JP5276597B2 - 作業車両の変速制御装置および方法 - Google Patents

作業車両の変速制御装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は、作業機を備え、エンジンの出力が、トルクコンバータあるいはロックアップクラッチ、トランスミッションを介して走行体に伝達され、車速の低下に応じて、トランスミッションの速度段を高速の速度段から低速の速度段に変速するようにした作業車両の変速制御装置および方法に関するものである。
ブルドーザは、作業機と、エンジンと、動力伝達装置と、走行体とを持つ。動力伝達装置は、ロックアップクラッチ付トルクコンバータとトランスミッションとを有し、エンジンの出力が、ロックアップクラッチ付トルクコンバータのトルクコンバータあるいはロックアップクラッチ、トランスミッションを介して走行体に伝達される。ブルドーザは、更に、車速の低下に応じて、トランスミッションの速度段を高速の速度段から低速の速度段に変速する変速制御装置を備えている。走行体は、履帯で構成されている。ロックアップクラッチ付トルクコンバータは、エンジンとトランスミッションとの間に設けられている。ロックアップクラッチ付トルクコンバータのトルクコンバータは、履帯に負荷、つまり履帯の回転を妨げる力が作用した場合に、負荷の変化に応じて、自動的に無段階にトランスミッションに伝えるトルクを変えて、履帯の駆動力を変化させるものである。トルクコンバータにより、履帯が回転できないような負荷がかかった場合でも、エンジンの回転変動を少なくすることができ、エンジン停止(エンスト)を防止できる。
ロックアップクラッチ付トルクコンバータのロックアップクラッチは、エンジンとトランスミッションとの間にあってロックアップクラッチ付トルクコンバータのトルクコンバータと並列に設けられている。ロックアップクラッチは、トルクコンバータにおける動力損失をカバーするために、トルクコンバータの特性を必要としない速度域で、トルクコンバータのポンプとタービンを直結してロックアップ状態(クラッチ係合状態)にするものである。本明細書では、ロックアップクラッチがオンされ、ロックアップクラッチが係合されている状態のことをロックアップ状態といい、ロックアップクラッチがオフされ、ロックアップクラッチが開放されトルクコンバータ内の流体を介して動力が伝達されている状態のことをトルコン状態というものとする。
ブルドーザでは、ロックアップクラッチが、条件に応じて自動的に作動される。すなわち、ロックアップクラッチは、条件に応じて自動的にオン(係合動作)、オフ(開放動作)する。
トランスミッションは、進もうとする方向、必要とする駆動力、必要とする速度(車速)に応じて、前進クラッチF、後進クラッチR、各速度段クラッチつまり1速1st、2速2nd、3速3rdを選択的に係合動作、開放動作するものである。
ブルドーザの運転室には、前後進選択操作レバーと、変速レバーとが備えられている。前後進選択操作レバー、変速レバーの操作によって、前進F、後進R、1速、2速、3速速の各速度段を含むシフトレンジが選択可能となっている。
たとえば前後進選択操作レバー、変速レバーが「前進」、「2速」の位置に操作されたときは、変速制御装置では、前後進選択操作レバー、変速レバーが他の位置に操作されない限りは、この前進の2速速度段を最高速度段にして自動変速が行われる。
シフトレンジ「2速」選択時におけるブルドーザで典型的な変速パターンは、以下のとおりである。
・変速パターン1;車速の低下に応じて、2速のロックアップ状態から2速のトルコン状態に変速し、2速のトルコン状態から1速のロックアップ状態に変速し、1速のロックアップ状態から1速のトルコン状態に変速する。
・変速パターン2;車速の低下に応じて、2速のロックアップ状態から1速のロックアップ状態に変速し、1速のロックアップ状態から1速のトルコン状態に変速する。
上記いずれの変速パターンでも、2速から1速に変速する際には、ロックアップ状態になる。
ブルドーザは、ブレードなどの作業機によって地山を押土しながら掘削作業を行う。かかる掘削作業時には、低速で大きな駆動力(けん引力)が必要とされる作業が大半を占めていることから、通常、変速レバーによって「2速」のシフトレンジに操作されて作業が行なわれる。そして、上記変速パターンに従って変速が行われる。
地山に突入するときなど、非常に大きな駆動力(牽引力)を必要とする重掘削時には、2速から、1速のロックアップ状態を経て1速のトルコン状態にシフトダウンされる。
ロックアップ状態では、ロックアップクラッチ付トルクコンバータにおけるトルクの伝達効率がよく、エンジンの燃料消費量も少なくできることから、必要な牽引力が得られエンストしない範囲で出来る限りロックアップ状態にして作業を行なわせることが望まれる。
上記変速パターンを採用すれば、2速から1速にシフトダウンする際にロックアップ状態になり、つぎに1速のトルコン状態に変速するまでの間は1速のロックアップ状態で作業を行なえることから、この要請に応えることができる。
下記特許文献1には、ブルドーザにおいて、ロックアップクラッチ付トルクコンバータを備え、負荷の大きさに応じて最適な速度段が得られるように変速を制御するとともに、負荷に応じて最適な牽引力が得られるようにロックアッククラッチをオンオフ制御するという発明が記載されている。
日本国特開平05−93429号公報
2速から1速に変速する際に車体にかかる負荷の増加が緩やかである場合には、特に問題はないものの、例えば作業機が大きな積土に突っ込んだ場合など、2速から1速に変速する際に車体にかかる負荷が急増すると、1速のロックアップ状態に変速しても極めて短時間で1速のトルコン状態に移行することになる。このとき車体では2段の連続した変速ショック、つまり2速から1速のロックアップ状態移行時の変速ショックとこれに続く1速のロックアップ状態から1速のトルコン状態移行時のショックが発生する。この2段の変速ショックは、車体に悪影響を与えるのみならずオペレータに不快感を与えることから、これを抑制することが必要である。
また、車体にかかる負荷が急増した状態で1速のロックアップ状態に移行すると、車体が殆ど停止している状態で急負荷がエンジンに直接作用することから、エンジン回転数が急激に落ち込み、トルクが低下することとなる。このため、その後に1速のトルコン状態に移行したとしてもエンジン回転数の落ち込みおよびトルクの低下は、迅速には回復せず、車体(走行体、足回り)が十分な牽引力を発生しないまま減速して、やはり変速ショックが生じたり、場合によってはエンストに至るおそれがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、できる限りロックアップ状態のまま効率および燃費が良い状態で作業を行なわせるようにしつつ、車体に急激な負荷がかかり高速から低速の速度段に急速に変速する際のショックおよび低速の速度段におけるエンジン回転数の落ち込みおよびトルクの低下を抑制することを解決課題とするものである。
第1発明は、エンジンと、走行体と、動力伝達装置とを備え、車速の低下に応じて、トランスミッションの速度段を高速の速度段から低速の速度段に変速するようにした作業車両の変速制御装置であって、負荷増加率演算手段と、変速制御手段とを備える。動力伝達装置は、トルクコンバータとロックアップクラッチとトランスミッションとを有し、エンジンの出力が、トルクコンバータあるいはロックアップクラッチ、トランスミッションを介して走行体に伝達される。負荷増加率演算手段は、作業車両にかかる負荷の増加率を演算する。変速制御手段は、高速の速度段から低速の速度段に変速する際に、負荷増加率が負荷増加率しきい値よりも小さい場合には、ロックアップクラッチを開放したトルコン状態且つ高速の速度段から、ロックアップクラッチを係合したロックアップ状態にして低速の速度段に変速する。また、変速制御手段は、高速の速度段から低速の速度段に変速する際に、負荷増加率が負荷増加率しきい値以上である場合には、ロックアップクラッチを開放したトルコン状態且つ高速の速度段から、ロックアップクラッチを開放したままのトルコン状態低速の速度段に変速する。
第2発明は、エンジンと、走行体と、動力伝達装置とを備え、車速の低下に応じて、トランスミッションの速度段を高速の速度段から低速の速度段に変速するようにした作業車両の変速制御装置であって、加速度検知手段と、変速制御手段とを備える。動力伝達装置は、トルクコンバータとロックアップクラッチとトランスミッションとを有し、エンジンの出力が、トルクコンバータあるいはロックアップクラッチ、トランスミッションを介して走行体に伝達される。加速度検知手段は、作業車両の速度の減少率を検知する。変速制御手段は、高速の速度段から低速の速度段に変速する際に、車速減少率が車速減少率しきい値よりも小さい場合には、ロックアップクラッチを開放したトルコン状態且つ高速の速度段から、ロックアップクラッチを係合したロックアップ状態にして低速の速度段に変速する。また、変速制御手段は、高速の速度段から低速の速度段に変速する際に、車速減少率が車速減少率しきい値以上である場合には、ロックアップクラッチを開放したトルコン状態且つ高速の速度段から、ロックアップクラッチを開放したままのトルコン状態低速の速度段に変速する。
第3発明は、第1発明において、変速制御手段は、2速から1速に変速する際に、負荷増加率が負荷増加率しきい値よりも小さい場合には、2速のトルコン状態から、1速のロックアップ状態に変速する。また、変速制御手段は、2速から1速に変速する際に、負荷増加率が負荷増加率しきい値以上である場合には、2速のトルコン状態から、1速のトルコン状態に変速する。
第4発明は、第2発明において、変速制御手段は、2速から1速に変速する際に、車速減少率が車速減少率しきい値よりも小さい場合には、2速のトルコン状態から、1速のロックアップ状態に変速する。また、変速制御手段は、2速から1速に変速する際に、車速減少率が車速減少率しきい値以上である場合には、2速のトルコン状態から、1速のトルコン状態に変速する。
第5発明は、エンジンの出力が、トルクコンバータあるいはロックアップクラッチ、トランスミッションを介して走行体に伝達され、車速の低下に応じて、トランスミッションの速度段を高速の速度段から低速の速度段に変速するようにした作業車両の変速制御方法であって、作業車両の負荷の増加率を求めるステップと、高速の速度段から低速の速度段に変速する際に、作業車両にかかる負荷の増加率が負荷増加率しきい値よりも小さい場合には、ロックアップクラッチを開放したトルコン状態且つ高速の速度段から、ロックアップクラッチを係合したロックアップ状態にして低速の速度段に変速し、高速の速度段から低速の速度段に変速する際に、作業車両にかかる負荷の増加率が負荷増加率しきい値以上である場合には、ロックアップクラッチを開放したトルコン状態且つ高速の速度段から、ロックアップクラッチを開放したままのトルコン状態低速の速度段に変速するステップとを有する。
第6発明は、エンジンの出力が、トルクコンバータあるいはロックアップクラッチ、トランスミッションを介して走行体に伝達され、車速の低下に応じて、トランスミッションの速度段を高速の速度段から低速の速度段に変速するようにした作業車両の変速制御方法であって、作業車両の速度の減少率を求めるステップと、高速の速度段から低速の速度段に変速する際に、作業車両の速度の減少率が車速減少率しきい値よりも小さい場合には、ロックアップクラッチを開放したトルコン状態且つ高速の速度段から、ロックアップクラッチを係合したロックアップ状態にして低速の速度段に変速し、高速の速度段から低速の速度段に変速する際に、作業車両の速度の減少率が車速減少率しきい値以上である場合には、ロックアップクラッチを開放したトルコン状態且つ高速の速度段から、ロックアップクラッチを開放したままのトルコン状態低速の速度段に変速するステップとを有する。
実施例の作業車両の変速制御装置の構成を示すブロック図であり、ブルドーザの構成を、本発明に係る部分について示した図である。 コントローラで行われる処理の手順を示すフローチャートである。 車体速度と牽引力(負荷)の関係を示した図である。 コントローラの内部構成を本発明に係る部分について示したブロック図である。 図5(a)〜(l)は、実施例の効果を検証するための実験を行い、その実験データをタイミングチャートで示した図である。
1 作業車両、2 作業機、3 エンジン、4b トルクコンバータ、4a ロックアップクラッチ、4 ロックアップクラッチ付トルクコンバータ、5 走行体(履帯)、6 トランスミッション、10 動力伝達装置、20 コントローラ、21 負荷増加率演算手段(加速度検知手段)、22 変速制御手段
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、実施形態の作業車両の変速制御装置の構成を示すブロックであり、ブルドーザの構成を、本発明に係る部分について示している。
同図1に示すように、本実施例の装置は、ブレードを含む作業機2と、ディーゼルエンジンからなるエンジン3と、履帯からなる走行体5と、動力伝達装置10と、変速制御装置としてのコントローラ20とを含んで構成されている。動力伝達装置10は、ロックアップクラッチ付トルクコンバータ4とトランスミッション6とを有し、エンジン3の出力がロックアップクラッチ付トルクコンバータ4のロックアップクラッチ4aまたはトルクコンバータ4bを介して走行体5に伝達される。コントローラ20は、車速Vの低下に応じて、トランスミッション6の速度段を高速の速度段から低速の速度段に変速する。
同図1に示すように、作業車両1のエンジン3から履帯5までの駆動力伝達装置10には、パワー・テークオフ(PTO)7、ロックアップクラッチ付トルクコンバータ4、前進クラッチF、後進クラッチR、各速度段クラッチ1st、2nd、3rdを有したトランスミッション6、終減速装置8、スプロケット9が設けられている。作業車両1のエンジン3の出力軸は、パワー・テークオフ7に連結されている。パワー・テークオフ7は、ロックアップクラッチ付トルクコンバータ4のトルクコンバータ4bのポンプおよびロックアップクラッチ4aに連結されているとともに、油圧ポンプ11に連結されている。
エンジン3の出力(トルク)の一部は、パワー・テークオフ7、ロックアップクラッチ付トルクコンバータ4のロックアップクラッチ4aまたはトルクコンバータ4bのポンプおよびタービン、トランスミッション6、終減速装置8、スプロケット9を介して履帯5に伝達される。また、エンジン3の出力の残りは、パワー・テークオフ7を介して油圧ポンプ11に伝達される。これにより油圧ポンプ11が駆動され、油圧ポンプ11から吐出された作動油が図示しない操作弁を介して、図示しないリフトシリンダなどとして構成された油圧アクチュエータに伝達され、ブレードなどの作業機2が作動される。
ロックアップクラッチ付トルクコンバータ4は、エンジン3とトランスミッション6との間に設けられている。ロックアップクラッチ付トルクコンバータ4のトルクコンバータ4bは、履帯5に負荷、つまり履帯5の回転を妨げる力が作用した場合に、負荷の変化に応じて、自動的に無段階にトランスミッション6に伝えるトルクを変えて、履帯5の駆動力を変化させるものである。トルクコンバータ4bにより、履帯5が回転できないような負荷がかかった場合でも、エンジン3の回転変動を少なくすることができ、エンジン停止(エンスト)を防止できる。トルクコンバータ4bの性能特性である速度比eに対するトルク比Etの特性は、コントローラ20に記憶されている。ここで、速度比eとは、トルクコンバータ4bの入力回転数Neに対するトルクコンバータ4bの出力回転数Ntの比である。また、トルク比Etとは、トルクコンバータ4bの入力トルクTtiに対するトルクコンバータ4bの出力トルクTtoの比である。なお、入力回転数Neは、エンジン回転センサ33で検出されるエンジン回転数Neと同じであり、出力回転数Ntはトルコン出力回転センサ34により検出される。
ロックアップクラッチ付トルクコンバータ4のロックアップクラッチ4aは、エンジン3とトランスミッション6との間にあってロックアップクラッチ付トルクコンバータ4のトルクコンバータ4bと並列に設けられている。ロックアップクラッチ4aは、トルクコンバータ4bにおける動力損失をカバーするために、トルクコンバータ4bの特性を必要としない速度域で、トルクコンバータ4bのポンプとタービンを直結してロックアップ状態(クラッチ係合状態)にするものである。本明細書では、ロックアップクラッチ4aがオンされ、ロックアップクラッチ4aが係合されている状態のことをロックアップ状態といい、ロックアップクラッチ4aがオフされ、ロックアップクラッチ4aが開放されトルクコンバータ4b内の流体を介して動力が伝達されている状態のことをトルコン状態というものとする。
ブルドーザでは、ロックアップクラッチ4aが、条件に応じて自動的に作動される。すなわち、ロックアップクラッチ4aは、条件に応じて自動的にオン(係合動作)、オフ(開放動作)する。ロックアップクラッチ4aは、油圧クラッチで構成されている。実施例のロックアップクラッチ4aは、クラッチ圧が高くなると係合(オン)し、クラッチ圧が低くなると開放(オフ)される。
トランスミッション6は、進もうとする方向、必要とする駆動力、必要とする速度(車速)に応じて、前進クラッチF、後進クラッチR、各速度段クラッチつまり1速1st、2速2nd、3速3rdを選択的に係合動作、開放動作するものである。トランスミッション6の各クラッチは油圧クラッチで構成されている。実施例のトランスミッション6の各クラッチは、クラッチ圧が高くなると係合し、クラッチ圧が低くなると開放される。
トランスミッション6の前進クラッチF、後進クラッチR、各速度段クラッチ1st、2nd、3rd、ロックアップクラッチ4aは、コントローラ20によって、係合動作、開放動作が制御される。
作業車両1の運転室には、燃料ダイヤル31と、デセルペダル32が備えられている。
燃料ダイヤル31は、オペレータによって操作され、燃料ダイヤル31の操作量であるエンジン目標回転数を示す信号はコントローラ20に入力される。デセルペダル32は、オペレータによって踏込み操作され、デセルペダル32の踏込み操作量であるデセル回転数を示す信号はコントローラ20に入力される。
エンジン3には、エンジン3の実際の回転数Neを検出するエンジン回転センサ33が設けられている。エンジン回転センサ33の検出回転数Neを示す信号は、コントローラ20に入力される。
トルクコンバータ4の出力軸には、トルクコンバータ出力軸の回転数Ntを検出するトルコン出力回転センサ34が設けられている。トルコン出力回転センサ34の検出回転数Ntを示す信号は、コントローラ20に入力される。なお、トルコン出力回転センサ34の代わりに、トランスミッション出力回転センサ35を、トランスミッション6の出力軸に設けて、トランスミッション6の出力軸の回転数Ntrを示す信号を、コントローラ20に入力させるようにしてもよい。コントローラ20では、トルコン出力回転センサ34で検出されたトルコン出力軸回転数Ntと、トルクコンバータ4の出力軸から履帯5までの減速比に基づき、作業車両1の実際の速度V、つまり車速Vが計測される。また、トランスミッション出力回転センサ35を用いる場合には、トランスミッション出力回転センサ35で検出されたトランスミッション出力軸回転数Ntrと、トランスミッション6の出力軸から履帯5までの減速比に基づき、車速Vが計測される。
コントローラ20では、燃料ダイヤル31の操作量に応じた目標回転数が得られるように、エンジン3にエンジン出力指令を送りエンジン3を制御する。エンジン3は、ディーゼルエンジンであり、エンジン出力の制御は、シリンダ内に噴射する燃料量を調整することで行われる。この調整は、エンジン3の燃料噴射ポンプに付設したガバナを制御することで行われる。ガバナとしては、オールスピード制御方式のガバナが用いられ、燃料ダイヤル操作量に応じた目標回転数となるように、負荷に応じてエンジン回転数と燃料噴射量とを調整する。すなわち、ガバナは目標回転数と実際のエンジン回転数との偏差がなくなるように燃料噴射量を増減する。この制御は、エンジン回転センサ33の検出信号Neに基づき行われる。また、コントローラ20には、エンジン回転数に対するエンジン出力トルクの特性マップが記憶されている。
また、デセルペダル32の踏込み操作量に応じてコントローラ20は、エンジン3の回転数Neが低下するようにエンジン3の回転数Neを制御する。
作業車両1の運転室には、前後進選択操作レバー41と変速レバー42が設けられている。前後進選択操作レバー41と変速レバー42の操作によって、トランスミッション6の前進F、後進R、1速1st、2速2nd、3速3rdの各速度段を含むシフトレンジが選択可能となっている。
前後進選択操作レバー41は、操作位置に応じて、前進走行段(前進クラッチF)あるいは後進走行段(後進クラッチR)を選択する。前後進選択操作レバー41の操作位置(前進位置「F」、後進位置「R」)を示す前後進位置信号は、コントローラ20に入力される。
変速レバー42は、操作位置に応じて、速度段の変速範囲であるシフトレンジを選択する。変速レバー42の選択位置は、たとえばシフトレンジ「1速」、シフトレンジ「2速」、シフトレンジ「3速」からなる。シフトレンジ「2速」は、2速速度段2ndが最高速度段として固定されて自動変速が行われるシフトレンジ位置である。同様に、シフトレンジ「3速」は、3速速度段3rdが最高速度段として固定されて自動変速が行われるシフトレンジ位置である。
変速レバー42の操作位置(シフトレンジ「1速」、「2速」、「3速」)を示すシフトレンジ信号は、コントローラ20に入力される。掘削作業時など、低速の作業時には、変速レバー42は、通常、シフトレンジ「2速」に操作される。
図4は、コントローラ20の内部構成を本発明に係る部分について示したブロック図である。
コントローラ20は、加速度検知手段21と、変速制御手段22を備えている。
加速度検知手段21では、作業車両1の車速Vの減少率αが検知される。車速減少率(加速度)αとしては、車体に設置した加速度センサ36の検出値が用いられる。
また、車速Vの計測値からの演算によって車速減少率αを求めるようにしてもよい。この場合、加速度検知手段21は、上記のごとく計測された車速Vに基づき、車速Vの減少率α(加速度)を検知する。車速減少率αは、下記式(1)にて求められる。たとえば現在の車速V19から過去20回分の車速V(V19、V18、V17、V16…V0)をサンプリング間隔(たとえば0.01sec)毎に計測して、それら車速V19、V18、V17、V16…V0に基づき車速減少率(加速度)αが求められる。すなわち、10回分の車速Vの和(V19、V18、・・・、V10の和)から、その直前の10回分の車速Vの和(V9、V8、・・・、V0の和)を減じた値を10で除することにより、車速減少率αが求められる。
α=((ΣV19、V18、V17…V10)−(ΣV9、V8、V7…V0))/10
…(1)
なお、上記式で車速Vから、車速減少率(加速度)αを求めているが、車速Vの代わりに、トルコン出力回転センサ34で検出されるトルクコンバータ4の出力軸回転数Ntを使用してもよく、トランスミッション出力回転センサ35で検出されるトランスミッション6の出力軸回転数Ntrを使用してもよい。
コントローラ20の変速制御手段22は、前後進選択操作レバー41、変速レバー42の選択位置に対応するクラッチをトランスミッション6で選択的に係合するようにクラッチに供給される作動油を制御するとともに、ロックアップクラッチ4aのオンオフを制御する。
コントローラ20では、2速から1速に変速が行われる際に、車速減少率αの値に基づき後述する本実施例の変速制御を実行する。
なお、以下では、上述の変速パターン1で通常時の変速制御が行なわれる場合を例にとり説明する。
図3は、車体速度Vと牽引力(負荷)Fの関係を示す。図3において、F2T/Cは、トランスミッション6で前進クラッチF、速度段クラッチ2nd(前進2速;F2)が選択係合され、ロックアップクラッチ4aが開放動作している(トルコン状態;T/C)ときの牽引力Fの特性を示しており、F1L/Uは、トランスミッション6で前進クラッチF、速度段クラッチ1st(前進1速;F1)が選択係合され、ロックアップクラッチ4aが係合動作している(ロックアップ状態;L/U)ときの牽引力Fの特性を示しており、F1T/Cは、トランスミッション6で前進クラッチF、速度段クラッチ1st(前進1速;F1)が選択係合され、ロックアップクラッチ4aが開放動作している(トルコン状態;T/C)ときの牽引力Fの特性を示している。
図2は、コントローラ20で行われる処理の手順を示すフローチャートである。
まず、車速Vが、2速から1速に変速する速度しきい値V1以下に到達したか否かが判断される(ステップ101)。
つぎに、作業車両1の車速Vの減少率αが検知される(ステップ102)。車速減少率αの検知は、作業車体1に設置した加速度センサ36によって加速度が計測されることにより行われる。あるいは、車速Vの計測値から、演算により減少率αを求めても良い。
つぎに、検知された車速減少率αが車速減少率しきい値αcと比較され、車速減少率αが車速減少率しきい値αc以上であるか否かが判断される(ステップ103)。
この結果、車速Vが2速から1速に変速する速度しきい値V1以下になり、かつ、車速減少率αが車速減少率しきい値αcよりも小さいと判断された場合、つまり2速から1速への変速時に車速Vの減少率αが緩やかであり、それに対応して図3にFaにて示すように、牽引力F(負荷)の単位時間当たりの増加量(Fa)が小さいときには(ステップ101の判断YES、ステップ103の判断NO)、図3において、F2T/Cの特性からF1L/Uの特性に移行するように制御する。すなわち、自動変速ポイントP0で2速から1速に切り替わるときにロックアップクラッチ4aがオンされ、2速のトルコン状態から1速のロックアップ状態に変速される。これによりエンジン3のトルクとロックアップクラッチ付トルクコンバータ4のトルクは、1速のロックアップ状態の特性F1L/U上のポイントP1でマッチングする(ステップ105)。なお、やがて、さらに車速Vが低下して、1速のロックアップ状態から1速のトルコン状態に変速する速度しきい値V2以下になると、ロックアップクラッチ4aがオフにされ、1速のロックアップ状態から1速のトルコン状態に移行され、1速のトルコン状態の特性F1T/C上のポイントP2でマッチングすることになる。このように、車速減少率αが小さい場合には、上記変速パターン1に従い変速が行われる(通常時制御)。
一方、車速Vが2速から1速に変速する速度しきい値V1以下になり、かつ、車速減少率αが車速減少率しきい値αc以上であると判断された場合、つまり2速から1速への変速時に車速Vの減少が急である場合、牽引力で置き換えると、図3にFbにて示すように、牽引力F(負荷)の単位時間当たりの増加量(Fb)が大きいときには(ステップ101の判断YES、ステップ103の判断YES)、図3において、F2T/Cの特性からF1T/Cの特性に移行するように制御する。すなわち、2速から1速に切り替わるときにロックアップクラッチ4aがオフのままとされ、2速のトルコン状態から1速のトルコン状態に変速される。これによりエンジン3のトルクとロックアップクラッチ付トルクコンバータ4のトルクは、1速のトルコン状態の特性F1T/C上のポイントP2でマッチングする(ステップ104)。このように、車速減少率αが大きい場合には、上記変速パターン1で1速のロックアップ状態を飛ばして変速が行われる。
上述の実施例では、車速Vの減少率αをもって、負荷の増加率とみなし判断するようにしているが、直接、負荷の増加率を演算しての実施も可能である。この場合、図4のブロック図において、加速度検知手段21の代わりに負荷増加率演算手段21が設けられ、負荷増加率演算手段21で、作業車両1にかかる負荷の増加率βが演算される。負荷の増加率βは、ロックアップクラッチ付トルクコンバータ4の出力トルクの増加率として求めることができる。トルクコンバータ4の出力トルクは、下記(2)式によって求めることができる。
Tto=Teo×Et ・・・ (2)
ここで、Ttoはトルクコンバータ4の出力トルクである。Teoは、エンジン出力トルク(トルクコンバータ4bの入力トルクに等しい)であり、コントローラ20に記憶されているエンジン回転数−エンジン出力トルクの特性マップより得られる。Etは、トルク比であり、トルクコンバータ4bの速度比eと、コントローラ20に記憶されているトルクコンバータ4bの速度比−トルク比の特性マップより一義的に得られる。なお、トルクコンバータ4bの速度比eは、エンジン回転数センサ33により計測されるトルクコンバータ4bの入力回転数Neと、トルコン出力回転センサ34により計測されるトルクコンバータ4bの出力回転数Ntとから求められる。
また、負荷の増加率βは、牽引力Fの増加率として得てもよい。牽引力Fは、下記(3)式によって求めることができる。
F=(係数)×Tto×R×K/(L×Z) ・・・ (3)
ここで、Ttoは、上述したトルクコンバータ4の出力トルク、Rは動力伝達装置10の総減速比、Kはトランスミッション6の入力軸からスプロケット9までの動力伝達効率、Lは履帯5のリンクピッチ、Zはスプロケット9の噛合い歯数を意味する。
そして、図2のフローチャートでは、作業車両1にかかる負荷の増加率βが演算された(ステップ102)後、負荷増加率βが負荷増加率しきい値βc以上であるか否かが判断され(ステップ103)、その結果、2速から1速に変速する際に、作業車両1にかかる負荷の増加率βが負荷増加率βが負荷増加率しきい値βcよりも小さいと判断された場合には、2速から、ロックアップクラッチ4aをオンしてロックアップ状態にして1速に変速する。また、2速から1速に変速する際に、負荷増加率βが負荷増加率しきい値βc以上であると判断された場合には、2速から、ロックアップクラッチをオフしたままのトルコン状態にして1速に変速する(図2のステップ103、104、105)。
このように、負荷増加率βが小さい場合には、上記変速パターン1に従い変速が行われる(通常時制御)とともに、負荷増加率βが大きい場合には、上記変速パターン1で1速のロックアップ状態を飛ばして変速が行われる。
つぎに、本実施例の作用効果について説明する。
本実施例によれば、2速から1速に変速する際に車体にかかる負荷の増加が緩やかである場合には、2速から、1速のロックアップ状態にシフトダウンされる。そして、その後1速のトルコン状態に変化するまでの間は、1速のロックアップ状態で作業を行なえることから、ロックアップクラッチ付トルクコンバータ4におけるトルクの伝達効率がよく、エンジンの燃料消費量も少ない状態で作業を行うことができる。
一方、例えば作業機が大きな積土に突っ込んだ場合など、2速から1速に変速する際に車体にかかる負荷が急増した場合には、2速から1速のトルコン状態に移行される。これにより、従来のように2速からロックアップ状態に変速しその後直ぐに1速のトルコン状態に移行することによる「2段の変速ショック」を抑制できる。
図5は、実施例の効果を検証するための実験を行い、その実験データをタイミングチャートで示した図である。図5(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)は、2速から1速に変速する際に車速減少率αが大きい場合のデータであり、図5(g)、(h)、(i)、(j)、(k)、(l)は、2速から1速に変速する際に車速減少率αが小さい場合のデータである。図5の各図の横軸は、共通の時間軸である。実験では、作業車両1に、官能評価用の加速度計を搭載し、加速度計の振幅の大きさなどから、オペレータに与える変速ショックを評価した。
図5(a)、(g)は、トランスミッション6の出力軸の回転数Ntrの時間変化を示し、図5(b)、(h)は、官能評価用の加速度計の出力(振幅)を示し、図5(c)、(i)は、2速速度段クラッチ2ndのクラッチ圧の時間変化を示し、図5(d)、(j)は、1速速度段クラッチ1stのクラッチ圧の時間変化を示し、図5(e)、(k)は、ロックアップクラッチ4aのクラッチ圧の時間変化を示し、図5(f)、(l)は、前進クラッチFのクラッチ圧の時間変化を示している。
これら図に示すように、2速から1速に変速する際に車速Vの減少率αが大きいときには、トルコン状態で変速を行えば、ロックアップ状態で変速を行ったときと同様の加速度が加速度計で観測され、車体およびオペレータが受ける変速ショックは、極めて低く、不快感を与えることはないということがわかった。
また、本実施例によれば、従来のように車体にかかる負荷が急増した状態で1速のロックアップ状態に移行することなく1速のトルコン状態に移行するため、車体が殆ど停止している状態で急負荷がエンジンに直接作用することはなく、エンジン回転数の急激な落ち込みおよびトルクの低下を抑制できる。
図3に、従来技術つまり車体にかかる負荷が急増した状態で1速のロックアップ状態に移行させた場合のトルクのマッチング点の軌跡を破線Lで示す。破線Lで示すように1速のロックアップ状態で負荷が急増するため、エンジン回転数が急激に落ち込むとともに牽引力Fが急激に低下する(マッチング点P3)。これに対して本実施例の場合には、このようなエンジン回転数および牽引力Fが急激に下がることなく、車速Vの低下に応じて牽引力Fが上昇し1速のトルコン状態の特性F1L/U上のポイントP2でマッチングする。
このように本実施例によれば、できる限りロックアップ状態のまま効率および燃費が良い状態で作業を行なわせることができ、しかも、高速から低速の速度段に変速する際のショックおよび低速の速度段におけるエンジン回転数の落ち込みおよびトルクの低下を抑制することができる。
なお、上述した実施例では、通常制御時に、変速パターン1で変速が行なわれる場合を想定して説明したが、通常制御時に、変速パターン2で変速が行われる場合にも本発明を適用することができる。この場合、2速のロックアップ状態から1速にシフトダウンするときに、車速減少率αあるいは負荷増加率βが小さいときには、2速のロックアップ状態から1速のロックアップ状態に移行され、2速のロックアップ状態から1速にシフトダウンするときに、車速減少率αあるいは負荷増加率βが大きいときには、2速のロックアップ状態から1速のトルコン状態に移行される。
また、上述した実施例では、2速から1速に変速する際の負荷増加率βあるいは車速減少率αに応じてロックアップクラッチ4aをオンオフさせるようにしているが、作業車両の種類によっては、2速、1速よりも高段の速度段で作業が行なわれることがある。よって、3速以上の高段からシフトダウンする際(例えば、3速から2速のシフトダウン)の負荷増加率あるいは車速減少率に応じてロックアップクラッチをオンオフさせる実施も可能である。
なお、実施例では、作業車両1としてブルドーザを想定して説明したが、本発明は、ロックアップクラッチ、トルクコンバータ、トランスミッションを備えた構造で自動変速が行われる作業車両であれば、ブルドーザ以外の作業車両にも同様にして適用することができる。
本発明によれば、できる限りロックアップ状態のまま効率および燃費が良い状態で作業を行なわせることができ、しかも、高速から低速の速度段に変速する際のショックおよび低速の速度段におけるエンジン回転数の落ち込みおよびトルクの低下を抑制することができる。

Claims (6)

  1. エンジンと、走行体と、トルクコンバータとロックアップクラッチとトランスミッションとを有しエンジンの出力がトルクコンバータあるいはロックアップクラッチ、トランスミッションを介して走行体に伝達される動力伝達装置とを備え、車速の低下に応じて、トランスミッションの速度段を高速の速度段から低速の速度段に変速するようにした作業車両の変速制御装置において、
    作業車両にかかる負荷の増加率を演算する負荷増加率演算手段と、
    高速の速度段から低速の速度段に変速する際に、負荷増加率が負荷増加率しきい値よりも小さい場合には、ロックアップクラッチを開放したトルコン状態且つ高速の速度段から、ロックアップクラッチを係合したロックアップ状態にして低速の速度段に変速し、高速の速度段から低速の速度段に変速する際に、負荷増加率が負荷増加率しきい値以上である場合には、ロックアップクラッチを開放したトルコン状態且つ高速の速度段から、ロックアップクラッチを開放したままのトルコン状態低速の速度段に変速する変速制御手段と、
    を備えたことを特徴とする作業車両の変速制御装置。
  2. エンジンと、走行体と、トルクコンバータとロックアップクラッチとトランスミッションとを有しエンジンの出力が、トルクコンバータあるいはロックアップクラッチ、トランスミッションを介して走行体に伝達される動力伝達装置とを備え、車速の低下に応じて、トランスミッションの速度段を高速の速度段から低速の速度段に変速するようにした作業車両の変速制御装置において、
    作業車両の速度の減少率を検知する加速度検知手段と、
    高速の速度段から低速の速度段に変速する際に、車速減少率が車速減少率しきい値よりも小さい場合には、ロックアップクラッチを開放したトルコン状態且つ高速の速度段から、ロックアップクラッチを係合したロックアップ状態にして低速の速度段に変速し、高速の速度段から低速の速度段に変速する際に、車速減少率が車速減少率しきい値以上である場合には、ロックアップクラッチを開放したトルコン状態且つ高速の速度段から、ロックアップクラッチを開放したままのトルコン状態低速の速度段に変速する変速制御手段と、
    を備えたことを特徴とする作業車両の変速制御装置。
  3. 変速制御手段は、2速から1速に変速する際に、負荷増加率が負荷増加率しきい値よりも小さい場合には、2速のトルコン状態から、1速のロックアップ状態に変速し、2速から1速に変速する際に、負荷増加率が負荷増加率しきい値以上である場合には、2速のトルコン状態から、1速のトルコン状態に変速することを特徴とする、
    請求項1記載の作業車両の変速制御装置。
  4. 変速制御手段は、2速から1速に変速する際に、車速減少率が車速減少率しきい値よりも小さい場合には、2速のトルコン状態から、1速のロックアップ状態に変速し、2速から1速に変速する際に、車速減少率が車速減少率しきい値以上である場合には、2速のトルコン状態から、1速のトルコン状態に変速することを特徴とする、
    請求項2記載の作業車両の変速制御装置。
  5. エンジンの出力が、トルクコンバータあるいはロックアップクラッチ、トランスミッションを介して走行体に伝達され、車速の低下に応じて、トランスミッションの速度段を高速の速度段から低速の速度段に変速するようにした作業車両の変速制御方法であって、
    作業車両の負荷の増加率を求めるステップと、
    高速の速度段から低速の速度段に変速する際に、作業車両にかかる負荷の増加率が負荷増加率しきい値よりも小さい場合には、ロックアップクラッチを開放したトルコン状態且つ高速の速度段から、ロックアップクラッチを係合したロックアップ状態にして低速の速度段に変速し、高速の速度段から低速の速度段に変速する際に、作業車両にかかる負荷の増加率が負荷増加率しきい値以上である場合には、ロックアップクラッチを開放したトルコン状態且つ高速の速度段から、ロックアップクラッチを開放したままのトルコン状態低速の速度段に変速するステップと、
    を有することを特徴とする作業車両の変速制御方法。
  6. エンジンの出力が、トルクコンバータあるいはロックアップクラッチ、トランスミッションを介して走行体に伝達され、車速の低下に応じて、トランスミッションの速度段を高速の速度段から低速の速度段に変速するようにした作業車両の変速制御方法であって、
    作業車両の速度の減少率を求めるステップと、
    高速の速度段から低速の速度段に変速する際に、作業車両の速度の減少率が車速減少率しきい値よりも小さい場合には、ロックアップクラッチを開放したトルコン状態且つ高速の速度段から、ロックアップクラッチを係合したロックアップ状態にして低速の速度段に変速し、高速の速度段から低速の速度段に変速する際に、作業車両の速度の減少率が車速減少率しきい値以上である場合には、ロックアップクラッチを開放したトルコン状態且つ高速の速度段から、ロックアップクラッチを開放したままのトルコン状態低速の速度段に変速するステップと、
    を有することを特徴とする作業車両の変速制御方法。
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