JP2828591B2 - 組版処理装置 - Google Patents

組版処理装置

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JP2828591B2
JP2828591B2 JP6055217A JP5521794A JP2828591B2 JP 2828591 B2 JP2828591 B2 JP 2828591B2 JP 6055217 A JP6055217 A JP 6055217A JP 5521794 A JP5521794 A JP 5521794A JP 2828591 B2 JP2828591 B2 JP 2828591B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デスク・トップ・パブ
リッシング(DTP)等で構成される組版処理装置に係
り、特に、テキストデータを構成する各文字の字詰め処
理を含む組版処理を行なう組版処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の組版処理装置は、与えられたテ
キストデータに対して指定された組版指示に従って、各
文字の配置位置等を決め、配置する文字に応じたフォン
トデータを予め登録されているフォントから読み出し、
表示、印刷、フィルム焼き付け等の出力を行なう。
【0003】なお、フォントとは、同一書体を基にして
作られた、一連の文字(かな、漢字等の文字種以外の英
数字・記号等を含む、以下、「文字」というときには、
特に断らない限り同じ意味に使用する)のセットをい
う。また、書体とは、一連の文字の1セットに対し、印
刷や表示のために、美観等のコンセプトに基づいて統一
的に施された意匠デザインをいい、例えば、明朝体やイ
タリック体、ゴチック体等が知られている。すなわち、
同一の書体に対しても複数種類のフォントが存在し、こ
れらフォントは、フォントメーカーによって作成され、
ユーザーに供給されている。
【0004】ここで、フォントを構成する1文字のフォ
ントデータの構成を図22に示す模式図を参照して定義
する。図22では、文字の「し」の構成要素を示してい
る。文字の字体形状は、文字の寸法を示す矩形状の枠で
ある”仮想ボディ”IBに収められ、この仮想ボディI
Bの横方向の長さXを”文字幅”とし、縦方向の長さY
を”文字高さ”とする。一般的には、文字幅Xと文字高
さYとは同じ値、すなわち、仮想ボディIBは正方形に
構成されている。
【0005】仮想ボディIBの内側には、適宜の間隔を
おいて文字の字体形状を示す”字面”Fが配置され、こ
の字面Fは、点の集まりからなるドットデータや数学的
に形状を示すベクトルデータにより構成されている。
【0006】また、上記の文字をユーザー空間の所望の
座標に配置する際に、前記座標に配置させるための基準
となる位置が文字上に適宜に設定させるが、ここでは、
仮想ボディIBの左下を基準点Pとする。各文字の字面
Fは、この基準点Pを基準に配置される。
【0007】なお、上記のように定義した構成を有する
1文字の文字データを、この明細書では、特に断らない
限りフォントデータと定義する。フォントは、これらフ
ォントデータを1セット揃えたものである。
【0008】ところで、この種の組版処理装置により、
組版結果の各フォントデータを、例えば、横組みで配置
する場合、図23に示すように、各フォントデータの仮
想ボディIBの送り量を、文字幅Xにして各フォントデ
ータを配置するいわゆる「ベタ組み」を行なったとき、
各フォントデータの字面の大きさや形状によって、隣接
する字面の間隔が視覚的に等間隔に見えない等、体裁が
悪くなることがある。そこで、組版処理装置では、テキ
ストデータを構成する各文字に対応する、出力時の各フ
ォントデータの字面間のピッチを変更する字詰め処理を
行なっている。
【0009】従来装置の字詰め処理は、図24(a)に
示すように、各フォントデータごとに決められた左右の
字詰め量LP1 、LP2 、LP3 、およびRP1 、RP
2 、RP3 (フォントデータFd1、Fd2、Fd3の
左右の字詰め量)を考慮して、図24(b)に示すよう
に、各フォントデータを配置することにより行なわれて
いる。
【0010】すなわち、先頭のフォントデータFd1の
配置位置を基準として、次のフォントデータFd2の基
準点P2 の配置位置は、フォントデータFd1の右の字
詰め量RP1 と、フォントデータFd2の左の字詰め量
LP2 とを詰める位置に決められる。フォントデータF
d2の配置位置が決められると、それを基準として、次
のフォントデータFd3の基準点P3 の配置位置も、同
様に、フォントデータFd2の右の字詰め量RP2 と、
フォントデータFd3の左の字詰め量LP3 とを詰める
位置に決められる。以後、同様にして各フォントデータ
の配置位置が決められる。
【0011】これら、各フォントデータごとの字詰め量
は、各フォントデータの字面の大きさや形状に応じて、
最適な字詰め量がフォントごとに、例えば、フォントメ
ーカーによって1個決められユーザーに提供されてい
る。すなわち、従来装置では、あるフォントに対して
は、ベタ組みと、予め決められた1種類の字詰め量によ
る字詰め処理しか行なえないことになり、ユーザーは、
任意の字詰め量で字詰め処理が行なえないという不便さ
があった。
【0012】その点を改良した装置が、特開昭63-6658
号公報に提案されている。この装置によれば、フォント
を構成するフォントデータごとに字詰め量をテーブルに
記憶しておき、その字詰め量をユーザーが任意に変更す
ることができるので、ユーザーが希望する字詰め量で字
詰め処理を行なうことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。例えば、見出しや本文、注意書き等を含む原稿を
組版処理し、1種類のフォントで出力する場合、見出し
のフォントデータの字詰め量、本文のフォントデータの
字詰め量、注意書きのフォントデータの字詰め量をそれ
ぞれ違えて出力したいという要望がある。
【0014】しかしながら、従来装置では、1種類のフ
ォントに対しては、各フォントデータの字詰め量は1個
しか登録できないので、見出し、本文、注意書きの組版
をそれぞれ行なう前に、テーブルに記憶されている字詰
め量を変更しなければならず、操作が煩雑になるという
問題がある。
【0015】また、字詰め処理した結果を見て、同じフ
ォントで出力する文字列の全部または一部の字詰め量を
変更して、原稿の仕上がりを調整する場合等にも、テー
ブルに記憶されている字詰め量を変更しながら行なわね
ばならず、操作が煩雑になる。
【0016】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、1原稿内において、同一フォントで出
力する文字に対応するフォントデータの字詰め量を違え
て出力する処理等を、簡易な操作で行なうことができる
組版処理装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、与えられたテキストデー
タを構成する各文字の字詰め処理を含む組版処理を行な
い、組版処理後の各文字に対応するフォントデータを、
予め登録されているフォントから読み出し、組版処理後
の結果を出力する組版処理装置であって、フォントが登
録されたフォント格納手段と、フォント内のフォントデ
ータごとの字詰め量を、前記登録されたフォントに対し
てそれぞれ複数個記憶した字詰め量テーブルと、テキス
トデータと、前記テキストデータを組版処理するための
組版指示と、前記テキストデータの全て、または、その
一部の文字列(あるいは文字)の字詰め量を、前記字詰
め量テーブルに記憶された字詰め量の内から選択するた
めの字詰め量選択データとを入力指示するための入力指
示手段と、前記指示された字詰め量選択データで選択さ
れた前記字詰め量テーブル内の字詰め量と、前記指示さ
れた組版指示とに基づき、前記入力されたテキストデー
タに対して、字詰め処理を含む組版処理を行ない、組版
処理後の各文字の配置位置を含む組版データを得る組版
処理手段と、前記フォント格納手段に登録されたフォン
トを検索することにより、組版処理後の各文字に対応し
たフォントデータを読み出すフォント検索手段と、前記
フォント検索手段で読み出されたフォントデータと、前
記組版処理手段で得られた組版データとを与えられるこ
とにより、組版処理された結果を出力する出力手段と、
を備えたものである。
【0018】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の組版処理装置において、前記字詰め量テー
ブルに記憶される字詰め量を設定、更新する指示及びそ
のデータを設定指示する字詰め量設定指示手段と、前記
字詰め量設定手段で設定指示された指示及びそのデータ
に基づき、字詰め量テーブルに記憶される字詰め量を編
集する字詰め量編集手段とを備えたものである。
【0019】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。まず、入力指示手段からテキストデータと、組版指
示とを入力指示するとともに、テキストデータの全て、
または、その一部の文字列(あるいは文字)の字詰め量
を、字詰め量テーブルに記憶された複数個の字詰め量の
内から選択するための字詰め量選択データを指示する。
組版処理手段は、指示された字詰め量選択データで選択
された字詰め量テーブル内の字詰め量と、指示された組
版指示とに基づき、入力されたテキストデータに対し
て、字詰め処理を含む組版処理を行ない、組版処理後の
各文字の配置位置を含む組版データを得る。そして、フ
ォント検索手段は、フォントを検索することにより、組
版処理後の各文字に対応したフォントデータを読み出
す。このフォントデータと、組版処理手段で得られた組
版データとが出力手段に与えられることにより、組版処
理された結果が出力される。字詰め量テーブルには、フ
ォント内のフォントデータごとの字詰め量が、登録され
たフォントに対してそれぞれ複数個記憶されており、ユ
ーザーは、その中から、所望の字詰め量を、テキストデ
ータの字詰め量として選択するだけでよいので、1原稿
内において、同一フォントで出力する文字に対応するフ
ォントデータの字詰め量を違えて出力する処理を、簡易
な操作で行なうことができる。
【0020】また、請求項2に記載の発明では、ユーザ
ーは、字詰め量設定指示手段から字詰め量テーブルに記
憶される字詰め量を設定、更新する指示及びそのデータ
を設定指示する。字詰め量編集手段は、字詰め量設定指
示手段で設定指示された指示及びそのデータに基づき、
字詰め量テーブルに記憶される字詰め量を編集する。従
って、ユーザーは、字詰め量テーブルに記憶される字詰
め量を任意に変更することができるので、字詰め量のバ
リエーションを一層広げることができ、個々のユーザー
はそれぞれ所望の字詰め量を複数個用意して字詰め処理
を行なうことができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る組版処理装置
の内部構成を示すブロック図である。
【0022】本実施例装置は、フォント格納装置1、入
力指示装置2、表示装置3、プリンタ4、外部記憶装置
5、データ取込み制御部6、組版処理部7、フォント検
索部8、字詰め量テーブル編集部9、装置制御部10、
組版指示バッファ13、字詰め量テーブル14、組版デ
ータテーブル15、メモリ16が、I/Oインターフェ
ース17、バス18を介して接続されて構成されてい
る。以下に、各部の構成を詳述する。
【0023】フォント格納装置1は、フォントを記憶し
ておくための記憶装置であり。例えば、磁気ディスク装
置や光磁気ディスク装置等で構成されている。このフォ
ント格納装置1は、本発明におけるフォント格納手段に
相当するものである。
【0024】入力指示装置2は、処理対象のテキストデ
ータ、テキストデータを組版処理するための組版指示、
テキストデータの全て、または、その一部の文字列(あ
るいは文字)の字詰め量を、後述する字詰め量テーブル
14に記憶された字詰め量の内から選択するための字詰
め量選択データ、字詰め量テーブル14に記憶される字
詰め量等を編集するための指示やデータ等を入力指示す
るための装置である。この入力指示装置2は、例えば、
マウス等のポインティングデバイスやキーボード(K/
B)、フレキシブルディスクドライバ(FDD)、通信
ドライバ等の各種の機器が選択的に組み合わされて構成
されている。
【0025】例えば、テキストデータをK/Bから入力
し、組版指示や字詰め量選択データ、字詰め量テーブル
14の編集指示データの設定をK/Bとマウスで行なう
のであれば、入力指示装置2は、K/Bとマウスで構成
される。また、テキストデータを、他のワードプロセッ
サ(WP)等で作成してフレキシブルディスク(FD)
に記憶し、そのFDでテキストデータを入稿するのであ
れば、入力指示装置2にFDDが含まれる。さらに、テ
キストデータをRS232C等の通信ケーブルを介し
て、他のWPやパーソナルコンピュータ等から入稿する
のであれば、入力指示装置2に通信ドライバが含まれ
る。また、組版指示や字詰め量選択データ、字詰め量テ
ーブル14の編集指示データ等をテキストデータととも
にFDや通信ケーブルを介して設定することも可能であ
り、この場合には、K/Bやマウスは不要となる。この
ように、入力指示する各データの設定方法に応じて各種
の機器が選択的に組み合わされて入力指示装置2が構成
される。この入力指示装置2は、本発明における入力指
示手段と字詰め量設定指示手段に相当する。
【0026】なお、フォント格納装置1に複数種類のフ
ォントが登録されている場合、これら複数種類のフォン
トの内の所望のフォントから、組版処理後の文字に対応
するフォントデータを選択できるのであるが、本実施例
では、字詰め量選択データが、フォントごとに記憶され
ている複数個の字詰め量の内の所望の字詰め量を選択す
るものであるから、この字詰め量選択データは、テキス
トデータの出力時のフォントをも選択することができ
る。これについての詳述は後述する。
【0027】表示装置3は、入力指示する各データの設
定時のメニュー画面を表示したり、組版処理後の結果を
表示するための装置であり、例えば、CRT等で構成さ
れている。
【0028】プリンタ4は、組版処理後の結果を用紙に
印刷したり、フィルムに焼き付けたりするための装置で
ある。このプリンタ4と上記表示装置3は、本発明にお
ける出力手段に相当する。
【0029】外部記憶装置5は、後述するデータ取込み
制御部6、組版処理部7、フォント検索部8、字詰め量
テーブル編集部9、装置制御部10が実行する処理手順
(プログラム)や、その他処理に必要なデータを予め記
憶しておくとともに、後述する組版処理後の結果をデー
タとして記憶している組版データテーブル15や、字詰
め量テーブル14に登録されたデータ等を記憶するため
の装置であり、例えば、磁気ディスク装置等で構成され
ている。
【0030】データ取込み制御部6は、入力指示装置2
から入力されたテキストデータを組版データテーブル1
5に記憶し、組版指示を組版指示バッファ13、組版デ
ータテーブル15に記憶し、字詰め量選択データを組版
データテーブル15に記憶する。組版指示バッファ1
3、組版データテーブル15の構成については後述す
る。
【0031】組版処理部7は、組版データテーブル15
に記憶されたテキストデータを、組版指示バッファ1
3、組版データテーブル15に記憶された組版指示と字
詰め量選択データに基づき、字詰め量テーブル14を参
照しながら字詰め処理を含む組版処理を行ない、組版処
理後の各文字の配置位置等の組版データを求めて、後述
するように組版データテーブル15の所定箇所に記憶す
る。この組版処理部7は、本発明における組版処理手段
に相当する。なお、字詰め量テーブル14の構成につい
ては後述する。
【0032】フォント検索部8は、組版データテーブル
15に記憶されたテキストデータの各文字(の文字コー
ド)を使ってフォント格納装置1に登録された所定のフ
ォントを検索することにより、組版処理後の各文字に対
応したフォントデータを読み出す。読み出したフォント
データは、後述する装置制御部10を介して表示装置3
やプリンタ4に与えられる。表示装置3やプリンタ4で
は、装置制御部10に制御されながら、与えられたフォ
ントデータを、組版処理部7で得られた組版データ(組
版データテーブル15に記憶されている)に従って、表
示、印刷、フィルムへの焼き付け等を行なう。このフォ
ント検索部8は、本発明におけるフォント検索手段に相
当する。
【0033】字詰め量テーブル編集部9は、字詰め量テ
ーブル14への新規データの登録処理や、既登録データ
の修正、削除等の更新処理を行なう。字詰め量テーブル
14の登録や更新のための指示やそのデータが入力指示
装置2から設定されると、字詰め量テーブル編集部9
は、設定された指示やデータにより、字詰め量テーブル
14に新規データを追加したり、既登録データの修正等
を行なう。
【0034】装置制御部10は、例えば、データ取込み
制御部6、組版処理部7、フォント検索部8、字詰め量
テーブル編集部9等の処理の順序の制御や、表示装置3
の表示制御、プリンタ4の出力制御、外部記憶装置5の
データ入出力制御等、装置全体の制御を行なう。
【0035】メモリ16は、外部記憶装置5から読み出
された各種のデータ、各部6、7、8、9、10が実行
するプログラム等の記憶や、各部6、7、8、9、10
の処理中のデータの一時記憶などに使用される。なお、
後述するように、表示装置3に表示されるメニュー画面
表示に使用されるグラフックデータや、ビットパターン
で形成された表示文字(フォント格納装置1に登録され
たフォントデータと異なり、表示装置3に表示するため
の文字データ)等のデータも、外部記憶装置5から読み
出されてこのメモリ16に記憶され、各部のメニュー画
面表示等に使用される。
【0036】上述したデータ取込み制御部6、組版処理
部7、フォント検索部8、字詰め量テーブル編集部9、
装置制御部10は、CPU(中央処理装置)で構成さ
れ、組版指示バッファ13、字詰め量テーブル14、組
版データテーブル15、メモリ16は、RAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)で構成されている。装置始動時
に、外部記憶装置5に記憶されているプログラムが読み
出され、RAM(メモリ16)に記憶され、CPUがそ
のプログラムを実行することにより、各部6〜10の処
理が実行される。
【0037】次に、本実施例装置の処理手順を説明する
とともに、処理手順の説明に従って、各バッファ、テー
ブル13、14、15の構成等を明らかにする。
【0038】本実施例装置では、テキストデータを組版
指示と字詰め量選択データに従って字詰め処理を含む組
版を行なう組版処理と、その結果を出力する出力処理に
先立ち、フォントの登録と、字詰め量テーブル14のデ
ータ登録等の前処理が行なわる。
【0039】この前処理では、まず、ユーザーは、所望
のフォントをフォント格納装置1に登録する。本実施例
では、複数個のフォントを登録するものとする。なお、
登録されるフォントは1種類であってもよい。
【0040】次に、登録されたフォントに応じた字詰め
量テーブル14のデータ登録を行なう。この字詰め量テ
ーブル14のデータ登録の処理手順を図2のフローチャ
ートに従って説明する。なお、字詰め量テーブル14
は、後述する字詰め量コードテーブルと字詰め量記憶テ
ーブルとで構成されている。
【0041】まず、字詰め量コードテーブルの登録を行
なう(ステップS1)。この字詰め量コードテーブルの
構成を図3に示す。図に示すように、字詰め量コードテ
ーブル21は、字詰め量コードと簡略名とフォント名称
との対応関係を記憶したテーブルである。フォント名称
は、フォント格納装置1に登録されたフォントの名称で
あり、字詰め量コードは、後述する字詰め量記憶テーブ
ルにフォントごとに複数個記憶された、フォントデータ
ごとの字詰め量の内の所望の字詰め量を検索するための
コードである。また、簡略名は、字詰め量コードに対す
る名称であり、フォント名称と字詰め量コードの種別等
を簡略化した名称である。この簡略名は、後述するよう
に字詰め量コードを設定する際の便宜を図るために設け
ている。テーブルに登録されたデータの一例を図3の右
側に示す。このデータ登録状況では、”HIRAGIN
O−MIN−W3”と”RAKUHOKU−KAKU−
W3”という名称の2種類のフォントが、フォント格納
装置1に登録され、各フォントに対して、それぞれ3種
類の字詰め量を字詰め量記憶テーブルに記憶するため
に、ユーザーが字詰め量コードテーブル21を作成した
ことを示している。なお、字詰め量コードを登録するエ
リアの使用バイト数、簡略名を登録するエリアの使用バ
イト数、フォント名称を登録するエリアの使用バイト数
は予め決められている。また、NULLコードはテーブ
ルの終端を示している。
【0042】ユーザーは、字詰め量コードと、その字詰
め量コードの簡略名、字詰め量コードに対応するフォン
ト名称(フォント格納装置1に登録したフォントの名
称)を入力指示装置2から設定する。字詰め量テーブル
編集部9は入力されたデータを、上記のように、字詰め
量コードテーブル21に順次記憶していく。
【0043】このとき、例えば、入力指示装置2が、K
/Bとマウスで構成されているのであれば、字詰め量テ
ーブル編集部9は表示装置3に、例えば、図4に示すよ
うなメニュー画面を表示して、ユーザーのデータ設定を
ガイドしてもよい。
【0044】図4のメニュー画面では、ユーザーは、デ
ータ登録欄のコード、簡略名、名称の各入力エリアに、
字詰め量コード、簡略名、フォントの名称をK/Bで入
力し、マウスを操作して矢印YJを〔登録〕のアイコン
TA上に移動してクリックし、入力したデータを確定さ
せる。また、既登録データ一覧には、字詰め量コードテ
ーブル21に既に登録されているデータの一覧が表示さ
れており、画面に表示しきれない場合には、マウスによ
り矢印YJでスクロールバーSBを操作して一覧表示を
スクロールさせる。既登録データの更新は、例えば、マ
ウスで矢印YJを移動させ、一覧表示されたデータの中
から、更新したいデータを矢印YJで指しクリックし
て、更新対象のデータを選択する。選択されたデータ
は、データ登録欄に表示され、その表示内容をK/Bで
修正して、〔登録〕のアイコンTAをクリックして修正
データを再登録させる。また、同様に、一覧表示の中か
ら、削除したいデータをマウスで選択し、〔削除〕のア
イコンSAをクリックして、既登録データの削除を行な
うこともできる。字詰め量コードテーブル21の登録を
終了するときには、〔終了〕のアイコンEAをクリック
する。
【0045】次に、字詰め量記憶テーブルの登録を行な
う(ステップS2)。この字詰め量記憶テーブルの構成
を図5に示す。図に示すように、字詰め量記憶テーブル
22は、フォントを構成する全フォントデータまたはそ
の一部のフォントデータについてそれぞれ上下左右の字
詰め量UP、DP、LP、RPを記憶したテーブル23
を、上記字詰め量コードテーブル21に登録した字詰め
量コード分持った構成である。
【0046】すなわち、図6に示すように、各フォント
内のフォントデータごとの上下左右の字詰め量UP、D
P、LP、RPを、フォントごとに複数種類記憶するこ
とができ、これを字詰め量コードで管理したものであ
る。
【0047】図5において、各テーブル23の<字詰め
量コード>のエリアには、そのテーブル23の字詰め量
コード(字詰め量コードテーブル21に登録されたも
の)が記憶される。なお、字詰め量コードテーブル21
に登録された字詰め量コードと、各テーブル23の<字
詰め量コード>のエリアに記憶された字詰め量コードと
は1対1に対応している。また、各テーブル23の<文
字コード>のエリアには、<字詰め量コード>のエリア
に記憶された字詰め量コードに対応するフォント内のフ
ォントデータに対応する文字コードが記憶され、<文字
コード>に対応する<UP>、<DP>、<LP>、<
RP>には、その文字コードに対応するフォントデータ
の上下左右の字詰め量が記憶されている。この上下左右
の字詰め量は、フォントデータの文字幅X、文字高さY
をそれぞれ「1000」とした場合の値で記憶される。
なお、図5の右側に、各字詰め量コードのテーブル23
の登録データの一例を示す。
【0048】ユーザーは、登録先の字詰め量コードと、
その字詰め量コードに対応するフォント内のフォントデ
ータの文字コードと、その文字コードが示すフォントデ
ータの上下左右の字詰め量とを入力指示装置2から設定
する。字詰め量テーブル編集部9は入力されたデータ
を、上記のように、字詰め量記憶テーブル22の指定さ
れた字詰め量コードのテーブル23に順次記憶してい
く。
【0049】なお、K/Bとマウスを使って登録データ
を入力するときの、表示装置3へ表示するメニュー画面
の一例を図7に示す。このメニュー画面では、字詰め量
コードの入力エリアに所定の字詰め量コードを入力し
て、処理対象の字詰め量コードを選択した後、各登録デ
ータの登録を行なう。図中の各符号は、図4のメニュー
画面のものと同じである。
【0050】ところで、字詰め処理は主にかなや英数字
等に対して行なわれ、多くの漢字については字詰め処理
を行なわない場合が多い。従って、各テーブル23に
は、フォント内の全てのフォントデータに対する字詰め
量を登録しておく必要がない。従って、ユーザーは、各
テーブル23に登録するフォントデータ(の文字コー
ド)を選択的に、例えば、かなと英数字のみを登録して
もよい。なお、漢字を含めてフォントを構成する全フォ
ントデータに対して多彩な字詰め処理を行ないたい場合
には、フォントを構成する全フォントデータに対する字
詰め量を各テーブル23に登録すればよい。また、かな
や英数字等については多彩な字詰めを行ない、漢字につ
いては同一量の字詰めを行ないたい場合には、例えば、
フォントを構成する全フォントデータに対する文字コー
ドを各テーブル23に登録し、多彩な字詰めを行ないた
い文字に対応するフォントデータの文字コードに対する
字詰め量を各テーブル23ごとに異なる値で設定し、同
一量の字詰めを行ないたい文字に対応するフォントデー
タの文字コードに対する字詰め量を各テーブル23で同
じ値で設定すればよい。
【0051】上述したようにフォント格納装置1に所望
のフォントを登録し、登録したフォントに応じた字詰め
量テーブル14の登録が完了すると組版処理、出力処理
を実行することができる。
【0052】なお、上述のようにして登録、更新された
各テーブル21、22の最新の登録データは、以後いつ
でも使用できるように、外部記憶装置5に記憶され、以
後の組版処理の前に外部記憶装置5から読み出して使用
している。また、フォント格納装置1に新たなフォント
を登録した場合や、フォントごとの字詰め量の種類を増
やしたい場合などには、組版処理の前に、新たに登録し
たいデータを上述したようにして登録すればよい。さら
に、例えば、字詰め量を変更したい場合等、既登録デー
タの一部修正を行なうことができるし、フォント格納装
置1に登録されていたフォントの一部が削除されたり、
フォントごとの字詰め量の種類を減らしたい場合などに
は、各テーブル21、22の既登録データの削除を行な
うことができる。
【0053】次に組版処理の処理手順を図8のフローチ
ャートに従って説明する。なお、この実施例では、図9
に示すように原稿を組版処理する場合を例に採り説明す
る。また、原稿の各文字は、全て”HIRAGINO−
MIN−W3”のフォントで出力するものとし、さら
に、”じづめ処理について”の文字列A1の各文字の字
詰め量は、字詰め量コード「5103」のテーブル23
に記憶された字詰め量を用い、”簡単操作で多彩なじづ
め処理が可能。”の文字列A2の各文字の字詰め量は、
字詰め量コード「5104」のテーブル23に記憶され
た字詰め量を用いるものとする。
【0054】また、この実施例の処理手順では、同じ字
詰め量コードのテーブル23を用いた字詰め処理を行な
う文字列ごとにテキストデータとして入力し、その文字
列(テキストデータ)に対して指示された組版指示等に
基づき、各文字の配置位置を求める。すなわち、上述の
図9の場合、まず、”じづめ処理について”の文字列を
テキストデータTX1として入力し、各文字の配置位置
を求め、次に、”簡単操作で多彩なじづめ処理が可能”
の文字列をテキストデータTX2として入力し、各文字
の配置位置を求める。
【0055】具体的には、図8に示すように、まず、入
力されたテキストデータを取り込む(ステップS1
1)。1回目の処理では、ユーザーは、入力指示装置2
からテキストデータTX1(”じづめ処理について”の
文字列)を入力する。また、後述するステップS19か
ら戻ったときの2回目の処理では、ユーザーは、テキス
トデータTX2(”簡単操作で多彩なじづめ処理が可
能。”)を入力する。入力されたテキストデータを構成
する文字の文字コードと、そのテキストデータを構成す
る文字数とが、データ取込み制御部6により組版データ
テーブル15の所定箇所に記憶される。
【0056】ここで、組版データテーブル15の構成を
図10に示す。組版データテーブル15は、ヘッダデー
タエリアHAとテキストデータの文字ごとの編集エリア
MA(テキストデータの文字数分)からなるテキストデ
ータの編集エリアTXAが、入力されたテキストデータ
分作成された構成である。ヘッダデータエリアHAは、
<字詰め量コード>、<文字の大きさ>、<組方向>、
<文字数>のエリアを持っており、各文字の編集エリア
MAは、<文字コード>、<配置位置x>、<配置位置
y>のエリアを持っている。なお、図10に示す組版デ
ータテーブル15の構成は、後述する組版指示の種類等
に応じて構成された一例を示すものであり、組版指示の
種類等が増えれば、組版データテーブル15の構成もそ
れに応じて構成されることになる。
【0057】図中の、ヘッダデータエリアHAの<文字
数>のエリアに、入力されたテキストデータを構成する
文字数が記憶される。テキストデータTX1に対する処
理のときには、テキストデータTX1を構成する文字数
が9文字であるので、最初のテキストデータ編集エリア
TXAにおけるヘッダデータエリアHA内の<文字数>
のエリアに「9」(バイナリデータ)が記憶される。ま
た、テキストデータTX2に対する処理のときには、テ
キストデータTX2を構成する文字数が17文字である
ので、2番目のテキストデータ編集エリアTXAにおけ
るヘッダデータエリアHA内の<文字数>のエリアに
「17」(バイナリデータ)が記憶される。
【0058】また、テキストデータを構成する各文字の
文字コードは、テキストデータ編集エリアTXAにおけ
る各文字の編集エリアMA内の<文字コード>のエリア
に文字列の順に記憶される。
【0059】なお、図10の右側には、この処理におい
て各エリアに記憶されるデータを示すとともに、それら
のデータが記憶されるタイミング(図8のフローチャー
トのステップ)を、データの後ろのかっこ内に示してい
る。また、組版データテーブル15の他のエリアは以後
の処理に従って順に説明する。
【0060】ステップS11のテキストデータの取込み
処理が終了すると、次に、組版指示の取込みを行なう
(ステップS12)。説明を簡単にするために、入力さ
れる組版指示は、組方向指示、文字の大きさ、組版開始
位置のみとする。
【0061】組方向指示は、横組みで組版するか縦組み
で組版するかの指示であり、図9ではテキストデータT
X1、TX2ともに横組みである。ユーザーは、例え
ば、表示装置3に表示された図11に示すようなメニュ
ー画面の組方向の設定エリアに従って、入力指示装置2
から組方向を指示(例えば、マウスで選択)する。各テ
キストデータTX1、TX2に対する処理ごとに、指示
された組方向は、データ取込み制御部6により、組版デ
ータテーブル15(図10参照)のそれぞれのテキスト
データ編集エリアTXAの<組方向>のエリアに、組方
向を示すデータがそれぞれ記憶される。例えば、横組み
の場合「0」(バイナリデータ)、縦組みの場合「1」
(バイナリデータ)が記憶されると決めておけば、テキ
ストデータTX1に対する処理では、最初のテキストデ
ータ編集エリアTXAの<組方向>のエリアに「0」が
記憶され、テキストデータTX2に対する処理では、2
番目のテキストデータ編集エリアTXAの<組方向>の
エリアに「0」が記憶される。
【0062】次に、組版指示の文字の大きさは、組版処
理後に出力される文字(フォントデータ)のサイズの指
示である。ユーザーは、表示装置3に表示されたメニュ
ー画面(例えば、図11)の文字の大きさの入力エリア
に従って、入力指示装置2から文字の大きさを指示(例
えば、K/Bから数字を入力)する。指示された文字の
大きさは、データ取込み制御部6により、組版データテ
ーブル15(図10参照)のテキストデータ編集エリア
TXAの<文字の大きさ>のエリアに記憶される。ここ
では、文字幅Xと文字高さYが同じである文字を前提と
して、文字幅X(文字高さY)の寸法が「mm」単位で入
力されるものとし、テキストデータTX1、TX2に対
する処理ともに「10mm」が入力されたものとする。こ
のとき、各処理において、組版データテーブル15の先
頭と2番目のテキストデータ編集エリアTXAの<文字
の大きさ>のエリアにはともに「10」(バイナリデー
タ)が記憶される。
【0063】組版開始位置は、組版を開始する位置であ
り、図12(a)に示すように、ユーザー空間に設けた
xy直交座標系における座標で指定される。このxy直
交座標系の原点(0,0)は、表示装置3の表示空間の
特定位置、プリンタ4の印刷用紙の特定位置やフィルム
の特定位置にそれぞれ対応する。また、座標は、「mm」
を単位としている。組版開始位置SPとして(x0 ,y
0 )が指定された場合、組版開始位置SPは、原点
(0,0)からx方向にx0 mm、y方向にy0 mm離れた
点を指示したことになる。なお、横組みのときの組版開
始位置SPは、図12(b)に示すように、先頭の文字
の文字配置位置の左上を指示するものとし、一方、縦組
みのときの組版開始位置SPは、図12(c)に示すよ
うに、先頭の文字の文字配置位置の右上を指示するもの
とする。図12(b)、(c)中のLP、UPは、それ
ぞれ先頭の文字の左の字詰め量、上の字詰め量を示す。
【0064】ユーザーは、表示装置3に表示されたメニ
ュー画面(例えば、図11)の組版開始位置の入力エリ
アに従って、入力指示装置2から組版開始位置SPを指
定し(例えば、K/Bからx座標値、y座標値を入力
し)、指定された組版開始位置は、データ取込み制御部
6により、組版指示バッファ13の所定のエリアに記憶
される。
【0065】ここで、組版指示バッファ13の構成を図
13に示す。図中の<開始位置x>のエリアに、指定さ
れた組版開始位置のx座標が記憶され、<開始位置y>
のエリアに、指定された組版開始位置のy座標が記憶さ
れる。図9の場合、テキストデータTX1に対する処理
では(100,100)が指示され、テキストデータT
X2に対する処理では(60,50)が指示されている
とする。
【0066】組版指示の取込みが終了すると、次に、入
力されたテキストデータに対する字詰め量選択データの
取込みを行なう(ステップS13)。この実施例装置で
は、字詰め量選択データを字詰め量コードで指示する。
ユーザーは、表示装置3に表示されたメニュー画面(例
えば、図11)の字詰め量選択データの入力エリアに従
って、入力指示装置2から字詰め量コードを指定し(例
えば、K/Bから入力し)、指定された字詰め量コード
は、データ取込み制御部6により、組版データテーブル
15のテキストデータ編集エリアTXAの<字詰め量選
択データ>のエリアに記憶される。図9の場合、テキス
トデータTX1に対する処理では、最初のテキストデー
タ編集エリアTXAの<字詰め量選択データ>のエリア
に「5103」が記憶され、テキストデータTX2に対
する処理では、2番目のテキストデータ編集エリアTX
Aの<字詰め量選択データ>のエリアに「5104」が
記憶される。
【0067】なお、字詰め量選択データを字詰め量コー
ドテーブル21で登録した簡略名で指定できるように構
成してもよい。この場合には、データ取込み制御部6
は、指定された簡略名に対応する字詰め量コードを字詰
め量コードテーブル21で検索して、得られた字詰め量
コードを<字詰め量選択データ>のエリアに記憶する。
このようにフォントの名称や字詰め量等と関連する簡略
名で指示すると、単にコードで指示する場合に比べて、
設定したい字詰め量を指定し易くなる。なお、図11中
の符号EAは、処理終了用のアイコンである。
【0068】ところで、ユーザーは、組版処理後の各文
字を出力する際のフォントに対する字詰め量を字詰め量
コードで指定するものであり、換言すれば、字詰め量コ
ードを指定することにより、組版処理後の各文字を出力
するフォントを指定したことになる。
【0069】テキストデータ、組版指示、字詰め量選択
データの設定が終了すると、組版処理部7によるステッ
プS14〜S16の組版処理が、入力されたテキストデ
ータの先頭の文字から順に1文字ずつ行なわれる(ステ
ップS17)。
【0070】まず、ステップS14では、処理対象の文
字の文字コードを、組版データテーブル15の、入力さ
れたテキストデータの編集エリアTXAにおける処理対
象の文字の編集エリア内の<文字コード>のエリアから
読み出す。
【0071】次に、ステップS15では、組版データテ
ーブル15の、入力されたテキストデータの編集エリア
TXA内の<字詰め量選択データ>のエリアに記憶され
ている字詰め量コードに対応する字詰め量記憶テーブル
23の各<文字コード>のエリアに記憶された文字コー
ドから、ステップS14で読み出した文字コードを検索
し、見つめた文字コードに対応する左右の字詰め量を<
LP>、<RP>のエリアから読み出す。なお、今回の
処理では横組みで組版するので、左右の字詰め量を読み
出しているが、縦組みで組版する場合には、上下の字詰
め量を<UP>、<DP>のエリアから読み出すことに
なる。また、テーブル23内に該当する文字コードが見
つからなかったときには、その文字コードに対する字詰
め量は「0」として以下の処理を行なう。
【0072】なお、図5に示すように、字詰め量コード
「5103」と「5104」のテーブル23に記憶され
ている字詰め量は、例えば、”じ”や”づ”、”め”等
同じ文字に対して、異なる字詰め量が設定されている。
【0073】次に、ステップS16では、組版指示バッ
ファ13に記憶された組版開始位置と、ステップS15
で読み出した左右の字詰め量と、組版データテーブル1
5の、入力されたテキストデータの編集エリアTXA内
の<文字の大きさ>のエリアに記憶された文字の大きさ
とに基づき、現在の処理対象の文字の配置位置(x座標
とy座標)を算出する。算出された文字の配置位置のx
座標、y座標は、組版データテーブル15の現在の処理
対象の文字の編集エリアMA内の<配置位置x>、<配
置位置y>のエリアにそれぞれ記憶される。
【0074】テキストデータTX1の”じづめ処理につ
いて”の文字の配置位置の算出手順を図14を参照して
説明する。まず、先頭の文字”じ”の文字の大きさは1
0mmである。また、テキストデータTX1の字詰め量コ
ードは「5103」であるので、この文字”じ”の左右
の字詰め量は、文字幅X(10mm)を「1000」とし
て、それぞれ「100」、「98」である(図5の「5
103」のテーブル23の登録例参照)。従って、この
文字の左右の実際の字詰め量は、それぞれ「1.00m
m」、「0.98mm」である。
【0075】先頭の文字の配置位置は、組版開始位置を
基準にして決められる。この場合、文字" じ”の仮想ボ
ディIBの左上から、左の字詰め量分、内側の仮想ボデ
ィIBの上辺上の点Sが、組版開始位置SPに一致する
ように、先頭の文字の基準点P1 が求められる。図14
から明らかなように、先頭の文字の基準点P1 のx座標
は、組版開始位置SPのx座標(100)から、左の字
詰め量(1mm)を減算すればよいので(99)となる。
一方、先頭の文字の基準点P1 のy座標は、組版開始位
置SPのy座標(100)から、文字高さY(10mm)
を減算すればよいので(90)となる。算出された結果
は、最初のテキストデータ編集エリアTXA内の先頭の
文字の編集エリアMAの<配置位置x>、<配置位置y
>のエリアに記憶される。
【0076】次に、2番目の文字”づ”の配置位置は、
先頭の文字の配置位置を基準にして決められる。すなわ
ち、先頭の文字の基準点P1 の配置位置は上述したよう
に(99,90)であるので、先頭の文字の仮想ボディ
IBの右下の配置位置Q1 は(109,90)となる。
また、2番目の文字の左右の字詰め量は、「50」、
「60」である(図5参照)ので、この文字の左右の実
際の字詰め量は、それぞれ「0.50mm」、「0.60
mm」である。従って、2番目の文字の基準点P2のx座
標は、先頭の文字の右の字詰め量(0.98mm)と2番
目の文字の左の字詰め量(0.50mm)と加算した値
(1.48mm)だけ、Q1 から左側の位置になるので、
(107.52)となる。なお、2番目の文字以降の基
準点のy座標は、先頭の文字の基準点P1 のy座標と同
じである。従って、2番目の文字の基準点P2 の配置位
置は(107.52,90)となる。算出結果は、先頭
のテキストデータ編集エリアTXA内の2番目の文字の
編集エリアMAの<配置位置x>、<配置位置y>のエ
リアに記憶される。
【0077】さらに、3番目の文字”め”の配置位置
は、2番目の文字の配置位置を基準にして、2番目の文
字の配置位置と同様の算出方法で求められる。すなわ
ち、2番目の文字の仮想ボディIBの右下の配置位置Q
2 は(117.52,90)となり、3番目の文字の左
右の実際の字詰め量は、それぞれ「1.50mm」、
「1.40mm」である。従って、3番目の文字の基準点
3 のx座標は、2番目の文字の右の字詰め量(0.6
0mm)と3番目の文字の左の字詰め量(1.50mm)と
加算した値(2.10mm)だけ、Q2 から左側の位置
(115.42)となる。従って、3番目の文字の基準
点P3 の配置位置は(115.42,90)となる。
【0078】以後同様にして、配置位置が決まった文字
の配置位置を基準にして、文字の配置位置を順次算出し
ていく。
【0079】テキストデータTX2の”簡単操作で多彩
なじづめ処理が可能。”の文字の配置位置も上述と同様
にして求められる。ここで、テキストデータTX2の
内、”なじづめ”の付近の各文字の配置位置を図15を
参照して考えてみる。
【0080】例えば、上述と同様にして9番目の文字”
じ”の基準点P19が求まったとし、その文字の仮想ボデ
ィIBの右下の配置位置をQ19(x19,40)とする。
このテキストデータTX2は字詰め量コード「510
4」を選択するので、”じ”と”づ”の左右の字詰め量
は、「150」、「130」と、「100」、「11
5」である(図5の「5104」のテーブル23の登録
例参照)ので、これら文字の左右の実際の字詰め量は
「1.50mm」、「1.30mm」と、「1.00mm」、
「1.15mm」である。従って、”づ”の基準点P20
x座標は、(x19−(1.30mm+1.00mm)=Q19
−2.30mm)となる。すなわち、”じ”と”づ”の字
詰め量は、(2.30mm)である。上述したように、テ
キストデータTX1内の文字”じ”と”づ”の字詰め量
は、(1.48mm)であるから、テキストデータTX1
とTX2の文字の字詰め量が異なっていることがわか
る。
【0081】ステップS14〜S17の処理を繰り返
し、入力されたテキストデータについて配置位置が求ま
ったらステップS18に進む。ステップS18では、別
のテキストデータがあるか否かをユーザーからの指示に
基づいて判断する。すなわち、別のテキストデータがあ
るか否かを尋ねるメッセージを表示装置3に表示し、そ
れに応じて、ユーザーはYesかNoを入力指示装置2
から入力し、その入力結果に基づき、ステップS11に
戻るかステップS19に進むかを決定する。
【0082】図9の場合、テキストデータTX1とTX
2とがあり、TX1に対するステップS11〜S17の
処理の後、TX2に対するステップS11〜S17の処
理を行なう必要があるので、TX1に対する処理後であ
れば、ユーザーはYesを指示し、それに基づき、ステ
ップS11に戻り、TX2に対する処理を、すなわ
ち、”簡単操作で多彩なじづめ処理が可能。”に対する
「5104」の字詰め量記憶テーブル23に基づく字詰
め処理を含む組版処理を実行する。そして、TX2に対
する処理が終了し、ステップS18にきたときには、ス
テップS19に進む。
【0083】ステップS19では、上述の処理で作成さ
れた組版データテーブル15を、外部記憶装置5に記憶
する。そして、処理を終了する。
【0084】上述したように、本実施例によれば、1原
稿内に同じフォントで出力する文字列(あるいは文字)
が存在し、これら文字列の文字間の字詰め量を違えて組
版処理する場合であっても、組版処理中に字詰め量テー
ブル14の記憶内容を変更する必要がなく、従来装置に
比べて操作が簡単になる。
【0085】なお、上述の組版処理では、横組みする場
合について説明したが、縦組みする場合にも同様に適用
することができる。縦組みする場合には、図16に示す
ように、テキストデータの先頭の文字の基準点P1 のx
座標は、組版開始位置SP(x0 ,y0 )と、文字の大
きさLとに基づき、(x0 −L)で求まる。一方、先頭
の文字の基準点P1 のy座標は、組版開始位置SP(x
0 ,y0 )と、文字の大きさLと、先頭の文字の上の字
詰め量UP1 とに基づき、(y0 −(L−UP1 ))で
求まる。また、2番目の文字の基準点P2 の配置位置
は、先頭の文字の配置位置を基準として求める。すなわ
ち、2番目の文字の基準点P2 のy座標は、先頭の文字
の基準点P1 のy座標(y1 とする)と、文字の大きさ
Lと、先頭の文字の下の字詰め量DP1 と、2番目の文
字の上の字詰め量UP2 とに基づき、(y1 −(L−
(DP1 +UP2 )))で求まる。一方、2番目の文字
の基準点P2 のx座標は、先頭の文字の基準点P1 のx
座標と同じである。以後、同様に各文字の基準点の配置
位置を求めることができる。
【0086】また、上述の組版処理では、組方向と字詰
め処理のみを行なっているが、それ以外の組版処理を組
版処理部7に実行させてもよい。
【0087】次に、組版処理した結果を出力する出力処
理の処理手順を図17のフローチャートを参照して説明
する。まず、外部記憶装置5に記憶された組版データテ
ーブル15を読み出す(ステップS31)。
【0088】次に、読み出された組版データテーブル1
5に記憶された各テキストデータ編集エリアTXAの記
憶順で、かつ、各テキストデータ編集エリアTXA内の
文字編集エリアMAの記憶順で以下のステップS32、
S33の処理を繰り返す(ステップS34)。上述の組
版処理の結果の場合、”じ”、”づ”、”め”、…
…、”つ”、”い”、”て”、”簡”、”単”、”
操”、”作”、……、”可”、”能”、”。”の順で以
下のステップS32、S33の処理を繰り返すことにな
る。
【0089】ステップS32では、現在の処理対象の文
字に対応するフォントデータを読み出す。すなわち、フ
ォント検索部8は、組版データテーブル15の現在の処
理対象の文字が含まれるテキストデータ編集エリアTX
Aの<字詰め量コード>のエリアに記憶された字詰め量
コードに対応するフォント名称を字詰め量コードテーブ
ル21から検索し、得られたフォント名称で、現在の処
理対象文字の出力時のフォントを特定する。そして、組
版データテーブル15の現在の処理対象文字の編集エリ
アMA内の<文字コード>のエリアに記憶された文字コ
ードで、前記特定したフォントを検索して、その文字コ
ードに対応するフォントデータを読み出す。
【0090】次に、ステップS33では、装置制御部1
1が、ステップS32で読み出したフォントデータと、
組版データテーブル15の現在の処理対象の文字の編集
エリア内の<配置位置x>、<配置位置y>のエリアに
記憶されたデータを表示装置3または/およびプリンタ
4に与え、組版処理後の所定配置位置にその文字に対応
するフォントデータを出力させる。なお、出力先はユー
ザーが必要に応じて選択し、選択された出力先(表示装
置3または/およびプリンタ4)に組版結果が出力され
る。
【0091】なお、上述では、組版処理と出力処理を別
個に行なう場合について説明したが、組版処理の終了後
(図8のフローチャートのステップS19の後)続けて
出力処理を行なってもよい。この場合には、組版データ
テーブル15の内容はクリアされていないので、図17
のフローチャートのステップS31の処理は不要とな
る。
【0092】また、上述の字詰め量テーブルの構成は種
々変更実施可能である。例えば、字詰め量コードテーブ
ル21を図18のように構成してもよい。図18では、
フォント格納装置1に格納されたフォントの名称の一覧
を登録するためのフォント分類テーブル31と、フォン
ト分類テーブル31に登録された各フォント名称に対す
る字詰め量コードと簡略名との一覧を登録するための字
詰め量コード分類テーブル32とを設ける。フォント分
類テーブル31に登録されるフォント名称には、そのフ
ォントに固有に付けたフォントNoと、そのフォントに対
応する字詰め量コード分類テーブル32の先頭アドレス
(図ではSAD1、SAD2)を指すポインタとが記憶
されている。そして、組版処理では、テキストデータの
出力時のフォントをフォント分類テーブル31から選択
し、字詰め量の選択は、前記選択したフォント(フォン
ト名称)に対応するポインタが指す字詰め量コード分類
テーブル32に登録された字詰め量コードの中から、字
詰め量コードまたは簡略名で選択する。なお、フォント
Noは、例えば、選択したフォントを組版データテーブル
15に記憶する際に、フォント名称を示すデータとして
記憶するとき等に使用する。
【0093】さらに、上述の各処理の結果、表示装置3
に表示された組版結果に対して、字詰め量を任意に変更
できるように構成してもよい。例えば、図19に示すよ
うに、表示装置3に表示された組版結果の内、字詰め量
を変更したい文字列TGをマウス等のポインティングデ
バイスで選択する。このとき、例えば、字詰め量を変更
したい文字列の先頭の文字と最後の文字を指示して対象
となる文字列TGを選択する。
【0094】次に、図20に示すように、選択した文字
列の出力時のフォントに対応する字詰め量コードの一覧
がウインドゥWDに表示され、その一覧の中から、文字
列の字詰め量コードをマウスで選択する。これにより、
組版処理部7は、選択された新たな字詰め量コードに対
応する字詰め量で、その文字列の配置位置を再計算し、
表示装置3に表示する。ユーザーは、その表示装置3の
表示結果を見て、更に修正したい部分があれば、上述の
ように字詰め量の修正を行ない、修正部分が無ければ、
組版結果をプリンタ4で印刷、フィルムへの焼付けを行
なう。
【0095】なお、図19では、テキストデータとして
読み込んだ文字列を全て選択したが、例えば、図21に
示すように、1部の文字列(あるいは文字)を選択し、
その1部の文字列(あるいは文字)の字詰め量コードを
図20のようにして選択して字詰め量を修正するように
構成してよい。この場合には、組版処理部7は、選択さ
れた文字列TGの配置位置の再計算を行なうとともに、
その文字列以降の文字(図21では、”処”〜”て”)
についても、上記選択された文字列の最後の文字(”
め”)の新たな配置位置を基準にしての配置位置の再計
算も行なうことになる。また、このようにテキストデー
タの一部の文字列(あるいは文字)の字詰め量コードを
変更するのであるから、組版データテーブル15の<字
詰め量コード>のエリアは、各文字の編集エリア内にそ
れぞれ設けることにある。
【0096】例えば、図19〜図21のように構成すれ
ば、表示装置3に表示された組版結果を参照しながら字
詰め量を調整できるので、ユーザーは所望の仕上がりの
組版結果を得ることができる。しかも、字詰め量はフォ
ントごとに複数種類記憶することができるので、予め、
多彩な字詰め量の字詰め量記憶テーブル23を用意して
おくことができ、処理の途中で字詰め量の内容を変更す
るなどの煩雑な操作を回避することができる。
【0097】なお、上記図19〜図21では、組版結果
に対する字詰め量の修正について説明したが、例えば、
入力されたテキストデータの組版結果をまずベタ組みで
表示装置3に表示し、その表示内容を見ながら、図19
〜図21のような手順で、文字列の字詰め量を指定する
ように構成してもよい。
【0098】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、フォントデータごとの字詰め
量を、フォントごとに複数種類記憶した字詰め量テーブ
ルを備え、テキストデータの全て、または、一部の文字
列(あるいは文字)の字詰め量を字詰め量テーブルから
任意に選択できるように構成したことにより、1原稿内
で同じフォントで出力する文字列に対して、種々の字詰
め量で組版結果を出力することができるので、組版処理
中に、字詰め量テーブルの内容を変更する等の煩雑な操
作を回避でき、操作が簡単になる。
【0099】また、字詰め処理した結果を見て、同じフ
ォントで出力する文字列の全部または一部の字詰め量を
変更して、原稿の仕上がりを調整する場合等にも、テー
ブルに記憶されている字詰め量を変更する必要がないの
で、操作が簡単になる。
【0100】さらに、請求項2に記載の発明によれば、
フォントごとに複数種類記憶した字詰め量テーブルの内
容をさらに更新することができるので、多彩な字詰め量
で請求項1に記載の発明のように組版することができ
る。また、字詰め量テーブルの内容は、ユーザー個々で
任意に設定できるので、個々のユーザーはそれぞれ所望
する字詰め量を用いて請求項1に記載の発明のように組
版することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る組版処理装置の内部構
成を示すブロック図である。
【図2】字詰め量テーブルの登録の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図3】字詰め量コードテーブルの構成を示す図であ
る。
【図4】字詰め量コードテーブルを登録する際のメニュ
ー画面の一例を示す図である。
【図5】字詰め量記憶テーブルの構成を示す図である。
【図6】フォントと字詰め量記憶テーブルの関係を示す
図である。
【図7】字詰め量記憶テーブルを登録する際のメニュー
画面の一例を示す図である。
【図8】組版処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】組版処理後のデータを示す図である。
【図10】組版データテーブルの構成を示す図である。
【図11】組版指示等を設定する際のメニュー画面の一
例を示す図である。
【図12】組版開始位置を説明するための図である。
【図13】組版データバッファの構成を示す図である。
【図14】本実施例の字詰め処理を説明するための図で
ある。
【図15】本実施例の字詰め処理を説明するための図で
ある。
【図16】本実施例での縦組みの場合の字詰め処理を説
明するための図である。
【図17】出力処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図18】字詰め量コードテーブルの変形例の構成を示
す図である。
【図19】組版結果に対する字詰め量の調整処理を説明
するための図である。
【図20】組版結果に対する字詰め量の調整処理を説明
するための図である。
【図21】組版結果に対する字詰め量の調整処理を説明
するための図である。
【図22】フォントを構成する1文字のフォントデータ
の構成を説明するための模式図である。
【図23】ベタ組みでフォントデータを配列した状態を
示す図である。
【図24】従来例の字詰め処理を示す図である。
【符号の説明】
1 … フォント格納装置 2 … 入力指示装置 3 … 表示装置 4 … プリンタ 5 … 外部記憶装置 6 … データ取込み制御部 7 … 組版処理部 8 … フォント検索部 9 … 字詰め量テーブル編集部 10 … 装置制御部 13 … 組版指示バッファ 14 … 字詰め量テーブル 15 … 組版データテーブル 16 … メモリ 21 … 字詰め量コードテーブル 22 … 字詰め量記憶テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 11/00 - 11/60 G06F 17/21 G06F 17/50 G09G 5/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられたテキストデータを構成する各
    文字の字詰め処理を含む組版処理を行ない、組版処理後
    の各文字に対応するフォントデータを、予め登録されて
    いるフォントから読み出し、組版処理後の結果を出力す
    る組版処理装置であって、 フォントが登録されたフォント格納手段と、 フォント内のフォントデータごとの字詰め量を、前記登
    録されたフォントに対してそれぞれ複数個記憶した字詰
    め量テーブルと、 テキストデータと、前記テキストデータを組版処理する
    ための組版指示と、前記テキストデータの全て、また
    は、その一部の文字列(あるいは文字)の字詰め量を、
    前記字詰め量テーブルに記憶された字詰め量の内から選
    択するための字詰め量選択データとを入力指示するため
    の入力指示手段と、 前記指示された字詰め量選択データで選択された前記字
    詰め量テーブル内の字詰め量と、前記指示された組版指
    示とに基づき、前記入力されたテキストデータに対し
    て、字詰め処理を含む組版処理を行ない、組版処理後の
    各文字の配置位置を含む組版データを得る組版処理手段
    と、 前記フォント格納手段に登録されたフォントを検索する
    ことにより、組版処理後の各文字に対応したフォントデ
    ータを読み出すフォント検索手段と、 前記フォント検索手段で読み出されたフォントデータ
    と、前記組版処理手段で得られた組版データとを与えら
    れることにより、組版処理された結果を出力する出力手
    段と、 を備えたことを特徴とする組版処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の組版処理装置におい
    て、 前記字詰め量テーブルに記憶される字詰め量を設定、更
    新する指示及びそのデータを設定指示する字詰め量設定
    指示手段と、 前記字詰め量設定手段で設定指示された指示及びそのデ
    ータに基づき、字詰め量テーブルに記憶される字詰め量
    を編集する字詰め量編集手段とを備えたことを特徴とす
    る組版処理装置。
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