JP3795271B2 - 押しボタンスイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、押しボタンスイッチに関し、さらに詳しくは、エレベータの乗り場壁面に取り付けられるエレベータ用の上方向あるいは下方向指示スイッチなどに好適な押しボタンスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来のエレベータ用の押しボタンスイッチの取り付け状態の断面図であり、図9は、押しボタンスイッチの分解斜視図である。
【0003】
30はボタン孔を有するフランジ部、31はフランジ部30の裏面側に取り付けられる配線基板であり、この配線基板31には、LED32、遮光板33およびスイッチ部34が実装されており、その上方には、復帰バネ35を介して操作部としての操作プランジャ36が、組み込まれており、操作プランジャ36の上端には、キャップ37が取り付けられて照光式の押しボタンスイッチが構成されている。
【0004】
キャップ37を介して押圧操作される操作プランジャ36は、四カ所の隅部から円筒状の操作杆36aが下方に延出されるとともに、両側二カ所から脚部36bが下方に延出されており、この脚部36bの先端に形成された爪によってフランジ部30に係合させて取り付けられる。
【0005】
配線基板31には、4箇所の操作杆36aに個別的に対応する位置に、上述のスイッチ部34が配設されており、操作プランジャ36を押圧操作することにより、操作プランジャ36が下方変位して前記いずれかの操作杆36aが、ゴム38を押圧し、ゴム38の下面の導電部39が、配線基板31の電極40に圧接されて接点をオンし、LED32が点灯してキャップ37が照らされるとともに、スイッチ出力が外部に与えられるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来例の押しボタンスイッチでは、操作プランジャ36の変位を、フランジ部30の壁面でガイドする構成であるために、ガイド長さを短くして薄型化を図ろうとすると、操作プランジャ36の端を押圧操作した場合に、片押し(隅押し)状態となって操作プランジャ36が傾斜して下方変位することになって操作感触に劣るとともに、片押しに対応できるように4箇所にスイッチ部34を設ける必要がある。また、操作のクリック感を、スイッチ部34を構成するゴム38によって得るものであるために、十分なクリック感を得るのが困難であるといった難点がある。
【0007】
本発明は、上述の点に鑑みて為されたものであって、薄型化を図るとともに、操作プランジャが傾斜して変位することなく、また、クリック感を十分に得ることができるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために、次のように構成している。
【0009】
すなわち、本発明の押しボタンスイッチは、操作プランジャを押圧操作することによって、ベース部材に配設されたスイッチ本体を作動させる押しボタンスイッチであって、一端側が前記ベース部材に保持されるとともに、他端側が前記操作プランジャに連結された第1のレバーと、一端側が前記ベース部材に保持されるとともに、他端側が前記操作プランジャに連結された第2のレバーとを備え、前記第1,第2のレバーの中間部を交差状に組み合わせて前記他端側を、前記一端側に対して平行状態で前記操作方向に沿って変位可能とし、一方のレバーには、前記操作プランジャの変位によって弾性変形されるバネ部材を設け、前記第1,第2の各レバーは、第1〜第4のアーム部が連続して大略矩形状にそれぞれ形成され、前記一端側が第1のアーム部とされるとともに、前記他端側が、前記第1のアーム部に対向する第3のアーム部とされ、前記両レバーは、一方のレバーの第3のアーム部が、他方のレバーの第1のアーム部と第3のアーム部との間に位置するように第2,第4のアーム部の中間部で交差状に組み合わされるとともに、復帰バネによって前記押圧操作に抗するように復帰付勢され、前記操作プランジャは、前記両レバーの前記第3のアーム部に着脱自在に連結されて前記第3のアーム部の昇降によって操作方向に沿って変位し、前記ベース部材は、組み合わされた前記両レバーで区画される領域内に、照光用光源が実装された配線基板を着脱自在に収納する収納部を備え、前記配線基板の裏面に、前記スイッチ本体としてのリーフスイッチを実装し、該リーフスイッチの操作片を前記第1または第2のいずれかのレバーの前記第3のアーム部で操作するものである。
【0010】
本発明によると、第1,第2のレバーによって平行運動機構が構成され、操作プランジャが連結された前記両レバーの他端側が、ベース部材に保持された一端側に対して平行状態で操作方向に沿って変位可能とされるので、薄型化を図ることができるとともに、操作プランジャを片押ししても傾斜することなく変位することになる。また、操作プランジャの変位によって弾性変形されるバネ部材を設けているので、良好なクリック感を得ることができる。しかも、各レバーは、第1〜第4のアーム部が連続した大略矩形状であるので、十分な強度を確保できるとともに、組み合わせた矩形の両レバーで区画される領域内の空間を有効に利用して照光用光源が実装された配線基板を配置することができ、照光面の大きな押しボタンスイッチを得ることができる。また、操作プランジャおよび配線基板は、着脱自在であるので、メンテナンス性に優れたものとなる。更に、配線基板の裏面に、リーフスイッチを実装するので、配線基板の両面を有効に利用して小型化を図ることができ、また、前記両レバーは復帰付勢されているので、リーフスイッチの操作片を第3のアーム部の上に位置させて復帰時には、接点をオフさせ、押圧操作時には接点をオンさせることができる。
【0015】
さらに、本発明の好ましい一実施態様においては、前記バネ部材は、前記一方のレバーの前記第1のアーム部と他方のレバーの第3のアーム部との間に介装されるとともに、操作プランジャの押圧操作に伴う第3のアーム部の変位によって前記バネ部材の付勢方向が反転するものである。
【0016】
本発明によると、操作プランジャの押圧操作に伴う第3のアーム部の変位によってバネ部材の付勢方向が反転するので、良好なクリック感を得ることができる。
【0017】
また、本発明の他の実施態様においては、前記ベース部材には、押圧操作される前記操作プランジャの下端を受けて消音する消音部材を設けている。
【0018】
本発明によると、押圧操作時に、操作プランジャの下端がシャーシと衝突する際の衝突音を消音できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の態様を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1は、本発明の一つの実施の形態に係る押しボタンスイッチの取り付け状態の断面図であり、図2は、この押しボタンスイッチの分解斜視図である。
【0022】
この実施の形態の押しボタンスイッチ1は、エレベータの乗り場壁面に取り付けられるエレベータ用の上方向あるいは下方向指示スイッチとして用いられる照光式の押しボタンスイッチである。
【0023】
この押しボタンスイッチ1は、基本的には、上端にキャップ2が取り付けられた操作プランジャ3と、この操作プランジャ3を傾斜することなく操作方向(図1の上下方向)に沿って変位させる後述のリンク機構4と、チップLED5が表面に実装されるとともに、裏面にスイッチ本体としてのリーフスイッチ6が実装された配線基板7と、この配線基板7および上述のリンク機構4などを収納するベース部材8とを備えている。
【0024】
操作プランジャ3は、チップLED5からの光でキャップ2を照らすように矩形の開口9を有しており、この開口9の上部に粘着テープ10によってキャップ2が取り付けられる。この操作プランジャ3の下面側の隅部の四カ所にはリンク機構4を構成する後述の第1,第2のレバー12,13に着脱自在に嵌合連結するための嵌合凹部3aが延出形成されるとともに、この押しボタンスイッチ1が取り付けられる図1に示されるフランジ部11に係合して操作プランジャ3が上方へ抜け出すのを防止する抜け止め用爪3bが二カ所ずつ両側(図2では一方のみ示されている)にそれぞれ形成されている。
【0025】
操作プランジャ3を、傾斜させることなく、操作方向に沿って変位させるリンク機構4は、第1,第2のレバー12,13と、これらレバー12,13を上方へ復帰付勢する二つの復帰バネ14と、押圧操作時のクリック感を得るためのワイヤ状の感触用バネ15とを備えている。各レバー12,13は、図3にも示されるように、第1〜第4のアーム部121〜124,131〜134が連続する大略矩形状に形成されており、第1のレバー12の一端側である第1のアーム部121が、矩形のベース部材8の一辺側に摺動および回動可能に収納保持され、他端側である断面円形の第3のアーム部123が、操作プランジャ3の嵌合凹部3aに嵌合連結され、また、第2のレバー13の一端側である第1のアーム部131がベース部材8の対向辺側に摺動および回動可能に収納保持され、他端側である断面円形の第3のアーム部133が、操作プランジャ3の嵌合凹部3aに嵌合連結される。
【0026】
第1のレバー12の互いに対向する第2,第4のアーム部122,124には、その中間位置に内方へ突出する係合突起122a,124aが形成される一方(図3では一方のみ示されている)、第2のレバー13の互いに対向する第2,第4のアーム部132,134には、その中間位置に、多少の横方向の摺動を許容できるように横方向に長い係合穴132a,134aが形成され、この第2のレバー13の係合穴132a,134aに、第1のレバー12の係合突起122a,124aをそれぞれ係合させることにより、両レバー12,13が、交差状に組み合わせ連結される。この連結状態では、第1のレバー12の第3のアーム部123が、第2のレバー13の第2および第4のアーム部132,134の凹所132b,134bに受け止められ、第2のレバー13の第3のアーム部133が第1のレバー12の第1のアーム部121よりも内側に位置することになる。
【0027】
第1のレバー12の互いに対向する第2,第4のアーム部122,124の中間部の外側位置には、下方が開放した保持壁122b,124bが形成されるとともに、その上壁の下面には、ベース部材8の底面に形成された図2に示される保持用突起8aとの間で復帰バネ14を保持するための保持用突起122c,124cが形成されている(図では一方のみ示されている)。また、第1のレバー12の第2,第4のアーム部122,124の第3のアーム部123側の端部には、後述のようにして第2のレバー13との間で、感触用バネ15を保持するために、この感触用バネ15の両端を受けるバネ受け部122d,124dが形成されている。
【0028】
また、第1のレバー12の第3のアーム部123の軸方向の両端部には、環状の消音用のゴム16が挿着される突起123aが形成されている。この消音用のゴム16は、第1,第2のレバー12,13の第2のアーム部122,132,第4のアーム部124,134が、復帰バネ14の付勢力で復帰する際に、フランジ部11に直接衝突することによる衝突音を消音するものである。
【0029】
第2のレバー13の第3のアーム部133の中央位置には、リーフスイッチ6の舌片状の操作片17を受ける凹所133aが形成されている。この第2のレバー13の第2,第4のアーム部132,134には、第1のレバー12の第3のアーム部123の両端を受けるための上述の凹所132b,134bが形成されている。第2のレバー13の第1のアーム部131の内側の中央位置には、感触用バネ15の中間部を保持するための保持用突起131a,131bが、上下に形成されており、上側の突起131aとその両側の下側の突起131bとによってワイヤ状の感触用バネ15を保持するように構成されている。
【0030】
また、第2のレバー13の第3のアーム部133の軸方向の両端部には、環状の消音用のゴム18が挿着される突起133bが形成されている。
【0031】
この第1,第2のレバー12,13が第2,第4のアーム部122,124;132,134で連結されて復帰バネ14と共にベース部材8に組み込まれる。このとき、第1のレバー12の第1のアーム部121および第2のレバー13の第1のアーム部131は、図1に示されるようにベース部材8のコの字状の収納部で操作方向(上下方向)の変位は阻止され、水平方向の摺動および回動が若干許容されるのみであるのに対して、操作プランジャ3の下端に嵌合連結された第1のレバー12の第3のアーム部123および第2のレバー13の第3のアーム部133は、操作方向に沿う変位、すなわち、昇降が許容され、復帰バネ14による復帰位置が、前記第3のアーム部123,133に当接するベース部材8の第1,第3の仕切り壁81,83に形成された規制突起81a,83aによって規制されるようになっている。
【0032】
この第1,第2のレバー12,13からなるリンク機構4では、ベース部材8に保持された両レバー12,13の第1のアーム部121,131に対して、操作プランジャ3に嵌合連結された第3のアーム部123,133は、平行状態を維持しながら上下方向に変位可能な平行運動を行うものであり、これによって、操作プランジャ3は、ベース部材8に対して平行に傾くことなく操作方向に沿って変位することになる。
【0033】
したがって、薄型化を図ることができるとともに、操作プランジャ3を片押ししても傾くことなく操作方向に沿って変位することになり、良好な操作感触を得ることができる。
【0034】
上方が開放されたベース部材8には、その中央位置に、第1〜第4の4つの仕切り壁81〜84が立設されて矩形の収納部19が構成されており、この収納部19に、裏面側にリーフスイッチ6、表面側にチップLED5が実装された矩形の配線基板7が収納保持されるようになっている。第2,第4の仕切り壁82,84の上端の内側には、配線基板7を収納部19内に保持する保持突起82a,84aが形成されている(図2では一方のみ示されている)。上述の第1,第2のレバー12,13は、この4つの仕切り壁81〜84とその外側の周壁8bとの間に配置される。第1,第3の仕切り壁81,83の上端の外側には、復帰バネ14によって上方へ復帰付勢されている第1のレバー12の第3のアーム部123および第2のレバー13の第3のアーム部133の復帰位置を規制する上述の規制突起81a,83aが二カ所ずつ形成されている。また、第3の仕切り壁83の中央部には、収納部19に配置されたリーフスイッチ6の操作片17を、収納部外に延出して第2のレバー13の第3のアーム部133で受けることができるように、切欠20が形成されている。
【0035】
このベース部材8の四カ所の隅部の上端には、第1のレバー12の第1のアーム部121および第2のレバー13の第1のアーム部131の上方への変位を規制する規制部8cが形成されている。
【0036】
このベース部材8の両側には、当該押しボタンスイッチ1をフランジ部11に取り付けるためネジ孔21がそれぞれ2つずつ形成されている。
【0037】
このベース部材21の底面には、操作プランジャ3の抜け止め用爪3bが形成された両側の舌片3c(図2では一方のみ示されている)に対応する位置に逃がしのための切欠22が形成されており、この切欠22に対応する位置には、消音用のゴムシート23が設けられており、このゴムシート23によって、操作プランジャ3の押圧操作時に、操作プランジャ3の舌片3cが、図示しないシャーシに直接衝突することによる衝突音を消音するものである。
【0038】
感触用バネ15は、第1のレバー12の第3のアーム部123と第2のレバー13の第1のアーム部131との間に、図4に示されるように保持されており、復帰位置(初期位置)では、図5(a)に示されるように感触用バネ15は、第3のアーム部123の下方への変位に抗するように付勢しており、操作プランジャ3を押圧操作して第3のアーム部123が下方へ変位するに従ってその付勢力は増大し、図5(b)に示されるように、第3のアーム部123と第1のアーム部131とが最も近接した中間位置でその付勢力が最大となり、その中間位置を越えて下方へ変位すると、図5(c)に示されるように感触用バネ15の付勢力は、第3のアーム部123を下方へ変位させる方向に反転作用することになり、これによって、良好なクリック感を得ることが可能となる。
【0039】
図6は、操作感触を説明するためのストロークと荷重との関係を示す特性図であり、感触用バネ15は、破線Aで示されるように操作プランジャ3の押圧操作によって所定の中間位置で反転作用し、仮想線Bで示されるように押圧操作に応じて付勢力が増大する復帰バネ14とを合成すると、実線Cで示される特性となり、良好なクリック感を得ることができる。
【0040】
リーフスイッチ6は、内部に固定接点24と可動接点25とを備えており、通常は、接点がオンしており、可動接点25が設けられている操作片17が外部に延出されて第2のレバー13の第3のアーム部133の中央部の凹所133aに受け止め支持されており、この第3のアーム部133は、復帰バネ14によって上方に復帰付勢されて復帰位置にあり、この復帰位置においては、操作片17が上方へ持ち上げられて可動接点25が固定接点24から離間したオフ状態となっている。
【0041】
この復帰位置にある初期状態から操作プランジャ3を押圧操作すると、上述の図5に示されるように、操作プランジャ3の下端に嵌合連結された第1のレバー12の第3のアーム部123と第2のレバー13の第3のアーム部133とが、両レバー12,13の第1のアーム部121,131に対して平行状態を保ちながら、すなわち、操作プランジャ3がベース部材8に対して平行状態を保ちながら下方へ変位し、これによって、リーフスイッチ6の操作片17も下方へ変位して所定の位置に達すると、操作片17に設けられている可動接点25が固定接点24に圧接してオンし、これによって、配線基板7の上面のLEDチップ5が点灯するとともに、外部に出力を与えるようになっており、操作プランジャ3の押圧操作を解除すると、復帰バネ14の付勢力で復帰位置に戻り、リーフスイッチ6もオフすることになる。
【0042】
上述のように、操作プランジャ3は、第1,第2のレバー12,13に、嵌合凹部3aを介して着脱自在に連結されるとともに、配線基板7は、ベース部材8の収納部19に、保持突起82a,84aを介し着脱自在に収納保持され、さらに、配線基板7の裏面側に実装されたリーフスイッチ6の操作片17は、第2のレバー13の上に配置されるので、上方から操作プランジャ3および配線基板7を、容易に着脱できることになり、チップLED5やリーフスイッチ6の交換などのメンテナンス性に優れたものである。
【0043】
(その他の実施の形態)
なお、上述の実施の形態では、感触用バネ15を、ワイヤ状としたけれども、圧縮コイルバネであってもよく、また、上述の実施の形態では、第3のアーム部と第1のアーム部との間に、感触用バネ15を設けたけれども、本発明の他の実施の形態として、例えば、図7に示されるように、第3のアーム部123とベース部材8に立設した受け部8eとの間に圧縮コイルバネ26を設けてもよい。
【0044】
上述の実施の形態では、第1,第2のレバー12,13は、矩形状に連続していたけれども、レバーの一部が不連続であってもよく、また、矩形状以外であってもよい。
【0045】
上述の実施の形態では、リーフスイッチを用いたけれども、リーフスイッチに代えてマイクロスイッチやその他のスイッチを用いてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、第1,第2のレバーによって平行運動機構が構成されるので、薄型でありながら操作プランジャを片押ししても傾斜することなく変位することになる。また、操作プランジャの変位によって弾性変形されるバネ部材を設けているので、良好なクリック感を得ることができる。
【0047】
さらに、各レバーは、連続した大略矩形状であるので、十分な強度を確保できるとともに、組み合わせた矩形の両レバーで区画される領域内の空間を有効に利用して照光用光源が実装された配線基板を配置することができ、照光面の大きな押しボタンスイッチを得ることができる。また、操作プランジャおよび配線基板は、着脱自在であるので、メンテナンス性に優れたものとなり、さらに、配線基板の両面を有効に利用して小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係る押しボタンスイッチの取り付け状態を示す断面図である。
【図2】図1の押しボタンスイッチの分解斜視図である。
【図3】図2のリンク機構の分解斜視図である。
【図4】感触用バネの取り付け状態を示す斜視図である。
【図5】動作状態を示す要部の断面図である。
【図6】ストロークと荷重との関係を示す特性図である。
【図7】本発明の他の実施の形態の断面図である。
【図8】従来例の断面図である。
【図9】従来例の分解斜視図である。
【符号の説明】
3 操作プランジャ
5 チップLED
6 リーフスイッチ
7 配線基板
8 ベース部材
12 第1のレバー
13 第2のレバー
14 復帰バネ
15 感触用バネ
17 操作片
Claims (3)
- 操作プランジャを押圧操作することによって、ベース部材に配設されたスイッチ本体を作動させる押しボタンスイッチであって、
一端側が前記ベース部材に保持されるとともに、他端側が前記操作プランジャに連結された第1のレバーと、一端側が前記ベース部材に保持されるとともに、他端側が前記操作プランジャに連結された第2のレバーとを備え、
前記第1,第2のレバーの中間部を交差状に組み合わせて前記他端側を、前記一端側に対して平行状態で前記操作方向に沿って変位可能とし、一方のレバーには、前記操作プランジャの変位によって弾性変形されるバネ部材を設け、
前記第1,第2の各レバーは、第1〜第4のアーム部が連続して大略矩形状にそれぞれ形成され、前記一端側が第1のアーム部とされるとともに、前記他端側が、前記第1のアーム部に対向する第3のアーム部とされ、
前記両レバーは、一方のレバーの第3のアーム部が、他方のレバーの第1のアーム部と第3のアーム部との間に位置するように第2,第4のアーム部の中間部で交差状に組み合わされるとともに、復帰バネによって前記押圧操作に抗するように復帰付勢され、
前記操作プランジャは、前記両レバーの前記第3のアーム部に着脱自在に連結されて前記第3のアーム部の昇降によって操作方向に沿って変位し、
前記ベース部材は、組み合わされた前記両レバーで区画される領域内に、照光用光源が実装された配線基板を着脱自在に収納する収納部を備え、
前記配線基板の裏面に、前記スイッチ本体としてのリーフスイッチを実装し、該リーフスイッチの操作片を前記第1または第2のいずれかのレバーの前記第3のアーム部で操作することを特徴とする押しボタンスイッチ。 - 前記バネ部材は、前記一方のレバーの前記第1のアーム部と他方のレバーの第3のアーム部との間に介装されるとともに、操作プランジャの押圧操作に伴う第3のアーム部の変位によって前記バネ部材の付勢方向が反転する請求項1記載の押しボタンスイッチ。
- 前記ベース部材には、押圧操作される前記操作プランジャの下端を受けて消音する消音部材を設けた請求項1または2に記載の押しボタンスイッチ。
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