JP2003030671A - 色空間値対応関係調整装置、色空間値対応関係調整方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
色空間値対応関係調整装置、色空間値対応関係調整方法、プログラムおよび記録媒体Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 色空間値対応関係の調整を視覚的に行い、調
整を簡略化する。 【解決手段】 色空間値対応関係調整装置は、調整対象
となる色変換テーブルの色域、および目標となる色域を
ディスプレイに表示する。ユーザは、表示画面におい
て、調整対象となる色変換テーブルを目標に合わせて調
整することができる。具体的には、調整対象となる点
（Ｌ＊ａ＊ｂ＊値に対応）を、マウスでドラッグ＆ドロ
ップして目標となる点の位置まで移動させることができ
る。色空間値対応関係調整装置は、移動後の位置のＬ＊
ａ＊ｂ＊値に対応するＣＭＹＫ値を計算し、移動前の位
置のＬ＊ａ＊ｂ＊値およびそれに対応するＣＭＹＫ値
を、移動後の位置のＬ＊ａ＊ｂ＊値およびそれに対応す
るＣＭＹＫ値に変更して保持する。また、ある点Ａが移
動されると、それ以外の点Ｂについても、その移動され
た点Ａとの近さに応じて自動的に移動される。
整を簡略化する。 【解決手段】 色空間値対応関係調整装置は、調整対象
となる色変換テーブルの色域、および目標となる色域を
ディスプレイに表示する。ユーザは、表示画面におい
て、調整対象となる色変換テーブルを目標に合わせて調
整することができる。具体的には、調整対象となる点
（Ｌ＊ａ＊ｂ＊値に対応）を、マウスでドラッグ＆ドロ
ップして目標となる点の位置まで移動させることができ
る。色空間値対応関係調整装置は、移動後の位置のＬ＊
ａ＊ｂ＊値に対応するＣＭＹＫ値を計算し、移動前の位
置のＬ＊ａ＊ｂ＊値およびそれに対応するＣＭＹＫ値
を、移動後の位置のＬ＊ａ＊ｂ＊値およびそれに対応す
るＣＭＹＫ値に変更して保持する。また、ある点Ａが移
動されると、それ以外の点Ｂについても、その移動され
た点Ａとの近さに応じて自動的に移動される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、色空間値対応関係
調整装置、色空間値対応関係調整方法、プログラムおよ
び記録媒体に関する。
調整装置、色空間値対応関係調整方法、プログラムおよ
び記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ある色空間（例えば、Ｃ（シア
ン）Ｍ（マゼンダ）Ｙ（イエロー）Ｋ（ブラック）色空
間）の値と、別の色空間（例えば、Ｌ＊ａ＊ｂ＊色空
間）の値との間の変換には、色変換テーブルが用いられ
ていた。この色変換テーブルの補正および調整は数値の
変更にて行っていた。
ン）Ｍ（マゼンダ）Ｙ（イエロー）Ｋ（ブラック）色空
間）の値と、別の色空間（例えば、Ｌ＊ａ＊ｂ＊色空
間）の値との間の変換には、色変換テーブルが用いられ
ていた。この色変換テーブルの補正および調整は数値の
変更にて行っていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この作業は、
テーブル内の数値を引き出して数値そのものの修正に特
化する作業であり、補正点を導き出す過程が困難であっ
て、専門的知識が要求されていた。したがって、基本的
には、テーブルの内部構造を理解する熟練した技術者の
みが行うことのできる作業であった。
テーブル内の数値を引き出して数値そのものの修正に特
化する作業であり、補正点を導き出す過程が困難であっ
て、専門的知識が要求されていた。したがって、基本的
には、テーブルの内部構造を理解する熟練した技術者の
みが行うことのできる作業であった。
【０００４】また、補間、調整を行う際にピンポイント
の修正はさほど困難ではないが、補正点周辺の影響など
を考慮した最終成果物を得るには膨大な時間と労力がか
かっていた。
の修正はさほど困難ではないが、補正点周辺の影響など
を考慮した最終成果物を得るには膨大な時間と労力がか
かっていた。
【０００５】そこで、本発明の目的は、色空間値対応関
係（例えば、色変換テーブル）の調整を視覚的に行い、
調整を簡略化することである。
係（例えば、色変換テーブル）の調整を視覚的に行い、
調整を簡略化することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る色空間値対応関係調整装置は、第１の
色空間の値を、第２の色空間の値と対応づけて記憶する
記憶手段と、前記記憶手段に記憶された第１の色空間の
値に対応する点を表示する表示手段と、前記表示手段に
表示された点を移動させることにより、前記記憶手段に
記憶された第１の色空間の値の変更を指示する指示手段
と、前記指示手段により指示された変更後の第１の色空
間の値に対応する第２の色空間の値を、前記記憶手段に
記憶された対応関係に基づいて計算する第２色空間値計
算手段とを備え、前記記憶手段は、前記指示手段により
変更を指示された第１の色空間の値、および対応する第
２の色空間の値を、前記指示手段により指示された変更
後の第１の色空間の値、および前記第２色空間値計算手
段により計算された対応する第２の色空間の値に変更し
て記憶する。
に、本発明に係る色空間値対応関係調整装置は、第１の
色空間の値を、第２の色空間の値と対応づけて記憶する
記憶手段と、前記記憶手段に記憶された第１の色空間の
値に対応する点を表示する表示手段と、前記表示手段に
表示された点を移動させることにより、前記記憶手段に
記憶された第１の色空間の値の変更を指示する指示手段
と、前記指示手段により指示された変更後の第１の色空
間の値に対応する第２の色空間の値を、前記記憶手段に
記憶された対応関係に基づいて計算する第２色空間値計
算手段とを備え、前記記憶手段は、前記指示手段により
変更を指示された第１の色空間の値、および対応する第
２の色空間の値を、前記指示手段により指示された変更
後の第１の色空間の値、および前記第２色空間値計算手
段により計算された対応する第２の色空間の値に変更し
て記憶する。
【０００７】ここで、前記色空間値対応関係調整装置
は、前記記憶手段に記憶された第１の色空間の値のう
ち、前記指示手段により変更を指示された値以外の値に
ついて、前記指示手段により変更を指示された値との近
さに応じて新たな値を計算する第１色空間値計算手段を
さらに備え、前記第２色空間値計算手段は、前記第１色
空間値計算手段により計算された新たな第１の色空間の
値に対応する第２の色空間の値を、前記記憶手段に記憶
された対応関係に基づいて計算し、前記記憶手段は、前
記記憶手段に記憶された第１の色空間の値のうち、前記
指示手段により変更を指示された値以外の値、および対
応する第２の色空間の値を、前記第１色空間値計算手段
により計算された新たな第１の色空間の値、および前記
第２色空間値計算手段により計算された対応する第２の
色空間の値に変更して記憶するものとすることができ
る。
は、前記記憶手段に記憶された第１の色空間の値のう
ち、前記指示手段により変更を指示された値以外の値に
ついて、前記指示手段により変更を指示された値との近
さに応じて新たな値を計算する第１色空間値計算手段を
さらに備え、前記第２色空間値計算手段は、前記第１色
空間値計算手段により計算された新たな第１の色空間の
値に対応する第２の色空間の値を、前記記憶手段に記憶
された対応関係に基づいて計算し、前記記憶手段は、前
記記憶手段に記憶された第１の色空間の値のうち、前記
指示手段により変更を指示された値以外の値、および対
応する第２の色空間の値を、前記第１色空間値計算手段
により計算された新たな第１の色空間の値、および前記
第２色空間値計算手段により計算された対応する第２の
色空間の値に変更して記憶するものとすることができ
る。
【０００８】ここで、前記記憶手段は、第１の色空間の
値についての複数のセットを記憶し、当該複数のセット
のうち少なくとも１つのセットについては、第１の色空
間の値を、第２の色空間の値と対応づけて記憶し、前記
表示手段は、前記記憶手段に記憶された複数のセットの
第１の色空間の値に対応する点を表示するものとするこ
とができる。
値についての複数のセットを記憶し、当該複数のセット
のうち少なくとも１つのセットについては、第１の色空
間の値を、第２の色空間の値と対応づけて記憶し、前記
表示手段は、前記記憶手段に記憶された複数のセットの
第１の色空間の値に対応する点を表示するものとするこ
とができる。
【０００９】本発明に係る色空間値対応関係調整方法
は、第１の色空間の値を、第２の色空間の値と対応づけ
て記憶する記憶手段を備えた色空間値対応関係調整装置
における色空間値対応関係調整方法であって、前記記憶
手段に記憶された第１の色空間の値に対応する点を表示
する表示ステップと、前記表示ステップで表示された点
を移動させることにより、前記記憶手段に記憶された第
１の色空間の値の変更を指示する指示ステップと、前記
指示ステップで指示された変更後の第１の色空間の値に
対応する第２の色空間の値を、前記記憶手段に記憶され
た対応関係に基づいて計算する第２色空間値計算ステッ
プと前記記憶手段において、前記指示ステップで変更を
指示された第１の色空間の値、および対応する第２の色
空間の値を、前記指示ステップで指示された変更後の第
１の色空間の値、および前記第２色空間値計算ステップ
で計算された対応する第２の色空間の値に変更して記憶
する記憶ステップとを備える。
は、第１の色空間の値を、第２の色空間の値と対応づけ
て記憶する記憶手段を備えた色空間値対応関係調整装置
における色空間値対応関係調整方法であって、前記記憶
手段に記憶された第１の色空間の値に対応する点を表示
する表示ステップと、前記表示ステップで表示された点
を移動させることにより、前記記憶手段に記憶された第
１の色空間の値の変更を指示する指示ステップと、前記
指示ステップで指示された変更後の第１の色空間の値に
対応する第２の色空間の値を、前記記憶手段に記憶され
た対応関係に基づいて計算する第２色空間値計算ステッ
プと前記記憶手段において、前記指示ステップで変更を
指示された第１の色空間の値、および対応する第２の色
空間の値を、前記指示ステップで指示された変更後の第
１の色空間の値、および前記第２色空間値計算ステップ
で計算された対応する第２の色空間の値に変更して記憶
する記憶ステップとを備える。
【００１０】本発明に係るプログラムは、前記色空間値
対応関係調整方法をコンピュータに実行させるためのプ
ログラムである。
対応関係調整方法をコンピュータに実行させるためのプ
ログラムである。
【００１１】本発明に係る記録媒体は、前記色空間値対
応関係調整方法をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
である。
応関係調整方法をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
である。
【００１２】以上の構成によれば、色空間値対応関係の
調整を視覚的に行い、調整を簡略化することができる。
調整を視覚的に行い、調整を簡略化することができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳しく説明する。
実施の形態について詳しく説明する。
【００１４】図１は、本発明の実施形態における色空間
値対応関係調整装置の構成例を示すブロック図である。
図１の色空間値対応関係調整装置１００は、ＣＰＵ１２
１、メモリ１２２、入力手段１２３およびディスプレイ
（モニタ）１２４を備え、例えば、パーソナルコンピュ
ータの形態をとることができる。ＣＰＵ１２１は、マイ
クロプロセッサの形態をとることができ、各種の制御を
行う。入力手段１２３は、例えばキーボードおよびマウ
スである。ディスプレイ１２４は画像等を表示するため
の装置である。
値対応関係調整装置の構成例を示すブロック図である。
図１の色空間値対応関係調整装置１００は、ＣＰＵ１２
１、メモリ１２２、入力手段１２３およびディスプレイ
（モニタ）１２４を備え、例えば、パーソナルコンピュ
ータの形態をとることができる。ＣＰＵ１２１は、マイ
クロプロセッサの形態をとることができ、各種の制御を
行う。入力手段１２３は、例えばキーボードおよびマウ
スである。ディスプレイ１２４は画像等を表示するため
の装置である。
【００１５】メモリ１２２には、色空間値対応関係調整
のための処理を行う色空間値対応関係調整用プログラ
ム、各種データ（色変換テーブルなど）等が格納され
る。色空間値対応関係調整用プログラム、各種データ等
は、あらかじめメモリ１２２、ハードディスク等に記憶
されているものとしてもよいし、フロッピー(登録商標)
ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ等に記憶され、実行前にメモリ
１２２、ハードディスク等に読み込まれるものとしても
よい。
のための処理を行う色空間値対応関係調整用プログラ
ム、各種データ（色変換テーブルなど）等が格納され
る。色空間値対応関係調整用プログラム、各種データ等
は、あらかじめメモリ１２２、ハードディスク等に記憶
されているものとしてもよいし、フロッピー(登録商標)
ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ等に記憶され、実行前にメモリ
１２２、ハードディスク等に読み込まれるものとしても
よい。
【００１６】図２は、本実施形態における色空間値対応
関係調整処理の例を示すフローチャートである。色空間
値対応関係調整装置１００は、例えば、調整対象となる
色変換テーブルの色域、および目標となる色域をディス
プレイ１２４に表示する（ステップＳ１１０、Ｓ１２
０）。
関係調整処理の例を示すフローチャートである。色空間
値対応関係調整装置１００は、例えば、調整対象となる
色変換テーブルの色域、および目標となる色域をディス
プレイ１２４に表示する（ステップＳ１１０、Ｓ１２
０）。
【００１７】図３は、調整対象となる色変換テーブルの
色域を表示した例を示す図である。色空間値対応関係調
整装置１００は、調整対象となるデバイス（ここでは、
「デバイス０」とする。具体的には、プリンタ等であ
る。）におけるＣＭＹＫ値とＬ＊ａ＊ｂ＊値との対応関
係を保持（記憶）し、この対応関係に基づいて色変換テ
ーブルを形成している。ここで、ＣＭＹＫ値はデバイス
に依存する値である。すなわち、同じＣＭＹＫ値であっ
ても、そのＣＭＹＫ値を用いてデバイスで実際に得られ
る色はデバイスにより異なる。一方、Ｌ＊ａ＊ｂ＊値は
デバイスに依存しない値である。
色域を表示した例を示す図である。色空間値対応関係調
整装置１００は、調整対象となるデバイス（ここでは、
「デバイス０」とする。具体的には、プリンタ等であ
る。）におけるＣＭＹＫ値とＬ＊ａ＊ｂ＊値との対応関
係を保持（記憶）し、この対応関係に基づいて色変換テ
ーブルを形成している。ここで、ＣＭＹＫ値はデバイス
に依存する値である。すなわち、同じＣＭＹＫ値であっ
ても、そのＣＭＹＫ値を用いてデバイスで実際に得られ
る色はデバイスにより異なる。一方、Ｌ＊ａ＊ｂ＊値は
デバイスに依存しない値である。
【００１８】色空間値対応関係調整装置１００が保持し
ているＬ＊ａ＊ｂ＊値は、領域１１においてａ＊ｂ＊平
面上に点（“○”）として示され、領域１２においてＬ
＊ａ＊平面上に点として示され、領域１３においてＬ＊
ｂ＊平面上に点として示される。領域１１、１２または
１３において一点を選択すると、そのＬ＊ａ＊ｂ＊値、
および対応するＣＭＹＫ値が領域１４に示される。図３
においては、ＣＭＹＫ値は「デバイス０」の行に示され
ている。
ているＬ＊ａ＊ｂ＊値は、領域１１においてａ＊ｂ＊平
面上に点（“○”）として示され、領域１２においてＬ
＊ａ＊平面上に点として示され、領域１３においてＬ＊
ｂ＊平面上に点として示される。領域１１、１２または
１３において一点を選択すると、そのＬ＊ａ＊ｂ＊値、
および対応するＣＭＹＫ値が領域１４に示される。図３
においては、ＣＭＹＫ値は「デバイス０」の行に示され
ている。
【００１９】図４は、目標となる色域を表示した例を示
す図である。本実施形態においては、色空間値対応関係
調整装置１００は、目標となるデバイス（ここでは、
「デバイス１」とする。具体的には、例えば、調整対象
となるプリンタよりも高級なプリンタ（印刷機）等であ
る。）におけるＣＭＹＫ値とＬ＊ａ＊ｂ＊値との対応関
係も保持し、この対応関係に基づいて色変換テーブルを
形成している。ここで、ＣＭＹＫ値はデバイスに依存す
る値であり、Ｌ＊ａ＊ｂ＊値はデバイスに依存しない値
である。
す図である。本実施形態においては、色空間値対応関係
調整装置１００は、目標となるデバイス（ここでは、
「デバイス１」とする。具体的には、例えば、調整対象
となるプリンタよりも高級なプリンタ（印刷機）等であ
る。）におけるＣＭＹＫ値とＬ＊ａ＊ｂ＊値との対応関
係も保持し、この対応関係に基づいて色変換テーブルを
形成している。ここで、ＣＭＹＫ値はデバイスに依存す
る値であり、Ｌ＊ａ＊ｂ＊値はデバイスに依存しない値
である。
【００２０】色空間値対応関係調整装置１００が保持し
ているＬ＊ａ＊ｂ＊値は、領域２１においてａ＊ｂ＊平
面上に点（“△”）として示され、領域２２においてＬ
＊ａ＊平面上に点として示され、領域２３においてＬ＊
ｂ＊平面上に点として示される。領域２１、２２または
２３において一点を選択すると、そのＬ＊ａ＊ｂ＊値、
および対応するＣＭＹＫ値が領域２４に示される。図４
においては、ＣＭＹＫ値は「デバイス１」の行に示され
ている。
ているＬ＊ａ＊ｂ＊値は、領域２１においてａ＊ｂ＊平
面上に点（“△”）として示され、領域２２においてＬ
＊ａ＊平面上に点として示され、領域２３においてＬ＊
ｂ＊平面上に点として示される。領域２１、２２または
２３において一点を選択すると、そのＬ＊ａ＊ｂ＊値、
および対応するＣＭＹＫ値が領域２４に示される。図４
においては、ＣＭＹＫ値は「デバイス１」の行に示され
ている。
【００２１】図５は、調整対象となる色変換テーブルの
色域、および目標となる色域を同時に表示した例を示す
図である。色空間値対応関係調整装置１００が保持して
いるデバイス０に関するＬ＊ａ＊ｂ＊値、およびデバイ
ス１に関するＬ＊ａ＊ｂ＊値の双方が、領域３１におい
てａ＊ｂ＊平面上に点として示され、領域３２において
Ｌ＊ａ＊平面上に点として示され、領域３３においてＬ
＊ｂ＊平面上に点として示される。領域３１、３２また
は３３において、デバイス０に関する一点およびデバイ
ス１に関する一点を選択すると、両点のＬ＊ａ＊ｂ＊値
および対応するＣＭＹＫ値、ならびに両点の色差が領域
３４に示される。
色域、および目標となる色域を同時に表示した例を示す
図である。色空間値対応関係調整装置１００が保持して
いるデバイス０に関するＬ＊ａ＊ｂ＊値、およびデバイ
ス１に関するＬ＊ａ＊ｂ＊値の双方が、領域３１におい
てａ＊ｂ＊平面上に点として示され、領域３２において
Ｌ＊ａ＊平面上に点として示され、領域３３においてＬ
＊ｂ＊平面上に点として示される。領域３１、３２また
は３３において、デバイス０に関する一点およびデバイ
ス１に関する一点を選択すると、両点のＬ＊ａ＊ｂ＊値
および対応するＣＭＹＫ値、ならびに両点の色差が領域
３４に示される。
【００２２】図６は、調整対象となる色変換テーブルの
色域、および目標となる色域を同時に表示した別の例を
示す図である。図５の表示例では、Ｌ＊ａ＊ｂ＊値を２
次元平面上に点として示しているのに対し、図６の表示
例では、Ｌ＊ａ＊ｂ＊値を３次元空間（Ｌ＊ａ＊ｂ＊空
間）上に点として示している。
色域、および目標となる色域を同時に表示した別の例を
示す図である。図５の表示例では、Ｌ＊ａ＊ｂ＊値を２
次元平面上に点として示しているのに対し、図６の表示
例では、Ｌ＊ａ＊ｂ＊値を３次元空間（Ｌ＊ａ＊ｂ＊空
間）上に点として示している。
【００２３】色空間値対応関係調整装置１００のユーザ
は、図６の表示画面において、例えば、調整対象となる
色変換テーブルを目標に合わせて調整することができる
（図２のステップＳ１３０）。すなわち、ユーザは、図
６の表示画面において、入力手段１２３を用いて任意の
点を移動させることができる。本実施形態においては、
マウスでドラッグ＆ドロップすることにより、任意の点
を移動させたい位置まで移動させることができるように
している。すなわち、例えば、調整対象となるデバイス
０に関する点６１を、マウスでドラッグ＆ドロップして
目標となるデバイス１に関する点７１の位置まで移動さ
せることができる。
は、図６の表示画面において、例えば、調整対象となる
色変換テーブルを目標に合わせて調整することができる
（図２のステップＳ１３０）。すなわち、ユーザは、図
６の表示画面において、入力手段１２３を用いて任意の
点を移動させることができる。本実施形態においては、
マウスでドラッグ＆ドロップすることにより、任意の点
を移動させたい位置まで移動させることができるように
している。すなわち、例えば、調整対象となるデバイス
０に関する点６１を、マウスでドラッグ＆ドロップして
目標となるデバイス１に関する点７１の位置まで移動さ
せることができる。
【００２４】本実施形態においては、デバイス０に関す
る点およびデバイス１に関する点の双方を移動できるよ
うにしているが、デバイス０に関する点またはデバイス
１に関する点の一方のみを移動できるようにすることも
できる。
る点およびデバイス１に関する点の双方を移動できるよ
うにしているが、デバイス０に関する点またはデバイス
１に関する点の一方のみを移動できるようにすることも
できる。
【００２５】こうして、あるデバイス（例えばデバイス
０）に関するある点が移動されると、色空間値対応関係
調整装置１００は、移動後の位置のＬ＊ａ＊ｂ＊値に対
応するＣＭＹＫ値を、そのデバイスに関して保持してい
るＬ＊ａ＊ｂ＊値とＣＭＹＫ値との対応関係に基づいて
計算する。そして、色空間値対応関係調整装置１００
は、移動前の位置のＬ＊ａ＊ｂ＊値およびそれに対応す
るＣＭＹＫ値を、移動後の位置のＬ＊ａ＊ｂ＊値および
それに対応するＣＭＹＫ値に変更して保持する。
０）に関するある点が移動されると、色空間値対応関係
調整装置１００は、移動後の位置のＬ＊ａ＊ｂ＊値に対
応するＣＭＹＫ値を、そのデバイスに関して保持してい
るＬ＊ａ＊ｂ＊値とＣＭＹＫ値との対応関係に基づいて
計算する。そして、色空間値対応関係調整装置１００
は、移動前の位置のＬ＊ａ＊ｂ＊値およびそれに対応す
るＣＭＹＫ値を、移動後の位置のＬ＊ａ＊ｂ＊値および
それに対応するＣＭＹＫ値に変更して保持する。
【００２６】また、本実施形態においては、あるデバイ
スに関するある点Ａ（例えば点６１）が移動されると、
そのデバイスに関するそれ以外の点Ｂ（点６１以外の
“○”で示された点）についても、その移動された点Ａ
との近さに応じて自動的に移動される。すなわち、点Ｂ
は、点Ａとの距離（移動前の点Ａと点Ｂとの距離）が小
さければ動く幅が大きくなり、点Ａとの距離が大きけれ
ば動く幅が小さくなる。点Ｂの移動のさせ方について
は、例えば、点Ａとの距離に応じて、点Ａの移動ベクト
ルに１未満の値を乗算し、得られるベクトルに基づいて
移動させることが考えられる。
スに関するある点Ａ（例えば点６１）が移動されると、
そのデバイスに関するそれ以外の点Ｂ（点６１以外の
“○”で示された点）についても、その移動された点Ａ
との近さに応じて自動的に移動される。すなわち、点Ｂ
は、点Ａとの距離（移動前の点Ａと点Ｂとの距離）が小
さければ動く幅が大きくなり、点Ａとの距離が大きけれ
ば動く幅が小さくなる。点Ｂの移動のさせ方について
は、例えば、点Ａとの距離に応じて、点Ａの移動ベクト
ルに１未満の値を乗算し、得られるベクトルに基づいて
移動させることが考えられる。
【００２７】色空間値対応関係調整装置１００は、点Ｂ
の移動後の位置のＬ＊ａ＊ｂ＊値に対応するＣＭＹＫ値
を、そのデバイスに関して保持しているＬ＊ａ＊ｂ＊値
とＣＭＹＫ値との対応関係に基づいて計算する。そし
て、色空間値対応関係調整装置１００は、点Ｂの移動前
の位置のＬ＊ａ＊ｂ＊値およびそれに対応するＣＭＹＫ
値を、移動後の位置のＬ＊ａ＊ｂ＊値およびそれに対応
するＣＭＹＫ値に変更して保持する。
の移動後の位置のＬ＊ａ＊ｂ＊値に対応するＣＭＹＫ値
を、そのデバイスに関して保持しているＬ＊ａ＊ｂ＊値
とＣＭＹＫ値との対応関係に基づいて計算する。そし
て、色空間値対応関係調整装置１００は、点Ｂの移動前
の位置のＬ＊ａ＊ｂ＊値およびそれに対応するＣＭＹＫ
値を、移動後の位置のＬ＊ａ＊ｂ＊値およびそれに対応
するＣＭＹＫ値に変更して保持する。
【００２８】このようにして点の移動が行われた後、移
動後の点が画面に表示される（図２のステップＳ１４
０）。移動後の結果（各種データ）は保存される（ステ
ップＳ１５０）。ユーザがさらに調整（移動）を続ける
場合には、ステップＳ１３０に戻る（ステップＳ１６
０）。
動後の点が画面に表示される（図２のステップＳ１４
０）。移動後の結果（各種データ）は保存される（ステ
ップＳ１５０）。ユーザがさらに調整（移動）を続ける
場合には、ステップＳ１３０に戻る（ステップＳ１６
０）。
【００２９】このようにして、ユーザは、色空間値対応
関係、ひいては色変換テーブルの調整を視覚的に行い、
調整を簡略化することができる。
関係、ひいては色変換テーブルの調整を視覚的に行い、
調整を簡略化することができる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、色
空間値対応関係の調整を視覚的に行い、調整を簡略化す
ることができる。
空間値対応関係の調整を視覚的に行い、調整を簡略化す
ることができる。
【図１】本発明の実施形態における色空間値対応関係調
整装置の構成例を示すブロック図である。
整装置の構成例を示すブロック図である。
【図２】本発明の実施形態における色空間値対応関係調
整処理の例を示すフローチャートである。
整処理の例を示すフローチャートである。
【図３】調整対象となる色変換テーブルの色域を表示し
た例を示す図である。
た例を示す図である。
【図４】目標となる色域を表示した例を示す図である。
【図５】調整対象となる色変換テーブルの色域、および
目標となる色域を同時に表示した例を示す図である。
目標となる色域を同時に表示した例を示す図である。
【図６】調整対象となる色変換テーブルの色域、および
目標となる色域を同時に表示した別の例を示す図であ
る。
目標となる色域を同時に表示した別の例を示す図であ
る。
１１〜１４、２１〜２４、３１〜３４ 領域
６１、７１ 点
１００ 色空間値対応関係調整装置
１２１ ＣＰＵ
１２２ メモリ
１２３ 入力手段
１２４ ディスプレイ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 5B050 CA07 DA02 DA04 EA09 FA02
FA05
5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16
CB01 CB08 CB12 CB16 CC01
CE18 CH07 CH12
5C077 LL16 MP01 MP08 PP33 PP36
PQ23 SS06
5C079 HB03 HB08 HB11 LB02 MA04
MA17 NA17 NA27
Claims (6)
- 【請求項１】 色空間値対応関係調整装置であって、 第１の色空間の値を、第２の色空間の値と対応づけて記
憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された第１の色空間の値に対応する
点を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示された点を移動させることにより、
前記記憶手段に記憶された第１の色空間の値の変更を指
示する指示手段と、 前記指示手段により指示された変更後の第１の色空間の
値に対応する第２の色空間の値を、前記記憶手段に記憶
された対応関係に基づいて計算する第２色空間値計算手
段とを備え、前記記憶手段は、前記指示手段により変更
を指示された第１の色空間の値、および対応する第２の
色空間の値を、前記指示手段により指示された変更後の
第１の色空間の値、および前記第２色空間値計算手段に
より計算された対応する第２の色空間の値に変更して記
憶することを特徴とする色空間値対応関係調整装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の色空間値対応関係調整
装置であって、前記記憶手段に記憶された第１の色空間
の値のうち、前記指示手段により変更を指示された値以
外の値について、前記指示手段により変更を指示された
値との近さに応じて新たな値を計算する第１色空間値計
算手段をさらに備え、前記第２色空間値計算手段は、前
記第１色空間値計算手段により計算された新たな第１の
色空間の値に対応する第２の色空間の値を、前記記憶手
段に記憶された対応関係に基づいて計算し、前記記憶手
段は、前記記憶手段に記憶された第１の色空間の値のう
ち、前記指示手段により変更を指示された値以外の値、
および対応する第２の色空間の値を、前記第１色空間値
計算手段により計算された新たな第１の色空間の値、お
よび前記第２色空間値計算手段により計算された対応す
る第２の色空間の値に変更して記憶することを特徴とす
る色空間値対応関係調整装置。 - 【請求項３】 請求項１または２に記載の色空間値対応
関係調整装置であって、前記記憶手段は、第１の色空間
の値についての複数のセットを記憶し、当該複数のセッ
トのうち少なくとも１つのセットについては、第１の色
空間の値を、第２の色空間の値と対応づけて記憶し、前
記表示手段は、前記記憶手段に記憶された複数のセット
の第１の色空間の値に対応する点を表示することを特徴
とする色空間値対応関係調整装置。 - 【請求項４】 第１の色空間の値を、第２の色空間の値
と対応づけて記憶する記憶手段を備えた色空間値対応関
係調整装置における色空間値対応関係調整方法であっ
て、 前記記憶手段に記憶された第１の色空間の値に対応する
点を表示する表示ステップと、 前記表示ステップで表示された点を移動させることによ
り、前記記憶手段に記憶された第１の色空間の値の変更
を指示する指示ステップと、 前記指示ステップで指示された変更後の第１の色空間の
値に対応する第２の色空間の値を、前記記憶手段に記憶
された対応関係に基づいて計算する第２色空間値計算ス
テップと前記記憶手段において、前記指示ステップで変
更を指示された第１の色空間の値、および対応する第２
の色空間の値を、前記指示ステップで指示された変更後
の第１の色空間の値、および前記第２色空間値計算ステ
ップで計算された対応する第２の色空間の値に変更して
記憶する記憶ステップとを備えることを特徴とする色空
間値対応関係調整方法。 - 【請求項５】 請求項４に記載の色空間値対応関係調整
方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 【請求項６】 請求項４に記載の色空間値対応関係調整
方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001216916A JP2003030671A (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | 色空間値対応関係調整装置、色空間値対応関係調整方法、プログラムおよび記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001216916A JP2003030671A (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | 色空間値対応関係調整装置、色空間値対応関係調整方法、プログラムおよび記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003030671A true JP2003030671A (ja) | 2003-01-31 |
Family
ID=19051324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001216916A Pending JP2003030671A (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | 色空間値対応関係調整装置、色空間値対応関係調整方法、プログラムおよび記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003030671A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100669695B1 (ko) | 2003-11-07 | 2007-01-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 색조정방법 및 이를 이용한 디스플레이 장치 |
| JP2014068181A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Konica Minolta Inc | 色変換テーブル作成装置及びプログラム |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0696173A (ja) * | 1991-12-11 | 1994-04-08 | Xerox Corp | 図形ユーザーインターフェイス及び発色制御修正システム |
| JP2001036757A (ja) * | 1999-07-16 | 2001-02-09 | Fuji Photo Film Co Ltd | 色再現空間の圧縮・伸張方法 |
-
2001
- 2001-07-17 JP JP2001216916A patent/JP2003030671A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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| JPH0696173A (ja) * | 1991-12-11 | 1994-04-08 | Xerox Corp | 図形ユーザーインターフェイス及び発色制御修正システム |
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