JP3465492B2 - 自動変速機の変速圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速圧制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有段自動変速機の
変速用摩擦要素を作動させるための変速圧を、特にトラ
クションコントロールユニットによるエンジントルク低
下時において適切に制御するための変速圧制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】トラクションコントロールユニットは、
車輪の駆動スリップ発生時、エンジントルクを減じて車
輪駆動トルクを低下させることにより、車輪の駆動スリ
ップを防止するものであるが、かかるトラクションコン
トロール時の変速圧制御装置としては従来、例えば、特
開平3−79853号公報に記載されているように、自
動変速機の変速用摩擦要素を作動させるためのライン圧
を、トラクションコントロール時のエンジントルク(上
記の文献では、トラクションコントロール用に設けられ
たスロットルバルブの開度)に応じて制御するようにし
たものが知られている。
【0003】かかる従来のトラクションコントロール時
の変速圧制御装置によれば、ライン圧(変速圧)をトラ
クションコントロール中に低下されたエンジン出力トル
クに対応させることができ、トラクションコントロール
中において変速圧の過大により変速用摩擦要素の締結
(変速)ショックが大きくなる事態を回避することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かようにトラ
クションコントロール用のスロットルバルブ、従って、
自動変速機の入力側トルクに応じて変速圧を制御するの
では、以下の問題を生ずることを確かめた。
【0005】即ち、有段自動変速機の変速中においては
変速比の段差に起因しトルク変動が発生し、このトルク
変動が車輪に伝わるのを、従来のトラクションコントロ
ール時の変速圧制御では禁じ得ない。そして当該トルク
変動のうち、トラクションコントロールにより低下され
たエンジン出力トルクよりも大きなトルクが生じた場合
には、この過剰トルクが低摩擦路面において車輪のスリ
ップを生じさせ、車両の挙動不安定を招くという問題が
あった。
【0006】本発明は、トラクションコントロールユニ
ットが上記のように機能することから、トラクションコ
ントロール中に自動変速機から車輪に向かうトルクを車
輪のグリップ限界と見做し得るとの事実認識にもとづ
き、自動変速機の変速中において変速摩擦要素が当該ト
ルクよりも大きなトルクを車輪に向かわせることのない
よう、当該摩擦要素の作動圧、つまり変速圧を決定する
よう構成することで、上述の問題を解消することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
である、請求項1に係る、自動変速機の変速圧制御装置
は、エンジンからの動力を有段自動変速機を介して車輪
に伝えることにより走行可能で、該車輪の駆動スリップ
を、トラクションコントロールユニットによるエンジン
トルクの低下により防止するようにした車両において、
前記トラクションコントロールユニットによるエンジン
トルク低下時の変速機出力トルクを算出し、該エンジン
トルク低下時の変速機出力トルク、および変速後の変速
比から、前記自動変速機の変速用摩擦要素を作動させる
変速圧が前記エンジントルク低下時の変速機出力トルク
を前記車輪に伝達できる変速圧限界値を求め、前記エン
ジントルク低下時、かつ、変速中に、前記変速圧を前記
変速圧限界値以下に制限して、グリップ限界に対する変
速機出力トルクのトルク過剰分を変速用摩擦要素の滑り
によって逃がすよう構成したことを特徴とするものであ
る。
【0008】本発明である、請求項2に係る、自動変速
機の変速圧制御装置は、請求項1において、前記トラク
ションコントロールユニットによるエンジントルク低下
時の変速機出力トルクを算出するに際し、トラクション
コントロールユニットからのエンジントルク制御値と、
自動変速機の現在の選択変速比とを用いて算出するよう
構成したことを特徴とするものである。
【0009】本発明である、請求項3に係る、自動変速
機の変速圧制御装置は、請求項1または2において、前
記変速圧限界値と、自動変速機が制御可能な最低限界ラ
イン圧とを比較し、変速圧限界値が最低限界ライン圧よ
りも大きい時は、前記変速用摩擦要素を作動させるため
のライン圧を変速中、変速圧限界値に制御し、変速圧限
界値が最低限界ライン圧以下の時は、変速用摩擦要素を
作動させるためのライン圧を変速中、最低限界ライン圧
に制御するよう構成したことを特徴とするものである。
【0010】本発明である、請求項4に係る、自動変速
機の変速圧制御装置は、請求項1乃至3のいずれか1項
において、前記変速圧の変速中における制御が行われる
間、トラクションコントロールのエンジントルク制御値
を、該変速圧制御が開始される直前の値以下に保つよう
構成したことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の効果】従って、本発明である、請求項1に係
る、自動変速機の変速圧制御装置は、トラクションコン
トロール中に自動変速機から車輪に向かう変速機出力ト
ルクを車輪のグリップ限界と見做し、変速中において変
速機出力トルクが、このグリップ限界を越えることのな
いように変速圧を制御する。このため、トラクションコ
ントロール作動中の変速時において、変速に伴うトルク
変動で車輪がスリップし、車両の挙動が不安定になると
いう問題を回避することができる。
【0012】本発明である、請求項2に係る、自動変速
機の変速圧制御装置は、請求項1において、前記トラク
ションコントロールユニットによるエンジントルク低下
時の変速機出力トルクを算出するに際し、トラクション
コントロールユニットからのエンジントルク制御値と、
自動変速機の現在の選択変速比とを用いて算出するよう
したから、変速中のグリップ限界と見做せる変速機出力
トルクを容易に算出することができる。
【0013】本発明である、請求項3に係る、自動変速
機の変速圧制御装置は、請求項1または2において、前
記変速圧限界値と、自動変速機が制御可能な最低限界ラ
イン圧とを比較してライン圧を制御するから、上記効果
に加え、前記変速圧限界値が自動変速機の制御できない
液圧の場合に、ライン圧が供給できなくなるという不都
合がない。
【0014】本発明である、請求項4に係る、自動変速
機の変速圧制御装置は、請求項1乃至3のいずれか1項
において、前記変速圧の変速中における制御が行われる
間、トラクションコントロールのエンジントルク制御値
を、該変速圧制御が開始される直前の値以下に保つよう
したから、変速中のトラクションコントロールユニット
からの指令値によりエンジン出力トルクが変動して、請
求項1に記載した作用効果を不安定にすることはない。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は、本発明による自動変速機
の変速圧制御装置を例示し、1はエンジン、2は有段自
動変速機であり、エンジン1および有段自動変速機2は
トルクコンバータ3を介してタンデム結合し、駆動車輪
4と共に車両のパワートレーンを構成する。
【0016】エンジン1は、運転者が操作するアクセル
ペダル5に連動したスロットルバルブ6の開度を調整す
ることにより出力を加減でき、有段自動変速機2内のコ
ントロールバルブユニット7の各ソレノイドを制御、つ
まり、デューティ制御タイプのライン圧ソレノイド8を
デューティ制御して適切なライン圧PL を発生させると
共に、ON,OFF制御タイプのシフトソレノイド9,
10をON,OFF制御して変速用摩擦要素である変速
クラッチ(図示せず)にライン圧PL を最大圧とする適
切なクラッチ圧を供給することによって選択変速段を決
定する。よって、エンジン1からの動力が、走行状態に
応じたギヤ比で変速されて駆動車輪4に向かい、車両を
走行可能にする。
【0017】また、エンジン1は、運転者が操作するス
ロットルバルブ6の開度によって出力を調整する以外
に、トラクションコントロールユニット100からのト
ラクションコントロールによっても、エンジン出力を加
減させることができる。これは、トラクションコントロ
ールユニット100が、図示せぬ車輪回転センサからの
信号をもとに駆動車輪4の駆動スリップを判断して図示
せぬ別のスロットルバルブの開度を調整し、スリップが
発生するようなときにエンジン出力を低下させるもので
ある。また、トラクションコントロールユニット100
は、コントローラ200からの指令に基づいて、エンジ
ン出力を適時、制御することも可能である。
【0018】ライン圧ソレノイド8及び、シフトソレノ
イド9,10はコントローラ200により制御され、こ
のコントローラ200には、スロットルバルブ6の開度
TVOを検出するスロットル開度センサ11からの信号
と、有段自動変速機2の出力軸回転数から車速VSPを
検出する車速センサ12からの信号と、エンジン1の回
転数Ne を検出するエンジン回転数センサ13からの信
号と、トラクションコントロールユニット100からの
トラクションコントロール中を示すTCS信号およびこ
のユニット100がエンジン1に指令するエンジントル
ク制御値Te を示す信号をそれぞれ入力する。
【0019】コントローラ200は、上記した入力情報
をもとに図2の制御プログラムを実行し、変速に必要な
ライン圧PL を制御するものとする。
【0020】まず、ステップ20において、トラクショ
ンコントロールユニット100からのTCS信号を読み
込んで、トラクションコントロール中であるか否かを判
別する。そして、トラクションコントロール中でないな
らば、制御プログラムをそのまま終了し、トラクション
コントロール中であるならば、ステップ21,22,2
3,24ではそれぞれ、現在の、即ち変速前の、トラク
ションコントロールによるエンジントルク制御値Te 、
エンジン1の回転数Ne 、車速VSP、このときの選択
変速段におけるギヤ比i1 を読み込む。但し、ステップ
20のトラクションコントロール中の判別は、コントロ
ーラにおける演算処理の簡略化のために、TCS信号で
はなく、トラクションコントロールによるエンジントル
ク制御値Te の読み込みで直接判別してもよい。
【0021】ステップ25では、ステップ23,24で
読み込んだ車速VSPおよびギヤ比i1 によりトルクコ
ンバータ3からの出力回転数Nt を求め、この出力回転
数Nt とエンジン回転数Ne との比によって、トルクコ
ンバータ3の速度比eを演算する。さらにステップ26
では、この速度比eをもとにトルクコンバータの特性マ
ップ(図示せず)からトルクコンバータ3のトルク比t
を検索する。
【0022】ステップ27では、エンジントルク制御値
Te に対する有段自動変速機2の出力トルクTo を、以
下の式で演算する。 To =(Te ×t)×i1 ・・・・・(1) 但し、(Te ×t)は、有段自動変速機2の入力側トル
クTi に相当する。この(1)式により、現在のトラク
ションコントロール中に出力されるべき出力トルクTo
を演算し、この変速機出力トルクTo を変速中に車輪4
が駆動スリップしないグリップ限界と見做す。
【0023】ステップ28では、ステップ27で演算し
グリップ限界と見做した変速機出力トルクTo を伝達で
きるクラッチ圧PC を、以下の式で演算する。 出力トルクTo = 変速クラッチ諸元×ギヤ比i2 ×クラッチ圧PC ・・・・・(2) ここで、変速クラッチ諸元とは、クラッチ板の枚数、ク
ラッチフェーシングの摩擦係数、およびクラッチピスト
ンの受圧面積などで決まる値であり、i2 は、変速後の
選択変速段におけるギヤ比である。但し、ギヤ比i
2 は、例えば、加速によるアクセルペダル5の急激な踏
み込みではダウンシフト変速であるから、このギヤ比i
2 は、変速前のギヤ比i1 から一段低い選択段のギヤ比
として推測することができる。また、現在の変速段(ギ
ヤ比i1 )以外の全ての変速段のギヤ比毎にクラッチ圧
C を演算し、これらを記憶させておくこともできる。
【0024】従って、この(2)式から演算したクラッ
チ圧PC が、トラクションコントロールによるエンジン
トルク低下時の変速機出力トルクTo を駆動車輪4に伝
達できるクラッチ圧限界値PC(lim)である。
【0025】ステップ29では、自動変速機が制御可能
な最低限界ライン圧PL(lim)を演算する。このときの自
動変速機が制御可能な最低限界ライン圧PL(lim)とは、
例えば、コントロールバルブユニット7により供給でき
る油圧の最低限界値や、エンジン回転に依存する図示せ
ぬオイルポンプにより供給できる油圧の最低限界値など
から求める。
【0026】続けてステップ30では、この最低限界ラ
イン圧PL(lim)と、ステップ28で演算したクラッチ圧
限界値PC(lim)とを比較し、クラッチ圧限界値PC(lim)
が最低限界ライン圧PL(lim)よりも大きい時は、変速ク
ラッチを作動させるためのライン圧PL をクラッチ圧限
界値PC(lim)に決定する。また、クラッチ圧限界値P
C(lim)が最低限界ライン圧PL(lim)以下の時は、変速ク
ラッチを作動させるためのライン圧PL を最低限界ライ
ン圧PL(lim)に決定する。
【0027】ステップ31では、変速を開始したか否か
を判断し、変速が開始されていなければこのプログラム
を終了し、変速が開始されたときはそのままステップ3
2に進み、このステップ32において、変速時ライン圧
制御を実行し、ステップ30で決定したクラッチ圧限界
値PC(lim)または最低限界ライン圧PL(lim)のいづれか
一方を、変速中におけるクラッチ圧の最高値であるライ
ン圧PL として供給する。
【0028】変速中は、ステップ33で、コントローラ
200がトラクションコントロールユニット100に指
令して、変速中のエンジントルクを、ステップ21で読
み込んだエンジントルク制御値Te 以下に保つように、
トラクションコントロールによるエンジントルク制御値
を制限し、変速中にエンジン出力トルクが変動しないよ
うにする。
【0029】このときのエンジントルク制限制御は、ス
テップ34によって、変速が終了したと判断されるまで
行われる。
【0030】即ち、本発明による自動変速機の変速圧制
御装置は、トラクションコントロール中に有段自動変速
機2から車輪4に伝達される変速機出力トルクTo を車
輪4のグリップ限界と見做し、変速クラッチを作動させ
るためのライン圧PL を変速中は、クラッチ圧限界値P
C(lim)に制御するので、変速中に不可避なトルク変動
で、変速機出力トルクがグリップ限界の変速機出力トル
クTo を越えようとしても、トルク過剰分は変速クラッ
チの滑りによって逃がされ、車輪4に伝達されることが
ない。このため、トラクションコントロール作動中の変
速時において、変速に伴うトルク変動で車輪4がスリッ
プし、車両の挙動が不安定になるという問題を回避する
ことができる。
【0031】加えて、クラッチ圧限界値PC(lim)を最低
限界ライン圧PL(lim)と比較し、最低限界ライン圧P
L(lim)がクラッチ圧限界値PC(lim)よりも大きい時は、
変速クラッチを作動させるためのライン圧PL を変速
中、最低限界ライン圧PL(lim)に制御するから、クラッ
チ圧限界値PC(lim)が自動変速機の制御できない油圧の
場合に、ライン圧PL が供給できなくなるということが
ない。
【0032】また出力トルクTo は、トラクションコン
トロールユニットからのエンジントルク制御値Te と、
自動変速機の、現在の、即ち変速前の選択変速比i1
を用いて算出したから、変速中のグリップ限界と見做せ
る変速機出力トルクTo を容易に演算することができ
る。
【0033】さらに、トラクションコントロールによる
エンジントルクを、変速が終了するまでの間、該変速圧
制御が開始される直前のエンジントルク制御値Te 以下
に保つように制限するから、変速中のトラクションコン
トロールによる新たなエンジントルク制御値によりエン
ジン出力トルクが変動することによって、変速中に車両
の挙動は不安定になることがない。
【0034】図3は、雪路などの低摩擦路において、本
発明による自動変速機の変速圧制御装置と、従来技術の
変速圧制御装置とを比較した変速機出力トルクのタイム
チャート、図4は、図3に対応した本発明および従来技
術による車速を示したタイムチャートであり、実線aは
本発明におけるタイムチャートを、また、一点鎖線bは
従来技術におけるタイムチャートを示す。
【0035】図3から明らかなように、一点鎖線bに示
す従来のクラッチ圧制御装置では、トラクションコント
ロールによるエンジントルク制御値Te によって出力さ
れる出力トルクTo に対し、変速時にトルク変動が発生
した場合、変速機出力トルクに斜線領域Xで示すような
大きな変動が見られる。これが、変速中の駆動スリップ
を発生させる。
【0036】本発明では、変速クラッチに供給するライ
ン圧PL を制御することによって、変速中のトルク変動
で、変速機出力トルクがグリップ限界の変速機出力トル
クTo を越えようとしても、実線aに示すように、変速
機出力トルクTo を維持し、駆動スリップの原因である
斜線領域Xのトルク過剰分は変速クラッチの滑りによっ
て逃がされる。従って、本発明による自動変速機の変速
圧制御装置は従来と比較して、変速時において、図4の
斜線領域Yに示す差分だけ駆動スリップの原因となる車
速変動が軽減されていることがわかる。
【0037】上述したところは、本発明の好適な実施形
態を示したにすぎず、当業者によれば、請求の範囲にお
いて、種々の変更を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動変速機の変速圧制御装置の一
実施例を示したシステム図である。
【図2】本発明による制御プログラムを示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明と従来技術とにおける変速機出力トルク
を示したタイムチャートである。
【図4】本発明と従来技術とにおける車速を示したタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン 2 有段自動変速機 3 トルクコンバータ 4 車輪 5 アクセルペダル 6 スロットルバルブ 7 コントロールバルブ 8 ライン圧ソレノイド 9,10 シフトソレノイド 11 スロットル開度センサ 12 車速センサ 13 エンジン回転数センサ 100 トラクションコントロールユニット 200 コントローラ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンからの動力を有段自動変速機を
    介して車輪に伝えることにより走行可能で、該車輪の駆
    動スリップを、トラクションコントロールユニットによ
    るエンジントルクの低下により防止するようにした車両
    において、 前記トラクションコントロールユニットによるエンジン
    トルク低下時の変速機出力トルクを算出し、 該エンジントルク低下時の変速機出力トルク、および変
    速後の変速比から、前記自動変速機の変速用摩擦要素を
    作動させる変速圧が前記エンジントルク低下時の変速機
    出力トルクを前記車輪に伝達できる変速圧限界値を求
    め、前記エンジントルク低下時、かつ、変速中に、前記変速
    圧を前記変速圧限界値以下に制限して、グリップ限界に
    対する変速機出力トルクのトルク過剰分を変速用摩擦要
    素の滑りによって逃がす よう構成したことを特徴とする
    自動変速機の変速圧制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記トラクションコ
    ントロールユニットによるエンジントルク低下時の変速
    機出力トルクを算出するに際し、トラクションコントロ
    ールユニットからのエンジントルク制御値と、自動変速
    機の現在の選択変速比とを用いて算出するよう構成した
    ことを特徴とする自動変速機の変速圧制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記変速圧
    限界値と、自動変速機が制御可能な最低限界ライン圧と
    を比較し、変速圧限界値が最低限界ライン圧よりも大き
    い時は、前記変速用摩擦要素を作動させるためのライン
    圧を変速中、変速圧限界値に制御し、変速圧限界値が最
    低限界ライン圧以下の時は、変速用摩擦要素を作動させ
    るためのライン圧を変速中、最低限界ライン圧に制御す
    るよう構成したことを特徴とする自動変速機の変速圧制
    御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項におい
    て、前記変速圧の変速中における制御が行われる間、ト
    ラクションコントロールのエンジントルク制御値を、該
    変速圧制御が開始される直前の値以下に保つよう構成し
    たことを特徴とする自動変速機の変速圧制御装置。
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