JP2017064607A - ドラフトチャンバ - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉扉を、排気ダクトに設けたダンパを開閉させるダンパモータの駆動の可変速度以上の速度で開閉しないようにし、開閉扉の急激な開閉による作業室内の空気等がドラフトチャンバ全面扉から外に漏れるのを防止することができるドラフトチャンバを提供する。【解決手段】作業室の前面に開口部を有する本体と、この本体の開口部を上下方向に開閉する開閉扉と、該開閉扉に対向して設けられた扉と、前記開閉扉を昇降させる開閉扉昇降用モータと、該開閉扉昇降用モータを操作する開閉扉昇降値設定スイッチと、前記開閉扉昇降用モータと開閉扉昇降値設定スイッチとの間に設けられた開閉扉昇降用電磁開閉器と、前記本体に接続され前記作業室と外気とを連通する排気ダクトと、該排気ダクト内に設けられたダンパとダンパ開閉モータとからなるモータダンパと、前記開閉扉昇降値設定スイッチとダンパ開閉モータの間に設けられた開閉扉昇降用電磁開閉器とからなるドラフトチャンバ。【選択図】 図1

Description

本発明は、薬品の研究所や薬品製造工場等において化学実験や薬品調合などに使用されるドラフトチャンバに関する。
一般にドラフトチャンバの内部は実験用の作業室が設けられている。そして作業室の前面開放口は透明な開閉扉により開閉可能となっていて、ドラフトチャンバの使用は、開閉扉を開き作業室内に試料等を収容し、開閉扉を作業員の手が入る高さまで閉じて作業する。
また、前記作業室内の上方に設けた排気ダクトに排気ダンパと排気ファンを取付け、前記作業室内の空気を室外へ強制的に排気して、作業室内に発生するおそれのある有害なガス等が作業室の外に流出して作業者が誤って吸引するのを防止している。
このようにドラフトチャンバでの作業は、危険を伴う作業が多いことから、開閉扉の開口部分から作業室内に流入する空気の流入風速は、法律により一定の基準(法定基準値)が設けられている。
実際のドラフトチャンバにおいては、前記開放口から作業室内に向かう吸込風の流れは、前記排気ファンによって作業室内の空気を作業室外へ強制的に排気することで作られるが、吸込風の風速は、予め実験等により求められた風速値で設定されている。
前記ドラフトチャンバの使用時に、ドラフトチャンバの開閉扉の開閉に伴って開閉扉からの吸込面速が変動すると、ダンパの開閉が遅く開閉扉の開閉に追従できず排気装置が十分に機能していない状態でドラフトチャンバの開閉扉が急激に開口され吸込面速が遅くなり、作業室内の空気等がドラフトチャンバの開閉扉から外に漏れ出すおそれがある。
そのため、開閉扉の急激な開放に対応するためには開閉扉の開口に合わせて排気ダンパの開閉を制御する必要がある。
従来の手動で開閉扉の開閉を行うドラフトチャンバにおいては、開口部分からの吸込風速が前記法定基準値を満たすようにするため、開閉扉の昇降に伴う吸込風速に対応するように、開口部分からの吸込風速と排気ダクトからの風量を調整している(特許文献1、特許文献2)。
しかし、特許文献1は、開閉扉の位置を検出するセンサと排気ダクトを流れる排気風速を検出する排気風速検出センサとを設け、前記センサからの検出信号及び前記排気風速検出センサからの検出信号をそれぞれ制御部に入力し、制御部で開閉扉の開口面積と排気風量をそれぞれ割り出し、前記制御部で開口面積時の吸込風の風速値を演算し、その風速値が設定された吸込風の風速値と同じになるよう前記制御部で演算制御しているため装置自体が複雑でかつ高度な制御部が必要である。
また、特許文献2も、開閉扉の開閉量である開口度を測定する一対の開閉センサと、排気ダクトの排気風量を測定する差圧センサとを設け、前記開閉センサと差圧センサとからの信号を演算処理して排気ダンパに信号を出力する制御装置から構成しているため上記特許文献1と同様に装置自体が複雑でかつ高度な制御部が必要である。
さらに特許文献1や特許文献2のようなドラフトチャンバにおいては、開閉扉を手動で開閉するため、開閉扉の急激な開放に対応する必要性から作動時間が短い(1〜5秒)ブラシレスDCモータなどを用いた高速ダンパが必要となる。
しかし、このような高速ダンパは価格が高く、チャンバ直上の分岐排気ダクトごとに設置が必要であったり、装置自体が大きく、配置するために予め大きなスペースを確保する必要があったり、またダンパ自体の圧損が280Paなど非常に大きく換気設備への負荷が大きいという問題があった。
さらには、特定のドラフトチャンバにしか使用できない特殊設計であったりと、設計面においてもコスト面においても問題があった。
特開2007−61750号公報 特許第5250532号公報
本発明は、上記問題点を解決することを目的とするものであり、ドラフトチャンバに設けた開閉扉昇降値設定スイッチによる操作で、開閉扉を昇降させる開閉扉昇降用モータと排気ダクトに設けたモータダンパのダンパを開閉させるダンパ開閉モータの双方を同時に正逆回転駆動させることで、開閉扉の急激な開閉による作業室内の空気等がドラフトチャンバの開閉扉から外に漏れるのを防止することができるドラフトチャンバを提供することを目的とする。
また、開閉扉昇降値設定スイッチによる操作で、開閉扉を昇降させる開閉扉昇降用モータと排気ダクトに設けたモータダンパのダンパを開閉させるダンパ開閉モータを同時に正逆回転駆動させることで、開閉扉の開閉による開口部の吸込面速が法定基準値を満たすドラフトチャンバを提供することを目的とする。
なお、本明細書において、「同時に正逆回転駆動させる」とは、「全く同じに正逆回転駆動させる場合の他に多少ずれて正逆回転駆動させる場合」も含む。
さらに、ダンパに安価の汎用モータに使用することができ、製造コスト及び設置スペースを減少することができるドラフトチャンバを提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題を下記の手段により解決した、
(1)作業室2の前面に開口部3を有する本体1と、この本体1の開口部3を上下方向に開閉する開閉扉4と、前記開閉扉4を昇降させる開閉扉昇降用モータ6と、該開閉扉昇降用モータ6を操作する開閉扉昇降スイッチ7と、開閉扉昇降スイッチ7の操作で前記開閉扉昇降用モータ6の電路を開閉する開閉扉昇降用電磁開閉器8と、前記本体1に接続され前記作業室2と外気とを連通する排気ダクト10と、該排気ダクト10内に設けられたダンパ12aとダンパ開閉モータ12bとからなるモータダンパ12と、前記開閉扉昇降スイッチ7の操作で前記ダンパ開閉モータ12bの電路を開閉する開閉扉昇降用電磁開閉器13と
からなることを特徴とするドラフトチャンバ。
(2)作業室2の前面に開口部3を有する本体1と、この本体1の開口部3を上下方向に開閉する開閉扉4と、前記開閉扉4を昇降させる開閉扉昇降用モータ6と、該開閉扉昇降用モータ6を操作する開閉扉昇降スイッチ7と、開閉扉昇降スイッチ7の操作で前記開閉扉昇降用モータ6の電路を開閉する開閉扉昇降用電磁開閉器8と、前記本体1に接続され前記作業室2と外気とを連通する排気ダクト10と、該排気ダクト10内に設けられた風量調整モータ15bを備えた可変風量装置15と、前記開閉扉昇降スイッチ7の操作で前記風量調整モータ15bの電路を開閉する開閉扉昇降用電磁開閉器13と
からなることを特徴とするドラフトチャンバ。
(3)作業室2の前面に開口部3を有する本体1と、この本体1の開口部3を上下方向に開閉する開閉扉4と、前記開閉扉4を昇降させる開閉扉昇降用モータ6と、該開閉扉昇降用モータ6を操作する開閉扉昇降スイッチ7と、開閉扉昇降スイッチ7の操作で前記開閉扉昇降用モータ6の電路を開閉する開閉扉昇降用電磁開閉器8と、前記本体1に接続され前記作業室2と外気とを連通する排気ダクト10と、前記本体1内に設けられたダンパ12aとダンパ開閉モータ12bとからなるモータダンパ12と、前記開閉扉昇降スイッチ7の操作で前記ダンパ開閉モータ12bの電路を開閉する開閉扉昇降用電磁開閉器13と
からなることを特徴とするドラフトチャンバ。
(4)作業室2の前面に開口部3を有する本体1と、この本体1の開口部3を上下方向に開閉する開閉扉4と、前記開閉扉4を昇降させる開閉扉昇降用モータ6と、該開閉扉昇降用モータ6を操作する開閉扉昇降スイッチ7と、開閉扉昇降スイッチ7の操作で前記開閉扉昇降用モータ6の電路を開閉する開閉扉昇降用電磁開閉器8と、前記本体1に接続され前記作業室2と外気とを連通する排気ダクト10と、前記本体1内に設けられた風量調整モータ15bを備えた可変風量装置15と、前記開閉扉昇降スイッチ7の操作で前記風量調整モータ15bの電路を開閉する開閉扉昇降用電磁開閉器13と
からなることを特徴とするドラフトチャンバ。
(5)前記開閉扉昇降用モータ6又はダンパ開閉モータ12bの少なくとも一方が汎用モータであることを特徴とする(1)または(3)に記載のドラフトチャンバ。
(6)前記開閉扉昇降用モータ6又は風量調整モータ15bの少なくとも一方が汎用モータであることを特徴とする(2)または(4)に記載のドラフトチャンバ。
(7)作業室2の前面に開口部3を有する本体1と、この本体1の開口部3を上下方向に開閉する開閉扉4と、前記開閉扉4を昇降させる開閉扉昇降用モータ6と、前記本体1に接続され前記作業室2と外気とを連通する排気ダクト10と、該排気ダクト10内に設けられたダンパ12aとダンパ開閉モータ12bとからなるモータダンパ12と、開度設定器16と、電電ポジショナ17と、上部リミットスイッチ18と、下部リミットスイッチ19と、前記開閉扉昇降用モータ6の駆動により回動される回転軸23と、該回転軸23に減速ギヤ30、31を介して設けられたフィードバックポテンショメータ32と
からなることを特徴とするドラフトチャンバ。
(8)作業室2の前面に開口部3を有する本体1と、この本体1の開口部3を上下方向に開閉する開閉扉4と、前記開閉扉4を昇降させる開閉扉昇降用モータ6と、前記本体1に接続され前記作業室2と外気とを連通する排気ダクト10と、該排気ダクト10内に設けられた風量調整モータ15bを備えた可変風量装置15と、開度設定器16と、電電ポジショナ17と、上部リミットスイッチ18と、下部リミットスイッチ19と、前記開閉扉昇降用モータ6の駆動により回動される回転軸23と、該回転軸23に減速ギヤ30、31を介して設けられたフィードバックポテンショメータ32と
からなることを特徴とするドラフトチャンバ。
(9)作業室2の前面に開口部3を有する本体1と、この本体1の開口部3を上下方向に開閉する開閉扉4と、前記開閉扉4を昇降させる開閉扉昇降用モータ6と、前記本体1に接続され前記作業室2と外気とを連通する排気ダクト10と、該排気ダクト10内に設けられたダンパ12aとダンパ開閉モータ12bとからなるモータダンパ12と、開度設定器16と、電電ポジショナ17と、上部リミットスイッチ18と、下部リミットスイッチ19と、前記開閉扉昇降用モータ6の駆動によりと回動される回転軸23と、該回転軸23に減速ギヤ30、31を介して設けられたフィードバックポテンショメータ32と、固定ロックセレクトスイッチ41と、信号発生器42と、第1の2入力切替スイッチ43と、第2の2入力切替スイッチ44と、実験室照明スイッチ50と
からなることを特徴とするドラフトチャンバ。
(10)作業室2の前面に開口部3を有する本体1と、この本体1の開口部3を上下方向に開閉する開閉扉4と、前記開閉扉4を昇降させる開閉扉昇降用モータ6と、前記本体1に接続され前記作業室2と外気とを連通する排気ダクト10と、該排気ダクト10内に設けられた風量調整モータ15bを備えた可変風量装置15と、開度設定器16と、電電ポジショナ17と、上部リミットスイッチ18と、下部リミットスイッチ19と、前記開閉扉昇降用モータ6の駆動により回動される回転軸23と、該回転軸23に減速ギヤ30、31を介して設けられたフィードバックポテンショメータ32と、固定ロックセレクトスイッチ41と、信号発生器42と、第1の2入力切替スイッチ43と、第2の2入力切替スイッチ44と、実験室照明スイッチ50と
からなることを特徴とするドラフトチャンバ。
(11)前記開度設定器16が前記電電ポジショナ17に接続され、電源の一方が前記電電ポジショナ17に接続され、他方が前記開閉扉昇降用モータ6の始動コイルおよび主コイルの共通線に接続され、前記開閉扉昇降用モータ6のコンデンサの一方およびコンデンサの他方が前記電電ポジショナ17に接続され、前記フィードバックポテンショメータ32の一端と他端と中間の端子が前記電電ポジショナ17に接続され、
前記開閉扉昇降用モータ6のコンデンサの一方と前記電電ポジショナ17の間には、前記上部リミットスイッチ18が介装されるとともに、当該上部リミットスイッチ18は前記本体1の開口部3における開閉扉4の最大開度に対応する位置に取り付けられ、
前記開閉扉昇降用モータ6のコンデンサの他方と前記電電ポジショナ17の間には、前記下部リミットスイッチ19が介装されるとともに、当該下部リミットスイッチ19は前記本体1の開口部3における開閉扉4の最小開度に対応する位置に取り付けられ、
前記ドラフトチャンバの前側又は後側に設けられた回転軸21、23に前記減速ギヤ30、31を介して前記フィードバックポテンショメータ32が取り付けられ、前記減速ギヤ30、31の減速比は、前記フィードバックポテンショメータ32の最小回転角度と最大回転角度が、それぞれ開閉扉4の最小開度と最大開度に対応するよう設定してある、
ことを特徴とする(7)〜(10)のいずれか1に記載のドラフトチャンバ。
1.(1)、(3)記載の発明によれば、ドラフトチャンバに設けられた開閉扉昇降スイッチの操作で、開閉扉を昇降させる開閉扉昇降用モータと排気ダクトに設けたモータダンパのダンパを開閉させるダンパ開閉モータの双方を同時に正逆回転駆動させることで、開閉扉の急激な開閉による作業室内の空気等がドラフトチャンバの開閉扉から外に漏れるのを防止することができる。
2.(2)、(4)記載の発明によれば、ドラフトチャンバに設けられた開閉扉昇降スイッチの操作で、開閉扉を昇降させる開閉扉昇降用モータと排気ダクトに設けた可変風量制御装置14に設けられた風量調整モータとの双方を同時に正逆回転駆動させることで、開閉扉の急激な開閉による作業室内の空気等がドラフトチャンバの開閉扉から外に漏れるのを防止することができる。
3.(5)(6)記載の発明によれば、開閉扉昇降用モータ、ダンパ開閉モータ、風量調整モータとして汎用モータを使用しているので、製造コスト及び設置スペースを減少することができる。
4.(7)記載の発明によれば、ドラフトチャンバに設けられ開度設定器により開度を設定すると、開閉扉を昇降させる開閉扉昇降用モータと排気ダクトに設けたモータダンパのダンパを開閉させるダンパ開閉モータの双方を同時に正逆回転駆動させ、設定した開度まで開閉扉およびモータダンパのダンパを開閉するので、開閉扉の急激な開閉による作業室内の空気等がドラフトチャンバの開閉扉から外に漏れるのを防止することができる。
5.(8)記載の発明によれば、ドラフトチャンバに設けられ開度設定器により開度を設定すると、開閉扉を昇降させる開閉扉昇降用モータと排気ダクトに設けた変風量制御装置14に設けられた風量調整モータとの双方を同時に正逆回転駆動させ、設定した開度まで開閉扉および変風量制御装置のダンパを開閉するので、開閉扉の急激な開閉による作業室内の空気等がドラフトチャンバの開閉扉から外に漏れるのを防止することができる。
6.(9)記載の発明によれば、実験室照明スイッチを固定ロックセレクトスイッチとを連携させているので、作業者が実験室を最終退出する際、固定ロックセレクトスイッチをOFFにしておくことにより、照明スイッチをOFFにしたときに自動的に開閉扉が閉まる。これにより、開閉扉の閉め忘れを防止して換気風量の削減による省エネ運転を行うことができる。合成実験などで長時間実験を継続する場合、固定ロックセレクトスイッチをONにしておくことにより、照明スイッチをOFFにしても開閉扉やダンパの開度はそのままとなるので、実験に支障をきたさない。
7.(10)記載の発明によれば、夜間等、実験室照明スイッチと連動させることで、開閉扉の自動閉止を防止し、開閉扉の閉め忘れによる開口部からの風量削減漏れを防ぐことができる。
8.(11)記載の発明によれば、本体1の開口部3における開閉扉4の最大開度および最小開度に対応する位置に取り付けられた上部リミットスイッチ18と下部リミットスイッチ19が開閉扉4の最大開度と最小開度を正確に検知するので、ゼロスパン調整を正確に行える。また、開閉扉が最小開度を超えて閉じ動作しストッパなどに衝突することを抑制できる。さらに、開閉扉の開度(例えば15%)やストッパの位置を変更しても、上部リミットスイッチ18と下部リミットスイッチ19の取り付け位置を変更するだけで済む等、ドラフトチャンバの仕様変更に対処しやすい。
本発明にかかるドラフトチャンバの第1実施例の正面図である。 本発明にかかるドラフトチャンバの第2実施例の正面図である。 本発明にかかるドラフトチャンバの第3実施例の正面図である。 本発明にかかるドラフトチャンバの第3実施例の開閉扉の昇降機構の概略説明図である。 本発明にかかる電電ポジショナ(バランシングリレー)の動作説明図である。 本発明にかかるドラフトチャンバの第3実施例の開度設定器からの入力信号に基づいて開閉扉昇降用モータおよびモータダンパのダンパ開閉モータの制御を示す処理フローチャートである。 本発明にかかるドラフトチャンバの第4実施例の正面図である。 本発明にかかるドラフトチャンバの第4実施例のドラフトチャンバの処理フローチャートである。
本発明のドラフトチャンバを実施するための形態を実施例の図に基づいて説明する。
〔実施例1〕
図1は本発明にかかるドラフトチャンバの第1実施例の正面図、図2は本発明にかかるドラフトチャンバの第2実施例の正面図である。
同図において、1は内部に作業室2を設けたドラフトチャンバ本体で、該ドラフトチャンバ本体1の前面には前記作業室2を開口するための開口部3が形成してあり、該開口部3には作業室2を開閉するための透明な開閉扉4がガイドレール(図示しない)で昇降自在に支持して設けられている。
前記開閉扉4は後述する下部位置ストッパ14bにより、下降が制限される。出荷時はこのストッパ14bが外れており、実験室にドラフトチャンバを設置するときにこのストッパ14bを付ける。通常の使用の際に、このストッパ14bを外すことはない。開閉扉4を完全に閉止してしまうと、開放口から作業室2に向かう吸込風が流れなくなり、作業室2に有害なガス等が滞留してしまうからである。よって、開閉扉4が下部位置ストッパ14bまで到達したときの位置(開度15%)を全閉位置とする。
6は開閉扉昇降用モータで、何れも図示しないモータの出力軸に固着した巻き取りドラムや滑車と、前記巻き取りドラムや滑車に巻装されたワイヤやチェーン等で前記開閉扉4を昇降させる。
7は開閉扉昇降スイッチで、上昇ボタン7a及び下降ボタン7bで構成されたモメンタリ式の2点押しボタンスイッチから構成されている。本実施の態様においては、
上昇ボタン7a及び下降ボタン7bを押している間は、開閉扉4が上昇、下降するように構成されている。
なお、前記開閉扉昇降スイッチ7と開閉扉昇降用モータ6及び後述するダンパを開閉させるダンパ開閉モータ12bとは電気的に接続されている。
8は前記開閉扉昇降スイッチ7と開閉扉昇降用モータ6の間に設けられた開閉扉昇降用電磁開閉器である。
9はドラフトチャンバの作業室2内に設けられた照明灯(図示しない)をON、OFFにする照明スイッチである。
10は前記ドラフトチャンバ本体1の天井部に接続された排気ダクト、11は風量制御装置である。12はモータダンパであり、ダンパ12aと該ダンパを開閉させるダンパ開閉モータ12bとから構成されている。
13は前記開閉扉昇降スイッチ7とモータダンパ12のダンパ開閉モータ12bの間に設けられた開閉扉昇降用電磁開閉器である。
このように第1実施例においては、前記風量制御装置11としてダンパ12aと該ダンパを開閉させるダンパ開閉モータ12bとからなるモータダンパ12を用いているがこれに限定されるものではなく、図2に示す第2実施例のように、可変風量装置(VAV)15を用いることもできる。
本発明において、ダンパ開閉モータ12b、風量調整モータ15bとは、作動時間の長く(60〜150秒)定格負荷がある程度大きい(12〜20N/m)減速機付単相誘導モータのような安価な汎用モータを用いている。誘導モータは、負荷変動に対して「すべり」を発生させるため、回転むらが発生するものの、エンコーダやドライバなどの制御部無しでほぼ一定速度で回転するので、構成がシンプルで安価なものとなる。単相誘導モータは、コンデンサ始動式や分相始動式など、正逆転可能なものであればよい。汎用モータは、単相誘導モータに限定されるものではなく、三相誘導モータであってもよい。
なお、汎用モータを使用したダンパモータとして、例えば、株式会社鷺宮製作所製のダンパモータ(型番EGK―N)やアズビル株式会社製の直結形ダンパ操作器(型番MY7050A1001)などが挙げられる。
14は開閉扉4の昇降を停止させるストッパで、開閉扉4の全開位置(開度100%)に設けられた上部位置ストッパ14aと開閉扉4の全閉位置(開度15%)に設けられた下部位置ストッパ14bとから構成される。
本実施の態様においては、上昇ボタン7a及び下降ボタン7bを押している間は開閉扉昇降用モータ6及びモータダンパ12のダンパ開閉モータ12bを同時に正逆回転させる。
例えば、上昇ボタン7aを押している間は、開閉扉昇降用電磁開閉器8および開閉扉昇降用電磁開閉器13は、それぞれ開閉扉昇降用モータ6およびダンパ開閉モータ12bを正回転させるように、開閉扉昇降用モータ6と電源の間の電路およびダンパ開閉モータ12bと電源の間の電路を切替える。例えば、単相誘導モータの場合は、始動コイルおよび主コイルの共通線(図5のC端子)に電源の一方を接続し、コンデンサの一方(図5のO端子)に電源の他方を接続する。三相誘導モータの場合は、モータのUVW相と三相電源RST相を、U−R、V−S、W−Tのように接続する。これにより、開閉扉昇降用モータ6及びダンパ開閉モータ12bが同時に正回転し、開閉扉4が上昇し、ダンパ12aが開かれる。
また、下降ボタン7bを押している間は、開閉扉昇降用電磁開閉器8および開閉扉昇降用電磁開閉器13は、それぞれ開閉扉昇降用モータ6およびダンパ開閉モータ12bを逆回転させるように、開閉扉昇降用モータ6と電源の間の電路およびダンパ開閉モータ12bと電源の間の電路を切替える。例えば、単相誘導モータの場合は、電源の他方をコンデンサの一方(図5のO端子)からコンデンサの他方(図5のS端子)に切り替える。三相誘導モータの場合は、三相電源RST相のうち2相を入れ替える。これにより、開閉扉昇降用モータ6及びダンパ開閉モータ12bが同時に逆回転し、開閉扉4が下降し、ダンパ12aが閉じられる。
なお、本実施の態様においては、前記開閉扉昇降値設定スイッチ7を、上昇ボタン7a及び下降ボタン7bで構成されたモメンタリ式の2点押しボタンスイッチから構成されているが、モメンタリ式の2点押しボタンスイッチに代えて、上昇ボタン7a、停止ボタン(図示せず)及び下降ボタン7bで構成されたオルタネート式の3点押しボタンスイッチを設けることもできる。
このとき、上下の押しボタンスイッチを押すと開閉扉昇降用モータ6及びダンパ開閉モータ12bが同時に正逆回転状態を保持し、中央の停止スイッチ(押しボタンスイッチ)を押すと開閉扉昇降用モータ6及びダンパ開閉モータ12bが停止する。
これは、モメンタリスイッチは、ボタンから手を離すとモータの回転が止まるので、停止ボタンは不要で、モメンタリの場合は2点押しボタンスイッチで良いが、オルタネートスイッチは、正回転からいきなり逆回転に切り替えるとモータに負荷がかかるため、正回転と逆回転の間に停止動作をはさむ必要があるためである。
以下、本発明の目的の1つである、ドラフトチャンバに設けた開閉扉昇降値設定スイッチ7の操作で開閉扉4の昇降による開口部3の吸込面速と風量制御装置11の風速を合わせることで、コントローラなどの制御部を用いることなく、開閉扉4の急激な開閉による作業室2内の空気等がドラフトチャンバの開閉扉4から外に漏れるのを防止することができるドラフトチャンバについて説明する。
なお、以下はドラフトチャンバが、開口部3の吸込面速が0.5m/sで排気装置(図示しない)が稼働している場合である。
開閉扉昇降用モータ6を駆動させ開閉扉4を全閉(開度15%)から全開(開度100%)まで又は全開(開度100%)から全閉(開度15%)まで移動させるのに掛かる時間をtsとし、ダンパ開閉モータ12bを駆動させダンパ12aを全閉(風量15%)から全開(風量100%)まで又は全開(風量100%)から全閉(風量15%)まで開閉させるのに掛かる時間をtdとすると、td=tsとなるよう構成することで全閉から全開に亘って開口部3の吸込面速が0.5m/sを維持することが可能になり開閉扉の開閉による作業室内の空気等がドラフトチャンバの開閉扉から外に漏れるのを防止することができる。尚、ダンパ12の開度は流量に直線的に比例せず若干カーブを描いているので、開口部3の吸込面速が0.5m/sを維持するよう、排気風量に若干余裕を持たせておくと好ましい。
仮に、作業者が開閉扉4を急激に開くと、開口部3の開口面積が急激に増大する。このとき、面速を確保するため、排気風量を急激に増大させる必要がある。逆に、開閉扉4を急激に閉じると、面速が増大する方向に作用するから、面速を確保する点では問題ないものの、作業室2内に流入する風によって、ガスバーナの火が消えたり、試料が飛ばされたりする可能性があり、また、必要以上に部屋の空気が排気されてしまい、空調に使用するエネルギーが無駄になるので、排気風量を急激に減少させる必要がある。このように、開閉扉4の急激な開閉によっても面速を確保(維持)するために、ダンパを高速(全開〜全閉が1〜4秒)で制御することが考えられる。しかしながら、このような高速VAVは高価でスペースを大きくとる問題があった。
本実施形態のドラフトチャンバは、開閉扉昇降スイッチ7で開閉扉4を開閉する。このようにスイッチを設けるのは、開閉扉4の開閉を自動化して作業者の負担を軽減するだけでなく、開閉扉4を手動で急激に全開・全閉させないことも意図している。開閉扉4の開閉扉昇降用モータ6およびダンパ12aのダンパ開閉モータ12bを非常にゆっくりとした速度(サッシ・ダンパの全開〜全閉時間が60〜150秒)で駆動させることで、汎用の安価なモータであっても面速を確保できるようになる。
なお、本発明のドラフトチャンバの中には、安全キャビネットも含まれる。
〔実施例3〕
図3は本発明にかかるドラフトチャンバの第3実施例の正面図、図4は開閉扉4の昇降機構の概略説明図、図5は電電ポジショナ(バランシングリレー)の動作説明図、図6は開度設定器からの入力信号に基づいて開閉扉昇降用モータ6およびモータダンパ12のダンパ開閉モータ12bの制御を示す処理フローチャートである。
図3において、ドラフトチャンバ本体1、作業室2、開口部3、開閉扉4、扉5、開閉扉昇降用モータ6、照明スイッチ9、排気ダクト10、風量制御装置11、モータダンパ12、ダンパ12a及びダンパ開閉モータ12bは、実施例1と同じであるので説明を省略する。
16は開閉扉4の開度を設定する開度設定器であり、上昇ボタン16a、下降ボタン16bおよび確定ボタン16cからなる開度設定スイッチ、およびデジタル表示部16dとから構成される。
実施の態様においては、上昇ボタン7a又は下降ボタン7bを押している間は、開閉扉4が上昇、下降するように構成されているがこれに限定されるものではなく、例えば上昇ボタン7a又は下降ボタン7bを1回押すと開閉扉が10%刻みで上昇、下降するように設定したり、タイマのようにスイッチを回転させ15〜100%まで1%刻みに連続して昇降させることでも良い。
また、本実施の態様においては、開度設定器16が、上昇ボタン16a、下降ボタン16bおよび停止ボタン16cからなる開度設定スイッチ、デジタル表示部16dから構成されているが、これに限られるのではなく、これらを別々に設けても良い。
17は電電ポジショナ(バランシングリレー)であり、開度設定器16の制御用出力を受け、該出力に比例して開閉扉昇降用モータ6を回動させる。
18は上部リミットスイッチであり、前記開閉扉4が全開(開度100%)となった時に開閉扉昇降用モータ6の回動を停止させる。19は下部リミットスイッチであり、前記開閉扉4が全閉(開度15%)となった時に前記開閉扉昇降用モータ6の回動を停止させる。このように上部リミットスイッチ18をドラフトチャンバ本体1の開口部3における開閉扉4の最大開度に対応する位置に、下部リミットスイッチ19をドラフトチャンバ本体1の開口部3における開閉扉4の最小開度に対応する位置に取り付けているので、開閉扉4がドラフトチャンバ本体1の開口部3に衝突することを確実に阻止でき、ゼロスパン調整を正確にすることができる。
なお、前記開度設定器16、開閉扉昇降用モータ6、ダンパを開閉させるダンパ開閉モータ12b、電電ポジショナ(バランシングリレー)17、上部リミットスイッチ18、下部リミットスイッチ19、後述するフィードバックポテンショメータ32とは電気的に接続されている
具体的には、電電ポジショナ17は、開度設定器16に接続され、開度設定器16からの入力信号(4〜20mA)を入力するよう構成されている。また、モータ電源(AC24V)の一方が電電ポジショナ17に接続され、他方が開閉扉昇降用モータ6の始動コイルおよび主コイルの共通線(図5のC端子)に接続され、開閉扉昇降用モータ6に電力を供給するよう構成されている。開閉扉昇降用モータ6のコンデンサの一方(図5のO端子)およびコンデンサの他方(図5のS端子)が電電ポジショナ17に接続され、開閉扉昇降用モータ6の回転方向を正逆転方向に切り替えるよう構成されている。フィードバックポテンショメータ32の一端と他端とワイプ(中間)が電電ポジショナ17に接続され、フィードバックポテンショメータ32によって検出された開閉扉4の開度を読み取るよう構成されている。開閉扉昇降用モータ6のコンデンサの一方(図5のO端子)と電電ポジショナ17の間には上部リミットスイッチ18が介装され、開閉扉4が全開位置に到達したとき上部リミットスイッチ18が切れて開閉扉昇降用モータ6の電力の供給を遮断するよう構成されている。開閉扉昇降用モータ6のコンデンサの他方(図5のS端子)と電電ポジショナ17の間には下部リミットスイッチ19が介装され、開閉扉4が全閉位置に到達したとき下部リミットスイッチ19が切れて開閉扉昇降用モータ6の電力の供給を遮断するよう構成されている。
図4において、21はドラフトチャンバの前側に設けられた回転軸であり両端側に滑車22が取り付けられている。23はドラフトチャンバの後側に設けられた回転軸であり両端側に滑車24が取り付けられている。25はドラフトチャンバの前後の滑車22、24に掛け渡されたワイヤであり、そのワイヤの一端が前記開閉扉4に接続されるとともに、他端が後のバランスウェイト26に接続されて、開閉扉4とバランスウェイト26の釣り合いを取っている。
前記滑車24の回転軸23に、大プーリ27、ベルト28及び小プーリ29などの伝動機構を介して前記開閉扉昇降用モータ6が取り付けられていて、開閉扉昇降用モータ6の駆動により、開閉扉4が昇降可能になっている。また、回転軸23に減速ギヤ30、31を介してフィードバックポテンショメータ32が取り付けられていて、開閉扉4の開度を検出することが可能になっている。この減速ギヤ30、31の減速比は、フィードバックポテンショメータ32の最小回転角度と最大回転角度が、それぞれ開閉扉4の最小開度と最大開度に対応するよう設定する(ゼロスパン調整で微調整する)。そして、開度設定器16から出力された開閉扉4の開度がフィードバックポテンショメータ32から読み取られた開閉扉4の開度になるまで、開閉扉昇降用モータ6を駆動する。
なお、本実施の形態では、ダンパ開閉モータ12bと開閉扉昇降モータ6に安価な汎用モータを使用している。本実施形態では、後側の回転軸23に、伝動機構を介して前記開閉扉昇降用モータ6が取り付けられる構成を例示したが、前側の回転軸21に、伝動機構を介して前記開閉扉昇降用モータ6が取り付けられるようにしてもよい。
図5は電電ポジショナ(バランシングリレー)の動作説明図、図6は開度設定器の開度設定スイッチからの入力信号に基づいて開閉扉昇降用モータ6およびモータダンパ12のダンパ開閉モータ12bを制御する処理フローチャートである。
3端子のフィードバックポテンショメータ32の両端に定電圧(DC6V)を印加し、電電ポジショナ17に内蔵された可変抵抗(不図示)を調節して、開閉扉4の開度が15%でフィードバックポテンショメータ32の一端とワイプ(中間)の間の参照電圧EがDC1V、開閉扉4の開度が100%で参照電圧EがDC5Vになるように設定しておく。図5に示すように、開度設定器16から、出力された所定の開度制御信号(4〜20mA)が電電ポジショナ(バランシングリレー)17に送られると、電電ポジショナ17に内蔵された固定抵抗(250Ω)(不図示)によって入力電圧Ein(DC1〜5V)として読み取られる。これらEinとEを比較し、Ein−E=0+α(不感帯)になるまで、開閉扉昇降モータ6のO−C間またはO−S間に電流を流して電力を供給する。このようにして、フィードバックポテンショメータ32によって検出された開閉扉4の開度が、開度設定器16から出力された所定の開度になるまで開閉扉昇降モータ6が作動する。
開閉扉昇降モータ6が駆動されると、その回転が大プーリ27、ベルト28及び小プーリ29などの伝動機構を介して回転軸23に送られ、該回転軸23に減速ギヤ30、31を介して取り付けられたフィードバックポテンショメータ32によって開閉扉4の開度が検出され、開度設定器16から出力された開閉扉4の開度がフィードバックポテンショメータ32から読み取られた開閉扉4の開度になるまで、開閉扉昇降用モータ6が駆動される。
このように、本実施の対応においては、予め電電ポジショナがコントロールモータ内部に組み入れられているタイプのダンパモータを使用しているので、制御信号(4〜20mA)を電電ポジショナに出力するだけで、ダンパ開度を所定の位置に調節することができる。
図6は開度設定器の開度設定スイッチからの入力信号に基づいて開閉扉昇降用モータ6およびモータダンパ12のダンパ開閉モータ12bを制御する処理フローチャートであり、同図に基づいて開閉扉昇降用モータ6および開閉モータ12bの制御について説明する。
本実施の態様においては、開度設定器16の上昇ボタン16a又は下降ボタン16bを押して開閉扉4の開度を15〜100%の間に設定する(S1)と、設定された開度がデジタル表示部16dに表示される(S2)。該デジタル表示部16dに表示された開度が設定した開度であることを確認した後、確定スイッチ16cを押すと制御信号(4〜20mA)がモータダンパ12のダンパ開閉モータ12bに出力され、ダンパ12aが所定の開閉扉4の開度に対応するダンパ開度になるまで、ダンパ開閉モータ12bを駆動する(S3)とともに、電電ポジショナ17にも出力され、回転軸23に減速ギヤ30、31を介して設けられたフィードバックポテンショメータ32によって検出される開閉扉4の開度が前記開度設定器16により設定された開閉扉4の開度になるまで開閉扉昇降用モータ6を駆動する(S4)。
モータダンパ12のダンパ12aの全閉から全開までの時間が開閉扉4の全閉から全開までの時間と異なっていた場合、図6の(S3)のダンパ開閉モータ12bを駆動する時間と、(S4)の開閉扉昇降用モータ6を駆動する時間が異なるため、開閉扉4およびダンパ12aの作動途中で、開口部3の吸込面速が0.5m/sから一時的に外れることがあるが、ダンパ開閉モータ12bおよび開閉扉昇降用モータ6の駆動が共に停止したときには、開口部3の吸込面速が0.5m/sになっているので作業室内2内の空気等がドラフトチャンバ本体1の開閉扉4から外に漏れるのを抑制することができる。
〔実施例4〕
図7は本発明にかかるドラフトチャンバの第4実施例の正面図、図8は本発明のドラフトチャンバの処理フローチャートである。
実施例4は、実施例3のドラフトチャンバを更に部屋の照明スイッチと連動させたものである。
図7において、ドラフトチャンバ本体1、作業室2、開口部3、開閉扉4、扉5、開閉扉昇降用モータ6、照明スイッチ9、排気ダクト10、風量制御装置11、モータダンパ12、ダンパ12a及びダンパ開閉モータ12b、上昇ボタン16a、下降ボタン16b、確定スイッチ16cおよびデジタル表示部16dとから構成される開閉扉4の開度を設定する開度設定器16、信号変換器(電電ポジショナ)17、上部リミットスイッチ18、下部リミットスイッチ19等は、実施例3と同じであるので説明を省略する。
41は開閉扉4が下降し開口部3が完全に閉まるのを防止するための固定ロックセレクトスイッチ、42は信号発生器、43は第1の2入力切替スイッチ、44は第2の2入力切替スイッチ、50は実験室照明スイッチである。
本実施例は、2入力切替スイッチを第1の2入力切替スイッチ43と第2の2入力切替スイッチ44とで2段に構成するとともに、実験室照明スイッチ50のON、OFFと固定ロックセレクトスイッチ41のON、OFFとを組み合わせることで開閉扉4とモータダンパのダンパの開閉を制御するものである。
以下、これらの操作の組み合わせによる開閉扉4とモータダンパのダンパの開閉制御について説明する。
前記上段の2入力切替スイッチ43は、実験室の実験室照明スイッチ50がONで0位置、OFFで1位置、下段の2入力切替スイッチ44は、固定ロックセレクトスイッチ41がONで0位置、OFFで1位置となっている。開閉扉開度設定器16は、制御信号(4〜20mA)を上段の2入力切替スイッチ43および下段の2入力切替スイッチ44に分岐して出力し、信号発生器42は、上段の2入力切替スイッチ43に全閉信号(4mA)を出力する。開閉扉開度設定器16は、上段の2入力切替スイッチ43および下段の2入力切替スイッチ44の0位置の入力端子に分岐接続され、信号発生器42は、下段の2入力切替スイッチ44の1位置の入力端子に分岐接続され、上段の2入力切替スイッチ43の出力端子は下段の2入力切替スイッチ44の1位置の入力端子に分岐接続され、下段の2入力切替スイッチ44の出力端子は、電電ポジショナ17とダンパ開閉モータ12bに分岐接続されている。このダンパ開閉モータ12bは、ポジショナがコントロールモータ内部に組み入れられているタイプなので制御信号(4〜20mA)をダンパ開閉モータ12bに出力するだけで、ダンパ開度を所定の位置に調節することができる。
次に図8の処理フローチャートに基づいて開閉扉の開閉とモーターダンパのダンパの開閉について説明する。
実験室照明スイッチ50がONで、固定ロックセレクトスイッチ41がONだと、上段2入力切替スイッチ43は及び下段の2入力切替スイッチ44が共に0位置になる(P10)。
このとき、開閉扉開度設定器16から上側に分岐した配線が下段の2入力切替スイッチ44を経由して電電ポジショナ17につながるので、所定の制御信号(4〜20mA)が電電ポジショナ17に出力され(P11)、開閉扉昇降モータ6およびダンパ開閉モータ12bが駆動され、開閉扉4、ダンパ12を所定の開度まで開く(P12)。
また、実験室照明スイッチ50がONで固定ロックセレクトスイッチ41がOFFだと、上段の2入力切替スイッチ43が0位置、下段の2入力切替スイッチ44が1位置になる(P20)。
このとき、開閉扉開度設定器16から下側に分岐した配線が上段の2入力切替スイッチ43および下段の2入力切替スイッチ44を経由して電電ポジショナ17につながるので、所定の制御信号(4〜20mA)が電電ポジショナ17に出力され(P21)、開閉扉昇降モータ6およびダンパ開閉モータ12bが駆動され、開閉扉4、ダンパ12を所定の開度まで開く(P22)。
また、実験室照明スイッチ50がOFFで固定ロックセレクトスイッチ41がONだと、上段の2入力切替スイッチ43が1位置、下段の2入力切替スイッチ44が0位置になる(P30)。
このとき、信号発生器42から上側に分岐した配線が下段の2入力切替スイッチ44を経由して電電ポジショナ17につながるので、所定の制御信号(4〜20mA)が電電ポジショナ17に出力され(P31)、開閉扉昇降モータ6およびダンパ開閉モータ12bが駆動され、開閉扉4、ダンパ12を所定の開度まで開く(P32)。
また、実験室照明スイッチ50がOFFで固定ロックセレクトスイッチ41がOFFだと、上段の2入力切替スイッチ43および下段の2入力切替スイッチ44が共に1位置になる(P40)。
このとき、信号発生器42の配線が上段の2入力切替スイッチ43および下段の2入力切替スイッチ44を経由して電電ポジショナ17につながるので、全閉の制御信号(4mA)が電電ポジショナ17に出力され(P41)、開閉扉昇降モータ6およびダンパ開閉モータ12bが駆動され、開閉扉4、ダンパ12を所定の開度まで閉じる(P42)。
このように、2入力切替スイッチを2段に構成するだけの簡単な構成で、高価な制御部などを用いなくても、実験室の実験室照明スイッチ50をOFFにしたときに、固定ロックセレクトスイッチ41がONだと実験室照明スイッチ50がOFFの時の開閉扉開度、ダンパ開度のまま、固定ロックセレクトスイッチ41がOFFだと開閉扉およびダンパを
閉止することができる。
以上のように、本発明のドラフトチャンバは、ドラフトチャンバに設けた開閉扉昇降値設定スイッチ7の操作で開閉扉4の昇降と風量制御装置11のダンパ12aの開閉を行うことで、最終的にはドラフトチャンバの使用時の開口部3の吸込面速が設定した吸込面速より小さくなることが防止できるので、開閉扉4の急激な開閉による作業室内の空気等がドラフトチャンバの開閉扉から外に漏れるのを防止することができる。
また、夜間等、実験室照明スイッチと連動させることで、開閉扉の自動閉止を防止し、開閉扉の閉め忘れによる開口部からの風量削減漏れを防ぐことができる。
1:ドラフトチャンバ本体
2:作業室
3:開口部
4:開閉扉
6:開閉扉昇降用モータ
7:開閉扉昇降値設定スイッチ
7a:上昇ボタン(スイッチ)
7b:下降ボタン(スイッチ)
8:開閉扉昇降用電磁開閉器
9:照明スイッチ
10: 排気ダクト
11:風量制御装置
12:モータダンパ
12a:ダンパ
12b:ダンパ開閉モータ
13:開閉扉昇降用電磁開閉器
14:ストッパ
14a:上部位置ストッパ
14b:下部位置ストッパ
15:可変風量装置
15b:風量調整モータ
16:開閉扉開度設定器
16a:上昇ボタン
16b:下降ボタン
16c:確定ボタン
16d:デジタル表示部
17:電電ポジショナ(バランシングリレー)
18:上部リミットスイッチ
19:下部リミットスイッチ
21:回転軸
22:滑車
23:回転軸
24:滑車
25:ワイヤ
26:バランスウェイト
27:プーリ
28:ベルト
29:スプロケット
30、31:減速ギヤ
32:フィードバックポテンショメータ
41:固定ロックセレクトスイッチ
42:信号発生器
43:第1の2入力切替スイッチ
44:第2の2入力切替スイッチ
50:実験室照明スイッチ

Claims (11)

  1. 作業室2の前面に開口部3を有する本体1と、この本体1の開口部3を上下方向に開閉する開閉扉4と、前記開閉扉4を昇降させる開閉扉昇降用モータ6と、該開閉扉昇降用モータ6を操作する開閉扉昇降スイッチ7と、開閉扉昇降スイッチ7の操作で前記開閉扉昇降用モータ6の電路を開閉する開閉扉昇降用電磁開閉器8と、前記本体1に接続され前記作業室2と外気とを連通する排気ダクト10と、該排気ダクト10内に設けられたダンパ12aとダンパ開閉モータ12bとからなるモータダンパ12と、前記開閉扉昇降スイッチ7の操作で前記ダンパ開閉モータ12bの電路を開閉する開閉扉昇降用電磁開閉器13と
    からなることを特徴とするドラフトチャンバ。
  2. 作業室2の前面に開口部3を有する本体1と、この本体1の開口部3を上下方向に開閉する開閉扉4と、前記開閉扉4を昇降させる開閉扉昇降用モータ6と、該開閉扉昇降用モータ6を操作する開閉扉昇降スイッチ7と、開閉扉昇降スイッチ7の操作で前記開閉扉昇降用モータ6の電路を開閉する開閉扉昇降用電磁開閉器8と、前記本体1に接続され前記作業室2と外気とを連通する排気ダクト10と、該排気ダクト10内に設けられた風量調整モータ15bを備えた可変風量装置15と、前記開閉扉昇降スイッチ7の操作で前記風量調整モータ15bの電路を開閉する開閉扉昇降用電磁開閉器13と
    からなることを特徴とするドラフトチャンバ。
  3. 作業室2の前面に開口部3を有する本体1と、この本体1の開口部3を上下方向に開閉する開閉扉4と、前記開閉扉4を昇降させる開閉扉昇降用モータ6と、該開閉扉昇降用モータ6を操作する開閉扉昇降スイッチ7と、開閉扉昇降スイッチ7の操作で前記開閉扉昇降用モータ6の電路を開閉する開閉扉昇降用電磁開閉器8と、前記本体1に接続され前記作業室2と外気とを連通する排気ダクト10と、前記本体1内に設けられたダンパ12aとダンパ開閉モータ12bとからなるモータダンパ12と、前記開閉扉昇降スイッチ7の操作で前記ダンパ開閉モータ12bの電路を開閉する開閉扉昇降用電磁開閉器13と
    からなることを特徴とするドラフトチャンバ。
  4. 作業室2の前面に開口部3を有する本体1と、この本体1の開口部3を上下方向に開閉する開閉扉4と、前記開閉扉4を昇降させる開閉扉昇降用モータ6と、該開閉扉昇降用モータ6を操作する開閉扉昇降スイッチ7と、開閉扉昇降スイッチ7の操作で前記開閉扉昇降用モータ6の電路を開閉する開閉扉昇降用電磁開閉器8と、前記本体1に接続され前記作業室2と外気とを連通する排気ダクト10と、前記本体1内に設けられた風量調整モータ15bを備えた可変風量装置15と、前記開閉扉昇降スイッチ7の操作で前記風量調整モータ15bの電路を開閉する開閉扉昇降用電磁開閉器13と
    からなることを特徴とするドラフトチャンバ。
  5. 前記開閉扉昇降用モータ6又はダンパ開閉モータ12bの少なくとも一方が汎用モータであることを特徴とする請求項1または3に記載のドラフトチャンバ。
  6. 前記開閉扉昇降用モータ6又は風量調整モータ15bの少なくとも一方が汎用モータであることを特徴とする請求項2または4に記載のドラフトチャンバ。
  7. 作業室2の前面に開口部3を有する本体1と、この本体1の開口部3を上下方向に開閉する開閉扉4と、前記開閉扉4を昇降させる開閉扉昇降用モータ6と、前記本体1に接続され前記作業室2と外気とを連通する排気ダクト10と、該排気ダクト10内に設けられたダンパ12aとダンパ開閉モータ12bとからなるモータダンパ12と、開度設定器16と、電電ポジショナ17と、上部リミットスイッチ18と、下部リミットスイッチ19と、前記開閉扉昇降用モータ6の駆動により回動される回転軸23と、該回転軸23に減速ギヤ30、31を介して設けられたフィードバックポテンショメータ32と
    からなることを特徴とするドラフトチャンバ。
  8. 作業室2の前面に開口部3を有する本体1と、この本体1の開口部3を上下方向に開閉する開閉扉4と、前記開閉扉4を昇降させる開閉扉昇降用モータ6と、前記本体1に接続され前記作業室2と外気とを連通する排気ダクト10と、該排気ダクト10内に設けられた風量調整モータ15bを備えた可変風量装置15と、開度設定器16と、電電ポジショナ17と、上部リミットスイッチ18と、下部リミットスイッチ19と、前記開閉扉昇降用モータ6の駆動により回動される回転軸23と、該回転軸23に減速ギヤ30、31を介して設けられたフィードバックポテンショメータ32と
    からなることを特徴とするドラフトチャンバ。
  9. 作業室2の前面に開口部3を有する本体1と、この本体1の開口部3を上下方向に開閉する開閉扉4と、前記開閉扉4を昇降させる開閉扉昇降用モータ6と、前記本体1に接続され前記作業室2と外気とを連通する排気ダクト10と、該排気ダクト10内に設けられたダンパ12aとダンパ開閉モータ12bとからなるモータダンパ12と、開度設定器16と、電電ポジショナ17と、上部リミットスイッチ18と、下部リミットスイッチ19と、前記開閉扉昇降用モータ6の駆動によりと回動される回転軸23と、該回転軸23に減速ギヤ30、31を介して設けられたフィードバックポテンショメータ32と、固定ロックセレクトスイッチ41と、信号発生器42と、第1の2入力切替スイッチ43と、第2の2入力切替スイッチ44と、実験室照明スイッチ50と
    からなることを特徴とするドラフトチャンバ。
  10. 作業室2の前面に開口部3を有する本体1と、この本体1の開口部3を上下方向に開閉する開閉扉4と、前記開閉扉4を昇降させる開閉扉昇降用モータ6と、前記本体1に接続され前記作業室2と外気とを連通する排気ダクト10と、該排気ダクト10内に設けられた風量調整モータ15bを備えた可変風量装置15と、開度設定器16と、電電ポジショナ17と、上部リミットスイッチ18と、下部リミットスイッチ19と、前記開閉扉昇降用モータ6の駆動により回動される回転軸23と、該回転軸23に減速ギヤ30、31を介して設けられたフィードバックポテンショメータ32と、固定ロックセレクトスイッチ41と、信号発生器42と、第1の2入力切替スイッチ43と、第2の2入力切替スイッチ44と、実験室照明スイッチ50と
    からなることを特徴とするドラフトチャンバ。
  11. 前記開度設定器16が前記電電ポジショナ17に接続され、電源の一方が前記電電ポジショナ17に接続され、他方が前記開閉扉昇降用モータ6の始動コイルおよび主コイルの共通線に接続され、前記開閉扉昇降用モータ6のコンデンサの一方およびコンデンサの他方が前記電電ポジショナ17に接続され、前記フィードバックポテンショメータ32の一端と他端と中間の端子が前記電電ポジショナ17に接続され、
    前記開閉扉昇降用モータ6のコンデンサの一方と前記電電ポジショナ17の間には、前記上部リミットスイッチ18が介装されるとともに、当該上部リミットスイッチ18は前記本体1の開口部3における開閉扉4の最大開度に対応する位置に取り付けられ、
    前記開閉扉昇降用モータ6のコンデンサの他方と前記電電ポジショナ17の間には、前記下部リミットスイッチ19が介装されるとともに、当該下部リミットスイッチ19は前記本体1の開口部3における開閉扉4の最小開度に対応する位置に取り付けられ、
    前記ドラフトチャンバの前側又は後側に設けられた回転軸21、23に前記減速ギヤ30、31を介して前記フィードバックポテンショメータ32が取り付けられ、前記減速ギヤ30、31の減速比は、前記フィードバックポテンショメータ32の最小回転角度と最大回転角度が、それぞれ開閉扉4の最小開度と最大開度に対応するよう設定してある、
    ことを特徴とする請求項7〜10のいずれか1に記載のドラフトチャンバ。
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