JP2009010573A - 画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像形成装置において、フルカラー画像の入力画像データを、容易に任意の色相に単色相化して出力する。
【解決手段】 入力画像データを所定の画像データに変換するために用いる色変換テーブルからなる色変換処理部102を備えた画像形成装置において、色変換処理部102は、色変換テーブルの入力側の画像データを抽出し色相値を含む画像データに変換する第一の変換手段と、前記色相値を一の色相値に置換する置換手段と、その画像データに対して第一の変換手段の逆変換を行う第二の変換手段と、その画像データを前記色変換テーブルによって所定の画像データに変換する色変換手段と、前記入力側画像データと前記色変換手段を介して得た所定の画像データとにより他の色変換テーブルを生成する生成手段とを備え、前記他の変換テーブルを参照することで入力画像データを単色相画像データに変換する構成としてある。
【選択図】 図1
【解決手段】 入力画像データを所定の画像データに変換するために用いる色変換テーブルからなる色変換処理部102を備えた画像形成装置において、色変換処理部102は、色変換テーブルの入力側の画像データを抽出し色相値を含む画像データに変換する第一の変換手段と、前記色相値を一の色相値に置換する置換手段と、その画像データに対して第一の変換手段の逆変換を行う第二の変換手段と、その画像データを前記色変換テーブルによって所定の画像データに変換する色変換手段と、前記入力側画像データと前記色変換手段を介して得た所定の画像データとにより他の色変換テーブルを生成する生成手段とを備え、前記他の変換テーブルを参照することで入力画像データを単色相画像データに変換する構成としてある。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像形成装置に関し、より詳しくは、RGB形式からなる入力フルカラー画像を所望の単色相の画像に変換して出力する画像形成装置に関する。
従来、カラープリンタ等の画像形成装置では、入力されるRGB形式のカラー画像データを所定の色変換テーブルを用いることによって、相応するCMYK形式の画像データに変換して印刷出力するようにしている。
具体的には、図12のブロック図に示すように、画像情報入力部101aによって入力されたRGB形式の画像データは、色変換処理部102aを介してCMYK形式の画像データに変換され、ガンマ補正部103a及びスクリーン処理部104aにおける各処理を介し、画像情報出力部105aによって出力される。
したがってカラー画像形成装置の分野においては、原色をいかに忠実に再現するか、ということが優先的な課題となっている。
しかし、ユーザの利用の仕方によっては、常に原色に忠実な出力画像ではなく、白黒などのモノクロームカラーによる出力を望む場合もあり、また、再現の精度よりも高速性を望む場合もある。
具体的には、図12のブロック図に示すように、画像情報入力部101aによって入力されたRGB形式の画像データは、色変換処理部102aを介してCMYK形式の画像データに変換され、ガンマ補正部103a及びスクリーン処理部104aにおける各処理を介し、画像情報出力部105aによって出力される。
したがってカラー画像形成装置の分野においては、原色をいかに忠実に再現するか、ということが優先的な課題となっている。
しかし、ユーザの利用の仕方によっては、常に原色に忠実な出力画像ではなく、白黒などのモノクロームカラーによる出力を望む場合もあり、また、再現の精度よりも高速性を望む場合もある。
このため、所定のフルカラー領域に属するRGB値を単色の色値に変換するカラー画像処理方法や、色相軸ごとに色調整を行う装置が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
具体的に、特許文献1に記載のカラー画像処理方法によれば、対象となる画像データのRGBデータをXYZ値に変換し、さらにこれをxyY値に変換する。そして、xyY値が、黒、青、赤、黄、白系のうちいずれの領域に属するか否かを判定し、その判定結果に応じた単色を出力するようにしている。
また、特許文献2に記載の色調整装置は、色度図における色相軸上を複数に分割し、分割された色相軸の中から選択された色相軸ごとに色相、明度、色彩度を調整することができるようになっている。
具体的に、特許文献1に記載のカラー画像処理方法によれば、対象となる画像データのRGBデータをXYZ値に変換し、さらにこれをxyY値に変換する。そして、xyY値が、黒、青、赤、黄、白系のうちいずれの領域に属するか否かを判定し、その判定結果に応じた単色を出力するようにしている。
また、特許文献2に記載の色調整装置は、色度図における色相軸上を複数に分割し、分割された色相軸の中から選択された色相軸ごとに色相、明度、色彩度を調整することができるようになっている。
しかしながら、以上のような従来提案されているもののうち、特許文献1のカラー画像処理方法は、単色からなる被写体の画像出力時の忠実な再現を目的としているため、原色の再現には効果的だが、フルカラーの被写体を単色相の画像、すなわちモノクロームカラーに変換する手段としては非効率である。ゆえに、高速化を共に求めるのであればハードウェアの改造、ASIC規模の拡大等が必要となり、コストの増大につながることとなる。
また、特許文献1又は特許文献2のいずれの方法によっても、白黒からなる画像の出力は可能だが、他の単色相(例えば、赤、緑、青)でのモノクローム出力は不可能である。したがって、ユーザが所望の色相を選択する余地はなく、不便である。
また、特許文献1又は特許文献2のいずれの方法によっても、白黒からなる画像の出力は可能だが、他の単色相(例えば、赤、緑、青)でのモノクローム出力は不可能である。したがって、ユーザが所望の色相を選択する余地はなく、不便である。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、入力されたフルカラー画像を、必要に応じて単色相の画像により容易に出力することを可能とするだけでなく、ユーザの任意で出力する色相を選択でき、さらに、簡易なハードウェア・ソフトウェア構成でこれらを実現化し得る画像形成装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、請求項1に記載するように、予め入力画像データと出力画像データとが対応づけられた所定の色変換テーブルを参照することによって、入力した画像データを出力形式の画像データに変換し、出力する画像形成装置であって、前記所定の色変換テーブルに含まれる入力側の画像データを抽出し、色相値を含む他の画像データに変換する第一データ変換手段と、前記他の画像データに含まれる色相値を、予め指定された一の色相値に置換するデータ置換手段と、前記データ置換手段を介して得られた画像データに対して、前記第一データ変換手段の逆変換を実行する第二データ変換手段と、前記第二データ変換手段を介して得られた画像データを、前記所定の色変換テーブルを参照することによって、出力形式の画像データに変換する色変換手段と、前記入力側の画像データと前記色変換手段を介して得られた画像データとを対応づけることによって、他の色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成手段と、を備え、前記色変換手段は、前記他の色変換テーブルを参照させることによって、入力した画像データを単色相化された出力形式の画像データに変換するようにしてある。
このような構成からなる本発明の画像形成装置によれば、被写体となるフルカラー画像等の入力データを、単色相用の色変換テーブルを参照することによってモノクロームカラーの画像データを出力するようにしてある。
このため、予め単色相用の色変換テーブルを生成しておく必要があるが、これは標準に備えられている色変換テーブル上のデータを単色相化処理し、その出力データを対応づけることによって、新たな色変換テーブルを容易に生成することができるようになっている。
このため、予め単色相用の色変換テーブルを生成しておく必要があるが、これは標準に備えられている色変換テーブル上のデータを単色相化処理し、その出力データを対応づけることによって、新たな色変換テーブルを容易に生成することができるようになっている。
具体的には、色変換テーブル上に設定されている入力データを取り出し、そのデータを、一旦、色相値を含む他のデータに変換する。
ここで、前記他のデータの色相値を一の色相値に置換したうえで、再度、入力データと同一形式のデータに変換する。
次に、これらの処理を通して得られたデータに対し、上記色変換テーブルを参照させることによって出力データを取得する。
そして、取得した出力データと元の入力データとを対応づけることによって単色相用の色変換テーブルが生成されるため、入力画像データをこの色変換テーブルを参照させることによって、単色相化された出力画像を得ることができるようになる。
ここで、前記他のデータの色相値を一の色相値に置換したうえで、再度、入力データと同一形式のデータに変換する。
次に、これらの処理を通して得られたデータに対し、上記色変換テーブルを参照させることによって出力データを取得する。
そして、取得した出力データと元の入力データとを対応づけることによって単色相用の色変換テーブルが生成されるため、入力画像データをこの色変換テーブルを参照させることによって、単色相化された出力画像を得ることができるようになる。
このため、通常の画像形成装置により、必要に応じてモノクロームカラーの画像データを出力させることが可能となる。
特に、新たな色変換テーブルを生成するための元となる色変換テーブルは、フルカラー画像形成装置に標準的に備えられているものをそのまま利用することができ、また、簡易なアルゴリズムによって本発明を実現することができるため、ソフト・ハードの両面から装置の構成を簡易なものとすることができる。
特に、新たな色変換テーブルを生成するための元となる色変換テーブルは、フルカラー画像形成装置に標準的に備えられているものをそのまま利用することができ、また、簡易なアルゴリズムによって本発明を実現することができるため、ソフト・ハードの両面から装置の構成を簡易なものとすることができる。
また、本発明の画像形成装置は、請求項2に記載するように、前記色変換テーブル生成手段によって生成された一以上の他の色変換テーブルを予め格納する色変換テーブル格納手段と、入力操作に応じて、前記所定の色変換テーブル又は前記一以上の他の色変換テーブルの中のいずれか一の参照テーブルを選択する参照テーブル選択手段と、を備え、前記色変換手段は、選択された前記一の参照テーブルを参照させることによって、入力した画像データを所望の出力形式の画像データに変換するようにしてある。
このような構成からなる本発明の画像形成装置によれば、標準的に備えられている色変換テーブルを含め、単色相用の色変換テーブルを含め複数の色変換テーブルを予め用意しておき、ユーザの任意で一の色変換テーブルを選択できるようにしている。
そして、入力画像に対し、選択に応じて色変換テーブルを参照させることによって、通常のフルカラー画像や単色相化された画像を出力させることが可能である。
このため、利便性に優れるだけでなく、様々な応用も期待できるため、拡張性にも優れた画像形成装置を実現することが可能である。
そして、入力画像に対し、選択に応じて色変換テーブルを参照させることによって、通常のフルカラー画像や単色相化された画像を出力させることが可能である。
このため、利便性に優れるだけでなく、様々な応用も期待できるため、拡張性にも優れた画像形成装置を実現することが可能である。
また、本発明の画像形成装置は、請求項3、請求項4及び請求項5に記載するように、前記入力側の画像データは、RGB形式の画像データであり、前記他の画像データは、HCB形式の画像データであり、前記出力形式の画像データは、CMYK形式の画像データとするようにしてある。
このような構成からなる本発明の画像形成装置によれば、RGB/CMYK色変換テーブル上の入力データ(RGB)を一旦HCBデータに変換し(HCB)、彩度(C)及び明度(B)の値は維持したまま、色相(H)のみを所望の色相(H’)に置換して単色相化した(H'CB)うえで、再度、元の入力データ形式(R'G'B')に戻す作業を行い、このデータ(R'G'B')に対して上記色変換テーブルを参照させることによって出力データ(CMYK)を取得するようにしてある。
そして、元の入力データ(RGB)と出力データ(CMYK)とを対応づけることによって単色相化された新たな色変換テーブルを生成することができる。
そして、元の入力データ(RGB)と出力データ(CMYK)とを対応づけることによって単色相化された新たな色変換テーブルを生成することができる。
ここで、RGB/CMYK変換は、一般的なフルカラー画像形成装置に標準的に備えられている色変換テーブルを参照することによって行われるが、本発明に係る単色相化された色変換テーブルを生成する際にもこの色変換テーブルをそのまま利用することができる。
このため、ハードウェア面において特に改造を加えることなく、簡易な構成で、本発明の画像形成装置を実現することができる。
このため、ハードウェア面において特に改造を加えることなく、簡易な構成で、本発明の画像形成装置を実現することができる。
又、RGB/HCB変換については、公知の手法が存在し、さらには、HCB/RGB変換はそのRGB/HCB変換をそのまま逆変換することによって利用することができるため、ソフトウェア面においてもアルゴリズムをさらに簡易なものとしている。
このように、本発明によれば、汎用性・拡張性等に優れた本発明の画像形成装置を容易に実現することが可能である。
このように、本発明によれば、汎用性・拡張性等に優れた本発明の画像形成装置を容易に実現することが可能である。
また、本発明の画像処理方法は、請求項6に記載するように、予め入力画像データと出力画像データとが対応づけられた所定の色変換テーブルを参照することによって入力した画像データを出力形式の画像データに変換し、出力する画像形成装置によって、入力画像データを任意の色相に単色相化して出力する画像処理方法であって、前記所定の色変換テーブルに含まれる入力側の画像データを抽出し、色相値を含む他の画像データに変換する第一のステップと、前記他の画像データに含まれる色相値を、予め指定された一の色相値に置換する第二のステップと、前記第二のステップを介して得られた画像データに対して、前記第一のステップで行った変換の逆変換を実行する第三のステップと、前記第三のステップを介して得られた画像データを、前記所定の色変換テーブルを参照することによって、出力形式の画像データに変換する第四のステップと、前記入力側の画像データと前記第四のステップを介して得られた画像データとを対応づけることによって、他の色変換テーブルを生成する第五のステップと、前記他の色変換テーブルを参照させることによって、入力した画像データを単色相化された出力形式の画像データに変換する第六のステップと、を有する方法としてある。
このように、本発明は上述した装置発明だけでなく、方法発明としても実現化することができる。
したがって、ハードウェアの構成にとらわれることなく発明を実施することができるため、汎用性、拡張性に優れた方法として提供し、様々な形態によって本発明を実現化することが可能である。
したがって、ハードウェアの構成にとらわれることなく発明を実施することができるため、汎用性、拡張性に優れた方法として提供し、様々な形態によって本発明を実現化することが可能である。
また、本発明の画像処理プログラムは、請求項7に記載するように、予め入力画像データと出力画像データとが対応づけられた所定の色変換テーブルを参照することによって入力した画像データを出力形式の画像データに変換し、出力する画像形成装置によって、入力画像データを任意の色相に単色相化して出力する画像処理プログラムであって、前記画像形成装置を構成するコンピュータを、前記所定の色変換テーブルに含まれる入力側の画像データを抽出し、色相値を含む他の画像データに変換する第一データ変換手段、前記他の画像データに含まれる色相値を、予め指定された一の色相値に置換するデータ置換手段、前記データ置換手段を介して得られた画像データに対して、前記第一データ変換手段の逆変換を実行する第二データ変換手段、前記第二データ変換手段を介して得られた画像データを、前記所定の色変換テーブルを参照することによって、出力形式の画像データに変換する色変換手段、前記入力側の画像データと前記色変換手段を介して得られた画像データとを対応づけることによって、他の色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成手段、前記他の色変換テーブルを参照させることによって、入力した画像データを単色相化された出力形式の画像データに変換させる手段、として機能させるためのプログラムとしてある。
このように本発明はプログラムとしても実現化することができる。
これにより、プリンタのみならず、イメージスキャナや複写機等、コンピュータ機能を備えた様々な画像形成装置にプログラムをインストールすることによって本発明を実現することができ、汎用性,拡張性に優れた画像処理プログラムとして提供することができる。
これにより、プリンタのみならず、イメージスキャナや複写機等、コンピュータ機能を備えた様々な画像形成装置にプログラムをインストールすることによって本発明を実現することができ、汎用性,拡張性に優れた画像処理プログラムとして提供することができる。
以上のように、本発明の画像処理装置等によれば、対象となるフルカラー画像を、所望の色相に単色相化して出力することを容易に実現することが可能となる。
[第一実施形態]
以下、本発明の好ましい実施形態について図1〜図11を参照して説明する。
ここで、以下に示す本実施形態の画像形成装置は、プログラム(ソフトウェア)の命令によりコンピュータで実行される処理,手段,機能によって実現される。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、以下に示すような所定の処理・機能を行わせる。すなわち、本実施形態の画像形成装置における各処理・手段は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段によって実現される。
なお、プログラムの全部又は一部は、例えば、磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ,その他任意のコンピュータで読取り可能な記録媒体により提供され、記録媒体から読み出されたプログラムがコンピュータにインストールされて実行される。また、プログラムは、記録媒体を介さず、通信回線を通じて直接にコンピュータにロードし実行することもできる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図1〜図11を参照して説明する。
ここで、以下に示す本実施形態の画像形成装置は、プログラム(ソフトウェア)の命令によりコンピュータで実行される処理,手段,機能によって実現される。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、以下に示すような所定の処理・機能を行わせる。すなわち、本実施形態の画像形成装置における各処理・手段は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段によって実現される。
なお、プログラムの全部又は一部は、例えば、磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ,その他任意のコンピュータで読取り可能な記録媒体により提供され、記録媒体から読み出されたプログラムがコンピュータにインストールされて実行される。また、プログラムは、記録媒体を介さず、通信回線を通じて直接にコンピュータにロードし実行することもできる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すとおり、本実施形態の画像形成装置は、画像情報入力部101、色変換処理部102、ガンマ補正部103、スクリーン処理部104及び画像情報出力部105によって構成される。
以下に本実施形態の画像形成装置を構成する各部の詳細説明を行う。
図1に示すとおり、本実施形態の画像形成装置は、画像情報入力部101、色変換処理部102、ガンマ補正部103、スクリーン処理部104及び画像情報出力部105によって構成される。
以下に本実施形態の画像形成装置を構成する各部の詳細説明を行う。
画像情報入力部101は、フルカラー画像等の画像データを入力するものであり、具体的には、RGB形式の画像データを、外部のホストコンピュータ等から入力するためのインタフェースを構成している。
色変換処理部102は、画像情報入力部101によって入力された画像データを、所望の色相に単色相化するとともに、出力形式の画像データに変換するものである。
ここで、色変換処理部102は、本発明の第一データ変換手段、データ置換手段、第二データ変換手段、色変換手段及び色変換テーブル生成手段を介して生成された色変換テーブルを備えており、入力された画像データはこの色変換テーブルを参照することによって、単色相化された画像データを出力するようになっている。
色変換処理部102は、画像情報入力部101によって入力された画像データを、所望の色相に単色相化するとともに、出力形式の画像データに変換するものである。
ここで、色変換処理部102は、本発明の第一データ変換手段、データ置換手段、第二データ変換手段、色変換手段及び色変換テーブル生成手段を介して生成された色変換テーブルを備えており、入力された画像データはこの色変換テーブルを参照することによって、単色相化された画像データを出力するようになっている。
第一データ変換手段は、画像形成装置に標準的に備えられている色変換テーブル(図示せず)上の入力側のデータ(RGBデータ)を抽出し、HCB形式の画像データに変換するものである。これにより色相値(H)、彩度値(C)、明度値(B)の各データを取得することができる。
なお、RGBデータからHCBデータへの具体的な変換方法については、後述する。
なお、RGBデータからHCBデータへの具体的な変換方法については、後述する。
データ置換手段は、第一データ変換手段により取得したHCBデータに含まれる色相値(H)を、ユーザが指定する任意の色相(H’)に統一する置換処理を行い、単色相化された画像データ(H'CB)を取得するものである。
第二データ変換手段は、データ置換手段を介して取得した画像データを、もとのデータ形式(RGBデータ)に逆変換するものである。
特に、本実施形態においては、前記第一データ変換手段で用いたRGB/HCB変換方式をそのまま逆変換して利用することによりRGBデータを取得することとしている。
第二データ変換手段は、データ置換手段を介して取得した画像データを、もとのデータ形式(RGBデータ)に逆変換するものである。
特に、本実施形態においては、前記第一データ変換手段で用いたRGB/HCB変換方式をそのまま逆変換して利用することによりRGBデータを取得することとしている。
色変換手段は、第二データ変換手段を介して取得した画像データを所定の出力形式の画像データに変換するものである。
具体的には、前述の通り、標準的に備えられている色変換テーブルを参照することにより、RGBデータをCMYKデータに変換する。
色変換テーブル生成手段は、色変換手段を介して得られたCMYKデータと、その元となるRGBデータとを対応づけて、新たな色変換テーブルを生成するものである。
ここで生成された色変換テーブルを参照することにより、入力画像データ(RGB)は単色相化されたCMYKデータに変換されることとなる。
具体的には、前述の通り、標準的に備えられている色変換テーブルを参照することにより、RGBデータをCMYKデータに変換する。
色変換テーブル生成手段は、色変換手段を介して得られたCMYKデータと、その元となるRGBデータとを対応づけて、新たな色変換テーブルを生成するものである。
ここで生成された色変換テーブルを参照することにより、入力画像データ(RGB)は単色相化されたCMYKデータに変換されることとなる。
ガンマ補正部103は、色変換処理部102を介して得られたCMYKデータに対して所定のガンマ特性の補正を行うものであり、スクリーン処理部104は、CMYKの各データが干渉を起こさないように階調度の調整を行うものである。
ここで、以上のような構成からなる本実施形態の画像形成装置における単色相化処理について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置の色変換処理部102における処理を説明するためのフローチャートである。
図2及び前述に示すとおり、色変換処理部102は、まず、フルカラー画像形成装置に標準的に備えられている三次元色変換テーブル上の格子点における入力データ(RGBデータ)を抽出することから始まる(S501)。
抽出されたRGBデータは、所定の方法によりRGB/HCB変換が行われ(S502)、HCBデータが生成される(S503)。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置の色変換処理部102における処理を説明するためのフローチャートである。
図2及び前述に示すとおり、色変換処理部102は、まず、フルカラー画像形成装置に標準的に備えられている三次元色変換テーブル上の格子点における入力データ(RGBデータ)を抽出することから始まる(S501)。
抽出されたRGBデータは、所定の方法によりRGB/HCB変換が行われ(S502)、HCBデータが生成される(S503)。
ここで、前記RGB/HCB変換の方法について図3〜図7を参照しながら詳細に説明する。
図3は、RGB空間を三次元的に表現した説明図であり、線分W−Bkを直線L(r=g=b)とする。
また、図4は、図3に示すRGB空間を直線Lが鉛直になるように回転して表現した図であり、さらに図5は、これらの図を対角線のW点方向から眺めた図である。このようにRGBデータ及びCMYKデータを環状に表すことによって、色相を0°〜360°の範囲の角度(色相角)によって示すことができる。
図3は、RGB空間を三次元的に表現した説明図であり、線分W−Bkを直線L(r=g=b)とする。
また、図4は、図3に示すRGB空間を直線Lが鉛直になるように回転して表現した図であり、さらに図5は、これらの図を対角線のW点方向から眺めた図である。このようにRGBデータ及びCMYKデータを環状に表すことによって、色相を0°〜360°の範囲の角度(色相角)によって示すことができる。
ここで、図6に示すように、RGB空間において任意の点A{r,g,b}が存在する場合、まず、直線Lへの垂線の足を点Eとしたときの点Eの座標値について次式を用いて算出する。
E={(r+g+b)/3,(r+g+b)/3,(r+g+b)/3}}
そして、任意のRGB値に対応する彩度は、線分EAの長さに相当するため、彩度値Cは次の演算により算出することができる。
C=(EA×EA)0.5=|EA|
但し、EA={r−(r+g+b)/3,g−(r+g+b)/3,b−(r+g+b)/3}とする。
E={(r+g+b)/3,(r+g+b)/3,(r+g+b)/3}}
そして、任意のRGB値に対応する彩度は、線分EAの長さに相当するため、彩度値Cは次の演算により算出することができる。
C=(EA×EA)0.5=|EA|
但し、EA={r−(r+g+b)/3,g−(r+g+b)/3,b−(r+g+b)/3}とする。
次に、任意のRGB値に対応する色相値Hを算出するに当たり、基準とする色相方向を予め設定する必要がある。この色相方向は任意に設定することができるが、ここでは、例えば、図6や図7に示すように、赤(R)方向、すなわち点F{1,0,0}方向を色相角0°と設定して、点Fから直線Lに下ろした垂線の足を点Zとし、ベクトルEA、ベクトルZFを求め、これらベクトルのなす角(色相角)に相当する色相値Hを算出する。
具体的には、プログラム上(例えば、C言語等)、次の演算により色相値(色相角)Hを求めることができる。
H=ArcCos[(EA.ZF)/((EA.EA)^.5)x((ZF.ZF)^.5)]*(sign)
但し、F={1,0,0}、Z={1/3,1/3,1/3}、ZF={2/3,-1/3,-1/3}とし、signは、ベクトルEAとベクトルZFの外積と直線Lの方向ベクトル{1,1,1}との内積を算出したときの符号を利用し、例えば、正であれば+1とし、負であれば−1として設定し、あるいは、その逆として設定する。signを乗じているのは、ArcCos[(EA.ZF)/((EA.EA)^.5)x((ZF.ZF)^.5)]だけで位相角を計算した場合、ベクトルEAがベクトルZFに対し時計回り方向に角度が進んでいても、反時計回り方向に同量で角度が遅れていても同じ値になってしまう不都合が生ずるからであり、色相角の方向を一意的に定義するためである。
H=ArcCos[(EA.ZF)/((EA.EA)^.5)x((ZF.ZF)^.5)]*(sign)
但し、F={1,0,0}、Z={1/3,1/3,1/3}、ZF={2/3,-1/3,-1/3}とし、signは、ベクトルEAとベクトルZFの外積と直線Lの方向ベクトル{1,1,1}との内積を算出したときの符号を利用し、例えば、正であれば+1とし、負であれば−1として設定し、あるいは、その逆として設定する。signを乗じているのは、ArcCos[(EA.ZF)/((EA.EA)^.5)x((ZF.ZF)^.5)]だけで位相角を計算した場合、ベクトルEAがベクトルZFに対し時計回り方向に角度が進んでいても、反時計回り方向に同量で角度が遅れていても同じ値になってしまう不都合が生ずるからであり、色相角の方向を一意的に定義するためである。
sign関数の代わりに、ベクトルEA、ベクトルZFを求める時点で単位ベクトル化してからこれらの外積を求め、直線Lの方向ベクトルとの内積Sを計算しその結果を乗じてもよい。
つまり、S={(EA*ZF)/|(EA*ZF)|}.{WBk/|WBk|}として、
H=Cos-1{(EA.ZF)/(|EA|x|ZF|)}xS
によって色相角を求めても良い(但し、a*bはベクトルaとベクトルbの外積を意味し、a.bはベクトルaとベクトルbの内積を意味し、|a|はベクトルaの大きさを意味する)。
また、任意点が直線L上に位置するときは、暫定的に予め定めた既定色相値を割り当てることとしてもよい。
つまり、S={(EA*ZF)/|(EA*ZF)|}.{WBk/|WBk|}として、
H=Cos-1{(EA.ZF)/(|EA|x|ZF|)}xS
によって色相角を求めても良い(但し、a*bはベクトルaとベクトルbの外積を意味し、a.bはベクトルaとベクトルbの内積を意味し、|a|はベクトルaの大きさを意味する)。
また、任意点が直線L上に位置するときは、暫定的に予め定めた既定色相値を割り当てることとしてもよい。
次に、任意のRGB値に対応する明度値Bを計算するに当たり、黒(Bk)にRGB値を点I{0,0,0}としたときの線分IEの長さが明度値に相当するため、具体的には、次の演算によって明度値Bを計算することができる。
B=EI.EI^(.5)=|EI|
以上のようにして、任意のRGBデータに基づくHCBデータを算出することができる。
B=EI.EI^(.5)=|EI|
以上のようにして、任意のRGBデータに基づくHCBデータを算出することができる。
図2に戻り、ユーザは、所望の色相を選択することで、その色相値を具体的に算出し、単色相化にかかる一の色相(H’)を予め指定する(S504)。
具体的には、図8に示すように、所望色選択部801と所望色相値算出部802によって各々以下の処理を行う。
所望色選択部801は、色相が徐々に変化し全色相が表示された色相環や所定のパッチ画像等を図9のようにディスプレイ等に表示しておき、これをユーザが、マウス等のポインティングデバイスによって選択する。なお、図9に示す色相環は、モノクローム表示となっているが、実際には、有彩色のフルカラー表示で示される。
また、所望のRGB値を、ユーザが直接入力することにより係るRGB値を読み込ませても良い。
そして、所望色相値算出部802は、上記RGB値を、ステップS502と同様の手段(第一データ変換手段)によりHCBデータに変換することにより、所望の色相値(H’)を抽出することができる。
具体的には、図8に示すように、所望色選択部801と所望色相値算出部802によって各々以下の処理を行う。
所望色選択部801は、色相が徐々に変化し全色相が表示された色相環や所定のパッチ画像等を図9のようにディスプレイ等に表示しておき、これをユーザが、マウス等のポインティングデバイスによって選択する。なお、図9に示す色相環は、モノクローム表示となっているが、実際には、有彩色のフルカラー表示で示される。
また、所望のRGB値を、ユーザが直接入力することにより係るRGB値を読み込ませても良い。
そして、所望色相値算出部802は、上記RGB値を、ステップS502と同様の手段(第一データ変換手段)によりHCBデータに変換することにより、所望の色相値(H’)を抽出することができる。
次に、ステップS503を介して得られたHCB値の色相値(H)を、前記所望の色相値H’に置換して(S505)、画像データ(H'CB)を取得する(S506)。
また、ステップS506で得られた画像データ(H'CB)に対して、HCB/RGB変換を行うことによって(S507)、元のデータ形式(RGBデータ)で、かつ、単色相化された画像データ(R’G’B’)を得ることができる(S508)。
なお、上記HCB/RGB変換は、ステップS502で用いたRGB/HCB変換の方法を逆変換することによって行われる。
また、ステップS506で得られた画像データ(H'CB)に対して、HCB/RGB変換を行うことによって(S507)、元のデータ形式(RGBデータ)で、かつ、単色相化された画像データ(R’G’B’)を得ることができる(S508)。
なお、上記HCB/RGB変換は、ステップS502で用いたRGB/HCB変換の方法を逆変換することによって行われる。
そして、ステップS508を介して得られた画像データ(R'G'B’)については、標準的に備えられている色変換テーブルを参照することによって、出力形式の画像データに変換され(S509)、結果、CMYKデータを取得することとなる(S510)。
ステップS510を介して得られた画像データ(CMYK)は、元の画像データ(RGB)と対応づけることによって新たな色変換テーブルが生成されることとなる(S511)。新たに生成された色変換テーブルを参照することによって、入力画像データは単色相化されるとともに、所定の出力形式に変換された画像データとして出力されるようになる。
ステップS510を介して得られた画像データ(CMYK)は、元の画像データ(RGB)と対応づけることによって新たな色変換テーブルが生成されることとなる(S511)。新たに生成された色変換テーブルを参照することによって、入力画像データは単色相化されるとともに、所定の出力形式に変換された画像データとして出力されるようになる。
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置によれば、フルカラー画像形成装置に標準的に備えられている色変換テーブルを利用することによって、単色相化された別の色変換テーブル102を生成することができる。
そして、入力された画像データに対して、この色変換テーブル102を参照させることによって、単色相化された所定の画像データを出力できるようになる。
そして、入力された画像データに対して、この色変換テーブル102を参照させることによって、単色相化された所定の画像データを出力できるようになる。
このため、所定のフルカラー画像を出力できるのは勿論のこと、別個に生成された色変換テーブル102を参照させることにより、単色相化された画像データを出力できるようになる。
また、特に改造等を加えることなく、また、簡単なプログラムの変更等によって本発明を実現することができるため、容易かつ低コストに本発明の画像形成装置を提供することが可能である。
さらに、ユーザは、任意の色相値を指定することができるため、利便性をさらに向上させることができ、拡張性にも優れた画像形成装置を提供することが可能である。
また、特に改造等を加えることなく、また、簡単なプログラムの変更等によって本発明を実現することができるため、容易かつ低コストに本発明の画像形成装置を提供することが可能である。
さらに、ユーザは、任意の色相値を指定することができるため、利便性をさらに向上させることができ、拡張性にも優れた画像形成装置を提供することが可能である。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置について図10を参照しつつ説明する。
図10は、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図10に示すとおり、本実施形態の画像形成装置は、前述の第一実施形態とほぼ同様の構成となっているが、フルカラー画像形成装置に標準的に備えられている色変換処理部102aとは別個に、単色相用の色変換処理部102を、本発明の色変換テーブル格納手段によって予め格納している点で異なる。
また、切換スイッチ201を備えており、入力画像データの処理のために参照する各色変換処理部(色変換テーブル)を、任意で選択可能とすることで本発明の参照テーブル選択手段を構成している点も特徴的なものとなっている。
次に、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置について図10を参照しつつ説明する。
図10は、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図10に示すとおり、本実施形態の画像形成装置は、前述の第一実施形態とほぼ同様の構成となっているが、フルカラー画像形成装置に標準的に備えられている色変換処理部102aとは別個に、単色相用の色変換処理部102を、本発明の色変換テーブル格納手段によって予め格納している点で異なる。
また、切換スイッチ201を備えており、入力画像データの処理のために参照する各色変換処理部(色変換テーブル)を、任意で選択可能とすることで本発明の参照テーブル選択手段を構成している点も特徴的なものとなっている。
このため、ユーザは、色変換テーブルを任意に選択可能となり、必要に応じて、フルカラー画像や単色相画像のデータを出力することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置によれば、第一実施形態と同様の効果が発揮されるだけでなく、フルカラー用の色変換処理部102aと単色相用の色変換処理部102とを備えるとともに、切換スイッチ201を設けた構成としてあるので、必要に応じて、出力画像を切り替えることができ、利便性をより向上させることができる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態に係る画像形成装置について図11を参照しつつ説明する。
図11は、本発明の第三実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図11に示すとおり、本実施形態の画像形成装置は、前述の第二実施形態とほぼ同様の構成となっているが、色変換処理部102が、単色相化されたカラーテーブル群202の中から任意の色変換テーブルをダウンロードできる点で異なる。
具体的には、標準的に備えられている色変換処理部102aを初期設定としておき、本発明の色変換テーブル格納手段によって予め格納されているカラーテーブル群202から一の色変換テーブルをダウンロードすることによって単色相化処理を行う色変換処理部102を備えている。そして、切換スイッチ201によってこれら色変換テーブルのいずれかを、本発明の参照テーブル選択手段によって切り替えられるようになっている。
次に、本発明の第三実施形態に係る画像形成装置について図11を参照しつつ説明する。
図11は、本発明の第三実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図11に示すとおり、本実施形態の画像形成装置は、前述の第二実施形態とほぼ同様の構成となっているが、色変換処理部102が、単色相化されたカラーテーブル群202の中から任意の色変換テーブルをダウンロードできる点で異なる。
具体的には、標準的に備えられている色変換処理部102aを初期設定としておき、本発明の色変換テーブル格納手段によって予め格納されているカラーテーブル群202から一の色変換テーブルをダウンロードすることによって単色相化処理を行う色変換処理部102を備えている。そして、切換スイッチ201によってこれら色変換テーブルのいずれかを、本発明の参照テーブル選択手段によって切り替えられるようになっている。
このため、ユーザは、通常のフルカラー画像を出力できるとともに、必要に応じて、複数の単色相化された色変換テーブルの中から任意の色変換テーブルを選択することができる等、所望の単色相化された画像を出力することができるようになる。
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置によれば、前述の実施形態と同様の効果が発揮されるだけでなく、出力する単色相画像データの色相のバリエーションを複数所有させることができるため、さらに利便性や拡張性が優れた画像形成装置を実現することが可能となる。
以上、本発明の画像形成装置について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明にかかる画像形成装置は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、本発明の画像形成装置は、RGBデータをHCBデータ以外の他のデータ形式(例えば、HSV、HSL、HLS、HSI等)に変換し、また、その逆変換を利用する構成であってもよい。
例えば、本発明の画像形成装置は、RGBデータをHCBデータ以外の他のデータ形式(例えば、HSV、HSL、HLS、HSI等)に変換し、また、その逆変換を利用する構成であってもよい。
本発明は、RGB/CMYK色変換テーブルを参照して色変換を行う色変換手段を備えた画像形成装置に好適に利用することができる。
101 画像情報入力部
102 色変換処理部(単色相)
102a 色変換処理部(フルカラー)
103 ガンマ補正部
104 スクリーン処理部
105 画像情報出力部
201 切換スイッチ
202 カラーテーブル群
102 色変換処理部(単色相)
102a 色変換処理部(フルカラー)
103 ガンマ補正部
104 スクリーン処理部
105 画像情報出力部
201 切換スイッチ
202 カラーテーブル群
Claims (7)
- 予め入力画像データと出力画像データとが対応づけられた所定の色変換テーブルを参照することによって、入力した画像データを出力形式の画像データに変換し、出力する画像形成装置であって、
前記所定の色変換テーブルに含まれる入力側の画像データを抽出し、色相値を含む他の画像データに変換する第一データ変換手段と、
前記他の画像データに含まれる色相値を、予め指定された一の色相値に置換するデータ置換手段と、
前記データ置換手段を介して得られた画像データに対して、前記第一データ変換手段の逆変換を実行する第二データ変換手段と、
前記第二データ変換手段を介して得られた画像データを、前記所定の色変換テーブルを参照することによって、出力形式の画像データに変換する色変換手段と、
前記入力側の画像データと前記色変換手段を介して得られた画像データとを対応づけることによって、他の色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成手段と、を備え、
前記色変換手段は、前記他の色変換テーブルを参照させることによって、入力した画像データを単色相化された出力形式の画像データに変換することを特徴とする画像形成装置。 - 前記色変換テーブル生成手段によって生成された一以上の他の色変換テーブルを予め格納する色変換テーブル格納手段と、
入力操作に応じて、前記所定の色変換テーブル又は前記一以上の他の色変換テーブルの中のいずれか一の参照テーブルを選択する参照テーブル選択手段と、を備え、
前記色変換手段は、
選択された前記一の参照テーブルを参照させることによって、入力した画像データを所望の出力形式の画像データに変換することを特徴とする請求項1の画像形成装置。 - 前記入力側の画像データは、RGB形式の画像データである請求項1又は2の画像形成装置。
- 前記他の画像データは、HCB形式の画像データである請求項1乃至3のいずれかの画像形成装置。
- 前記出力形式の画像データは、CMYK形式の画像データである請求項1乃至4のいずれかの画像形成装置。
- 予め入力画像データと出力画像データとが対応づけられた所定の色変換テーブルを参照することによって入力した画像データを出力形式の画像データに変換し、出力する画像形成装置によって、入力画像データを任意の色相に単色相化して出力する画像処理方法であって、
前記所定の色変換テーブルに含まれる入力側の画像データを抽出し、色相値を含む他の画像データに変換する第一のステップと、
前記他の画像データに含まれる色相値を、予め指定された一の色相値に置換する第二のステップと、
前記第二のステップを介して得られた画像データに対して、前記第一のステップで行った変換の逆変換を実行する第三のステップと、
前記第三のステップを介して得られた画像データを、前記所定の色変換テーブルを参照することによって、出力形式の画像データに変換する第四のステップと、
前記入力側の画像データと前記第四のステップを介して得られた画像データとを対応づけることによって、他の色変換テーブルを生成する第五のステップと、
前記他の色変換テーブルを参照させることによって、入力した画像データを単色相化された出力形式の画像データに変換する第六のステップと、を有する画像処理方法。 - 予め入力画像データと出力画像データとが対応づけられた所定の色変換テーブルを参照することによって入力した画像データを出力形式の画像データに変換し、出力する画像形成装置によって、入力画像データを任意の色相に単色相化して出力する画像処理プログラムであって、
前記画像形成装置を構成するコンピュータを、
前記所定の色変換テーブルに含まれる入力側の画像データを抽出し、色相値を含む他の画像データに変換する第一データ変換手段、
前記他の画像データに含まれる色相値を、予め指定された一の色相値に置換するデータ置換手段、
前記データ置換手段を介して得られた画像データに対して、前記第一データ変換手段の逆変換を実行する第二データ変換手段、
前記第二データ変換手段を介して得られた画像データを、前記所定の色変換テーブルを参照することによって、出力形式の画像データに変換する色変換手段、
前記入力側の画像データと前記色変換手段を介して得られた画像データとを対応づけることによって、他の色変換テーブルを生成する色変換テーブル生成手段、
前記他の色変換テーブルを参照させることによって、入力した画像データを単色相化された出力形式の画像データに変換させる手段、として機能させるための画像処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007168654A JP2009010573A (ja) | 2007-06-27 | 2007-06-27 | 画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
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Family Applications (1)
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JP2007168654A Pending JP2009010573A (ja) | 2007-06-27 | 2007-06-27 | 画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
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JP (1) | JP2009010573A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023017846A1 (ja) * | 2021-08-13 | 2023-02-16 | 富士フイルム株式会社 | カラーマネージメント装置、カラーマネージメント方法及びプログラム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0287778A (ja) * | 1988-09-26 | 1990-03-28 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置 |
JP2001045313A (ja) * | 1999-07-30 | 2001-02-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 色変換方法、色変換装置、色変換プログラム記憶媒体、色補正方法 |
JP2005064727A (ja) * | 2003-08-08 | 2005-03-10 | Ricoh Co Ltd | 画像処理方法、画像処理装置、画像形成システム、コンピュータプログラム及び記録媒体 |
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-
2007
- 2007-06-27 JP JP2007168654A patent/JP2009010573A/ja active Pending
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