JP5025678B2 - 画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents
画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5025678B2 JP5025678B2 JP2009079458A JP2009079458A JP5025678B2 JP 5025678 B2 JP5025678 B2 JP 5025678B2 JP 2009079458 A JP2009079458 A JP 2009079458A JP 2009079458 A JP2009079458 A JP 2009079458A JP 5025678 B2 JP5025678 B2 JP 5025678B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rgb data
- hue
- point
- color conversion
- conversion table
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Color Image Communication Systems (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Description
具体的には、図14のブロック図に示すように、画像情報入力部101’によって入力されたRGB形式の画像データは、色変換テーブルからなる色変換処理部102’を介してCMYK形式の画像データに変換され、ガンマ補正部103’及びスクリーン処理部104’による所定処理を介し、画像情報出力部105’によって出力される。
したがって、カラー画像形成装置の分野においては、原色をいかに忠実に再現するか、ということが重要な課題となっている。
しかし、ユーザの利用の仕方によっては、再現性より高速性を望むケースがあり、このため、原色に忠実な出力画像ではなく、白黒出力を求めるケースもある。
具体的に、特許文献1に記載のカラー画像処理方法によれば、対象となる画像データ(RGBデータ)をXYZ値に変換し、さらにこれをxyY値に変換する。そして、xyY値が、黒、青、赤、黄、白系のうちいずれの領域に属するか否かを判定し、その判定結果に応じた単色を出力するようにしている。
また、特許文献2に記載の色調整装置は、色度図における色相軸上を複数に分割し、分割された色相軸の中から選択された色相軸ごとに色相、明度、色彩度を調整することができるようになっている。
また、特許文献2の色調整装置によっては、白黒からなる画像の出力は可能だが、他の単色相(例えば、赤、緑、青)での出力は不可能である。
したがって、これら従来の技術によれば、ユーザが所望の色相を選択して出力する具体的な方法がなく、不便なものとなっていた。
ここで、以下に示す本実施形態の画像形成装置は、プログラム(ソフトウェア)の命令によりコンピュータで実行される処理,手段,機能によって実現される。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、以下に示すような所定の処理・機能を行わせる。すなわち、本実施形態の画像形成装置における各処理・手段は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段によって実現される。
なお、プログラムの全部又は一部は、例えば、磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ,その他任意のコンピュータで読取り可能な記録媒体により提供され、記録媒体から読み出されたプログラムがコンピュータにインストールされて実行される。また、プログラムは、記録媒体を介さず、通信回線を通じて直接にコンピュータにロードし実行することもできる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すとおり、本実施形態の画像形成装置10aは、画像情報入力部101、単色相化処理部500a、色変換処理部102a、ガンマ補正部103、スクリーン処理部104及び画像情報出力部105によって構成される。
以下に本実施形態の画像形成装置を構成する各部の詳細説明を行う。
単色相化処理部500aは、入力値単色相化手段501aを備え、画像情報入力部101によって入力された画像データを、所望の色相に単色相化し、色変換処理部102aに出力するものである。
ここで、本実施形態に係る単色相化処理部500aによって行われる単色相化処理について図2〜図8を参照しながら詳細に説明する。
図2は、RGB−CMYKの三次元色空間上における任意の点Aを示した模式図であり、図3は、図2に示す3次元色空間を線分KW(直線L)が鉛直になるように表した模式図であり、図4は、図3における点Aの色相における最大彩度点P、点W、点Kからなる色相面(三角形)を示した模式図である。
図4に示すように、最大彩度点Pは、前記3次元色空間において、前記点A及び線分WKを含む平面がCyan−Blue、Blue−Magenta、Magenta−Red、Red−Yellow、Yellow−Green、Green−Cyanのいずれかの直近の線分に交差する当該交差点と定義することができる。
また、演算処理上、点PのRGB値は、以下の計算式によって求めることができる。
P=(A−Min[A])/Max[(A−Min[A])]
(但し、Min[A]は、A{r,g,b}の内の最小の値、Max[(A−Min[A])]は、A{r,g,b}の各要素からMin[A]を減じた値のうち最大の値を意味する。)
例えば、点AがA{0.5,0.5,0}の場合(但し、RGB値のそれぞれの取り得る範囲を0〜1とする。)、P={0.5,0.5,0}/0.5={1,1,0}となる。
具体的には、図4に示すように、3次元色空間上において、点A、点W、点Kからなる色相面にもとづく三角形WPKを設定した後、図5に示す三角形WPKのみを抽出し、その後、図6に示すように、三角形WPKを構成する小三角形KAW、PAK、WAPを求める。
Sp=△KAW/△WPK
Sw=△PAK/△WPK
Sk=△WAP/△WPK
一般に、ベクトルOA{a,b}、ベクトルOB{c,d}を想定した場合の三角形OABの面積Sは、S=(1/2)|ad−bc|(但し、|ad-bc|は、ベクトル(ad-bc)の絶対値を意味する。)によって算出することができるため、このような算式を利用して各三角形の面積を算出したうえで、上記面積比率を求めることができる。
図7は、本実施形態において行われる色相選択に係る構成を示すブロック図である。
所望色選択部801は、利用者の指定操作に応じて所望の色を選択するものである。
所望色相値算出部802は、所望色相に対応する最大彩度点P’を求めるものである。
具体的には、所望色選択部801で指定した色相に対応する最大彩度点P’のRGBデータを算出する。
ここで、最大彩度点P’は、前記3次元色空間上において、前記選択された色相に相当する点及び線分WKを含む平面が当該3次元色空間におけるCyan−Blue、Blue−Magenta、Magenta−Red、Red−Yellow、Yellow−Green、Green−Cyanのいずれかの直近の線分に交差する当該交差点と定義することができる。
P’=(B−Min[B])/Max[(B−Min[B])]
(但し、Min[B]は、B{r,g,b}の内の最小の値、Max[(B−Min[B])]は、B{r,g,b}の各要素からMin[B]を減じた値のうち最大の値を意味する。)
例えば、色値BがB{0.25,0.75,0.5}の場合(但し、RGB値のそれぞれの取り得る範囲を0〜1とする。)、P’={0,0.5,0.25}/0.5={0,1,0.5}となる。
なお、図8に示す色相環は、モノクロ表示となっているが、実際には、カラーディスプレイ等によりフルカラーで表示される。
また、求めた最大彩度点P’のRGBデータは、単色相化処理部500に出力され、単色相化のための演算処理に用いられることとなる。
A’{r’,g’,b’}=Sp・P’{P'r,P'g,P'b}+Sw・W{1,1,1}+Sk・K{0,0,0}
ここで、点P’{P'r,P'g,P'b}は、所望色相値算出手段802によって算出された所望色相の最大彩度点P’のRGBデータであり、Sp、Sw、Skは△WPKにおける点Aの面積比率である。また、W{1,1,1}は白点のRGBデータ、K{0,0,0}は黒点のRGBデータを示すものである。
具体的には、入力値単色相化手段501aにおける上記の演算処理によって得た単色相化後のRGBデータ(A’{r’,g’,b’})を、フルカラー色変換テーブル1021aを参照させることによって所望の色相に単色相化されたCMYKデータ{c’,m’,y’,k’}を得る。
なお、対象オブジェクト全体を単色相化するには、そのオブジェクトを形成するすべての画素に対応するCMYKデータを求める必要がある。
画像情報出力部105は、スクリーン処理部104からの画像データにもとづき出力処理を行うものである。
これにより、入力した原画像に対し、所望色相に単色相化された出力画像を得ることとなる。
図9は、本実施形態において行われる単色相化に係る画像処理方法を説明するためのフローチャートである。
同図に示すとおり、まず、画像情報入力部101が、RGB形式の原画像{r,g,b}を入力する(A1)。
すなわち、画像情報入力部101が、外部のホストコンピュータ等から入力した画像を形成する各RGBデータ(非変換点群)を入力する。
続いて、単色相化処理部500aは、白点W、黒点K、最大彩度点Pからなる△WPKにおける点Aの面積比率(Sp:Sw:Sk)を算出する(A3)。
ここで、ユーザの指定に応じ、所望色選択部801が、単色相化したい所望色相に含まれるRGBデータを選択し(A4)、次いで、所望色相値算出部802が、所望色相の最大彩度点P’を算出する(A5)。
具体的には、△WKP上の点A{r,g,b}を△WKP’に写像する次式により点A’{r’,g’,b’}を算出する。
A’{r’,g’,b’}=Sp・P’{P'r,P'g,P'b}+Sw・W{1,1,1}+Sk・K{0,0,0}
(但し、点P’{P'r,P'g,P'b}は、所望色相値算出手段802によって算出された所望色相の最大彩度点P’のRGBデータ、Sp、Sw、Skは△WPKにおける点Aの面積比率、W{1,1,1}は白点のRGBデータ、K{0,0,0}は黒点のRGBデータを示す。)
この結果、原画像の非変換点群のRGBデータ{r,g,b}を、単色相化されたRGBデータ群に変換することができ、これを既存のフルカラー色変換テーブル1021aを参照させることによって所望の色相に単色相化されたCMYKデータ{c’,m’,y’,k’}に変換することができる。
そして、色変換処理部102aが、単色相化されたRGBデータに対し、一般的なフルカラー色変換テーブル1021aを参照させることによって単色相化されたCMYKデータ{c’,m’,y’,k’}を出力するようにしている。
また、従来の画像形成装置が有するフルカラー色変換テーブル1021aを利用することができるため、ASIC規模の拡大等、特別な改造は不要であり、また、簡単なプログラムの変更によって、本発明を実現することができる。
さらに、単色相化に際し、ユーザの好みの色相を選択することができるため、利便性をさらに向上させることが可能である。
次に、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置について図10及び図11を参照しつつ説明する。
図10は、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
同図に示すとおり、本実施形態の画像形成装置は、色変換処理部102bが、単色相化テーブル生成手段1022bを備え、これにより生成された単色相化色変換テーブル1023bを備えるようにしている。
このため、所望の単色相化画像を円滑に出力できるようになっている。
具体的には、単色相化テーブル生成手段1022bは、以下の処理を行う。
まず、単色相化テーブル生成手段1022bは、単色相化処理部500bから得られる単色相化されたRGBデータ{r’,g’,b’}に対し、フルカラー色変換テーブル1021bを参照させることによって単色相化されたCMYKデータ{c’,m’,y’,k’}を取得する。
そして、このようにして生成された単色相化色変換テーブル1023bを図示しない記憶部に保持させておき、入力された原画像に対してこの単色相化色変換テーブル1023bを参照させることによって、所望の色相に単色相化された画像を円滑に出力できる構成としている。
なお、図10において、図1と同一の構成部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図11は、本実施形態に係る単色相化色変換テーブルの生成方法を説明するためのフローチャートである。
同図に示すとおり、まず、単色相化処理部500bは、既存の色変換テーブル(フルカラー表示用RGB−CMYK用LUTデータ)を抽出する(B1)。
具体的には、本実施形態に係る画像形成装置に予め備えられているフルカラー色変換テーブル1021bの構成データの中からRGBデータ群(非変換点群)を抽出する。
次に、単色相化処理部500bは、白点W、黒点K、最大彩度点Pからなる△WPKにおける点Aの面積比率(Sp:Sw:Sk)を算出する(B3)。
ここで、ユーザの指定に応じ、所望色選択部801が、単色相化したい所望色相に含まれるRGBデータを選択し(B4)、次いで、所望色相値算出部802が、所望色相の最大彩度点P’を算出する(B5)。
具体的には、△WKP上の点A{r,g,b}を△WKP’に写像する次式により点A’{r’,g’,b’}を算出する。
A’{r’,g’,b’}=Sp・P’{P'r,P'g,P'b}+Sw・W{1,1,1}+Sk・K{0,0,0}
(但し、点P’{P'r,P'g,P'b}は、所望色相値算出手段802によって算出された所望色相の最大彩度点P’のRGBデータ、Sp、Sw、Skは△WPKにおける点Aの面積比率、W{1,1,1}は白点のRGBデータ、K{0,0,0}は黒点のRGBデータを示す。)
具体的には、ステップB6によって得たA’{r’,g’,b’}に対し、フルカラー色変換テーブル1021bを参照させることによって単色相化されたCMYKデータ{c’,m’,y’,k’}を取得する。
ここで、ステップB2〜B7の処理は、フルカラー色変換テーブル1021a上のすべてのRGBデータについて行う(B8)。
これにより、本実施形態に係る単色相化色変換テーブル1023bの変換点群である単色相化CMYKデータ群を取得することができる。
そして、単色相化テーブル生成手段1022bは、ステップB1〜B8を介して得た単色相化CMYKデータ群と元のRGBデータ群とを対応づけることによって単色相化色変換テーブル1023bを生成する(B9)。
このため、所望の単色相化画像を円滑に出力することが可能である。
したがって、前述の第一実施形態と同様の作用効果を奏することは勿論のこと、迅速な出力処理が可能となり、さらに利便性の高い画像形成装置を実現することができる。
次に、本発明の第三実施形態に係る画像形成装置について図12を参照しつつ説明する。
図12は、本発明の第三実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
同図に示すとおり、本実施形態の画像形成装置10cは、フルカラー色変換テーブル1021cを備えた色変換処理部102cと単色相化色変換テーブル1023cを備えた色変換処理部102c’とを有する点において特徴的な構成となっている。
また、本実施形態の画像形成装置10cは、画像情報入力部101cと色変換処理部102c、102c’との間に選択回路201を備えており、色変換テーブルを任意に選択できる構成としている。
このため、ユーザは、色変換テーブルの選択が可能となり、利用態様に応じて、フルカラー画像や単色相画像を選択出力することができる。
したがって、本実施形態によれば、さらに高い利便性を提供することができる。
なお、図12において、図1と同一の構成部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
次に、本発明の第四実施形態に係る画像形成装置について図13を参照しつつ説明する。
図13は、本発明の第四実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
同図に示すとおり、本実施形態の画像形成装置10dは、初期設定の色変換テーブルを備えた色変換処理部102dと、任意の色変換テーブルをダウンロードして備える色変換処理部102d’とを有する点において特徴的な構成となっている。
具体的には、一の色変換処理部102dにはフルカラー色変換テーブルを初期設定しておき、他方の色変換処理部102d’には一以上の単色相化色変換テーブル群202の中から任意の単色相化色変換テーブルをダウンロードできる構成とする。
また、画像情報入力部101dと色変換処理部102d、102d’との間に選択回路201を備えており、色変換テーブルを任意に選択できる構成としている。
このため、ユーザは、第三実施形態に比べより多くの色変換テーブルを選択できるようになっている。
なお、図13において、図1と同一の構成部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
したがって、前述の実施形態と同様の作用効果を奏するのみならず、さらに利便性に優れた画像形成装置を実現することが可能となる。
例えば、本発明の入力値単色相化手段501は、プリンタ装置のみならず、パーソナルコンピュータやスキャナなどの一般的な画像形成装置に適用することができる。
500 単色相化処理部
501 入力値単色相化手段
102 色変換処理部
1021 フルカラー色変換テーブル
1022 単色相化テーブル生成手段
1023 単色相化色変換テーブル
Claims (8)
- 入力RGBデータを予めRGBデータ群とCMYKデータ群とが対応づけられた所定の色変換テーブルにもとづき出力CMYKデータに変換する画像形成装置であって、
任意のRGBデータを、所望色相におけるRGBデータに変換する入力値単色相化手段と、
変換後のRGBデータを前記色変換テーブルにもとづき単色相のCMYKデータに変換する色変換処理部と、を備え、
前記入力値単色相化手段は、
前記所望色相における最大彩度点P’のRGBデータ(P’{P'r,P'g,P'b})を、次式(1)により求め、
三次元色空間上の任意の点AのRGBデータ(A{r,g,b})を、点Aの色相における最大彩度点PのRGBデータと、白点WのRGBデータ(W{1,1,1})と、黒点KのRGBデータ(K{0,0,0})とを各頂点とする三角形WPKと、点Aと前記各頂点のうちの2点とによって形成される3つの三角形(KAW、PAK、WAP)との面積比率(Sp、Sw、Sk)にもとづく次式(2)によって、点AのRGBデータを所望色相におけるRGBデータ(A’{r’,g’,b’})に変換する
ことを特徴とする画像形成装置。
P’=(X−Min[X])/Max[(X−Min[X])]・・・(1)
(但し、Xは、所望色相を特定するために任意に指定されるRGBデータ、Min[X]は、Xを構成するR、G、Bの内の最小値、Max[(X−Min[X])]は、Xを構成するR、G、Bから各々Min[X]を減じた値のうちの最大値を示す。)
A’{r’,g’,b’}=Sp・P’{P'r,P'g,P'b}+Sw・W{1,1,1}+Sk・K{0,0,0}・・・(2)
(但し、Sp=△KAW/△WPK、Sw=△PAK/△WPK、Sk=△WAP/△WPKとする。) - 前記色変換テーブルにおける入力RGBデータ群を前記入力値単色相化手段により所望色相に変換したRGBデータ群と、当該RGBデータ群を前記色変換処理部により変換した単色相の出力CMYKデータ群と、の対応づけによって所定の単色相化色変換テーブルを生成する単色相化テーブル生成手段を備える請求項1記載の画像形成装置。
- 上記最大彩度点Pは、前記3次元色空間において、前記点A及び線分WKを含む平面がCyan−Blue、Blue−Magenta、Magenta−Red、Red−Yellow、Yellow−Green、Green−Cyanのいずれかの直近の線分に交差する当該交差点である請求項1又は2記載の画像形成装置。
- 入力操作に応じて、所望の色相を選択する所望色選択手段を備え、
前記最大彩度点P’は、前記3次元色空間上において、前記選択された色相に相当する点及び線分WKを含む平面が当該3次元色空間におけるCyan−Blue、Blue−Magenta、Magenta−Red、Red−Yellow、Yellow−Green、Green−Cyanのいずれかの直近の線分に交差する当該交差点である請求項1〜3のいずれか一項記載の画像形成装置。 - 入力RGBデータを予めRGBデータ群とCMYKデータ群とが対応づけられた所定の色変換テーブルにもとづき出力CMYKデータに変換する画像処理方法であって、
任意のRGBデータを、所望色相におけるRGBデータに変換する入力値単色相化ステップと、
変換後のRGBデータを前記色変換テーブルにもとづき単色相のCMYKデータに変換する色変換処理ステップと、を有し、
前記入力値単色相化ステップは、
前記所望色相における最大彩度点P’のRGBデータ(P’{P'r,P'g,P'b})を、次式(1)により求め、
三次元色空間上の任意の点AのRGBデータ(A{r,g,b})を、点Aの色相における最大彩度点PのRGBデータと、白点WのRGBデータ(W{1,1,1})と、黒点KのRGBデータ(K{0,0,0})とを各頂点とする三角形WPKと、点Aと前記各頂点のうちの2点とによって形成される3つの三角形(KAW、PAK、WAP)との面積比率(Sp、Sw、Sk)にもとづく次式(2)によって、点AのRGBデータを所望色相におけるRGBデータ(A’{r’,g’,b’})に変換する
ことを特徴とする画像処理方法。
P’=(X−Min[X])/Max[(X−Min[X])]・・・(1)
(但し、Xは、所望色相を特定するために任意に指定されるRGBデータ、Min[X]は、Xを構成するR、G、Bの内の最小値、Max[(X−Min[X])]は、Xを構成するR、G、Bから各々Min[X]を減じた値のうちの最大値を示す。)
A’{r’,g’,b’}=Sp・P’{P'r,P'g,P'b}+Sw・W{1,1,1}+Sk・K{0,0,0}・・・(2)
(但し、Sp=△KAW/△WPK、Sw=△PAK/△WPK、Sk=△WAP/△WPKとする。) - 前記色変換テーブルにおける入力RGBデータ群を前記入力値単色相化ステップにより所望色相に変換したRGBデータ群と、当該RGBデータ群を前記色変換処理ステップにより変換した単色相の出力CMYKデータ群と、の対応づけによって所定の単色相化色変換テーブルを生成する単色相化テーブル生成ステップを有する
ことを特徴とする請求項5記載の画像処理方法。 - 入力RGBデータを予めRGBデータ群とCMYKデータ群とが対応づけられた所定の色変換テーブルにもとづき出力CMYKデータに変換する画像形成装置のコンピュータを、
任意のRGBデータを、所望色相におけるRGBデータに変換する入力値単色相化手段、及び
変換後のRGBデータを前記色変換テーブルにもとづき単色相のCMYKデータに変換する色変換処理手段と、して機能させ、
前記入力値単色相化手段を、
前記所望色相における最大彩度点P’のRGBデータ(P’{P'r,P'g,P'b})を、次式(1)により求め、
三次元色空間上の任意の点AのRGBデータ(A{r,g,b})を、点Aの色相における最大彩度点PのRGBデータと、白点WのRGBデータ(W{1,1,1})と、黒点KのRGBデータ(K{0,0,0})とを各頂点とする三角形WPKと、点Aと前記各頂点のうちの2点とによって形成される3つの三角形(KAW、PAK、WAP)との面積比率(Sp、Sw、Sk)にもとづく次式(2)によって、点AのRGBデータを所望色相におけるRGBデータ(A’{r’,g’,b’})に変換させる
ことを特徴とする画像処理プログラム。
P’=(X−Min[X])/Max[(X−Min[X])]・・・(1)
(但し、Xは、所望色相を特定するために任意に指定されるRGBデータ、Min[X]は、Xを構成するR、G、Bの内の最小値、Max[(X−Min[X])]は、Xを構成するR、G、Bから各々Min[X]を減じた値のうちの最大値を示す。)
A’{r’,g’,b’}=Sp・P’{P'r,P'g,P'b}+Sw・W{1,1,1}+Sk・K{0,0,0}・・・(2)
(但し、Sp=△KAW/△WPK、Sw=△PAK/△WPK、Sk=△WAP/△WPKとする。)
として機能させるための画像処理プログラム。 - 前記コンピュータを
前記色変換テーブルにおける入力RGBデータ群を前記入力値単色相化手段により所望色相に変換したRGBデータ群と、当該RGBデータ群を前記色変換処理部により変換した単色相の出力CMYKデータ群と、の対応づけによって所定の単色相化色変換テーブルを生成する単色相化テーブル生成手段、として機能させるための請求項7記載の画像処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009079458A JP5025678B2 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009079458A JP5025678B2 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010233038A JP2010233038A (ja) | 2010-10-14 |
JP5025678B2 true JP5025678B2 (ja) | 2012-09-12 |
Family
ID=43048426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009079458A Expired - Fee Related JP5025678B2 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5025678B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4528805B2 (ja) * | 2007-06-27 | 2010-08-25 | 京セラミタ株式会社 | 画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
-
2009
- 2009-03-27 JP JP2009079458A patent/JP5025678B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010233038A (ja) | 2010-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9142187B2 (en) | Semiconductor device, image processing system, and program | |
US8204304B2 (en) | Color gamut mapping by forming curved cross-sectional surfaces | |
JP4779843B2 (ja) | 色変換ルックアップテーブル作成装置、色変換ルックアップテーブル作成方法、及び色変換ルックアップテーブル作成プログラム | |
KR20050097540A (ko) | 색 변환 방법 및 프로파일 생성 방법 | |
KR100735550B1 (ko) | 입력 색 공간을 cmyk 색 공간으로 변환하는 방법 및장치 | |
KR20090021851A (ko) | 색 변환장치 및 그 제어방법 | |
JP2013021679A (ja) | 色処理装置およびその方法 | |
JP2001169303A (ja) | 画像表示装置 | |
JP4656006B2 (ja) | 色変換装置及び色変換プログラム | |
JP6015359B2 (ja) | カラー映像信号処理装置、処理方法及び処理プログラム | |
JP2001169125A (ja) | 画像表示装置 | |
JP4528805B2 (ja) | 画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム | |
US20100302596A1 (en) | Color look up table adjusting apparatus, recording medium on which a color look up table adjusting program is recorded and color look up table adjusting system | |
JP5025678B2 (ja) | 画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム | |
JP4985162B2 (ja) | 色域生成装置、色域生成プログラム、及び色変換装置 | |
JP5440396B2 (ja) | 色変換テーブル作成プログラム、色変換テーブル作成プログラムを格納した媒体、及び色変換テーブルの作成方法 | |
JP2009010573A (ja) | 画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム | |
JP2011205467A (ja) | 色処理装置及びプログラム | |
JP2015126301A (ja) | 画像処理装置および画像処理方法 | |
JP2008072550A (ja) | 色処理方法、色処理装置、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体 | |
JP4675155B2 (ja) | 色データ処理方法、色データ処理システム、色データ処理プログラム及びこれを記録した記録媒体 | |
JP2013207411A (ja) | 色調整装置、色調整システムおよびプログラム | |
JP4973896B2 (ja) | 色域外郭算出装置、色域外郭算出プログラム | |
JP6740729B2 (ja) | データ変換装置、データ変換方法およびデータ変換プログラム | |
JP2009010572A (ja) | 画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110524 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120221 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120419 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120522 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120619 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5025678 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |