JP3372937B2 - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JP3372937B2
JP3372937B2 JP2000323990A JP2000323990A JP3372937B2 JP 3372937 B2 JP3372937 B2 JP 3372937B2 JP 2000323990 A JP2000323990 A JP 2000323990A JP 2000323990 A JP2000323990 A JP 2000323990A JP 3372937 B2 JP3372937 B2 JP 3372937B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、キーボード入力装置の
キースイッチなどとして用いられる押釦スイッチに係
り、特に薄型化に好適な押釦スイッチに関する。 【0002】図8は、実開平3−64434号公報など
に開示されたこの種の押釦スイッチの従来例を示す断面
図である。同図において、符号1は金属板等の硬質材料
からなる支持板で、この支持板1上には合成樹脂製のハ
ウジング2が載置されており、該ハウジング2の上面に
は鉤形のガイド部3が一体成形されている。前記ハウジ
ング2の上方にはキートップ4が配置され、該キートッ
プ4は下端部に可動接点(図示せず)を固設したスライ
ダ5の上端に嵌着され、ハウジング2に対して上下動す
るようになっている。また、前記スライダ5にはコイル
スプリング6が巻回され、このコイルスプリング6は前
記キートップ4を上方へ付勢する働きをしている。符号
7は脚片であり、該脚片7の上端部7aは前記キートッ
プ4の裏面前部に形成した保持部8に回動自在に保持さ
れており、一方、脚片7の下端部7bは前記ガイド部3
にスライド可能に挿入されている。 【0003】このように構成された押釦スイッチにおい
て、キートップ4の天面を押圧すると、それに連動して
スライダ5が下降し、該スライダ5の下端部に設けた可
動接点が支持板1に設けた固定接点(いずれも図示せ
ず)と接触してスイッチオンとなる。その際、前記脚片
7は、キートップ4の保持部8に保持されている上端部
7aを回動支点として図8の反時計方向へ回動すると共
に、下端部7bがガイド部3に沿って図8の矢印X方向
へスライドする。また、前記キートップ4への上記押圧
力を解除すると、該キートップ4は前記コイルスプリン
グ6の弾性により上方へ移動すると共に、前記スライダ
5も上方へ移動し、可動接点が固定接点から離間してス
イッチオフとなる。その際、脚部7は上端部7aを回動
支点として図8の時計方向へ回動すると共に、下端部7
bがガイド部3に沿って図8の矢印Y方向へスライド
し、図8に示す初期状態に復帰する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、キーボード
入力装置に組み込まれる押釦スイッチに対しては、装置
の薄型化に伴って近時ますます薄型化の要望が高まって
おり、併せて操作性の良いものが求められるようになっ
てきている。 【0005】しかし、上述した従来の押釦スイッチにお
いては、脚片7の上下両端部7a,7bをキートップ4
の保持部8とハウジング2のガイド部3とにそれぞれ係
合し、この脚片7を介してキートップ4がハウジング2
上に昇降可能に保持されているため、キートップ4の昇
降動作が不安定になるという問題があり、また、組み立
てに際しては、脚片7の上端部7aをキートップ4の保
持部8に取付けた後、この状態を保持したまま脚片7の
下端部7bをガイド部3の狭い空間内に押し込まなけれ
ばならず、かかる作業は立体的な障害が多いばかりでな
く、コイルスプリング6の弾性に抗して行う必要がある
ため、組立作業性が悪いという問題もあった。 【0006】なお、上記した問題を解消するために、互
いに平行な一対の脚片を有する2つのリンク部材を予め
X字状に連結してキートップ保持体となし、このキート
ップ保持体を介してキートップを昇降自在に支持した押
釦スイッチも提案されているが、このようなキートップ
保持体においては、キートップを最下位置まで下降させ
ていくと両リンク部材が部分的にぶつかり合ってしまう
ため、薄型化が妨げられるという別の問題が発生する。 【0007】本発明は、かかる従来技術の実情に鑑みて
なされたもので、その目的は、キートップの昇降動作を
安定させることができ、薄型化にも好適な押釦スイッチ
を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、支持軸の両端から一対の脚片を互いに平
行に延出させた第1のリンク部材と、支持軸の両端から
一対の脚片を互いに平行に延出させた第2のリンク部材
とを備え、前記第1および第2のリンク部材の各脚片の
中央部をX字状に交差させて回動可能に連結すると共
に、これら第1および第2のリンク部材の両支持軸に弾
性部材によって上方へ付勢されたキートップを支持し、
このキートップの昇降動作によってスイッチ素子の接点
の切り換えが行われる押釦スイッチにおいて、前記第1
のリンク部材の両脚片の内側に前記第2のリンク部材の
両脚片を配置すると共に、前記第2のリンク部材の両脚
片の先端が前記第1のリンク部材の支持軸に当接しない
ように、前記第1のリンク部材の両脚片の全長を前記第
2のリンク部材の両脚片の全長に比べて長く設定し、前
記キートップを最下降位置まで押し込んだ時、前記第1
および第2のリンク部材の各脚片の交差角度が略水平状
態となるように構成したことを特徴とする。 【0009】 【作用】上記手段によれば、第1のリンク部材の両脚片
の内側に第2のリンク部材の両脚片を配置すると共に、
これら第1および第2のリンク部材の各脚片の中央部を
X字状に交差させて回動可能に連結し、このようにX字
状に連結された第1および第2のリンク部材の両支持軸
に支持したキートップが弾性部材によって上方へ付勢さ
れているため、キートップの昇降動作を安定させること
ができ、しかも、内側に配置された第2のリンク部材の
両脚片の先端が外側に配置された第1のリンク部材の支
持軸に当接しないように、第1のリンク部材の両脚片の
全長第2のリンク部材の両脚片の全長に比べて長く設
したため、キートップを最下降位置まで押し込んだ
時、第1および第2のリンク部材の各脚片が真横(水
平)に倒れるまで折り畳むことができ、その分、押釦ス
イッチの薄型化が可能となる。 【0010】 【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の一実施例に係る押釦スイッチのオフ
状態の断面図、図2は該押釦スイッチのオン状態の断面
図、図3は該押釦スイッチに備えられるハウジングの平
面図、図4は該ハウジングの側面図、図5は図1の押釦
スイッチに組み込まれるキートップ保持体の斜視図、図
6は該キートップ保持体の分解斜視図、図7(a)〜
(d)は該キートップ保持体の動作説明図である。 【0011】図1,2において、符号15は金属板等の
硬質材料からなる支持板を示し、この支持板15上には
メンブレンスイッチ16が載置されている。このメンブ
レンスイッチ16は、可撓性を有する上部シート17の
下面に設けた可動接点18を、下部シート19の上面に
設けた固定接点20に対向せしめ、かつ両シート17,
19間にスペーサ21を介設してなるスイッチ素子であ
る。また、前記支持板15上には前記メンブレンスイッ
チを介して合成樹脂製のハウジング22が載置されてい
る。 【0012】図3,4に示すように、このハウジング2
2には、前記可動接点18の上方に位置する開口部22
aと、この開口部22aを介して対向する一対の脚片収
納孔22b,22cがそれぞれ穿設されている。さら
に、前記ハウジング22の裏面には前記支持板15側を
開口した2つの係合凹部22dと2つの係合凹部22e
とがそれぞれ形成されており、これらのうち両係合凹部
22dは前記脚片収納孔22b,22cのそれぞれの外
壁に連通し、両係合凹部22eは前記脚片収納孔22
b,22cのそれぞれの内壁に連通している。 【0013】図1,2に戻り、前記ハウジング22上に
はクリックゴム24が載置されている。このクリックゴ
ム24は、座屈変形が可能なスカート状の側壁部24a
と、この側壁部24aによって支持された駆動部24b
とを有する公知のもので、側壁部24aの座屈時にクリ
ック感を生起するようになっている。そして、クリック
ゴム24の側壁部24aをハウジング22の前記開口部
22aの周囲に載置することにより、クリックゴム24
の駆動部24bを可動接点18の上方に位置させてい
る。また、符号25は合成樹脂製のキートップ保持体
で、このキートップ保持体25は図5,6に示すよう
に、略E字形のリンク部材26と、略U字形のリンク部
材27とを組み合わせて構成されている。 【0014】ここで、一方のリンク部材26は、キート
ップ23の裏面片側を支持・固定するための支持軸28
の両端から、先端部に外向きの係合突起29aを有し略
中央部には内向きの連結ピン29bを有する一対の外部
脚片29を平行に延設し、かつ支持軸28の中央から、
外部脚片29よりも短い操作片30を延設してなるもの
で、この操作片30は板厚方向の外力に対して若干の可
撓性を有する弾性片であって、キートップ保持体25を
ハウジング22に組み込むと、この操作片30の先端部
がクリックゴム24の駆動部24bの天面に常時弾接す
るようになっている。また、他方のリンク部材27は、
キートップ23の裏面他側を支持・固定するための支持
軸31の両端から上記外部脚片29に対し平行かつ内側
で交差する向きに、先端部に内向きの係合突起32aを
有し略中央部には略ハート形の長孔32bを有する一対
の内部脚片32を延設してなるもので、長孔32bの上
部の傾斜面32cを利用したスナップインによって各長
孔32b内にそれぞれ上記連結ピン29bを遊挿し、対
応する外部脚片29と内部脚片32とを連結ピン29b
が長孔32bに沿って移動自在となるように連結するこ
とにより、両リンク部材26,27を一体化してキート
ップ保持体25となしている。したがって、このキート
ップ保持体25は、キートップ23に押圧操作力を付与
して両リンク部材26,27の支持軸28,31を下方
へ押し込んでいくと、図7(a)〜(d)に示すよう
に、略X字形に交差して連結されている外部脚片29お
よび内部脚片32がキートップ23側から見て次第に交
差する角度を増していき、キートップ保持体25の高さ
寸法が漸次減少するように両リンク部材26,27を折
り畳んでいくことができる。 【0015】ただし、このキートップ保持体25は、外
側のリンク部材26の支持軸28に内側のリンク部材2
7の内部脚片32が当接しないように寸法設定してあ
り、具体的には、長孔32bから支持軸28までの距離
Dを該長孔32bから内部脚片32の先端までの長さL
よりも大きく設定してある(図7参照)。したがって、
両リンク部材26,27を、外部脚片29および内部脚
片32が真横に倒れるまで折り畳むことができる。 【0016】そして、このキートップ保持体25をハウ
ジング22に取り付ける際には、両外部脚片29をハウ
ジング22の表側から脚片収納孔22b,22cに挿入
し、外部脚片29の先端に設けた外向きの係合突起29
aをハウジング22の裏側に設けた係合凹部22dに挿
入するとともに、両内部脚片32をハウジング22の表
側から脚片収納孔22b,22cに挿入し、内部脚片3
2の先端に設けた内向きの係合突起32aをハウジング
22の裏側に設けた係合凹部22eに挿入する。しかる
後、メンブレンスイッチ16を搭載した支持板15上に
前記ハウジング22を載置し、これらを一体化する。こ
れにより、ハウジング22の各係合凹部22d,22e
の開口が支持板15で塞がれ、キートップ保持体25の
各係合突起29a,32aはそれぞれ係合凹部22d,
22eにスライド自在に係合・保持されることになり、
外部脚片29と内部脚片32がハウジング22に位置規
制される。また、こうしてキートップ保持体25をハウ
ジング22に組み込むと、予めハウジング22に組み込
んでおいたクリックゴム24の駆動部24bが操作片3
0の先端部に弾接するので、この操作片30を介して外
側のリンク部材26の支持軸28が上方へ付勢されると
共に、このリンク部材26の連結ピン29bを介して内
側のリンク部材27の支持軸31も上方へ付勢されるこ
とになる。 【0017】上記の如くに構成された押釦スイッチは、
キートップ保持体25の両リンク部材26,27の各支
持軸28,31が、クリックゴム24の弾発力を受けて
キートップ23の裏面の両側を支持することになり、ま
た、両リンク部材26,27の外部脚片29および内部
脚片32を互いの交差する角度が変更自在となるように
連結してあって、しかも各脚片29,32をハウジング
22で位置規制しているので、結局、キートップ23は
ハウジング22に対して傾くことなく昇降自在に保持さ
れることになる。 【0018】したがって、操作者がキートップ23に押
圧操作力を付与し、両支持軸28,31をクリックゴム
24の弾発力に抗して押し込むと、支持軸28,31が
その場で回転すると共に、各係合突起29a,32aが
係合凹部22d,22e内をスライドし、略X字形に交
差して連結されている外部脚片29および内部脚片32
はキートップ23側から見て次第に交差する角度を増し
ていく。それに伴い操作片30がクリックゴム24の駆
動部24bを下方へ押し込んでいくので、駆動部24b
を所定高さ下降させた時点で、側壁部24aが座屈して
クリック感が生起されると共に、該駆動部24bが勢い
よく押し込まれてメンブレンスイッチ16の上部シート
17に衝突し、その結果、該上部シート17が下方へ撓
んで可動接点18が固定接点20に接触し、図1に示す
オフ状態から図2に示すオン状態への接点の切り換え動
作が行われる。なお、このようにキートップ23を最下
位置まで押し込んだオン状態において、外部脚片29と
内部脚片32の交差角度はほぼ水平になるまで増えてお
り、両リンク部材26,27は真横に倒れるまで折り畳
まれている。 【0019】また、かかるオン状態で操作者がキートッ
プ23に対する押圧操作力を除去すると、座屈していた
クリックゴム24が自らの弾性で元の形状に復元される
ので、駆動部24bの上昇に伴って操作片30が押し上
げられていき、よって折り畳まれていた両リンク部材2
6,27が起立していきキートップ23が初期位置まで
押し上げられると共に、上部シート17の撓みが解消さ
れて可動接点18が固定接点20から離間し、オフ状態
に戻る。 【0020】このように上記実施例は、リンク部材2
6,27をX字状に組み合わせてなるキートップ保持体
25を用いてキートップ23を昇降可能に支持し、該キ
ートップ23の高さ位置に応じて交差角度が変更自在な
両リンク部材26,27の各脚片29,32を、ハウジ
ング22に設けた各係合凹部22d,22eで位置規制
するというものなので、キートップ23をハウジング2
2に対して水平に昇降させることができる。 【0021】また、各係合凹部22d,22eはハウジ
ング22の裏面に凹状に設けられ、しかもキートップ2
3のストローク最下点でリンク部材26,27の脚片2
9,32が収納される脚片収納孔22b,22cをハウ
ジング22に設けてあるので、押釦スイッチの大幅な薄
型化を実現できる。しかも、各係合凹部22d,22e
と脚片収納孔22b,22cはアンダーカット法を用い
ることなく成形できるため、ハウジング22が単純形状
になり、該ハウジング22を成形するための金型を簡略
化してコストダウンを図ることができる。さらに、キー
トップ保持体25をハウジング22に組み込むに際して
は、各脚片29,32を脚片収納孔22b,22cから
挿入して、各係合突起29a,32aを各係合凹部22
d,22eに係合するという簡単な作業にて行うことが
できるため、組立作業性が良好となる。 【0022】さらに、上記実施例では、内側のリンク部
材27の内部脚片32の先端が外側のリンク部材26の
支持軸28に当接しないように寸法設定してあるので、
両リンク部材26,27を、図7(d)に示すように真
横に倒れるまで折り畳むことができ、そのためキートッ
プ23のストローク最下点を極めて低い位置に設定でき
るという利点があり、押釦スイッチの薄型化を促進する
うえで好都合である。また、上記実施例で用いたキート
ップ保持体25は、両リンク部材26,27の各脚片2
9,32の交差部で連結ピン29bを長孔32bに沿っ
てスライド自在となし、かつ各脚片29,32の先端部
の係合突起29a,32aをハウジング22に対してス
ライド自在となすことにより、各脚片29,32の基端
側に位置する2本の支持軸28,31の間隔を一定に保
ったまま、両リンク部材26,27が折り畳めるように
なっているので、キートップ23を両支持軸28,31
に固定する支持構造が実現されている。すなわち、例え
ば各脚片29,32の交差部を回動中心として両リンク
部材26,27を折り畳むこともできるが、その場合に
はキートップ23が両リンク部材26,27に対してス
ライド自在な支持構造を採用しなければならず、該キー
トップ23の裏面の形状が複雑化したり大形化する虞が
ある。しかるに、この実施例のように各脚片29,32
の基端部を横ずれさせることなく両リンク部材26,2
7が折り畳めれば、キートップ23はたんに支持軸2
8,31に固定できさえすればよいので、図1,2に示
す如く該キートップ23の裏面形状は簡単かつ小形で済
み、よって成形性が良好で薄型化にも好適である。な
お、キートップ23はキートップ保持体25に対してス
ナップインによる取付けが行えるので、組立性も良好で
ある。 【0023】さらにまた、上記実施例で用いたキートッ
プ保持体25には、一方のリンク部材26に操作片30
が設けてあり、操作者がキートップ23を押し込んでい
くと該操作片30がクリックゴム24の駆動部24bを
介して可動接点18を押圧駆動するようになっているの
で、キートップ23の裏面からステムを省略し、スイッ
チングに必要な該駆動部24bの下降距離を該キートッ
プ23の作動ストロークよりも小さく設定することが可
能となっている。すなわち、操作片30を有するリンク
部材26は外部脚片29の先端部を可動支点とする回動
を行うが、駆動部24bの天面に弾接する操作片30の
先端部の回動半径は、キートップ23に直接押し込まれ
る支持軸28の回動半径の約半分なので、該駆動部24
bの押し込み量をキートップ23の押し込み量の約半分
で済ますことができ、その結果、操作に伴うクリックゴ
ム24の変形量が少なくなってその寿命が延び、長期に
亘って高信頼性が維持できる。そしてまた、作用点たる
操作片30の先端部の回動半径が、力点たる支持軸28
の回動半径の約半分であることから、てこの原理によ
り、該支持軸28に付与する押圧操作力が小さくても、
該操作片30を介してクリックゴム24を大きな力で押
し込むことができ、よって押圧操作力の軽減化が図れる
という利点もある。しかも、上記実施例では操作片30
自体が弾性片であって、クリックゴム24の駆動部24
bをストローク最下点まで押し込んだ後に該操作片30
が若干撓むので、極めて薄型の押釦スイッチでありなが
ら確実にオーバーストロークが得られ、良好な操作感触
が期待できる。 【0024】なお、上記実施例では、外側のリンク部材
に設けた操作片をクリックゴムに弾接させているが、同
様の操作片を内側のリンク部材に設けたり、クリックゴ
ム以外の弾性部材で両リンク部材を上方へ付勢してもよ
い。 【0025】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1のリンク部材の両脚片の内側に第2のリンク部材の
両脚片を配置すると共に、これら第1および第2のリン
ク部材の各脚片の中央部をX字状に交差させて回動可能
に連結し、このようにX字状に連結された第1および第
2のリンク部材の両支持軸に支持したキートップが弾性
部材によって上方へ付勢されているため、キートップの
昇降動作を安定させることができ、しかも、内側に配置
された第2のリンク部材の両脚片の先端が外側に配置さ
れた第1のリンク部材の支持軸に当接しないように、第
1のリンク部材の両脚片の全長を第2のリンク部材の両
脚片の全長に比べて長く設定したため、キートップを最
下降位置まで押し込んだ時、第1および第2のリンク部
材の各脚片が真横(水平)に倒れるまで折り畳むことが
でき、その分、押釦スイッチの薄型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係る押釦スイッチのオフ状
態の断面図である。 【図2】該押釦スイッチのオン状態の断面図である。 【図3】該押釦スイッチに備えられるハウジングの平面
図である。 【図4】該ハウジングの側面図である。 【図5】図1の押釦スイッチに組み込まれるキートップ
保持体の斜視図である。 【図6】該キートップ保持体の分解斜視図である。 【図7】該キートップ保持体の動作説明図である。 【図8】従来の押釦スイッチを示す断面図である。 【符号の説明】 15 支持板 16 メンブレンスイッチ(スイッチ素子) 22 ハウジング 22a 開口部 22b,22c 脚片収納孔 22d,22e 係合凹部 23 キートップ 24 クリックゴム(弾性部材) 25 キートップ保持体 26,27 リンク部材 28,31 支持軸 29 外部脚片 29a,32a 係合突起 32 内部脚片
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−290673(JP,A) 特開 平6−36647(JP,A) 特開 昭63−285828(JP,A) 実開 平4−76224(JP,U) 特許3139580(JP,B2) 特許2846526(JP,B2) 特許3142647(JP,B2) 特許3195298(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 13/00 - 13/76 H01H 3/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 支持軸の両端から一対の脚片を互いに平
    行に延出させた第1のリンク部材と、支持軸の両端から
    一対の脚片を互いに平行に延出させた第2のリンク部材
    とを備え、前記第1および第2のリンク部材の各脚片の
    中央部をX字状に交差させて回動可能に連結すると共
    に、これら第1および第2のリンク部材の両支持軸に弾
    性部材によって上方へ付勢されたキートップを支持し、
    このキートップの昇降動作によってスイッチ素子の接点
    の切り換えが行われる押釦スイッチにおいて、 前記第1のリンク部材の両脚片の内側に前記第2のリン
    ク部材の両脚片を配置すると共に、前記第2のリンク部
    材の両脚片の先端が前記第1のリンク部材の支持軸に当
    接しないように、 前記第1のリンク部材の両脚片の全長
    を前記第2のリンク部材の両脚片の全長に比べて長く設
    定し、前記キートップを最下降位置まで押し込んだ時、
    前記第1および第2のリンク部材の各脚片の交差角度が
    略水平状態となるように構成したことを特徴とする押釦
    スイッチ。
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