JP6114685B2 - アクアガス発生ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、微細水滴と湿熱水蒸気とを含むアクアガス(登録商標)を発生させるアクアガス発生器(ジェネレータ)に関する。
従来技術に係るアクアガス発生器(ジェネレータ)としては、特許第4336244号公報(特許文献1)に記載された水蒸気発生蓄熱パネルが知られている。このようなアクアガス発生器は、発生させたアクアガスをアクアガス調理装置に供給する。アクアガス調理装置は、供給されたアクアガスを被加熱材料に付与することによって、被加熱材料を加熱することができる。このようなアクアガスを用いることにより、被加熱材料を短時間で効率的に加熱することができる。
特許第4336244号公報
このようなアクアガス発生器は、アクアガス調理装置の性能に応じた量のアクアガスを所定の時間内にアクアガス調理装置に提供するように設計される。すなわち、アクアガス調理装置が大量(少量)の加熱材料を加熱するものであれば、アクアガス発生器は、それら大量(少量)の加熱材料を適切に加熱するのに十分な量のアクアガスを所定の時間内に供給できるように設計される。
したがって、アクアガス発生器の製造者は、様々なタイプのアクアガス調理装置を必要とするユーザの要求に迅速に応えるためには、様々な量のアクアガスが必要となるが、アクアガス発生器の発生量を1つのアクアガス発生器で小から大まで安定的に得るために可変制御することは、加熱部及びアクアガス生成機構の構造上、又は、制御上、非効率的でかなり困難である。したがって、様々なタイプのアクアガス調理装置の各々に適合したアクアガス発生器を予め各々用意しておかなくてはならないが、これも実際上はコストが高くなるなどの問題がある。
そこで、本発明の様々な実施形態により、ユーザのニーズに応じた様々なアクアガス調理装置の各々に適合可能なアクアガス発生ユニットを提供する。
本発明の一態様に係るアクアガス発生ユニットは、水滴と水蒸気とを含むアクアガスを発生させるアクアガス発生ユニットであって、同一の面に外部に連通する第1開口及び第2開口が形成された箱型状の筐体と、該筐体の内部に配置され、前記第1開口から前記第2開口に向かって延びる加熱部と、該加熱部に当接して該加熱部に沿って延びる搬送管であって、一端が前記筐体の前記第1開口を通って該筐体の外部に配置され、他端が前記筐体の前記第2開口を通って該筐体の外部に配置されている搬送管と、水又はアクアガスを取り入れる入口、及び、前記搬送管の前記一端に連通する出口を有する取入管と、前記搬送管の前記他端に連通する入口、及び、該入口に連通してアクアガスを放出する1又は複数の出口を有する分配管と、を具備し、当該アクアガス発生ユニットと同一の構成を有する1又は複数の他のアクアガス発生ユニットと組み合わせて用いることが可能である、ことを特徴とする。
本発明の様々な実施形態によれば、ユーザのニーズに応じた様々なアクアガス調理装置の各々に適合可能なアクアガス発生ユニットを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るアクアガス発生ユニット及びこれに接続された管の構成を示す上面図である。 図2は、図1に示したアクアガス発生ユニット及びこれに接続された管、並びに、この管の先端に取り付けられたノズルの構成を示す側面図である。 図3は、図1及び図2に示した筐体110の構成を示す斜視図である。 図4は、筐体110の内部に配置された加熱部150と搬送管120との関係を図3に示す矢印A方向から見て示す断面図である。 図5は、図1及び図2に示したアクアガス発生ユニットがアクアガス調理装置の側面に取り付けられた様子の一例を示す斜視図である。 図6Aは、本発明の一実施形態に係るアクアガス発生ユニットの組み合わせ方の多数の具体例を示す表である。 図6Bは、本発明の一実施形態に係るアクアガス発生ユニットの組み合わせ方の多数の具体例を示す表である。 図7は、本発明の一実施形態に係るアクアガス発生ユニットを複数ユニット用いる場合においてこれらのユニットを鉛直方向に重ねて配置する構成を示す模式図である。 図8は、図7に示したアクアガス発生ユニットの筐体110の構成をA−A線に沿って模式的に示す断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の様々な実施形態を説明する。なお、図面における同一の構成要件には共通の参照符号が付されている。
1.一実施形態に係るアクアガス発生ユニットの概要
図1は、本発明の一実施形態に係るアクアガス発生ユニット及びこれに接続された管の構成を示す上面図である。図2は、図1に示したアクアガス発生ユニット及びこれに接続された管、並びにこの管の先端に取り付けられたノズルの構成を示す側面図である。
図1乃至図3に示すように、一実施形態に係るアクアガス発生ユニット100は、箱型状の筐体110と、筐体110に接続され、一端122から他端124まで延び、水又はアクアガスを搬送する搬送管120と、搬送管120の一端122に接続された取入管130と、搬送管120の他端124に接続された分配管140と、を主に含む。
取入管130は、図示しない管を介して水又はアクアガスを取り入れる入口132、及び、搬送管120の一端122に連通する出口134を有するものである。
分配管140は、搬送管120の他端124に接続された入口142、及び、入口142に連通してアクアガスを放出する1又は複数の出口(ここでは、2つの出口144a、144b)を有するものである。
2.筐体100、搬送管120及び加熱部150の構成
ここで、図3を参照して筐体110の構成に着目する。図3は、図1及び図2に示した筐体110の構成を示す斜視図である。図3には、前方上方からみた筐体110が示されている。
図3に示すように、筐体110は、一例として、全体として中空状の直方体形状を有する。筐体110は、例えば、その前面112において内部に連通する第1開口114及び第2開口116を有する。
図示はされていないが、筐体110は、その内部において、第1開口114に対向する一端152から第2開口116に対向する他端154にまで全体として略U字状を形成して延びる加熱部(ヒーター)150を収容する。具体的には、筐体110は、互いに間隔をおいて略平行に延びる2本の加熱部150を収容する。搬送管120が、後述するように、1本目の加熱部150の外周面に沿って螺旋状に延びた後、2本目の加熱部150の外周面に沿って螺旋状に延びる。これにより、2本の加熱部150と搬送管120とが全体として略U字状に延びている。
図4は、筐体110の内部に配置された加熱部150と搬送管120との関係を図3に示す矢印A方向から見て示す断面図である。図4に示すように、加熱部150は、略同一の外径を維持して一端152から他端154にまで延びている。この加熱部150は、一般的なヒーターにより構成されるものであって、例えば、金属製の円筒体と、この円筒体の中に充填された酸化マグネシウムと、この円筒体の内部を通る電線(NiCa)と、を含む。この電線には、図4において参照符号156が付されている。これらの電線156は、筐体110の前面112に対向する背面(図示せず)に形成された開口(図示せず)から外部に取り出されるようになっている。
図4に示すように、搬送管120は、加熱部150の外周面に当接して加熱部150の延設方向に沿って螺旋状に延びるように、加熱部150に取り付けられている。搬送管120は、熱を伝える金属(例えば銅)により形成されている。よって、水又はアクアガスは、搬送管120の一端122から入って他端124から出る間に、加熱部150により加熱されることになる。
加熱部150には、加熱部150の外面との間に搬送管120を挟み込むように、例えばSUS(ステインレス)により形成された筒部材160が設けられている。これにより、搬送管120は、加熱部150の外面と筒部材160の内面との間において、加熱部150の延設方向に沿って螺旋状に延びている。
さらに、筒部材160の外面は、筒部材160の延設方向に沿って延びる断熱材料170により覆われている。
図3を再度参照すると、搬送管120の一端122は、筐体110の前面112に形成された第1開口114を通って筐体110の外部に配置され、搬送管120の他端124は、筐体110の前面112に形成された第2開口116を通って筐体110の外部に配置される。
搬送管120の一端122には、この搬送管120を中心軸として回動自在となるように六角ボルト126が取り付けられている。この六角ボルト126の内面には、雌ネジが形成されている。同様に、搬送管120の他端124にも、この搬送管120を中心軸として回動自在となるように六角ボルト128が取り付けられている。
3.取入管130及び分配管140の構成
図5を参照して取入管130及び分配管140の構成を説明する。
図5は、図1及び図2に示したアクアガス発生ユニットがアクアガス調理装置に取り付けられた様子の一例を示す斜視図である。アクアガス発生ユニットは、アクアガス調理装置の底面、側面、上面及び内部のいずれに配置されるようにしてもよい。
図5には、アクアガス発生ユニット100がアクアガス調理装置10の外面12に固定される場合が一例として示されているが、アクアガス発生ユニット100は、必ずしもアクアガス調理装置10に固定される必要はなく、アクアガス調理装置10の近くに配置されるようにしてもよい。
3−1.取入管310
取入管130は、上述したように、水又はアクアガスを取り入れる入口132、及び、搬送管120の一端122に取り付けられる出口134を含む。入口132は、出口134に連通している。図5に示すように、取入管130は、入口132から出口134まで同一の形状を有する必要はなく、任意の形状を有することができるものである。例えば、図5に示すように、取入管130は、入口132と出口134との間に、この取入管130の強度を維持するために、この取入管130の延設方向に沿って延びる支持部材136を含むことができる。また、図5には、取入管130が全体として略L字状に延びる形状を有する例が示されているが、図1及び図2に示したように、取入管130は、全体としてI字状に延びる形状を有するものとしてもよい。
出口134は、円筒体として形成されており、この円筒体の外面には雄ネジが形成されている。これにより、搬送管120の一端122に設けられた六角ボルト126の内面に形成された雌ネジと、出口134の円筒体の外面に形成された雄ネジとを螺合(係合)させることにより、取入管130の出口134と搬送管120の一端122とを接続することができる。
なお、図5から明らかなように、取入管130は、搬送管120の一端122に接続され、この搬送管120により支持されている。よって、搬送管120は、取入管130を支持することができる程度の強度を有するものである。
3−2.分配管140
分配管140は、上述したように、搬送管120の他端124に接続された入口142、及び、入口142に連通してアクアガスを放出する1又は複数の出口(ここでは、2つの出口144a、144b)を有するものである。入口142は出口144a、144bgに連通している。図5に示すように、分配管140は、入口142から出口144a、144bまで同一の形状を有する必要はなく、任意の形状を有することができるものである。
また、分配管140は、選択的に、入口142と出口144a、144bとの間に配置された安全逃し弁146を備えることができる。安全逃し弁146としては、例えば株式会社ベンにより提供されているSL−38を用いることができる。
入口142は、円筒体として形成されており、この円筒体の外面には雄ネジが形成されている。これにより、搬送管120の他端124に設けられた六角ボルト128の内面に形成された雌ネジと、入口142の円筒体の外面に形成された雄ネジとを螺合(係合)させることにより、分配管140の入口142と搬送管120の他端124とを接続することができる。
出口144aは、円筒体として形成されており、この円筒体の外面には雄ネジが形成されている。これにより、接続管22aに対して回動自在に設けられた六角ボルト24aの内面に形成された雌ネジと、出口144aの円筒体の外面に形成された雄ネジとを螺合(係合)させることにより、分配管140の出口144aと接続管22aとを接続することができる。なお、この接続管22aは、アクアガス調理装置10の側面12に形成された開口14を通って、図示しない調理庫に接続される。
出口144bもまた、出口144aと同様に、円筒体として形成されており、この円筒体の外面には雄ネジが形成されている。これにより、接続管22bに対して回動自在に設けられた六角ボルト24bの内面に形成された雌ネジと、出口144bの円筒体の外面に形成された雄ネジとを螺合(係合)させることにより、分配管140の出口144bと接続管22bとを接続することができる。なお、この接続管22bは、接続管22aと同様に、アクアガス調理装置10の図示しない調理庫に接続される。
分配管140は、出口144a(144b)の上流に図示しない弁を含むことができる。この弁を開閉させることによって、接続管22a(22b)に対するアクアガスの放出を制御することができる。
具体的には、例えば、出口144aに対応する弁及び出口144bに対応する弁をともに「開」にした場合には、接続管22a及び22bの両方にアクアガスを放出することができる。この場合、分配管140に入力されるアクアガスの単位時間当たりの量を「1」とすると、出口144a及び出口144bからのアクアガスの単位時間当たりの噴出量は、ともに「0.5」となる。以下、アクアガスの入力量又は噴出量という場合には、単位時間当たりの入力量又は噴出量を示す。
また、出口144aに対応する弁及び出口144bに対応する弁をそれぞれ「開」及び「閉」にした場合には、接続管22aのみにアクアガスを放出することができる。この場合、分配管140に入力されるアクアガスの量を「1」とすると、出口144a及び出口144bからのアクアガスの噴出量は、それぞれ「1」及び「0」となる。
逆に、出口144aに対応する弁及び出口144bに対応する弁をそれぞれ「閉」及び「開」にした場合には、接続管22bのみにアクアガスを放出することができる。この場合、分配管140に入力されるアクアガスの量を「1」とすると、出口144a及び出口144bからのアクアガスの噴出量は、それぞれ「0」及び「1」となる。
このように、分配管140は、出口144a(出口144b)のみに着目すると、出口144a(出口144b)からのアクアガスの噴出量を、「0.5」及び「1」の2通りに変化させることができる。
なお、図5は、分配管140が複数の出口として2つの出口144a及び出口144bを含む場合を示しているが、分配管140は3つ以上の出口を有することもできる。これらの出口は、出口144a、144bと同様の構成を有する。
再度、図2を参照すると、接続管22aにより搬送されたアクアガスは、例えば、3つの出口22a、22a、22aを介して、アクアガス調理装置10の図示しない調理庫にアクアガスを供給する。同様に、接続管22bにより搬送されたアクアガスは、例えば、3つの出口22b、22b、22bを介して、アクアガス調理装置10の図示しない調理庫にアクアガスを供給する。
4.アクアガス発生ユニット100の利用方法
一実施形態に係るアクアガス発生ユニット100は、アクアガス調理装置10の性能に応じて、略同様の構成を有する他の1又は複数のアクアガス発生ユニット100と組み合わせて用いることが可能なものである。
具体的には、例えば、アクアガス調理装置10が(例えば比較的小さいサイズの調理庫を有するため)比較的少量のアクアガスしか必要としない場合には、このアクアガス調理装置10には、アクアガス発生ユニット100が1ユニットのみ用いられる。
逆に、アクアガス調理装置10が(比較的大きなサイズの調理庫を有するため)比較的多量のアクアガスを必要とする場合には、このアクアガス調理装置10には、アクアガス発生ユニット100がそのアクアガス調理装置10の性能に応じた数量のアクアガス発生ユニット100が用いられる。例えば、アクアガス調理装置10が単位時間当たり「w」という量のアクアガスを必要とする場合には、アクアガス発生ユニット100が例えばAユニット用いられるのに対して、アクアガス調理装置10が単位時間当たり「2w」という量のアクアガスを必要とする場合には、アクアガス発生ユニット100が例えば2Aユニット用いることができる。
アクアガス発生ユニット100を1ユニットのみ用いる場合、及び、アクアガス発生ユニット100を複数ユニット用いる場合に、アクアガスの噴出量を何通りに変化させることができるかについて、図6A及び図6Bを参照して説明する。
図6A及び図6Bは、本発明の一実施形態に係るアクアガス発生ユニットの組み合わせ方の多数の具体例を示す表である。図6A及び図6Bは、全体として1つの表を前半及び後半の2つに分割した場合について、それぞれ、前半の表及び後半の表を示す。
縦軸は、用いられるアクアガス発生ユニット100のユニット数を示す。「1U」、「2U」及び「3U」は、それぞれ、用いられるユニット数が1、2及び3であることを示す。なお、「2直列」とは、2つのユニットを直列に接続することを意味し、「3直列」とは、3つのユニットを直列に接続することを意味する。横軸は、アクアガスを噴出する分配管140の出口の総数を意味する(アクアガスを噴出する出口は、図6A及び図6bにおいて太い矢印により表現されている)。「U」はユニットの略である。
なお、各ユニット(の取入管130の入口132)には、全ユニット間において同一の量の水が入力されるものとし、単位時間当たりの入力量は「1」である。また、各ユニット(の分配管140の出口144a、144b)におけるアクアガスの温度もまた、全ユニット間において同一であるとする。また、1番目〜3番目のユニットの出口から噴出されるアクアガスの温度は、それぞれ、T1〜T3として表記されている。
4−1.1Uの場合
まず、図6Aを参照して、「1U」の行(すなわち、1ユニットのみを用いる場合)に着目すると、「1J」(すなわち、1つの出口144aのみからアクアガスが噴出する)の場合には、出口144aからのアクアガスの噴出量M1は「1」となる。「2J」(すなわち、出口144a及び出口144bの両方からアクアガスが噴出する)の場合には、出口144a及び出口144bそれぞれからのアクアガスの噴出量M11及びM12は、ともに「0.5」となる。なお、「J」はジェットの略である。
この結果、システム全体としては、アクアガスの噴出量を「0.5」及び「1」の2通りに変化させることができる。
4−2.2Uの場合
次に、「2U(並列)」の行(すなわち、2ユニットを並列に用いる場合)に着目すると、「2J」(すなわち、1番目のユニットの出口144a、及び、2番目のユニットの出口144aからアクアガスが噴出する)の場合には、1番目のユニットの出口144a及び2番目の出口144aそれぞれからのアクアガスの噴出量M1及びM2は、ともに「1」となる。
次に、「3J」(すなわち、1番目のユニットの出口144a、2番目のユニットの出口144a、144bからアクアガスが噴出する)の場合には、1番目のユニットの出口144aのアクアガスの噴出量M1は「1」となり、2番目のユニットの出口144a、144bのそれぞれのアクアガスの噴出量M21、M22は、ともに「0.5」となる。
次に、「4J」(すなわち、1番目のユニットの出口144a、144b、及び、2番目のユニットの出口144a、144bからアクアガスが噴出する)の場合には、1番目のユニットの出口144a、144bのそれぞれのアクアガスの噴出量M11、M12は、ともに「0.5」となる。2番目のユニットの出口144a、144bのそれぞれのアクアガスの噴出量M21、M22も、ともに「0.5」となる。
この結果、システム全体としては、アクアガスの噴出量を「0.5」、「1」、「1.5」及び「2」の4通りに変化させることができる。ここで、噴出量「1.5」とは、M1と、M21及びM22のうちのいずれか一方とを用いた場合である。
4−3.3U(並列)の場合
次に、「3U(並列)」(すなわち、3ユニットを並列に用いる場合)に着目すると、上述した「2U(並列)」の場合と同様に考えると、システム全体としては、アクアガスの噴出量を「0.5」、「1」、「1.5」、「2」、「2.5」及び「3」の6通りに変化させることができることが分かる。
なお、上述した「1U」〜「3U」の場合には、各ユニットの出口におけるアクアガスの温度は、全ユニット間において同一である。
4−4.3U(2直列・1並列)の場合
次に、図6Bを参照して、「3U(2直列・1並列)」(すなわち、2つのユニットを直列に接続し、もう1つのユニットを並列に用いる場合)の行に着目すると、「2J」の場合には、1番目のユニットの出口144aの噴出量M1は「1」となり、3番目のユニットの出口144aの噴出量M3は「1」となる。
また、「3J」は、ここでは、4通りの場合が考えられる。スペースの関係上、4通りの「3J」が、それぞれ、「3J」、「4J」、「5J」及び「6J」の欄に記載されている。
最初の「3J」の場合には、1番目のユニットの出口144aの噴出量M1は「1」となり、3番目のユニットの出口144a、144bのそれぞれの噴出量M31、M32は、ともに「0.5」となる。
2番目の「3J」の場合には、1番目のユニットの出口144a、144bのそれぞれの噴出量M11、M12は、ともに「0.5」となる。3番目のユニットの出口144aの噴出量M3は「1」となる。
3番目及び4番目の「3J」も同様に考えることができる。
4−5.3U(1直列・2並列)の場合
また、「4J」は、ここでは、2通りの場合が考えられる。スペースの関係上、2通りの「4J」がそれぞれ「3J」及び「4J」の欄に記載されている。
最初の「4J」の場合には、1番目の出口144aからの噴出量M1が「1」となる。2番目のユニットの出口144bからの噴出量M2が「0.5」となる。3番目のユニットの出口144a、144bからの噴出量M32、M31は、ともに「0.25」となる。2番目の「4J」についても同様に考えることができる。
次に、「5J」の場合には、1番目のユニットの出口144a、144bからの噴出量M12、M11は、ともに「0.5」となる。2番目のユニットの出口144bからの噴出量M2は「0.5」となる。3番目のユニットの出口144a、144bからの噴出量は、ともに「0.25」となる。
この結果、システム全体として、アクアガスの噴出量を「0.25」、「0.5」、「0.75」、「1」、「1.25」、「1.5」、「1.75」及び「2」の8通りに変化させることができることが分かる。
4−6.3U(直列)の場合
「3U(3直列)」(すなわち、3つのユニットを直列に接続して用いる)の場合にも、同様に考えることにより、システム全体として、アクアガスの噴出量を「0.125」、「0.25」、「0.5」、「0.625」、「0.75」、「0.875」及び「1」の7通りに変化させることができることが分かる。
このように、いずれの数のユニットを用いる場合であっても、各ユニット間の接続の仕方(直列又は並列)を変化させ、各ユニットの分配管140の出口144a、144bに対応する弁を「開」又は「閉」に調節することにより、アクアガスの噴出量を複数通りに変化させることができる。これは、一旦、所定数のアクアガス発生ユニットを設置した後であっても、アクアガス調理装置により必要とされるアクアガスの流量に応じて、アクアガス発生ユニットのシステム全体からのアクアガスの噴出量を適宜変化させることができることを意味する。
なお、図6A及び図6Bに示した構成例は単なる一部の例に過ぎない。4つ以上のユニットを直列又は並列に接続することにより、アクアガスの様々な噴出量を得ることができることはいうまでもない。
5.アクアガス発生ユニット100を複数ユニット用いる場合における工夫
アクアガス発生ユニット100を複数組み合わせて用いるときには、例えば、これらのユニットを鉛直方向に重ねて配置することができる。
図7は、本発明の一実施形態に係るアクアガス発生ユニットを複数ユニット用いる場合においてこれらのユニットを鉛直方向に重ねて配置する(いわゆる段積みをする)構成を示す模式図である。なお、説明を簡単にするために、図7には、一例として、3つのユニット110−1〜110−3を用いる場合の構成が示されている。図8は、図7に示したアクアガス発生ユニットの筐体110の構成をA−A線に沿って模式的に示す断面図である。
図7及び図8に示すように、各ユニットの筐体110の上面110Bにおける一方の縁部において、筐体110の長手方向に沿って延びる上面係合部110Bが形成されている。この上面係合部110Bは、略L字状の断面形状を筐体110の長手方向に沿って維持している。また、各ユニットの筐体110の上面110Bにおける他方の縁部においても、筐体110の長手方向に沿って延びる上面係合部110Bが形成されている。この上面係合部110Bもまた、上面係合部110Bと同様に、略L字状の断面形状を筐体110の長手続方向に沿って維持している。これらの上面係合部110B及び上面係合部110Bは、互いに対向して延びる。
一方、各ユニットの筐体110の下面110Aにおける一方の縁部において、複数の箇所に、例えば前端及び後端において、下面係合部110Aが形成されている。この下面係合部Aは、略L字状の断面形状を有する。また、各ユニットの筐体110の下面110Aにおける他方の縁部においても、複数の箇所に、例えば前端及び後端において、下面係合部110Aが形成されている。これらの下面係合部110A及び下面係合部110Aは、例えば互いに対向するように配置されている。
図8に示すように、あるユニットにおける下面係合部110A及び下面係合部110Aには、それぞれ、その下に配置されるユニットの上面係合部110B及び上面係合部110Bが係合することが可能である。上部に配置されたユニットを摺動させることにより、上部に配置されたユニットは、その下に配置されたユニットから取り外すことが可能である。
また、あるユニットにおける上面係合部110B及び上面係合部110Bは、それぞれ、その上に配置されるユニットの下面係合部110A及び下面係合部110Aに係合することが可能である。上部に配置されたユニットを摺動させることにより、上部に配置されたユニットは、その下に配置されたユニットから取り外すことが可能である。
図7を参照して、まず、第1のユニット100−1をアクアガス調理装置10の付近等に配置する。次に、第1のユニット100―1の上面110Bに形成された上面係合部110B及び上面係合部110Bに対して、第2のユニット100−2の下面係合部110A及び下面係合部110Aをそれぞれ係合させた後、第2のユニット100−2を摺動させることにより、第1のユニット100−1の上に第2のユニット100−2を適切かつ堅固に設置することができる。同様に、第2のユニット100−2の上面110Bに形成された上面係合部110B及び上面係合部110Bに対して、第3のユニット100−3の下面係合部110A及び下面係合部110Aをそれぞれ係合させた後、第3のユニット100−3を摺動させることにより、第2のユニット100−2の上に第3のユニット100−3を適切かつ堅固に配置することができる。
このように例えば3つのユニットを重ね合わせて配置した後、第3のユニット100−3を摺動させて第2のユニット100−2の上から取り外すことができ、次に、第2のユニット100−2を摺動させて第1のユニット100−1の上から取り外すことができる。
なお、図8には、各ユニットの下面110Aに下面係合部110A及び下面係合部110Aを形成し、各ユニットの上面110Bに上面係合部110B及び上面係合部110Bを形成する例が示されているが、これに代えて、各ユニットの下面110Aに上面係合部110B及び上面係合部110Bを形成し、各ユニットの上面110Bに下面係合部110A及び下面係合部110Aを形成することも可能である。これに代えて、バネ方式、嵌め込み部材方式、ボルト・ナット方式によっても、ユニット同士を係合させることも可能である。
また、図7に示すように、一実施形態において、各ユニットの筐体110は、外側筐体110Eと、この中に着脱自在に収容可能な内側筐体110Iとを含むものとしてもよい。外側筐体110Eは、箱型の形状を有するものであって、前面(図中の右側の面)が全体的に開口し、背面(図中の左側の面)に電線156(図4参照)を通す開口110Eが形成されたものとして、構成される。なお、一例として、図7には、外側筐体110Eの背面に2つの開口110Eが形成された例が示されている。
内側筐体110Iは、上面及び背面(図中の左側の面)が開口した箱型の形状を有するものとすることができる。この内側筐体110Iには、図4を参照して上述した加熱部150、搬送管120、筒部材160及び断熱材料170が少なくとも部分的に収容される。
各ユニット110の筐体を上述した外側筐体110E及び内側筐体110Iにより構成されるものとすることによって、内側筐体110Iを外側筐体110Eから摺動させて取り出すことにより、内側筐体110Iに収容された上記部品のメンテナンスを簡単に実行することができる。なお、内側筐体110Iを外側筐体110Eから容易に取り出すことができるように、内側筐体110Iの前面等に把手が取り付けられるようにしてもよい。
以上のように、本発明の様々な実施形態によれば、ユーザの保有する様々なアクアガス調理装置の各々に適合可能なアクアガス発生ユニットを提供することができる。
10 アクアガス調理装置
100、100−1、100−2、100−3 アクアガス発生ユニット
110 筐体
114 第1開口
116 第2開口
110I 内側筐体
110E 外側筐体
150 加熱部(ヒーター)
160 筒部材
170 断熱材
120 搬送管
122 一端
124 他端
130 取入管
132 入口
134 出口
140 分配管
142 入口
144、144a、144b 出口

Claims (7)

  1. アクアガスを発生させるアクアガス発生ユニットであって、
    同一の面に外部に連通する第1開口及び第2開口が形成された箱型状の筐体と、
    該筐体の内部に配置され、前記第1開口から前記第2開口に向かって延びる加熱部と、
    該加熱部に当接して該加熱部に沿って延びる搬送管であって、一端が前記筐体の前記第1開口を通って該筐体の外部に配置され、他端が前記筐体の前記第2開口を通って該筐体の外部に配置されている搬送管と、
    水又はアクアガスを取り入れる入口、及び、前記搬送管の前記一端に連通する出口を有する取入管と、
    前記搬送管の前記他端に連通する入口、及び、該入口に連通してアクアガスを放出する1又は複数の出口を有する分配管と、
    を具備し、
    当該アクアガス発生ユニットと同一の構成を有する1又は複数の他のアクアガス発生ユニットと組み合わせて用いることが可能である、ことを特徴とするアクアガス発生ユニット。
  2. 前記分配管の前記1又は複数の出口のうちの少なくとも1つの出口が、前記他のアクアガス発生ユニットの前記取入管の前記入口に接続される、請求項1に記載のアクアガス発生ユニット。
  3. 前記分配管の前記1又は複数の出口のうちの少なくとも1つの出口が、アクアガス調理装置に接続され該アクアガス調理装置に前記アクアガスを供給する、請求項1に記載のアクアガス発生ユニット。
  4. 前記分配管の前記1又は複数の出口のうちの少なくとも1つの出口が、前記他のアクアガス発生ユニットの前記分配管の前記1又は複数の出口のうちの少なくとも1つの出口とともに前記アクアガス調理装置に接続され、該アクアガス調理装置に前記アクアガスを供給する、請求項3に記載のアクアガス発生ユニット。
  5. 前記筐体が、該筐体の上面において、前記他のアクアガス発生ユニットの下面に形成された下面係合部に係合する上面係合部を有し、該上面係合部を前記下面係合部に係合させることによって、前記他のアクアガス発生ユニットを摺動自在に支持する、請求項1から請求項4のいずれかに記載のアクアガス発生ユニット。
  6. 前記筐体が、該筐体の下面において、前記他のアクアガス発生ユニットの上面に形成された上面係合部に係合する下面係合部を有し、該下面係合部を前記上面係合部に係合させることによって、前記他のアクアガス発生ユニットにより摺動自在に支持される、請求項1から請求項5のいずれかに記載のアクアガス発生ユニット。
  7. 前記筐体は、
    箱型の外側筐体と、
    該外側筐体に対して摺動自在に設けられ、該外側筐体の内部に挿入され又は該外側筐体の外部に引き出される箱型の内側筐体であって、前記加熱部及び前記搬送管を少なくとも部分的に収納する内側筐体と、
    を含む、請求項1から請求項6のいずれかに記載のアクアガス発生ユニット。
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