JPH07198103A - 蒸気発生装置 - Google Patents

蒸気発生装置

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JPH07198103A
JPH07198103A JP35134293A JP35134293A JPH07198103A JP H07198103 A JPH07198103 A JP H07198103A JP 35134293 A JP35134293 A JP 35134293A JP 35134293 A JP35134293 A JP 35134293A JP H07198103 A JPH07198103 A JP H07198103A
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JP
Japan
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closing plate
unit
unit container
container
heating
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Application number
JP35134293A
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English (en)
Inventor
Satoru Kobayashi
覚 小林
Eyumi Furuno
絵弓 古野
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F22STEAM GENERATION
    • F22BMETHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
    • F22B1/00Methods of steam generation characterised by form of heating method
    • F22B1/28Methods of steam generation characterised by form of heating method in boilers heated electrically

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸気発生能力の異なるものを安価に得ると共
に、清掃やメンテナンスの作業を簡単化する。 【構成】 胴部4の一端側開口部にフランジ状の連結部
5を一体に設けると共に他端側開口部を塞ぐように閉塞
板部6を固着することにより、単位容器1を構成する。
連結部5に、ねじ孔5aを設けると共に、Oリング9が
嵌込まれる環状溝5bを設ける。閉塞板部6に、ねじ孔
6bを設けると共に、Oリング9が嵌込まれる環状溝6
cを設け、さらに流出口7を設ける。単位容器1の内部
に鋼球10を収容し、外周部にヒータ11を設ける。複
数個の単位容器1を、連結部5と閉塞板部6とを相互に
突合せてねじ8により連結し、最端部の単位容器1の連
結部5に、流入口12を有する閉鎖板2を連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば蒸気調理装置に
用いられる蒸気発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の蒸気発生装置としては、ボイラ
内に水を貯留し、そのボイラを外部から電気ヒータやガ
ス等によって加熱する構成が一般的である(例えば特開
昭61−211620号公報)。ところが、このような
構成では、ボイラ内に所定量の水を貯留しておく必要が
あり、装置全体として大形化すると共に蒸気発生効率に
劣るという問題があった。そこで、本出願人は、次のよ
うな蒸気発生装置を既に開発して出願した(ただし、未
公開である)。これは、密閉された箱状をなす容器本体
内に、例えばステンレス製の多数個の鋼球を充填し、容
器本体の外側には電気ヒータを配設しており、容器本体
の一端及び他端には給液管及び蒸気供給ダクトを接続し
た構成である。これにて、ヒータによって容器本体及び
内部の鋼球が高温に加熱された状態で、容器本体内に給
液管から液体が供給されると、その液体が多数個の鋼球
によって形成された無数の分岐流路を通る際に加熱され
て蒸気が生成され、その蒸気が蒸気供給ダクトを通して
外部に供給されるようになるのである。従って、内部に
供給された液体は極めて広い面積で加熱され、小形且つ
高効率の蒸気発生が可能になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た蒸気発生装置にも次のような改善すべき点がある。す
なわち、蒸気発生能力(単位時間あたりの蒸気発生量)
が、主として容器本体の容積等により定まるので、蒸気
発生能力が種々に異なるものを得るためには、容積がそ
れぞれ異なる多種類の容器本体を用意しなければなら
ず、その分、製造コストが高くなってしまう。また、供
給する液体の種類・質等によっては、使用に伴い容器本
体内に汚れが蓄積することがあるが、例えば分解して鋼
球を取出すといったことが容易に行えないため、清掃や
メンテナンスが難しいという傾向もあった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、蒸気発生能力の異なるものを安価に得
ることができる蒸気発生装置を提供するところにあり、
また、更に清掃やメンテナンスを容易に行うことができ
る蒸気発生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、筒状をなす胴部の一端及び他端にそれぞ
れ液体出入口を有した単位容器と、この単位容器内に収
容されその内部に無数の分岐流路を形成する加熱体と、
この加熱体を加熱する加熱手段とから構成し、内部に加
熱体を収容した状態の単位容器の1個又は連結された複
数個によって蒸気発生装置を構成するようにした(請求
項1の発明)。
【0006】また、筒状をなす胴部の一端開口部に、フ
ランジ状をなす連結部を備えると共に、前記胴部の他端
開口部に、別の連結部に突合せ状態で連結可能とされる
と共に液体出入口を有する閉鎖板部を備えた単位容器
と、この単位容器内に収容されその内部に無数の分岐流
路を形成する加熱体と、この加熱体を加熱する加熱手段
と、前記連結部に連結されて前記単位容器の胴部の一端
開口部を塞ぐと共に液体出入口を有する閉鎖板とを具備
し、内部に前記加熱体を収容した状態の前記単位容器
を、1個又は複数個連結して構成すると共に、最端部に
位置する連結部に前記閉鎖板を連結して構成してもよい
(請求項2の発明)。
【0007】
【作用】請求項1の蒸気発生装置によれば、単位容器の
一端側の液体出入口から液体が流入すると、その液体
は、加熱手段により加熱された多数の加熱体によって構
成される無数の分岐流路を通りながら加熱され、蒸気と
なって他端側の液体出入口から流出する。この時、内部
に供給された液体は極めて広い面積で加熱されることに
なるから、装置全体として小形でありながら高効率の蒸
気発生が可能になる。また、単位容器の筒状の胴部の一
端及び他端に液体流入口及び液体流出口が形成されてい
るから、単位容器を単独で使用したり、これらを複数個
連結して使用することができる。このように単位容器の
使用個数を変更することにより、全体の容積を容易に変
更することができ、蒸気発生能力の異なる複数種類のも
のを容易に製造することができる。
【0008】また、請求項2の蒸気発生装置によれば、
両端部には、液体出入口を有する単位容器の閉鎖板部と
液体出入口を有する閉鎖板とが配置され、単位容器同士
は、連結部分に位置する閉鎖板部の液体出入口を介して
連通されるようになる。従って、両端のうち一方の液体
出入口を液体の流入口として液体を供給すれば、その液
体は、やはり加熱手段により加熱された加熱体によって
構成される分岐流路を通って加熱されながら、各単位容
器を他端側へ順に流れ、蒸気となって他端の液体出入口
から流出されるようになる。このとき、単位容器を連結
する個数を変更することにより、容積を容易に変更する
ことができるので、例えば1種類の単位容器により、蒸
気発生能力の異なる複数種類のものを容易に得ることが
できる。また、単位容器同士の連結を外すことにより、
分解して加熱体を取出すことが可能となるので、清掃や
メンテナンスの作業が簡単となる。
【0009】なお、この場合、連結部,閉鎖板部及び閉
鎖板の突合せ部分にOリング嵌込み用の環状溝を設ける
ようにすれば、突合せ部分にOリングを容易に組付ける
ことができ、単位容器同士の連結部分における水や蒸気
の漏れを防止する効果に一層優れるようになる。
【0010】
【発明の効果】このように、請求項1及び2の蒸気発生
装置によれば、相互に連結可能な単位容器を1個又は複
数個連結して構成するようにしたので、蒸気発生能力の
異なるものを安価に得ることができ、しかも特に請求項
2の構成によれば、更に、清掃やメンテナンスを容易に
行うことができるという優れた実用的効果を得ることが
できる。
【0011】
【実施例】
<第1実施例>以下、本発明の第1実施例について、図
1乃至図3を参照して説明する。図1及び図2は、1個
の単位容器1及び閉鎖板2を示すものであり、また、図
3は、例えば3個の単位容器1及び閉鎖板2から構成さ
れた本実施例に係る蒸気発生装置3を示している。ここ
で、まず、前記単位容器1は、筒状、例えば円筒状をな
す金属製の胴部4と、この胴部4の一端側(図で右端
側)の開口部に設けられた円形フランジ状の連結部5
と、前記胴部4の他端側(図で左端側)の開口部を塞ぐ
ように設けられた金属製の閉鎖板部6とから構成されて
いる。このうち、前記連結部5は胴部4に一体に設けら
れ、複数個のねじ孔5aが周方向に等間隔に形成されて
いる。また、この連結部5の外側(図で右側)の端面に
は、リング状をなすOリング嵌込み用の環状溝5bが形
成されている。
【0012】一方、前記閉鎖板部6は、前記連結部5と
同等の外径を有する円板状をなし、その内面側(図で右
面側)には、前記胴部4の開口端部の内側に嵌り込むよ
うな円形の嵌合部6aが若干量だけ凸となるように設け
られている。これにて、閉鎖板部6は、嵌合部6aを前
記胴部4に嵌込んだ形態で、その胴部4の図で左端開口
部を塞ぐようにして例えば溶接により固着されている。
また、この閉鎖板部6の外周側部分には、前記連結部5
のねじ孔5aに対応する複数個のねじ孔6bが形成さ
れ、さらに、外側(図で左側)の端面には、前記連結部
5の環状溝5bに対応するOリング嵌込み用の環状溝6
cが形成されている。そして、この閉鎖板部6には、図
1,2で上部に位置して、胴部4の内部に連通する液体
出入口としての流出口7が形成されている。
【0013】これにて、図3に示すように、単位容器1
は、前記連結部5の端面に他の単位容器1の閉鎖板部6
の端面が突合わされた状態で、両ねじ孔5a,6bに挿
通されるようにねじ8が締付けられることにより、相互
に連結可能とされているのである。このとき、両単位容
器1,1(胴部4,4)の内部は、流出口7を介して連
通状態とされる。また、この連結時には、突合せ面の両
環状溝5b,6c間に、Oリング9が配置されるように
なっている。そして、図1に示すように、前記単位容器
1(胴部4)内には、加熱体としてのステンレス製の多
数の鋼球10が収容されるようになっている。この鋼球
10は、前記連結部5側の開口部から単位容器1にほぼ
密に充填されるように収容され、これにて、単位容器1
内には無数の分岐流路が形成されるようになっている。
また、前記胴部4の外周部には、前記鋼球10を加熱す
るための加熱手段たる電気ヒータ11を巻き付けて設け
られている。
【0014】さらに、前記閉鎖板2は、前記閉鎖板部6
と同等の構成とされ、前記連結部5と同等の外径を有す
る円板状をなすと共に、外周側部分に前記連結部5のね
じ孔5aに対応する複数個のねじ孔2aを有し、さら
に、外側の端面に前記環状溝5bに対応するOリング嵌
込み用の環状溝2bを有して構成されている。そして、
この閉鎖板2には、図1,2で下部に位置して、液体出
入口としての流入口12が形成されている。従って、図
1に示すように、この閉鎖板2も、前記単位容器1の連
結部5に突合せ状態で連結可能とされているのである。
さて、図3には3個の単位容器1を連結した蒸気発生装
置3が示されている。この場合、例えば、まず図で左端
部に位置する単位容器1に鋼球10を収容した状態で、
中間部に位置する単位容器1を連結する。この連結作業
は、上述のように、左端部の単位容器1の連結部5に、
中間部の単位容器1の閉鎖板部6を突合せた状態でねじ
8を締付けることにより行われる。このとき、突合せ部
分には、環状溝5b,6cに嵌込まれてOリング9が設
けられる。
【0015】次に、中間部の単位容器1に鋼球10を収
容し、同様にして右端部の単位容器1を突合せ状態に連
結する。最後に、右端部の単位容器1に鋼球10を収容
した状態で、その単位容器1の開口部に同様にして閉鎖
板2を連結する。これにより、内部が流出口7によって
連通された蒸気発生装置3が得られるのである。また、
各単位容器1の流出口7及び閉鎖板2の流入口12の位
置は、いわゆる千鳥状をなすように上下に交互に配され
ている。この場合、蒸気が単位容器1内で上昇しながら
流れるという事情から、流入口12は下側に位置し、且
つ最端部の流出口7は上側に位置していることが望まし
い。
【0016】尚、図示はしないが、前記流入口12に
は、水を供給するための給水管が接続され、図で左端部
に位置する流出口7には、蒸気供給管が接続されるよう
になっている。また、各単位容器1及び閉鎖板2の連結
順序は、例えば上記とは逆とする等、様々な順序が考え
られる。上記のように構成された蒸気発生装置3におい
て、各ヒータ11によって各単位容器1及び内部の鋼球
10が高温に加熱された状態で、給水管から流入口12
を通して水が供給されると、その水が多数個の鋼球10
によって加熱されながら、鋼球10によって形成された
無数の分岐流路を通って図で左方に向けて流れる。この
とき、まず、その水(蒸気)は右端部の単位容器1内を
流れた後、連結部分の流出口7から中間部の単位容器1
内に流入され、中間部の単位容器1内を流れた後さらに
連結部分の流出口7から左端部の単位容器1内に流入さ
れ、左端部の単位容器1内を流れ、最終的には、完全に
蒸気となった状態で流出口7から排出されるようになっ
ているのである。
【0017】この蒸気発生装置3においては、容積が1
個の単位容器1の3倍となっているので、1個の単位容
器1から構成されるものと比べて、約3倍の蒸気発生能
力■(単位時間あたりの蒸気発生量)が得られる。この
とき、図示はしないが、単位容器1を連結する個数を2
個あるいは4個以上に変更することにより、容積を容易
に変更することができるので、1種類の単位容器1によ
り、蒸気発生能力の異なる複数種類の蒸気発生装置を容
易に得ることができるのである。また、供給する水の水
質によっては、使用に伴い単位容器1の内壁や鋼球10
の表面に水垢等の汚れが次第に付着することがある。こ
の場合には、次のようにしてメンテナンス作業を行えば
よい。まず、各ねじ8を連結部5から外すことにより、
全体を3個の単位容器1と1枚の閉鎖板2とに分解す
る。これにより、単位容器1内が大きく開口した状態に
なるから、単位容器1内から鋼球10を取出し、容器1
の内壁や鋼球10の表面を洗浄する。そして、洗浄後、
分解時とは逆の手順で蒸気発生装置の組立てを行えばよ
く、この際の組立作業も前述のように容易に行うことが
できる。
【0018】また、単位容器1同士の連結部分(連結部
5と閉鎖板部6あるいは閉鎖板2との突合せ部分)にお
いては、水や蒸気が漏れるおそれがあるが、本実施例で
は、突合せ部分にOリング9を配設したので、水や蒸気
の漏れ防止効果に優れる。さらには、各流出口7及び流
入口12を、いわゆる千鳥状に配置したことにより、水
及び蒸気の流れがジグザグ状となり、効率的な加熱を行
うことができる。このように本実施例によれば、単位容
器1を相互に連結して構成するようにしたので、従来の
ような蒸気発生能力が異なるものを得るためには容積が
それぞれ異なる多種類の容器本体を用意しなければなら
なかったものと異なり、蒸気発生能力の異なるものを安
価に得ることができるという優れた効果を得ることがで
きる。しかも、分解及び組立てが容易であり、清掃やメ
ンテナンスの作業を簡単に行うことができるものであ
る。
【0019】また、特に本実施例では、連結部5,閉鎖
板部6及び閉鎖板2の突合せ部分にOリング嵌込み用の
環状溝5b,6c及び2bを設け、Oリング9を組付け
るようにしたので、単位容器1同士の連結部分における
水や蒸気の漏れを防止する効果に極めて優れる。尚、上
記実施例では、3個の単位容器1を連結したものを例と
したが、複数個の単位容器1を連結するものに限らず、
図1に示したように、1個の単位容器1及び閉鎖板2か
ら蒸気発生装置を構成することも可能である。また、上
記実施例では、閉鎖板部6を別部材から構成して胴部4
に固着するようにしたが、胴部に一体に形成するように
しても良く、また、連結部を別部品から構成して胴部に
固着する構成としても良い。
【0020】<第2実施例>図4は本発明の第2の実施
例を示すものである。本実施例の蒸気発生装置は、上記
第1実施例と同様の単位容器1を3個縦方向に連結して
構成されており、下端部に位置する閉鎖板2の流入口1
2に、給水管21が接続され、上端部に位置する閉鎖板
部6の流出口7に蒸気供給管22が接続されている。こ
の構成によれば、上記第1実施例と同様の作用・効果が
得られると共に、発生した蒸気が上昇することに伴って
十分に加熱された後に流出口7から排出されることにな
り、湯滴が存在しない質の良い蒸気を供給することがで
きる利点が得られる。その他の点は第1実施例と同様で
あり、同一部分には同一符号を付して重複する説明は省
略する。
【0021】<第3実施例>図5は本発明の第3の実施
例を示すものであり、この実施例においては、単位容器
31を構成する胴部32が角筒状に構成されていると共
に、それに伴って連結部33,閉鎖板部34及び閉鎖板
35も矩形状に形成されている。かかる構成としても、
上記第1の実施例と同様の作用,効果を得ることができ
る。勿論、この場合でも、連結部33や閉鎖板部34に
Oリング収容溝36を設け、ここにOリング(図示せ
ず)を収容してもよい。 <第4実施例>図6は、本発明の第4の実施例を示すも
のである。本実施例の単位容器41が上記第1の実施例
の単位容器1と異なる点は、胴部42の構成にあり、本
実施例においては、胴部42の左端部の下面部に、排水
口42aを設けると共に、その排水口42aに排水パイ
プ43を接続するようにしている。また、前記排水口4
2aは金網44で覆われており、鋼球10が排水口42
aを塞いだり排水口42aから流出することを未然に防
止するようにしている。尚、排水パイプ43には図示し
ない排水弁が接続されている。その他の構成は第1実施
例と同様であり、同一部分に同一符号を付して重複する
説明を省略する。
【0022】かかる構成においては、蒸気発生装置の使
用時においては排水弁が閉じられ、上記第1の実施例な
どと同様に使用される。そして、蒸気発生装置(ヒータ
11)の停止後に、内部の温度が低下した状態で排水弁
を開くことにより、胴部42内に残留していた水や、残
留していた蒸気が冷やされて生じた結露水等を、排水口
42aから排水パイプ43を通して容易に排出すること
ができる。これにより、排水を容易に行うことができて
内部を清潔に保つことができる等の利点を得ることがで
きる。尚、排水パイプ43をポンプ等に接続してその吸
引力により排水を行うようにすれば、より効果的であ
る。
【0023】<他の実施例>なお、図6に示した例で
は、金網44により排水口42aを塞ぐようにしたが、
排水口を図7及び図8に示すように構成すれば、金網4
4を不要とすることができる。即ち、図7(A)に示し
た排水口45は、鋼球10よりも径小な円形孔を一部を
ラップさせながら横方向に複数個並べた形状をなし、図
7(B)に示した排水口46は、やはり鋼球10よりも
径小な円形孔を一部をラップさせながらジグザグ状に複
数個並べた形状をなしている。これによれば、図8に示
すように、鋼球10が、排水口45,46を構成してい
る円形孔の一部を塞ぐことがあっても、その鋼球10が
邪魔をしてその隣に位置する円形孔部分が塞がれること
がなくなり、排水口45,46が完全に閉鎖されること
が防止される。
【0024】また、図9には、上記した第4の実施例の
単位容器41を複数個連結して蒸気発生装置47を構成
した様子を示している。このとき、蒸気発生装置47
を、排水口42a側(図で左側)を下降傾斜するように
設ければ、残留水を排水口42a部分に集めることがで
き、排水パイプ43からの排水時の水切れを良好とする
ことができるものである。さらに、図10には、参考例
というべき蒸気発生装置51を示しており、このよう
に、1個の容器本体52から構成される蒸気発生装置5
1にあっても、排水パイプ53を設けることにより、排
水を容易に行うことができて内部を清潔に保つことがで
きる等の利点を得ることができる。
【0025】その他、本発明は上記し且つ図面に示した
実施例に限定されるものではなく、例えば次のように変
形して実施することができる。 (1)加熱体としては、鋼球10に限らず、多数のセラ
ミック粒体を集合させたものであってもよく、また、金
属やセラミックの多孔質部材であっても良く、これらで
も本発明に言う内部に無数の分岐流路を形成する加熱体
として機能させることができる。 (2)加熱手段としては、上記実施例のように単位容器
1の外側に電気ヒータ11を巻回した構成に限らず、単
位容器の内部にコイル状或いは箔状の電気ヒータを設け
たり、単位容器自体或いは加熱体自体に通電してそのジ
ュール熱を利用して加熱する構成でもよい。勿論、電気
ヒータに代えてガスによる加熱も採用でき、また、単位
容器の外側に配置した誘導コイルに高周波電流を流すこ
とにより、単位容器内の鋼球等の金属球体を直接に発熱
させるようにすれば、熱効率が向上して一段と効率を向
上させることができる。
【0026】(3)また、単位容器の分解が必要ないよ
うな場合には、単位容器内に加熱体を収容した状態で両
端部に端板を溶接して一体化し、各端板に形成した各液
体出入口を隣合う単位容器について連通させながら複数
の単位容器を連結する構成とすることもでき、この構成
も請求項1の発明に含まれる。 (4)また、十分な密閉度が得られるならば、Oリング
嵌込み用の環状溝5b,6c及び2b並びにOリング9
を省略することもできる等、本発明は要旨を逸脱しない
範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示すもので、単位容
器及び閉鎖板の縦断正面図
【図2】 単位容器及び閉鎖板の斜視図
【図3】 蒸気発生装置の正面図
【図4】 本発明の第2の実施例を示す蒸気発生装置の
正面図
【図5】 本発明の第3の実施例を示す斜視図
【図6】 本発明の第4の実施例を示す縦断正面図
【図7】 第4の実施例の変形例を示す排水口の平面図
【図8】 異なる実施例の排水口部分の側面図
【図9】 異なる実施例の蒸気発生装置の正面図
【図10】 参考例を示す蒸気発生装置の縦断正面図
【符号の説明】
1,31,41…単位容器 2,35…閉鎖板 2b,
5b,6c…環状溝 3,47…蒸気発生装置 4,3
2,42…胴部 5,33…連結部 6,34…閉鎖板
部 7…流出口(液体出入口) 9…Oリング 10…
鋼球(加熱体)11…ヒータ(加熱手段) 12…流出
口(液体出入口) 42a,45,46…排水口 43
…排水パイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなす胴部の一端及び他端にそれぞ
    れ液体出入口を有した単位容器と、この単位容器内に収
    容されその内部に無数の分岐流路を形成する加熱体と、
    この加熱体を加熱する加熱手段とからなり、内部に前記
    加熱体を収容した状態の前記単位容器の1個又は連結さ
    れた複数個からなることを特徴とする蒸気発生装置。
  2. 【請求項2】 筒状をなす胴部の一端開口部に、フラン
    ジ状をなす連結部を備えると共に、前記胴部の他端開口
    部に、別の連結部に突合せ状態で連結可能とされると共
    に液体出入口を有する閉鎖板部を備えた単位容器と、こ
    の単位容器内に収容されその内部に無数の分岐流路を形
    成する加熱体と、この加熱体を加熱する加熱手段と、前
    記連結部に連結されて前記単位容器の胴部の一端開口部
    を塞ぐと共に液体出入口を有する閉鎖板とを具備し、内
    部に前記加熱体を収容した状態の前記単位容器を、1個
    又は複数個連結して構成されると共に、最端部に位置す
    る連結部に前記閉鎖板を連結して構成されることを特徴
    とする蒸気発生装置。
JP35134293A 1993-12-28 1993-12-28 蒸気発生装置 Pending JPH07198103A (ja)

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JP35134293A JPH07198103A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 蒸気発生装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08121701A (ja) * 1994-10-24 1996-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蒸気発生装置
JP2015102308A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 タニコー株式会社 アクアガス発生ユニット
EP3572727A1 (en) * 2018-05-23 2019-11-27 LG Electronics Inc. Steam generator

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