送りシャフトは、軸受を介して前記本体ケースに取り付けられ、その端部を前記本体ケース内部の気密を維持したまま外部に露出し、
外部に露出した前記排気ダンパ送りシャフトの端部にシャフト回転レバーが取り付けられ、
このシャフト回転レバーを回転することにより前記排気ダンパを可動とする構造とした請求項4記載の熱交換装置。 - 前記排気ダンパは、先端部のエッジ部にヘミング加工を加えた構造とした請求項1〜5いずれか一つに記載の熱交換装置。
- 前記排気ダンパは、排気口に最も近い面で最も排気通風面積の遮蔽率が大きくなり、排気方向と逆方向へ排気口から離れるに従いその遮蔽率が小さくなるような形状を有した請求項1〜6いずれか一つに記載の熱交換装置。
- 前記排気ダンパは、排気ダンパ用モータとモータアームで連結され、
外部から前記排気ダンパ用のモータの駆動を指示する指令装置を設け、
前記指令装置は、回転方向ごとに設けられた指令ボタンを押している間、前記排気ダンパ用モータを正回転または逆回転に回転させ、前記排気ダンパを任意の位置へ移動する請求項1〜7いずれか一つに記載の熱交換装置。 - 前記排気ダンパは、排気ダンパ用モータとモータアームで連結され、
前記排気ダンパ用のモータの駆動を指示する指令装置を設け、
前記指令装置は、前記本体ケースの排気口に取り付けられた風速センサにて測定された風速により出力される電流値が、前記指令装置に設定された風量とダクト径から計算される風速と対応する電流値になるように、前記排気ダンパ用モータを回転制御させて、前記排気ダンパの位置を決定する請求項1〜7いずれか一つに記載の熱交換装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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- 2010-07-12 JP JP2010157466A patent/JP5640510B2/ja active Active
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