JP5280936B2 - キースイッチ装置 - Google Patents

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    • H01H3/125Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor using a scissor mechanism as stabiliser

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Description

本発明はキースイッチ装置に係り、特にキートップの小型化、薄型化に対応したキースイッチ装置に関する。
ノート型のパーソナルコンピュータにおいては、コンピュータ装置の小型化、薄型化に伴いキーボードに配置される各キートップの小型化、薄型化が促進されつつある。キーボードの各キートップは、樹脂成型品からなり、キートップの種別によって縦方向、横方向の寸法や形状が異なる。例えば、スペースキー、シフトキー、エンターキー等として用いられるキートップの場合、左右方向の横幅寸法が他のキートップ(例えば、アルファベットや数字の入力キー)よりも長い横長形状に形成されている。
このように横長形状とされたキートップは、薄型化により肉薄に形成された部分での強度が弱いので、例えば、長手方向の端部が押圧操作されると、キートップ下面の中央に当接するスイッチ部を押圧するためのゴム製のアクチュエータを支点として傾いたり、あるいは周方向に旋回動作するように撓むことがある。
このような、キートップの強度不足を補う補強機構として、例えば、直径1mmのステンレス線材などからなる金属ワイヤをキートップ形状に応じた寸法に曲げ加工してなるワイヤ部材をキートップ下面に係合させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
ワイヤ部材は、上方からみるとコ字状に形成されており、キートップの長手方向に延在する梁部と、梁部の両端を90°の角度で曲げられた一対の腕部と、一対の腕部の先端部分を内側に曲げた端部とを有する。当該ワイヤ部材は、両端部がメンブレンスイッチのベース上に突出する係合部の孔または凹部に係合され、梁部がキー下面に係合されるように取り付けられる。このように、キートップ下面側にワイヤ部材を係合させることにより、キートップの強度が補強されるため、キートップは上面のどの部分が押圧操作されても水平なまま降下するように動作する。
このようにコ字状に曲げられた1本のワイヤ部材でキートップ下面側を補強する構成のものでは、当該ワイヤ部材の梁部が係合される長手方向の片側のみが補強される。さらに、キートップの高さを低くするためにキートップの厚さを薄く成型した場合には、キートップ自体の剛性がかなり小さくなるので、一対のワイヤ部材を対称に配してキートップ長手方向に沿う両側を補強することが行なわれている。
特開2001−167657号公報 特開2008−251461号公報
しかしながら、一対のワイヤ部材を対称に配してキートップ下面側を補強する構成では、キートップ中心部分に対向配置されたスイッチ部及びゴム製のアクチュエータを避けるように各ワイヤ部材の梁部を配置しなければならないため、各ワイヤ部材の梁部をスイッチ部及びゴム製のアクチュエータの外側に設けることになり、その分キー縦方向の幅寸法を小さくすることが難しかった。
また、キートップの肉厚を薄くした状態でワイヤ部材を1本に削減した場合、ワイヤ部材の直径分の縦方向のキートップ幅寸法を小さくすることが可能になるものの、キートップ自体の強度低下によりキー押圧操作時に横長形状のキートップ全体が水平移動せず、キートップ操作の感触が低下するという問題が生じる。
また、キートップの材質をフィラー混入材などにしてキートップ強度を高める方法も考えられるが、ワイヤ部材が係合される係合部が脆くなるといった弊害があり、量産品への適用には至っていない。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決したキースイッチ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
(1)本発明は、幅広形状のキートップと、該キートップの押圧操作による押圧力を受けて作動するスイッチ機構と、該スイッチ機構を支持する支持板と、前記キートップの下面側に係合されて前記キートップを補強するキー補強機構とを有するキースイッチ装置において、
前記キー補強機構は、
前記キートップの長手方向のほぼ全長に亘って延在し、前記キートップの下面側に係合される第1の梁部を有する第1のワイヤ部材と、
前記スイッチ機構が当接する領域と前記キートップの長手方向の一端との間の長手方向に沿うように延在し、前記キートップの下面側に係合される第2の梁部を有する第2のワイヤ部材と、
前記スイッチ機構が当接する領域と前記キートップの長手方向の他端との間の長手方向に沿うように延在し、前記キートップの下面側に係合される第3の梁部を有する第3のワイヤ部材と、
を有し、
前記第1、第2、第3のワイヤ部材は、各端部が前記支持板に回動可能に支持されることを特徴とする。
(2)本発明の前記キートップの長手方向の縁部の一側下面には、前記第1の梁部が係合される第1の係合部が設けられ、
前記キートップの長手方向の縁部のうち一方の長手方向の他側下面には、前記第2の梁部が係合される第2の係合部が設けられ、
前記キートップの長手方向のうち他方の長手方向の他側下面には、前記第3の梁部が係合される第3の係合部が設けられたことを特徴とする。
(3)本発明の前記第1、第2、第3のワイヤ部材は、前記第1、第2、第3の梁部の両端から曲げられた腕部と、該腕部の先端から内側に曲げられた端部とを有し、
前記支持板には、前記第1、第2、第3のワイヤ部材の各端部を回動可能に支持する前記第1、第2、第3の支持部が設けられたことを特徴とする。
(4)本発明の前記第1、第2、第3のワイヤ部材は、前記スイッチ機構を中心として前記キートップの長手方向に左右対称となるように配置されることを特徴とする。
本発明によれば、キートップの長手方向の強度を高めることができると共に、キートップの縦方向の幅をより小さくすることができる。また、キートップの肉厚を薄くして薄型化を促進させる場合にも、キートップの長手方向の押圧位置に拘わらず、キートップを水平状態のまま移動させて押圧操作の感触を向上させることができると共に、キートップの薄型化、小型化に伴うスイッチング動作の信頼性を高めることができる。
本発明によるキースイッチ装置の実施例1の主要構成を示す分解斜視図である。 実施例1のスイッチ機構の構成を拡大して示す分解斜視図である。 キースイッチ装置の組み立て状態を示す縦断面図である。 実施例1のスイッチ機構がオフ状態のときのリンク部材の動作状態を示す縦断面図である。 実施例1のキートップが押圧操作開始されたときのリンク部材の動作状態を示す縦断面図である。 実施例1のキートップが下限位置に押圧操作されたときのリンク部材の動作状態を示す縦断面図である。 実施例1の支持板上の構成を示す平面図である。 実施例1の各ワイヤ部材の配置を示す平面図である。 実施例1のキートップを下方からみた底面図である。 実施例1のキートップの下面側に各ワイヤ部材を取付けた状態を下方からみた底面図である。 実施例1のキースイッチ装置の操作前の状態を正面からみた縦断面図である。 実施例1のキースイッチ装置の押圧操作状態を示す縦断面図である。 図9A中A−A線に沿う側縦断面図である。 図9B中B−B線に沿う側縦断面図である。 図9A中C−C線に沿う側縦断面図である。 図9B中D−D線に沿う側縦断面図である。 本発明によるキースイッチ装置の実施例2の主要構成を示す分解斜視図である。 実施例2の支持板上の構成を示す平面図である。 実施例2の各ワイヤ部材の配置を示す平面図である。 実施例2のキートップを下方からみた底面図である。 実施例2のキートップの下面側に各ワイヤ部材を取付けた状態を下方からみた底面図である。 実施例2のキースイッチ装置の操作前の状態を正面からみた縦断面図である。 実施例2のキースイッチ装置の押圧操作状態を示す縦断面図である。 図17A中E−E線に沿う側縦断面図である。 図17B中F−F線に沿う側縦断面図である。 図17A中G−G線に沿う側縦断面図である。 図17B中H−H線に沿う側縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
図1は本発明によるキースイッチ装置の実施例1の主要構成を示す分解斜視図である。尚、本実施例では、多数のキーが配されたキーボードにおいて、幅広形状のキーを有するキースイッチ装置の構成について説明する。
図1に示されるように、キースイッチ装置10は、幅広形状のキートップ20と、キー補強機構30と、スイッチ機構40と、支持板50とを有する。
キートップ20は、例えば、スペースキー、シフトキー、エンターキー等として用いられ、左右方向(Xa,Xb方向)の横幅寸法Laが縦方向(Ya,Yb方向)の縦幅寸法Lbのn倍とされた横長形状に形成されている(La=n・Lb)。また、キートップ20は、薄い樹脂成型品であり、肉厚寸法が比較的撓みやすい厚さ(例えば、キー上部の厚さが1mm以下)に形成されている。
キー補強機構30は、幅広形状のキートップ20の全体を補強するように第1〜第3のワイヤ部材60,70,80を配置しており、各ワイヤ部材60,70,80が交差しないようにキートップ20の下面側全体を補強するように配される。各ワイヤ部材60,70,80は、夫々耐蝕性を有するステンレス線材などの金属ワイヤをコ字状に曲げ加工してなる。
第1のワイヤ部材60は、キートップ20の長手方向のほぼ全長に亘って延在し、キートップ20の下面側に係合される第1の梁部62を有する。第2のワイヤ部材70は、スイッチ機構40とキートップ20の長手方向の一端(左側端部)との間の長手部分に沿うように延在し、キートップ20の下面側に係合される第2の梁部72を有する。第3のワイヤ部材80は、スイッチ機構40とキートップ20の長手方向の他端(右側端部)との間の長手部分に沿うように延在し、キートップ20の下面側に係合される第3の梁部82を有する。
また、各ワイヤ部材60,70,80は、夫々同一形状に曲げ加工されており、上記梁部62,72,82と、梁部62,72,82の両端から内側に90°の角度で曲げられた腕部64,65,74,75,84,85と、各腕部64,65,74,75,84,85の先端から内側に90°の角度で曲げられた端部66,67,76,77,86,87とを有する。
本実施例では、各ワイヤ部材60,70,80は、ワイヤ部材60の一方の端部66がワイヤ部材70の端部76と77との間に位置し、ワイヤ部材60の他方の端部67がワイヤ部材80の端部86と87との間に位置するように配置される。
尚、各ワイヤ部材60,70,80の太さ(直径)は、夫々同一寸法としても良いし、あるいは全長の長い第1のワイヤ部材60を太く(例えば、直径1mm)し、全長の短い第2、第3のワイヤ部材70,80を細く(例えば、直径0.8mm)しても良い。
スイッチ機構40は、リンク支持部材90、ゴム製アクチュエータ100と、一対のリンク部材110,120と、メンブレンスイッチシート130とを有する。
支持板50は、例えば、アルミ合金等の金属プレートにより形成されており、リンク支持部材90の4本の係合脚部92が挿通される4つの挿通孔51と、各ワイヤ部材60の端部66,67を回動可能に支持する第1の支持部52,53と、ワイヤ部材70の端部76,77を回動可能に支持する第2の支持部54,55と、ワイヤ部材80の端部86,87を回動可能に支持する第3の支持部56,57が切り起こされている。また、支持板50の上面には、メンブレンスイッチシート130が密着されている。尚、本実施例においては、支持板50とメンブレンスイッチシート130が別体に設けられた構成を例に挙げているが、これに限らず、例えば、支持板50の上面に各キートップに対向するメンブレンスイッチの接点を一体に接着した構成としても良い。
メンブレンスイッチシート130は、キーボードに配された複数のキートップに対向する複数の位置に各接点が設けられている。また、メンブレンスイッチシート130には、上記支持部51〜57が貫通するための孔が設けられている。
ここで、スイッチ機構40の各部の構成について説明する。
図2は実施例1のスイッチ機構40の構成を拡大して示す分解斜視図である。図2に示されるように、リンク支持部材90は、上記係合脚部92と、枠体94と、凹部96とを有する。枠体94は、上方からみるとゴム製アクチュエータ100が挿通される空間95の周囲を囲むように形成されている。また、枠体94の四隅には、係合脚部92の先端が下方に突出している。さらに、リンク部材110,120を回動可能に支持する凹部96は、枠体94の前後方向(Ya,Yb方向)の側壁97の下面に設けられている。尚、各係合脚部92は、支持板50の各挿通孔51に挿通された後、先端部分を変形させて支持板50の下面側に固着される。
スイッチ機構40の一対のリンク部材110,120は、腕部下端が支持板50上に締結されたリンク支持部材90により回動可能に支持され、且つ腕部上端がキートップ20の下面側に係合される。また、一対のリンク部材110,120は、樹脂材により一体成型されており、キートップ20の押圧操作による上下方向(Za,Zb方向)の動作を安定的に行なうように連動して回動動作するリンク機構を構成している。
一方のリンク部材110は、平行に延在する一対の腕部110a,110bと、連結部110cと、軸部110dと、ギヤ部110eと、係合突部110fとを有する。連結部110cは、一対の腕部110a,110bの先端間を連結している。軸部110dは、腕部110a、110bの下端部内側より側方に突出しており、リンク支持部材90の凹部96に嵌合して回動可能に支持される。ギヤ部110eは、一対の腕部110a,110bの下端部に設けられ、軸部110dを中心とする半径に沿って複数の歯部が形成されている。
また、他方のリンク部材120は、上記リンク部材110と同一構成であり、各部の説明は省略する。従って、一対のリンク部材110,120は、腕部110a,110bの下端内側分より側方に突出する軸部110dをリンク支持部材90の凹部96に嵌合させることで、ゴム製アクチュエータ100を中心として左右対称となるように配されると共に、各腕部110a,110bのギヤ部110eが互いに噛み合うように配置される。
ゴム製アクチュエータ100は、上下方向に弾性変形可能な円筒形状に成型してなり、上端にはキートップ20の下面側中央に当接する小径当接部100aが環状に形成されている。また、ゴム製アクチュエータ100の下端には、メンブレンスイッチシート130の絶縁層に当接する大径当接部100bが形成されている。そして、小径当接部100aと大径当接部100bとの間には、内部が中空とされたテーパ部100cが形成されている。
また、ゴム製アクチュエータ100は、ゴム材による粘弾性を有するため、キー押圧操作時の押圧力を弾性変形して吸収すると共に、押圧力が解除されたときにキートップ20を上限位置に復帰させる復元力を発生する。
メンブレンスイッチシート130は、薄い絶縁シート(例えば、PETフィルム)間に円形の接点部132が形成されている。尚、接点部132は、上方からの押圧力によって閉成するように一対の電極が鉛直方向で対向配置されている。また、接点部132の両側には、リンク支持部材90の各係合脚部92及び、枠体94の側壁97が挿通される一対の開口134が設けられている。
ゴム製アクチュエータ100は、上方からの押圧力が作用しないときは、キートップ20をメンブレンスイッチシート130の上方に離間した上限位置に付勢して接点部132をオフ(非導通状態)にしており、上方からの押圧力によって圧縮変形されることで接点部132を押圧してオフ(非導通状態)からオン(導通状態)に切り替える。
図3はキースイッチ装置の組み立て状態を示す縦断面図である。図3に示されるように、スイッチ機構40がオフ状態(非通電状態)であるときのキートップ20は、ゴム製アクチュエータ100によりメンブレンスイッチシート130の上方に離間した上限位置に付勢されている。また、リンク部材110,120は、腕部110a、110bが斜め上方に回動した位置にあり、且つ上端の係合突部110f,120fがキートップ20の下面側に突出するL字状の係合部22の溝23に嵌合する。係合部22の溝23は、Xa,Xb方向に延在形成されているので、腕部110a,110bが回動しても係合突部110f,120fがXa,Xb方向に摺動しても係合状態を維持することができる。
また、キートップ20の下面側中央には、ゴム製アクチュエータ100の小径当接部100aに嵌合する嵌合部160(図7を参照)が突出しており、この嵌合部160はゴム製アクチュエータ100の小径当接部100aがずれることを防止する。
ここで、上記スイッチ機構40の各部の動作について説明する。図4Aは実施例1のスイッチ機構40がオフ状態のときのリンク部材110,120の動作状態を示す縦断面図である。図4Bは実施例1のキートップ20が押圧操作開始されたときのリンク部材110,120の動作状態を示す縦断面図である。図4Cは実施例1のキートップ20が下限位置に押圧操作されたときのリンク部材110,120の動作状態を示す縦断面図である。
図4Aに示されるように、キートップ20が操作されていない状態では、リンク部材110,120がそれぞれ斜め上方に回動した状態で停止している。リンク部材110,120は、各腕部110a,110b,120a,120bの上側に凹部110g,120gが設けられている。また、キートップ20の下面側には、キートップ20の降下動作に伴うリンク部材110,120の回動動作によって上記凹部110g,120gに嵌合する突出部24,25が設けられている。
図4Bに示されるように、キートップ20の上面が下方に押圧操作されると、その押圧力Fによってキートップ20が下方(Zb方向)に移動する。これにより、リンク部材110,120は、ギヤ部110e,120eが互いに噛み合うため、係合突部110f,120fが係合部22の溝23を摺動しながら同時にα方向、β方向に回動する。このとき、リンク部材110,120は、支持部51の孔51aに係止されたリンク支持部材90の凹部96に嵌合された軸部110d,120dを回動中心としてα方向、β方向に回動する。
これにより、キートップ20は、リンク部材110,120が同時にα方向、β方向に回動するのに伴って係合部22を下方に押し下げる。よって、キートップ20の中央部分は、一対のリンク部材110,120が連動して回動することにより、傾くことなく水平状態のまま降下してゴム製アクチュエータ100を垂下方向に圧縮する。このように、キートップ20の長手方向の中央部分は、リンク部材110,120が同時に回動してキートップ20の下面に設けられた係合部22を下方に押し下げるため、キートップ20の押圧操作位置が中心部から外れた位置であっても傾くことなく水平状態を維持しながら降下する。
また、リンク部材110,120が同時にα方向、β方向に回動すると共に、キートップ20の下面側に突出する突出部24,25の先端部分がリンク部材110,120の凹部110g,120gに嵌合する。これにより、キートップ20の下面側に対するリンク部材110,120の相対位置が規制される。
図4Cに示されるように、キートップ20の降下動作により押圧されたゴム製アクチュエータ100は、メンブレンスイッチシート130の接点132を押圧してオン状態に切替える。これと共に、一対のリンク部材110,120は、ほぼ水平位置に回動して停止する。これで、スイッチ機構40は、オン状態(通電状態)に切り替わる。
ここで、本実施例の補強機構30を構成する各ワイヤ部材60,70,80の取付構造について説明する。
図5は実施例1の支持板50上の構成を示す平面図である。図5に示されるように、キートップ20に対向する支持板50のキー取付領域140には、4つの挿通孔51と、各ワイヤ部材60,70,80を支持する支持部52〜57と、ワイヤ押さえ58と、キーガイド59とが設けられている。上記挿通孔51と、支持部52〜57と、ワイヤ押さえ58と、キーガイド59とは、夫々キートップ20の中心に対して左右方向(Xa,Xb方向)に左右対称となるように配されている。これにより、各ワイヤ部材60,70,80は、キートップ20の中心に対して左右対称となるように配置される。
各挿通孔51は、リンク支持部材90の各係合脚部92が挿通され、リンク支持部材90を固定する。支持部52〜57は、逆L字状(図1を参照)に形成されており、各ワイヤ部材60,70,80の端部66,67,76,77,86,87が挿通される鉤孔52a〜57aが前後方向(Ya,Yb方向)に延在形成されている。
ワイヤ押さえ58は、ワイヤ部材70,80の腕部74,75,84,85の左右方向(Xa,Xb方向)の取付位置を規制する規制部材である。
キーガイド59は、キートップ20の下面側から下方に突出するリブが嵌合するスリット59aを有する。スリット59aは、垂直方向(Za,Zb方向)に延在され、且つ支持板50の左右方向(Xa,Xb方向)にも連続形成されている。
図6は実施例1の各ワイヤ部材60,70,80の配置を示す平面図である。図6に示されるように、各ワイヤ部材60,70,80は、各端部66,67,76,77,86,87が支持部52〜57の鉤孔52a〜57aに挿通される。鉤孔52a〜57aは、図1に示されるように、Ya,Yb方向に延在する長方形状の鉤状凹部であり、Yb方向側が開口とされている。そのため、各端部66,67,76,77,86,87は、Yb方向側からYa方向へスライドさせることにより、簡単に鉤孔52a〜57aに挿通させることができる。
本実施例では、全長の長いワイヤ部材60は、梁部62がキー取付領域140のYb側に配され、全長の短いワイヤ部材70,80は、梁部72,82がキー取付領域140のYa側に配される。また、一方のワイヤ部材70は、キー取付領域140の左側(Xa方向側)に配され、他方のワイヤ部材80は、キー取付領域140の右側(Xb方向側)に配される。
ワイヤ部材70,80は、スイッチ機構40が配されるスイッチ領域150を除く部分に配される。従って、スイッチ領域150においては、片側(Yb方向側)にワイヤ部材60の梁部62が装架されるものの、反対側(Ya方向側)にはワイヤ部材が装架されていない。これにより、キートップ20の輪郭形状に対応するキー取付領域140は、両側にワイヤ部材を配する方式よりも前後方向(Ya,Yb方向)の幅寸法をワイヤ部材1本分狭くすることが可能になる。
ここで、キートップ20の下面側の構成について説明する。図7は実施例1のキートップ20を下方からみた底面図である。図7に示されるように、キートップ20の下面側には、嵌合部160と、ワイヤ係合部161〜168と、ワイヤ当接部169と、リブ170,171と、仕切り172,173とが一体成型されている。
嵌合部160は、下方からみると円弧形状の突出部を一対設けたものであり、ゴム製アクチュエータ100の小径当接部100aの外周に嵌合して小径当接部100aの位置を規制してゴム製アクチュエータ100の位置ずれを防止する。
図8は実施例1のキートップ20の下面側に各ワイヤ部材60,70,80を取付けた状態を下方からみた底面図である。図8に示されるように、各ワイヤ部材60,70,80の梁部62,72,82は、夫々キートップ20の下面側に一体成型されたワイヤ係合部161〜168に係合される。ワイヤ係合部161〜168は、夫々下方側が開口とされたU字状溝180(図10A、図10B、図11A、図11Bを参照)を有している。
ワイヤ当接部169は、ワイヤ部材60の梁部62の中間部分に当接して梁部62の撓みを防止する。
リブ170,171は、前後方向(Ya,Yb方向)に延在する3つの壁部170a,171aと、左右方向(Xa,Xb方向)に延在する2つの壁部170b,171bとが交差する格子状に形成されており、キートップ20の下面側の強度を高めている。また、壁部170b,171bは、下方に突出する突出部170c、171cを有しており、この突出部170c、171cは、キーガイド59のスリット59aに嵌合する。これにより、キートップ20は、昇降動作方向がガイドされ、ゴム製アクチュエータ100を中心とする旋回方向の動作が生じないように昇降動作以外の動作が制限される。
左側の仕切り172は、ワイヤ部材60の腕部64とワイヤ部材70の端部76との間を遮断してワイヤ部材同士の接触(干渉)を防止している。また、右側の仕切り173は、ワイヤ部材60の腕部65と、ワイヤ部材80の端部87との間を遮断してワイヤ部材同士の接触(干渉)を防止している。
キートップ20は、薄型化に対応させるため、上部肉厚が薄く(例えば、1mm以下)に成型されている。しかしながら、キートップ20の下面側の長手方向の両側に配された各ワイヤ係合部161〜168には、各ワイヤ部材60,70,80の梁部62,72,82が係合しているため、Ya方向側及びYb方向側のそれぞれの強度が向上している。
そのため、幅広形状に形成されたキートップ20を押圧操作する際に中心部分から外れた箇所(Xa,Xb方向の端部付近)が押圧された場合にも、キートップ20自体が撓むことを防止でき、あるいはゴム製アクチュエータ100との当接部分を中心として旋回動作するような動きを防止することができる。
また、キートップ20は、Yb方向側の縁部26がワイヤ部材60の梁部62によりほぼ全長に亘り補強されているが、Ya方向側の縁部27は長手方向の中心付近(ゴム製アクチュエータ100が当接する領域)を除いてワイヤ部材70,80の梁部72,82によって補強される。そのため、Ya方向側の縁部27の長手方向の中心付近においては、ワイヤ部材が装架されていないので、前後方向(Ya,Yb方向)の幅寸法がワイヤ部材の直径に想到する寸法分小さくなっている。よって、キートップ20は、下面側に各ワイヤ部材60,70,80の梁部62,72,82が係合することにより、小型化を図れると共に、薄型化に伴う強度不足を改善することが可能になる。
ここで、上記キースイッチ装置10の昇降動作について説明する。
図9Aは実施例1のキースイッチ装置10の操作前の状態を正面からみた縦断面図である。図9Bは実施例1のキースイッチ装置10の押圧操作状態を示す縦断面図である。図10Aは図9A中A−A線に沿う側縦断面図である。図10Bは図9B中B−B線に沿う側縦断面図である。図11Aは図9A中C−C線に沿う側縦断面図である。図11Bは図9B中D−D線に沿う側縦断面図である。
図9A、図10A、図11Aに示されるように、キートップ20は、長手方向(Xa,Xb方向)の中心部分をスイッチ機構40のゴム製アクチュエータ100及び一対のリンク部材110,120によりメンブレンスイッチシート130の上方の上限位置に支持され、且つ各ワイヤ部材60,70,80によりYb方向側の縁部26及びYa方向側の縁部27が長手方向に沿って支持される。
各ワイヤ部材60,70,80の梁部62,72,82は、夫々キートップ20の下面側に一体成型されたワイヤ係合部161〜168のU字状溝180に係合される。U字状溝180は、下方側の開口181と、当該開口に連通された円形凹部182とからなる。U字状溝180の開口181は、各ワイヤ部材60,70,80の直径よりも若干小さく開口幅に形成されている。そのため、U字状溝180は、各ワイヤ部材60,70,80の梁部62,72,82が円形凹部182に圧入されると、梁部62,72,82を脱落不可状態に保持する。
よって、組み立て工程時には、図6に示されるように、各ワイヤ部材60,70,80の各端部66,67,76,77,86,87を支持部52〜57の鉤孔52a〜57aに挿通させた後、上方からキートップ20を降下させることにより、各ワイヤ部材60,70,80の梁部62,72,82を一括して各ワイヤ係合部161〜168の各U字状溝180に係合させることが可能になる。すなわち、本実施例においては、ワイヤ部材数が増加しても組み立て工数は、増加せず、効率良く組み立てることが可能である。
また、各ワイヤ部材60,70,80は、各端部66,67,76,77,86,87が支持板50上に起立する支持部52〜57の鉤孔52a〜57aに挿通されており、さらに各ワイヤ部材60,70,80の各腕部64,65,74,75,84,85が斜め上方に延在する傾斜状態となって各端部66,67,76,77,86,87と梁部62,72,82とを連結している。
そのため、各ワイヤ部材60,70,80は、キートップ20の昇降動作に連動して各端部66,67,76,77,86,87を回動軸として回動動作する。このようにキートップ20は、Yb方向側の縁部26及びYa方向側の縁部27が長手方向の全長に亘って各ワイヤ部材60,70,80によって支持されている。
図9B、図10B、図11Bに示されるように、キートップ20の上面が下方に押圧された場合、各ワイヤ部材60,70,80が各端部66,67,76,77,86,87を中心として回動するため、キートップ20は、水平状態を維持しながら下限位置に降下する。また、キートップ20は、Yb方向側の縁部26及びYa方向側の縁部27が各ワイヤ部材60,70,80の梁部62,72,82によって支持され、且つ梁部62,72,82が各腕部64,65,74,75,84,85を介して支持されているので、長手方向のどの箇所が押圧されても同じように水平状態のまま下限位置に降下する。これにより、キートップ20の薄型化、小型化に伴うスイッチング動作の信頼性を高めることが可能になる。
図12は本発明によるキースイッチ装置の実施例2の主要構成を示す分解斜視図である。尚、上記実施例1と同一部分には、同一符合を付してその説明を省略する。
図12に示されるように、実施例2のキースイッチ装置10Aは、各ワイヤ部材60A,70A,80Aの配置が前述した実施例1の場合と異なる。
本実施例では、各ワイヤ部材60A,70A,80Aは、全長の長いワイヤ部材60Aの一方の端部66と他方の端部との間に全長の短いワイヤ部材70A,80Aが位置するように配置される。
ここで、本実施例の補強機構30Aを構成する各ワイヤ部材60A,70A,80Aの取付構造について説明する。
図13は実施例2の支持板50上の構成を示す平面図である。図13に示されるように、キートップ20Aに対向する支持板50Aのキー取付領域140には、4つの挿通孔51と、各ワイヤ部材60Aの端部66,67を支持する第1の支持部52A,53Aと、ワイヤ部材70Aの端部76A,77Aを支持する第2の支持部54A,55Aと、ワイヤ部材80Aの端部86A,87Aを支持する第3の支持部56A,57Aと、ワイヤ押さえ58と、キーガイド59とが設けられている。上記挿通孔51と、支持部52A〜57Aと、ワイヤ押さえ58と、キーガイド59とは、夫々キートップ20Aの中心に対して左右方向(Xa,Xb方向)に左右対称となるように配されている。これにより、各ワイヤ部材60A,70A,80Aは、キートップ20Aの中心に対して左右対称となるように配置される。
各挿通孔51は、リンク支持部材90の各係合脚部92が挿通され、リンク支持部材90を固定する。支持部52A〜57Aは、逆L字状(図12を参照)に形成されており、各ワイヤ部材60A,70A,80Aの端部66A,67A,76A,77A,86A,87Aが挿通される鉤孔52a〜57aが前後方向(Ya,Yb方向)に延在形成されている。
ワイヤ押さえ58は、ワイヤ部材60Aの腕部64A,65Aの左右方向(Xa,Xb方向)の取付位置を規制する規制部材である。
キーガイド59は、キートップ20Aの下面側から下方に突出するリブが嵌合するスリット59aを有する。スリット59aは、垂直方向(Za,Zb方向)に延在し、且つ支持板50の左右方向(Xa,Xb方向)にも連続形成されている。
図14は実施例2の各ワイヤ部材60A,70A,80Aの配置を示す平面図である。図6に示されるように、ワイヤ部材60Aは、端部66A,67Aが支持部52A,53Aの鉤孔52a,53aに挿通される。ワイヤ部材70Aは、端部76A,77Aが支持部54A,55Aの鉤孔54a,55aに挿通される。ワイヤ部材80Aは、端部86A,87Aが支持部56A,57Aの鉤孔56a,57aに挿通される。
鉤孔52a〜57aは、図12に示されるように、Ya,Yb方向に延在する長方形状の鉤部であり、Yb方向側が開口とされている。そのため、各端部66A,67A,76A,77A,86A,87Aは、Yb方向側からYa方向へスライドさせることにより、簡単に鉤孔52a〜57aに挿通させることができる。
本実施例では、全長の長いワイヤ部材60Aは、梁部62Aがキー取付領域140のYa側に配され、全長の短いワイヤ部材70A,80Aは、梁部72A,82Aがキー取付領域140のYb側に配される。また、一方のワイヤ部材70Aは、キー取付領域140の左側(Xa方向側)に配され、他方のワイヤ部材80Aは、キー取付領域140の右側(Xb方向側)に配される。
ワイヤ部材70A,80Aは、スイッチ機構40が配されるスイッチ領域150を除く部分に配される。従って、スイッチ領域150においては、片側(Ya方向側)にワイヤ部材60Aの梁部62Aが装架されるものの、反対側(Yb方向側)にはワイヤ部材が装架されていない。これにより、キートップ20Aの輪郭形状に対応するキー取付領域140は、両側にワイヤ部材を配する方式よりも前後方向(Ya,Yb方向)の幅寸法をワイヤ部材1本分狭くすることが可能になる。
ここで、キートップ20Aの下面側の構成について説明する。図15は実施例2のキートップ20Aを下方からみた底面図である。図15に示されるように、キートップ20Aの下面側には、嵌合部160と、ワイヤ係合部161〜168と、ワイヤ当接部169と、リブ170,171と、仕切り172〜175とが一体成型されている。
図16は実施例2のキートップ20Aの下面側に各ワイヤ部材60A,70A,80Aを取付けた状態を下方からみた底面図である。図16に示されるように、各ワイヤ部材60A,70A,80Aの梁部62A,72A,82Aは、夫々キートップ20の下面側に一体成型されたワイヤ係合部161〜168に係合される。ワイヤ係合部161〜168は、夫々下方側が開口とされたU字状溝180(図18A、図18B、図19A、図19Bを参照)を有している。
リブ170,171の突出部170c、171cは、キーガイド59のスリット59aに嵌合する。これにより、キートップ20Aは、昇降動作方向がガイドされ、ゴム製アクチュエータ100を中心とする旋回方向の動作が生じないように昇降動作以外の動作が制限される。
仕切り172は、ワイヤ部材60Aの腕部64Aと、ワイヤ部材70Aの腕部74Aとの間を遮断してワイヤ部材同士の接触(干渉)を防止している。また、仕切り173は、ワイヤ部材60Aの腕部65Aと、ワイヤ部材80Aの腕部85Aとの間を遮断してワイヤ部材同士の接触(干渉)を防止している。
また、仕切り174,175は、スイッチ機構40と各ワイヤ部材70A,80Aとが干渉しないようにスイッチ領域150の両側に設けられている。
キートップ20Aの下面側の長手方向の両側に配された各ワイヤ係合部161〜168には、各ワイヤ部材60A,70A,80Aの梁部62A,72A,82Aが係合しているため、Ya方向側及びYb方向側のそれぞれの強度が向上している。
そのため、幅広形状に形成されたキートップ20Aを押圧操作する際に中心部分から外れた箇所(Xa,Xb方向の端部付近)が押圧された場合にも、キートップ20A自体が撓むことを防止でき、あるいはゴム製アクチュエータ100との当接部分を中心として旋回動作するような動きを防止することができる。
また、キートップ20Aは、Ya方向側の縁部27がワイヤ部材60Aの梁部62Aによりほぼ全長に亘り補強されているが、Yb方向側の縁部26は長手方向の中心付近(ゴム製アクチュエータ100が当接する領域)を除いてワイヤ部材70A,80Aの梁部72A,82Aによって補強される。そのため、Ya方向側の縁部26の長手方向の中心付近においては、ワイヤ部材が装架されていないので、前後方向(Ya,Yb方向)の幅寸法がワイヤ部材の直径に想到する寸法分小さくなっている。よって、キートップ20Aは、下面側に各ワイヤ部材60A,70A,80Aの梁部62A,72A,82Aが係合することにより、小型化を図れると共に、薄型化に伴う強度不足を改善することが可能になる。
ここで、上記キースイッチ装置10Aの昇降動作について説明する。
図17Aは実施例2のキースイッチ装置10Aの操作前の状態を正面からみた縦断面図である。図17Bは実施例2のキースイッチ装置10Aの押圧操作状態を示す縦断面図である。図18Aは図17A中E−E線に沿う側縦断面図である。図18Bは図17B中F−F線に沿う側縦断面図である。図19Aは図17A中G−G線に沿う側縦断面図である。図19Bは図17B中H−H線に沿う側縦断面図である。
図17A、図18A、図19Aに示されるように、キートップ20Aは、長手方向(Xa,Xb方向)の中心部分をスイッチ機構40のゴム製アクチュエータ100及び一対のリンク部材110,120によりメンブレンスイッチシート130の上方の上限位置に支持され、且つ各ワイヤ部材60A,70A,80AによりYb方向側の縁部26及びYa方向側の縁部27が長手方向に沿って支持される。
各ワイヤ部材60A,70A,80Aの梁部62A,72A,82Aは、夫々キートップ20の下面側に一体成型されたワイヤ係合部161〜168のU字状溝180に係合される。U字状溝180は、各ワイヤ部材60A,70A,80Aの梁部62A,72A,82Aが円形凹部182に圧入されると、梁部62A,72A,82Aを脱落不可状態に保持する。
よって、組み立て工程時には、図14に示されるように、各ワイヤ部材60A,70A,80Aの各端部66A,67A,76A,77A,86A,87Aを鉤孔52a〜57aに挿通させた後、上方からキートップ20Aを降下させることにより、各ワイヤ部材60A,70A,80Aの梁部62A,72A,82Aを一括して各ワイヤ係合部161〜168の各U字状溝180に係合させることが可能になる。すなわち、本実施例においては、実施例1と同様にワイヤ部材数が増加しても組み立て工数は、増加せず、効率良く組み立てることが可能である。
また、各ワイヤ部材60A,70A,80Aは、各端部66A,67A,76A,77A,86A,87Aが支持板50A上に起立する支持部52A〜57Aの鉤孔52a〜57aに挿通されており、さらに各ワイヤ部材60A,70A,80Aの各腕部64A,65A,74A,75A,84A,85Aが斜め上方に延在する傾斜状態となって各端部66A,67A,76A,77A,86A,87Aと梁部62A,72A,82Aとを連結している。
そのため、各ワイヤ部材60A,70A,80Aは、キートップ20Aの昇降動作に連動して各端部66A,67A,76A,77A,86A,87Aを回動軸として回動動作する。このようにキートップ20Aは、Yb方向側の縁部26及びYa方向側の縁部27が長手方向の全長に亘って各ワイヤ部材60A,70A,80Aによって支持されている。
図17B、図18B、図19Bに示されるように、キートップ20Aの上面が下方に押圧された場合、各ワイヤ部材60A,70A,80Aが各端部66A,67A,76A,77A,86A,87Aを中心として回動するため、キートップ20Aは、水平状態を維持しながら下限位置に降下する。また、キートップ20Aは、Yb方向側の縁部26及びYa方向側の縁部27が各ワイヤ部材60A,70A,80Aの梁部62A,72A,82Aによって支持され、且つ梁部62A,72A,82Aが各腕部64A,65A,74A,75A,84A,85Aを介して支持されているので、長手方向のどの箇所が押圧されても同じように水平状態のまま下限位置に降下する。これにより、キートップ20Aの薄型化、小型化に伴うスイッチング動作の信頼性を高めることが可能になる。
上記実施例では、左右方向(Xa,Xb方向)に延在するキートップ20,20Aを例に挙げて説明したが、これに限らず、前後方向(Ya,Yb方向)に幅広形状とされた長形状のキートップにも本発明を適用することができるのは勿論である。
また、上記実施例では、細長い形状のキートップ20,20Aを例に挙げて説明したが、これに限らず、左右方向(Xa,Xb方向)及び前後方向(Ya,Yb方向)に幅広形状(例えば、正方形あるいは幅広の長方形)とされたキートップにも本発明を適用することができるのは勿論である。
また、上記実施例では、一対のリンク部材110,120をV字状に組み合わせた構成を例に挙げて説明したが、これに限らず、一対のリンク部材110,120を逆V字状に組み合わせた構成としても良い。
また、上記実施例では、スイッチ機構40にリンク部材110,120を配した構成を一例として挙げたが、リンク部材110,120を使用しない構成のものにも本発明を適用することができるのは勿論である。
また、上記実施例では、多数のキーが整列されたキーボードの一部のキーに用いられるキートップ20,20Aの場合について説明したが、これに限らず、キートップ20,20Aが単体で使用される場合にも本発明を適用することができるのは勿論である。
また、上記実施例では、支持板50の上面にメンブレンスイッチシート130を密着させる構成を例示したが、これに限らず、例えば、支持板50上に一対の電極パターンを形成し、ゴム製アクチュエータ100の小径当接部100aの下面に導電性部材を一体的に設け、ゴム製アクチュエータ100の小径当接部100aが下方に押圧された際に導電性部材が一対の電極パターンに接触して当該一対の電極パターン間を導通させるようにしても良い。
10,10A キースイッチ装置
20,20A キートップ
22 係合部
23 溝
24,25 突出部
26,27 縁部
30,30A キー補強機構
40 スイッチ機構
50,50A 支持板
51 挿通孔
52,52A,53,53A 第1の支持部
54,54A,55,55A 第2の支持部
56,56A,57,57A 第3の支持部
52a〜57a 鉤孔
58 ワイヤ押さえ
59 キーガイド
60,60A 第1のワイヤ部材
62,62A 第1の梁部
70,70A 第2のワイヤ部材
72,72A 第2の梁部
80,80A 第3のワイヤ部材
82,82A 第3の梁部
64,64A,65,65A,74,74A,75,75A,84,84A,85,85A 腕部
66,66A,67,67A,76,76A,77,77A,86,86A,87,87A 端部
90 リンク支持部材
92 係合脚部
94 枠体
95 空間
96 凹部
100 ゴム製アクチュエータ
100a 小径当接部
100b 大径当接部
100c テーパ部
110,120 リンク部材
110a,110b,120a,120b 腕部
110c,120c 連結部
110d,120d 軸部
110e,120e ギヤ部
110f,120f 係合突部
110g,120g 凹部
130 メンブレンスイッチシート
132 接点部
134 開口
140 キー取付領域
150 スイッチ領域
160 嵌合部
161〜168 ワイヤ係合部
169 ワイヤ当接部
170,171 リブ
170a,171a,170b,171b 壁部
170c、171c 突出部
172〜175 仕切り
180 U字状溝
181 開口
182 円形凹部

Claims (4)

  1. 幅広形状のキートップと、該キートップの押圧操作による押圧力を受けて作動するスイッチ機構と、該スイッチ機構を支持する支持板と、前記キートップの下面側に係合されて前記キートップを補強するキー補強機構とを有するキースイッチ装置において、
    前記キー補強機構は、
    前記キートップの長手方向のほぼ全長に亘って延在し、前記キートップの下面側に係合される第1の梁部を有する第1のワイヤ部材と、
    前記スイッチ機構が当接する領域と前記キートップの長手方向の一端との間の長手方向に沿うように延在し、前記キートップの下面側に係合される第2の梁部を有する第2のワイヤ部材と、
    前記スイッチ機構が当接する領域と前記キートップの長手方向の他端との間の長手方向に沿うように延在し、前記キートップの下面側に係合される第3の梁部を有する第3のワイヤ部材と、
    を有し、
    前記第1、第2、第3のワイヤ部材は、各端部が前記支持板に回動可能に支持されることを特徴とするキースイッチ装置。
  2. 前記キートップの長手方向の縁部の一側下面には、前記第1の梁部が係合される第1の係合部が設けられ、
    前記キートップの長手方向の縁部のうち一方の長手方向の他側下面には、前記第2の梁部が係合される第2の係合部が設けられ、
    前記キートップの長手方向のうち他方の長手方向の他側下面には、前記第3の梁部が係合される第3の係合部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のキースイッチ装置。
  3. 前記第1、第2、第3のワイヤ部材は、前記第1、第2、第3の梁部の両端から曲げられた腕部と、該腕部の先端から内側に曲げられた端部とを有し、
    前記支持板には、前記第1、第2、第3のワイヤ部材の各端部を回動可能に支持する前記第1、第2、第3の支持部が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載のキースイッチ装置。
  4. 前記第1、第2、第3のワイヤ部材は、前記スイッチ機構を中心として前記キートップの長手方向に左右対称となるように配置されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のキースイッチ装置。
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