JP3280160B2 - 文書処理装置および文書処理方法 - Google Patents

文書処理装置および文書処理方法

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JP3280160B2 JP15005894A JP15005894A JP3280160B2 JP 3280160 B2 JP3280160 B2 JP 3280160B2 JP 15005894 A JP15005894 A JP 15005894A JP 15005894 A JP15005894 A JP 15005894A JP 3280160 B2 JP3280160 B2 JP 3280160B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アウトラインフォント
を処理する機能を有し、ベクタ形式で格納された文字の
制御点間の処理を行う文書処理装置および文書処理方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の文字処理装置では、アウ
トラインフォントデータ中に輪郭制御点を移動する命令
列を格納しておき、アウトラインフォントデータをドッ
ト形式に変換する際に、予め文字データ中に格納してお
いた命令列を実行することにより輪郭制御点を移動し、
生成されるドット形式文字を補正するように制御してい
る。
【0003】図10はこの種の文字処理装置におけるア
ウトラインフォントデータの構成を説明する図であり、
例えばアウトラインフォントデータが文字「田」の場合
に対応する。図11は、図10に示したアウトラインフ
ォントの補正データの一例を示す図である。
【0004】図10に示す文字「田」は、p1からp2
0までの合計20点の制御点で構成されており、横スト
ロークh1,h2,h3,縦ストロークv1,v2,v
3がある。ベクトル形式データから生成されたドット形
式文字の品質を維持するには、横ストロークについては
h1,h2,h3それぞれの太さを、縦ストロークにつ
いてはv1,v2,v3それぞれの太さを等しくする必
要がある。
【0005】横ストロークを補正する従来の命令列を以
下に示す。なお、()内の番号は説明のための番号であ
る。
【0006】(1)プッシュ命令<3,2,15,1
4,11,10,16,13,12,9,19,18,
7,6,20,17,8,5,4,1>,(2)基準点
セット命令,(3)yアライン命令,(4)従属点セッ
ト命令,(5)yアライン命令,(6)yアライン命
令,(7)yアライン命令,(8)基準点セット命令,
(9)yアライン命令,(10)yアライン命令,(1
1)yアライン命令,(12)従属点セット命令,(1
3)yアライン命令,(14)yアライン命令,(1
5)yアライン命令,(16)基準点セット命令,(1
7)yアライン命令,(18)yアライン命令,(1
9)yアライン命令,(20)従属点セット命令,(2
1)yアライン命令である。以下、各命令の実行を説明
する。
【0007】命令(1)はスタックに数値データを格納
する。スタックとは先入れ後出しの性質を持ったデータ
格納領域である。ここでは、後の命令で使用される点番
号を格納している。よってこの命令が実行された後でデ
ータを取り出す場合は、1が最初に取り出され、3が最
後に取り出されることになる。
【0008】命令(2)はスタックから値を取り出し、
その点を基準点とする。ここではp1が基準点になる。
【0009】命令(3)はスタックから値を取り出し、
その点のy座標の値を基準点と等しくする。p4のy座
標の値が基準点であるp1のそれと等しくされる。
【0010】命令(4)はスタックから値を取り出し、
その点を基準点から予め計算した変位に移動する。変位
の算出法にはいくつかあるが、例えば、元データにおけ
る基準点と従属点の差を所望の大きさに拡大または縮小
した値を使う。本命令により、p5の位置がp1からの
変位で再設定される。
【0011】命令(5)〜(7)はスタックから値を取
り出し、その点のy座標の値を従属点に合わせる。p
8,p17,p20のy座標がp5のy座標に等しくさ
れる。
【0012】そして、命令(8)〜(15),命令
(1)〜(7)と同様の処理をストロークh2に対して
行い、その太さを補正する。さらに、命令(16)〜
(21),命令(1)〜(7)と同様の処理をストロー
クh3に対して行い、その太さを補正する。以上の処理
により、横ストロークh1,h2,h3の太さが補正さ
れる。
【0013】縦ストロークに対しても同様の処理を行う
ことにより、文字「田」のストロークの太さが補正さ
れ、文字としての品質が維持される。上記命令(1)〜
(21)の補正データにおいて、命令,点の指定にそれ
ぞれ1ワード必要だと仮定すると、横ストロークに関す
るものだけで、全部で41ワード必要になる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例で示したよ
うに、ストロークの補正命令を作る際に、各文字の各制
御点毎に補正のための命令を作成するため、同じような
命令列が繰り返されることがあり、補正命令を格納する
ための容量が増大するという欠点があった。
【0015】また、これはストロークの補正だけでな
く、例えば文字輪郭を構成する制御点を補間する際に
も、同様の問題が生じていた。文字輪郭に同型の部分が
あっても、その度ごとに補間点を算出しており、補間時
間の増大につながっていた。
【0016】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、アウトラインフォン
トを処理する機能を有した文書処理装置あるいは文書処
理方法において、アウトラインフォントデータ中に記憶
された基準点の個数と従属点の個数とに応じて、基準点
および従属点の位置を制御する制御手段を選択すること
により、文字データ処理時に必要な文字データの記憶領
域を減少させることができる文書処理装置および文書処
理方法を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、アウトラインフォントを処理する機能を有した文書
処理装置であって、アウトラインフォント中にグループ
化されて登録された基準点と従属点データを解析し、各
グループの基準点の個数と従属点の個数とに応じて、基
準点および従属点の位置を制御する制御手段を選択する
選択手段を有するものである。本発明に係る第2の発明
は、前記制御手段は関数である。本発明に係る第3の発
明は、前記選択手段は基準点の個数と従属点の個数とに
基づいた関数の中から最適の関数を選択するためのテー
ブルを有するものである。本発明に係る第4の発明は、
前記関数はストロークの幅を制御するためのものであ
り、前記ストロークは縦ストロークまたは横ストローク
である。
【0018】本発明に係る第5の発明は、アウトライン
フォントを処理する機能を有した文書処理装置における
文書処理方法であって、アウトラインフォント中にグル
ープ化されて登録された基準点と従属点データを解析
し、各グループの基準点の個数と従属点の個数とに応じ
て、基準点および従属点の位置を制御する制御手段を選
択する選択ステップを有するものである。
【0019】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は本発明の一実施例を示す文字処理
装置の構成を示すブロック図である。なお、文字処理装
置は、ワードプロセッサあるいは電子タイプライタであ
っても良いし、ワークステーションあるいはコンピュー
タシステムであっても良い。
【0020】図において、101は中央処理装置(CP
U)であり、文字処理装置全体の制御および演算処理な
どを行うものである。
【0021】102は読み出し専用メモリ(ROM)で
あり、システム起動プログラムおよび文字パターンデー
タ等の記憶領域である。
【0022】103はランダムアクセスメモリ(RA
M)であり、使用制限のないデータ記憶領域として、様
々な処理を実行するために各々のプログラムおよびデー
タがロードされる領域である。
【0023】104はキーボード制御部(KBC)であ
り、キーボード(KB)105よりキー入力データを受
取り、CPU101へ伝達する。106はディスプレイ
制御部(CRTC)であり、後述のディスプレイ装置1
07に表示すべきデータを出力する。
【0024】ディスプレイ装置(CRT)107は、例
えばCRTのような表示装置を具備し、CRTC106
よりデータを受取り、これを表示する。109はフロッ
ピーディスク装置(FD)あるいはハードディスク装置
(HD)等の外部記憶装置(ディスク)であり、プログ
ラムおよびデータを記憶させておき、実行時必要に応じ
て参照またはRAM103へロードする。
【0025】108はディスク制御部(DKC)であ
り、FDおよびHD等のディスク109との間でのデー
タ伝送等の制御を行う。
【0026】110はプリンタ制御部(PRTC)であ
り、プリンタ装置(PRT)111を制御する。プリン
タ装置(PRT)111は、PRTC110からのデー
タを受取り、記録媒体への印刷を実行する。112はシ
ステムバスであり、上述の構成要素間のデータの通路と
なるべきものである。
【0027】この様に構成された文字処理装置におい
て、データ解析手段(CPU101)により解析された
解析結果に基づいて各グループに対応するフォントデー
タを補正するための補正命令列を発生する命令生成手段
(CPU101)により生成された補正命令列に基づい
て補正手段が後述するフローチャートに基づいて各アウ
トラインフォントの縦ストロークまたは横ストロークに
異なる補正処理を行い、アウトラインフォントデータの
補正情報量を削減しつつ、最適な異なる補正処理を記憶
されたアウトラインフォントデータに行うものである。
【0028】以上の構成からなる本実施例の動作を図2
のフローチャートを用いて説明する。
【0029】本発明で用いる文字処理装置では、輪郭制
御点を移動する命令列を文字データ中に格納しておき、
ベクタ形式データをドット形式に変換する際に、予め文
字データ中に格納しておいた命令列を実行して輪郭制御
点を移動し、生成されるドット形式文字を補正する。
【0030】図2は本発明に係る文字処理装置における
文字データ処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(9)は各ステップを示す。特に、
本実施例では、元となる文字データの補正データの1グ
ループを、命令形式の補正データに変換する際のもので
ある。
【0031】なお、この処理を行う前に、特定の個数の
基準点と従属点が与えられた場合に、処理を行う関数群
と、基準点と従属点の個数から関数を選択するための図
3に示すようなテーブルを作成しておく(図3参照)。
【0032】図3は本発明に係る文字処理装置における
文字データ処理テーブルの一例を示す図である。
【0033】ここでは、関数を25個用意し、基準点,
従属点ともに1個以上5個以下であれば、予め用意した
関数で処理を行うようにしている。例えば、基準点,従
属点の個数がそれぞれ2,4の場合は関数9になる。関
数9は基準点,従属点をそれぞれ2,4個処理するもの
である。他の場合の関数も適切に用意する。
【0034】先ず、ステップ(1)において、元となる
データから当該文字の補正データを取り込む。文字
「田」では、図11のようになっている。
【0035】ステップ(2)において、補正データか
ら、グループ1の基準点の個数「2」を得る。
【0036】次いで、ステップ(3)において、補正デ
ータから、グループ1の従属点の個数「4」を得る。ス
テップ(4)において、図3に示したテーブルを参照し
て、基準点と従属点の個数から、呼び出すべき関数番号
「9」を得る。なお、関数9の処理については後述す
る。
【0037】次のステップ(5)以降は、変換されたデ
ータをメモリまたはファイルに出力する過程である。
【0038】ステップ(5)において、プッシュ命令を
出力する。ステップ(6)において、補正データからグ
ループ1の基準点番号1,4を出力する。ステップ
(7)において、補正データからグループ1の従属点番
号5,8,17,20を出力する。
【0039】次いで、ステップ(8)において、ステッ
プ(4)で求めた関数番号9を出力する。ステップ
(9)において、関数呼出し命令を出力する。
【0040】次に、関数9の動作を図4のフローチャー
トを用いて説明する。関数9が呼び出される時は、スタ
ックには上から順に、基準点2個、従属点4個が格納さ
れている。
【0041】図4は本発明に係る文字処理装置における
関数処理手順の一例を示すフローチャートである。な
お、(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0042】先ず、ステップ(1)において、基準点セ
ット命令を実行する。基準点セット命令はスタックから
点番号を取り出し、その点を基準点とする。
【0043】ステップ(2)において、yアライン命令
を実行する。yアライン命令はスタックから値を取り出
し、その点番号の点のy座標を基準点または従属点のy
座標と同じにする。基準点と従属点のどちらに等しくす
るかは文脈から判断する。
【0044】ここでは直前に基準点セット命令が実行さ
れているので、当該制御点のy座標を基準点のそれに等
しくする。
【0045】ステップ(3)において、従属点セット命
令を実行する。従属点セット命令はスタックから値を取
り出し、その点を基準点から予め計算した変位に移動す
る。変位の算出法にはいくつかあるが、例えば元データ
における基準点と従属点の差を所望の大きさに拡大また
は縮小した値を使う。該命令により、従属点の位置が基
準点からの変位で再設定される。
【0046】ステップ(4)において、yアライン命令
を実行する。スタックから点番号を取り出し、その点の
y座標を従属点のそれと等しくする。ステップ(5)に
おいて、yアライン命令を実行する。スタックから点番
号を取り出し、その点のy座標を従属点のそれと等しく
する。ステップ(6)において、yアライン命令を実行
する。スタックから点番号を取り出し、その点のy座標
を従属点のそれと等しくする。
【0047】図3の補正データのグループ1,2,3に
対して、図2のフローチャートの処理を行なうと次の命
令列が作成される。
【0048】プッシュ<20,17,8,5,4,1,
9>,関数呼び出し,プッシュ<16,13,12,
9,19,18,7,6,19>,関数呼び出し,プッ
シュ<3,2,15,14,11,10,17>関数呼
び出しとなり、プッシュをひとつにまとめると次の28
ワードになり、従来技術の41ワードに比べ、補正デー
タの容量が少なくなる。
【0049】プッシュ<3,2,15,14,11,1
0,17>,<16,13,12,9,19,18,
7,6,19>,<20,17,8,5,4,1,9
>,関数呼び出し,関数呼び出し,関数呼び出しとな
る。
【0050】以上説明したように、本実施例の文字処理
装置は、ストロークの幅を決定する基準点および従属点
の位置を制御する複数の手段と、基準点および従属点の
個数に応じて適当な制御手段を選択する手段を備えるこ
とにより、文字データの記憶領域を減少させるという効
果を持つ。
【0051】なお、上記第1実施例では、ストロークの
幅を制御するために、基準点と従属点の個数によって処
理を行う関数を選択したが、本発明はこのような形態に
限定されるものではなく、例えばベクタ形式で格納され
た文字の制御点間を補間する際に、各輪郭を構成する制
御点の構成に応じて関数を選択し、処理を行わせること
も可能である。
【0052】また、上記第1実施例と同様な構成からな
る第2実施例の文字データ処理動作を図5に示すフロー
チャートを参照しながら説明する。 〔第2実施例〕通常、図6のように、文字輪郭を構成す
る制御点には端点と中間点があり、直線部分は2つの端
点で構成されている。
【0053】また、曲線部分は2つの端点とその間のい
くつかの中間点で構成され、それらの点はBスプライン
やベジェといった曲線方程式で補間される。
【0054】以降、直線部または曲線部を構成する2つ
の端点と0個以上の中間点から構成される部分をセグメ
ントと呼ぶ。
【0055】例えば図6に示す例では、p1,p2は直
線セグメントを構成しており、p2,p3,p4,p
5,p6は曲線セグメントを構成している。
【0056】図5は本発明に係る文字処理装置における
セグメント補間処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(6)は各ステップを示すステッ
プ(1)では、当該セグメントが直線かどうか判別し、
直線であればステップ(2)に、そうでなければステッ
プ(3)に進む。
【0057】ステップ(2)では、通常の方法で直線セ
グメントを補間する。直線部の補間法としては、そのセ
グメントをy=mx+nなどの1次方程式として考え、
xを少しずつ変化させ、yを求め、補間する方式があ
る。もっと高速な方法としては「ブレゼンハムの方式」
と呼ばれる有名なものもある。
【0058】ステップ(3)では当該セグメントを処理
する関数が登録されているかどうか判別し、あればステ
ップ(5)に進み、なければステップ(4)に進む。こ
の判別法としては、当該点に属性を付加しておいたり、
セグメントを構成する点列の特徴から判別したりする方
法が考えられる。ステップ(4)では、汎用的な曲線補
間処理を行う。
【0059】ステップ(5)では、当該セグメントの種
別によりそれを処理する関数を選択する。ここで選択す
る関数はセグメントの種別により特化しているため、ス
テップ(4)の汎用的な処理を行うものより高速にする
ことが可能になる。これについては後述する。
【0060】ステップ(6)ではステップ(5)で選択
した関数呼び出し、当該セグメントを補間する。
【0061】図7は本発明に係る文字処理装置における
セグメント処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(3)は各ステップを示す。本実施
例では、図8に示すような種別のセグメントを処理する
ために特化した補間関数である。この曲線セグメントは
3次ベジエで定義されているとする。
【0062】ステップ(1)では、元の点列p1〜p4
を得る。ステップ(2)では、図9に示すような、より
本来の曲線に近く、より間隔の狭い点列に変換する。こ
こで元の点列をp1,p2,p3,p4とすると変換後
の点列q1〜q5は次のように設定する。これはp1〜
p4で定義されたひとつのベジェ曲線を4つに分割した
ときの端点の方程式をあらかじめ計算しておいたもので
ある。
【0063】
【数1】q1=p1 q2=(27・p1+27・p2+9・p3+p4)/
64 q3=(p1+3・p2+3・p3+p4)/8 q4=(p1+9・p2+27・p3+27・p4)/
64 q5=p4 ステップ(3)では、変換後の点列q1〜q5につい
て、隣接した2点間を直線で補間する。
【0064】以上の処理を行えば、図8に示すようなゼ
グメントを、汎用的な処理を行う場合よりも高速に補間
することが可能になる。
【0065】上記実施例によれば、アウトラインフォン
トを処理する複数の処理手段と、アウトラインフォント
を構成する制御点の属性や特徴に応じて適当な処理手段
を選択する選択手段を備えるているので、文字データ記
憶領域の容量を減少させたり、アウトラインフォントデ
ータをドット形式に変換するのに要する時間を減少させ
たりするものである。
【0066】また、アウトラインフォントデータを処理
する複数の処理手段と、アウトライン形式からドット形
式に変換する際に、ストローク幅を決定する基準点及び
従属点の位置を制御する複数の手段と、基準点及び従属
点の個数に応じて適当な制御手段を選択手段を設けてい
るので、記憶されたあるいは入力されるアウトラインフ
ォントで他に基づいて文字処理を行うので、従来必要と
されていた補正命令データの記憶容量を格段に格段に削
減しつつ、アウトラインフォントデータに最適な補正処
理を行うことができる。
【0067】さらに、アウトラインフォントデータを処
理する複数の処理手段と、アウトライン形式からドット
形式に変換する際に、アウトラインフォントデータの制
御点を補間する複数の手段と、制御点に応じて適当な補
間手段を選択手段を設けているので、従来必要とされて
いた補正命令データの記憶容量を格段に格段に削減しつ
つ、アウトラインフォントデータの制御点を補間する最
適な補間処理を行うことができる。
【0068】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成させる場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る文書
処理装置によれば、アウトラインフォントデータ中にグ
ループ化されて登録された基準点の個数と従属点の個数
とに応じて、基準点および従属点の位置を制御する制御
手段を選択することにより、文字データ処理時に必要な
文字データの記憶領域を減少させることができるという
効果を奏する。
【0070】以上説明したように、本発明に係る文書処
理方法によれば、アウトラインフォントを処理する文書
処理方法であって、アウトラインフォントデータ中にグ
ループ化されて登録された基準点の個数と従属点の個数
とに応じて、基準点および従属点の位置を制御する制御
手段を選択する選択ステップを有するので、文字データ
処理時に必要な文字データの記憶領域を減少させること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す文字処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明に係る文字処理装置における文字データ
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る文字処理装置における文字データ
処理テーブルの一例を示す図である。
【図4】本発明に係る文字処理装置における関数処理手
順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る文字処理装置におけるセグメント
補間処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る文字処理装置におけるアウトライ
ンフォントの端点と中間点との関係を説明する図であ
る。
【図7】本発明に係る文字処理装置におけるセグメント
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る文字処理装置におけるアウトライ
ンフォントの端点と中間点との関係を説明する図であ
る。
【図9】本発明に係る文字処理装置におけるアウトライ
ンフォントの端点の補間処理を説明する図である。
【図10】この種の文字処理装置におけるアウトライン
フォントデータの構成を説明する図である。
【図11】図10に示したアウトラインフォントの補正
データの一例を示す図である。
【符号の説明】
101 CPU 102 ROM 103 RAM 105 キーボード 107 CRT 111 プリンタ 112 システムバス

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウトラインフォントを処理する機能を
    有した文書処理装置であって、 アウトラインフォント中にグループ化されて登録された
    基準点と従属点データを解析し、各グループの基準点の
    個数と従属点の個数とに応じて、基準点および従属点の
    位置を制御する制御手段を選択する選択手段を有するこ
    とを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は関数であることを特徴と
    する請求項1に記載の文書処理装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は基準点の個数と従属点の
    個数とに基づいた関数の中から最適の関数を選択するた
    めのテーブルを有することを特徴とする請求項2に記載
    の文書処理装置。
  4. 【請求項4】 前記関数はストロークの幅を制御するた
    めのものであり、前記ストロークは縦ストロークまたは
    横ストロークであることを特徴とする請求項2又は請求
    項3に記載の文書処理装置。
  5. 【請求項5】 アウトラインフォントを処理する機能を
    有した文書処理装置における文書処理方法であって、 アウトラインフォント中にグループ化されて登録された
    基準点と従属点データを解析し、各グループの基準点の
    個数と従属点の個数とに応じて、基準点および従属点の
    位置を制御する制御手段を選択する選択ステップを有す
    ることを特徴とする文書処理方法。
JP15005894A 1994-06-30 1994-06-30 文書処理装置および文書処理方法 Expired - Lifetime JP3280160B2 (ja)

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