JP5994586B2 - 色変換テーブルの調整方法、プログラム及びプログラムを格納するコンピューター読み取り可能な媒体 - Google Patents
色変換テーブルの調整方法、プログラム及びプログラムを格納するコンピューター読み取り可能な媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5994586B2 JP5994586B2 JP2012245056A JP2012245056A JP5994586B2 JP 5994586 B2 JP5994586 B2 JP 5994586B2 JP 2012245056 A JP2012245056 A JP 2012245056A JP 2012245056 A JP2012245056 A JP 2012245056A JP 5994586 B2 JP5994586 B2 JP 5994586B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- value
- values
- adjustment
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Description
入力値の組み合わせとして指定された調整色に対応する黒色の出力値を増減する工程と、
増減後の黒色の出力値と複数の基本色の出力値とによって表されるデバイス非依存の色空間における表色値が、増減する前の黒色の出力値と複数の基本色の出力値とによって表されるデバイス非依存の色空間における表色値を再現するように、複数の基本色の出力値を算出する工程と、
前記調整色に対応する出力値の組み合わせが、前記増減後の黒色の出力値と前記算出後の複数の基本色の出力値となるように色変換テーブルを調整する工程と、
を含み、
複数の基本色の出力値の算出を実行するか否かを選択可能としたことを特徴とする。
前記増減する前の黒色の出力値と複数の基本色の出力値とによって表されるデバイス非依存の色空間における表色値を再現するように、複数の基本色の出力値を算出するときにおいて、黒色の出力値及び複数の基本色の出力値をデバイス非依存の色空間における表色値に対応付けるプロファイル、ルックアップテーブル又は変換式を用いるようにしたことを特徴とする。
前記複数の基本色は、シアン、マゼンタ及びイエローである。
前記デバイス非依存の色空間はXYZ表色系、L*a*b*表色系又はCIECAM02表色系である。
入力値の組み合わせとして指定された調整色に対応する複数の基本色の出力値をそれぞれ増減可能としたことを特徴とする。
前記調整色が、所定範囲の入力値の組み合わせからなる色領域として指定されることを特徴とする。
前記所定範囲が、入力値それぞれについての中心値の指定と、該中心値の前後に対する調整範囲の指定とによって決定されることを特徴とする。
前記調整範囲が、出力値を増減させる際の重み付けによって指定されることを特徴とする。
前記重み付けを、前記中心値で最も重く、中心値から離れるにしたがって軽くすることを特徴とする。
前記調整色は、同時に複数指定可能であることを特徴とする。
指定した調整色毎に複数の基本色の出力値の算出を実行するか否かを選択可能としたことを特徴とする。
コンピューターを、
入力値の組み合わせを黒色と複数の基本色とによって構成された出力値の組み合わせに変換することで色空間の変換を実行し、入力値の組み合わせとして指定された調整色に対応する黒色の出力を増減し、増減後の黒色の出力値と複数の基本色の出力値とによって表されるデバイス非依存の色空間における表色値が、増減する前の黒色の出力値と複数の基本色の出力値とによって表されるデバイス非依存の色空間における表色値を再現するように、複数の基本色の出力値を算出し、前記調整色に対応する出力値の組み合わせが、前記増減後の黒色の出力値と前記算出後の複数の基本色の出力値となるように色変換テーブルを調整する制御手段として機能させるためのプログラムであって、
前記制御手段は、複数の基本色の出力値の算出を実行するか否かを選択可能とした。
前記制御手段は、前記増減する前の黒色の出力値と複数の基本色の出力値とによって表されるデバイス非依存の色空間における表色値を再現するように、複数の基本色の出力値を算出するときにおいて、黒色の出力値及び複数の基本色の出力値をデバイス非依存の色空間における表色値に対応付けるプロファイル、ルックアップテーブル又は変換式を用いる。
前記複数の基本色は、シアン、マゼンタ及びイエローである。
前記デバイス非依存の色空間はXYZ表色系、L*a*b*表色系又はCIECAM02表色系である。
前記制御手段は、入力値の組み合わせとして指定された調整色に対応する複数の基本色の出力値をそれぞれ増減可能とした。
前記調整色が、所定範囲の入力値の組み合わせからなる色領域として指定される。
前記所定範囲が、入力値それぞれについての中心値の指定と、該中心値の前後に対する調整範囲の指定とによって決定される。
前記調整範囲が、出力値を増減させる際の重み付けによって指定される。
前記制御手段は、前記重み付けを、前記中心値で最も重く、中心値から離れるにしたがって軽くする。
前記制御手段は、調整色を、同時に複数指定可能とした。
前記制御手段は、指定した調整色毎に複数の基本色の出力値の算出を実行するか否かを選択可能とした。
請求項12〜22の何れか一項に記載のプログラムを格納する。
また、コントローラー2は、クライアントPC10より送信されるデバイスリンクプロファイルを、HDD等の記憶装置に記憶する。コントローラー2は、生成した画像データについてデバイスリンクプロファイルを用いて色変換処理を行うことができる。コントローラー2は、上記色変換処理を行った画像データをカラープリンター1に送信して出力させる。
ここで、デバイスリンクプロファイルは、カラーモニター装置のデバイスプロファイルとカラープリンター1のデバイスプロファイルとを統合したプロファイルである。具体的には、デバイスリンクプロファイルは、カラーモニター装置のRGBの値とカラープリンター1のCMYKの値とを、デバイスに依存しない色空間を介さずに対応付ける。そのため、コントローラー2は、デバイスリンクプロファイルを用いて、カラーモニター装置にて出力されるRGB色の画像データを直接CMYK色に変換することができる。
測定器3は、通信用のインターフェースを介してクライアントPC10と接続される。
なお、測定器3による測定値が分光反射率の値やXYZの値で表わされる場合、クライアントPC10が、当該測定値をL*a*b*の値やCIECAM02の値に変換する構成であってもよい。
本実施の形態では、測定器3による測定値として、L*a*b*の値を用いる場合を説明する。
CPU11は、例えば、カラープリンター1のデバイスプロファイルを作成する。また、CPU11は、カラープリンター1のデバイスプロファイルとカラーモニター装置のデバイスプロファイルとを用いてデバイスリンクプロファイルを作成する。つまり、CPU11は、カラーモニター装置にて出力される画像データの色を調整し、カラープリンター1で当該画像データの色を再現するための色変換テーブルを作成する。また、CPU11は、測定器3にて測定されたスポットカラーの測定値に基づいて、スポットカラーの示す色をカラープリンター1にて再現するためのスポットカラーテーブルを作成する。また、本実施の形態では、CPU11は、後述するように、上述のようにして作成されたデバイスリンクプロファイルにおいて、任意の色を選択してマニュアル操作による色調整を行う。また、CPU11は、後述するように、CMYKのうちのKの量を調整した際に、色再現を維持するようにCMYの再計算を行って調整後のCMYKを求める。
また、記憶部16は、CPU11が作成する色調整テーブルを記憶する。
また、記憶部16は、カラーモニター装置のデバイスプロファイルとして、sRGB形式のデバイスプロファイルを予め記憶する。sRGB形式のデバイスプロファイルは、国際電気標準会議(IEC;International Electrotechnical Commission)が定めた国際標準規格に準拠するデバイスプロファイルである。
例えば、通信部17は、測定器3より送信されるカラーチャートの測定値を受信する。また、通信部17は、記憶部16に記憶されたデバイスプロファイル、デバイスリンクプロファイル、色調整テーブル等をコントローラー2に送信する。
以下に、当該第1のLUT100の作成手順を述べる。
つまり、カラーチャート110は、(1)〜(7)の合計で、C×M×Y×K:754点+単色52点の806点のカラーパッチを備える。
具体的には、CPU11は、(1)のC×M×Y:6×6×6点をサンプル点とし、(7)のCMYの単色階調ステップの各値を用いて、C×M×Y:9×9×9点の中で測定値の無い点(C、M、Y:30%、55%、85%)について補間処理を行い、測定値の無い点のL*a*b*の値を算出する。次に、CPU11は、(2)のC×M×Y:6×6×6点、(3)のC×M×Y:5×5×5点、(4)のC×M×Y:5×5×5点、(5)のC×M×Y:4×4×4点、(6)のC×M×Y:2×2×2点、のそれぞれについても同様の補間処理を行い、測定値の無い点のL*a*b*の値を算出する。つまり、CPU11は、C×M×Y×K:754点をサンプル点として補間処理を行うことで、C×M×Y×K:9×9×9×6点に補間できる。
さらに、CPU11は、K:9点の中で測定値の無い3点(K:10%,30%,50%)について、以下のような補間処理を行う。すなわち、K:10%のC×M×Y:9×9×9点については、既に求められているK:0%のC×M×Y:9×9×9点の各L*a*b*の値と、K:20%のC×M×Y:9×9×9点の各L*a*b*の値と、Kの単色階調ステップの各値を用いて補間処理を行って、各点のL*a*b*の値を算出する。また、K:30%のC×M×Y:9×9×9点については、既に求められているK:20%のC×M×Y:9×9×9点の各L*a*b*の値と、K:40%のC×M×Y:9×9×9点の各L*a*b*の値と、Kの単色階調ステップの各値を用いて補間処理を行って、各点のL*a*b*の値を算出する。また、K:50%のC×M×Y:9×9×9点については、既に求められているK:40%のC×M×Y:9×9×9点の各L*a*b*の値と、K:60%のC×M×Y:9×9×9点の各L*a*b*の値と、Kの単色階調ステップの各値を用いて補間処理を行って、各点のL*a*b*の値を算出する。
以上により、CPU11は、第1のLUT100の、C×M×Y×K:9×9×9×9=6561点のLUT入力点に対するL*a*b*の値を取得できる。
CPU11は、補間処理を行う点(測定値の無い点)のL*a*b*の値を、サンプル点のL*a*b*の値と、CMYの単色における階調ステップの値と、で算出する。ここで、補間処理を行う点のL*a*b*はLm*am*bm*、各サンプル点のL*a*b*はLi*ai*bi*(i=1〜4)とする。
図6は、●印がサンプル点、△印と×印がそれぞれ補間処理を行う点を表す。CPU11は、△印のように前後2点ずつサンプル点が存在する場合と、×印のように前後に1点及び3点のサンプル点が存在する場合とで異なる補間式を用いてLm*am*bm*の値を算出する。
具体的には、前者(△印)に対する補間式は下記式(1)〜(3)によって求められる。
Lm*=−(1/16)L1*+(9/16)L2*+(9/16)L3*−(1/16)L4*・・・(1)
am*=−(1/16)a1*+(9/16)a2*+(9/16)a3*−(1/16)a4*・・・(2)
bm*=−(1/16)b1*+(9/16)b2*+(9/16)b3*−(1/16)b4*・・・(3)
一方、後者(×印)に対する補間式は下記式(4)〜(6)によって求められる。
Lm*=(5/16)L1*+(15/16)L2*−(5/16)L3*+(1/16)L4*・・・(4)
am*=(5/16)a1*+(15/16)a2*−(5/16)a3*+(1/16)a4*・・・(5)
bm*=(5/16)b1*+(15/16)b2*−(5/16)b3*+(1/16)b4*・・・(6)
次に、CPU11は、上記補間式を用いて、C×M×Y:9×9×9点に含まれる補間処理を行う点それぞれに対し、図7に示す番号I〜IIIの順序に沿って補間処理を繰り返し行う。その結果、CPU11は、補間処理が完了した時点で、(4)のC×M×Y:5×5×5点のサンプル点でC×M×Y:9×9×9点に補間することができる。
そのため、CPU11は、図8に示す1次元LUT120,130により、CMYKそれぞれの値を、100%を8等分に分割した値に変換する。そして、CPU11は、変換後のCMYKそれぞれの値を第1のLUT100へ入力する処理を行う。具体的には、CPU11は、1次元LUT120を用いて、C、M、Y:10%を12.5%に、20%を25%に、30%を37.5%に、40%を50%に、55%を62.5%に、70%を75%に、85%を87.5%に変換する。また、CPU11は、1次元LUT130を用いて、K:10%を12.5%に、20%を25%に、30%を37.5%に、40%を50%に、50%を62.5%に、60%を75%に、80%を87.5%に変換する。
以下に、当該第2のLUT200の作成手順を述べる。なお、簡単のため、基本色をC、Mの2色として説明する。なお、C、M、Y、Kはいずれも0〜100%の値をとるものとする。
K2=1.6(min[C、M、Y]−37.5(%))・・・(7)
ただし、K2<0であればK2=0(%)である。
なお、K生成カーブは、図15では全て直線の場合を例示しているが、スタートポイント近傍を曲線にしたものや全体を曲線にしたものであってもよい。
なお、K値を求めるために使用したK生成カーブは、上述したものに限定されない。また、後述するようにして、CMYKの色材の総量を減じるようにしてLUT入力点に入力するCMYK値を設定してもよい。
まず、L*×a*×b*:33×33×33点の組み合わせの中で、L*a*b*の測定値が存在する点(つまり、カラープリンター1の色域の内側の点)について、CMYKの値の組み合わせを導出する手順を説明する。ここで、色域(カラーガマット)とは、カラープリンター1等の画像データの出力処理を行う機器が表現または再現できる色の範囲である。
当該導出に用いる収束演算処理は、例えば、特開2003−78773号公報等に詳述されている。ここでは、当該導出の手順について簡潔に述べる。
次に、CPU11は、図11に示す格子点a〜dで囲まれる領域V0を、図12に示す分割点e〜iで領域V1〜V4に4等分する。ここで、CPU11は、分割点e〜iの値を、既に求められている周囲の格子点を利用して重み平均で算出する。そして、CPU11は、分割点e〜iに対応するL*a*b*の値を図13に示す座標系にプロットする。図13に示す分割点e’〜i’は、それぞれ、図12に示す分割点e〜iに対応するプロット点である。
さらに、CPU11は、分割点e’〜i’によって形成された4つの領域V1’〜V4’のうちどの領域に目標値T’があるかを求める。例えば、図13に示すように目標値T’が領域V2’にある場合、CPU11は、目標値Tが図12に示す領域V2’に対応した領域V2にあると推定する。
h=arctan(b*/a*)/π×180・・・(8)
C*=((a*^2)+(b*^2))^0.5・・・(9)
ここで、本実施形態において、高彩度色の目標点r1は、彩度頂点H1’よりも彩度C*が小さな位置に定められる。つまり、CPU11は、図14に示すように、当該目標点r1を、中間点r2と彩度頂点H1’とを結ぶ線分上の、彩度頂点H1’側に配置する。また、CPU11は、白色頂点W’近傍の色の目標点r3を配置する。CPU11は、当該目標点r3を、白色頂点W’と中間点r2とを結ぶ線分上に位置するように定める。なお、中間点r2は、白色頂点W’の明度L*と黒色頂点B’の明度L*の中間値をとる点である。
具体的には、CPU11は、領域P2及び領域P4の傾きを予め定められた方法に基づいて決定する。ここで、領域P2は、色域の上側に位置し、CPU11により決定された傾きで色域へ写像する領域である。また、領域P4は、色域の下側に位置し、CPU11により決定された傾きで色域へ写像する領域である。
そして、CPU11は、領域P2及び領域P4の傾きに基づいて、境界線q1〜q4を作成する。CPU11は、作成した境界線q1〜q4により、領域P1〜P5のそれぞれの領域の境界を定める。境界線q1は、目標点r3より領域P2の傾きで色域の上側へ延伸した半直線である。境界線q2は、目標点r1より領域P2の傾きで色域の上側へ延伸した半直線である。境界線q3は、目標点r1より領域P4の傾きで色域の下側へ延伸した半直線である。境界線q4は、黒色頂点B’より領域P4の傾きで色域の下側へ延伸した半直線である。
ここで、図14において、彩度頂点H1’の明度L*は、明度L*の最大値100の略中間値を示す。しかし、彩度頂点H1’の明度L*は、切断する色相次第で当該略中間値を示さない場合がある。例えば、イエローの色相で切断した場合、彩度頂点H1’の明度L*は、図14よりも高い明度L*を示す。また、ブルーの色相で切断した場合、彩度頂点H1’の明度L*は、図14よりも低い明度L*を示す。このような場合、CPU11は、上記領域P2及び領域P4の傾きを、彩度頂点H1’から白色頂点W’や黒色頂点B’に向けての直線の傾きに応じて変化させることが望ましい。
次に、CPU11は、入力点を写像させる色域内の目標点を当該入力点の属する領域に応じて決定する。例えば、CPU11は、入力点が領域P1に属すと判断した場合、目標点を目標点r3に決定する。また、CPU11は、入力点が領域P3に属すと判断した場合、目標点を目標点r1に決定する。また、CPU11は、入力点が領域P5に属すと判断した場合、目標点を黒色頂点B’に決定する。また、CPU11は、入力点が領域P2に属すと判断した場合、目標点r1と白色頂点W’とを結ぶ線分又は目標点r3と中間点r2とを結ぶ線分と、入力点を通りP2の傾きで延伸させた直線との交点を目標点に決定する。また、CPU11は、入力点が領域P4に属すと判断した場合、目標点r1と白色頂点W’とを結ぶ線分又は黒色頂点B’と中間点r2とを結ぶ線分と、入力点を通りP4の傾きで延伸させた直線との交点を目標点に決定する。
その結果、CPU11は、L*a*b*の値が色域の外側にある入力点を、色域内の目標点に写像させることができる。そして、CPU11は、当該目標点の目標値T’について収束演算処理を行うことで、CMYKの値の組み合わせを取得する。
次に、カラーチャート110を測定した結果に基づき、クライアントPC10のCPU11は、第1のLUT100を、上述したようにして作成し、記憶部16に記憶する(ステップS2)。
そして、CPU11は、作成した第1のLUT100に基づいて、上述したようにして、第2のLUT200を作成し、記憶部16に記憶する(ステップS3)。
そして、CPU11は、上述のようにして作成され、記憶部16に記憶された第2のLUT200と、記憶部16に予め記憶されたカラーモニター装置のデバイスプロファイルとを読み出す(ステップS4)。ここで読み出されるカラーモニター装置のデバイスプロファイルは、RGBの値を入力としてこれに対応するL*a*b*値を取得するためのプロファイルであり、ソースプロファイルということがある。また、ここで読み出される第2のLUT200を含むプロファイルをデスティネーションプロファイルということがある。
そして、CPU11は、読み出されたデスティネーションプロファイルとしての第2のLUT200と、ソースプロファイルとしてのカラーモニター装置のデバイスプロファイルとを使用して、デバイスリンクプロファイルを作成する(ステップS5)。より具体的には、まず、ソースプロファイルの格子点におけるRGBの値に対応するL*a*b*値を第2のLUT200の入力値とし、補間演算によりCMYKの出力値を得る。そして、ソースプロファイルの格子点におけるRGB値をLUT入力点とし、上述のようにして得られたCMYK値を出力値とする「RGB−CMYK LUT」を構成することによりデバイスリンクプロファイルが作成される。本実施の形態では、R×G×B:41×41×41の各LUT入力点に対して、CMYKの値が格納されたデバイスリンクプロファイルを用いている。
なお、本実施の形態では、L*a*b*値からCMYK値への変換及びCMYK値からL*a*b*値への変換において、プロファイル、ルックアップテーブル及び変換式の何れを用いるようにしてもよい。これによれば、CMYの各値の再計算を容易に行うことができる。
また、1台の装置にてクライアントPC及びコントローラーの各機能を実現するようにしてもよい。
また、クライアントPC及びコントローラーの各機能をカラープリンターに持たせるように構成してもよい。
また、本発明の実施の形態では、CMYの基本色3色とKの4色のカラープリンターを使用したが、CMYの3色の他に、例えば、ライトシアンやライトマゼンタ等他の色を基本色として用いるようにしてもよい。また、CMYに代えて他の色を基本色として用いるようにしてもよい。
1 カラープリンター
2 コントローラー
10 クライアントPC
11 CPU
Claims (23)
- 入力値の組み合わせを黒色と複数の基本色とによって構成された出力値の組み合わせに変換することで色空間の変換を実行する色変換テーブルの調整方法であって、
入力値の組み合わせとして指定された調整色に対応する黒色の出力値を増減する工程と、
増減後の黒色の出力値と複数の基本色の出力値とによって表されるデバイス非依存の色空間における表色値が、増減する前の黒色の出力値と複数の基本色の出力値とによって表されるデバイス非依存の色空間における表色値を再現するように、複数の基本色の出力値を算出する工程と、
前記調整色に対応する出力値の組み合わせが、前記増減後の黒色の出力値と前記算出後の複数の基本色の出力値となるように色変換テーブルを調整する工程と、
を含み、
複数の基本色の出力値の算出を実行するか否かを選択可能としたことを特徴とする色変換テーブルの調整方法。 - 前記増減する前の黒色の出力値と複数の基本色の出力値とによって表されるデバイス非依存の色空間における表色値を再現するように、複数の基本色の出力値を算出するときにおいて、黒色の出力値及び複数の基本色の出力値をデバイス非依存の色空間における表色値に対応付けるプロファイル、ルックアップテーブル又は変換式を用いるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の色変換テーブルの調整方法。
- 前記複数の基本色は、シアン、マゼンタ及びイエローである請求項1又は2に記載の色変換テーブルの調整方法。
- 前記デバイス非依存の色空間はXYZ表色系、L*a*b*表色系又はCIECAM02表色系である請求項1〜3の何れか一項に記載の色変換テーブルの調整方法。
- 入力値の組み合わせとして指定された調整色に対応する複数の基本色の出力値をそれぞれ増減可能としたことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の色変換テーブルの調整方法。
- 前記調整色が、所定範囲の入力値の組み合わせからなる色領域として指定されることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の色変換テーブルの調整方法。
- 前記所定範囲が、入力値それぞれについての中心値の指定と、該中心値の前後に対する調整範囲の指定とによって決定されることを特徴とする請求項6に記載の色変換テーブルの調整方法。
- 前記調整範囲が、出力値を増減させる際の重み付けによって指定されることを特徴とする請求項7に記載の色変換テーブルの調整方法。
- 前記重み付けを、前記中心値で最も重く、中心値から離れるにしたがって軽くすることを特徴とする請求項8に記載の色変換テーブルの調整方法。
- 前記調整色は、同時に複数指定可能であることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の色変換テーブルの調整方法。
- 指定した調整色毎に複数の基本色の出力値の算出を実行するか否かを選択可能としたことを特徴とする請求項10に記載の色変換テーブルの調整方法。
- コンピューターを、
入力値の組み合わせを黒色と複数の基本色とによって構成された出力値の組み合わせに変換することで色空間の変換を実行し、入力値の組み合わせとして指定された調整色に対応する黒色の出力を増減し、増減後の黒色の出力値と複数の基本色の出力値とによって表されるデバイス非依存の色空間における表色値が、増減する前の黒色の出力値と複数の基本色の出力値とによって表されるデバイス非依存の色空間における表色値を再現するように、複数の基本色の出力値を算出し、前記調整色に対応する出力値の組み合わせが、前記増減後の黒色の出力値と前記算出後の複数の基本色の出力値となるように色変換テーブルを調整する制御手段として機能させるためのプログラムであって、
前記制御手段は、複数の基本色の出力値の算出を実行するか否かを選択可能としたプログラム。 - 前記制御手段は、前記増減する前の黒色の出力値と複数の基本色の出力値とによって表されるデバイス非依存の色空間における表色値を再現するように、複数の基本色の出力値を算出するときにおいて、黒色の出力値及び複数の基本色の出力値をデバイス非依存の色空間における表色値に対応付けるプロファイル、ルックアップテーブル又は変換式を用いる請求項12に記載のプログラム。
- 前記複数の基本色は、シアン、マゼンタ及びイエローである請求項12又は13に記載のプログラム。
- 前記デバイス非依存の色空間はXYZ表色系、L*a*b*表色系又はCIECAM02表色系である請求項12〜14の何れか一項に記載のプログラム。
- 前記制御手段は、入力値の組み合わせとして指定された調整色に対応する複数の基本色の出力値をそれぞれ増減可能とした請求項12〜15の何れか一項に記載のプログラム。
- 前記調整色が、所定範囲の入力値の組み合わせからなる色領域として指定される請求項12〜16の何れか一項に記載のプログラム。
- 前記所定範囲が、入力値それぞれについての中心値の指定と、該中心値の前後に対する調整範囲の指定とによって決定される請求項17に記載のプログラム。
- 前記調整範囲が、出力値を増減させる際の重み付けによって指定される請求項18に記載のプログラム。
- 前記制御手段は、前記重み付けを、前記中心値で最も重く、中心値から離れるにしたがって軽くする請求項19に記載のプログラム。
- 前記制御手段は、調整色を、同時に複数指定可能とした請求項12〜20の何れか一項に記載のプログラム。
- 前記制御手段は、指定した調整色毎に複数の基本色の出力値の算出を実行するか否かを選択可能とした請求項21に記載のプログラム。
- 請求項12〜22の何れか一項に記載のプログラムを格納するコンピューター読み取り可能な媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012245056A JP5994586B2 (ja) | 2012-11-07 | 2012-11-07 | 色変換テーブルの調整方法、プログラム及びプログラムを格納するコンピューター読み取り可能な媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012245056A JP5994586B2 (ja) | 2012-11-07 | 2012-11-07 | 色変換テーブルの調整方法、プログラム及びプログラムを格納するコンピューター読み取り可能な媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014093756A JP2014093756A (ja) | 2014-05-19 |
JP5994586B2 true JP5994586B2 (ja) | 2016-09-21 |
Family
ID=50937524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012245056A Active JP5994586B2 (ja) | 2012-11-07 | 2012-11-07 | 色変換テーブルの調整方法、プログラム及びプログラムを格納するコンピューター読み取り可能な媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5994586B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11350016B2 (en) | 2020-03-16 | 2022-05-31 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Information processing apparatus, image forming apparatus, and non-transitory computer readable medium |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3890211B2 (ja) * | 2001-09-14 | 2007-03-07 | キヤノン株式会社 | 画像処理方法、画像処理装置、プログラム、記憶媒体 |
JP4855352B2 (ja) * | 2007-07-03 | 2012-01-18 | 大日本スクリーン製造株式会社 | 色変換装置、色変換方法、画像形成システムおよびプログラム |
JP2010141506A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 色処理装置および色処理プログラム |
-
2012
- 2012-11-07 JP JP2012245056A patent/JP5994586B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11350016B2 (en) | 2020-03-16 | 2022-05-31 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Information processing apparatus, image forming apparatus, and non-transitory computer readable medium |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014093756A (ja) | 2014-05-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5316578B2 (ja) | 色調整方法、色調整装置、色調整プログラム及び色調整プログラムを格納した媒体 | |
US7944594B2 (en) | Image processing device and an image processing method for curbing the amount of color material consumed and suppressing a deterioration in image quality | |
JP5494616B2 (ja) | 色調整方法、色調整装置、色調整プログラム及び色調整プログラムを格納した媒体 | |
JP5863424B2 (ja) | 色処理装置およびその方法 | |
US8149456B2 (en) | Color processing method and image forming apparatus for creating a color separation table | |
JP2014165656A (ja) | カラープロファイル生成装置、画像処理装置、画像処理システム、カラープロファイルの生成方法およびプログラム | |
US7986448B2 (en) | Image processing apparatus and image processing method for the same | |
US20110051156A1 (en) | Image processing apparatus, image processing method, and computer readable medium | |
JP5106349B2 (ja) | 色処理装置及び色処理方法 | |
US20060209325A1 (en) | Image processing method, image processing apparatus and storage medium storing a program | |
JP5440195B2 (ja) | カラープロファイルの作成方法、カラープロファイルを作成する画像処理装置、及び当該画像処理装置の制御プログラム | |
JP2007181012A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 | |
JP5299232B2 (ja) | 色変換テーブル作成プログラム、色変換テーブル作成装置及び色変換テーブル作成方法 | |
JP5324405B2 (ja) | 色処理装置およびその方法、並びに、画像形成装置 | |
JP5994586B2 (ja) | 色変換テーブルの調整方法、プログラム及びプログラムを格納するコンピューター読み取り可能な媒体 | |
JP5440396B2 (ja) | 色変換テーブル作成プログラム、色変換テーブル作成プログラムを格納した媒体、及び色変換テーブルの作成方法 | |
JP5630231B2 (ja) | 色調整方法、色調整装置、色調整プログラム及び色調整プログラムを格納した媒体 | |
JP5857860B2 (ja) | 色調整装置、色調整方法、色調整プログラム及び色調整プログラムを格納した媒体 | |
JP5849549B2 (ja) | 色処理装置及びプログラム | |
JP5408063B2 (ja) | キャリブレーション方法、プログラム及びキャリブレーションシステム | |
JP2012129912A (ja) | 印刷装置 | |
US9117161B2 (en) | Profile creation method, non-transitory computer readable recording medium stored with profile creation program, and profile creating apparatus | |
JP5903926B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム | |
JP2014187662A (ja) | 墨補正装置、デバイスリンクプロファイル作成装置、墨補正方法、墨補正用プログラム | |
JP2013143573A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150612 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160513 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160621 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160726 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160808 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5994586 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |