JP5617567B2 - キャリブレーションシステム、キャリブレーション方法及びプログラム - Google Patents

キャリブレーションシステム、キャリブレーション方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、キャリブレーションシステム、キャリブレーション方法及びプログラムに関する。
近年、カラー印刷業界においてはオンデマンド印刷機(電子写真プリンタやインクジェットプリンタ等の画像形成装置)が広く活用されるようになってきている。これらの画像形成装置の出力品質を保つため、キャリブレーションによる色調の管理がますます重要になってきている。
そして、CMYの基本色のうちの1色によって構成される1次色を補正するための出力カーブを用いて画像形成装置の出力色の変動を補正する方法が知られているが、CMYのうちの複数色によって構成される2次色や3次色などの種々の画像の色調を十分に補正することができなかった。
このような問題に鑑み、従来のキャリブレーション方法において、例えば、3次元や4次元などの多次元LUTを用いた色補正方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
このような多次元LUTを用いることにより、2次色や3次色などの種々の画像の色調に対して適切な補正を行うことができるが、画像の出力毎にこのような多次元LUTを参照して補正の計算を行う必要があることから、補正のための計算負荷が大きいという問題がある。また、出力する紙種やターゲットとする色調を切り換えながら連続して出力を行うこともあり、処理負荷はさらに大きくなっている。
そこで、処理負荷を増加させず、種々の画像の色調を加味した補正を実現するために、例えば、複数個のインク単色を混合させて出力した3次色であるグレーの色味がターゲットに合うように、インク単色毎にガンマ補正パラメータを調整してグレー色調を調整するようにしたものがある(例えば、特許文献2)。
特許第4207611号公報 特開2008−288722号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載の方法では、1次色カーブによって色調整を実施するため、処理負荷の増加は抑制されるが、グレー色調を補正するために単色の色補正を実施しているため、2次色については全く考慮されておらず、十分な補正が行われないことがある。
本発明の課題は、1次色の色補正を実施することにより処理負荷の増加を抑制するとともに、2次色及び3次色の双方を加味した補正が実施できるキャリブレーションシステム、キャリブレーション方法及びプログラムを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、キャリブレーションシステムにおいて、
カラー画像を形成するとともに、CMYの基本色を組み合わせて構成された2次色及び3次色の入力CMY値に対応するパッチが形成されたチャートを出力する画像形成部と、
前記画像形成部によって出力されたチャートのパッチを測色して測色色空間における測色値を出力する測色部と、
前記画像形成部に入力される前記2次色及び3次色である入力CMY値の組み合わせと前記測色色空間における目標色値とが対応付けられた目標プロファイルを設定し、前記測色部から測色値を入力し、該入力した測色値と前記目標プロファイルの目標色値との差分を算出し、該算出した差分に基づいて前記3次色の入力CMY値に対する3次色の補正CMY値と、前記2次色の入力CMY値に対する2次色の補正CMY値とを、前記目標プロファイルを用いてそれぞれ取得し、前記3次色の補正CMY値及び前記2次色の補正CMY値からそれぞれ基本色毎に色成分を取得し、該取得した色成分を基本色毎に所定の重み平均をして1次色の出力CMY値を算出し、該算出した1次色の出力CMY値に基づいて、入力CMY値に対し、基本色毎に補正して出力CMY値を得るための1次色補正テーブルを生成する制御部と、
を備え、
前記画像形成部は、前記制御部によって生成された前記1次色補正テーブルを使用して入力CMY値に対して補正を行って得られた出力CMY値に基づいてカラー画像を形成し、
前記制御部は、算出した前記測色値と前記目標色値との差分を前記目標色値に加算して得た色値に対する前記2次色及び3次色の補正CMY値を取得することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のキャリブレーションシステムにおいて、
前記制御部は、前記3次色の補正CMY値から取得した色成分に対する前記重み平均を算出するときにおける重み付け量を、前記2次色の補正CMY値から取得した色成分に対する重み付け量よりも大きくしたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、カラー画像を形成する画像形成装置のキャリブレーションを行うキャリブレーション方法であって、
前記画像形成装置からCMYの基本色を組み合わせて構成された2次色及び3次色の入力CMY値に対応するパッチが形成されたチャートを出力し、該出力されたチャート上のパッチを測色して測色色空間における測色値を得る測色値取得ステップと、
前記画像形成装置に入力される前記2次色及び3次色である入力CMY値の組み合わせと前記測色色空間における目標色値とが対応付けられた目標プロファイルを設定する目標プロファイル設定ステップと、
前記測色値取得ステップにおいて得られた測色値と、前記目標プロファイルの目標色値との差分を算出し、該算出した差分に基づいて前記3次色の入力CMY値に対する3次色の補正CMY値と、前記2次色の入力CMY値に対する2次色の補正CMY値とを、前記目標プロファイルを用いてそれぞれ取得する補正CMY値取得ステップと、
前記3次色の補正CMY値及び前記2次色の補正CMY値からそれぞれ基本色毎に色成分を取得し、該取得した色成分を基本色毎に所定の重み平均をして1次色の出力CMY値を算出する1次色算出ステップと、
前記1次色算出ステップにおいて取得された1次色の出力CMY値に基づいて、入力CMY値に対し、基本色毎に補正して出力CMY値を得るための1次色補正テーブルを生成する1次色補正テーブル生成ステップと、
前記1次色補正テーブルを使用して入力CMY値に対して補正を行って得られた出力CMY値に基づいて前記画像形成装置にてカラー画像を形成する補正ステップと、
を含み、
前記補正CMY値取得ステップにおいて、算出した前記測色値と前記目標色値との差分を前記目標色値に加算して得た色値に対する前記2次色及び3次色の補正CMY値を取得することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のキャリブレーション方法において、
前記1次色算出ステップにおいて、前記3次色の補正CMY値から取得した色成分に対する前記重み平均を算出するときにおける重み付け量を、前記2次色の補正CMY値から取得した色成分に対する重み付け量よりも大きくしたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項3又は4に記載のキャリブレーション方法において、
前記1次色補正テーブル生成ステップを実行した後、前記測色値取得ステップにおいて、前記1次色補正テーブルを使用して入力CMY値が補正されたパッチをチャートに形成して出力して該パッチの測色値を取得し、該取得した測色値に基づいて前記補正CMY値取得ステップ、前記1次色算出ステップ及び前記1次色補正テーブル生成ステップを再度実行することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、プログラムであって、
コンピュータに、
カラー画像を形成するとともに、CMYの基本色を組み合わせて構成された2次色及び3次色の入力CMY値に対応するパッチが形成されたチャートを出力する画像形成手段、
前記画像形成手段によって出力されたチャートのパッチを測色して測色色空間における測色値を取得する測色手段、
前記画像形成手段に入力される前記2次色及び3次色である入力CMY値の組み合わせと前記測色色空間における目標色値とが対応付けられた目標プロファイルを設定し、前記測色手段によって取得された測色値を入力し、該入力した測色値と前記目標プロファイルの目標色値との差分を算出し、該算出した差分に基づいて前記3次色の入力CMY値に対する3次色の補正CMY値と、前記2次色の入力CMY値に対する2次色の補正CMY値とを、前記目標プロファイルを用いてそれぞれ取得し、該取得した色成分を基本色毎に所定の重み平均をして1次色の出力CMY値を算出し、該算出した1次色の出力CMY値に基づいて、入力CMY値に対し、基本色毎に補正して出力CMY値を得るための1次色補正テーブルを生成する制御手段、
として機能させ、
前記画像形成手段は、前記制御手段によって生成された前記1次色補正テーブルを使用して入力CMY値に対して補正を行って得られた出力CMY値に基づいてカラー画像を形成し、
前記制御手段は、算出した前記測色値と前記目標色値との差分を前記目標色値に加算して得た色値に対する前記2次色及び3次色の補正CMY値を取得する。
本発明によれば、1次色の色補正を実施することにより処理負荷の増加を抑制するとともに、2次色及び3次色の双方を加味した補正が実施できる。
本発明の実施の形態における印刷システムのシステム構成図である。 キャリブレーション装置の機能的構成を示すブロック図である。 印刷指示端末の機能的構成を示すブロック図である。 コントローラの機能的構成を示すブロック図である。 キャリブレーションカーブの作成手順を示すフローチャートである。 出力されたカラーパッチに対応するCMYK値について説明する図である。 キャリブレーションカーブ作成処理について説明するフローチャートである。 3次色補正ターゲット算出処理について説明するフローチャートである。 2次色補正ターゲット算出処理について説明するフローチャートである。 カレントターゲットの設定について説明する図である。 1次色キャリブレーションカーブについて説明する図である。 カレントターゲットの設定について説明する図である。
以下、本発明の実施の形態に係るキャリブレーションを行うためのシステムとしての印刷システムについて、図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有するものについては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図1に、印刷システム100のシステム構成を示す。図1に示すように、印刷システム100は、例えば、測色器1、キャリブレーション装置2、印刷指示端末3a,3b,3c、プリンタ4a,4b、コントローラ5a,5bを備えて構成されている。キャリブレーション装置2、印刷指示端末3a,3b,3c、コントローラ5a,5bは、イントラネット等の通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。
測色器1は、プリンタ4a,4bから出力されたカラーチャートに含まれる複数色のカラーパッチを測色し、測色データを生成する。測色データは、L、XYZ等のデバイスに依存しない表色系で表される。本実施形態では、測色器1として、例えば、X−Rite社製のi1−Proを使用しているが、他の測色器を用いてもよい。なお、測色器1がプリンタ4a,4bに内蔵され、カラーチャートの出力の際、カラーチャートの搬送中にて同時に測色を実施するように構成されてもよい。
キャリブレーション装置2は、一般的なPC(Personal Computer)から構成され、コントローラ5a,5bにおいて使用されるキャリブレーションカーブ234(図2参照)を作成する情報処理装置である。キャリブレーション装置2は、コントローラ5a,5bに対して、カラーチャートの出力指示を行う。また、キャリブレーション装置2は、測色器1からカラーチャートの測色データを取得し、取得した測色データに基づき、キャリブレーションカーブ作成プログラム233を実行してキャリブレーションカーブ234を作成し、これを保存する。そして、キャリブレーション装置2は、キャリブレーションカーブ234をコントローラ5a,5bに送信してこれを保存させる。
印刷指示端末3a,3b,3cは、一般的なPCから構成され、コントローラ5a,5b経由でプリンタ4a,4bに印刷指示を行う情報処理装置である。印刷指示端末3a,3b,3cには、印刷指示や印刷方法の指定を行うためのプリンタドライバプログラム331(図3参照)がインストールされている。なお、印刷指示端末3a,3b,3cは、印刷制御プログラム、又は、指定ホットフォルダへのファイルのコピー等により、印刷指示を行うこととしてもよい。
プリンタ4a,4bは、コントローラ5a,5bから受信したラスタデータに基づいて、指定された紙種・トレイを用いて印刷処理を行う。
コントローラ5a,5bは、一般的なPCから構成され、印刷指示端末3a,3b,3cから受信した印刷データに対して、色変換処理、ラスタライズ処理、スクリーニング処理等の各種処理を行い、ラスタデータを生成する情報処理装置である。コントローラ5a,5bは、プリンタ4a,4bにラスタデータを送信する。
コントローラ5a,5bには、色変換テーブルとして、キャリブレーションカーブ532(図4参照)が保存される。
キャリブレーションカーブ532は、入力CMYK値を基本色毎に変換するための1次元テーブルである。
図2に、キャリブレーション装置2の機能的構成を示す。図2に示すように、キャリブレーション装置2は、例えば、CPU(Central Processing Unit)21、RAM(Random Access Memory)22、記憶部23、操作部24、表示部25、通信部26、測色器IF(InterFace)部27等を備えて構成され、各部はバス28により接続されている。
CPU21は、キャリブレーション装置2の各部の処理動作を統括的に制御する。CPU21は、操作部24から入力される操作信号又は通信部26により受信した指示信号に応じて、記憶部23に格納されている各種処理プログラムを読み出してRAM22に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を実行する。
RAM22は、CPU21により実行される各種処理プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部23は、不揮発性の半導体メモリやハードディスク等の記憶装置からなり、各種処理プログラムや各種処理に関するデータ等を記憶する。例えば、記憶部23は、補正用プロファイル作成プログラム231、補正用プロファイル232、キャリブレーションカーブ作成プログラム233、キャリブレーションカーブ234等を記憶する。
操作部24は、カーソルキー、文字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、ユーザによる操作入力を受け付ける。操作部24は、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号をCPU21に出力する。
表示部25は、LCD(Liquid Crystal Display)を備え、CPU21からの指示に従って、各種操作画面や各種処理結果を表示する。
通信部26は、通信ネットワークNを介して外部装置との間でデータの送受信を行う。例えば、通信部26は、コントローラ5a,5bにキャリブレーションカーブ234を送信する。
測色器IF部27は、測色器1との間でデータの入出力を行う。測色器IF部27は、測色器1から測色データを受信する。
CPU21は、補正用プロファイル作成プログラム231を実行して補正用プロファイル232を作成する。補正用プロファイル232は、CMY値に対するL値との関係を示すプロファイルであり、CMY値からL値を得るための「CMY−L LUT(Look Up Table)」と、L値からCMY値を得るための「L−CMY LUT」とが含まれている。これらのLUTは、一般的なICCプロファイルの作成要領と同様にして作成することができ、例えば、特開2004−356952号公報等に詳述されている、「CMYK−L LUT」及び「L−CMYK LUT」の作成方法において、K値を全て0%に置き換えて適用することで所望のものを作成することができる。
本実施の形態では、補正用プロファイル232を、プリンタ4a,4bに対応するデバイスプロファイルに基づいて作成している。
ここで、デバイスプロファイルは、予め定められたプリンタ4a,4bの基準状態におけるCMYK値に対するL値との関係を示すプロファイルであり、CMYK値からL値を得るための「CMYK−L LUT」と、L値からCMYK値を得るための「L−CMYK LUT」とが含まれている。このデバイスプロファイルは、メーカーによって予め作成されて所定の記録媒体に記録されたものを用いるようにしてもよいし、ユーザによって任意に作成されたものを使用するようにしてもよい。また、ネットワークを介して、外部よりデバイスプロファイルをダウンロードして使用するようにしてもよい。
CPU21は、最初に、デバイスプロファイルに含まれる「CMYK−L LUT」から補正用プロファイル232の「CMY−L LUT」を作成する。具体的には、「CMY−L LUT」は、デバイスプロファイルの「CMYK−L LUT」からCMYK値のK値が0%であるもののみを抽出し、LUT化することにより作成される。次に、CPU21は、作成された「CMY−L LUT」に基づいて、「L−CMY LUT」を作成する。この「L−CMY LUT」については、例えば、上述した特開2004−356952号公報に詳述されているように、収束演算によってL:33×33×33点に対するCMY値をそれぞれ求めてLUT化することにより作成できる。このとき、CMYによって現わされる色域外となるL値については、色域内となるように写像(ガマットマッピング)を実施した上で収束演算することによりCMY値を求めることができる。
CPU21は、以上のようにして作成された補正用プロファイル232を記憶部23に記憶する。
なお、本実施の形態において、1つの補正用プロファイル232についてのみ説明しているが、例えば、印刷指示端末3a,3b,3cから送信される印刷データに含まれるPDL(Page Description Language)に記述される、テキスト、グラフィック及びイメージ等の複数種類のオブジェクト情報や、「測色的」「知覚的」「彩度」などの複数種類のカラーマッチング方法等のそれぞれに対応して補正用プロファイル232を複数用意することも可能である。
CPU21は、通信部26を介してコントローラ5a,5bにキャリブレーション用のカラーチャート(キャリブレーション用チャート)の出力を指示する。具体的には、CPU21は、各CMYK値のカラーパッチが配列されたカラーチャートの画像データを含む印刷指示をコントローラ5a,5bに送信する。
CPU21は、測色器IF部27を介して測色器1を制御し、プリンタ4a,4b(出力デバイス)により出力されたキャリブレーション用チャートの測色を指示する。CPU21は、カラーチャートを測色器1で測色して得られた測色データを、測色器IF部27を介して測色器1から取得する。
CPU21は、測色器1から取得された測色データに基づいて、キャリブレーションカーブ234を作成し、記憶部23に記憶する。なお、キャリブレーションカーブ234の作成方法については後述する。
CPU21は、キャリブレーションカーブ234を、カラーチャートが出力されたプリンタ4a,4bに接続されているコントローラ5a,5bに送信し、キャリブレーションカーブ234の登録を行う。
図3に、印刷指示端末3aの機能的構成を示す。図3に示すように、印刷指示端末3aは、例えば、CPU31、RAM32、記憶部33、操作部34、表示部35、通信部36等を備えて構成され、各部はバス37により接続されている。
CPU31は、印刷指示端末3aの各部の処理動作を統括的に制御する。CPU31は、操作部34から入力される操作信号又は通信部36により受信した指示信号に応じて、記憶部33に格納されている各種処理プログラムを読み出してRAM32に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を実行する。
RAM32は、CPU31により実行される各種処理プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部33は、不揮発性の半導体メモリやハードディスク等の記憶装置からなり、各種処理プログラムや各種処理に関するデータ等を記憶する。例えば、記憶部33は、プリンタドライバプログラム331等を記憶する。
操作部34は、カーソルキー、文字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、ユーザによる操作入力を受け付ける。操作部34は、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号をCPU31に出力する。
表示部35は、LCDを備え、CPU31からの指示に従って、各種操作画面や各種処理結果を表示する。
通信部36は、通信ネットワークNを介して外部装置との間でデータの送受信を行う。例えば、通信部36は、コントローラ5a,5bに印刷データを送信する。
CPU31は、コントローラ5a,5bに対して印刷指示を行う際、印刷データを生成し、生成した印刷データを、通信部36を介してコントローラ5a,5bに送信する。
印刷データには、印刷内容を示す画像データ及び印刷設定情報が含まれる。
印刷指示端末3b,3cは、印刷指示端末3aと同様の構成であるため、図3を援用し、その構成については図示及び説明を省略する。
図4に、コントローラ5aの機能的構成を示す。図4に示すように、コントローラ5aは、例えば、CPU51、RAM52、記憶部53、操作部54、表示部55、通信部56、プリンタIF部57等を備えて構成され、各部はバス58により接続されている。
CPU51は、コントローラ5aの各部の処理動作を統括的に制御する。CPU51は、操作部54から入力される操作信号又は通信部56により受信した指示信号に応じて、記憶部53に格納されている各種処理プログラムを読み出してRAM52に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を実行する。
RAM52は、CPU51により実行される各種処理プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部53は、不揮発性の半導体メモリやハードディスク等の記憶装置からなり、各種処理プログラムや各種処理に関するデータ等を記憶する。例えば、記憶部53は、プリンタコントローラプログラム531、キャリブレーションカーブ532等を記憶する。キャリブレーションカーブ532は、キャリブレーション装置2により作成されたキャリブレーションカーブ234に相当する。
操作部54は、カーソルキー、文字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、ユーザによる操作入力を受け付ける。操作部54は、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号をCPU51に出力する。
表示部55は、LCDを備え、CPU51からの指示に従って、各種操作画面や各種処理結果を表示する。
通信部56は、通信ネットワークNを介して外部装置との間でデータの送受信を行う。例えば、通信部56は、キャリブレーション装置2からキャリブレーションカーブ234を受信する。また、通信部56は、印刷指示端末3a,3b,3cから印刷データを受信する。
プリンタIF部57は、プリンタ4aとの間でデータの入出力を行う。プリンタIF部57は、プリンタ4aに対してラスタデータを送信する。
CPU51は、通信部56を介して印刷指示端末3a,3b,3cから印刷データを取得する。
CPU51は、記憶部53に記憶されているキャリブレーションカーブ532を読み出し、RAM52に書き込む。ここで、記憶部53にキャリブレーションカーブ532が複数記憶されている場合には、CPU51は、例えば、印刷指示端末3a,3b,3cから送信される印刷データに含まれる印刷設定情報に対応するキャリブレーションカーブ532を選択し、RAM52に書き込む。
CPU51は、色変換プログラムとの協働により、RAM52に書き込まれたキャリブレーションカーブ532を用いて色変換処理を行う。
CPU51は、色変換処理後の画像データに対してRIP処理を行い、ラスタデータを生成する。そして、CPU51は、プリンタIF部57を介してプリンタ4aにラスタデータを送信する。
コントローラ5bは、コントローラ5aと同様の構成であるため、図4を援用し、その構成については図示及び説明を省略する。
次に、以上のように構成された印刷システム100を用いて行われるキャリブレーションカーブの作成手順について図5を参照しながら説明する。
最初に、キャリブレーション装置2のCPU21は、補正用プロファイル232の作成の基準となるデバイスプロファイルを取得する(ステップS1)。次に、キャリブレーション装置2のCPU21は、上述したようにして、取得したデバイスプロファイルに基づき、補正用プロファイル232を作成する(ステップS2)。そして、キャリブレーション装置2がコントローラ5a,5bに指示して、プリンタ4a,4bによりキャリブレーション用チャートを出力する(ステップS3)。
ここでプリンタ4a,4bによって出力されるキャリブレーション用チャートについて、図6を参照しながら説明する。
本実施の形態におけるキャリブレーション用チャートには、CMYの3色によって構成される3次色カラーパッチ、CMYのうちの2色によって構成される2次色カラーパッチ及びKの単色によって構成されるK版カラーパッチの各種カラーパッチが形成されている。
3次色カラーパッチには、CMYの各成分値が、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%であるカラーパッチが含まれている。3次色カラーパッチは、図6に示すように、パッチNo.12〜21に対応している。
2次色カラーパッチは、M(Magenta)色とY(Yellow)色との組み合わせによって構成されるR(Red)色カラーパッチと、C(Cyan)色とY色との組み合わせによって構成されるG(Green)色カラーパッチと、C色とM色との組み合わせによって構成され得るB(Blue)色カラーパッチとを含んでいる。
R色カラーパッチには、MYの各成分値が、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%であるカラーパッチが含まれている。R色カラーパッチは、パッチNo.22〜31に対応している。
G色カラーパッチには、CYの各成分値が、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%であるカラーパッチが含まれている。G色カラーパッチは、パッチNo.32〜41に対応している。
B色カラーパッチには、CMの各成分値が、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%であるカラーパッチが含まれている。B色カラーパッチは、パッチNo.42〜51に対応している。
K版カラーパッチには、K(Black)の成分値が、0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%であるカラーパッチが含まれている。K版カラーパッチは、パッチNo.1〜11に対応している。
なお、図6に示されるキャリブレーション用カラーチャートに形成されるカラーパッチはあくまで一例であり、これに限定されない。
キャリブレーション装置2のCPU21は、測色器1に測色指示を行い、出力されたキャリブレーション用チャートの測色を行う(ステップS4)。具体的には、CPU21は、測色器1に、上述したように構成されたキャリブレーション用チャートの各カラーパッチの測色を指示し、それぞれのL値をキャリブレーション装置2に出力させる。
次に、キャリブレーション装置2のCPU21は、CMYK各色の1次色キャリブレーションカーブを作成する(ステップS5)。具体的には後述するが、CPU21は、取得した各L値を補正用プロファイル232の「CMY−L LUT」と比較して測色点毎の色差(誤差)を求め、この色差に基づき補正後のCMY値(補正CMY値)を求める。そして、CPU21は、3次色及びRGBの各2次色についてそれぞれ入力CMY値に対して補正CMY値が得られる補正カーブを作成する。そして、CPU21は、これらの補正カーブを所定の重み平均を行って統合し、CMY各色の1次色キャリブレーションカーブを作成する。また、CPU21は、後述するようにして、入力K値に対して補正K値が得られるK版補正用キャリブレーションカーブを作成する。
以上のような作業手順にてキャリブレーションカーブを作成することにより、2次色及び3次色が加味され、色再現性に優れた1次色補正を実施することができるようになる。
次に、図5に示されるキャリブレーションカーブの作成手順のステップS5において、キャリブレーション装置2のCPU21によって実行されるキャリブレーションカーブ作成処理について、図7を参照しながら説明する。
まず、キャリブレーション装置2のCPU21は、3次色補正ターゲット算出処理を実行する(ステップS101)。ここで、3次色補正ターゲット算出処理について、図8を参照しながら説明する。
CPU21は、3次色における全ての補正CMY値の取得が完了したか否かを判定する(ステップS201)。すなわち、CPU21は、3次色の測色の対象である、CMYの各成分値0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%に対する補正CMY値について全て取得されたか否かを判定する。
CPU21は、3次色における全ての補正CMY値の取得が完了したと判定しないときは(ステップS201:N)、対象とする入力CMY値を設定する(ステップS202)。すなわち、CPU21は、3次色の測色の対象である、CMYの各成分値0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%から、対応する補正CMY値の得られていない何れかのCMY値を処理対象として設定する。
そして、CPU21は、補正用プロファイル232の「CMY−L LUT」を参照し、入力CMY値に対応するL値を基準ターゲットの色値として取得する(ステップS203)。そして、CPU21は、上述のようにしてキャリブレーション用チャートを測色して得られた測色値から、入力CMY値に対応する測色値(L値)を取得する(ステップS204)。
そして、CPU21は、基準ターゲットの色値に対する測色値の誤差を算出する(ステップS205)。具体的には、CPU21は、基準ターゲットの色値としてのL値と、ステップS204において取得されたL値との色差(ΔL)を求めることにより、測色値の誤差の算出を行う。例えば、図10に示すように、ある入力CMY値(例えば、C:10%、M:10%、Y:10%)に対応する基準ターゲットTのL値がL ,a ,b であって、キャリブレーション用チャートを測色した結果得られたある入力CMY値に対応する測色値(測色結果RのL値)がL ,a ,b である場合、これらの色差ΔL 12,Δa 12,Δb 12を下記式(1)〜(3)によって求める。
ΔL 12=L −L ・・・(1)
Δa 12=a −a ・・・(2)
Δb 12=b −b ・・・(3)
以上のようにして算出された色差ΔL 12,Δa 12,Δb 12が測色値の誤差となる。
そして、CPU21は、カレントターゲットの色値を算出する(ステップS206)。具体的には、CPU21は、ステップS205において算出された測色値の誤差を、現在のカレントターゲットの色値としてのL値に加算し、その結果を新たなカレントターゲットとして設定する。例えば、図10に示すように、初回のキャリブレーションカーブの作成においては、現在のカレントターゲットは基準ターゲットTとなり、その色値はL ,a ,b である。そして、ステップS205において算出された測色値の誤差はΔL 12,Δa 12,Δb 12であるので、新たなカレントターゲットTの色値L ,a ,b は下記式(4)〜(6)によって求められる。
=L +ΔL 12・・・(4)
=a +Δa 12・・・(5)
=b +Δb 12・・・(6)
次に、CPU21は、補正用プロファイル232の「L−CMY LUT」を参照してカレントターゲットの色値に対応するCMY値を取得し、これを補正CMY値とした後(ステップS207)、ステップS201の処理を実行する。具体的には、CPU21は、ステップS206において設定された新たなカレントターゲットのL値に対応するCMY値を、補正用プロファイル232の「L−CMY LUT」を用いて補間演算等により算出する。
CPU21は、ステップS202〜ステップS207の処理を、3次色の測色の対象である、CMYの各成分値0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%について全ての補正CMY値が取得されるまで繰り返し実行する。そして、CPU21は、全ての補正CMY値の取得が完了したと判定されると(ステップS201:Y)、測色の対象であるCMYの各成分値を入力値とし、補正CMY値を出力値とする、1次元カーブによる3次色補正カーブ(Gray)を作成し(ステップS208)、この処理を終了する。
CPU21は、図7に示すように、上述した3次色補正ターゲット算出処理を実行した後、2次色補正ターゲット算出処理を実行する(ステップS102)。ここで、2次色補正ターゲット算出処理について、図9を参照しながら説明する。
CPU21は、2次色における全ての補正CMY値の取得が完了したか否かを判定する(ステップS301)。すなわち、CPU21は、2次色としてのR色の測色の対象である、MYの各成分値0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%(Cは何れも0%)に対する補正MY値(C=0%)、2次色としてのG色の測色の対象である、CYの各成分値0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%(Mは何れも0%)に対する補正CY値(M=0%)及び2次色としてのB色の測色の対象である、CMの各成分値0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%(Yは何れも0%)に対する補正CM値(Y=0%)について全て取得されたか否かを判定する。
CPU21は、2次色における全ての補正CMY値の取得が完了したと判定しないときは(ステップS301:N)、対象とする入力CMY値を設定する(ステップS302)。すなわち、CPU21は、2次色の測色の対象である、MYの各成分値0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%、CYの各成分値0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%及びCMの各成分値0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%から、対応する補正MY値、補正CY値及び補正CM値の得られていない何れかの入力MY値、入力CY値及び入力CM値を処理対象として設定する。
そして、CPU21は、補正用プロファイル232の「CMY−L LUT」を参照し、入力CMY値に対応するL値を基準ターゲットの色値として取得する(ステップS303)。そして、CPU21は、上述のようにしてキャリブレーション用チャートを測色して得られた測色値から、入力CMY値に対応する測色値(L値)を取得する(ステップS304)。
そして、CPU21は、基準ターゲットの色値に対する測色値の誤差を算出する(ステップS305)。そして、CPU21は、カレントターゲットの色値を算出する(ステップS306)。ステップS305及びステップS306における具体的な処理内容については、それぞれ3次色補正ターゲット算出処理のステップS205及びステップS206と同様である。
次に、CPU21は、補正用プロファイル232の「L−CMY LUT」を参照し、カレントターゲットの色値と同一色相であって、かつ、同一明度であるCMY値を検索する(ステップS307)。具体的には、CPU21は、カレントターゲットの色値がR色に対応するものである場合、CMYのうちのR色を構成しないC色の成分値を0%とした上で、同一色相・同一明度であるCMY値を検索する。また、CPU21は、カレントターゲットの色値がG色に対応するものである場合、CMYのうちのG色を構成しないM色の成分値を0%とした上で、同一色相・同一明度であるCMY値を検索する。また、CPU21は、カレントターゲットの色値がB色に対応するものである場合、CMYのうちのB色を構成しないY色の成分値を0%とした上で、同一色相・同一明度であるCMY値を検索する。
そして、CPU21は、検索の結果得られたCMY値を補正CMY値とした後(ステップS308)、ステップS301の処理を実行する。
CPU21は、ステップS302〜ステップS308の処理を、2次色の測色の対象である、MYの各成分値0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%、CYの各成分値0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%及びCMの各成分値0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%について全ての補正CMY値が取得されるまで繰り返し実行する。そして、CPU21は、全ての補正CMY値の取得が完了したと判定されると(ステップS301:Y)、測色の対象であるCMYの各成分値を入力値とし、補正CMY値を出力値とする、1次元カーブによる2次色補正カーブ(Red)、2次色補正カーブ(Green)及び2次色補正カーブ(Blue)をそれぞれ作成し(ステップS309)、この処理を終了する。
CPU21は、図7に示すように、上述した2次色補正ターゲット算出処理を実行した後、1次色キャリブレーションカーブ作成処理を実行する(ステップS103)。具体的には、CPU21は、ステップS101及びステップS102において得られた3次色補正カーブ及び2次色補正カーブから、それぞれ、補正カーブ作成時の対象となった入力CMY値に対する補正CMY値を読み出し、CMYの成分毎の補正値を求める。
例えば、CPU21は、C=10%の補正値を求める場合には、3次色補正カーブ及び2次色補正カーブのうち、C成分を含む3次色補正カーブ(Gray)、2次色補正カーブ(Green)及び2次色補正カーブ(Blue)を選択する。そして、CPU21は、選択したこれらのカーブから、C=10%を含む入力CMY値に対する補正CMY値からC成分値をそれぞれ抽出する。すなわち、CPU21は、3次色補正カーブ(Gray)からC=10%を含む入力CMY値に対する補正CMY値のうちのC値(C補正後(Gray))、2次色補正カーブ(Green)からC=10%を含む入力CMY値に対する補正CMY値のうちのC値(C補正後(Green))及び2次色補正カーブ(Blue)からC=10%を含む入力CMY値に対する補正CMY値のうちのC値(C補正後(Blue))を抽出する。そして、CPU21は、これら抽出したC値について、下記式(7)によって重み平均を行い、補正後のC値(C補正後)を求める。なお、下記式においてPCCMY、PCCY及びPCCMは、それぞれ任意の比例定数を示す。
C補正後=(PCCMY*C補正後(Gray)+PCCY*C補正後(Green)+PCCM*C補正後(Blue))/(PCCMY+PCCY+PCCM)・・・(7)
なお、本実施の形態では、PCCMYの比例定数を0.5とし、PCCY及びPCCMの比例定数をそれぞれ0.25とするが、プリンタの状態、色材及び使用するプロファイル等を考慮して任意に設定することができる。この場合、3次色は、カラー画像印刷において重要な要素であることから、3次色に対応するPCCMYの比例定数を2次色に対応する比例定数よりも大きくするのが好ましい。このことは、後述する補正後のM値及び補正後のY値を求める場合についても同様である。
そして、CPU21は、上述した手順にて、他のC値(0%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%)の補正値についてもそれぞれ求める。
そして、CPU21は、入力CMY値のうちのC値を入力として、上述のようにして求められた補正後のC値を出力とする、例えば、図11(A)に示すような、C色の1次色キャリブレーションカーブを作成する。
なお、上述のようにして得られた補正値を補間することにより、例えば、入力値15%に対する補正値を得る等、入力値及びこの入力値に対応する補正値を増加させることもできる。
また、例えば、CPU21は、M=10%の補正値を求める場合には、3次色補正カーブ及び2次色補正カーブのうち、M成分を含む3次色補正カーブ(Gray)、2次色補正カーブ(Red)及び2次色補正カーブ(Blue)を選択する。そして、CPU21は、選択したこれらのカーブから、M=10%を含む入力CMY値に対する補正CMY値からM成分値をそれぞれ抽出する。すなわち、CPU21は、3次色補正カーブ(Gray)からM=10%を含む入力CMY値に対する補正CMY値のうちのM値(M補正後(Gray))、2次色補正カーブ(Red)からM=10%を含む入力CMY値に対する補正CMY値のうちのM値(M補正後(Red))及び2次色補正カーブ(Blue)からM=10%を含む入力CMY値に対する補正CMY値のうちのM値(M補正後(Blue))を抽出する。そして、CPU21は、これら抽出したM値について、下記式(8)によって重み平均を行い、補正後のM値(M補正後)を求める。なお、下記式においてPCCMY、PCMY及びPCCMは、それぞれ任意の比例定数を示す。
M補正後=(PCCMY*M補正後(Gray)+PCMY*M補正後(Red)+PCCM*M補正後(Blue))/(PCCMY+PCMY+PCCM)・・・(8)
なお、本実施の形態では、PCCMYの比例定数を0.5とし、PCMY及びPCCMの比例定数をそれぞれ0.25としている。
そして、CPU21は、上述した手順にて、他のM値(0%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%)の補正値についてもそれぞれ求める。
そして、CPU21は、入力CMY値のうちのM値を入力として、上述のようにして求められた補正後のM値を出力とする、例えば、図11(B)に示すような、M色の1次色キャリブレーションカーブを作成する。
また、例えば、CPU21は、Y=10%の補正値を求める場合には、3次色補正カーブ及び2次色補正カーブのうち、Y成分を含む3次色補正カーブ(Gray)、2次色補正カーブ(Red)及び2次色補正カーブ(Green)を選択する。そして、CPU21は、選択したこれらのカーブから、Y=10%を含む入力CMY値に対する補正CMY値からY成分値をそれぞれ抽出する。すなわち、CPU21は、3次色補正カーブ(Gray)からY=10%を含む入力CMY値に対する補正CMY値のうちのY値(Y補正後(Gray))、2次色補正カーブ(Red)からY=10%を含む入力CMY値に対する補正CMY値のうちのY値(Y補正後(Red))及び2次色補正カーブ(Green)からY=10%を含む入力CMY値に対する補正CMY値のうちのY値(Y補正後(Green))を抽出する。そして、CPU21は、これら抽出したY値について、下記式(9)によって重み平均を行い、補正後のY値(Y補正後)を求める。なお、下記式においてPCCMY、PCMY及びPCCYは、それぞれ任意の比例定数を示す。
Y補正後=(PCCMY*Y補正後(Gray)+PCMY*Y補正後(Red)+PCCY*Y補正後(Green))/(PCCMY+PCMY+PCCY)・・・(9)
なお、本実施の形態では、PCCMYの比例定数を0.5とし、PCMY及びPCCYの比例定数をそれぞれ0.25としている。
そして、CPU21は、上述した手順にて、他のY値(0%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%)の補正値についてもそれぞれ求める。
そして、CPU21は、入力CMY値のうちのY値を入力として、上述のようにして求められた補正後のY値を出力とする、例えば、図11(C)に示すような、Y色の1次色キャリブレーションカーブを作成する。
次に、CPU21は、K版補正用キャリブレーションカーブ作成処理を実行し、(ステップS104)この処理を終了する。具体的には、CPU21は、K版カラーパッチを測色して得られた0%〜100%のKの明度(L値)に基づき、補正後のK値の明度の変化が、デバイスプロファイルに含まれる「CMYK−L LUT」のK=0%〜100%の明度変化と同じになるように、補間計算を行って補正後のK値を求める。なお、明度の変化でなく、反射濃度の変化を同じくするように補正後のK値を求めるようにしてもよい。そして、CPU21は、入力K値から補正後のK値を得る、K色の1次色キャリブレーションカーブを作成する。
以上のように作成された補正後のCMYKの各1次色キャリブレーションカーブは、キャリブレーションカーブ234として、記憶部23に記憶される。
以上のようにキャリブレーションカーブ234を構成しているので、例えば、CMYKの入力値から補正後のCMYK値を算出するとき、キャリブレーションカーブ234の入力点(グリッド)をそれぞれ0%〜100%の範囲で5%毎に取った場合、補正後のCMYK値は、CMYKの各色21点(すなわち、全84点)のデータを用いた補間演算により求めることができる。一方、従来のように、4次元LUTによって補正テーブルを構成した場合には、格子点の点数は、21×21×21×21=194481点となるため、この194481点のデータを用いた補間演算により補正後のCMYK値を求めなければならない。したがって、本実施の形態によれば、従来の補正テーブルの約2300分の1のデータ量から色再現性の優れた補正を実施することができるということができる。
なお、本実施の形態では、このキャリブレーションカーブの作成工程を複数回繰り返し実施することにより、プリンタ4a,4bの色再現性がデバイスプロファイルにて表される色再現性から大きく変動したような場合でも、徐々にその誤差が縮小し、より正確な補正を行うことができるようになる。本実施の形態では、キャリブレーションカーブの作成工程を3回繰り返すようにしているが、繰り返し回数は任意に設定することができる。また、プリンタの変動誤差がある程度の範囲内まで収束されたと判断された時点でキャリブレーションカーブの作成を終了するようにしてもよい。
本実施の形態では、キャリブレーションカーブの作成工程を繰り返すときにおいて、3次色補正カーブ及び2次色補正カーブを以下のようにして求めることにより、誤差の収束を図るようにしている。
例えば、上述のようにして得られた各1次色キャリブレーションカーブを使用してコントローラ5a,5bにて色変換処理が施された図6に示されるキャリブレーション用チャートをプリンタ4a,4bによって出力し、測色器1にて各カラーパッチの測色を行う。
そして、キャリブレーション装置2によって測色結果に基づいて3次色補正カーブ及び2次色補正カーブをそれぞれ作成する。ここで、2回目以降のキャリブレーションカーブの作成においては、カレントターゲットの色値が変更されるので(図8のステップS206、図9のステップS306)、基準ターゲットの色値と測色値との誤差は、1回目のキャリブレーションカーブの作成においてカレントターゲットとして設定された基準ターゲットの色値とは異なる色値に対して加算されることとなる。
例えば、図12に示すように、2回目の補正カーブの作成において、キャリブレーション用チャートを測色した結果得られたある入力CMY値に対応する測色値(測色結果RのL値)がL ,a ,b である場合、基準ターゲットTとの誤差ΔL 14,Δa 14,Δb 14は下記式(10)〜(12)によって求められる。
ΔL 14=L −L ・・・(10)
Δa 14=a −a ・・・(11)
Δb 14=b −b ・・・(12)
次に、カレントターゲットの色値を算出するが、2回目の補正カーブの作成においては、算出された誤差を、上述したようにして1回目の補正カーブの作成のときに設定されたカレントターゲットTの色値L ,a ,b に対して加算して、新たなカレントターゲットTの色値を求める。すなわち、新たなカレントターゲットTの色値L ,a ,b は下記式(13)〜(15)によって求められる。
=L +ΔL 14・・・(13)
=a +Δa 14・・・(14)
=b +Δb 14・・・(15)
そして、このようにして算出された新たなカレントターゲットTの色値に基づき、上述したようにして3次色補正カーブ及び2次色補正カーブを作成し、これらの補正カーブに基づいてCMY各色の1次色キャリブレーションカーブを作成することで、誤差の縮小されたキャリブレーションカーブを作成することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、プリンタ4a,4bは、カラー画像を形成するとともに、CMYの基本色を組み合わせて構成された2次色及び3次色の入力CMY値に対応するカラーパッチが形成されたキャリブレーション用チャートを出力する。そして、測色器1は、プリンタ4a,4bによって出力されたキャリブレーション用チャートのカラーパッチを測色して測色色空間における測色値を出力する。そして、CPU21は、プリンタ4a,4bに入力される2次色及び3次色である入力CMY値の組み合わせと測色色空間における目標色値(L値)とが対応付けられた補正用プロファイル232を設定する。そして、CPU21は、測色器1から測色値を入力する。そして、CPU21は、入力した測色値と補正用プロファイル232の目標色値との差分を算出する。そして、CPU21は、算出した差分に基づいて3次色の入力CMY値に対する3次色の補正CMY値と、2次色の入力CMY値に対する2次色の補正CMY値とを、補正用プロファイル232を用いてそれぞれ取得する。そして、CPU21は、3次色の補正CMY値及び2次色の補正CMY値からそれぞれ基本色毎に色成分を取得する。そして、CPU21は、取得した色成分を基本色毎に所定の重み平均をして1次色の出力CMY値(補正後のC値、M値、Y値)を算出する。そして、CPU21は、算出した1次色の出力CMY値に基づいて、入力CMY値に対し、基本色毎に補正して出力CMY値を得るためのキャリブレーションカーブ234を生成する。その結果、多次元LUT等による色補正を行わないので、色補正処理における処理負荷の増加が抑制されるとともに、2次色及び3次色の双方が加味された補正が可能となり、色再現性の向上が図れるようになる。
また、本発明の実施の形態によれば、CPU21は、3次色の補正CMY値から取得した色成分に対する重み平均を算出するときにおける重み付け量を、2次色の補正CMY値から取得した色成分に対する重み付け量よりも大きくしたので、より色再現性の優れた補正を実施することができる。
また、本発明の実施の形態によれば、CPU21は、算出した測色値と目標色値との差分を目標色値に加算して得た色値に対する2次色及び3次色の補正CMY値を取得する。その結果、より正確な色補正を実施することが可能となる。
なお、本発明の実施の形態における記述は、本発明に係る印刷システムの一例であり、これに限定されるものではない。印刷システムを構成する各機能部の細部構成及び細部動作に関しても適宜変更可能である。
また、本実施の形態では、キャリブレーション装置2、印刷指示端末3a,3b,3c及びコントローラ5a,5bをそれぞれ別の端末によって構成したが、1つの端末においてキャリブレーション装置、印刷指示端末及びコントローラの各機能を有するように構成することももちろん可能である。また、これらの機能をプリンタ4a,4bに備えるようにすることも可能である。
また、キャリブレーション装置2の機能の一部又は全部を他の端末に有するように構成することもできる。また、印刷指示端末3a,3b,3cの機能の一部又は全部を他の端末に有するように構成することもできる。また、コントローラ5a,5bの機能の一部又は全部を他の端末に有するように構成することもできる。
また、本発明の実施の形態では、入力値及び出力値として、最大値を100%とし、0〜100%の値で表したが、最大値を1バイトの最大値である255とし、0〜255の値で表すようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態では、電子写真方式、インクジェット方式等、様々なカラー印刷機に適用することができる。
また、本発明の実施の形態において作成されたキャリブレーションカーブを、コントローラ、プリンタ、キャリブレーション装置及び印刷指示端末の何れに保持させることも可能であるが、コントローラ又はプリンタに保持させるのがより好ましい。
また、本実施の形態では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としてハードディスクや半導体の不揮発性メモリ等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
100 印刷システム
1 測色器
2 キャリブレーション装置
21 CPU
23 記憶部
232 補正用プロファイル
234 キャリブレーションカーブ
4a,4b プリンタ
5a,5b コントローラ

Claims (6)

  1. カラー画像を形成するとともに、CMYの基本色を組み合わせて構成された2次色及び3次色の入力CMY値に対応するパッチが形成されたチャートを出力する画像形成部と、
    前記画像形成部によって出力されたチャートのパッチを測色して測色色空間における測色値を出力する測色部と、
    前記画像形成部に入力される前記2次色及び3次色である入力CMY値の組み合わせと前記測色色空間における目標色値とが対応付けられた目標プロファイルを設定し、前記測色部から測色値を入力し、該入力した測色値と前記目標プロファイルの目標色値との差分を算出し、該算出した差分に基づいて前記3次色の入力CMY値に対する3次色の補正CMY値と、前記2次色の入力CMY値に対する2次色の補正CMY値とを、前記目標プロファイルを用いてそれぞれ取得し、前記3次色の補正CMY値及び前記2次色の補正CMY値からそれぞれ基本色毎に色成分を取得し、該取得した色成分を基本色毎に所定の重み平均をして1次色の出力CMY値を算出し、該算出した1次色の出力CMY値に基づいて、入力CMY値に対し、基本色毎に補正して出力CMY値を得るための1次色補正テーブルを生成する制御部と、
    を備え、
    前記画像形成部は、前記制御部によって生成された前記1次色補正テーブルを使用して入力CMY値に対して補正を行って得られた出力CMY値に基づいてカラー画像を形成し、
    前記制御部は、算出した前記測色値と前記目標色値との差分を前記目標色値に加算して得た色値に対する前記2次色及び3次色の補正CMY値を取得することを特徴とするキャリブレーションシステム。
  2. 前記制御部は、前記3次色の補正CMY値から取得した色成分に対する前記重み平均を算出するときにおける重み付け量を、前記2次色の補正CMY値から取得した色成分に対する重み付け量よりも大きくしたことを特徴とする請求項1に記載のキャリブレーションシステム。
  3. カラー画像を形成する画像形成装置のキャリブレーションを行うキャリブレーション方法であって、
    前記画像形成装置からCMYの基本色を組み合わせて構成された2次色及び3次色の入力CMY値に対応するパッチが形成されたチャートを出力し、該出力されたチャート上のパッチを測色して測色色空間における測色値を得る測色値取得ステップと、
    前記画像形成装置に入力される前記2次色及び3次色である入力CMY値の組み合わせと前記測色色空間における目標色値とが対応付けられた目標プロファイルを設定する目標プロファイル設定ステップと、
    前記測色値取得ステップにおいて得られた測色値と、前記目標プロファイルの目標色値との差分を算出し、該算出した差分に基づいて前記3次色の入力CMY値に対する3次色の補正CMY値と、前記2次色の入力CMY値に対する2次色の補正CMY値とを、前記目標プロファイルを用いてそれぞれ取得する補正CMY値取得ステップと、
    前記3次色の補正CMY値及び前記2次色の補正CMY値からそれぞれ基本色毎に色成分を取得し、該取得した色成分を基本色毎に所定の重み平均をして1次色の出力CMY値を算出する1次色算出ステップと、
    前記1次色算出ステップにおいて取得された1次色の出力CMY値に基づいて、入力CMY値に対し、基本色毎に補正して出力CMY値を得るための1次色補正テーブルを生成する1次色補正テーブル生成ステップと、
    前記1次色補正テーブルを使用して入力CMY値に対して補正を行って得られた出力CMY値に基づいて前記画像形成装置にてカラー画像を形成する補正ステップと、
    を含み、
    前記補正CMY値取得ステップにおいて、算出した前記測色値と前記目標色値との差分を前記目標色値に加算して得た色値に対する前記2次色及び3次色の補正CMY値を取得することを特徴とするキャリブレーション方法。
  4. 前記1次色算出ステップにおいて、前記3次色の補正CMY値から取得した色成分に対する前記重み平均を算出するときにおける重み付け量を、前記2次色の補正CMY値から取得した色成分に対する重み付け量よりも大きくしたことを特徴とする請求項に記載のキャリブレーション方法。
  5. 前記1次色補正テーブル生成ステップを実行した後、前記測色値取得ステップにおいて、前記1次色補正テーブルを使用して入力CMY値が補正されたパッチをチャートに形成して出力して該パッチの測色値を取得し、該取得した測色値に基づいて前記補正CMY値取得ステップ、前記1次色算出ステップ及び前記1次色補正テーブル生成ステップを再度実行することを特徴とする請求項3又は4に記載のキャリブレーション方法。
  6. コンピュータに、
    カラー画像を形成するとともに、CMYの基本色を組み合わせて構成された2次色及び3次色の入力CMY値に対応するパッチが形成されたチャートを出力する画像形成手段、
    前記画像形成手段によって出力されたチャートのパッチを測色して測色色空間における測色値を取得する測色手段、
    前記画像形成手段に入力される前記2次色及び3次色である入力CMY値の組み合わせと前記測色色空間における目標色値とが対応付けられた目標プロファイルを設定し、前記測色手段によって取得された測色値を入力し、該入力した測色値と前記目標プロファイルの目標色値との差分を算出し、該算出した差分に基づいて前記3次色の入力CMY値に対する3次色の補正CMY値と、前記2次色の入力CMY値に対する2次色の補正CMY値とを、前記目標プロファイルを用いてそれぞれ取得し、該取得した色成分を基本色毎に所定の重み平均をして1次色の出力CMY値を算出し、該算出した1次色の出力CMY値に基づいて、入力CMY値に対し、基本色毎に補正して出力CMY値を得るための1次色補正テーブルを生成する制御手段、
    として機能させ、
    前記画像形成手段は、前記制御手段によって生成された前記1次色補正テーブルを使用して入力CMY値に対して補正を行って得られた出力CMY値に基づいてカラー画像を形成し、
    前記制御手段は、算出した前記測色値と前記目標色値との差分を前記目標色値に加算して得た色値に対する前記2次色及び3次色の補正CMY値を取得するプログラム。
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