JP2011133716A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011133716A
JP2011133716A JP2009293977A JP2009293977A JP2011133716A JP 2011133716 A JP2011133716 A JP 2011133716A JP 2009293977 A JP2009293977 A JP 2009293977A JP 2009293977 A JP2009293977 A JP 2009293977A JP 2011133716 A JP2011133716 A JP 2011133716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
load
image forming
control
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009293977A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Imai
琢也 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2009293977A priority Critical patent/JP2011133716A/ja
Publication of JP2011133716A publication Critical patent/JP2011133716A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】画像形成装置において感光体等の負荷が低下して制御が不安定になったり、制御が破綻するのを防止する。
【解決手段】第1の用紙間隔を空けて繰り返し供給される用紙に印刷する画像形成部と、画像形成部に用紙を供給する給紙部と、像担持体の回転駆動に用いられる駆動モータと、駆動部の回転負荷を検知する負荷検知部と、像担持体の残留トナーを除去するクリーニング部材と、駆動モータに対する速度制御を含めた画像形成部および給紙部の制御を行う制御部を備え、制御部は、負荷検知部の検知結果を受けて検知された回転負荷が所定値以下の場合、第1の用紙間隔より長い第2の用紙間隔に変更して給紙および画像形成の制御を行うので、生産性の低下を抑えて像担持体の負荷回復を図ることができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、電子写真方式によって回転する感光体や二次転写ベルトなどの像担持体上にトナー像を形成し、該トナー像を用紙に転写することで印刷を行う画像形成装置に関するものである。
電子写真方式による画像形成装置では、回転する感光体や二次転写ベルトなどの像担持体上にトナー像を形成し、該トナー像を直接または間接に用紙に転写し、さらに定着することにより画像形成を行っている。
この画像形成にあたっては、トナー像を形成するために像担持体の面速度を一定にするために、エンコーダ出力をフィードバックするなどして像担持体を一様の回転速度で回転させ、また必要に応じて速度を動的に制御している。回転速度に意図しない変動が生じると、形成される画像に副走査方向の歪みが生じてしまう。
また、タンデム方式のカラー画像形成装置では、複数の単色画像形成ユニットで形成された単色画像を重ね合わせてカラー画像を用紙上に形成している。したがって、良質なカラー画像を得るためには、各単色画像形成ユニットにおける像担持体は同速でかつ速度むらがないことが必須の条件であり、各色の画像形成ユニットの像担持体の速度が異なると、色ずれが発生してしまう。
感光体などの速度変動の一因は、負荷の変動によるものである。そこで、感光体などの回転変動を相殺するようなブレーキ装置を設置し、ブレーキ値の制御を行うことで感光体などの回転速度の変動を抑制する制御装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、回転ベルトに発生する蛇行や寄りが生じて回転むらが生じることがあり、これを防止するために、該ベルトを支持する駆動回転体以外の回転体に任意のトルクを発生させるトルク発生機構を設け、該トルク発生機構のトルク調整を可能にした装置が提案されている(特許文献2参照)。
しかし、感光体にバイアスブレーキを付加する特許文献1の装置では、通常負荷よりも常にバイアスブレーキ分の負荷が余剰にかかるため、駆動モータの出力を大きくする必要などがあり、コスト的にも、電力的にも無駄な部分が多い。
また、回転ベルトに発生する蛇行や寄りを防止する特許文献2の装置では、これ以外の原因で生じる回転変動を防止することはできない。
感光体等の駆動に用いるモータは、一般的なハードウエアで構築されているPLL制御のブラシレスモータであり、広く、安定した回転を保持できる様な定数設定となっている。しかし、一方では安定動作を広く確保するために変動に対する抑制力は小さい。したがって、ドラムモータやベルトモータの変動を押さえ込むためにはPLL制御だけでは能力不足である。そこで、変動の抑制を行うために、上記PLL制御(フィードバック制御)に加えてフィードフォワード制御を適用し、低周波の変動(1回転ムラなど)を抑え込む手段が提案されている。
特開平6−332277号公報 特開2008−181071号公報
ところで、駆動モータの速度制御として、速度フィードバック制御と速度フィードフォワード制御を実施している装置において、像担持体の回転速度を動的に変速させる制御を実施するには、駆動モータに対し一定値以上の負荷がかかっていることが必要になる。すなわち、感光体などの負荷が軽くなり駆動特性が変わることでフィードフォワード制御範囲から逸脱すると、駆動異常が発生する可能性が高まる。これは、フィードフォワード制御を適用すると、安定して回転できる制御範囲は狭くなってしまい、変動の抑制と安定回転領域を広くとることの両立ができないためである。すなわち、フィードフォワード制御を適用した場合は、通常のPLL制御を行っている場合に比べ、回転数や負荷の変動で安定回転ができる範囲が狭く、負荷変動により制御が破綻してしまう不具合が発生する。
画像形成装置では、感光体などの未定着トナーを除去するために感光体などの表面にクリーニングブレードを圧接している。このクリーニングブレードによる負荷を前提とした駆動制御を行うことによって、バイアスブレーキなどの無駄な負荷トルクを発生させることなく上記したフィードフォワードの破綻を回避することが可能になる。
しかし、それにも拘わらずプリント動作中に感光体負荷が軽くなる現象が見られる場合がある。本発明者らはその原因を探求したところ、主原因として、高カバレッジ画像の印刷が連続する等により感光体へのトナーの供給量が多くなると、トナーに含まれる滑材の過剰供給などにより感光体負荷が軽減されることを見出した。この場合、感光体回転速度を動的に変速させる制御に必要な負荷が得られず、制御が不安定になり、カラーレジスト性能が維持できないという問題が発生する。
本願発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、画像形成部の駆動に際し、駆動モータの負荷低下を抑えて制御破綻を回避することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像形成装置では、
画像データに基づいて像担持体にトナー像を形成し、該トナー像を、第1の用紙間隔を空けて繰り返し供給される用紙に印刷する画像形成部と、
該画像形成部に、前記第1の用紙間隔を空けて繰り返し用紙を供給する給紙部と、
前記像担持体の回転駆動に用いられる駆動モータと、
前記像担持体の回転負荷を検知する負荷検知部と、
前記像担持体の残留トナーを除去するクリーニング部材と、
前記駆動モータに対する速度制御を含めた前記画像形成部および前記給紙部の制御を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、前記負荷検知部の検知結果を受け、検知された回転負荷が所定値以下の場合、前記用紙間隔を前記第1の用紙間隔より長い第2の用紙間隔に変更して前記給紙および前記画像形成の制御を可能とすることを特徴とする。
前記制御部は、前記用紙間隔を、前記第1の用紙間隔から前記第2の用紙間隔に切り換えて前記制御を行う第1モードと、前記画像形成を中断して前記像担持体を空回しする第2モードとを有し、検知された前記回転負荷が所定値以下の場合、いずれかのモードを実行するようにしてもよい。
なお、前記制御部は、CPUとこれを動作させるプログラムや、該プログラムを格納したROM、データの一時保存やワークエリアとして機能するRAM、設定データやプロセスパラメータなどを記憶する不揮発メモリからなる記憶部などにより構成される。前記閾値は、データを不揮発に保持することができる記憶部の不揮発メモリなどに格納しておくことができる。
前記画像形成部は、感光体ドラムや感光体ベルト(以下単に感光体という)、転写ベルトなどの像担持体、感光体を帯電させる帯電器、画像データに基づいて感光体に潜像を生成するLD、前記潜像を現像する現像器、感光体上のトナー像を用紙に転写する転写器、用紙上の画像を定着する定着器などにより構成される。画像形成部は、画像データに基づいて、回転する感光体上にトナー像を形成し、これを転写器によって直接または転写ベルトなどを介して間接的に用紙上に転写し、さらに定着器で定着して画像形成を行う。
前記駆動モータとしては、感光体、転写ベルトなどの像担持体を回転駆動するモータが代表的に示される。像担持体では、前記したように、僅かな回転ムラも画像品質に悪影響を与えるため、高精度(例えば数μmオーダー)の回転制御が必要になる。
像担持体の回転負荷を検知する負荷検知部は、例えば像担持体を回転駆動する前記駆動モータの制御電流(PWM指令値)から前記回転負荷を検知することができる。制御電流は前記制御部で生成されており、該制御電流と駆動モータの速度とから該駆動モータの回転負荷を容易に算出することができる。例えば、像担持体の一回転分について、PWM指令値の平均値と駆動モータの回転速度とから負荷トルクの平均値を算出することができる。なお、PWM指令値は、ここではPWMデューティーを制御するためのPWMデューティー指令値を意味している。
上記制御部によって制御電流値を用いて回転負荷を算出する場合、制御部は、負荷検知部として機能することになる。また、回転負荷は、用紙への印刷枚数、印字率から予測することができる。制御部では印刷枚数がカウントされ、また、印字率も算出されているため、これらの情報によって回転負荷を推定することができる。この場合にも制御部は、負荷検知部として機能することになる。
前記駆動モータを速度フィードフォワード制御する際は、駆動モータにより駆動される対象の速度変動プロファイルと速度フィードフォワード制御用パラメータにより制御値を決定することができる。制御部では、該速度フィードフォワード制御用パラメータに基づいて、前記プロファイルに対し像担持体の周期的な速度変動を相殺するための逆相指示値を生成する。制御部では、この逆相指示値にフィードバック制御に関わる制御値を加えてP制御、PI制御、PD制御、PID制御などを行う。速度フィードフォワード制御用パラメータは、回転体の速度変動を打ち消すために、回転負荷に応じて予め設定されており、制御テーブルとして用意される。
前記速度フィードフォワード制御が実行可能な負荷範囲内、例えば速度フィードフォワード制御用パラメータを利用可能な負荷トルク範囲内で、一または複数の所定値が予め設定されている。該所定値は、駆動モータの負荷が所定値以下になった場合にフィードフォワード制御が破綻するおそれがあり、また、この閾値を上回る状態では、フィードフォワード制御の破綻が回避されるように設定する。したがって、安全度を考慮して、所定値を適宜設定することができ、複数設定することもできる。該所定値は、制御部に含まれる記憶部に記憶しておき、制御部において適宜参照することで、回転制御に用いることができる。
前記クリーニング部材は、像担持体の残留トナーを除去する際に、感光体などの表面に圧着し、前記駆動モータに対する回転負荷となる。また、クリーニング部材は、高カバレッジ画像の印刷や画像形成が行なわれて使用回数が増加することにより、未転写トナーが滞留して、その滞留したトナーが潤滑材となり、像担持体とクリーニング部材との間の摩擦負荷を低下させる。そこで、上記したように制御部によって、画像形成に際しての用紙間隔を大きくすることで、滞留トナーの発生を抑えて回転負荷の低下を抑制し、また、像担持体の空回転によってクリーニング部材に滞留するトナーを除去する動作を実施することで、駆動モータに対する回転負荷を適正値に戻し、制御の不安定状態の発生、駆動モータ制御の破綻を防止する。
本発明によれば、駆動モータの回転負荷が予め設定した所定値以下になると、制御部の制御によって、画像形成部に給紙される用紙の用紙間隔を空けて、クリーニング部材によるトナーの除去効果を高めることで、駆動モータに対する回転負荷の低下を抑え、例えばフィードフォワード制御における制御破綻を防止することができる。
これにより、高価なバイアスブレーキなどを新たに追加することなく、駆動モータの負荷を適正に調整することができる。
像担持体の負荷の回復は、像担持体へのトナー供給を停止した形で像担持体表面とクリーニングブレードを擦る(像担持体を回転させる)ことで、過剰供給されたトナーを取り除くことによって行うことができる。しかし、像担持体の負荷が軽くなったことを検知した時点で、直ちに画像形成を中断(像担持体上への画像形成をしない状態)して像担持体を空回転させると、例えば残りがあと1枚であっても印刷を中断してしまうため、余分にユーザーを待たせてしまうことが起きるので、用紙間隔の変更とともに空回転を行うか、ジョブの残り枚数を考慮した制御を行うのが望ましい。
画像形成部および給紙部は制御部によって制御されており、用紙間隔を変更する場合、給紙部による給紙タイミングや用紙搬送速度を制御するとともに、画像形成部における感光体、中間転写ベルト等の回転を制御する。
なお、前記制御部で、上記用紙間隔を長くする第1モードと、前記画像形成を中断して前記像担持体を空回しする第2モードを有し、検知した回転負荷が所定値以下の場合、いずれかのモードを実行するものとすれば、画像形成装置の生産性を考慮して駆動モータの回転負荷の低下を抑えることができる。
すなわち、第1モードでは、用紙間隔が長くなることで、クリーニング時間を稼ぐことができるため、回転負荷の低下傾向が小さくなり、駆動モータの制御破綻に至るのを回避することができる。この際に、画像形成を継続して実行することができ、生産性の低下は小さくできるが、回転負荷の低下傾向は小さくなるものの維持される。一方、第2モードでは、画像形成を中断して像担持体を空回転させるため、トナーの新たな供給はなく、像担持体に残留するトナーがクリーニング部材により効果的に除去される。この結果、回転負荷の低下傾向を除いて駆動モータの回転負荷を増加させることができる。しかし、画像形成は中断されるため、生産性は低下する。
したがって、これら第1モード、第2モードは、生産性を考慮して選択することができる。これらいずれか一方を実行するものであってもよく、両者を時期をずらして実行するものであってもよく、さらにこれらの交代実施を繰り返し行うようにしてもよい。
制御部は、前記第1モードを実行する際に、実行中のジョブの残り印刷枚数やそれまでの前記回転負荷の変化割合に基づいて、変更する第2の用紙間隔を決定することができる。
制御部では、上記所定値に至った後、制御破綻が生じるおそれが高くなる第2の所定値にまで回転負荷が低下しないように、生産性ができるだけ高く維持される用紙間隔に設定することができる。
例えば、通常の感光体空回転で10gの負荷を回復させるのにかかる時間が100秒であるとすると、1秒につき、0.1gの負荷が回復する。この値から紙間(空回し時間)を何秒に設定すれば第2の所定値に達しないかを予測して用紙間隔を決定することができる。
また、上記所定値を第1の所定値として、第1の所定値よりも低い第2の所定値を設定しておき、上記第1モードの実行に伴って、検知されている回転負荷が第2の所定値に達すると第2モードを実行するようにしてもよい。これにより第1モードにおける用紙間隔を大幅に大きくすることなく画像形成を実施して生産性の低下をできるだけ小さくすることができる。
また、用紙間隔は予め固定値として設定しておくこともできる。生産性を落として(紙間をあけて)印刷を継続すると判断した場合、この固定値にしたがって、第2の用紙間隔を決定する。
第2モードにおける像担持体の空回転では、トナーの供給がなされることなくクリーニング部材によって残留トナーの除去が行われるため、トナーによる潤滑作用が低減し、駆動モータの回転負荷が回復する。第2モードの実施では、予め定めた時間、空回転を継続して行うように設定することができる。また、第3の所定値を設定しておき、空回転中に検知される回転負荷が第3の所定値に達すると空回転を中止するようにしてもよく、継続時間と第3の所定値を組み合わせて行うようにしてもよい。例えば、第3の所定値に達する前に継続時間が経過すると空回転を停止したり、継続時間が経過する前に第3の所定値に達すると空回転を停止させたりすることができる。第3の所定値は、上記第1の所定値と同じ値にしてもよく、これと異なる値にしてもよい。
上記第1のモードと第2のモードの選択は、実行中のジョブの残り印刷枚数とそれまでの前記回転負荷の変化割合とに基づいて、いずれを選択するか、または、両モードの組み合わせを行うかを制御部により決定することができる。該決定では、ジョブの完了時間が早くなることを優先してモード選択を行うことができる。すなわち、どちらのモードを選択した際に、早くジョブが終わるかを制御部によって判断して、早く終わるモードを選択することができる。該終了時間は、実行中のジョブの残り印刷枚数と用紙間隔などから容易に予測が可能であり、制御部によって終了時間の予測算出を行って、上記決定を行うことができる。この際に、第1モードと第2モードとを択一的に選択するようにしてもよく、第1モードと第2モードを組み合わせる選択を行って、第1モードの第2用紙間隔と第2モードの空回転時間などを決定するようにしてもよい。
また、第1モードと第2モードの切り替え判定では、予め切り替えレベル(残り枚数など)を固定値として設定できるようにようにしておいても良い。すなわち、検知された負荷が第1モードまたは第2モードを実行すべき第1の所定値以下になった場合、残り枚数が上記切り替えレベル以下か否かによって、第1モードと第2モードの実行切り替えを行うことができる。
また、第1モードと第2モードの選択は、操作部においてユーザが選択できるようにしてもよい。
また、上記第1のモードを実行している際に、回転負荷の変化割合に変化が見られる場合、割合の変化の程度に従って、予め定めた第2の用紙間隔を調整するものとしてもよい。回転負荷の変化割合は制御部において把握されており、その変化割合の変化も制御部において算出することができる。この場合、変化割合の変化に対する閾値を定めておき、該閾値を越える場合に第2の用紙間隔を調整するようにしてもよい。調整量は、変化割合の変化量に応じて定めることができる。
上記調整では、例えば、負荷変化割合が予測よりも大きければさらに生産性を落とし(用紙間隔を大きくするように調整し)、負荷変化割合が予測よりも小さければ生産性を上げる(用紙間隔を小さくするように調整する)といったように生産性を微調整してもよい。
以上説明したように、本願発明の画像形成装置によれば、印刷中に像担持体の負荷回復が必要となったときに、生産性を大きく低下させることなく駆動モータの回転負荷を回復させることができる。すなわち、残り枚数によって像担持体の負荷回復方法を最適に選択することができ、ユーザーの待ち時間を最小にすることができる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図である。 同じく、制御ブロック図である。 同じく、駆動モータの制御ブロック図である。 同じく、駆動モータの回転負荷が低下する際の生産性の調整状態を示すグラフである。 同じく、駆動モータの回転負荷が低下する際の生産性の調整状態を示すグラフである。 同じく、駆動モータの回転負荷が低下する際の生産性の調整状態を示すグラフである。 同じく、駆動モータの回転負荷が低下する際の生産性の調整状態を示すグラフである。 同じく、駆動モータの回転負荷が低下する際の生産性の調整手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の画像形成装置1の機械的構成を示す図であり、以下に説明する。
図1において、10は画像形成部、20は給紙部、30は原稿読み取り部である。
原稿読み取り部30では、自動原稿搬送装置(図示しない)で搬送される原稿、またはプラテン31上に配置された原稿の画像を読み取り、一旦、図示しない画像メモリなどに記録される。
画像形成部10では、各色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックなど)用にそれぞれ用意された感光体11C、11M、11Y、11Kを有し、各感光体11C、11M、11Y、11Kの周線部に帯電器12C、12M、12Y、12K、書き込み部13C、13M、13Y、13K、現像ユニット14C、14M、14Y、14Kが配設されていており、帯電器12C、12M、12Y、12Kによって帯電した感光体11C、11M、11Y、11K表面は、画像メモリなどに記録された原稿の画像情報に基づいて書き込み部13C、13M、13Y、13Kにより像露光が行われ、感光体11C、11M、11Y、11K表面には潜像が形成される。該潜像は現像ユニット14C、14M、14Y、14Kによって現像がなされてトナー像となる。トナー像は、中間転写ベルト16に転写され、該中間転写ベルト16から給紙部20によって搬送される用紙に転写される。転写された用紙は定着ユニット18によって加熱定着されて排紙部に画像形成出力(プリント)がなされる。
また、画像形成部10では、各感光体に対応して、中間転写ベルト16との接触位置よりも回転方向側かつ帯電器12C、12M、12Y、12Kよりも回転方向逆側で、各感光体11C、11M、11Y、11Kに接触して残留トナーを除去するクリーニング部15C、15M、15Y、15Kが配置されている。また、中間転写ベルト16の用紙転写位置よりも回転方向側かつ各感光体との転写位置よりも回転方向逆側に、該中間転写ベルト16の残留トナーを除去するクリーニング部17が配置されている。
なお、上記感光体11C、11M、11Y、11K、中間転写ベルト16は、本発明の像担持体に相当する。
また、画像形成装置1には、前記画像形成部10の下方側に、用紙を収納した複数の給紙トレイ21…21が配置されている。また各給紙トレイ21…21から画像形成部10に至り、さらに画像形成部10から排紙部に至る搬送路22を有している。これら給紙トレイ21、搬送路22によって本発明の給紙部20が構成されている。
なお、上記した各感光体11C、11M、11Y、11Kは、図示しない駆動モータによって回転駆動され、中間転写ベルト16も同じく図示しない駆動モータによって回転駆動される。
次に、図2は、本発明の画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。以下に説明する。
画像形成装置1は、主要な構成として、制御ブロック110とスキャナ部130と操作部140とプリンタ部150とを有するコピア本体と、LANを通して外部装置(例えば端末2)との間で入出力される画像データを処理する画像処理手段(プリント&スキャナコントローラ)160とを備えている。
制御ブロック110はPCIバス112を有しており、PCIバス112は制御ブロック110内でDRAM制御IC111に接続されている。また、制御ブロック110には、画像制御CPU113を備えており、該画像制御CPU113に前記DRAM制御IC111が接続されている。また、画像制御CPU113には、不揮発メモリ115が接続されている。該不揮発メモリ115には、上記画像制御CPU113を動作させるためのプログラムや画像形成装置1の設定データ、プロセス制御パラメータ、駆動モータの負荷変動に伴って判定を行うための第1の所定値、第2の所定値、第3の所定値等の設定条件等のデータが格納されている。
画像制御CPU113は、画像形成装置1の全体を制御し、また画像形成装置全体の状態把握を行うものであり、感光体、中間転写ベルトの駆動モータの回転速度の制御(制御電流の決定)、駆動モータの負荷検知、ジョブの印刷管理などを行う。すなわち、画像制御CPU113は、不揮発メモリ115とともに、本発明の制御部として機能する。
前記スキャナ部130は、光学読み取りを行うCCD131と、スキャナ部130全体の制御を行うスキャナ制御部132とを備えている。スキャナ制御部132は、前記画像制御CPU113とシリアル通信可能に接続されており、画像制御CPU113による制御を受ける。なお、スキャナ制御部132は、CPUやこれを動作させるプログラムなどによって構成することができる。前記CCD131で読み取った画像データは、読取り処理部116でデータ処理がなされる。読取り処理部116には、画像データを圧縮する圧縮IC118が接続されており、該圧縮IC118は、前記したDRAM制御IC111に接続されている。
前記操作部140は、タッチパネル式のLCD141と、操作部制御部142とを備えており、上記LCD141と操作部制御部142とが接続され、該操作部制御部142と前記画像制御CPU113とがシリアル通信可能に接続されている。該構成によって操作部140の制御が画像制御CPU113によって行われる。なお、操作部制御部142は、CPUやこれを動作させるプログラムなどによって構成することができる。操作部140では、画像形成装置における設定や動作指令などの動作制御条件の入力が可能となっており、さらに設定内容、機械状態、情報の表示等が可能になっており、上記画像制御CPU113により制御される。この操作部140によって、前記した第1モード、第2モードの切り替え操作や前記所定値の変更操作などを行うことができる。
また、DRAM制御IC111は、圧縮メモリ120とページメモリ121とからなる画像メモリに接続されている。該画像メモリには、前記スキャナ部130で取得した画像データやLAN50を通して取得した画像データが格納される。上記のように画像メモリは、画像データの記憶領域であり、印刷するジョブの画像データを格納する。また、上記DRAM制御IC111によって複数のジョブに関する画像データを画像メモリに記憶させることができる。すなわち、画像メモリには予約されたジョブの画像データの格納も可能である。
さらにDRAM制御IC111には、圧縮された画像データを伸長する伸長IC125が接続されており、該伸長IC125には書込み処理部126が接続されている。該書込み処理部126は、プリンタ部150のLD152(図1の書き込み部13C、13M、13Y、13Kが相当する)に接続され、該LD152の動作に用いられるデータの処理を行う。また、プリンタ部150は、プリンタ部150の全体を制御するプリンタ制御部151を備えており、該プリンタ制御部151は、前記した画像制御CPU113に接続されて制御を受ける。すなわち、画像制御IC113から与えられるパラメータに従い、プリント動作の開始/停止を行う。プリンタ部150には、前記した画像形成部10、給紙部20が含まれており、画像制御CPU113によってその動作の制御がなされる。
また、プリンタ制御部151には、後処理装置(FNS部)170に備える後処理制御部(FNS制御部)171が接続されている。これにより、後処理装置170の制御を、プリンタ制御部151、後処理制御部171を通して画像制御CPU13により行うことができる。なお、プリンタ制御部151、後処理制御部171は、CPUやこれを動作させるプログラムなどによって構成することができる。
また、前記DRAM制御IC111に接続された前記PCIバス112には、前記した画像処理手段(プリント&スキャナコントローラ)のDRAM制御IC161が接続されている。画像処理手段(プリント&スキャナコントローラ)160では、DRAM制御IC161に画像メモリ162が接続されている。また、画像処理手段(プリント&スキャナコントローラ)では、前記DRAM制御IC161にコントローラー制御CPU163が接続されており、DRAM制御IC161にLANインターフェース165が接続されている。LANインターフェース165は、前記LAN50に接続されている。
次に、上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
先ず、画像形成装置1において画像データを蓄積する手順について説明する。
スキャナ部130で原稿の画像を読み取り画像データを生成する場合、スキャナ部130において原稿からCCD131により原稿の画像を光学的に読み取る。この際には、画像制御CPU113から指令を受けるスキャナ制御部132によってCCD131の動作制御を行う。CCD131で読み取られた画像は、読取り処理部116でデータ処理がなされ、データ処理された画像データは、圧縮IC118において所定の方法によって圧縮され、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリ120に格納される。圧縮メモリ120に格納された画像データは、画像制御CPU113によってジョブとして管理することができる。
画像データを外部から取得する場合、例えば、外部機器2からLAN50を通して送信される画像データは、LANインターフェース165を介してDRAM制御IC161により画像メモリ162に格納される。画像メモリ162のデータは、DRAM制御IC161、PCIバス112、DRAM制御IC111を介してページメモリ121に一旦格納される。ページメモリ121に格納されたデータは、DRAM制御IC111を介して圧縮IC118に順次送られて圧縮処理され、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリ120に格納され、上記と同様に画像制御CPU113による管理がなされる。
画像形成装置1で画像出力を行う場合、すなわち複写機やプリンタとして使用する場合、圧縮メモリ120に格納された画像データをDRAM制御IC111を介して伸長IC125に送出してデータを伸長し、伸長したデータを書込み処理部126に送出し、LD152において各感光体11C、11M、11Y、11Kへの書き込みを行う。
また、プリンタ部150では、画像制御CPU113の指令を受けたプリンタ制御部151によって各部の制御が行われる。すなわち、紙の重さなどによって画像制御CPU113によって決定された第1の用紙間隔によって決定された用紙が給紙部20によって繰り返し画像形成部10に供給される。画像形成部10では各感光体に書き込まれたトナー像が中間転写ベルト16に転写された後、給紙部20によって供給される用紙に転写され、定着ユニット18で定着がなされる。画像形成がなされた用紙は搬送部を経て後処理装置170へと搬送され、後処理の指定がある場合には後処理がなされ、後処理が不要の場合、そのまま排紙トレイに排紙される。複数の予約ジョブがある場合、上記画像出力が設定順番に従って順次行われる。
また、各感光体11C、11M、11Y、11Kでは、中間転写ベルト16にトナー像が転写された後、各クリーニング部15C、15M、15Y、15Kによって残留トナーが除去される。また、中間転写ベルト16においても同様に、用紙にトナー像が転写された後、クリーニング部17によって残留トナーが除去される。
次に、図3は、像担持体である各感光体11C、11M、11Y、11K、中間転写ベルト16を制御する電気的な構成を示すブロック図である。
エンジン制御部113bは、画像形成装置1において機械的動作を行うモータ30などの制御を行うものであり、上記画像制御CPU113に含まれる。したがって、CPUやこれを動作させるプログラム、さらにROM、RAM、不揮発メモリなどの記憶部などによって構成されている。
該エンジン制御部113bには、感光体11C、11M、11Y、11K、中間転写ベルトを回転駆動する複数のモータ30の駆動を制御するモータ制御部113aがシリアル接続またはバス接続されて互いに通信可能になっている。エンジン制御部113bは、モータ制御部113aに対し、フィードバック制御およびフィードフォワード制御を指示する。該モータ制御部113aも、上記画像制御CPU113に含まれるものである。
モータ制御部113aは、フィードバック制御およびフィードフォワード制御に対応して前記モータ30の速度を制御するPWM指令値が、制御電流であるPWM信号として該モータ30に送信される。また、該モータ30では、回転が検出されてFG信号としてモータ制御部113aにフィードバックされる。モータ制御部113aでは、上記制御電流によって、モータ30の回転負荷を検知することができる。例えば、各色感光体1回転分のPWM指令値を平均し、各色のモータ30に供給する電力、回転速度により回転負荷を算出することができる。該回転負荷の算出方法は、常法により行うことができる。したがって、モータ制御部113aは、各色のモータ30の回転負荷を検知する負荷検知部として機能する。
なお、画像形成装置1がカラー画像形成可能なカラー画像形成装置である場合には、モータ制御部113aは各色(たとえば、YMCKの4色)に対応するように構成されている。したがって、感光体を駆動するモータ30も、各色(たとえば、YMCKの4色)に対応するように構成されている。
また、該モータ制御部113aには、上記感光体のドラム軸の回転を検知するエンコーダ31の出力が送信されている。図では、2つのエンコーダが図示されているが、カラー画像形成部を有する画像形成装置では、各色毎に感光体が用意され、各感光体の回転を検知するエンコーダがそれぞれ用意されて、その検知結果が個別にモータ制御部113aに送信され、モータ30の回転速度の制御がなされる。
ところで、感光体11C、11M、11Y、11K、中間転写ベルト16では、画像形成の繰り返しによって次第にトナーが滞留したり、高カバレッジの画像形成を行った際にトナーが滞留したりする。この滞留したトナーは、次第に潤滑材として作用し、感光体および中間転写ベルトとクリーニング部材との間の摩擦力を低下させ、その結果、駆動モータに対する回転負荷を低下させる場合がある。回転負荷が或る程度以上低下すると、前記したように該駆動モータに対する制御が不安定になり、またフィードフォワード制御が破綻するおそれある。そこで、感光体等に滞留するトナーの増加量を抑えたり、回復させたりする動作を必要に応じて実施することでフィードフォワード制御の破綻や制御の不安定状態の発生を防止する。
よって、検知される回転負荷が、第1の所定値以下になった場合の制御部による制御内容を図4〜図7に基づいて説明する。なお、以下の所定値は予め設定されて不揮発メモリ115等に格納されており、画像制御CPU113によって適宜読み出される。
図4は、空回転を開始する第2の所定値(空回転開始レベル)が固定値として設定されている場合の第2モードでの制御内容を示している。この制御では、感光体負荷の回復は、感光体への滑材(トナー)の供給が停止した形で感光体表面とクリーニング部であるクリーニングブレードを擦る(感光体を空回転させる)ことで、過剰供給された滑材を取り除く。
ジョブが開始されて印刷が続行されると、印刷枚数に応じて負荷が低下し、遂には検知された負荷が空回転開始レベルに達する。その後、感光体を空回転させ、検知された負荷が標準負荷に回復すると、空回転を中止し、印刷を続行する。したがって、前記標準負荷は、本発明の第3の所定値に相当する。
ところで、実行中のジョブが50枚の印刷を行うものである場合、検知負荷が空回転開始レベルに達したとき、49枚を印刷済みで残り枚数が1枚であっても空回転を開始してしまう。これにより例え残りが一枚であっても印刷を中断してしまうため、49枚目と50枚目とで大きく時間がかかり、余分にユーザを待たせてしまっていることになる。
したがって、第1モード、第2モードの実行に際しては、ジョブの残り枚数や負荷の変化割合を考慮するのが望ましい。
図5〜図7は、ジョブの残り枚数、負荷の変化割合に応じて第1モード、第2モードの切り替えを行う制御内容を示している。以下の例では、第1の所定値(第1のレベル)と第1の所定値よりも低い値を有する第2の所定値(第2のレベル)が設定されている。検知負荷が低下して第1の所定値に達した場合、現ジョブの残り枚数が確認され、検知負荷がさらに低下して第2の所定値に達した場合、感光体の空回転が実施される。
図5は、検知負荷が第1のレベルに達したとき、現ジョブの残り枚数が確認され、負荷の変化割合から、ジョブを終了した際の負荷を予測する。このとき、残り枚数が0で、最終ページまで印刷を実行しても第2のレベルに到達しないと判断した場合、そのまま印刷を継続する。例えば100枚のジョブの印刷中に、検知負荷が第1のレベルに到達すると、残り枚数と合わせて100枚目まで印刷を実行しても第2のレベルに達しないと判定されると、ジョブ完了まで第1の用紙間隔で印刷(生産性100%)が継続して実行される。そしてジョブ完了後に、感光体の空回転を実施し、検知負荷が標準負荷に回復すると空回転を停止する。この制御内容では、負荷の変化予測を行うことにより、生産性を低下させることなく感光体の負荷を回復させることができる。
図6は、上記と同様に制御内容において検知負荷が第1のレベルに達した際に、残り枚数が多く、生産性を落とす(用紙間隔を大きくする)よりも、一旦印刷を中断して感光体の空回転によって感光体負荷を回復させてから再度生産性100%で印刷を再開した方が早く終了すると判定される場合である。この場合、第2のレベルに到達した時点で印刷を中断し、感光体負荷の回復のために、空回転を実施する。負荷が標準負荷に回復した後、生産性100%で印刷を再開する。
例えば、200枚ジョブの印刷中に第1のレベル(A点)に到達し、残り枚数とそれまでの負荷変化割合から第2のレベル(B点)での残り枚数を100枚と予測する。このとき、第1レベルに到達した後、第2のレベルに到達することなくジョブを完了できるように生産性を落とした場合に比べ、一旦、印刷を中断して空回転によって感光体負荷を回復させ、その後、生産性100%で印刷を再開した方が早く終了すると早いと判定されるとき、検知負荷が第1のレベルに達した後、生産性100%(第1の用紙間隔)で第2のレベルに達すると、感光体の空回転を実施し、検知負荷が標準負荷に回復すると、生産性100%(第1の用紙間隔)で印刷を再開する。
一方、図7は、上記と同様の制御内容において検知負荷が第1のレベルに達した際に、残り枚数が少なく、印刷を中断して感光体負荷を回復させるよりも、生産性を落として(第1の用紙間隔よりも間隔を大きくした第2の用紙間隔とする)、印刷を継続した方が早く終了すると判定される場合、最終ページに達しても第2のレベルに達しない程度に生産性を落として(用紙間隔を大きくして)印刷を継続する。最終ページの印刷終了後に感光体負荷の回復のために感光体の空回転を実施する。用紙間隔を空けて印刷を行うと、その間に感光体が空回転する時間を確保でき、クリーニング時間を稼ぐことができるため、感光体の回転負荷を回復させられ、負荷の変化(低下)割合が緩やかになる。
例えば、100枚ジョブの印刷中に第1のレベル(A点)に到達し、残り枚数とそれまでの負荷変化割合とから、第2のレベル(B点)での残り枚数を5枚と予測する場合、生産性を落として(用紙間隔を大きくして第2の用紙間隔に変更)、印刷を継続した方が早く終了すると判定し、B点に到達しないように生産性を落として(用紙間隔を大きくして)、印刷を継続し、100ページの印刷終了後に感光体の空回転を実施する。
以下に、感光体の検知負荷が第1の所定値に達した場合の制御部による制御手順を図8のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、印刷(コピー)動作が開始されるのを待って(ステップs1、YES)、感光体の検知負荷が第1のレベル(第1の所定値)に達しているか否かの判定が行われる(ステップs2)。ここで検知負荷が第1のレベルに達していなければ(第1のレベルを超えている)(ステップs2、NO)、コピーが終了するまで判定を繰り返す(ステップs3、NO)。コピーが終了すれば(ステップs3、YES)、処理を終える。
ステップs2で、検知負荷が第1のレベルにまで低下していると判定されると(ステップs2、YES)、負荷の変化割合から第2レベル到達時のジョブの残り枚数を予測する(ステップs4)。該残り枚数が0枚か否かを判定し(ステップs5)、残り枚数が0枚であれば(ステップs5、YES)、生産性100%(第1の用紙間隔)のままコピーを継続する(ステップs6)。この際に、負荷の変化割合が変化する場合もあるため、コピー中に検知負荷が第2のレベルに達したか否かの判定を行う(ステップs7)。第2のレベルに達していなければ、コピーが終了したか否かを判定し(ステップs8)、印刷が終了しなければ(ステップs8、NO)、上記ステップs7の判定を繰り返す。
第2のレベルに達することなく印刷が終了すれば(ステップs8、YES)、処理を終える。ステップs7で第2のレベルに達した場合(ステップs7、YES)、感光体を空回転する処理を実施し(ステップs13)、負荷が標準負荷に回復したか否かを判定し(ステップs14)、回復していなければ(ステップs14、NO)、回復するまで空回転を継続する(ステップs14、NO)。負荷が回復すれば(ステップs14、YES)、空回転を中止してコピーを再開し、検知負荷が第1のレベルに低下したか否かの判定が行われる手順に戻る(ステップs2へ)。
また、第2レベルに到達する残り枚数を予測した際に、残り枚数が0枚でないと判定される場合(ステップs5、NO)、残り枚数と負荷の変化割合とからコピーを中断した方が早くジョブが終わるか否かの判定が行われる(ステップs10)。該判定の内容は、図6、7の制御内容において説明したものと同様である。
コピーを中断した方が早いと判定されない場合(ステップs10、NO)、生産性を落として(用紙間隔を大きくして第2の用紙間隔に変更)、印刷を継続する(ステップs11)。その後は、検知負荷が第2のレベルに到達したか否かを判定しつつ(ステップs7)、印刷を終了するまで行う。第2のレベルに到達した場合、前記と同様に感光体の空回転が行われる(ステップs13へ)。
一方、ステップs10でコピーを継続するより中断した方が早いと判定される場合(ステップs10、YES)、検知負荷が第2のレベルに達しているか否かを判定しつつ(ステップs12)、第2のレベルに達しない場合(ステップs12、NO)は印刷を継続し、検知負荷が第2のレベルに到達すると(ステップs12、YES)、感光体を空回転させ(ステップs13)、前記と同様に検知負荷が標準負荷に回復するまで空回転を継続する(ステップs14)。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記説明の内容に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
10 画像形成部
11C、11M、11Y、11K 感光体
15C、15M、15Y、15K クリーニング部材
16 中間転写ベルト
17 クリーニング部材
20 給紙部
113 画像制御CPU

Claims (8)

  1. 画像データに基づいて像担持体にトナー像を形成し、該トナー像を、第1の用紙間隔を空けて繰り返し供給される用紙に印刷する画像形成部と、
    該画像形成部に、前記第1の用紙間隔を空けて繰り返し用紙を供給する給紙部と、
    前記像担持体の回転駆動に用いられる駆動モータと、
    前記像担持体の回転負荷を検知する負荷検知部と、
    前記像担持体の残留トナーを除去するクリーニング部材と、
    前記駆動モータに対する速度制御を含めた前記画像形成部および前記給紙部の制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記負荷検知部の検知結果を受け、検知された回転負荷が所定値以下の場合、前記用紙間隔を前記第1の用紙間隔より長い第2の用紙間隔に変更して前記給紙および前記画像形成の制御を可能とすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記用紙間隔を前記第1の用紙間隔から前記第2の用紙間隔に切り換えて前記制御を行う第1モードと、前記画像形成を中断して前記像担持体を空回しする第2モードとを有し、検知された前記回転負荷が所定値以下の場合、いずれかのモードを実行することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、検知された前記回転負荷が第1の所定値に達すると、実行中のジョブの残り印刷枚数とそれまでの前記回転負荷の変化割合によって前記第1モードと前記第2モードのいずれを選択するかを決定し、前記第1モードを選択した場合は前記第1の所定値に達したときから該第1モードを実行し、前記第2モードを選択した場合は検知された前記回転負荷が前記第1の所定値よりも低い第2の所定値に達したときから該第2モードを実行する制御を行うことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、検知された前記回転負荷が第1の所定値に達すると、実行中のジョブの残り印刷枚数とそれまでの前記回転負荷の変化割合によって、前記第1モードと前記第2モードのうち、実行中のジョブの残り印刷枚数の画像形成が早く完了する方を選択し、選択した該モードを実行することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記第2モードを実行している際に、前記負荷検知部で前記回転負荷を検知し、検知された該回転負荷が第3の所定値に達すると該第2モードの実行を中止することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記第2モードの実行を予め定めた時間の間行うことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、第1の用紙間隔を変更して第2の用紙間隔で給紙および画像形成を行っている際に、前記負荷検知部で前記回転負荷を検知し、検知された該回転負荷の負荷変化割合によって、前記第2の用紙間隔を調整することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記負荷検知部は、前記駆動モータを制御する電流値によって回転負荷を検出することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2009293977A 2009-12-25 2009-12-25 画像形成装置 Pending JP2011133716A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009293977A JP2011133716A (ja) 2009-12-25 2009-12-25 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009293977A JP2011133716A (ja) 2009-12-25 2009-12-25 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011133716A true JP2011133716A (ja) 2011-07-07

Family

ID=44346513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009293977A Pending JP2011133716A (ja) 2009-12-25 2009-12-25 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011133716A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016120675A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
US20190119058A1 (en) * 2017-10-24 2019-04-25 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus and image forming apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016120675A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
US9584677B2 (en) 2014-12-25 2017-02-28 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus
US20190119058A1 (en) * 2017-10-24 2019-04-25 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus and image forming apparatus
US10807818B2 (en) * 2017-10-24 2020-10-20 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4931045B2 (ja) 電源装置および画像形成装置
JP4947772B2 (ja) 画像形成装置
JP3750678B2 (ja) 画像形成装置
JP5693180B2 (ja) 画像形成装置
JP2012053133A (ja) 画像形成装置
JP2014119620A (ja) 画像形成装置
JP4836239B2 (ja) 電源装置および画像形成装置
JP2012118103A (ja) 画像形成装置、その制御方法及びプログラム
JP2010162742A (ja) 画像形成装置
US20150338801A1 (en) Image forming apparatus
JP2012068293A (ja) 画像形成装置
JP2008185702A (ja) 画像形成装置
JP2011133716A (ja) 画像形成装置
JP5118305B2 (ja) 画像形成装置及びdc電力供給源切替方法
JP2009251504A (ja) 画像形成装置
JP6589088B2 (ja) 画像形成装置
JP5141641B2 (ja) 電源制御装置、画像形成装置、および電源装置の制御方法
JP2011118167A (ja) 画像形成装置
JP5023234B2 (ja) 画像形成装置及びその電力供給制御方法
JP5780385B2 (ja) モータ駆動装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2010190959A (ja) 画像形成装置
JP2010096934A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プログラム及び記録媒体
JP2005015166A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP5968054B2 (ja) 画像形成装置
JP5293968B2 (ja) 画像形成装置