JP7286974B2 - 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7286974B2
JP7286974B2 JP2019004493A JP2019004493A JP7286974B2 JP 7286974 B2 JP7286974 B2 JP 7286974B2 JP 2019004493 A JP2019004493 A JP 2019004493A JP 2019004493 A JP2019004493 A JP 2019004493A JP 7286974 B2 JP7286974 B2 JP 7286974B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
timing
image forming
unit
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019004493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020112726A (ja
Inventor
耕司 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2019004493A priority Critical patent/JP7286974B2/ja
Publication of JP2020112726A publication Critical patent/JP2020112726A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7286974B2 publication Critical patent/JP7286974B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、像担持体、又は中間転写ベルトに作像したトナー像を搬送されてきた記録媒体に所定の転写タイミングで転写する。
このような画像形成装置では、転写タイミングに対して記録媒体の搬送が遅れる搬送遅れが発生すると判断された場合に、画像形成装置のダウンタイムによる生産性の低下を抑制するために、一定条件下で記録媒体の搬送を中断させずに像担持体上へのトナー像の作像を中止させ、所定の位置に記録媒体が搬送されたことを検知した後に、そのページの作像を改めて開始させる再作像動作が知られている。
また、再作像動作を実行後、後続する記録媒体の搬送遅れによる生産性の低下を抑制するため、記録媒体の搬送遅れの予測結果に基づき、画像形成装置の動作モードを印字開始動作が給紙開始動作より先に行われる印字先行型、又は給紙開始動作が印字開始動作より先に行われる給紙先行型の何れかに選択する装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら特許文献1の装置では、記録媒体の搬送経路や記録媒体の種類によっては、再作像動作を実行後、後続する記録媒体に搬送遅れが生じ、再度、作像動作をやり直したり、ジャム処理を行う必要が生じたりして、画像形成装置の生産性が低下する場合があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、再作像動作を実行後、後続する記録媒体の搬送遅れに起因する画像形成装置の生産性の低下を抑制することを課題とする。
開示の技術の一態様に係る画像形成装置は、画像データに基づき、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前記記録媒体を搬送する搬送部と、第1の時期を作像開始時期として、像担持体にトナー像を作像する作像部と、前記トナー像を中間転写体に一次転写する一次転写部と、前記中間転写体上に一次転写された前記トナー像を、所定の二次転写位置で、前記記録媒体に二次転写する二次転写部と、前記搬送部により搬送された前記記録媒体を検知する検知部と、前記作像部による前記トナー像の作像を制御する作像制御部と、を有し、前記作像制御部は、前記作像部による前記トナー像の作像を開始してから、前記トナー像と前記記録媒体が前記二次転写位置で先端が合うように、前記記録媒体の搬送を開始するまでの時間が予め定められたレジスト閾値時間以上で、前記搬送部による前記記録媒体の搬送が開始された時からの経過時間がジャム閾値時間未満の時間内に、前記検知部により前記記録媒体が検知されない搬送遅れが発生した場合に、前記トナー像の作像を中止させ、前記記録媒体が検知された、前記第1の時期とは異なる第2の時期を作像開始時期として、前記トナー像の作像を再開させる再作像制御部と、前記再作像制御部による再作像動作を実行後、前記作像部により前記トナー像の作像が開始される前記作像開始時期を、前記第2の時期に変更する作像開始時期変更部と、を有し、前記第1の時期は、前記記録媒体の位置に依存せず、前記画像データに対応して定められた前記トナー像の作像を開始するタイミングであり、前記第2の時期は、前記記録媒体の位置を基準とし、前記記録媒体の先端が前記検知部で検知された、前記トナー像の作像を開始するタイミングであり、かつ前記記録媒体が検知された後、再度作像が可能になるタイミングである。
本発明の実施形態によれば、再作像動作を実行後、後続する記録媒体の搬送遅れに起因する画像形成装置の生産性の低下を抑制することができる。
実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を説明する図である。 実施形態に係る画像形成装置の制御部のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の制御部の機能構成の一例を説明するブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置による再作像動作の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る画像形成装置による再作像動作実行後の後続用紙の画像形成動作の一例を示すフローチャートである。 印刷要求における搬送遅れの発生状況の一例を説明する図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置の制御部の機能構成の一例を説明するブロック図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置による再作像動作実行後の後続用紙の画像形成動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の変形例に係る画像形成装置の機能構成の一例を説明するブロック図である。 第2の実施形態の変形例に係る画像形成装置による再作像動作実行後の後続用紙の画像形成動作の一例を示すフローチャートである。 表示部が表示する通知の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る画像形成装置の制御部の機能構成の一例を説明するブロック図である。 第3の実施形態に係る画像形成装置による再作像動作実行後の後続用紙の画像形成動作の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る画像形成装置の制御部の機能構成の一例を説明するブロック図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一の構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
実施形態における記録媒体は、用紙、又はプラスチックシート等である。以下では、記録媒体が用紙である場合を一例として説明する。尚、実施形態の用語における画像形成、印刷、印字はいずれも同義語であるとする。
<実施形態に係る画像形成装置の構成>
実施形態に係る画像形成装置を、タンデム方式といわれる中間転写ベルトを用いる電子写真方式の画像形成装置を例に、図面を参照しながら説明する。
図1は、実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を説明する図である。図1に示すように、画像形成装置100の内部には、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及びブラック(K)の各色の画像を形成するために、4つの作像部1C、1M、1Y及び1K(以下、区別しない場合は作像部1という。他の構成部分も同様)が設けられている。作像部1は、トナーの色が異なる点以外はいずれもほぼ同じ構成である。
作像部1は、それぞれドラム状の像担持体2を備えている。この4個の像担持体2は、画像形成装置100の内部で、中間転写ベルト16の移動方向において等間隔で離間され、並列に配置されている。ここで、中間転写ベルト16は「中間転写体」の一例である。像担持体2のそれぞれは、モータ等の駆動源から駆動力が伝達されることで、対向する中間転写ベルト16の搬送方向と同じ方向に周面が回転する。
像担持体2上には、作像部1の内部でレーザ光を用いた作像プロセスによりトナー像が作像される。像担持体2の下部には転写部15が設けられている。この転写部15は無端状の中間転写ベルト16を有し、中間転写ベルト16の一端が従動ローラ17に巻き掛けられ、他端は転写駆動ローラ18に巻き掛けられている。
そして駆動源によって駆動される転写駆動ローラ18が回転することによって中間転写ベルト16が矢印Aの方向に走行し、各像担持体2の表面が、中間転写ベルト16の上面に接触するようになっている。 中間転写ベルト16の内周部には各像担持体2に対向させて4つの一次転写ローラ19が設けられている。ここで、一次転写ローラ19は、「一次転写部」の一例である。
中間転写ベルト16の右端部付近の外周部には、トナー画像除去機能を有するベルトクリーニング部21が設けられている。ベルトクリーニング部21は、中間転写ベルト16の表面に残留する不要なトナーや、紙粉などの異物を拭い去ることができる。
中間転写ベルト16の外周において、転写駆動ローラ18と中間転写ベルト16を挟んで対向する位置に、転写部15を構成する二次転写ローラ20が設けられている。二次転写ローラ20は、転写駆動ローラ18と対向する位置(「二次転写位置」の一例)で中間転写ベルト16に当接し、二次転写ニップを形成している。ここで、二次転写ローラ20は、「二次転写部」の一例である。
二次転写ニップでは、中間転写ベルト16と二次転写ローラ20の間を記録媒体である用紙Pが通過し、バイアスが印加されることで中間転写ベルト16上に作像され担持されているトナー画像が用紙Pに静電的に転写される。
給紙トレイ30は、その内部空間に、複数枚の用紙Pを積層して収容する。給紙トレイ30の内部空間の底面には、用紙Pを積層状態で載せるための底板46が設けられている。底板46は、長手方向の一方の端部が支軸によって回動可能に支持され、他方の端部が上下方向に揺動可能とされている。そして、底板46はバネなどの付勢部材により、常時上方に付勢されている。
底板46が揺動する端部側の給紙トレイ30には、回転部材としての給紙ローラ47が設けられている。この給紙ローラ47は給紙トレイ30に積層状態で載置された用紙Pの束の最上部に当接し、この最上部の用紙Pを繰り出すことができる。
給紙ローラ47は用紙Pを所定の方向に搬送できればよいため、必ずしもローラの形態である必要はない。例えば、給紙ローラ47に代えて、2つのローラ間に掛け渡した無端状の回転ベルトを使用してもよい。
給紙ローラ47の搬送方向下流には、用紙Pの先端を検知可能なレジストセンサ31(検知部の一例)が設けられている。また、レジストセンサ31よりも搬送方向下流には、用紙Pを一旦停止させる媒体待機部であるレジストローラ対32が設けられている。
レジストローラ対32は、中間転写ベルト16の直近上流側に配置され、中間転写ベルト16に担持されるトナー像と、用紙先端位置とを転写部において精度良く合わせるために、用紙Pを一旦停止させて一時的に弛ませる。レジストローラ対32は、中間転写ベルト16上に作像されて担持されているトナー像が、二次転写ニップ部で用紙Pに転写される直前に、一旦停止させていた用紙Pを所定のタイミングで二次転写ニップ部に送り出す。つまり、用紙Pの二次転写ニップ部へのレジストを再開する。給紙トレイ30と、給紙ローラ47と、レジストローラ対32等によって搬送部72が構成される。
二次転写ローラ20と転写駆動ローラ18による二次転写ニップ部よりもさらに搬送方向の下流には、定着部34が設けられている。定着部34は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ34aと、この定着ローラ34aに対して所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ34bとを備えている。なお、定着部34は、無端状の回転ベルトを採用したものや、IH加熱方式など他の構成であってもよい。
<実施形態に係る画像形成装置の動作>
次に、画像形成装置100の動作について説明する。図1において、画像形成装置100の制御部からの搬送開始信号によって給紙トレイ30の給紙ローラ47が回転すると、給紙トレイ30の底板46上に積載された用紙Pの最上部の用紙Pのみがその下側の用紙Pから分離されて送り出される。
用紙Pの先端がレジストセンサ31で検知されると、検知されたタイミングをトリガとしてレジストローラ対32の二次転写ニップ部において所定の弛みが形成されるまで用紙Pを送られ、用紙Pの先端スキューが補正される。
次に、画像形成装置100の作像動作を説明する。像担持体2Kに作像されたトナー像が、像担持体2Kと同期して移動する中間転写ベルト16の表面に対し、プラスに帯電された一次転写ローラ19Kによる転写作用を受けて一次転写される。このような作像部1による潜像形成、現像、一次転写の各動作は、すべての作像部1で画像データと対応してタイミングをとって順次行われ、中間転写ベルト16の表面上に、シアンC、マゼンタM、イエローY、及びブラックKの各色トナー画像が順次重なり合った4色トナー画像が担持される。ここで、上述の画像データに対応した作像部1によるトナー像の作像の開始タイミングは、画像形成速度や生産性等に応じて予め定められ、用紙Pの位置に依存せずに作像を開始するタイミングであり、「第1の時期」の一例である。より詳しくは、作像部1によるトナー像の作像の各動作のうち、最も早く行われる作像の開始タイミングが「第1の時期」に該当する。また、4つの作像部1による作像の開始タイミングが異なる場合は、最も早いものが「第1の時期」に該当する。
中間転写ベルト16上の4色トナー画像は、矢印Aの方向に表面移動する中間転写ベルト16と共に搬送される。各色トナー画像が中間転写ベルト16に転写されると、レジストローラ対32と給紙ローラ47が駆動を開始し、中間転写ベルト16に転写されたトナー画像とのタイミングが合うように用紙Pが転写位置である二次転写ローラ20に向けて搬送される。なお、レジストローラ対32と給紙ローラ47の駆動開始は必ずしも同時である必要はない。
また、レジストローラ対32、給紙ローラ47の他に用紙Pを搬送する搬送ローラがあってもよい。二次転写ローラ20はプラスに帯電されており、この二次転写ローラ20の二次転写ニップ部によって、送られてきた用紙Pに中間転写ベルト16上のトナー画像が転写される。
中間転写ベルト16の表面の残留トナーや異物は次の作像・転写工程のためにベルトクリーニング部21によって除去される。トナー画像を転写された用紙Pは転写後、定着部34へと送られる。 定着部34に送り込まれた用紙Pは、定着ローラ34aと加圧ローラ34b間に挟まれ、その未定着トナー画像が加熱・加圧されて用紙Pに定着される。
<実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成>
次に、実施形態に係る画像形成装置の制御部のハードウェア構成について、図2を参照して説明する。
図2は、実施形態に係る画像形成装置の制御部のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。図2に示すように、画像形成装置100の備える制御部200は、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)57と、CPU(Central Processing Unit)58と、ROM(Read Only Memory)59と、RAM(Random Access Memory)60と、NVRAM(Non-volatile Random Access Memory)61と、操作パネルI/F(Inter/Face)62と、I/O(Input/Output)65と、画像処理IC(Integrated Circuit)66とを有する。それぞれが、システムバス64を介して相互に接続されている。ROM59、RAM60、及びNVRAM61は、実施形態に係る画像形成装置100の記憶部を構成している。
操作パネルI/F62には、ユーザが操作する操作パネル63が接続され、画像処理IC66には、コントローラ67が接続される。また、I/O65には、用紙Pが搬送されていることを検知するレジストセンサ31と、給紙ローラ47を回転駆動させる搬送モータ69と、転写駆動ローラ18を回転駆動させる転写モータ70と、像担持体2をそれぞれ回転駆動させる感光体モータ71とがそれぞれ接続される。
CPU58には、操作パネルI/F62を介して操作パネル63が接続されている。 操作パネル63は、表示部及び入力部を備えており、ユーザインタフェースとして機能し、画像形成装置の画像形成モード等の設定に使用される。
操作パネルI/F62は、CPU58と操作パネル63との間のデータ交換を行う。また、CPU58には、画像処理IC66を介してコントローラ67が接続されている。CPU58は、コントローラ67から印刷する用紙の紙厚などの印刷条件を取得する。
CPU58は、実施形態に係る画像形成装置100を制御し、ROM59に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス64に接続される各種デバイスとのアクセスを総括的に制御する。CPU58は、I/O65を介して接続されるレジストセンサ31、搬送モータ69、転写モータ70、及び感光体モータ71の入出力を制御する。即ち、CPU58はROM59に記憶されている画像形成装置100の制御プログラムを実行する。
CPU58は、制御プログラム及び制御用データ等で構成される命令にしたがって、用紙Pの搬送時間の計測、搬送時間の遅れの検知、再作像、レジスト再開(再搬送)、等の画像形成動作に係る制御を実行する。
ROM59は、読み出し専用の不揮発性メモリであり、CPU58によって使用される制御プログラムや制御用データ等が格納される。
RAM60は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性のメモリであり、記録データの展開や環境データの格納に用いられるワークフレームメモリとして利用される。
NVRAM61は、読み書きが可能な不揮発性メモリであり、制御プログラムが利用する画像形成装置に関する情報が格納される。またUART57は、シリアル通信用の信号とパラレル通信用の信号の変換を行う集積回路である。
<第1の実施形態に係る画像形成装置の機能構成>
次に、第1の実施形態に係る画像形成装置100の備える制御部200の機能構成を、図3を参照して説明する。図3は、画像形成装置の制御部の機能構成の一例を説明するブロック図である。尚、図3に示されている各機能ブロックの全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・結合して構成されてもよい。
図3に示すように、制御部200は、I/F部201と、搬送制御部202と、作像制御部203と、転写制御部204と、定着制御部205と、監視部206と、操作部207とを有する。
I/F部201は、画像形成装置100に画像形成の要求を行う端末装置との間で通信を行う。I/F部201は、端末装置から送信された画像データを作像制御部203等に送信し、画像形成装置100に対する画像形成の要求を行う。
搬送制御部202は、搬送モータ69に電気的に接続され、搬送モータ69の回転を制御して、二次転写ニップ部で用紙Pに中間転写ベルト16上のトナー画像を転写させるために、搬送部72が用紙Pを搬送するタイミングを制御する。
作像制御部203は、作像部1に電気的に接続され、作像部1を制御して作像プロセスを実行させ、各色の像担持体2上に各色のトナー像を作像させることができる。また、作像制御部203は、画像書込制御部208と、再作像制御部209と、作像開始時期変更部210と、時間判定部211とを有する。
画像書込制御部208は、I/F部201から送信された画像データを作像部1が備える各色への制御信号に変換し、レーザ光を用いた像担持体2への潜像の書き込みを制御する。
ここで、作像部1が画像データに基づき所定のページのトナー像の作像を開始してから、画像と用紙が二次転写位置で先端が合うように、レジストローラによる用紙の搬送を開始するまでの時間をレジスト再開時間とし、搬送部72が用紙Pの搬送を開始した時からの経過時間をジャム判定時間とする。再作像制御部209は、レジスト再開時間が予め定められたレジスト閾値時間以上で、ジャム判定時間が予め定められたジャム閾値時間未満の時間内に、用紙Pの先端がレジストセンサ31で検知されない搬送遅れ(以下、単に搬送遅れという)が発生した場合に、作像部1にトナー像の作像を中止させる。そして、用紙Pの先端がレジストセンサ31で検知されたタイミングよりも遅くなるように、中止させた所定のページのトナー像の作像を作像部1に再開させる。なお、用紙Pの先端がレジストセンサ31で検知されたタイミングよりも「遅くなる」ようにする理由は、定着部34が定着可能になるまでの待ち時間や他の調整動作等により、画像形成ができなくなる時間が生じる可能性があるためである。再作像制御部209は、以上のような再作像動作を実行させる機能を有する。
また、用紙Pの先端がレジストセンサ31で検知されたタイミングは、用紙Pの位置を基準に作像を開始するタイミングであり、「第2の時期」の一例である。
作像開始時期変更部210は、再作像制御部209による再作像動作の実行後に、作像部1によりトナー像の作像が開始されるタイミングを、用紙Pの先端がレジストセンサ31で検知されたタイミングに変更する機能を有する。つまり、作像開始時期変更部210は、トナー像の作像を開始するタイミングである作像開始時期を、第1の時期から第2の時期に変更することができる。
時間判定部211は、レジスト再開時間を計測し、レジスト再開時間がレジスト閾値時間以上か否かを判定する。また、時間判定部211は、ジャム判定時間を計測し、ジャム判定時間がジャム閾値未満か否かを判定する。時間判定部211は、CPU58の動作に用いられるクロックをカウントすること等で時間を計測することができる。
転写制御部204は、転写部15に電気的に接続され、転写部15を制御して像担持体2に作像されたトナー像を中間転写ベルト16に一次転写させ、中間転写ベルト16上のトナー像を用紙Pに二次転写させる。また、転写制御部204は、再作像制御部209が再作像動作を実行させた場合に、像担持体2に作像されたトナー像を中間転写ベルト16に一次転写させることができる。
定着制御部205は、定着部34に電気的に接続され、定着部34を制御して用紙P上に形成された未定着トナー画像を加熱・加圧して用紙Pに定着させる。
監視部206は、レジストセンサ31に電気的に接続され、レジストセンサ31の状態を監視し、用紙Pの先端がレジストセンサ31で検知されたタイミングを判定することができる。なお、本実施形態では、レジストセンサ31を例示したが、用紙Pの先端がレジストセンサ31で検知されたタイミングを判定することができれば、任意のセンサを任意の位置に配置してもよい。
操作部207は、操作パネル63に電気的に接続され、操作パネル63を介して画像形成装置100の状態を表示し、画像形成装置100への入力を受け付けることができる。
<第1の実施形態に係る画像形成装置の動作>
次に、第1の実施形態に係る画像形成装置の動作について説明する。
図4は、本実施形態に係る画像形成装置による再作像動作の一例を示すフローチャートである。
先ず、ステップS41において、作像部1は作像制御部203の制御下でトナー像の作像を開始する。
続いて、ステップS42において、時間判定部211は、レジスト再開時間の計測を開始する。
続いて、ステップS43において、搬送部72は、搬送制御部202の制御下で、用紙Pの搬送を開始する。
続いて、ステップS44において、時間判定部211は、ジャム判定時間の計測を開始する。
続いて、ステップS45において、監視部206は、レジストセンサ31が用紙Pの先端を検知したかどうかを判定する。
ステップS45において、レジストセンサ31が用紙Pの先端を検知したと判定された場合(ステップS45、Yes)、ステップS46において、搬送部72は、搬送制御部202の制御下で、二次転写ニップ部に用紙Pを搬送する。つまり、用紙Pのレジストを再開する。
続いて、ステップS47において、転写部15は、転写制御部204の制御下で、二次転写ニップ部で中間転写ベルト16上のトナー像を用紙Pに二次転写する。
続いて、ステップS48において、定着部34は、定着制御部205の制御下で、用紙P上の未定着トナー像を用紙Pに定着させる。
続いて、ステップS49において、搬送部72は、搬送制御部202の制御下で、トナー像を定着後の用紙Pを画像形成装置外の排紙トレイ等に排紙する。
一方、ステップS45において、レジストセンサ31が用紙Pの先端を検知していないと判定された場合(ステップS45、No)、ステップS50において、時間判定部211はジャム判定時間がジャム閾値時間未満か否かを判定する。
ステップS50でジャム閾値時間未満でないと判定された場合(ステップS50、No)、ステップS51において、制御部200は、画像形成装置100に画像形成動作を中断させる。
一方、ステップS50でジャム閾値時間未満であると判定された場合(ステップS50、Yes)、ステップS52において、時間判定部211はレジスト再開時間がレジスト閾値時間以上か否かを判定する。
ステップS52でレジスト閾値時間以上でないと判定された場合(ステップS52、No)、ステップS45に戻り、ステップS45以降が繰り返される。一方、ステップS52でレジスト閾値時間以上であると判定された場合(ステップS52、Yes)、ステップS53において、作像部1は、再作像制御部209の制御下で、トナー像の作像を中止する。
続いて、ステップS54において、監視部206は、レジストセンサ31が用紙Pの先端を検知したかどうかを判定する。
ステップS54において、レジストセンサ31が用紙Pの先端を検知していないと判定された場合(ステップS54、No)、ステップS55において、時間判定部211はジャム判定時間がジャム閾値時間未満か否かを判定する。
ステップS55で、ジャム閾値時間未満でないと判定された場合(ステップS55、No)、制御部200は、画像形成装置100に画像形成動作を中断させる。一方、ジャム閾値時間未満であると判定された場合(ステップS55、Yes)、ステップS53に戻り、ステップS53以降が繰り返される。
一方、ステップS54において、レジストセンサ31が用紙Pの先端を検知したと判定された場合(ステップS54、Yes)、ステップS57において、作像部1は、再作像制御部209の制御下で、中止したトナー像の作像を再開する。より詳しくは、像担持体2上に作像されたトナー像を像担持体2のクリーニング部(不図示)が除去し、中間転写ベルト16上に途中まで作像されたトナー画像をベルトクリーニング部21が除去し、作像部1は、中止したトナー像の作像のための各動作を最初から改めて行う。その後、ステップS46に移行し、ステップS46以降が実行される。
このようにして、予め定めたレジスト時間閾値以上でジャム閾値時間未満の時間にレジストセンサ31で用紙Pが検知されない搬送遅れが発生した場合に、再作像動作を実行することができる。
次に、図5は、本実施形態に係る画像形成装置による再作像動作実行後の後続用紙の画像形成動作の一例を示すフローチャートである。
再作像動作実行後に、先ず、ステップS51において、作像開始時期変更部210は、作像開始時期を第1の時期から第2の時期に変更する。
続いて、ステップS52において、搬送部72は、搬送制御部202の制御下で、用紙Pの搬送を継続する。
続いて、ステップS53において、時間判定部211は、ジャム判定時間の計測を開始する。
続いて、ステップS54において、監視部206は、レジストセンサ31が用紙Pの先端を検知したかどうかを判定する。
ステップS54でレジストセンサ31が用紙Pの先端を検知したと判定された場合(ステップS54、Yes)、ステップS55において、作像部1は作像制御部203の制御下でトナー像の作像を開始する。
続いて、ステップS56において、搬送部72は、搬送制御部202の制御下で、用紙Pのレジストを再開する。
続いて、ステップS57において、転写部15は、転写制御部204の制御下で、二次転写ニップ部で中間転写ベルト16上のトナー像を用紙Pに二次転写する。
続いて、ステップS58において、定着部34は、定着制御部205の制御下で、用紙P上の未定着トナー像を用紙Pに定着させる。
続いて、ステップS59において、搬送部72は、搬送制御部202の制御下で、トナー像を定着後の用紙Pを画像形成装置外の排紙トレイ等に排紙する。
一方、ステップS54において、レジストセンサ31が用紙Pの先端を検知していないと判定された場合(ステップS54、No)、ステップS60において、時間判定部211はジャム判定時間がジャム閾値時間未満か否かを判定する。
ステップS60において、ジャム閾値時間未満でないと判定された場合(ステップS60、No)、ステップS61において、制御部200は、画像形成装置100に画像形成動作を中断させる。
一方、ステップS60において、ジャム閾値時間未満であると判定された場合(ステップS60、No)、ステップS54に戻り、ステップS54以降が繰り返される。
このようにして、作像開始時期を第2の時期に変更して、再作像動作実行後の後続用紙の画像形成を実行することができる。
<作用効果>
給紙トレイから二次転写ニップ部に至る用紙Pの搬送には、給紙ローラ47及びレジストローラ対32を含む複数の搬送ローラが用いられるが、これら複数の搬送ローラのいずれかが摩耗していると、搬送ローラと用紙Pとの間で滑りが生じるために、二次転写タイミングに用紙Pの搬送が間に合わず、ジャムエラーが発生しやすくなる。
ジャムエラーが発生すると、ユーザが画像形成装置100から用紙Pを取り除くジャム解除の操作が必要になり、画像形成装置100のダウンタイムにより生産性が低下する場合がある。
本実施形態では、上述したトナー像の再作像動作を実行してジャムエラーを抑制し、ジャム解除にかかる画像形成装置100のダウンタイムを低減することで、生産性の低下を抑制することができる。
また、用紙P等の記録媒体の搬送経路や記録媒体の種類によっては、搬送ローラと用紙Pとの間で滑りが生じやすくなり、再作像動作を実行後、後続する記録媒体においても搬送遅れが生じる場合がある。
本実施形態では、トナー像の再作像動作を実行後、レジストセンサ31が用紙Pの先端を検知したタイミングである第2の時期にトナー像の作像を開始するように、作像開始時期変更部210が作像開始時期を変更する。レジストセンサ31が用紙Pの先端を検知するまでトナー像の作像を開始しないため、搬送ローラと用紙Pとの滑りにより後続用紙に搬送遅れが生じた場合でも、ジャムエラーは生じさせずに、画像形成装置100のダウンタイムを低減することができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る画像形成装置について説明する。なお、既に説明した実施形態と同一の構成部についての説明は省略する。
先ず、図6は、印刷要求における搬送遅れの発生状況の一例を説明する図である。図6において、横軸は時間を示している。図6は、端末装置から画像形成装置の制御部に印刷要求が送信され、印刷要求に含まれる4ページの画像データのうち、破線の丸81で囲った2ページ目の画像形成において、用紙の搬送遅れが生じたことを示している。ここで、「印刷要求」とは、画像形成装置の制御部で認識される、連続して印刷される印刷群をいう。この「印刷要求」は、一般的な「印刷ジョブ」とは異なる。例えば、ユーザAが2枚印刷の印刷ジョブを画像形成装置に送信し、ユーザBが3枚印刷の印刷ジョブを画像形成装置に送信した場合で、5枚の印刷が連続的に行われる場合、画像形成装置の制御部は「印刷要求」は5枚の印刷を含む印刷群として認識する。また、ユーザが100枚印刷の印刷ジョブを画像形成装置に送信した場合に、インターネットの通信遅延等により、31枚目と32枚目で時間が空き、連続印刷されなかった場合、画像形成装置の制御部は、31枚印刷の「印刷要求」と、69枚印刷の「印刷要求」の2つの「印刷要求」として認識する。
本実施形態に係る画像形成装置100aでは、用紙の搬送遅れが生じた2ページ目の画像形成において、再作像動作を実行する。そして、後続する3~4ページ目の作像開始時期を第2の時期に変更してトナー像の作像を行った後、つまり印刷要求が終了した後、作像開始時期を第1の時期に戻すことを特徴としている。
図7は、本実施形態に係る画像形成装置の制御部の機能構成の一例を説明する図である。画像形成装置100aの制御部200aは、作像制御部203aを有し、作像制御部203aは作像開始時期変更部210aを有する。また、作像開始時期変更部210aは、印刷要求終了判定部212を有する。
印刷要求終了判定部212は、画像形成された用紙の枚数をカウントし、印刷要求に含まれる画像データのページ数と比較すること等で、搬送遅れが発生した時に開始していた画像の印刷要求が全て終了したか否かを判定することができる。
作像開始時期変更部210aは、用紙Pの搬送遅れが発生した場合、作像開始時期を第2の時期に変更する。そして、第2の時期を作像開始時期として、後続する用紙に画像形成が行われた後、印刷要求が終了したと印刷要求終了判定部212が判定した場合に、作像開始時期を第1の時期に変更することができる。
図8は、本実施形態に係る画像形成装置による再作像動作実行後の後続用紙の画像形成動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS81~S89は、図5のステップS51~S59と同様であり、また、ステップS92及びS93は、図5のステップS60及びS61と同様であるため、これらの説明を省略する。
ステップS90において、印刷要求終了判定部212は、印刷要求が終了したか否かを判定する。
ステップS90で、印刷要求が終了したと判定された場合は(ステップS90、Yes)、ステップS91において、作像開始時期変更部210aは、作像開始時期を第2の時期から第1の時期に変更する。一方、ステップS90で、印刷要求が終了していないと判定された場合は(ステップS90、No)、ステップS82に戻り、ステップS82以降が繰り返される。
このようにして、作像開始時期を第2の時期に変更後、搬送遅れが発生した時に開始していた画像の印刷要求が全て終了した場合に、作像開始時期を第1の時期に変更することができる。
1つの印刷要求では、各ページの画像が同じ種類の用紙に対して画像形成されるため、印刷要求の中で用紙の搬送遅れが発生したページがあると、他のページでも同様に搬送遅れを発生させる可能性がある。本実施形態では、用紙の搬送遅れが発生した場合、作像開始時期を第2の時期として画像形成を行い、搬送遅れが発生した時に開始していた画像の印刷要求が全て終了した後で、作像開始時期を第1の時期に戻す。これにより、印刷要求の実行中は、第2の時期を作像開始時期として画像形成するため、再作像動作を実行した後の後続の用紙において、搬送遅れを確実に防ぐことができる。
なお、上述した以外の効果は、第1の実施形態で説明したものと同様である。
<変形例>
図9は、第2の実施形態の変形例に係る画像形成装置の機能構成の一例を説明する図である。画像形成装置100bの制御部200bは、作像制御部203bを有し、作像制御部203bは、作像開始時期変更部210bを有する。また、作像開始時期変更部210bは、回数判定部213を有し、操作パネル63bは表示部631を有する。
回数判定部213は、搬送遅れの発生回数が予め定めた所定の回数以上か否か、及び搬送遅れが発生した時に開始していた画像の印刷要求が全て終了したか否かを判定することができる。また、回数判定部213は、判定結果を通知表示制御部214に出力する。
作像開始時期変更部210bは、用紙Pの搬送遅れが発生した場合、作像開始時期を第2の時期に変更する。また、作像開始時期変更部210bは、作像開始時期を第2の時期に変更後、搬送遅れの発生回数が予め定めた所定の回数以上の場合であって、印刷要求が終了した場合に、作像開始時期を第1の時期に変更することができる。
表示部631は、操作部207を介して回数判定部213から入力した判定結果に基づく警告等の通知を表示する。
図10は、本実施形態に係る画像形成装置による再作像動作実行後の後続用紙の画像形成動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS101~S109は、図5のステップS51~S59と同様であり、また、S113及びS114は、図5のステップS60及びS61と同様であるため、これらの説明を省略する。
ステップS110において、回数判定部213は、搬送遅れの発生回数が予め定めた所定の回数以上か否か、及び搬送遅れが発生した時に開始していた画像の印刷要求が全て終了したか否かを判定する。
ステップS110で、搬送遅れの発生回数が予め定めた所定の回数以上で、かつ搬送遅れが発生した時に開始していた画像の印刷要求が全て終了したと判定された場合は(ステップS110、Yes)、ステップS111において、作像開始時期変更部210bは、作像開始時期を第2の時期から第1の時期に変更する。
続いて、ステップS112において、表示部631は、操作部207を介して回数判定部213から入力した判定結果に基づく警告等の通知を表示する。ここで、図11は、表示部631が表示する通知の一例を示す図である。
図10に戻り、ステップS110で、印刷要求が終了していないと判定された場合は(ステップS110、No)、ステップS102に戻り、ステップS102以降が繰り返される。
このようにして、作像開始時期を第2の時期に変更後、搬送遅れの発生回数が予め定めた所定の回数以上の場合であって、搬送遅れが発生した時に開始していた画像の印刷要求が全て終了した場合に、作像開始時期を第1の時期に変更することができる。
1つの印刷要求では、各ページの画像が同じ種類の用紙に対して画像形成されるため、印刷要求の中で用紙の搬送遅れが発生したページがあると、他のページでも同様に搬送遅れを発生させる可能性がある。また、搬送遅れの発生回数が予め定めた回数以上に多くなると、他のページでも同様に搬送遅れを発生させる可能性がより高くなる。
本実施形態では、用紙の搬送遅れが発生した場合、作像開始時期を第2の時期として画像形成を行い、搬送遅れの発生回数が予め定めた所定の回数以上で、かつ搬送遅れが発生した時に開始していた画像の印刷要求が全て終了した場合に、作像開始時期を第1の時期に戻す。これにより、印刷要求の実行中は、第2の時期を作像開始時期として画像形成するため、用紙の搬送遅れが生じた後の後続の用紙において、搬送遅れを確実に防ぐことができる。
また、搬送ローラと用紙との間で滑りが生じていることをユーザに通知し、用紙の見直しの機会を与えることができる。
なお、上述した以外の効果は、既に説明したものと同様である。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態に係る画像形成装置について説明する。
図12は、第3の実施形態に係る画像形成装置の制御部の機能構成の一例を説明する図である。画像形成装置100cの制御部200cは、作像制御部203cと、枚数設定部113とを有し、作像制御部203cは、作像開始時期変更部210cを有する。また、作像開始時期変更部210cは、枚数判定部215を有する。
枚数判定部215は、予め定めた所定の枚数の画像を形成したか否かを判定することができる。また、枚数設定部113は、操作パネル63等を介して入力した所定の枚数のデータを枚数判定部215に出力することができる。枚数判定部215は入力した枚数のデータを所定の枚数データとして用いることができる。
作像開始時期変更部210cは、用紙Pの搬送遅れが発生した場合、作像開始時期を第2の時期に変更する。また、作像開始時期変更部210cは、作像開始時期を第2の時期に変更後、所定の枚数の画像を形成した場合に、作像開始時期を第1の時期に変更することができる。
図13は、本実施形態に係る画像形成装置による再作像動作実行後の後続用紙の画像形成動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS131~S139は、図5のステップS51~S59と同様であり、また、S142及びS143は、図5のステップS60及びS61と同様であるため、これらの説明を省略する。
ステップS140において、枚数判定部215は、予め定めた所定の枚数の画像を形成したか否かを判定する。
ステップS140で、予め定めた所定の枚数の画像を形成したと判定された場合は(ステップS140、Yes)、ステップS141において、作像開始時期変更部210cは、作像開始時期を第2の時期から第1の時期に変更する。
このようにして、作像開始時期を第2の時期に変更後、予め定めた所定の枚数の画像を形成した場合に、作像開始時期を第1の時期に変更することができる。
滑りが大きい用紙の場合、すぐに作像開始時期を第1の時期に戻すと、後続の用紙で搬送遅れを発生させる可能性がある。
本実施形態では、用紙の搬送遅れが発生した場合、作像開始時期を第2の時期として画像形成を行い、予め定めた所定の枚数の画像を形成した後で、作像開始時期を第1の時期に戻す。これにより、滑りが大きい用紙の場合でも、後続の用紙で搬送遅れを確実に防ぐことができる。
なお、上述した以外の効果は、既に説明したものと同様である。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態に係る画像形成装置について説明する。
図14は、第4の実施形態に係る画像形成装置の制御部の機能構成の一例を説明する図である。画像形成装置100dの制御部200dは、作像制御部203dを有し、作像制御部203dは、作像開始時期変更部210dを有する。また、作像開始時期変更部210dは、要因判定部216を有する。
要因判定部216は、搬送遅れ以外の要因でトナー像の作像が中断したか否かを判定することができる。ここで、搬送遅れ以外の要因とは、画像形成装置100dの給紙トレイに用紙が無くなった場合や、画像形成装置100dのカバー(ドア)が開いた状態になっている場合、ジャム等の異常が発生した場合等である。
作像開始時期変更部210dは、用紙Pの搬送遅れが発生した場合、作像開始時期を第2の時期に変更する。また、作像開始時期変更部210dは、作像開始時期を第2の時期に変更後、搬送遅れ以外の要因でトナー像の作像が中断した場合に、トナー像の作像の中断終了後に、作像開始時期を第2の時期から第1の時期に変更することができる。
作像開始時期を第2の時期に変更後に、トナー像の作像が中断した場合に、用紙の滑り等に起因する搬送遅れは解消している場合がある。一方、第2の時期は、第1の時期より作像開始時期が遅いため、作像開始時期を第2の時期とすると、画像形成装置の生産性が低下する場合がある。
本実施形態では、作像開始時期を第2の時期に変更後、搬送遅れ以外の要因でトナー像の作像が中断した場合に、トナー像の作像の中断終了後に、作像開始時期を第1の時期に戻す。これにより、画像形成装置の生産性の低下を迅速に解消することができる。
なお、上述した以外の効果は、既に説明したものと同様である。
以上、実施形態に係る画像形成装置について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
また実施形態は、画像形成装置の制御方法も含む。例えば、画像形成装置の制御方法は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置の制御方法であって、前記記録媒体を搬送する搬送工程と、第1の時期を作像開始時期として、像担持体にトナー像を作像する作像工程と、前記トナー像を中間転写体に一次転写する一次転写工程と、前記中間転写体上に一次転写された前記トナー像を、所定の二次転写位置で、前記記録媒体に二次転写する二次転写工程と、前記搬送工程により搬送された前記記録媒体を検知する検知工程と、前記作像工程による前記トナー像の作像を制御する作像制御工程と、を含み、前記作像制御工程は、前記作像工程による前記トナー像の作像を開始してから、前記トナー像と前記記録媒体が前記二次転写位置で先端が合うように、前記記録媒体の搬送を開始するまでの時間が予め定められたレジスト閾値以上で、前記搬送工程による前記記録媒体の搬送が開始された時からの経過時間がジャム閾値時間未満の時間内に、前記検知工程により前記記録媒体が検知されない搬送遅れが発生した場合に、前記トナー像の作像を中止させ、前記記録媒体が検知された、前記第1の時期とは異なる第2の時期を作像開始時期として、前記トナー像の作像を再開させる再作像制御工程と、前記再作像制御工程を実行後、前記作像工程により前記トナー像の作像が開始される前記作像開始時期を第2の時期に変更する作像開始時期変更工程と、を含む。
このような画像形成装置の制御方法により、上述の画像形成装置と同様の効果を得ることができる。
1 作像部
2 像担持体
15 転写部
16 中間転写ベルト
17 従動ローラ
18 転写駆動ローラ
19 一次転写ローラ
20 二次転写ローラ
21 ベルトクリーニング部
30 給紙トレイ
31 レジストセンサ(検知部の一例)
32 レジストローラ対
34 定着部
46 底板
47 給紙ローラ
63、63b 操作パネル
631 表示部
72 搬送部
100、100a、100b、100c、100d 画像形成装置
113 枚数設定部
200、200a、200b、200c、200d 制御部
201 I/F部
202 搬送制御部
203 作像制御部
204 転写制御部
205 定着制御部
206 監視部
207 操作部
208 画像書込制御部
209 再作像制御部
210、210a、210b、210c、210d 作像開始時期変更部
211 時間判定部
212 印刷要求終了判定部
213 回数判定部
214 通知表示制御部
215 枚数判定部
216 要因判定部
特開2010-60966号公報

Claims (8)

  1. 画像データに基づき、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記記録媒体を搬送する搬送部と、
    第1の時期を作像開始時期として、像担持体にトナー像を作像する作像部と、
    前記トナー像を中間転写体に一次転写する一次転写部と、
    前記中間転写体上に一次転写された前記トナー像を、所定の二次転写位置で、前記記録媒体に二次転写する二次転写部と、
    前記搬送部により搬送された前記記録媒体を検知する検知部と、
    前記作像部による前記トナー像の作像を制御する作像制御部と、を有し、
    前記作像制御部は、
    前記作像部による前記トナー像の作像を開始してから、前記トナー像と前記記録媒体が前記二次転写位置で先端が合うように、前記記録媒体の搬送を開始するまでの時間が予め定められたレジスト閾値時間以上で、前記搬送部による前記記録媒体の搬送が開始された時からの経過時間がジャム閾値時間未満の時間内に、前記検知部により前記記録媒体が検知されない搬送遅れが発生した場合に、前記トナー像の作像を中止させ、前記記録媒体が検知された、前記第1の時期とは異なる第2の時期を作像開始時期として、前記トナー像の作像を再開させる再作像制御部と、
    前記再作像制御部による再作像動作を実行後、前記作像部により前記トナー像の作像が開始される前記作像開始時期を、前記第2の時期に変更する作像開始時期変更部と、を有し、
    前記第1の時期は、前記記録媒体の位置に依存せず、前記画像データに対応して定められた前記トナー像の作像を開始するタイミングであり、
    前記第2の時期は、前記記録媒体の位置を基準とし、前記記録媒体の先端が前記検知部で検知された、前記トナー像の作像を開始するタイミングであり、かつ前記記録媒体が検知された後、再度作像が可能になるタイミングである
    画像形成装置。
  2. 前記作像開始時期変更部は、前記搬送遅れが発生した時に開始していた印刷要求が全て終了したか否かを判定する印刷要求終了判定部を有し、前記作像開始時期を前記第2の時期に変更後、前記印刷要求が終了した場合に、前記作像開始時期を前記第1の時期に変更する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記作像開始時期変更部は、前記搬送遅れの発生回数が予め定めた所定の回数以上か否か、及び前記搬送遅れが発生した時に開始していた画像の印刷要求が全て終了したか否かを判定する回数判定部を有し、前記作像開始時期を前記第2の時期に変更後、前記搬送遅れの発生回数が予め定めた所定の回数以上の場合であって、前記印刷要求が終了した場合に、前記作像開始時期を前記第1の時期に変更する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送遅れの発生回数が予め定めた所定の回数以上の場合に、所定の通知を表示する表示部を有する
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記作像開始時期変更部は、予め定めた所定の枚数の画像を形成したか否かを判定する枚数判定部を有し、前記作像開始時期を前記第2の時期に変更後、前記所定の枚数の画像を形成した場合に、前記作像開始時期を前記第1の時期に変更する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 入力に応じて、前記所定の枚数を設定する枚数設定部を有する
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記作像開始時期変更部は、前記搬送遅れ以外の要因で前記トナー像の作像が中断されたか否かを判定する要因判定部を有し、前記作像開始時期を前記第2の時期に変更後、前記搬送遅れ以外の要因で前記トナー像の作像が中断された場合に、前記トナー像の作像の中断終了後に、前記作像開始時期を前記第1の時期に変更する
    請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 画像データに基づき、記録媒体に画像を形成する画像形成装置の制御方法であって、
    前記記録媒体を搬送する搬送工程と、
    第1の時期を作像開始時期として、像担持体にトナー像を作像する作像工程と、
    前記トナー像を中間転写体に一次転写する一次転写工程と、
    前記中間転写体上に一次転写された前記トナー像を、所定の二次転写位置で、前記記録媒体に二次転写する二次転写工程と、
    前記搬送工程により搬送された前記記録媒体を検知する検知工程と、
    前記作像工程による前記トナー像の作像を制御する作像制御工程と、を含み、
    前記作像制御工程は、
    前記作像工程による前記トナー像の作像を開始してから、前記トナー像と前記記録媒体が前記二次転写位置で先端が合うように、前記記録媒体の搬送を開始するまでの時間が予め定められたレジスト閾値以上で、前記搬送工程による前記記録媒体の搬送が開始された時からの経過時間がジャム閾値時間未満の時間内に、前記検知工程により前記記録媒体が検知されない搬送遅れが発生した場合に、前記トナー像の作像を中止させ、前記記録媒体が検知された、前記第1の時期とは異なる第2の時期を作像開始時期として、前記トナー像の作像を再開させる再作像制御工程と、
    前記再作像制御工程を実行後、前記作像工程により前記トナー像の作像が開始される前記作像開始時期を第2の時期に変更する作像開始時期変更工程と、を含み、
    前記第1の時期は、前記記録媒体の位置に依存せず、前記画像データに対応して定められた前記トナー像の作像を開始するタイミングであり、
    前記第2の時期は、前記記録媒体の位置を基準とし、前記記録媒体の先端が前記検知工程で検知された、前記トナー像の作像を開始するタイミングであり、かつ前記記録媒体が検知された後、再度作像が可能になるタイミングである
    画像形成装置の制御方法。
JP2019004493A 2019-01-15 2019-01-15 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法 Active JP7286974B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019004493A JP7286974B2 (ja) 2019-01-15 2019-01-15 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019004493A JP7286974B2 (ja) 2019-01-15 2019-01-15 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020112726A JP2020112726A (ja) 2020-07-27
JP7286974B2 true JP7286974B2 (ja) 2023-06-06

Family

ID=71665866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019004493A Active JP7286974B2 (ja) 2019-01-15 2019-01-15 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7286974B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001320527A (ja) 2000-02-29 2001-11-16 Canon Inc デジタル複写機
JP2008026690A (ja) 2006-07-24 2008-02-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2010060966A (ja) 2008-09-05 2010-03-18 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2010217542A (ja) 2009-03-17 2010-09-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および画像形成方法
JP2011048253A (ja) 2009-08-28 2011-03-10 Brother Industries Ltd 画像形成装置
JP2013011737A (ja) 2011-06-29 2013-01-17 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2014038144A (ja) 2012-08-13 2014-02-27 Ricoh Co Ltd シート材搬送装置および画像形成装置
JP2016160011A (ja) 2015-02-27 2016-09-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2018116195A (ja) 2017-01-19 2018-07-26 株式会社リコー 画像形成制御装置、画像形成装置及び画像形成方法
JP2018120108A (ja) 2017-01-26 2018-08-02 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001320527A (ja) 2000-02-29 2001-11-16 Canon Inc デジタル複写機
JP2008026690A (ja) 2006-07-24 2008-02-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2010060966A (ja) 2008-09-05 2010-03-18 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2010217542A (ja) 2009-03-17 2010-09-30 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および画像形成方法
JP2011048253A (ja) 2009-08-28 2011-03-10 Brother Industries Ltd 画像形成装置
JP2013011737A (ja) 2011-06-29 2013-01-17 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2014038144A (ja) 2012-08-13 2014-02-27 Ricoh Co Ltd シート材搬送装置および画像形成装置
JP2016160011A (ja) 2015-02-27 2016-09-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2018116195A (ja) 2017-01-19 2018-07-26 株式会社リコー 画像形成制御装置、画像形成装置及び画像形成方法
JP2018120108A (ja) 2017-01-26 2018-08-02 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020112726A (ja) 2020-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4853440B2 (ja) 印刷システム
JP5262564B2 (ja) 連続紙印刷装置
US9187280B2 (en) Sheet feeding device, control method for the sheet feeding device, and image forming apparatus incorporating the sheet feeding device
JP4700948B2 (ja) 画像形成装置
JP4942151B2 (ja) 画像形成システム及び画像形成装置
JP4695948B2 (ja) 画像形成装置
JP7286974B2 (ja) 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法
US10520873B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
US8149433B2 (en) Image forming apparatus and control method for image forming apparatus
JP2016102825A (ja) 連続紙印刷装置
US8867982B2 (en) Image forming apparatus and double-sided image forming apparatus
JP2018116195A (ja) 画像形成制御装置、画像形成装置及び画像形成方法
JP2013222136A (ja) 画像形成装置
JP7327021B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
US9891562B2 (en) Image forming apparatus and conveyance control method
JP2001337506A (ja) 画像形成装置
JP7476252B2 (ja) 画像形成装置
US11221578B2 (en) Image forming apparatus that detects deterioration of a spring used to bias a sheet locking member
JP4590245B2 (ja) 画像形成装置
JP2019215486A (ja) 画像形成装置、及び、搬送異常判断方法
US20230130208A1 (en) Sheet conveyance apparatus
JP7288609B2 (ja) 画像形成装置
JP2023037800A (ja) 画像形成装置
JP2011237743A (ja) 画像形成装置
JP3751550B2 (ja) 用紙搬送機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230303

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20230303

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20230322

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20230328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230508

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7286974

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151