JP4700948B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録材に形成された画像を熱定着する定着装置に関し、例えば、電子写真方式や静電記録方式を用いて形成された記録材上のトナー像を熱定着する定着装置に関する。
従来より、電子写真画像形成装置において、画像形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂より構成された粉体状のトナーを用いてトナー像を形成し、これを記録材に転写し、更に、定着装置にて記録材上のトナー像を固着画像として加熱定着処理するものが考案、実施されている。
トナー像を加熱溶融して記録材に定着させる定着装置として、定着ローラと加圧ローラを用いるものや、定着ローラと加圧ベルトを用いるものが知られている。
このような、定着ローラと加圧ベルトより構成された定着装置において、樹脂等にて表面がコートされた紙、所謂、コート紙に定着処理を施す際、コート紙内の水蒸気がコート層を突き破って放散することによる不具合を防止すべく、通紙時以外は加圧ベルトを定着ローラから離間させておくように加圧ベルトを定着ローラに対し接離自在な構成とすることが提案されている(特許文献1参照)。この装置では、記録材上の画像面側の定着ローラと画像裏面側の加圧ベルトへの熱供給の構成として、定着ローラの温調温度よりも加圧ベルトの温調温度を低くされている。
そこで、上記定着装置では、記録材がニップ部に突入する直前に加圧ベルトを定着ローラに当接させることで、加圧ベルト側から記録材(未定着画像)に与える熱量を少なくして(定着ローラと加圧ベルトに所定以上の温度差を設ける)、上記不具合を防止している。
特開平11−231701号公報
しかしながら、上述の定着装置では、記録材がニップ部に突入する直前に一律のタイミングで加圧ベルトを定着ローラに当接させる構成とされているため、即ち、加圧ベルトを当接させた時点から記録材が定着ニップへ突入する時点までの時間が一律に決められているため、複数の記録材に連続して画像形成を行う画像形成ジョブにて定着処理を続けて行った後、直ぐに次の画像形成ジョブが要求された場合などに以下に述べる問題があった。
その次の画像形成ジョブの開始にあたって定着装置を動作させる場合、その時点での加圧ベルトの温度が低いと、記録材がニップ部に突入するまでに加圧ベルトが所定の温度に昇温しなくなり記録材(画像)に与える熱量が不足し定着不良を引き起こすことがあった。一方、その時点での加圧ベルトの温度が高いと、加圧ベルトの温度が定着ローラの温度と同等程度になってしまい記録材(画像)に与える熱量が過剰となり、高温オフセットや上述の水蒸気放散(コート紙の場合)による画像不良が発生したり、記録材が加圧ベルトから分離されないといった定着不良を引き起こすことがあった。
本発明によれば上記課題を解決することができる。
そこで、本発明の画像形成装置は「シート上の画像を定着する定着回転体と、前記定着回転体とニップを形成する加圧ベルトと、前記定着回転体と前記加圧ベルトとを接触離間させる接離手段と、前記加圧ベルトの温度を検知する検知手段と、を有する画像形成装置であって、画像形成を開始する画像形成信号が入力されたときに離間している前記加圧ベルトと前記定着回転体を当接させるタイミングを、前記ニップにシートが到達するまでに、前記加圧ベルトが前記定着回転体によって所定の温度まで昇温されるように、画像形成信号が入力されたときの前記検知手段の検知結果が高温のときに低温のときよりも遅くなるように変更する変更手段と、を有する」ことを特徴とする。
これにより、当接前の加圧部材の温度が異なっていても、シートがニップに到達するときの加圧部材の温度ばらつきを低減することができる。
以下、本発明に係る実施例を説明する。なお、本発明は以下に説明する実施例の形態だけに限らず、本発明の思想の範囲内で種々の構成を公知のものへ変更可能である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
<画像形成装置の全体構成>
図11は本発明を適用できる画像形成装置の要部断面図である。本実施例の画像形成装置は電子写真方式とし、光学系1Rにて原稿の画像を読み取り、画像出力部1Pにて光学系1Rからの画像情報より画像を転写材Pに形成し、更に、画像出力部1Pに複数の画像形成部を並列に配し、且つ、中間転写方式を採用したカラー画像出力装置1として説明していく。
画像出力部1Pは大別して、画像形成部10(4つのステーション10a、10b、10c、10dが並設されており、その構成は同一である。)、給紙ユニット20、中間転写ユニット30、定着ユニット40、及び制御部80(図1に不図示)から構成される。
更に、個々のユニットについて詳しく説明する。画像形成部10は次に述べるような構成になっている。像担持体としての感光ドラム11a、11b、11c、11dがその中心で軸支され、矢印方向に回転駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向して、その回転方向に一次帯電器12a、12b、12c、12d、露光部である光学系の露光部13a、13b、13c、13d、折り返しミラー16a、16b、16c、16d、現像装置14a、14b、14c、14dが配置されている。
一次帯電器12a〜12dにおいて、感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。次いで、露光部13a〜13dにより、記録画像信号に応じて変調した、例えばレーザービームなどの光線を折り返しミラー16a〜16dを介して感光ドラム11a〜11d上に露光させることによって、そこに静電潜像を形成する。
更に、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(以下、これを「トナー」と称する。)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによって上記静電潜像を顕像化する。顕像化された可視画像(現像像)を、中間転写体である中間転写ベルト31の画像転写領域Ta、Tb、Tc、Tdに転写する。
感光ドラム11a〜11dが回転して、画像転写領域Ta〜Tdを通過した下流で、クリーニング装置15a、15b、15c、15dにより、中間転写ベルト31に転写されずに感光ドラム11a〜11d上に残されたトナーを掻き落としてドラム表面の清掃を行う。以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。
給紙ユニット20は、記録材としての転写材Pを収納するためのカセット21a、21b、手差しトレイ27、カセット21a、21b内もしくは手差しトレイ27より転写材Pを一枚ずつ送り出すためのピックアップローラ22a、22b、26、各ピックアップローラ22a、22b、26から送り出された転写材Pをレジストローラ25a、25bまで搬送するための給紙ローラ対23及び給紙ガイド24、及び、画像形成部の画像形成タイミングに合わせて転写材Pを二次転写領域Teへ送り出すためのレジストローラ25a、25bで構成される。
中間転写ユニット30について詳細に説明する。中間転写ベルト31は、巻架ローラとして、中間転写ベルト31に駆動を伝達する駆動ローラ32、中間転写ベルト31の回動に従動する従動ローラ33、ベルト31を挟んで二次転写領域Teに対向する二次転写対向ローラ34に巻架される。これらのうち駆動ローラ32と従動ローラ33との間に一次転写平面Aが形成される。駆動ローラ32は、金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタンまたはクロロプレン)をコーティングしてベルト31とのスリップを防いでいる。駆動ローラ32はパルスモータ(不図示)によって矢印B方向へ回転駆動される。
一次転写平面Aは各画像形成部10a〜10dに対向し、各感光ドラム11a〜11dが中間転写ベルト31の一次転写面Aに対向するようにされている。よって一次転写面Aに一次転写領域Ta〜Tdが位置することになる。各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベルト31が対向する一次転写領域Ta〜Tdには、中間転写ベルト31の裏に一次転写用帯電器35a〜35dが配置されている。二次転写対向ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置され、中間転写ベルト31とのニップによって二次転写領域Teを形成する。二次転写ローラ36は中間転写ベルト31に対して適度な圧力で加圧されている。又、中間転写ベルト31上の二次転写領域Teの下流には、中間転写ベルト31の画像形成面をクリーニングするためのクリーニングブレード51、及び廃トナーを収納する廃トナーボックス52が設けられている。
定着装置としての定着ユニット40(図1)は、後述にて詳細な構成を説明するが、内部にハロゲンヒーターなどの熱源を備えた定着回転体としての定着ローラと、この定着ローラに圧接した加圧ベルト、定着ローラと加圧ベルトの圧接部であるニップ部へ転写材Pを導くためのガイド、ニップ部から排出されてきた転写材Pをさらに装置外部に導き出すための内排紙ローラ44、外排紙ローラ45等から構成される。
制御部80より画像形成動作開始信号が発せられると、選択された転写材Pサイズ等により選択された給紙段から転写材Pの給紙を開始する。
次に装置の動作に即して説明を加える。
制御部80より画像形成動作開始信号が発せられると、まず、搬送手段としてのピックアップローラ22aにより、カセット21aから転写材Pが一枚ずつ送り出される。そして搬送手段としての給紙ローラ対23によって転写材Pが給紙ガイド24の間を案内されて搬送手段としてのレジストローラ25a、25bまで搬送される。その時レジストローラ25a、25bは停止されており、紙先端はローラ25a、25bのニップ部に突き当たる。
その後、画像形成部10a〜10dが画像の形成を開始するタイミング(第1画像形成ステーションにおける感光体への画像露光開始タイミング)を基準にしてレジストローラ25a、25bは回転を始め記録材の搬送を開始する。
レジストローラ25a、25bの回転は、転写材Pと、画像形成部10より中間転写ベルト31上に一次転写されたトナー画像とが、二次転写領域Teにおいてちょうど一致するようにそのタイミングが設定されている。
一方、画像形成部10では、制御部80からの画像形成動作開始信号が発せられると、前述したプロセスにより中間転写ベルト31の回転方向Bにおいて、一番上流にある感光ドラム11d上に形成されたトナー像(現像像)が、高電圧が印加された一次転写用帯電器35dによって一次転写領域Tdにおいて中間転写ベルト31に一次転写される。
一次転写されたトナー像は次の一次転写領域Tcまで搬送される。そこでは各画像形成部10間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上にレジストレーション(画像位置)を合わせて次のトナー像が転写されることになる。他の色の一次転写領域Ta、Tbについても同様の工程が繰り返され、結局4色のトナー像が中間転写ベルト31上に一次転写される。
その後、転写材Pが二次転写領域Teに進入、中間転写ベルト31に接触すると、転写材Pの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に、高電圧を印加させる。
そして、前述したプロセスにより中間転写ベルト31上に形成された4色のトナー像が転写材Pの表面に一括転写される。その後、転写材Pは搬送ガイド43によって、定着ローラ対41のニップ部まで正確に案内される。そして定着ローラ対41の熱及びニップの圧力によってトナー画像が紙表面に定着される。その後、内外排紙ローラ44、45により搬送され、転写材Pは機外に排出される。
この種の画像形成装置における、各感光ドラム11a〜11d間の機械的取り付け誤差および各露光部13a〜13dによって発生するレーザービーム光の光路長誤差、光路変化、LEDの環境温度による反り等の理由により各感光ドラム11a〜11d上で形成された各カラー画像のレジストレーションのずれ、つまり色ずれ(レジずれ)を補正するために、転写領域A面上で、すべての画像形成部10の下流の位置で、駆動ローラ32にてベルト31が折り返される前の位置に、レジずれ補正用の各参照トナー画像を検知するためのレジセンサ60が設けられている。
本例では、記録材としての転写材Pの種類は多種多様であり、通常の厚さの普通紙や、それよりも厚い厚紙、更には、上述したようなコート紙、OHPシートなどを用いることができる。もちろん、転写材Pの大きさに関しても、ハガキのような小さいものやA3用紙のような大きいものなどを用いることができる。
<定着装置>
図1は本発明を適用可能な定着装置40の要部断面図である。
図1において、1は定着ローラであり、定着ローラ内部にはヒータを配置している。定着ローラ1の外部には定着ローラサーミスタ7を備え、転写材P通紙の為に温調する時には、定着ローラサーミスタ7で温度を監視しながら、ヒータを点灯/消灯し、所定温度で安定するように制御装置にて制御する。また、定着ローラ1は転写材P通紙の為に回転駆動し、図中矢印の方向に転写材Pを搬送するように回転する。
定着ローラ1に接触した形で表現されているのが、加圧ベルトであり、駆動ローラ2、ステアリングローラ3、分離ローラ4の3つのローラの周囲を囲むようにベルト5が這いまわされている。
このベルト5は、転写材P通紙時に図中矢印の方向に転写材Pを搬送するように回転する為に、駆動ローラ2を回転駆動させる。ステアリングローラ3、分離ローラ4は、駆動ローラ2の回転によりベルト5が回動駆動されるのに従動で回転し、ベルト5の回転を補助する。駆動ローラ2内部にはヒータを配置しており、駆動ローラ2の外部には駆動ローラ(ベルト)サーミスタ8を備え、転写材P通紙の為に温調する時には、温度検出手段としてのベルトサーミスタ8で温度を監視しながら、ヒータを点灯/消灯し、所定温度で安定するように制御装置にて制御し、駆動ローラ2表面温度をベルト5に伝達し、回転駆動することによりベルト5全体に温度を伝達することができる。
転写材P通紙時には、定着ローラ1およびベルト5が温調しながら回転することで、定着ローラ1とベルト5の間に通紙される転写材Pに熱を加え、定着させる。6はベルト5の寄り状態を検出するためのセンサであり、図中奥側と手前側に配置されている。このベルトの寄りを検出するセンサの出力に応じてステアリングローラの傾きを変更することによりベルトを幅方向に揺動させている。
なお、本例では、定着処理が終了すると加圧ベルトを定着ローラから離間させる構成をとっており、後述するように、定着処理を開始するにあたって加圧ベルトを定着ローラに当接させるように構成している。また、複数の記録材に連続して定着処理を施す場合は、加圧ベルトを定着ローラに当接させたままとし、このような連続画像形成ジョブが終了した時点で定着ローラから加圧ベルトを離間させる。このような状態で定着装置は次の画像形成ジョブの開始信号が入力されるまで待機する。
図2は、ベルト5が定着ローラ1から離間している状態を示し、駆動ローラ2を中心に回動する。離間することにより定着ローラ1の長時間放置による変形がおきないようにしている。離間した状態であっても、ベルト5は温調することができ、駆動ローラ2を回転させることによりベルト5を回転動作させることができる。この状態では、図1の矢印方向に転写材Pを搬送する事ができない。
図1、図2のように、ベルトを定着ローラに対して接離させるための、駆動ローラ2を回転中心として分離ローラを回転方向に揺動させる駆動系を図3に示してある。この図3は、図1の定着装置を排出方向より、即ち、図中斜め左側から見た図である。
この図3において、分離ローラ4の駆動源は、パルスモータ110であり、パルスモータ110の軸111は、対向する従動軸112と、移動ベルト113で連結されており、パルスモータ110を回転駆動することにより、移動ベルト113が移動し、従動軸112も回転する。
パルスモータ軸111と従動軸112は、定着装置の前面から背面側までのローラ軸となっており、背面側では移動ベルト116がパルスモータ110を回転駆動することにより、前面側と連動して同方向に移動する仕組みになっている。
この移動ベルト113の一部に分離ローラ4の軸115を固定する固定部114を備え、固定部114は、移動ベルト113、116に固定されており、移動ベルトが回転移動すると、固定部114は上下に移動することで、分離ローラ4の上下駆動を行う。また、上下の移動距離は、パルスモータ110に転送するパルス数、上下の方向は、パルスモータ110に転送する回転方向で制御することができる。
また、ニップ部にて加圧ベルトを定着ローラに向けて加圧させる加圧パッド(図示しない)も固定部114に同期して接離を行う構成となっている。
図4は、定着ローラサーミスタ7とベルトサーミスタ8のスタンバイ時(画像形成ジョブと次の画像形成ジョブとの間に画像形成待機時)の温度を示す図であり、定着ローラ1とベルト5は離間されている状態にある。ここで定着ローラサーミスタ7は温度t1で安定温調されており、ベルトサーミスタ8は温度t2(<t1)温調されている。
図5は、図4のスタンバイ時に安定温調されていた状態から、画像形成開始信号が入力されたことに伴いベルト5が定着ローラ1に圧接した後の、定着ローラサーミスタ7とベルトサーミスタ8の検出温度遷移状態を示す図である。
定着ローラサーミスタ7の検出温度は、ベルト5が当接されると、定着ローラ1よりも低温で温調されていたベルト5との温度差により、徐々に温度が下降し、ある温度で安定する。
ベルトサーミスタ8の検出温度は、定着ローラ1に当接すると、ベルト5よりも高温で温調されていた定着ローラ1との温度差により、徐々に温度が上昇し、ある温度で安定する。
これらの安定温度は、定着ローラ1のヒータは、常に温度t1に復帰させようとする温調制御に対し、ベルト5の目標温度は温度t1より低い温度t2に設定されているので、定着ローラ1の温度差分はベルト5に遷移し、ベルトの駆動ローラ2内にあるヒータは消灯する。
なお、ベルトは定着ローラ1と接している部分以外では冷える傾向にある為、定着ローラ1と同程度の温度にはならず、ある所定温度差を維持するようにベルトの温度が安定するので、転写材がベルトから分離されなくなるといった定着不良を防止することができる。
図6は、図4、図5における安定温調状態で、転写材Pの連続通紙を行った場合の定着ローラサーミスタ7とベルトサーミスタ8の温度遷移状態を示す図である。
図6において、定着ローラサーミスタ7の検出温度がt1で安定するように定着ローラを加熱するヒータの温調制御が行われており、ベルト着までのスタンバイ状態では、定着ローラの温度はt1となっている。一方、ベルトサーミスタ7の検出温度がt2で安定するようにベルトを加熱するヒータの温調制御が行われており、ベルト着までのスタンバイ状態では、ベルトの温度はt2となっている。
画像形成開始信号の入力に伴いコピー動作が開始されて、転写材Pが定着装置に到達する直前に、パルスモータ110を駆動し、分離ローラ4を上昇させる事により、ベルト5を定着ローラ1に当接させて、定着処理を開始するための準備を行う(図中の「ベルト着」ポイント)。
ベルト5を定着ローラ1に圧接させると、図5で示したように、定着ローラサーミスタ7の検出温度は下降し、ベルトサーミスタ8の検出温度は上昇する。双方の検出温度が遷移している最中に転写材Pの先端が定着装置に到着すると(図中、「用紙先端到着」ポイント)、定着ローラ1およびベルト5から熱を画像を担持した転写材Pへ与える事により、定着ローラサーミスタ7、ベルトサーミスタ8双方の温度が下がっていく。
一枚の転写材Pの通紙(定着処理)であれば温度低下は少ないが、大量枚数を通紙すると温度低下は大きくなる。最終用紙の後端が定着装置を抜けると(図中、「用紙後端抜け」ポイント)、定着ローラサーミスタ7、ベルトサーミスタ8双方の温度が上昇を開始し、定着装置の寿命の為にベルトを離間させると(図中、「ベルト脱」ポイント)、定着ローラサーミスタ7の検出温度は定着ローラ1がベルト5から熱を奪われる事なくなるので、上述した温調制御により短い時間で安定温度t1に復帰する。
ベルト5は、駆動ローラ2内のヒータのみでベルトを局所的に加熱し温調する構成となっているので、定着ローラ1から離間する事によりベルトの温度が徐々に上がっていき、定着ローラ1がt1に復帰するよりも遅いタイミングで安定温度t2に復帰する。
図7は、図6にて説明したコピー動作終了後に、次のコピー動作が始まった場合の定着ローラサーミスタ7とベルトサーミスタ8の検出温度遷移状態を示す図である。
図7に示すように、前のコピー動作での定着処理が終了しベルトを定着ローラから離間後、定着ローラ1の温度は短時間で安定温度t1に復帰しているものの、ベルト5は短時間で安定温度t2に復帰していないことが分かる。
このとき次のコピー開始信号が入力された場合、従来のように一律のタイミングでベルトを定着ローラに当接させる構成では、転写材Pが定着ニップに突入する時点で定着可能な温度に復帰しないため、定着不良が生じてしまう。
このような問題に対処するため、本例では、ベルトを定着ローラに当接させるタイミングをベルトの温度に応じて変更する制御を行っている。
図8は、コピー開始信号が入力されてコピー動作開始時におけるベルトサーミスタ8によりベルトの温度を検出・チェックするタイミング(図中、「Check Temp」)と、給紙カセットから転写材Pをピックアップするタイミング(図中、「Feed」)、レジストローラで待機させていた転写材を2次転写部へ搬送開始するタイミング(図中、「RegOn」)、中間転写体上のフルカラー画像を給送された転写材Pに2次転写するタイミング(図中、「IP」)、ベルトを定着ローラに当接させるタイミング(図中、「BeltUp」)、フルカラー画像が形成された転写材Pが定着ニップに突入するタイミング(図中、「Fusing」)を表わした図である。
図8において、コピー開始信号が入力されると、定着ローラサーミスタ7およびベルトサーミスタ8の検出温度がそれぞれ安定温度t1、t2に到達しているかどうかの確認を行う。
ここで、前の画像形成終了から相当時間経過しており双方が安定温度に達している場合、図11の各ピックアップローラ22a、22b、26を駆動開始し、給紙を開始する(「Feed」)。
レジストローラ25a、25bは給紙された転写材Pを一時的に待機するよう回転が停止されており、中間転写ベルト31上のトナー像と同期を取った後、レジストローラ25a、25bを回転駆動させて転写材Pを搬送再開する(「RegOn」)。
二次転写部に搬送された転写材Pは、二次転写ローラ36に高電圧を印加することにより中間転写ベルト31上に形成された4色のトナー像を転写を受け、そのまま定着装置に向けて搬送される(「IP」)。
トナー像転写を受けた転写材Pが定着ニップに到達する前に、パルスモータ110を駆動し、分離ローラ4を上昇させる事により、ベルト5を定着ローラ1に当接させ、定着処理の準備を行う(「BeltUp」)。
その後、定着ローラとベルトにより定着ニップにて転写材Pを挟持搬送しながらトナー画像を転写材P上に加熱加圧定着し(「Fusing」)、画像形成装置外(排紙トレイ)に排出される。
次に図9を用いて、ベルトの当接タイミングの制御フローを説明する。
コピーボタンが押されると(コピー開始信号の入力を制御装置CPUが受けると)、定着装置がコピーできる状態になっているかどうか定着ローラサーミスタ7およびベルトサーミスタ8の検出温度を確認する(201)。
ベルトサーミスタ8の温度が安定温度である温度t2以上であれば(202)、工程(1)へ進み、給紙動作を開始し(203)、レジストローラ25a、25bで一旦停止し、中間転写ベルト31上のトナー像と同期を取った後、レジストローラ25a、25bを回転駆動させて転写材Pを搬送再開する(204)。搬送再開された転写材Pは、二次転写ローラ36で中間転写ベルト31上のトナー像を転写材P上に転写し(205)、転写搬送された転写材Pが定着ニップに到達する前に分離ローラ4を上昇させ定着ローラ1とベルト5を圧接する(206)。圧接後に転写材Pは定着ニップにて転写材P上に転写されたトナー像が定着され(207)、トナー像が定着された転写材P後端が定着ニップを抜けるのを待つ(208)。
定着ニップを転写材P後端が抜けると、パルスモータ110を駆動し、分離ローラ4を下降させる事により、定着ローラ1とベルト5を離間する(209)。
一方、前のコピー動作完了からあまり時間が経過していないときに次のコピー開始信号の入力を受けたとき、ベルトサーミスタ8の検出温度が安定温度である温度t2以下の場合が存在する。これ移行の説明はこのような場合のものである。
ベルトサーミスタ8の検出温度が安定温度である温度t2以下であった場合(202)、温度t2より低い温度t3以上であるかどうかを判定する(212)。判定した結果、温度t3以上であれば、工程(2)に進み、給紙動作を開始し(213)、レジストローラ25a、25bで一旦停止し、中間転写ベルト31上のトナー像と同期を取った後、レジストローラ25a、25bを回転駆動させて転写材Pを搬送再開する(214)。転写材Pの搬送を再開した後、(t2−t3)の温度差を亡くす為に、工程(1)の時よりも早めに分離ローラ4を上昇させてベルト5を定着ローラ1に圧接させる(215)。このように早めにベルトを定着ローラに当接させることで定着処理開始時点のベルト5の温度を適正な温度に上昇させることができ定着不良の発生を防止することができる。
その後、二次転写ローラ36で中間転写ベルト31上のトナー像を転写材P上に転写し(216)、ベルト5はすでに定着ローラ1に当接し温度が適正化されているので、転写材P上の画像は定着ニップにて転写材P上に転写されたトナー像が定着される(207)。
次に、ベルトサーミスタ8の検出温度がt3以下であった場合(212)、温度t3より低い温度t4以上であるかどうかを判定する(222)。判定した結果、温度t4以上であれば、工程(3)へ進み、給紙動作を開始し(223)、給紙動作を開始した後、(t2−t4)の温度差を亡くす為に、工程(2)の時よりも更に早めに分離ローラ4を上昇させベルト5を定着ローラ1に圧接させる(224)。このようにベルトの定着ローラへの当接タイミングを工程(2)の時よりも更に早めることで定着処理開始時点のベルト5の温度を適正な温度に上昇させることができ定着不良の発生を防止することができる。
その後、レジストローラ25a、25bで一旦停止し、中間転写ベルト31上のトナー像と同期を取った後、レジストローラ25a、25bを回転駆動させて転写材Pを搬送再開し(225)、二次転写ローラ36で中間転写ベルト31上のトナー像を転写材P上に転写し(226)、すでに定着ローラ1とベルト5を圧接している為、転写材Pは定着装置で転写材P上に転写されたトナー像が定着される(207)。
次に、ベルトサーミスタ8の検出温度がt4以下であった場合(222)、温度t4より低い温度t5以上であるかどうかを判定する(232)。判定した結果、検出温度がt5以上であれば、工程(4)へ進み、(t2−t5)の温度差を亡くす為に、工程(3)の時よりも更に早めに分離ローラ4を上昇させベルト5を定着ローラ1に圧接させる(233)。このようにベルトの定着ローラへの当接タイミングを工程(3)の時よりも更に早めることで定着処理開始時点のベルト5の温度を適正な温度に上昇させることができ定着不良の発生を防止することができる。
その後、給紙動作を開始し(234)、レジストローラ25a、25bで一旦停止し、中間転写ベルト31上のトナー像と同期を取った後、レジストローラ25a、25bを回転駆動させて転写材Pを搬送再開し(235)、二次転写ローラ36で中間転写ベルト31上のトナー像を転写材P上に転写し(236)、すでに定着ローラ1とベルト5を圧接している為、転写材Pは定着装置で転写材P上に転写されたトナー像が定着される(207)。
次に、ベルトサーミスタ8の検出温度がt5以下であった場合(232)、給紙動作を開始してもその転写材Pが定着装置に到達するまでにベルトサーミスタ8の温度は安定温度t2以上に復帰しないことが分かっている為、工程(5)へ進み、分離ローラ4を上昇させてベルト5を定着ローラ1に圧接させる(241)。その後、定着ローラ1との当接によりベルトが加熱されて、ベルトサーミスタ8の検出温度がt5以上になるまで待つ(242)。ベルトサーミスタ8の検出温度がt5以上になったら、工程(4)と同様なフローに進む。
即ち、給紙動作を開始し(244)、レジストローラ25a、25bで一旦停止し、中間転写ベルト31上のトナー像と同期を取った後、レジストローラ25a、25bを回転駆動させて転写材Pを搬送再開し(245)、二次転写ローラ36で中間転写ベルト31上のトナー像を転写材P上に転写し(246)、すでに定着ローラ1とベルト5を圧接している為、転写材Pは定着装置で転写材P上に転写されたトナー像が定着される(207)。
図9フローチャートの一例として、(222)の工程においてベルトサーミスタ8の検出温度がt4以上だったときの温度遷移概念図は図10のようになる。
図10において、コピースタート要求がくると、定着ローラサーミスタ7およびベルトサーミスタ8の温度がそれぞれ安定温度t1、t2に到達しているかどうかの確認を行い、ベルトサーミスタ8の温度がt4以上であったため、図11の各ピックアップローラ22a、22b、26を駆動開始し、給紙を開始する(図10中、「Feed」)と共に、パルスモータ110を駆動し、分離ローラ4を上昇させる事により、ベルト5を定着ローラ1に圧接させ、転写材Pを通紙できる準備を行う(図10中、「BeltUp」)。
給紙した転写材Pはレジストローラ25a、25bで一旦停止し、中間転写ベルト31上のトナー像と同期を取った後、レジストローラ25a、25bを回転駆動させて転写材Pを搬送再開する(図10中、「RegOn」)。搬送再開された転写材Pは、二次転写ローラ36に転写バイアスを印加することにより中間転写ベルト31上に形成された4色のトナー像の転写を受ける(図10中、「IP」)。転写を受けてそのまま搬送された転写材Pが定着装置で転写材P上に転写されたトナー像が定着され(図10中、「Fusing」)、機外に排出される。
これまで説明してきた、ベルトサーミスタ8の温度条件t3、t4、t5について、図12を用いて説明する。図12はベルトサーミスタ8の温度遷移を示している。
図12中の「加圧」ポイントでベルト5が定着ローラ1と圧接しており、圧接したタイミングからT2秒後にベルトサーミスタ8の温度が10℃上昇している事を示している。ここでT2秒が10秒であれば、圧接する事により、ベルトサーミスタ8の温度は、1秒間に1℃上昇することになる。
このような構成において、図11にて、各ピックアップローラ22aからレジストローラ25a、25bまでの転写材Pの搬送に要する時間をT4秒、レジストローラ25a、25bから二次転写ローラ36による2次転写部までの転写材Pの搬送に要する時間をT5秒、二次転写ローラ36から定着ニップまでの転写材Pの搬送に要する時間をT6秒とすると、転写材Pが2次転写部に到達した時点でベルト5を定着ローラに圧接させた場合、定着ニップに転写材Pが到達するまでの間にベルト5が定着ローラによりT6℃分温度上昇すると想定する。また、レジストローラ25a、25bにより転写材Pの搬送を開始した時点でベルト5を定着ローラに圧接させた場合、定着ニップに転写材Pが到達するまでの間にベルト5が定着ローラにより(T5+T6)℃分温度上昇すると想定する。また、各ピックアップローラ22aによって記録材収納部としての給紙カセットから転写材をピックアップした時点でベルト5を定着ローラに圧接させた場合、定着ニップに転写材Pが到達するまでの間にベルト5が定着ローラにより(T4+T5+T6)℃温度上昇すると想定する。
よって、上記パラメータを用いると、図9のフローチャートの温度t3(℃)は、
t3<t2−(T5+T6)
となり、
温度t4(℃)は、
t4<t2−(T4+T5+T6)
となり、
温度t5(℃)は、
t5=t2−(T4+T5+T6)
という関係になる。
ここでは、ピックアップローラの駆動開始(給紙開始)、レジストローラの駆動開始、2次転写開始を基準にベルト5を定着ローラ1に当接させるタイミングを設定する例を説明してきたが、上記計算により、定着ニップに転写材P先端が突入するタイミングから逆算して、定着ニップに転写材P先端が突入する時にベルトサーミスタ8の検出温度が安定温度t2以上になるように、ベルト5を定着ローラ1に圧接させるタイミングを任意に設定するようにしても構わない。
例えば上記例を用いると、コピー開始信号の入力を受けたときベルトサーミスタ8の検出温度が(t2−15)℃であれば、定着ニップに転写材P先端が突入する15秒前にベルト5が定着ローラ1に当接するように、ベルト5を定着ローラ1に当接させる当接タイミング信号を生成する事が可能になる。
または、コピー開始信号の入力を画像形成装置が受けた時点を基準にしてベルト5を定着ローラに当接させる当接タイミング信号を生成することも可能である。
このように制御装置(CPU)にて生成された当接タイミング信号は、定着装置に適宜送信され、具体的には分離ローラを上昇させる駆動系に送信送されることで、加圧ベルトが定着ローラに当接することになる。
以上のように、ベルト5の温度が定着処理開始時点で定着性を確保できる温度になることを見込んで、ベルト5の温度が定着性を確保できる温度になる前にコピー開始動作(ピックアップローラによる給紙動作)を開始しているため、画像形成のスループットを可能な限り向上させることができる。
以上述べてきたように、加圧ベルトの検出温度に応じて、加圧ベルトが定着ローラとの当接により必要以上に昇温せずに定着処理開始時点での加圧ベルトの温度が定着ローラの温度よりも低い所定温度範囲内となるように、加圧ベルトの定着ローラへの当接タイミングを制御装置(CPU)にて変更・制御することにより、低温オフセット、高温オフセット、コート紙での水蒸気放散による定着不良の発生、記録材分離不良などの定着不良の発生を防止することができる。
そして、本例では、複数の記録材へ連続して画像形成する場合、画像形成のスループットの低下によるユーザビリティ性を損なうことなく、即ち、単位時間当りの画像形成枚数(単位時間当りの定着処理枚数)を所定の値に維持したまま、上述した定着不良を防止することが可能である。
また、連続画像形成ジョブ直後に次の画像形成ジョブが要求された場合、画像形成ジョブの開始信号が入力されてからその画像形成ジョブの1枚目への画像形成終了までの時間、所謂、ファーストプリントタイムを可及的に短くすることができる。
また、加圧ベルトの定着回転体に対する当接時間を極力短くすることが可能となるので、加圧ベルトと定着回転体の定着ニップでの移動速度は完全に一致していない場合などにおいて、加圧ベルトや定着回転体の耐久寿命の低下を防止することができる。
なお、以上では、複数の画像形成ステーションで形成された画像を中間転写体に順次重ねて1次転写し、これを転写材に一括して2次転写する画像形成装置を例に説明したが、本発明を適用できる画像形成装置はこれだけに限らない。例えば、1つの画像形成ステーション、即ち、1つの感光体の周囲に複数(例えば4つ)の現像器を搭載した現像ロータリを回転自在に設け、感光体に形成されたトナー像を中間転写体が複数回転(例えば、4回転)する間に中間転写体に順次重ねて1次転写し、これを転写材に一括して2次転写する画像形成装置においても本発明を適用可能である。
また、以上において、原稿を画像読取部にて読み取りこの読み取った画像情報に基づいて画像を形成する複写機として画像形成装置を使用する場合を例に説明したが、プリンタやFAXとして使用する場合も同様に本発明を適用可能である。この場合、「コピー開始信号の入力を画像形成装置が受ける」ということは、画像形成装置とLANケーブルにて回線接続されたパーソナルコンピュータなどの外部機器から「画像形成開始信号の入力を画像形成装置が受ける」ことと言い換えることができる。その他の構成も適宜当てはめることで本発明を同様に適用することができる。
本発明にかかる実施例の定着装置を示す図である。 本発明にかかる実施例の離間した状態の定着装置を示す図である。 本発明にかかる実施例の定着装置の脱着機構を示す概念図である。 本発明にかかる実施例の定着装置の離間時の温度推移を示す図である。 本発明にかかる実施例の定着装置の圧着時の温度推移を示す図である。 コピー時の転写材P通紙も含めた定着温度推移を示す図である。 連続通紙後のコピー開始時の定着温度推移を示す図である。 安定温調時における定着温度推移を示す図である。 本発明の処理を示すフローチャートである。 本発明にかかる実施例の生産性を落とさない場合の定着温度推移を示す図である。 定着装置を備えたコピー機の断面図である。 加圧ベルトの温度推移を示す図である。
符号の説明
1 ヒータ内蔵の定着ローラ
2 ヒータ内蔵の駆動ローラ
3 ステアリングローラ
4 分離ローラ
5 加圧ベルト
7 定着ローラサーミスタ
8 加圧ベルトサーミスタ

Claims (4)

  1. シート上の画像を定着する定着回転体と、
    前記定着回転体とニップを形成する加圧ベルトと、
    前記定着回転体と前記加圧ベルトとを接触離間させる接離手段と、
    前記加圧ベルトの温度を検知する検知手段と、を有する画像形成装置であって、
    画像形成を開始する画像形成信号が入力されたときに離間している前記加圧ベルトと前記定着回転体を当接させるタイミングを、前記ニップにシートが到達するまでに、前記加圧ベルトが前記定着回転体によって所定の温度まで昇温されるように、画像形成信号が入力されたときの前記検知手段の検知結果が高温のときに低温のときよりも遅くなるように変更する変更手段と、を有する画像形成装置。
  2. 前記変更手段は前記ニップにシートが到着した時点での前記加圧ベルトの温度が前記定着回転体の温度よりも低くなるように前記定着回転体と前記加圧ベルトとを当接させるタイミングを変更することを特長とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記加圧ベルトを加熱するヒータを備えることを特長とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記加圧ベルトはエンドレスベルトであって、前記変更手段は、画像形成信号が入力されたときの前記検知手段の検知結果が第一の温度である場合、シートを給紙した後に離間している前記加圧ベルトと前記定着回転体を当接させるとともに、前記検知結果が前記第一の温度よりも低い第二の温度である場合、離間している前記加圧ベルトと前記定着回転体を当接させた後にシートを給紙するように変更することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像形成装置。
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