JP2002098412A - 加熱貯湯装置 - Google Patents

加熱貯湯装置

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JP2002098412A
JP2002098412A JP2000291759A JP2000291759A JP2002098412A JP 2002098412 A JP2002098412 A JP 2002098412A JP 2000291759 A JP2000291759 A JP 2000291759A JP 2000291759 A JP2000291759 A JP 2000291759A JP 2002098412 A JP2002098412 A JP 2002098412A
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tank
pipe
heating medium
heating
heat exchanger
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JP2000291759A
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English (en)
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Hidenori Motooka
英典 本岡
Takao Morigaki
貴夫 森垣
Hiroshi Asakura
宏 朝倉
Hideo Ueda
英雄 植田
Takeshi Wakata
武志 若田
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Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンクと熱交換器との組み合わせによる加熱
貯湯装置を可及的にコンパクト化して省スペース化し、
同時に熱効率を少しでも向上させ、加熱媒体もしくは被
加熱媒体の漏出発生を加熱媒体の被加熱媒体への混入発
生以前のより早い段階で発見し得るようにする。 【解決手段】 入水管61、出湯管62が接続されたタ
ンク1bに、底壁14aに開口する凹状の空所2bを形
成し、空所内に熱交換器31を収容する。熱交換器とし
て、水配管4と冷媒配管5とを上下方向に交互に配置さ
せ、互いに面接触させた状態で螺旋状に巻回させて構成
する。水配管の上流端にタンク底部から水を導入する循
環往き管を、下流端にタンク頂部にお湯を戻す循環戻り
管を接続して水を下から上に流す。冷媒配管の上流端に
冷媒往き管51を、下流端に冷媒戻り管52を接続し、
加熱用冷媒を上から下に流す。面接触部分での接触伝熱
により水配管内の水を熱交換加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒等の加熱媒体
により水等の被加熱媒体を熱交換加熱して貯留するため
に用いられる加熱貯湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の加熱貯湯装置とし
て、図17に示すようなものが知られている。このもの
では、タンク100にはその底部に水を導入する入水管
61が接続され、頂部からお湯を導出する出湯管62が
接続されている。また、上記タンク100の底部には循
環ポンプ310を介装した循環配管320の上流端が接
続され、上記タンク100の頂部にはその循環配管32
0の下流端が接続されており、この循環配管320の途
中には熱交換器300が介装されている。この熱交換器
300には例えばヒートポンプ500等から冷媒が循環
供給され、上記循環ポンプ310の作動により循環配管
320を通して熱交換器300に導入されたタンク底部
の水が上記冷媒により熱交換加熱され、加熱されて昇温
したお湯が循環配管320の下流端を通してタンク頂部
に戻されるようになっている。このタンク頂部に溜めら
れたお湯が上記出湯管62を通して台所や洗面所のカラ
ン等に給湯されたり、浴槽に注湯されたりして利用され
るようになっている。そして、このような加熱貯湯装置
は、熱効率を考慮して図18に示すように上記タンク1
00と熱交換器300とが共に同じハウジングH′内に
収容されて設置されている。以上のような加熱貯湯装置
は例えばコージェネレーション(熱電併給)システム等
において用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
加熱貯湯装置においては、タンク100と熱交換器30
0とが個別に構成され上記熱交換器300がタンク10
0の側部位置に併設された状態で一つのハウジングH′
により内包されているため、無駄な空間をも含んでハウ
ジングH′の外形形状がタンク形状に比して極めて大き
いものとなり、コンパクト化の要請に反する結果を招く
ことになる。
【0004】また、同じハウジングH′内に配設されて
はいても、熱交換器300がタンク100の側部位置に
個別に併設されているため、それだけ循環配管320の
管路長が長くなり、熱交換加熱後のお湯がタンク頂部に
戻されるまでの間の放熱により熱効率の低下をも招くこ
とになる。
【0005】その上に、熱交換器300内では冷媒と水
とが1枚の隔壁を隔てた状態で熱交換される構造となっ
ているため、万が一、上記隔壁に孔が明くと熱交換器3
00内で知らぬ間に冷媒が水に混入してしまうことにな
る。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、タンクと熱交
換器との組み合わせによる加熱貯湯装置を可及的にコン
パクト化して省スペース化することにある。併せて、コ
ンパクト化すると同時に熱効率を少しでも向上させ、ま
た、加熱媒体もしくは被加熱媒体の漏出発生をその加熱
媒体の被加熱媒体への混入発生以前のより早い段階で発
見し得るようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、熱交換器をタンクに内蔵もしくは抱き合
わせ構造にすることにより両者を一体化する、あるい
は、熱交換器自体を省略して加熱媒体によりタンクを直
接的に加熱し得るようにしたものである。
【0008】具体的には、請求項1に係る発明は、加熱
媒体が流される加熱媒体配管と、被加熱媒体が流される
被加熱媒体配管と、上記加熱媒体配管及び被加熱媒体配
管により加熱媒体及び被加熱媒体がそれぞれ通されて上
記被加熱媒体を熱交換加熱する熱交換器と、この熱交換
器により加熱された被加熱媒体を貯留するタンクとを備
えた加熱貯湯装置を対象として、上記タンクとして外面
の一部に開口するよう仕切られた空所を備えるものと
し、上記熱交換器を上記空所内に内蔵された状態で上記
タンクと一体的に配設したものとするものである。ここ
で、上記「空所」としては、タンクの外壁面を内方側に
凹まして形成した窪み(凹所)、あるいは、タンクの一
側から他側にかけて貫通させて両側に開口させた貫通孔
状の空所のいずれでもよい。また、上記「タンク」は略
円筒状、略角筒状、略多角筒状、略球状あるいはドーナ
ッツ状のいずれの形状でもよい。さらに、「加熱媒体」
としては、例えばヒートポンプにより供給される加熱用
冷媒もしくは他のシステム等から供給される高温水等が
挙げられ、「被加熱媒体」としては例えば水等の加熱媒
体よりも低温の流体が挙げられる。上記のタンク、加熱
媒体、被加熱媒体の各解釈については、以下の請求項
2、請求項6もしくは請求項7の場合もそれぞれ同じで
ある。
【0009】本請求項1によれば、熱交換器がタンクの
空所内に収容された状態になるため、これらをハウジン
グにより内包するにしてもそのハウジングの必要サイズ
はタンクの外形サイズとほぼ同様ですみ、タンクと熱交
換器との組み合わせからなる加熱貯湯装置全体のサイズ
をタンクと熱交換器とが別々に併設された従来装置の場
合と比べ無駄な空間の存在を省略して大幅にコンパクト
にし得る。加えて、熱交換器に通される被加熱媒体配管
の長さも上記の従来装置の場合よりも短くし得るため、
熱交換加熱された後の放熱がより低減されて熱効率の向
上をも図り得る。
【0010】請求項2に係る発明は、加熱媒体が流され
る加熱媒体配管と、被加熱媒体が流される被加熱媒体配
管と、上記加熱媒体配管及び被加熱媒体配管により加熱
媒体及び被加熱媒体がそれぞれ通されて上記被加熱媒体
を熱交換加熱する熱交換器と、この熱交換器により加熱
された被加熱媒体を貯留するタンクとを備えた加熱貯湯
装置を対象として、上記熱交換器を、上記タンクの外周
側位置においてそのタンクの外周囲を囲んだ状態で上記
タンクと一体的に配設したものとするものである。ここ
で、上記熱交換器はタンクの上部側範囲、下部側範囲あ
るいは上下方向の略全範囲のいずれかの外周囲を囲むよ
うに配設すればよい。
【0011】本請求項2によれば、熱交換器がタンクの
外周囲を囲んだ状態で配設されているため、これらをハ
ウジングにより内包するにしてもそのハウジングの必要
サイズはタンクの外周サイズに上記熱交換器の分だけ拡
大したものとほぼ同様ですみ、タンクと熱交換器との組
み合わせ全体の容積を上記の従来装置の場合と比べ大幅
にコンパクトにし得る。
【0012】以上の請求項1又は請求項2におけるタン
クを略円筒状に形成し、熱交換器を上記タンクの筒軸と
同軸に配設するようにしてもよい(請求項3)。このよ
うにすることにより、タンクと熱交換器との組み合わせ
全体の容積の低減化を効率よく実現し得ることになる。
すなわち、請求項1に適用した場合には、空所は上記筒
軸に沿って延びた図1(b)に示すような凹状空所もし
くは図1(a)に示すような貫通孔状空所のものか、あ
るいは、タンクの上下方向中間位置で外周面に開口する
周溝状空所となり、このような空所に対し熱交換器が内
蔵されることになる。また、請求項2に適用した場合に
は、熱交換器は図2(a)に示すようにタンクの上下方
向の略全範囲を囲むドーナッツ環状もしくは図2(b)
に示すような上下方向の一側範囲を囲むドーナッツ環状
となる。
【0013】また、上記の請求項1又は請求項2におけ
るタンクを略円筒状に形成し、熱交換器として、加熱媒
体配管と被加熱媒体配管とを互いに面接触した状態で対
をなしかつその対をなした上記加熱媒体配管及び被加熱
媒体配管を上記タンクの筒軸方向一側から他側に向けて
螺旋状に巻回して構成するようにしてもよい(請求項
4)。このようにした場合には、請求項1又は請求項2
によるコンパクト化に加え、熱交換加熱における熱効率
の大幅向上と、加熱媒体の被加熱媒体への混入防止及び
万一の加熱媒体の漏出発生の場合の早期発見とを可能と
し得ることになる。すなわち、加熱媒体配管と被加熱媒
体配管とが互いに面接触した状態で対をなして螺旋状に
巻回されているため、被加熱媒体配管内の被加熱媒体は
上記面接触部分の両配管壁を介した接触伝熱により上記
巻回された部分の全長にわたり熱交換加熱を受けること
になる。加えて、加熱媒体と被加熱媒体とは上記面接触
部分において加熱媒体配管と被加熱媒体配管との両配管
壁により隔てられているため、たとえ加熱媒体配管のい
ずれの部分に孔明きが生じたとしても加熱媒体が被加熱
媒体に混入することはなく、しかも上記面接触部分以外
の部位に孔明きが生じた場合には加熱媒体が外部に漏出
することになり、その漏出発生を視覚や検知装置等によ
り早期に発見し得ることになる。
【0014】加えて、上記請求項4における熱交換器に
おいて、螺旋状に巻回された状態の加熱媒体配管及び被
加熱媒体配管の筒軸方向に相隣接する部位を互いに面接
触させるようにしてもよい(請求項5)。このようにす
ることにより、熱交換器での熱交換加熱に対する熱効率
のより一層の向上が図られる。すなわち、この請求項5
の場合にはタンクの筒軸方向に対し交互に相隣接する加
熱媒体配管と被加熱媒体配管との全てが面接触すること
になるため、請求項4における対をなした加熱媒体配管
から被加熱媒体配管への一方向の熱交換加熱に加えて、
巻回状態の加熱媒体配管からこれに筒軸方向両側でそれ
ぞれ面接触する両方の被加熱媒体配管に対し二方向の熱
交換加熱が実現されることになる。
【0015】なお、請求項4の如き面接触状態を実現す
るには、加熱媒体配管及び被加熱媒体配管の少なくとも
いずれか一方の外周面の一部を他方の外周面の一部と密
に接触し得る湾曲部分もしくは平面部分を形成すればよ
い。また、請求項5の如き面接触状態を実現するには加
熱媒体配管及び被加熱媒体配管の双方の各一部に互いに
他方と密に接触し得る平面部分を形成するようにすれば
よい。
【0016】請求項6に係る発明は、加熱媒体が流され
る加熱媒体配管と、被加熱媒体を貯留するタンクとを備
え、上記加熱媒体配管をその外周面が上記タンクの外周
面と面接触した状態でそのタンクの外周面に沿って一側
から他側に向けて螺旋状に巻回して配設し、上記タンク
内の被加熱媒体が加熱媒体配管内の加熱媒体により熱交
換加熱されるように構成したものである。
【0017】本請求項6によれば、従来装置における熱
交換器自体を省略して大幅なコンパクト化が図られる上
に、加熱媒体配管によりタンク内の被加熱媒体を直接的
に熱交換加熱することが可能になり大幅な熱効率の向上
が図られる。すなわち、タンク内の被加熱媒体が加熱媒
体配管内の加熱媒体から面接触部分の配管壁及びタンク
壁を介して接触伝熱を受けることにより直接的に熱交換
加熱されることになる。このため、従来装置ではタンク
と熱交換器とを個別に設置していたところ、その熱交換
器を省略することが可能になる上に、タンクの外周面に
対し面接触状態で巻回されることによりタンクと融合さ
れた加熱媒体配管によってタンク内の被加熱媒体への熱
交換加熱を直接的に行い得る。加えて、加熱媒体の被加
熱媒体への混入防止及び万一の加熱媒体の漏出発生の場
合の早期発見とを可能とし得ることになる。なお、上記
の如く面接触させるには、タンクの外周面に対し加熱媒
体配管の外周面形状に合致する内面形状を有し螺旋状に
延びる凹溝を形成し、この凹溝の内面に上記加熱媒体配
管を密着させて配設させるようにすればよい。
【0018】請求項7に係る発明は、加熱媒体が流され
る加熱媒体配管と、被加熱媒体を貯留するタンクとを備
え、上記タンクに外面の一部に開口するよう仕切られた
空所を備え、上記加熱媒体配管をその外周面が上記空所
を構成するタンクの内周面と面接触した状態でその内周
面に沿って一側から他側に向けて螺旋状に巻回されて配
設し、上記タンク内の被加熱媒体が加熱媒体配管内の加
熱媒体により熱交換加熱されるように構成したものであ
る。
【0019】本請求項7によれば、請求項6の場合と同
様に従来装置における熱交換器自体を省略して大幅なコ
ンパクト化が図られる上に、加熱媒体配管によりタンク
内の被加熱媒体を直接的に熱交換加熱することが可能に
なり大幅な熱効率の向上が図られる。すなわち、タンク
内の被加熱媒体が加熱媒体配管内の加熱媒体から面接触
部分の配管壁及び空所を構成するタンク壁を介して接触
伝熱を受けることにより直接的に熱交換加熱されること
になる。このため、請求項6の場合と同様に熱交換器を
省略することが可能になる上に、空所を構成するタンク
壁に対し面接触状態で融合された加熱媒体配管によりタ
ンク内の被加熱媒体への熱交換加熱を直接的に行い得
る。加えて、請求項6の場合と同様に加熱媒体の被加熱
媒体への混入防止及び万一の加熱媒体の漏出発生の場合
の早期発見とを可能とし得ることになる。なお、上記の
如く面接触させるには、請求項6の場合と同様構成の凹
溝を空所の内周面に対し形成し、この凹溝の内面に上記
加熱媒体配管を密着させて配設させるようにすればよ
い。
【0020】なお、上記請求項6又は請求項7における
タンクを略円筒状に形成し、加熱媒体配管をタンクの筒
軸を中心軸として螺旋状に巻回させるようにしてもよい
(請求項8)。このようにすることにより、熱交換加熱
の均一化及び効果的なコンパクト化が図られる。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1〜請求
項8に係る各加熱貯湯装置によれば、タンクと熱交換器
との組み合わせからなる加熱貯湯装置において省スペー
ス化を実現してコンパクト化を図ることができる上に、
熱交換加熱における熱効率の向上を図ることができる。
【0022】特に、請求項4によれば、上記熱交換加熱
における熱効率の大幅向上と、加熱媒体の被加熱媒体へ
の混入防止の確実化と、万一の加熱媒体の漏出発生の場
合の早期発見とを共に実現することができる。加えて、
請求項5によれば、上記熱交換加熱における熱効率をよ
り一層向上させることができる。
【0023】また、請求項6、請求項7又は請求項8に
よれば、加熱媒体配管を用いてタンク内の被加熱媒体を
直接的に熱交換加熱することができ、これにより、従来
装置における熱交換器を省略して大幅なコンパクト化が
得られる上に、熱交換加熱における熱効率を可及的に向
上させることができる。加えて、加熱媒体の被加熱媒体
への混入防止の確実化と、万一の加熱媒体の漏出発生の
場合の早期発見とを共に実現することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0025】<第1実施形態>図1(a),(b)は本
発明の第1実施形態に係る加熱貯湯装置の概念図を示
し、共にタンク1a,1bに形成した空所2a,2bに
熱交換器3a,3bを内蔵させたものである。
【0026】図1(a)のタンク1aは外周壁11、内
周壁12a、ドーナッツ環状の頂壁13a及び底壁14
aにより形成された平面視でドーナッツ環状の円筒形状
を有しており、上記内周壁12aにより仕切られて頂壁
13a及び底壁14aにそれぞれ開口する貫通孔状の空
所2aが形成されている。そして、この空所2a内に熱
交換器3aが収容された状態で配設されている。
【0027】また、図1(b)のタンク1bは外周壁1
1、内周壁12b、上壁12c、頂壁13b及びドーナ
ッツ環状の底壁14aにより形成された円筒形状を有し
ており、上記内周壁12b及び上壁12cにより仕切ら
れて底壁14aに開口する凹状の空所2bが形成されて
いる。そして、この空所2b内に熱交換器3bが収容さ
れた状態で配設されている。
【0028】上記のいずれのタンク1a,1bにも底部
に対し被加熱媒体としての水を導入する入水管(図示省
略)と、頂部からお湯を給湯栓等に導出する出湯管(図
示省略)とが接続されている。また、上記のいずれの熱
交換器3a,3bにも加熱媒体としての冷媒がヒートポ
ンプ(図示省略)から循環供給されるようになってい
る。さらに、タンク1a,1bと熱交換器3a,3bと
の間には、タンク1a,1bの底部から水を熱交換器3
a,3bに供給する循環往き管(図示省略)と、熱交換
器3a,3bで熱交換加熱されたお湯をタンク1a,1
bの頂部に戻す循環戻り管(図示省略)とが配設されて
いる。
【0029】上記熱交換器3a,3bとしては、いずれ
の形式・構造を有するものを適用してもよく、循環供給
される冷媒と、上記循環往き管により供給される水との
間で熱交換して水を熱交換加熱するようになっている。
【0030】以上の加熱貯湯装置によれば、熱交換器3
a,3bがタンク1a,1bに内蔵されているため、熱
交換器とタンクとを別々に設置する従来装置の場合に比
べ省スペース化を実現して全体の容積を大幅にコンパク
トにすることができる。ここで図1(b)の例において
タンク1bと熱交換器3bとを図2に示すようにハウジ
ングH内に内包する場合を考えると、この場合のハウジ
ングHは図18に示す従来装置の場合のハウジングH′
と比べ点線のハッチングで示すスペースRを省略するこ
とができ、それだけコンパクト化することができる。な
お、図2(b)中41は上記の循環往き管、42は循環
戻り管、51はヒートポンプから循環供給される冷媒の
冷媒往き管、52はその冷媒の冷媒戻り管である。
【0031】また、上記の循環往き管や循環戻り管の長
さも上記の従来装置の場合に比べ短縮することができ、
これにより、特に循環戻り管による放熱を抑制もしくは
低減させて熱効率の向上をも併せて図ることができる。
【0032】<第2実施形態>図3(a),(b)は本
発明の第2実施形態に係る加熱貯湯装置の概念図を示
し、共にタンク1c,1dの外周囲を囲むように熱交換
器3c,3dを配設したものである。
【0033】図3(a)のタンク1cは外周壁11、頂
壁13及び底壁14により形成された円筒形状を有して
おり、上記外周壁11を外周囲から囲むようにドーナッ
ツ環状の熱交換器3cが配設されている。
【0034】また、図3(b)のタンク1dは下側位置
の大径の外周壁11a、上側位置の小径の外周壁11
b、これら両外周壁を接続するドーナッツ環状の段差壁
11c、頂壁13及び底壁14により形成された段差付
き円筒形状を有しており、上記小径の外周壁11bを外
周囲から囲むようにドーナッツ環状の熱交換器3dが配
設されている。
【0035】つまり、熱交換器3cは外周壁11の上下
方向の略全範囲を覆うように形成され、熱交換器3dは
タンク1dの上側部分を覆うように形成されかつ熱交換
器3dの外径が大径の外周壁11aとほぼ同じになるよ
うに形成されている。
【0036】そして、上記のいずれのタンク1c,1d
にも第1実施形態と同様に入水管及び出湯管(いずれも
図示省略)が接続され、上記のいずれの熱交換器3c,
3dにも加熱媒体としての冷媒がヒートポンプ(図示省
略)から循環供給され、また、タンク1c,1dと熱交
換器3c,3dとの間には循環往き管及び循環戻り管
(いずれも図示省略)が配設されている。
【0037】また、この第2実施形態の熱交換器3c,
3dについても、いずれの形式・構造を有するものを適
用してもよく、循環供給される冷媒と、上記循環往き管
により供給される水との間で熱交換して水を熱交換加熱
するようになっている。
【0038】以上の加熱貯湯装置によれば、熱交換器3
c,3dがタンク1c,1dの外周囲を囲むように抱き
合わせの状態で配設されているため、熱交換器とタンク
とを別々に設置する従来装置の場合に比べ省スペース化
を実現して全体の容積を大幅にコンパクトにすることが
できる。また、この場合においても、上記循環往き管や
循環戻り管の長さを上記の従来装置の場合に比べれば短
縮することができ、これにより、特に循環戻り管による
放熱を抑制もしくは低減させて熱効率の向上をも図るこ
とができる。
【0039】<第3実施形態>図4は第3実施形態に係
る加熱貯湯装置を示し、この第3実施形態は図1(b)
に示した第1実施形態に属する技術思想の内、熱交換器
3bについてより具体化した形態を示すものである。な
お、図1(b)に示す第1実施形態と同じ構成要素につ
いては第1実施形態と同じ符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0040】この第3実施形態の熱交換器31は、被加
熱媒体配管としての水配管4と、加熱媒体としての冷媒
配管5とを用いて構成したものである。すなわち、上記
水配管4は、タンク1bの底部に連通されてタンク1b
内の水が流される循環往き管41(図5も併せて参照)
と、この水が熱交換器31で熱交換加熱された後のお湯
をタンク1bの頂部に戻す循環戻り管42との間に連通
接続されたものである。また、上記冷媒配管5は図示省
略のヒートポンプからの冷媒往き管51と、冷媒戻り管
52との間に連通接続されたものである。
【0041】そして、上記水配管4と冷媒配管5とが上
下に重ね合わされて対をなした状態でタンク1bの筒軸
Zを中心として内周壁12bの内径よりも僅かに小さい
外径で螺旋状に上下方向に巻回されている。つまり、水
配管4と冷媒配管5とが上下方向に交互に配置された状
態で巻回されている。加えて、上記水配管4と冷媒配管
5とは共に図6に示すように扁平形状とされて両上下部
にそれぞれ平面部43,43,53,53が形成されて
おり、上下にそれぞれ隣接する水配管4と冷媒配管5と
が上記平面部43と53とにより互いに密に面接触され
ている。
【0042】上記の面接触部分の両平面部43,53を
介した接触伝熱により冷媒配管5内の冷媒から水配管4
内の水が熱交換加熱を受けて昇温されるようになってい
る。このような水配管4及び冷媒配管5は例えば銅管等
の熱伝導及び成形性の良好な材料により形成すればよ
い。また、水配管4には循環往き管41から水が下から
上に流され、昇温されたお湯が循環戻り管42を通して
タンク1bに戻される一方、冷媒配管5には冷媒往き管
51から冷媒が上から下に流され、熱交換により低温と
なった冷媒が冷媒戻り管52から戻されるようになって
いる。つまり、水と冷媒とが対向流配置とされて熱交換
加熱の効率化が図られている。加えて、この対向流配置
は、冷媒配管5に冷媒を上から下に流すことにより水配
管4内の水が熱交換加熱されて対流により下から上に流
されてタンク1b内との間で強い循環流を生じさせるこ
とにもなる。これにより、従来装置(図17参照)では
必要とされている循環ポンプの省略が可能となる。この
ような点については、以下の第4〜第6の各実施形態に
おいても同じである。
【0043】なお、図4中61は第1実施形態で説明し
た入水管、62は同じく出湯管である。
【0044】以上の第3実施形態における熱交換器31
によれば、空所2bに配設する熱交換器3bとして熱効
率のより高いものとすることができ、タンク1b内の水
に対する熱交換加熱をより効率よく行うことができるよ
うになる。しかも、熱交換器31内で水と冷媒とは水配
管4及び冷媒配管5の両管壁を介して隔てられているた
め、冷媒配管5にたとえ孔明きが生じて冷媒が漏出する
事態が発生したとしても、水配管4内の水に混入するこ
とを確実に防止することができる上に、外部からその漏
出発生を視認することにより早期に発見することができ
るようになる。
【0045】<第4実施形態>図7は第4実施形態に係
る加熱貯湯装置を示し、この第4実施形態は図1(a)
に示した第1実施形態に属する技術思想の内、熱交換器
3aについてより具体化した形態を示すものである。な
お、図1(a)に示す第1実施形態もしくは第3実施形
態と同じ構成要素については第1もしくは第3実施形態
と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
【0046】この第4実施形態の熱交換器32は、貫通
孔状の空所12a内に収容されるよう高さが異なる点を
除き、第3実施形態の熱交換器31と同様構成の水配管
4と冷媒配管5とにより構成されている。すなわち、上
下に平面部43,43(図6参照)を有する扁平形状の
水配管4と、同じく上下に平面部53,53を有する扁
平形状の冷媒配管5とが上下に交互に密に面接触した状
態を保ちながら螺旋状に巻回され、タンク1aの頂壁1
3aと底壁14aとの上下間の空所2a内に収容された
状態で配設されている。
【0047】そして、上記熱交換器32を構成する水配
管4の上流端40aがタンク1aの底部からの循環往き
管41に、下流端40bが循環戻り管42にそれぞれ連
通接続されている。加えて、上記熱交換器32を構成す
る冷媒配管5の上流端50aが図示省略のヒートポンプ
からの冷媒往き管51に、下流端50bが冷媒戻り管5
2にそれぞれ連通接続されている。つまり、第3実施形
態と同様に上記水配管4には水が下から上に流され、冷
媒配管5には冷媒が上から下に流されるという対向流配
置とされ、冷媒により水が熱交換加熱されるようになっ
ている。
【0048】なお、図7では図示を省略しているがタン
ク1aには入水管及び出湯管がそれぞれ接続されてい
る。
【0049】<第5実施形態>図8は第5実施形態に係
る加熱貯湯装置を示し、この第5実施形態は図3(b)
に示した第2実施形態に属する技術思想の内、熱交換器
3dについてより具体化した形態を示すものである。な
お、図3(b)に示す第2実施形態もしくは第3実施形
態と同じ構成要素については第2もしくは第3実施形態
と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
【0050】この第5実施形態の熱交換器33は、第3
実施形態の熱交換器31と同様構成の水配管4と冷媒配
管5とにより構成され、段差壁11cの平面投影部分で
あって小径の外周壁11bの外周囲を囲むように拡径さ
れている点で上記第3実施形態の熱交換器31とは異な
る。すなわち、上下に平面部43,43(図6参照)を
有する扁平形状の水配管4と、同じく上下に平面部5
3,53を有する扁平形状の冷媒配管5とが上下に交互
に密に面接触した状態を保ちながら螺旋状に巻回され、
タンク1dの段差壁11cから頂壁13よりもやや上方
位置までの上下範囲において外周壁11bの外周囲を覆
うように配設されている。
【0051】そして、上記熱交換器33を構成する水配
管4の上流端40aがタンク1dの底部からの循環往き
管41に接続され、下流端40bから延びる循環戻り管
42がタンク1dの頂壁13に接続されている。加え
て、上記熱交換器33を構成する冷媒配管5の上流端5
0aが図示省略のヒートポンプからの冷媒往き管に、下
流端50bが冷媒戻り管(図示省略)にそれぞれ連通接
続されている。つまり、第3実施形態と同様に上記水配
管4には水が下から上に流され、冷媒配管5には冷媒が
上から下に流されるという対向流配置とされ、冷媒によ
り水が熱交換加熱されるようになっている。
【0052】なお、図8では図示を省略しているがタン
ク1dには入水管及び出湯管がそれぞれ接続されてい
る。
【0053】<第6実施形態>図9は第6実施形態に係
る加熱貯湯装置を示し、この第6実施形態は図3(a)
に示した第2実施形態に属する技術思想の内、熱交換器
3cについてより具体化した形態を示すものである。な
お、図3(a)に示す第2実施形態もしくは第3実施形
態と同じ構成要素については第2もしくは第3実施形態
と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
【0054】この第6実施形態の熱交換器34は、第5
実施形態の熱交換器33と同様構成の水配管4と冷媒配
管5とにより構成され、外周壁11の外周囲をその高さ
方向のほぼ全範囲を覆うように配設されている点で上記
第5実施形態の熱交換器33とは異なる。すなわち、上
下に平面部43,43(図6参照)を有する扁平形状の
水配管4と、同じく上下に平面部53,53を有する扁
平形状の冷媒配管5とが上下に交互に密に面接触した状
態を保ちながら螺旋状に巻回され、タンク1cの外周壁
11の上下方向のほぼ全範囲において外周壁11bの外
周囲を覆うように配設されている。
【0055】そして、上記熱交換器34を構成する水配
管4の上流端40aがタンク1cの底部からの循環往き
管41に、下流端40bがタンク1cの頂部への循環戻
り管42にそれぞれ接続されている。加えて、上記熱交
換器34を構成する冷媒配管5の上流端50aが図示省
略のヒートポンプからの冷媒往き管に、下流端50bが
冷媒戻り管(図示省略)にそれぞれ連通接続されてい
る。つまり、第3実施形態と同様に上記水配管4には水
が下から上に流され、冷媒配管5には冷媒が上から下に
流されるという対向流配置とされ、冷媒により水が熱交
換加熱されるようになっている。
【0056】なお、この第6実施形態の熱交換器34を
構成する水配管4と冷媒配管5との相互の面接触を強固
に維持させるために、上記熱交換器34の上面側と下面
側とにそれぞれドーナッツ板状の押さえ部材を配置し、
両押さえ部材を周方向に互いに離れた複数位置でタイロ
ッド等により上下方向に互いに緊結した状態にするよう
にしてもよい。
【0057】また、図9では図示を省略しているがタン
ク1cには入水管及び出湯管がそれぞれ接続されてい
る。
【0058】<第7実施形態>図10は第7実施形態に
係る加熱貯湯装置を示し、この第7実施形態は加熱媒体
配管自体によりタンク内の被加熱媒体を直接に熱交換加
熱するようにして熱交換器自体及び上記被加熱媒体の循
環配管の存在を省略したものである。
【0059】図10において、7aは被加熱媒体として
の水が図示省略の入水管から底部に入水される円筒状の
タンク、8aは加熱媒体配管としての冷媒配管であり、
この冷媒配管8aは上記タンク7aの外周壁71aの外
周面に対し面接触を維持しつつ巻回されている。
【0060】すなわち、上記タンク7aは図11に示す
ように外周壁71a、頂壁72a及び底壁73aにより
円筒状に形成され、上記外周壁71aにはその外周面に
螺旋状に連続する凹溝711が形成されている。この凹
溝711はその周面が図12に示すように上記冷媒配管
8aの外周面の一部(例えば1/3〜1/2)と合致す
る形状に形成され、この凹溝711内に上記冷媒配管8
aが内嵌されて互いに密に面接触した状態で上記凹溝7
11に沿って螺旋状に巻回されている。
【0061】そして、上記冷媒配管8aの上流端80a
が図示省略のヒートポンプからの冷媒往き管と接続さ
れ、下流端80bが同じく図示省略の冷媒戻り管と接続
され、上記ヒートポンプから循環供給される加熱用の冷
媒が上流端80aから下流端80bまでタンク7aの外
周壁71aに沿って上から下に流されるようになってい
る。
【0062】この第7実施形態の場合、上記冷媒配管8
aに冷媒が循環供給されると、その冷媒の熱が上記面接
触部分の冷媒配管8aの管壁及びタンク7aの外周壁7
1aを介して接触伝熱され、これにより、タンク7a内
の水が熱交換加熱されることになる。つまり、タンク7
a内の水が上記冷媒配管8a内の冷媒により直接的に加
熱されることになる。この加熱により昇温したお湯がタ
ンク7aの頂部に溜まり、そのお湯がタンク7aの頂部
に接続された図示省略の出湯管を通して出湯されて給湯
等に利用されることになる。
【0063】この場合、従来装置(図17及び図18参
照)と比べ、熱交換器及びこの熱交換器に対する循環配
管の存在を共に省略することができ大幅なコンパクト化
を図ることができる上に、直接的な熱交換加熱によりタ
ンク7a内の水の昇温についての大幅な熱効率の向上を
図ることができる。加えて、第3実施形態等と同様に冷
媒配管8aから冷媒の漏出が万一発生してもタンク7a
内の水への混入を抑制・防止することができる上に、漏
出発生の容易かつ早期の発見を実現することができる。
また、凹溝711によりタンク7aの剛性増大化をも図
ることができるようになる。
【0064】なお、冷媒配管8aへの冷媒の供給方向を
上から下へとしたのは、タンク7a内の温度分布として
頂部により高温の湯水がたまり、底部により低温の湯水
がたまるため、熱交換加熱を有効に行う上で冷媒との間
の温度差を維持するためであるが、熱交換加熱を有効に
行い得るのであれば、冷媒の供給方向を下から上にして
もよい。
【0065】<第8実施形態>図13は第8実施形態に
係る加熱貯湯装置を示し、この第8実施形態は第7実施
形態と同様に加熱媒体配管自体によりタンク内の被加熱
媒体を直接に熱交換加熱するようにして熱交換器自体及
び上記被加熱媒体の循環配管の存在を省略したものであ
る。
【0066】図13において、7bは被加熱媒体として
の水が図示省略の入水管から底部に入水されるドーナッ
ツ環状の円筒状タンク、8bは加熱媒体配管としての冷
媒配管であり、この冷媒配管8bは上記タンク7bの内
周壁74bに対し面接触を維持しつつ巻回されている。
【0067】すなわち、上記タンク7bは外周壁71
b、上下に開口する貫通孔状の空所2aを区画形成する
内周壁74b、ドーナッツ環状の頂壁72b及び底壁7
3bにより形成され、上記内周壁74bには空所2aに
臨む周面に螺旋状に連続する凹溝741が形成されてい
る。そして、この凹溝741の周面が第7実施形態の場
合(図12参照)と同様に上記冷媒配管8bの外周面の
一部と合致する形状に形成され、この凹溝741内に上
記冷媒配管8bが内嵌されて密に面接触した状態で上記
凹溝741に沿って螺旋状に巻回されている。
【0068】そして、上記冷媒配管8bの上流端80a
が冷媒往き管81と接続され、下流端80bが冷媒戻り
管82と接続され、上記ヒートポンプから循環供給され
る加熱用の冷媒が上流端80aから下流端80bまでタ
ンク7bの空所2aを構成する内周壁74bに沿って上
から下に流されるようになっている。
【0069】この第8実施形態の場合も第7実施形態と
同様に、上記冷媒配管8bに冷媒が循環供給されると、
その冷媒の熱が上記面接触部分の冷媒配管8bの管壁及
びタンク7bの内周壁74bを介して接触伝熱され、こ
れにより、タンク7b内の水が熱交換加熱されることに
なる。この加熱により昇温したお湯がタンク7bの頂部
に溜まり、そのお湯がタンク7bの頂部に接続された図
示省略の出湯管を通して出湯されて給湯等に利用される
ことになる。
【0070】そして、この場合も第7実施形態と同様な
作用・効果を得ることができるようになる。なお、この
第8実施形態の場合も、第7実施形態にて説明したよう
に冷媒配管8bへの冷媒の供給方向を上から下へではな
くて下から上にするようにしてもよい。
【0071】<他の実施形態>なお、本発明は上記第1
〜第8実施形態に限定されるものではなく、その他種々
の実施形態を包含するものである。すなわち、第3〜第
8のいずれかの実施形態における水配管4と冷媒配管5
との組み合わせにおいては互いに面接触し得る断面形状
を採用すればよく、例えば図14に示す如く矩形断面の
水配管4a及び冷媒配管5aを採用しても、あるいは、
図15に示す如く水配管又は冷媒配管の内の一方を円形
断面形状の配管4b又は5bとし他方を凹曲面部を有す
る瓢箪形断面形状の配管5b又は4bとする構造を採用
してもよい。さらに、図16に示す如く互いに面接触さ
せて対をなす水配管4c及び冷媒配管5cの組み合わせ
を独立させて、つまり上下に間隔を隔てて螺旋状に巻回
させるようにしてもよい。この場合の断面形状の一例と
しては上記水配管4c及び冷媒配管5cをそれぞれ円形
断面形状の一部のみに面接触させるための平面部が形成
された断面形状とすればよい。
【0072】また、図1(b)に示す第1実施形態もし
くは第3実施形態における空所2bを頂壁に開口するよ
う上側位置に形成して熱交換器31,3bを上側に配設
するようにしてもよい。さらに、図3(b)に示す第2
実施形態もしくは第5実施形態におけるタンク1dの天
地を逆転させて熱交換器33,3dが下側位置に配設さ
れるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す概念図であり、図
1(a)は貫通孔状の空所を形成した場合、図1(b)
は凹状の空所を形成した場合である。
【図2】図1(b)の第1実施形態をハウジング内に内
包した場合の概略図であり、図2(a)は平面断面説明
図、図2(b)は側面断面説明図である。
【図3】第2実施形態を示す概念図であり、図3(a)
は熱交換器をタンク外周の全範囲を覆うように配設した
場合、第3(b)は熱交換器をタンク外周の上部範囲を
覆うように配設した場合である。
【図4】第3実施形態を示す一部切欠側面説明図であ
る。
【図5】図4のA−A線における拡大断面説明図であ
る。
【図6】図5のB−B線における拡大断面説明図であ
る。
【図7】第4実施形態を示す一部省略の分解斜視図であ
る。
【図8】第5実施形態を示す一部省略の分解斜視図であ
る。
【図9】第6実施形態を示す一部省略の断面説明図であ
る。
【図10】第7実施形態を示す一部省略側面図である。
【図11】図10のタンクの側面図である。
【図12】図10の部分拡大縦断面図である。
【図13】第8実施形態を示す一部省略断面説明図であ
る。
【図14】他の実施形態を示す部分拡大縦断面図であ
る。
【図15】上記と異なる他の実施形態を示す部分拡大縦
断面図である。
【図16】上記と異なる他の実施形態を示す部分拡大縦
断面図である。
【図17】従来の加熱貯湯装置の例を示す模式図であ
る。
【図18】従来の加熱貯湯装置をハウジング内に内包し
た場合の図2対応図であり、図18(a)は平面断面説
明図、図18(b)は側面断面説明図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d タンク 2a,2b 空所 3a,3b,3c,3d 熱交換器 4,4a,4b,4c 水配管(被加熱媒体配管) 5,5a,5b,5c 冷媒配管(加熱媒体配管) 31,32,33,34 熱交換器
フロントページの続き (72)発明者 朝倉 宏 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 植田 英雄 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 若田 武志 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 3L025 AC01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱媒体が流される加熱媒体配管と、被
    加熱媒体が流される被加熱媒体配管と、上記加熱媒体配
    管及び被加熱媒体配管により加熱媒体及び被加熱媒体が
    それぞれ通されて上記被加熱媒体を熱交換加熱する熱交
    換器と、この熱交換器により加熱された被加熱媒体を貯
    留するタンクとを備えた加熱貯湯装置であって、 上記タンクは外面の一部に開口するよう仕切られた空所
    を備え、 上記熱交換器は上記空所内に内蔵された状態で上記タン
    クと一体的に配設されていることを特徴とする加熱貯湯
    装置。
  2. 【請求項2】加熱媒体が流される加熱媒体配管と、被加
    熱媒体が流される被加熱媒体配管と、上記加熱媒体配管
    及び被加熱媒体配管により加熱媒体及び被加熱媒体がそ
    れぞれ通されて上記被加熱媒体を熱交換加熱する熱交換
    器と、この熱交換器により加熱された被加熱媒体を貯留
    するタンクとを備えた加熱貯湯装置であって、 上記熱交換器は、上記タンクの外周側位置においてその
    タンクの外周囲を囲んだ状態で上記タンクと一体的に配
    設されていることを特徴とする加熱貯湯装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の加熱貯湯
    装置であって、 タンクは略円筒状に形成され、熱交換器は上記タンクの
    筒軸と同軸に配設されている、加熱貯湯装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の加熱貯湯
    装置であって、 タンクは略円筒状に形成され、 熱交換器は、加熱媒体配管と被加熱媒体配管とが互いに
    面接触した状態で対をなしかつその対をなした上記加熱
    媒体配管及び被加熱媒体配管が上記タンクの筒軸方向一
    側から他側に向けて螺旋状に巻回されて構成されてい
    る、加熱貯湯装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の加熱貯湯装置であって、 熱交換器を構成する加熱媒体配管及び被加熱媒体配管は
    螺旋状に巻回された状態で筒軸方向に相隣接する部位が
    互いに面接触されている、加熱貯湯装置。
  6. 【請求項6】 加熱媒体が流される加熱媒体配管と、被
    加熱媒体を貯留するタンクとを備え、 上記加熱媒体配管はその外周面が上記タンクの外周面と
    面接触した状態でそのタンクの外周面に沿って一側から
    他側に向けて螺旋状に巻回されて配設され、上記タンク
    内の被加熱媒体が加熱媒体配管内の加熱媒体により熱交
    換加熱されるように構成されていることを特徴とする加
    熱貯湯装置。
  7. 【請求項7】 加熱媒体が流される加熱媒体配管と、被
    加熱媒体を貯留するタンクとを備え、 上記タンクは外面の一部に開口するよう仕切られた空所
    を備え、 上記加熱媒体配管はその外周面が上記空所を構成するタ
    ンクの内周面と面接触した状態でその内周面に沿って一
    側から他側に向けて螺旋状に巻回されて配設され、上記
    タンク内の被加熱媒体が加熱媒体配管内の加熱媒体によ
    り熱交換加熱されるように構成されていることを特徴と
    する加熱貯湯装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7に記載の加熱貯湯
    装置であって、 タンクは略円筒状に形成され、加熱媒体配管はタンクの
    筒軸を中心軸として螺旋状に巻回されている、加熱貯湯
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013503298A (ja) * 2009-08-27 2013-01-31 マクアリスター テクノロジーズ エルエルシー 居住施設サポート用のエネルギーシステム
JP2013217522A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Corona Corp ヒートポンプ式温水暖房装置
JP2015015081A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 住友電気工業株式会社 腐食性液体の加熱装置

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