JP2012211711A - ドラフトチャンバーの排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開口部の開度に関わらず処理室内の風速を一定に保つことができるドラフトチャンバーの排気装置を提供する。
【解決手段】ダンパー(23)の回転軸(24)に連結された軸部材(46)と、軸部材(46)と一体に回転する扉用回転部材(43)と、扉用回転部材(43)と開口部(15)を開閉する扉体(16)とを連結する扉用ワイヤー(41)とを備え、扉体(16)のスライド移動に伴い、扉用回転部材(43)の扉用ワイヤー巻付部(43b)に巻き付いている扉用ワイヤー(41)の長さ寸法が変化することで、扉用回転部材(43,44)及び軸部材(46)が回転し、当該回転がダンパー(23)に伝達されて羽根板(25)が回転することで排気ダクト(20)の開度が変化し、その際、排気ダクト(20)の開度と開口部(15)の開度とが互いに等しい割合で変化するように設定した。
【選択図】図2

Description

本発明は、各種研究機関などで試料を扱う実験や研究に用いられるドラフトチャンバーに関し、その処理室内の排気を行わせるための排気装置に関する。
大学や研究所などをはじめとする各種研究機関では、実験中の試料から発生する有害ガスや臭気などの拡散を防止するためのドラフトチャンバー(ヒュームフード)が用いられている。このドラフトチャンバーは、実験台の上部を覆う箱状の本体部内に設けた処理室を備えている。処理室の前面には、スライド式の開閉扉を設置した開口部が設けられており、処理室の上部には、排気ダクトが連通している。排気ダクトは、その下流側に接続されたメインダクトを介して排気ファンに繋がっている。
このようなドラフトチャンバーでは、前面の開閉扉を一部開いた状態で、そこから処理室内に腕を差し込んで実験などの作業を行う。開閉窓は、実験で取り扱う試料の危険度や作業内容に応じてその開度が調整されるようになっている。その際、排気ファンを運転しながら作業を行うことで、開口部から吸い込んだ空気を処理室及び排気ダクトを介して排気する。これにより、処理室内の試料から発生する有害ガスなどが処理室の外に拡散することを防止している。
ところで、上記のようなドラフトチャンバーでは、排気ダクト内に、排気の流量を調節するためのダンパーが設置されている。このダンパーの開度を適宜に調節することで、処理室内の風速や風量を調整するようになっている。この場合、有害ガスの処理室外への漏洩や処理室内での滞留を防止するためには、開閉扉の開度に関わりなく処理室内の風速が常に一定になるように制御することが必要である。そのための機構として、従来、VAV(Variable Air Volume:可変風量)システムと呼ばれる機構がある。この可変風量システムを備えたドラフトチャンバーに関連する従来技術として、例えば、特許文献1,2に示すドラフトチャンバーがある。
特許文献1に示すドラフトチャンバーは、排気ダクトに設置したダンパーの開度を調整するダンパー駆動装置を備えると共に、ダンパー駆動装置に制御信号を送る制御装置(静圧調節器)を備えている。このダンパー駆動装置では、制御装置は、検出したチャンバー内の静圧が略一定となるようにダンパーの開度を調整すべくダンパー駆動装置を制御することで、前面の開口を通してチャンバー内に流入する風速を開口の大きさに関わらず一定にするようになっている。
また、特許文献2に示すドラフトチャンバーでは、排気流路の内部に設けたモータ等のアクチェータで操作される流量調節弁と、該流量調節弁の開き具合を検知するセンサーとを備えている。そして、作業中は流量調節弁を全開又はそれに近い状態に開き、非作業時には流量調節弁を閉じるように調節している。流量調節弁の回転操作はモータで行われており、上記センサーの検出に応じてモータの起動・停止制御を行うようになっている。
特許文献1、2に示すドラフトチャンバーの排気装置は、いずれもセンサーによる検出値に基づいてモータ等の駆動源の動作を制御することで排気ダクトの開度を調整するように構成したものである。しかしながら、これらの従来技術では、チャンバー内の圧力や弁開度などの状態を検出するためのセンサーと、排気ダクトに設置したダンパーを駆動するためのモータなどの駆動源と、センサーの検出値に基づいてモータなどの駆動源の動作を制御するための制御装置とが必要である。そのため、ドラフトチャンバーの部品数が多くなり、構造の複雑化や装置の大型化につながるという問題がある。また、制御装置とセンサー及びモータとを接続するための配線の取り回しや、モータや制御装置を駆動するための電源の確保などによっても、ドラフトチャンバーの構造が複雑化するという問題がある。
特開平5−51442号公報 特開2003−106590号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電気的な機構や制御を用いない簡単な構成でありながら、処理室の前面に設けた開口部の開度に関わらず、排気による処理室内の風速を一定に保つことができるドラフトチャンバーの排気装置を提供することにある。
上記の課題を解決するための本発明は、作業面(3)の上部を覆う箱状の本体部(10)内に画成した処理室(5)と、処理室(5)の前面に設けた開口部(15)と、スライド移動することで開口部(15)を開閉する扉体(16)と、処理室(5)に連通する排気ダクト(20)と、排気ダクト(20)内で回転軸(24)周りに回転可能に設置した羽根板(25)で該排気ダクト(20)の開度を調整可能なダンパー(23)と、を備えたドラフトチャンバー(1)の排気装置において、扉体(16)とダンパー(23)との間には、ダンパー(23)の開閉動作を扉体(16)の開閉動作に連動させる連動機構(40)が設けられており、連動機構(40)は、ダンパー(23)の回転軸(24)に連結された軸部材(46)と、軸部材(46)と一体に回転する扉用回転部材(43)と、扉用回転部材(43)と扉体(16)とを連結する扉用ワイヤー(41)と、扉用回転部材(43)に設けた扉用ワイヤー(41)を巻き付けるための扉用ワイヤー巻付部(43b)と、を備え、扉体(16)のスライド移動に伴い、扉用回転部材(43)の扉用ワイヤー巻付部(43b)に巻き付いている扉用ワイヤー(41)の長さ寸法が変化することで、扉用回転部材(43,44)及び軸部材(46)が回転し、当該回転がダンパー(23)の回転軸(24)に伝達されて羽根板(25)が回転することで排気ダクト(20)の開度が変化するようになっており、羽根板(25)の回転角度に応じた排気ダクト(20)の開度と、扉体(16)のスライド移動量に応じた開口部(15)の開度とが互いに等しい割合で変化するように設定したことを特徴とする。
本発明にかかるドラフトチャンバーの排気装置によれば、排気ダクトの開閉を処理室の前面に設けた開口部の開閉に連動させるための連動機構を機械的な構造のみで実現しているので、従来のドラフトチャンバーの排気装置では必要であった圧力などを検出するためのセンサー、モータなどの駆動源、制御装置がいずれも不要となる。したがって、ドラフトチャンバー及びその排気装置の部品数を少なく抑えることができ、かつ、構造の簡素化、装置の小形化を図ることができる。また、上記の連動機構を機械的な連結構造のみで実現していることで、電気的なトラブルや故障などによる処理室の排気の不具合が発生するおそれがない。したがって、ドラフトチャンバーの信頼性、耐久性を向上させることができると共に、メンテナンスの手間を軽減することができる。
また、本発明にかかる上記の排気装置では、羽根板の回転角度に応じた排気ダクトの開度と、扉体のスライド移動量に応じた開口部の開度とが等しい割合で変化するように設定されているので、排気ファンなどによる排気流量を一定量に維持するように設定しておけば、扉体の開閉による開口部の開度の変化に関わらず、処理室内の風速を一定に保つことができる。したがって、有害ガスなどが開口部から処理室外へ漏洩することや、処理室内に滞留することを効果的に防止できる。また、処理室内の風速を一定に保つことで、処理室内の気流の変化を抑制できるので、処理室内で行う実験などに対する気流の影響を効果的に軽減できる。
また、本発明にかかる上記のドラフトチャンバーの排気装置では、扉体(16)の質量に釣り合う質量を有する錘部材(49)と、軸部材(46)と一体に回転する錘用回転部材(44)と、錘用回転部材(44)と錘部材(49)とを連結する錘用ワイヤー(42)と、錘用回転部材(44)に設けた錘用ワイヤー(42)を巻き付けるための錘用ワイヤー巻付部(44b)と、をさらに備え、扉用回転部材(43)及び扉用ワイヤー巻付部(43b)と、錘用回転部材(44)及び錘用ワイヤー巻付部(44b)とは、軸部材(46)を中心としてその両側で互いに点対称に配置されているとよい。
この構成によれば、扉体から扉用回転部材を介して軸部材にかかる回転方向の荷重と、錘部材から錘用回転部材を介して軸部材にかかる回転方向の荷重とを釣り合わせることができるので、開口部の開閉動作において、扉体のスライド移動の全行程で扉体を移動させる力を一定にすることができる。したがって、扉体の開閉動作をスムーズに行うことができ、扉体による開口部の開度を所望の開度にすることが簡単に行えるようになる。
また、本発明にかかる上記のドラフトチャンバーの排気装置では、扉体(16)が開口部(15)を完全に閉じる閉位置と開口部(15)を完全に開く開位置との間の各位置での扉用ワイヤー巻付部(43b)への扉用ワイヤー(41)の巻付量が、排気ダクト(20)の開度を開口部(15)の開度に比例させる巻付量となるように、扉用ワイヤー巻付部(43b)の形状及び寸法が設定されているとよい。
これによれば、簡単な構成で、扉体の開閉途中の各位置で排気ダクトの開度が開口部の開度に比例するようになる。したがって、羽根板の回転角度に応じた排気ダクトの開度と、扉体のスライド移動量に応じた開口部の開度とが等しい割合で変化するようにできる。
なお、上記で括弧内に記した参照符号は、後述する実施形態における対応する構成要素に付した符号を参考のために例示したものである。
本発明にかかるドラフトチャンバーの排気装置によれば、電気的な機構や制御を用いない簡単な構成でありながら、処理室の前面に設けた開口部の開度に関わらず処理室内の排気による風速を一定に保つことができる。
本発明の一実施形態にかかる排気装置を備えたドラフトチャンバーの全体構成例を示す図で、(a)は、正面図、(b)は、側面図(一部断面図)、(c)は、平面図である。 前扉及び開閉用ダンパーと移動機構及び開閉連動機構の構成及び動作を説明するための図である。 開閉連動機構のカム機構部の詳細構成を示す正面図である。 カム機構部の詳細構成を示す図で、図3のY矢視図である。 開閉連動機構の動作を説明するための図で、開口部及び排気流路の全閉状態を示す図である。 開閉連動機構の動作を説明するための図で、開口部及び排気流路の開度が1/3の状態を示す図である。 開閉連動機構の動作を説明するための図で、開口部及び排気流路の開度が2/3の状態を示す図である。 開閉連動機構の動作を説明するための図で、開口部及び排気流路の全開状態を示す図である。 前扉用カム部材の外周面の形状を決定する手順の概念を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる排気装置を備えたドラフトチャンバー1の全体構成例を示す図で、(a)は、正面図、(b)は、側面図、(c)は、平面図である。なお、ドラフトチャンバー1の内部構造を説明するために、(b)の側面図では、一部を断面図としている。図1に示すように、本実施形態のドラフトチャンバー1は、実験室などの床に設置される実験台(台座部)2と、実験台2の上部に設置した本体部10と、本体部10の上部に取り付けた排気ダクト20とを備えて構成されている。本体部10は、一対の側板11,11と前板12及び背板13と天板14とで周囲及び上部を囲まれた箱型に形成されている。本体部10内には、下端部に実験台2上の作業面3が配置されており、作業面3の上方には、処理室5が画成されている。処理室5の前面には、略矩形状の開口部15が形成されており、開口部15には、前扉(扉体)16が設置されている。前扉16は、上下にスライド移動可能に設置された上板17と下板18とで構成されている。上板17と下板18は、いずれもガラス製の板状部材であり、後述する移動機構30によって互いに連動してスライド移動することで、開口部15を任意の開度で開くことができるようになっている。移動機構30の詳細な構成及び動作については、後述する。
処理室5の天井部6には、処理室5内を照らすための照明装置7が設置されている。また、処理室5の奥側の面に沿う位置には、バッフル板8が設置されている。バッフル板8は、処理室5内の気流を整える作用を有している。
処理室5の上部には、排気ダクト20が接続されている。排気ダクト20は、断面が矩形状の筒型であり、その下端に設けた吸気口20aが処理室5の天井部6に開口しており、上端に設けた排気口20bが、図示しないメインダクトを介して、処理室5からの排気を行うための吸引ファンや真空ポンプに接続されている。なお、本実施形態では、ドラフトチャンバー1の排気ダクト20に対応する吸引ファン又は真空ポンプは、一台のドラフトチャンバー1に対して個別に設置されているものとする。
排気ダクト20内には、処理室5の天井部6に開口する吸気口20aに近い側(上流側)から順に、バッフルダンパー21、排気量調整用のボリュームダンパー22、開閉用ダンパー23が設置されている。バッフルダンパー21は、吸気口20aの直上部に設置されており、図示しないハンドルなどで手動による開閉操作を行うことで、排気量を調整するものである。このバッフルダンパー21で排気量の調整を行うことで、処理室5の排気量や排気バランスを、処理室5内で行う実験の内容や扱う薬品の種類に応じて調整することができる。また、ボリュームダンパー22は、排気ダクト20からの排気流量を微調整するためのもので、図示しないハンドルなどで手動による開閉操作を行うようになっている。
開閉用ダンパー23は、排気ダクト20における本体部10の天板14よりも上部に突出した箇所に設置されている。この開閉用ダンパー23は、排気ダクト20の内部に設置した回転軸24と、該回転軸24に固定されてその周囲で回転する羽根板25とを備えている。回転軸24は、排気流路26の断面の中央に設置されており、排気ダクト20内の排気流路26の長手方向と直交する方向に延びている。羽根板25は、回転軸24に固定されており、その外形が排気流路26の断面と略同一形状になっている。この羽根板25は、排気流路26を完全に閉鎖する閉位置と排気流路26を完全に開く開位置との間で、回転軸24の周りで90度の範囲を回転(回動)するようになっている。羽根板25の回転角度位置を変化させることで、排気流路26の開度を所望の開度に調整することが可能である。
そして、本実施形態のドラフトチャンバー1が備える排気装置は、開閉用ダンパー23と前扉16との間に設けた開閉連動機構40を備えている。この開閉連動機構40によって、開閉用ダンパー23の開閉動作が前扉16の開閉動作に連動するようになっており、かつ、開閉用ダンパー23による排気ダクト20の開度が前扉16の開閉による開口部15の開度と等しい割合で変化するように設定されている。これにより、前扉16の開度に関わらず、処理室5内の排気による風速を一定に保つことができる。開閉連動機構40の構成及び動作については、下記で詳細に説明する。
図2は、前扉16及び開閉用ダンパー23と移動機構30及び開閉連動機構40の構成及び動作を説明するための概略図である。同図及び図1に示すように、前扉16は、互いに同一形状の上板17と下板18とが開口部15の両側に設けたレール(図示せず)に対して上下方向にスライド移動可能に係合している。そして、上板17と下板18は、互いが上下及び前後に段違いで設置されており、それぞれが開口部15の上半分と下半分を塞ぐようになっている。上板17及び下板18は、それぞれの幅方向の両側に取り付けたワイヤー31,32で吊り下げられている。下板18の両側に取り付けられた二本のワイヤー32a,32bは、本体部10の所定位置に固定された複数の定滑車33と、所定の質量を有するウエイト(錘部材)34に取り付けた動滑車35とを経由して、その先の端部が本体部10の所定位置に設けた固定部36に固定されている。一方、上板17の両側に取り付けられた二本のワイヤー31a,31bは、本体部10の所定位置に固定された複数の定滑車33を介して、それらの先端がウエイト34に固定されている。
この構成により、下板18を上方へ持ち上げると、それに連動してウエイト34が下降することで、上板17が上方に引き上げられる。ここで、上板17と下板18が同一質量の場合、ウエイト34の質量は、上板17の質量に対して1.5倍の質量に設定することができる。これによれば、下板18を持ち上げていく際、上板17及びウエイト34のストローク量(移動量)が下板18のストローク量の0.5倍(半分)となる。したがって、下板18の下端が開口部15の上端と一致する位置まで上昇したときに、上板17の下端も開口部15の上端と一致する位置まで上昇して、開口部15が全開状態となる。その一方で、下板18を引き下げてゆくと、その場合も上板17及びウエイト34のストローク量が下板18のストローク量の0.5倍となるので、最終的に、下板18が開口部15の下半分を塞いだ状態になったとき、上板17が開口部15の上半分を塞いだ状態となる。これにより、上板17と下板18とで開口部15が完全に塞がれた状態となる。また、開閉の途中で下板18の移動を停止させると、上板17及び下板18とウエイト34とのバランスによって、上板17及び下板18はその位置で停止する。上記のような移動機構30を備えたことで、下板18を上下に移動させるだけで、開口部15を完全に開かれた開位置と完全に閉じられた開状態との間で、任意の開度で開閉することができる。
また、前扉16と開閉用ダンパー23との間に設けた開閉連動機構40は、開閉用ダンパー23の回転軸24に連結されたカム機構部45を備えている。カム機構部45には、前扉用ワイヤー41の一端とウエイト用ワイヤー42の一端とが取り付けられている。前扉用ワイヤー41は、その他端が前扉16の上板17に取り付けられており、ウエイト用ワイヤー42は、その他端が所定の質量を有するカウンターウエイト(錘部材)49に取り付けられている。この開閉連動機構40によって、開閉用ダンパー23の開閉動作が前扉16の開閉動作に連動するようになっており、かつ、開閉用ダンパー23による排気流路26の開度が前扉16による開口部15の開度と等しい割合で変化するように設定されている。
図3は、カム機構部45の詳細構成を示す正面図である。また、図4は、図3のY矢視を示す図である。開閉連動機構40が備えるカム機構部45は、前扉用ワイヤー(扉用ワイヤー)41が連結された前扉用カム部材(扉用回転部材)43と、ウエイト用ワイヤー(錘用ワイヤー)42が連結されたウエイト用カム部材(錘用回転部材)44とを備えている。前扉用カム部材43とウエイト用カム部材44は、互いに同一形状でいずれも概略半円弧状の外形を有している。これら前扉用カム部材43とウエイト用カム部材44は、互いがカム軸46の軸心に対して点対称となるようにカム軸46の両側に取り付けられており、カム軸46と一体に回転するようになっている。
前扉用ワイヤー41は、その一端が前扉用カム部材43の固定部43aに固定されており、そこからカム軸46の側部を通って前扉用カム部材43の湾曲面状の外周面(扉用ワイヤー巻付部)43bに巻き付くように配置されている。そして、その先が定滑車47を介して前扉16の上板17に固定されている。一方、ウエイト用ワイヤー42は、その一端がウエイト用カム部材44の固定部44aに固定されており、そこからカム軸46の側部を通ってウエイト用カム部材44の湾曲面状の外周面(錘用ワイヤー巻付部)44bに巻き付くように配置されている。そして、その先が定滑車48を介してカウンターウエイト49に固定されている。
既述のように、前扉用カム部材43とウエイト用カム部材44は、カム軸46の両側で互いに対称に設置されている。そのため、カム軸46と前扉用カム部材43及びウエイト用カム部材44が一方に回転すると、ウエイト用カム部材44の外周面44bに巻き付いていたウエイト用ワイヤー42が次第に外れてゆくことで、ウエイト用ワイヤー42が解かれてカウンターウエイト49が下降する一方、前扉用カム部材43の外周面43bに前扉用ワイヤー41が巻き付いてゆくことで、前扉用ワイヤー41が巻き取られて前扉16の上板17が上昇するようになっている。
また、カム軸46と前扉用カム部材43及びウエイト用カム部材44が他方に回転すると、ウエイト用カム部材44の外周面44bにウエイト用ワイヤー42が巻き付いていくことで、ウエイト用ワイヤー42が巻き取られてカウンターウエイト49が上昇する一方、前扉用カム部材43の外周面43bに巻き付いていた前扉用ワイヤー41が次第に外れてゆくことで、前扉用ワイヤー41が解かれて前扉16の上板17が下降するようになっている。このように、前扉16の上板17とカウンターウエイト49とは、一方が上昇又は下降すると他方がその逆の動作をするようになっている。
図4に示すように、カム機構部45のカム軸46は、減速機51に連結されている。そして、減速機51から出ている連結軸52は、複数のユニバーサルジョイント53でその軸方向の向きが変換されて、その先端が開閉用ダンパー23の回転軸24に連結されている。減速機51は、支持部材54で本体部10の天板14の上面に固定されている。減速機51は、入力回転を所定の減速比で減速して出力する機構であり、ここでは、カム軸46側の回転を減速して連結軸52側に出力するようになっている。これにより、前扉用カム部材43及びウエイト用カム部材44が固定されたカム軸46の回転が所定の減速比で減速されて開閉用ダンパー23の回転軸24に入力される。なお、本実施形態の減速機51は、カム軸46の回転を3:1の回転数比で減速して開閉用ダンパー23の回転軸24に伝達するように設定されている。
次に、上記構成の開閉連動機構40の動作及び前扉16の開閉動作に伴う開閉用ダンパー23の開閉動作について、詳細に説明する。図5乃至図8は、開閉連動機構40及び前扉16と開閉用ダンパー23の動作を説明するための図で、各図中の(I)は、図1のI部分を示す部分拡大図、(II)は、図1のII部分を示す部分拡大図、(III)は、カム機構部45を示す図である。そして、図5は、開口部15及び排気流路26の全閉状態(開口部15の開度H=0,排気流路26の開度L=0)を示す図であり、図6は、開口部15の開度Hと排気流路26の開度Lが1/3(H=1/3H,L=1/3L)の状態を示す図であり、図7は、開口部15の開度Hと排気流路26の開度Lが2/3の状態(H=2/3H,L=2/3L)を示す図であり、図8は、開口部15及び排気流路26の全開状態(H=H,L=L)を示す図である。
まず、図5に示すように、前扉16及び開閉用ダンパー23が全閉状態のとき、カム機構部45は、正面側から見て、前扉用カム部材43がカム軸46の上側にあり、ウエイト用カム部材44がカム軸46の下側にある。そして、ウエイト用ワイヤー42がウエイト用カム部材44の外周面44bの略全体に巻き付いており、前扉用ワイヤー41が前扉用カム部材43の外周面43bからほぼ完全に外れた状態になっている。したがって、カウンターウエイト49は、最上端に上昇した位置にあり、前扉16の上板17は、最下端に下降した位置にある。以下の説明では、この位置を初期位置という。
上記の初期位置から、前扉16の下板18を持ち上げて開口部15を開いていくと、前扉16の上板17の上昇に伴い前扉用ワイヤー41が緩む。そうすると、カウンターウエイト49の重さで、ウエイト用カム部材44に正面から見て反時計周り方向の回転力が作用する。これにより、ウエイト用カム部材44及び前扉用カム部材43とカム軸46が一体に同方向に回転する。そうすると、前扉用ワイヤー41が前扉用カム部材43の外周面43bに巻き取られる一方、ウエイト用ワイヤー42がウエイト用カム部材44の外周面44bから外れていく。こうして、開口部15の開度Hと排気ダクト20内の排気流路26の開度Lとが等しい割合で変化していく。したがって、図6に示すように、開口部15の開度Hが全開状態Hの1/3になったときに、排気ダクト20内の排気流路26の開度Lが全開状態Lの1/3になる。また、図7に示すように、開口部15の開度Hが全開状態Hの2/3になったときに、排気ダクト20内の排気流路26の開度Lが全開状態Lの2/3になる。
さらに前扉16を開いてゆくと、最終的に、図8に示すように、カム軸46が初期位置から270度回転した状態で、ウエイト用カム部材44がカム軸46の左側に位置し、前扉用カム部材43がカム軸46の右側に位置する。このとき、前扉用ワイヤー41が前扉用カム部材43の外周面43bの全体に巻き付いており、ウエイト用ワイヤー42がウエイト用カム部材44の外周面44bからほぼ完全に外れた状態になっている。そしてこの状態で、前扉16の上板17が最上端に上昇した位置にあり、開閉用ダンパー23の羽根板25が初期位置に対して90度回転した角度になっている。したがって、前扉16及び開閉用ダンパー23がいずれも全開状態になる。
このように、本実施形態のドラフトチャンバー1が備える排気装置では、前扉16の下板18をスライド移動させて開口部15を開いていくと、開閉用ダンパー23の羽根板25が連動して排気ダクト20内の排気流路26を開いていくようになっている。一方、前扉16をスライド降下させて開口部15を閉じていくと、開閉用ダンパー23の羽根板25が連動して排気ダクト20内の排気流路26を閉じていくようになっている。そして、開口部15が全閉のときに排気流路26が全閉となり、開口部15が全開のときに排気流路26が全開となる。さらに、開口部15が全閉と全開との間にあるときは、排気流路26の開度は、開口部15の開度と同じ割合で変化するようになっている。
ここで、前扉用カム部材43の外周面43b及びウエイト用カム部材44の外周面44bの形状及び寸法の設定について説明する。図9は、前扉用カム部材43の外周面43bの形状を決定する手順の概念を説明するための図である。本実施形態の排気装置では、前扉16の各位置での外周面43bへの前扉用ワイヤー41の巻付量が、排気ダクト20の開度が開口部15の開度に比例する巻付量となるように、外周面43bの形状及び寸法が設定されている。
具体的には、開閉用ダンパー23による排気ダクト20の開度Lは、閉位置(初期位置)からの回転軸24及び羽根板25の回転角(=θ)の三角関数値となる。そこで、図9(a)に示すように、排気流路26の断面(幅L)を等間隔(等開度)の複数の領域Aに分割(図では20領域に分割)し、各領域に対応する羽根板25の回転角に沿った線分S1,S2・・・を引く。そして、同図(b)に示すように、回転角=0の起点を中心として、一定の径寸法の円Rを描き、当該円Rと線分S1との交点X1を求める。続けて、交点X1を中心として、同じく一定の径寸法の円Rを描き、当該円Rと線分S2との交点X1を求める。これを繰り返してゆき、交点X1,X2,X3・・・をプロットする。そして、当該交点X1,X2,X3を順に結ぶことで、前扉用カム部材43の外周面43bの形状の基になる線Pが得られる。また、外周面43bの全長(前扉用ワイヤー41が巻き付く長さ寸法)は、上板17の全ストローク量に等しい1/2Hに設定する。なお、排気流路26の断面の分割数を多くして、線分S1,S2・・・の数を増やしてゆくほど、線Pは滑らかな曲線に近付くが、領域Aを適当な分割数として、交点X1,X2,X3・・・間を滑らかな曲線で結ぶようにしても、ほぼ同様の曲線が得られる。なお、円Rの半径は、上板17及び前扉用ワイヤー41の総ストローク量と領域Aに分割数とから求まる値である。また、線分S1,S2の角度は、実際には、減速機51の減速比を考慮したカム軸46の回転角度となる。
以上のようにして形状及び寸法が決定された外周面43bに前扉用ワイヤー41が巻き付くことで、排気ダクト20の開度が開口部15の開度に比例するようになる。なお、ウエイト用カム部材44の外周面44bは、前扉用カム部材43の外周面43bと同寸法で対称な形状に設定されている。
以上説明したように、本実施形態のドラフトチャンバー1の排気装置は、作業面3の上部を覆う箱状の本体部10内に画成した処理室5と、処理室5の前面に設けた開口部15と、スライド移動することで開口部15を開閉する前扉(扉体)16と、処理室5に開口する排気ダクト20と、排気ダクト20内で回転軸24周りに回転可能に設置した羽根板25で該排気ダクト20の開度を調整可能な開閉用ダンパー23とを備えている。そして、前扉16と開閉用ダンパー23との間には、開閉用ダンパー23の開閉動作を前扉16の開閉動作に連動させる開閉連動機構40が設けられている。この開閉連動機構40は、開閉用ダンパー23の回転軸24に連結されたカム軸(軸部材)46と、カム軸46と一体に回転する前扉用カム部材(扉用回転部材)43及びウエイト用カム部材(錘用回転部材)44と、前扉16の質量に釣り合う質量を有するカウンターウエイト(錘部材)49と、前扉用カム部材43と前扉16とを連結する前扉用ワイヤー(扉用ワイヤー)41と、ウエイト用カム部材44とカウンターウエイト49とを連結するウエイト用ワイヤー(錘用ワイヤー)42とを備え、前扉16のスライド移動に伴い、前扉用カム部材43の外周面(ワイヤー巻取部)43bに巻き取られている前扉用ワイヤー41の長さ寸法、及びウエイト用カム部材44の外周面(ワイヤー巻取部)44bに巻き取られているウエイト用ワイヤー42の長さ寸法が変化することで、前扉用カム部材43及びウエイト用カム部材44とカム軸46とが回転し、当該回転が開閉用ダンパー23の回転軸24に伝達されて羽根板25が回転するようになっている。そして、羽根板25の回転角度に応じた排気ダクト20の開度が、前扉16のスライド移動量に応じた開口部15の開度と等しい割合で変化するように設定されている。
本発明にかかるドラフトチャンバー1の排気装置によれば、排気ダクト20の開閉を開口部15の開閉に連動させるための開閉連動機構40を機械的な構造のみで実現している。これにより、従来のドラフトチャンバーの排気装置のように、圧力などを検出するためのセンサーや、モータなどの駆動源や、制御装置など電気的な機構が不要となる。したがって、ドラフトチャンバー1の部品点数を少なく抑えることができ、構造の簡素化、装置の小形化を図ることができる。また、上記の開閉連動機構40を機械的な構造のみで実現しているので、電気的なトラブルや故障などによる排気の不具合が発生するおそれがない。したがって、ドラフトチャンバー1の信頼性、耐久性を向上させることができ、メンテナンスの手間を軽減することができる。
また、このドラフトチャンバー1の排気装置では、羽根板25の回転角度に応じた排気ダクト20の開度が、前扉16のスライド移動量に応じた開口部15の開度と等しい割合で変化するので、排気ファンによる排気流量を一定量に設定しておけば、前扉16の開閉による開口部15の開度に関わらず、処理室5内の風速を一定に保つことができる。したがって、有害ガスなどの処理室5外への漏洩や処理室5内での滞留を効果的に防止できる。また、処理室5内の風速を一定に保つことで、処理室5内の気流の変化を抑制できるので、処理室5内で行う実験などに対する気流の影響を軽減できる。
また、本実施形態の排気装置では、前扉用カム部材43と、ウエイト用カム部材44とは、カム軸46を中心としてその両側で互いに点対称に配置されている。この構成により、前扉16(上板17)から前扉用カム部材43を介してカム軸46にかかる回転方向の荷重と、カウンターウエイト49からウエイト用カム部材44を介してカム軸46にかかる回転方向の荷重とが釣り合うので、開口部15の開閉動作において、前扉16のスライド移動の全行程で前扉16を移動させる力が一定になる。したがって、前扉16の開閉動作をスムーズに行うことができ、前扉16による開口部15の開度を所望の開度にすることが簡単に行えるようになる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、開閉連動機構40のカム機構部25をドラフトチャンバー1の天板14の上面における排気ダクト20の側部に設置した場合を示したが、開閉連動機構40のカム機構部45は、これ以外の位置に設置することも可能である。例えば、詳細な図示及び説明は省略するが、ドラフトチャンバー1の本体部10内に設置するようにしてもよい。また、上記実施形態では、カム軸46の軸方向と開閉ダンパー23の回転軸24の軸方向とが互いに直交する方向になっており、これらを複数のユニバーサルジョイント53及び連結軸52を介して連結した構成を採用しているが、これ以外にも、カム機構部25の配置構成を変更する場合は、カム軸46の軸方向と開閉ダンパー23の回転軸24の軸方向とが互いに平行になるように設定することも可能である。その場合は、ユニバーサルジョイント53及び連結軸52による連結構造は省略することができる。
また、上記実施形態では、前扉16が上板17と下板18の2枚で構成されていて、開口部15を開閉する際に上板16と下板17が連動する構成を示したが、これ以外にも、前扉16は、一枚板で構成してもよい。なお、その場合は、前扉用カム部材43の外周面43bの全長(前扉用ワイヤー41が巻き付く長さ寸法)は、当該一枚板の全ストローク量(すなわち、開口部15の縦寸法)と同一寸法に設定する。
1 ドラフトチャンバー
3 作業面
5 処理室
6 天井部
10 本体部
15 開口部
16 前扉(扉体)
17 上板
18 下板
20 排気ダクト
23 開閉用ダンパー(ダンパー)
24 回転軸
25 羽根板
26 排気流路
30 移動機構
40 開閉連動機構
41 前扉用ワイヤー(扉用ワイヤー)
42 ウエイト用ワイヤー(錘用ワイヤー)
43 前扉用カム部材(扉用回転部材)
43b 外周面(扉用ワイヤー巻付部)
44 ウエイト用カム部材(錘用回転部材)
44b 外周面(錘用ワイヤー巻付部)
45 カム機構部
46 カム軸(軸部材)
49 カウンターウエイト(錘部材)
51 減速機
52 連結軸
53 ユニバーサルジョイント
54 支持部材

Claims (3)

  1. 作業面の上部を覆う箱状の本体部内に画成した処理室と、前記処理室の前面に設けた開口部と、スライド移動することで前記開口部を開閉する扉体と、前記処理室に連通する排気ダクトと、前記排気ダクト内で回転軸周りに回転可能に設置した羽根板で該排気ダクトの開度を調整可能なダンパーと、を備えたドラフトチャンバーの排気装置において、
    前記扉体と前記ダンパーとの間には、前記ダンパーの開閉動作を前記扉体の開閉動作に連動させる連動機構が設けられており、
    前記連動機構は、前記ダンパーの前記回転軸に連結された軸部材と、前記軸部材と一体に回転する扉用回転部材と、前記扉用回転部材と前記扉体とを連結する扉用ワイヤーと、前記扉用回転部材に設けた前記扉用ワイヤーを巻き付けるための扉用ワイヤー巻付部と、を備え、
    前記扉体のスライド移動に伴い、前記扉用回転部材の前記扉用ワイヤー巻付部に巻き付いている前記扉用ワイヤーの長さ寸法が変化することで、前記扉用回転部材及び前記軸部材が回転し、当該回転が前記ダンパーの前記回転軸に伝達されて前記羽根板が回転することで前記排気ダクトの開度が変化するようになっており、
    前記羽根板の回転角度に応じた前記排気ダクトの開度と、前記扉体のスライド移動量に応じた前記開口部の開度とが互いに等しい割合で変化するように設定した
    ことを特徴とするドラフトチャンバーの排気装置。
  2. 前記扉体の質量に釣り合う質量を有する錘部材と、前記軸部材と一体に回転する錘用回転部材と、前記錘用回転部材と前記錘部材とを連結する錘用ワイヤーと、前記錘用回転部材に設けた前記錘用ワイヤーを巻き付けるための錘用ワイヤー巻付部と、をさらに備え、
    前記扉用回転部材及び前記扉用ワイヤー巻付部と、前記錘用回転部材及び前記錘用ワイヤー巻付部とは、前記軸部材を中心としてその両側で互いに点対称に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のドラフトチャンバーの排気装置。
  3. 前記扉体が前記開口部を完全に閉じる閉位置と前記開口部を完全に開く開位置との間の各位置での前記扉用ワイヤー巻付部への前記扉用ワイヤーの巻付量が、前記排気ダクトの開度を前記開口部の開度に比例させる巻付量となるように、前記扉用ワイヤー巻付部の形状及び寸法が設定されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のドラフトチャンバーの排気装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015048895A1 (en) * 2013-10-01 2015-04-09 Intellinox Inc. Damper, installation kit for damper and damper kit installation method for cooking operations
JP2017064607A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 三機工業株式会社 ドラフトチャンバ

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