JP4969350B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、誘導加熱調理器に関するものである。
鍋の油温が設定温度になるまでの残時間を報知する誘導加熱調理器として特許文献1に記載のものがある。この誘導加熱調理器は、本体の上面にトッププレートを配置し、本体の内部に加熱コイルと温度検出装置を設け、本体の前面には前記加熱コイルの操作部を有し、前記トッププレートに前記加熱コイルの設定状態または運転状態を表示する表示部を設け、前記温度検出装置によりトッププレート上に載置される鍋内の油温をコントロールする揚げ物温度コントロール機能を有した誘導加熱調理器において、前記鍋内の油温が温度検出装置により予め設定した設定温度1に到達したのち、この設定温度1とそれより上温の設定温度2内に指定時間(T)維持し、その指定時間(T)が経過したのち適温報知すると共に、前記表示部に設定温度1に到達した時点で指定時間(T)の残時間を表示することを特徴とするものである。
特開2005−100790号公報
特許文献1の誘導加熱調理器は、加熱コイルの中央に設ける温度検出装置としてサーミスタを用いた例を示している。この構成は、好ましい形状の鍋を正規の位置に置いて調理するときには適切な温度検出ができるものの、好ましくない形状の鍋(例えば、鍋底の中央部が反った鍋や鍋底の中央部が凹んだ鍋)を用いる場合や、好ましくない位置(例えば、正規の位置から大幅にずれた位置)に小径鍋を置いた場合などには、追従性を十分に確保できないというこの構成の特性により、実際の鍋温度よりも低い温度しか検出できない場合がある。好ましくない鍋底形状の鍋を加熱するときの鍋温度と検知温度と火力の関係を図8を用いて説明する。図8(a)において実線は実際の鍋温度を示し、破線は温度検出装置により検知される検知温度を示す。また、図8(b)は加熱コイルにより鍋に与えられる火力を示す。ここに示すように、図8では検知温度が適温の範囲に入ると火力を下げているが、検知温度と鍋温度が乖離しているため、検知温度が適温になったときには鍋温度は既に適温を超えてしまっている。
本発明は、サーミスタを用いて鍋の温度を検知する場合であっても、検知温度と実際の鍋温度の乖離を小さくでき、適切なタイミングで適温報知できる誘導加熱調理器の提供を目的とする。
請求項の誘導加熱調理器は、鍋を載置するプレートと、前記鍋を加熱する加熱コイルと該加熱コイルを下から固定するコイルベースで構成される加熱コイルユニットと、該加熱コイルユニットに配置され、前記プレート上の鍋の温度を検知する温度検知素子と、前記加熱コイルに電力を供給するインバータ回路と、事前に組み込まれている複数の自動メニューの中から使用するメニューを選択するメニュー選択手段と、該メニュー選択手段によって選択されたメニューに応じた適温になるまで予熱を行うときに、0.2〜0.3kWで180〜210秒間加熱を行った後、前記温度検知素子によって検知される温度が210〜230℃になるまで1.4kWで加熱を行い、前記検知される温度が適温になった後は0.3kWで温度を維持するように前記インバータ回路を制御する制御手段と、を具備するものとする。
本発明の誘導加熱調理器によれば、サーミスタを用いて鍋の温度を検知する場合であっても、検知温度と実際の鍋温度の乖離を小さくでき、適切なタイミングで適温報知できる。
以下、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。
図1は本発明の誘導加熱調理器の一実施例を示すブロック図である。
26が被加熱物の金属性の鍋である。13が鍋を加熱するための加熱コイルで、加熱コイル13の巻線は表皮効果を抑制するためリッツ線を採用している。18が鍋26を加熱するために加熱コイル13に電力を供給するインバータ回路18で、具体的には数十kHz,数百Vの電圧を印加する。なお、加熱コイル13とインバータ回路18を合わせて加熱手段23と呼ぶ。ここでは加熱手段23の一例として誘導加熱方式を説明するが、誘導加熱方式に限定するものではない。
20が鍋26の温度を検知するための温度検知素子で、検知温度によって抵抗値が変化するサーミスタが使われる。34がメニュー設定手段で事前に組み込まれている複数の自動メニューの中から使用するメニューを選択するものである。31が火力設定手段で使用者が好みに応じて火力を調節できるものである。17が表示手段でメニュー設定手段34で選択するメニューの表示,自動調理の進行状態などの表示,火力設定手段31の設定内容を表示するものである。19は制御手段でメニュー設定手段34で入力したメニューを事前に組み込まれた手順やルールに基づいて火力の制御や加熱時間や鍋26の温度を決められた温度になるように温度検知素子20の検知温度をもとに加熱手段23を制御し鍋26を加熱したり、火力設定手段31で入力された火力で鍋26を加熱するように加熱手段23を制御したり、メニュー設定手段34で入力されたメニューや調理の進行状況や火力設定手段31で入力された内容を表示手段17に表示したりするものである。
図2から図4は本発明の一実施例を採用した誘導加熱調理器を示している。
図2はビルトイン型の誘導加熱調理器をシステムキッチンに収納した状態の斜視図である。図3は誘導加熱調理器の上面を示す説明図である。図4は誘導加熱調理器のプレートを取外した説明図である。
尚、本実施例は、キッチンに嵌め込むビルトイン型でなく、キッチンに載置する据置型の加熱調理器であっても差し支えない。
加熱調理器の本体2は、システムキッチン1の上面から落とし込んで設置することで組み込まれる。設置後は後述するロースター(グリル)4と操作部パネル5がシステムキッチン1の前面部から操作できるようになっている。
調理を行う際の鍋は、本体2の上面に配置された耐熱ガラス等からなるプレート3上に載置される。
鍋は、プレート3に描かれた載置部6に載置されることで調理可能となる。載置部6は、本体2上面のプレート3の上面手前に載置部右6aと載置部左6bが配置され、これら両載置部6aおよび6bの間の奥(中央後部)に載置部中央6cが配置されている。そして、プレート3を挟んで各載置部6の下に鍋を加熱するための加熱コイル13がそれぞれ設置されている。
載置部中央6cは位置的に調理者の手の届きにくい場所である。このため、手前の載置部右6a,載置部左6bに調理鍋が置かれた状態で、載置部中央6c部に手を伸ばすと、載置部右6a,載置部左6bに置かれた調理鍋から調理中に発生する蒸気により、載置部中央6cで手を動かす調理は行いにくい。したがって、載置部中央6cで行う調理の種類は調理者があまり手を動かさなくても良い料理、主に煮込みや保温などの調理に適している。また、煮込みや保温は火力も弱くて済み、最大消費電力にも限りがあることから、載置部中央6cに設置する加熱コイル13cの火力を、載置部右6a及び載置部左6bに対応して設置されている加熱コイル右13a及び加熱コイル左13bより弱くし消費電力が小さくなるよう設定されている。
本体2内部には、後述する加熱コイル13やインバータ基板が設けられており、これらを冷却するために本体2の外部から空気を吸込むための吸気口7が設けられている。
吸気口7で吸入した空気は、本体2内部で発熱する加熱コイル13やインバータ基板を冷却した後、冷却風の流れ16に示すように排気口8から本体2外に排出される。また、この排気口8からは、後述するロースター4の廃熱も同時に排出される。
ロースター4は魚やピザ等を焼くためのもので、本体2前面部の左側もしくは右側に配置されている。本実施例では本体2前面に向かって左に配置されている。また、魚焼き専用ではないので、このロースター4をグリル若しくはオーブンと呼ぶこともある。
次に加熱コイルユニット25について説明する。加熱コイルユニット25は、加熱コイル13とコイルベース24とフェライト(図示せず)から構成されている。加熱コイルユニット25は、各載置部6のプレート3の下方であって、プレート3と加熱コイル13との間に一定の隙間が開くように設置されている。この隙間に冷却風を流して、発熱する加熱コイル13や加熱された鍋からの熱から加熱コイル13などを守っている。
コイルベース24は、加熱コイル13を下から固定すると共に、コイルベース24にはフェライト(図示せず)が埋設されている。
各加熱コイルユニット25は夫々の載置部6の下方に配置され、載置部右6aの下方には加熱コイルユニット右25aが、載置部左6bの下方には加熱コイルユニット左25bが、載置部中央6cの下方には加熱コイルユニット中央25cが設けられている。
自動調理など鍋の温度検知は、加熱コイルユニット25に設置された温度検知素子20である温度検知素子A21と温度検知素子B22により行われる。温度検知素子20は鍋底の温度を検出するためにプレート3に押し付け、鍋底の温度をプレート3を介して間接的に検出している。温度検知素子A21は加熱コイルユニット右25aと加熱コイルユニット左25bの各加熱コイル13のコイル間に設置し、温度検知素子B22は加熱コイルユニット右25aと加熱コイルユニット左25bと加熱コイルユニット中央25cの各加熱コイル13のコイル中央に設置している。鍋には、底の中央が浮いているものが有るので、火力の大きい加熱コイルユニット右25aと加熱コイルユニット左25bには温度検知素子20を2ヶ所設けている。
基板ケース15内には加熱コイル13を励磁するインバータ回路18や温度検知素子20により検知した温度に応じて加熱手段23への出力を制御する制御手段19等の回路が納められている。
上面操作部9は載置部右6a側の加熱コイル右13aの火力等を入力する上面操作部右9aと載置部左6b側の加熱コイル左13bの火力等を入力する上面操作部左9bと載置部中央6c側の加熱コイル13cの火力等を入力する上面操作部中央9cから成っている。
上面表示部10は上面操作部9の各操作部に対応して上面表示部右10a,上面表示部左10b,上面表示部中央10cと配置され、各操作部で入力された内容を表示する。
次に、図5は上面操作部右9aと上面表示部右10aを示す説明図である。上面操作部右9aと上面表示部右10aを使用して表示手段17と火力設定手段31とメニュー設定手段34の詳細な説明をする。
上面操作部右9aと上面表示部右10a,上面操作部左9bと上面表示部左10b,上面操作部中央9cと上面表示部中央10cの本発明に関する内容は同じなので上面操作部左9bと上面表示部左10b,上面操作部中央9cと上面表示部中央10c側の説明は省略する。
上面表示部右10aは、夫々表示41aと表示41bに分けられ、表示41aは火力設定手段31で入力される火力やメニュー設定手段34で入力されるメニュー等が表示される。表示41bにはメニュー設定手段34で入力されたメニューで、鍋やフライパンを予熱して、鍋やフライパンの温度が適温に達した時に食材の投入タイミングを知らせることが出来るように「予熱中」と「適温」の表示を行う。
ランプ35〜40はLED等からなり、ランプ35は後述する切・スタートキー30が押され加熱開始が入力されると点灯する。ランプ36〜39は後述する火力設定手段31で設定した火力のランプが点灯する。また、後述する自動調理で火力の設定をするように促がすためにランプ36〜39を同時に点滅して知らせる。ランプ40は火力調整手段が有効時に点滅して知らせる。
ここでは表示41aと表示41bとランプ35〜40を表示手段17とする。
火力設定手段31で設定できる火力は「とろ火」キー31a,「弱火」キー31b,「中火」キー31c,「強火」キー31dの四段階に分かれ、必要な火力を一回の操作で入力できるように火力に応じて個別にキーが設けられている。各火力の目安は、例えば最大で12段階の火力を設けた場合、各火力と消費電力の関係は、「1」段階は100W相当、「2」段階は200W相当、「3」段階は300W、「4」段階は400W、「5」段階は500W、「6」段階は800W、「7」段階は1.1kW、「8」段階は1.4kW、「9」段階は1.6kW、「10」段階は2kW、「11」段階は2.5kW、「12」段階は3kWである。各段階の数字は表示41aに火力の目安として表示する数字である。また、四段階の火力表示と12段階表示の関係は、「とろ火」は「1」、「弱火」は「2」,「3」,「4」,「5」、「中火」は「6」,「7」,「8」、「強火」は「9」,「10」となり、火力設定手段31のキーには設けていないが「ハイパワー」として「11」,「12」が割り当てられる。火力設定手段31は四段階の火力の代表的な火力に直接入力できるように、「とろ火」キー31aは「1」、「弱火」キー31bは「4」、「中火」キー31cは「7」、「強火」キー31dは「10」の火力を入力できる。
火力調整手段32は、火力設定手段31で入力できない火力、例えば火力「9」を入力する場合、まず「中火」キー31cにより火力を「7」に入力し、次に、火力調整UPキー32bを二回押すと、表示41aに表示されていた火力を示す数字が「7」から「8」、「8」から「9」へと変更され、火力が強火「9」に成ったことを示す。
ちなみに、次に火力調整DOWNキー32aを押すと火力が「9」から「8」と下げることができる。
33は主に煮込みや保温などタイマー調理を実施するときに加熱時間を選択するタイマーキーである。
メニュー設定手段34は自動調理の炊飯,揚げもの,湯沸し,炒めもの等を選択するためのもので、メニュー設定手段34を押すことで表示41aにメニューが表示され、メニュー設定手段34を押すたびにメニューが切り替わり表示される。これによって使用するメニューを選択する。
48は調理の開始や停止するための切・スタートキーである。
本実施例は以上の構成よりなるもので、次にその動作について図6〜図10を使用して説明する。図6〜図8は自動調理時の上面操作部と上面表示部の表示例である。
例えば、使用者が野菜の炒めものを調理する場合、使用者は加熱に使用する載置部にフライパンを置いて、表示41aを見ながらメニュー設定手段34を押し返してメニューを「炒めもの」を選択する。メニューを選択するとランプ35が点滅して切・スタートキー30が有効になったことを知らせる。切・スタートキー30を押すことで調理が開始され、ランプ35が点滅から点灯になり調理中(予熱中)であることを示す。そして、現在フライパンを予熱中であることを示す表示が表示手段41bに「予熱中」と表示が点灯する。この時の表示41とランプ35〜ランプ40の状態を図6に示す。
フライパンの加熱が進行し、フライパンの鍋底の検知温度が適温範囲に近づいたら、フライパンの温度のオーバーシュートを少なくするために火力を弱くし、適温範囲にフライパンの検知温度が達したら適温を報知する。具体的には、表示41bの「予熱中」の表示を「適温」と表示し直し、他にブザーや音声により適温になったことを知らせる。
そして、フライパンに炒める食材を入れ火力設定手段31で火力を入力するように表示手段17のランプ36〜ランプ39の四ヶ所のランプを同時に点滅して催促行為をする。ランプ35は消灯している。この時の表示41とランプ35〜ランプ40の状態を図7に示す。
ここで、図9および図10を用いて、「炒め物」の適温になるまでの予熱中の火力制御と実際の鍋温度と温度検知素子による検知温度の関係を説明する。図9(a)において実線は実際の鍋温度を示し、破線は温度検知素子20により検知される検知温度を示す。また、図9(b)は加熱コイルにより鍋に与えられる火力を示す。図9(b)に示すように、まず低火力で加熱を行い、所定時間経過後から高火力で加熱を行うことで、図9(a)に示すように、検知温度と鍋温度の乖離を小さくすることができるので、検知温度が適温になったタイミングで適温報知し、鍋温度が適温のときに適温報知することができる。なお、図9(b)は、0.3kW(第1の低火力)で30秒間加熱を行い、0.2kW(第2の低火力)で180秒間加熱を行い、検知温度が適温(210℃〜230℃)に近づくまで1.4kW(高火力)で加熱を行い、鍋温度のオーバーシュートを抑制するため検知温度が適温になるまで1.0kwで加熱を行い、検知温度が適温になった後は0.3kWで温度を維持する一例を示したものであるが、検知温度と鍋温度の乖離を小さくできるのであれば図10(b)に示すように、0.2〜0.3kWで180〜210秒間加熱を行い、検知温度が適温になるまで1.4kWで加熱を行い、検知温度が適温になった後は0.3kWで温度を維持するように加熱制御しても良い。
なお、加熱コイルに電力を供給した後、所定時間温度検知素子20によって温度上昇が検知できないときは、鍋が置かれていないか、鍋が置かれていても温度検知できないほど鍋底が変形していると考えられるため、安全性を確保するため加熱コイルへの電力供給を停止しても良い。
次に、火力設定手段31で「強火」を入力するとランプ39が点灯し、ランプ35が点滅して切・スタートキーを入力するように指示する。この時、表示41bに表示していた「適温」表示は消灯し、表示41aに入力された火力の段階「10」が表示される。そして切・スタートを入力するとランプ35が点灯になり火力が段階「10」の2kWでフライパンの加熱を開始する。その後、食材をフライパンに入れて調理を開始する。説明では火力設定手段31の火力の入力後に食材を入れる説明をしたが、食材を先に入れてから火力設定手段31により火力の入力を行ってもよい。但し、その時の火力はフライパンの温度を維持するための最低限の火力で加熱を制御している状態なので、そこに食材を入れると急激にフライパンの温度が下がってしまう。理想的には、火力の入力を終了しフライパンの火力を希望の設定にしてから食材を入れる方が上手に食材を炒めることができる。
また、予熱が終わり適温にまでに食材の準備が出来なかった場合や、適温後フライパンに食材を入れて調理に夢中になり火力設定手段31から火力の入力を忘れた場合、一定時間は鍋の温度を適温に維持するように最低限の火力で加熱を制御し、一定時間後はフライパンの加熱を終了する。
以上で説明した加熱制御を用いれば、好ましくない形状の鍋(例えば、鍋底の中央部が反った鍋や鍋底の中央部が凹んだ鍋)を用いる場合や、好ましくない位置(例えば、正規の位置から大幅にずれた位置)に小径鍋を置いた場合などであっても、予熱中の鍋温度と検知温度の乖離を小さくできるので、サーミスタを用いて鍋の温度を検知する場合であっても、適切なタイミングで適温報知できる。
誘導加熱調理器の動作を示すブロック図である。 ビルトイン型の誘導加熱調理器をシステムキッチンに収納した状態の斜視図である。 誘導加熱調理器の上面を示す説明図である。 誘導加熱調理器のプレートを取外した説明図である。 上面操作部右と上面表示部右を示す説明図である。 炒めもので予熱中の上面操作部右と上面表示部右の状態を示す説明図である。 炒めもので適温の上面操作部右と上面表示部右の状態を示す説明図である。 従来の火力制御によって好ましくない鍋底形状の鍋を加熱するときの鍋温度と検知温度と火力の関係を示す図である。 本発明の実施例の火力制御によって好ましくない鍋底形状の鍋を加熱するときの鍋温度と検知温度と火力の関係を示す図である。 本発明の他の実施例の火力制御によって好ましくない鍋底形状の鍋を加熱するときの鍋温度と検知温度と火力の関係を示す図である。
符号の説明
3 プレート
9 上面操作部
10 上面表示部
13 加熱コイル
19 制御手段
20 温度検知素子
31 火力設定手段
34 メニュー設定手段

Claims (1)

  1. 鍋を載置するプレートと、前記鍋を加熱する加熱コイルと該加熱コイルを下から固定するコイルベースで構成される加熱コイルユニットと、該加熱コイルユニットに配置され、前記プレート上の鍋の温度を検知する温度検知素子と、前記加熱コイルに電力を供給するインバータ回路と、事前に組み込まれている複数の自動メニューの中から使用するメニューを選択するメニュー選択手段と、該メニュー選択手段によって選択されたメニューに応じた適温になるまで予熱を行うときに、0.2〜0.3kWで180〜210秒間加熱を行った後、前記温度検知素子によって検知される温度が210〜230℃になるまで1.4kWで加熱を行い、前記検知される温度が適温になった後は0.3kWで温度を維持するように前記インバータ回路を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする誘導加熱調理器。
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