JPH10255583A - 長尺キー支持装置 - Google Patents

長尺キー支持装置

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Publication number
JPH10255583A
JPH10255583A JP9061373A JP6137397A JPH10255583A JP H10255583 A JPH10255583 A JP H10255583A JP 9061373 A JP9061373 A JP 9061373A JP 6137397 A JP6137397 A JP 6137397A JP H10255583 A JPH10255583 A JP H10255583A
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JP
Japan
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key top
pair
actuator
key
link members
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Application number
JP9061373A
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English (en)
Inventor
Yoshitsugu Sato
吉嗣 佐藤
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺状のキートップの端部が押下された場合
にも、正常にスイッチング動作を行わせることができる
長尺キー支持装置を提供すること。 【解決手段】 長尺状キースイッチ1のキートップ2の
上面が押下されると、案内支持部材5の各係止ピン3
a,3d,4d,4g及び係止孔4aは、キートップ2
裏面及びホルダプレート6に形成された各係止部2a,
2b,6a,6b,6c内で、それぞれ回動又は摺動
し、各リンク部材3b,4b,4hが開脚する。このよ
うに、キートップ2が押下される場合、アクチュエータ
4の一対のリンク部材4h,4hは、キートップ2裏面
の横方向における両端部分を支持しつつ、キートップ2
の上下動を案内する。よって、長尺状のキートップ2の
端部が押下された場合にも、キートップ2が横方向に傾
斜することなく、確実に水平状態を保持しながら移動さ
れ、正常にスイッチング動作が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はスペースキー等に
おける長尺キー支持装置に関し、特に、2つのアクチュ
エータ(ヒンジ部材)を相互に結合してなる案内支持部
材を開閉脚することによりキートップの上下動を案内す
る長尺キー支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 スペースキー等の長尺状キートップの
キー支持装置である長尺キー支持装置については、従来
より種々の提案がなされており、例えば、実開昭48−
103867号公報、実開昭50−21066号公報に
記載された長尺キー支持装置が一般に知られている。前
記各公報に記載された長尺キー支持装置は、いずれも長
尺状キートップの裏面に形成された係止部とフレーム上
の係止部との間に、ほぼコ字状のワイヤ部材を連結する
とともに、長尺状キートップにおける長手方向略中央部
分の下方にスイッチ部を配設した構成を有するものであ
る。
【0003】この長尺キー支持装置においては、長尺状
キートップを押下する場合、その押下位置に拘わらず、
長尺状キートップの係止部とフレームの係止部との間に
連結されたワイヤ部材の作用を介して、長尺状キートッ
プが水平状態を保持しつつ上下方向へ移動され得るもの
である。これより、長尺状キートップのいずれの部分が
押下された場合においても、長尺状キートップを長手方
向に傾斜させずに上下方向へ移動させることが可能とな
るものである。
【0004】しかしながら、この長尺キー支持装置にお
いては、別部材としてワイヤ部材が必要とされるので、
部品点数が増加してコストアップを招来するという問題
点があった。また、長尺状キートップを操作する場合、
ワイヤ部材と長尺状キートップ等との接触によりキー操
作時に音が発生するので、その音を除去するために消音
部材が必要とされ、その結果、部品点数を増加させコス
トアップを招来するという問題点があった。
【0005】かかる問題点に関し、特開平6−3664
8号公報には、2つのリンク部材(ヒンジ部材)を相互
に軸支して構成される案内支持部材を用いた長尺キー支
持装置が開示されている。かかる長尺キー支持装置10
0は、横方向が長く形成された長尺状のキートップ10
1を備えており、図7に示すように、そのキートップ1
01の下方には、該キートップ101の上下動を案内支
持する案内支持部材106が配設されている。
【0006】かかる案内支持部材106は2つのヒンジ
部材107,108から構成されており、一方のヒンジ
部材107は、図9(a)に示すように、平面視コ字状
に形成されている。このヒンジ部材107の両側には、
一対のリンク部材109が設けられ、その一対のリンク
部材109の一端間には、長尺状のキートップ101長
に対応する連結棒113が、両リンク部材109と一体
に形成されている。また、両リンク部材109の対向面
側における中央部には、一対の軸体112がそれぞれ突
設されている。
【0007】図9(b)には、案内支持部材106の他
方のヒンジ部材108が図示されている。このヒンジ部
材108は、その両側に一対のリンク部材117が設け
られており、その一対のリンク部材117の一端間に
は、長尺状のキートップ101長に対応する連結棒12
1が、両リンク部材117と一体に形成されている。ま
た、両リンク部材117の非対向面側における中央部に
は、一対の軸孔120がそれぞれ凹設されている。この
一対の軸孔120に、前記したヒンジ部材107の一対
の軸体112が回動可能に嵌合されることにより、両ヒ
ンジ部材107,108が相互に開閉脚自在な案内支持
部材106が形成されるのである。
【0008】一対のリンク部材117の対向面側におけ
る中央部には、更に、両リンク部材117を連結する押
下棒118が、両リンク部材117と一体に形成されて
いる。図8に示すように、かかる押下棒118は、ラバ
ースプリング131の上面に載置され、キートップ10
1が押下されることにより、両ヒンジ部材107,10
8の回動に伴って下降され、ラバースプリング131を
押圧する。この押圧により、スイッチング動作が行われ
るのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、ラバ
ースプリング131を押圧する押下棒118は、長尺状
のキートップ101の長手方向に横架されており、撓み
やすくなっている。このためキートップ101の端部が
押下された場合には、押下棒118が大きく撓んでしま
い、正常なスイッチング動作を行うことができないとい
う問題点があった。
【0010】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、長尺状のキートップの端部が押下
された場合にも、正常にスイッチング動作を行わせるこ
とができる長尺キー支持装置を提供することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1記載の長尺キー支持装置は、横方向長
さが縦方向長さより大きな長尺状のキートップと、その
キートップ裏面の縦方向における両側部分にそれぞれ設
けられた第1係止部及び第2係止部と、前記キートップ
の下方に配設され、前記第1係止部に対向する第3係止
部と、前記第2係止部に対向する第4係止部とを備えた
ホルダ部材と、前記第1係止部及び第4係止部に保持さ
れる一対の第1リンク部材と、その一対の第1リンク部
材を連結する前記キートップの横方向に沿って設けられ
た第1連結部材とを有する第1アクチュエータと、前記
第2係止部及び第3係止部に保持される一対の第2リン
ク部材と、その一対の第2リンク部材を連結する前記キ
ートップの横方向に沿って設けられた第2連結部材とを
有する第2アクチュエータとを備え、前記第1アクチュ
エータ及び第2アクチュエータを相互に結合して構成さ
れ、その一対の両リンク部材が開閉脚することにより前
記キートップの上下動を案内する案内支持部材と、その
案内支持部材による前記キートップの上下動に伴ってス
イッチング動作を行うスイッチング部材とを備えてお
り、前記ホルダ部材は、前記キートップ裏面の横方向に
おける両側部分のそれぞれに対向して配設された一対の
第5係止部を備え、前記第1アクチュエータには、前記
一対の第5係止部に保持され、前記キートップ裏面の横
方向における両側部分を支持して、そのキートップの上
下動を案内する一対の第3リンク部材が一体に形成され
ている。
【0012】この請求項1記載の長尺キー支持装置によ
れば、キートップが押下されると、案内支持部材の第1
アクチュエータ及び第2アクチュエータにおける第1か
ら第3リンク部材がキートップ裏面及びホルダ部材に設
けられた第1から第5係止部内を回動または摺動して、
案内支持部材が下降する。この案内支持部材の下降に伴
って、スイッチング部材によりスイッチング動作が行わ
れる。第1アクチュエータにおける一対の第3リンク部
材は、キートップ裏面の横方向における両端部分を支持
しつつ、キートップの上下動を案内しているので、長尺
状のキートップの端部が押下された場合にも、キートッ
プが横方向に傾斜することなく、正常にスイッチング動
作が行われる。また、従来の長尺キーの支持装置におけ
る別部材としてのワイヤ部材が不要となり、ワイヤ部材
と長尺キー等の接触により、長尺キー操作時に発生する
音が除去される。更に、従来、その長尺キー操作時に発
生する音を除去するために利用されていた消音部材が不
要となり、その結果、部品点数が減少するとともに製造
コストが低減される。
【0013】請求項2記載の長尺キー支持装置は、横方
向長さが縦方向長さより大きな長尺状のキートップと、
そのキートップ裏面の縦方向における一側部分であって
横方向における両側部分にそれぞれ設けられた一対の第
1係止部と、前記キートップ裏面の縦方向における他側
部分であって横方向における非両側部分にそれぞれ設け
られた一対の第2係止部と、前記キートップの下方に配
設されたホルダ部材と、そのホルダ部材のうち、前記キ
ートップの一側部分であって横方向における非両側部分
と対向する位置にそれぞれ設けられた一対の第3係止部
と、前記ホルダ部材のうち、前記キートップの他側部分
であって横方向における両側部分と対向する位置にそれ
ぞれ設けられた一対の第4係止部と、前記第1係止部及
び第4係止部に保持される一対の第1リンク部材と、そ
の一対の第1リンク部材を連結する前記キートップの横
方向に沿って設けられた第1連結部材とを有し、前記キ
ートップの横方向長さと略同一の長さを有する第1アク
チュエータと、前記第2係止部及び第3係止部に保持さ
れる一対の第2リンク部材と、その一対の第2リンク部
材を連結する前記キートップの横方向に沿って設けられ
た第2連結部材とを有し、前記第1アクチュエータより
も短い第2アクチュエータとを備え、前記第1アクチュ
エータ及び第2アクチュエータを相互に結合して構成さ
れ、その一対の両リンク部材が開閉脚することにより前
記キートップの上下動を案内する案内支持部材と、その
案内支持部材による前記キートップの上下動に伴ってス
イッチング動作を行うスイッチング部材とを備えてい
る。
【0014】請求項3記載の長尺キー支持装置は、請求
項1または2に記載の長尺キー支持装置において、前記
第2アクチュエータは、縦方向長さと横方向長さとが略
等しいキートップを支持するキー支持装置における案内
支持部材を構成するアクチュエータの一方と同形状に形
成されている。よって、第2アクチュエータを長尺キー
支持装置のためだけに設計する必要がないので、長尺キ
ー及び文字キー等のキー支持装置全体として部品の種類
が減少される。
【0015】請求項4記載の長尺キー支持装置は、請求
項1から3のいずれかに記載の長尺キー支持装置におい
て、前記スイッチング部材は、前記第2アクチュエータ
により、スイッチング動作が行われる。請求項4記載の
長尺キー支持装置よれば、請求項1から3のいずれかに
記載の長尺キー支持装置と同様に作用する上、第2アク
チュエータは、第1アクチュエータと比較して、小さく
形成されているので、第1アクチュエータに対して相対
的に剛性が大きいものとなっている。よって、この第2
アクチュエータにより、スイッチング部材のスイッチン
グ動作が行われるので、キートップが押下された場合、
第2アクチュエータの一対の第2リンク部材及び第2連
結部材が撓んで変形しすぎることがない。
【0016】
【発明の実施の形態】 以下、本発明を具体化した一実
施例に基づいて添付図面を参照して説明する。図1は、
本実施例の長尺キー支持装置で構成されるキースイッチ
の平面図であり、図2は、図1のI−I線における側断
面図である。なお、図1の平面図では、キートップ2を
透視してそのキー支持装置を図示している。図1、図2
に示すように、キースイッチ1は、長尺状のキートップ
2と、一対のアクチュエータ3,4により構成されキー
トップ2の水平状態を保持しつつ上下動を案内する案内
支持部材5と、その案内支持部材5を支持するため下方
に配設されるホルダプレート6と、そのホルダプレート
6の下方に配設される回路基板7と、その回路基板7上
に固着され案内支持部材5の下方に配設されるラバース
プリング8とを備えている。
【0017】図1、図2に示すスペースキー等の長尺状
のキートップ2は、ABS樹脂等の合成樹脂から上面視
矩形状に成形されており、その裏面には、後述するアク
チュエータ3の一対の係止ピン3a,3aを水平方向に
摺動可能に保持する一対の係止部2a,2a(図2には
一方の係止部2aのみを図示する)、及び、後述するア
クチュエータ4に複数設けられる係止孔4a,4a,4
a,4aに係合して該アクチュエータ4を回動可能に保
持する複数の係止部2b,2b,2b,2b(図2には
1つの係止部2bのみを図示する)が、それぞれ形成さ
れている。キートップ2は、その裏面の各係止部2a,
2bに保持される一対のアクチュエータ3,4により構
成される案内支持部材5を介して支持されるとともに、
その上下動が案内される。
【0018】案内支持部材5は、一対のアクチュエータ
3,4を相互に回動可能に支持することにより構成され
る。ここで、各アクチュエータ3,4について図3、図
4を参照して説明する。図3は、案内支持部材5を構成
する一方のアクチュエータ3の平面図であり、図4は、
その他方のアクチュエータ4の平面図である。
【0019】まず、図3に図示される案内支持部材5を
構成するアクチュエータ3の構成について説明する。ア
クチュエータ3は、弾性を有するポリアセタール(PO
M)樹脂により、平面視H字状に形成されている。この
アクチュエータ3の両側には、板状の一対のリンク部材
3b,3bが設けられ、その一対のリンク部材3b,3
bは、その略中央部分が厚板状の連結部材3cにより互
いに連結されている。また、これらのリンク部材3b及
び連結部材3cは一体に成形されている。尚、このアク
チュエータ3は、上面視縦方向及び横方向の長さが略等
しいキートップ、即ち、文字キー等のキー支持装置にお
ける案内支持部材を構成する一方のアクチュエータと同
一形状に形成されている。よって、長尺キー及び文字キ
ー等のキー支持装置における案内支持部材の一方のアク
チュエータは、アクチュエータ3と同一部品が使用され
ることとなり、長尺キー支持装置のためにアクチュエー
タ3を別途設計、製造することが不要となる。
【0020】一対のリンク部材3b,3bの一端(図3
中左側)には、前記したキートップ2裏面の一対の係止
部2a,2aに摺動可能に保持される一対の係止ピン3
a,3aが、リンク部材3b,3bの対向面側にそれぞ
れ突設されている。また、リンク部材3b,3bの他端
(図3中右側)には、後述するホルダプレート6の上面
に設けられた一対の係止部6a,6aに回動可能に保持
される一対の係止ピン3d,3d(図2中右側)が、リ
ンク部材3b,3bの非対向面側にそれぞれ突設されて
いる。更に、リンク部材3b,3bの中央部における非
対向面側には、一対の軸体3e,3eがそれぞれ突設さ
れている。
【0021】連結部材3cは、アクチュエータ3の略中
央部分に位置しており、連結部材3cの下面中央部に
は、曲面状の押下部3fが形成されている(図2中左側
および図3点線部分)。この押下部3fは、図2に図示
されるように、後述するラバースプリング8の上面に載
置される部分であり、キートップ2が押下された場合に
は、この押下部3fによりラバースプリング8が直接押
下されて、スイッチング動作が行われる。
【0022】ここで、従来、連結部材の押下部を介し
て、ラバースプリングを押下する場合に、その連結部材
の長手方向長さ(キートップの横方向に沿った長さ)が
大きくなるに従って、連結部材の剛性が低下することと
なるので、連結部材に撓みが発生し、正常なスイッチン
グ動作を行うことができなかった。しかし、図1によれ
ば、かかるアクチュエータ3における連結部材3cの長
手方向長さは、他方のアクチュエータ4における連結部
材4cの長手方向長さと比較して短く形成されており、
その結果、アクチュエータ3の連結部材3cの剛性が向
上されている。よって、アクチュエータ3の連結部材3
cは、キートップ2が押下された場合にも、撓みすぎる
ことなく、正常にスイッチング動作を行うものである。
【0023】図4に示すアクチュエータ4は、アクチュ
エータ3と同様に、弾性を有するポリアセタール(PO
M)樹脂により平面視略矩形状に形成されており、アク
チュエータ4の長手方向長さは、キートップ2の長手方
向長さと略等しく形成されている(図2参照)。このア
クチュエータ4の中央部には、その厚さ方向に貫通した
略矩形状の開孔4iが穿設されている。また、アクチュ
エータ4の裏面には、前記開孔4iの長手方向に対向す
る一対の辺に沿わせて、板状の一対のリンク部材4b,
4bが設けられている。
【0024】この一対のリンク部材4b,4bの一端
(図4中右側)は、厚板状の連結部材4cにより互いに
連結され、その他端は、細棒状の連結部材4fにより互
いに連結されており、更に、これらの各リンク部材4b
及び連結部材4c,4fは一体に成形されている。連結
部材4cは、その長手方向中央部であってリンク部材4
b,4b突出側(図4中左側)へ向けて、ラバースプリ
ング8(図2参照)の外形に合わせて円弧状に形成され
ている。
【0025】連結部材4f配設側のリンク部材4b,4
bの一端には、後述するホルダプレート6の上面に設け
られた一対の係止部6b,6bに摺動可能に保持される
一対の係止ピン4d,4dが、リンク部材4b,4bの
非対向面側に向けて、それぞれ突設されている。また、
リンク部材4b,4bの中央部には、その厚さ方向に貫
通する一対の軸孔4e,4eがそれぞれ設けられてい
る。その結果、開口4i内側にアクチュエータ3を挿入
し、前記したアクチュエータ3の軸体3e,3eを軸孔
4e,4eにそれぞれ回動可能に嵌合させて、両アクチ
ュエータ3,4により案内支持部材5が構成される。
【0026】次に、アクチュエータ4の長手方向両側に
は、細棒状のリンク部材4h,4hがアクチュエータ4
の長手方向に直交して、それぞれ突設されている。この
一対のリンク部材4h,4hの一端(図4中右側)は、
前記した連結部材4cにより互いに連結され、これらの
リンク部材4h及び連結部材4cは一体に成形されてい
る。また、このリンク部材4h,4hの他端には、後述
するホルダプレート6の上面に設けられた一対の係止部
6c,6cに摺動可能に保持される一対の係止ピン4
g,4gが、一体に形成されている。この係止ピン4
g,4gは、円柱状に形成されており、その長手方向略
中央部において、リンク部材4h,4hのそれぞれと一
体に成形されている。尚、各係止ピン4g,4gの一端
部は、前記した係止ピン4b,4bと対向している。
【0027】また、連結部材4cの中央及び両側付近に
は、キートップ2裏面の係止部2b,2b,2b,2b
に回動可能に保持される係止孔4a,4a,4a,4a
がそれぞれ設けられている。更に、連結部材4cは、厚
板状に形成されており、その結果、連結部材4cに剛性
が与えられている。
【0028】ホルダプレート6は、キートップ2と同様
にABS樹脂等から成形され、図2に示すように、上記
のように構成された一対のアクチュエータ3,4からな
る案内支持部材5の下方に配設されている。ホルダプレ
ート6には、各キースイッチ1毎に、一方のアクチュエ
ータ3の一対の係止ピン3d,3dを回動可能に保持す
る一対の係止部6a,6aと、他方のアクチュエータ4
の一対の係止ピン4d,4dを摺動可能に保持する一対
の係止部6b,6bと、アクチュエータ4の一対の係止
ピン4g,4gを摺動可能に保持する一対の係止部6
c,6cとが形成されている(図6参照)。
【0029】回路基板7は、図2に示すように、ホルダ
プレート6の下方に配設されている。この回路基板7の
上面には、各キースイッチに対応したスイッチ電極7a
が形成されており、また、かかるスイッチ電極7aに対
応して逆カップ状のラバースプリング8が絶縁層7bを
介して回路基板7上に載置されている。また、回路基板
7上のスイッチ電極7aに対向してラバースプリング8
の内頂壁には、可動電極8aが固着されている。そし
て、ラバースプリング8の上面には、前記アクチュエー
タ3の連結部材3cに形成された押下部3fが載置され
ている。また、図1に図示される本実施例の長尺状のス
ペースキー等のキースイッチ1では、スイッチ電極7a
及びラバースプリング8は、平面視におけるキートップ
2の略中央部に配置されている。
【0030】これより、キートップ2の押下に伴って押
下部3fが下方に移動すると、ラバースプリング8が押
下部3fにより押下され、一定の押下量を越えるとラバ
ースプリング8が座屈されて可動電極8aと回路基板7
上のスイッチ電極7aとが当接することによりスイッチ
ング動作が行なわれるものである。
【0031】次に、上記のように構成されたキースイッ
チ1の動作について説明する。キートップ2の非押下の
状態では、ラバースプリング8による上方向への付勢力
によって、図2に図示するように、キートップ2は上方
に配置されている。即ち、ラバースプリング8の上面に
は、アクチュエータ3の押下部3fが載置されているの
で、ラバースプリング8によって、アクチュエータ3,
4(案内支持部材5)が上方に付勢され、キートップ2
が上方に配置されている。
【0032】この状態からキートップ2の上面が押下さ
れると、案内支持部材5の各係止ピン3a,3d,4
d,4g及び係止孔4aは、キートップ2裏面及びホル
ダプレート6に形成された各係止部2a,2b,6a,
6b,6c内で、それぞれ回動又は摺動し、各リンク部
材3b,4b,4hが開脚して、キートップ2を水平に
維持したまま下降させる。キートップ2の下降に伴っ
て、案内支持部材5の押下部3fも下降し、徐々にラバ
ースプリング8を押圧する。更に、キートップ2が押圧
され、下降すると、押下部3fにより押圧されたラバー
スプリング8の内壁上面に固着された可動電極8aが回
路基板7の上面に形成されたスイッチ電極7aと接触
し、スイッチング動作が行われる。
【0033】前記のように、キートップ2が押下される
場合、アクチュエータ4の一対のリンク部材4h,4h
は、キートップ2裏面の横方向における両端部分を支持
しつつ、キートップ2の上下動を案内する。よって、長
尺状のキートップ2の端部が押下された場合にも、キー
トップ2が横方向に傾斜することなく、確実に水平状態
を保持しながら移動され、正常にスイッチング動作が行
われる。
【0034】キートップ2の押下が解除されると、ラバ
ースプリング8の付勢力によって案内支持部材5の押下
部3fが上方に持ち上げられる。押下部3fが上方に持
ち上げられると、案内支持部材5の各係止ピン3a,3
d,4d,4g及び係止孔4aは、キー押下時とは逆方
向に、それぞれ各係止部2a,2b,6a,6b,6c
内で回動又は摺動し、各リンク部材3b,4b,4hが
閉脚して、キートップ2を水平に維持したまま上昇させ
る。ラバースプリング8が上方へ伸びきるか、あるい
は、摺動するいずれかの係止ピン3a,4d,4gが係
止部2a,6b,6cの側壁に当接されると、キートッ
プ2の上昇は終了し、図2に図示するキートップ2押下
前の状態になる。
【0035】以上に説明したように本実施例の長尺キー
支持装置によれば、アクチュエータ4における各リンク
部材4d,4g及び連結部材4cが一体成形されるとと
もに、アクチュエータ4の連結部材4cとキートップ2
との長手方向長さを略等しくし、キートップ2裏面にお
ける横方向の両側部分を一対のリンク部材4h,4hに
より支持される。よって、従来のワイヤ部材を用いた長
尺キー支持装置と同様に、キートップ2は、その長手方
向に傾斜されることなく、水平状態を保持されながら上
下動が行われるので、別部材としてワイヤ部材を不要と
することができる。その結果、ワイヤ部材とキートップ
等との接触により発生する音を除去することができる。
また、ワイヤ部材が不要になるとともに、従来、前記音
を防止するために長尺キー支持装置に用いられていた消
音部材が不要となるので、長尺キー及び文字キー等のキ
ー支持装置に必要な部品の種類が減少され、キー支持装
置全体のコストを低減することができる。
【0036】また、アクチュエータ3は、上面視縦方向
及び横方向の長さが略等しいキートップ、即ち、文字キ
ー等のキー支持装置における案内支持部材を構成する一
方のアクチュエータと同一形状に形成されている。よっ
て、長尺キー支持装置及び文字キー等のキー支持装置に
おける案内支持部材の一方のアクチュエータは、アクチ
ュエータ3と同一部品が使用することができるので、長
尺キー支持装置のためにアクチュエータ3を別部品とし
て設計、製造することが不要となり、キー支持装置全体
としてのコストを低減することができる。
【0037】また、アクチュエータ3における連結部材
3cの長手方向長さは、他方のアクチュエータ4におけ
る連結部材4cの長手方向長さと比較して短く形成され
ているので、アクチュエータ3の連結部材3cの剛性が
向上されている。よって、アクチュエータ3の連結部材
3cは、キートップ2が押下された場合にも、撓みすぎ
ることがないので、正常にスイッチング動作を行うこと
ができる。
【0038】次に、図5(a),(b)を参照して第2
実施例について説明する。第2実施例のキースイッチ1
1は、前記した第1実施例のキースイッチ1におけるキ
ートップ2、アクチュエータ4及びホルダプレート6を
変更したものである。その他の部分については、第1実
施例と同様に構成されているので、以下、第1実施例と
同一の部分には同一の番号を付し、異なる部分のみ説明
する。
【0039】図5(a)は、第2実施例のキースイッチ
11の平面図であり、図5(b)は、アクチュエータ1
4の平面図である。尚、図5(a)は、キートップ12
を透視してそのキー支持装置を図示している。
【0040】図5(a)に示すように、第2実施例のキ
ースイッチ11は、長尺状のキートップ12と、アクチ
ュエータ3,3,及びアクチュエータ14により構成さ
れキートップ12の水平状態を保持しつつ上下動を案内
する案内支持部材15と、その案内支持部材15の下方
に配設されて支持するホルダプレート16と、そのホル
ダプレート16の下方に配設される回路基板7と、その
回路基板7上に固着され案内支持部材15の下方に配設
されるラバースプリング8とを備えている。
【0041】図5(a)に示すスペースキー等の長尺状
のキートップ12は、ABS樹脂等の合成樹脂から上面
視矩形状に成形されており、その裏面には、後述する各
アクチュエータ3,3の一対の係止ピン3a,3aを水
平方向に摺動可能に保持する係止部2a,2a,2a,
2a、及び、後述するアクチュエータ14に複数設けら
れる係止孔4a,4a,4a,4aに係合して該アクチ
ュエータ14を回動可能に保持する複数の係止部2b,
2b,2b,2bが、それぞれ形成されている。キート
ップ12は、その裏面の各係止部2a,2bに保持され
る各アクチュエータ3,3,14により構成される案内
支持部材15を介して支持されるとともに、その上下動
が案内される。
【0042】案内支持部材15は、一対のアクチュエー
タ3,3及びアクチュエータ14を相互に回動可能に支
持することにより構成される。尚、アクチュエータ3に
ついては、第1実施例におけるものと同一のものであ
り、キースイッチ11の長手方向両側にそれぞれ配設さ
れている。第2実施例における案内支持部材15を構成
するアクチュエータ14は、平面視略矩形状に形成され
ており、弾性を有するポリアセタール(POM)樹脂で
形成された厚板状の連結部材14cを備えており、この
連結部材14cの長手方向の両側に一対のリンク部材4
h,4hがそれぞれ形成されている。各リンク部材4
h,4hの一端(図5(b)中左側)には、後述するホ
ルダプレート16の上面に設けられた係止部6c,6c
に摺動可能に保持される一対の係止ピン4g,4gが、
リンク部材4h,4hの非対向面側に向けて、それぞれ
突設されている。また、リンク部材4h,4hの中央部
には、その厚さ方向に貫通する軸孔4e,4eがそれぞ
れ設けられている。
【0043】また、連結部材14cの長手方向の両側よ
りも略内側中央よりには、一対のリンク部材4h,4h
のそれぞれに対向して、各リンク部材4b,4bが連結
部材14cに一体に形成されている。各リンク部材4
b,4bの一端(図5(a)中左側)には、ホルダプレ
ート16の上面に設けられた係止部6b,6bに摺動可
能に保持される一対の係止ピン4d,4dが、リンク部
材4b,4bの対向面側に向けて、それぞれ突設されて
いる。また、リンク部材4b,4bの中央部には、その
厚さ方向に貫通する軸孔4e,4eがそれぞれ設けられ
ている。
【0044】連結部材14cの両側部分にそれぞれ設け
られたリンク部材4bとリンク部材4hの一端は(図5
(a)中左側)、細棒状の連結部材4fによりそれぞれ
互いに連結され、リンク部材4b,4hと連結部材4f
とは一体に成形されている。また、連結部材14cの両
側部分には、開孔4i,4iがそれぞれ穿設されてお
り、各開口4i,4i内側にアクチュエータ3を挿入
し、アクチュエータ3の各軸体3eを各軸孔4eにそれ
ぞれ回動可能に嵌合させて、アクチュエータ3,3及び
アクチュエータ14により案内支持部材15が構成され
る(図5(a),(b)中右側)。
【0045】また、連結部材14cにおける長手方向の
両側部分には、キートップ12裏面の係止部2b,2
b,2b,2bに回動可能に保持される係止孔4a,4
a,4a,4aがそれぞれ設けられている。
【0046】ホルダプレート16は、キートップ12と
同様にABS樹脂等から成形され、上記のように構成さ
れた各アクチュエータ3,3,14からなる案内支持部
材15の下方に配設されている。ホルダプレート16に
は、各キースイッチ11毎に、一対のアクチュエータ
3,3の各係止ピン3d,3d,3d,3dを回動可能
に保持する一対の係止部6a,6a,6a,6aと、他
方のアクチュエータ14の一対の係止ピン4d,4dを
摺動可能に保持する一対の係止部6b,6bと、アクチ
ュエータ4の一対の係止ピン4g,4gを摺動可能に保
持する一対の係止部6c,6cとが形成されている。
【0047】また、図5(a)に図示される第2実施例
の長尺状のキースイッチ11では、スイッチ電極7a及
びラバースプリング8は、平面視におけるキートップ1
2の両側部分に配設されるアクチュエータ3の少なくと
もいずれか一方の下方に配置されている。これより、キ
ートップ12の押下に伴って押下部3fが下方に移動す
ると、ラバースプリング8が押下部3fにより押下さ
れ、一定の押下量を越えるとラバースプリング8が座屈
されて可動電極8aと回路基板7上のスイッチ電極7a
とが当接することによりスイッチング動作が行なわれる
ものである。
【0048】キートップ12裏面における長手方向の両
側部分は、アクチュエータ4の各リンク部材4b,4
b,4h,4h、及び、各アクチュエータ3,3におけ
る各リンク部材3b,3b,3b,3bにより支持され
ており、キートップ12の上下動を案内する。よって、
長尺状のキートップ12の端部が押下された場合にも、
キートップ12が横方向に傾斜することなく、確実に水
平状態を保持しながら移動され、正常にスイッチング動
作が行うことができる。
【0049】次に、図6(a),(b)を参照して第3
実施例について説明する。第3実施例も、第2実施例と
同様に、前記した第1実施例のキースイッチ1における
キートップ2、アクチュエータ4及びホルダプレート6
を変更したものである。その他の部分については、第1
実施例と同様に構成されているので、以下、第1実施例
と同一の部分には同一の番号を付し、異なる部分のみ説
明する。
【0050】図6(a)は、第3実施例のキースイッチ
21の平面図であり、図6(b)は、アクチュエータ2
4の平面図である。尚、図6(a)は、キートップ22
を透視してそのキー支持装置を図示している。
【0051】図6(a)に示すように、第3実施例のキ
ースイッチ21は、、長尺状のキートップ22と、アク
チュエータ3,3,3及びアクチュエータ24により構
成されキートップ22の水平状態を保持しつつ上下動を
案内する案内支持部材25と、その案内支持部材25の
下方に配設されて支持するホルダプレート26と、その
ホルダプレート26の下方に配設される回路基板7と、
その回路基板7上に固着され案内支持部材25の下方に
配設されるラバースプリング8とを備えている。
【0052】図6(a)に示すスペースキー等の長尺状
のキートップ22は、ABS樹脂等の合成樹脂から上面
視矩形状に成形されており、その裏面には、後述する各
アクチュエータ3,3,3のそれぞれが有する一対の係
止ピン3a,3a(図6(a)中左側における計6つの
係止ピン3a)を水平方向に摺動可能に保持する複数の
係止部2aが計6箇所にそれぞれ形成されている。ま
た、後述するアクチュエータ24に計6箇所に設けられ
ている係止孔4a(図6(a)中右側)のそれぞれに係
合して該アクチュエータ24を回動可能に保持する複数
の係止部2bが、計6箇所にそれぞれ形成されている。
キートップ22は、その裏面の各係止部2a,2bに保
持される各アクチュエータ3,3,3,24により構成
される案内支持部材25を介して支持されるとともに、
その上下動が案内される。
【0053】案内支持部材25は、各アクチュエータ
3,3,3及びアクチュエータ24を相互に回動可能に
支持することにより構成される。尚、各アクチュエータ
3については、第1実施例におけるものと同一のもので
あり、キースイッチ21の長手方向両側部分及び長手方
向中央部にそれぞれ配設されている。第3実施例におけ
る案内支持部材25を構成するアクチュエータ24は、
平面視略矩形状に形成されており、弾性を有するポリア
セタール(POM)樹脂で形成された厚板状の連結部材
24cを備えており、この連結部材24cの長手方向の
両側に一対のリンク部材4h,4hがそれぞれ形成され
ている。各リンク部材4h,4hの一端(図6(b)中
左側)には、後述するホルダプレート26の上面に設け
られた係止部6c,6cに摺動可能に保持される一対の
係止ピン4g,4gが、リンク部材4h,4hの非対向
面側に向けて、それぞれ突設されている。また、リンク
部材4h,4hの中央部には、その厚さ方向に貫通する
軸孔4e,4eがそれぞれ設けられている。
【0054】また、連結部材24cの長手方向の両側よ
りも略内側中央よりには、一対のリンク部材4h,4h
のそれぞれに対向して、各リンク部材4b,4bが連結
部材24cに一体に形成されている。この連結部材24
c両側部分の各リンク部材4b,4bの一端(図5
(a)中左側)には、ホルダプレート26の上面に設け
られた係止部6b,6bに摺動可能に保持される一対の
係止ピン4d,4dが、連結部材24c両側部分におけ
るリンク部材4b,4bの対向面側に向けて、それぞれ
突設されている。また、これらのリンク部材4b,4b
の中央部には、その厚さ方向に貫通する軸孔4e,4e
がそれぞれ設けられている。この連結部材24cの両側
部分にそれぞれ設けられたリンク部材4bとリンク部材
4hの一端は(図5(a)中左側)、細棒状の連結部材
4fによりそれぞれ互いに連結され、リンク部材4b,
4hと連結部材4fとは一体に成形されている。
【0055】更に、連結部材24cの中央部には、一対
のリンク部材4b,4bが設けられており、この一対の
リンク部材4b,4bの一端(図6(a)中央部左側)
は、細棒状の連結部材4fにより互いに連結されてお
り、更に、これらの連結部材24c中央部におけるリン
ク部材4b及び連結部材24c,4fは一体に成形され
ている。この連結部材24cの中央部に配設された一対
のリンク部材4b,4bの一端(図6(a)中左側)に
は、後述するホルダプレート26の上面に設けられた一
対の係止部6b,6bに摺動可能に保持される一対の係
止ピン4d,4dが、連結部材24cの中央部に配設さ
れた一対のリンク部材4b,4bの非対向面側に向け
て、それぞれ突設されている。また、リンク部材4b,
4bの中央部には、その厚さ方向に貫通する一対の軸孔
4e,4eがそれぞれ設けられている。
【0056】また、連結部材24cの両側部分および中
央部には、開孔4i,4i,4iがそれぞれ穿設されて
おり、各開口4i,4i,4i内側にアクチュエータ3
をそれぞれ挿入し、各アクチュエータ3の各軸体3eを
各軸孔4eにそれぞれ回動可能に嵌合させて、各アクチ
ュエータ3,3及びアクチュエータ24により案内支持
部材25が構成される。
【0057】連結部材24cにおける長手方向の両側部
分および中央部には、キートップ22裏面の係止部2
b,2b,2b,2b,2b,2bに回動可能に保持さ
れる係止孔4a,4a,4a,4a,4a,4aがそれ
ぞれ設けられている。
【0058】ホルダプレート26は、キートップ22と
同様にABS樹脂等から成形され、上記のように構成さ
れた各アクチュエータ3,3,3及びアクチュエータ2
4からなる案内支持部材25の下方に配設されている。
ホルダプレート26には、各キースイッチ21毎に、各
アクチュエータ3,3,3の各係止ピン3d,3d,3
d,3d,3d,3dを回動可能に保持する一対の係止
部6a,6a,6a,6a,6a,6aと、他方のアク
チュエータ24の各係止ピン4d,4d,4d,4dを
摺動可能に保持する一対の係止部6b,6b,6b,6
bと、アクチュエータ24の一対の係止ピン4g,4g
を摺動可能に保持する一対の係止部6c,6cとが形成
されている。
【0059】また、図6(a)に図示される第3実施例
の長尺状のキースイッチ21では、スイッチ電極7a及
びラバースプリング8は、平面視におけるキートップ2
2の中央部に配設されるアクチュエータ3の下方に配置
されている。これより、キートップ22の押下に伴って
押下部3fが下方に移動すると、ラバースプリング8が
押下部3fにより押下され、一定の押下量を越えるとラ
バースプリング8が座屈されて可動電極8aと回路基板
7上のスイッチ電極7aとが当接することによりスイッ
チング動作が行なわれるものである。
【0060】この第3実施例のキースイッチ21によれ
ば、キートップ22裏面における長手方向の両側部分
は、アクチュエータ24の各リンク部材4b,4h、及
び、各アクチュエータ3,3における各リンク部材3b
により支持されており、キートップ22の上下動が案内
されている。よって、長尺状のキートップ22の端部が
押下された場合にも、キートップ22が横方向に傾斜す
ることなく、確実に水平状態を保持しながら移動され、
正常にスイッチング動作が行われる。
【0061】また、案内支持部材25は、アクチュエー
タ24、及び、そのアクチュエータ24の両側部分およ
び中央部に配設されるアクチュエータ3により構成され
ているので、長尺キー両側端部を押下する場合、剛性の
弱いアクチュエータ24に捻れを生じさせることなく、
正確にスイッチング動作を行うことができる。
【0062】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0063】本実施例では、案内支持部材5,15,2
5は、一方のアクチュエータ3の各軸体3eが他方のア
クチュエータ4,14,24の各軸孔4e内に回動可能
に嵌合されることにより、開閉脚可能に結合された。し
かし、案内支持部材の結合は、必ずしもこれに限られる
ものではなく、例えば、他方のヒンジ部材の軸孔を長孔
状に形成して、その長孔状の軸孔内に、一方のヒンジ部
材の軸体を摺動可能に嵌合して、両ヒンジ部材を開閉脚
可能に結合するようにしても良い。即ち、両ヒンジ部材
が開閉脚可能に結合されていれば良い。
【0064】また、本実施例では、ラバースプリングは
案内支持部材により押下されたが、キートップ2,1
2,22裏面に突起を設け、その突起によりラバースプ
リングを押下するように構成しても良い。
【0065】また、本実施例では、最大3個のアクチュ
エータ3を用いて案内支持部材を構成したが、案内支持
部材の剛性を勘案して、更に、アクチュエータ3の数を
増加させて案内支持部材を構成させても良い。
【0066】
【発明の効果】 請求項1および2に記載の長尺キー支
持装置によれば、キートップ裏面の横方向における両端
部分は、第1アクチュエータにより支持されており、キ
ートップの上下動が案内されているので、長尺状のキー
トップの端部が押下された場合にも、キートップが横方
向に傾斜することなく、正常にスイッチング動作を行う
ことができるという効果がある。また、従来の長尺キー
支持装置における別部材としてのワイヤ部材が不要とな
るので、長尺キーを操作する場合に、ワイヤ部材と長尺
キー等の接触による音の発生を防止することができると
いう効果がある。更に、ワイヤ部材および消音部材が不
要となるので、部品点数が減少するとともに製造コスト
を低減させることができるという効果がある。
【0067】請求項3記載の長尺キー支持装置は、請求
項1または2に記載の長尺キー支持装置の奏する効果に
加え、第2アクチュエータは縦方向長さと横方向長さと
が略等しいキートップを支持するキー支持装置、例え
ば、文字キー等のキー支持装置の案内支持部材を構成す
るアクチュエータの一方と同形状に形成されているの
で、第2アクチュエータを長尺キー支持装置のためだけ
に別途設計する必要がない。よって、長尺キー及び文字
キー等のキー支持装置全体としての部品の種類を減少す
ることができる。従って、キー支持装置の製造において
使用される型の数を少なくでき、製造工程を簡略化する
ことができるので、キー支持装置全体としての製造コス
トを低減することができるという効果がある。
【0068】請求項4記載の長尺キー支持装置は、請求
項1から3のいずれかに記載の長尺キー支持装置の奏す
る効果に加え、第2アクチュエータは、第1アクチュエ
ータと比較して、キートップの横方向に短く形成されて
いるので、第1アクチュエータに対して相対的に剛性が
大きくされている。よって、この第2アクチュエータに
よりスイッチング動作を行うことによりキートップが押
下された場合、第2アクチュエータの一対の第2リンク
部材及び第2連結部材が撓んで変形しすぎることがない
ので、長尺状のキートップであっても正常にスイッチン
グ動作を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の長尺キー支持装置で構成されるキ
ースイッチの平面図である。
【図2】 図1のI−I線における側断面図である。
【図3】 案内支持部材を構成する一方のアクチュエー
タの平面図である。
【図4】 案内支持部材を構成する他方のアクチュエー
タの平面図である。
【図5】 (a)は第2実施例における長尺キー支持装
置で構成されるキースイッチの平面図であり、(b)は
(a)における案内支持部材を構成する一方のアクチュ
エータの平面図である。
【図6】 (a)は第3実施例における長尺キー支持装
置で構成されるキースイッチの平面図であり、(b)は
(a)における案内支持部材を構成する一方のアクチュ
エータの平面図である。
【図7】 従来技術におけるキースイッチの側断面図で
ある。
【図8】 従来技術におけるキースイッチのキートップ
を除いて示した平面図である。
【図9】 (a)は従来技術における一方のヒンジ部材
の平面図であり、(b)は従来技術における他方のヒン
ジ部材の平面図である。
【符号の説明】 1 キースイッチ 2 キートップ 2a,2b 係止部(第1係止部、
第2係止部) 3 アクチュエータ(第2
アクチュエータ) 3b リンク部材(第2リン
ク部材) 3c 連結部材(第2連結部
材) 4 アクチュエータ(第1
アクチュエータ) 4b リンク部材(第1リン
ク部材) 4c,14c,24c 連結部材(第1連結部
材) 4h リンク部材(第3リン
ク部材) 5 案内支持部材 6 ホルダプレート(ホル
ダ部材) 6a,6b 係止部(第3係止部、
第4係止部) 6c 係止部(第5係止部) 7 回路基板 8 ラバースプリング(ス
イッチング部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向長さが縦方向長さより大きな長尺
    状のキートップと、 そのキートップ裏面の縦方向における両側部分にそれぞ
    れ設けられた第1係止部及び第2係止部と、 前記キートップの下方に配設され、前記第1係止部に対
    向する第3係止部と、前記第2係止部に対向する第4係
    止部とを備えたホルダ部材と、 前記第1係止部及び第4係止部に保持される一対の第1
    リンク部材と、その一対の第1リンク部材を連結する前
    記キートップの横方向に沿って設けられた第1連結部材
    とを有する第1アクチュエータと、前記第2係止部及び
    第3係止部に保持される一対の第2リンク部材と、その
    一対の第2リンク部材を連結する前記キートップの横方
    向に沿って設けられた第2連結部材とを有する第2アク
    チュエータとを備え、前記第1アクチュエータ及び第2
    アクチュエータを相互に結合して構成され、その一対の
    両リンク部材が開閉脚することにより前記キートップの
    上下動を案内する案内支持部材と、 その案内支持部材による前記キートップの上下動に伴っ
    てスイッチング動作を行うスイッチング部材とを備えた
    長尺キー支持装置において、 前記ホルダ部材は、前記キートップ裏面の横方向におけ
    る両側部分のそれぞれに対向して配設された一対の第5
    係止部を備え、 前記第1アクチュエータには、前記一対の第5係止部に
    保持され、前記キートップ裏面の横方向における両側部
    分を支持して、そのキートップの上下動を案内する一対
    の第3リンク部材が一体に形成されていることを特徴と
    する長尺キー支持装置。
  2. 【請求項2】 横方向長さが縦方向長さより大きな長尺
    状のキートップと、 そのキートップ裏面の縦方向における一側部分であって
    横方向における両側部分にそれぞれ設けられた一対の第
    1係止部と、 前記キートップ裏面の縦方向における他側部分であって
    横方向における非両側部分にそれぞれ設けられた一対の
    第2係止部と、 前記キートップの下方に配設されたホルダ部材と、 そのホルダ部材のうち、前記キートップの一側部分であ
    って横方向における非両側部分と対向する位置にそれぞ
    れ設けられた一対の第3係止部と、 前記ホルダ部材のうち、前記キートップの他側部分であ
    って横方向における両側部分と対向する位置にそれぞれ
    設けられた一対の第4係止部と、 前記第1係止部及び第4係止部に保持される一対の第1
    リンク部材と、その一対の第1リンク部材を連結する前
    記キートップの横方向に沿って設けられた第1連結部材
    とを有し、前記キートップの横方向長さと略同一の長さ
    を有する第1アクチュエータと、前記第2係止部及び第
    3係止部に保持される一対の第2リンク部材と、その一
    対の第2リンク部材を連結する前記キートップの横方向
    に沿って設けられた第2連結部材とを有し、前記第1ア
    クチュエータよりも短い第2アクチュエータとを備え、
    前記第1アクチュエータ及び第2アクチュエータを相互
    に結合して構成され、その一対の両リンク部材が開閉脚
    することにより前記キートップの上下動を案内する案内
    支持部材と、 その案内支持部材による前記キートップの上下動に伴っ
    てスイッチング動作を行うスイッチング部材とを備えて
    いることを特徴とする長尺キー支持装置。
  3. 【請求項3】 前記第2アクチュエータは、縦方向長さ
    と横方向長さとが略等しいキートップを支持するキー支
    持装置における案内支持部材を構成するアクチュエータ
    の一方と同形状に形成されていることを特徴とする請求
    項1または2に記載の長尺キー支持装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチング部材は、前記第2アク
    チュエータにより、スイッチング動作が行われることを
    特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の長尺キー
    支持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010272321A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Fujitsu Component Ltd キースイッチ装置

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