JP5262944B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、自動揚げ物調理モードを利用した際の揚げ物調理の調理性能を向上させる誘導加熱調理器に関するものである。
従来、この種の自動揚げ物調理モードを搭載する誘導加熱調理器は、被加熱物温度検知手段や時間測定手段を用いて油量検知、反り鍋検知等を行い、その結果をふまえ補正を行い、調理中の油温を調節する構成を有していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−280157号公報
しかしながら、前記従来の構成では、自動揚げ物調理では油温を設定温度にするための出力制御が実際の調理に適さないことがあり、例えば鶏の唐揚げを調理する際、たまたま取り出そうとしたタイミングで温度調節のため出力が入らなかった場合、揚げ色は適当であるものの表面がべたつき、カラッと仕上がらないことがあるという課題を有していた。
また、2度揚げを行う際も、設定温度を変更しその温度になるまでの予熱時間が長いため、揚げ物がべたついたり、使用者の不満が高まることもあるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、安全性に考慮しつつ自動揚げ物中に使用者が好きなタイミングで高めの出力を出せるようにすることで、揚げ物がべたつくことなくカラっと仕上がることができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、被加熱物を載置するトッププレートと前記被加熱物を加熱する誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、前記インバータの出力を制御する制御手段と、前記被加熱物の温度を検知する温度検知手段と、時間をカウントする時間測定手段と、使用者が自動揚げ物調理モードを選択した際の温度選択設定を行い且つ自動揚げ物調理モード選択時に一時的に出力を上げることを可能とする出力アップ設定を行う操作部と、前記操作部で設定された内容を表示する表示部とを備え、前記自動揚げ物調理モード選択中に前記出力アップ設定を行う際、前記出力アップ設定を行う前記操作部押下されている間のみその設定を有効とし、前記出力アップ設定の行使中に時間経過を前記表示部で表示するとともに設定継続可能時間を前記時間測定手段により制限し、前記設定継続可能時間以降は無効とし、前記制御手段は、前記出力アップ設定の行使中に前記温度検知手段で検知された前記表示部で表示される温度が既定値以上になった場合には、出力の調整あるいは出力停止を行い、前記制御手段は、前記出力アップ設定が終了した後、揚げ物調理開始時に設定された設定温度での温度調節に戻る誘導加熱調理器であって、前記自動揚げ物調理モード中、前記出力アップ設定を複数回行うことを可能とするものの、2回目以降の前記出力アップ設定は、前記時間測定手段よって計時して前に行った前記出力アップ設定との間隔が一定時間以上で可能とする制限を設ける構成とした誘導加熱調理器としたものであり、これによって、基本的な油温度調節を自動で行いつつ、食材を取り出す前に少し高火力を入れ、油温度を高めることで油切れをよくし、カラっとした出来映えの揚げ物を得ることとしたものである。また、揚げ物を連続で行っても発火の可能性を抑制しつつ、確実に火力設定手段の効果を出すことが可能となる。
本発明の誘導加熱調理器は、自動揚げ物調理モードを選択した際の調理性能を向上させることができる。
本発明の第1、2の実施の形態における誘導加熱調理器の特性図 本発明の第1の実施の形態における油温と出力グラフ (a)本発明の第2の実施の形態における油温度と出力を示すグラフ(b)本発明の第2の実施の形態における油温度と出力を示すグラフ 本発明の第3の実施の形態における誘導加熱調理器の特性図 (a)本発明の第3の実施の形態における油温度と出力を示すグラフ(b)本発明の第3の実施の形態における油温度と出力を示すグラフ 本発明の第4の実施の形態における誘導加熱調理器の特性図
第1の発明は、被加熱物を載置するトッププレートと前記被加熱物を加熱する誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、前記インバータの
出力を制御する制御手段と、前記被加熱物の温度を検知する温度検知手段と、時間をカウントする時間測定手段と、使用者が自動揚げ物調理モードを選択した際の温度選択設定を行い且つ自動揚げ物調理モード選択時に一時的に出力を上げることを可能とする出力アップ設定を行う操作部と、前記操作部で設定された内容を表示する表示部と、備え、前記自動揚げ物調理モード選択中に前記出力アップ設定を行う際、前記出力アップ設定を行う前記操作部を押下している間のみその設定を有効とし、前記出力アップ設定の行使中に時間経過を前記表示部で表示するとともに設定継続可能時間を前記時間測定手段により制限し、前記設定継続可能時間以降は無効とし、前記制御手段は、前記出力アップ設定の行使中に前記温度検知手段で検知された前記表示部で表示される温度が既定値以上になった場合には、出力の調整あるいは出力停止を行い、前記制御手段は、前記出力アップ設定が終了した後、揚げ物調理開始時に設定された設定温度での温度調節に戻る誘導加熱調理器であって、前記自動揚げ物調理モード中、前記出力アップ設定を複数回行うことを可能とするものの、2回目以降の前記出力アップ設定は、前記時間測定手段よって計時して前に行った前記出力アップ設定との間隔が一定時間以上で可能とする制限を設ける構成とした誘導加熱調理器としたものであり、これにより基本的な油温度調節を自動で行いつつ、食材を取り出す前に少し高火力を入れ、油温度を高めることで油切れをよくし、カラっとした出来映えの揚げ物を得ることが可能となる。
また、前記自動揚げ物調理モード選択時に前記出力アップ設定を行使する際、設定継続可能時間を前記時間測定手段により制限し、その時間以降は無効とする誘導加熱調理器としたものであり、これにより油温度が高温になりすぎ発火してしまうといった可能性を失くすと共に、調理物が焦げすぎることも抑制することが可能となる。
また、前記自動揚げ物調理モード選択時に前記出力アップ設定を行使した際、前記表示部に前記時間測定手段による時間経過を表示する構成とした誘導加熱調理器としたものであり、これにより使用者は出力アップ設定の時間経過を知ることができるだけでなく、目安の時間と照らし合わせて調理を行うこともでき失敗を防ぐことが可能となる。
また、前記自動揚げ物調理モード選択時に前記出力アップ設定を行使した際、前記温度検知手段により検知された油の温度を前記表示部に表示させていく構成とした誘導加熱調理器としたものであり、これにより使用者は油温度を正確に知ることができ、高温になりすぎる前に出力アップ設定を解除することができる。
また、前記自動揚げ物調理モード選択時に前記出力アップを行使した際、前記温度検知手段による温度が既定値以上になった場合は、出力の調整あるいは出力停止を行う誘導加熱調理器としたものであり、これにより発火の危険性を抑えつつ出力アップ機能を継続することができる。
また、前記自動揚げ物調理モード選択時に行使された出力アップ設定が終了した後、揚げ物調理開始時に設定された設定温度での温度調節に戻る構成とした誘導加熱調理器したもので、これにより揚げ物を連続して行うことができる。
また、前記自動揚げ物調理モード中、前記出力アップ設定を複数回行うことを可能とするものの2回目以降の前記出力アップ設定は、前記時間測定手段よって計時して前に行った前記出力アップ設定との間隔が一定時間以上で可能とする制限を設ける構成とした誘導加熱調理器としたもので、これにより発火の可能性を抑制しつつ、確実に火力設定手段の効果を出すことが可能となる。
の発明は、アルミ鍋を判定する鍋種判定手段を備え、前記自動揚げ物調理モード選択時に前記出力アップ設定を行使した際の出力は、前記温度検知手段及び前記時間測定手段により油量検知が行われた際の結果に基づいて定められるとともに、前記制御手段は、前記鍋種判定手段によりアルミ鍋と判定された場合には出力を基準より上げる構成とした誘導加熱調理器としたもので、これによりどの油量でも油温の温度上昇速度を一定にすることができるので、時間の目安さえあれば使用者は好きな油量で調理を行っても同じ出来映えを得ることができるようになる。また、効率が悪く放熱も大きいアルミ鍋の鍋種による出来映えの差も緩和することができる。
第13の発明は、前記自動揚げ物調理モード選択時に行使した前記出力アップ設定を取り消したい場合に取り消すことを可能とする取り消し設定手段を有する誘導加熱調理器としたもので、突発的に起こるハプニングや操作上のミスに対応することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の特性図を示すものである。
図1において、1は被加熱物、2はトッププレート、3は誘導加熱コイル、4はインバータ、5は制御手段、6は加熱物の温度を検知する温度検知手段、7は時間を測定する時間測定手段、8は自動揚げ物調理を行う際に選択設定する自動揚げ物調理モード設定手段、9は自動揚げ物調理モードを選択した際、設定温度を選択する温度設定手段、10は自動揚げ物調理モード選択時に出力をアップさせる設定を行う入力アップ設定手段、11は使用者が加熱の設定を行う操作部、12は使用者により設定された内容を表示する表示部である。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下にその動作、作用を説明する。
通常、油が入った被加熱物1の鍋あるいはフライパンがトッププレート2に載置され、操作部11の自動揚げ物調理モード設定8及び温度設定9の操作完了により、揚げ物調理が開始されると、表示部12に選択した内容が表示されると共に、温度検知手段6及び時間測定手段7の情報と共にその信号が制御手段5に送られ、その制御に応じてインバータ4から加熱コイル3に高周波が供給され、温度検知手段6の結果に基づきつつ自動揚げ物調理が進行する。
しかし、例えば、この時、使用者により鶏の唐揚げの材料が投入され、内部まで火を通すまで加熱された後、操作部11にある出力アップ設定操作部10を好みの時間(例えば30秒間)使用者が押し続けるとその間のみ自動揚げ物モード時の最大出力値(例えば1500W)が出力され、油温が急激に上がる。これにより、油切れのよいカラっとした唐揚げを作ることができる。
図2は、油温と出力のグラフを示す。これによれば、食材を投入後油温度は一旦下がるものの、その後調理中に温度検知手段6の結果により制御手段5の入力がアップし、油温度調節が行われ、取り出し前に使用者が出力アップ手段10を選択している間、温度検知手段の検知温度が急激に上昇していることがわかる。
一般的に、揚げ物調理は取り出し前に油温度を上げることで油切れがよくなると言われており、この仕様を用いることで理想の揚げ物調理を行うことが可能となる。
また、この時出力アップ設定10の選択最大許容時間を時間測定手段7により制限(例えば1分)し、表示部12に無効表示を行ったりその最大許容時間以降の出力を制御手段5でOFFしたりすることで、高温になりすぎることによる焦げや、発火といった不具合を抑えることもできる。
また、一度使用者が出力アップ設定10を選択すると、時間をカウントする時間測定手段7と制御手段5により例えば30秒間自動的に1500Wが出力されるよう制御するといった一定時間自動的に揚げ物自動調理で使用する最大出力を出力する仕様にすることで、使用者は選択部を押し続けることなく簡便に使用することもできる。
また、表示部12に出力アップ設定10を行使した時点からの経過時間を表示させたり、出力アップ設定の最大許容時間からカウントダウン時間を表示させることで、使用者が望む目安時間通りの時間で出力アップ設定を使いこなすこともできるようになる。
また、この表示部12には、続行中の工程(例えば、予熱工程、温度調節工程、出力アップ工程)や、出力値を表示することもできる。
この時、表示部12に温度検知手段6により検知した油温度を表示させれば、使用者は目安を元により確実に調理を行えることができるようになり、使い勝手もアップする。
以上のように本実施の形態においては、自動揚げ物調理モードで基本の油温度調節は行いつつ、使用者が好きなタイミングで短時間の高温揚げを行うことができるので、常に油切れのよい揚げ物を手に入れることができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態の誘導加熱調理器で自動揚げ物調理を行った際の温度検知手段による測定温度グラフと出力の関係を示すものであり、以下、図1と図3を用い誘導加熱調理器についてその動作、作用を説明する。
予熱完了後、調理物が投入され、内部まで火が通った後、実施の形態1と同様使用者が食材を取り上げる前に操作部11にある出力アップ設定操作部10を例えば20秒間押し続けている間あるいは時間測定手段7と制御手段5により制限された最大許容時間の間のみ自動揚げ物モード時の最大出力値(例えば1500W)が出力される。その際調理物が少量であったり、食材の負荷が少ない場合、油温は急激に上昇し、そのまま最大出力値を入れ続けると危険性も高まり出来映えも劣ってしまう。従って、温度検知手段6が規定値θ(例えば230℃)に到達すると、図3(a)に示すように出力を下げθ値とθ値より低い値(例えばθ−5℃)で温度調節を行うようにする。そうすることで、油が高温になりすぎて焦げすぎが生じたり、あるいは発火してしまう可能性を回避することが可能となる。
また、図3(b)に示すように温度検知手段6が規定値θ(例えば230℃)に達すると、出力停止を行い、加熱を止めるようにすることもできる。
以上のように本実施の形態においては、自動揚げ物調理モードで基本の油温度調節を利用しつつ、使用者が好きなタイミングで安全性を維持しながら短時間の高温揚げを行うことが可能となる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の第3の実施の形態における誘導加熱調理器の特性図を示すものである。 図4において1〜12は図1と同様であり、13は音声報知手段である。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下にその動作、作用を説明する。
通常、油が入った被加熱物1の鍋あるいはフライパンがトッププレート2に載置され、操作部11の自動揚げ物調理モード設定8及び温度設定9の操作完了により、揚げ物調理が開始されると、表示部12に選択した内容が表示されると共に、温度検知手段6及び時間測定手段7の情報と共にその信号が制御手段5に送られ、その制御に応じてインバータ4から加熱コイル3に高周波が供給され、温度検知手段6の結果に基づきつつ自動揚げ物調理が進行する。
しかし、例えばこの時、使用者により例えば冷凍コロッケの材料が投入され内温が充分上がった後、取り出す前に出力アップ設定10が選択されると、出力アップ設定が行われ、設定終了時には音声報知手段13により報知が行われる。
この出力アップ設定が終了後、最初に設定していた自動揚げ物調理モードに戻り、図5(a)に示すようにはじめに設定されていた設定温度で温度調節加熱を続行することもできる。 また、図5(b)に示すように出力アップ設定が終了後、終了した時点の検知温度あるいは自動揚げ物調理モードにおける最高許容温度値(例えば210℃)で温度調節を行うことも可能である。
この時、自動揚げ物調理モード中の出力アップ設定10は複数回設定することができるが、2回目以降の出力アップ設定は前に行った出力アップ設定と間隔を一定時間(例えば3分以上)あける等制限を設けることもできる。尚、この制限は温度検知手段6による検知温度が規定値(例えば190℃)以下になった場合というように温度検知手段6による検知結果により制限することも可能である。
以上のように本実施の形態においては、自動揚げ物調理モードにおいて出力アップ設定で好きなタイミングで短時間の高温揚げ物ができるようにし、その設定終了後音声報知手段で設定終了を知らせると共にその後継続して自動揚げ物調理モードで安全性を確保しつつ油温度調節を行い、複数回出力アップ設定を行えるようにすることで、揚げ物を連続で行っても常に良好な出来映えを得ることが可能となる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の第4の実施の形態における誘導加熱調理器の特性図を示すものである。
図6において1〜13は図4と同様であり、14は出力設定手段であり、15は鍋種判定手段、16は取り消し設定手段である。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下にその動作、作用を説明する。
使用者が自動揚げ物調理モード8で調理を行う際、通常、油が入った被加熱物1の鍋あるいはフライパンがトッププレート2に載置され、操作部11の自動揚げ物調理モード設定8及び温度設定9の操作完了により、揚げ物調理が開始されると、表示部12に選択した内容が表示されると共に、温度検知手段6及び時間測定手段7の情報と共にその信号が制御手段5に送られ、その制御に応じてインバータ4から加熱コイル3に高周波が供給され、温度検知手段6の結果に基づきつつ自動揚げ物調理が進行する。
しかしこの時、使用者により例えば冷凍コロッケの材料が投入され内温が充分上がった後、取り出す前に出力アップ設定10が選択されると、表示部12の出力設定手段14により最適な出力を選択することで、適当な油温上昇速度を得ることができ、出来映えをさらに向上させることが可能となる。
例えば、冷凍コロッケ4個と魚のフライ1枚を比較した場合、温度設定手段9で180℃をどちらも選択し、予熱報知後食材を投入すると冷凍コロッケ4個は約40℃、魚のフライ1枚は約10℃油温度が投入時より低下する。その後、温度検知手段6により、温度低下が検知され出力がアップされると油温度は復帰するが、短時間調理が多い揚げ物で、特に冷凍コロッケ4個のような負荷量が多い場合は、調理中に油温度が完全に設定温度に戻りきるとは限らない。従って、冷凍コロッケ4個等負荷量が多い場合は出力アップ設定10を設定する際に出力設定手段14で高火力(例えば1500W)で油温度の温度上昇を助けると共に、一気に油温度を上げ揚げ物食材の表面をカラっとさせ、反対に魚のフライのような、負荷量が少ない食材の時には、低火力(例えば800W)で入力0よりは温度の復帰を確実に行いつつしかし焦げすぎを防ぐように火力を入れすぎないようにすることで、どのような食材、負荷量でも調理性能を向上させることができる。また、使用者にとっても、調理説明書等の出力アップ設定の使用方法の目安を参考にすることで、使いやすくなるメリットがある。
また、上記のように使用者が自らの勘や調理説明書等の目安を参考にして、自ら出力アップ設定10の出力を出力設定手段14で決定するのではなく、温度検知手段6と時間測定手段7の結果から得られた油量判定結果に基づき、多量判定時は高火力(例えば1500W)、少量判定時は低火力(例えば800W)の出力を出力アップ設定手段10が選択された場合自動で出力するようにすることも可能である。この時、鍋種判定手段15により効率が悪く放熱も大きいアルミ鍋と判定された場合は基準の出力値より出力を上げる等の対応を行えば、鍋種による出来映えの差も緩和することができる。
尚、出力アップ設定手段10は表示部12を操作し、取り消し設定手段16を選択する
ことでいつでも解除することが可能である。
以上のように本実施の形態においては、出力アップ設定手段10の出力を油量や食材、負荷量、鍋の種類に応じて可変するようにし、且つ常にその設定を解除できるようにすることで、自動揚げ物調理モードでの揚げ物調理の出来映えを格段に向上させることができる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、自動揚げ物調理モードで調理する際、食材取り出し前に出力アップさせる仕様を採用することで、揚げ物調理の性能を向上させることができる。
1 被加熱物
2 トッププレート
3 誘導加熱コイル
4 インバータ
5 制御手段
6 温度検知手段
7 時間測定手段
8 自動揚げ物調理モード設定
9 温度設定
10 出力アップ設定
11 操作部
12 表示部
13 音声報知手段
14 出力設定手段
15 鍋種判定手段

Claims (2)

  1. 被加熱物を載置するトッププレートと前記被加熱物を加熱する誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、前記インバータの出力を制御する制御手段と、前記被加熱物の温度を検知する温度検知手段と、時間をカウントする時間測定手段と、使用者が自動揚げ物調理モードを選択した際の温度選択設定を行い且つ自動揚げ物調理モード選択時に一時的に出力を上げることを可能とする出力アップ設定を行う操作部と、前記操作部で設定された内容を表示する表示部と備え
    前記自動揚げ物調理モード選択中に前記出力アップ設定を行う際、前記出力アップ設定を行う前記操作部押下されている間のみその設定を有効とし、前記出力アップ設定の行使中に時間経過を前記表示部で表示するとともに設定継続可能時間を前記時間測定手段により制限し、前記設定継続可能時間以降は無効とし、前記制御手段は、前記出力アップ設定の行使中に前記温度検知手段で検知された前記表示部で表示される温度が既定値以上になった場合には、出力の調整あるいは出力停止を行い、前記制御手段は、前記出力アップ設定が終了した後、揚げ物調理開始時に設定された設定温度での温度調節に戻る誘導加熱調理器であって、
    前記自動揚げ物調理モード中、前記出力アップ設定を複数回行うことを可能とするものの2回目以降の前記出力アップ設定は、前記時間測定手段よって計時して前に行った前記出力アップ設定との間隔が一定時間以上で可能とする制限を設ける構成とした誘導加熱調理器。
  2. アルミ鍋を判定する鍋種判定手段を備え、前記自動揚げ物調理モード選択時に前記出力アップ設定を行使した際の出力は、前記温度検知手段及び前記時間測定手段により油量検知が行われた際の結果に基づいて定められるとともに、前記制御手段は、前記鍋種判定手段によりアルミ鍋と判定された場合には出力を基準より上げる構成とした請求項に記載の誘導加熱調理器。
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