JP4317808B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は自動変速機の制御装置に関し、特に、ロックアップクラッチを備えたトルクコンバータを備えるものに関する。
ロックアップクラッチを備えたトルクコンバータでは、ロックアップクラッチの前後差圧(ロックアップ差圧)を制御することで、ロックアップクラッチの締結・開放を行っており、コンバータ状態からロックアップ状態へ移行する際には、所定の初期差圧から徐々に差圧を上昇させてコンバータ状態からスリップ状態へ移行した後にロックアップクラッチの締結を行っている。
このようなロックアップクラッチの制御において、アクセル開状態の一定速低速走行時において、スリップ状態でのトルクコンバータのアプライ圧Paとトルクコンバータのレリーズ圧Prとの差圧を制御してスリップ回転(エンジン回転速度−プライマリ回転速度)を一定に制御して走行する、ドライブスリップ制御がある。
また、トルクコンバータに設けられるロックアップクラッチのピストンの不感帯の影響を抑制する技術の一例として、変速段がニュートラルで、車速が略0の時に限り、プリチャージを行う技術がある(特許文献1)。
特開2003−269603
しかしながら、従来のドライブスリップ制御では、実スリップ回転が目標スリップ回転に達しない状態が発生する。これは、エンジン等の発生トルクが小さい走行状態で、トルクをトルクコンバータが吸収するため、実スリップ回転速度が目標スリップ回転速度に達しない。この時のトルクコンバータの差圧制御は、実スリップ回転速度を目標スリップ回転速度にするために減圧指令が出力され、結果としてマイナス差圧(差圧が0MPaより小さい)となる。このようなマイナス差圧ではロックアップクラッチのピストンが不感帯領域に入り、この不感帯状態から、アクセルペダルを踏み込むと、差圧はマイナス差圧から差圧0となり、その後に差圧が立ち上がり、ロックアップ締結が開始されるため、意図しないエンジンの急激な吹け上がりが生じ、運転者に違和感を感じさせることになる。
前述した特許文献1のプリチャージによる不感帯防止の技術は、停車時に、かつニュートラルギヤを選択した場合に、プリチャージを実施して不感帯による応答性悪化を防止する技術であり、ドライブスリップ制御時の不感帯領域でのエンジン回転速度の吹け上がりを防止することはできない。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、ドライブスリップ制御中の不感帯領域からのアクセル踏み込み時のエンジン回転速度の吹け上がりを防ぐことを目的とする。
本発明は、エンジンと自動変速機の間に介装されるとともにロックアップクラッチを備えたトルクコンバータと、前記ロックアップクラッチを作動するソレノイドバルブへの指令信号を用いて、エンジン回転速度と自動変速機の入力回転速度との実スリップ回転速度が目標スリップ回転速度となるようにPI制御するロックアップ制御手段とを備えた自動変速機の制御装置において、前記ロックアップ制御手段は、前記目標スリップ回転速度と前記実スリップ回転速度の差を累積する積分手段と、累積した積分値が所定積分値以上かどうかを判定する積分値判定手段とを備え、一定速低速走行時、前記累積した積分値が所定積分値以上である場合に、前記積分手段の積分動作を停止するように制御する。
本発明によれば、PI制御の積分値を所定積分値以上になることを制限することにより、ロックアップクラッチが不感帯領域に入ることを抑制し、ドライブスリップ制御状態からのアクセルペダルの踏み込みが行われた場合であってもエンジンの回転速度が吹けあがることがなく、運転者に違和感を生じさせることがなく、商品性を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のシステム構成を示す概略図である。図1において、エンジン3にはトルクコンバータ5を備えた自動変速機4が連結され、トルクコンバータ5にはロックアップクラッチ6が配設されて運転状態に応じてロックアップ(ロックアップクラッチ締結状態)またはアンロックアップ(ロックアップクラッチ開放状態)またはスリップを行うものである。
トルクコンバータ5は、通常の作動流体を介して動力を伝達するもので、エンジン3の動力を自動変速機4に伝達する。トルクコンバータ5は、トルクコンバータ出力要素(タービン)と共に回転するロックアップクラッチ6を内蔵し、このロックアップクラッチ6は、トルクコンバータ入力要素(インペラ)に締結されるとき、トルクコンバータ5を入出力要素間が直結されたロックアップ状態にするものとする。また、トルクコンバータ5は、入出力要素間の回転速度差をATコントローラ1により制御される。
ロックアップクラッチ6は、その両側(前後)におけるトルクコンバータアプライ圧Paとトルクコンバータレリーズ圧Prとの差圧Pa−Prに応動し、レリーズ圧Prがアプライ圧Paよりも高いとロックアップクラッチ6は開放されてトルクコンバータ入出力要素間を直結せず、レリーズ圧Prがアプライ圧Paよりも低くなる時にロックアップクラッチ6は締結されてトルクコンバータ入出力要素間を直結するものである。
そして、上記後者の締結に際して、ロックアップクラッチ6の締結力、つまりロックアップ容量は、上記の差圧Pa−Prにより決定し、この差圧が大きい程ロックアップクラッチ6の締結力が増大してロックアップ容量を増大する。
差圧Pa−Prは、周知のロックアップコントロールバルブ7により制御し、このロックアップコントロールバルブ7には、アプライ圧Paおよびレリーズ圧Prを相互に対向するように作用させ、更にアプライ圧Paと同方向にバネの付勢力を、またレリーズ圧Prと同方向にばね力を作用させ、同時にレリーズ圧Prと同方向に信号圧Psolをそれぞれ作用させる。
ロックアップコントロールバルブ7は、これら油圧とバネの付勢力が釣り合うよう差圧Pa−Prを決定する。
ここでロックアップコントロールバルブ7にかかる信号圧(差圧指令値)Psolは、ポンプ圧Ppを元圧としてロックアップソレノイド8がデューティ信号Dutyに応じて作り出すものである。
マイクロコンピュータなどで構成されるATコントローラ1は、車両の運転状態に応じてデューティ信号Dutyを決定し、ロックアップソレノイド8を介して差圧Pa−Prを制御する。
ATコントローラ1には、車両の走行状態やドライバーの運転状況を示す信号、例えば、自動変速機4に設けた入力軸回転センサ16からの入力軸回転速度Ni、トルクコンバータ5への入力回転速度(=エンジン回転速度Ne)を検出するインペラ回転センサ11からのポンプインペラ回転速度Np、アクセル操作量センサ14からのアクセル操作量APO(またはスロットル開度TVO)、車速センサ13からの車速VSP、図示しないアイドルスイッチのオンオフ信号が入力される。
また、ATコントローラ1はエンジンコントローラ2からエンジン回転速度Ne、エンジントルクTeを受信する。
そして、ATコントローラ1は、これらの検出信号によりロックアップクラッチ6の締結や開放あるいはスリップなどの制御を行い、ロックアップ制御やトルクコンバータ5のスリップ制御を司る。
次に、ATコントローラ1で行われる制御のうち、ドライブスリップ制御について図2の制御系構成図に基づき、説明する。
目標スリップ回転速度演算部100では、車速VSPとスロットル開度TVO(またはアクセル操作量APO)と変速比ip等に基づき、目標スリップ回転速度Ntを決定する。
実スリップ回転速度演算部101では、ポンプインペラの回転速度INからタービンランナの回転速度TNを減算してトルクコンバータ5の実スリップ回転速度SNを算出する。
ここで、インペラの回転速度INはエンジン回転速度Neと等価であり、また、タービンの回転速度TNは入力軸回転速度Niと同じ回転速度である。
スリップ回転速度偏差演算部102では、目標スリップ回転速度Ntと実スリップ回転速度SNとの間の偏差であるスリップ回転偏差ΔNを算出する。
スリップ回転速度指令値演算部103では、スリップ回転偏差ΔNをなくすために、比例・積分制御(以下、PI制御)により構成されたフィードバック補償器により、スリップ回転速度指令値SNcを算出する。
目標コンバータトルク演算部104では、タービン回転速度TNのときに、スリップ回転指令値SNcを達成するための目標コンバータトルクCTtを算出する。
エンジントルク推定部105では、エンジン回転数Neおよびスロットル開度TVOから算出したエンジントルクマップ値を、エンジンの動特性(吸気系の輸送遅れ分)を時定数Tの一次遅れとした場合のフィルタを通過させて、エンジントルク推定値ETrを算出する。
目標ロックアップクラッチ締結容量演算部106では、エンジントルク推定値ETrから目標コンバータトルクCTtを減算して目標ロックアップクラッチ締結容量CVtを算出する。
ロックアップクラッチ締結圧指令値演算部107では、現在の目標ロックアップクラッチ締結容量CVtを達成するためのロックアップクラッチ締結圧指令値CPcを検索する。
ソレノイド駆動信号演算部108では、実際のロックアップクラッチ締結圧をロックアップクラッチ締結圧指令値(差圧指令値)CPcにするためのロックアップデューティを決定し、ロックアップクラッチソレノイド8にデューティ信号Dutyとして出力する。
本発明は、図3に示すように、例えばTVO=1/8でエンジン回転速度Neと入力軸回転速度Niとの差(実スリップ回転)を目標スリップ回転にPI制御により制御して低車速一定速走行を行うドライブスリップ制御状態からのアクセル踏み込み(例えばTVO=8/8)時に実施されるロックアップ制御移行時に実施される技術である。
具体的には、まずドライブスリップ制御状態時に実スリップ回転が目標スリップ回転に達しない場合、エンジン回転速度Neを大きくして目標スリップ回転となるように、ロックアップクラッチ6に作用する圧力(差圧Pa−Pr)を低圧化する。
ドライブスリップ制御中のように発生トルクが小さい場合には、トルクコンバータ5に発生トルクが吸収され、作用圧の低下に伴うエンジン回転速度Neの増大が生じない。このため、ATコントローラ1は、ロックアップクラッチ6への作用圧をさらに減圧させるデューティ信号を継続して出力するため、ロックアップクラッチ6への作用圧が小さくなり、トルクコンバータ5の差圧が0MPaより低いマイナス差圧となりうる。
このようなマイナス差圧の状態からアクセルペダルが踏み込まれると、ロックアップ制御が開始されるが、差圧が0に戻るまでは、ロックアップ制御が実質的に開始されないロックアップクラッチ6のピストンの不感帯領域となり、エンジン回転速度が吹け上がり、運転者に違和感を感じさせることになる。
そこで本発明では、このようなピストンの不感帯対策として、ドライブスリップ制御中の積分値Iを検出し、積分値Iが所定値Itに達した時に、積分動作を停止して積分値Iが所定値Itを越えないように制限し、結果として差圧を制限することで不感帯が生じないようにした。つまり、図4に示すように、実スリップ回転速度を目標スリップ回転速度に制御する際に行なわれるPI制御の積分値Iを用いて、積分値Iをしきい値Itと比較し、しきい値Itに達した場合に、積分動作を停止し、積分値Iを一定に維持してロックアップクラッチ6へ作用する圧力(差圧)の低下を禁止し、差圧を一定とする制御を実施する。積分値Iと比較するしきい値Itは、ロックアップクラッチ6のピストンの不感帯が生じる差圧に応じて設定される。
このようにドライブスリップ制御中に、差圧を一定以下に低圧化しないように制御することで、ロックアップクラッチ6のピストンに不感帯が発生することがなく、エンジンの急激な吹け上がりを防止し、運転性の低下を防止できる。
次に、ATコントローラ1で実施される、本発明の特徴であるPI制御時の積分動作についてフローチャートを用いて説明する。
まず図5のフローチャートは、積分値の累積状態を判定する積分溜りのフローチャートである。
ステップS1で車速VSP、スロットル開度TVO、変速比ipを読み込み、これら入力値からステップS2で目標スリップ回転速度Ntを算出する。算出した目標スリップ回転速度Ntを記憶した前回値と比較してその変化率を求め、変化率ΔN1が所定変化率ΔNt以下かどうかをステップS4で判定する。
変化率ΔN1が所定変化率ΔNt以下であればステップS5に進み、越えていればステップS11に進み、積分溜りフラグを0に設定して制御を終了する。
ステップS5では、エンジン回転速度Neと入力軸回転速度Niとを読み込み、その差、実スリップ回転速度Nを算出する。続くステップS6で実スリップ回転速度NとステップS2で算出した目標スリップ回転速度Ntとを比較し、その差分ΔN2を算出し、前回までに累積した積分値In-1に差分ΔN2を加算して新たな積分値Inとする。
続くステップS7で算出した積分値Iがしきい値It以下かどうかを判定する。積分値Iがしきい値It以上であればステップ8に進み、しきい値に達していなければステップS11に進む。
ステップS8では、実スリップ回転速度Nを記憶した前回値と比較してその変化率を求め、変化率ΔN2が所定変化率ΔNt2以下かどうかを判定する。変化率ΔN2が所定変化率ΔNt2以下であれば、差圧指令値に対して実スリップ回転速度の変化が少なく、不感帯領域にあると判定し、ステップS10に進み、積分溜りフラグを1に設定して制御を終了する。変化率ΔN2が所定変化率ΔNt2を越えていればステップS11に進み、積分溜りフラグを0に設定して制御を終了する。
図6に示すフローチャートは、スロットル開度TVO条件を判定するフローチャートである。
ステップS21では、スロットル開度TVOを読み込み、読み込んだスロットル開度TVOが所定開度TVOt未満かどうかをステップS22で判定する。未満であればステップS23に進み、スロットル開度TVOが十分小さいとしてスロットル開度フラグに1を立てて、開度TVOが所定開度TVOt以上であればステップS24に進み、スロットル開度フラグを0をとして制御を終了する。
図7に示すフローチャートは、アイドルスイッチ条件を判定するためのフローチャートである。アイドルスイッチはアクセルペダルを完全に戻した状態でオン状態となるため、オン状態では制御上はドライブスリップ状態にない。
まずステップS31でアイドルスイッチのオンオフ信号を入力し、アイドルスイッチが0でないこと、つまりアクセルが開状態にあることを判定する。開状態であればステップS32に進み、アイドルスイッチフラグをオン状態の1にセットし、閉状態(=0)であればステップS33に進み、フラグをオフ状態の0にセットする。
図8のフローチャートは、積分値Iの累積状態からロックアップクラッチピストンの不感帯状態を判定するフローチャートである。
まずステップS41、S42でこれまで説明したフローチャートで設定した積分溜りフラグ、スロットル開度フラグとアイドルスイッチフラグがすべて1にセットされているかどうかを判定する。セットされていればステップS43に進み、1つでもフラグが0であればステップS44に進む。
ステップS43で不感帯領域にあることを示す不感帯履歴フラグを1にセットして続くステップS45で積分動作を停止する。
ステップS44では、不感帯履歴フラグが1かどうかを判定し、1であればステップS46に進み、0であればステップS48に進む。
ステップS46では、車速VSP、スロットル開度TVO、変速比ipを読み込み、これら入力値から目標スリップ回転速度Ntを算出し、記憶した目標スリップ回転速度のこれまでの演算結果とから目標スリップ回転速度Ntが傾向として下がっているかどうかを判定する。
下がっている場合にはステップS47に進み、傾向が変わらないか、上がっている場合にはステップS48に進む。ステップS47では図8に示すリセット判定を実施する。一方、ステップS48ではスロットル開度TVOを読み込み、このスロットル開度TVOが所定開度TVOt以上かどうかを判定する。所定開度以上であればステップS47に進み、所定開度TVOtに達していなければステップS49に進む。
ステップS49では不感帯履歴フラグを0にセットし、続くステップS50で積分動作を再開して制御を終了する。
図9は、ステップS47で実施される差圧指令値CPcのリセット判定を説明するフローチャートである。
まず現在のステップロックアップクラッチの差圧指令値CPcが所定範囲にあるかどうかを判定する。ここで、所定範囲の下限は、不感帯領域となる差圧近傍の値であり、上限はピストンが不感帯にない、正常状態でのストロークに対応する許容上限差圧とする。したがって、差圧指令値CPcが所定範囲にあればステップS52にて差圧指令値CPcのリセット値として現在の差圧指令値CPcを維持し、所定範囲になければステップS53で、新たな差圧指令値をセットする。
したがって、本発明では、PI制御の積分動作を停止することで積分値Iが所定値以下になることを制限することにより、ロックアップクラッチ6のピストンが不感帯領域に入ることを抑制し、ドライブスリップ制御状態からのアクセルペダルの踏み込みが行われた場合であってもエンジンの回転速度が吹けあがることがなく、運転者に違和感を生じさせることがなく、商品性を確保することができる。
以上のように、本発明によれば、不感帯によるエンジン回転速度の急激な吹け上がりを防止できるので、運転性に優れたトルクコンバータを有する自動変速機の制御装置に適用することができる。
本発明を適用する自動変速機の構成図である。 ATコントローラの構成を説明する図である。 本発明のピストンの不感帯を説明する図である。 本発明の不感帯制御を説明する図である。 積分溜りを説明するフローチャートである。 スロットル開度を判定するフローチャートである。 アイドルスイッチ条件判定のためのフローチャートである。 不感帯判定のためのフローチャートである。 リセット処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 ATコントローラ
4 自動変速機
5 トルクコンバータ
6 ロックアップクラッチ
14 アクセル操作量センサ

Claims (5)

  1. エンジンと自動変速機の間に介装されるとともにロックアップクラッチを備えたトルクコンバータと、
    前記ロックアップクラッチを作動するソレノイドバルブへの指令信号を用いて、エンジン回転速度と自動変速機の入力回転速度との実スリップ回転速度が目標スリップ回転速度となるようにPI制御するロックアップ制御手段と、
    を備えた自動変速機の制御装置において、
    前記ロックアップ制御手段は、
    前記目標スリップ回転速度と前記実スリップ回転速度の差を累積する積分手段と、
    累積した積分値が所定積分値以上かどうかを判定する積分値判定手段とを備え、
    一定速低速走行時、前記累積した積分値が所定積分値以上である場合に、前記積分手段の積分動作を停止するように制御することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. エンジンと自動変速機の間に介装されるとともにロックアップクラッチを備えたトルクコンバータと、
    前記ロックアップクラッチを作動するソレノイドバルブへの指令信号を用いて、エンジン回転速度と自動変速機の入力回転速度との実スリップ回転速度が目標スリップ回転速度となるようにPI制御するロックアップ制御手段と、
    を備えた自動変速機の制御装置において、
    前記ロックアップ制御手段は、
    前記目標スリップ回転速度と前記実スリップ回転速度の差を累積する積分手段と、
    前記目標スリップ回転速度を設定する目標スリップ回転速度設定手段と、
    前記目標スリップ回転速度の変化率を算出し、所定の目標スリップ回転速度変化率以下かどうかを判定する目標スリップ回転速度変化率判定手段とを備え、
    前記目標スリップ回転速度の変化率が前記所定の目標スリップ回転速度変化率以下の場合に前記積分手段が積分動作を停止するように制御することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  3. 前記ロックアップ制御手段は、
    検出されたエンジン回転速度と入力軸回転速度の差を算出する実スリップ回転速度演算手段と、
    前記実スリップ回転速度の変化率を算出し、所定の実スリップ回転速度変化率以下かどうかを判定する実スリップ回転速度変化率判定手段とを備え、
    前記実スリップ回転速度の変化率が前記所定の実スリップ回転速度変化率以下の場合に前記積分手段が積分動作を停止することを特徴とする請求項1または2に記載の自動変速機の制御装置。
  4. 前記ロックアップ制御手段は、
    アクセル開度が所定アクセル開度未満かどうかを判定するアクセル開度判定手段を備え、
    前記アクセル開度が所定アクセル開度未満の場合に前記積分手段が積分動作を停止することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の自動変速機の制御装置。
  5. 前記ロックアップ制御手段は、
    足離し状態かどうかを判定するアイドル判定手段を備え、
    エンジンがアイドリング状態でない場合に前記積分手段が積分動作を停止することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の自動変速機の制御装置。
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