JP5285891B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、誘導加熱調理器に関する。
揚げ物調理において、負荷投入時の補正温度を設定毎に設けることで油温の上昇を防止する誘導加熱調理器として特許文献1に記載のものがある。この特許文献1の効果として、「調理中の油温が上がりすぎるということを防ぐことができる」と説明されている。
特開2002−280157号公報
特許文献1の誘導加熱調理器は、特許文献1の図2および0012段落に示されるように、加熱コイルに供給する電力を、負荷が投入される前は油温が制御温度になるように制御し、負荷が投入されると油温が補正した制御温度になるように制御し、所定時間経過後には油温が負荷投入前の制御温度になるように制御している。つまり、特許文献1の誘導加熱調理器は、負荷投入前の制御温度と調理時の制御温度を等しくしている。特許文献1の図7は負荷検知した直後に油量に応じた補正温度を用いることを示しているが、負荷投入前の制御温度を油量に応じて制御し、負荷投入前の油温が上がりすぎるのを防止することは行っていない。
特許文献1に記載の誘導加熱調理器では、負荷投入前の制御温度と調理時の制御温度が等しいため、負荷投入前の制御温度として調理時の制御温度を設定することになる。しかし、少量油を誘導加熱により加熱すると油温が急上昇するため、温度検知手段で検知される温度が実際の油温に追従できず、温度検出手段で検知される鍋底温度が制御温度に達したときには、実際の油温が制御温度をはるかに超えてしまっているというオーバーシュートの問題が生じる。
本発明の目的は、油温のオーバーシュートを抑えた加熱調理器を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1の誘導加熱調理器では、本体の上面にはトッププレートを配置し、本体の内部には、鍋を加熱する誘導加熱コイルと、該誘導加熱コイルを駆動し電力を供給する電力供給源と、前記トッププレート裏面に接触するように設けた温度検出器と、前記温度検出器の検出結果に基づいて前記電力供給源をコントロールする制御回路と、を具備する誘導加熱調理器であって、前記制御回路は、揚げ物調理の開始後、適温報知までは調理を行う油温より温度が低くなるように、前記温度検出器の検出する温度が予め設定した目標温度1で一定の時間制御し、適温報知後調理物の投入等により温度検出器の検出する温度が下降を検知したら、調理を行う前記油温となるように目標温度2で制御し、また、前記目標温度2を安定維持するための第2の矩形波電力の幅を、前記目標温度1を安定維持するための第1の矩形波電力の幅より広くして多くのエネルギーを前記誘導加熱コイルに供給して調理物を調理するものである。
本発明によれば、誘導加熱調理器で少量油を加熱するときのオーバーシュートを抑えることができる。
以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。まず、図1を用いて本発明の誘導加熱調理器の概要を説明する。1は誘導加熱調理器の本体でありシステムキッチンに組み込まれた状態を示す。2は本体1の上面に配されたトッププレートであり、耐熱性の高い結晶化ガラスで構成されている。円状破線3,4,5は、鍋6等の調理器具を載せる位置を示し、ここに載せられた調理器具はトッププレート2の下に設けられた誘導加熱コイルまたは加熱式円形ヒータからの作用により加熱される。本実施例では円状破線3,4の下には誘導加熱コイルがあり、円状破線5の下にはニクロムヒータ線の加熱式円形ヒータがあるものとするが、この構成に限られず、円状破線3,4,5のいずれの下にも誘導加熱コイルを配置する構成としてもよい。7は本体1の前面左側に設けられたグリル部で、魚を焼くときなどに用いる。8は本体1の前面右側に設けられた操作部で、誘導加熱コイル,加熱式円形ヒータ,グリル部を操作するキーを備えるとともに揚げ物選択キー,油温設定キーなどを備え、鍋6内の油の温度等を設定することができる。ここでは操作部8は本体1の前面右側に設けたものとするが本体の前面上部に設ける構成としても良い。9は操作部8に設けられたメインスイッチで、誘導加熱調理器全体の電源をオンオフする。10は円状破線3,4,5の下に設けられた誘導加熱コイルまたは加熱式円形ヒータの通電状態を表示する表示部である。11は本体1の右側後方に設けられた吸気口で、本体1の内部に冷却用空気を吸引する。12は本体1の左側後方に設けられた排気口で、グリル部7からの排気や本体1の内部を冷却した廃熱を排出する。
次に、図2を用いて本実施例の誘導加熱調理器の回路構成を説明する。なお、ここでは鍋6に200g程度の少量の油が入れられているものとする。13はトッププレート2の下に設けられた誘導加熱コイルであり、磁力線の働きで鍋6の表面にうず電流を発生させることで鍋6を加熱し、鍋6内の油の温度を上昇させる。14はトッププレート2の裏面に接触するように設けられた温度検出器であり、トッププレート2を介して間接的に鍋6内の油温を検出する。15は温度検出器14からの信号を受け取る制御回路である。16は制御回路15により誘導加熱コイル13に電力を供給する電力供給源である。なお、温度検出器14で観測される温度はトッププレート2を介して間接的に観測される油温であるため、油温が安定しているときは、温度検出器14で検出される温度は実際の油温より15℃程度低い。
次に、図3を用いて、本実施例の誘導加熱調理器の加熱制御を説明する。なお、揚げ物調理は一般に油温140℃〜210℃で行われるが、ここでは約205℃の油温で調理を行うものとして以後の説明を行う。使用者が操作部8などを操作して揚げ物通電がスタートすると(S301)、制御回路15は、目標温度1(例えば185℃)を設定し、温度検出器14で検出される温度が目標温度1となるように電力供給源16から誘導加熱コイル13に供給する電力を制御する。このように、検出される温度が約185℃を保つように誘導加熱コイル13に供給する電力を制御することで、実際の油温を約200℃に保つことができる。温度検出器14で検出される温度が目標温度1となった後その温度が一定時間(例えば3分間)継続すると、調理物を投入可能な適温になったことを使用者に報知する(S303)。報知の方法としては、ブザーによる報知の他、音声,ランプの点灯,点滅による報知の何れを用いても良い。適温報知の後、使用者が冷凍食品などの調理物を投入すると油温が急激に下降する。このとき、温度検出器14で検出される温度も下降する。温度検出器14からの信号を受け取る制御回路15は、温度検出器14からの信号により油温の下降を検知し、調理物が投入されたことを知る。制御回路15は、下降を検知するまでは目標温度1を設定したまま誘導加熱コイル13に供給する電力を制御する(S304、No)。一方、温度下降を検出すると(S304、Yes)、制御回路15は、目標温度1よりも高い目標温度2(例えば190℃)を設定し、温度検出器14で検出される温度が目標温度2となるように電力供給源16から誘導加熱コイル13に供給される電力を制御する。このように、検出される温度が約190℃を保つように誘導加熱コイル13に供給する電力を制御することで、実際の油温を約205℃に保って調理を行うことができる。
図3の加熱制御を用いたときの実際の油温,温度検出器14が検出する温度、および、誘導加熱コイル13に供給される電力を、図4を用いて説明する。制御回路15が下降検知するまでは目標温度1(185℃)を維持するように誘導加熱コイル13への入力電力が制御される。図に示されるように、揚げ物通電スタートしたときは、入力電力は1800Wであるが、その後、1000W,500W,0Wとなるように段階的に入力電力が下げられる。温度検出器で検出される温度が安定しているときは、500Wの矩形波の入力電力(第1の矩形波電力)を誘導加熱コイル13に供給する。制御回路15が下降検知すると目標温度2(190℃)を維持するように誘導加熱コイル13への入力電力が制御される。なお、図に示されるように、下降検知した直後は油温が急激に低下しているので、1000Wの入力電力を用いて早急に油温を上昇させる。その後、500Wの矩形波の入力電力(第2の矩形波電力)を誘導加熱コイル13に供給する。なお、図4では、目標温度2を設定したときに用いられる第2の矩形波電力の幅を、目標温度1を設定したときに用いられる第1の矩形波電力の幅よりも広くしている。目標温度2は目標温度1よりも高い温度であるため、目標温度2を維持するためには、より多くのエネルギーを誘導加熱コイル13に供給する必要があるからである。
以上で説明したように、調理物が投入される前の目標温度1を調理物が調理されるときの目標温度2よりも低くすることで、温度検出器14で検出される温度が目標温度1に達するまでの時間および適温報知できるまでの時間を短縮することができる。また、少ないエネルギーの投入で温度検出器14が検出する温度を目標温度1にできるので、適温報知前に実際の油温がオーバーシュートすることを防止している。
なお、以上の実施例では目標温度1を185℃、目標温度2を190℃に設定する例を説明したが、本発明の適用対象はこれに限られず、例えば、目標温度1を180℃、目標温度2を190℃に設定しても良い。
本発明の誘導加熱調理器の外観斜視図である。 本発明の誘導加熱調理器の回路構成を示すブロック図である。 本発明の誘導加熱調理器の動作を示すフローチャートである。 本発明の揚げ物制御時における油温グラフである。
符号の説明
1 誘導加熱調理器の本体
2 トッププレート
6 鍋
7 グリル部
8 操作部
9 メインスイッチ
10 表示部
11 吸気口
12 排気口
13 誘導加熱コイル
14 温度検出器
15 制御回路
16 電力供給源

Claims (1)

  1. 本体の上面にはトッププレートを配置し、
    本体の内部には、鍋を加熱する誘導加熱コイルと、
    該誘導加熱コイルを駆動し電力を供給する電力供給源と、
    前記トッププレート裏面に接触するように設けた温度検出器と、
    前記温度検出器の検出結果に基づいて前記電力供給源をコントロールする制御回路と、
    を具備する誘導加熱調理器であって、
    前記制御回路は、揚げ物調理の開始後、適温報知までは調理を行う油温より温度が低くなるように、前記温度検出器の検出する温度が予め設定した目標温度1で一定の時間制御し、適温報知後温度検出器の検出する温度が下降を検知したら、調理を行う前記油温となるように目標温度2で制御し、また、前記目標温度2を安定維持するための第2の矩形波電力の幅を、前記目標温度1を安定維持するための第1の矩形波電力の幅より広くして多くのエネルギーを前記誘導加熱コイルに供給して調理物を調理することを特徴とする誘導加熱調理器。
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