以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、情報処理システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.第1実施形態]
[1−1.情報処理システムの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係る情報処理システムSの構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、情報処理システムSは、電子商店街サーバ1と、複数の店舗端末2と、複数のユーザ端末3と、を含んで構成されている。そして、電子商店街サーバ1と各店舗端末2及び各ユーザ端末3とは、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
電子商店街サーバ1は、洋服の商品の購入が可能な電子商店街に関する各種処理を実行するサーバ装置である。電子商店街サーバ1は、本発明における情報処理装置の一例である。ユーザは、電子商店街を利用することにより、所望の店舗から所望の商品を購入することができる。電子商店街サーバ1は、ユーザ端末3からのリクエストに応じて、例えば、電子商店街のウェブページを送信したり、商品の検索や購入等に関する処理を行ったりする。なお、電子商店街は、洋服以外の商品も購入可能なサイトであってもよい。
店舗端末2は、電子商店街に出店している店舗の従業員等により利用される端末装置である。店舗端末2は、従業員等からの操作に基づいて電子商店街サーバ1等のサーバ装置にアクセスする。これにより、店舗端末2は、サーバ装置からウェブページを受信して表示する。店舗端末2には、ブラウザや電子メールクライアント等のソフトウェアが組み込まれている。従業員は、店舗端末2を利用することにより、例えば、販売する商品の情報を電子商店街に登録したり、商品の注文内容を確認したりする。
ユーザ端末3は、電子商店街を利用するユーザの端末装置である。ユーザ端末3は、ユーザからの操作に基づいて電子商店街サーバ1にアクセスすることにより、電子商店街サーバ1からウェブページを受信して表示する。ユーザ端末3には、ブラウザや電子メールクライアント等のソフトウェアが組み込まれている。ユーザ端末3としては、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン等の携帯情報端末、携帯電話機等が用いられる。
[1−2.商品購入の手順]
次に、電子商店街における商品購入の手順について、図2を用いて説明する。電子商店街で購入可能な洋服の商品には、複数のサイズがある。このサイズを、「商品サイズ」という。商品サイズの表示としては、例えば、S、M、L等の記号表示、号数表示、インチ数表示等がある。また、以降では、洋服の商品を、単に「商品」という。ユーザは、所望の商品を検索するため、電子商店街のウェブページにおいて検索条件を指定する。そして、ユーザが、検索するためのボタンを選択すると、ユーザ端末3は検索条件を含むリクエストを電子商店街サーバ1へ送信する。電子商店街サーバ1は、リクエストに含まれる検索条件に基づいて商品を検索する。そして、電子商店街サーバ1は、検索結果ページをユーザ端末3へ送信する。検索結果ページは、検索された商品の一覧が表示されるウェブページである。検索結果ページにおいてユーザが任意の商品を指定すると、画面には、指定された商品の商品ページが表示される。商品ページは、1つの商品に関する詳細な情報が表示されるウェブページである。
電子商店街サーバ1は、ユーザにより指定された商品の複数の商品サイズのうち、指定したユーザの身体のサイズに合う商品サイズを推定する。そして、電子商店街サーバ1は、推定した商品サイズを示す情報を出力する。具体的に、電子商店街サーバ1は、推定した商品サイズの情報を、指定された商品の商品ページに表示させる。指定された商品を、「指定商品」という。指定したユーザを、「指定者」という。指定商品は、本発明における特定商品の一例である。指定者は、本発明における要求ユーザの一例である。
図2は、商品ページの表示例を示す図である。商品ページには、例えば、商品名、商品の画像、商品価格、店舗名、商品サイズ、商品の説明、購入代金の支払い方法、商品の配送方法等が表示される。また、図2に示すように、商品ページには、推薦サイズ情報110、商品サイズ選択チェックボックス群120、買い物かご登録ボタン130等が表示される。推薦サイズ情報110は、指定商品において、指定者に合う商品サイズを示す情報である。推薦サイズ情報110として、例えば、「あなたの体型に近い人の多くは、Mサイズを買っています。」等の情報が表示される。なお、指定者に合う商品サイズを示す情報であれば、如何なる情報が表示されてもよい。
商品サイズ選択チェックボックス群120は、指定商品の複数の商品サイズの中からユーザが購入する商品サイズを選択するためのチェックボックス群である。具体的には、商品サイズごとにチェックボックスが表示される。商品サイズ選択チェックボックス群120を操作することにより、ユーザは、1つ以上の商品サイズを選択することができる。電子商店街においては、同一の商品について、店舗が複数の商品サイズの商品を購入者へ発送し、商品を受け取った購入者が、自分が気に入った1つの商品サイズを除き、他の商品サイズの商品を店舗へ返品することができるサービスが提供されている。このサービスを、「サイズ選択返品サービス」という。サイズ選択返品サービスにより、ユーザは、実際に商品を着てみて、自分の体に最も合う商品サイズの商品を最終的に選択することができる。なお、サイズ選択返品サービスに対応していない商品の商品ページには、商品サイズ選択チェックボックス群120の代わりにラジオボタン群が表示される。この場合、ユーザは、商品サイズを1つのみ選択することができる。また、同一の商品であっても商品サイズごとに商品ページが異なる場合、ユーザは商品サイズを選択することはできない。
買い物かご登録ボタン130は、商品を買い物かごに入れるためのボタンである。買い物かごは、ユーザが購入しようと決めた商品が入れられる仮想的な入れ物である。ユーザが買い物かご登録ボタン130を選択すると、商品サイズ選択チェックボックス群120で選択状態にされている商品サイズの指定商品が買い物かごに入れられる。そして、画面には、買い物かごページが表示される。買い物かごページは、ユーザが買い物かごに入れている商品の一覧を表示するウェブページである。買い物かごページにおいて、ユーザは、買い物かごに入れられている商品を買い物かごから削除することができる。これにより、ユーザは、ユーザが購入しようと決めた商品の購入をやめることができる。また、買い物かごページには、購入手続ボタンが表示される。購入手続ボタンは、買い物かごに入れられている商品の購入手続を行うためのボタンである。ユーザは、購入手続ボタンを選択し、その後購入手続に必要な情報を入力すると、商品の注文が完了する。これにより、ユーザは商品を購入することができる。
ユーザは、電子商店街において、購入履歴ページを閲覧することができる。購入履歴ページは、商品の購入履歴が表示されるウェブページである。購入履歴ページにおいて、ユーザは、注文が完了した商品のうち、まだ発送されていない商品の注文をキャンセルすることができる。これにより、ユーザは、ユーザが購入しようと決めた商品の購入をやめることができる。また、購入履歴ページにおいて、ユーザは、商品レビューの登録を選択することができる。商品レビューは、ユーザが購入した商品に対するユーザからの評価、感想、批評、コメント等の情報である。具体的に、商品レビューは、おすすめ度、商品レビューのタイトル及び本文を含む。おすすめ度は、例えば、ユーザが商品を気に入った度合い、ユーザが商品を他人にすすめてもよいと考えている度合い等を示す。おすすめ度は、例えば、1〜5の5段階ある。そして、おすすめ度が高いほど、商品に対する評価が高いことを示す。ユーザが商品レビューの登録を選択すると、商品レビューを入力するためのウェブページが表示される。そこで、ユーザは、おすすめ度、商品レビューのタイトル及び本文等を入力する。入力された情報は、ユーザ端末3から電子商店街サーバ1に送信される。そして、電子商店街サーバ1は、受信した情報を登録する。ユーザは、自分が入力した商品レビューや他人が入力した商品レビューを電子商店街において確認することができる。
[1−3.ユーザに合う商品サイズの推定方法]
次に、指定商品において、指定者に合う商品サイズの推定方法について、図3及び図4を用いて説明する。指定者に合う商品サイズを、「適合サイズ」という。
電子商店街サーバ1は、指定商品を購入したことがあるユーザが購入した指定商品の商品サイズ、指定者の身体サイズと指定商品を購入したことがあるユーザの身体サイズとの大小関係、及び、指定商品を購入したことがあるユーザからの指定商品に対する評価に基づいて、指定者の適合サイズを推定する。指定商品に対する評価は、商品サイズ単位で分類される。指定商品を購入したことがあるユーザを、「既購入者」という。既購入者は、指定者とは異なるユーザである。既購入者が、購入した指定商品を実際に着たことがある蓋然性は高い。そのため、指定商品に対する既購入者からの評価には、既購入者が指定商品を着た結果が含まれている蓋然性がある。従って、或る既購入者からの評価が高い商品サイズは、その既購入者の身体サイズに合っている蓋然性が高く、或る既購入者からの評価が低い商品サイズは、その既購入者の身体サイズに合っている蓋然性が低い。そこで、電子商店街サーバ1は、指定者の身体サイズと指定商品を購入したことがあるユーザの身体サイズとの大小関係を判定し、身体サイズが指定者と同程度の既購入者からの評価が高い商品サイズであるほど、指定者の適合サイズであると推定する蓋然性を高くする。指定者は、指定者が商品の試着を行わなくても指定者に合うと推定される商品サイズを知ることができる。
また、同一の商品ではあっても商品サイズごとに商品ページが異なる場合がある。この場合、ユーザが自分に合うサイズを探すために様々な商品ページを要求することがある。すると、電子商店街サーバ1が処理する要求が増加するので、電子商店街サーバ1の処理負荷が増大する。しかしながら、商品ページに、ユーザに合うと推定される商品サイズが表示されるので、ユーザが自分に合うサイズを探すための要求を減らすことができる。そのため、電子商店街サーバ1の処理負荷を軽減することができる。
電子商店街サーバ1は、実際には、既購入者が購入したという事実も考慮して、適合サイズを推定する。具体的には、評価が高い商品サイズであるほど適合サイズであると推定される蓋然性が高くなり、購入数が多い商品サイズであるほど適合サイズであると推定される蓋然性が高くなる。ユーザが商品を購入するとき、ユーザは、例えば経験則等に基づいて、ユーザの身体サイズに合うと推測した商品サイズを選択する。従って、ユーザが購入した商品サイズは、ユーザの適合サイズである可能性がある。しかしながら、ユーザは、購入した商品を受け取るまでは、商品を着ることはできない。そのため、ユーザが購入した商品サイズが、実際にはユーザの身体サイズに合わない場合がある。従って、身体サイズが指定者と同程度のユーザが購入したという事実のみに基づいて適合サイズを推定すると、推定精度が低くなる場合がある。そこで、電子商店街サーバ1が既購入者からの評価を考慮することにより、指定者の適合サイズの推定精度を高めることができる。なお、電子商店街サーバ1は、購入したという事実は考慮せず、既購入者からの評価に基づいて、適合サイズを推定してもよい。
次に、商品サイズに対する評価について説明する。図3(a)は、評価の内容とスコアとの関係の例を示す図である。スコアは、商品サイズに対する評価の高さを示す。スコアが高いほど、評価が高い。評価の種類は、大別して3種類ある。評価の第1の種類は、返品の有無である。上述したようにサイズ選択返品サービスに対応した商品の場合、購入者は、商品サイズが互いに異なる複数の同一商品を受け取り、複数の同一商品のうち一部の商品サイズの商品を返品することができる。このとき、ユーザは、複数の商品サイズの商品を実際に着てみることにより、各商品サイズについて返品するか否かを決めることができる。そのため、購入者が返品しなかった商品サイズは購入者の身体サイズに合う商品サイズであり、購入者が返品した商品サイズは購入者の身体サイズに合わない商品サイズであると考えられる。従って、返品の有無は、商品サイズに対する評価であると考えられる。この場合、返品されなかった商品サイズは返品された商品サイズよりも評価が高い。図3(a)に示すように、返品されなかった商品サイズのスコアは、例えば+3.0に設定され、返品された商品サイズのスコアは、例えば−3.0に設定される。
評価の第2の種類は、商品レビューの内容である。購入者は、例えば、購入した或る商品サイズの商品を実際に着てみる。その結果、購入者は、商品サイズが自分の身体サイズに合うかどうかを判断した上で、商品レビューを登録する場合がある。そのため、商品レビューのおすすめ度が高いほど、購入された商品サイズは購入者の身体サイズに合っている蓋然性がある。図3(a)に示すように、おすすめ度の1〜5に対して、スコアは、例えば、−2.0、−1.0、+1.0、+1.5、+2.0に設定されている。おすすめ度に応じたスコアの絶対値の最大値は、返品の有無に応じたスコアの絶対値よりも小さくなっている。つまり、返品の有無の重みは、商品レビューの重みよりも重くなっている。換言すると、電子商店街サーバ1は、返品の有無を、商品レビューの内容よりも重視して、適合サイズを推定する。その理由は、返品の有無は商品サイズに対する直接的な評価であると考えられる一方で、商品レビューの内容は、商品サイズ以外の事柄に対する評価が含まれていることがあるからである。
なお、複数段階の評価が可能な項目が複数あってもよい。項目としては、例えば、商品サイズ、デザイン、値段等がある。この場合、電子商店街サーバ1は、商品サイズに対する評価に応じてスコアを決定してもよい。また、電子商店街サーバ1は、商品レビューのタイトルや本文に基づいて、スコアを決定してもよい。その理由は、タイトルや本文の内容が肯定的な内容である場合、購入された商品サイズは購入者の身体サイズに合っている蓋然性があるからである。また、タイトルや本文の内容が否定的な内容である場合、購入された商品サイズは購入者の身体サイズに合っていない蓋然性があるからである。例えば、電子商店街サーバ1は、タイトルや本文から肯定的な語や否定的な語を抽出してもよい。肯定的な語としては、例えば、「良い」、「合う」、「ぴったり」等がある。否定的な語としては、例えば、「悪い」、「合わない」、「フィットしない」等がある。電子商店街サーバ1は、例えば、肯定的な語のみを抽出した場合には、例えばスコアを+2.0とし、否定的な語のみを抽出した場合には、例えばスコアを−2.0としてもよい。また、電子商店街サーバ1は、肯定的な語も否定的な語も抽出することができなかった場合には、例えばスコアを+1.0としてもよい。また、電子商店街サーバ1は、肯定的な語及び否定的な語の両方を抽出した場合には、例えば、肯定的な語と否定的な語との比率に基づいてスコアを決定してもよい。
評価の第3の種類は、複数の商品サイズの中から購入する商品サイズをユーザが迷った場合である。具体的には、買い物かごからの商品の削除と、注文完了後のキャンセルとがある。例えば、ユーザは、或る商品Xを購入しようと決めて、Mサイズの商品Xを買い物かごに登録したとする。その後、ユーザは、購入手続をせずに、Mサイズの商品Xを買い物かごから削除する。次に、ユーザは、Lサイズの商品Xを買い物かごに登録し、購入手続を行って、Lサイズの商品Xを購入したとする。この場合、商品Xについて、Mサイズを購入するかLサイズを購入するかをユーザが迷った形跡がある。そして、ユーザが、Mサイズを購入せず、最終的にLサイズを購入したということは、MサイズとLサイズとをユーザが検討した蓋然性がある。この場合、最終的に購入されたLサイズは、最終的に購入されなかったMサイズよりも評価が高い。注文完了後のキャンセルについても同様である。ユーザは、Mサイズの商品Xの購入続を完了した後、商品Xの発送前に注文をキャンセルしたとする。次に、ユーザは、Lサイズの商品Xの購入手続をすることにより、Lサイズの商品Xがユーザに配達されたとする。この場合も、商品Xについて、Mサイズを購入するかLサイズを購入するかをユーザが迷った形跡がある。そして、最終的に購入されたLサイズは、最終的に購入されなかったMサイズよりも評価が高い。また、単にSサイズを購入したユーザよりも、SサイズとMサイズとの間で購入を迷った後にSサイズを購入したユーザの方が、より熟慮してサイズを最終的に決定したと考えられる。
図3(a)に示すように、最終的に購入された商品サイズのスコアは、例えば+1.5に設定され、最終的に購入されなかった商品サイズのスコアは、例えば−1.5に設定される。商品サイズを迷った場合のスコアの絶対値は、おすすめ度に応じたスコアの絶対値の最大値よりも小さくなっている。つまり、商品レビューの重みは、商品サイズを迷った場合よりも重くなっている。換言すると、電子商店街サーバ1は、商品レビューの内容を、商品サイズを迷った場合よりも重視して、適合サイズを推定する。その理由は、商品サイズを迷ってユーザが商品を購入する場合、ユーザは、最終的に購入する商品サイズを決定する前に、商品を着ることができないからである。従って、商品サイズを迷った場合の評価は補足的に用いられる。なお、電子商店街サーバ1は、買い物かごからの商品の削除の有無と、注文完了後のキャンセルの有無と何れか一方のみに基づいて、既購入者が複数の商品サイズの中から購入する商品サイズをユーザが迷ったか否かを判定してもよい。
図3(a)に示すように、評価がない場合、スコアは、例えば+1.0に設定される。評価がない場合とは、ユーザは商品を購入したが、返品を行わず、商品レビューの登録もせず、且つ、商品サイズを迷わなかった場合である。つまり、購入したという事実に対して+1.0のスコアが設定される。評価がなく購入のみの場合のスコアの絶対値の最大値は、商品サイズを迷った場合のスコアの絶対値よりも小さくなっている。つまり、商品サイズを迷った場合の重みは、評価がない場合よりも重くなっている。その理由は、商品サイズを迷った場合は、複数の商品サイズの検討が行われている蓋然性がある からである。
なお、電子商店街サーバ1は、返品の有無または商品レビューの内容の何れか一方のみを用いて、適合サイズを推定してもよい。また、電子商店街サーバ1は、返品の有無または商品レビューの内容の何れか一方と、商品サイズを迷った場合とを用いてもよい。
次に、各ユーザの身体サイズの特定方法について説明する。本実施形態においては、各ユーザは、予め自分の身体サイズに関する情報を電子商店街に登録する。身体サイズに関する情報を、「体型情報」という。体型情報は、本発明における身体サイズ情報の一例である。体型情報は、例えば、身長及び体重を含む。電子商店街サーバ1は、体型情報に基づいて、指定者の身体サイズと同じ身体サイズの範囲に含まれる身体サイズを有する既購入者を特定する。身体サイズの範囲を、「体型区分」という。図4は、身長及び体重と、体型区分との関係の例を示す図である。図4に示すように、身長は、例えば、低い、やや低い、中、やや高い、高い、の5区分に分類される。図4において、縦の破線が身長の区分の境界である。また、体重は、例えば、軽い、やや軽い、中、やや重い、重い、の5区分に分類される。図4において、横の破線が身長の区分の境界である。そして、破線に囲まれた矩形の各領域が、体型区分に相当する。なお、女性用の体型区分と男性用の体型区分とが別々に定義されてもよい。また、電子商店街サーバ1は、指定者の身体サイズと既購入者の身体サイズとの差が予め設定された差以下である場合、既購入者は、指定者の身体サイズと同じ身体サイズの範囲に含まれる身体サイズを有すると判定してもよい。
なお、体型情報は、身長または体重の少なくとも何れか一方のみが含まれていてもよい。そして、電子商店街サーバ1は、一方の情報のみに基づいて、体型区分を特定してもよい。また、体型情報には、詳細な情報が含まれていてもよい。例えば、上半身の長さ、下半身の長さ、バストサイズ、ウエストサイズ、ヒップサイズ等が含まれていてもよい。そして、電子商店街サーバ1は、詳細な情報に基づいて、体型区分を特定してもよい。また、電子商店街サーバ1は、指定商品の種類に応じて、用いる情報を変えてもよい。例えば、電子商店街サーバ1は、トップスに対しては上半身の長さを用い、ボトムスに対しては下半身の長さを用いてもよい。
本実施形態において、電子商店街サーバ1は、指定者と同一の体型区分に属する既購入者を特定する。そして、指定者と同一の体型区分に属する既購入者ごとに、図3(a)に示すようにスコアを決定する。既購入者が複数の評価を行った場合、電子商店街サーバ1は、それぞれの評価に対応するスコアを足し合わせてもよい。例えば、ユーザがMサイズとLサイズとの間で購入する商品サイズを迷い、その結果、ユーザは、Lサイズを購入したとする。その後、ユーザは、商品レビューを登録し、お気に入り度を2に設定したとする。この場合、Mサイズのスコアは、−1.5である。一方、Lサイズのスコアは、+1.5−1.0=+0.5である。なお、電子商店街サーバ1は、複数の評価のうち最も重みの高い評価のみに基づいて、スコアを決定してもよい。前述の例では、商品レビューの内容の重みの方が商品サイズを迷った場合の重みよりも重いので、Lサイズのスコアは、−1.0である。つまり、電子商店街サーバ1は、重みが重い方の評価を重視した結果、重みが軽い方の評価を無視する。
電子商店街サーバ1は、各既購入者のスコアを商品サイズごとに足し合わせて、商品サイズごとに総合スコアを決定する。そして、電子商店街サーバ1は、総合スコアが最も高い商品サイズを、適合サイズとして特定する。なお、評価なしの場合のスコアが0であってもよい。これにより、適合サイズの推定に、購入したのみで評価がない場合を、適合サイズの推定に反映させないようにすることができる。
評価を行った既購入者の数を、「評価人数」という。既購入者の数を、「購入者数」という。購入者数が多いほど評価人数が多くなる傾向にある。そして、評価人数が多いほど、適合サイズの推定精度は高くなると考えられる。従って、評価人数が少ない商品をユーザが指定することによって商品ページに表示された推薦サイズ情報110が示す適合サイズをユーザが購入した場合、購入した商品サイズがユーザの身体サイズに合わないこともある。商品サイズがユーザの身体サイズに合わなかったという結果は、評価に反映される。評価人数が多くなるにつれて適合サイズの推定精度が高くなれば、ユーザは、サイズ選択返品サービスを利用しなくてもよい。または、ユーザは、サイズ選択返品サービスを利用したとしても、選択する商品サイズの数を減らすことができる。また、商品サイズの選択にユーザが迷うことが少なくなり、商品レビューの内容が良くなり、おすすめ度が高くなる。
ところで、各既購入者が指定商品を購入した時期は様々である。指定商品の商品サイズに対する既購入者からの評価は、指定商品の購入時期における評価である。つまり、既購入者からの評価は、指定商品の購入時期における既購入者の身体サイズに基づいている。一方、ユーザが登録した体型情報は、現在のユーザの身体サイズを反映していると考えられる。既購入者が指定商品を購入した当時から現在までに、既購入者の身体サイズが変わっている可能性がある。そのため、体型情報に基づいて既購入者の身体サイズを特定すると、既購入者の指定商品の購入時期が古い場合、既購入者からの評価の信頼性が低い場合がある。そこで、電子商店街サーバ1は、指定商品の購入時期によって、各既購入者のスコアに重み付けをしてもよい。具体的に、電子商店街サーバ1は、購入時期が新しいほど重みを重くする。つまり、電子商店街サーバ1は、購入時期が新しい既購入者の評価ほど重視する。図3(b)は、購入時期と重み係数W1との関係の一例を示す図である。重み係数W1は、指定商品の購入時期に応じた重みを示す係数である。図3(b)に示すように、購入時期が現在から5年以上前である場合、重み係数W1は、例えば0.5である。また、購入時期が2年以上前から5年未満前の場合、重み係数W1は、例えば0.8である。また、購入時期が半年以上前から2年未満前の場合、重み係数W1は、例えば1.0である。また、購入時期が半年未満前の場合、重み係数W1は、例えば1.2である。電子商店街サーバ1は、既購入者ごとに、図3(a)に基づいて得られたスコアに、図3(b)に基づいて得られた重み係数W1を掛けて、既購入者ごとの最終的なスコアを計算する。なお、電子商店街サーバ1は、購入時期が予め設定された時期よりも古い既購入者からの評価を用いずに、適合サイズを推定してもよい。
また、電子商店街サーバ1は、評価ありの場合のスコアと評価なしの場合のスコアとの両方を用いて、適合サイズを推定する。上述したように、ユーザが購入した商品サイズがユーザの身体サイズに合っていると断定することはできない。そのため、評価ありの場合のスコアの絶対値は、評価なしの場合のスコアの絶対値よりも大きくなっている。しかしながら、適合サイズの推定精度を高めるためには、評価のみに基づいて適合サイズを推定した方がよい。その一方で、評価人数が少ない場合に評価のみに基づいて適合サイズを推定すると、適合サイズの推定精度が低くなる場合がある。また、評価人数は購入者数と比較して相当に少ない場合がある。そこで、電子商店街サーバ1は、評価人数に応じて、評価ありの場合のスコアの重みと評価なしの場合のスコアの重みとをそれぞれ変えてもよい。具体的に、電子商店街サーバ1は、評価人数が多いほど、評価ありの場合のスコアの重みを重くし、評価なしの場合のスコアの重みを軽くする。図3(c)は、評価人数と重み係数W2との関係の一例を示す図である。重み係数W2は、評価ありの場合のスコアの重みを示す係数である。なお、評価なしの場合のスコアの重みは、1−W2である。図3(c)に示すように、評価人数が5未満である場合、重み係数W2は、例えば0.5である。また、評価人数が5以上であり10未満である場合は0.6、評価人数が10以上であり20未満である場合は0.7、評価人数が20以上であり40未満である場合は0.8、評価人数が40以上であり100未満である場合は0.9、評価人数が100以上である場合は1.0である。なお、電子商店街サーバ1は、購入者数に対する評価人数の割合に応じて重みを決定してもよい。具体的に、電子商店街サーバ1は、評価人数の割合が大きいほど、評価ありの場合のスコアの重みを重くする。
また、ユーザは、他人のために商品を購入することがある。この場合、他人のために商品を購入したユーザからの評価に、購入した商品サイズのユーザ自身の身体サイズに対する適合程度が反映されている蓋然性は低い。その理由は、ユーザは、他人のために商品を購入するとき、自分の身体サイズとは無関係に商品サイズを選択するからである。そこで、電子商店街サーバ1は、他人のために指定商品を購入したと判定される既購入者からの評価を、適合サイズの推定に用いなくてもよい。既購入者からの評価を用いない場合の例としては、既購入者が大人である場合に、既購入者が子供用の指定商品を購入した場合がある。何歳以上を大人と定めるかは、電子商店街の運営者の任意である。また、既購入者からの評価を用いない場合の例としては、既購入者が、既購入者の性別とは異なる性別用の商品を購入した場合がある。つまり、既購入者が異性のために商品を購入した場合である。例えば、電子商店街サーバ1は、既購入者がこれまで購入した商品のうち、女性用の商品の割合と男性用の商品の割合とを計算する。そして、電子商店街サーバ1は、割合が、予め設定された閾値以下である方の性別の商品は、既購入者が異性のために購入した商品であると判定する。閾値は5割未満の値に設定される。つまり、割合が多い方の商品が対応する性別が、購入したユーザの性別である。なお、電子商店街サーバ1は、ユーザが電子商店街に自分の性別を登録している場合には、登録された性別を取得してもよい。
また、電子商店街サーバ1は、指定者自身が着用する商品ではないものを指定者が指定商品として指定したと判定した場合、推薦サイズ情報110を表示させなくてもよい。推薦サイズ情報110を表示させない場合の例としては、指定者が大人である場合に指定商品が子供用の商品である場合、指定商品が指定者の性別とは異なる性別用の商品である場合等がある。また、電子商店街サーバ1は、指定商品が妊婦用の商品である場合も、推薦サイズ情報110を表示させなくてもよい。妊婦用の商品は、妊婦の体格に合わせた商品であるからである。また、ユーザが妊娠中であるか否かをユーザが電子商店街に登録することができるようになっていてもよい。そして、電子商店街サーバ1は、指定者が妊娠中である場合、推薦サイズ情報110を表示させなくてもよい。
商品が子供用であるか否か、商品が女性用であるか男性用であるか、商品が妊婦用であるか否か等は、商品のジャンルによって特定することができる。商品のジャンルは、予め定められた基準に基づいて商品が分けられた商品の区分、範疇等である。
[1−4.電子商店街サーバの構成]
次に、電子商店街サーバ1の構成について、図5及び図6を用いて説明する。
図5は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、電子商店街サーバ1は、通信部11と、記憶部12と、入出力インターフェース13と、システム制御部14と、を備えている。そして、システム制御部14と入出力インターフェース13とは、システムバス15を介して接続されている。
通信部11は、ネットワークNWに接続して、店舗端末2やユーザ端末3等との通信状態を制御するようになっている。
記憶部12は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。記憶部12は、本発明における履歴記憶手段、返品履歴記憶手段及び非購入履歴記憶手段の一例である。この記憶部12には、会員情報DB12a、ジャンル情報DB12b、商品情報DB12c、買い物かご削除履歴DB12d、購入履歴DB12e、レビュー情報DB12f等のデータベースが構築されている。「DB」は、データベースの略語である。
図6(a)は、会員情報DB12aに登録される内容の一例を示す図である。会員情報DB12aには、情報処理システムSに会員登録しているユーザに関する会員情報が登録される。具体的に、会員情報DB12aには、ユーザID、パスワード、ニックネーム、氏名、生年月日、性別、郵便番号、住所、電話番号、電子メールアドレス、体型情報等のユーザの属性が、ユーザごとに対応付けて登録される。
図6(b)は、ジャンル情報DB12bに登録される内容の一例を示す図である。ジャンル情報DB12bには、商品のジャンルに関するジャンル情報が登録されている。具体的に、ジャンル情報DB12bには、ジャンルID、ジャンル名、ジャンルのレベル、親ジャンルID、子ジャンルIDリスト等のジャンルの属性が、ジャンルごとに対応付けて登録される。ジャンル情報は、例えば、電子商店街の運営者により設定される。
商品のジャンルは、木構造で階層的に定義されている。具体的に、木構造の各ノードが、ジャンルに相当する。ノードの深さが、そのノードに相当するジャンルのレベル(階層)に相当する。ノードの深さは、根に位置するノード(以下、「根ノード」という)からの距離である。レベルの値が大きいほど、レベルとしての深さが深く、レベルの値が小さいほど、レベルとしての深さが浅い。根ノードが有する子ノードに相当するジャンルがレベル1のジャンルである。レベル1のジャンルが最上位のジャンルである。レベル1の各ジャンルに対しては、子ノードに相当するジャンルが、レベル2のジャンルとして定義されている。ここで、或るジャンルJ1の子ノードに相当するジャンルJ2を、ジャンルJ1の「子ジャンル」という。また、このときのジャンルJ1を、ジャンルJ2の「親ジャンル」という。子ジャンルは、親ジャンルを更に複数に区分したときに、同じような商品が属する範囲である。従って、子ジャンルは親ジャンルに属する。或るジャンルの祖先ノードに相当するジャンルを、「祖先ジャンル」という。例えば、ジャンルJ3がジャンルJ2の子ジャンルであるとする。この場合、ジャンルJ1及びJ2は、それぞれジャンルJ3の先祖ジャンルである。ジャンルJ3の商品は、ジャンルJ3に属するとともに、ジャンルJ3の祖先ジャンルにも属する。従って、ジャンルJ3の商品は、ジャンルJ1〜J3の何れにも属する。
ジャンル分けの例を説明する。レベル1のジャンルとして、例えば、「レディースファッション」、「メンズファッション」、「キッズ・ベビー・マタニティ」等がある。「レディースファッション」の子ジャンルとして、例えば、「ワンピース」、「トップス」、「ボトムス」等がある。「トップス」の子ジャンルとして、例えば、「Tシャツ」、「ポロシャツ」、「ブラウス」等がある。どのようにジャンル分けをするかは運営者の任意である。
ジャンルIDは、ジャンル情報によって定義されるジャンルの識別情報である。親ジャンルIDは、ジャンル情報によって定義されるジャンルの親ジャンルのジャンルIDである。子ジャンルIDリストは、ジャンル情報によって定義されるジャンルの子ジャンルのジャンルIDのリストである。子ジャンルIDリストは、ジャンル情報によって定義されるジャンルが子ジャンルを有する場合に設定される。
図6(c)は、商品情報DB12cに登録される内容の一例を示す図である。商品情報DB12cには、電子商店街で販売されている商品に関する商品情報が登録される。商品情報は、店舗により登録される情報である。具体的に、商品情報DB12cには、店舗ID、商品ID、商品コード、ジャンルID、ブランドID、商品名、商品画像のURL、商品説明、商品価格、商品サイズリスト、サイズ選択返品サービスフラグ等の商品の属性値が、店舗が販売する商品ごとに対応付けて登録される。店舗IDは、商品の販売元の店舗の識別情報である。商品IDは、店舗が、販売する商品を管理するための商品の識別情報である。店舗IDと商品IDとの組み合わせは、商品ページと一対一で対応する。商品コードは、商品を識別するコード番号である。複数の店舗で同一の商品が販売される場合、同一の商品コードがそれぞれの商品に対して付与される。商品コードとしては、例えば、JAN(Japanese Article Number Code)コードがある。ジャンルIDは、商品が属するジャンルを示す。ブランドIDは、商品のブランドの識別情報である。商品情報に設定されるジャンルIDは、基本的に、レベル番号が最も高いジャンルのジャンルIDである。つまり、最も細分化されたジャンルのジャンルIDが設定される。商品名は、店舗が付けた商品の名称である。商品サイズリストは、商品サイズのリストを示す。サイズ選択返品サービスフラグは、サイズ選択返品サービスが適用されるか否かを示す。
図6(d)は、買い物かご削除履歴DB12dに登録される内容の一例を示す図である。買い物かご削除履歴DB12dには、買い物かごからの商品の削除の履歴を示す買い物かご削除履歴が登録される。買い物かご削除履歴は、本発明における非購入履歴の一例である。具体的に、買い物かご削除履歴DB12dには、ユーザID、削除日時、店舗ID、商品ID及び商品サイズリストが、買い物かごから商品が削除されるごとに登録される。ユーザIDは、買い物かごから商品を削除したユーザを示す。削除日時は、買い物かごから商品が削除された日時を示す。店舗IDは、買い物かごから削除された商品の販売元を示す。商品IDは、買い物かごから削除された商品を示す。商品サイズリストは、買い物かごから商品が削除された商品の商品サイズのリストである。
図6(e)は、購入履歴DB12eに登録される内容の一例を示す図である。購入履歴DB12eには、ユーザによる商品の購入履歴が登録される。購入履歴は、本発明における購入履歴、返品履歴及び非購入履歴の一例である。具体的に、購入履歴DB12eには、注文コード、購入日時、ユーザID、店舗ID、商品ID、商品コード、ジャンルID、ブランドID、購入サイズリスト、購入価格、キャンセルフラグ、キャンセル日時、返品フラグ、返品日時、返品サイズリスト等が、商品の購入ごとに対応付けて登録される。注文コードは、商品の注文が行われるたびに付与される注文の識別情報である。ユーザIDは、購入者を示す。店舗IDは、購入先の店舗を示す。商品ID及び商品コードは、購入された商品を示す。ジャンルIDは、購入された商品のブランドを示す。購入サイズリストは、購入された商品の商品サイズのリストである。キャンセルフラグは、注文がキャンセルされたか否かを示す情報である。キャンセルフラグには、ONまたはOFFが設定される。ONは、注文がキャンセルされたことを示す。OFFは、注文がキャンセルされていないことを示す。キャンセル日時は、キャンセルの操作が行われた日時を示す。返品フラグは、一部の商品サイズの商品が返品されたか否かを示す情報である。返品フラグには、ONまたはOFFが設定される。ONは、商品が返品されたことを示す。OFFは、商品が返品されていないことを示す。返品日時は、返品の操作が行われた日時を示す。返品サイズリストは、返品された商品の商品サイズのリストである。
図6(f)は、レビュー情報DB12fに登録される内容の一例を示す図である。レビュー情報DB12fには、商品レビューに関するレビュー情報が登録される。具体的に、レビュー情報DB12fには、ユーザID、登録日時、店舗ID、商品ID及び商品サイズリスト、おすすめ度、商品レビューのタイトル及び本文が、商品レビューが登録されるごとに登録される。ユーザIDは、商品レビューを登録したユーザを示す。登録日時は、商品レビューが登録された日時を示す。店舗IDは、商品レビューの対象とされた商品の販売元を示す。商品IDは、商品レビューの対象とされた商品を示す。商品サイズリストは、商品レビューの対象とされた商品サイズのリストである。ただし、返品が行われた場合、商品サイズリストには、返品されなかった商品の商品サイズのみが設定される。
次に、記憶部12に記憶されるその他の情報について説明する。記憶部12には、ウェブページを表示するためのHTML(HyperText Markup Language)文書、XML(Extensible Markup Language)文書、画像データ、テキストデータ、電子文書等の各種データが記憶されている。また、記憶部12には、各種の設定値が記憶されている。また、記憶部12には、各評価に対応するスコアが記憶されている。
また、記憶部12には、オペレーティングシステム、WWW(World Wide Web)サーバプログラム、DBMS(Database Management System)、電子商取引管理プログラム等の各種プログラムが記憶されている。電子商取引管理プログラムは、電子商取引に関する各種の処理を実行するためのプログラムである。電子商取引管理プログラムは、本発明における情報処理プログラムの一例である。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしてもよいし、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
入出力インターフェース13は、通信部11及び記憶部12とシステム制御部14との間のインターフェース処理を行うようになっている。
システム制御部14は、CPU14a、ROM(Read Only Memory)14b、RAM(Random Access Memory)14c等により構成されている。そして、システム制御部14は、CPU14aが、各種プログラムを読み出し実行することにより、本発明におけるサイズ取得手段、身体サイズ情報取得手段、評価特定手段、推定手段及び出力手段として機能するようになっている。
なお、電子商店街サーバ1が、複数のサーバ装置で構成されてもよい。例えば、電子商店街において商品の検索や注文等の処理を行うサーバ装置、適合サイズの推定を行うサーバ装置、ユーザ端末3からのリクエストに応じてウェブページを送信するサーバ装置、及びデータベースを管理するサーバ装置等が、互いにLAN等で接続されてもよい。
[1−5.情報処理システムの動作]
次に、情報処理システムSの動作について、図7乃至図11を用いて説明する。
図7は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14の商品ページ送信処理における処理例を示すフローチャートである。商品ページ送信処理は、電子商店街サーバ1がユーザ端末3から商品ページのリクエストを受信するごとに実行される。ユーザ端末3から電子商店街サーバ1へ送信されるリクエストは、指定者の要求を示すメッセージである。商品ページのリクエストには、指定商品の店舗ID及び商品IDと、指定者のユーザIDとが設定されている。システム制御部14は、受信したリクエストに基づいて指定商品を特定する。具体的に、システム制御部14は、リクエストから店舗ID、商品ID及びユーザIDを取得する。そして、システム制御部14は、取得した店舗ID及び商品IDを含む商品情報を商品情報DB12cから取得する。また、システム制御部14は、取得したユーザIDを含む会員情報を会員情報DB12aから取得する。
図7に示すように、システム制御部14は、指定商品の商品ページのHTML文書を記憶部12から取得する(ステップS1)。次いで、システム制御部14は、指定商品の商品情報に含まれるジャンルIDに基づいて、指定商品が子供用の商品であるか否かを判定する(ステップS2)。このとき、システム制御部14は、指定商品が子供用の商品ではないと判定した場合には(ステップS2:NO)、ステップS4に移行する。一方、システム制御部14は、指定商品が子供用の商品であると判定した場合には(ステップS2:YES)、指定者の会員情報に含まれる年齢に基づいて、指定者が大人であるか否かを判定する(ステップS3)。このとき、システム制御部14は、指定者が大人であると判定した場合には(ステップS3:YES)、ステップS7に移行する。この場合、システム制御部14は、適合サイズの推定を行わない。一方、システム制御部14は、指定者が大人ではないと判定した場合には(ステップS3:NO)、ステップS4に移行する。
なお、システム制御部14は、指定者の属性と指定商品の属性とが対応しない場合には、適合サイズを推定しないようにしてもよい。例えば、システム制御部14は、指定者が大人であるか子供であるかを判定するとともに、指定商品が大人用であるか子供用であるかを判定する。そして、システム制御部14は、指定者が大人であり且つ指定商品が子供用である場合、適合サイズを推定しない。また、システム制御部14は、指定者が子供であり且つ指定商品が大人用である場合、適合サイズを推定しない。また、システム制御部14は、指定者が女性であるか男性であるかを判定するとともに、指定商品が女性用であるか男性用であるかを判定する。そして、システム制御部14は、指定者が女性であり且つ指定商品が男性用である場合、適合サイズを推定しない。また、システム制御部14は、指定者が男性であり且つ指定商品が女性用である場合、適合サイズを推定しない。
システム制御部14は、指定者の属性を、指定者の会員情報に設定されている情報に基づいて判定することができる。一方、システム制御部14は、指定商品の属性を、指定商品の商品情報に含まれるジャンルIDに基づいて判定することができる。あるいは、システム制御部14は、指定商品の属性を、指定商品の購入履歴に基づいて判定してもよい。例えば、システム制御部14は、購入履歴に基づいて、既購入者の属性ごとに、指定商品の購入者数の割合を算出する。そして、システム制御部14は、割合が最も多い既購入者の属性に対応する属性を、指定商品の属性とする。例えば、システム制御部14は、既購入者の中で、女性の割合が男性の割合よりも多い場合、指定商品は女性用の商品であると判定する。
ステップS4において、システム制御部14は、適合サイズ推定処理を実行する。適合サイズ推定処理では、適合サイズが推定される。適合サイズ推定処理の詳細な内容については後述する。システム制御部14は、適合サイズ推定処理を終えると、推定した適合サイズに基づいて、推薦サイズ情報110を生成する(ステップS5)。次いで、システム制御部14は、生成した推薦サイズ情報110を、指定商品の商品ページのHTML文書に追加する(ステップS6)。次いで、システム制御部14は、指定商品の商品ページのHTML文書を、リクエストの送信元のユーザ端末3へ送信する(ステップS7)。これにより、出力手段としてのシステム制御部14は、適合サイズを出力する。システム制御部14は、この処理を終えると、商品ページ送信処理を終了させる。
HTML文書を受信したユーザ端末3は、商品ページを画面に表示する。電子商店街サーバ1が適合サイズ推定処理を実行した場合には、商品ページには、例えば図2に示すように推薦サイズ情報110が表示される。このように、システム制御部14は、適合サイズをユーザ端末3によりユーザへ提示させる。
なお、システム制御部14は、商品ページのHTML文書と推薦サイズ情報110とを別々に送信してもよい。例えば、商品ページのHTML文書には、推薦サイズ情報110を電子商店街サーバ1から取得するためのスクリプトが記述されている。システム制御部14は、ユーザ端末3からの商品ページのリクエストに応じて、先ず商品ページのHTML文書をユーザ端末3へ送信する。その後、システム制御部14は、適合サイズの推定を行う。HTML文書を受信したユーザ端末3は、HTML文書に基づいて商品ページを表示するとともに、HTML文書に含まれるスクリプトに基づいて、推薦サイズ情報110のリクエストを電子商店街サーバ1へ送信する。システム制御部14は、受信したリクエストに応じて、推薦サイズ情報110をユーザ端末3へ送信する。推薦サイズ情報110を受信したユーザ端末3は、既に表示している商品ページ内に、推薦サイズ情報110を表示する。これにより、電子商店街サーバ1が適合サイズの推定に時間を要しても、ユーザ端末3は、商品ページを従来通りの早さで表示することができる。
図8及び図9は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14の適合サイズ推定処理における処理例を示すフローチャートである。
図8に示すように、身体サイズ情報取得手段としてのシステム制御部14は、指定者の会員情報から体型情報を取得する(ステップS21)。次いで、システム制御部14は、評価人数、各商品サイズの評価ありスコア及び評価なしスコアを、それぞれ0に初期化する(ステップS22)。評価ありスコアは、評価ありの場合のスコアの合計値である。評価なしスコアは、評価なしの場合のスコアの合計値である。このとき、システム制御部14は、指定商品の商品情報に含まれる商品サイズリストから商品サイズを取得する。そして、システム制御部14は、取得した商品サイズに対応するスコアを初期化する。なお、商品サイズごとに商品ページが異なる場合、商品サイズリストは、指定商品に用意されている複数の商品サイズのうち1つの商品サイズのみが設定されている。この場合、システム制御部14は、指定商品と同一の商品の商品情報からも、商品サイズを取得する。例えば、システム制御部14は、指定商品の商品コードと同一の商品コードを含む商品情報や、指定商品の商品名と同一の商品名を含む商品情報を、商品情報DB12cから検索する。そして、システム制御部14は、検索した商品情報に含まれる商品サイズリストから商品サイズを取得する。
次いで、システム制御部14は、指定商品の購入履歴を検索する(ステップS23)。具体的に、システム制御部14は、指定商品の店舗ID及び商品IDを含む購入履歴を、購入履歴DB12eから検索する。なお、システム制御部14は、商品コードが指定商品と同一である商品を、指定商品に含めてもよい。この場合、システム制御部14は、指定商品の商品情報から商品コードを取得する。そして、システム制御部14は、取得した商品コードを含む購入履歴を検索する。また、システム制御部14は、指定者の性別と同じ性別の既購入者の購入履歴のみを検索してもよい。また、システム制御部14は、指定者のユーザIDを含む購入履歴を、検索対象から除外してもよいし除外しなくてもよい。既購入者の中に指定者自身が含まれていること自体は、特に問題ではない。既購入者の中に、指定者以外のユーザが1人以上含まれていることが重要である。
次いで、システム制御部14は、ステップS23で検索された購入履歴のうち、購入者1人分の購入履歴を選択する(ステップS24)。つまり、システム制御部14は、或るユーザIDを含む購入履歴を選択する。このとき、システム制御部14は、複数の購入履歴が同一のユーザIDを含む場合、同一のユーザIDを含む複数の購入履歴を選択する。ここで、選択された購入履歴が示す既購入者を、「選択購入者」という。
次いで、システム制御部14は、購入目的判定処理を実行する(ステップS25)。購入目的判定処理では、選択購入者が指定商品を購入した目的が他人のためであるか否かが判定される。購入目的判定処理の詳細な内容については後述する。次いで、システム制御部14は、購入目的判定処理の戻り値が、「他人のため」であるか否かを判定する(ステップS26)。戻り値が「他人のため」である場合、選択購入者が指定商品を購入した目的は他人のためである。このとき、システム制御部14は、戻り値が「他人のため」であると判定した場合には(ステップS26:YES)、ステップS35に移行する。この場合、システム制御部14は、選択購入者のスコアを計算しない。換言すると、システム制御部14は、選択購入者の指定商品の購入履歴を、適合サイズの推定に用いない。一方、システム制御部14は、戻り値が「他人のため」ではないと判定した場合には(ステップS26:NO)、ステップS27に移行する。
ステップS27において、身体サイズ情報取得手段としてのシステム制御部14は、選択購入者の体型情報を取得する。具体的に、システム制御部14は、購入履歴から選択購入者のユーザIDを取得する。次いで、システム制御部14は、取得したユーザIDを含む会員情報を会員情報DB12aから取得する。次いで、システム制御部14は、取得した会員情報から体型情報を取得する。
システム制御部14は、体型情報を取得すると、指定者の体型区分と選択購入者の体型区分とが一致するか否かを判定する(ステップS28)。体型区分は、体型情報に基づいて特定される。このとき、システム制御部14は、指定者の体型区分と選択購入者の体型区分とが一致しないと判定した場合には(ステップS28:NO)、ステップS35に移行する。
一方、システム制御部14は、指定者の体型区分と選択購入者の体型区分とが一致すると判定した場合には(ステップS28:YES)、スコア計算処理を実行する(ステップS29)。スコア計算処理では、指定商品の各商品サイズに対する選択購入者のスコアが計算される。スコア計算処理の詳細な内容については後述する。
次いで、システム制御部14は、選択購入者の指定商品の購入時期に応じて各商品サイズのスコアに重み付けを行う(ステップS30)。具体的に、システム制御部14は、選択購入者の購入履歴に含まれる購入日時に対応する重み係数W1を記憶部12から取得する。購入履歴が複数ある場合、システム制御部14は、例えば、購入日時の平均に対応する重み係数W1を取得する。システム制御部14は、各商品サイズのスコアに重み係数W1を掛け合わせて、選択購入者の商品サイズごとの最終的なスコアを計算する。
次いで、システム制御部14は、図9に示すように、選択購入者からの評価があったか否かを判定する(ステップS31)。このとき、システム制御部14は、選択購入者からの評価があったと判定した場合には(ステップS31:YES)、ステップS32に移行する。一方、システム制御部14は、選択購入者からの評価がなかったと判定した場合には(ステップS31:NO)、ステップS34に移行する。
ステップS32において、システム制御部14は、評価人数に1を加算する。次いで、システム制御部14は、選択購入者の各商品サイズのスコアを、各商品サイズの評価ありスコアにそれぞれ加算する(ステップS33)。次いで、システム制御部14は、ステップS35に移行する。ステップS34において、システム制御部14は、選択購入者の各商品サイズのスコアを、各商品サイズの評価なしスコアにそれぞれ加算する。次いで、システム制御部14は、ステップS35に移行する。
ステップS35において、システム制御部14は、ステップS23において検索した購入履歴の中にまだ選択していない購入履歴があるか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、まだ選択していない購入履歴があると判定した場合には(ステップS35:YES)、まだ選択していない購入履歴のうち、購入者1人分の購入履歴を選択する(ステップS36)。次いで、システム制御部14は、ステップS25に移行する。システム制御部14は、ステップS25〜S36を繰り返すことにより、評価ありの既購入者の商品サイズごとのスコアの合計値と、評価なしの既購入者の商品サイズごとのスコアの合計値とを計算する。
システム制御部14は、全ての購入履歴を選択したと判定した場合には(ステップS35:NO)、評価人数に応じた重み係数W2を記憶部12から取得する(ステップS37)。次いで、システム制御部14は、商品サイズごとの総合スコアを計算する(ステップS38)。具体的に、システム制御部14は、商品サイズごとに、下記の式を計算する。
総合スコア=W2×評価ありスコア+(1−W2)×評価なしスコア
次いで、推定手段としてのシステム制御部14は、総合スコアが最も高い商品サイズを、適合サイズとして特定する(ステップS39)。システム制御部14は、この処理を終えると、商品サイズ推定処理を終了させる。
図10は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14の購入目的判定処理における処理例を示すフローチャートである。
図10に示すように、システム制御部14は、選択購入者のユーザIDを含む購入履歴を、購入履歴DB12eから検索する(ステップS41)。次いで、システム制御部14は、選択購入者が購入した全商品に対する女性用の商品の割合と男性用の商品の割合とを計算する。システム制御部14は、購入履歴に含まれるジャンルIDに基づいて、女性用であるか男性用であるかを判定することができる。
次いで、システム制御部14は、指定商品の商品情報に含まれるジャンルIDに基づいて、指定商品は男性用の商品であるか否かを判定する(ステップS42)。このとき、システム制御部14は、指定商品は男性用の商品ではないと判定した場合には(ステップS42:NO)、ステップS44に移行する。一方、システム制御部14は、指定商品は男性用の商品であると判定した場合には(ステップS42:YES)、男性用の商品の割合が、記憶部12に記憶されている閾値以下であるか否かを判定する(ステップS43)。このとき、システム制御部14は、男性用の商品の割合が閾値以下であると判定した場合には(ステップS43:YES)、戻り値に「他人のため」を設定する(ステップS48)。システム制御部14は、この処理を終えると、購入目的判定処理を終了させる。一方、システム制御部14は、男性用の商品の割合が閾値よりも大きいと判定した場合には(ステップS43:NO)、ステップS45に移行する。
ステップS44において、システム制御部14は、女性用の商品の割合が閾値以下であるか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、女性用の商品の割合が閾値以下であると判定した場合には(ステップS44:YES)、ステップS48に移行する。一方、システム制御部14は、女性用の商品の割合が閾値よりも大きいと判定した場合には(ステップS44:NO)、ステップS45に移行する。なお、システム制御部14は、指定者の会員情報に性別が設定されている場合には、会員情報に設定されている性別に基づいて、判定を行ってもよい。
ステップS45において、システム制御部14は、指定商品は子供用の商品であるか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、指定商品は子供用の商品ではないと判定した場合には(ステップS45:NO)、戻り値に「自分のため」を設定する(ステップS47)。システム制御部14は、この処理を終えると、購入目的判定処理を終了させる。一方、システム制御部14は、指定商品は子供用の商品であると判定した場合には(ステップS45:YES)、選択購入者の会員情報に含まれる年齢に基づいて、選択購入者が大人であるか否かを判定する(ステップS46)。このとき、システム制御部14は、選択購入者が大人であると判定した場合には(ステップS46:YES)、ステップS48に移行する。一方、システム制御部14は、選択購入者が大人ではないと判定した場合には(ステップS46:NO)、ステップS47に移行する。
図11は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14のスコア計算処理における処理例を示すフローチャートである。
図11に示すように、システム制御部14は、選択購入者の各商品サイズのスコアを0に初期化する(ステップS60)。次いで、システム制御部14は、選択購入者からの指定商品の返品があったか否かを判定する(ステップS61)。具体的に、システム制御部14は、選択購入者の購入履歴に含まれる返品フラグがONである場合、選択購入者からの指定商品の返品があったと判定する(ステップS61:YES)。この場合、システム制御部14は、ステップS62に移行する。一方、システム制御部14は、返品フラグがOFFである場合、選択購入者からの指定商品の返品がなかったと判定する(ステップS61:NO)。この場合、システム制御部14は、ステップS64に移行する。
ステップS62において、評価特定手段としてのシステム制御部14は、返品されなかった商品サイズのスコアにスコアA1を加算する。スコアA1は、返品されなかった商品サイズのスコア(例えば、+3.0)である。サイズ取得手段としてのシステム制御部14は、選択購入者の購入履歴から、購入サイズリスト及び返品サイズリストを取得する。そして、システム制御部14は、購入サイズリストに含まれる商品サイズのうち、返品サイズリストに含まれていない商品サイズを、返品されなかった商品サイズとして特定する。
次いで、評価特定手段としてのシステム制御部14は、返品された商品サイズのスコアにスコアA2を加算する(ステップS63)。スコアA2は、返品された商品サイズのスコア(例えば、−3.0)である。返品サイズリストに含まれる商品サイズが、返品された商品サイズである。システム制御部14は、この処理を終えると、ステップS64に移行する。
ステップS64において、システム制御部14は、選択購入者からの指定商品の商品レビューが登録されているか否かを判定する。具体的に、システム制御部14は、選択購入者のユーザID、指定商品の店舗ID及び商品IDを含むレビュー情報を、レビュー情報DB12fから検索する。このとき、システム制御部14は、該当するレビュー情報があった場合には、商品レビューが登録されていると判定する(ステップS64:YES)。この場合、システム制御部14は、ステップS65に移行する。一方、システム制御部14は、該当するレビュー情報がなかった場合には、商品レビューが登録されていないと判定する(ステップS64:NO)。この場合、システム制御部14は、ステップS66に移行する。
ステップS65において、評価特定手段としてのシステム制御部14は、検索されたレビュー情報からおすすめ度を取得する。そして、システム制御部14は、商品レビューの対象とされた商品サイズのスコアに、レビュー情報に含まれるおすすめ度に応じたスコアBnを加算する。スコアBnは、おすすめ度の値nに対応するスコア(例えば、−2.0、−1.0、+1.0、+1.5、または+2.0の何れか)である。次いで、システム制御部14は、ステップS66に移行する。
ステップS66において、システム制御部14は、選択購入者が指定商品を買い物かごから削除したことがあるか否かを判定する。具体的に、システム制御部14は、選択購入者のユーザID、指定商品の店舗ID及び商品IDを含む買い物かご削除履歴を、買い物かご削除履歴DB12dから検索する。このとき、システム制御部14は、該当する買い物かご削除履歴がある場合には、選択購入者が指定商品を買い物かごから削除したことがあると判定する(ステップS66:YES)。この場合、システム制御部14は、ステップS67に移行する。一方、システム制御部14は、該当する買い物かご削除履歴がない場合には、選択購入者が指定商品を買い物かごから削除したことがないと判定する(ステップS66:NO)。この場合、システム制御部14は、ステップS69に移行する。
ステップS67において、システム制御部14は、選択購入者が購入した商品サイズと異なる商品サイズが買い物かごから削除されたか否かを判定する。具体的に、システム制御部14は、検索した買い物かご削除履歴に含まれる商品サイズリストに設定された商品サイズの中に、選択購入者の指定商品の購入履歴に含まれる購入サイズリストに設定されている商品サイズと一致しない商品サイズがあるか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、商品サイズリストに設定された商品サイズの中に購入サイズリストに設定されている商品サイズと一致しない商品サイズがある場合には、選択購入者が購入した商品サイズと異なる商品サイズが買い物かごから削除されたと判定する(ステップS67:YES)。この場合、システム制御部14は、買い物かご削除評価フラグにONを設定する(ステップS68)。次いで、システム制御部14は、ステップS70に移行する。一方、システム制御部14は、商品サイズリストに設定された全ての商品サイズが購入サイズリストに設定されている商品サイズと一致する場合には、選択購入者が購入した商品サイズと異なる商品サイズが買い物かごから削除されていないと判定する(ステップS67:NO)。この場合、システム制御部14は、買い物かご削除評価フラグにOFFを設定する(ステップS69)。次いで、システム制御部14は、ステップS70に移行する。
ステップS70において、システム制御部14は、選択購入者が注文した複数の商品サイズの指定商品のうち一部の商品サイズの指定商品のみ選択購入者が注文をキャンセルしたか否かを判定する。具体的に、システム制御部14は、選択購入者の購入履歴が複数あり、複数の購入履歴のうち一部の購入履歴に含まれるキャンセルフラグのみがONであり、且つ、キャンセルフラグがONである購入履歴に含まれる購入サイズリストに設定されている商品サイズと、キャンセルフラグがOFFである購入履歴に含まれる購入サイズリストに設定されている商品サイズとが異なる場合、選択購入者が注文した複数の商品サイズの指定商品のうち一部の商品サイズの指定商品のみ選択購入者が注文をキャンセルしたと判定する(ステップS70:YES)。この場合、システム制御部14は、キャンセル評価フラグにONを設定する(ステップS71)。次いで、システム制御部14は、ステップS73に移行する。一方、システム制御部14は、選択購入者の購入履歴が1つのみである場合、複数の購入履歴に含まれるキャンセルフラグが全て互いに同一である場合、または、キャンセルフラグがONである購入履歴に含まれる購入サイズリストに設定されている商品サイズと、キャンセルフラグがOFFである購入履歴に含まれる購入サイズリストに設定されている商品サイズとが一致する場合、選択購入者が注文した複数の商品サイズの指定商品のうち一部の商品サイズの指定商品のみ選択購入者が注文をキャンセルしていないと判定する(ステップS70:NO)。この場合、システム制御部14は、キャンセル評価フラグにOFFを設定する(ステップS72)。次いで、システム制御部14は、ステップS73に移行する。
ステップS73において、システム制御部14は、買い物かご削除評価フラグ及びキャンセル評価フラグのうち少なくとも何れか一方がONであるか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、買い物かご削除評価フラグ及びキャンセル評価フラグの何れもOFFであると判定した場合には(ステップS73:NO)、ステップS76に移行する。一方、システム制御部14は、買い物かご削除評価フラグ及びキャンセル評価フラグのうち少なくとも何れか一方がONであると判定した場合には(ステップS73:YES)、ステップS74に移行する。
ステップS74において、評価特定手段としてのシステム制御部14は、最終的に購入された商品サイズのスコアにスコアC1を加算する。スコアC1は、最終的に購入された商品サイズのスコア(例えば、+1.5)である。買い物かご削除評価フラグ及びキャンセル評価フラグのうち買い物かご削除評価フラグのみがONである場合、システム制御部14は、選択購入者の購入履歴に含まれる購入サイズリストに設定された商品サイズが、最終的に購入された商品サイズであると特定する。少なくともキャンセル評価フラグがONである場合、システム制御部14は、キャンセルフラグがOFFである購入履歴に含まれる購入サイズリストに設定された商品サイズが、最終的に購入された商品サイズであると特定する。
次いで、評価特定手段としてのシステム制御部14は、最終的に購入されなかった商品サイズのスコアにスコアC2を加算する(ステップS75)。スコアC2は、最終的に購入されなかった商品サイズのスコア(例えば、−1.5)である。買い物かご削除評価フラグ及びキャンセル評価フラグのうち買い物かご削除評価フラグのみがONである場合、システム制御部14は、買い物かご削除履歴に含まれる商品サイズリストに設定された商品サイズのうち、最終的に購入された商品サイズ以外の商品サイズが、最終的に購入されなかった商品サイズであると特定する。キャンセル評価フラグのみがONである場合、システム制御部14は、キャンセルフラグがONである購入履歴に含まれる購入サイズリストに設定された商品サイズが、最終的に購入されなかった商品サイズであると特定する。買い物かご削除評価フラグ及びキャンセル評価フラグの何れもがONである場合、システム制御部14は、買い物かご削除履歴に含まれる商品サイズリストに設定された商品サイズのうち、最終的に購入された商品サイズ以外の商品サイズと、キャンセルフラグがOFFである購入履歴に含まれる購入サイズリストに設定された商品サイズとが、それぞれ最終的に購入されなかった商品サイズであると特定する。システム制御部14は、ステップS75の処理を終えると、ステップS76に移行する。
ステップS76において、システム制御部14は、選択購入者から指定商品に対して評価がなかったか否かを判定する。評価がない場合とは、ステップS60〜S75においてスコアに対する加算が一度も行われなかった場合である。このとき、システム制御部14は、評価があったと判定した場合には(ステップS76:NO)、スコア計算処理を終了させる。一方、システム制御部14は、評価がなかったと判定した場合には(ステップS76:YES)、購入された商品サイズのスコアにスコアDを加算する(ステップS77)。スコアDは、評価なしの商品サイズのスコア(例えば、+1.0)である。次いで、システム制御部14は、スコア計算処理を終了させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、記憶部12に記憶された購入履歴に基づいて、指定者の要求に応じて特定される指定商品を購入した既購入者が購入した指定商品の商品サイズを取得し、指定者の身体サイズに関する体型情報及び既購入者の身体サイズに関する体型情報を取得し、既購入者からの指定商品に対する商品レビューを取得したり、既購入者からの指定商品に対する評価に応じたスコアを特定したりし、既購入者が購入した商品サイズ、指定者の身体サイズと既購入者の身体サイズとの大小関係、及びスコアに基づいて、適合サイズを推定し、推定された適合サイズを含む推薦サイズ情報を出力する。従って、ユーザが商品の試着を行わなくてもユーザの体に合う商品サイズを提示させることができる。
また、システム制御部14が、記憶部12に記憶された商品の購入履歴に基づいて、商品サイズが互いに異なる複数の指定商品を購入した既購入者が一部の指定商品を返品したと判定される場合、返品されていない商品サイズのスコアを、返品された商品サイズのスコアよりも高くなるように、スコアを特定する。従って、適合サイズの推定精度を高めることができる。
また、システム制御部14が、既購入者により入力された商品レビュー情報を取得し、取得した商品レビュー情報の内容に応じたスコアを特定する。従って、適合サイズの推定精度を高めることができる。
また、システム制御部14が、記憶部12に記憶された買い物かご削除履歴及び購入履歴の少なくとも何れか一方に基づいて、既購入者が指定商品についてサイズを選択した後に、選択したサイズをやめて他のサイズを購入したと判定される場合、購入された商品サイズのスコアを、購入がやめられた商品サイズのスコアよりも高くなるように、スコアを特定する。従って、適合サイズの推定精度を高めることができる。
また、システム制御部14が、返品の有無を、既購入者ユーザから入力された商品レビュー情報の内容よりも重視して適合サイズを推定する。従って、適合サイズの推定精度を高めることができる。
また、システム制御部14が、既購入者ユーザから入力された商品レビュー情報の内容を、購入しようと決めた後に購入をやめたか否かよりも重視して適合サイズを推定する。従って、適合サイズの推定精度を高めることができる。
また、システム制御部14が、ユーザから登録された体型情報をユーザごとに記憶する記憶部12から体格情報を取得する。従って、精度が高い情報に基づいて、推定を行うことができる。
また、システム制御部14が、購入履歴に基づいて、既購入者が指定商品を購入した時期が新しいほど、その既購入者からの評価を重視して商品サイズを推定する。従って、適合サイズの推定精度を高めることができる。
また、システム制御部14が、女性用の商品及び男性用の商品のうち、既購入者が購入した商品に含まれる割合が5割未満に設定された閾値以下である方の商品に指定商品が含まれる場合、その既購入者の購入履歴を適合サイズの推定に用いない。従って、適合サイズの推定精度を高めることができる。
また、システム制御部14が、既購入者が大人であり、且つ、指定商品が子供である場合、その既購入者の購入履歴を適合サイズの推定に用いない。従って、適合サイズの推定精度を高めることができる。
また、システム制御部14が、指定者が大人であり、且つ、指定商品が子供用の商品である場合、推薦サイズ情報を出力しない。従って、適合サイズの推定を行う必要がない場合に、推定を行わないようにすることができる。そのため、適合サイズの推定するための処理負荷を軽減することができる。
また、システム制御部14が、体型情報に基づいて、身体サイズが指定者の身体サイズと同じ体型区分に含まれる既購入者を特定し、特定された既購入者が購入した指定商品の商品サイズに対する評価に基づいて、特定された既購入者に合う商品サイズを推定し、推定された商品サイズを適合サイズであると推定する。従って、身体サイズが指定者の身体サイズと同程度であるユーザが購入した商品サイズ及びそのユーザからの評価に基づいて、推定が行われるので、適合サイズの推定精度を高めることができる。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態の概要を説明する。第2実施形態においては、電子商店街サーバ1が、既購入者のうち、身体サイズが含まれる範囲が、指定者の身体サイズが含まれる範囲と異なる既購入者からの評価に基づいて、適合サイズを推定する。なお、第1実施形態と同様の点についての説明は省略する。
第1実施形態において、電子商店街サーバ1は、指定者の身体サイズと同じ範囲に身体サイズが含まれる既購入者の評価に基づいて適合サイズを推定していた。しかしながら、指定者の身体サイズと同程度の身体サイズを有する既購入者が存在しなかったり、指定者の身体サイズと同程度の身体サイズを有する既購入者の人数が少なかったりする場合がある。この場合、適合サイズを推定することができなかったり、推定精度が低下したりする。一方、指定者の身体サイズと同程度の身体サイズを有する既購入者の人数よりも、指定者の身体サイズと異なる身体サイズを有する既購入者の人数の方が多い蓋然性がある。そこで、電子商店街サーバ1は、指定者の身体サイズと異なる身体サイズを有する既購入者からの評価に基づいて、適合サイズを推定する。
具体的に、指定者の身体サイズよりも身体サイズが小さいユーザに合う商品サイズは、指定者に合う商品サイズよりも小さい蓋然性がある。一方、指定者の身体サイズよりも身体サイズが大きいユーザに合う商品サイズは、指定者に合う商品サイズよりも大きい蓋然性がある。そこで、電子商店街サーバ1は、指定者の身体サイズよりも身体サイズが小さい既購入者に合う商品サイズを、指定者の身体サイズよりも身体サイズが小さい既購入者からの評価に基づいて推定する。また、電子商店街サーバ1は、指定者の身体サイズよりも身体サイズが大きい既購入者に合う商品サイズを、指定者の身体サイズよりも身体サイズが大きい既購入者からの評価に基づいて推定する。そして、電子商店街サーバ1は、指定者の身体サイズよりも身体サイズが小さい既購入者に合う商品サイズと、指定者の身体サイズよりも身体サイズが大きい既購入者に合う商品サイズとの間にある商品サイズを、指定者の適合サイズと推定する。なお、指定者の身体サイズよりも身体サイズが小さい既購入者に合う商品サイズは、本発明における第1サイズの一例である。また、指定者の身体サイズよりも身体サイズが大きい既購入者に合う商品サイズは、本発明における第2サイズの一例である。
例えば、指定者の身体サイズよりも身体サイズが小さい既購入者に合う商品サイズがXSサイズであり、指定者の身体サイズよりも身体サイズが大きい既購入者に合う商品サイズがLLサイズであるとする。この場合、電子商店街サーバ1は、XSサイズとLLサイズとの丁度中間の商品サイズであるMサイズを、適合サイズとする。なお、指定者の身体サイズよりも身体サイズが小さい既購入者に合う商品サイズがXSサイズである一方、指定者の身体サイズよりも身体サイズが大きい既購入者に合う商品サイズがLサイズであるとする。この場合、XSサイズとLサイズとの丁度中間の商品サイズが存在しない。その場合、電子商店街サーバ1は、例えば、SサイズとMサイズとの両方を、適合サイズとして特定してもよい。この場合、電子商店街サーバ1は、推薦サイズ情報110として、例えば、「あなたの体型に近い人の多くは、SサイズかMサイズを買っています。」を生成してもよい。
次に、情報処理システムSの動作について、図12及び図13を用いて説明する。図12及び図13は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14の適合サイズ推定処理における処理例を示すフローチャートである。図12及び図13において、図8または図9と同様の処理については同様の符号が付されている。なお、第2実施形態以降の実施形態における購入目的判定処理、商品ページ送信処理及びスコア計算処理の内容は、第1実施形態の場合と同様である。
図12に示すように、システム制御部14は、ステップS21の処理を終えると、評価人数、各商品の小スコア及び大スコアを、それぞれ0に初期化する(ステップS81)。小スコアは、身体サイズが指定者の身体サイズよりも小さい既購入者のスコアの合計値である。大スコアは、身体サイズが指定者の身体サイズよりも大きい既購入者のスコアの合計値である。次いで、システム制御部14は、ステップS23〜S27を実行する。
次いで、システム制御部14は、指定者の体型区分が選択購入者の体型区分よりも身体サイズが大きい区分であるか否かを判定する(ステップS82)。指定者の身長が属する区分が選択購入者の身長が属する区分以上の身長の区分であり、且つ、指定者の体重が属する区分が選択購入者の体重が属する区分以上の区分であり、なお且つ、指定者の体型区分と選択購入者の体型区分とが同一でない場合、指定者の体型区分は選択購入者の体型区分よりも身体サイズが大きい区分である。システム制御部14は、指定者の体型区分が選択購入者の体型区分よりも身体サイズが大きい区分であると判定した場合には(ステップS82:YES)、ステップS83に移行する。一方、システム制御部14は、指定者の体型区分が選択購入者の体型区分よりも身体サイズが大きい区分ではないと判定した場合には(ステップS82:NO)、ステップS86に移行する。
ステップS83において、システム制御部14は、スコア計算処理を実行する。ステップS83のスコア計算処理は、図8に示すステップS29の処理と同様である。次いで、システム制御部14は、選択購入者の指定商品の購入時期に応じて各商品サイズのスコアに重み付けを行う(ステップS84)。この処理内容は、図8のステップS30と同様である。次いで、システム制御部14は、選択購入者の各商品サイズのスコアを、各商品サイズの小スコアにそれぞれ加算する(ステップS85)。次いで、システム制御部14は、ステップS35に移行する。
ステップS86において、システム制御部14は、指定者の体型区分が選択購入者の体型区分よりも身体サイズが小さい区分であるか否かを判定する。指定者の身長が属する区分が選択購入者の身長が属する区分以下の身長の区分であり、且つ、指定者の体重が属する区分が選択購入者の体重が属する区分以下の区分であり、なお且つ、指定者の体型区分と選択購入者の体型区分とが同一でない場合、指定者の体型区分は選択購入者の体型区分よりも身体サイズが小さい区分である。システム制御部14は、指定者の体型区分が選択購入者の体型区分よりも身体サイズが小さい区分であると判定した場合には(ステップS86:YES)、ステップS87に移行する。一方、システム制御部14は、指定者の体型区分が選択購入者の体型区分よりも身体サイズが小さい区分ではないと判定した場合には(ステップS86:NO)、ステップS35に移行する。この場合、指定者の体型区分は、選択購入者の体型区分よりも身体サイズが大きい区分であるとも小さい区分であるともいえない。
ステップS87において、システム制御部14は、スコア計算処理を実行する。次いで、システム制御部14は、選択購入者の指定商品の購入時期に応じて各商品サイズのスコアに重み付けを行う(ステップS88)。この処理内容は、図8のステップS30と同様である。次いで、システム制御部14は、選択購入者の各商品サイズのスコアを、各商品サイズの大スコアにそれぞれ加算する(ステップS89)。次いで、システム制御部14は、ステップS35に移行する。
ステップS35において、システム制御部14は、全ての購入履歴を選択したと判定した場合には(ステップS35:NO)、小スコアが最も高い商品サイズを特定する(ステップS90)。次いで、システム制御部14は、大スコアが最も高い商品サイズを特定する(ステップS91)。次いで、推定手段としてのシステム制御部14は、小スコアが最も高い商品サイズと大スコアが最も高い商品サイズとの間にある商品サイズを、適合サイズとして特定する(ステップS92)。システム制御部14は、この処理を終えると、商品サイズ推定処理を終了させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、身体サイズの大小関係に基づいて、身体サイズが指定者よりも小さい既購入者と、身体サイズが指定者よりも大きい既購入者とを特定し、特定された既購入者が購入した指定商品の商品サイズに対する評価に基づいて、身体サイズが指定者よりも小さい既購入者に合う指定商品の商品サイズと、身体サイズが指定者よりも大きい既購入者に合う指定商品の商品サイズとを推定し、推定された商品サイズの間にある商品サイズを、適合サイズであると推定する。従って、身体サイズが指定者の身体サイズと同程度であるユーザが存在しなくても、適合サイズを推定することができる。
なお、電子商店街サーバ1は、既購入者の身体サイズが指定者の身体サイズよりも予め設定された大きさ以上大きい場合、既購入者の身体サイズは指定者の身体サイズよりも大きいと判定し、既購入者の身体サイズが指定者の身体サイズよりも予め設定された大きさ以上小さい場合、既購入者の身体サイズは指定者の身体サイズよりも小さいと判定してもよい。
また、電子商店街サーバ1は、第1実施形態の場合と同様に、評価人数に基づいて、小スコアと大スコアのそれぞれについて、評価ありの場合のスコアの重みと評価なしの場合のスコアの重みとを変えてもよい。
また、第1及び第2実施形態とが組み合わせて実施されるように、電子商店街サーバ1が構成されてもよい。例えば、身体サイズが指定者の身体サイズと同一の範囲に含まれる既購入者の人数を、身体サイズ同一人数とする。例えば、電子商店街サーバ1は、身体サイズ同一人数が予め設定された人数以上である場合、身体サイズが指定者の身体サイズと同一の範囲に含まれる既購入者からの評価に基づいて、適合サイズを推定してもよい。一方、電子商店街サーバ1は、身体サイズ同一人数が予め設定された人数未満である場合、身体サイズが指定者の身体サイズと同一の範囲に含まれない既購入者からの評価に基づいて、適合サイズを推定してもよい。
[3.第3実施形態]
次に、第3実施形態の概要を説明する。第3実施形態においては、電子商店街サーバ1が、既購入者の身体サイズと既購入者が購入した指定商品の商品サイズとの組の分布に近似する近似式を、既購入者からの評価を考慮して求め、近似式に基づいて、適合サイズを推定する。なお、第1実施形態と同様の点についての説明は省略する。
上述したように、第1実施形態においては、身体サイズが指定者の身体サイズと同一の範囲に含まれる既購入者が存在しないと、適合サイズを推定することができない。一方、第2実施形態においては、身体サイズが指定者の身体サイズよりも大きい既購入者と、身体サイズが指定者の身体サイズよりも小さい既購入者との両方が存在しないと、適合サイズを推定することができない。そこで、電子商店街サーバ1は、身体サイズと購入した商品サイズのうち少なくとも何れか一方が互いに異なる既購入者が2人以上存在すれば、適合サイズを推定することができるように処理する。
具体的に、電子商店街サーバ1は、既購入者の身体サイズと既購入者が購入した商品サイズとの組の分布に基づいて、身体サイズと商品サイズとの関係に近似する近似式を求める。このとき、電子商店街サーバ1は、既購入者からの評価に基づいて、その既購入者の身体サイズと商品サイズとの組に対して重み付けをする。なお、既購入者の身体サイズと商品サイズとの組を、単に「組」という。
例えば、既購入者の身体サイズとして身長を用いるとする。また、指定商品の商品サイズは、S、M及びLサイズがあるとする。身長をxとし、商品サイズをyとする。また、求めるべき近似式を示す関数をfとし、yとxとの関係が、y=f(x)で表されるとする。ここで、S、M及びLサイズは、例えば、1、2及び3に変換される。既購入者の実際の身体サイズ及び商品サイズを、x
i及びy
iとする。iは、各組に対して付与される番号である。f(x
i)と実際のy
iとでは、差が生じる場合がある。f(x
i)とy
iとの差の分散Jは、下記の式により求められる。
式1において、mは、実際に得られた組の総数である。つまり、mはデータ数である。また、αiは、組iに対する重み係数である。αiは0以上の値である。例えば、最小二乗法で近似式を求める場合、電子商店街サーバ1は、Jが最小になるように関数fを求める。このとき、電子商店街サーバ1は、αiを、組iに対応する既購入者からの評価に応じた値とする。具体的に、電子商店街サーバ1は、評価が高いほどαiを大きくする。つまり、スコアが高いほどαiが大きくなる。これにより、組iに対する評価が高いほど、yiとf(xi)との差が、αiを用いない場合と比較して縮小するように関数fが求められる。なお、電子商店街サーバ1は、上述した方法以外の方法で近似式を求めてもよい。求められた近似式に指定者の身長を代入した場合に算出される商品サイズが、指定者の適合サイズとなる。近似式には、既購入者の身体サイズが反映される。従って、近似式と指定者の身体サイズとに基づいて適合サイズを算出することは、指定者の身体サイズと既購入者の身体サイズとの大小関係に基づいて指定者の適合サイズを推定することの一例である。
図14(a)は、身長と商品サイズとの組の分布と、近似線をとを示す図である。図14において、横軸は身長であり縦軸は商品サイズである。また、図14(a)における円は、組を示す。円の大きさは、スコアの高さに比例している。また、組が同一である既購入者が複数存在する場合、円の大きさが示すスコアは、組が同一である複数の既購入者のスコアの合計である。図14(a)の符号200は、近似曲線である。なお、近似式は曲線の式であってもよいし直線の式であってもよい。
例えば、指定者の身長が165cmであるとする。この場合、近似曲線200により、指定者の適合サイズは、SサイズとMサイズとの間に位置する。具体的に、適合サイズとSサイズとの差は、適合サイズとMサイズとの差の3倍である。この場合の、推薦サイズ情報110は種々考えられる。図14(b)乃至図14(d)は、推薦サイズ情報110の表示例を示す図である。例えば、図14(b)に示すように、各サイズの位置として、「S」、「M」及び「L」の文字が表示され、各商品サイズに対する適合サイズの位置が図形等で示されてもよい。また、図14(c)に示すように、適合サイズが最も近い商品サイズを最終的な適合サイズとして表示されてもよい。例えば、「あなたの体型に近い人は、Mサイズに対する評価が良いです。」が表示される。また、適合サイズが最も近い商品サイズと、適合サイズが最も近い商品サイズが適合サイズである確率とが表示されるようにしてもよい。例えば、SサイズとMサイズとの差を100%であると仮定すると、適合サイズとMサイズとの差は25%である。そこで、Mサイズが適合サイズである確率を、75%とする。この場合、図14(d)に示すように、例えば「あなたに合うサイズがMサイズである可能性は75%です。」が表示される。
次に、情報処理システムSの動作について、図15を用いて説明する。図15は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14の適合サイズ推定処理における処理例を示すフローチャートである。図15において、図8または図9と同様の処理については同様の符号が付されている。
図15に示すように、システム制御部14は、ステップS21、S23〜S27、S29及びS30を実行する。次いで、システム制御部14は、選択購入者の身長、選択購入者が購入した商品サイズ及び選択購入者が購入した商品サイズのスコアをRAM14cに保存する(ステップS101)。次いで、システム制御部14は、ステップS35に移行する。
ステップS35において、システム制御部14は、全ての購入履歴を選択したと判定した場合には(ステップS35:NO)、RAM14cに保存しておいた各選択購入者の身長、選択購入者が購入した商品サイズ及びスコアに基づいて、各組をスコアに基づいて重み付けをして、近似式を求める(ステップS102)。例えば、式1のJが最小となるように、近似式の各項の係数を求める。次いで、推定手段としてのシステム制御部14は、求めた近似式に基づいて適合サイズを計算する(ステップS103)。具体的に、システム制御部14は、近似式に指定者の身長を代入した場合の商品サイズを計算する。そして、システム制御部14は、算出された商品サイズを、適合サイズとして特定する。システム制御部14は、この処理を終えると、適合サイズ推定処理を終了させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、既購入者の身体サイズとその既購入者が購入した指定商品の商品サイズとの組の分布の近似式を、既購入者からの評価に基づいて組を重み付けして求め、近似式と指定者の身体サイズとに基づいて算出される商品サイズを、適合サイズであると推定する。従って、身体サイズ及び購入した指定商品の商品サイズの少なくとも何れか一方が互いに異なるユーザが複数存在すれば、適合サイズを推定することができる。
なお、上記実施形態において、電子商店街サーバ1は、身長に基づいて近似式を求めていた。しかしながら、身長以外の身体サイズに基づいて近似式を求めてもよい。また、電子商店街サーバ1は、指定商品の種類に応じて、用いる身体サイズを変えてもよい。また、電子商店街サーバ1は、複数の身体サイズに基づいて近似式を求めてもよい。例えば、身長及び体重の両方に基づいて近似式を求めるとする。身長及び体重をx及びyとし、商品サイズをzとする。また、近似式を示す関数をgとすると、z=g(x,y)となる。
また、電子商店街サーバ1は、第1実施形態の場合と同様に、評価人数に基づいて、伸長と商品サイズとの各組について、評価ありの場合のスコアの重みと評価なしの場合のスコアの重みとを変えてもよい。
[4.第4実施形態]
次に、第4実施形態の概要を説明する。第4実施形態においては、電子商店街サーバ1は、指定者が過去に購入した商品の商品サイズと、既購入者が過去に購入した商品の商品サイズとに基づいて、指定者の身体サイズと既購入者の身体サイズとが同一の範囲に含まれるか否かを判定する。なお、第1実施形態と同様の点についての説明は省略する。
第1実施形態において、電子商店街サーバ1は、ユーザにより予め登録された体型情報に基づいて処理を行っていた。しかしながら、ユーザが体型情報を登録しない場合がある。そこで、電子商店街サーバ1は、指定者及び既購入者がそれぞれ過去に購入したことがある商品の商品サイズに基づいて、指定者の身体サイズと既購入者の身体サイズとが同一の範囲に含まれるか否かを判定する。指定者及び既購入者がそれぞれ購入したことがある商品のうち、身体サイズが同一の範囲に含まれるかの判定に用いられる商品を、「参照商品」という。なお、指定者が購入したことがある商品は、本発明における第1商品の一例である。また、既購入者が購入したことがある商品は、本発明における第2商品の一例である。また、指定者及び既購入者がそれぞれ過去に購入したことがある商品の商品サイズは、本発明における体型情報の一例である。また、本実施形態の場合、会員情報のフォーマット上、会員情報に体型情報が含まれていなくてもよい。
指定者が購入したことがある参照商品の商品サイズと、既購入者が購入したことがある参照商品の商品サイズとが同一である場合、指定者の身体サイズと既購入者の身体サイズとが同程度であると推定することができる。なお、本実施形態における商品サイズは、本発明における身体サイズ情報の一例である。
指定者の参照商品と既購入者の参照商品とは全く異なるものであってもよい。しかしながら、商品に表記されている商品サイズが同じであっても、例えば、商品のブランドや国等によっては、実際のサイズが異なる場合がある。そのため、身体サイズが同一の範囲に含まれるかの判定精度が低下する場合がある。そこで、参照商品としてもよい商品が、予め定められた条件で限定されてもよい。例えば、参照商品は、指定者及び既購入者の何れもが購入した同一の商品であると定められてもよい。また、例えば、参照商品は、指定者及び既購入者の何れもが同じブランドの範囲内で購入した商品であると定められてもよい。ブランドが同一であれば、商品サイズの基準は同一である蓋然性が高いからである。また、例えば、参照商品は、指定者及び既購入者の何れもが同じ種類の範囲内で購入した商品であると定められてもよい。例えば、商品を、トップスとボトムスの2種類に分けてもよい。トップスとボトムスとでは、商品サイズの基準が異なる場合があるからである。また、指定者及び既購入者の何れもが同じブランド及び種類の範囲内で購入した商品であると定められてもよい。なお、以降において、或る商品と同一の範疇に属する商品とは、参照商品の条件により定められる商品をいう。つまり、或る商品と同一の範疇に属する商品は、例えば、或る商品と同一の商品であったり、或る商品とブランドが同一である商品であったり、或る商品と種類が同一である商品であったりする。
参照商品を特に限定しない場合、電子商店街サーバ1は、各商品の商品サイズを、商品が実際に合う身体サイズに変換してもよい。変換後のサイズを、「基準サイズ」という。基準サイズは、例えば、身長、体重、上半身の長さ、下半身の長さ、バストサイズ、ウエストサイズ、ヒップサイズ等であってもよい。また、基準サイズは、例えば、商品サイズの記号、号数、インチ数等であってもよい。記憶部12には、サイズ変換DBが構築される。サイズ変換DBには、例えば、ブランドID、商品サイズ及び基準サイズが、ブランドと商品サイズとの組ごとに登録される。電子商店街サーバ1は、商品情報に含まれるブランドID及び商品サイズに基づいて、適合する基準サイズを取得することができる。電子商店街サーバ1は、例えば、基準サイズが属する体型区分を特定する。そして、電子商店街サーバ1は、指定者の体型区分と既購入者の体型区分とが一致するか否かを判定する。なお、基準サイズは、本発明における身体サイズ情報の一例である。
ところで、指定者が参照商品を購入した時期から現在に至るまでに、指定者の身体サイズが変化する場合がある。そのため、指定者が購入した参照商品の商品サイズが、指定者が参照商品を購入した時期においては指定者の身体サイズに合っていたとしても、現在の指定者の身体サイズには合わない場合がある。従って、指定者の参照商品の購入時期が古い場合、指定者の身体サイズと、指定者の参照商品と同一の範疇に属する参照商品を購入した既購入者の身体サイズが同一の範疇に属するかの判定精度が低下する場合がある。判定精度が低下すると、既購入者からの評価の信頼性が低下する。そこで、電子商店街サーバ1は、指定者の参照商品の購入時期に応じて、その参照商品と同一の範疇に属する参照商品を購入した既購入者のスコアに重み付けをしてもよい。具体的に、電子商店街サーバ1は、購入時期が新しいほど重みを重くする。例えば、電子商店街サーバ1は、図3(b)に示すように、重み係数W3を決定してもよい。重み係数W3は、参照商品の購入時期の差に応じた重みを示す係数である。
また、既購入者が購入した参照商品の商品サイズが、既購入者が参照商品を購入した時期において既購入者の身体サイズに合い、且つ、既購入者が購入した指定商品の商品サイズが、既購入者が指定商品を購入した時期において既購入者の身体サイズに合っていたとする。しかしながら、既購入者が参照商品(または、指定商品)を購入した時期から既購入者が指定商品(または、参照商品)を購入した時期に至るまでに、既購入者の身体サイズが変化する場合がある。そのため、参照商品の購入時期と指定商品の購入時期との差が長くなると、既購入者の身体サイズが変化している蓋然性が高くなる。既購入者の身体サイズが変化していると、既購入者からの評価の信頼性が低くなる。そこで、電子商店街サーバ1は、既購入者の参照商品の購入時期と既購入者の指定商品の購入時期との差に応じて、既購入者のスコアに重み付けをしてもよい。具体的に、電子商店街サーバ1は、差が短いほど重みを重くする。例えば、電子商店街サーバ1は、図3(b)に示すように、重み係数W4を決定してもよい。重み係数W4は、購入時期の差に応じた重みを示す係数である。
また、電子商店街サーバ1は、指定者からの参照商品に対する評価に基づいて、その参照商品と同一の範疇に属する参照商品を購入した既購入者のスコアを重み付けしてもよい。また、電子商店街サーバ1は、既購入者からの参照商品に対する評価に基づいて、その既購入者のスコアに重み付けしてもよい。参照商品に対する評価が高いほど、ユーザが購入した参照商品の商品サイズがユーザの身体サイズに合っている蓋然性が高いからである。具体的に、電子商店街サーバ1は、評価が高いほど重みを重くする。評価の内容は、図3(a)に示す内容と同様である。電子商店街サーバ1は、評価の内容に対応するスコアに応じて、重み係数を決定する。そして、電子商店街サーバ1は、決定した重み係数を、各商品サイズのスコアに掛け合わせる。
また、電子商店街サーバ1は、指定商品の種類と同じ種類の商品のみに、参照商品を限定してもよい。また、電子商店街サーバ1は、指定商品のブランドと同じブランドの商品のみに、参照商品を限定してもよい。
また、電子商店街サーバ1は、指定者が他人のために購入した参照商品の購入履歴を、適合サイズの推定に用いなくてもよい。具体的に、電子商店街サーバ1は、指定者が他人のために購入した参照商品の購入履歴から取得される商品サイズを、推定に用いない。また、電子商店街サーバ1は、既購入者が他人のために購入した指定商品や参照商品の購入履歴を、適合サイズの推定に用いなくてもよい。具体的に、電子商店街サーバ1は、既購入者が他人のために購入した商品の購入履歴から取得される商品サイズ、及び、その購入履歴に基づいて特定される既購入者からの指定商品に対する評価を、推定に用いない。ユーザが他人のために購入する商品の例としては、ユーザが大人である場合の子供用の商品、ユーザの性別とは異なる性別用の商品等がある。
次に、情報処理システムSの動作について、図16を用いて説明する。図16は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14の適合サイズ推定処理における処理例を示すフローチャートである。図16において、図8と同様の処理については同様の符号が付されている。なお、ステップS31〜S39の処理内容は、図9と同様である。
図16に示すように、システム制御部14は、指定者のユーザIDを含む購入履歴を、購入履歴DB12eから検索する(ステップS121)。次いで、システム制御部14は、購入履歴除外処理を実行する(ステップS122)。このとき、システム制御部14は、ステップS121において検索された指定者の購入履歴を指定する。購入履歴除外処理では、指定された購入履歴の中から、ユーザが他人のために商品を購入した購入履歴が除外される。除外された購入履歴は、適合サイズの推定に用いられない。
図17は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14の購入履歴除外処理における処理例を示すフローチャートである。図17に示すように、システム制御部14は、検索された各購入履歴に含まれるジャンルIDに基づいて、ユーザが購入した全商品に対する女性用の商品の割合と男性用の商品の割合とを計算する。そして、システム制御部14は、女性用の商品の割合が男性用の商品の割合よりも大きいか否かを判定する(ステップS141)。このとき、システム制御部14は、女性用の商品の割合が男性用の商品の割合よりも大きいと判定した場合には(ステップS141:YES)、ステップS142に移行する。一方、システム制御部14は、女性用の商品の割合が男性用の商品の割合よりも大きくはないと判定した場合には(ステップS141:NO)、ステップS144に移行する。
ステップS142において、システム制御部14は、男性用の商品の割合が閾値以下であるか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、男性用の商品の割合が閾値以下であると判定した場合には(ステップS142:YES)、指定された購入履歴の中から、男性用の商品の購入履歴を除外する(ステップS143)。次いで、システム制御部14は、ステップS146に移行する。一方、システム制御部14は、男性用の商品の割合が閾値よりも大きいと判定した場合には(ステップS142:NO)、ステップS146に移行する。
ステップS144において、システム制御部14は、女性用の商品の割合が閾値以下であるか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、女性用の商品の割合が閾値以下であると判定した場合には(ステップS144:YES)、指定された購入履歴の中から、女性用の商品の購入履歴を除外する(ステップS145)。次いで、システム制御部14は、ステップS146に移行する。一方、システム制御部14は、女性用の商品の割合が閾値よりも大きいと判定した場合には(ステップS144:NO)、ステップS146に移行する。
ステップS146において、システム制御部14は、指定された購入履歴からユーザIDを取得する。次いで、システム制御部14は、取得したユーザIDを含む会員情報を会員情報DB12aから取得する。そして、システム制御部14は、取得した会員情報に含まれる年齢に基づいて、ユーザが大人であるか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、ユーザが大人であると判定した場合には(ステップS146:YES)、指定された購入履歴の中から、子供用の商品の購入履歴を除外する(ステップS147)。システム制御部14は、この処理を終えると、購入履歴除外処理を終了させる。一方、システム制御部14は、ユーザが大人ではないと判定した場合には(ステップS146:NO)、購入履歴除外処理を終了させる。
システム制御部14は、購入履歴除外処理を終えると、図16に示すように、ステップS22〜S26を実行する。ステップS26において、システム制御部14は、購入目的判定処理の戻り値が「他人のため」ではないと判定した場合には(ステップS26:NO)、選択購入者のユーザIDを含む購入履歴を、購入履歴DB12eから検索する(ステップS123)。なお、システム制御部14は、指定商品の購入履歴を検索対象から除外してもよい。次いで、システム制御部14は、購入履歴除外処理を実行する(ステップS124)。このとき、システム制御部14は、ステップS123において検索された選択購入者の購入履歴を指定する。
次いで、システム制御部14は、指定者の購入履歴の検索結果に含まれる購入履歴と、選択購入者の購入履歴の検索結果に含まれる購入履歴とに基づいて、指定者が購入したことがある商品と同一の範疇に属する商品を選択購入者が購入したことがあるか否かを判定する(ステップS125)。例えば、商品が同一であるか否かは、商品IDまたは商品コードに基づいて判定することができる。また、ブランドが同一であるか否かは、ブランドIDに基づいて判定することができる。また、種類が同一であるか否かは、ジャンルIDに基づいて判定することができる。システム制御部14は、指定者が購入したことがある商品と同一の範疇に属する商品を選択購入者が購入したことがないと判定した場合には(ステップS125:NO)、ステップS35に移行する。一方、システム制御部14は、指定者が購入したことがある商品と同一の範疇に属する商品を選択購入者が購入したことがあると判定した場合には(ステップS125:YES)、ステップS126に移行する。
ステップS126において、システム制御部14は、指定者が購入した商品のうち、選択購入者が購入した商品と同一の範疇に属すると判定した参照商品の購入履歴を特定する。また、システム制御部14は、選択購入者が購入した商品のうち、指定者が購入した商品と同一の範疇に属すると判定した参照商品の購入履歴を特定する。次いで、身体サイズ情報取得手段としてのシステム制御部14は、指定者が購入した参照商品の商品サイズと、選択購入者が購入した参照商品サイズとを、それぞれの購入履歴から取得する。そして、システム制御部14は、指定者が購入した参照商品の商品サイズと、選択購入者が購入した参照商品の商品サイズとが同一であるか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、指定者が購入した参照商品の商品サイズと、選択購入者が購入した参照商品の商品サイズとが同一ではないと判定した場合には(ステップS126:NO)、ステップS35に移行する。一方、システム制御部14は、指定者が購入した参照商品の商品サイズと、選択購入者が購入した参照商品の商品サイズとが同一であると判定した場合には(ステップS126:YES)、スコア計算処理を実行する(ステップS29)。なお、指定者が購入したことがある商品と同一の範疇に属する商品を選択購入者が複数回購入したことがある場合がある。この場合、購入時によって商品サイズが異なる場合がある。そこで、システム制御部14は、指定者が購入した参照商品の商品サイズと、選択購入者が購入した参照商品の商品サイズとが同一である割合を算出してもよい。そして、システム制御部14は、算出した割合が予め設定された割合以上である場合に、スコア計算処理を実行してもよい。
システム制御部14は、スコア計算処理を終えると、指定者の参照商品の購入時期に応じて各商品サイズのスコアに重み付けを行う(ステップS127)。具体的に、システム制御部14は、指定者の参照商品の購入履歴に含まれる購入日時に対応する重み係数W3を記憶部12から取得する。購入履歴が複数ある場合、システム制御部14は、例えば、購入日時の平均に対応する重み係数W3を取得する。システム制御部14は、各商品サイズのスコアに重み係数W3を掛け合わせる。
次いで、システム制御部14は、選択購入者の参照商品の購入日時と選択購入者の指定商品の購入日時との差に応じて各商品サイズのスコアに重み付けを行う(ステップS128)。具体的に、システム制御部14は、購入日時の差に対応する重み係数W4を記憶部12から取得する。購入日時は、購入履歴から取得することができる。参照商品が複数ある場合、システム制御部14は、例えば、購入日時の差の平均に対応する重み係数W4を取得する。システム制御部14は、各商品サイズのスコアに重み係数W4を掛け合わせて、選択購入者の商品サイズごとの最終的なスコアを計算する。システム制御部14は、この処理を終えると、ステップS31に移行する。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、購入履歴に基づいて、指定者が購入したことがある商品の商品サイズと、既購入者が購入したことがある商品の商品サイズとを取得する。そして、システム制御部14が、指定者が購入したことがある商品の商品サイズと既購入者が購入したことがある商品の商品サイズとの大小関係に基づいて、購入したことがある商品の商品サイズが、指定者が購入したことがある商品の商品サイズと同一である既購入者を特定し、特定された既購入者が購入した指定商品の商品サイズ及びその商品サイズに対する評価に基づいて、適合サイズを推定する。従って、ユーザからの身体サイズ情報の登録がなくても、適合サイズを推定することができる。
また、システム制御部14が、指定商品を購入した既購入者のうち、指定者が購入した商品と同一の範疇に属する商品を購入した既購入者からの評価を用いて商品サイズを推定し、指定者が参照商品を購入した時期が新しいほど、その参照商品と同一の範疇に属する商品を購入した既購入者からの評価を重視して商品サイズを推定する。従って、適合サイズの推定精度を高めることができる。
また、システム制御部14が、既購入者の参照商品の購入時期とその既購入者の指定商品の購入時期とが近いほど、その既購入者からの評価を重視して商品サイズを推定する。従って、適合サイズの推定精度を高めることができる。
また、システム制御部14が、女性用の商品及び男性用の商品のうち、ユーザが購入した商品に含まれる割合が5割未満に設定された閾値以下である方の商品を参照商品から除外し、その商品の購入履歴を適合サイズの推定に用いない。従って、適合サイズの推定精度を高めることができる。
また、システム制御部14が、大人であるユーザが子供用に購入した商品を参照商品から除外し、その商品の購入履歴を適合サイズの推定に用いない。従って、適合サイズの推定精度を高めることができる。
[5.第5実施形態]
次に、第5実施形態の概要を説明する。第5実施形態は、第2実施形態と第4実施形態とを組み合わせた実施形態である。具体的に、電子商店街サーバ1は、指定者が過去に購入した商品の商品サイズと、既購入者が過去に購入した商品の商品サイズとに基づいて、指定者の身体サイズと既購入者の身体サイズとの大小関係を判定する。なお、第2実施形態または第4実施形態と同様の点についての説明は省略する。
指定者が購入したことがある参照商品の商品サイズが、既購入者が購入したことがある参照商品の商品サイズよりも大きい場合、指定者の身体サイズは既購入者の身体サイズよりも大きいと推定することができる。また、指定者が購入したことがある参照商品の商品サイズが、既購入者が購入したことがある参照商品の商品サイズよりも小さい場合、指定者の身体サイズは既購入者の身体サイズよりも小さいと推定することができる。なお、本実施形態における商品サイズは、本発明における身体サイズ情報の一例である。
次に、情報処理システムSの動作について、図18及び図19を用いて説明する。図18及び図19は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14の適合サイズ推定処理における処理例を示すフローチャートである。図18及び図19において、図8、図9または図16と同様の処理については同様の符号が付されている。
図18に示すように、システム制御部14は、ステップS121、S122、S81、S23〜S26、S123〜S125を実行する。ステップS125において、システム制御部14は、指定者が購入したことがある商品と同一の範疇に属する商品を選択購入者が購入したことがあると判定した場合には(ステップS125:YES)、ステップS161に移行する。
図19に示すように、ステップS161において、システム制御部14は、指定者が購入した参照商品の商品サイズが、選択購入者が購入した参照商品の商品サイズよりも大きいか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、指定者が購入した参照商品の商品サイズが、選択購入者が購入した参照商品の商品サイズよりも大きくはないと判定した場合には(ステップS161:NO)、ステップS164に移行する。一方、システム制御部14は、指定者が購入した参照商品の商品サイズが、選択購入者が購入した参照商品の商品サイズよりも大きいと判定した場合には(ステップS161:YES)、スコア計算処理を実行する(ステップS83)。次いで、システム制御部14は、各商品サイズのスコアに重み付けを行う(ステップS162、S163)。ステップS162及びS163の処理内容は、ステップS127及びS128の処理内容と同様である。次いで、システム制御部14は、ステップS85に移行する。
ステップS164において、システム制御部14は、指定者が購入した参照商品の商品サイズが、選択購入者が購入した参照商品の商品サイズよりも小さいか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、指定者が購入した参照商品の商品サイズが、選択購入者が購入した参照商品の商品サイズよりも小さくはないと判定した場合には(ステップS164:NO)、ステップS35に移行する。一方、システム制御部14は、指定者が購入した参照商品の商品サイズが、選択購入者が購入した参照商品の商品サイズよりも小さいと判定した場合には(ステップS164:YES)、スコア計算処理を実行する(ステップS87)。次いで、システム制御部14は、各商品サイズのスコアに重み付けを行う(ステップS165、S166)。ステップS165及びS166の処理内容は、ステップS127及びS128の処理内容と同様である。次いで、システム制御部14は、ステップS89に移行する。
システム制御部14は、ステップS85またはS89の処理を終えると、ステップS35、S36、S90〜S92を、第2実施形態の場合と同様に実行する。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、購入履歴に基づいて、指定者が購入したことがある商品の商品サイズと、既購入者が購入したことがある商品の商品サイズとを取得する。そして、システム制御部14が、指定者が購入したことがある商品の商品サイズと既購入者が購入したことがある商品の商品サイズとの大小関係に基づいて、購入した商品サイズが、指定者が購入した商品サイズよりも小さい既購入者と、購入した商品サイズが、指定者が購入した商品サイズよりも大きい既購入者とを特定し、特定された既購入者が購入した指定商品の商品サイズ及びその商品サイズに対する評価に基づいて、購入した商品サイズが、指定者が購入した商品サイズよりも小さい既購入者に合う指定商品の商品サイズと、購入した商品サイズが、指定者が購入した商品サイズよりも大きい既購入者とを推定し、推定された商品サイズの間にある商品サイズを、適合サイズであると推定する。従って、ユーザからの身体サイズ情報の登録がなくても、適合サイズを推定することができる。
なお、第4及び第5実施形態において、電子商店街サーバ1は、体型情報を登録しているユーザについては、会員情報から体型情報を取得してもよい。この場合の基準サイズは、例えば、身長等で表される。例えば、電子商店街サーバ1は、指定者の体型情報が登録されている場合に、体型情報が登録されている既購入者については、第1または第2実施形態と同様の処理を行う。
一方、電子商店街サーバ1は、指定者の体型情報が登録されている場合に、体型情報が登録されていない既購入者については、指定者の参照商品と既購入者の参照商品とを特定する。このとき、電子商店街サーバ1は、指定者が購入したことがある商品の商品サイズを、基準サイズとしての身長に変換する。そして、電子商店街サーバ1は、変換された身長と登録されている指定者の身長との差が予め設定された長さ以上である商品の購入履歴は、指定者の購入履歴の検索結果から除外する。このような商品は、指定者の身体サイズに合わない商品であるからである。ここで、電子商店街サーバ1は、変換された身長が指定者の身長よりも低い商品の購入履歴のみ、指定者の購入履歴の検索結果から除外してもよい。
また、電子商店街サーバ1は、指定者の体型情報が登録されていない場合に、体型情報が登録されている既購入者についても、指定者の参照商品と既購入者の参照商品とを特定する。このとき、電子商店街サーバ1は、既購入者が購入したことがある商品の商品サイズを、基準サイズとしての身長に変換する。そして、電子商店街サーバ1は、変換された身長と登録されている既購入者の身長との差が予め設定された長さ以上である商品の購入履歴は、既購入者の購入履歴の検索結果から除外する。ここで、電子商店街サーバ1は、変換された身長が既購入者の身長よりも低い商品の購入履歴のみ、既購入者の購入履歴の検索結果から除外してもよい。
[6.第6実施形態]
次に、第6実施形態の概要を説明する。第6実施形態は、第3実施形態と第4実施形態とを組み合わせた実施形態である。具体的に、電子商店街サーバ1は、既購入者が過去に購入した商品の商品サイズに基づいて、既購入者の身体サイズを推定する。そして、電子商店街サーバ1は、推定した身体サイズを用いて近似式を求める。なお、第3実施形態または第4実施形態と同様の点についての説明は省略する。
ユーザが購入したことがある商品の商品サイズから変換された基準サイズは、ユーザの身体サイズに対応する蓋然性がある。従って、電子商店街サーバ1は、既購入者の基準サイズを用いて、既購入者の基準サイズと既購入者が購入した指定商品の商品サイズとの組の分布に近似する近似式を求めることができる。そして、電子商店街サーバ1は、指定者の基準サイズを用いて適合サイズを推定することができる。なお、本実施形態における基準サイズは、本発明における身体サイズ情報の一例である。
次に、情報処理システムSの動作について、図20及び図21を用いて説明する。図20は、本実施形態に係る電子商店街サーバ1のシステム制御部14の適合サイズ推定処理における処理例を示すフローチャートである。図20及び図21において、図8、図9または図16と同様の処理については同様の符号が付されている。
図20に示すように、システム制御部14は、ステップS121及びS122を実行する。次いで、システム制御部14は、指定者の購入履歴の検索結果に含まれる購入履歴から、ブランドID及び商品サイズを取得する。そして、システム制御部14は、取得したブランドID及び商品サイズに対応する基準サイズを、サイズ変換DBから取得する(ステップS181)。なお、購入履歴が複数存在する場合、システム制御部14は、複数の基準サイズを取得する場合がある。この場合、システム制御部14は、例えば、基準サイズの平均値を、指定者の最終的な基準サイズとする。
次いで、システム制御部14は、ステップS23〜S26、S123及びS124を実行する。次いで、システム制御部14は、選択購入者の購入履歴の検索結果に含まれる購入履歴から、ブランドID及び商品サイズを取得する。そして、システム制御部14は、取得したブランドID及び商品サイズに対応する基準サイズを、サイズ変換DBから取得する(ステップS182)。次いで、システム制御部14は、ステップS29及びS127を実行する。次いで、システム制御部14は、選択購入者の基準サイズ、選択購入者が購入した指定商品の商品サイズ及び選択購入者が購入した指定商品の商品サイズのスコアをRAM14cに保存する(ステップS183)。次いで、システム制御部14は、ステップS35に移行する。
図21に示すように、ステップS35において、システム制御部14は、全ての購入履歴を選択したと判定した場合には(ステップS35:NO)、RAM14cに保存しておいた各選択購入者の基準サイズ、選択購入者が購入した指定商品の商品サイズ及びスコアに基づいて、各組をスコアに基づいて重み付けをして、近似式を求める(ステップS184)。次いで、システム制御部14は、求めた近似式と、指定者の基準サイズとに基づいて、適合サイズを計算する(ステップS185)。システム制御部14は、この処理を終えると、適合サイズ推定処理を終了させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、購入履歴に基づいて、指定者が購入したことがある商品の商品サイズと、既購入者が購入したことがある商品の商品サイズとを取得し、取得した商品サイズを基準サイズに変換する。そして、システム制御部14が、既購入者の基準サイズとその既購入者が購入した指定商品の商品サイズとの組の分布の近似式を、既購入者からの評価に基づいて組を重み付けして求め、近似式と指定者の基準サイズとに基づいて算出される商品サイズを、適合サイズであると推定する。従って、ユーザからの身体サイズ情報の登録がなくても、適合サイズを推定することができる。
なお、電子商店街サーバ1は、体型情報を登録しているユーザについては、体型情報を取得してもよい。
また、上記各実施形態において、電子商店街サーバ1は、指定者の体型情報が登録されている場合には、指定商品の商品サイズを基準サイズとしての身長等に変換し、変換された身長と指定者の身長との差が予め設定された差以上である場合には、推薦サイズ情報110を表示させなくてもい。ここで、電子商店街サーバ1は、変換された身長が指定者の身長よりも低い場合にのみ、推薦サイズ情報110を表示させなくてもい。
また、推薦サイズ情報110が表示されてもよいウェブページは、商品ページに限られるものではない。例えば、推薦サイズ情報110が検索結果ページに表示されてもよい。検索結果ページには、例えば、検索された商品ごとに推薦サイズ情報110が表示される。この場合、ユーザの要求に基づいて特定される商品は、検索された各商品である。
また、上記各実施形態においては、複数の店舗から商品が販売される電子商店街に本発明が適用されていた。しかしながら、単一の販売元から商品が販売される電子商取引のウェブサイトに本発明が適用されてもよい。
また、上記各実施形態においては、本発明における商品が洋服に適用されていた。しかしながら、本発明における商品が、例えば、洋服以外の衣類、靴、帽子、装身具等の身につける商品に適用されてもよい。