JP5245657B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、印字開始動作が給紙開始動作より先に行われる印字先行型の印字動作および給紙開始動作が印字開始動作より先に行われる給紙先行型の印字動作のいずれの印字動作でも印字処理を行うことが可能な画像形成装置に関するものである。
一般に、複写機、プリンタなどといった用紙に印字を行いあるいは画像を形成する画像形成装置では、印字開始動作が給紙開始動作より先に行われる印字先行型の印字動作および給紙開始動作が印字開始動作より先に行われる給紙先行型の印字動作のいずれの印字動作でも印字処理を行うことができるようになっている(例えば、特許文献1参照)。例えば、印字先行型の印字動作で印字処理を行う場合は、印字処理を開始した後に給紙トレイから用紙を給紙し、レジストローラ部で画像を用紙へ転写するタイミングを見計らってレジストローラから用紙を送り出すようにしている。また、給紙先行型の印字動作で印字処理を行う場合は、給紙トレイから給紙を開始した後に印字処理を開始し、画像が所定位置に達した時点でレジストローラから用紙を送り出し、転写タイミングを合わせるようにしている。
特開2004−13039号公報
しかしながら、印字先行型の印字動作で印字処理を行った場合、用紙にダメージがないのにもかかわらず、ローラのスリップなどにより用紙の搬送が遅れ、用紙が画像の転写タイミングに間に合わず、用紙の搬送遅れによるジャムが発生することがある。このような場合、実質的には用紙の搬送が可能な状態であるのにもかかわらず印字処理を継続しなくなるので、通紙信頼性の低下につながっていた。そこで、印字先行型の印字動作による印字処理における通紙時に用紙の搬送遅れが発生した場合、印字動作を給紙先行型に変更するといった対応が考えられる。しかしながら、この場合、用紙の搬送遅れが発生してから印字動作を切り替えることになるので、生産性ないしは処理効率が低下することになる。
本発明は、前記従来の問題を解決するためになされたものであって、用紙の搬送遅れに対する通紙信頼性を向上させることができ、かつ、印字動作の切り替えに起因する生産性ないしは処理効率の低下を最小限にとどめることができる画像形成装置を提供することを解決すべき課題とする。
前記課題を解決するためになされた本発明に係る画像形成装置は、画像形成部で転写ベルト上に形成した画像を、転写位置で、給紙トレイから搬送された用紙に転写する。この画像形成装置は、用紙遅れ予測手段と印字動作選択手段とを備えている。ここで、用紙遅れ予測手段は、印字すべき用紙の搬送遅れを予測する。また、印字動作選択手段は、画像が画像形成開始位置から転写位置へ到達するまでの距離が、給紙トレイに載置された用紙が搬送を開始する給紙開始位置から転写位置へ到達するまでの距離よりも長い印字動作を行う際に、用紙遅れ予測手段の予測結果が、所定値未満の場合には、給紙トレイの用紙を搬送する給紙ローラの駆動を開始する給紙開始動作よりも先に画像形成開始動作を行う印字先行モードで印字を行い、所定値以上の場合には、画像形成開始動作よりも先に給紙開始動作を行う給紙先行モードで印字を行うように制御する。要するに、この画像形成装置では、用紙遅れが発生することを予測して印字動作を決定することにより、通紙信頼性を向上させるとともに、印字動作を切り替えることに起因する生産性ないしは処理効率の低下を防止するようにしている。
本発明に係る画像形成装置においては、給紙トレイと転写位置との間の搬送経路上に設けられたレジストローラにより、用紙の転写位置へ到達するタイミングを調整するのが好ましい。
本発明に係る画像形成装置は、ユーザの指示に基づいて印字動作のモードを設定するための印字動作設定手段をさらに備えているのが好ましく、この場合、印字動作選択手段は、印字動作設定手段によって給紙先行モードが設定されたときには、用紙遅れ予測手段の予測結果にかかわらず、給紙先行モードで印字を行うように制御するようになっているのが好ましい。なお、印字動作設定手段は、例えば画像形成装置のユーザまたはサービス員の操作により設定され、あるいは用紙の特性に応じて自動的に設定される。
本発明に係る画像形成装置において、用紙遅れ予測手段は、用紙の種類、用紙のサイズ、画像形成装置の環境、画像形成装置の使用期間(寿命)および画像形成装置の仕向けのうちの少なくとも1つに基づいて用紙の搬送遅れを予測するようになっていてもよい。
本発明に係る画像形成装置において、用紙遅れ予測手段は、過去の(現在までの)用紙の搬送遅れの発生を計測して得られた搬送遅れの履歴に基づいて用紙の搬送遅れを予測するようになっていてもよい。
本発明に係る画像形成装置においては、用紙遅れ予測手段、給紙ローラまたは搬送ローラの通紙カウント値により用紙の搬送遅れを予測するようになっていてもよい。
本発明に係る画像形成装置は、画像形成部で画像形成する画像データを所定のタイミングで出力する画像データ管理部と、レジストローラの上流側に配置され、用紙の通過を検知するレジストセンサと、レジストセンサによる用紙検知タイミングが、画像の転写位置に到達するタイミングまでに用紙を該転写位置に搬送させることが間に合わないタイミングであると判断した場合、レジストローラで用紙を待機させて、形成した画像をやり過ごすとともに画像データ管理部にやり過ごした画像の画像データの再送要求を行い、再送された画像データにより画像形成部により画像形成を行わせ、形成した画像に合わせてレジスタローラから転写位置へと用紙を搬送させる制御手段とを備えているのが好ましい。
本発明に係る画像形成装置によれば、用紙の搬送遅れを予測し、予測結果に基づいて印字処理が開始される前に、印字先行モードで印字処理を行うか、それとも給紙先行モードで印字処理を行うかを選択するので、用紙の搬送遅れに対する通続信頼性を向上させることができ、かつ、印字動作の切り替えに起因する生産性の低下を最小限にとどめることができる。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態(実施の形態)を具体的に説明する。
図1に示すように、本発明に係る画像形成装置Pは、印字すべき種々の用紙を収容している給紙トレイ部1と、給紙トレイ部1から供給された用紙を搬送する用紙搬送部2と、用紙を送り出すタイミングを調整ないしは制御するレジストローラ部3と、画像データに対応するトナー画像を形成する画像形成部4と、画像形成部4によって形成されたトナー画像を搬送されている用紙に転写する画像転写部5と、用紙に転写された画像を定着させる画像定着部6と、用紙を該画像形成装置P外に排出する用紙排出部7と、画像形成装置Pを構成する種々の機器を制御するためのコントローラ部8とを備えている。なお、本発明が適用される画像形成装置としては、例えば複写機、プリンタ、MFP(Multi Function Peripheral)などが挙げられる。
給紙トレイ部1には、それぞれ種類またはサイズが異なる用紙を収容している複数の給紙トレイ10と、各給紙トレイ10から用紙を取り出して給紙する給紙ローラ11と、各給紙トレイ10から取り出された用紙の通過を検出する給紙部センサ12とが設けられている。用紙搬送部2には、用紙を搬送する搬送ローラ13と、用紙の通過を検出する搬送部センサ14とが設けられている。また、レジストローラ部3には、所定のタイミングで用紙を送り出すレジストローラ15と、用紙の通過を検出するレジスト部センサ16とが設けられている。
画像形成部4は、詳しくは図示していないが、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各トナー画像を形成するための、現像ユニットおよび潜像担持体を有する画像形成手段を備えている。そして、画像形成部4は、コントローラ部8から受信した画像データに対応するトナー画像を形成する。また、画像転写部5には、無端の転写ベルト17と、転写ローラ18とが設けられている。なお、画像形成部4は転写ベルト17の下側に配置されている。画像形成部4で形成されたトナー画像は、まず転写ベルト17に転写され、転写ベルト17上のトナー画像はさらに転写ローラ18によって用紙に転写される。
画像定着部6は、用紙に転写されたトナー画像を用紙に定着させる定着ローラ20を備えている。また、用紙排出部7は、トナー画像が定着された用紙(プリント)を該画像形成装置P外に排出するための排紙ローラ21を備えている。
図2および図3に示すように、コントローラ部8は画像データ管理部23を有している。この画像データ管理部23は、画像形成部4のほか、パネル液晶ディスプレイ24、ファクシミリ25、自動原稿送り装置26、外部コントローラ27等に接続され、これらの各機器4、24〜27と通信を行って、データないしは情報をやり取りするようになっている。なお、画像形成部4(エンジンCPU)には、給紙部センサ12、搬送部センサ14及びレジスト部センサの検出値が入力される。また、画像形成部4は、印字系HV出力部30、クリーニング要HV出力部31、作像系モータ駆動出力32、給紙搬送系モータ駆動出力部33に接続されている。
この画像形成装置Pは、印字開始動作が給紙開始動作より先に行われる印字先行型の印字動作および給紙開始動作が印字開始動作より先に行われる給紙先行型の印字動作のいずれの印字動作でも印字処理を行うことができるようになっている。すなわち、画像形成装置Pでは、給紙トレイ部1から給紙を開始するタイミングと、画像形成部4で画像形成を開始するタイミングとは互いに独立しており、画像形成を開始するタイミングが給紙を開始するタイミングより早い場合を印字先行型とし、給紙を開始するタイミングが画像形成を開始するタイミングより早い場合を給紙先行型としている。
そして、画像形成装置Pは、印字すべき用紙の搬送遅れを予測し、この予測結果に基づいて、印字処理が開始される前に、印字先行型の印字動作で印字処理を行うか、それとも給紙先行型の印字動作で印字処理を行うかを選択するようになっている。ただし、ユーザの操作等により印字動作のモードが設定されたときには、該印字動作のモードに従って印字動作を選択するようになっている。
ここで、用紙の搬送遅れの予測は、基本的には、用紙のすべりないしはスリップが発生しやすいか否かにより行われる。具体的には、例えば、用紙の種類、用紙のサイズ、画像形成装置Pの環境(例えば、天候、温度、湿度等)、画像形成装置Pの使用期間(あるいは寿命)、画像形成装置Pの仕向け等に基づいて行われる。また、用紙の搬送遅れの予測は、過去の用紙の搬送遅れの発生を計測ないしは検知して得られた搬送遅れの履歴に基づいて行われる。
一般的に、画像形成装置では、印字先行型の印字動作で印字処理を行うか、給紙先行型の印字動作で印字処理を行うかは、画像が画像形成開始位置から画像転写部5に到達するまでの時間と、用紙が給紙開始位置から画像転写部5に到達するまでの時間とによって決定されている。具体的には、画像形成装置Pは、画像転写部5への到達時間が長い方の印字処理を先に開始するように設計されている。
図4は、このような一般的な画像形成装置における印字処理の処理手順を示している。図4に示すように、一般的な印字処理では、まず印字要求があるか否かを判定し(ステップS1)、印字要求があれば(YES)、印字先行型の印字動作で印字処理を行う(ステップS2)。そして、所定の時期(タイミング)までに用紙がレジストローラ15の直前のレジスト部センサ16に未到着であるか否かを判定する(ステップS3)。ここで、用紙が未到着であれば(YES)、用紙の搬送遅れが発生していると判定する(ステップS4)。
このように用紙の搬送遅れが検出されたときには、ジャムが発生したものと判定し(ステップS5)、画像形成装置Pの駆動を停止する(ステップS6)。なお、ステップS3で、所定タイミングまでに用紙がレジスト部センサ16に到着していると判定した場合は(NO)、印字処理を継続する(ステップS7)。
要するに、一般的な画像形成装置では、印字先行型の印字動作の場合、画像形成を先に開始し、形成された画像が画像転写部に搬送されるまでの時間と同一の時間でもって、用紙が給紙開始位置から画像転写部に搬送されるように給紙を開始するようにしている。ここで、多少の用紙搬送遅れによるマージンなどを見込んでいるが、給紙された用紙がスリップなどを起こし、見込み以上に用紙の搬送遅れが発生した場合、画像が到達するまでに、転写すべき用紙が到達しないのでジャムとし、その後の印字動作を停止している。
これに対して、本発明に係る画像形成装置Pでは、元々、搬送時に用紙が滑りやすい用紙の種類、用紙のサイズ、画像形成装置Pの環境、使用時間(寿命状態)、画像形成装置Pの仕向けなどにより、用紙の搬送遅れが発生することが事前に予測できる場合があることに着目し、印字先行型の印字動作の印字処理では間に合わないと予測できる場合は、給紙先行型の印字動作に動作モードを変更して、ジャムを発生させることなく印字処理を行うようにしている。
以下、図5に示すフローチャートを参照しつつ、本発明にかかる画像形成装置Pにおける印字処理の手順を具体的に説明する。
図5に示すように、本発明に係る画像形成装置Pの印字処理においては、印字要求があるか否かを判定し(ステップS11)、印字要求があれば(YES)、印字モード選択処理を行う(ステップS2)。この印字モード選択処理では、予測制御により印字動作モードを決定し、選択された印字動作モードで印字処理を行う。なお、印字モード選択処理における具体的な処理手順は後で説明する(図6〜図11)。
次に、印字モード選択処理の結果に基づいて、印字先行型の印字動作による印字処理を行うべきか否かを判定する(ステップS13)。そして、この判定結果(YES/NO)に従って、印字先行型の印字動作による印字処理を行い(ステップS14)、または、給紙先行型の印字動作による印字処理を行う(ステップS15)。
以下、図6〜図11に示すフローチャートを参照しつつ、いくつかの印字モード選択処理の手順を説明する。なお、図6または図7に示すフローチャートは、ユーザの意思または用紙の特性に応じて印字動作が設定される場合の印字モード選択処理である。他方、図8〜図11は、予測制御に基づいて印字動作が設定される場合の印字モード選択処理である。なお、図6または図7に示す印字モード選択処理は、図8〜図11に示す印字モード選択処理に優先する。
図6に示す印字モード選択処理では、まずユーザが給紙先行型の印字動作を設定したか否かを判定する(ステップS21)。そして、この判定結果(NO/YES)に従って、印字先行型の印字動作を選択し(ステップS22)、または給紙先行型の印字動作を選択する(ステップS23)。
図7に示す印字モード選択処理では、まず印字対象となっている用紙が給紙先行型の印字動作を設定すべき用紙であるか否かを判定する(ステップS31)。そして、この判定結果(NO/YES)に従って、印字先行型の印字動作を選択し(ステップS32)、または給紙先行型の印字動作を選択する(ステップS33)。
図8に示す印字モード選択処理では、まず給紙ローラ11または搬送ローラ13の通紙枚数が50000(50K)枚以内であるか否かを判定する(ステップS41)。そして、この判定結果(YES/NO)に従って、印字先行型の印字動作を選択し(ステップS42)、または給紙先行型の印字動作を選択する(ステップS43)。給紙ローラ11または搬送ローラ13の通紙枚数の増加に伴って紙粉がたまり、紙粉のたまり度合いによりスリップが発生する。通常、通紙枚数が50000枚程度でスリップ率が変化(上昇)するので、この印字モード選択処理では、閾値を50000枚としている。すなわち、給紙ローラ11または搬送ローラ13の枚数カウンタが50000を越え、紙粉が取り除かれていない状況である場合は、用紙のすべりないしはスリップが発生しやすい状況と判断するようにしている。なお、印字先行型から給紙先行型に印字動作モードを切替える閾値を、50000枚より小さくしてもよい。
図9に示す印字モード選択処理では、まず同一印字処理ジョブ中の用紙の搬送遅れが連続して2枚発生したか否かを判定する(ステップS51)。そして、この判定結果(NO/YES)に従って、印字先行型の印字動作を選択し(ステップS52)、または給紙先行型の印字動作を選択する(ステップS53)。
図10に示す印字モード選択処理では、まず同一の給紙トレイ10からの通紙枚数が500枚以上であるか否かを判定し(ステップS61)、500枚以上であれば(YES)、さらに同一の給紙トレイ10からの通紙時における用紙の搬送遅れの発生履歴がないか否かを判定する(ステップS62)。そして、これらの判定結果に従って、印字先行型の印字動作を選択し(ステップS63)、または給紙先行型の印字動作を選択する(ステップS64)。すなわち、ステップS61がYESであり、かつステップS62がNOである場合は給紙先行型の印字動作を選択し、その他の場合はすべて印字先行型の印字動作を選択する。給紙トレイ10(給紙カセット)の用紙積載量や用紙の切断面の状態(バリ)などにより、スリップ率が異なると考えられる。そこで、この印字モード選択処理では、用紙1束に相当する500枚程度で用紙の搬送状態が変化するものとしている。
図11に示す印字モード選択処理では、まず画像形成装置P内またはその周囲の湿度が所定の閾値(例えば、10%)以下であるかを判定する(ステップS71)。そして、この判定結果(NO/YES)に従って、印字先行型の印字動作を選択し(ステップS72)、または給紙先行型の印字動作を選択する(ステップS73)。湿度の影響により用紙の吸湿の状態が変化する。そして、湿度が低くなるほど用紙のすべりないしはスリップが発生やすくなる。そこで、この印字モード選択処理では、低湿度環境である場合は給紙先行型の印字動作で印字処理を行い、低湿度環境を脱した時点で印字先行型の印字動作による印字処理に切り替えるようにしている。
なお、図15に、印字先行型の印字動作を選択すべきかそれとも給紙先行型の印字動作を選択すべかを判定するための基準、ないしは印字動作を切り替える基準の具体例をまとめて示す。
以下、図12に示すフローチャートを参照しつつ、本発明に係る画像形成装置Pにおける印字モード切替処理の手順を説明する。
図12に示すように、本発明に係る画像形成装置Pの印字モード切替処理においては、まず印字要求があるか否かを判定し(ステップS81)、印字要求があれば(YES)、印字モード選択処理を行う(ステップS82)。この印字モード選択処理では、予測制御により印字動作モードを決定し、選択された印字動作モードで印字処理を行う。なお、この印字モード選択処理における具体的な処理手順は、前記のとおりである(図6〜図11)。
次に、印字モード選択処理の結果に基づいて、印字先行型の印字動作による印字処理を行うべきか否かを判定する(ステップS83)。そして、印字先行型の印字動作による印字処理を行うべき場合であれば(YES)、印字先行型の印字動作による印字処理を行う(ステップS84)。これに続いて、用紙の搬送遅れが発生したか否かを判定する(ステップS85)。ここで、用紙の搬送遅れが発生していれば(YES)、画像やり過ごし・クリーニング処理を行い(ステップS86)、用紙の搬送遅れが発生していなければ(NO)、印字先行型の印字動作による印字処理を継続する(ステップS90)。なお、画像やり過ごし・クリーニング処理の具体的な処理手順は、後で説明する(図13)。
ステップS86で画像やり過ごし・クリーニング処理を行った後、用紙がレジストローラ15(タイミングローラ)に到達したか否かを判定する(ステップS87)。そして、用紙がレジストローラ15に到達していれば(YES)、給紙先行型の印字動作による印字処理を行う(ステップS88)。他方、用紙がレジストローラ15に到達していなければ(NO)、ステップS87を繰り返し実行する。すなわち、用紙がレジストローラ15に到達するのを待つ。なお、前記のステップS83で印字先行型の印字動作による印字処理を行うべき場合でないと判定された場合も(NO)、ステップS88で給紙先行型の印字動作による印字処理を行う。
このように、印字先行型又は給紙先行型の印字動作による印字処理を行った後、印字処理を行っている用紙が最終用紙であるか否かを判定する(ステップS89)。そして、最終用紙であれば(YES)、印字処理を終了し、最終用紙でなければ(NO)、ステップS82〜S89を繰り返し実行する。
以下、図13に示すフローチャートを参照しつつ、画像やり過ごし・クリーニング処理の具体的な処理手順を説明する。
図13に示すように、この画像やり過ごし・クリーニング処理では、まず印字処理を停止する(ステップS91)。続いて、中断ないしは廃棄すべき画像が用紙への転写部位を通り抜けたか否かを判定する(ステップS92)。具体的には、画像転写部5の転写ベルト17上の中断ないしは廃棄すべきトナー画像が転写ローラ20に完全に転写されたか否かを判定する。そして、中断ないしは廃棄すべき画像が用紙への転写部位を通り抜けていれば(YES)、転写ローラ20のクリーニング(清掃)を行い、転写ローラ20上のトナー画像を除去する(ステップS93)。他方、中断ないしは廃棄すべき画像が用紙への転写部位を通り抜けていなければ(NO)、ステップS92を繰り返し実行する。つまり、中断ないしは廃棄すべき画像が用紙への転写部位を通り抜けるのを待つ。
図14(a)〜(c)に、図12および図13に示す印字モード切替処理を行った場合の、コントローラ部8の画像データ管理部23と画像形成部4との間での通信データおよび画像データのやり取りの態様を示す。なお、図14(b)は正常時における画像データ管理部23と画像形成部4との間でのデータのやり取りの態様を示し、図14(c)は用紙の搬送遅れないしは到達遅れが発止したときの画像データ管理部23と画像形成部4との間でのデータのやり取りの態様を示している。
図14(a)〜(c)に示すように、この印字モード切替処理では、印字先行型の印字動作で印字処理を行っている途中で用紙の搬送遅れが発生した場合、画像形成部4は画像データ管理部23に、用紙の搬送が遅れたことを通知する。そして、画像形成部4または画像転写部5は形成した画像をやり過ごし、汚れた転写ローラ20のクリーニングを行う(画像やり過ごし処理)。
また、搬送が遅れた用紙は搬送動作を継続して行い、用紙がレジストローラ部3に到達した時点で、画像データ管理部23に画像データの再出力要求を行う。そして、画像形成部4ないしは画像転写部5は、画像データ管理部23から再度送られてきた画像データにより画像形成を行う。
また、この画像形成装置Pでは、用紙の搬送の遅れ状況をモニタし、その履歴として用紙搬送遅れが発生しているようであれば、印字先行型の印字動作から給紙先行型の印字動作に切り替えて印字処理を継続する。なお、用紙の搬送遅れの履歴により、印字動作モードを印字先行型から給紙先行型に切り替える条件(印字・給紙切り替え要因)は、例えば印字面数が3以上、あるいは用紙搬送遅れが(印字面数−1)以上としてもよい。
以上、本発明に係る画像形成装置Pにおいては、印字開始時に用紙の搬送遅れを予測し、その予測結果から、印字動作を印字先行型で行うか、給紙先行型で行うかを選択する。また、予測結果により選択した給紙先行型での印字動作を行っている場合に、用紙搬送に遅れが生じていない判断すると、印字先行型に切り替え、生産性を向上させるようになっている。このため、用紙の搬送遅れに対する通紙信頼性を向上させることができ、印字動作の切り替えに起因する生産性の低下を最小限にとどめることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の模式的な断面側面図である。 図1に示す画像形成装置の要部の構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置の制御システムの構成を示すブロック図である。 印字処理の処理手順を示すフローチャートである。 印字モード選択処理の処理手順を示すフローチャートである。 印字モード選択処理の具体例を示すフローチャートである。 印字モード選択処理の具体例を示すフローチャートである。 印字モード選択処理の具体例を示すフローチャートである。 印字モード選択処理の具体例を示すフローチャートである。 印字モード選択処理の具体例を示すフローチャートである。 印字モード選択処理の具体例を示すフローチャートである。 印字モード切替処理の処理手順を示すフローチャートである。 画像やり過ごし処理の処理手順を示すフローチャートである。 (a)は画像データ形成部と画像データ管理部との間でのデータ通信形態を示すブロック図であり、(b)は正常時の印字シーケンスを示す図であり、(c)は用紙到達遅れ発生時の印字シーケンスを示す図である。 印字動作の切り替え要因をまとめて示す図表である。
符号の説明
P 画像形成装置、1 給紙トレイ部、2 用紙搬送部、3 レジストローラ部、4 画像形成部、5 画像転写部、6 画像定着部、7 用紙排出部、8 コントローラ部、10 給紙トレイ、11 給紙ローラ、12 給紙部センサ、13 搬送ローラ、14 搬送部センサ、15 レジストローラ、16 レジスト部センサ、17転写ベルト、18 転写ローラ、20 定着ローラ、21 排出ローラ、23 画像データ管理部、24 パネル液晶ディスプレイ、25 ファクシミリ、26 自動原稿送り装置、27 外部コントローラ、30 印字系HV出力部、31 クリーニング要HV出力部、32 作像系モータ駆動出力、33 給紙搬送系モータ駆動出力部。

Claims (7)

  1. 画像形成部で転写ベルト上に形成した画像を、転写位置で、給紙トレイから搬送された用紙に転写する画像形成装置において、
    印字すべき用紙の搬送遅れを予測する用紙遅れ予測手段と、
    画像が画像形成開始位置から前記転写位置へ到達するまでの距離が、前記給紙トレイに載置された用紙が搬送を開始する給紙開始位置から前記転写位置へ到達するまでの距離よりも長い印字動作を行う際に、前記用紙遅れ予測手段の予測結果が、所定値未満の場合には、前記給紙トレイの用紙を搬送する給紙ローラの駆動を開始する給紙開始動作よりも先に画像形成開始動作を行う印字先行モードで印字を行い、所定値以上の場合には、前記画像形成開始動作よりも先に前記給紙開始動作を行う給紙先行モードで印字を行うように制御する印字動作選択手段と
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記給紙トレイと前記転写位置との間の搬送経路上に設けられたレジストローラにより、前記用紙の転写位置へ到達するタイミングを調整することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. ユーザの指示に基づいて印字動作のモードを設定するための印字動作設定手段をさらに備えていて、
    前記印字動作選択手段は、前記印字動作設定手段によって前記給紙先行モードが設定されたときには、前記用紙遅れ予測手段の予測結果にかかわらず、前記給紙先行モードで印字を行うように制御することを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記用紙遅れ予測手段は、用紙の種類、用紙のサイズ、該画像形成装置の環境、該画像形成装置の使用期間および該画像形成装置の仕向けのうちの少なくとも1つに基づいて用紙の搬送遅れを予測することを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記用紙遅れ予測手段は、過去の用紙の搬送遅れの発生を計測して得られた搬送遅れの履歴に基づいて用紙の搬送遅れを予測することを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  6. 前記用紙遅れ予測手段、給紙ローラまたは搬送ローラの通紙カウント値により用紙の搬送遅れを予測することを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成部で画像形成する画像データを所定のタイミングで出力する画像データ管理部と、
    前記レジストローラの上流側に配置され、用紙の通過を検知するレジストセンサと、
    前記レジストセンサによる用紙検知タイミングが、画像の前記転写位置に到達するタイミングまでに用紙を該転写位置に搬送させることが間に合わないタイミングであると判断した場合、前記レジストローラで用紙を待機させて、形成した画像をやり過ごすとともに前記画像データ管理部にやり過ごした画像の画像データの再送要求を行い、再送された画像データにより前記画像形成部により画像形成を行わせ、形成した画像に合わせて前記レジスタローラから前記転写位置へと用紙を搬送させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
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