JP2001169303A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
可能で、CPUに大きな負荷をかけることなく、動画に
対してリアルタイムの処理が可能であり、調整後の画像
がリアルタイムで表示される画像表示装置を得る。 【解決手段】 変換特性データに基づいて3つ以上の色
データからなる第1の画像データを3つ以上の色データ
からなる第2の画像データに変換する色変換手段と、上
記変換特性データを記憶する変換特性記憶手段と、上記
色変換手段における変換特性を指定し、変換特性指定デ
ータを出力する変換特性指定手段と、上記変換特性指定
データに基づいて上記変換特性データを算出し、上記変
換特性記憶手段に設定する変換特性設定手段とを備える
とともに、上記色変換手段が、上記第1の画像データを
入力し、特定の色相においてのみ有効となる演算項を出
力する演算項生成手段と、上記特定の色相においてのみ
有効となる演算項を用いたマトリクス演算を行うマトリ
クス演算手段とを備える。使用者は上記変換特性指定手
段を用いて、所望の変換特性を指定する。
Description
ラー画像を表示する画像表示装置に係わり、中でも使用
者が色再現特性を調整することが可能な画像表示装置に
関する。
の調整方法について、図22を用いて説明する。図22
は、従来の画像表示装置における色再現特性の調整にお
ける操作部の一例を表したものである。図22におい
て、101は赤信号強度設定手段、102は緑信号強度
設定手段、103は青信号強度設定手段である。図22
において、使用者は赤信号強度設定手段101、緑信号
強度設定手段102、青信号強度設定手段103を用い
て、赤、緑、青の3色の信号強度を調整する。例えば、
緑および青の信号強度を小さくすると、全体的に赤みが
増したような画像が表示される。
像表示装置においては、赤、緑、青の3色の信号強度を
画像中の全ての色について調整することができるだけで
あり、使用者が調整したい色だけを調整することが出来
ない。
異なる種類のカラー画像の調整方法が開示されている。
特開平5−48885号公報における画像調整方法は、
ハードコピー装置から出力される画像をシミュレートし
て画像表示装置に表示し、画像表示装置に表示されるシ
ミュレート画像を見ながら、ハードコピー装置における
最適パラメータを決定するものであるが、画像調整方法
の考え方は画像表示装置においても応用できるものであ
る。
おける画像調整方法を用いた装置の構成を表す図であ
る。図23において、104はキーボード、105はマ
ウス、106は入力手段、107は制御部、108は入
力回路、109はメモリ、110はCPU、111は出
力回路、112は画像表示部、113は原画像、114
は処理画像、115は設定パラメータ、116はハード
コピー装置である。キーボード104とマウス105
は、ともに入力手段106の一例である。また、制御部
107は、入力手段106と接続する入力回路108、
メモリ109、CPU110、出力回路111から構成
される。画像表示部112は、出力回路111により駆
動される。以下、図23の画像調整方法を用いた装置の
動作について述べる。
ンプログラムが記憶されている。CPU110はメモリ
109に記憶されたプログラムを実行していく。まず、
色変換シミュレーションで使用する画像データを入力す
る。読み込んだ画像データは、画像表示部112の画面
上に原画像113として表示される。次に入力手段10
6を用いて処理内容を入力し、指定された処理内容に応
じて読み込んだ画像データに対して、ハードコピー装置
116で行われる色変換をシミュレートする。色変換さ
れた処理画像114は、原画像113と同時に画像表示
装置112の画面上に表示される。色変換のパラメータ
変化量を段階的に変化させられる場合には、図23のよ
うに少しずつ変化する処理画像を並べて表示する。この
中から原画像113に最も色の近いものを処理画像を選
択することで、最適パラメータを決定する。複数の色変
換パラメータを決定する場合には、同様の動作を繰り返
すことにより順番に決定していく。決定された色変換パ
ラメータは、ハードコピー装置へと転送される。
は、入力手段106により指定された処理内容に応じて
色変換をシミュレートし、複数の処理画像から最適な処
理画像を選択することにより色変換パラメータを決定す
るため、設定可能な色変換パラメータの種類に応じた調
整の自由度があり、赤、緑、青の3色の信号強度のみを
調整する場合に比べて調整の自由度が高くなると言う利
点がある。また、使用者にとって、パラメータの決定が
容易であるという利点もある。
ミュレーションを用いているため、行われるシミュレー
ションの精度が低いと、決定されるパラメータは必ずし
も最適パラメータとはならないという問題があるととも
に、シミュレーションを実施するためには、CPUに大
きな負荷をかけることになる。また、CPUによるシミ
ュレーションを用いているため、処理速度の問題によ
り、動画に対してリアルタイムの処理には適さないとい
う問題もある。複数の処理画像を並べて表示する場合に
おいては、並べる処理画像枚数と同じ回数のシミュレー
ションの実行が必要となり、CPUにかかる負荷、およ
び処理速度の問題は更に大きくなる。さらに、複数の処
理画像を並べて表示する場合においては、表示される処
理画像の大きさは小さくなり、パラメータ決定後に出力
される画像とは違った印象を受けやすいという問題もあ
る。
おける色再現特性の調整方法は、赤、緑、青の3色の信
号強度を画像中の全ての色について調整する場合におい
ては、使用者が調整したい色だけを調整することが出来
ないと言う問題があった。また、CPUにより色変換を
シミュレートする場合においては、実施するシミュレー
ションの精度が低いと、決定されるパラメータが必ずし
も最適とはならないと言う問題があるとともに、CPU
によるシミュレーションを用いているため、CPUに大
きな負荷をかけることになり、また、処理速度の問題に
より動画に対してリアルタイムの処理には適さないとい
う問題もある。さらに、複数の処理画像を並べて表示す
る場合においては、並べる処理画像枚数と同じ回数のシ
ミュレーションの実行が必要となり、CPUにかかる負
荷、および処理速度の問題は更に大きくなり、表示され
る処理画像の大きさが小さくなるため、パラメータ決定
後に出力される画像とは違った印象を受けやすいという
問題もあった。
ためになされたもので、使用者が調整したい色のみを調
整することが可能で、CPUに大きな負荷をかけること
なく、動画に対してリアルタイムの処理が可能であり、
調整後の画像が等倍で表示される画像表示装置を得るこ
とを目的とする。
装置は、3つ以上の色データからなる入力画像データを
入力し、画像表示手段に表示する画像表示装置であっ
て、変換特性データに基づいて3つ以上の色データから
なる第1の画像データを3つ以上の色データからなる第
2の画像データに変換する色変換手段と、上記変換特性
データを記憶する変換特性記憶手段と、上記色変換手段
における変換特性を指定し、変換特性指定データを出力
する変換特性指定手段と、上記変換特性指定データに基
づいて上記変換特性データを算出し、上記変換特性記憶
手段に設定する変換特性設定手段とを備えるとともに、
上記色変換手段が、上記第1の画像データを入力し、特
定の色相においてのみ有効となる演算項を出力する演算
項生成手段と、上記特定の色相においてのみ有効となる
演算項を用いたマトリクス演算を行うマトリクス演算手
段とを備える。
記変換特性指定手段が変換特性を指定する色を選択する
手段と、上記選択された色に対する変換特性を指定する
手段とを備える。
記変換特性データが上記マトリクス演算手段におけるマ
トリクス演算係数を含み、上記変換特性設定手段が上記
特定の色相においてのみ有効となる演算項のうち、上記
選択された色において有効となる演算項に係る係数中の
所定の係数に対して、上記変換特性指定データの値に応
じた値を加算もしくは減算することにより変換特性デー
タを算出する。
記選択された色に対する変換特性を指定する手段が、上
記選択された色を隣接する2つの色のどちらの色に近付
けるかを選択する手段と、上記選択された色を上記隣接
する色へ近付ける度合いを選択する手段とを備える。
記変換特性を指定する色が赤、緑、青の3色を含み、上
記選択された色が赤である場合には、上記選択された色
をイエローまたはマゼンタのどちらの色に近づけるかを
選択し、上記選択された色が緑である場合には、上記選
択された色をシアンまたはイエローのどちらの色に近づ
けるかを選択し、上記選択された色が青である場合に
は、上記選択された色をマゼンタまたはシアンのどちら
の色に近づけるかを選択する手段を備える。
記変換特性を指定する色が赤、緑、青、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの6色を含み、上記選択された色が赤であ
る場合には、上記選択された色をイエローまたはマゼン
タのどちらの色に近づけるかを選択し、上記選択された
色が緑である場合には、上記選択された色をシアンまた
はイエローのどちらの色に近づけるかを選択し、上記選
択された色が青である場合には、上記選択された色をマ
ゼンタまたはシアンのどちらの色に近づけるかを選択
し、上記選択された色がイエローである場合には、上記
選択された色を赤または緑のどちらの色に近づけるかを
選択し、上記選択された色がマゼンタである場合には、
上記選択された色を青または赤のどちらの色に近づける
かを選択し、上記選択された色がシアンである場合に
は、上記選択された色を緑または青のどちらの色に近づ
けるかを選択する手段を備える。
記変換特性を指定する色が肌色を含み、上記選択された
色が肌色である場合には、上記選択された色を赤または
イエローのどちらの色に近づけるかを選択する手段を備
える。
記変換特性指定データが、上記変換特性指定手段におい
て選択された色を示す情報と、上記選択された色に対し
て、隣接する2つの色相のどちら側に変化させることが
選択されたかを示す情報と、上記選択された色の、上記
選択された色相方向への変化量を示す情報とを備える。
記演算項生成手段が、上記第1の画像データより有彩色
成分と無彩色成分を抽出する色成分抽出手段と、上記有
彩色成分を用いた比較演算を行う多項式演算手段とを備
える。
記色成分抽出手段が、上記第1の画像データによる最大
値βと最小値αを算出する算出手段と、上記第1の画像
データと上記算出手段からの出力である最大値βと最小
値αにより色相データr、g、bおよびy、m、cを算
出する色相データ算出手段とを備え、上記多項式演算手
段が、上記色相データ算出手段からの出力である各色相
データを用いた第1の比較データを生成する手段と、上
記第1の比較データを生成する手段からの出力である第
1の比較データを用いた第2の比較データを生成する手
段とを備え、上記第1の比較データを生成する手段から
の第1の比較データと、上記第2の比較データを生成す
る手段からの第2の比較データと、上記色相データ算出
手段からの色相データ、および上記算出手段からの最小
値αを用いて、上記変換特性データによるマトリクス演
算を行うことにより色変換された画像データを得る。
記第1の画像データがR、G、Bの3つの色データから
なり、上記最大値βと最小値αを算出する算出手段が上
記R、G、Bにおける最大値βと最小値αを算出する手
段を備え、上記色相データ算出手段が入力されたR、
G、Bと上記算出手段からの出力である最大値βと最小
値αからの減算処理r=R−α、g=G−α、b=B−
αおよびy=β−B、m=β−G、c=β−Rにより色
相データr、g、bおよびy、m、cを算出する手段を
備えるとともに、上記第1の比較データを生成する手段
が、色相データr、g、b間およびy、m、c間におけ
る比較データを求める手段を備え、上記第2の比較デー
タを生成する手段が、上記第1の比較データを生成する
手段からの出力である第1の比較データに所定の演算係
数を乗算する乗算手段と、上記乗算手段からの出力を用
いた比較データを求める手段とを備えて、上記第1の比
較データを生成する手段からの第1の比較データと、上
記第2の比較データを生成する手段からの第2の比較デ
ータと、上記色相データ算出手段からの色相データ、お
よび上記算出手段からの最小値αを用いて、マトリクス
演算を行うことにより色変換された画像データを得る。
を示す図面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態による画像
表示装置の構成の一例を示すブロック図である。図にお
いて、31は画像データ入力手段、32は色変換手段、
33は画像データ出力手段、34は画像表示手段、35
は変換特性記憶手段、36は変換特性設定手段、37は
変換特性指定手段である。
る。画像データ入力手段31には、3つの色データから
なる画像データRi1、Gi1、Bi1が入力される。
入力された画像データRi1、Gi1、Bi1は、画像
データ入力手段31において入力画像処理が施され、3
つの色データからなる画像データRi、Gi、Biとし
て出力される。ここで、入力画像処理としては、入力さ
れる画像データの特性に応じた階調補正処理や画素数変
換などの処理が考えられる。画像データ入力手段31か
ら出力された画像データRi、Gi、Biは、色変換手
段32に入力される。色変換手段32は、変換特性記憶
手段35に記憶される変換特性データを用いて、入力さ
れた画像データRi、Gi、Biに対して色変換処理を
施し、3つの色データからなる第2の画像データRo、
Go、Boを求めて出力する。
データRo、Go、Boは、画像データ出力手段33に
入力される。入力されたRo、Go、Boは、画像デー
タ出力手段33において出力画像処理が施され、画像デ
ータRo1、Go1、Bo1として出力され、画像表示
手段34へと送られ、画像表示される。ここで、出力画
像処理としては、画像表示手段34の特性に応じた階調
補正処理やデータフォーマットの変換などの処理が考え
られる。また、画像表示手段としては、液晶パネルやC
RTなどが考えられる。
所望の変換特性を指定する。変換特性指定手段37は、
使用者からの指定結果より、変換特性指定データを生成
して出力する。変換特性指定手段37から出力される変
換特性指定データは変換特性設定手段36に入力され
る。変換特性設定手段36は、入力される変換特性指定
データより、変換特性データを算出し、変換特性記憶手
段35に設定する。
示手段34の画面上に表示されるメニューと画像表示手
段34に備えるキーにより実現することができる。この
場合においては、使用者は、画像表示手段34の画面上
に表示されるメニューをキー入力で選択することにより
所望の変換特性を指定する。変換特性指定手段37とし
ては、専用の操作パネルを備える方法や、マウスやキー
ボードなどの入力機器を用いる方法など、他の方法も考
えられるが、ここでは画像表示手段34の画面上に表示
されるメニューと画像表示手段34に備えるキーにより
実現する場合について説明する。
されるメニューの一例について示した図である。図2に
おいて、38は赤調整バー、39はイエロー調整バー、
40は緑調整バー、41はシアン調整バー、42は青調
整バー、43はマゼンタ調整バーである。使用者は、画
像表示手段34に備えるキーを操作することによって、
赤調整バー38、イエロー調整バー39、緑調整バー4
0、シアン調整バー41、青調整バー42、マゼンタ調
整バー43のうち、調整したい色、すなわち変換特性を
指定したい色に対応する調整バーを選択する。選択され
た調整バーは、表示色の変化や表示明度の変化などによ
り、調整バーが選択されていることを使用者に知らせ
る。所望の調整バーの選択が終了した後に、使用者は選
択した色を隣り合うどちらの色に、どの程度近付けるか
を選択する。上記の操作を繰り返すことにより、使用者
は所望の色変換特性を指定する。図2の例においては、
赤をイエローに1段階、イエローを緑に2段階、緑をシ
アンに1段階、青をシアンに2段階、マゼンタを青に1
段階近付けるような変換特性が指定されている。
定された赤調整バー38、イエロー調整バー39、緑調
整バー40、シアン調整バー41、青調整バー42、お
よびマゼンタ調整バー43の値より、変換特性指定デー
タを生成する。図3は、変換特性指定データの構成の一
例を示す図である。図3の例においては、変換特性指定
データは、上位から赤指定データ、イエロー指定デー
タ、緑指定データ、シアン指定データ、青指定データ、
マゼンタ指定データにより構成され、それぞれの色の指
定データは符号ビットと絶対値から構成される。符号ビ
ットは、対応する色を隣り合うどちらの色に近付けるか
を表し、絶対値はどの程度近付けるかを表す。使用者に
より変換特性が指定されない色については、当該色の指
定データは0となる。図2の例のように指定されている
場合においては、例えば、赤指定データは“−1”、イ
エロー指定データは“−2”、緑指定データは“−
1”、シアン指定データは“+0”、青指定データは
“+2”、マゼンタ指定データは“+1”とすることが
できる。
段37からの変換特性指定データより、変換特性データ
を算出し、変換特性記憶手段35に設定する。変換特性
データは色変換手段32が色変換処理を行う際に参照
し、変換特性を決定するデータであり、色変換手段32
がマトリクス演算形式の色変換手段として構成される場
合、変換特性データはマトリクス演算における演算係数
を含む。
ブロック図である。図において、1は入力された画像デ
ータRi、Gi、Biの最大値βと最小値αを算出し、
各データを特定する識別符号を生成して出力するαβ算
出手段、2は画像データRi、Gi、Biと上記αβ算
出手段1からの出力より色相データr、g、b、y、
m、cを算出する色相データ算出手段、3は多項式演算
手段、4はマトリクス演算器、5は係数発生手段、6は
合成手段である。図4に示す例においては、変換特性デ
ータはマトリクス演算における演算係数および多項式演
算手段3で用いる演算係数として係数発生手段5に入力
される。
構成例を示すブロック図である。図において、7は入力
された色相データのうちゼロとなるデータを除去するゼ
ロ除去手段、9a、9b、9cは入力されたデータの最
小値を選択し出力する最小値選択手段、11は上記αβ
算出手段1からの識別符号に基づき、係数発生手段から
の係数を選択し出力する演算係数選択手段、10a、1
0bは上記演算係数選択手段11から出力される演算係
数と、最小値選択手段9a及び9bの出力との乗算を行
う演算手段である。
三色に対応した入力信号Ri、Gi、Biは、αβ算出
手段1および色相データ算出手段2へと送られ、αβ算
出手段1は、入力画像データRi、Gi、Biの最大値
βと最小値αを算出して出力するとともに、入力画像デ
ータRi、Gi、Biのうち最大値となるデータと最小
値となるデータを特定する識別符号S1を生成し出力す
る。色相データ算出手段2は、入力画像データRi、G
i、Biと上記αβ算出手段1からの出力である最大値
βと最小値αを入力とし、r=Ri−α、g=Gi−
α、b=Bi−αおよびy=β−Bi、m=β−Gi、
c=β−Riの減算処理を行い、6つの色相データr、
g、b、y、m、cを出力する。
出される最大値β、最小値αは、β=MAX(Ri、G
i、Bi)、α=MIN(Ri、Gi、Bi)であり、
色相データ算出手段2において算出される6つの色相デ
ータr、g、b、y、m、cは、r=Ri−α、g=G
i−α、b=Bi−αおよびy=β−Bi、m=β−G
i、c=β−Riの減算処理によって得られているの
で、これら6つの色相データは、この中の少なくとも2
つがゼロになる性質がある。例えば、最大値βがRi、
最小値αがGiである場合(β=Ri、α=Gi)は、
上記の減算処理よりg=0およびc=0となり、また、
最大値βがRi、最小値αがBiである場合(β=R
i、α=Bi)は、b=0およびc=0となる。すなわ
ち、最大、最小となるRi、Gi、Biの組み合わせに
より、少なくとも、r、g、bの中で1つ、y、m、c
の中で1つの合計2つの値がゼロとなることになる。
は、6つの色相データのうちゼロとなるデータを特定す
る識別符号S1を生成し出力する。この識別符号S1
は、最大値βと最小値αがRi、Gi、Biのうちどれ
であるかにより、データを特定する6種類の識別符号S
1を生成することができる。図6は識別符号S1とR
i、Gi、Biにおける最大値βと最小値αおよびゼロ
となる色相データの関係を示す図である。なお、図中の
識別符号S1の値はその一例を示すものであり、この限
りではなく、他の値であってもよい。
ある6つの色相データr、g、bおよびy、m、cは多
項式演算手段3へと送られ、また、r、g、bについて
はマトリクス演算手段4へも送られる。多項式演算手段
3には上記αβ算出手段1から出力される識別符号S1
も入力されており、r、g、b中でゼロでない2つのデ
ータQ1、Q2と、y、m、c中でゼロでない2つのデ
ータP1、P2を選択して演算を行うのであるが、この
動作を図5に従って説明する。
出手段2からの色相データとαβ算出手段からの識別符
号S1はゼロ除去手段7へと入力される。ゼロ除去手段
7では、識別符号S1に基づき、r、g、b中でゼロで
ない2つのデータQ1、Q2とy、m、c中でゼロでな
い2つのデータP1、P2を出力する。Q1、Q2、P
1、P2は、例えば図7に示すように決定され、出力さ
れる。例えば図6、7から、識別符号S1=0となる場
合、r、bからQ1、Q2が、y、mからP1、P2が
得られ、Q1=r、Q2=b、P1=m、P2=yとし
て出力する。なお、上記図6と同様、図7中の識別符号
S1の値はその一例を示すものであり、この限りではな
く、他の値であってもよい。
除去手段7からの出力データQ1、Q2のうちの最小値
T4=min(Q1,Q2)を選択して出力し、最小値
選択手段9bでは、上記ゼロ除去手段7からの出力デー
タP1、P2のうちの最小値T2=min(P1,P
2)を選択して出力する。最小値選択手段9aおよび9
bから出力されるT4およびT2が、第1の比較データ
である。
段1からの識別符号S1が入力され、演算手段10a、
10bにおいて第1の比較データT4およびT2に対し
乗算を行うための係数発生手段からの演算係数aq、a
pを示す信号を識別符号S1に基づき選択し、演算手段
10aへ演算係数aqを、演算手段10bへは演算係数
apを出力する。なお、この演算係数aq、apはそれ
ぞれ識別符号S1に応じて選択されることとなり、図7
から識別符号S1に対しそれぞれ6種類の演算係数a
q、apが選択される。演算手段10aでは上記最小値
選択手段9aからの第1の比較データT4が入力され、
演算係数選択手段11により選択された演算係数aqと
第1の比較データT4による乗算aq×T4を行い、そ
の出力を最小値選択手段9cへ送り、演算手段10bで
は上記最小値選択手段9bからの第1の比較データT2
が入力され、演算係数選択手段11からの演算係数ap
と第1の比較データT2による乗算ap×T2を行い、
その出力を最小値選択手段9cへ送る。
および10bからの出力の最小値T5=min(ap×
T2、aq×T4)を選択して出力する。最小値選択手
段9cから出力されるT5が、第2の比較データであ
る。以上、上述した多項式データT2、T4、T5が、
多項式演算手段3の出力である。そして、この多項式演
算手段3の出力はマトリクス演算手段4へと送られる。
S1に基づき、変換特性記憶手段5に記憶された変換特
性データより多項式データの演算係数U(Fij)と固
定係数U(Eij)を選択して出力し、マトリクス演算
手段4へと送る。マトリクス演算手段4は、上記色相デ
ータ算出手段2からの色相データr、g、bと多項式演
算手段3からの多項式データT2、T4、T5、係数発
生手段5からの係数Uを入力とし、下記の式(1)の演
算結果を画像データR1、G1、B1として出力する。
i=1〜3、j=1〜3、(Fij)ではi=1〜3、
j=1〜3である。
4における部分的な一構成例を示すブロック図であり、
R1を演算し出力する場合について示している。図にお
いて、12a、12c、12e、12fは乗算手段、1
3a、13d、13eは加算手段である。
2a、12c、12e、12fは、色相データrと多項
式演算手段3からの多項式データT2、T4、T5と係
数発生手段5からの係数U(Eij)およびU(Fi
j)を入力とし、それぞれの積を出力する。加算手段1
3aは、各乗算手段12c、12eの出力である積を入
力とし、入力データを加算し、その和を出力する。加算
手段13dは加算手段13aからの出力と乗算手段12
fの出力である積を加算する。そして加算手段13eは
加算手段13dの出力と乗算手段12aの出力を加算し
て、総和を画像データR1として出力する。なお、図8
の構成例において、色相データrをgまたはbに置換す
れば、画像データG1、B1を演算できる。
合には、係数(Eij)と(Fij)は、それぞれの色
相データr、g、bに対応した係数が使用されるので、
図8の構成をr、g、bに対し並列に3つ使用すれば、
より高速なマトリクス演算が可能になる。
からの画像データR1、G1、B1と上記αβ算出手段
1からの出力である無彩色データを示す最小値αが入力
され、加算を行い、画像データRo、Go、Boを出力
する。よって、上記図4の色変換手段により色変換され
た画像データRo、Go、Boを求める演算式は、式
(2)となる。
1〜3、(Fij)ではi=1〜3、j=1〜12であ
り、h1r=min(m、y)、h1g=min(y、
c)、h1b=min(c、m)、h1c=min
(g、b)、h1m= min(b、r)、h1y= m
in(r、g)、h2ry=min(aq1×h1y、
ap1×h1r)、 h2rm=min(aq2×h1
m、ap2×h1r)、h2gy=min(aq3×h
1y、ap3×h1g)、 h2gc=min(aq4
×h1c、ap4×h1g)、 h2bm=min(a
q5×h1m、ap5×h1b)、 h2bc=min
(aq6×h1c、ap6×h1b)であり、aq1〜
aq6およびap1〜ap6は上記図5における演算係
数選択手段11において選択される演算係数である。
算項の数の違いは、図4における演算項がゼロとなるデ
ータを除く画素毎の演算方法を開示しているのに対し
て、式(2)は画素集合に対する一般式を開示している
点にある。つまり、式(2)の多項式データは、1画素
について、12個のデータを3個の有効データに削減で
き、この削減は、色相データの性質を巧みに活用して達
成している。
画像データに応じて変わり、全画像データでは全ての多
項式データが有効になる。
データy、m、c、r、g、bの関係を模式的に示した
ものであり、各色相データはそれぞれ3つの色相に関与
している。
だけに有効な第1の比較データを含んでいる。この第1
の比較データは、h1r=min(y,m)、h1y=
min(r,g)、h1g=min(c,y)、h1c
=min(g,b)、h1b=min(m,c)、h1
m=min(b,r)の6つである。図10(A)〜
(F)は、6つの色相と第1の比較データh1r、h1
y、h1g、h1c、h1b、h1mの関係を模式的に
示したものであり、各第1の比較データが特定の色相に
関与していることが分かる。
=W、 g=b=0なので、 y=m=W、c=0とな
る。したがって、min(y,m)=Wとなり、他の5
つの第1の比較データは全てゼロになる。つまり、赤に
対しては、h1r=min(y,m)のみが有効な第1
の比較データになる。同様に、緑にはh1g=min
(c,y)、青にはh1b=min(m,c)、シアン
にはh1c=min(g,b)、マゼンタにはh1m=
min(b,r)、イエローにはh1y=min(r,
g)だけが有効な第1の比較データとなる。
第2の比較データh2ry=min(h1y,h1
r)、h2gy=min(h1y,h1g)、h2gc
=min(h1c,h1g)、h2bc=min(h1
c,h1b)、h2bm=min(h1m,h1b)、
h2rm=min(h1m,h1r)の関係を模式的に
示したものであり、上記式(2)でのh2ry=min
(aq1×h1y、ap1×h1r)、h2gy=mi
n(aq3×h1y、ap3×h1g)、h2gc=m
in(aq4×h1c、ap4×h1g)、h2bc=
min(aq6×h1c、ap6×h1b)、h2bm
=min(aq5×h1m、ap5×h1b)、h2r
m=min(aq2×h1m、ap2×h1r)におけ
る演算係数aq1〜aq6およびap1〜ap6の値を
1とした場合について示している。図11のそれぞれよ
り、各第2の比較データが赤〜イエロー、イエロー〜
緑、緑〜シアン、シアン〜青、青〜マゼンタ、マゼンタ
〜赤の6つの色相間の中間領域の変化に関与しているこ
とが分かる。つまり、赤〜イエローに対しては、b=c
=0であり、 h2ry=min(h1y,h1r)=
min(min(r,g), min(y、m))を除
く他の5項は全てゼロになる。よって、h2ryのみが
有効な第2の比較データになり、同様に、イエロー〜緑
にはh2gy、緑〜シアンにはh2gc、シアン〜青に
はh2bc、青〜マゼンタにはh2bm、マゼンタ〜赤
にはh2rmだけが有効な第2の比較データとなる。
(1)および式(2)でのhry、hrm、hgy、h
gc、hbm、hbcにおける演算係数aq1〜aq6
およびap1〜ap6を変化させた場合の6つの色相と
第2の比較データの関係を模式的に示したものであり、
図中の破線a1〜a6で示す場合は、aq1〜aq6を
ap1〜ap6より大きい値とした場合の特性を示し、
破線b1〜b6で示す場合は、ap1〜ap6をaq1
〜aq6より大きい値とした場合の特性を示している。
y=min(aq1*h1y,ap1*h1r)のみが
有効な第2の比較データであるが、例えばaq1とap
1の比を2:1とすると、図12(A)での破線a1の
ように、ピーク値が赤よりに関与する比較データとな
り、赤〜イエローの色相間における赤に近い領域に有効
な比較データとすることができる。一方、例えばaq1
とap1の比を1:2とすると、図12(A)での破線
b1のような関係となり、ピーク値がイエローよりに関
与する比較データとなり、赤〜イエローの色相間におけ
るイエローに近い領域に有効な比較データとすることが
できる。同様に、イエロー〜緑にはh2gyにおけるa
q3、ap3を、緑〜シアンにはh2gcにおけるaq
4、ap4を、シアン〜青にはh2bcにおけるaq
6、ap6を、青〜マゼンタにはh2bmにおけるaq
5、ap5を、マゼンタ〜赤にはh2rmにおけるaq
2、ap2を変化させることにより、それぞれの色相間
の領域においても、その有効となる領域を変化させるこ
とができる。
および色相間領域と有効な演算項の関係を示している。
よって、変換特性記憶手段35からの変換特性データ、
すなわち演算係数のうち、調整したい色相または色相間
の領域に有効な演算項に係わる係数を変化させれば、そ
の着目する色相のみを調整でき、色相間の変化の度合い
をも補正することができる。また、多項式演算手段3に
おける演算係数選択手段11で選択される係数を変化さ
せれば、色相間領域での演算項が有効となる領域を他の
色相に影響することなく変化させることができる。
場合、変換特性記憶手段35には変換特性データが演算
係数として記憶される。図14は、変換特性設定手段3
6の構成の一例を示したブロック図である。図14にお
いて、44は変換特性算出手段、45は変換特性書込手
段である。変換特性指定手段37からの変換特性指定デ
ータは、変換特性算出手段44へと入力される。変換特
性算出手段44は、入力された変換特性指定データより
変換特性データを算出して出力する。変換特性算出手段
44より出力された変換特性データは、変換特性書込手
段45を介して変換特性記憶手段35に設定される。
色相間領域にのみ有効となる演算項を持ち、調整したい
色相または色相間の領域に有効な演算項に係わる係数を
変化させれば、その着目する色相のみを調整でき、色相
間の変化の度合いをも補正することができる。したがっ
て、変換特性算出手段44は、変換特性指定手段37か
らの変換特性指定データの内容に応じて、変換特性を指
定された色相または色相間の領域に有効な演算項に係わ
る係数を算出する。例えば、赤をイエローに1段階近付
けることが指定された場合、赤に対して有効な第1の比
較データh1rに係る係数を新たに算出する。h1rに
係る係数には、R1を演算するための係数、G1を演算
するための係数、B1を演算するための係数がある。赤
をイエローに1段階近付けることが指定された場合にお
いては、例えば図3に示す変換特性指定データの赤指定
データの絶対値に応じた値をh1rに係る係数のうちG
1を演算するための係数に対して加算するか、または、
h1rに係る係数のうちB1を演算するための係数に対
して減算する。
ーを持ち、色変換手段35が図4に示す構成である場合
においては、変換特性算出手段44は、赤調整バー38
による変換特性の指定に対してはh1rに係る係数を新
たに算出し、イエロー調整バー39による変換特性の指
定に対してはh1yに係る係数を新たに算出し、緑調整
バー40による変換特性の指定に対してはh1gに係る
係数を新たに算出し、シアン調整バー41による変換特
性の指定に対してはh1cに係る係数を新たに算出し、
青調整バー42による変換特性の指定に対してはh1b
に係る係数を新たに算出し、マゼンタ調整バー43によ
る変換特性の指定に対してはh1mに係る係数を新たに
算出する。上記のように、変換特性指定手段37により
変換特性が指定可能な色と、色変換手段32において独
立に調整可能な色相が対応している場合、変換特性デー
タの算出は容易となる。
2gc、h2bc、h2bm、h2rmに係る係数につ
いては、第1の比較データに係る係数を元に決定するこ
とができる。または、第2の比較データに係る係数は、
変換特性データの内容から直接決定してもよい。変換特
性指定手段37は、必要に応じてこれらの値も新たに算
出する。
32は第1、第2の比較データを用いたマトリクス演算
により色変換を行う場合として説明したが、色変換手段
32は他の構成であってもよい。また、上記変換特性記
憶手段に関して、その構成は、ランダムアクセスメモ
リ、リードオンリーメモリ、いわゆるレジスタなど、所
望の値を設定できるものであれば、その種類、構成はい
ずれであっても良い。さらに、画像データ入力手段31
および画像出力手段33は必ずしも必要ではなく、入力
画像処理または出力画像処理が不必要な場合においては
省略することも可能である。
ー38、イエロー調整バー39、緑調整バー40、シア
ン調整バー41、青調整バー42、マゼンタ調整バー4
3の6つの調整バーを用いて変換特性を指定するように
構成したが、色毎に別々の変換特性の指定は必要なく、
全ての色について同じ変換特性の指定を行う場合におい
ては、6つの調整バーの値は全て同じとなる。例えば、
図2に示すメニューにおいて、赤をイエローに1段階、
イエローを緑に1段階、緑をシアンに1段階、シアンを
青に1段階、青をマゼンタに1段階、マゼンタを赤に1
段階近づける場合、6つの調整バーの値は同じとなる。
この場合、調整バーは必ずしも6つ必要ではなく、1つ
の調整バーで代用することができる。
り調整したい色の変換特性を指定することにより、調整
したい色のみを調整することが可能な画像表示装置を得
ることができる。また、色変換処理を行う色変換手段を
ハードウエアにより構成するので、CPUに大きな負荷
をかけることなく、動画に対してリアルタイムの処理が
可能な画像表示装置を得ることができる。さらに、色変
換された画像データは、画像データ出力手段を介して画
像表示手段に送られるので、調整後の画像がリアルタイ
ムに、調整前の画像と等倍で画像表示手段において表示
される画像表示装置を得ることができる。
形態2による変換特性設定手段36の構成の一例を示す
ブロック図である。図において、44、45は上記実施
の形態1の図14におけるものと同一のものであり、4
6は初期特性記憶手段である。本実施例においては、変
換特性算出手段44は、変換特性指定手段45からの変
換特性データの他に、初期特性記憶手段46からの初期
特性データをも参照して変換特性データを算出する。他
の構成は、上記実施の形態1と同一である。
2が図4のように構成される場合、変換特性記憶手段3
5には変換特性データが演算係数として記憶される。変
換特性指定手段37からの変換特性指定データは、変換
特性算出手段44へと入力される。変換特性算出手段4
4には、初期特性記憶手段46からの初期特性データも
入力される。初期特性手段46には、変換特性指定手段
37において、使用者が変換特性を指定しない場合にお
ける変換特性データが記憶されている。変換特性算出手
段44は、入力された変換特性指定データの内容に応じ
て初期特性データの値を変化させ、変換特性データとし
て出力する。変換特性指定データの内容が、使用者が変
換特性を指定しないことを表す場合には、初期特性デー
タの値を変換特性データとして出力する。
とが指定された場合、赤に対して有効な第1の比較デー
タh1rに係る係数を新たに算出する。h1rに係る係
数には、R1を演算するための係数、G1を演算するた
めの係数、B1を演算するための係数がある。赤をイエ
ローに1段階近付けることが指定された場合において
は、例えば図3に示す変換特性指定データの赤指定デー
タの絶対値に応じた値をh1rに係る係数のうちG1を
演算するための初期係数に対して加算するか、または、
h1rに係る係数のうちB1を演算するための初期係数
に対して減算する。
示手段34に固有の色再現特性を補正するような変換特
性データを記憶しておくことができる。使用者は、記憶
される初期値に対して、変換特性指定手段を用いて、好
みや視環境などに応じて変換特性を指定する。上記初期
特性記憶手段に関して、その構成は、ランダムアクセス
メモリ、リードオンリーメモリ、いわゆるレジスタな
ど、所望の値を設定できるものであれば、その種類、構
成はいずれであっても良い。また、上記初期特性記憶手
段は、記憶される初期特性データを外部より書き換え可
能な構成とすることもできる。
り調整したい色の変換特性を指定することにより、あら
かじめ記憶される初期特性から調整したい色のみを調整
することが可能な画像表示装置を得ることができる。ま
た、色変換処理を行う色変換手段をハードウエアにより
構成するので、CPUに大きな負荷をかけることなく、
動画に対してリアルタイムの処理が可能な画像表示装置
を得ることができる。さらに、色変換された画像データ
は、画像データ出力手段を介して画像表示手段に送られ
るので、調整後の画像がリアルタイムに、調整前の画像
と等倍で画像表示手段において表示される画像表示装置
を得ることができる。
形態3における画像表示手段34の画面上に表示される
メニューの一例について示した図である。図16におい
て、38は赤調整バー、40は緑調整バー、42は青調
整バーであり、上記実施例1の図2におけるものと同一
のものである。上記実施の形態1においては、使用者は
赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの6色の調整
バーを用いて変換特性を指定するように構成したが、本
実施の形態においては、使用者は赤、緑、青、の3色の
調整バーを用いて変換特性を指定するように構成してお
り、より簡易な特性の指定が可能となる。他の構成は、
上記実施の形態1と同一である。
0、青調整バー42のうち、調整したい色、すなわち変
換特性を指定したい色に対応する調整バーを選択する。
選択された調整バーは、表示色の変化や表示明度の変化
などにより、調整バーが選択されていることを使用者に
知らせる。所望の調整バーの選択が終了した後に、使用
者は選択した色を隣り合うどちらの色に、どの程度近付
けるかを選択する。上記の操作を繰り返すことにより、
使用者は所望の色変換特性を指定する。図16の例にお
いては、赤をイエローに1段階、緑をシアンに1段階、
青をシアンに2段階近付けるような変換特性が指定され
ている。
定された赤調整バー38、緑調整バー40、青調整バー
42の値より、変換特性指定データを生成する。図17
は、変換特性指定データの構成の一例を示す図である。
図17の例においては、変換特性指定データは、上位か
ら赤指定データ、緑指定データ、青指定データにより構
成され、それぞれの色の指定データは符号ビットと絶対
値から構成される。符号ビットは、対応する色を隣り合
うどちらの色に近付けるかを表し、絶対値はどの程度近
付けるかを表す。図16の例のように指定されている場
合においては、例えば、赤指定データは“−1”、緑指
定データは“−1”、青指定データは“+2”とするこ
とができる。
手段37からの変換特性指定データは、変換特性算出手
段44へと入力される。変換特性算出手段44は、入力
された変換特性指定データの内容に応じて変換特性デー
タを新たに算出して出力する。例えば、赤をイエローに
1段階近付けることが指定された場合、赤に対して有効
な第1の比較データh1rに係る係数を新たに算出す
る。h1rに係る係数には、R1を演算するための係
数、G1を演算するための係数、B1を演算するための
係数がある。赤をイエローに1段階近付けることが指定
された場合においては、例えば図17に示す変換特性指
定データの赤指定データの絶対値に応じた値をh1rに
係る係数のうちG1を演算するための係数に対して加算
するか、または、h1rに係る係数のうちB1を演算す
るための係数に対して減算する。同様に、緑の変換特性
が指定された場合においては、緑に対して有効な第1の
比較データh1gに係る係数を新たに算出し、青の変換
特性が指定された場合においては、青に対して有効な第
1の比較データh1bに係る係数を新たに算出する。
な第1の比較データh1y、h1m、h1c、および第
2の比較データh2ry、h2gy、h2gc、h2b
c、h2bm、h2rmに係る係数については、赤、
緑、青に対して有効な第1の比較データh1r、h1
g、h1bに係る係数を元に決定することができる。ま
たは、h1y、h1m、h1c、および第2の比較デー
タに係る係数は、変換特性データの内容から直接決定し
てもよい。変換特性指定手段37は、必要に応じてこれ
らの値も新たに算出する。
り調整したい色の変換特性を指定することにより、調整
したい色のみを調整することが可能な画像表示装置を得
ることができる。また、色変換処理を行う色変換手段を
ハードウエアにより構成するので、CPUに大きな負荷
をかけることなく、動画に対してリアルタイムの処理が
可能な画像表示装置を得ることができる。さらに、色変
換された画像データは、画像データ出力手段を介して画
像表示手段に送られるので、調整後の画像がリアルタイ
ムに、調整前の画像と等倍で画像表示手段において表示
される画像表示装置を得ることができる。加えて、赤、
緑、青の3色から選択して変換特性を指定するので、簡
易な調整が可能となる。
形態4における画像表示手段34の画面上に表示される
メニューの一例について示した図である。図18におい
て、38、39、40、41、42、43は上記実施例
1の図2におけるものと同一のものであり、47は色温
度調整バーである。また、図20は本発明の実施形態4
における変換特性設定手段36の構成の一例を示すブロ
ック図である。図において、44、45は上記実施の形
態1の図14におけるものと同一のものであり、48は
白バランス調整手段である。他の構成は、上記実施の形
態1と同一である。上記実施の形態1においては、使用
者は赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの6色の
調整バーを用いて変換特性を指定するように構成した
が、本実施の形態においては、使用者は上記6色に加え
て、色温度調整をも行えるように構成している。
指定手段37から出力される変換特性指定データの構成
の一例について示した図である。本実施の形態において
生成される変換特性データは、上記実施の形態1におい
て生成される変換特性データに白バランス指定データを
付加した構成となる。使用者は色温度調整バー47によ
り所望の色温度を指定する。変換特性指定手段37は、
色温度調整バー47の内容より、白バランス指定データ
を算出する。白バランス指定データには、使用者により
指定された白バランスを実現するための、赤、緑、青の
強度比の情報が含まれる。
データは、変換特性設定手段36へと入力される。図2
0は本実施の形態における変換特性設定手段36の構成
の一例を示すブロック図であり、変換特性設定手段36
において、変換特性指定手段37からの変換特性指定デ
ータは変換特性算出手段44に入力されるとともに、白
バランス調整手段48にも入力される。変換特性算出手
段44は、入力された変換特性指定データのうち赤指定
データ、イエロー指定データ、緑指定データ、シアン指
定データ、青指定データ、マゼンタ指定データの内容に
応じて変換特性データを新たに算出して出力するのであ
るが、この動作は上記実施の形態1における動作と同じ
である。
特性データは、白バランス調整手段48へと入力され
る。白バランス調整手段48は、入力された変換特性指
定データのうち白バランス指定データの内容に応じて、
変換特性算出手段44からの変換特性データに変更を加
え、変換特性書込手段45へと出力する。変換特性書込
手段45は、入力された白バランス調整手段48から入
力される変換特性データを変換特性記憶手段35へと設
定する。
り調整したい色の変換特性を指定することにより、調整
したい色のみを調整することが可能な画像表示装置を得
ることができる。また、色変換処理を行う色変換手段を
ハードウエアにより構成するので、CPUに大きな負荷
をかけることなく、動画に対してリアルタイムの処理が
可能な画像表示装置を得ることができる。さらに、色変
換された画像データは、画像データ出力手段を介して画
像表示手段に送られるので、調整後の画像がリアルタイ
ムに、調整前の画像と等倍で画像表示手段において表示
される画像表示装置を得ることができる。加えて、使用
者が好みなどに応じて、白バランスを調整することも可
能な画像表示装置を得ることができる。
形態5における画像表示手段34の画面上に表示される
メニューの一例について示した図である。図21におい
て、49は肌色調整バーである。上記実施の形態1にお
いては、使用者は赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼ
ンタの6色の調整バーを用いて変換特性を指定するよう
に構成したが、本実施の形態においては、使用者は肌色
調整バーを用いて人間の肌色に対する変換特性を指定す
るように構成している。他の構成は、上記実施の形態1
と同一である。
肌色調整バー49を選択する。選択された調整バーは、
表示色の変化や表示明度の変化などにより、調整バーが
選択されていることを使用者に知らせる。調整バーの選
択が終了した後に、使用者は肌色を赤に近い「赤みがか
った」肌色とイエローに近い「黄色みがかった」肌色の
どちらに、どの程度変化させるかを選択する。図21の
例においては、「黄色みがかった」肌色に1段階変化さ
せるような変換特性が指定されている。
定された肌色調整バー49の値より、変換特性指定デー
タを生成する。変換特性指定データは符号ビットと絶対
値から構成される。符号ビットは、肌色を「赤みがかっ
た」肌色と「黄色みがかった」肌色のどちらに変化させ
るかを表し、絶対値はどの程度変化させるかを表す。図
21の例のように指定されている場合においては、例え
ば、変換特性指定データは“−1”とすることができ
る。
手段37からの変換特性指定データは、変換特性算出手
段44へと入力される。変換特性算出手段44は、入力
された変換特性指定データの内容に応じて変換特性デー
タを新たに算出して出力する。ここで、肌色は一般に赤
〜イエローの色相間の中間領域に存在する。したがっ
て、肌色に対する変換特性の変化には、赤〜イエローの
色相間の中間領域に対して有効となる第2の比較データ
h2ryに係る係数を変化させることが有効となる。
係る係数については、特に変化させなくてもよいし、変
換特性データの内容から変化させてもよい。
り肌色の変換特性を指定することにより、肌色のみを調
整することが可能な画像表示装置を得ることができる。
また、色変換処理を行う色変換手段をハードウエアによ
り構成するので、CPUに大きな負荷をかけることな
く、動画に対してリアルタイムの処理が可能な画像表示
装置を得ることができる。さらに、色変換された画像デ
ータは、画像データ出力手段を介して画像表示手段に送
られるので、調整後の画像がリアルタイムに、調整前の
画像と等倍で画像表示手段において表示される画像表示
装置を得ることができる。
装置は、3つ以上の色データからなる入力画像データを
入力し、画像表示手段に表示する画像表示装置であっ
て、変換特性データに基づいて3つ以上の色データから
なる第1の画像データを3つ以上の色データからなる第
2の画像データに変換する色変換手段と、上記変換特性
データを記憶する変換特性記憶手段と、上記色変換手段
における変換特性を指定し、変換特性指定データを出力
する変換特性指定手段と、上記変換特性指定データに基
づいて上記変換特性データを算出し、上記変換特性記憶
手段に設定する変換特性設定手段とを備えるとともに、
上記色変換手段が、上記第1の画像データを入力し、特
定の色相においてのみ有効となる演算項を出力する演算
項生成手段と、上記特定の色相においてのみ有効となる
演算項を用いたマトリクス演算を行うマトリクス演算手
段とを備えるので、使用者が変換特性指定手段により変
換特性を指定することが可能であるという効果があると
ともに、変換特性指定手段により変換特性が指定可能な
色と、色変換手段おいて生成される演算項が有効となる
色相が対応している場合、変換特性データの算出は容易
となるという効果もある。また、色変換処理を行う色変
換手段をハードウエアにより構成するので、CPUに大
きな負荷をかけることなく、動画に対してリアルタイム
の処理が可能であるという効果もある。さらに、色変換
された画像データは、画像データ出力手段を介して画像
表示手段に送られるので、調整後の画像がリアルタイム
に、調整前の画像と等倍で画像表示手段において表示さ
れ、使用者は効果を確認しながら変換特性を指定できる
という効果もある。
記変換特性指定手段が変換特性を指定する色を選択する
手段と、上記選択された色に対する変換特性を指定する
手段とを備えるので、使用者が変換特性指定手段により
調整したい色の変換特性を指定することにより、調整し
たい色のみを調整することが可能であるという効果もあ
る。
記変換特性データが上記マトリクス演算手段におけるマ
トリクス演算係数を含み、上記変換特性設定手段が上記
特定の色相においてのみ有効となる演算項のうち、上記
選択された色において有効となる演算項に係る係数中の
所定の係数に対して、上記変換特性指定データの値に応
じた値を加算もしくは減算することにより変換特性デー
タを算出するので、変換特性データの算出が容易に行え
るという効果もある。
記選択された色に対する変換特性を指定する手段が、上
記選択された色を隣接する2つの色のどちらの色に近付
けるかを選択する手段と、上記選択された色を上記隣接
する色へ近付ける度合いを選択する手段とを備えるの
で、使用者は変換特性を指定する色を選択し、次に上記
選択された色を隣接する2つの色のどちら側に変化させ
るかを選択し、さらに上記選択された色の上記選択され
た色方向への変化量を選択することによって、調整した
い色のみを容易に調整することが可能であるという効果
もある。
記変換特性を指定する色が赤、緑、青の3色を含み、上
記選択された色が赤である場合には、上記選択された色
をイエローまたはマゼンタのどちらの色に近づけるかを
選択し、上記選択された色が緑である場合には、上記選
択された色をシアンまたはイエローのどちらの色に近づ
けるかを選択し、上記選択された色が青である場合に
は、上記選択された色をマゼンタまたはシアンのどちら
の色に近づけるかを選択する手段を備えるので、赤、
緑、青の3色のうち所望の色のみを容易に調整すること
が可能であるという効果もある。
記変換特性を指定する色が赤、緑、青、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの6色を含み、上記選択された色が赤であ
る場合には、上記選択された色をイエローまたはマゼン
タのどちらの色に近づけるかを選択し、上記選択された
色が緑である場合には、上記選択された色をシアンまた
はイエローのどちらの色に近づけるかを選択し、上記選
択された色が青である場合には、上記選択された色をマ
ゼンタまたはシアンのどちらの色に近づけるかを選択
し、上記選択された色がイエローである場合には、上記
選択された色を赤または緑のどちらの色に近づけるかを
選択し、上記選択された色がマゼンタである場合には、
上記選択された色を青または赤のどちらの色に近づける
かを選択し、上記選択された色がシアンである場合に
は、上記選択された色を緑または青のどちらの色に近づ
けるかを選択する手段を備えるので、赤、イエロー、
緑、シアン、青、マゼンタの6色のうち所望の色のみを
容易に調整することが可能であるという効果もある。
記変換特性を指定する色が肌色を含み、上記選択された
色が肌色である場合には、上記選択された色を赤または
イエローのどちらの色に近づけるかを選択する手段を備
えるので、肌色のみを容易に調整することが可能である
という効果もある。
記変換特性指定データが、上記変換特性指定手段におい
て選択された色を示す情報と、上記選択された色に対し
て、隣接する2つの色相のどちら側に変化させることが
選択されたかを示す情報と、上記選択された色の、上記
選択された色相方向への変化量を示す情報とを備えるの
で、上記変換特性指定手段において上記変換特性指定デ
ータの生成が容易であるという効果もある。
記演算項生成手段が、上記第1の画像データより有彩色
成分と無彩色成分を抽出する色成分抽出手段と、上記有
彩色成分を用いた比較演算を行う多項式演算手段とを備
えるので、特定の色相においてのみ有効となる演算項の
生成が容易となると言う効果もある。
記色成分抽出手段が、上記第1の画像データによる最大
値βと最小値αを算出する算出手段と、上記第1の画像
データと上記算出手段からの出力である最大値βと最小
値αにより色相データr、g、bおよびy、m、cを算
出する色相データ算出手段とを備え、上記多項式演算手
段が、上記色相データ算出手段からの出力である各色相
データを用いた第1の比較データを生成する手段と、上
記第1の比較データを生成する手段からの出力である第
1の比較データを用いた第2の比較データを生成する手
段とを備え、上記第1の比較データを生成する手段から
の第1の比較データと、上記第2の比較データを生成す
る手段からの第2の比較データと、上記色相データ算出
手段からの色相データ、および上記算出手段からの最小
値αを用いて、上記変換特性データによるマトリクス演
算を行うことにより色変換された画像データを得るの
で、赤、青、緑、イエロー、シアン、マゼンタの6つの
色相に加え、更に赤〜イエロー、イエロー〜緑、緑〜シ
アン、シアン〜青、青〜マゼンタ、マゼンタ〜赤の6つ
の色相間の領域を、それぞれの色相、それぞれの領域に
関係した係数のみを独立に設定可能とすることにより、
上記6つの色相間の変化の度合いをも調整可能となると
言う効果もある。
記最大値βと最小値αを算出する算出手段が第1の3つ
の色データR、G、Bにおける最大値βと最小値αを算
出する手段を備え、上記色相データ算出手段が入力され
た第1の3つの色データR、G、Bと上記算出手段から
の出力である最大値βと最小値αからの減算処理r=R
−α、g=G−α、b=B−αおよびy=β−B、m=
β−G、c=β−Rにより色相データr、g、bおよび
y、m、cを算出する手段を備えるとともに、上記第1
の比較データを生成する手段が、色相データr、g、b
間およびy、m、c間における比較データを求める手段
を備え、上記第2の比較データを生成する手段が、上記
第1の比較データを生成する手段からの出力である第1
の比較データに所定の演算係数を乗算する乗算手段と、
上記乗算手段からの出力を用いた比較データを求める手
段とを備えて、上記第1の比較データを生成する手段か
らの第1の比較データと、上記第2の比較データを生成
する手段からの第2の比較データと、上記色相データ算
出手段からの色相データ、および上記算出手段からの最
小値αを用いて、マトリクス演算を行うことにより色変
換された画像データを得るので、上記色相データ算出手
段を入力された画像データR、G、Bと上記算出手段か
らの出力である最大値βと最小値αからの減算処理を用
いて構成することが可能であるとともに、上記第1の比
較データを生成する手段、上記第2の比較データを生成
する手段を比較演算処理、加減算処理、乗算処理などの
簡単な演算手段を用いて構成することが可能であるとい
う効果もある。
の構成の一例を示すブロック図である。
における画像表示手段34の画面上に表示されるメニュ
ーの一例を示す図である。
における変換特性指定データの構成の一例を示す図であ
る。
における色変換手段32の構成の一例を示すブロック図
である。
における多項式演算手段3の一構成例を示すブロック図
である。
における識別符号S1と最大値βおよび最小値α、0と
なる色相データの関係の一例を示す図である。
における多項式演算手段3のゼロ除去手段7の動作を説
明するための図である。
におけるマトリクス演算手段4の一部分の構成の一例を
示すブロック図である。
した図である。
置における第1の比較データと色相の関係を模式的に示
した図である。
置における第2の比較データと色相の関係を模式的に示
した図である。
置における多項式演算手段3の演算係数選択手段11に
おいて、演算係数を変化させた場合の比較データによる
演算項と色相の関係を模式的に示した図である。
置において各色相および色相間の領域に関与し、有効と
なる演算項の関係を示した図である。
置における変換特性設定手段36の構成の一例を示した
ブロック図である。
置における変換特性設定手段36の構成の一例を示すブ
ロック図である。
置における画像表示手段34の画面上に表示されるメニ
ューの一例について示した図である。
置における変換特性指定データの構成の一例を示す図で
ある。
置における画像表示手段34の画面上に表示されるメニ
ューの一例について示した図である。
置における変換特性指定データの構成の一例を示す図で
ある。
置における変換特性設定手段36の構成の一例を示すブ
ロック図である。
置における画像表示手段34の画面上に表示されるメニ
ューの一例について示した図である。
調整操作部の一例を示す図である。
を用いた装置の構成を表す図である。
式演算手段、4 マトリクス演算手段、5 係数記憶手
段、6 合成手段、7 ゼロ除去手段、9a、9b、9
c 最小値選択手段、10a、10b 演算手段、11
演算係数選択手段、12a、12c、12e、12f
乗算手段、13a、13d、13e加算手段、31
画像データ入力手段、32 色変換手段、33 画像デ
ータ出力手段、34 画像表示手段、35 変換特性記
憶手段、36 変換特性設定手段、37 変換特性指定
手段、38 赤調整バー、39 イエロー調整バー、4
0 緑調整バー、41 シアン調整バー、42 青調整
バー、43 マゼンタ調整バー、44 変換特性算出手
段、45 変換特性書込手段、46 初期特性記憶手
段、47 白バランス調整バー、48 白バランス調整
手段、49 肌色調整バー、101 赤信号強度設定手
段、102 緑信号強度設定手段、103青信号強度設
定手段、104 キーボード、105 マウス、106
入力手段、107 制御部、108 入力回路、10
9 メモリ、110 CPU、111 出力回路、11
2 画像表示部、113 原画像、114 処理画像、
115 設定パラメータ、116 ハードコピー装置。
Claims (11)
- 【請求項1】 3つ以上の色データからなる入力画像デ
ータを入力し、画像表示手段に表示する画像表示装置に
おいて、 変換特性データに基づいて3つ以上の色データからなる
第1の画像データを3つ以上の色データからなる第2の
画像データに変換する色変換手段と、 上記変換特性データを記憶する変換特性記憶手段と、 上記色変換手段における変換特性を指定し、変換特性指
定データを出力する変換特性指定手段と、 上記変換特性指定データに基づいて上記変換特性データ
を算出し、上記変換特性記憶手段に設定する変換特性設
定手段とを備えるとともに、 上記色変換手段が、 上記第1の画像データを入力し、特定の色相においての
み有効となる演算項を出力する演算項生成手段と、 上記特定の色相においてのみ有効となる演算項を用いた
マトリクス演算を行うマトリクス演算手段とを備えるこ
とを特徴とする画像表示装置。 - 【請求項2】 上記変換特性指定手段は、変換特性を指
定する色を選択する手段と、上記選択された色に対する
変換特性を指定する手段とを備えることを特徴とする請
求項1に記載の画像表示装置。 - 【請求項3】 上記変換特性データが上記マトリクス演
算手段におけるマトリクス演算係数を含み、上記変換特
性設定手段が、上記特定の色相においてのみ有効となる
演算項のうち、上記選択された色において有効となる演
算項に係る係数中の所定の係数に対して、上記変換特性
指定データの値に応じた値を加算もしくは減算すること
により変換特性データを算出することを特徴とする請求
項2に記載の画像表示装置。 - 【請求項4】 上記選択された色に対する変換特性を指
定する手段は、 上記選択された色を隣接する2つの色のどちらの色に近
付けるかを選択する手段と、 上記選択された色を上記隣接する色へ近付ける度合いを
選択する手段とを備えることを特徴とする請求項2また
は3に記載の画像表示装置。 - 【請求項5】 上記変換特性を指定する色が赤、緑、青
の3色を含み、 上記選択された色が赤である場合には、上記選択された
色をイエローまたはマゼンタのどちらの色に近づけるか
を選択し、 上記選択された色が緑である場合には、上記選択された
色をシアンまたはイエローのどちらの色に近づけるかを
選択し、 上記選択された色が青である場合には、上記選択された
色をマゼンタまたはシアンのどちらの色に近づけるかを
選択する手段を備えることを特徴とする請求項4に記載
の画像表示装置。 - 【請求項6】 上記変換特性を指定する色が赤、緑、
青、イエロー、マゼンタ、シアンの6色を含み、 上記選択された色が赤である場合には、上記選択された
色をイエローまたはマゼンタのどちらの色に近づけるか
を選択し、 上記選択された色が緑である場合には、上記選択された
色をシアンまたはイエローのどちらの色に近づけるかを
選択し、 上記選択された色が青である場合には、上記選択された
色をマゼンタまたはシアンのどちらの色に近づけるかを
選択し、 上記選択された色がイエローである場合には、上記選択
された色を赤または緑のどちらの色に近づけるかを選択
し、 上記選択された色がマゼンタである場合には、上記選択
された色を青または赤のどちらの色に近づけるかを選択
し、 上記選択された色がシアンである場合には、上記選択さ
れた色を緑または青のどちらの色に近づけるかを選択す
る手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の画像
表示装置。 - 【請求項7】 上記変換特性を指定する色が肌色を含
み、 上記選択された色が肌色である場合には、上記選択され
た色を赤またはイエローのどちらの色に近づけるかを選
択する手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の
画像表示装置。 - 【請求項8】 上記変換特性指定データは、 上記変換特性指定手段において選択された色を示す情報
と、 上記選択された色に対して、隣接する2つの色相のどち
ら側に変化させることが選択されたかを示す情報と、 上記選択された色の、上記選択された色相方向への変化
量を示す情報とを備えることを特徴とする請求項4に記
載の画像表示装置。 - 【請求項9】 上記演算項生成手段が、 上記第1の画像データより有彩色成分と無彩色成分を抽
出する色成分抽出手段と、 上記有彩色成分を用いた比較演算を行う多項式演算手段
とを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
に記載の画像表示装置。 - 【請求項10】 上記色成分抽出手段が、 上記第1の画像データによる最大値βと最小値αを算出
する算出手段と、 上記第1の画像データと上記算出手段からの出力である
最大値βと最小値αにより色相データr、g、bおよび
y、m、cを算出する色相データ算出手段とを備え、 上記多項式演算手段が、 上記色相データ算出手段からの出力である各色相データ
を用いた第1の比較データを生成する手段と、 上記第1の比較データを生成する手段からの出力である
第1の比較データを用いた第2の比較データを生成する
手段とを備え、 上記第1の比較データを生成する手段からの第1の比較
データと、上記第2の比較データを生成する手段からの
第2の比較データと、上記色相データ算出手段からの色
相データ、および上記算出手段からの最小値αを用い
て、上記変換特性データによるマトリクス演算を行うこ
とにより色変換された画像データを得ることを特徴とす
る請求項9に記載の画像表示装置。 - 【請求項11】 上記第1の画像データがR、G、Bの
3つの色データからなり、 上記最大値βと最小値αを算出する算出手段が上記R、
G、Bにおける最大値βと最小値αを算出する手段を備
え、 上記色相データ算出手段が入力されたR、G、Bと上記
算出手段からの出力である最大値βと最小値αからの減
算処理r=R−α、g=G−α、b=B−αおよびy=
β−B、m=β−G、c=β−Rにより色相データr、
g、bおよびy、m、cを算出する手段を備えるととも
に、 上記第1の比較データを生成する手段が、色相データ
r、g、b間およびy、m、c間における比較データを
求める手段を備え、 上記第2の比較データを生成する手段が、上記第1の比
較データを生成する手段からの出力である第1の比較デ
ータに所定の演算係数を乗算する乗算手段と、 上記乗算手段からの出力を用いた比較データを求める手
段とを備えて、 上記第1の比較データを生成する手段からの第1の比較
データと、上記第2の比較データを生成する手段からの
第2の比較データと、上記色相データ算出手段からの色
相データ、および上記算出手段からの最小値αを用い
て、マトリクス演算を行うことにより色変換された画像
データを得ることを特徴とする請求項10に記載の画像
表示装置。
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