JP4792978B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外部から指定された指定枚数の用紙に画像を形成する画像形成装置に関する。
用紙に画像を形成する画像形成装置は、プリンタや複写機として広く普及しており、画像形成された用紙を使用するオフィスだけでなく、外部から依頼を受けてプリントおよび複写サービスを提供する印刷業者の店舗等にも設置されて使用されている。画像形成装置では、時間のかかる画像形成のジョブが実行されることが多く、この場合には通常、用紙枚数と画像形成装置の能力とに応じた所要時間が見積もられる。ジョブが完了すると画像形成された用紙は依頼者に引き渡されるが、依頼者は見積もられた所要時間に基づいて次の作業を計画しているため、画像形成のジョブが所要時間内に完了することは重要である。
ここで、特許文献1には、シート処理装置の機構を駆動するモータにかかる負荷が変動した場合にモータの駆動電流を変える技術が開示されている。これによれば、機構で処理するシートの寸法や重量が変動した場合に機構の減速が抑えられる。
特開2003−238009号公報
しかしながら、画像形成のジョブが終了するタイミングは、負荷の変動による減速だけではなく、画像形成の処理が途中で停止ことによって大きく遅延する。例えば、画像形成装置は、消耗品の交換や処理状態の確認のためユーザによって停止操作されたり、画像形成装置内部のセンサでの異常検出により、機構の調整を行うために自動で一時的に停止することがある。このような場合、特許文献1に開示された技術では、画像形成処理の停止が、そのままジョブ終了タイミングの遅延となってしまう。この結果、所要時間が経過しても画像形成のジョブが終了しない事態となる。これは例えば印刷業者の場合、商品としての画像形成された用紙を、予定時間に受取りに来た依頼者に引き渡すことができないということになる。
本発明は、上記事情に鑑み、途中で処理が停止した場合にも、予定された所要時間で画像形成の処理を終了する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は、外部から指定された指定枚数の用紙に画像を形成する画像形成装置であって、
制御を受けて画像形成のために動作する画像形成機構部と、
上記画像機構部の動作を制御する制御部とを備え、
上記制御部が、
上記画像形成機構部に画像を形成させる機構制御部と、
上記機構制御部によって上記画像形成機構部の画像形成が開始されるのに先立って、上記画像形成機構部に、この画像形成機構部が画像形成のために動作し得る上限の速度よりも遅い所定の標準速度で上記指定枚数の用紙への画像を形成させるのに必要な所要時間を算出する所要時間算出部と、
上記所要時間算出部によって算出された上記所要時間から上記画像形成機構部での画像形成開始後に経過した時間を除いた残り時間で、上記指定枚数から上記画像形成機構部によって画像形成された用紙の枚数を除いた残り枚数の用紙に、上記画像形成機構部によって画像形成させる速度を算出する速度算出部とを備え、
上記機構制御部が、上記画像形成機構部に上記速度算出部で算出された速度で画像を形成させるものであることを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、指定枚数についての画像形成が開始されるのに先立ち、標準速度での所要時間が算出される。また、画像形成のために動作する画像形成機構部は、上記の所要時間に対する残り時間で指定枚数に対する残り枚数の用紙に画像形成するように算出された速度で動作する。したがって、画像形成の処理が途中で一時的に停止した場合にも、その後、画像形成機構部が残り時間で残り枚数の用紙に画像形成を行うので、結果として、指定枚数の用紙への画像形成が、先に算出された所要時間で終了する。
ここで、上記本発明の画像形成装置は、上記画像形成機構部に画像形成を一時的に停止させて、この画像形成機構部にこの画像形成機構部の機能を維持させるための動作を行わせるメンテナンス制御部を備えたものであることが好ましい。
例えば画質調整のような画像形成機構部の機能を維持するための動作は画像形成装置の性能を良好に保つが、画像形成装置がこのような動作を自動的に行うと、画像形成の動作がユーザの意図に拘わらず一時的に停止してしまう場合がある。このような場合にも、本発明の画像形成装置によれば、指定枚数についての画像形成の処理が、先に算出された所要時間で終了する。
また、上記本発明の画像形成装置において、上記速度算出部が、上記メンテナンス制御部により上記画像形成機構部の画像形成を一時的に停止させることが予定されている場合に、上記残り時間から、上記メンテナンス制御部により上記画像形成機構部の画像形成を停止させることが予定されている時間を除いた時間に基づいて、上記画像形成速度を算出するものであることが好ましい。
定期のメンテナンス等で画像形成を一時的に停止させることが予定されている場合に、上記の残り時間から予定されている停止時間を除いた時間に基づいて画像形成速度が算出されることにより、画像形成が停止する以前から、停止が予め考慮された速度で画像形成が行われるので、速度を低く抑えることができる。
以上説明したように、本発明によれば、途中で処理が停止した場合にも、予定された所要時間で画像形成の処理を終了する画像形成装置が実現する。
以下図面を参照して本発明の画像形成装置の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態であるプリンタを示す図である。
図に示すプリンタ1は、コンピュータから送られてくる画像データに応じて、電子写真方式により用紙にカラー画像を形成するものであり、用紙を収納する用紙トレイ10,20、用紙に画像を形成するために動作する画像形成機構部30、画像が形成された用紙が積載される積載部40、各種情報を表示するユーザインターフェース部50、および画像形成機構部30の動作を制御する制御部60を備えている。
用紙トレイ10,20には、同一種類の用紙が収納されており、用紙トレイ10,20のうちの一方が用紙切れとなると、用紙が補充されるまで、他方から用紙が供給されるようになっている。用紙トレイ10,20から供給された用紙は、画像形成機構部30の内部を搬送経路Rに沿って搬送され、積載部40に積載される。
画像形成機構部30は、制御部60による制御を受けて動作するものである。画像形成機構部30は、カラー画像を構成する各色ごとに設けられ、感光体ドラム表面に帯電、露光光の照射およびトナー現像を行うことでトナー像を形成するトナー像形成部33Y,33M,33C,33K、トナー像形成部33Y,33M,33C,33Kからトナー像の転写を受けて用紙へのトナー像の転写を媒介する中間転写ベルト32、中間転写ベルト32に転写されたトナー像を、さらに用紙に転写する転写部36、用紙に転写されたトナー像を定着する定着部37、および用紙を搬送する用紙送り部38とを備えている。中間転写ベルト32は無端ベルトからなり、循環移動するのに伴いトナー像形成部33Y,33M,33C,33Kにより各色ごとのトナー像が順次積み重ねられるように転写されていく。中間転写ベルト32に転写されたトナー像は、転写部36によって用紙に転写され、定着部37によって定着される。
積載部40は、画像が形成された用紙を積載するトレイ41,42、これらのトレイ41,42に用紙を搬送する用紙送り部43、および、用紙送り部43の動作を制御する積載制御部44を備えている。積載制御部44は、積載部40に備えられるトレイ41,42のうちの一方が用紙で満杯となった場合に他方に切り替える積載トレイの切替を行う。
制御部60は、画像形成機構部30を含むプリンタ1の全体の動作を制御する。制御部60は、単位時間当たりに画像が形成される用紙の枚数である画像形成の速度を算出し、中間転写ベルト32、トナー像形成部33Y,33M,33C,33K、転写部36、用紙送り部38を駆動するモータの駆動速度やトナー像形成部33Y,33M,33C,33Kでの露光速度を制御することにより、画像形成機構部30を、画像形成される速度が算出された速度となるように制御する。また、制御部60は、積載部40の積載制御部44と通信することで、トレイ41,42が切替えられることを認識する。また制御部60は、画像形成機構部30に、機能を維持させるメンテナンスの動作を行わせる。メンテナンスの動作としては、例えば、用紙トレイ10,20のうちの用紙を供給する一方のトレイが用紙切れとなった場合に、用紙送り部38に、用紙を供給するトレイを他方に切り替えさせる用紙トレイの切替や、トナー像形成部33Y,33M,33C,33Kで形成されるトナー像の濃度を調整することで用紙に形成される画像の色バランスを調整する画質調整等がある。制御部60は、これらの動作を実行する間、画像形成機構部30に画像形成を一時的に停止させることとなる。メンテナンスの動作のうち、用紙トレイの切替や積載トレイの切替は、用紙切れやトレイの満杯が検知される時点で実行されるため予期されない臨時のメンテナンスである。一方、画質調整には、中間転写ベルト32や用紙上に形成された画像の色バランスが異常であると検知された時点で実行される臨時のメンテナンスと、例えばプリンタ1の仕様として100枚の画像形成ごとに実行が予定された、定期のメンテナンスとがある。
ユーザインターフェース部50は、LCDパネルからなり、制御部60からの制御を受けて所要時間等の情報を表示する。
画像形成機構部30および用紙送り部43が、本発明の画像形成機構部の一例に相当し、制御部60および積載制御部44が、本発明の制御部の一例に相当する。
図2は、図1に示すプリンタの電気的な構成を示すブロック図である。
制御部60は、プログラムに基づいてプリンタ1全体の動作を制御する中央処理装置61(CPU61)、プログラムやテーブルが記憶されているROM63、およびCPU61に一時的な記憶領域を提供するRAM62を備えている。制御部60の動作は、CPU61が実行するプログラムに基づいて制御されている。制御部60は、ユーザインターフェース部50、異常検出用センサ39、画像形成機構部30、および積載制御部44に接続されている。また、制御部60は、プリントジョブのデータを供給する外部のパーソナルコンピュータ90にも接続されている。パーソナルコンピュータ90からプ画像データおよび用紙の枚数である指定枚数の情報が含まれたプリントジョブのデータがプリンタ1に送信されると、プリンタ1は、パーソナルコンピュータ90から指定された指定枚数の用紙に画像を形成する。
異常検出用センサ39は位置センサや光センサといった各種センサからなり、用紙トレイ10,20での用紙切れや、中間転写ベルト32上に形成された画像の色バランスの異常といった、画像形成機構部30の正常な機能を損なう異常を検出する。制御部60は、異常検出用センサ39による検出の結果に応じて、画像形成機構部30にメンテナンスの動作を行わせる。
積載制御部44は、CPU44a、ROM44c、およびRAM44bを備えており、CPU44aが実行するプログラムに基づいて用紙送り部43の動作を制御している。積載制御部44は、用紙送り部43に画像形成された用紙が搬送されてくると、用紙送り部43にトレイ41,42のうちの一方へ用紙を搬送する。また、トレイ41,42のうちの一方が用紙で満杯となった場合には、このことを制御部60に通知するとともに、他方に切り替える。
ここで、制御部60の動作をフローチャートを参照して説明する。
図3は、図2に示す制御部の動作を示すフローチャートである。
制御部60は、外部接続されたパーソナルコンピュータ90からプリントジョブのデータを受信すると(S11でYes)、プリントジョブのデータに含まれている指定枚数の情報を取り出し、画像形成機構部30に画像形成を開始させるのに先だって、指定枚数の用紙に画像を形成させるのに必要な所要時間を算出する(ステップS12)。所要時間は、指定枚数の用紙に所定の標準速度で画像形成を行うのに必要な時間として算出される。ここで、画像形成機構部30には、画像形成機構部30が画像形成のために動作し得る上限の速度として、最大定格速度が規定されている。しかし、画像形成機構部30が最大定格速度で動作すると、摩耗等により画像形成機構部30の寿命が短くなり、また、形成される画質が不安定になり易い。このため、画像形成機構部30には、最大定格速度よりも遅い速度である標準速度が規定されている。標準速度は、画像形成機構部30を設計および製造する段階における画質や耐久性の試験結果から、プリント画質や耐久性が良好となる速度として得られるものである。つまり、ステップS12の算出においては、画像形成機構部30のプリント画質や耐久性が良好となる標準速度に基づいて、画像形成される場合の所要時間が算出されることとなる。制御部60は、算出された所要時間をユーザインターフェース部50に表示させてユーザに報知する。これにより、ユーザは所要時間を知ることができる。
次に、制御部60は画像形成速度を算出する(ステップS13)。本実施形態では、1枚の用紙に画像形成がされるごとに、ステップS13の画像形成速度の算出が行われる。画像形成速度は、画像形成機構部30に単位時間当たりで画像形成させる用紙の枚数ある。画像形成速度の算出において、制御部60は、指定枚数から画像形成機構部30によってすでに画像形成された用紙の枚数を除いた残り枚数を算出する。また、ステップS12で算出された所要時間から、画像形成機構部30での画像形成開始後に経過した時間を除いた残り時間を算出する。ここで、残り枚数についての画像形成を行う中で、定期のメンテナンスが予定されている場合には、算出した残り時間から定期のメンテナンスにおいて停止が予定されている時間を除いた残り実行時間を算出する。そして、算出された残り実行時間で残り枚数の用紙に画像形成させるのに必要な、単位時間当たりの枚数として、画像形成速度を算出する。このようにして、指定時間に対する残り時間で、残り枚数の用紙に画像形成させることができる速度が算出される。なお、画像形成速度は、1枚の用紙に画像形成されてから次の用紙に画像形成されるまでの時間の形式で表現される場合もある。
例えば、ステップS12での所要時間の予測の直後に、ステップS13での画像形成速度の算出が行われ、かつ、定期のメンテナンスが予定されていない時点では、残り時間は所要時間と等しく、残り枚数は指定枚数に等しい。したがって、この時点での画像形成速度は、予測された所要時間で指定枚数の用紙に画像形成させる速度、すなわち標準速度である。画像形成が開始した後は、画像形成が停止しない限り、残り時間および残り枚数がともに減少していくため、ステップS13で画像形成速度の算出が再度行われたときに算出される画像形成速度は、標準速度のまま維持される。したがって、画像形成機構部30は、標準速度で画像形成を続行する。しかし、メンテナンスやユーザの操作により画像形成が停止すると、残り時間は減少するものの、残り枚数が減少しない。このため、ステップS13で画像形成速度の算出が再度行われたときに算出される画像形成速度は、標準速度よりも大きくなる。
次に、制御部60は、算出された画像形成速度で画像形成機構部30に画像を形成させる(ステップS14)。制御部60は、中間転写ベルト32、トナー像形成部33Y,33M,33C,33K、転写部36、用紙送り部38を駆動するモータの駆動速度、およびトナー像形成部33Y,33M,33C,33Kでの露光速度を、画像形成機構部30により単位時間当たりに画像形成される用紙の枚数が、上述のステップS13で算出した画像形成速度となるように制御する。ステップS14で、制御部60は、画像形成機構部30を構成する各部にそれぞれ1枚の処理に相当する分の動作制御を行う。
ステップS15で、制御部60は、定期メンテナンスを行うか否かを判別する。例えば、100枚の用紙に画像形成するごとに画質調整が予定されている場合に、制御部60は、前回の画質調整後からの画像形成された枚数を計数し、計数した枚数が100枚を超えたか否かを判別することで、定期メンテナンスとしての画質調整を行うか否かを判別する。定期メンテナンスを行わないと判別した場合(ステップS15でNo)、続いて制御部60は、臨時メンテナンスを行うか否かを判別する(ステップS16)。具体的には、異常検出用センサ39が、用紙トレイ10,20のうちの用紙を供給するトレイの用紙切れや、中間転写ベルト32上に形成された画像の色バランスの異常を検知したか否か、また、制御部60からトレイ41,42の切替えが通知されてきたか否かを判別する。
ステップS15またはステップS16で、メンテナンスを行うと判別された場合、制御部60は、画像形成機構部30に画像形成を一時的に停止させ(ステップS17)、対応するメンテナンスの動作を行わせてから(ステップS18)、画像形成の動作を再開する。画像形成が停止している間は、残り枚数は減少せず、残り時間が減少していくこととなる。
ステップS19で、制御部60は、指定枚数の用紙に対する画像形成が完了したか否かを判別する。これにより、指定枚数の用紙に対する画像形成が完了するまで、ステップS13からの処理が繰り返され、画像形成速度が更新されていくとともに、指定枚数の用紙に画像形成が行われる。
上述のステップS14の処理を実行する制御部60が本発明にいう機構制御部の一例に相当し、ステップS12の処理を実行する制御部60が本発明にいう所要時間算出部の一例に相当し、ステップS13の処理を実行する制御部60が本発明にいう速度算出部の一例に相当する。また、ステップS15〜S18の処理を実行する制御部60およびトレイ41,42の切替を行う積載制御部44が本発明にいうメンテナンス制御部の一例に相当する。
図4は、図3に示す制御部60の制御により、用紙に画像が形成されていくタイミングを示すタイミングチャートである。
図4には、一例として、指定枚数n=8枚の用紙に画像形成される場合に、各用紙に画像が形成されるタイミングが、3つの場合について示されている。図4の(a)欄には、メンテナンス(Set Up)による画像形成の停止が発生しない場合のタイミングが示され、(b)欄には、臨時のメンテナンスによる画像形成の停止が発生する場合のタイミングが示されている。(c)欄には、定期のメンテナンスによる画像形成の停止が発生する場合のタイミングが示されている。
画像形成が開始されるのに先立つステップS12(図3)において、制御部60は、画像形成機構部30に対し指定枚数8枚の用紙に標準速度で画像形成させるのに必要な時間を所要時間Tと算出する。
画像形成が途中で停止しない場合、図4の(a)欄に示すように、制御部60が画像形成機構部30に、1枚の用紙と次の用紙との時間間隔がT/8となる画像形成速度で画像を形成させる。これにより、8枚の用紙に所要時間Tで画像が形成される。この場合の画像形成速度は標準速度である。
ここで、図4の(b)欄に示すように、3枚目の用紙に画像が形成された後、例えば、異常検出用センサ39が中間転写ベルト32の画像の色バランスが異常であると検知すると、制御部60は臨時メンテナンスとして画像形成機構部30に画像形成を一時的に停止させて、画質調整を行わせる(図3のステップS17,S18)。停止の結果、残り時間は減少し、残り枚数は減少しないため、画像形成速度の算出(図3のステップS13)が再度行われたときに算出される画像形成速度は、1枚の用紙と次の用紙との時間間隔がT/10となるように増加する。この結果、指定枚数の8枚の用紙に所要時間Tで画像が形成される。このように、画像形成が一時的に停止した場合には、画像形成機構部の寿命や画質の安定性に対し所要時間がより優先される。
図4の(c)欄に示すように、例えば、前回の画質調整から100枚目の画像形成が、指定枚数の8枚のうちの3枚目に相当し、3枚目の画像形成終了後に画像形成を停止して画質調整を行うことが判明しているというように、定期メンテナンスによる画像形成の停止が予定されている場合には、残り時間から停止が予定されている時間を除いた時間に基づいて画像形成速度の算出が行われる(図3のステップS13)。画像形成速度は、1枚の用紙と次の用紙との時間がT/9となるように算出される。この結果、定期メンテナンスにより画像形成が停止しても、8枚の用紙に所要時間Tで画像形成が行われる。しかも、予め停止することが考慮された速度で画像形成が行われるので、メンテナンス後も1枚の用紙と次の用紙との時間がT/9のままとなり、速度が低く抑えられる。
本実施形態のプリンタ1によれば、例えば8枚といった指定枚数についての画像形成が開始されるのに先立ち、標準速度での所要時間Tが算出される。この一方、画像形成のために動作する画像形成機構部30は、上記の所要時間Tに対する残り時間で指定枚数8枚に対する残り枚数の用紙に画像形成できるように算出された速度で動作する。したがって、画像形成の処理がメンテナンスの動作やユーザの操作により途中で一時的に停止した場合にも、所要時間に対する残り時間で残り枚数の用紙に画像形成させるように画像形成機構部30が動作するので、指定枚数についての画像形成の処理が、処理の開始に先立って算出された所要時間Tで終了する。
また、上述したように画像形成の停止は、消耗品の交換や状況の点検の際のユーザの操作だけでなく、画像形成機構部の機能を維持するためのユーザの意図に拘わらない自動的な動作によっても発生する。このような場合にも、本実施形態のプリンタ1によれば、指定枚数についての画像形成の処理が、処理の開始に先立って算出された所要時間で終了する。
なお、本実施形態では、画像形成速度の算出(図3のステップS13)が、1枚の用紙に画像形成がされるごとに行われれるものとして説明したが、本発明はこれに限るものではない。本発明の速度算出部は、例えば、複数枚の用紙に画像形成がされるごと、または、所定の時間ごとに速度を算出するものであってもよく、また、画像形成機構部での画像形成動作が停止するごとに画像形成速度を算出するものであってもよい。
また、本実施形態では、制御部60が算出された所要時間をユーザインターフェース部50に表示させてユーザに報知する(ステップS12)ものとして説明したが、本発明はこれに限るものではない。たとえば、ユーザが画像形成装置の説明書や独自の計算によって所要時間を見積ることが可能な場合には、画像形成装置が算出した所要時間を報知しないこととしてもよい。
また、本実施形態では、制御部60が、中間転写ベルト32、トナー像形成部33Y,33M,33C,33K、転写部36、用紙送り部38を駆動するモータの駆動速度やトナー像形成部33Y,33M,33C,33Kでの露光速度を制御することによって、画像形成速度を制御するとして説明したが、本発明はこれに限るものではない。本発明の制御部は、例えば、上述の各部の駆動速度や露光速度を一定に維持したままで、用紙送り部に用紙を転写部に向けて搬送させる際の、用紙と用紙との間隔を変化させることで画像形成速度を制御するものであってもよい。すなわち、用紙送り部に、1枚の用紙を搬送させてから次の用紙を搬送させるまでの間隔を制御するものであってもよい。
本発明の画像形成装置の一実施形態であるプリンタを示す図である。 図1に示すプリンタの電気的な構成を示すブロック図である。 図2に示す制御部の動作を示すフローチャートである。 図3に示す動作制御により、用紙に画像が形成されていくタイミングを示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 プリンタ(画像形成装置)
10,20 用紙トレイ
30 画像形成機構部
32 中間転写ベルト
33Y,33M,33C,33K トナー像形成部
36 転写部
37 定着部
38 用紙送り部
39 異常検出用センサ
40 積載部
41,42 トレイ
43 用紙送り部
44 積載制御部
50 ユーザインターフェース部
60 制御部

Claims (2)

  1. 外部から指定された指定枚数の用紙に画像を形成する画像形成装置であって、
    制御を受けて画像形成のために動作する画像形成機構部と、
    前記画像機構部の動作を制御する制御部と
    前記画像形成機構部の動作により形成された画像の色バランスの異常を検出する異常検出センサとを備え、
    前記制御部が、
    前記画像形成機構部に画像を形成させる機構制御部と、
    前記機構制御部によって前記画像形成機構部の画像形成が開始されるのに先立って、前記画像形成機構部に、該画像形成機構部が画像形成のために動作し得る上限の速度よりも遅い所定の標準速度で前記指定枚数の用紙への画像を形成させるのに必要な所要時間を算出する所要時間算出部と、
    前記機構制御部によって1枚の用紙に画像が形成されるごとに、前記指定枚数から前記画像形成機構部によって画像形成された用紙の枚数を除いた残り枚数の用紙のすべてに、前記所要時間算出部によって算出された前記所要時間から前記画像形成機構部での画像形成開始後に経過した時間を除いた残り時間で、前記画像形成機構部によって画像形成させる場合の速度を算出する速度算出部と
    前記異常検出センサにより色バランスの異常が検出された場合に、前記画像形成機構部に画像形成を一時的に停止させて、該画像形成機構部に該画像形成機構部の機能を維持させるための画質調整動作を行わせるメンテナンス制御部とを備え、
    前記速度算出部は、前記メンテナンス制御部により前記画像形成機構部の画像形成が一時的に停止した場合は、該画像形成機構部により形成される画像の画質よりも、前記指定枚数の画像の形成を前記所要時間内に行わせることを優先した速度を算出するものであり、
    前記機構制御部が、前記画像形成機構部に前記速度算出部で算出された速度で画像を形成させるものであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記速度算出部が、前記メンテナンス制御部により前記画像形成機構部の画像形成を一時的に停止させることが予定されている場合に、前記残り時間から、前記メンテナンス制御部により前記画像形成機構部の画像形成を停止させることが予定されている時間を除いた時間に基づいて、前記画像形成速度を算出するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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