JP5251289B2 - エネルギー吸収部材および車両用バンパ - Google Patents
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Description
図1は第1実施形態のフロントバンパの分解斜視図、図2は同フロントバンパの断面図、図3は同フロントバンパに障害物が衝突した際の状態を示す断面図、図4は同フロントバンパのエネルギー吸収部材の断面図である。
次に図3を参照しつつ本実施形態の作用を説明する。
次に、図5〜7を参照しつつエネルギー吸収部材の変形モードについて説明する。
本発明者は、面取部7の有無によるエネルギー吸収効率の違いを測定した(図8、9参照)。
また、本発明者は、面取部のサイズの最適値を特定するにあたって以下の実験を行った(図10〜12参照)。
次に、第1実施形態の主な効果を説明する。
図13は第2実施形態のエネルギー吸収部材を示す断面図、図14は第2実施形態のネルギー吸収部材の変形モードを示す断面図、図15は溝部の配置位置を説明するための図であって、溝部無しのエネルギー吸収部材における最大応力部位と最大変位部位を示す断面図である。なお、第1実施形態と同様の構成要素ついては共通の符号を付して、重複する説明を省略する。
できる。
図16〜図23は本発明の第3実施形態を示す。図16は反力差発生手段を設けた第3実施形態のエネルギー吸収部材の車幅方向中央部の所定長さ部分を示す前方斜視図、図17は同エネルギー吸収部材の要部拡大正面図、図18は障害物がエネルギー吸収部材に衝突した際の上側アームと下側アームの変形状態を反力特性とともに示す説明図、図19は図18に対する比較例として反力差発生手段を設けていないエネルギー吸収手段の上側アームと下側アームの変形状態を反力特性とともに示す説明図である。
図25、図26は本発明の第4実施形態を示し、前記第3実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。図25はエネルギー吸収部材の断面図、図26は車両バンパにダミー人形の上脚部が衝突した際のエネルギー吸収部材の挙動を(a)〜(c)に順を追って示す説明図である。
なお、変形例として第3実施形態と第4実施形態とを組み合わせてもよい。つまり、図示を省略するが、上側アーム102および下側アーム103を波形状にして上側アーム102の波形の密度を下側アーム103の波形の密度より大きくすることで形成される反力差発生手段110を設けるとともに、上側アーム102のベース101からの突出長さL1を、下側アーム103のベース101からの突出長さL2より短く(L1<L2)としてもよい。
図27〜図28は本発明の第5実施形態を示し、前記第3実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。図27は自動車を正面から見た模式図、図28はエネルギー吸収部材の車両中心から車幅方向片側の端部至る部分を示す正面図である。
例えば図29に示すバンパフェイシアの取付構造は、図27に示すバンパフェイシアの取付構造とは異なっているが、フェイシア反力は、図27に示す場合と同様に車幅方向中央側から車幅方向外側に向けて除々に大きく変化しているため、図28に示す第5実施形態と同様のエネルギー吸収部材100を用いることで、第5実施形態と同様の効果が得られる。
2 バンパフェイシア
3 バンパレインフォース
4 エネルギー吸収部材
5 ベース
6 アーム
7 面取部
13、14 溝部
100、100A、100B エネルギー吸収部材
102 上側アーム
102a 内側段
102b 外側段
103 下側アーム
103a 内側段
103b 外側段
110、110A 反力差発生手段
111、112 波形部
G 障害物
K 角部
L 線
P 点
X 最大応力部位
Y 最大変位部位
Z エネルギー
a 外側段の長手方向長さ
b 内側段の長手方向長さ
c 内側段と外側段の高低差
d 内側段と外側段とを連結する連結部の傾斜角
e アーム厚さ
L1 上側アームの突出長さ
L2 下側アームの突出長さ
Claims (10)
- 衝撃受圧方向に向けて延在し且つ上下に互いに平行に設けられた一対のアームと、前記アームの根本部分で当該アーム同士を連結すべく前記衝撃受圧方向と略直交方向に延びるベースと、を備えることで垂直断面がコ字形に形成されたエネルギー吸収部材であって、
上側アームおよび下側アームの根本部分に、衝撃受圧時に当該アームの根本部分の湾曲変形を促進する変形促進手段を備え、
前記変形促進手段は、略直交する前記上側アームの上面と前記ベースの後面との角部に形成され且つこれらに対して傾斜する面取部と、略直交する前記下側アームの下面と前記ベースの後面との角部に形成され且つこれらに対して傾斜する面取部と、から構成されており、
前記上側アームおよび前記下側アームの上下寸法をA、前記エネルギー吸収部材の前後寸法をB、前記面取部の上下寸法をC、前記面取部の前後寸法をDとした場合、CおよびDは、AおよびBがそれぞれ大きくなるほど大きく設定されており、
各面取部にはそれぞれ溝部が形成されていることを特徴とするエネルギー吸収部材。 - 請求項1に記載のエネルギー吸収部材であって、
C≧0.75A、D≧0.22Bの条件を満足することを特徴とするエネルギー吸収部材。 - 請求項1または請求項2に記載のエネルギー吸収部材であって、
前記上側アームの上面および前記下側アームの下面には、当該アームの長手方向略中央部に溝部が設けられていることを特徴とするエネルギー吸収部材。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のエネルギー吸収部材であって、
前記エネルギー吸収部材が合成樹脂発泡体であることを特徴とするエネルギー吸収部材。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のエネルギー吸収部材であって、
衝撃受圧に対して上側アームの反力を下側アームの反力よりも小さくする反力差発生手段を設けたことを特徴とするエネルギー吸収部材。 - 請求項5に記載のエネルギー吸収部材であって、
上側アームおよび下側アームを、当該エネルギー吸収部材の長手方向に向けて波形に形成し、これら上側アームの波形と下側アームの波形の形状を異ならせることで、上側アームの反力を下側アームの反力よりも小さくする反力差発生手段が形成されていることを特徴とするエネルギー吸収部材。 - 請求項6に記載のエネルギー吸収部材であって、
上側アームおよび下側アームの波形状は、相手側アームに近接する内側段と相手側アームから離間する外側段とをエネルギー吸収部材の長手方向に交互に設けるとともに、これら外側段と内側段とを連結する連結部を備えることで波形状に形成され、
外側段のエネルギー吸収部材の長手方向長さと、内側段のエネルギー吸収部材の長手方向長さと、内側段と外側段の高低差と、内側段と外側段とを連結する傾斜部の傾斜角と、アーム厚さと、の少なくとも1つの要素を、上側アームと下側アームとで異ならせることにより、上側アームと下側アームとの反力差を得ることを特徴とするエネルギー吸収部材。 - 請求項1〜7の何れか1項に記載のエネルギー吸収部材であって、
上側アームのベースからの突出長さを、下側アームのベースからの突出長さよりも短くしたことを特徴とするエネルギー吸収部材。 - 請求項1〜8の何れか1項に記載のエネルギー吸収部材であって、
当該エネルギー吸収部材は、フロントバンパの輪郭を形成するバンパフェイシアと、前記バンパフェイシアの後方に配置されたバンパレインフォースと、の間に配置され、且つバンパレインフォースの前面に車幅方向に沿って取り付けられるものであり、
前記上側アームおよびまたは前記下側アームは、衝撃圧力に対する反力が車幅方向において変化していることを特徴とするエネルギー吸収部材。 - バンパレインフォースと、前記バンパレインフォースの衝撃受圧側の面に取り付けられたエネルギー吸収部材と、を備えた車両バンパであって、
前記エネルギー吸収部材は、衝撃受圧方向に向けて延在し且つ上下に互いに平行に設けられた一対のアームと、前記アームの根本部分で当該アーム同士を連結すべく前記衝撃受圧方向と略直交方向に延びるベースと、を備えることで垂直断面がコ字形に形成され、上側アームおよび下側アームの根本部分に、衝撃受圧時に当該アームの根本部分の湾曲変形を促進する変形促進手段が設けられており、
前記変形促進手段は、略直交する前記上側アームの上面と前記ベースの後面との角部に形成され且つこれらに対して傾斜する面取部と、略直交する前記下側アームの下面と前記ベースの後面との角部に形成され且つこれらに対して傾斜する面取部と、から構成されており、
前記上側アームおよび前記下側アームの上下寸法をA、前記エネルギー吸収部材の前後寸法をB、前記面取部の上下寸法をC、前記面取部の前後寸法をDとした場合、CおよびDは、AおよびBがそれぞれ大きくなるほど大きく設定されており、
各面取部にはそれぞれ溝部が形成されていることを特徴とする車両用バンパ。
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