JP4732825B2 - 外気取入れ設備 - Google Patents

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本発明は、複数の部屋を換気するための外気取入れ設備に関する。さらに詳しくは、病院などの複数の部屋からの換気の要求に応じて、供給量を調節する外気取入れ設備に関する。
多数の部屋を有している病院などの建屋を換気するのに、図4に示すような換気設備が従来から用いられてきた。この換気設備100は、外気取入口101より外気を取り込み、その外気を一定の風量で送風するファン102と、そのファン102に風量調整ダンパ103を介して連結されるメインダクト104と、そのメインダクト104から分岐して換気エアを各部屋に分配する分岐ダクト105とを備えている。その分岐ダクト105には、各部屋に給気される換気エアと部屋から排気されるエアとの間で熱交換を行うための全熱交換器106と、その全熱交換器106とメインダクト104との連通状態を開閉するモータダンパ107とが介在されている。
このような従来の換気設備100では、各部屋内の居住者が、全熱交換器106の電源スイッチSWを入れると、全熱交換器106が作動すると共にモータダンパ107が開く。そのため、ファン102から取り入れられた外気が全熱交換器106に流され、部屋から排気されるエアとの間で熱交換された後、部屋内に給気される。
換気設備は、部屋内の温度あるいは湿度調節を行う空調設備と異なり、換気を目的とする。そのため、換気用のファン102は、全部屋の換気の要求を満たすだけの能力を備えていれば十分であるので、風量調節を行わず、送風量が一定である。むしろ、安定した空調のためには、各部屋には所定量の換気エアが給気される方が望ましい。
前記従来の換気設備100において、全ての部屋に換気エアが給気されている状態では、ファン102より送風される換気エアは、各部屋にバランスよく給気される。しかし、換気を必要とする部屋数が少なくなると、メインダクト104内の換気エアの静圧が上昇し、ファン102より給気される換気エアと各部屋から排気されるエアとのバランスが崩れる。
従って、メインダクトの静圧が上昇している状態(換気を要求する部屋が少ない状態)では、個々の部屋内に給気される換気エアは所定量より多くなり、その分だけ部屋内の空気が廊下等に流出する。その流出した空気は廊下等を通じて他の部屋に移動する。
特に、換気設備100を病院に用いる場合には、このようなバランスの崩れに注意を払わなければならない。すなわち、病院の病室は、なるべく他の病室と通じていないほうが好ましい。例えば、ある病室が感染患者病室の場合には、他の部屋と隔離しなければならない。この場合には、前述の換気設備100における給気と排気のバランスの崩れは、他の病室への感染要因となる。
また、各部屋からの換気要求の多少にかかわらず、同じようにファン102を運転するのでは、経済的にも好ましくない。
そこで、本発明では、換気要求の変化によっても部屋内の給気と排気のバランスを崩さない外気取入れ設備を提供することを課題としている。さらに本発明は、ファンの省エネ運転を実現することができる外気取入れ設備を提供することを課題とする。
本発明の外気取入れ設備(請求項1)は、外気を取り入れるファンと、ファンにより取り入れられた換気エアが流されるメインダクトと、そのメインダクトから分岐して複数の部屋へ換気エアを給気する分岐ダクトとを備える外気取入れ設備であって、前記メインダクトと外部とを連通するバイパスと、そのバイパスの風路を、メインダクトの静圧が高くなると開き、低くなると閉じるダンパとを有し、そのダンパが、前記バイパスの風路に回動自在に設けられた羽根と、その羽根を閉じる方向に重力で付勢する分胴と、前記羽根が所定以上開いたことを検出するリミットスイッチとを備え、そのリミットスイッチが前記羽根の所定以上開いたことを検出したとき、ファンの運転を所定の時間停止する制御部とを備えていることを特徴としている。
このような外気取入れ設備の他の態様(請求項2)は、外気取入口から外気を取り入れるファンと、該ファンにより取り入れられた換気エアが流されるメインダクトと、該メインダクトから分岐して複数の部屋へ換気エアを給気する分岐ダクトと、それぞれの分岐ダクトとメインダクトの間の連通状態を操作するモータダンパと、前記分岐ダクトに連結され各部屋から排気されるエアとの間で熱交換を行う全熱交換器とを備える外気取入れ設備であって、前記メインダクトと前記外気取入口とを連通するバイパスと、複数の部屋の前記モータダンパが閉止されることでメインダクトの静圧が高くなると前記バイパスの風路を開き、前記モータダンパが開放されることでメインダクトの静圧が低くなると前記バイパスの風路を閉じるダンパとを有し、該ダンパが、前記バイパスの風路に回動自在に設けられた羽根と、該羽根を閉じる方向に重力で付勢する分胴とからなるチャッキダンパであることを特徴としている。
このような外気取入れ設備は、前記バイパスが、もっともファンに近い分岐ダクトとファンとの間でメインダクトと連結されているものが好ましい(請求項
本発明の外気取入れ設備(請求項1、2)は、メインダクトと外気とを通じるバイパスが設けられ、そのバイパスに、メインダクトの静圧が高いと開き、低いと閉じるダンパが設けられている。そのため、換気を要求する部屋が少なくなると、メインダクトの換気エアの静圧が上昇してダンパが開き、換気エアの一部がバイパスから排気される。それにより、メインダクトを流れる換気エアの静圧の上昇を防止できる。他方、換気を要求する部屋が増加し、メインダクトを流れる換気エアの静圧が低下すると、ダンパが閉じて静圧が上昇する。したがって、換気を要求する部屋が増減しても、換気エアの静圧の変動を少なくすることができるので、静圧の変動により、部屋からダクトに向かうエアの流れを防止することができる。そのため、個々の部屋への給気量の変化に伴うエアバランスの崩れによって生じる異なる部屋間での部屋内エアの移動を防止できるので、病院などに用いるの
に適している。
また、前記ダンパが、前記バイパスの風路に回動自在に設けられた羽根と、その羽根を閉じる方向に重力で付勢する分銅とからなるので(請求項1、2)、垂直に閉じた状態の羽根に直交するようにバイパスから排気されるエアがぶつかる初期の段階と、ある程度の角度まで回動している羽根にバイパスから排気されるエアがぶつかる状態とでは、後者の方に大きな静圧の力を必要とする。そのため、ダンパの羽根は、換気エアの静圧が高くなるほど、大きく開くように作用する。すなわち、換気エアの静圧が高くなるほど、バイパスから多くのエアを排気することができるので、静圧の変動を効率よく整えることができる。
また、そのような換気エアの静圧の変動防止の作用を複雑な機構を必要とせず、さらに、分銅の自重を利用しているので、ダンパの作動のための電源もなしに実現することができる。
さらに、前記ダンパが所定以上開いたことを検出するリミットスイッチと、そのリミットスイッチがダンパの所定以上開いたことを検出したとき、ファンの運転を所定の時間停止する制御部とを備えているので(請求項)、換気を要求する部屋がかなり少なくなると、ファンを間欠的に運転するので、省エネである。
このような外気取入れ設備においては、前記バイパスが、もっともファンに近い分岐ダクトとファンとの間でメインダクトと連結されている場合は(請求項3)、各部屋に換気エアが分配される前に換気エアの静圧を整えることができる。そのため、部屋の給気と排気のバランスを一層崩さない。
つぎに図面を参照しながら本発明の外気取入れ設備の実施形態を説明する。図1は本発明の外気取入れ設備の一実施形態を示す概略配管線図、図2は図1のバイパス部分の拡大要部断面図、図3a、図3bおよび図3cはそれぞれチャッキダンパの閉状態、半開状態および全開状態を示す概略図である。
本発明の外気取入れ設備の全体を図1の配管線図を用いて説明する。図1に示す外気取入れ設備1は、外気取入口2より外気を取り込むファン3と、そのファン3からエアが流されるメインダクト4と、そのメインダクト4から分岐して各部屋に延び、送風エアを各部屋に分配する分岐ダクト5と、前記メインダクト4のファン3の吹き出し口付近から延び、外部とメインダクト4とをバイパスポイントB(図中のB点)で連通するバイパス6と、そのバイパス6に設けられ、その風路を開閉するチャッキダンパ7とからなる。このチャッキダンパ7は、メインダクト4側から外部へエアを通し、逆には通さない向きで取り付けられる。
図2に示すように、前記チャッキダンパ7には、その全開状態を検出するためのリミットスイッチ8が設けられている。そのリミットスイッチ8の出力は、ファン3の運転・停止を制御するための制御部9へ送信される。また、前記ファン3とバイパス6との間には、送風されるエアの量を調節する風量調整ダンパ10が配置されている。この風量調整ダンパ10は部屋数に応じて予め調整しておく。前記分岐ダクト5の途中には、各部屋に給気されたエアと、部屋内からの排気されるエアとの間で熱交換を行うための全熱交換器11が介在されている。その全熱交換器11の手前には、部屋内とメインダクト4との間の連通状態を操作するモータダンパ12が設けられている。
なお、前記ファン3から風量調節ダンパ10より風量調節されたエアを送風エアQ1とし、その送風エアQ1からバイパスポイントBにおいて、メインダクト4により部屋側に流れるエアを換気エアQ2とし、バイパス6側に流れるエアをバイパスエアQ3とすると、送風エアQ1=換気エアQ2+バイパスエアQ3の関係にある。
前記外気取入口2にはフィルタが設けられ、ファン3へのゴミの混入を防止している。前記ファン3は一定の風量を安定して供給する送風機であり、シロッコファンなどが用いられる。前記メインダクト4、分岐ダクト5は、ステンレスまたは亜鉛メッキ鋼板などの薄い金属板を用いたものであり、矩形またはスパイラル状に形成し、屈曲性、伸縮性を備えたものである。そのメインダクト4から分岐する分岐ダクト5の本数は、10〜20本程度であり、13〜17本程度に分岐されるのが好ましい。前記バイパス6の一端はメインダクト4と、分岐ダクト5よりファン3側(バイパスポイントB)で連通し、他端は外気取入口2付近で外気と通じている。
前記チャッキダンパ7は、図2に示すようにバイパス6の途中に設けられ、その風路を開閉自在にしている。そのチャッキダンパ7は、図3に示すようにバイパス6のほぼ管路の断面形状を呈する板状の羽根7aと、その羽根7aの左右端からそれぞれ外側に延び、バイパス6の管路の内面に枢支される軸7bと、その軸7bに固定されるレバー7dの下端付近に設けられる分銅7cとからなる。前記軸7bは羽根7aの上下方向の中心位置より上側に設けられている。それによりバイパスエアQ3がバイパス6を図2の左方向に流れると、羽根7aが軸7bまわりに矢印R方向(時計方向)に回動し、風路が開く。このとき、羽根の下端に設けられた分銅7cがその自重により矢印R方向の回動を妨げる抵抗力となり、羽根7aの下端が鉛直下方に向くように付勢している。また、エアが右方向に流れようとすると、図示していないストッパにより、羽根7aは反時計方向には回動しない。
前記リミットスイッチ8は、レバー7dの上端部が矢印R方向に所定角度回動したときに、触れることができる位置で、チャッキダンパ7のケースなどに設けられている。
前記制御部9は、リミットスイッチ8から得られたダンパの開閉の情報を元に、ファン3の運転・停止を制御する。すなわち、リミットスイッチ8がチャッキダンパ7の開度が所定角以上になったことを検出すると、ファン3を所定の時間だけ止める。ファン3が停止するとメインダクト4の静圧が低下し、チャッキダンパ7の羽根7aは下に垂れて、バイパス6が閉じられる。そして所定時間が経過すると、運転を再開する。このような制御部9はファン3と一体に設けられるのが好ましい。なお、制御部9の停止時間は、外気取入れ設備1の規模に応じて調整することができる。
また、リミットスイッチ8の他に磁気あるいは光などを用いた位置センサを用いることができる。さらに、前記軸7bに、ポテンションメータを用いて、回転量を計測するためのセンサを用い、羽根7aの開度を精密に検出することもできる。
前記全熱交換器11は、室内のスイッチSWにより電源をON・OFFすることにより、内蔵のファンにより部屋内のエアを外部に排気する。その全熱交換器11としては、例えば、複数の格子状の中空部が板面方向に並行に形成された板状部材を、格子状の中空部の方向が直交するように、交互に積み重ねる。そして、そのうちの、一方の格子状の中空内部に部屋内のエアを通して外部に排気し、直交するもう一方の格子状の中空内部にメインダクト4からの換気エアQ2を通すことにより、それら換気エアQ2と部屋内エアとの間で熱交換を行う。このような中空部が形成された板状部材には、アルミ成形膜などの熱伝導性の高い材質が用いられる。さらに、前記中空部を軸方向に配置した筒状のロータエレメントを回転させる空対空回転型全熱交換器を用いることもできる。
また、前記モータダンパ12は全熱交換器のスイッチSWのON操作によって開き、部屋内部とメインダクト4とを連通させ、OFF操作に連動して閉じる。
次に、図1を参照して、このように形成される外気取入れ設備1の動作する様子を説明する。居住者による換気エアQ2の要求がない場合には、前記モータダンパ12は閉じており、部屋とメインダクト4とは連通していない。部屋の居住者が換気エアQ2を要求するために、全熱交換器11のスイッチSWをONにすると、全熱交換器11は部屋内のエアを排気する。また、前記スイッチSWのONと連動して、モータダンパ12が開き、換気エアQ2が全熱交換器11に流入し、部屋内から出て行くエアと熱交換した後、部屋内に給気される。換気を止めるときは、スイッチSWをOFFにすれば、モータダンパ12が閉じ、かつ、全熱交換器11による室内のエアの排気も止まる。
上記のように各部屋ごとに換気の運転・停止が操作されるが、外気を取入れるためのファン3は総部屋数に基づいて定めた風量で連続運転する通常運転と、ファン3を停止して間欠運転する省エネ運転との2つの運転状態で運転される。また、以下で説明する符号Pは分岐される前(図中のVの部分)の換気エアQ2の静圧を示す。
前記通常運転は、部屋数として4あるいは5〜15部屋に換気エアを流している状態である。その通常運転では、前記チャッキダンパ7は、ほぼ閉状態あるいは少し開くもののほぼ閉に近い状態である(図3a参照)。すなわち、換気エアQ2側に生じる静圧Pは、分銅7cを上方に持ち上げて羽根7aを矢印R方向に回動させるほど大きくない。そのため、バイパス6にはバイパスエアQ3(≒0)がほとんど流れず、ファン3からの送風エアQ1(≒Q2)の全てがメインダクト4に流れる。
他方、換気エアQ2を必要とする部屋数が4〜10部屋程度と少なくなると、次第に静圧Pが上昇する。その上昇した静圧ΔPの分だけ分銅7cは上方に持ち上げられ、羽根7aは矢印R方向に回動する(図3b参照)。すると、バイパス6にはバイパスエアQ3(≒Q1−Q2)が流れる。その結果、静圧Pはほぼ一定に保たれる。そのため、換気エアQ2を必要とする部屋数が急激に変化しても、静圧Pが大きく変化しないので、各部屋の給気と排気のバランスが崩れず、部屋とダクトとの間で圧力差を生じることがない。そのため、廊下等を介しての部屋同士のエアの移動を防止することができる。
次に、前記外気取入れ設備1の省エネ運転(間欠運転)について説明する。省エネ運転では、部屋数にして0〜3あるいは4部屋にしか換気エアQ2を流しておらず、前記4〜10部屋の状態から、さらに換気エアQ2が流される部屋が減少した状態で行われる。その状態では、前記チャッキダンパ7は、静圧Pに耐え切れず、全開となる(図3c参照)。前記チャッキダンパ7が全開になると、送風エアQ1の多くが、バイパスエアQ3として排気されてしまう。
送風エアQ1の多くが排気されるようなファン3の無駄な運転の状態は、前記チャッキダンパ7のレバー7dがリミットスイッチ8に触れることで検出される。前記リミットスイッチ8は、ファン3の無駄運転を検出したことを制御部9に伝達する。その制御部9では、リミットスイッチ8の信号を受け取ると、所定の時間だけファン3を停止する。そのファン3が停止すると、チャッキダンパ7は再び閉状態(図3a参照)となり、レバー7dはリミットスイッチ8に触れていない。そして、所定の停止時間が経過して通電すると、ファン3の運転を再開することができる。
このように、各部屋からの換気エアQ2の要求が少ないときには、ファン3を一時的に停止する、そして一定時間経過後再び運転を再開する。このようなファン3の間欠的な運転を行うことにより、ファン3の無駄な運転をなくすことができるので、省エネが実現され、さらに、省エネを実現しながら、換気エアQ2の静圧Pの上昇を防ぐことができる。そして、このような制御を複雑な制御系を組まずとも、容易に実現することができる。
なお、前記バイパス6の配置される場所(バイパスポイントB)は、ファン3から大きく離れたメインダクト4の中央付近あるいは先端付近などに設けてもよい。しかし、送風エアQ1が各部屋に分岐される前に、バイパス6を介して余分なエアをバイパスエアQ3として排気し、静圧Pを整えた上で、残りのエアを換気エアQ2として各部屋に分配する方が各部屋の給気・排気のバランスが崩れにくい。
また、前記チャッキダンパ7の分銅7cは、換気設備に応じて所定の静圧Pの値を保持するように、適時変更することができる。例えば、送風エアQ1が小さい換気設備の場合には、換気を要求する部屋数も少ないので、静圧Pの変化もあまり大きくならない。そのため、分銅7cの重量を小さくすることができる。また分銅7cの重量を変化させるばかりでなく、分銅7cをレバー7dの下端から棒状の部材により設置位置を変更すれば、テコの原理を利用して、羽根7aの回動に負荷を加えることもできる。
本実施例では、分銅7cを用いたが、所定の静圧Pを受け止める機構を有するもので代用してもよい。例えば、前記分銅7cの代わりにバネあるいはゴムを用いる、あるいはバイパス6の内部に板状に形成されたゴム部材を配して、静圧Pの上昇とともにゴムが撓むようにするなどである。
図1は本発明の外気取入れ設備の一実施形態を示す概略配管線図である。 図2は図1のバイパス部分の拡大要部断面図である。 図3a、図3bおよび図3cはそれぞれチャッキダンパの閉状態、半開状態および全開状態を示す概略図である。 図4は従来の換気設備を示す概略配管線図である。
符号の説明
1 外気取入れ設備
2 外気取入口
3 ファン
4 メインダクト
5 分岐ダクト
6 バイパス
7 チャッキダンパ
7a 羽根
7b 軸
7c 分銅
7d レバー
8 リミットスイッチ
9 制御部
10 風量調
節ダンパ
11 全熱交換器
12 モータダンパ
B バイパスポイント
SW スイッチ
P 静圧
V 各全熱交換器に分岐される前のメインダクトの静圧Pの測定部位
Q1 送風エア
Q2 換気エア
Q3 バイパスエア

Claims (3)

  1. 外気を取り入れるファンと、ファンにより取り入れられた換気エアが流されるメインダクトと、そのメインダクトから分岐して複数の部屋へ換気エアを給気する分岐ダクトとを備える外気取入れ設備であって、
    前記メインダクトと外部とを連通するバイパスと、
    そのバイパスの風路を、メインダクトの静圧が高くなると開き、低くなると閉じるダンパとを有し、
    そのダンパが、前記バイパスの風路に回動自在に設けられた羽根と、
    その羽根を閉じる方向に重力で付勢する分胴と、
    前記羽根が所定以上開いたことを検出するリミットスイッチとを備え、
    そのリミットスイッチが前記羽根の所定以上開いたことを検出したとき、ファンの運転を所定の時間停止する制御部とを備えていることを特徴とする外気取入れ設備。
  2. 外気取入口から外気を取り入れるファンと、該ファンにより取り入れられた換気エアが流されるメインダクトと、該メインダクトから分岐して複数の部屋へ換気エアを給気する分岐ダクトと、それぞれの分岐ダクトとメインダクトの間の連通状態を操作するモータダンパと、前記分岐ダクトに連結され各部屋から排気されるエアとの間で熱交換を行う全熱交換器とを備える外気取入れ設備であって、
    前記メインダクトと前記外気取入口とを連通するバイパスと、
    複数の部屋の前記モータダンパが閉止されることでメインダクトの静圧が高くなると前記バイパスの風路を開き、前記モータダンパが開放されることでメインダクトの静圧が低くなると前記バイパスの風路を閉じるダンパとを有し、
    該ダンパが、前記バイパスの風路に回動自在に設けられた羽根と、
    該羽根を閉じる方向に重力で付勢する分胴とからなるチャッキダンパである外気取入れ設備。
  3. 前記バイパスが、もっともファンに近い分岐ダクトとファンとの間でメインダクトと連結されている請求項1または2のいずれかに記載の外気取入れ設備。
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