JP5257158B2 - 色変換装置、色変換方法およびプログラム - Google Patents

色変換装置、色変換方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、入力された色信号を出力デバイスに適した色信号に変換する色変換装置、色変換方法およびプログラムに関する。
従来、コンピュータ上のカラー画像データをカラープリンタなどのカラー出力デバイスに出力する際に、画像データの色合わせ処理を行なうカラーマッチングシステム(CMS)の開発が盛んに行われている。このCMSの基本は、RGB信号で表される画像データの色を数量的に測定し(測色)、これに相当する出力デバイス用の色信号に変換することにある。しかし、電子写真やインクジェットプリンタによる色再現範囲は、ディスプレイの色再現範囲に比べて極めて狭いため、ディスプレイ上の色を忠実に再現することは不可能である。そこで、従来から出力デバイスが再現できない色を再現可能な色にマッピングする技術(ガマットマッピング技術ともいう)が知られており、多くの方式が提案されている。
例えば、特許文献1の色域マッピング方法および色域マッピング装置は、入力デバイスの1次、2次色の飽和色を、出力デバイスの1次、2次色の飽和色と合わせるように色域をマッピングする。それに対応して、入力デバイスの1次、2次色の色域稜線を、連続的かつ滑らかに変化するようにマッピングする技術を開示している。
また、特許文献2の色変換装置は、彩度を維持したまま最高彩度点の明度を出力ガマットに合わせた後、出力ガマット内にマッピングする技術を開示している。
さらに、特許文献3の画像処理装置は、入力ガマットの最高彩度点のマッピング先を求め、マッピング先の明度と最高彩度点の明度が一致するように入力ガマットを補正し、その後マッピングする技術を開示している。
上記従来例では、入力データをデバイスに依存しない色信号、例えばCIELab空間の信号であるL*a*b*信号に変換し、CIELab空間上でマッピング先を決定する。また、均等色空間は、明度、彩度、色相といった3つの成分で色が表現可能であり、空間内の距離として定義される色差が人間の感じる色の差とよく対応がとれている。このため、人間が見て違和感の少ないマッピングを行うことができる。
例えば、出力デバイスで再現できない色については、出力デバイスで再現できる色の中で明度差、彩度差、色相差の重みを変えて計算した色差が最小となる色で再現する技術が知られている(特開平10−84487号公報参照)。また、無彩色軸上や入力された色信号と同じ色相の彩度軸上に投影目標点を設定し、出力デバイスのガマット外の色については色相を一定にして出力デバイスのガマット内に圧縮写像する技術(特開平9−168097号公報、あるいは特開平9−18727号公報)なども知られている。しかし、このようなガマットマッピング技術にあっては、階調のつぶれ、もしくは彩度の逆転現象が起こり得るという課題があった。
図11は、従来の色変換装置によって入力ガマットの最外郭上の点P1、P2について色相を保存しつつ色相面内で色差が最小となるように出力ガマットの最外郭上にマッピングした状態を説明する図であり、図12は、従来の色変換装置によって入力ガマットの最外郭上の点P1、P2について無彩色軸上の投影目標点に向かって出力ガマットの最外郭上にマッピングした状態を説明する図である。
図11では、マッピング先である点P1’、P2’が同じ点になっており、P1,P2の階調差がつぶれている。また、図12では、マッピング先の点P1’、P2’は異なる点となっているため、階調差は残っている。しかし、彩度の変化(左右方向)を見てみると、入力ガマットの最外郭上の点P1、P2においては、彩度(P1)>彩度(P2)という関係にあるが、マッピング先である点P1’、P2’については、彩度(P1’)<彩度(P2’)という関係となっており、彩度の大小関係が逆転している。これが、上記した彩度の逆転現象という課題を示している。
このような彩度の逆転現象を解決する技術としては、上記特許文献1に示す技術が開発されている。すなわち、入力ガマットの最高彩度点を出力ガマットの最高彩度点にマッピングする方向を求め、その方向と無彩色軸との交点を投影目標点とすることにより、その他の点のマッピングを行うものである。
図13は、特許文献1におけるガマットマッピング技術を説明する図であり、図14は、シャドー部がえぐれた形状を持つ出力ガマットに対して図13と同様のガマットマッピング方法を用いた様子を示す図である。
図13に示すように、マッピング先の点P1’、P2’においては階調つぶれがなく、彩度の逆転現象もないため、良好なガマットマッピングが実現されていることがわかる。しかし、現実には、出力ガマットの形状が、図13に示すような素直な形状ではない場合も多い。そこで、図14に示すようなシャドー部がえぐれた形状を持つ出力ガマットを想定し、図13と同様のガマットマッピング方法を用いた場合、図14に示すように、マッピング先の点P1’、P2’において、階調つぶれがなく、彩度の逆転現象も起きていないが、階調差が逆に拡大しすぎて、階調飛びの危険がある。このように、上記特許文献1のガマットマッピング技術を用いて画像を変換した場合、階調性が大きく異なってくることがあるという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、入力された色信号を出力デバイスに適した色信号に変換する際に、彩度の逆転がなく、階調性を保つような色変換を行うことができる色変換装置、色変換方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、入力された色信号を画像出力装置によって再現可能な出力ガマット内の色信号に変換する色変換装置であって、白色点もしくは黒色点と任意の有彩色点とを結ぶライン上の複数の入力色信号からなる入力ラインを入力するライン入力手段と、前記入力ラインの中で最も高い彩度を持つ最高彩度点が前記出力ガマットの表面にマッピングされるように、前記入力ライン全体を補正する入力ライン補正手段と、前記補正後の入力ラインに含まれる各入力色信号を、出力ガマットの表面にマッピングする表面マッピング手段と、前記入力ライン補正手段によって補正された入力ライン、もしくは補正された入力ラインを構成する各点が出力ガマットの表面近傍に位置するか否かを判定する表面近傍判定手段と、を備え、前記表面近傍判定手段が、補正された入力ライン、もしくは補正された入力ラインを構成する各点が出力ガマットの表面近傍に位置すると判定した場合、前記表面マッピング手段によって補正後の入力ラインに含まれる各入力色信号を出力ガマットの表面にマッピングする処理を行うこと、を特徴とする。
また、本発明は、入力された色信号を画像出力装置が再現可能な出力ガマット内の色信号に変換する色変換装置で実行される色変換方法であって、前記色変換装置は、ライン入力手段、入力ライン補正手段、表面マッピング手段、および、表面近傍判定手段を備え、前記ライン入力手段が、白色点もしくは黒色点と任意の有彩色点とを結ぶライン上の複数の入力色信号からなる入力ラインを入力するステップと、前記入力ライン補正手段が、前記入力ラインの中で最も高い彩度を持つ最高彩度点が出力ガマットの表面にマッピングされるように、前記入力ライン全体を補正するステップと、前記表面マッピング手段が、前記補正後の入力ラインに含まれる各入力色信号を、出力ガマットの表面にマッピングするステップと、前記表面近傍判定手段が、前記入力ライン補正手段によって補正された入力ライン、もしくは補正された入力ラインを構成する各点が出力ガマットの表面近傍に位置するか否かを判定するステップと、補正された入力ライン、もしくは補正された入力ラインを構成する各点が出力ガマットの表面近傍に位置すると判定された場合、前記表面マッピング手段によって補正後の入力ラインに含まれる各入力色信号を出力ガマットの表面にマッピングするステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明は、入力された色信号を画像出力装置が再現可能な出力ガマット内の色信号に変換する色変換装置で実行されるプログラムであって、前記色変換装置は、ライン入力手段、入力ライン補正手段、および表面マッピング手段を備え、前記ライン入力手段が、白色点もしくは黒色点と任意の有彩色点とを結ぶライン上の複数の入力色信号からなる入力ラインを入力するステップと、前記入力ライン補正手段が、前記入力ラインの中で最も高い彩度を持つ最高彩度点が出力ガマットの表面にマッピングされるように、前記入力ライン全体を補正するステップと、前記表面マッピング手段が、前記補正後の入力ラインに含まれる各入力色信号を、出力ガマットの表面にマッピングするステップと、表面近傍判定手段が、前記入力ライン補正手段によって補正された入力ライン、もしくは補正された入力ラインを構成する各点が出力ガマットの表面近傍に位置するか否かを判定するステップと、補正された入力ライン、もしくは補正された入力ラインを構成する各点が出力ガマットの表面近傍に位置すると判定された場合、前記表面マッピング手段によって補正後の入力ラインに含まれる各入力色信号を出力ガマットの表面にマッピングするステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、ライン入力手段により白色点もしくは黒色点と任意の有彩色点とを結ぶライン上の複数の入力色信号からなる入力ラインを入力し、入力ライン補正手段により入力ラインの中で最も高い彩度を持つ最高彩度点が出力ガマットの表面にマッピングされるように入力ライン全体を補正し、表面マッピング手段により補正後の入力ラインに含まれる各入力色信号が出力ガマットの内側にあるか外側にあるかに関わらず、出力ガマット表面にマッピングするようにしたため、最高彩度点と白色点もしくは黒色点との間の点について、階調性を保つようなマッピングを行うことができ、彩度の逆転がなく、階調性を保つような色変換を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、ライン入力手段が、白色点もしくは黒色点と任意の有彩色点とを結ぶライン上の複数の入力色信号からなる入力ラインを入力し、入力ライン補正手段が、入力ラインの中で最も高い彩度を持つ最高彩度点が出力ガマットの表面にマッピングされるように、入力ライン全体を補正し、表面マッピング手段が、補正後の入力ラインに含まれる各入力色信号を、出力ガマットの内側にあるか外側にあるかに関わらず、出力ガマットの表面にマッピングするようにしたため、最高彩度点と白色点もしくは黒色点との間の点について、階調性を保つようなマッピングを行うことができ、彩度の逆転がなく、階調性を保つような色変換を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、ライン入力手段が、白色点もしくは黒色点と任意の有彩色点とを結ぶライン上の複数の入力色信号からなる入力ラインを入力し、入力ライン補正手段が、入力ラインの中で最も高い彩度を持つ最高彩度点が出力ガマットの表面にマッピングされるように、入力ライン全体を補正し、表面マッピング手段が、補正後の入力ラインに含まれる各入力色信号を、出力ガマットの内側にあるか外側にあるかに関わらず、出力ガマットの表面にマッピングするようにコンピュータに実行させるプログラムとしたため、最高彩度点と白色点もしくは黒色点との間の点について、階調性を保つようなマッピングを行うことができ、彩度の逆転がなく、階調性を保つような色変換を行うことができるという効果を奏する。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる色変換装置の構成を示すブロック図である。 図2は、明度変換を行う1次元テーブルの一例を示す図である。 図3は、入力ラインが点Pw、点Pi、点Psからなる場合の入力ライン補正部による補正の様子を説明する図である。 図4は、入力ラインが点Pk、点Pi、点Psからなる場合の入力ライン補正部による補正の様子を説明する図である。 図5は、表面近傍判定部による判定処理のフローチャートである。 図6は、点Pw、点Ps、点Pkからなる入力ラインの点Psが低明度方向にマッピングされている場合を説明する図である。 図7は、点Pw、点Ps、点Pkからなる入力ラインの点Psが高明度方向にマッピングされている場合を説明する図である。 図8は、補正ラインに垂直な方向で出力ガマットの表面にマッピングする場合を説明する図である。 図9は、従来例の課題を本発明によって解決できることを示す図である。 図10は、第3の実施の形態における色変換テーブルの一例を示す図である。 図11は、従来の色変換装置によって入力ガマットの最外郭上の点P1、P2について色相を保存しつつ色相面内で色差が最小となるように出力ガマットの最外郭上にマッピングした状態を説明する図である。 図12は、従来の色変換装置によって入力ガマットの最外郭上の点P1、P2について無彩色軸上の投影目標点に向かって出力ガマットの最外郭上にマッピングした状態を説明する図である。 図13は、特許文献1におけるガマットマッピング技術を説明する図である。 図14は、シャドー部がえぐれた形状を持つ出力ガマットに対して図13と同様のガマットマッピング方法を用いた様子を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる色変換装置、色変換方法およびプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態では、パーソナル・コンピュータ(PC)で作成、もしくはデジタルカメラ等で撮影されたRGB画像を構成する色信号を入力し、プリンタ等の画像出力装置により出力可能なCMYK信号に変換する色変換装置を例にあげて説明する。本発明における色変換装置は、カラープリンタ、カラーファクス、カラーハードコピーなどの画像処理装置や、パソコン、ワークステーション上で稼動するカラープリンタ用ソフトウェア等に好適に適用することができる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる色変換装置の構成を示すブロック図であり、図2は、明度変換を行う1次元テーブルの一例を示す図であり、図3は、入力ラインが点Pw、点Pi、点Psからなる場合の入力ライン補正部による補正の様子を説明する図であり、図4は、入力ラインが点Pk、点Pi、点Psからなる場合の入力ライン補正部による補正の様子を説明する図であり、図5は、表面近傍判定部による判定処理のフローチャートであり、図6は、点Pw、点Ps、点Pkからなる入力ラインの点Psが低明度方向にマッピングされている場合を説明する図であり、図7は、点Pw、点Ps、点Pkからなる入力ラインの点Psが高明度方向にマッピングされている場合を説明する図であり、図8は、補正ラインに垂直な方向で出力ガマットの表面にマッピングする場合を説明する図であり、図9は、従来例の課題を本発明によって解決できることを示す図である。
図1に示すように、本発明の色変換装置10は、ライン入力手段としてのライン入力部11、第1の色変換部12、明度レンジ圧縮部13、入力ライン補正手段としての入力ライン補正部14、表面近傍判定手段としての表面近傍判定部15、表面マッピング手段としての表面マッピング部16、ガマット外マッピング手段としてのガマット外マッピング部17、および第2の色変換部18などにより構成されている。
ライン入力部11は、RGBで表現される入力色信号を含む複数の色信号から成る入力ラインを第1の色変換部12へ入力するものである。まず、入力色信号を色相(H)、彩度(S)、明度(L)からなるHSL信号に変換する。ここで、色相を示すHは、0から360までの値をとり、彩度を示すS、および明度を示すLは、0から1までの値をとる。続いて、HSL信号のうち、入力色信号とHとSの値が等しいものから、入力ラインを構成する。つまり、RGB信号の特性から、HとSが等しい色信号セットの中で、L*a*b*空間等の人間の知覚に対応した色空間に変換したときの彩度が最も大きくなる色信号、すなわち最高彩度点は、一般的にはL=0.5の色信号である。この最高彩度点を入力ラインの端点として、入力色信号がL>0.5であれば、L=1の点である白色点(Pw)、入力点(Pi)、最高彩度点(Ps)の色信号セットを入力ラインとする。そうでなければ、L=0の点である黒色点(Pk)、入力点(Pi)、最高彩度点(Ps)の色信号セットを入力ラインとする。
第1の色変換部12は、入力ラインを構成するRGB信号(もしくは、HSL信号)をL*a*b*信号に変換するものである。PCで作成されるRGB信号は、sRGB信号であることがほとんどのため、ここではsRGB信号の定義に従ってL*a*b*信号に変換する。
明度レンジ圧縮部13は、入力される色信号の明度レンジを出力ガマットの明度レンジに合わせるように圧縮する処理を行うものである。sRGB信号の明度L*のレンジは、0〜100であるが、プリンタの明度L*のレンジはそれよりも小さい。ここでは、15〜95であるとする。従って、図2に示した明度変換を行う1次元テーブルを用いることにより、明度レンジを出力ガマットに合わせることができる。図2の場合は、明度変換前後の関係が一次式となるような明度変換を行うテーブルとしたが、必ずしもこれに限定されず、一次式とは異なる変換特性を持つような明度変換を行うこともできる。
入力ライン補正部14は、入力ライン中の最高彩度点が出力ガマット外にあった場合に、入力ライン中の最高彩度点が出力ガマット表面にマッピングされるように、入力ライン全体に対して補正処理を行うものである。図3に示すように、白色点をPw、黒色点をPk、入力ラインの最高彩度点をPsとし、元々の入力色信号を点Piとする。また、補正後の色信号は、Pi’、Ps’というように「’」を付けて示している。そして、点Piは、点Pwと点Psとの間にあり、図中の破線で示した入力ラインは、点Pw、点Pi、点Psで構成されている。この入力ライン補正部14による補正処理を図3によって説明する。
まず、入力ライン補正部14は、入力ラインの最高彩度点Psが出力ガマット外にあるかどうかを判定する。ここで、出力ガマット外ではない、すなわち、出力ガマット内である場合は、入力ラインに対して補正処理を実施しない。また、図3に示すように、点Psが出力ガマット外である場合は、点Psを出力ガマット表面にマッピングする。ここでは、色相を保存しつつ、かつ彩度を保存する方向にマッピングする。ただし、彩度を保存することが不可能な場合、すなわち、点Psが、同色相の出力ガマットの最高彩度点よりも高彩度な場合は、マッピング先を同色相の出力ガマットの最高彩度点Ps’とする。
続いて、点Ps以外の入力ラインに含まれる点について補正する。補正方法としては、白色点Pwおよび黒色点Pkは動かさないマッピングされた点Psの変化量に応じて、ラインの連続性を保って補正するようにする。具体的には、下記の(1)および(2)式を用いる。
C*(Pi’)=C*(Pi)×C*(Ps’)/C*(Ps) ……(1)
L*(Pi’)=L*(Pi)+{L*(Ps’)−L*(Ps)}×{L*(Pi)−
L*(Pw)}/{L*(Ps)−L*(Pw)} ……(2)
入力点Piの彩度C*(Pi)をC*(Pi’)に、明度L*(Pi)をL*(Pi’)に変換する。ただし、ここでは点Piが点Psと点Pwとの間にある場合の式を示したが、点Piが点Psと点Pkとの間にある場合(図4の場合)は、上記(2)式のL*(Pw)の部分をL*(Pk)に置き換えた下記(3)式を用いる。
図4に示すように、図1の色変換装置10の入力ライン補正部14は、入力ライン中の最高彩度点が出力ガマット外にあった場合、入力ライン中の最高彩度点が出力ガマット表面にマッピングされるように、入力ライン全体に対して補正処理を行う。図4では、白色点をPw、黒色点をPk、入力ラインの最高彩度点をPsとし、元々の入力色信号を点Piとする。また、補正後の色信号は、Pi’、Ps’で示している。そして、点Piは、点Pkと点Psとの間にあり、図中の破線で示した入力ラインは、点Pk、点Pi、点Psで構成されている。入力ライン補正部14による図4の補正処理を説明する。
入力ライン補正部14は、入力ラインの最高彩度点Psが出力ガマット外にあるかどうかを判定する。最高彩度点Psが出力ガマット外ではない、すなわち、出力ガマット内である場合は、入力ラインに対して補正処理を実施しない。また、図4に示すように、点Psが出力ガマット外である場合は、点Psを出力ガマット表面にマッピングする。ここでは、色相を保存しつつ、かつ彩度を保存する方向にマッピングする。ただし、彩度を保存することが不可能な場合、すなわち、点Psが、同色相の出力ガマットの最高彩度点よりも高彩度な場合は、マッピング先を同色相の出力ガマットの最高彩度点Ps’とする。
続いて、点Ps以外の入力ラインに含まれる点について補正する。補正方法としては、白色点Pwおよび黒色点Pkは動かさないマッピングされた点Psの変化量に応じて、ラインの連続性を保って補正するようにする。具体的には、上記(1)式と、下記(3)式とを用いる。
L*(Pi’)=L*(Pi)+{L*(Ps’)−L*(Ps)}×{L*(Pi)−
L*(Pk)}/{L*(Ps)−L*(Pk)} ……(3)
入力点Piの彩度C*(Pi)をC*(Pi’)に、明度L*(Pi)をL*(Pi’)に変換する。
表面近傍判定部15は、入力ライン補正部14により補正された入力ライン(以下、補正ラインともいう)がガマットの表面近傍に位置するか否かを判定するものである。図5に示すように、表面近傍判定部15は、第1の判定として、点Psが出力ガマット内部にあるか否かを判定する(ステップS100)。Yesの場合とは、点Psが元々出力ガマット内部にあり、入力ライン補正部14による補正が加えられてない場合であって、補正ラインが出力ガマットの表面近傍に位置していないと判定する(ステップS104)。
また、ステップS100において、点Psが出力ガマット内部に無い場合は、ステップS101に移行して、第2の判定を行う。すなわち、点Psが出力ガマットの最高彩度点にマッピングされているか否かが判定される。Yesの場合は、補正ラインが出力ガマットの表面近傍に位置していると判定される(ステップS106)。これは、図3あるいは図4のような場合である。
ステップS101の第2の判定でNoの場合は、ステップS102の第3の判定において、点Psが低明度方向にマッピングされているか否かを判定する。ステップS102でYesの場合とは、例えば、図6のように、入力ラインの点Psが低明度方向にマッピングされている場合であり、ステップS105において第4の判定が行われる。
第4の判定では、入力ラインが点Pwと点Ps、およびその間の点から構成されているか否かを判定し、Yesの場合は、補正ラインが出力ガマットの表面近傍に位置すると判定する(ステップS106)。また、Noの場合は、補正ラインが出力ガマットの表面近傍に位置しないと判定する(ステップS104)。すなわち、図6に示すように、点Pwと点Psを結ぶラインは出力ガマットの表面近傍に位置しており、逆に点Pkと点Psを結ぶラインは、出力ガマットの表面近傍には位置しないことが分かる。
また、ステップS102の第3の判定でNoの場合とは、例えば、図7のように、入力ラインの点Psが高明度方向にマッピングされている場合であり、ステップS103において第5の判定が行われる。第5の判定では、入力ラインが点Pkと点Ps、およびその間の点から構成されているかを判定し、Yesの場合は、補正ラインが出力ガマットの表面近傍に位置すると判定する(ステップS106)。また、Noの場合は、補正ラインが出力ガマットの表面近傍に位置しないと判定する(ステップS104)。すなわち、図7に示すように、点Pkと点Psを結ぶラインは出力ガマットの表面近傍に位置しており、逆に点Pwと点Psを結ぶラインは、出力ガマットの表面近傍には位置しないことが分かる。
このような表面近傍判定部15の判定処理により、補正ラインが出力ガマットの表面近傍に位置しているか否かが判定され、その判定結果によって次段の処理が異なってくる。すなわち、補正ラインが出力ガマットの近傍に位置している場合は(ステップS106)、図1に示す表面マッピング部16に入力される。一方、補正ラインが出力ガマットの近傍に位置していない場合は(ステップSステップS104)、図1に示すガマット外マッピング部17に入力される。
ガマット外マッピング部17は、補正ラインを構成する各点について、出力ガマット外にあるか否かを判定する。出力ガマット内にある場合はマッピング処理を行う必要はないが、出力ガマット外にある場合には、出力ガマット表面にマッピング処理する必要がある。マッピング方法としては、ここでは例えば色相を保存しつつ、色相面内で色差が最小となる点にマッピングする方法を用いたが、その他の方法を用いても良い。
表面マッピング部16は、補正ラインを構成する各点について、出力ガマット外にあるか否かは判定せずに、全点を出力ガマット表面にマッピングする処理を行う。補正ラインが出力ガマットの表面近傍に位置している場合は、補正前の入力ラインはおおよそ出力ガマット外に位置しているため、最終的なマッピング先は、出力ガマット近傍であることが望ましい。従って、補正ラインが出力ガマットの外であるかにかかわらず、出力ガマット表面にマッピングするようにする。マッピング方法としては、色相を保存しつつ、補正ラインにおおよそ垂直な方向にマッピングする方法が望ましい。例えば、補正ラインが直線に近い場合は、図8に示すように、色相を保存しつつ、点Psと点Pw(もしくは、点Pk)を結ぶ直線に垂直な方向にマッピングする方法を用いることができる。図8中の矢印は、マッピング方向を示している。
第2の色変換部18は、マッピングされたL*a*b*信号を画像出力用のCMYK信号に変換するものである。これは、標準的なカラーマネージメントシステムであるICCプロファイルを用いた色変換技術を用いることができる。
第1の実施の形態によれば、以上のように構成された色変換装置10により、入力された色信号(RGB信号)を画像出力用の色信号(CMYK信号)に変換することができる。特に、本発明の特徴的な構成としては、入力ライン補正部14と表面マッピング部16であり、この入力ライン補正部14により、入力ラインにおける彩度の逆転現象が発生しないよう補正を行う。そして、表面マッピング部16により、階調性を保ちつつ出力ガマット表面にマッピングすることにより、適切なガマットマッピングを実施することができる。その結果、彩度の逆転現象がなくなり、階調性の保たれる色変換を行うことができる。このため、図14に示した従来技術において階調性を良好に保つことができない場合であっても、図9に示す矢印のように出力ガマット表面にマッピングすることが可能となるので、階調性を良好に保つことができる。
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、入力ライン補正部14が入力ラインの最高彩度点Psのマッピング方法として、色相を保存しつつ、彩度を保存する方向でマッピングを実施することにより、階調性の保たれる色変換処理を行っている。しかし、本発明は、この色変換処理に限定されるものではなく、種々のマッピング方法を採用することができる。
例えば、第2の実施の形態では、色相を保存しつつ、色相面内で色差が最小となる点にマッピングする方法、あるいは、色相を保存することなく、単純に色差が最小となる点にマッピングする方法などを用いることができる。また、入力ラインの最高彩度点Psがその色相における入力ガマット最高彩度点であり、入力ラインが入力ガマットの最外郭ラインである場合には、常に出力ガマットの最高彩度点にマッピングする方法を用いることも効果的である。
このように、第2の実施の形態によれば、出力ガマットの全領域を無駄なく使用することができ、彩度の逆転がなく、階調性を保つような色変換を行うことが可能となる。
(第3の実施の形態)
図10は、第3の実施の形態における色変換テーブルの一例を示す図である。この第3の実施の形態では、色変換方法に関する色変換テーブルの作成方法について説明する。
上記第1の実施の形態では、RGB画像を入力すると、画素毎に入力ラインを設定し、種々の処理を行ってCMYK信号に変換している。しかし、この方法では、大きな画像を変換する際には、処理時間が非常に長くなる可能性がある。このため、第3の実施の形態における色変換テーブル作成方法により、事前にRGB信号とCMYK信号の変換関係を記述した色変換テーブルを作成しておき、画像を変換する際に、色変換テーブルを参照した補間演算を実施することによって、短時間で色変換処理を行えるようにする。
第3の実施の形態における色変換テーブルの作成方法としては、まず、色相(H)=0, 15,30,・・・,330,345の24色相、彩度(S)=0,1/8,2/8,3/8,4/8,5/8,6/8,7/8,1の9段階について、明度(L)=0,1/16,2/16,3/16,・・・,7/16,0.5の9段階で点を設定したもの、および、明度(L)=0.5,9/16,10/16,・・・,15/16,1の9段階で点を設定したものを入力ラインとする。すなわち、HSの各値に、Lを振った点で構成されたハイライトライン、シャドーラインを作成しておく。
続いて、上記第1の実施の形態で説明した図1の色変換装置10を用いて全てのラインを構成するHSL信号をCMYK信号に変換する。このHSL信号に対応する入力RGB信号と出力CMYK信号との関係をそのまま色変換テーブルとしても良いが、ここでは図10に示すように、RGBで均等に分割された点に対応するCMYK信号を色変換テーブルとしている。従って、HSLで分割された点に対応するCMYK信号値を用いて、RGBで均等分割された点に対応するCMYK信号値を求めるようにする。このCMYK信号値求める方法としては、補間演算処理を用いて求めれば良い。上記のように作成された色変換テーブルを用いて色変換する際に用いる補間演算処理としては、立方体補間、三角柱補間、四面体補間等の補間方法を用いて行うことができる。
このように、第3の実施の形態によれば、色変換テーブルを作成し、これを利用して色変換処理を行うことによって、短時間で色変換処理を行うことができ、最高彩度点と白色点もしくは黒色点との間の点についても、階調性を保つようなマッピングを行うことができるため、彩度の逆転現象が起きることなく、階調性を保つような色変換を行うことができる。
(第4の実施の形態)
上記第1〜第3の実施の形態における機能を実現させるため、各種のデバイスを動作させる装置あるいはシステム内のコンピュータに対して、前記機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも本発明の範疇に含まれる。
またこの場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が前述した第1〜第3の実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段として、例えばかかるプログラムコードを格納する記憶媒体は本発明を構成する。このプログラムコードを格納する記憶媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、供給されたプログラムコードをコンピュータが実行することにより、上記した第1〜第3の実施の形態における機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して、上記した第1〜第3の実施の形態の機能が実現される場合にも、かかるプログラムコードは本発明の実施の形態に含まれる。
さらに、供給されたプログラムコードが、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記した第1〜第3の実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。
10 色変換装置
11 ライン入力部
12 第1の色変換部
13 明度レンジ圧縮部
14 入力ライン補正部
15 表面近傍判定部
16 表面マッピング部
17 ガマット外マッピング部
18 第2の色変換部
特開2004−032140号公報 特開2005−348053号公報 特開2003−143425号公報

Claims (10)

  1. 入力された色信号を画像出力装置によって再現可能な出力ガマット内の色信号に変換する色変換装置であって、
    白色点もしくは黒色点と任意の有彩色点とを結ぶライン上の複数の入力色信号からなる入力ラインを入力するライン入力手段と、
    前記入力ラインの中で最も高い彩度を持つ最高彩度点が前記出力ガマットの表面にマッピングされるように、前記入力ライン全体を補正する入力ライン補正手段と、
    前記補正後の入力ラインに含まれる各入力色信号を、出力ガマットの表面にマッピングする表面マッピング手段と、
    前記入力ライン補正手段によって補正された入力ライン、もしくは補正された入力ラインを構成する各点が出力ガマットの表面近傍に位置するか否かを判定する表面近傍判定手段と、を備え、
    補正された入力ライン、もしくは補正された入力ラインを構成する各点が出力ガマットの表面近傍に位置すると判定された場合、前記表面マッピング手段によって補正後の入力ラインに含まれる各入力色信号を出力ガマットの表面にマッピングする処理を行うこと、
    特徴とする色変換装置。
  2. 前記出力ガマット外の色信号を出力ガマット表面にマッピングして、出力ガマット内の色信号を維持するガマット外マッピング手段をさらに備え、
    前記表面近傍判定手段が補正された入力ライン、もしくは補正された入力ラインを構成する各点が出力ガマットの表面近傍に位置しないと判定した場合、前記ガマット外マッピング手段は、出力ガマット外にあるか否かを判定し、出力ガマット外にある場合は前記ガマット外マッピング手段による処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の色変換装置。
  3. 前記表面マッピング手段は、前記出力ガマット表面において前記入力ラインの最高彩度点と同色相の最高彩度点と出力ガマットの白色点もしくは黒色点とを結ぶ直線に垂直な方向で出力ガマット表面にマッピングすることを特徴とする請求項1または2に記載の色変換装置。
  4. 前記入力ラインは、入力ガマットの白色点もしくは黒色点と、入力ガマットの任意の色相での最高彩度点とを結ぶライン上の複数の入力色信号からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の色変換装置。
  5. 前記入力ライン補正手段は、前記入力ラインの最高彩度点が出力ガマット表面において前記入力ラインの最高彩度点と同色相の最高彩度点にマッピングされるように、前記入力ライン全体を補正することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の色変換装置。
  6. 前記入力ライン補正手段は、前記入力ラインの最高彩度点が出力ガマット表面において前記入力ラインの最高彩度点と同色相かつ同彩度の点にマッピングされるように、前記入力ライン全体を補正することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の色変換装置。
  7. 前記入力ライン補正手段は、前記入力ラインの最高彩度点が出力ガマット表面において前記入力ラインの最高彩度点と同色相かつ色相面内で色差が最小となる点にマッピングされるように、前記入力ライン全体を補正することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の色変換装置。
  8. 前記入力ライン補正手段は、前記入力ラインの最高彩度点が出力ガマット表面において色差が最小となる点にマッピングされるように、前記入力ライン全体を補正することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の色変換装置。
  9. 入力された色信号を画像出力装置が再現可能な出力ガマット内の色信号に変換する色変換装置で実行される色変換方法であって、
    前記色変換装置は、ライン入力手段、入力ライン補正手段、表面マッピング手段、および、表面近傍判定手段を備え、
    前記ライン入力手段が、白色点もしくは黒色点と任意の有彩色点とを結ぶライン上の複数の入力色信号からなる入力ラインを入力するステップと、
    前記入力ライン補正手段が、前記入力ラインの中で最も高い彩度を持つ最高彩度点が出力ガマットの表面にマッピングされるように、前記入力ライン全体を補正するステップと、
    前記表面マッピング手段が、前記補正後の入力ラインに含まれる各入力色信号を、出力ガマットの表面にマッピングするステップと、
    前記表面近傍判定手段が、前記入力ライン補正手段によって補正された入力ライン、もしくは補正された入力ラインを構成する各点が出力ガマットの表面近傍に位置するか否かを判定するステップと、
    補正された入力ライン、もしくは補正された入力ラインを構成する各点が出力ガマットの表面近傍に位置すると判定された場合、前記表面マッピング手段によって補正後の入力ラインに含まれる各入力色信号を出力ガマットの表面にマッピングするステップと、
    を含むことを特徴とする色変換方法。
  10. 入力された色信号を画像出力装置が再現可能な出力ガマット内の色信号に変換する色変換装置で実行されるプログラムであって、
    前記色変換装置は、ライン入力手段、入力ライン補正手段、および表面マッピング手段を備え、
    前記ライン入力手段が、白色点もしくは黒色点と任意の有彩色点とを結ぶライン上の複数の入力色信号からなる入力ラインを入力するステップと、
    前記入力ライン補正手段が、前記入力ラインの中で最も高い彩度を持つ最高彩度点が出力ガマットの表面にマッピングされるように、前記入力ライン全体を補正するステップと、
    前記表面マッピング手段が、前記補正後の入力ラインに含まれる各入力色信号を、出力ガマットの表面にマッピングするステップと、
    表面近傍判定手段が、前記入力ライン補正手段によって補正された入力ライン、もしくは補正された入力ラインを構成する各点が出力ガマットの表面近傍に位置するか否かを判定するステップと、
    補正された入力ライン、もしくは補正された入力ラインを構成する各点が出力ガマットの表面近傍に位置すると判定された場合、前記表面マッピング手段によって補正後の入力ラインに含まれる各入力色信号を出力ガマットの表面にマッピングするステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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