JP4373273B2 - キースイッチ及びこれを用いたキーボード入力装置 - Google Patents
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Description
また、突起部53を挟んで第1支持溝51と対向する側で、突起部53の図示左側には、スライド溝54が形成されている。
そして、第1、第2レバー71、72は、略中央部の支持部73に支持されてX字状に交叉して組み合わされている。また、第2支持溝52には、金属棒を折り曲げて形成したトーションバー80の上端部側に形成した回動軸80aが嵌合支持されている。
また、第1レバー71の下端部側に形成したスライド軸71bが、ベースプレート60に形成したスライド溝61にスライド自在に支持されている。
また、第2レバー72の下端部側に形成した回動軸72bが、ベースプレート60に形成した支持部62に回動自在に支持されている。
また、キートップ50の突起部53には、内部が空洞状の弾性部材66が圧入等で取り付けられている。
また、ベースプレート60上には、弾性部材66が位置する部分にメンブレンスイッチ(図示せず)を形成したシート部材65が配設されており、キートップ50を下方に押圧操作することにより、弾性変形した弾性部材66がシート部材65を押圧して、メンブレンスイッチが操作され、スイッチ回路が切り換わるようになっている。
特に、図7に示すトーションバー80の回動軸80aを支持する部分と反対側のキートップ50のコーナ部を、押圧操作すると、弾性部材66の付勢力でネジレ等の変形が発生してキートップ50が斜めになり、正常なスイッチ操作ができなくなるおそれがあった。
本発明のキースイッチを、シフトキー等からなるキートップ2で説明すると、キートップ2は、図4に示すように、左右方向の縦方向よりも前後方向の横方向が長い横長状に形成されている。
前記外周壁2eは、図示右側が緩やかな傾斜状に形成され、図示左側が略垂直状に形成されている。
また、キートップ2の裏面側には、略中央部にスプリング固着部2fが突出形成されると共に、このスプリング固着部2fの図示右側に回動支持部2gが形成されている。また、回動支持部2gの図示右側には、バー支持部2hが形成されている。
また、キートップ2は、X字状に組み合わされた一対の第1、第2レバー部材6、7に支持されて昇降自在になっている。そして、第1レバー部材6の上端部側に形成した回動軸6aが、回動支持部2gに回動自在に嵌合支持され、第2レバー部材7の上端部側に形成したスライド軸7aが、スライド支持部2jにスライド自在に嵌合支持されている。
また、キートップ2の裏面側で第1、第2レバー6、7の外側には、図4に示すような、所定の太さの金属棒を折り曲げて形成したトーションバー8が配設されている。
また、トーションバー8のスライド軸8cが、図1に示すように、後述するベースプレート11を切り曲げして形成したスライド支持部11cにスライド自在に嵌合支持されている。
即ち、キートップ2の裏面には、図4に示すように、縦方向の一端部側(図示左側)に補強部材9を取り付けると共に、この補強部材9と対向する縦方向の他端部側(図示右側)に横長状のトーションバー8の回動軸部8aが支持されている。
また、外周壁2eと、スライド支持部2jとの間に挟持されている補強部材9は、図2に示すような、外周壁2eに形成した抜け止め部2mによって、抜け止めされている。
そしてキートップ2は、トーションバー8の回動軸部8aと補強部材9とにより、強度アップされているので、例えばキートップ2の外周端部側のコーナ部を押圧操作したとしても、後述する弾性部材10の付勢力に抗して、キートップ2を水平状態で降下させることができるようになっている。
前記ベースプレート11は、金属板からなり、一部を切り起こしてスライド支持部11a、11c及び回動支持部11bが形成されている。
また、シート部材12は、複数のフィルム部材を積層してメンブレンスイッチ(図示せず)が形成され、キートップ2を押圧操作することにより、弾性部材10が弾性変形して、空洞部10aの天井部10bがメンブレンスイッチを押圧して、スイッチ回路が切り換わるようになっている。
前記弾性部材10の付勢力に抗して、キートップ2を更に押圧すると、弾性部材10が更に変形して反転する。この弾性部材10が反転することで、クリック感が発生すると共に、空洞部10の天井部10bが、メンブレンスイッチを押圧操作して、スイッチ回路が切り換わり、所望の入力を行うことができる。
その後、キートップ2に加えていた押圧力を解除すると、弾性部材10の弾性力で、キートップ2が押圧前の初期状態に自動復帰する。
また、キートップ2より更に横長状のキートップ3は、例えば3組みの第1、第2レバー部材6、7によって支持されており、3個の第1レバー部材6の上端部側の回動軸6aを支持する回動支持部3gが複数箇所に形成され、3個の第2レバー部材7の上端部側のスライド軸7aを支持するスライド支持部3jが複数箇所に形成されている。
前記補強部材19は、横長の長尺部19aと、この長尺部19aの両端部を互いに対向する方向に折り曲げた折り曲げ部19bとが形成されている。
そして、補強部材19は、キートップ3裏面の一端部側(図示左側)に形成した外周壁3eと、複数のスライド支持部3jとの間に、長尺部19aが挟持されていると共に、折り曲げ部19bが、互い違いに形成した支持突起3k、3kに支持されている。
このような、その他の実施の形態のキースイッチに用いたキートップ3は、補強部材19の折り曲げ部19bによって、横方向だけでなく縦方向も支持されているので、キートップ2より更に横長になっても、弾性部材10の付勢力に抗して水平状態で昇降させることできる。そのために、確実なスイッチ操作ができる。
前記ベース部材11には、一部を切り起こして第1、第2レバー部材6、7の下端部側を支持している。これによって、複数のキースイッチがベースプレート11に支持されて、所望のキートップを押圧操作することにより、所望の入力ができるようになっている。
2、3、4 キートップ
5 本発明のキースイッチ
6 第1レバー部材
7 第2レバー部材
8 トーションバー
9 補強部材
10 弾性部材
11 ベースプレート
12 シート部材
Claims (6)
- 一対のレバー部材と、縦方向よりも横方向が長い横長状に形成され、前記一対のレバー部材に支持されて昇降自在のキートップと、このキートップを上方に弾性付勢する弾性部材とを備え、前記キートップの裏面には、前記縦方向の一端部側に前記弾性部材の付勢力に抗して押圧操作したときに前記キートップが変形するのを防止するための横長状の補強部材を設けると共に、前記縦方向の他端部側に横長状のトーションバーを回動自在に取り付けたことを特徴とするキースイッチ。
- 前記補強部材は、金属板からなり、断面形状が板厚方向の寸法より幅方向の寸法が大きな矩形状に形成され、前記幅方向を前記キートップの裏面と直交させて前記キートップに取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のキースイッチ。
- 前記キートップの裏面側には、外周部を囲む外周壁が形成されると共に、一方の前記レバー部材の上端部側を支持可能な支持部が形成され、前記外周壁と前記支持部との間に前記補強部材を挟持して支持するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のキースイッチ。
- 前記キートップの前記外周壁には、この外周壁と前記支持部との間に挟持した前記補強部材を抜け止めするための抜け止め部を形成したことを特徴とする請求項3に記載のキースイッチ。
- 前記補強部材は、横長状の長尺部と、この長尺部の両端部を互いに対向する方向に折り曲げた折り曲げ部とを形成し、前記長尺部と前記折り曲げ部とを前記キートップの裏面に取り付けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のキースイッチ。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のキースイッチを備え、前記弾性部材及び前記一対のレバー部材を載置可能なベースプレートを配設し、前記ベースプレートの一部を切り起こして前記一対のレバー部材の下端部側を支持したことを特徴とするキーボード入力装置。
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