JP5966817B2 - 色変換テーブル作成装置及びプログラム - Google Patents
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請求項13に記載の発明は、入力値から出力デバイスのデバイス値への色変換に用いる色変換テーブルを作成するコンピューターを、入力色域において複数の色相の色相毎に彩度が最高の色である最高彩度点に対してそれぞれ目標色を設定する目標色設定部、色相毎に前記最高彩度点の色彩値及び当該最高彩度点に対応する目標色の色彩値に基づいて調整値を算出する算出部、前記色変換テーブルの前記入力値に対応する色彩値の彩度及び/又は明度に基づいて前記入力値に対応する色彩値の色相における前記調整値に重み付けを行い、当該重み付け後の調整値及び前記入力値に対応する色彩値に基づいて演算を行う色彩値演算部、前記色彩値演算部により求められた値を前記出力デバイスのデバイス値に変換する変換部、前記変換部により得られた前記出力デバイスのデバイス値を、前記入力値に対応する出力値として前記色変換テーブルを作成するテーブル作成部、として機能させるためのプログラムであって、前記色彩値演算部は、前記入力値に対応する色彩値の色相における前記最高彩度点の明度より当該最高彩度点に対応する目標色の明度の方が低い場合に、前記入力値に対応する色彩値と前記色彩値演算部により求められる値の色差が、当該最高彩度点と当該最高彩度点に対応する目標色の色差に当該最高彩度点の彩度に対する前記入力値に対応する色彩値の彩度の比を掛けた値より大きくなるような重みを用い、前記入力値に対応する色彩値の色相における前記最高彩度点の明度より当該最高彩度点に対応する目標色の明度の方が高い場合に、前記入力値に対応する色彩値と前記色彩値演算部により求められる値の色差が、当該最高彩度点と当該最高彩度点に対応する目標色の色差に当該最高彩度点の彩度に対する前記入力値に対応する色彩値の彩度の比を掛けた値より小さくなるような重みを用いる。
本発明では、入力色域において色相毎に彩度が最高の色である最高彩度点に対してそれぞれ目標色を設定しておき、各色相おける最高彩度点が当該最高彩度点に対応する目標色に変換されるように、また、各色相おいて最高彩度点以外の色については彩度、明度、目標色に応じて変換されるように、色変換テーブルを作成する。目標色は、出力色空間の色域を最大限に使用する色であることが望ましい。これにより、入力色空間と出力色空間に色域差があっても、任意の高彩度部の色変換が可能になると同時に、低彩度部については色が大きく変わることを抑えることが可能となる。
次に、本発明に係る色変換テーブル作成装置の第1の実施の形態について説明する。
図2に、印刷システム100のシステム構成を示す。図2に示すように、印刷システム100は、プリンター10、コントローラー20、色変換テーブル作成装置30、印刷指示端末40a,40b,・・・を備え、各装置は、通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。
なお、色再現ポリシーの違いにより、レンダリングインテントを設定することができる。レンダリングインテントは、知覚、測色、彩度から選ぶことができ、デバイスプロファイル232は、レンダリングインテントの違いにより、3種類のLUTを持つことになる。
入力画像データのデバイス値(CMYK値、RGB値等)は、ソースプロファイルのAtoBテーブルを用いてデバイスに依存しない色彩値に変換され、この色彩値がデスティネーションプロファイルのBtoAテーブルを用いて出力デバイスのデバイス値(CMYK値)に変換される。この変換を経ることで、目標とするデバイスのデバイス値に対応するプリンター10のCMYK値を求めることができる。
デバイスリンクプロファイル233の場合、レンダリングインテントの概念はなく、一つのLUTのみから構成される。入力画像データのデバイス値は、デバイスリンクプロファイルのLUTを用いて、出力デバイスのCMYK値に変換される。
CPU21は、色変換処理プログラム231との協働により、記憶部23に記憶されているデバイスプロファイル232又はデバイスリンクプロファイル233を用いて、画像データに対して色変換を行う。
CPU31(算出部)は、色相毎に、最高彩度点の色彩値及び当該最高彩度点に対応する目標色の色彩値に基づいて調整値を算出する。具体的には、CPU31は、色相毎に、目標色の色彩値と当該目標色に対応する最高彩度点の色彩値との差を調整値として算出する。
「入力値に対応する色彩値」とは、色変換テーブルの入力値が色彩値である場合には、入力値そのものであり、色変換テーブルの入力値が色彩値でない場合には、入力値を色彩値に変換した値である。第1の実施の形態は、本発明を、出力デバイスのデバイスプロファイルのBtoAテーブルの作成に適用する場合の例である。BtoAテーブルの入力値は色彩値であるから、以下、第1の実施の形態において、「入力値に対応する色彩値」については、単に「入力値」と記載する。
色差は、二つの色の違いを示す値であり、色彩値色空間での二つの色の距離に相当する。例えば、L*a*b*色空間では、二つの色のL*軸、a*軸、b*軸方向の差をそれぞれ二乗したものの和の平方根が色差となる。
CPU31(テーブル作成部)は、この変換により得られた出力デバイスのデバイス値を、入力値に対応する出力値として色変換テーブルを作成する。
図5は、色変換テーブル作成装置30において実行される第1のデバイスプロファイル作成処理を示すフローチャートである。第1のデバイスプロファイル作成処理は、CPU31と、記憶部33に記憶されている色変換テーブル作成処理プログラム331との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
なお、目標色データ332の設定方法は、この例に限定されず、予め色変換テーブル作成装置30に定義しておいてもよいし、色変換テーブル作成装置30が参照できるファイルに定義しておいてもよい。また、ユーザーの操作部34からの操作により目標色データ332を置き換え可能としてもよい。
各色相に対して目標色を設定してもよいが、ユーザーによる指定の容易さを考えると、入力デバイス値の組み合わせ(R,G,B)で全色相を網羅するように目標色を設定する方法も有用である。
また、図7では、出力色空間としてCMYK色空間を用いた場合について説明したが、出力色空間としてRGB色空間を用いてもよいし、5色又は6色の色材を用いるデバイスのデバイス値を用いてもよい。
入力プロファイル選択領域64は、入力プロファイル(入力色空間)を選択するための領域である。ユーザーに入力プロファイルを選択させずに、予め既定のRGB色空間等を定義しておいてもよい。
入力色彩値表示領域66には、入力デバイス値指定領域65において指定された入力デバイス値に対応する色彩値が表示される。
目標デバイス値表示領域68には、目標色指定領域67において指定された目標色に対応するデバイス値が表示される。
入力プロファイル選択領域74は、入力プロファイル(入力色空間)を選択するための領域である。
入力色彩値表示領域76には、入力デバイス値指定領域75において指定された入力デバイス値に対応する色彩値が表示される。
目標色彩値表示領域78には、目標デバイス値指定領域77において指定された目標デバイス値に対応する色彩値が表示される。
重みWiは、入力点の色相h* 3iにおける入力色域の最高彩度点の彩度C* giに対する入力点の彩度C* 3iの比率C* 3i/C* gi、入力点の色相h* 3iにおける入力色域の最高彩度点の明度L* giに対する入力点の明度L* 3iの比率L* 3i/L* giの関数である。明度L* gi、彩度C* giは、ステップS4で目標色が設定された入力色域における各色相での最高彩度点の明度L* 1p、彩度C* 1pに基づいて、補間計算により求められる。
<具体例1>
入力点の彩度C* 3iによって重み付けをする場合には、例えば、次式が用いられる。
入力点の彩度C* 3iによって重み付けをする場合であって、さらに、低彩度部の色を変えないように閾値t(0<t<C* gi)を設定した場合には、例えば、次式が用いられる。
入力点の彩度C* 3iと明度L* 3iによって重み付けをする場合であって、入力点の色相h* 3iにおいて入力色域の最高彩度点の明度L* giより当該最高彩度点に対応する目標色の明度の方が低い場合には、例えば、次式が用いられる。
処理が終了していない入力点がある場合には(ステップS13;NO)、ステップS6に戻り、処理が繰り返される。
以上で、第1のデバイスプロファイル作成処理が終了する。
CMYKプリンターの色域は、図10(a)に示すように、彩度−明度平面において下に凸のすり鉢状になっている場合があり、この場合、入力彩度に比例した重み付けでは、出力色域を最大限に使用することができず、色域欠損部が生じてしまう。シャドウ部の階調性は、印刷物の品質を左右する重要な項目であるため、シャドウ部において色域を最大限有効に使用することが望ましい。
図11(a)に示すように、CMYKプリンターの色域が、彩度−明度平面において下に凸のすり鉢状になっている場合には、入力彩度に比例した重み付けでは、出力色域を最大限に使用することができず、色域欠損部が生じてしまう。
また、入力値の色相における最高彩度点の明度より当該最高彩度点に対応する目標色の明度の方が高い場合に、入力値(色彩値I)と演算結果値(色彩値I’)の色差が、当該最高彩度点と当該最高彩度点に対応する目標色の色差に当該最高彩度点の彩度に対する入力値の彩度の比を掛けた値より小さくなるような重みを用いることにより、出力色空間の色域をより有効に使うことができ、色域欠損を防止することができる(図11(b)参照)。
また、色彩値よりもCMYK値等のデバイス値の方が指定しやすいユーザーにとっては、目標色を出力デバイスのデバイス値で設定することができる。
また、色相のみを指定し、出力デバイスの色域において、指定された色相で彩度が最高の色を目標色として設定する場合には、より簡単に目標色を設定することができる。
次に、本発明に係る色変換テーブル作成装置の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、入力色域の各色相における最高彩度点に対する目標色の比に基づいてデバイスプロファイルを作成する場合について説明する。第2の実施の形態における印刷システムは、第1の実施の形態に示した印刷システム100と同様の構成であるため、図2〜図4を援用し、その構成については説明を省略する。以下、第2の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
CPU31(算出部)は、色相毎に、最高彩度点の色彩値及び当該最高彩度点に対応する目標色の色彩値に基づいて調整値を算出する。具体的には、CPU31は、色相毎に、最高彩度点の色彩値に対する当該最高彩度点に対応する目標色の色彩値の比を調整値として算出する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態と同様、本発明を、出力デバイスのデバイスプロファイルのBtoAテーブルの作成に適用する場合の例である。BtoAテーブルの入力値は色彩値であるから、以下、第2の実施の形態において、「入力値に対応する色彩値」については、単に「入力値」と記載する。
CPU31(テーブル作成部)は、この変換により得られた出力デバイスのデバイス値を、入力値に対応する出力値として色変換テーブルを作成する。
図12は、色変換テーブル作成装置30において実行される第2のデバイスプロファイル作成処理を示すフローチャートである。第2のデバイスプロファイル作成処理は、CPU31と、記憶部33に記憶されている色変換テーブル作成処理プログラム331との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
ステップS31〜ステップS34の処理は、図5のステップS11〜ステップS14の処理と同様であるため、説明を省略する。
以上で、第2のデバイスプロファイル作成処理が終了する。
次に、本発明に係る色変換テーブル作成装置の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では、入力デバイスの色域の各色相における目標色と最高彩度点との差に基づいてデバイスリンクプロファイルを作成する場合について説明する。第3の実施の形態における印刷システムは、第1の実施の形態に示した印刷システム100と同様の構成であるため、図2〜図4を援用し、その構成については説明を省略する。以下、第3の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
CPU31(算出部)は、色相毎に、最高彩度点の色彩値及び当該最高彩度点に対応する目標色の色彩値に基づいて調整値を算出する。具体的には、CPU31は、色相毎に、目標色の色彩値と当該目標色に対応する最高彩度点の色彩値との差を調整値として算出する。
CPU31(テーブル作成部)は、この変換により得られた出力デバイスのデバイス値を、入力値に対応する出力値として色変換テーブルを作成する。
図13は、色変換テーブル作成装置30において実行される第1のデバイスリンクプロファイル作成処理を示すフローチャートである。第1のデバイスリンクプロファイル作成処理は、CPU31と、記憶部33に記憶されている色変換テーブル作成処理プログラム331との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
デバイスリンクプロファイルの作成においては、計算時に1種類のレンダリングインテントが選択される。
処理が終了していない入力点がある場合には(ステップS53;NO)、ステップS46に戻り、処理が繰り返される。
以上で、第1のデバイスリンクプロファイル作成処理が終了する。
また、入力値に対応する色彩値の色相における最高彩度点の明度より当該最高彩度点に対応する目標色の明度の方が高い場合に、入力値に対応する色彩値(色彩値I)と演算結果値(色彩値I’)の色差が、当該最高彩度点と当該最高彩度点に対応する目標色の色差に、当該最高彩度点の彩度に対する入力値に対応する色彩値の彩度の比を掛けた値より小さくなるような重みを用いることにより、出力色空間の色域をより有効に使うことができ、色域欠損を防止することができる(図11(b)参照)。
また、色彩値よりもCMYK値等のデバイス値の方が指定しやすいユーザーにとっては、目標色を出力デバイスのデバイス値で設定することができる。
また、色相のみを指定し、出力デバイスの色域において、指定された色相で彩度が最高の色を目標色として設定する場合には、より簡単に目標色を設定することができる。
次に、本発明に係る色変換テーブル作成装置の第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態では、入力デバイスの色域の各色相における最高彩度点に対する目標色の比に基づいてデバイスリンクプロファイルを作成する場合について説明する。第4の実施の形態における印刷システムは、第1の実施の形態に示した印刷システム100と同様の構成であるため、図2〜図4を援用し、その構成については説明を省略する。以下、第4の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
CPU31(算出部)は、色相毎に、最高彩度点の色彩値及び当該最高彩度点に対応する目標色の色彩値に基づいて調整値を算出する。具体的には、CPU31は、色相毎に、最高彩度点の色彩値に対する当該最高彩度点に対応する目標色の色彩値の比を調整値として算出する。
CPU31(テーブル作成部)は、この変換により得られた出力デバイスのデバイス値を、入力値に対応する出力値として色変換テーブルを作成する。
図14は、色変換テーブル作成装置30において実行される第2のデバイスリンクプロファイル作成処理を示すフローチャートである。第2のデバイスリンクプロファイル作成処理は、CPU31と、記憶部33に記憶されている色変換テーブル作成処理プログラム331との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
ステップS71〜ステップS74の処理は、図13のステップS51〜ステップS54の処理と同様であるため、説明を省略する。
以上で、第2のデバイスリンクプロファイル作成処理が終了する。
20 コントローラー
30 色変換テーブル作成装置
31 CPU
32 RAM
33 記憶部
34 操作部
35 表示部
36 通信部
37 測色器IF部
40a,40b,・・・ 印刷指示端末
50 測色器
100 印刷システム
231 色変換処理プログラム
232 デバイスプロファイル
233 デバイスリンクプロファイル
331 色変換テーブル作成処理プログラム
332 目標色データ
351 目標色指定画面
352 目標色指定画面
N 通信ネットワーク
Claims (13)
- 入力値から出力デバイスのデバイス値への色変換に用いる色変換テーブルを作成する色変換テーブル作成装置であって、
入力色域において複数の色相の色相毎に彩度が最高の色である最高彩度点に対してそれぞれ目標色を設定する目標色設定部と、
色相毎に前記最高彩度点の色彩値及び当該最高彩度点に対応する目標色の色彩値に基づいて調整値を算出する算出部と、
前記色変換テーブルの前記入力値に対応する色彩値の彩度及び/又は明度に基づいて前記入力値に対応する色彩値の色相における前記調整値に重み付けを行い、当該重み付け後の調整値及び前記入力値に対応する色彩値に基づいて演算を行う色彩値演算部と、
前記色彩値演算部により求められた値を前記出力デバイスのデバイス値に変換する変換部と、
前記変換部により得られた前記出力デバイスのデバイス値を、前記入力値に対応する出力値として前記色変換テーブルを作成するテーブル作成部と、
を備え、
前記調整値は、前記最高彩度点の色彩値に対する当該最高彩度点に対応する目標色の色彩値の比であり、
前記色彩値演算部は、前記重み付け後の調整値を前記入力値に対応する色彩値に乗算する色変換テーブル作成装置。 - 入力値から出力デバイスのデバイス値への色変換に用いる色変換テーブルを作成する色変換テーブル作成装置であって、
入力色域において複数の色相の色相毎に彩度が最高の色である最高彩度点に対してそれぞれ目標色を設定する目標色設定部と、
色相毎に前記最高彩度点の色彩値及び当該最高彩度点に対応する目標色の色彩値に基づいて調整値を算出する算出部と、
前記色変換テーブルの前記入力値に対応する色彩値の彩度及び/又は明度に基づいて前記入力値に対応する色彩値の色相における前記調整値に重み付けを行い、当該重み付け後の調整値及び前記入力値に対応する色彩値に基づいて演算を行う色彩値演算部と、
前記色彩値演算部により求められた値を前記出力デバイスのデバイス値に変換する変換部と、
前記変換部により得られた前記出力デバイスのデバイス値を、前記入力値に対応する出力値として前記色変換テーブルを作成するテーブル作成部と、
を備え、
前記色彩値演算部は、
前記入力値に対応する色彩値の色相における前記最高彩度点の明度より当該最高彩度点に対応する目標色の明度の方が低い場合に、前記入力値に対応する色彩値と前記色彩値演算部により求められる値の色差が、当該最高彩度点と当該最高彩度点に対応する目標色の色差に当該最高彩度点の彩度に対する前記入力値に対応する色彩値の彩度の比を掛けた値より大きくなるような重みを用い、
前記入力値に対応する色彩値の色相における前記最高彩度点の明度より当該最高彩度点に対応する目標色の明度の方が高い場合に、前記入力値に対応する色彩値と前記色彩値演算部により求められる値の色差が、当該最高彩度点と当該最高彩度点に対応する目標色の色差に当該最高彩度点の彩度に対する前記入力値に対応する色彩値の彩度の比を掛けた値より小さくなるような重みを用いる色変換テーブル作成装置。 - 前記調整値は、前記目標色の色彩値と当該目標色に対応する最高彩度点の色彩値との差であり、
前記色彩値演算部は、前記重み付け後の調整値を前記入力値に対応する色彩値に加算する、
請求項2に記載の色変換テーブル作成装置。 - 前記調整値は、前記最高彩度点の色彩値に対する当該最高彩度点に対応する目標色の色彩値の比であり、
前記色彩値演算部は、前記重み付け後の調整値を前記入力値に対応する色彩値に乗算する、
請求項2に記載の色変換テーブル作成装置。 - 前記色彩値演算部は、前記入力値に対応する色彩値の彩度と前記入力値に対応する色彩値の色相における前記最高彩度点の彩度との比、及び/又は、前記入力値に対応する色彩値の明度と前記入力値に対応する色彩値の色相における前記最高彩度点の明度との比に基づいて、前記入力値に対応する色彩値の色相における前記調整値に重み付けを行う、
請求項1から4のいずれか一項に記載の色変換テーブル作成装置。 - 前記色彩値演算部は、前記入力値に対応する色彩値の彩度が予め定められた閾値未満の場合に、前記入力値に対応する色彩値と前記色彩値演算部により求められる値の色差が所定の値以下となるような重みを用いる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の色変換テーブル作成装置。 - 前記目標色設定部は、前記目標色を色彩値で設定する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の色変換テーブル作成装置。 - 前記目標色設定部は、前記目標色を前記出力デバイスのデバイス値で設定する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の色変換テーブル作成装置。 - 前記目標色設定部は、前記出力デバイスの色域において、ユーザーにより指定された色相で彩度が最高の色を前記目標色として設定する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の色変換テーブル作成装置。 - ユーザーが前記目標色を指定するための操作部を備える、
請求項1から9のいずれか一項に記載の色変換テーブル作成装置。 - 前記目標色を指定するためのGUI表示を行う表示部を備える、
請求項10に記載の色変換テーブル作成装置。 - 入力値から出力デバイスのデバイス値への色変換に用いる色変換テーブルを作成するコンピューターを、
入力色域において複数の色相の色相毎に彩度が最高の色である最高彩度点に対してそれぞれ目標色を設定する目標色設定部、
色相毎に前記最高彩度点の色彩値及び当該最高彩度点に対応する目標色の色彩値に基づいて調整値を算出する算出部、
前記色変換テーブルの前記入力値に対応する色彩値の彩度及び/又は明度に基づいて前記入力値に対応する色彩値の色相における前記調整値に重み付けを行い、当該重み付け後の調整値及び前記入力値に対応する色彩値に基づいて演算を行う色彩値演算部、
前記色彩値演算部により求められた値を前記出力デバイスのデバイス値に変換する変換部、
前記変換部により得られた前記出力デバイスのデバイス値を、前記入力値に対応する出力値として前記色変換テーブルを作成するテーブル作成部、
として機能させるためのプログラムであって、
前記調整値は、前記最高彩度点の色彩値に対する当該最高彩度点に対応する目標色の色彩値の比であり、
前記色彩値演算部は、前記重み付け後の調整値を前記入力値に対応する色彩値に乗算するプログラム。 - 入力値から出力デバイスのデバイス値への色変換に用いる色変換テーブルを作成するコンピューターを、
入力色域において複数の色相の色相毎に彩度が最高の色である最高彩度点に対してそれぞれ目標色を設定する目標色設定部、
色相毎に前記最高彩度点の色彩値及び当該最高彩度点に対応する目標色の色彩値に基づいて調整値を算出する算出部、
前記色変換テーブルの前記入力値に対応する色彩値の彩度及び/又は明度に基づいて前記入力値に対応する色彩値の色相における前記調整値に重み付けを行い、当該重み付け後の調整値及び前記入力値に対応する色彩値に基づいて演算を行う色彩値演算部、
前記色彩値演算部により求められた値を前記出力デバイスのデバイス値に変換する変換部、
前記変換部により得られた前記出力デバイスのデバイス値を、前記入力値に対応する出力値として前記色変換テーブルを作成するテーブル作成部、
として機能させるためのプログラムであって、
前記色彩値演算部は、
前記入力値に対応する色彩値の色相における前記最高彩度点の明度より当該最高彩度点に対応する目標色の明度の方が低い場合に、前記入力値に対応する色彩値と前記色彩値演算部により求められる値の色差が、当該最高彩度点と当該最高彩度点に対応する目標色の色差に当該最高彩度点の彩度に対する前記入力値に対応する色彩値の彩度の比を掛けた値より大きくなるような重みを用い、
前記入力値に対応する色彩値の色相における前記最高彩度点の明度より当該最高彩度点に対応する目標色の明度の方が高い場合に、前記入力値に対応する色彩値と前記色彩値演算部により求められる値の色差が、当該最高彩度点と当該最高彩度点に対応する目標色の色差に当該最高彩度点の彩度に対する前記入力値に対応する色彩値の彩度の比を掛けた値より小さくなるような重みを用いるプログラム。
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