JPH0593429A - ブルドーザの自動変速装置 - Google Patents
ブルドーザの自動変速装置Info
- Publication number
- JPH0593429A JPH0593429A JP18154391A JP18154391A JPH0593429A JP H0593429 A JPH0593429 A JP H0593429A JP 18154391 A JP18154391 A JP 18154391A JP 18154391 A JP18154391 A JP 18154391A JP H0593429 A JPH0593429 A JP H0593429A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- bulldozer
- lever
- transmission
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- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロックアップ装置付きトルクコンバータと、
制御弁で速度段を制御する歯車式変速機とを備えた変速
装置を有するブルドーザを、常に最大出力で走行し、最
高の能率で作業するように自動的に車速制御を行う。 【構成】 制御装置２６を設け、車速検出器１６と、前
後進レバー５と、トルクコンバータ２のロックアップ装
置３のＯＮ，ＯＦＦを制御する電磁制御弁４と、変速機
１０の前後進および速度段を制御する電子制御モジュレ
ーションバルブ２０とを接続する。制御装置２６は前後
進レバーからの前後進の信号、および車速検出器１６か
ら車速情報を受け、車両が最大出力で走行するように、
予め変速ポイントと定めた車速に達すると、自動的にロ
ックアップ装置のＯＮ，ＯＦＦおよび変速段の切り換え
を行い、常にブルドーザを最高の能率で作業させる。
制御弁で速度段を制御する歯車式変速機とを備えた変速
装置を有するブルドーザを、常に最大出力で走行し、最
高の能率で作業するように自動的に車速制御を行う。 【構成】 制御装置２６を設け、車速検出器１６と、前
後進レバー５と、トルクコンバータ２のロックアップ装
置３のＯＮ，ＯＦＦを制御する電磁制御弁４と、変速機
１０の前後進および速度段を制御する電子制御モジュレ
ーションバルブ２０とを接続する。制御装置２６は前後
進レバーからの前後進の信号、および車速検出器１６か
ら車速情報を受け、車両が最大出力で走行するように、
予め変速ポイントと定めた車速に達すると、自動的にロ
ックアップ装置のＯＮ，ＯＦＦおよび変速段の切り換え
を行い、常にブルドーザを最高の能率で作業させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ブルドーザの自動変速
装置に関する。
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ロックアップ装置付きのトルクコ
ンバータと、手動変速装置付きの変速機とにより構成さ
れた変速装置を備えたブルドーザにおいては、オペレー
タが車両の負荷を判断して変速段を選択し、作業を行っ
ている。
ンバータと、手動変速装置付きの変速機とにより構成さ
れた変速装置を備えたブルドーザにおいては、オペレー
タが車両の負荷を判断して変速段を選択し、作業を行っ
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ブルドーザの作業にお
いては、負荷の変動が極めて頻繁であり、かつ、変動範
囲が広い。そのため、一つの速度段で全体をカバーする
ことは不可能であり、複数の変速段を有する変速機が必
要である。このため、オペレータは頻繁に変速操作をし
なければならず、煩雑であり、しかも、負荷を的確に判
断して適切な変速段を選択するのには熟練を要する。そ
のため、しばしば負荷に適合した変速段で作業が行われ
ず、作業能率が低下するという問題がある。
いては、負荷の変動が極めて頻繁であり、かつ、変動範
囲が広い。そのため、一つの速度段で全体をカバーする
ことは不可能であり、複数の変速段を有する変速機が必
要である。このため、オペレータは頻繁に変速操作をし
なければならず、煩雑であり、しかも、負荷を的確に判
断して適切な変速段を選択するのには熟練を要する。そ
のため、しばしば負荷に適合した変速段で作業が行われ
ず、作業能率が低下するという問題がある。
【０００４】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たもので、自動的に負荷に応じた最適の速度段を選択
し、能率的な作業をすることのできるブルドーザの自動
変速装置を提供することを目的としている。
たもので、自動的に負荷に応じた最適の速度段を選択
し、能率的な作業をすることのできるブルドーザの自動
変速装置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明に係るブルドーザの自動変速装置におい
ては、ロックアップ装置付きのトルクコンバータと、速
度段を制御する制御弁を有する歯車式変速機とを備えた
ブルドーザの変速装置において、車速検出器と、車速が
予め定められた値に達すると前記ロックアップ装置およ
び前記変速機の制御弁に制御信号を発信する制御装置と
を具備せることを特徴としている。
ために、本発明に係るブルドーザの自動変速装置におい
ては、ロックアップ装置付きのトルクコンバータと、速
度段を制御する制御弁を有する歯車式変速機とを備えた
ブルドーザの変速装置において、車速検出器と、車速が
予め定められた値に達すると前記ロックアップ装置およ
び前記変速機の制御弁に制御信号を発信する制御装置と
を具備せることを特徴としている。
【０００６】
【作用】上記構成によれば、車速検出器と、予め定めら
れた車速に達するとトルクコンバータのロックアップ装
置および変速機の変速段制御弁に信号を発する制御装置
とを設けたため、車両走行性能曲線上、出力が常に最大
となるようにロックアップまたは変速するべき車速を予
め定めておくことにより、自動的に最適の変速がなさ
れ、車両は常時最大の出力を発揮することができる。
れた車速に達するとトルクコンバータのロックアップ装
置および変速機の変速段制御弁に信号を発する制御装置
とを設けたため、車両走行性能曲線上、出力が常に最大
となるようにロックアップまたは変速するべき車速を予
め定めておくことにより、自動的に最適の変速がなさ
れ、車両は常時最大の出力を発揮することができる。
【０００７】
【実施例】以下に、本発明に係るブルドーザの自動変速
装置の実施例につき、図面を参照して説明する。図１は
自動変速装置の構成図であり、１はエンジンであり、２
はトルクコンバータであり、３はロックアップ装置であ
り、４はロックアップ装置のＯＮ−ＯＦＦを制御する電
磁制御弁であり、５は前後進レバーである。１０は変速
機で、１１は前進クラッチであり、１２は後進クラッチ
であり、１３は１速クラッチであり、１４は２速クラッ
チであり、１５は３速クラッチである。１６は変速機出
力軸回転数、即ち車速を検出する車速検出器であり、１
７は横軸装置であり、１８はスプロケットである。２０
は変速機制御用の電子制御モジュレーションバルブであ
り、２１は後進クラッチ弁であり、２２は前進クラッチ
弁であり、２３は３速クラッチ弁であり、２４は２速ク
ラッチ弁であり、２５は１速クラッチ弁である。２６は
制御装置であり、電磁制御弁４と、前後進レバー５と、
車速検出機１６と、後進クラッチ弁２１と、前進クラッ
チ弁２２と、３速クラッチ弁２３と、２速クラッチ弁２
４と、１速クラッチ弁２５とそれぞれ接続している。
装置の実施例につき、図面を参照して説明する。図１は
自動変速装置の構成図であり、１はエンジンであり、２
はトルクコンバータであり、３はロックアップ装置であ
り、４はロックアップ装置のＯＮ−ＯＦＦを制御する電
磁制御弁であり、５は前後進レバーである。１０は変速
機で、１１は前進クラッチであり、１２は後進クラッチ
であり、１３は１速クラッチであり、１４は２速クラッ
チであり、１５は３速クラッチである。１６は変速機出
力軸回転数、即ち車速を検出する車速検出器であり、１
７は横軸装置であり、１８はスプロケットである。２０
は変速機制御用の電子制御モジュレーションバルブであ
り、２１は後進クラッチ弁であり、２２は前進クラッチ
弁であり、２３は３速クラッチ弁であり、２４は２速ク
ラッチ弁であり、２５は１速クラッチ弁である。２６は
制御装置であり、電磁制御弁４と、前後進レバー５と、
車速検出機１６と、後進クラッチ弁２１と、前進クラッ
チ弁２２と、３速クラッチ弁２３と、２速クラッチ弁２
４と、１速クラッチ弁２５とそれぞれ接続している。
【０００８】図２はブルドーザの走行性能曲線であり、
縦軸は牽引力を示し、横軸は車速を示す。点線はトルク
コンバータ（トルコン）による走行性能曲線であり、３
１は１速、３２は２速、３３は３速である。実線はロッ
クアップ装置をＯＮにした場合の走行性能曲線であり、
４１は１速、４２は２速、４３は３速である。図から明
らかなごとく、トルコンの性能曲線とロックアップの性
能曲線とはａ，ｂ，ｃ，ｄ，ｅの各点で交差し、ａ点よ
り低速域ではトルコン１速３１が最大の牽引力を示し、
ａ〜ｂ間ではロックアップ１速４１が、ｂ〜ｃ間ではト
ルコン２速３２が、ｃ〜ｄ間ではロックアップ２速４２
が、ｄ〜ｅ間ではトルコン３速３３が、ｅより高速域で
はロックアップ３速４３がそれぞれ最大の牽引力を示
す。
縦軸は牽引力を示し、横軸は車速を示す。点線はトルク
コンバータ（トルコン）による走行性能曲線であり、３
１は１速、３２は２速、３３は３速である。実線はロッ
クアップ装置をＯＮにした場合の走行性能曲線であり、
４１は１速、４２は２速、４３は３速である。図から明
らかなごとく、トルコンの性能曲線とロックアップの性
能曲線とはａ，ｂ，ｃ，ｄ，ｅの各点で交差し、ａ点よ
り低速域ではトルコン１速３１が最大の牽引力を示し、
ａ〜ｂ間ではロックアップ１速４１が、ｂ〜ｃ間ではト
ルコン２速３２が、ｃ〜ｄ間ではロックアップ２速４２
が、ｄ〜ｅ間ではトルコン３速３３が、ｅより高速域で
はロックアップ３速４３がそれぞれ最大の牽引力を示
す。
【０００９】次に作用について図３のフローチャートに
従って説明する。ステップ１０２で前後進レバー５を前
進または後進に操作する。ステップ１０３で制御装置２
６で前進か否かを判断し、ＹＥＳの場合はステップ１０
４で前進クラッチ弁２２および１速クラッチ弁２５に制
御信号を発信し、前進クラッチＯＮおよびトルコン１速
ＯＮにして車両を発進させる。車両が加速し始めるとス
テップ１０５で車速検出器１６で車速Ｖを検出して制御
装置２６に信号を送り、制御装置２６はステップ１０６
で信号を受信して予め記憶している図２の性能曲線のａ
点の速度ｖ1 と車速Ｖとを比較し、Ｖ≧ｖ1 がＹＥＳの
場合にはステップ１０７でロックアップ装置４に制御信
号を発進して、ロックアップ１速ＯＮにする。ステップ
１０６でＶ≧ｖ1 がＮＯの場合には、ステップ１０４に
戻ってトルコン１速を持続する。以下、フローチャート
に示すように、上記の手順を繰り返しながら、車両が増
速するに従って、変速機の速度段を切り換える。その結
果、車両は常に図２の性能曲線の太い点線と実線で示
す、最大牽引力の線に沿って走行する。減速の場合も同
様の手順に従って、速度段を切り換える。ステップ１０
２において前後進レバーを後進にした場合にはステップ
１０３でＮＯとなり、ステップ２０４で後進クラッチＯ
Ｎ、トルコン１速ＯＮにする。以下の動作は前進時と同
様である。
従って説明する。ステップ１０２で前後進レバー５を前
進または後進に操作する。ステップ１０３で制御装置２
６で前進か否かを判断し、ＹＥＳの場合はステップ１０
４で前進クラッチ弁２２および１速クラッチ弁２５に制
御信号を発信し、前進クラッチＯＮおよびトルコン１速
ＯＮにして車両を発進させる。車両が加速し始めるとス
テップ１０５で車速検出器１６で車速Ｖを検出して制御
装置２６に信号を送り、制御装置２６はステップ１０６
で信号を受信して予め記憶している図２の性能曲線のａ
点の速度ｖ1 と車速Ｖとを比較し、Ｖ≧ｖ1 がＹＥＳの
場合にはステップ１０７でロックアップ装置４に制御信
号を発進して、ロックアップ１速ＯＮにする。ステップ
１０６でＶ≧ｖ1 がＮＯの場合には、ステップ１０４に
戻ってトルコン１速を持続する。以下、フローチャート
に示すように、上記の手順を繰り返しながら、車両が増
速するに従って、変速機の速度段を切り換える。その結
果、車両は常に図２の性能曲線の太い点線と実線で示
す、最大牽引力の線に沿って走行する。減速の場合も同
様の手順に従って、速度段を切り換える。ステップ１０
２において前後進レバーを後進にした場合にはステップ
１０３でＮＯとなり、ステップ２０４で後進クラッチＯ
Ｎ、トルコン１速ＯＮにする。以下の動作は前進時と同
様である。
【００１０】
【発明の効果】以上詳述したごとく、本発明は車速検出
器と、車速が変速すべき速度に達するとロックアップ装
置および変速機の制御弁に制御信号を発信する制御装置
とを備え、負荷に応じた最適の速度段を自動的に選択す
るようにしたため、煩雑な変速操作を行うことなく、ま
た、オペレータが未熟練者であっても車両は常に最大出
力を発揮する変速段で走行し、高い作業能率を維持し得
るブルドーザの自動変速装置が得られる。
器と、車速が変速すべき速度に達するとロックアップ装
置および変速機の制御弁に制御信号を発信する制御装置
とを備え、負荷に応じた最適の速度段を自動的に選択す
るようにしたため、煩雑な変速操作を行うことなく、ま
た、オペレータが未熟練者であっても車両は常に最大出
力を発揮する変速段で走行し、高い作業能率を維持し得
るブルドーザの自動変速装置が得られる。
【図１】本発明の自動変速装置の構成図である。
【図２】ブルドーザの走行性能曲線である。
【図３】自動変速のフローチャートである。
【図４】図３に続く自動変速のフローチャートである。
２ トルクコンバータ ３ ロックアップ装置 ４ 電磁制御弁 ５ 前後進レバー １０ 変速機 １６ 車速検出器 ２０ 電子制御モジュレーションバルブ ２６ 制御装置
Claims (1)
- 【請求項１】 ロックアップ装置付きのトルクコンバー
タと、速度段を制御する制御弁を有する歯車式変速機と
を備えたブルドーザの変速装置において、車速検出器
と、車速が予め定められた値に達すると前記ロックアッ
プ装置および前記変速機の制御弁に制御信号を発信する
制御装置とを具備せることを特徴とするブルドーザの自
動変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18154391A JP3242421B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | ブルドーザの自動変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18154391A JP3242421B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | ブルドーザの自動変速装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0593429A true JPH0593429A (ja) | 1993-04-16 |
| JP3242421B2 JP3242421B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=16102626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18154391A Expired - Fee Related JP3242421B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | ブルドーザの自動変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3242421B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009054190A1 (ja) * | 2007-10-25 | 2009-04-30 | Komatsu Ltd. | 作業車両および作業車両の制御方法 |
| WO2009054256A1 (ja) | 2007-10-22 | 2009-04-30 | Komatsu Ltd. | 作業車両の変速制御装置および方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5352287B2 (ja) | 2009-03-06 | 2013-11-27 | 株式会社小松製作所 | ブルドーザの自動変速装置 |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP18154391A patent/JP3242421B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009054256A1 (ja) | 2007-10-22 | 2009-04-30 | Komatsu Ltd. | 作業車両の変速制御装置および方法 |
| EP2202430A1 (en) * | 2007-10-22 | 2010-06-30 | Komatsu Ltd | Transmission control device and method for working vehicle |
| EP2202430A4 (en) * | 2007-10-22 | 2010-12-22 | Komatsu Mfg Co Ltd | DEVICE AND METHOD FOR TRANSMISSION CONTROL FOR WORKING VEHICLE |
| JP5276597B2 (ja) * | 2007-10-22 | 2013-08-28 | 株式会社小松製作所 | 作業車両の変速制御装置および方法 |
| US8565985B2 (en) | 2007-10-22 | 2013-10-22 | Komatsu Ltd. | Transmission control device and method for working vehicle |
| WO2009054190A1 (ja) * | 2007-10-25 | 2009-04-30 | Komatsu Ltd. | 作業車両および作業車両の制御方法 |
| JP2009103258A (ja) * | 2007-10-25 | 2009-05-14 | Komatsu Ltd | 作業車両および作業車両の制御方法 |
| US20110046858A1 (en) * | 2007-10-25 | 2011-02-24 | Komatsu Ltd. | Work vehicle and method for controlling work vehicle |
| US8718879B2 (en) | 2007-10-25 | 2014-05-06 | Komatsu Ltd. | Work vehicle and method for controlling work vehicle |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3242421B2 (ja) | 2001-12-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081019 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |