JP5254782B2 - 硬化性樹脂組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、床用接着剤等の用途において要求される、優れた作業性を持つ反応性ケイ素基を有する有機重合体を含有する硬化性樹脂組成物に関する。
近年、シックハウス問題等の対策のために、床用接着剤等室内向け接着剤として、溶剤を含まない接着剤が好まれている。中でも、反応性ケイ素基を有する有機重合体、特に、反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体を用いた接着剤は、優れた力学特性、良好な硬化性を持つために、溶剤を含まない床用接着剤、特に、木床用接着剤として使用されている。
しかし、溶剤を含まない接着剤は、従来の溶剤系接着剤に比べて、一般に粘度が高くなるため、特に、大面積を塗布する床用接着剤においては、塗工性が劣るという課題がある。このため、大粒子径の充填剤を用いて粘度を下げる工夫がなされてはいるが、このような場合、コテで接着剤をすくい上げた際に、接着剤がたれ落ちてしまうため、作業性が劣るという課題がある。
これらの課題を解決する手段として、反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体に、100重量部程度の膠質炭酸カルシウムを用いることにより得られる良好なチクソトロピー性を有する接着剤が有効であることが報告されている(例えば、特許文献1、2)。しかし、これらの接着剤は、大面積に塗布した場合の塗工性が十分でない上、当該用途には、高価格になりすぎるという問題があった。
特開2003−105956 特開2005−171217
本発明の目的は、床用接着剤等の用途において要求される、優れた作業性をもつ反応性ケイ素基を有する有機重合体を含有する硬化性樹脂組成物を提供することである。
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意検討した結果、反応性ケイ素基を有する有機重合体と、特定の粒子径を有する3種の充填剤を組み合わせることにより、本発明に至った。
すなわち本発明は、
(1)(A)1分子中に少なくとも1個の反応性ケイ素基を有する有機重合体と、(B)(B1)成分として平均粒子径が0.5μm未満の充填剤、(B2)成分として平均粒子径が0.5μm以上、かつ、10μm未満の充填剤、(B3)成分として平均粒子径が10μm以上の充填剤を同時に含む充填剤とを含有することを特徴する硬化性樹脂組成物に関するものであり、
(2)有機重合体(A)の重合体主鎖が、ポリオキシプロピレン系重合体である(1)に記載の硬化性樹脂組成物関するものであり、
(3)硬化性樹脂組成物の回転速度0.1回転/秒での粘度が1000Pa・s以上であり、かつ、10回転/秒での粘度が100Pa・s以下であることを特徴とする(1)または(2)に記載の硬化性樹脂組成物に関するものであり、
(4)有機重合体(A)100重量部に対して、(B1)成分が25重量部以上100重量部以下、(B2)成分が50重量部以上200重量部以下、(B3)成分として25重量部以上150重量部以下、の含有量であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物に関するものであり、
(5)充填剤(B)が無機充填剤であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物に関するものであり、
(6)充填剤(B)が炭酸カルシウムであることを特徴とする(1)〜(5)のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物に関するものであり、
(7)硬化性樹脂組成物が有機チクソトロピー付与剤を含有しないことを特徴とする(1)〜(6)のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物に関するものであり、
(8)木床用接着剤に用いられることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物に関するものである。
本発明の硬化性樹脂組成物は、機械物性を低下させることなく、床用接着剤などの用途において要求される優れた作業性、すなわち、床用接着剤塗工用コテで適量をすくい取った際に、樹脂が落下することなく、かつ、床材に塗工した際に容易に塗工することが可能である。
本発明に使用される(A)1分子中に少なくとも1個の反応性ケイ素基を有する有機重合体の主鎖骨格としては、ポリオキシアルキレン系重合体、アクリル系重合体、ポリイソブチレン系重合体、ポリエステル系重合体、ポリカーボネート系重合体などをあげることができる。
これら重合体のうち、柔軟な硬化物が得られ易いことから、主鎖骨格がポリオキシアルキレン系重合体及び/またはアクリル系重合体が好ましく、特にポリオキシアルキレン系重合体が好ましい。
ポリオキシアルキレン系重合体の主鎖骨格は、本質的に一般式(1)で示される繰り返し単位を有するものである。
Figure 0005254782
(式中、Rは2価の有機基であり、炭素数1〜14の直鎖状もしくは分岐状アルキレン基である。)
一般式(1)におけるRは、好ましくは炭素数2〜4の直鎖状もしくは分岐状アルキレン基である。
一般式(1)で示される繰り返し単位の具体例としては、例えば、
Figure 0005254782
などがあげられる。
ポリオキシアルキレン系重合体の主鎖骨格は、1種類だけの繰り返し単位からなってもよいし、2種類以上の繰り返し単位からなってもよい。特にシーラントや接着剤等に使用される場合には、オキシプロピレンを主成分とする重合体からなることが好ましい。
ポリオキシアルキレン系重合体の合成法としては、例えばKOHのようなアルカリ触媒による重合法、例えば特開昭61−215623号に示される有機アルミニウム化合物とポルフィリンとを反応させて得られる錯体のような遷移金属化合物−ポルフィリン錯体触媒による重合法、例えば特公昭46−27250号および特公昭59−15336号などに示される複金属シアン化物錯体触媒による重合法等をあげることができるが、特に限定されるものではない。
上記ポリオキシアルキレン系重合体の主鎖骨格中にはポリオキシアルキレン系重合体の特性を大きく損なわない範囲でウレタン結合などを含む他の成分を含んでいてもよい。
上記ウレタン結合などを含む他の成分としては特に限定されず、たとえばトルエン(トリレン)ジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネートなどの芳香族系ポリイソシアネート;イソフォロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどの脂肪族系ポリイソシアネートと上記一般式(1)の繰り返し単位を有するポリオキシアルキレン系重合体との反応から得られるものなどをあげることができる。
(A)1分子中に少なくとも1個の反応性ケイ素基を有する有機重合体中に含有される反応性ケイ素基はケイ素原子に結合した水酸基又は加水分解性基を有し、シロキサン結合を形成することにより架橋しうる基である。反応性ケイ素基としては、一般式(2)で表わされる基があげられる。
Figure 0005254782
(式中、RおよびRは、いずれも炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基またはR SiO−(Rは炭素数1〜20の1価の炭化水素基であり、3個のRは同一であってもよく、異なっていてもよい)で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、RまたはRが2個以上存在するとき、それらは同一であってもよく、異なっていてもよい。Xは水酸基または加水分解性基を示し、Xが2個以上存在するとき、それらは同一であってもよく、異なっていてもよい。aは0、1または2を、bは0、1、2または3を、pは0〜19の整数を、それぞれ示す。また、p個の一般式(3)におけるaは同一であってもよく、異なっていてもよい。
Figure 0005254782
ただし、(aの和)+b≧1を満足するものとする。)
上記Xで示される加水分解性基としては、特に限定されず、従来公知の加水分解性基であればよい。具体的には、たとえば水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、アミド基、酸アミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオキシ基などがあげられる。これらのうちでは、水素原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、アミド基、アミノオキシ基、メルカプト基およびアルケニルオキシ基が好ましく、加水分解性が穏やかで取扱やすいという観点からアルコキシ基が特に好ましい。
該加水分解性基や水酸基は1個のケイ素原子に1〜3個の範囲で結合することができ、(aの和)+bは1〜5の範囲が好ましい。加水分解性基や水酸基が反応性ケイ素基中に2個以上結合する場合には、それらは同一であってもよく、異なっていてもよい。
上記反応性ケイ素基を形成するケイ素原子は1個でもよく、2個以上であってもよいが、シロキサン結合等により連結されたケイ素原子の場合には、20個程度あってもよい。
上記、一般式(2)で表される反応性ケイ素基のうち、一般式(4)で表わされる基が、入手が容易である点からより好ましい。
Figure 0005254782
(式中、R,X,bは上記と同じ)
また上記一般式(3)、(4)におけるRおよびRの具体例としては、例えば、メチル基、エチル基などのアルキル基;シクロヘキシル基などのシクロアルキル基;フェニル基などのアリール基;ベンジル基などのアラルキル基や、Rがメチル基、フェニル基などであるR SiO−で示されるトリオルガノシロキシ基などがあげられる。これらの中ではメチル基が好ましい。
さらに、反応性ケイ素基の具体的な構造としては、トリメトキシシリル基、メチルジメトキシシリル基、トリエトキシシリル基、メチルジエトキシシリル基が特に好ましい。また、反応性ケイ素基としては1種で使用しても良く、2種以上併用してもかまわない。
(A)1分子中に少なくとも1個の反応性ケイ素基を有する有機重合体において、反応性ケイ素基の導入は公知の方法で行えばよい。すなわち、例えば、主鎖骨格がポリオキシアルキレン系重合体の場合、以下の方法があげられる。
第1の方法:分子中に水酸基などの官能基を有するポリオキシアルキレン系重合体に、この官能基に対して反応性を示す活性基および不飽和基を有する有機化合物を反応させ、不飽和基を含有するポリオキシアルキレン系重合体を得る。もしくは、不飽和基含有エポキシ化合物との共重合により不飽和基含有ポリオキシアルキレン系重合体を得る。得られた反応生成物に反応性ケイ素基を有するヒドロシランを作用させてヒドロシリル化する。
第2の方法:第1の方法と同様にして得られた不飽和基を含有するポリオキシアルキレン系重合体にメルカプト基および反応性ケイ素基を有する化合物を反応させる。
第3の方法:分子中に水酸基、エポキシ基、イソシアネート基などの官能基を有するポリオキシアルキレン系重合体に、この官能基に対して反応性を示す官能基および反応性ケイ素基を有する化合物を反応させる。
以上の方法のなかでは、第1の方法、または第3の方法のうち、末端に水酸基を有する重合体とイソシアネート基および反応性ケイ素基を有する化合物を反応させる方法が好ましい。
(A)1分子中に少なくとも1個の反応性ケイ素基を有する有機重合体は直鎖状、または分岐を有してもよく、その分子量は500〜50,000程度、より好ましくは1,000〜30,000である。含有される反応性ケイ素基は重合体1分子中に少なくとも1個、好ましくは1.1〜5個存在するのがよい。分子中に含まれる反応性ケイ素基の数が1個未満になると、硬化性が不充分になり、また多すぎると網目構造があまりにも密となるため良好な機械特性を示さなくなる。
(A)1分子中に少なくとも1個の反応性ケイ素基を有する有機重合体の具体例としては、特公昭45−36319号、同46−12154号、特開昭50−156599号、同54−6096号、同55−13767号、同55−13468号、同57−164123号、特公平3−2450号、米国特許3,632,557、米国特許4,345,053、米国特許4,366,307、米国特許4,960,844などの各公報に提案されているもの、また特開昭61−197631号、同61−215622号、同61−215623号、同61−218632号の各公報に提案されている数平均分子量6,000以上、分子量分布(Mw/Mn)が1.6以下の高分子量で分子量分布が狭い反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体が例示できるが、特にこれらに限定されるものではない。
上記の反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体は、単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
また、上記の反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体に、反応性ケイ素基を有するビニル系重合体をブレンドして使用することもできる。
反応性ケイ素基を有するビニル系重合体をブレンドする方法は、特開昭59−122541号、同63−112642号、特開平6−172631号などに提案されている。
好ましい具体例は、反応性ケイ素基を有し分子鎖が実質的に、下記一般式(5)で表される炭素数1〜8のアルキル基を有するアクリル酸エステル単量体単位および/またはメタクリル酸エステル単量体単位と、
Figure 0005254782
(式中、Rは水素原子またはメチル基、Rは炭素数1〜8のアルキル基を示す)
下記一般式(6)で表される炭素数10以上のアルキル基を有するアクリル酸エステル単量体単位および/またはメタクリル酸エステル単量体単位からなる共重合体に、
Figure 0005254782
(式中、Rは前記に同じ、Rは炭素数10以上のアルキル基を示す)
反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体をブレンドして製造する方法である。
前記一般式(5)のRとしては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、tert−ブチル基、2−エチルヘキシル基などの炭素数1〜8、好ましくは1〜4、さらに好ましくは1〜2のアルキル基があげられる。なお、Rのアルキル基は単独でもよく、2種以上混合していてもよい。
前記一般式(6)のRとしては、例えば、ラウリル基、トリデシル基、セチル基、ステアリル基、ベヘニル基などの炭素数10以上、通常は10〜30、好ましくは10〜20の長鎖のアルキル基があげられる。なお、Rのアルキル基はRの場合と同様、単独でもよく、2種以上混合したものであってもよい。
該ビニル系共重合体の分子鎖は実質的に式(5)及び式(6)の単量体単位からなるが、ここでいう実質的にとは該共重合体中に存在する式(5)及び式(6)の単量体単位の合計が50重量%をこえることを意味する。式(5)及び式(6)の単量体単位の合計は好ましくは70重量%以上である。
また式(5)の単量体単位と式(6)の単量体単位の存在比は、重量比で95:5〜40:60が好ましく、90:10〜60:40がさらに好ましい。
該共重合体に含有されていてもよい式(5)及び式(6)以外の単量体単位としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸などのアクリル酸;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドなどのアミド基、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレートなどのエポキシ基、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、アミノエチルビニルエーテルなどのアミノ基を含む単量体;その他アクリロニトリル、スチレン、α−メチルスチレン、アルキルビニルエーテル、塩化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、エチレンなどに起因する単量体単位があげられる。
該共重合体は、数平均分子量で500〜100,000のものが取扱いの容易さの点から好ましい。
該共重合体が有する反応性ケイ素基としては、一般式(7)で表わされる基があげられる。
Figure 0005254782
(式中、RおよびRは、いずれも炭素数1〜20の置換もしくは非置換の1価の有機基またはトリオルガノシロキシ基、Xは水酸基または異種もしくは同種の加水分解性基、cは0、1または2を、dは0、1、2または3を、qは0〜19の整数を、それぞれ示し、(cの和)+d≧1を満足するものとする。)
上記一般式(7)で表される反応性ケイ素基のうち、一般式(8)で表わされる基が、経済性、入手性などの点からより好ましい。
Figure 0005254782
(式中、R,X,dは上記に同じ)
該共重合体の反応性ケイ素基の個数は充分な硬化性を得る点から1分子平均1個以上、さらには1.1個以上、とくには1.5個以上が好ましい。
上記一般式(7)における加水分解性基の具体例としては、例えば、ハロゲン原子、水素原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、アミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオキシ基などがあげられる。
また一般式(7)におけるRおよびRの具体例としては、例えば、メチル基、エチル基などのアルキル基;シクロヘキシル基などのシクロアルキル基;フェニル基などのアリール基;ベンジル基などのアラルキル基などがあげられる。さらに、RおよびRはR SiO−(Rは前記に同じ)で示されるトリオルガノシロキシ基であってもよい。これらの中ではメチル基が特に好ましい。
さらに、反応性ケイ素基を有するビニル系重合体をブレンドした有機重合体の製造方法としては、他にも、反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体の存在下でアクリル酸エステル単量体および/またはメタクリル酸エステル単量体の重合を行う方法が利用できる。この製造方法は、特開昭59−78223号、特開昭59−168014号、特開昭60−228516号、特開昭60−228517号などの各公報に具体的に開示されているが、これらに限定されるものではない。
本発明の(B)成分として用いる充填剤としては、フュームドシリカ、沈降性シリカ、結晶性シリカ、溶融シリカ、ドロマイト、無水ケイ酸、含水ケイ酸、およびカーボンブラックなどの補強性充填剤;重質炭酸カルシウム、膠質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイソウ土、焼成クレー、クレー、タルク、酸化チタン、ベントナイト、有機ベントナイト、酸化第二鉄、アルミニウム微粉末、フリント粉末、酸化亜鉛、活性亜鉛華、シラスバルーン、ガラスミクロバルーン、フェノール樹脂や塩化ビニリデン樹脂のような有機ミクロバルーン、メタルバルーン、PVC粉末やPMMA粉末のような樹脂粉末などの充填剤;石綿、ガラス繊維およびフィラメントのような繊維状充填剤などがあげられる。
(B)成分である充填剤の粒子の大きさは、平均粒子径を用いて表わすことができる。平均粒子径は、通常、比表面積測定(BET法、空気透過法)から換算する方法や、粒度分布測定(マイクロトラック法等)から換算する方法が用いられる。
平均粒子径が0.5μm未満の充填剤(B1)としては、特に制限がないが、入手性や特性の安定性から、膠質炭酸カルシウム、フィームドシリカが好ましく、物性バランスの面から、膠質炭酸カルシウムが特に好ましい。
平均粒子径が0.5μm未満の充填剤(B1)は、任意の量を使用することができるが、有機重合体(A)100重量部に対して、作業性、物性のバランスから、25重量部以上100重量部以下であることが好ましい。25重量部より少ない場合は、たれが大きくなり、100重量部より多い場合は、作業性が悪くなる。
平均粒子径が0.5μm以上で、かつ、10μm未満の充填剤(B2)としては、特に制限がないが、入手性や特性の安定性から、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、シリカ、クレー、タルクが好ましく、物性バランスの面から、重質炭酸カルシウムが特に好ましい。
平均粒子径が0.5μm以上、かつ、10μm未満の充填剤(B2)は、任意の量を使用することができるが、有機重合体(A)100重量部に対して、作業性、物性のバランスから、50重量部以上200重量部以下であることが好ましい。50重量部より少ない場合は、強度が低下し、200重量部より多い場合は、作業性が悪くなる。
平均粒子径が10μm以上の充填剤(B3)としては、特に制限がないが、入手性や特性の安定性から、重質炭酸カルシウム、シリカ、クレー、タルク、シラスバルーン、ガラスミクロバルーン、フェノール樹脂や塩化ビニリデン樹脂のような有機ミクロバルーン、メタルバルーン、PVC粉末やPMMA粉末のような樹脂粉末などの充填剤が好ましく、物性バランスと入手性の面から、重質炭酸カルシウムが特に好ましい。
平均粒子径が10μm以上の充填剤(B3)は、任意の量を使用することができるが、有機重合体(A)100重量部に対して、作業性、物性のバランスから、25重量部以上150重量部以下であることが望ましい。25重量部より少ない場合は、作業性が低く、150重量部より多い場合は、強度が悪くなる。
本発明の硬化性組成物には、必要に応じて垂れを防止し、作業性を良くするために有機チクソトロピー付与剤(垂れ防止剤)を添加しても良い。しかし、一般に、有機チクソトロピー付与剤は、融点以上に加熱しなければ、その特性を発現できず、また、冷却状態によって、チクソトロピー性に差がでることがあるため、充填剤(B)の組み合わせにより、有機チクソトロピー付与剤なしに良好な作業性を得ることができる場合は、有機チクソトロピー付与剤を使用する必要はない。
有機チクソトロピー付与剤(垂れ防止剤)を添加する場合、特に限定されないが、例えば、ポリアミドワックス類;水添ヒマシ油誘導体類;ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸バリウムのような金属石鹸類などがあげられる。これらチクソトロピー付与剤(垂れ防止剤)は単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
本発明の硬化性樹脂組成物を硬化させるにあたっては、硬化触媒を使用してもしなくてもよいが使用することが好ましい。硬化触媒を使用する場合には、従来公知のものを広く使用することができる。その具体例としては、テトラブチルチタネート、テトラプロピルチタネート、チタンテトラアセチルアセトナートなどのチタン化合物;ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズマレエート、ジブチルスズフタレート、ジブチルスズジオクテート、ジブチルスズジエチルヘキサノレート、ジブチルスズジメチルマレエート、ジブチルスズジエチルマレエート、ジブチルスズジブチルマレエート、ジブチルスズジオクチルマレエート、ジブチルスズジトリデシルマレエート、ジブチルスズジベンジルマレエート、ジブチルスズジアセテート、ジオクチルスズジエチルマレエート、ジオクチルスズジオクチルマレエート、ジブチルスズジメトキサイド、ジブチルスズジノニルフェノキサイド、ジブテニルスズオキサイド、ジブチルスズジアセチルアセトナート、ジブチルスズジエチルアセトアセトナート、ジブチルスズオキサイドとフタル酸エステルとの反応物等の4価のスズ化合物;オクチル酸スズ、ナフテン酸スズ、ステアリン酸スズなどの2価のスズ化合物;アルミニウムトリスアセチルアセトナート、アルミニウムトリスエチルアセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムエチルアセトアセテートなどの有機アルミニウム化合物類;ジルコニウムテトラアセチルアセトナートなどのジルコニウム化合物類;オクチル酸鉛;ブチルアミン、オクチルアミン、ジブチルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、オレイルアミン、シクロヘキシルアミン、ベンジルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、キシリレンジアミン、トリエチレンジアミン、グアニジン、ジフェニルグアニジン、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、モルホリン、N−メチルモルホリン、2−エチル−4−メチルイミダゾール、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7(DBU)などのアミン系化合物、あるいはこれらアミン系化合物のカルボン酸などとの塩;過剰のポリアミンと多塩基酸とから得られる低分子量ポリアミド樹脂;過剰のポリアミンとエポキシ化合物との反応生成物;γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシランなどのアミノ基を有するシランカップリング剤;などのシラノール縮合触媒、さらには他の酸性触媒、塩基性触媒などの公知のシラノール縮合触媒などがあげられる。これらの触媒は単独で使用してもよく、2種類以上併用してもよい。
これらの硬化触媒の使用量は、(A)1分子中に少なくとも1個の反応性ケイ素基を有する有機重合体100重量部に対して、0.1〜20重量部が好ましく、1〜10重量部が特に好ましい。硬化触媒の使用量が少なすぎると、硬化速度が遅くなり、また硬化反応が充分に進行しにくくなるので、好ましくない。一方、硬化触媒の使用量が多すぎると、硬化時に局部的な発熱や発泡が生じ、良好な硬化物が得られにくくなるので、好ましくない。
本発明の硬化性組成物においては、縮合触媒の活性をより高めるために、一般式RSi(OR)4−e(式中、Rはそれぞれ独立に、炭素数1〜20の置換あるいは非置換の炭化水素基である。さらに、eは0、1、2、3のいずれかである。)で示されるシラノール基をもたないケイ素化合物を添加してもよい。
上記ケイ素化合物としては、特に限定されないが、フェニルトリメトキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェニルジメチルメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、トリフェニルメトキシシランなどの一般式中のRが、炭素数6〜20のアリール基であるものが、組成物の硬化反応を加速する効果が大きいために好ましい。特に、ジフェニルジメトキシシランやジフェニルジエトキシシランは、低コストであり、入手が容易であるために特に好ましい。このケイ素化合物の配合量は、(A)1分子中に少なくとも1個の反応性ケイ素基を有する有機重合体100重量部に対して0.01〜20重量部が好ましく、0.1〜10重量部が特に好ましい。ケイ素化合物の配合量がこの範囲を下回ると硬化反応を加速する効果が小さくなる場合がある。一方、ケイ素化合物の配合量がこの範囲を上回ると、硬化物の硬度や引張強度が低下することがある。
本発明の硬化性樹脂組成物には可塑剤成分を添加してもよい。可塑剤としては特に限定されないが、物性の調整、性状の調節などの目的により、例えば、ジブチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジ(2−エチルヘキシル)フタレート、ブチルベンジルフタレートなどのフタル酸エステル類;ジオクチルアジペート、ジオクチルセバケート、ジブチルセバケート、コハク酸イソデシルなどの非芳香族二塩基酸エステル類;オレイン酸ブチル、アセチルリシリノール酸メチルなどの脂肪族エステル類;ジエチレングリコールジベンゾエート、トリエチレングリコールジベンゾエート、ペンタエリスリトールエステルなどのポリアルキレングリコールのエステル類;トリクレジルホスフェート、トリブチルホスフェートなどのリン酸エステル類;トリメリット酸エステル類;塩素化パラフィン類;アルキルジフェニル、部分水添ターフェニルなどの炭化水素系油;プロセスオイル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのポリエーテル類;エポキシ化大豆油、エポキシステアリン酸ベンジルなどのエポキシ可塑剤類;アクリル系重合体;ポリエステル系可塑剤類、アルキルスルホン酸エステルなどを単独、または2種以上混合して使用することができるが、必ずしも必要とするものではない。なおこれら可塑剤は、重合体製造時に配合することも可能である。特に、ポリエーテル類やアクリル系重合体が好ましい。分子量が小さいアクリル酸アルキルエステル重合体である可塑剤としてアクリル酸エステル系単量体を高温、高圧で連続塊状重合によって得た、いわゆるSGOプロセスによる重合体を用いるのが好ましい。
本発明の硬化性樹脂組成物には、シランカップリング剤、シランカップリング剤の反応物、またはシランカップリング剤以外の化合物を接着性付与剤として添加することができる。シランカップリング剤の具体例としては、γ−イソシアネートプロピルトリメトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルメチルジエトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルメチルジメトキシシラン等のイソシアネート基含有シラン類;γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−ベンジル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−ビニルベンジル−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン等のアミノ基含有シラン類;γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン等のメルカプト基含有シラン類;γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン等のエポキシ基含有シラン類;β−カルボキシエチルトリエトキシシラン、β−カルボキシエチルフェニルビス(2−メトキシエトキシ)シラン、N−(カルボキシメチル)−β−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等のカルボキシシラン類;ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アクリロイルオキシプロピルメチルトリエトキシシラン等のビニル型不飽和基含有シラン類;γ−クロロプロピルトリメトキシシラン等のハロゲン含有シラン類;トリス(トリメトキシシリル)イソシアヌレート等のイソシアヌレートシラン類等を挙げることができる。また、これらを変性した誘導体である、アミノ変性シリルポリマー、シリル化アミノポリマー、不飽和アミノシラン錯体、フェニルアミノ長鎖アルキルシラン、アミノシリル化シリコーン、シリル化ポリエステル等もシランカップリング剤として用いることができる。本発明に用いるシランカップリング剤は、通常、反応性ケイ素基を有するポリオキシプロピレン(A)100重量部に対して、0.1〜20重量部の範囲で使用される。特に、0.5〜10重量部の範囲で使用するのが好ましい。
本発明の硬化性樹脂組成物に添加されるシランカップリング剤の効果は、各種被着体、すなわち、ガラス、アルミニウム、ステンレス、亜鉛、銅、モルタルなどの無機基材や、塩ビ、アクリル、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネートなどの有機基材に用いた場合、ノンプライマー条件またはプライマー処理条件下で、著しい接着性改善効果を示す。ノンプライマー条件下で使用した場合には、各種被着体に対する接着性を改善する効果が特に顕著である。シランカップリング剤以外の具体例としては、特に限定されないが、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、硫黄、アルキルチタネート類、芳香族ポリイソシアネートなどがあげられる。上記接着性付与剤は1種類のみで使用しても良いし、2種類以上を混合使用しても良い。これら接着性付与剤は添加することにより被着体に対する接着性を改善することができる。
本発明の硬化性樹脂組成物には、必要に応じて、得られる硬化物の引張特性を調整する目的で、物性調整剤を添加しても良い。物性調整剤としては特に限定されないが、例えば、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、トリメチルメトキシシラン、n−プロピルトリメトキシシランなどのアルキルアルコキシシラン類;ジメチルジイソプロペノキシシラン、メチルトリイソプロペノキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジイソプロペノキシシランなどのアルキルイソプロペノキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルジメチルメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシランなどの官能基を有するアルコキシシラン類;シリコーンワニス類;ポリシロキサン類などがあげられる。上記物性調整剤を用いることにより、本発明の硬化性樹脂組成物を硬化させた時の硬度を上げたり、逆に硬度を下げ、破断伸びを出したりすることができる。上記物性調整剤は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
特に、加水分解により分子内に1価のシラノール基を有する化合物を生成する化合物はモジュラスを低下させる作用を有する。加水分解により分子内に1価のシラノール基を有する化合物を生成する化合物としては、特開平5−117521号公報に記載されている化合物をあげることができる。また、特開平11−241029号公報に記載されているトリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトールあるいはソルビトールなどの水酸基数が3以上の多価アルコールの誘導体であって加水分解によりトリメチルシラノールなどのトリアルキルシラノールを生成するシリコン化合物を生成する化合物をあげることができる。
また、特開平7−258534号公報に記載されているようなポリオキシプロピレン系重合体の誘導体であって加水分解によりトリメチルシラノールなどのトリアルキルシラノールを生成するシリコン化合物を生成する化合物もあげることができる。さらに特開平6−279693号公報に記載されている架橋可能な加水分解性ケイ素含有基と加水分解によりモノシラノール含有化合物となりうるケイ素含有基を有する重合体を使用することもできる。
本発明の硬化性樹脂組成物には、硬化性樹脂組成物、または、硬化物の諸物性の調整を目的として、必要に応じて各種添加剤を添加してもよい。このような添加物としては、例えば、難燃剤、硬化性調整剤、老化防止剤、ラジカル禁止剤、紫外線吸収剤、金属不活性化剤、オゾン劣化防止剤、光安定剤、リン系過酸化物分解剤、滑剤、顔料、発泡剤、溶剤、多官能アクリル系樹脂のような光硬化性樹脂、桐油やアマニ油のような乾性油などの酸素硬化性化合物、防かび剤などがあげられる。これらの各種添加剤は単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。このような添加物の具体例は、たとえば、特公平4−69659号、特公平7−108928号、特開昭63−254149号、特開昭64−22904号、特開2001−72854号の各公報などに記載されている。
本発明の硬化性樹脂組成物は、すべての配合成分を予め配合密封保存し、施工後空気中の湿気により硬化する1成分型として調製することも可能であり、硬化剤として別途硬化触媒、充填材、可塑剤、水などの成分を配合しておき、該配合材と重合体組成物を使用前に混合する2成分型として調製することも可能である。
硬化性樹脂組成物が1成分型の場合、すべての配合成分が予め配合されるため、水分を含有する配合成分は予め脱水乾燥してから使用するか、また配合混練中に減圧などにより脱水するのが好ましい。硬化性組成物が2成分型の場合、反応性ケイ素基を有する重合体を含有する主剤に硬化触媒を配合する必要がないので配合剤中には若干の水分が含有されていてもゲル化の心配は少ないが、長期間の貯蔵安定性を必要とする場合には脱水乾燥するのが好ましい。脱水、乾燥方法としては粉状などの固状物の場合は加熱乾燥法、液状物の場合は減圧脱水法または合成ゼオライト、活性アルミナ、シリカゲルなどを使用した脱水法が好適である。また、イソシアネート化合物を少量配合してイソシアネート基と水とを反応させて脱水してもよい。かかる脱水乾燥法に加えてメタノール、エタノールなどの低級アルコール;n−プロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランなどのアルコキシシラン化合物を添加することにより、さらに貯蔵安定性は向上する。
本発明の硬化性樹脂組成物の作業性は、当該硬化性樹脂組成物を床用接着剤塗工用コテで適量すくい取った際に、樹脂が落下するかしないか(硬化性樹脂組成物の落下)と、コテをもって床に塗工した際に、容易に塗工できるかどうか(塗工性)により、評価することができる。本発明の硬化性樹脂組成物を用いれば、コテで適量すくい取った際に樹脂が落下することなく、かつ、床に塗工した際に、容易に塗布することができる。
このような良好な作業性を示す硬化性樹脂組成物の粘度は、一般に、低速回転時は高く、高速回転時は低い値を示し、本発明の硬化性樹脂組成物においては、TAインスツルメント製AR2000型粘度計(フラットプレート2cm、サンプル厚み1mm)を用いて、低速(0.1回転/秒)で1000Pa・s以上、かつ、高速(10回転/秒)で100Pa・s以下の場合に、良好な作業性を示す。
本発明の硬化性樹脂組成物は接着剤として特に有用であり、特にコテなどを用いて塗布される用途、例えば、床材、タイル、パネル、その他部材の接着剤として有用である。中でも、無溶剤、かつ、弾性素材での接着性が要求される木床、フローリング材等の接着に最適である。
また、弾性シーラントとして、建造物、船舶、自動車、道路などのシーリング材、接着剤として使用しうる。更に、単独あるいはプライマーの助けをかりてガラス、磁器、木材、金属、樹脂成形物などの如き広範囲の基質に密着しうるので、種々のタイプの密封組成物としても使用可能である。接着剤として通常の接着剤の他、コンタクト接着剤としても使用できる。更に、食品包装材料、注型ゴム材料、型取り用材料、塗料としても有用である。
以下に実施例をあげて説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
実施例1〜6、比較例1〜3
(A)成分として、MSポリマー S303H、または、SAX350(カネカベルギー製;メチルジメトキシシリル基を有するポリオキシプロピレン系重合体)、(B1)成分として、Calfort S(Speciality Minerals製;ステアリン酸塩処理膠質炭酸カルシウム,平均粒子径0.07μm)、(B2)成分として、Carbital 110S(Imerys製;ステアリン酸塩処理重質炭酸カルシウム,平均粒子径約2μm)、または、OMYA BLH(OMYA製;表面処理重質炭酸カルシウム,平均粒子径5.5μm)、(B3)成分として、Durcal40(OMYA製;未処理重質炭酸カルシウム,平均粒子径30μm)、および/または、Durcal65(OMYA製;未処理重質炭酸カルシウム,平均粒子径45μm)を用いて、表1に示した硬化性樹脂組成物を作製した。
作業性は、当該硬化性樹脂組成物を床用接着剤塗工用コテで適量すくい取った際に、樹脂が落下するかしないか(硬化性樹脂組成物の落下)と、コテをもって床材に塗工した際に、容易に塗工できるかどうか(塗工性)により評価した。
粘度は、TAインスツルメント製AR2000型粘度計(フラットプレート2cm、サンプル厚み1mm)を用いて、低速(0.1回転/秒)と高速(10回転/秒)の2種の回転速度を用いて測定した。
硬度、ダンベル物性は、当該硬化性樹脂組成物を23℃7日間養生硬化させたものを測定した。
当該硬化性樹脂組成物の作業性、粘度、硬度、および、ダンベル物性(DIN18540、サンプル厚み3mm、引張速度200mm/分)を測定し、結果を表1に示した。
Figure 0005254782
実施例1〜6では、床用接着剤として良好な作業性を示した。一方、比較例1、比較例2では、高速時の粘度が高く、塗工性が悪く、比較例3では、低速時の粘度が低く、硬化性樹脂組成物をコテですくい上げた際に、硬化性樹脂組成物が落下するため、作業性が悪かった。なお、実施例1〜6、比較例1〜3のいずれも、床用接着剤として良好な硬度、ダンベル物性を示した。

Claims (7)

  1. (A)1分子中に少なくとも1個の反応性ケイ素基を有する有機重合体と、(B)以下の(B1)、(B2)、及び(B3)を同時に含む充填剤とを含有し、
    有機重合体(A)の重合体主鎖が、ポリオキシプロピレン系重合体であることを特徴する硬化性樹脂組成物。
    (B1):平均粒子径が0.5μm未満の充填剤、
    (B2):平均粒子径が0.5μm以上、かつ、10μm未満の充填剤、
    (B3):平均粒子径が10μm以上の充填剤。
  2. 硬化性樹脂組成物の回転速度0.1回転/秒での粘度が1000Pa・s以上であり、かつ、10回転/秒での粘度が100Pa・s以下であることを特徴とする請求項に記載の硬化性樹脂組成物。
  3. 有機重合体(A)100重量部に対して、充填剤(B)の成分である(B1)、(B2)、及び(B3)がそれぞれ、
    (B1):25重量部以上100重量部以下、
    (B2):50重量部以上200重量部以下、
    (B3):25重量部以上150重量部以下、
    の含有量であることを特徴とする請求項1または2に記載の硬化性樹脂組成物。
  4. 充填剤(B)が無機充填剤であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  5. 充填剤(B)が炭酸カルシウムであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  6. 硬化性樹脂組成物が有機チクソトロピー付与剤を含有しないことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
  7. 木床用接着剤に用いられることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
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