JP2011109485A - 色変換テーブル作成プログラム、色変換テーブル作成装置及び色変換テーブル作成方法 - Google Patents

色変換テーブル作成プログラム、色変換テーブル作成装置及び色変換テーブル作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プリンタによって出力可能な色域をより広くする。
【解決手段】色彩値をプリンタが出力すべきデバイス値(CMYK値)に変換するための色変換テーブルを作成する際に、三つの仮想基本色軸(仮想C軸,仮想M軸,仮想Y軸)により構成される仮想基本色軸座標を利用する。仮想基本色軸座標には、複数のカラーパッチに対応するデバイス値が対応付けられ、更に、各デバイス値で出力されたカラーパッチの色彩値が対応付けられる。仮想基本色軸座標に対するデバイスCMY値の対応付けは、一つの仮想基本色軸の座標が増加するに従って、少なくとも一つの他の仮想基本色軸に対応するデバイス値が減少する箇所を有するものである。色変換テーブルに格納すべき色彩値毎に、色彩値に対応する仮想基本色軸座標を求め、この仮想基本色軸座標を介して、対応するデバイス値を求めて色変換テーブルを作成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、色変換テーブル作成プログラム、色変換テーブル作成装置及び色変換テーブル作成方法に関する。
従来、プリンタの出力色を所望の色に調整するためには、ICC(International Color Consortium)プロファイル等が用いられている。ICCプロファイルの作成時には、デバイスに依存しない色彩値(L*a*b*等)をプリンタが出力すべきデバイス値(CMYK値)に変換するための“色彩値→デバイス値”のLUT(Look Up Table)を作成する必要がある。このLUTは、ICCプロファイルではBtoAテーブルと呼ばれている。BtoAテーブルは、プリンタにより複数のカラーパッチを含むチャートを出力し、各カラーパッチに対応するデバイス値及び各カラーパッチを測色して得られた色彩値に基づいて作成される。
しかし、ISO12642等の一般的なプロファイル用のチャートを用いた場合、測色された一つの色彩値に対してK値の異なる複数のCMYK値の組み合わせが存在し得るので、チャートの測色結果を用いて色彩値からデバイス値(CMYK値)を逆算しようとしても一意に定まらない。
そのため、色彩値が重複しないようにCMYK値を定めた独自のチャートを出力し、その測色値を用いて“色彩値→デバイス値”のLUTを逆算する方法が用いられている(特許文献1参照)。この方法では、独自のチャートを用いるため、測色値を他のシステムで利用したり比較したりすることができない。また、チャートにより使用できるデバイス値が固定されてしまい、複数のデバイス値を取り得る色域の十分内部(色域内外の境界付近ではなく、十分に色再現可能な部分)においてK値とCMY値の比率を変えた値をLUTに追加しようとしても不可能である。
また、カラーパッチを測色して得られた色彩値を一旦、該当するデバイスCMY値に変換し、その後CMY値をCMYK値に変換する方法も提案されている。色彩値をデバイスCMY値に変換する際には、K値を使用しないので一意に定まるが、色彩値を正確に保ちつつCMY値をCMYK値に変換するには、経験や試行錯誤が必要となる。
そこで、ISO12642等の汎用的なチャートを用い、計算時の中間体として仮想的なCMY軸(仮想基本色軸)により定められる仮想CMY座標を用いる方法が提案されている(特許文献2参照)。この仮想CMY座標には、色彩値が重複しないように選択されたデバイス値(CMYK値)が対応付けられ、更に、各デバイス値で出力されたカラーパッチの色彩値(L*a*b*等)が対応付けられる。そして、“色彩値→デバイス値”のLUTに記載すべき各色彩値に対応する仮想CMY座標を逆算し、当該仮想CMY座標を介して、各色彩値に対応するデバイス値を求める。
特許文献2に記載の方法では、連続性を重要視して、CMYに関しては、仮想CMY座標にデバイスCMY値がそのまま対応付けられている。すなわち、仮想CMY軸の座標が増加するに従って、その軸に対応するデバイス値のみが増加する。また、Kに関しては、仮想CMY座標の最小値に応じてデバイスK値が決定される。具体的には、仮想CMY座標のうちの最小値が大きいほどデバイスK値が大きくなる。
特開2004−56271号公報 特許第2898030号公報
しかし、チャート上のカラーパッチを構成するデバイス値のうち、仮想CMY座標に対応付けられなかったデバイス値(及び当該デバイス値に対応する測色値)については、プリンタの出力において利用することができなくなってしまう。すなわち、仮想CMY座標にデバイス値をどのように対応付けるかで、プリンタで利用できる色域の広さが変わってしまう。また、複数のデバイス値を取り得る色域の十分内部において、K値とCMY値の比率をどのように選択するかは、プリンタの変動安定性及び粒状性に影響し、色変換時のデバイス値の連続性に関係するため、出力画像の階調性(色の変化の滑らかさ)に影響する。したがって、仮想CMY座標に対するデバイス値の対応付け方は、最終的な色変換性能に大きく影響する重要なポイントである。
従来、特許文献2に記載の方法は、主に、高精度なカラーマッチングが必要とされるハイエンドプルーファー等のデバイスのプロファイルを作成する際に用いられていた。そのため、擬似輪郭や違和感を防ぐにはデバイスCMYK値の連続性が必要であり、仮想CMY座標は、対応付けられたデバイス値の連続性を重要視して作られていた。仮想CMY座標に対応付けられるデバイス値は、プリンタが持つ理論上の全ての色域を利用するものではなく、結果的に色域最外周付近の色域の一部(低明度かつ高彩度部)が利用できないものであったが、色材量に制限のないハイエンドプルーファーでは実用上大きな問題はなかった。
色彩値を表す表色系には、L*a*b*やL*u*v*等、いくつか種類があり、それぞれ定義の仕方が異なるが、基本的に、明度を表す軸(L*等)と彩度及び色相を表す面(a*b*平面等)からなる空間に色彩値が配置されている。一般的に、プリンタ等の色域は、明度が中程度であるほど彩度・色相面上で広い面積を取り、また特定の色相に着目した場合には彩度が低いほど広い明度範囲を取る。すなわち、色域最外周は、「それぞれの明度で彩度が最も高い点、あるいは、それぞれの色相・彩度で明度が最も高い点及び最も低い点、の集合」となる。また、色域最外周付近と言う場合には、色域最外周から少し内部の領域も含むことになる。
電子写真方式のプリンタでは、多くの場合、使用できるトナー量(CMYK値合計)に装置上の制約があり、データ上のCMYK値を下げる変換処理(トナー量制限)が行われることが多い。トナー量制限が行われる場合、特にCMYK値の合計が300%未満に制限される場合や、トナー量を制限する際にデバイスK値よりもデバイスCMY値を多く減少させる場合には、利用できない色域がより広く(利用できる色域がより狭く)なり、結果として色再現性が低下するという問題があった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、プリンタによって出力可能な色域をより広くすることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、色彩値をプリンタが出力すべき墨及び互いに色相の異なる三つの基本色の値の組み合わせに変換するための色変換テーブルを作成するコンピュータを、前記プリンタによって出力された複数のカラーパッチのそれぞれを測色して得られた色彩値に基づいて、前記複数のカラーパッチのそれぞれを出力する際の墨及び三つの基本色の値の組み合わせに対応する色彩値を示す第1の対応情報を作成する手段、前記三つの基本色のそれぞれに対応する三つの仮想基本色軸により定められる仮想基本色軸座標に前記墨及び三つの基本色の値の組み合わせを対応付ける第2の対応情報を作成する手段、前記第2の対応情報及び前記第1の対応情報に基づいて、前記仮想基本色軸座標に対応する色彩値を示す第3の対応情報を作成する手段、前記色変換テーブルに格納すべき色彩値毎に、前記第3の対応情報に基づいて、当該色彩値に対応する仮想基本色軸座標を求め、前記第2の対応情報に基づいて、前記求められた仮想基本色軸座標に対応する墨及び三つの基本色の値の組み合わせを求め、当該求められた墨及び三つの基本色の値の組み合わせを、当該色彩値に対応する墨及び三つの基本色の値の組み合わせとして前記色変換テーブルに格納する手段、として機能させるための色変換テーブル作成プログラムであって、前記第2の対応情報における前記仮想基本色軸座標に対する前記三つの基本色の値の対応付けは、一つの仮想基本色軸の座標が増加するに従って、少なくとも一つの他の仮想基本色軸に対応する基本色の値が減少する箇所を有するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の色変換テーブル作成プログラムにおいて、前記三つの仮想基本色軸は、それぞれに対応する前記三つの基本色の値が最大値となる座標を超えて更に座標を有するものであり、前記基本色の値が減少する箇所は、当該値が減少する基本色以外の少なくとも一つの基本色に対応する仮想基本色軸において、対応する基本色の値が最大値となる座標を超えている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の色変換テーブル作成プログラムにおいて、前記第2の対応情報における前記仮想基本色軸座標に対する前記墨の値の対応付けは、前記仮想基本色軸座標の三つの値のうちの最小値が増加するに従って、前記墨の値が広義の単調増加をするものである。
請求項4に記載の発明は、色彩値をプリンタが出力すべき墨及び互いに色相の異なる三つの基本色の値の組み合わせに変換するための色変換テーブルを作成する色変換テーブル作成装置であって、前記プリンタによって出力された複数のカラーパッチのそれぞれを測色して得られた色彩値に基づいて、前記複数のカラーパッチのそれぞれを出力する際の墨及び三つの基本色の値の組み合わせに対応する色彩値を示す第1の対応情報を作成し、前記三つの基本色のそれぞれに対応する三つの仮想基本色軸により定められる仮想基本色軸座標に前記墨及び三つの基本色の値の組み合わせを対応付ける第2の対応情報を作成し、前記第2の対応情報及び前記第1の対応情報に基づいて、前記仮想基本色軸座標に対応する色彩値を示す第3の対応情報を作成し、前記色変換テーブルに格納すべき色彩値毎に、前記第3の対応情報に基づいて、当該色彩値に対応する仮想基本色軸座標を求め、前記第2の対応情報に基づいて、前記求められた仮想基本色軸座標に対応する墨及び三つの基本色の値の組み合わせを求め、当該求められた墨及び三つの基本色の値の組み合わせを、当該色彩値に対応する墨及び三つの基本色の値の組み合わせとして前記色変換テーブルに格納する制御部を備え、前記第2の対応情報における前記仮想基本色軸座標に対する前記三つの基本色の値の対応付けは、一つの仮想基本色軸の座標が増加するに従って、少なくとも一つの他の仮想基本色軸に対応する基本色の値が減少する箇所を有するものである。
請求項5に記載の発明は、色彩値をプリンタが出力すべき墨及び互いに色相の異なる三つの基本色の値の組み合わせに変換するための色変換テーブルを作成する色変換テーブル作成方法であって、前記プリンタによって出力された複数のカラーパッチのそれぞれを測色して得られた色彩値に基づいて、前記複数のカラーパッチのそれぞれを出力する際の墨及び三つの基本色の値の組み合わせに対応する色彩値を示す第1の対応情報を作成する工程と、前記三つの基本色のそれぞれに対応する三つの仮想基本色軸により定められる仮想基本色軸座標に前記墨及び三つの基本色の値の組み合わせを対応付ける第2の対応情報を作成する工程と、前記第2の対応情報及び前記第1の対応情報に基づいて、前記仮想基本色軸座標に対応する色彩値を示す第3の対応情報を作成する工程と、前記色変換テーブルに格納すべき色彩値毎に、前記第3の対応情報に基づいて、当該色彩値に対応する仮想基本色軸座標を求め、前記第2の対応情報に基づいて、前記求められた仮想基本色軸座標に対応する墨及び三つの基本色の値の組み合わせを求め、当該求められた墨及び三つの基本色の値の組み合わせを、当該色彩値に対応する墨及び三つの基本色の値の組み合わせとして前記色変換テーブルに格納する工程と、を含み、前記第2の対応情報における前記仮想基本色軸座標に対する前記三つの基本色の値の対応付けは、一つの仮想基本色軸の座標が増加するに従って、少なくとも一つの他の仮想基本色軸に対応する基本色の値が減少する箇所を有するものである。
請求項1、4、5に記載の発明によれば、一つの仮想基本色軸の座標が増加するに従って、他の仮想基本色軸に対応する基本色の値が減少する箇所において、当該箇所で再現される色の彩度を上げることができるので、プリンタによって出力可能な色域をより広くすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、プリンタによって出力可能な色域をより広くすることができ、広い色域内で色の連続性が良好に維持できる。
請求項3に記載の発明によれば、仮想基本色軸座標の三つの値に応じて、墨の値を決定することができる。
色変換システムのシステム構成図である。 色変換テーブル作成装置の機能的構成を示すブロック図である。 仮想基本色軸座標を説明するための図である。 色変換テーブル作成装置により実行される色変換テーブル作成処理を示すフローチャートである。 三つの仮想基本色軸の座標全てがDevMaxを超えている部分を示す図である。 三つの仮想基本色軸の座標全てがDevMax以下の部分を示す図である。 仮想M,Y座標が共にDevMax以下で仮想C座標がDevMaxを超える部分を示す図である。 仮想M=AxMaxである面上の格子点及び仮想Y=AxMaxである面上の格子点のデバイスC値の決定方法を説明するための図である。 仮想Y≦DevMaxかつ仮想M=AxMaxである面と、仮想Y≦DevMaxかつ仮想M=DevMaxである面の間の部分、及び、仮想M≦DevMaxかつ仮想Y=AxMaxである面と、仮想M≦DevMaxかつ仮想Y=DevMaxである面の間の部分を示す図である。 仮想Y>DevMaxかつ仮想M>DevMaxであって仮想C≦DevMaxの部分を示す図である。 三つの仮想基本色軸の座標全てがDevMax以下である座標についてのデバイスK値の算出方法を説明するための図である。 三つの仮想基本色軸の座標のいずれかがAxMaxである座標についてのデバイスK値の算出方法を説明するための図である。 仮想YM座標系を示す図である。 明度及び彩度を示す表色系を示す図である。 仮想YM座標系における格子点h1,i1,j1,k1で囲まれる領域を抜き出した図である。 明度及び彩度を示す表色系における格子点h2,i2,j2,k2で囲まれる領域を抜き出した図である。 色彩値の目標値が色再現範囲外にある場合の新たな目標値の設定方法を説明するための図である。 仮想YM座標系における目標値を示す図である。
以下、本発明に係る色変換テーブル作成装置の一実施形態について説明する。
図1に、色変換システム100のシステム構成を示す。図1に示すように、色変換システム100は、色変換テーブル作成装置10、プリンタ20、測色器30等を備えて構成されている。
色変換テーブル作成装置10は、プリンタ20において出力されたチャートを測色器30で測色して得られた測色データ173(図2参照)を取得し、取得した測色データ173に基づいて、色彩値をプリンタ20が出力すべきデバイス値(CMYK値)に変換するための色変換テーブル174(図2参照)を作成する。
プリンタ20は、デバイス値(CMYK値)に基づいて、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック(墨)のトナーにより画像を形成する電子写真方式のプリンタである。すなわち、プリンタ20は、墨(K)と互いに色相の異なる三つの基本色(CMY)とを用いるプリンタである。
測色器30は、チャートに含まれる各カラーパッチの色を分光的に測定する。測色データ173は、L*a*b*等のデバイスに依存しない表色系で表される。本実施の形態では、L*a*b*表色系を用いる場合を例にして説明する。
図2に、色変換テーブル作成装置10の機能的構成を示す。
図2に示すように、色変換テーブル作成装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、操作部14、表示部15、通信部16、記憶部17等を備えて構成され、各部はバス18により接続されている。色変換テーブル作成装置10は、一般のPC(Personal Computer)により実現される。
CPU11は、色変換テーブル作成装置10の各部の処理動作を統括的に制御する。CPU11は、操作部14から入力される操作信号又は通信部16により受信した指示信号に応じて、ROM12又は記憶部17に格納されている各種処理プログラムを読み出してRAM13に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を実行する。
ROM12は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。
RAM13は、CPU11により実行される各種処理プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
操作部14は、カーソルキー、文字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、ユーザによる操作入力を受け付ける。操作部14は、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号をCPU11に出力する。
表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)を備え、CPU11からの指示に従って、各種操作画面や各種処理結果を表示する。
通信部16は、外部機器との間でデータの送受信を行う。例えば、通信部16は、プリンタ20にチャートデータ172を送信する。また、通信部16は、測色器30から測色データ173を受信する。
記憶部17は、ハードディスク等の記憶装置からなり、各種処理プログラムや各種処理に関するデータ等を記憶する。例えば、記憶部17は、色変換テーブル作成プログラム171、チャートデータ172、測色データ173、色変換テーブル174等を記憶する。
色変換テーブル作成プログラム171は、後述する色変換テーブル作成処理(図4参照)を実行するためのプログラムであり、記憶部17に予め記憶されている。
チャートデータ172は、チャートに含まれる複数のカラーパッチのそれぞれに対応するデバイス値(CMYK値)を示すデータであり、記憶部17に予め記憶されている。
測色データ173は、測色器30により測色された各カラーパッチの色彩値を示すデータであり、通信部16を介して測色器30から取得されるものである。
CPU11は、複数のカラーパッチで構成されるチャートについて、プリンタ20で出力した結果を測色器30で測色して得られた測色データ173を通信部16を介して取得する。
CPU11は、デバイス(プリンタ20)に依存しない色彩値(L*a*b*)を、プリンタ20が出力すべき墨及び三つの基本色の値の組み合わせ(デバイス値)に変換するための色変換テーブル174(“色彩値→デバイス値”のLUT)を作成する。この色変換テーブル174の作成過程で、“仮想基本色軸座標”を中間体として利用する。
CPU11は、プリンタ20によって出力された複数のカラーパッチのそれぞれを測色して得られた色彩値に基づいて、複数のカラーパッチのそれぞれを出力する際の墨及び三つの基本色の値の組み合わせ(デバイス値)に対応する色彩値を示す“デバイス値→色彩値”のLUT(第1の対応情報)を作成する。
CPU11は、三つの基本色(CMY)のそれぞれに対応する三つの仮想基本色軸(仮想C軸,仮想M軸,仮想Y軸)により定められる仮想基本色軸座標に、墨及び三つの基本色の値の組み合わせ(デバイス値)を対応付ける“仮想基本色軸座標→デバイス値”の対応関係(第2の対応情報)を作成する。
CPU11は、“仮想基本色軸座標→デバイス値”の対応関係及び“デバイス値→色彩値”のLUTに基づいて、仮想基本色軸座標に対応する色彩値を示す“仮想基本色軸座標→色彩値”のLUT(第3の対応情報)を作成する。
CPU11は、色彩値から仮想基本色軸座標の該当する座標を求め、更に対応するデバイス値を求めて“色彩値→デバイス値”のLUT(色変換テーブル174)を作成する。具体的に、CPU11は、“色彩値→デバイス値”のLUTに格納すべき色彩値毎に、“仮想基本色軸座標→色彩値”のLUTに基づいて、当該色彩値に対応する仮想基本色軸座標を求め、“仮想基本色軸座標→デバイス値”の対応関係に基づいて、求められた仮想基本色軸座標に対応する墨及び三つの基本色の値の組み合わせ(デバイス値)を求め、求められた墨及び三つの基本色の値の組み合わせを、当該色彩値に対応する墨及び三つの基本色の値の組み合わせとして“色彩値→デバイス値”のLUTに格納する。
“仮想基本色軸座標→デバイス値”の対応関係における仮想基本色軸座標に対する三つの基本色の値(デバイスCMY値)の対応付けは、一つの仮想基本色軸の座標が増加するに従って、少なくとも一つの他の仮想基本色軸に対応する基本色の値が減少する箇所を有するものである。例えば、仮想M軸の座標が増加するに従って、少なくとも仮想C軸,仮想Y軸のいずれかに対応するデバイスC値,デバイスY値が減少する箇所を有する。
図3を参照して、三つの仮想基本色軸(仮想C軸,仮想M軸,仮想Y軸)により構成される仮想基本色軸座標について説明する。三つの仮想基本色軸は、プリンタ20の三つの基本色(C,M,Y)にそれぞれ対応する。
仮想C軸,仮想M軸,仮想Y軸のそれぞれは、Minから始まり、対応する基本色のデバイス値が最大値となる座標(DevMaxとする。)を経て、更に最大座標AxMaxまでの座標を有するものとする。
一つの仮想基本色軸(例えば仮想M軸)の座標が増加するに従って他の仮想基本色軸(例えば仮想C軸,仮想Y軸)に対応する基本色の値(例えばデバイスC値,デバイスY値)が減少する箇所は、当該値が減少する基本色以外の少なくとも一つの基本色に対応する仮想基本色軸において、対応する基本色の値が最大値となる座標(DevMax)を超えていることが好ましい。
例えば、(仮想C,仮想M,仮想Y)=(DevMax,0,AxMax)から(仮想C,仮想M,仮想Y)=(DevMax,DevMax,AxMax)にかけては、仮想Y=AxMaxであって、仮想YがDevMaxを超えている。この箇所において、仮想M軸の座標が増加するに従って仮想C軸に対応するデバイスC値を減少させる。
また、(仮想C,仮想M,仮想Y)=(DevMax,DevMax,DevMax)から(仮想C,仮想M,仮想Y)=(DevMax,AxMax,DevMax)にかけては、仮想MがDevMaxを超えている。この箇所において、仮想M軸の座標が増加するに従って仮想C軸に対応するデバイスC値を減少させ、仮想M軸の座標が増加するに従って仮想Y軸に対応するデバイスY値を減少させる。
また、三つの基本色のそれぞれは、対応する仮想基本色軸の座標がDevMaxであり、他の仮想基本色軸の座標の少なくとも一つがAxMaxであり、もう一つがDevMax以上である座標で最も減少した値を取ることが好ましい。ここで、「最も減少した値」とは、基本色の値が取り得る最小値ではなく、「一つの仮想基本色軸の座標が増加するに従って他の仮想基本色軸に対応する基本色の値が減少する箇所」における極小値を意味する。なお、「最も減少した値」は、0であることが好ましい。すなわち、三つの基本色のそれぞれは、「一つの仮想基本色軸の座標が増加するに従って他の仮想基本色軸に対応する基本色の値が減少する箇所」において、0まで減少することが好ましい。
例えば、デバイスC値は、(仮想C,仮想M,仮想Y)=(DevMax,AxMax,DevMax)から(仮想C,仮想M,仮想Y)=(DevMax,AxMax,AxMax)にかけて、最も減少した値を取ることが好ましい。また、デバイスC値は、(仮想C,仮想M,仮想Y)=(DevMax,DevMax,AxMax)から(仮想C,仮想M,仮想Y)=(DevMax,AxMax,AxMax)にかけて、最も減少した値を取ることが好ましい。
三つの基本色の値(デバイスCMY値)が、この「最も減少した値」を取る際のデバイスCMY値の最大値(100%)からの減少幅(以下、最大減少値という。)を予め複数用意しておき、ユーザの指定等により、そのうちの一つが選択されてもよい。
また、仮想基本色軸座標の全てがDevMaxを超えている部分については、“仮想基本色軸座標→デバイス値”の対応関係に含めなくてもよい。なお、計算処理上の都合で、座標は存在させ、色変換処理に影響のない値を対応させてもよい。例えば、三つの仮想基本色軸の座標全てがDevMaxを超えている座標全てに対して、デバイスCMYK値の全てについて最大値(100%)を対応付けることができる。
また、三つの仮想基本色軸の座標全てがDevMax以下である座標については、各仮想基本色軸の座標(Min〜DevMax)に、対応する基本色のデバイス値(0〜100%)をそのまま対応付ける。
また、仮想基本色軸の座標がDevMaxを超える座標については、対応する基本色のデバイス値は最大値(100%)とする。
“仮想基本色軸座標→デバイス値”の対応関係における仮想基本色軸座標に対する墨の値(デバイスK値)の対応付けは、仮想基本色軸座標の三つの値のうちの最小値が増加するに従って、墨の値が広義の単調増加をするものである。「広義の単調増加」とは、値が増加せず一定である部分を認めるものであり、単調非減少を意味する。
仮想基本色軸座標の三つの値のうちの最小値に対応してデバイスK値を増加させる際に、増加のさせ方は部分的に異なってよい。例えば、「三つの仮想基本色軸の座標全てがDevMax以下の座標」と「それ以外の座標」とでデバイスK値の増加のさせ方が異なることとしてもよい。
また、仮想基本色軸座標の三つの値のうちの最小値に応じて増加したデバイスK値が最大値に到達する際の仮想基本色軸座標の三つの値のうちの最小値は、DevMax以下であることが好ましい。
また、デバイスK値の増加のさせ方を予め複数用意しておき、ユーザの指定等により、そのうちの一つが選択されてもよい。部分的にデバイスK値の増加のさせ方が異なる場合には、部分毎に選択してもよいし、予め用意された組み合わせから選択することとしてもよい。
次に、色変換テーブル作成装置10の動作について説明する。
図4は、色変換テーブル作成装置10により実行される色変換テーブル作成処理を示すフローチャートである。この処理は、“色彩値→デバイス値”のLUT(色変換テーブル174)を作成する処理であって、CPU11と、記憶部17に記憶されている色変換テーブル作成プログラム171との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、CPU11により、記憶部17からチャートデータ172(チャートのCMYK値)が読み出され、このチャートデータ172が通信部16を介してプリンタ20に送信される。チャートは、デバイス値(CMYK値)の十分な組み合わせに対応する複数のカラーパッチを含むISO12642等の一般的なものが好ましい。
プリンタ20では、チャートのCMYK値に基づいて用紙上に複数のカラーパッチがプリントされ、チャートが出力される。プリンタ20では、出力時にトナー量制限処理が行われる。例えば、チャートデータ上でC100%、M100%、Y100%、K100%の合計400%のパッチが、プリンタではC60%、M60%、Y60%、K100%の合計280%に変換される。なお、プリンタ20のエンジンの最大濃度補正やハーフトーンスクリーンのキャリブレーション等の必要な調整は事前に行われているものとする。
プリンタ20により出力されたチャートの各カラーパッチは、一般的な測色器30により測色される。そして、CPU11により、通信部16を介して測色器30から各カラーパッチに対応する色彩値(L*a*b*)が取得される(ステップS1)。
次に、CPU11により、各カラーパッチのそれぞれを出力する際のデバイス値(CMYK値)に、取得された色彩値(L*a*b*)が対応付けられて、“デバイス値→色彩値”のLUTが作成される(ステップS2)。必要に応じて、実際には出力されていないデバイス値とそれに対応する色彩値とが、その近傍のデバイス値に対応する色彩値から一般的な補間計算により求められて、“デバイス値→色彩値”のLUTに加えられる。“デバイス値→色彩値”のLUTは、ICCデバイスプロファイルを作成する場合のAtoBテーブルに相当する。作成された“デバイス値→色彩値”のLUTは、CPU11により、RAM13に保持される。なお、CPU11により、“デバイス値→色彩値”のLUTがファイルに書き出されて、記憶部17に保存されることとしてもよい。
次に、CPU11により、“色彩値→デバイス値”のLUT(色変換テーブル174)の作成条件について、ユーザによる操作部14からの指示が受け付けられる(ステップS3)。“色彩値→デバイス値”のLUTの作成条件には、最大減少値、仮想基本色軸座標の三つの値のうちの最小値に対するデバイスK値の増加のさせ方等が含まれる。ユーザが操作部14から作成条件を入力すると、CPU11により、“色彩値→デバイス値”のLUTの作成条件として設定される。
次に、CPU11により、仮想基本色軸座標(仮想CMY座標)に対応付けるデバイス値(CMYK値)が決められ、“仮想基本色軸座標→デバイス値”の対応関係が作成される(ステップS4)。
ここでは、各仮想基本色軸に[0]〜[20]の21個の格子点を取るものとする。例えば、Min=[0]、DevMax=[16]、AxMax=[20]とする。格子点数は任意であるが、精度や計算負荷の観点から、各仮想基本色軸に対して8〜50程度の格子点を取ることが好ましい。
まず、図5に示すように、三つの仮想基本色軸の座標全てがDevMaxを超えている部分V1には、デバイス値としてC100%、M100%、Y100%、K100%を対応付ける。
また、図6に示すように、三つの仮想基本色軸の座標全てがDevMax以下の部分V2では、デバイスCMY値は、対応する仮想基本色軸の座標値とする。各仮想基本色軸について、座標値がMinのときデバイス値0%、座標値がDevMaxのときデバイス値100%、その間は直線補間した値とする。
次に、それ以外のデバイスCMY値を決定する。
まず、仮想基本色軸座標の値がMin、DevMax、AxMaxの組み合わせからなる座標のデバイスCMY値を、「最大減少値」を用いて表1のように決定する。本実施の形態では、最大減少値=100とする。
Figure 2011109485
次いで、その他の格子点に対応するデバイスCMY値を順次決定する。ここではデバイスC値を例に説明する。なお、デバイスM値,デバイスY値についても、デバイスC値と全く同様に算出することができるため、デバイスM値,デバイスY値については説明を省略する。
まず、図7に示すように、仮想M,Y座標が共にDevMax以下で仮想C座標がDevMaxを超える部分V3は、デバイスC値は全て100%とする。仮想M,Y座標が共にDevMax以下で仮想C座標がDevMaxのときもデバイスC値は全て100%なので、実質的に、仮想M,Y座標が共にDevMax以下で仮想C座標がDevMax以上の場合に、デバイスC値が100%となる。
次に、仮想M=AxMaxである面上の格子点のデバイスC値を決定する。図8に示すように、仮想M=AxMaxである面を領域Ia〜IIIaに分ける。
領域Iaは、(仮想C,仮想M,仮想Y)=(DevMax,AxMax,0)、(AxMax,AxMax,0)、(AxMax,AxMax,DevMax)の3点を結ぶ三角形からなる領域である。
領域IIaは、(仮想C,仮想M,仮想Y)=(0,AxMax,0)、(DevMax,AxMax,0)、(AxMax,AxMax,DevMax)、(DevMax,AxMax,DevMax)の4点を結ぶ台形からなる領域である。
領域IIIaは、(仮想C,仮想M,仮想Y)=(0,AxMax,0)、(DevMax,AxMax,DevMax)、(DevMax,AxMax,AxMax)、(0,AxMax,AxMax)の4点を結ぶ台形からなる領域である。
領域IaのデバイスC値は全て100%とする。
領域IIIaでは、デバイスC値は仮想C座標に対応し、仮想C=MinのときデバイスC値=0%、仮想C=DevMaxのときデバイスC値=(100−最大減少値)%、その間は直線補間した値とする。なお、ここでは、最大減少値を100としているので、領域IIIaのデバイスC値は全て0%となる。
領域IIaのデバイスC値は、領域Iaと領域IIaの境界線Pa上のとき100%とし、領域IIaと領域IIIaの境界線Qa上のとき領域IIIaの方法により仮想C座標から決まる値とし、その間は仮想C軸に沿って直線補間した値とする。
その後、仮想Y≦DevMaxかつ仮想M=AxMaxである面と、仮想Y≦DevMaxかつ仮想M=DevMaxである面の間(図9の部分V4)にある格子点のデバイスC値を、仮想M軸に沿って前記2面上の対応する値から直線補間して決定する。
同様に、仮想Y=AxMaxである面上の格子点のデバイスC値を決定する。図8に示すように、仮想Y=AxMaxである面を領域Ib〜IIIbに分ける。仮想M=AxMaxの面に対してデバイスC値を求めたのと同様に、仮想Y=AxMaxである面上の格子点のデバイスC値を決定する。なお、境界線Pbは領域Ibと領域IIbの境界線であり、境界線Qbは領域IIbと領域IIIbの境界線である。
そして、同様に、仮想M≦DevMaxかつ仮想Y=AxMaxである面と、仮想M≦DevMaxかつ仮想Y=DevMaxである面の間(図9の部分V5)にある格子点のデバイスC値を決定する。
このようにして、図9の部分V4及び部分V5のデバイスC値が求められるので、図10に示す仮想Y>DevMaxかつ仮想M>DevMaxであって仮想C≦DevMaxの部分V6のデバイスC値も直線補間で決定することができる。
次に、デバイスK値について説明する。デバイスK値は、仮想基本色軸座標の三つの値(仮想C,仮想M,仮想Y)のうちの最小値が増加するに従って、広義の単調増加をする。
三つの仮想基本色軸の座標全てがDevMax以下である座標については、図11に示すように、仮想基本色軸座標の三つの値のうちの最小値がMinからMinとDevMaxの中点まではデバイスK値は0%、仮想基本色軸座標の三つの値のうちの最小値がDevMaxのときデバイスK値は100%とし、その間は補間して求める。
また、三つの仮想基本色軸の座標のいずれかがAxMaxである座標については、図12に示すように、仮想基本色軸座標の三つの値のうちの最小値がMinのときデバイスK値は0%、仮想基本色軸座標の三つの値のうちの最小値がDevMax以上のときデバイスK値は100%とし、その間は補間して求める。
「三つの仮想基本色軸の座標全てがDevMax以下である座標」と「三つの仮想基本色軸の座標のいずれかがAxMaxである座標」の間は補間により決定する。デバイスCMY値を決定した方法と同様に、各仮想基本色軸=DevMaxの面と各仮想基本色軸=AxMaxの面の2面の対応する値から直線補間する。
仮想基本色軸座標の三つの値のうちの最小値に応じたデバイスK値の増加のさせ方を上記以外にも複数用意しておき、部分毎に選択してもよいし、予め用意された組み合わせから選択してもよい。
このように、“仮想基本色軸座標→デバイス値”の対応関係を作成することができる。“仮想基本色軸座標→デバイス値”の対応関係は、CPU11により、RAM13に保持される。なお、CPU11により、“仮想基本色軸座標→デバイス値”の対応関係がファイルに書き出されて、記憶部17に記憶されることとしてもよい。
次に、CPU11により、ステップS4で作成された“仮想基本色軸座標→デバイス値”の対応関係と、ステップS2で作成された“デバイス値→色彩値”のLUTとに基づいて、“仮想基本色軸座標→色彩値”のLUTが作成される(ステップS5)。
具体的には、まず、CPU11により、“仮想基本色軸座標→デバイス値”の対応関係から、仮想基本色軸座標の各格子点に対応するデバイス値が求められる。次いで、CPU11により、そのデバイス値に対応する色彩値が、“デバイス値→色彩値”のLUTから求められる。その際、必要に応じて、求められたデバイス値の近傍のデバイス値に対応する色彩値に基づいて、補間計算が行われる。そして、CPU11により、得られた色彩値が“仮想基本色軸座標→色彩値”のLUTに格納される。“仮想基本色軸座標→色彩値”のLUTは、RAM13に保持されるが、ファイルに書き出されて記憶部17に記憶されることとしてもよい。
次に、CPU11により、“色彩値→デバイス値”のLUT(色変換テーブル174)に格納すべき色彩値のうちいずれか一つの色彩値について、“仮想基本色軸座標→色彩値”のLUTに基づいて、対応する仮想基本色軸座標が求められる(ステップS6)。
ここで、収束演算処理について説明する。本実施の形態では、“仮想基本色軸座標→色彩値”のLUTを用いて補間計算することにより、“色彩値→デバイス値”のLUTに格納すべき色彩値に対応する仮想基本色軸座標(仮想CMY座標)を求める際に、収束演算処理を利用する。
以下の説明では、簡単のため、仮想基本色を2色(例えば、Y,M)として説明する。
図13は、仮想YM座標系である。図13に示すように、各格子点(5×5=25個)を取る。図14は、図13の各格子点に対応するL*a*b*表色系の値をプロットしたものである。図14においては、L*a*b*空間を2次元で表すために、縦軸に明度L*、横軸の左右両方向に彩度C*を取っている。図13における正方形の頂点D1,E1,F1,G1は、それぞれ図14における格子点D2,E2,F2,G2に対応する。
次に、L*a*b*表色系における再現すべき色の目標値T2が与えられる。色彩値の目標値T2が図14の25個の格子点によって形成される複数の領域のうちどの領域にあるかを求める。図14に示すように、色彩値の目標値T2が格子点h2,i2,j2,k2で囲まれる領域内にある場合、対応する仮想YM座標系における仮想Y,仮想Mの組み合わせ(目標値T1)は、図13に示すように、格子点h1,i1,j1,k1で囲まれる領域内にあるものと推定される。
そして、目標値T1が格子点h1,i1,j1,k1によって形成される領域のどこにあるかは、図14の表色系を図13の仮想YM座標系に対応付けながら、収束演算処理をして求める。図15は、仮想YM座標系における格子点h1,i1,j1,k1で囲まれる領域(領域A0)を抜き出した図であり、図16は、明度及び彩度を示す表色系における格子点h2,i2,j2,k2で囲まれる領域(領域B0)を抜き出した図である。
次に、領域A0を四つの領域A1〜A4に等分する。5個の分割点l1,m1,n1,o1,p1は、既に求められている周囲の格子点を利用して重み平均によって算出する。そして、この分割点l1,m1,n1,o1,p1に対応するL*a*b*表色系における値を図16の表色系にプロットし、プロットされた分割点l2,m2,n2,o2,p2によって形成された四つの領域B1〜B4のうちどの領域に色彩値の目標値T2があるかを求める。図16に示すように、色彩値の目標値T2が領域B2にあるときには、図15に示すように、仮想YM座標系における目標値T1は領域A2にあるものと推定される。
次に、領域A2を四つの領域A5〜A8に等分する。5個の分割点q1,r1,s1,t1,u1は、既に求められている周囲の格子点及び分割点を利用して重み平均によって算出する。そして、この分割点q1,r1,s1,t1,u1に対応するL*a*b*表色系における値を図16の表色系にプロットし、プロットされた分割点q2,r2,s2,t2,u2によって形成された四つの領域B5〜B8のうちどの領域に色彩値の目標値T2があるかを求める。図16に示すように、色彩値の目標値T2が領域B8にあるときには、図15に示すように、仮想YM座標系における目標値T1は領域A8にあるものと推定される。
次に、領域A8を四つの領域A9〜A12に等分する。5個の分割点v1,w1,x1,y1,z1は、既に求められている周囲の格子点及び分割点を利用して重み平均によって算出する。そして、この分割点v1,w1,x1,y1,z1に対応するL*a*b*表色系における値を図16の表色系にプロットし、プロットされた分割点v2,w2,x2,y2,z2によって形成された四つの領域B9〜B12のうちどの領域に色彩値の目標値T2があるかを求める。図16に示すように、色彩値の目標値T2が領域B10にあるときには、図15に示すように、仮想YM座標系における目標値T1は領域A10にあるものと推定される。
このような領域の分割を繰り返すことによって分割領域は次第に小さくなり、ついには収束する。そして、収束した領域を形成する四つの格子点あるいは分割点における仮想Y,仮想Mの値を平均することによって、仮想YM座標系における目標値T1を求めることができる。
ところで、“色彩値→デバイス値”のLUTに格納すべき色彩値が“仮想基本色軸座標→色彩値”のLUTに格納された色再現範囲の外であった場合には、色再現範囲内に色彩値を移動してから対応する仮想基本色軸座標を求める。具体的には、図17に示すように、色彩値の目標値T3が、格子点D2,E2,F2,G2で形成される色再現範囲の外にあるときには、この目標値T3を色再現範囲内に移動する必要がある。
この場合は、目標値T3を無彩色方向に移動させ、無彩色方向の直線と色再現範囲の境界との交点の座標を新たな目標値T4とする。そして、図18に示すように、新たな目標値T4に対応する仮想YM座標系における目標値T5を求める。
なお、色再現範囲外の目標値T3は必ずしも色再現範囲の境界に移動させる必要はなく、色再現範囲内のいずれかの位置に移動されればよい。
ここでは、ステップS6において、色彩値に対応する仮想基本色軸座標(仮想CMY座標)を求める際に収束演算処理を用いる場合について説明したが、他の公知の方法を用いてもよい。
次に、CPU11により、“仮想基本色軸座標→デバイス値”の対応関係に基づいて、ステップS6で求められた仮想基本色軸座標に対応するデバイス値が求められる(ステップS7)。必要に応じて、求められた仮想基本色軸座標の近傍の仮想基本色軸座標に対応するデバイス値に基づいて、補間計算が行われる。そして、CPU11により、求められたデバイス値が“色彩値→デバイス値”のLUTに格納される(ステップS8)。
次に、CPU11により、“色彩値→デバイス値”のLUTに格納すべき色彩値の全てについて計算が終了したか否かが判断される(ステップS9)。“色彩値→デバイス値”のLUTに格納すべき色彩値の全てについて計算が終了していない場合には(ステップS9;NO)、ステップS6に戻り、別の色彩値について、ステップS6〜ステップS8の処理が繰り返される。このようにして、“色彩値→デバイス値”のLUTが作成されていく。
一方、“色彩値→デバイス値”のLUTに格納すべき色彩値の全てについて計算が終了した場合には(ステップS9;YES)、CPU11により、得られた“色彩値→デバイス値”のLUT(色変換テーブル174)が使用目的に合わせた形式で記憶部17に保存される(ステップS10)。
ICCデバイスプロファイルのBtoAテーブルとする場合には、ICCの仕様に準拠し、各種タグや“デバイス値→色彩値”のLUTや他の必要な情報と合わせて適切にファイルに書き出され、保存される。
以上説明したように、色変換テーブル作成装置10によれば、一つの仮想基本色軸の座標が増加するに従って、少なくとも一つの他の仮想基本色軸に対応する基本色の値が減少する箇所を有するように、仮想基本色軸座標にデバイス値を対応付けることができる。したがって、一つの仮想基本色軸の座標が増加するに従って、他の仮想基本色軸に対応する基本色の値が減少する箇所において、デバイス値により構成される色の彩度を上げることができるので、プリンタ20によって出力可能な色域をより広くすることができる。
また、一つの仮想基本色軸の座標が増加するに従って、他の仮想基本色軸に対応する基本色の値が減少する箇所が、当該値が減少する基本色以外の少なくとも一つの基本色に対応する仮想基本色軸において、対応する基本色の値が最大値となる座標を超えるように、仮想基本色軸座標にデバイス値を対応付けるので、プリンタによって出力可能な色域をより広くすることができ、広い色域内で色の連続性が良好に維持できる。
また、仮想基本色軸座標の三つの値のうちの最小値が増加するに従って、墨の値が広義の単調増加をするように、仮想基本色軸座標にデバイス値を対応付けるので、仮想基本色軸座標の三つの値に応じて、墨の値を決定することができる。
このように、“色彩値→デバイス値”のLUT(色変換テーブル174)を作成する際に用いる仮想基本色軸座標(仮想CMY座標)を拡張し、拡張部分に従来採用されなかった色域最外周のデバイス値を対応付け、かつ、デバイス値の連続性も可能な限り維持できるように、仮想基本色軸座標とデバイス値との対応付けをすることができる。
結果として、プリンタ20の持つ色域を最大限利用することができ、色再現(特に低明度かつ高彩度部)が良好な色変換テーブル174の作成が可能となる。また、この色変換テーブル174を用いて色変換を行い、出力することにより、プリンタ20がトナー量制限を行う場合でも色再現が良好な出力物を得ることができる。
また、ISO12642等の汎用的なチャートを用いるため、チャートを容易に入手することができる。また、チャートに含まれる重複する色彩値を含むデータの中から必要なものを選択することにより、一つのチャートの測色データから、色域の十分内部におけるデバイスK値とデバイスCMY値の比率を変えた複数の色変換テーブルを作成することができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る色変換テーブル作成装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、色変換テーブル作成処理(図4)において、“仮想基本色軸座標→デバイス値”の対応関係が作成されることとしたが(ステップS4)、予め最大減少値や、仮想基本色軸座標の三つの値のうちの最小値に対するデバイスK値の増加のさせ方等が定められている場合には、“仮想基本色軸座標→デバイス値”の対応関係が予め計算されていてもよい。
また、上記実施の形態では、プリンタ20がCMYK4色のトナーを用いる場合について説明したが、墨以外の互いに色相の異なる三つの基本色が他の色の組み合わせであってもよい。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体としてROMやハードディスクを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 色変換テーブル作成装置
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 操作部
15 表示部
16 通信部
17 記憶部
18 バス
20 プリンタ
30 測色器
100 色変換システム
171 色変換テーブル作成プログラム
172 チャートデータ
173 測色データ
174 色変換テーブル

Claims (5)

  1. 色彩値をプリンタが出力すべき墨及び互いに色相の異なる三つの基本色の値の組み合わせに変換するための色変換テーブルを作成するコンピュータを、
    前記プリンタによって出力された複数のカラーパッチのそれぞれを測色して得られた色彩値に基づいて、前記複数のカラーパッチのそれぞれを出力する際の墨及び三つの基本色の値の組み合わせに対応する色彩値を示す第1の対応情報を作成する手段、
    前記三つの基本色のそれぞれに対応する三つの仮想基本色軸により定められる仮想基本色軸座標に前記墨及び三つの基本色の値の組み合わせを対応付ける第2の対応情報を作成する手段、
    前記第2の対応情報及び前記第1の対応情報に基づいて、前記仮想基本色軸座標に対応する色彩値を示す第3の対応情報を作成する手段、
    前記色変換テーブルに格納すべき色彩値毎に、前記第3の対応情報に基づいて、当該色彩値に対応する仮想基本色軸座標を求め、前記第2の対応情報に基づいて、前記求められた仮想基本色軸座標に対応する墨及び三つの基本色の値の組み合わせを求め、当該求められた墨及び三つの基本色の値の組み合わせを、当該色彩値に対応する墨及び三つの基本色の値の組み合わせとして前記色変換テーブルに格納する手段、
    として機能させるための色変換テーブル作成プログラムであって、
    前記第2の対応情報における前記仮想基本色軸座標に対する前記三つの基本色の値の対応付けは、一つの仮想基本色軸の座標が増加するに従って、少なくとも一つの他の仮想基本色軸に対応する基本色の値が減少する箇所を有するものである色変換テーブル作成プログラム。
  2. 前記三つの仮想基本色軸は、それぞれに対応する前記三つの基本色の値が最大値となる座標を超えて更に座標を有するものであり、
    前記基本色の値が減少する箇所は、当該値が減少する基本色以外の少なくとも一つの基本色に対応する仮想基本色軸において、対応する基本色の値が最大値となる座標を超えている、
    請求項1に記載の色変換テーブル作成プログラム。
  3. 前記第2の対応情報における前記仮想基本色軸座標に対する前記墨の値の対応付けは、前記仮想基本色軸座標の三つの値のうちの最小値が増加するに従って、前記墨の値が広義の単調増加をするものである、
    請求項1又は2に記載の色変換テーブル作成プログラム。
  4. 色彩値をプリンタが出力すべき墨及び互いに色相の異なる三つの基本色の値の組み合わせに変換するための色変換テーブルを作成する色変換テーブル作成装置であって、
    前記プリンタによって出力された複数のカラーパッチのそれぞれを測色して得られた色彩値に基づいて、前記複数のカラーパッチのそれぞれを出力する際の墨及び三つの基本色の値の組み合わせに対応する色彩値を示す第1の対応情報を作成し、
    前記三つの基本色のそれぞれに対応する三つの仮想基本色軸により定められる仮想基本色軸座標に前記墨及び三つの基本色の値の組み合わせを対応付ける第2の対応情報を作成し、
    前記第2の対応情報及び前記第1の対応情報に基づいて、前記仮想基本色軸座標に対応する色彩値を示す第3の対応情報を作成し、
    前記色変換テーブルに格納すべき色彩値毎に、前記第3の対応情報に基づいて、当該色彩値に対応する仮想基本色軸座標を求め、前記第2の対応情報に基づいて、前記求められた仮想基本色軸座標に対応する墨及び三つの基本色の値の組み合わせを求め、当該求められた墨及び三つの基本色の値の組み合わせを、当該色彩値に対応する墨及び三つの基本色の値の組み合わせとして前記色変換テーブルに格納する制御部を備え、
    前記第2の対応情報における前記仮想基本色軸座標に対する前記三つの基本色の値の対応付けは、一つの仮想基本色軸の座標が増加するに従って、少なくとも一つの他の仮想基本色軸に対応する基本色の値が減少する箇所を有するものである色変換テーブル作成装置。
  5. 色彩値をプリンタが出力すべき墨及び互いに色相の異なる三つの基本色の値の組み合わせに変換するための色変換テーブルを作成する色変換テーブル作成方法であって、
    前記プリンタによって出力された複数のカラーパッチのそれぞれを測色して得られた色彩値に基づいて、前記複数のカラーパッチのそれぞれを出力する際の墨及び三つの基本色の値の組み合わせに対応する色彩値を示す第1の対応情報を作成する工程と、
    前記三つの基本色のそれぞれに対応する三つの仮想基本色軸により定められる仮想基本色軸座標に前記墨及び三つの基本色の値の組み合わせを対応付ける第2の対応情報を作成する工程と、
    前記第2の対応情報及び前記第1の対応情報に基づいて、前記仮想基本色軸座標に対応する色彩値を示す第3の対応情報を作成する工程と、
    前記色変換テーブルに格納すべき色彩値毎に、前記第3の対応情報に基づいて、当該色彩値に対応する仮想基本色軸座標を求め、前記第2の対応情報に基づいて、前記求められた仮想基本色軸座標に対応する墨及び三つの基本色の値の組み合わせを求め、当該求められた墨及び三つの基本色の値の組み合わせを、当該色彩値に対応する墨及び三つの基本色の値の組み合わせとして前記色変換テーブルに格納する工程と、
    を含み、
    前記第2の対応情報における前記仮想基本色軸座標に対する前記三つの基本色の値の対応付けは、一つの仮想基本色軸の座標が増加するに従って、少なくとも一つの他の仮想基本色軸に対応する基本色の値が減少する箇所を有するものである色変換テーブル作成方法。
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