JP2910313B2 - 電気調理器 - Google Patents

電気調理器

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JP2910313B2
JP2910313B2 JP12732791A JP12732791A JP2910313B2 JP 2910313 B2 JP2910313 B2 JP 2910313B2 JP 12732791 A JP12732791 A JP 12732791A JP 12732791 A JP12732791 A JP 12732791A JP 2910313 B2 JP2910313 B2 JP 2910313B2
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郁子 田中
由美子 木山
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は調理性能を高める加熱制
御を行う電気調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、揚げ物調理を高温,短時間に調理
する電気調理器の加熱制御の構成と温度変化について説
明する。図8は従来の加熱制御の構成を示すものであ
る。図8において11は被調理物であり、11aは鍋、
11bは鍋に入れる液体(揚げ物の場合:油)、11c
は食材であり、鍋11aの中に油入れて、食材を投入
し、揚げ物調理をする場合を想定している。
【0003】12は加熱を行うための熱源であり、電気
調理器におけるヒーター、もしくは誘導加熱器における
加熱コイルである。13は被調理物の温度を検知する温
度センサー装置で、鍋11の底面の温度を検知してい
る。
【0004】14はあらかじめ所望する加熱温度(以下
加熱設定温度と称す)をコントロールする加熱温度設定
装置であり、温度センサー装置13の温度が加熱設定温
度となるように電力可変装置15を操作し、電源16か
ら熱源12への電力供給を制御する。
【0005】上記構成により鍋11の中の油温をほぼ一
定に保つことができるものである。図9は上記構成の電
気調理器で揚げ物調理を行った場合における温度センサ
ー装置13の温度を実線で、油温を点線で表わし、その
時の電力供給量を棒グラフにて示したものであり、また
θ1は加熱設定温度を示したものである。食材投入によ
り、センサー温度を油温の低下がみられ、その後の電力
供給によってそれらの温度が徐々に復帰して調理が行わ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の構成では、食材投入により生じた油温低下を、
加熱設定温度θ1までに復帰させるのに時間がかかりす
ぎる。その理由は食材を投入して油温が低下するとセン
サー温度も低下し、熱源をオンして加熱を開始するが、
実際の油温よりセンサー温度の方が立ち上りが速く油温
が加熱設定温度に復帰するまでにセンサー温度が加熱設
定温度θ1に達してしまい、電力供給を停止してまうた
めである。
【0007】このため、食材の水を油の置換が悪く、衣
はいつまでも、きつね色にならずかつ軟らかく、しか
も、内部への熱伝導とのバランスも悪いという課題を有
していた。
【0008】その結果、加熱調理中に衣が破裂し中身が
油中に散乱したり、衣の色が白く、食感もカラッとせ
ず、調理性能において非常に出来の悪いものであった。
【0009】本発明は、上記課題を解決し、調理性能に
優れた電気調理器を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段は、加熱を行うための熱源と、鍋を介して被調理
物中の油の温度を検知する温度センサー装置と、加熱温
度を設定する温度設定装置と、これらを制御する制御装
置とを有し、食材投入時に被調理物中の油の温 度が低下
すると、食材投入前よりも加熱設定温度を高温に補正す
るとともに、加熱電力量を増大させることを特徴とする
電気調理器とすることにより、調理中の電力供給を継続
的に行うものである。
【0011】
【作用】上記手段では、食材投入により低下した油温の
復帰が速く、かつ温度上昇が継続的に行われるため、非
常に出きの良い揚げ物調理を可能にならしめることが出
来る。特に冷凍食品,かき揚げ等の負荷の大きい食材に
対しては有効である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1〜図7
に基づいて説明する。
【0013】図1において、1は被調理物であり、その
内訳として鍋1a、鍋1aに入れる液体(揚げ物の場
合:油)1b、食材1cがある。
【0014】鍋1aの中に油を入れて食材1cを投入
し、揚げ物調理をする場合を想定している。2は加熱を
行うための熱源であり、電気調理器におけるヒーターも
しくは誘導加熱器における加熱コイルである。3は被調
理物の温度を検知する温度センサー装置で、鍋1の底面
の温度を検知している。4は加熱温度設定装置であり、
加熱調理の温度を設定するものである。5は制御装置で
あり、温度センサー装置3のセンサー温度とその変化量
に応じて、加熱温度設定装置4による加熱設定温度を補
正したり、あるいは補正した加熱設定温度を初期の設定
温度に復帰させたり、加熱電力量を変化させる等の調節
を行っている。6は電力可変装置であり、制御装置5か
らの指令に基づいて電源7から熱源2に電力を供給を行
っているものである。
【0015】上記構成をもとに本発明の加熱方法の特徴
について説明する。 (実施例1) 図2は本発明の加熱方法による揚げ物調理における温度
変化を示したものである。温度センサー装置3の温度を
実線で、油温を点線で表わし、その時の電力供給量を棒
グラフに示したものである。
【0016】食材の投入により、センサー温度が低下
し、P1におけるセンサー温度を検知し、その温度と、
その変化量より、加熱設定温度θ1を補正し所定温度θ2
に変更して、加熱設定温度を高温にするとともに、電力
供給量をt1よりt2に設定し、電力供給量を増大させる
ことにより、調理中は電力供給の継続と、食材投入によ
る油温の復帰を速めたものである。これにより、食材内
部への熱伝達と、外皮と調理速度とのバランスがとれ、
上手に出き映えの良い揚げ物をつくることができる。
【0017】(実施例2) 図3は本発明の加熱方法による揚げ物調理における温度
変化を示したものである。但し図の表示方法は実施例1
と同様である。この図に示しているように、食材の投入
により、センサー温度が低下する。その温度と変化量の
検知回数を2回以上(この図は2回の場合を図示し、検
知場所はP1,P2とする)を行う。これにより調理中の
電力供給量も変化(t2→t3)する。これにより調理性
能が高まり更に食材のあらゆる条件のものでも上手に出
き映え良く揚げ物調理をすることが可能である。
【0018】(実施例3) 図4は、本発明の加熱方法による揚げ物調理における温
度変化を示したものである。但し、図の表示方法は実施
例1と同様である。この図に示してあるように、食材の
投入により、センサー温度が低下する。その温度と、変
化量の検知を一定時間毎(検知場所をP1,P2,P3,
…とする)に行うことにより、調理中の電力供給量(t
2,t3,t4,…)に一定時間毎に変化する。これによ
りメニュー食材のあらゆる条件下においての調理性能を
高め、上手に出き映え良く揚げ物調理をすることが可能
である。
【0019】(実施例4) 図5は本発明の加熱方法による揚げ物調理における温度
変化を示したものである。但し、図の表示方法は、実施
例1と同様であり、また、食材投入により、加熱設定温
度θ1からθ2に補正され、再びその加熱設定温度が初期
θ1に戻った後の揚げ物調理における温度変化である。
【0020】この図に示すように、加熱設定温度の復帰
後、P1におけるセンサー温度を検知し、温度とその変
化量より電力供給量(t1→t2)が変化する。これによ
り、更に調理性能を高め、上手に出き映え良く揚げ物調
理をすることが可能であり、また再調理における調理性
能を高めることができる。
【0021】(実施例5) 図6は本発明の加熱方法による揚げ物調理における温度
変化を示したものである。但し、図の表示方法は実施例
1と同様であり、また、実施例4と同様に加熱設定温度
がθ2からθ1に復帰した後の温度変化である。
【0022】この図に示すように、加熱設定温度がθ1
に復帰後、センサー温度とその変化量の検知を2回以上
(この図は2回の場合を図示し、検知場所はP1,P2と
する)を行う。これにより調理中の電力供給量が変化
(t1→t2→t3)する。これにより、更に調理性能を
高め、失敗なく上手に出き映え良く揚げ物調理をするこ
とが可能である。再調理における調理性を更に高めるこ
ともできる。
【0023】(実施例6) 図7は本発明の加熱方法による揚げ物調理における温度
変化を示したものである。但し、図の表示方法は、実施
例1と同様であり、また、実施例4と同様に加熱設定温
度が復帰した後の温度変化である。
【0024】この図に示すように、加熱設定温度の復帰
後、センサー温度と、その変化量の検知を一定時間毎
(検知場所をP1,P2,P3,…とする)に行うことに
より調理中の電力供給量(t2,t3,t4,…tn)に一
定時間毎に変化する。
【0025】これにより、更にあらゆる条件下において
の調理性能を高めることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、食材投入して被調理物
油の温度が低下しても、その昇温特性を高め、調理性
能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電気調理器のブロック図
【図2】第1の実施例における揚げ物調理の温度変化お
よび加熱電力変化を示す図
【図3】第2の実施例における揚げ物調理の温度変化お
よび加熱電力変化を示す図
【図4】第3の実施例における揚げ物調理の温度変化お
よび加熱電力変化を示す図
【図5】第4の実施例における揚げ物調理の温度変化お
よび加熱電力変化を示す図
【図6】第5の実施例における揚げ物調理の温度変化お
よび加熱電力変化を示す図
【図7】第6の実施例における揚げ物調理の温度変化お
よび加熱電力変化を示す図
【図8】従来の電気調理器のブロック図
【図9】従来の電気調理器における揚げ物調理の温度変
化および加熱電力変化を示す図
【符号の説明】
1 被調理物の鍋 2 熱源 3 温度センサー装置 4 交流電源 5 加熱温度設定装置 6 電力可変装置 7 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 37/12 H05B 3/00 365 H05B 6/12 335

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱を行うための熱源と、鍋を介して被
    調理物中の油の温度を検知する温度センサー装置と、加
    熱温度を設定する温度設定装置と、これらを制御する制
    御装置とを有し、食材投入時に被調理物中の油の温度が
    低下すると、食材投入前よりも加熱設定温度を高温に補
    正するとともに、加熱電力量を増大させることを特徴と
    する電気調理器。
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