JP6527257B1 - 提供装置、提供方法および提供プログラム - Google Patents

提供装置、提供方法および提供プログラム

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Abstract

【課題】利用者に対して有用な情報を提供すること。【解決手段】本願に係る提供装置は、利用者が有する印象が事業者により指定された取引対象と類似する他の取引対象を特定する特定部と、前記特定部により特定された他の取引対象に関する情報に基づいて、前記指定された取引対象に関する情報を前記事業者に提供する提供部とを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、提供装置、提供方法および提供プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、例えば、EC(Electronic Commerce)サイトにおいて商品またはサービスを販売する技術が提供されている。例えば、時期のトレンドを考慮して顧客を分析し、分析結果に応じた情報を提供する技術が知られている。
特開2015−146145号公報
しかしながら、上記の従来技術では、有用な情報を利用者に提供することができるとは限らない。
例えば、上記の従来技術では、期間の指定に基づくトレンドを考慮した分析を行っているに過ぎないため、利用者にとって有用ではないトレンドに関する情報が提供される場合があった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者に対して有用な情報を提供することを目的とする。
本願に係る提供装置は、利用者が有する印象が事業者により指定された取引対象と類似する他の取引対象を特定する特定部と、前記特定部により特定された他の取引対象に関する情報に基づいて、前記指定された取引対象に関する情報を前記事業者に提供する提供部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、利用者に対して有用な情報を提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報提供装置の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報提供装置が有する機能構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る分散表現空間データベースに登録される情報の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報提供装置が実行する提供処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図5は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る提供装置、提供方法および提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る提供装置、提供方法および提供プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
〔実施形態〕
〔1.情報提供装置の概要〕
以下、図1を用いて、提供装置の一例となる情報提供装置10の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報提供装置の一例を示す図である。なお、図1に示す例では、情報提供装置10があるコンテキストを受付けた際に、そのコンテキストと関連性を有する他のコンテキストを補助情報として提供する提供処理の一例について説明した。
ここで、コンテキストとは、所定の対象を示す任意のコンテンツである。例えば、所定の対象とは、任意の商品、役務、会社、店舗、ブランド、施設等、広告やニュース等の配信情報により、情報が任意の利用者に対して伝達される対象であれば、任意の対象が採用可能である。また、所定の対象は、例えば、俳優等の人物、動物、映画や音楽等の各種コンテンツであってもよい。また、コンテキストとは、各種の対象を利用者に想起させるテキスト、画像、音声等各種のコンテンツ等、対象と関連する任意の種別のコンテンツが採用可能である。
情報提供装置10は、インターネット等の所定のネットワークN(例えば、図2を参照。)を介して、事業者端末100や外部サーバ200と通信可能な情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。なお、情報提供装置10は、任意の数の事業者端末100、および任意の数の外部サーバ200と通信可能であるものとする。
事業者端末100は、任意の事業者が使用する端末装置であり、PC(Personal Computer)、スマートデバイス、移動通信端末等により実現される。例えば、事業者端末100は、事業者が入力したコンテキストを情報提供装置10に送信する。このような場合、情報提供装置10は、受付けたコンテンツと関連性を有する他のコンテキストを補助情報として取得し、取得した補助情報を事業者端末100へと送信する。この結果、事業者端末100は、事業者が入力したコンテキストの補助情報を事業者に提供することができる。
外部サーバ200は、任意のウェブサービスを利用者に対して提供する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステムにより実現される。例えば、外部サーバ200は、利用者が投稿した情報を他の利用者に対して提供する各種のSNS(Social Networking Service)を提供するサーバ装置である。なお、外部サーバ200は、ブログ、マイクロブログ、ウェブページ、メッセージ、静止画像、動画像、音声等といった各種コンテンツの投稿を受付けると、受付けたコンテンツを公開することで、コンテンツに関する各種の情報を世間一般に拡散するサーバ装置であってもよい。
また、外部サーバ200は、各種の辞書に関する情報や、ニュース等を利用者に対して提供するサーバ装置であってもよい。また、外部サーバ200は、ポータルサイト、インターネットオークション、電子商店街、ウェブ検索、経路検索、地図検索、ゲーム、不動産情報の提供、金融情報の提供、宿泊施設の予約サービス等、任意のウェブサービスを提供するサーバ装置であってもよい。また、外部サーバ200は、任意の対象に対する利用者の評価等を受付け、評価結果を提供するサービスを提供するサーバ装置であってもよい。また、外部サーバ200は、利用者の位置情報や購買履歴等、実社会またはネットワーク上における行動履歴を示すログを収集するサーバ装置であってもよい。このような外部サーバ200は、任意の利用者が投稿した各種のコンテンツ、任意の利用者の行動履歴、任意の利用者の検索履歴、若しくは電子商取引の対象に関する情報等を管理することとなる。
〔1−1.提供処理について〕
ここで、取引対象と関連性が高い情報に基づいて、プロモーションやマーチャンダイズを行うといった手法が考えられる。例えば、取引対象を気に入ると推定される利用者の属性、取引対象と親和性の高い地域、取引対象と親和性の高い他の取引対象、取引対象と親和性の高い俳優、取引対象を説明する際に効果的な文言(例えば、効果的なコピーライティング)等を用いて、取引対象を供給する店舗の立地、広告先とする利用者の属性、取引対象を示す各種広告コンテンツ、取引対象と共に販売する他の取引対象等を決定するといった手法が考えられる。
しかしながら、単にトレンドを考慮した分析を行っただけでは、事業者にとって有用ではないトレンドに関する情報が提供される場合がある。例えば、SNSで新たな取引対象を示すコンテキストを含む投稿情報が頻繁に投稿されている場合、その取引対象がトレンドになっている旨を特定することができるものの、取引対象と親和性が高い他のコンテキストを示す補助情報を提供できるとは限らない。
そこで、情報提供装置10は、以下の提供処理を実行する。まず、情報提供装置10は、利用者が有する印象が事業者により指定された対象と類似する他の対象を特定する。そして、情報提供装置10は、特定された他の対象に関する情報に基づいて、指定され引対象に関する情報を事業者に提供する。例えば、情報提供装置10は、利用者が入力した入力情報において、指定された対象と共起性を有する他の対象を、利用者の印象が指定された対象と類似する他の対象として特定する。
例えば、ある対象のコンテキストとともに検索クエリとして入力された他のコンテキストは、その対象に対する利用者の印象を示唆していると考えられる。このため、異なる対象のコンテキストに対して、利用者の印象を示唆するコンテキストであって共通するコンテキストが付与された状態で入力されている場合、これらの対象については、利用者が共通する印象を有していると推定される。そこで、情報提供装置10は、検索クエリの内容から、利用者が共通する印象を有している対象を特定し、特定した対象を共起性を有する対象とする。すなわち、情報提供装置10は、利用者が入力した検索クエリにおいて指定された対象(以下、「指定対象」と記載する場合がある。)と共起性を有する他の対象を特定する。
同様に、同一の投稿情報や連続する投稿情報に対して、ある対象のコンテキストとともに入力された他のコンテキストは、その対象に対する利用者の印象を示唆していると考えられる。このため、異なる対象のコンテキストに対して、利用者の印象を示唆するコンテキストであって共通するコンテキストが付与された状態で投稿情報に入力されている場合、これらの対象については、利用者が共通する印象を有していると推定される。そこで、情報提供装置10は、投稿情報の内容から、利用者が共通する印象を有している対象を特定し、特定した対象を共起性を有する対象とする。すなわち、情報提供装置10は、利用者が投稿した投稿情報において指定対象と共起性を有する他の対象を特定する。
ここで、指定対象と共起性を有する他の対象(以下、「共起対象」と記載する場合がある。)に関する情報は、共起対象のプロモーションやマーチャンタイズに有用な情報であると推定される。一方、指定対象と共起対象とが、共通する印象を有している点を考慮すると、共起対象に関する情報や、指定対象のプロモーションやマーチャンタイズに有用な情報である可能性が高い。そこで、情報提供装置10は、共起対象に関する情報を取得し、取得した情報から指定対象の補助情報を生成する。
例えば、情報提供装置10は、共起対象に関する情報として、共起対象と関連性を有する場所に関する情報を取得する。また、情報提供装置10は、共起対象に関する情報として、共起対象と関連性を有する人物に関する情報を取得する。そして、情報提供装置10は、取得した場所に関する情報や人物に関する情報を補助情報として事業者に提供する。
〔1−2.対象について〕
ここで、情報提供装置10は、任意の対象を指定対象として受付けた際に、指定対象と共起性を有する任意の対象を共起対象として特定してよい。ここで、情報提供装置10は、指定対象や共起対象とする対象を、商品やサービス等、任意の態様で取引される取引対象に限定してもよい。例えば、情報提供装置10は、事業者により指定された取引対象と類似する他の取引対象を特定し、他の取引対象と共起性を有する情報を他の取引対象に関する情報として取得し、取得した情報に基づいて、指定された取引対象に関する情報を事業者に提供してもよい。
すなわち、情報提供装置10は、指定された取引対象と利用者の印象が類似する他の取引対象を特定する。そして、情報提供装置10は、特定した他の取引対象と関連性が高い地域や人物等の情報を、指定された取引対象と関連性が高い地域や人物の情報として提供してもよい。
〔1−3.補助情報について〕
ここで、情報提供装置10は、特定された他の対象に関する情報に基づいて、指定された対象に関する補助情報を生成するのであれば、任意の内容の補助情報を生成してよい。例えば、情報提供装置10は、指定された他の対象のプロモーションやマーチャンタイズに用いられる補助情報を生成してもよい。すなわち、情報提供装置10は、特定した他の対象に関する情報に基づいて、指定された対象の販売態様に関する情報を補助情報として生成し、生成した補助情報を事業者に提供してもよい。
ここで、情報提供装置10は、任意の内容の補助情報を生成してよい。例えば、指定対象が食品に関するものである場合、共起対象として他の食品を選択し、選択した食品と関連性が高い他の食品や飲料を特定する。そして、情報提供装置10は、特定した食品や飲料を、指定対象と親和性が高い食品や飲料である旨を示す補助情報を生成してよい。このような補助情報は、例えば、レストランにおけるメニューの選定等に用いることができる。
また、例えば、情報提供装置10は、共起対象と関連性が高い地域を特定し、特定した地域を指定対象と関連性が高い地域とする補助情報を生成する。このような地域を示す補助情報は、指定対象と関連する店舗の出店計画等に用いることができるまた、例えば、情報提供装置10は、共起対象と関連性が高い人物を特定し、特定した人物を指定対象と関連性が高い人物とする補助情報を生成する。このような人物を示す補助情報は、指定対象のコマーシャル等に寄与される人物の選定等に用いることができる。
すなわち、情報提供装置10は、共起対象と関連性が高い情報を指定対象と関連性が高い情報と見做すことで、指定対象のペルソナ設計を行う。このため、情報提供装置10は、例えば、指定対象と関連性が高い情報が不明である場合にも、指定対象についての補助情報の生成を実現できる。
〔1−4.分散表現の利用について〕
ここで、情報提供装置10は、指定対象と利用者の印象が類似する共起対象を特定する際や、共起対象と関連性が高い情報を特定するために、分散表現の技術を用いてもよい。例えば、情報提供装置10は、入力情報に含まれる各コンテキストの相対的な関連性に基づいて生成された各コンテキストの分散表現から、指定された対象と対応するコンテキストと類似するコンテキストを特定し、特定したコンテキストと対応する対象を他の対象として特定してもよい。また、情報提供装置10は、分散表現が他の対象と対応するコンテキストと類似する他のコンテキストを特定し、特定したコンテキストと対応する情報に基づいて、指定された対象に関する情報を事業者に提供してもよい。
例えば、情報提供装置10は、外部サーバ200が管理する各種の情報を取得し、企業名、商品名、役務名、ブランド名、施設名、人名等、各種のテキストや画像等の各種コンテンツをコンテキストとする。そして、情報提供装置10は、w2v(word2vec)等、コンテキストが有する相対的な関連性に基づいて各コンテキストを多次元量に変換する技術を用いて、各コンテキストの分散表現を生成する。なお、情報提供装置10は、各コンテキストが有する相対的な関連性に基づいて各コンテキストを多次元量に変換する技術であれば、w2v以外にも任意の技術を採用してよい。
また、情報提供装置10は、指定対象の名称や外観等を指定対象のコンテキストとして取得し、特定した指定対象のコンテキストを分散表現へと変換する。そして、情報提供装置10は、予め生成した分散表現空間上で、指定対象のコンテキストの分散表現と類似する他の分散表現を検索する。例えば、情報提供装置10は、指定対象のコンテキストの分散表現とハミング距離やコサイン距離が近い他の分散表現であって、指定対象と種別が類似する対象(例えば、取引対象となりえる対象)のコンテキストの分散表現を検索する。そして、情報提供装置10は、検索した分散表現と対応するコンテキストを共起対象のコンテキストとする。
続いて、情報提供装置10は、共起対象のコンテキストと分散表現が類似する他のコンテキストであって、地域を示すコンテキストや人物を示すコンテキスト等、補助情報の元となりえる対象を示すコンテキストを検索する。そして、情報提供装置10は、検索したコンテキストを、共起対象と関連する関連対象のコンテキストとする。その後、情報提供装置10は、関連対象のコンテキストを用いて、補助情報を生成する。
なお、情報提供装置10は、分散表現以外の任意の技術を用いて、指定対象、共起対象、および関連対象の特定を行ってもよい。例えば、情報提供装置10は、入力情報において指定対象と共に入力される頻度が高いコンテキストを特定し、特定したコンテキストと共に入力される頻度が高い他のコンテキストを共起対象のコンテキストとして特定する。そして、情報提供装置10は、特定した共起対象のコンテキストと共に入力情報に入力される頻度が高いコンテキストを関連対象のコンテキストとしてもよい。
〔1−5.情報種別の指定について〕
なお、情報提供装置10は、任意の種別の対象を指定対象や共起対象として採用してもよく、任意の種別の対象を関連対象としてもよい。例えば、情報提供装置10は、取引対象を指定対象や共起対象とし、地域や人物を関連対象としてもよい。このような場合、情報提供装置10は、取引対象と類似する他の取引対象と関連性が高い地域や人物の情報を指定された取引対象の補助情報とすることができる。また、情報提供装置10は、人物を指定対象や共起対象とし、地域や取引対象を関連対象としてもよい。このような場合、情報提供装置10は、指定された人物と類似する他の人物と関連性が高い地域や取引対象の情報を指定された人物の補助情報とすることができる。
また、情報提供装置10は、異なる種別の対象を指定対象や共起対象に採用してもよい。例えば、情報提供装置10は、取引対象を指定対象とし、地域を共起対象とし、人物を関連対象としてもよい。このような場合、情報提供装置10は、指定された取引対象と類似する印象を有する地域を共起対象として特定し、特定した地域と関連性が高い人物の情報を、指定された取引対象の補助情報とすることができる。
なお、情報提供装置10は、どのような種別の対象を、指定対象、共起対象もしくは関連対象とするかについて、事業者から指定を受付けてもよい。また、情報提供装置10は、入力された指定対象と種別が同じ対象を自動的に共起対象としてもよい。また、情報提供装置10は、指定対象の種別に応じた他の種別の対象を共起対象や関連対象としてもよい。
〔1−6.商品カテゴリを利用した選択について〕
また、情報提供装置10は、指定対象が属するカテゴリに基づいて、共起対象の選択を行ってもよい。例えば、情報提供装置10は、電子商店街等において指定対象が属するカテゴリと類似するカテゴリに属する対象から、共起対象を選択してもよい。例えば、情報提供装置10は、指定対象として「珈琲」が選択された場合、「珈琲」が属するカテゴリ「珈琲関連カテゴリ」と類似する他のカテゴリ、例えば、「紅茶関連カテゴリ」を選択し、選択したカテゴリに属する対象の中から、利用者の印象が「珈琲」に類似する対象を共起対象として選択してもよい。
また、例えば、情報提供装置10は、カテゴリが階層構造を有する場合、指定された対象が属するカテゴリの上位カテゴリを特定し、特定した上位カテゴリに含まれるカテゴリであって、指定された対象が属するカテゴリ以外のカテゴリに属する対象の中から、利用者が有する印象が類似する対象を特定してもよい。例えば、情報提供装置10は、指定された対象が属するカテゴリと同じ階層のカテゴリに属する対象の中から、利用者が有する印象が類似する対象を特定してもよい。
例えば、情報提供装置10は、指定対象として「珈琲」が選択された場合、「珈琲」が属するカテゴリ「珈琲関連カテゴリ」を特定し、特定した「珈琲関連カテゴリ」を含む上位カテゴリ「食品・ドリンク・お酒カテゴリ」を特定する。続いて、情報提供装置10は、特定した「食品・ドリンク・お酒カテゴリ」に含まれる下位カテゴリのうち、「珈琲関連カテゴリ」以外のカテゴリを選択する。例えば、情報提供装置10は、「珈琲関連カテゴリ」と同じ階層(すなわち、「食品・ドリンク・お酒カテゴリ」の一段階下の階層のカテゴリ)に属する「お酒カテゴリ」を特定する。そして、情報提供装置10は、特定した対象の中から、利用者の印象が「珈琲」と類似する対象を共起対象として選択してもよい。
また、情報提供装置10は、指定された対象が属するカテゴリとは異なる階層のカテゴリに属する対象の中から、利用者が有する印象が類似する対象を特定してもよい。例えば、情報提供装置10は、「お酒カテゴリ」のさらに下位の階層に、「ワイン」や「クラフトビール」といったカテゴリが存在する場合、「ワイン」や「クラフトビール」といったカテゴリに属する対象から共起対象を選択してもよい。また、情報提供装置10は、指定された対象が属するカテゴリよりも所定の階層だけ上位のカテゴリに属する取引対象から、共起対象を選択してもよい。
すなわち、情報提供装置10は、他の対象として、指定された対象とカテゴリが類似する対象の中から、利用者が有する印象が類似する対象を特定する。より具体的には、情報提供装置10は、他の対象として、階層構造を有するカテゴリのうち、指定された対象がするカテゴリと同じ階層のカテゴリに属する対象の中から、利用者が有する印象が類似する対象を特定する。このため、情報提供装置10は、指定対象と類似する対象を適切に選択することができる。
〔1−7.提供処理の一例について〕
続いて、図1を用いて、情報提供装置10が実行する提供処理の一例について説明する。まず、情報提供装置10は、外部サーバ200から、検索クエリの履歴や投稿情報、ニュース記事等といった各種の入力情報を収集する(ステップS1)。このような場合、情報提供装置10は、収集した入力情報に含まれるコンテキストの分散表現を生成する(ステップS2)。
情報提供装置10は、入力情報として、「クラフトビールは美味しい」、「美味しい珈琲」、「珈琲_清澄白河」、「俳優#Aは珈琲が好き」、「焼肉パーティー!」等というように、取引対象や地名、人物等を示すコンテキストを含む情報を取得する。このような場合、情報提供装置10は、形態素解析等の技術を用いて、「クラフトビール」、「美味しい」、「珈琲」、「清澄白河」、「俳優#A」、「焼肉」等といったコンテキストを抽出する。そして、情報提供装置10は、w2vを用いて、利用者が有する印象の相対的な関連性を反映するように各コンテキストを分散表現に変換する。
例えば、情報提供装置10は、同じ「美味しい」というコンテキストと共に利用者が入力した「珈琲」および「クラフトビール」の分散表現が、「美味しい」の分散表現と類似するように、分散表現の生成を行う。また、情報提供装置10は、「珈琲」および「清澄白河」の分散表現が類似し、「珈琲」および「俳優#A」の分散表現が類似するように、分散表現の生成を行う。
続いて、情報提供装置10は、指定対象として「クラフトビール」の指定を受付ける(ステップS3)。このような場合、情報提供装置10は、分散表現空間から、指定された取引対象と分散表現が類似する取引対象を、指定された取引対象と共起性を有する共起対象として特定する(ステップS4)。例えば、情報提供装置10は、指定対象「クラフトビール」のコンテキストと対応する分散表現を分散表現空間から特定し、特定した分散表現と類似する分散表現であって、取引対象のコンテキストと対応する分散表現を、共起対象のコンテキストと対応する分散表現として特定する。例えば、情報提供装置10は、「珈琲」のコンテキストと対応する分散表現を特定する。この結果、情報提供装置10は、「珈琲」を共起対象とする。
続いて、情報提供装置10は、分散表現が共起対象と類似する情報であって、取引対象を示す対象以外の対象を関係対象として特定する(ステップS5)。例えば、情報提供装置10は、共起対象「珈琲」と分散表現が類似するコンテキストとして、「美味しい」、「清澄白川」、および「俳優#A」を特定する。続いて、情報提供装置10は、特定したコンテキストのうち、取引対象や利用者の印象を示す情報以外の情報を示すコンテキスト、「清澄白川」、および「俳優#A」を特定する。
そして、情報提供装置10は、特定した関係対象に基づく補助情報を提供する(ステップS6)。例えば、情報提供装置10は、「清澄白川」、および「俳優#A」といった対象が、「クラフトビール」と親和性が高い旨の補助情報を生成し、生成した補助情報を事業者端末100に提供する。この結果、情報提供装置10は、利用者に対して有用な情報を提供することができる。
〔2.情報提供装置の構成〕
続いて、図2を用いて、情報提供装置10が有する機能構成の一例について説明する。図2は、実施形態に係る情報提供装置が有する機能構成の一例を示す図である。図2に示すように、情報提供装置10は、通信部、記憶部30、および制御部40を有する。
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、事業者端末100、および外部サーバ200との間で情報の送受信を行う。
記憶部30は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部30は、分散表現空間データベース31を記憶する。
分散表現空間データベース31には、分散表現に関する情報が登録される。例えば、図3は、実施形態に係る分散表現空間データベースに登録される情報の一例を示す図である。図3に示すように、分散表現空間データベース31には、「コンテキストID」、「コンテキスト」、「種別」、および「分散表現」といった情報が登録される。なお、図3に示す情報以外にも、分散表現空間データベース31には、分散表現空間に関する任意の情報が登録されていてよい。
ここで、「コンテキストID」とは、分散表現の元となるコンテキストを識別する識別子である。また、「コンテキスト」とは、分散表現の元となるコンテキストであり、例えば、各種の対象を示す文字列である。また、「種別」とは、コンテキストが示す対象の種別を示す情報であり、例えば、対象が取引対象であるか、人物であるか、地名であるか、利用者の印象であるか等を示す情報である。また、「分散表現」とは、コンテキストを示す分散表現である。なお、図3に示す例では、「分散表現#1」といった概念的な値を記載したが、実際には、「分散表現」とは、任意の次元数を有するベクトル等の多次元量である。
例えば、図3に示す例では、分散表現空間データベース31には、コンテキストID「ID#1」、コンテキスト「珈琲」、種別「取引対象」、および分散表現「分散表現#1」といった情報が登録される。このような情報は、コンテキストID「ID#1」が示すコンテキストがコンテキスト「珈琲」であり、種別「取引対象」を示すコンテキストである旨を示す。また、このような情報は、コンテキスト「珈琲」の分散表現が分散表現「分散表現#1」である旨を示す。
図2に戻り、説明を続ける。制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、情報提供装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
図2に示すように、制御部40は、収集部41、生成部42、特定部43、および提供部44を有する。収集部41は、入力情報の収集を行う。例えば、収集部41は、外部サーバ200から、検索クエリの履歴、SNS等の投稿情報、配信されるニュース、電子商店街における取引対象の説明文、各種評価サイトにおける評価内容等、利用者により入力された入力情報を収集する。
生成部42は、入力情報に含まれるコンテキストの分散表現空間を生成する。例えば、生成部42は、収集部41によって収集された入力情報の形態素解析等を行い、各対象を示すコンテキストの抽出を行う。また、生成部42は、形態素解析や出現位置、辞書等を用いて、各コンテキストが示す対象が取引対象であるか、人物であるか、地域であるかといった対象の種別を特定する。そして、生成部42は、w2v等の技術を用いて、コンテキストの分散表現を生成し、コンテキストと、種別と、分散表現とを対応付けて分散表現空間データベース31に登録する。
特定部43は、利用者が有する印象が事業者により指定された対象と類似する他の対象を特定する。例えば、特定部43は、利用者が入力した入力情報において指定された対象と共起性を有する他の対象を、利用者の印象が当該指定された対象と類似する他の対象として特定する。例えば、特定部43は、利用者が入力した検索クエリにおいて指定された対象と共起性を有する他の対象を特定してもよく、利用者が投稿した投稿情報において指定された対象と共起性を有する他の対象を特定してもよい。また、特定部43は、事業者により指定された取引対象と類似する他の取引対象を特定してもよい。また、特定部43は、入力情報に含まれる各コンテキストの相対的な関連性に基づいて生成された各コンテキストの分散表現から、指定された対象と対応するコンテキストと類似するコンテキストを特定し、特定したコンテキストと対応する対象を他の対象として特定してもよい。
例えば、特定部43は、事業者端末から指定対象のコンテキストを受付ける。このような場合、特定部43は、分散表現空間データベース31を参照し、指定対象のコンテキストの分散表現と、指定対象の種別とを特定する。続いて、特定部43は、特定した分散表現と類似する他の分散表現であって、対応付けられた種別が指定対象の種別と同一となる分散表現を検索する。そして、特定部43は、検索した分散表現を共起対象の分散表現とする。すなわち、特定部43は、指定対象と同種の対象である共起対象を特定する。
続いて、特定部43は、共起対象の分散表現と類似する他の分散表現であって、対応付けられた種別が「取引対象」以外の分散表現を検索する。例えば、特定部43は、種別が「人物」や「地名」となる対象の分散表現のうち、共起対象の分散表現と類似する分散表現を関連対象の分散表現として特定する。そして、特定部43は、特定した分散表現と対応付けられたコンテキストおよび種別を、関連対象のコンテキストおよび種別として提供部44に提供する。
提供部44は、特定された他の対象に関する情報に基づいて、指定された対象に関する情報を事業者に提供する。例えば、提供部44は、他の取引対象と共起性を有する情報を他の取引対象に関する情報として取得し、取得した情報に基づいて、指定された取引対象に関する情報を事業者に提供することとなる。例えば、提供部44は、分散表現が他の対象と対応するコンテキストと類似する他のコンテキストを特定し、特定したコンテキストと対応する情報に基づいて、指定された対象に関する情報を事業者に提供することとなる。また、提供部44は、他の対象に関する情報として、場所に関する情報、人物に関する情報等を取得することとなる。また、提供部44は、他の対象に関する情報に基づいて、指定された対象の販売態様に関する情報を生成し、生成した情報を事業者に提供してもよい。
例えば、提供部44は、特定部43は、関連対象のコンテキストや種別を取得する。このような場合、提供部44は、関連対象の種別に基づいて、指定対象の販売態様に対する関連対象の活用態様を推定し、推定結果に基づいて、関連対象のコンテキストから補助情報を生成する。例えば、提供部44は、関連対象の種別が「人物」である場合は、関連対象のコンテキストとともに、「この方の親和性が高いと推定される」といった内容の補助情報を生成してもよい。また、例えば、提供部44は、関連対象の種別が「地名」である場合は、関連対象のコンテキストとともに、「この地域の親和性が高いと推定される」といった内容の補助情報を生成してもよい。
そして、提供部44は、生成した補助情報を事業者端末100へと配信する。この結果、情報提供装置10は、有用な情報を事業者等の利用者に提供することができる。
〔3.情報提供装置が実行する処理の流れの一例〕
続いて、図4を用いて、情報提供装置10が実行する処理の流れの一例を説明する。図4は、実施形態に係る情報提供装置が実行する提供処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、情報提供装置10は、事業者から取引対象の指定を受付ける(ステップS101)。このような場合、情報提供装置10は、指定された取引対象と分散表現が類似する他の取引対象を共起対象として特定する(ステップS102)。そして、情報提供装置10は、共起対象と分散表現が類似する地域や人物等といった取引対象以外の関連対象を特定する(ステップS103)。そして、情報提供装置10は、特定した関連対象に基づく補助情報を事業者に提供し(ステップS104)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
上記では、情報提供装置10による制御処理の一例について説明した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。以下、制御処理のバリエーションについて説明する。
〔4−1.補助情報について〕
上述した例では、情報提供装置10は、地名や人物の関連対象に基づいて補助情報を生成した。ここで、情報提供装置10は、複数の関連対象を統合的に勘案した補助情報を生成してもよい。例えば、情報提供装置10は、同じ種別の関連対象を複数特定した場合は、関連対象と共起対象との分散表現の類似度に基づいて、関連対象のランキングを生成し、生成したランキングを補助情報としてもよい。また、情報提供装置10は、関連対象と共起対象との分散表現の類似度や、指定対象と関連対象との分散表現の類似度に基づいて、指定対象との関連性を示すスコアを算出し、算出したスコアの値に基づいた内容の補助情報を提供してもよい。
〔4−2.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔4−3.プログラム〕
上述した実施形態に係る情報提供装置10は、例えば図5に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図5は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報提供装置10として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050上にロードされたプログラムまたはデータ(例えば、学習モデル)を実行することにより、制御部40の機能を実現する。コンピュータ1000の演算装置1030は、これらのプログラムまたはデータ(例えば、学習モデル)を一次記憶装置1040や二次記憶装置1050から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔5.効果〕
上述したように、情報提供装置10は、利用者が有する印象が事業者により指定された対象と類似する他の対象を特定する。そして、情報提供装置10は、特定された他の対象に関する情報に基づいて、指定された対象に関する情報を事業者に提供する。このため、情報提供装置10は、指定された対象に関する有用な情報を利用者に提供することができる。
また、情報提供装置10は、利用者が入力した入力情報において指定された対象と共起性を有する他の対象を、利用者の印象がその指定された対象と類似する他の対象として特定する。例えば、情報提供装置10は、入力情報として、利用者が入力した検索クエリにおいて指定された対象と共起性を有する他の対象を特定する。また、例えば、情報提供装置10は、入力情報として、利用者が投稿した投稿情報において指定された対象と共起性を有する他の対象を特定する。このため、情報提供装置10は、指定された対象と利用者の印象が共起する他の対象を特定し、他の対象に関する情報に基づく情報を指定された対象に関する情報として提供することができる。
また、情報提供装置10は、事業者により指定された取引対象と類似する他の取引対象を特定し、他の取引対象と共起性を有する情報をその他の取引対象に関する情報として取得し、取得した情報に基づいて、指定された取引対象に関する情報を事業者に提供する。このため、情報提供装置10は、指定対象と類似する対象(すなわち、共起対象)と共起性を有する対象の情報を関連対象の情報として取得し、取得した情報を提供することができる。
また、情報提供装置10は、入力情報に含まれる各コンテキストの相対的な関連性に基づいて生成された各コンテキストの分散表現から、指定された対象と対応するコンテキストと類似するコンテキストを特定し、特定したコンテキストと対応する対象を他の対象として特定する。このため、情報提供装置10は、指定対象と利用者の印象が共起性を有する共起対象を適切に特定することができる。
また、情報提供装置10は、分散表現が他の対象と対応するコンテキストと類似する他のコンテキストを特定し、特定したコンテキストと対応する情報に基づいて、指定された対象に関する情報を事業者に提供する。例えば、情報提供装置10は、他の対象に関する情報として、場所に関する情報を取得する。また、例えば、情報提供装置10は、他の対象に関する情報として、人物に関する情報を取得する。このため、情報提供装置10は、指定対象と関連性が高いと推定される情報、すなわち利用者に有用な情報を提供することができる。
また、情報提供装置10は、他の対象に関する情報に基づいて、指定された対象の販売態様に関する情報を生成し、生成した情報を事業者に提供する。このため、情報提供装置10は、指定対象と関連性が高いと推定される情報を、指定対象の販売態様に関する情報として提供することができるので、利用者に有用な情報を提供することができる。
また、情報提供装置10は、他の対象として、指定された対象とカテゴリが類似する対象の中から、利用者が有する印象が類似する対象を特定する。例えば、情報提供装置10は、指定された対象が属するカテゴリの上位カテゴリを特定し、特定した上位カテゴリに含まれるカテゴリであって、指定された対象が属するカテゴリ以外のカテゴリに属する対象の中から、利用者が有する印象が類似する対象を特定する。例えば、情報提供装置10は、指定された対象が属するカテゴリと同じ階層のカテゴリに属する対象の中から、利用者が有する印象が類似する対象を特定してもよく、指定された対象が属するカテゴリとは異なる階層のカテゴリに属する対象の中から、利用者が有する印象が類似する対象を特定してもよい。このため、情報提供装置10は、指定対象と類似する対象を適切に選択することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、特定部は、特定手段や特定回路に読み替えることができる。
10 情報提供装置
20 通信部
30 記憶部
31 分散表現空間データベース
40 制御部
41 収集部
42 生成部
43 特定部
44 提供部
100 事業者端末
200 外部サーバ

Claims (16)

  1. 利用者が有する印象が事業者により指定された第1対象と類似する他の対象であって、当該第1対象と同じ種別の第2対象を特定し、当該第2対象と共起性を有する他の対象であって、前記第1対象および前記第2対象とは異なる種別の第3対象を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された第3象に関する情報を前記事業者に提供する提供部と
    を有することを特徴とする提供装置。
  2. 前記特定部は、利用者が入力した入力情報において前記指定された第1対象と共起性を有する他の対象を、前記利用者の印象が当該指定された第1対象と類似する第2対象として特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の提供装置。
  3. 前記特定部は、前記入力情報として、前記利用者が入力した検索クエリにおいて前記指定された第1対象と共起性を有する第2対象を特定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の提供装置。
  4. 前記特定部は、前記入力情報として、前記利用者が投稿した投稿情報において前記指定された第1対象と共起性を有する第2対象を特定する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の提供装置。
  5. 前記特定部は、前記事業者により第1対象として指定された取引対象と類似する他の取引対象を前記第2対象として特定し、
    前記提供部は、前記第2対象と共起性を有する情報を前記第3対象に関する情報として取得し、取得した情報に基づいて、前記第1対象として指定された取引対象に関する情報を前記事業者に提供する
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  6. 前記特定部は、利用者が入力した入力情報に含まれる各コンテキストの相対的な関連性に基づいて生成された各コンテキストの分散表現から、前記指定された第1対象と対応するコンテキストと類似するコンテキストを前記第2対象のコンテキストとして定す
    ことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  7. 前記提供部は、分散表現が前記第2対象のコンテキストと類似する他のコンテキストを特定し、特定したコンテキストを第3対象のコンテキストとして特定し、特定したコンテキストに基づいて、前記第3対象に関する情報を前記事業者に提供する
    ことを特徴とする請求項6に記載の提供装置。
  8. 前記提供部は、前記第3対象に関する情報として、場所に関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  9. 前記提供部は、前記第3対象に関する情報として、人物に関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  10. 前記提供部は、前記第3対象に関する情報に基づいて、前記指定された第1対象の販売態様に関する情報を生成し、生成した情報を前記事業者に提供する
    ことを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  11. 前記特定部は、前記第3対象として、前記指定された第1対象とカテゴリが類似する対象の中から、前記利用者が有する印象が類似する対象を特定する
    ことを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  12. 前記特定部は、前記指定された第1対象が属するカテゴリの上位カテゴリを特定し、特定した上位カテゴリに含まれるカテゴリであって、前記指定された第1対象が属するカテゴリ以外のカテゴリに属する対象の中から、前記利用者が有する印象が類似する対象を前記第2対象として特定する
    ことを特徴とする請求項1〜11のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  13. 前記特定部は、前記指定された第1対象が属するカテゴリと同じ階層のカテゴリに属する対象の中から、前記利用者が有する印象が類似する対象を第2対象として特定する
    ことを特徴とする請求項12に記載の提供装置。
  14. 前記特定部は、前記指定された対象が属するカテゴリとは異なる階層のカテゴリに属する対象の中から、前記利用者が有する印象が類似する第2対象を特定する
    ことを特徴とする請求項12に記載の提供装置。
  15. 提供装置が実行する提供方法であって、
    利用者が有する印象が事業者により指定された第1対象と類似する他の対象であって、当該第1対象と同じ種別の第2対象を特定し、当該第2対象と共起性を有する他の対象であって、前記第1対象および前記第2対象とは異なる種別の第3対象を特定する特定工程と、
    前記特定工程により特定された第3象に関する情報を前記事業者に提供する提供工程と
    を含むことを特徴とする提供方法。
  16. 利用者が有する印象が事業者により指定された第1対象と類似する他の対象であって、当該第1対象と同じ種別の第2対象を特定し、当該第2対象と共起性を有する他の対象であって、前記第1対象および前記第2対象とは異なる種別の第3対象を特定する特定手順と、
    前記特定手順により特定された第3象に関する情報を前記事業者に提供する提供手順と
    をコンピュータに実行させるための提供プログラム。
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