JP5247532B2 - 箱 - Google Patents

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Description

本発明は物流システム等で用いられる通い箱等として好適な箱に関する。
従来、特許文献1に記載の如くの物流システムでは、特許文献2、3に記載の如くの箱が用いられている。それらの箱は、コンベヤ等により搬送されて物品投入ステーション、物品取出ステーション等に順に位置付けられ、各ステーションではロボット又は人手等により箱本体に対する蓋体の開閉がなされる。
特開平7-17518 特開平9-86531 特開平9-254971
従来技術では、搬送において箱の位置をコンベヤ等に沿う概ね一定の経路内に規制できるものの、高精度には規制できない。
また、箱の蓋体は、ロボット又は人手等により開閉されており、簡素な機械化手段により開閉することができない。
また、上下に段積みされた箱は、上下の箱の重みにより箱表面相互の摩擦力でその段積み状態が維持されるが、箱ずれが生じ段積み状態が不安定になることがある。
本発明の課題は、箱の搬送においてその位置を高精度に規制することにある。
本発明の他の課題は、箱の蓋体を簡素な機械化手段により開閉することにある。
本発明の他の課題は、箱の段積み状態の十分な安定を図ることにある。
請求項1の発明は、箱本体の外面に搬送ガイド用線状体に係合する搬送用係合子を備えた箱である。
図1は箱を示し、(A)は全体斜視図、(B)は搬送用係合子を示す拡大図、(C)は下連結子を示す拡大図である。 図2は蓋体の開閉状態を示し、(A)は自動搬送車に載せた箱を示す斜視図、(B)は吊るした箱を示す斜視図である。 図3は上下の箱を非連結で段積みした状態を示し、(A)は全体斜視図、(B)は要部拡大図である。 図4は上下の箱を連結して段積みした状態を示し、(A)は全体斜視図、(B)は要部拡大図である。 図5は工場の生産ラインを示す模式図である。 図6は物流センターの物流ラインを示す模式図である。 図7は箱の組立工程を示す斜視図である。 図8は製品の投入工程を正面から示す斜視図である。 図9は製品の投入工程を背面から示す斜視図である。 図10は箱のデパレタイズ工程を示す斜視図である。 図11は箱の振分け工程を示す斜視図である。 図12は製品のバラピッキング工程を正面から示す斜視図である。 図13は製品のバラピッキング工程を背面から示す斜視図である。
図1に示す箱10は、例えば特開平9-86531、特開平9-254971に記載の如き折り畳み式通い箱と同様の箱本体11と蓋体12を有して構成される。箱本体11は、底板、正面板、背面板、左右の側面板を箱起こし状態で直方体状に組み立て構成される。蓋体12は、箱本体11の背面板の上縁部に設けたヒンジ13に結合され、または、蓋体12は箱本体11背面板の上縁部と一体化され、上縁部で折り曲げ容易な加工がなされ、箱本体11の上面開口に被着される。箱10は、折り畳み状態で、箱本体11の底板と蓋体12との間に、箱本体11の正面板、背面板、左右の側面板を折り込む。箱10は、折り畳み状態の箱本体11を持ち上げると自動的に箱起こし状態になり、底板が特開2003-205929に記載の組み底、又は特開昭54-150280に記載の角底等を形成する。また箱10は、A式箱のような底形状としても良い。箱10の箱本体11、蓋体12は、段ボール板紙、プラダン(プラスチック段ボール)板、発泡樹脂板、樹脂板、金属板等にて構成できる。
箱10は、自動搬送車51(図2等)、自動台車、ベルトコンベヤ52(図7等)、スクリューコンベヤ、ローラコンベヤ等の搬送手段(搬送力付与手段)により搬送される過程で、その搬送経路における位置を規制し、その蓋体12を機械的に開閉するため、以下の構成を備える。
箱10は、図1、図2に示す如く、箱本体11の外面に、搬送ガイド用線状体21に係合する搬送用係合子20を備える。本実施例では、箱本体11の相対する正面板と背面板のそれぞれの、上縁部と下縁部の各辺に沿う複数位置に搬送用係合子20を固定的に備える。搬送ガイド用線状体21は、箱10の搬送経路に沿って延在され、金属棒、樹脂棒、金属パイプ、樹脂パイプ等からなる。搬送用係合子20は搬送ガイド用線状体21の横断面の外周の一部に係合するフック状(線状体21の横断面の全周に係合するリング状等でも可)の部材である。
従って、箱10は、自動搬送車51又はベルトコンベヤ52等により搬送されるとき、箱本体11の搬送用係合子20が搬送ガイド用線状体21に係合して摺動し、箱10の搬送経路における位置が搬送ガイド用線状体21の延在経路により高精度に規制される。本実施例では、箱10の搬送経路における位置を箱本体11の両側に設けた一対の搬送ガイド用線状体21により安定的に規制できる。また、箱10を一対の搬送ガイド用線状体21に吊るすことで水平姿勢で搬送できる。
箱10は、図1、図2に示す如く、箱本体11に被着される蓋体12に、蓋開閉ガイド用線状体31に係合する開閉用係合子30を備える。本実施例では、蓋体12の片側(又は両側)の側縁に箱本体11と結合するように設けたヒンジ13から遠い位置に1個(又は各1個)の開閉用係合子30を固定してある。蓋開閉ガイド用線状体31は、箱10の搬送経路に沿って延在され、金属棒、樹脂棒、金属パイプ、樹脂パイプ等からなる。蓋開閉ガイド用線状体31は、図2に示す如く、ヒンジ側から反対側に向かうに従って箱本体にも近づくように、搬送方向に沿って伸びている。
従って、箱10が自動搬送車51又はベルトコンベヤ52等により搬送されるとき、蓋体12の開閉用係合子30が蓋開閉ガイド用線状体31に係合して摺動しながら、蓋体12の開閉をガイドする。本実施例では、蓋体12が開閉ガイドされることで箱本体11とのヒンジ13によるヒンジ結合部を中心にして揺動(回転)する。ここでヒンジ結合部は蓋体を箱本体に対して揺動可能としつつ箱本体と結合する部分であり、ヒンジ13などの結合部品を用いず蓋体と箱本体を一体としてヒンジ結合する部分を折れ曲がり可能に形成するなどの方法を用いても良いが、保守性や設備としての調整の容易さを考慮すると別部品であるヒンジ13を用いるのが好ましい。
蓋開閉ガイド用線状体31の延在方向において、その開き操作部31Aと閉じ操作部31Bが図2に示す如く設けられるとき、箱10の搬送方向が開き操作部31Aに向かう(矢印J1)ときには蓋体12は自動開、箱10の搬送方向が閉じ操作部31Bに向かう(矢印J2)ときには蓋体12は自動閉になる。開き操作部31Aにおいては蓋開閉ガイド用線状体31はヒンジ13寄り側(例えば自動搬送車51等に水平配置された箱10におけるヒンジ13の鉛直上方側)にあり、箱本体から離れている。閉じ操作部31Bにおいては蓋開閉ガイド用線状体31はヒンジ13とは反対の側(例えば自動搬送車51等に水平配置された箱10におけるヒンジ13の水平方向反対側)にあり、箱本体に近づいている。ここで、開閉時には、箱本体11背面板の上縁部の直線部と蓋開閉ガイド用線状体31とは完全に平行となならないため、蓋体12にたわみが生じることから、蓋体12は曲げ変形可能な材質や構造とすることがより好ましい。蓋体12として例えば、低強度の段ボール板紙やプラダン、密度の低い発泡樹脂板、柔らかな樹脂板、薄い金属板、ゴム等の変形可能な材質を選択したり、複数の折れ線部を有したり、細い樹脂や金属のフレームにフィルムを貼る等の変形可能な構造にすると良い。
箱10は、段積み状態の安定を図るため、以下の構成を備える。箱10は、図1〜図4に示す如く、箱本体11の側面の上部と下部のそれぞれに、上連結子41と下連結子42を備え、上下に段積みされる下側の箱本体11の上連結子41と上側の箱本体11の下連結子42とを連結する。本実施例では、箱本体11の相対する正面板と背面板のそれぞれの、上縁部と下縁部の各辺に沿う各2位置に上連結子41、下連結子42を固定的に備える。上連結子41は搬送用係合子20、本実施例ではフック状の搬送用係合子20を兼用できる。上下の箱10の正面板を同一面に設定する段積み状態(図4)で、下連結子42はフック状の上連結子41(搬送用係合子20)に水平方向の一方から係脱できる折れ曲がりロッド状にした。従って、上下の箱10のそれらの正面板を互いに反対側に設定する段積み状態(図3)では、上下の箱10の上連結子41と下連結子42は連結しない。他方、上下の箱10がそれらの正面板を同一面に設定する段積み状態(図4)では、上側の箱10を図4の矢印で示す如くに下側の箱10の上面に沿って水平方向に移動することにより、折れ曲がりロッド状の下連結子42の先端ロッド部をフック状の上連結子41(搬送用係合子20)に係入し連結できる。
従って、上下の箱10は上下方向、及び水平方向(上連結子41と下連結子42の抜け方向は除く)に箱ずれのない段積み状態を安定に維持できる。上連結子41がフック状の搬送用係合子20を兼用することにより、箱10の構造の簡素を図ることができる。
以下、物流システムを構成する工場100(図5)、物流センター200(図6)における箱10の適用について説明する。
(A)工場100(図5)
図5に示す工場100において、工場100内の自動倉庫(図示せず)や、物流センター200等から戻ってきた空箱10は(1)組立ステーション101で組立てられ、洗浄乾燥ステーション102で洗浄乾燥された後、(2)製品投入ステーション103で製品を投入された実箱10(製品入り箱)となり、パレタイジングステーション104でパレタイズされる。
(1)組立ステーション101(図7)
工場100内の自動倉庫や、物流センター200等から工場100に戻ってきた折り畳み状態の空箱10は、図7に示す如く、自動搬送車51に載って組立ステーション101に搬入されると、バキューム吸着手段等により箱本体11を持ち上げられて箱落とし状態とされ、コンベヤ52に移載される。空箱10の底は、持ち上げによる引き起こしにより形成させる。また空箱がA式箱のような底形状の場合は、クラフト紙テープ、樹脂テープ、マジックテープ(登録商標)、ホットメルト、ステープラーによる金属芯などにて底が形成されるが、繰り返し使用容易な方式が好ましい。
コンベヤ52により搬送される空箱10は、箱本体11の相対する正面板と背面板のそれぞれに設けてある搬送用係合子20が、組立ステーション101から洗浄乾燥ステーション102、製品投入ステーション103の側に向けて延在されている一対の搬送ガイド用線状体21に係入されて搬送ガイドされつつ、洗浄乾燥ステーション102へと移送される。このとき、空箱20は、蓋体12に設けてある開閉用係合子30が、組立ステーション101と洗浄乾燥ステーション102との間に延在して設けられている蓋開閉ガイド用線状体31に係入されて、移動に伴い開き操作部31Aにより蓋体12を開かれ、蓋開き状態で洗浄乾燥される。洗浄される空箱10は、天地逆とすることが好ましく、全体をねじるように配置した搬送ガイド用線状体21及び蓋開閉ガイド用線状体31により(不図示)蓋開き状態で天地逆向きとされて洗浄乾燥ステーション102へと移送される。
洗浄乾燥ステーション102で洗浄乾燥を終了した空箱10は、コンベヤ52により継続して搬送され、上述の搬送ガイド用線状体21に継続して搬送ガイドされるとともに、上述の蓋開閉ガイド用線状体31の閉じ操作部31Bにより蓋体12を閉じられた蓋閉じ状態とされ、箱本体11へのゴミの侵入を防止されて、製品投入ステーション103の側の次工程へと移送される。
(2)製品投入ステーション103(図8、図9)
製品投入ステーション103に移送された空箱10は、図8、図9に示す如く、コンベヤ52(不図示)により継続してガイドされ、前述の搬送ガイド用線状体21に継続して搬送ガイドされ、ロボット60(人手によることも可)による製品投入位置に位置付けられる。同時に、前述の蓋開閉ガイド用線状体31の開き操作部31Aにより蓋体12を開かれた蓋開き状態とされる。ロボット60が製品1を製品投入コンベヤから蓋開き状態の箱10の箱本体11に投入し、箱詰めをする。尚、ロボット60に代わり、箱詰め自動機械、又は人手を用いても良い。ここでは、1つの空箱10には同種の製品1が投入される。
製品1を投入された実箱10は、コンベヤ52により継続して搬送され、前述の搬送ガイド用線状体21に継続して搬送ガイドされるとともに、前述の蓋開閉ガイド用線状体31の閉じ操作部31Bにより蓋体12を閉じられた蓋閉じ状態とされる。この実箱10は、コンベヤ52により製品投入ステーション103からパレタイジングステーション104に搬出され、箱本体11が備える前述の上連結子41、下連結子42を用いて連結され、又は連結されない段積み状態でパレタイズされる。パレタイズされたパレット荷姿の実箱10は、例えば工場100内の自動倉庫や、物流センター200内の自動倉庫に搬送されて保管される。
(B)物流センター200(図6)
図6に示す物流センター200において、工場100内の自動倉庫や物流センター200内の自動倉庫等から実箱入庫口200Aに入庫されてきたパレット荷姿の実箱10は、ストッカ201で一時保管され、デパレタイジングステーション202でデパレタイズされる。デパレタイズされた各実箱10は、振分けステーション203でバラピッキングステーション204の各ピッキング間口に振分けられる。実箱10の中身そのままで箱単位で出庫するものは、バラピッキングステーション204を経由せずに、実箱出庫口200Cへと送られる。他方、物流ステーション200内で循環して、または店舗等から返却されて、空箱搬入口200Bに搬入されてきた空箱10は、バラピッキングステーション204の各ピッキング間口に位置付けられる。バラピッキングステーション204の各ピッキング間口では、例えばロボット90が各ピッキング間口に振分けられた実箱10の製品1を取出し、各ピッキング間口に位置付けられた空箱10に投入する。製品1を投入されて実箱になった箱10は実箱出庫口200Cからカゴ車などに積載されて店舗等へと出庫され、製品1を取出されて空箱になった箱10は、必要に応じて洗浄乾燥されて空箱排出口200Dより排出され、空箱搬入口200Bに搬入されて循環使用されたり、物流センター200内の自動倉庫や工場100へと戻される。なお、店舗等から返却された空箱10の大部分は、物流センター200を素通りして、工場100へと戻される。また大規模店舗向けなど、実箱10の中身そのままの入庫同一の状態でパレット単位で出庫する際は、デパレタイジングステーション202を経由せず、パレット荷姿のまま出庫口200Eから出庫される。
(1)デパレタイジングステーション202(図10)
ストッカ201からデパレタイジングステーション202に搬入されたパレット荷姿の実箱10は、図10に示す如く、デパレタイズ装置70により、コンベヤ52へ移載され、コンベヤ52上での搬送姿勢(箱10の長手方向を搬送方向に合せる)を方向合せ部71により整えられる。コンベヤ52上で搬送姿勢を整えられた実箱10は、デパレタイジングステーション202から振分けステーション203へ向けて延在されている一対の搬送ガイド用線状体21の入口に設けられている誘い部22の一対の誘い板22Aにより、箱本体11の相対する正面板と背面板を外側から挟まれ、その搬送方向が規制される。これにより、この実箱10は、箱本体11の相対する正面板と背面板のそれぞれに設けてある搬送用係合子20が、それら一対の搬送ガイド用線状体21に係入されて搬送ガイドされ、振分けステーション203へと移送される。
(2)振分けステーション203(図11)
デパレイタイジングステーション202から振分けステーション203に移送された実箱10は、図11に示す如く、コンベヤ52から振分け装置80の振分けコンベヤ81に搬入される。振分け装置80は、振分けコンベヤ81を搬送方向に直交する横方向に振分け移動し、振分けコンベヤ81上の実箱10をバラピッキングステーション204の適宜のピッキング間口に向かうコンベヤ52に移載する。
振分けステーション203の振分け装置80によりバラピッキングステーション204の適宜のピッキング間口に向かうコンベヤ52に移載された実箱10は、当該コンベヤ52に沿って延在されている一対の搬送ガイド用線状体21の入口に設けられている誘い部22の一対の誘い板22Aにより搬送方向を規制される。これにより、実箱10は、箱本体11の相対する正面板と背面板のそれぞれに設けてある搬送用係合子20が、それら一対の搬送ガイド用線状体21に係入されて搬送ガイドされ、バラピッキングステーション204の適宜のピッキング間口へと振分けられる。基本的には、バラピッキングステーション204の同列には同一の製品が入った実箱が振分けられ、異なる列には他の同一の製品が入った実箱が振分けられている。同列に異なる製品の入った実箱を振分けて、箱単位での管理を行ってもよい。
(3)バラピッキングステーション204(図12、図13)
振分けステーション203によりバラピッキングステーション204の適宜のピッキング間口に振分けられた実箱10は、そのピッキング間口の先頭位置において、バキューム吸着手段等により蓋体12を開かれた状態で待機する。また、図12,13とは90度水平方向に回転した向きで実箱10を供給して、蓋体12に設けてある開閉用係合子30が蓋開閉ガイド用線状体31に係入されて、蓋体12を開かれた状態としても良い(図示せず)。
他方、空箱搬入口200Bからコンベヤ52(不図示)により搬入されてくる空箱10は、箱本体11の相対する正面板と背面板のそれぞれに設けてある搬送用係合子20が、バラピッキングステーション204の全ピッキング間口の面前に沿って延在されている一対の搬送ガイド用線状体21に係入されて搬送ガイドされ、適宜のピッキング間口に順に位置付けられる。このとき、空箱10は、蓋体12に設けてある開閉用係合子30が、バラピッキングステーション204の全ピッキング間口の面前に沿って延在されている蓋開閉ガイド用線状体31に係入されて、開き操作部31Aにより蓋体12を開かれた蓋開き状態で各ピッキング間口に位置付けられる。
バラピッキングステーション204の各ピッキング間口では、ロボット90(人手によることも可)が各ピッキング間口に振分けられた実箱10の製品1を取出し、各ピッキング間口に位置付けられた空箱10に投入する。ロボット90は各ピッキング間口毎に固定配置しても良いが、バラピッキングステーション204の各ピッキング間口の面前に沿う走行レール91に載って移動できるものとすることにより、複数のピッキング間口に振分けられた複数の実箱10の製品1を単一のロボット90により取出すことができ、或いは単一のロボット90が取出した製品1を複数のピッキング間口に位置付けられている複数の空箱10に投入でき、ロボット90のピッキング作業効率を向上できる。ここでは、空箱10に1種または多種の製品1が任意個数で投入される。
製品1を投入されて実箱になった箱10は、コンベヤ52により搬出され、上述の搬送ガイド用線状体21に継続してガイドされるとともに、上述の蓋開閉ガイド用線状体31の閉じ操作部31Bにより蓋体12を閉じられた蓋閉じ状態とされ、実箱セット口200Cから店舗へと出庫される。また、製品1を取出されて空箱になった箱10は空箱排出口200Dより排出され、空箱搬入口200Bに搬入されて上述の如く循環使用される。
本発明は、箱の搬送においてその位置を高精度に規制することができる。
10 箱
11 箱本体
12 蓋体
13 ヒンジ
20 搬送用係合子
21 搬送ガイド用線状体
30 開閉用係合子
31 蓋開閉ガイド用線状体
31A 開き操作部
31B 閉じ操作部
41 上連結子
42 下連結子

Claims (6)

  1. 箱本体の外面に搬送ガイド用線状体に係合する搬送用係合子を備えた箱。
  2. 前記箱本体の相対する外面のそれぞれに搬送用係合子を備えた請求項1に記載の箱。
  3. 前記箱本体に被着される蓋体に、蓋開閉ガイド用線状体に係合する開閉用係合子を備えた請求項1又は2に記載の箱。
  4. 前記蓋体が曲げ変形可能にされてなる請求項3に記載の箱。
  5. 前記箱本体の側面の上部と下部のそれぞれに上連結子と下連結子を備え、上下に段積みされる下側の箱本体の上連結子と、上側の箱本体の下連結子とを連結可能にしてなる請求項1〜4のいずれかに記載の箱。
  6. 前記上連結子又は下連結子が前記搬送用係合子と兼用される請求項5に記載の箱。
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