JPH05319186A - 車両用バンパー - Google Patents
車両用バンパーInfo
- Publication number
- JPH05319186A JPH05319186A JP6886091A JP6886091A JPH05319186A JP H05319186 A JPH05319186 A JP H05319186A JP 6886091 A JP6886091 A JP 6886091A JP 6886091 A JP6886091 A JP 6886091A JP H05319186 A JPH05319186 A JP H05319186A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- absorber
- bumper
- absorbers
- center
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vibration Dampers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両用バンパーの衝撃エネルギーの吸収特性
を向上する。 【構成】 バンパービーム3に配設されるアブソーバを
分割して前後方向に分割(4,5)する。さらに、サイ
ド・アブソーバ5を取付ステー6と同軸上に装着して効
果を高めることもできる。
を向上する。 【構成】 バンパービーム3に配設されるアブソーバを
分割して前後方向に分割(4,5)する。さらに、サイ
ド・アブソーバ5を取付ステー6と同軸上に装着して効
果を高めることもできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂ビームにより構成さ
れたバンパービームを使用した車両用バンパーに関す
る。
れたバンパービームを使用した車両用バンパーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図1に示されるような、合成樹脂
製の樹脂ビームをバンパー2として使用した自動車1が
あった。この自動車では、図9、図10に示されるよう
に、車体31に取付ステー32を取り付け、この取付ス
テー32に樹脂ビーム3を取り付け、さらに該樹脂ビー
ム3に、発泡材より成るアブソーバ33を装着してい
た。従来、このアブソーバ33と樹脂ビーム3とにより
衝突の際の衝撃エネルギーを吸収していた。
製の樹脂ビームをバンパー2として使用した自動車1が
あった。この自動車では、図9、図10に示されるよう
に、車体31に取付ステー32を取り付け、この取付ス
テー32に樹脂ビーム3を取り付け、さらに該樹脂ビー
ム3に、発泡材より成るアブソーバ33を装着してい
た。従来、このアブソーバ33と樹脂ビーム3とにより
衝突の際の衝撃エネルギーを吸収していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の樹
脂ビーム3は、もっぱら金属製バンパーの軽量化のため
に使用されており、樹脂ビームとして本来備えているた
わみ特性などの特性を十分活かしておらず、上記従来の
バンパーでは衝撃エネルギーの吸収が十分行なわれてい
なかった。
脂ビーム3は、もっぱら金属製バンパーの軽量化のため
に使用されており、樹脂ビームとして本来備えているた
わみ特性などの特性を十分活かしておらず、上記従来の
バンパーでは衝撃エネルギーの吸収が十分行なわれてい
なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記事情に鑑
みてなされたもので、複数に分割されたアブソーバを、
車体の前後方向に位置をずらして樹脂製バンパービーム
上に装着してなる車両用バンパーを提供するものであ
る。
みてなされたもので、複数に分割されたアブソーバを、
車体の前後方向に位置をずらして樹脂製バンパービーム
上に装着してなる車両用バンパーを提供するものであ
る。
【0005】
【作 用】本発明によれば、分割されたアブソーバが順
次衝撃エネルギーを吸収するとともに、上記バンパービ
ームがアブソーバと独立してたわみ、このバンパビーム
自体が衝撃エネルギーを吸収する。したがって、車両用
バンパーの衝撃吸収特性が向上する。
次衝撃エネルギーを吸収するとともに、上記バンパービ
ームがアブソーバと独立してたわみ、このバンパビーム
自体が衝撃エネルギーを吸収する。したがって、車両用
バンパーの衝撃吸収特性が向上する。
【0006】
【実施例】以下に添付図面に示した実施例を参照しなが
ら、本発明にかかる車両用バンパーを説明する。
ら、本発明にかかる車両用バンパーを説明する。
【0007】図1は、本発明にかかる車両用バンパーを
装着した自動車1を示し、図示のように、車両用バンパ
ー2は、通常自動車1の前後に装着される。
装着した自動車1を示し、図示のように、車両用バンパ
ー2は、通常自動車1の前後に装着される。
【0008】図2〜図4は、本発明にかかる車両用バン
パーの実施例を示し、図において、3は樹脂製バンパー
ビーム、4,5は通常発泡材により構成されるアブソー
バである。上記バンパービーム3は合成樹脂などのバン
パー部材としての所定の特性を備えた素材で構成され、
取付ステー6,6によって、車体7の前後に装着され
る。なお、実施例では、車体前部に装着されている。上
記アブソーバ4,5は、センター・アブソーバ4、サイ
ド・アブソーバ5,5とに分割されており、これらは図
示のように車体7の前後方向に若干ずらして配設されて
いる。さらにサイド・アブソーバ5,5は上記取付ステ
ー6,6と図示のように同軸上に装着されている。な
お、部材8はフェイシャー部材であり、バンパー部分の
外観を構成する。
パーの実施例を示し、図において、3は樹脂製バンパー
ビーム、4,5は通常発泡材により構成されるアブソー
バである。上記バンパービーム3は合成樹脂などのバン
パー部材としての所定の特性を備えた素材で構成され、
取付ステー6,6によって、車体7の前後に装着され
る。なお、実施例では、車体前部に装着されている。上
記アブソーバ4,5は、センター・アブソーバ4、サイ
ド・アブソーバ5,5とに分割されており、これらは図
示のように車体7の前後方向に若干ずらして配設されて
いる。さらにサイド・アブソーバ5,5は上記取付ステ
ー6,6と図示のように同軸上に装着されている。な
お、部材8はフェイシャー部材であり、バンパー部分の
外観を構成する。
【0009】図5〜図7に、上記実施例にかかる車両用
バンパーの変形の様子を示す。壁9との衝突の開始によ
って、まず、センター・アブソーバ4が壁9と接して、
このセンター・アブソーバ4が変形を開始する(図
5)。次いで、センター・アブソーバ4に押されて、バ
ンパービーム3の中央がたわみ始める(図6)。このよ
うにして、センター・アブソーバ4とバンパービーム3
の双方の変形で衝撃エネルギーを吸収する。さらに変形
が進むと、サイド・アブソーバ5が壁9に接し、サイド
・アブソーバ5と取付ステー6との変形で衝撃エネルギ
ーを吸収する(図7)。すなわち、サイド・アブソーバ
5と取付ステー6とは同軸上に配置されており、まずサ
イド・アブソーバ5が変形し、次いで、取付ステー6が
変形する。
バンパーの変形の様子を示す。壁9との衝突の開始によ
って、まず、センター・アブソーバ4が壁9と接して、
このセンター・アブソーバ4が変形を開始する(図
5)。次いで、センター・アブソーバ4に押されて、バ
ンパービーム3の中央がたわみ始める(図6)。このよ
うにして、センター・アブソーバ4とバンパービーム3
の双方の変形で衝撃エネルギーを吸収する。さらに変形
が進むと、サイド・アブソーバ5が壁9に接し、サイド
・アブソーバ5と取付ステー6との変形で衝撃エネルギ
ーを吸収する(図7)。すなわち、サイド・アブソーバ
5と取付ステー6とは同軸上に配置されており、まずサ
イド・アブソーバ5が変形し、次いで、取付ステー6が
変形する。
【0010】従来の車両用バンパーでは、サイド・アブ
ソーバ5がセンター・アブソーバ4と一体に構成されて
いたため、衝撃力が分散してしまって、樹脂ビームのた
わみによるエネルギー吸収作用を十分活かすことができ
なかった。図8は本発明(図中I)と従来例(図中II)
のエネルギー吸収特性を対比したものである。この図に
よると、センター・アブソーバ4が変形している状態か
ら(図中III )、サイド・アブソーバ5が壁9と接触す
るまで(図中IV)の間、従来例に比しより多くの衝撃エ
ネルギーを吸収していることがわかる。
ソーバ5がセンター・アブソーバ4と一体に構成されて
いたため、衝撃力が分散してしまって、樹脂ビームのた
わみによるエネルギー吸収作用を十分活かすことができ
なかった。図8は本発明(図中I)と従来例(図中II)
のエネルギー吸収特性を対比したものである。この図に
よると、センター・アブソーバ4が変形している状態か
ら(図中III )、サイド・アブソーバ5が壁9と接触す
るまで(図中IV)の間、従来例に比しより多くの衝撃エ
ネルギーを吸収していることがわかる。
【0011】なお、上記アブソーバ4,5の大きさ、強
度等の諸元を適宜設定することにより、所望のバンパー
特性を得ることができる。
度等の諸元を適宜設定することにより、所望のバンパー
特性を得ることができる。
【0012】
【効 果】本発明によれば、樹脂製ビームのたわみ特性
が有効に発揮され、好適なエネルギー吸収を行なうこと
ができ、その効果は大きい。
が有効に発揮され、好適なエネルギー吸収を行なうこと
ができ、その効果は大きい。
【図1】本発明に係る車両用バンパーを装着した自動車
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】本発明に係る車両用バンパーの平面図である。
【図3】本発明に係る車両用バンパーの正面図である。
【図4】図2のA−A線による断面図である。
【図5】本発明に係る車両用バンパーが壁と衝突を開始
した状態の平面図である。
した状態の平面図である。
【図6】本発明に係る車両用バンパーのセンター・アブ
ソーバとバンパービームが変形している状態の平面図で
ある。
ソーバとバンパービームが変形している状態の平面図で
ある。
【図7】本発明に係る車両用バンパーが壁面との衝突を
終了した状態の平面図である。
終了した状態の平面図である。
【図8】本発明に係る車両用バンパーのエネルギー吸収
特性を示すグラフである。
特性を示すグラフである。
【図9】従来の車両用バンパーの平面図である。
【図10】図9のB−B線による断面図である。
【符号の説明】 1 自動車 3 バンパービーム 4,5,33 アブソーバ 6,32 取付ステー 7,31 車体
Claims (1)
- 【請求項1】 複数に分割されたアブソーバを、車体の
前後方向に位置をずらして樹脂製バンパービーム上に装
着してなることを特徴とする車両用バンパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6886091A JPH05319186A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 車両用バンパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6886091A JPH05319186A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 車両用バンパー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05319186A true JPH05319186A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=13385848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6886091A Pending JPH05319186A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 車両用バンパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05319186A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19511868A1 (de) * | 1995-03-31 | 1996-10-02 | Daimler Benz Ag | Stoßstange |
JP2001225707A (ja) * | 2000-02-15 | 2001-08-21 | Gp Daikyo Corp | 衝撃吸収機構および該機構を備えたバンパレインフォースメント |
EP1291247A1 (de) * | 2001-09-07 | 2003-03-12 | Adam Opel Ag | Frontstruktur eines Kraftfahrzeuges |
EP1172260A3 (en) * | 2000-07-14 | 2003-09-17 | Kyoraku Co., Ltd. | Automobile bumper |
JP2007203773A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Mazda Motor Corp | 車体のバンパー装置 |
DE102006041095A1 (de) * | 2006-09-01 | 2008-03-27 | Audi Ag | Aufprallschutzelement für ein Fahrzeug und Karosserie mit einem derartigen Aufprallschutzelement |
JP2009137418A (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-25 | Mazda Motor Corp | 車両の前部構造 |
JP2009179134A (ja) * | 2008-01-30 | 2009-08-13 | Honda Motor Co Ltd | 車両用フロントバンパ装置 |
US20110057462A1 (en) * | 2009-09-08 | 2011-03-10 | Dr. Ing. H.C.F. Porsche Aktiengesellschaft | Bumper and bumper construction kit |
JP2012062012A (ja) * | 2010-09-17 | 2012-03-29 | Honda Motor Co Ltd | 車体前部構造 |
CN106240504A (zh) * | 2015-06-05 | 2016-12-21 | 本田技研工业株式会社 | 车辆保险杠及车辆保险杠的制造方法 |
CN107415878A (zh) * | 2016-05-24 | 2017-12-01 | 韩华高新材料有限公司 | 提高碰撞性能的汽车用保险杠横梁 |
CN107539251A (zh) * | 2016-06-27 | 2018-01-05 | 福特全球技术公司 | 保险杠总成 |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP6886091A patent/JPH05319186A/ja active Pending
Cited By (17)
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DE19511868A1 (de) * | 1995-03-31 | 1996-10-02 | Daimler Benz Ag | Stoßstange |
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DE102006041095B4 (de) * | 2006-09-01 | 2011-07-21 | Audi Ag, 85057 | Aufprallschutzelement für ein Fahrzeug und Karosserie mit einem derartigen Aufprallschutzelement |
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JP2017001422A (ja) * | 2015-06-05 | 2017-01-05 | 本田技研工業株式会社 | 車両用バンパービームおよび車両用バンパービームの製造方法 |
US10300872B2 (en) | 2015-06-05 | 2019-05-28 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle bumper beam and method for manufacturing vehicle bumper beam |
CN107415878A (zh) * | 2016-05-24 | 2017-12-01 | 韩华高新材料有限公司 | 提高碰撞性能的汽车用保险杠横梁 |
CN107539251A (zh) * | 2016-06-27 | 2018-01-05 | 福特全球技术公司 | 保险杠总成 |
CN107539251B (zh) * | 2016-06-27 | 2022-06-28 | 福特全球技术公司 | 保险杠总成 |
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