JP5255710B1 - 不良情報記憶装置および試験システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のメモリバンクを用いる不良情報記憶装置において、複数のメモリバンクへの不良情報格納速度を維持する。
【解決手段】被試験メモリの各アドレスにおける不良情報を順次受け取り、記憶する不良情報記憶装置であって、入力される不良情報およびアドレスに応じて、当該アドレスにおける不良情報を更新する複数のメモリバンクと、入力された不良情報およびアドレスを、当該アドレスに対応するメモリバンクに入力する制御部とを備え、制御部は、不良情報を受け取った順番とは異なる順番で不良情報を出力することで、それぞれのメモリバンクを一定の順番且つ略等しい頻度で動作させる不良情報記憶装置を提供する。
【選択図】図2
【解決手段】被試験メモリの各アドレスにおける不良情報を順次受け取り、記憶する不良情報記憶装置であって、入力される不良情報およびアドレスに応じて、当該アドレスにおける不良情報を更新する複数のメモリバンクと、入力された不良情報およびアドレスを、当該アドレスに対応するメモリバンクに入力する制御部とを備え、制御部は、不良情報を受け取った順番とは異なる順番で不良情報を出力することで、それぞれのメモリバンクを一定の順番且つ略等しい頻度で動作させる不良情報記憶装置を提供する。
【選択図】図2
Description
本発明は、不良情報記憶装置および試験システムに関する。
DRAM等のメモリチップの製造においては、製造時の不良セルを、メモリチップ内に搭載している救済用のセルに置き換えることが行われる。このため、メモリチップの試験では、メモリチップの各セルの不良状態を、試験装置に設けた不良解析メモリに再現して(例えば、特許文献1参照)、不良解析メモリの状態から救済用データを生成している。
特許文献1 特開平10−64297号公報
特許文献1 特開平10−64297号公報
しかし、被試験メモリの不良状態を、試験中に不良解析メモリの1つのメモリバンクに再現しようとすると、当該メモリバンクは、被試験メモリと同等の記憶容量を有し、且つ、同等の動作速度で動作しなければならない。これに対し、被試験メモリと同等の記憶容量を有するが低速動作のメモリバンクを複数設け、それぞれのメモリバンクをインターリーブ動作させる構成が知られている。これにより、動作速度の問題が解消する。しかしこの場合、被試験メモリと同等の記憶容量を有するメモリバンクを複数設けたにも関わらず、実際に不良状態の記憶に用いられるのは、被試験メモリの記憶容量分に相当するメモリバンク1つ分の記憶容量でしかない。このため、不良解析メモリにおける記憶容量の使用効率が低下する。
更に上記文献のように、記憶容量の使用効率の低下を防ぐべく、不良情報のアドレスの下位ビットの値に対応して、いずれのメモリバンクに当該不良情報を書き込むかを切り替える構成が知られている。この場合、試験する被試験メモリのアドレスを、上述した下位ビットの値が循環するように生成する。例えば、4つのメモリバンクを設ける場合において、アドレスの下位2ビットにおいて、00、01、10、11の4つのビットパターンが循環するようにアドレスを順次生成する。それぞれの不良情報は、当該ビットパターンに対応するメモリバンクに記憶される。
この場合、それぞれのメモリバンクは、対応するビットパターンを含むアドレスに相当する記憶容量を有していればよいので、記憶容量の使用効率が向上する。また、アドレスパターンの発生に上述した制限を設けることで、それぞれのメモリバンクが順番に使用されることになるので、低速のメモリバンクを用いることができる。
しかし、被試験メモリの仕様または試験仕様等により、上記のアドレスパターンの発生における制限を守れない場合がある。この場合、いずれかのメモリバンクの使用頻度が大きくなり、それぞれのメモリバンクを順番に用いることができず、上記文献のような構成では、不良情報の記憶速度が低下してしまう。
例えば、アドレスの下位3ビットにおいて、000、001、010、011、100のビットパターンが循環するようにアドレスを生成する場合を考える。この場合、下位3ビットが100であるアドレスの次に、下位3ビットが000であるアドレスが生成されるので、下位2ビットが00であるアドレスの次に、下位2ビットが00であるアドレスが連続して生成されてしまう。つまり、下位2ビットが00であるアドレスに対応するメモリバンクが連続して動作することになる。この場合、当該メモリバンクが連続して動作するまで他のメモリバンクに不良情報を入力することができず、不良情報の記憶速度が低下してしまう。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、被試験メモリの各アドレスにおける不良情報を順次受け取り、記憶する不良情報記憶装置であって、入力される不良情報およびアドレスに応じて、当該アドレスにおける不良情報を更新する複数のメモリバンクと、入力された不良情報およびアドレスを、当該アドレスに対応するメモリバンクに入力する制御部とを備え、制御部は、不良情報を受け取った順番とは異なる順番で不良情報を出力することで、それぞれのメモリバンクを一定の順番且つ略等しい頻度で動作させる不良情報記憶装置を提供する。
本発明の第2の態様においては、被試験メモリを試験する試験システムであって、被試験メモリを試験し、被試験メモリの各アドレスの不良情報を順次出力する試験部と、不良情報を順次受け取り記憶する、第1の態様の不良情報記憶装置とを備える試験システムを提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る試験システム10の構成を被試験メモリ200とともに示す。本実施形態に係る試験システム10は、被試験メモリ200を試験して不良セルを検出する。さらに、試験システム10は、不良セルの検出結果に基づいて、不良セルが存在するセルラインを、スペアラインと電気的に置き換えて被試験メモリ200を良品化するための救済用データを生成してよい。
試験システム10は、試験部20と、不良情報記憶装置100とを備える。試験部20は、被試験メモリ200を試験して、被試験メモリ200の各セルの不良情報および各セルに対応するアドレスを示すアドレスデータを、試験したアドレス毎に順次出力する。不良情報は、各セルが良品または不良のいずれであるかを示す情報であってよい。不良情報は、不良をデータ値1で示し、良品をデータ値0で示してよい。
試験部20は、タイミング発生器12と、パターン発生器14と、波形整形器16と、論理比較器18とを備える。タイミング発生器12は、基準クロックを発生して、パターン発生器14に供給する。パターン発生器14は、基準クロックに基づいて被試験メモリ200に供給するアドレスデータ、データ信号および制御信号を発生して、波形整形器16に供給する。また、パターン発生器14は、被試験メモリ200の出力データと比較する期待値データを発生して、論理比較器18に供給する。パターン発生器14は、データ信号に基づいて期待値データを生成してよい。
波形整形器16は、アドレスデータ、データ信号および制御信号に基づき印加信号を整形して、被試験メモリ200に与える。当該印加信号により、アドレスデータに応じた被試験メモリ200のアドレスにデータ信号に応じた値が書き込まれ、且つ、書き込み後の当該アドレスの値が出力データとして読み出される。
論理比較器18は、被試験メモリ200のセル(ビット)毎に被試験メモリ200から出力された出力データと期待値データとを比較する。そして、論理比較器18は、当該比較結果に応じた不良情報データを出力する。不良情報データは、当該アドレスのセル毎に、出力データと期待値データとが不一致である場合(フェイルの場合)に"1"となり、一致する場合(パスの場合)に"0"となるデータである。
不良情報記憶装置100は、試験部20から出力された不良情報データ及びアドレスデータを順次受け取り記憶する。不良情報記憶装置100は、パターン発生器14が波形整形器16に入力するアドレスデータと同一のアドレスデータを、パターン発生器14から受け取ってよい。
不良情報記憶装置100は、被試験メモリ200のアドレスに対応する自己のアドレスにおける不良情報を、受け取った不良情報を用いて更新する。これにより、不良情報記憶装置100は、被試験メモリ200の試験終了後に、被試験メモリ200の試験対象の全セルに対する不良情報を記憶することができる。
図2は、不良情報記憶装置100の構成例を示す。不良情報記憶装置100は、制御部150および複数のメモリバンク(140−1〜140−n、140と総称する。)を備える。メモリバンク140は、入力される不良情報およびアドレスに応じて、当該アドレスにおける不良情報を更新する。例えばメモリバンク140は、既に記憶している不良情報と、新たに入力された不良情報との論理和を、当該アドレスに新たに記憶する。
不良情報記憶装置100がN個のメモリバンクを有する場合、それぞれのメモリバンクの動作周波数は、被試験メモリ200の動作周波数の1/Nでよい。それぞれのメモリバンク140を順番に動作させることで、複数のメモリバンク140の全体の動作周波数が、被試験メモリ200の動作周波数と同等になる。
制御部150は、試験部20から受け取った不良情報を、対応するアドレスに応じたメモリバンク140に入力する。なお、試験部20から受け取った順番で、それぞれの不良情報を対応するメモリバンク140に入力した場合、それぞれのメモリバンク140の動作の順番が一定でなく、動作頻度が異なってしまう場合がある。この場合、制御部150は、試験部20から不良情報を受け取った順番とは異なる順番でそれぞれの不良情報を出力することで、それぞれのメモリバンク140を一定の順番且つ略等しい頻度で動作させる。より具体的には、制御部150は、それぞれのメモリバンク140が1回ずつ順番に動作するサイクルが繰り返されるように、不良情報を出力する順番を入れ替える。制御部150は、不良情報の順番を入れ替えるべく、不良情報およびアドレスを一時的に保持するバッファを有することが好ましい。
本例のパターン発生器14は、アドレスデータにおける所定ビット範囲のビットパターンの発生頻度が略均等となるように、アドレスを順次生成する。本例のパターン発生器14は、アドレスデータにおける下位3ビットが、000、001、010、011、100の5種類のビットパターンを循環するように、アドレスを順次生成する。なお、上述した下位3ビットのビット範囲は一例であり、ビットパターンが循環するビット範囲は、他のビット範囲であってもよい。
複数のメモリバンク140の数は、上述したビットパターンの種類よりも少ない。本例では、複数のメモリバンク140の数は4であり、ビットパターンの種類は5である。また、それぞれのメモリバンク140は、記憶領域がそれぞれ第1の分割領域および第2の分割領域に分割される。
それぞれのメモリバンク140の第1の分割領域は、それぞれ被試験メモリ200の試験対象のアドレス領域のうちの異なるアドレス領域に対応する。また、被試験メモリ200の試験対象のアドレス領域のうち、第1の分割領域に対応しないアドレス領域は、2以上のメモリバンク140における第2の分割領域に対応する。
本例では、それぞれの第1の分割領域は、それぞれ異なるビットパターンに対応付けられる。第1から第4のメモリバンク140の第1の分割領域は、ビットパターン000、001、010、011に順番に対応付けられる。また、第1の分割領域に対応しないビットパターンは、複数の第2の分割領域に対応付けられる。本例では、第1の分割領域に対応しないビットパターン「100」は、第1から第4のメモリバンク140の第2分割領域に対応付けられる。
本例のそれぞれの分割領域は、被試験メモリ200の試験対象のアドレスのうち、対応するビットパターンを含む全てのアドレスを含む。例えば第1のメモリバンク140−1における第1の分割領域は、試験対象のアドレスのうち、アドレスデータにおける下位3ビットが「000」である全てのアドレスを含み、第2のメモリバンク140−2における第2の分割領域は、試験対象のアドレスのうち、アドレスデータにおける下位3ビットが「001」である全てのアドレスを含む。また、本例の全てのメモリバンク140における第2の分割領域は、試験対象のアドレスのうち、アドレスデータにおける下位3ビットが「100」である全てのアドレスをそれぞれ含む。つまり、本例の各メモリバンク140における第1の分割領域は、被試験メモリ200のそれぞれ異なるアドレス領域に対応し、第2の分割領域は、被試験メモリ200において共通するアドレス領域に対応する。
制御部150は、受け取った不良情報に対応するアドレスの所定ビット範囲におけるビットパターンに基づいて、当該不良情報をいずれのメモリバンク140のいずれの分割領域に入力するかを制御する。すなわち、制御部150は、それぞれの不良情報を、そのアドレスに対応するメモリバンク140の分割領域に入力する。
なお制御部150は、第1の分割領域に対応する不良情報を、対応するメモリバンク140の第1の分割領域に逐次入力する。ここで逐次入力とは、論理比較器18から不良情報を受け取る周期と略同一の周期で、複数のメモリバンク140に対して順番に不良情報を入力することを指してよい。また、逐次入力とは、第1の分割領域に対応する不良情報を受け取る毎に、当該不良情報を対応するメモリバンク140に入力することを指してもよい。ただし制御部150は、第2の分割領域に不良情報を入力する期間を除いて、第1の分割領域に対して不良情報を逐次入力する。
制御部150は、第2の分割領域に対応する不良情報を、対応するメモリバンク140の第2の分割領域に、逐次ではなく入力する。ここで逐次ではない入力とは、論理比較器18から不良情報を受け取る周期より大きい周期で、不良情報をメモリバンク140の第2の分割領域に入力することを指してよい。また、逐次ではない入力とは、第2の分割領域に対応する不良情報を複数個受け取る毎に、当該不良情報を対応するメモリバンク140に入力することを指してもよい。
本例の制御部150は、第2の分割領域に対する不良情報をバッファし、バッファした不良情報が予め定められた個数になるまで、第2の分割領域に対して不良情報を入力しないことで、不良情報を受け取った順番とは異なる順番でそれぞれの不良情報を出力する。
本例の制御部150は、振分部110、複数の入力部(120−1、120−2)および複数の選択部(130−1〜130−n、130と総称する。)を有する。振分部110は、不良情報およびアドレスを試験部20から順次受け取る。振分部110は、受け取ったアドレスの所定ビット範囲におけるビットパターンに基づいて、当該不良情報を第1の分割領域および第2の分割領域のいずれに入力すべきかを振り分ける。振分部110は、第1の分割領域に入力すべき不良情報およびアドレスを第1の入力部120−1に入力し、第2の分割領域に入力すべき不良情報およびアドレスを第2の入力部120−2に入力する。
第1の入力部120−1は、受け取った不良情報を、当該アドレスに対応する第1の分割領域に逐次入力する。第2の入力部120−2は、受け取った不良情報を、当該アドレスに対応する第2の分割領域に逐次ではなく入力する。本例の第2の入力部120−2は、第2の分割領域に入力すべき不良情報およびアドレスを受け取ってバッファし、バッファした不良情報の個数が予め定められた個数になった場合に、バッファした不良情報を、それぞれのアドレスに対応する第2の分割領域に入力する。当該予め定められた個数は、メモリバンク140の個数と等しくてよい。
また、第2の入力部120−2は、バッファした不良情報の数が予め定められた個数となった場合に、バッファしたそれぞれの不良情報を、異なるメモリバンク140の第2の分割領域に順次入力する。本例の第2の入力部120−2は、アドレスの下位3ビットのビットパターンが「100」である不良情報をバッファし、バッファした不良情報が4個になった場合に、4個の不良情報を、4個のメモリバンク140の第2の分割領域に順番に入力する。
なお、振分部110は、第2の入力部120−2がバッファする不良情報の個数が予め定められた個数となった場合に、試験部20から入力される不良情報およびアドレスをバッファし、第1の入力部120−1への不良情報およびアドレスの逐次入力を中断する。振分部110は、第2の入力部120−2がバッファした不良情報の、バッファメモリ140への入力が終了したことを条件として、バッファした不良情報およびアドレスを第1の入力部120−1に順次入力する。
複数の選択部130は、複数のメモリバンク140と一対一に対応して設けられる。それぞれの選択部130は、第1の入力部120−1が出力する不良情報、および、第2の入力部120−2が出力する不良情報のいずれかを選択して、対応するメモリバンク140に入力する。第2の入力部120−2は、バッファした不良情報の個数が予め定められた個数となった場合に、それぞれの選択部130に第2の入力部120−2を選択させる選択信号を出力してよい。
図3は、不良情報記憶装置100の動作を説明する図である。図3の左側では、被試験メモリ200における試験対象のアドレスと、各アドレスに対する不良情報PFとを示す。また、図3の右側では、それぞれのメモリバンク140のアドレスと、各アドレスに記憶される不良情報PFとを示す。なお図3において各アドレスは、下位3ビットのみを示している。また、下位3ビットのビットパターンが共通するアドレスであっても、上位ビットのビットパターンは異なり、異なるアドレスを示す。また、被試験メモリ200における試験対象のアドレスは、パターン発生器14から発生された順に図示されている。
上述したように本例のパターン発生器14は、アドレスデータにおける下位3ビットが、000、001、010、011、100の5種類のビットパターンを循環するように、アドレスを順次生成する。制御部150は、それぞれの不良情報を、対応するメモリバンク140の分割領域に入力する。本例の制御部150は、アドレスデータの下位3ビットが000、001、010、011の場合には、第1から第4のメモリバンク140の第1の分割領域に不良情報を逐次入力する。また、本例の制御部150は、アドレスデータの下位3ビットが100の場合には、対応する不良情報PF5、10、15、・・・をバッファする。そして、バッファした不良情報の数が、メモリバンク140の数と同一になった場合に、バッファした不良情報をそれぞれのメモリバンク140の第2の分割領域に入力する。このような処理により、アドレスデータの所定ビット範囲のビットパターンの種類が、メモリバンク140の数より多い場合であっても、それぞれのメモリバンク140を順番に動作させることができ、不良情報の入力速度を維持することができる。
なお、当該ビットパターンの種類は、メモリバンク140の数より2以上多くてもよい。例えばビットパターンの種類が6種類であり、メモリバンク140の数が4の場合、第1の分割領域に対応付けられないビットパターンは2種類となる。この場合、当該2種類のビットパターンのそれぞれについて、第2の分割領域が2つずつ割り当てられる。また、当該ビットパターンの種類がメモリバンク140の数と同じ、または少ない場合には、それぞれの第2の分割領域を、第1の分割領域として使用してよい。この場合、振分部110は、受け取った不良情報およびアドレスを、順次第1の入力部120−1に入力する。
図4は、不良情報記憶装置100の動作例を示すタイミングチャートである。図4では、アドレスデータとして各アドレスの下位3ビットのみを示すが、それぞれのアドレスは異なるアドレスを示す。また図4では、アドレスの下位3ビットが000から100まで遷移する期間を1サイクルとして、サイクル1からサイクル5までの動作を示す。
本例の不良情報記憶装置100は、被試験メモリ200の動作周期と略同一の周期で不良情報およびアドレスを受け取る。また、それぞれのメモリバンク140の動作周期は、被試験メモリ200の動作周期の4倍である。
サイクル1からサイクル4までの間、第1の分割領域に対応する不良情報は、制御部150が受け取る毎に、対応するメモリバンク140に逐次入力される。例えば、サイクル1のアドレス「000」に対応する不良情報PF1は、制御部150に入力されると、そのままメモリバンク140−1に入力され、サイクル1のアドレス「001」に対応する不良情報PF2は、制御部150に入力されると、そのままメモリバンク140−2に入力される。
また、第2の分割領域に対応する不良情報は、第2の入力部120−2に順次バッファされる。その結果、サイクル4のアドレス「100」のタイミングで、第2の入力部120−2には、4個の不良情報(PF5、10、15、20)がバッファされる。第2の入力部120−2がバッファする不良情報が所定の個数(本例では4個)となった場合、制御部150は、第1の分割領域への不良情報の逐次入力を中断する。そして、第2の入力部120−2は、バッファした不良情報を各メモリバンク140に順次入力する。当該不良情報の入力は、図4に示すように、それぞれのメモリバンク140をインターリーブ動作させて行う。なお、第2の入力部120−2が不良情報を各メモリバンク140に入力する間、制御部150は、試験部20から受け取る不良情報およびアドレスをバッファする。当該バッファリングは、振分部110または第1の入力部120−1が行ってよい。
このように、第2の分割領域に入力すべき不良情報をバッファして、不良情報をメモリバンク140に出力する順番を制御することで、複数のメモリバンク140を一定の順番で循環して動作させることができる。このため、複数のメモリバンク140を効率よく動作させることができる。
なお、図4に示すように、サイクル1からサイクル4の各サイクルにおいて、それぞれのメモリバンク140は、次に入力すべき不良情報が試験部20から入力されるまで待機する待機期間がある。
図5は、図4に示した動作例の続きを示すタイミングチャートである。サイクル5において第2の分割領域に不良情報を入力した後、制御部150は、図4に示した例と同様に、第1の分割領域に対応する不良情報を、対応するメモリバンク140に、被試験メモリ200の動作周期と同一の周期で逐次入力する。また、第2の分割領域に対応する不良情報をバッファする。
なお、制御部150は、サイクル5において第1の分割領域に対応する不良情報をバッファしている。また、制御部150は、サイクル6以降において試験部20から入力される不良情報およびアドレスを、それぞれの不良情報をメモリバンク140に入力するタイミングまでバッファする。このため、サイクル6以降では、それぞれのメモリバンク140の第1の分割領域に入力すべき不良情報が、予めバッファされる。従って、制御部150は、サイクル6以降において、次に入力すべき不良情報が試験部20から入力されるのを待たずに、バッファした不良情報を順次メモリバンク140に入力できる。このように、第6のサイクル以降においては、より効率よく複数のメモリバンク140を動作させることができる。
図6は、図4に示した動作例の続きを示すタイミングチャートである。本例の制御部150は、第2の分割領域に入力すべき不良情報をバッファする毎に、バッファした不良情報に対応するメモリバンク140が次に入力可能となったタイミングで、当該不良情報を当該メモリバンク140に入力する。
例えば、第1のメモリバンク140−1の第2の分割領域に入力すべき不良情報PF25は、サイクル5のアドレス「100」のタイミングでバッファされる。不良情報PF25がバッファされた後、第1のメモリバンク140−1が次に入力可能となるタイミングは、サイクル6のアドレス「011」のタイミングである。図5の例では、当該タイミングで、第1のメモリバンク140−1の第1の分割領域に入力すべき不良情報PF26が、第1のメモリバンク140−1に入力される。これに対し本例では、第2の分割領域に入力すべき不良情報PF25が第1のメモリバンク140−1に入力される。本例の制御部150は、次に第1のメモリバンク140−1が入力可能になるまで不良情報PF26をバッファする。
このような制御によっても、第2の分割領域に入力すべき不良情報をバッファして、不良情報をメモリバンク140に出力する順番を制御することで、複数のメモリバンク140を一定の順番で循環して動作させることができる。このため、複数のメモリバンク140を効率よく動作させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・・試験システム、12・・・タイミング発生器、14・・・パターン発生器、16・・・波形整形器、18・・・論理比較器、20・・・試験部、100・・・不良情報記憶装置、110・・・振分部、120−1・・・第1の入力部、120−2・・・第2の入力部、130・・・選択部、140・・・メモリバンク、150・・・制御部、200・・・被試験メモリ
Claims (13)
- 被試験メモリの各アドレスにおける不良情報を順次受け取り、記憶する不良情報記憶装置であって、
入力される前記不良情報および前記アドレスに応じて、当該アドレスにおける前記不良情報を更新する複数のメモリバンクと、
入力された前記不良情報および前記アドレスを、当該アドレスに対応するメモリバンクに入力する制御部と
を備え、
前記制御部は、前記不良情報を受け取った順番とは異なる順番で前記不良情報を出力することで、それぞれの前記メモリバンクを一定の順番且つ略等しい頻度で動作させる不良情報記憶装置。 - それぞれの前記メモリバンクは、記憶領域がそれぞれ第1の分割領域および第2の分割領域に分割され、
それぞれの前記メモリバンクの前記第1の分割領域は、それぞれ前記被試験メモリの試験対象のアドレス領域のうちの異なるアドレス領域に対応し、
前記被試験メモリの試験対象のアドレス領域のうち、前記第1の分割領域に対応しないアドレス領域は、2以上の前記メモリバンクの前記第2の分割領域に対応し、
前記制御部は、それぞれの前記不良情報を対応する前記メモリバンクの分割領域に入力する
請求項1に記載の不良情報記憶装置。 - 前記制御部は、前記第1の分割領域に対応する前記不良情報を、それぞれの前記メモリバンクに逐次入力し、前記第2の分割領域に対応する前記不良情報を、それぞれの前記メモリバンクに逐次ではなく入力する
請求項2に記載の不良情報記憶装置。 - 前記制御部は、前記第2の分割領域に対応する前記不良情報をバッファし、バッファした個数が予め定められた数になった場合に、バッファした前記不良情報を前記第2の分割領域に入力する
請求項3に記載の不良情報記憶装置。 - 前記制御部は、バッファした前記不良情報の個数が前記予め定められた個数になった場合に、前記第1の分割領域への前記不良情報の逐次入力を中断し、バッファした前記不良情報を前記第2の分割領域に入力する
請求項4に記載の不良情報記憶装置。 - 前記制御部は、前記第1の分割領域への前記不良情報の逐次入力を中断している間に受け取る前記不良情報および前記アドレスをバッファする
請求項5に記載の不良情報記憶装置。 - 前記制御部における前記予め定められた個数は、前記メモリバンクの個数と等しい
請求項4から6のいずれか一項に記載の不良情報記憶装置。 - 前記制御部は、前記アドレスにおける予め定められたビット範囲のビットパターンが循環するように前記不良情報および前記アドレスが入力され、
前記複数のメモリバンクの数は、前記アドレスにおいて循環する前記ビットパターンの種類よりも少なく、
それぞれの前記第1の分割領域は、前記ビット範囲におけるいずれかの前記ビットパターンに対応し、
前記ビットパターンのうち、前記第1の分割領域に対応しない前記ビットパターンは、2以上の前記メモリバンクの前記第2の分割領域に対応し、
前記制御部は、それぞれの前記不良情報を、対応する前記アドレスの前記ビットパターンに応じた前記メモリバンクに入力する
請求項2から7のいずれか一項に記載の不良情報記憶装置。 - 前記制御部は、
前記不良情報および前記アドレスを順次受け取り、前記アドレスの前記ビットパターンに基づいて、当該不良情報を前記第1の分割領域および前記第2の分割領域のいずれに入力すべきかを振り分ける振分部と、
前記第1の分割領域に入力すべき前記不良情報および前記アドレスを受け取り、当該不良情報を、当該アドレスに対応する前記第1の分割領域に逐次入力する第1の入力部と、
前記第2の分割領域に入力すべき前記不良情報および前記アドレスを受け取ってバッファし、バッファした前記不良情報の個数が前記予め定められた個数になった場合に、バッファした前記不良情報を、それぞれの前記アドレスに対応する前記第2の分割領域に入力する第2の入力部と
を有する請求項8に記載の不良情報記憶装置。 - 前記制御部は、前記第2の入力部がバッファする前記不良情報の個数が前記予め定められた個数となった場合に、前記制御部に入力される前記不良情報および前記アドレスをバッファし、前記第1の分割領域への前記不良情報および前記アドレスの入力を中断する
請求項9に記載の不良情報記憶装置。 - 前記制御部は、前記複数のメモリバンクに対応して設けられた複数の選択部を更に備え、
それぞれの選択部は、前記第1の入力部および前記第2の入力部のいずれが出力する前記不良情報を、対応する前記メモリバンクに入力するかを選択する
請求項10に記載の不良情報記憶装置。 - 前記第2の入力部は、バッファした前記不良情報の個数が前記予め定められた個数となった場合に、それぞれの前記選択部に前記第2の入力部を選択させる選択信号を出力する
請求項11に記載の不良情報記憶装置。 - 被試験メモリを試験する試験システムであって、
前記被試験メモリを試験し、前記被試験メモリの各アドレスの不良情報を順次出力する試験部と、
前記不良情報を順次受け取り記憶する、請求項1から12のいずれか一項に記載の不良情報記憶装置と
を備える試験システム。
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