JPWO2017002229A1 - エレベータ - Google Patents

エレベータ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017002229A1
JPWO2017002229A1 JP2017525743A JP2017525743A JPWO2017002229A1 JP WO2017002229 A1 JPWO2017002229 A1 JP WO2017002229A1 JP 2017525743 A JP2017525743 A JP 2017525743A JP 2017525743 A JP2017525743 A JP 2017525743A JP WO2017002229 A1 JPWO2017002229 A1 JP WO2017002229A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
air
air volume
housing
intake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017525743A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6366839B2 (ja
Inventor
鈴木 稔也
稔也 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2017002229A1 publication Critical patent/JPWO2017002229A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6366839B2 publication Critical patent/JP6366839B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/02Control systems without regulation, i.e. without retroactive action
    • B66B1/06Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B11/00Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B11/02Cages, i.e. cars

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Abstract

アクティブノイズコントロール装置を用いて騒音を低減し、気圧調整装置の据え付けや保守の作業性を高め、乗客の乗り心地を向上できるエレベータを得る。エレベータに、吸気口(11a)および排気口(11b)を有する送風機(11)と、風量調整板(18)を筐体(17)内に揺動可能に配設して構成され、上記風量調整板により吸排気風量を調整する吸排気風量調整装置(12)と、一端が、それぞれ、乗りかごの室内吸排気口、上記吸気口および上記排気口に接続され、他端が上記筐体に接続されたダクト(13,14,15)と、上記筐体内に配設された、マイクロフォン(21)と、上記マイクロフォンの検出信号にアクティブノイズコントロール処理を施して逆位相信号を生成する制御器(22)と、上記筐体内に配設されて、上記逆位相信号を入力して、上記マイクロフォンが検出した音と逆位相の音波を上記筐体内に発振するスピーカ(23)と、を備えた。

Description

この発明は、かご室の気圧を調整する気圧調整装置を備えたエレベータに関し、特に、気圧調整装置の送風機から発生する騒音を低減する消音装置に関するものである。
従来のエレベータの気圧調整装置では、吸気口と排気口を有する送風機と、かご室、吸気口および排気口にそれぞれ一端が接続された複数のダクトと、複数のダクトの他端が接続され、かご室内をバイパスして排気口から吸気口へ流れる空気の風量を変化させることによって、かご室内の空気の吸排気風量を調整する吸排気風量調整手段と、吸排気風量調整手段を制御し、かご室内の気圧を設定気圧に調整する制御手段と、を備えていた(例えば、特許文献1参照)。
特許第5289461号公報
従来のエレベータの気圧調整装置は、送風機を駆動し、かご室内をバイパスして排気口から吸気口へ流れる空気の風量を変化させて、かご室の気圧を設定気圧に調整しているので、送風機が発生する騒音がダクトを介してかご室内に伝播し、乗客に不快感を与えてしまうという課題があった。
そこで、送風機が発生する騒音を低減する対策として、例えば、ダクトに吸音材やマフラーを設置することが考えられる。しかし、吸音材やマフラーの設置により、ダクトのサイズが大きくなり、乗りかごの上部又は下部におけるダクトの設置スペースの確保が困難になるとともに、ダクトの重量が増大するので、気圧調整装置の据え付けや保守の作業性が低下するという新たな課題が生じる。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、アクティブノイズコントロール装置を用いて騒音を低減し、気圧調整装置のサイズおよび重量の増大を抑え、気圧調整装置の据え付けや保守の作業性を高めることができるとともに、送風機が発生する騒音を効果的に低減し、乗客の乗り心地を向上できるエレベータを得ることを目的とする。
この発明のエレベータは、昇降路内に昇降可能に配設された乗りかごと、吸気口および排気口を有する送風機と、筐体および上記筐体内に揺動可能に配設された風量調整板を有し、上記風量調整板を揺動させて吸排気風量を調整する吸排気風量調整装置と、一端が、それぞれ、上記乗りかごの室内吸排気口、上記吸気口および上記排気口に接続され、他端が上記筐体に接続されたダクトと、上記筐体内に配設されて、上記筐体内を通る音を検出するマイクロフォンと、上記マイクロフォンの検出信号にアクティブノイズコントロール処理を施して逆位相信号を生成する制御器と、上記筐体内に配設されて、上記制御器が生成した逆位相信号を入力して、上記マイクロフォンが検出した音と逆位相の音波を上記筐体内に発振するスピーカと、を備える。
この発明によれば、マイクロフォンが筐体内を通る音を検出し、制御器がマイクロフォンの検出信号に基づいて逆位相信号を生成し、スピーカがマイクロフォンが検出した音と逆位相の音波を筐体内に発振する。そこで、筐体内を通る音は、スピーカが発振する音波により打ち消され、乗りかご内に伝播されないので、乗客の乗り心地が向上される。
また、吸音材やマフラーをダクトに配設する必要がないので、吸排気風量調整装置のサイズや重量の増大が抑えられ、気圧調整装置の据え付けや保守の作業性が高められる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータの構成を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータにおける気圧調整装置周りを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータにおける乗りかご3内に最大風量の空気を給気する時の気圧調整装置の動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータにおける乗りかご3内に最大風量より少ない風量の空気を給気する時の気圧調整装置の動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータにおける乗りかご3内の空気を吸排気しない時の気圧調整装置の動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータにおける乗りかご3内の空気を最大風量排気する時の気圧調整装置の動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータにおける乗りかご3内の空気を最大風量より少ない風量を排気する時の気圧調整装置の動作を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの構成を示す模式図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータの構成を示す模式図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエレベータにおける気圧調整装置周りを示す斜視図である。
図1および図2において、エレベータは、昇降路1の上部に配設された巻上機2と、昇降路1内を昇降する箱状の乗りかご3およびつり合いおもり4と、乗りかご3の下部に配設され、乗りかご3内の気圧を調整する気圧調整装置10と、消音装置20と、を備えている。
そして、乗りかご3とつり合いおもり4が、巻上機2の綱車に巻掛けられたロープ5に連結され、巻上機2を駆動することにより昇降路1内を昇降可能となっている。また、乗りかご3の下面には、乗りかご3内の空気を吸排気するための室内吸排気口3aが形成されている。乗りかご3の前面には、乗客が乗り降りする出入り口7が形成されている。また、ドア6が、乗りかご3の外壁面に対して数mmの隙間を隔てて、出入り口7を開閉可能に乗りかご3に取り付けられている。さらに、中空のリング状に作製された弾性部材8が、乗りかご3とドア6との間の隙間に配設されている。弾性部材8は、後述する送風機11の排気口11bの近傍とチューブ9を介して接続されている。
気圧調整装置10は、吸気口11aと排気口11bを有する送風機11と、吸排気風量調整装置12と、一端が、それぞれ、乗りかご3の室内吸排気口3a、および送風機11の吸気口11aおよび排気口11bに接続され、他端が吸排気風量調整装置12に接続されたダクト13,14,15と、を備え、乗りかご3の下部に配設されている。送風機11は、設置台16の上に配設されている。
吸排気風量調整装置12は、ダクト13,14,15が接続されるとともに、外部と連通する開口部17aが形成された筐体17と、筐体17内に回転軸18aを中心として揺動可能に設けられた風量調整板18と、風量調整板18を揺動駆動するモータ19と、を備える。筐体17は、直方体に作製されている。そして、ダクト14,15が、筐体17の開口部17aが形成されていない、対向する面に接続されている。また、ダクト13が、筐体17の開口部17aが形成された面と対向する面に形成されている。そして、回転軸18aが、筐体17の、ダクト13,14,15が接続されず、かつ開口部17aが形成されていない面に直交するように配設されている。筐体17とダクト14,15との接続口は、矩形形状に形成されている。そして、風量調整板18は、両端部がダクト14,15内に入り込むように、筐体17に配設されている。
このように構成された吸排気風量調整装置12においては、筐体17内は、風量調整板18により、ダクト13を介して乗りかご3と連通する第1の空間と、開口部17aを介して外部と連通する第2の空間と、に分離されている。そして、風量調整板18は、第1の空間がダクト15を介して排気口11bとのみ連通し、かつ第2の空間がダクト14を介して吸気口11aとのみ連通する第1の回動位置と、第1の空間がダクト14を介して吸気口11aとのみ連通し、かつ第2の空間がダクト15を介して排気口11bとのみ連通する第2の回動位置と、の間を揺動可能となっている。
消音装置20は、筐体17の内壁面に取り付けられて、風量調整板18の揺動範囲の外側に配設され、筐体17内の騒音を検出するマイクロフォン21と、筐体17の外壁面に取り付けられ、マイクロフォン21の検出信号にアクティブノイズコントロール処理を施して逆位相信号を生成する制御器22と、筐体17の内壁面に取り付けられて、風量調整板18の揺動範囲の外側に配設され、制御器22が生成した逆位相信号を入力し、マイクロフォン21で検出した騒音と逆位相の音波を筐体17内に発振するスピーカ23と、を備える。
このように構成されたエレベータでは、巻上機2が駆動され、乗りかご3が昇降路1内を昇降する。そして、インバータ装置31が、エレベータ制御装置30からの信号に基づいて巻上機2の回転速度を変化させて、乗りかご3の昇降速度が制御される。また、乗りかご内気圧制御装置32が、エレベータ制御装置30からの信号に基づいて、モータ19の回転角が乗りかご3の昇降行程に応じた回転角となるように制御する制御信号をモータ19に送る。そして、送風機11が駆動され、後述するように、乗りかご3内への吸気風量および排気風量が調整される。
つぎに、エレベータの気圧調整装置10の基本動作について図3から図7を参照しつつ説明する。なお、図3から図7における矢印は風の流れを示している。
図3は乗りかご3内に最大風量の空気を給気する時の動作を示す図である。図3に示されるように、送風機11の排気口11bと乗りかご3の室内吸排気口3aとが連通し、送風機11の吸気口11aと筐体17の開口部17aとが連通し、吸気口11aと排気口11bとが連通しないように、風量調整板18がモータ19により回動され、筐体17内に第1の空間と第2の空間が形成される。この状態では、開口部17aから筐体17内に吸気された外部の空気が、ダクト14を通って吸気口11aに流れる。そして、吸気口11aから吸気された空気は、排気口11bから排出され、ダクト15、筐体17、ダクト13を通って、室内吸排気口3aから乗りかご3内に送り込まれる。これにより、乗りかご3内の気圧は、乗りかご3の外部の気圧に対して正圧となる。
図4は乗りかご3内に最大風量より少ない風量の空気を給気する時の動作を示す図である。図4に示されるように、風量調整板18は、図3に示す位置から反時計回りに少しだけ回動された状態に保持されている。この状態では、第1の空間と排気口11bとを連通する風路のコンダクタンスが、第1の空間と吸気口11aとを連通する風路のコンダクタンスよりも大きく、かつ第2の空間と吸気口11aとを連通する風路のコンダクタンスが、第2の空間と排気口11bとを連通する風路のコンダクタンスよりも大きい。そこで、送風機11の排気口11bから排出され、ダクト15を通って第1の空間に送り込まれた空気は、ダクト13を通って、室内吸排気口3aから乗りかご3内に送り込まれるだけでなく、乗りかご3をバイパスして、ダクト14を通って、吸気口11aから送風機11に流れる。これにより、図3の場合に比べて、送風機11から乗りかご3内の流れ込む風量が少なくなる。
図5は乗りかご3内の空気を吸排気しない時の動作を示す図である。図5に示されるように、風量調整板18は、図4に示す位置から反時計回りに回動され、水平となる状態に保持されている。気圧調整装置10は、風量調整板18が水平に固定された時に、ダクト13と筐体17との接続部の気圧が乗りかご3内の気圧と等しくなるように、送風機11の風量およびダクト13の断面積、長さを決めている。そこで、送風機11の排気口11bから排出された空気の全風量が、筐体17を通ってダクト14に流れて、吸気口11aから送風機11に流れる。このように、空気は、送風機11、ダクト15、筐体17およびダクト14を循環するだけで、乗りかご3内の空気を吸排気しないので、乗りかご3内の気圧は変化しない。
図6は乗りかご3内の空気を最大風量排気する時の動作を示す図である。図6に示されるように、送風機11の排気口11bと筐体17の開口部17aとが連通し、送風機11の吸気口11aと乗りかご3の室内吸排気口3aとが連通し、吸気口11aと排気口11bとが連通しないように、風量調整板18がモータ19により回動され、筐体17内に第1の空間と第2の空間が形成される。この状態では、乗りかご3内の空気は、ダクト13,筐体17、ダクト14を通って、吸気口11aから送風機11に吸気される。そして、吸気口11aから吸気された空気は、排気口11bから排出され、ダクト15、筐体17を通って、開口部17aから外部に排気される。これにより、乗りかご3内の気圧は、乗りかご3の外部の気圧に対して負圧となる。
図7は乗りかご3内の空気を最大風量より少ない風量を排気する時の動作を示す図である。図7に示されるように、風量調整板18は、図6に示す位置から時計回りに少しだけ回動された状態に保持されている。この状態では、第1の空間と排気口11bとを連通する風路のコンダクタンスが、第1の空間と吸気口11aとを連通する風路のコンダクタンスよりも小さく、かつ第2の空間と吸気口11aとを連通する風路のコンダクタンスが、第2の空間と排気口11bとを連通する風路のコンダクタンスよりも小さい。そこで、乗りかご3内の空気だけでなく、送風機11の排気口11bから排出された空気の一部も、ダクト14を通って、吸気口11aから送風機11に流れる。これにより、図6の場合に比べて、乗りかご3から排気される空気の風量が少なくなる。
このように、風量調整板18を揺動させて、第1の空間および第2の空間と、送風機11の吸気口11aおよび排気口11bと、をそれぞれ連通する風路のコンダクタスを連続的に変化させ、乗りかご3内をバイパスして送風機11の排気口11bから吸気口11aに直接流れる空気の風量を変化させることによって、乗りかご3内への外部空気の吸気と乗りかご3内の空気の外部への排出とを切り換えると共に、乗りかご3内への吸気風量および排気風量を任意に調整することができる。
ここで、乗りかご3の外部の気圧は、乗りかご3の下降速度(上昇速度)の変化に応じて変化する。そして、乗りかご3内の気圧を調整しない場合には、乗りかご3内の気圧も、乗りかご3の下降速度(上昇速度)の変化に応じて、外部の気圧と同様に変化し、乗客に不快感を与える。そこで、乗りかご3内の気圧を、予め設定された、乗りかご3の下降速度(上昇速度)の変化に応じた圧力に調整し、乗客の不快感を軽減する必要がある。
そこで、エレベータ制御装置30が、乗りかご3の下降速度(上昇速度)を算出して、乗りかご内気圧制御装置32に出力する。乗りかご内気圧制御装置32は、入力された乗りかご3の下降速度(上昇速度)の情報から、乗りかご3内の気圧が、予め設定された、乗りかご3の下降速度(上昇速度)の変化に応じた気圧となる、乗りかご3内への吸気風量又は排気風量が得られるモータ19の回転角を算出し、モータ19に制御信号を送信する。これにより、乗りかご3内への吸気風量又は排気風量が乗りかご3の下降速度(上昇速度)の変化に応じて調整され、乗りかご3内が乗りかご3の下降速度(上昇速度)の変化に応じて設定された気圧に調整され、乗客の不快感が軽減される。
また、乗りかご3内への吸気風量および排気風量を調整するために、送風機11が駆動されるので、騒音が発生する。送風機11が発生した騒音は、マイクロフォン21により検出される。制御器22は、マイクロフォン21の検出信号にアクティブノイズコントロール処理を施して逆位相信号を生成する。そして、マイクロフォン21で検出された騒音と逆位相の音波がスピーカ23から筐体17内に発振される。これにより、送風機11が発生した騒音とスピーカ23が発振した音とが相殺されて消音される。そこで、送風機が発生する騒音がダクト13を介して乗りかご3内に伝播して乗客に不快感を与える事態が未然に回避され、乗客の乗り心地が向上される。
また、送風機11から排気された空気の一部が、チューブ9を介して弾性部材8に送られる。これにより、弾性部材8が膨張し、乗りかご3とドア6との間の隙間が塞がれ、乗りかご3が密閉状態となる。
このように、実施の形態1によれば、アクティブノイズコントロール機能による消音装置20を用いて、送風機11が発生する騒音を消音しているので、乗客の乗り心地を向上することができる。また、ダクト13に吸音材やマフラーを設置する必要がないので、ダクト13の大型化が抑えられ、乗りかご3の下部における気圧調整装置10の設置スペースを簡易に確保できるとともに、気圧調整装置10の重量の増大が抑えられ、気圧調整装置10の据え付けや保守の作業性が向上される。さらに、消音装置20を筐体17に配設しているので、ダクト13の外形、長さ、重量を削減でき、気圧調整装置10の据え付けや保守の作業性を高めることができる。
なお、上記実施の形態1では、マクロフォン21およびスピーカ23が筐体17の第2の空間内に配設されているが、ダクト13を介して乗りかご3内に伝播する音を消音することを考慮すれば、マクロフォン21およびスピーカ23は、筐体17の第1の空間内に配設されることが望ましい。
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2に係るエレベータの構成を示す模式図である。
図8において、マイクロフォン21とスピーカ23が、風量調整板18の第1の空間側の面に取り付けられて筐体17内に配設され、制御器22が、筐体17の内壁面に取り付けられて、風量調整板18の揺動領域の外側に配設されている。
なお、他の構成は,上記実施の形態1と同様に構成されている。
そこで、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態2によれば、マイクロフォン21とスピーカ23が、風量調整板18に取り付けられているので、マイクロフォン21とスピーカ23が、筐体17内の風量調整板18の可動範囲外に配設されている実施の形態1に比べて、筐体17の小型化が可能となり、気圧調整装置10の小型化が図られる。
なお、上記実施の形態2では、制御器22が筐体17の内壁面に取り付けられているが、制御器22を筐体17の外壁面に取り付けてもよい。
また、上記各実施の形態では、気圧調整装置10および消音装置20が乗りかご3の下部に配設されているが、気圧調整装置10および消音装置20は、乗りかご3の上部に配設してよい。
また、上記各実施の形態では、開口部17aが乗りかご3の下面に形成されているが、開口部17aは乗りかご3の上面や側面に形成してもよい。
また、上記各実施の形態では、弾性部材9が、乗りかご3とドア6との間の隙間に配設されているが、弾性部材9は、乗りかご3の壁、天井、床などの隙間に配設してもよい。
また、上記各実施の形態では、送風機11が発生する騒音を消音装置20で消音しているが、消音装置20が消音する音は、送風機11が発生する騒音に限定されず、筐体17内を通って乗りかご3に侵入される音、例えば昇降路1内で発生して筐体17を通って乗りかご3に侵入する音でもよい。

Claims (5)

  1. 昇降路内に昇降可能に配設された乗りかごと、
    吸気口および排気口を有する送風機と、
    筐体および上記筐体内に揺動可能に配設された風量調整板を有し、上記風量調整板を揺動させて吸排気風量を調整する吸排気風量調整装置と、
    一端が、それぞれ、上記乗りかごの室内吸排気口、上記吸気口および上記排気口に接続され、他端が上記筐体に接続されたダクトと、
    上記筐体内に配設されて、上記筐体内を通る音を検出するマイクロフォンと、
    上記マイクロフォンの検出信号にアクティブノイズコントロール処理を施して逆位相信号を生成する制御器と、
    上記筐体内に配設されて、上記制御器が生成した逆位相信号を入力して、上記マイクロフォンが検出した音と逆位相の音波を上記筐体内に発振するスピーカと、を備えるエレベータ。
  2. 上記マイクロフォンおよび上記スピーカが、上記風量調整板の揺動領域の外側に配設されている請求項1記載のエレベータ。
  3. 上記マイクロフォンおよび上記スピーカが、上記風量調整板に直接取り付けられている請求項1記載のエレベータ。
  4. 上記制御器が、上記筐体の外壁面に取り付けられている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のエレベータ。
  5. 上記制御器が、上記筐体内の、上記風量調整板の揺動領域の外側に配設されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のエレベータ。
JP2017525743A 2015-07-01 2015-07-01 エレベータ Active JP6366839B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/068987 WO2017002229A1 (ja) 2015-07-01 2015-07-01 エレベータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017002229A1 true JPWO2017002229A1 (ja) 2017-09-28
JP6366839B2 JP6366839B2 (ja) 2018-08-01

Family

ID=57607963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017525743A Active JP6366839B2 (ja) 2015-07-01 2015-07-01 エレベータ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6366839B2 (ja)
CN (1) CN107709216B (ja)
WO (1) WO2017002229A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7123000B2 (ja) * 2019-04-24 2022-08-22 株式会社日立製作所 エレベーター制御システムおよびエレベーター制御方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611166A (ja) * 1992-06-25 1994-01-21 Matsushita Electric Works Ltd 排気装置
JPH09258742A (ja) * 1996-03-25 1997-10-03 Yamaha Corp 消音装置
JP3231875B2 (ja) * 1993-02-16 2001-11-26 株式会社東芝 エレベータの能動消音装置
JP2005171838A (ja) * 2003-12-10 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気扇
JP5289461B2 (ja) * 2008-11-12 2013-09-11 三菱電機株式会社 エレベータ装置
JP2015049411A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 パナソニック株式会社 能動消音装置および換気装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008505038A (ja) * 2004-06-30 2008-02-21 オーチス エレベータ カンパニー 消散性換気通路を有するエレベーターかご室天井
CN202130969U (zh) * 2011-05-17 2012-02-01 广东联合通用电梯有限公司 电梯通风装置
JP5885172B2 (ja) * 2012-04-11 2016-03-15 三菱電機株式会社 エレベータ装置
CN103231969B (zh) * 2013-03-07 2016-04-27 西子奥的斯电梯有限公司 一种低噪音的轿厢内通风导风系统
JP6368106B2 (ja) * 2014-02-20 2018-08-01 株式会社日立製作所 エレベーター装置及び騒音低減方法
CN204880432U (zh) * 2015-08-26 2015-12-16 富士电梯(合肥)有限公司 一种电梯轿厢空气净化系统

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611166A (ja) * 1992-06-25 1994-01-21 Matsushita Electric Works Ltd 排気装置
JP3231875B2 (ja) * 1993-02-16 2001-11-26 株式会社東芝 エレベータの能動消音装置
JPH09258742A (ja) * 1996-03-25 1997-10-03 Yamaha Corp 消音装置
JP2005171838A (ja) * 2003-12-10 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気扇
JP5289461B2 (ja) * 2008-11-12 2013-09-11 三菱電機株式会社 エレベータ装置
JP2015049411A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 パナソニック株式会社 能動消音装置および換気装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017002229A1 (ja) 2017-01-05
CN107709216A (zh) 2018-02-16
CN107709216B (zh) 2020-02-21
JP6366839B2 (ja) 2018-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5289461B2 (ja) エレベータ装置
JP5707722B2 (ja) 送風装置
JP6366839B2 (ja) エレベータ
CN110088832A (zh) 用于汽车内部空间的通风装置和用于运行这种通风装置的方法
JPH06227779A (ja) エレベータかご換気用ダクトのアクティブ騒音制御装置
JP6617286B2 (ja) 送風装置
JP5885172B2 (ja) エレベータ装置
JPH0680357A (ja) エレベータかごの換気装置
JP2001294384A (ja) エレベーターかご室
JP6503552B2 (ja) 能動消音装置及びこれを備えた送風装置
JP3783523B2 (ja) エレベータ装置
JP2011219215A (ja) エレベータ装置
JP6191005B2 (ja) 換気扇
JP5157509B2 (ja) エレベータかご室用空調機
JP6171967B2 (ja) エレベータのかご
JP6289220B2 (ja) エレベータ装置
JP6543807B2 (ja) 換気装置
JP2017129322A (ja) 送風装置
JP6236628B2 (ja) 能動消音装置
JP2017110861A (ja) 換気装置
JP2006124142A (ja) エレベータの騒音抑制装置
JP6086876B2 (ja) エレベータ
JP2012211711A (ja) ドラフトチャンバーの排気装置
JP6614126B2 (ja) エレベータ
JP2896286B2 (ja) エレベータかごの消音機能付き換気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6366839

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250