JP6589088B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置、特に、プリンタや複写機などの電子写真方式による画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式による複写機やプリンタなどの画像形成装置においては、感光体(像担持体)、帯電器、現像器などからなる作像ユニットを備えている。カラーの画像形成装置では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の画像を形成する前記作像ユニットがタンデムに配置され、これらの作像ユニットで形成された4色のトナー画像を中間転写体上に転写/合成し、フルカラーの画像を得ている。
詳しくは、タンデムに配置された4色の作像ユニットに対向して中間転写ベルトが配置され、前記作像ユニットの感光体上に形成されたトナー像を順次中間転写ベルトに1次転写し、その合成トナー像を用紙(転写材)上に2次転写し、最終工程として用紙上のトナー像を熱圧着にて定着している。画像形成プロセスの後工程として、感光体上の残留トナー、及び、中間転写ベルト上の残留トナーはブレード状のクリーニング部材によって払拭され、回収される。このように、感光体や中間転写ベルト上の残留トナーをクリーニングすることにより順次形成されるトナー像に影響を与えることなく画像が形成されることになる。
ところで、前記クリーニング部材は弾性材からなるブレードが用いられており、クリーニングブレードは転写残りとなったトナーを拭き取るとこは勿論のこと、感光体に対しては長寿命化のために感光体の表層を削る機能をも期待されている場合がある。一定量の残留トナーによって、残留トナーそのものや残留トナーに含まれる外添剤によって、クリーニングブレードの摩擦力や感光体の削れを一定の許容範囲に保つことができる。しかし、出力する画像の印字率が低い場合や主走査方向(用紙の搬送方向に直交する方向)に画像が偏在した場合などで、クリーニングブレードに十分な残留トナーが供給されないと、摩擦力の上昇によるブレードの捲れや感光体の偏摩耗によって画像に筋状のノイズが発生する不具合を有していた。また、画像形成装置を長時間停止した場合は、クリーニングブレードが中間転写ベルトや感光体に接した部分にクリーニング過程の残留トナーが凝集したり、吸放湿してしまい、クリーニング性能を保てなくなる場合があった。
以上の課題を解決するために、プリントされる画像の印字率を検出し、所定の印字率以下の場合にはプリント動作に合わせてトナーを感光体や中間転写ベルトに塗布する制御を起動させ、一定期間トナーをクリーニングブレードに供給する処理を実行すること、あるいは、画像形成装置の停止時間を検出し、所定時間以上の停止があった場合にトナー塗布制御を実行することが提案されていた。
また、帯電電圧と現像バイアス電圧の立上げ後に現像バイアスの印加幅と電位を制御して感光体にトナーを塗布すること(特許文献1参照)、像担持体とクリーニング部材との摩擦抵抗の低減で、現像器を空回転する際に帯電と現像の電位差を制御し、かぶりトナーを調整すること(特許文献2参照)、環境や印字状態に応じて現像ローラの起動タイミングを切り替えること(特許文献3参照)が提案されている。
しかしながら、クリーニングブレードの捲れ防止や感光体偏摩耗防止のためのトナー塗布制御は、プリント処理とは独立して起動させていた。そのため、例えば低印字率となるプリント処理中にトナー塗布制御の実施条件となった際には、残りのプリント処理があるにも拘わらずそのプリント処理を中止させ、トナー塗布制御を起動して感光体及び/又は中間転写ベルトにトナーを塗布してクリーニングブレードで払拭させ、その後に残りのプリント処理を行っていた。それゆえ、プリント生産性が犠牲になっていた。また、トナー塗布制御は、通常の画像形成の開始(立上げ)及び終了(立下げ)のシーケンス制御を必要とすることに加えて、感光体、中間転写ベルト、現像器にプリント動作以外での余剰な動作を追加することになり、これらの部材が寿命低下を来たす原因となる不具合があった。
特開平07−287495号公報 特開2009−122558号公報 特開2007−178546号公報
本発明の目的は、プリント生産性が低下したり、部品の寿命を阻害することを極力回避しつつ、トナークリーニング部材の捲れや性能劣化を防止することのできる画像形成装置を提供することにある。
本発明の第1の形態である画像形成装置は、
静電潜像が形成される像担持体と、該像担持体を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像担持体に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像して可視像を形成する現像手段と、前記像担持体上に残留したトナーをクリーニングする第1のクリーニング手段と、画像形成装置の状態を検出する状態検出手段と、制御手段と、を備えた画像形成装置において、
前記制御手段は、前記像担持体にトナーを塗布するために、画像形成開始シーケンスにおいては前記現像手段のバイアス電圧の印加開始タイミング、及び、画像形成終了シーケンスにおいては前記現像手段のバイアス電圧の印加停止タイミングの少なくともいずれかを、前記状態検出手段の検出結果に基づいて変更すること、
を特徴とする。
本発明の第2の形態である画像形成装置は、
静電潜像が形成される像担持体と、該像担持体を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像担持体に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像して可視像を形成する現像手段と、前記可視像が転写される中間転写体と、該中間転写体に前記可視像を転写させる転写手段と、前記像担持体上に残留したトナーをクリーニングする第1のクリーニング手段と、前記中間転写体上に残留したトナーをクリーニングする第2のクリーニング手段と、画像形成装置の状態を検出する状態検出手段と、制御手段と、を備えた画像形成装置において、
前記制御手段は、前記像担持体及び/又は前記中間転写体にトナーを塗布するために、画像形成開始シーケンスにおいては前記現像手段のバイアス電圧の印加開始タイミング、及び、画像形成終了シーケンスにおいては前記現像手段のバイアス電圧の印加停止タイミングの少なくともいずれかを、前記状態検出手段の検出結果に基づいて変更すること、
を特徴とする。
前記第1及び第2の形態である画像形成装置においては、検出された画像形成装置の状態に応じて、例えば、画像形成装置の停止時間、環境温度、環境湿度、色ごとの印字率、予約プリント枚数、予約プリントの印字率、各色の補給トナーの残量の少なくともいずれかに応じて、立上げとなる画像形成開始シーケンス及び立下げとなる画像形成終了シーケンスのいずれかにおいて、現像バイアス電圧の印加開始タイミング又は印加停止タイミングを変更する。これにて、画像形成に寄与しないトナーがプリント処理の前工程又は後工程として感光体及び/又は中間転写体に塗布され、クリーニング部材で払拭される。その結果、トナークリーニング部材の捲れや性能劣化が防止され、感光体の偏摩耗なども防止される。また、トナー塗布制御はプリント処理の一連のシーケンスに組み込まれるため、プリント生産性が低下したり、部品の寿命を阻害することが極力回避される。
本発明によれば、プリント生産性が低下したり、部品の寿命を阻害することを極力回避しつつ、トナークリーニング部材の捲れや性能劣化を防止することができる。
一実施例である画像形成装置の概略構成図である。 帯電電圧、現像バイアス電圧の印加開始、終了を示すタイミングチャート図である。 図2に示すタイミングにおける現像位置での帯電電圧、現像バイアス電圧を示すグラフである。 立上げとなる画像形成開始シーケンスにおける現像バイアス電圧の印加開始タイミングの一例を示すタイミングチャート図である。 図4に示すタイミングにおける現像位置での帯電電圧、現像バイアス電圧を示すグラフである。 立下げとなる画像形成終了シーケンスにおける現像バイアス電圧の印加終了タイミングの一例を示すタイミングチャート図である。 図6に示すタイミングにおける現像位置での帯電電圧、現像バイアス電圧を示すグラフである。 第1の条件における制御手順を示すフローチャート図である。 第2の条件における制御手順を示すフローチャート図である。 第2の条件における制御手順(図9Aの続き)を示すフローチャート図である。 第3の条件における制御手順を示すフローチャート図である。 第3の条件における制御手順(図10Aの続き)を示すフローチャート図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。なお、各図において同じ部材、部分には共通する符号を付し、重複する説明は省略する。
(画像形成装置の概略構成、図1参照)
一実施例である画像形成装置は、図1に示すように、上部に画像読取りユニット80を備え、タンデム方式でカラー画像を形成するようにしたものである。即ち、四つの作像ユニット10(イエロー画像用の作像ユニット10y、マゼンタ画像用の作像ユニット10m、シアン画像用の作像ユニット10c、ブラック画像用の作像ユニット10k)が並置されており、各感光体11上に形成された各色のトナー画像を中間転写ベルト31上に各転写ローラ32から付与される電界により転写/合成(1次転写)する。その後、合成トナー画像を転写ローラ35から付与される電界により記録媒体(用紙)上に2次転写する。
それぞれの感光体11の周囲には、帯電ローラ12、現像ローラ13aを含む現像器13、残留トナーのクリーニングブレード14などが配置されており、さらに感光体11上に静電潜像を形成するレーザ走査光学ユニット20が配置されている。この種の作像ユニット10によって電子写真方式で感光体11上にトナー画像を形成し、該トナー画像を中間転写ベルト31上に1次転写し、さらに記録媒体上に2次転写するプロセスは周知である。
現像器13は、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤を攪拌、循環させつつ、現像ローラ13aから所定の色のトナーを感光体11上に形成された静電潜像(画像部分)に供給する。感光体11は帯電ローラ12によって所定の電位(例えば−500V、図3参照)に帯電され、レーザにて露光された潜像部分(ほぼ0Vの画像部分)に、所定の現像バイアス電圧(例えば−350V、図3参照)が印加された状態で現像ローラ13aからマイナス帯電のトナーが付着する。
記録媒体(用紙)は、給紙カセット50に積載収容されており、給紙ローラ51によって1枚ずつ給紙される。給紙された用紙は、レジストローラ対52を介して2次転写部へ搬送され、前記中間転写ベルト31からトナー画像が2次転写される。その後、用紙は定着ユニット60でトナーの加熱定着を施され、排出ローラ対56から排出部57へ排出される。
感光体11上の残留トナーの除去に関しては、クリーニングブレード14が設けられている。また、中間転写ベルト31上の残留トナーの除去に関しては、クリーニングブレード33が設けられている。これらのブレード14、33は、それぞれ感光体11及び中間転写ベルト31の外周面に対してエッジが回転方向に対向するように所定の圧力で接触している。ブレード14,33で払拭された残留トナーは図示しない搬送手段で廃棄用ボックスに回収される。
ところで、本画像形成装置には、前記各部材の動作を制御してプリント処理や後述するトナー塗布制御を行う制御部70が配置されている。さらに、本画像形成装置内には、装置内部の状態を検出する種々の状態検出手段が配置されている。装置内部の状態とは、例えば、画像形成装置の停止時間、環境温度、環境湿度、色ごとの印字率、予約プリント枚数、予約プリントの印字率、各色の補給トナーの残量などである。これらの状態は制御部70に入力され、プリント処理やトナー塗布制御に用いられる。
(画像形成シーケンス、図2〜図7参照)
ここで、立上げとなる画像形成開始シーケンス及び立下げとなる画像形成終了シーケンスについて説明する。2成分現像剤を用いる本画像形成装置にあっては、図2に示すように、感光体11に対して帯電ローラ12からの帯電電圧印加と現像器13からのバイアス電圧印加とのそれぞれの開始、停止をシーケンシャルに行う必要がある。回転する感光体11に対して、帯電ローラ12が現像器13よりも回転方向上流側に位置するため、立上げとなる画像形成開始シーケンスでは帯電出力を現像出力よりも先に開始する。ここで帯電された感光体11の接面が現像位置まで回転移動したタイミング(期間Aの後)で現像バイアス電圧の印加を開始する。このとき、現像バイアスの印加開始が遅れた場合、遅れた部分にキャリア付着が発生し、一方、現像バイアスの印加開始が早まった場合、早まった部分にトナーが付着することになる。
また、立下げとなる画像形成終了シーケンスでは帯電出力を現像出力よりも先に停止する。ここで帯電された感光体11の接面が現像位置まで回転移動したタイミング(期間Bの後、なおA=B)で現像バイアス電圧の印加を停止する。このとき、現像バイアスの印加開始が遅れた場合、遅れた部分にトナーが付着することになり、一方、現像バイアスの印加停止が早まった場合、早まった部分にキャリア付着が発生する。
つまり、現像位置での感光体11に加わる電圧が画像形成の立上げ、立下げにおいて現像位置での帯電電圧と現像バイアス電圧のオンタイミング及びオフタイミングを合わせることにより、キャリア付着の発生を未然に防止し、かつ、トナーによる感光体11ひいては中間転写ベルト31への塗布を制御することが可能になる。
具体的には、図4に示すように、画像形成開始シーケンスでは現像バイアスの印加開始タイミングを期間Aだけ早める。これにて、図5に斜線を付して示す部分で感光体11に対してトナー付着が発生する。ここで感光体11に付着したトナーをクリーニングブレード14で払拭することにより、ブレード14の摩擦力や感光体11の削れを一定の許容範囲に保つことができる。あるいは、ここで感光体11に付着したトナーをさらに中間転写ベルト31に転写してクリーニングブレード33で払拭することにより、ブレード33の摩擦力や中間転写ベルト31の削れを一定の許容範囲に保つことができる。
また、図6に示すように、画像形成終了シーケンスでは現像バイアスの印加停止タイミングを期間Bだけ遅らせる。これにて、図7に斜線を付して示す部分で感光体11に対してトナー付着が発生する。ここで感光体11に付着したトナーをクリーニングブレード14で払拭することにより、ブレード14の摩擦力や感光体11の削れを一定の許容範囲に保つことができる。あるいは、ここで感光体11に付着したトナーをさらに中間転写ベルト31に転写してクリーニングブレード33で払拭することにより、ブレード33の摩擦力や中間転写ベルト31の削れを一定の許容範囲に保つことができる。
加えて、図5における期間A及び図7における期間Bを制御することにより、トナーの塗布量を調整することができる。
以上の点を考慮したうえで、より具体的な制御を説明する。本画像形成装置のシステム速度を200mm/sec、帯電ローラ12と現像ローラ13aとの間の距離を40mmとした場合、立上げ時においては帯電電圧印加開始を基準とし、立下げ時においては帯電電圧印加終了を基準とし、以下の表1に記載のとおりの現像バイアス印加遅延時間を設定することにより、感光体11上へのトナー塗布をレベル0〜4に制御することができる。
Figure 0006589088
なお、前記表1では、トナー塗布レベルを0〜4に設定しているが、より細分化したレベル設定であってもよい。また、トナー塗布量をより正確に規定するには、感光体11に塗布されたトナー帯をトナー付着量検出センサ(図示せず、従来周知のセンサである)で検出して遅延時間にフィードバック制御してもよい。さらに、現像バイアス電圧の印加に合わせて現像ローラ13aの駆動、又は、レーザ走査光学ユニット20による感光体11への露光を行うようにしてもよい。
(制御手順、図8〜図10B参照)
次に、本実施例におけるトナー塗布の実行条件、立上げ及び立下げのタイミング、塗布対象となるブレードについて以下の表2にまとめて示す。
Figure 0006589088
条件1では画像形成装置を長時間停止した後の立上げ時の画像形成開始シーケンスで実施するトナー塗布について図8を参照して説明する。まず、主電源がオンされると、スリープ状態からの復帰後に行う画像安定化制御などを実行し、帯電電圧や現像バイアス電圧を印加する動作を伴う立上げ直前の停止時間情報を取得する(ステップS1)。続けて、立上げ直前の画像形成装置の環境温度、湿度情報を取得する(ステップS2)。その結果、停止が200時間以上であれば(ステップS3でYES)、トナー塗布レベル3を選択する(ステップS9)。200時間未満で72時間以上の停止であり(ステップS4でYES)、温度25℃で湿度50%以上であれば(ステップS5でYES)、トナー塗布レベル2を選択する(ステップS8)。温度25℃で湿度50%以上でなければ(ステップS5でNO)、トナー塗布レベル1を選択する(ステップS7)。72時間未満の停止であれば(ステップS4でNO)、トナー塗布レベル0(通常の立上げ処理)を選択する(ステップS6)。
前述のように選択したレベルに応じて現像バイアス電圧の印加開始タイミング(前記表1での遅延時間)を画像形成開始シーケンスに設定し(ステップS10)、立上げシーケンス、画像形成処理を実行する(ステップS11)。ここでは、トナー塗布制御にてトナーを余分に消費するので、その消費に応じた印字率をカウントアップしておく(ステップS12)。
なお、トナー塗布の対象は感光体11のクリーニングブレード14又は中間転写ベルト31のクリーニングブレード33のいずれであってもよい。中間転写ベルト31へ塗布する場合のトナーはベルト31の回転方向最下流に位置するブラックトナーが好ましい。ブラックトナーであればベルト31への塗布を最小時間で行うことができる。但し、後述の条件4で使用する色(トナー)を変更することができる。
条件2では画像形成処理を実行した後の印字率を起動要件とする立下げ時の画像形成終了シーケンスで実施するトナー塗布について図9A、図9Bを参照して説明する。ここで、印字率とは形成される1枚の用紙(画像形成領域)に含まれる画像部分の割合であり、トナーの消費量として換算され得るもので、画像データから算出される。
画像形成処理が実行され(ステップS21)、立下げ直前の印字率情報を取得する(ステップS22)。続けて、立下げ直前の画像形成装置の環境温度、湿度情報を取得する(ステップS23)。その結果、印字率が3%未満でない場合(3%以上の場合)は(ステップS24でNO)、トナー塗布レベル0(通常の立下げ処理)を選択する(ステップS28)。印字率が3%未満で温度25℃、湿度50%以上でなければ(ステップS25でNO)、トナー塗布レベル1を選択する(ステップS29)。温度25℃で湿度50%以上であって(ステップS25でYES)、印字率が2〜3%の範囲であれば(ステップS26でNO、ステップS27でNO)、トナー塗布レベル2を選択する(ステップS30)。印字率が1〜2%の範囲であれば(ステップS26でYES)、トナー塗布レベル3を選択する(ステップS31)。印字率が1%未満であれば(ステップS27でYES)、トナー塗布レベル4を選択する(ステップS32)。
前述のように選択したレベルに応じて現像バイアス電圧の印加終了タイミング(前記表1での遅延時間)を画像形成終了シーケンスに設定し(ステップS33)、画像形成終了処理、立下げシーケンスを実行する(ステップS34)。ここでは、トナー塗布制御にてトナーを余分に消費するので、その消費に応じた印字率をカウントアップしておく(ステップS35)。
条件3では複数枚をプリントする場合の予測印字率を起動要件とする立上げ時の画像形成開始シーケンスで実施するトナー塗布について図10A、図10Bを参照して説明する。まず、部数が指定されたコピーや部数が指定された外部からのプリント指令に関して、部数(予約枚数)を取得し(ステップS41)、予測印字率情報を取得する(ステップS42)。予測印字率は、コピー処理の場合は画像読取りユニット80でのスキャン情報、プリント処理の場合はリップ情報から取得する。続けて、画像形成装置の環境温度、湿度情報を取得する(ステップS43)。
その結果、予約枚数が500枚未満であれば(ステップS44でNO)、トナー塗布レベル0(通常の立上げ処理)を選択する(ステップS49)。予約枚数が500以上の場合は(ステップS44でYES)、前記条件2と同じ処理を実行することになる。即ち、印字率が3%未満でない場合(3%以上の場合)は(ステップS45でNO)、トナー塗布レベル0(通常の立上げ処理)を選択する(ステップS49)。印字率が3%未満で温度25℃、湿度50%以上でなければ(ステップS46でNO)、トナー塗布レベル1を選択する(ステップS50)。温度25℃で湿度50%以上であって(ステップS46でYES)、印字率が2〜3%の範囲であれば(ステップS47でNO、ステップS48でNO)、トナー塗布レベル2を選択する(ステップS51)。印字率が1〜2%の範囲であれば(ステップS47でYES)、トナー塗布レベル3を選択する(ステップS52)。印字率が1%未満であれば(ステップS48でYES)、トナー塗布レベル4を選択する(ステップS53)。
前述のように選択したレベルに応じて現像バイアス電圧の印加開始タイミング(前記表1での遅延時間)を画像形成開始シーケンスに設定し(ステップS54)、立上げシーケンス、画像形成処理を実行する(ステップS55)。こでは、トナー塗布制御にてトナーを余分に消費するので、その消費に応じた印字率をカウントアップしておく(ステップS56)。
条件4は、中間転写ベルト31のクリーニングブレード33に対して行う動作であり、まず、補給トナーの残量情報を取得し、残量の多い補給トナーを用いてトナー塗布制御を行う。残量の少ない補給トナーを用いてトナー塗布を行うと、トナー塗布制御の直後に使用されたトナーの交換が必要となり、煩雑である。なお、補給トナーに関しては、図1には図示していないが、各色の現像器13ごとに新たなトナー充填した補給ボトルが用意されており、各現像器13での消費量に見合った量のトナーが自動的に補給される。
(その他の制御)
なお、トナー塗布を実行することによって所望の印字率に足りなければ、前記条件2での立下げでのトナー塗布と、前記条件3での立上げでのトナー塗布を実行すればよく、これらを複数回繰り返してもよい。また、トナー塗布の対象は、対象色となる感光体11のクリーニングブレード14又は中間転写ベルト31のクリーニングブレード33のいずれであってもよい。トナー塗布の非対象となるクリーニングブレード14の立下げ時に関しては、レベル0(通常の立下げ処理)を実行すれば不要なトナー消費が生じることがない。中間転写ベルト31のクリーニングブレード33へのトナー塗布時に使用する色(トナー)は、トナー塗布を最小時間で行うことができる、ベルト31の回転方向最下流に位置する作像ユニット10kのブラックトナーが望ましい。また、前記条件4で使用する色のトナー、もしくは、トナー塗布の対象となる感光体11がある場合は、非対象となる感光体11に関するトナーを用いればよい。
(他の実施例)
なお、本発明に係る、画像形成装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
特に、画像形成装置としては、前述のタンデム方式によるフルカラー機以外にブラックトナーを使用するモノクロ機であってもよい。モノクロ機であれば、トナー塗布の対象は感光体のみである。また、画像形成装置としては、プリント機能のみを備えたもの以外に、通信機能やファクシミリ機能などを備えた複合機であってもよい。
以上のように、本発明は、電子写真方式による画像形成装置に有用であり、特に、プリント生産性が低下したり、部品の寿命を阻害することを極力回避しつつ、トナークリーニング部材の捲れや性能劣化を防止できる点で優れている。
10…作像ユニット
11…感光体
12…転写ローラ
13…現像器
14…クリーニングブレード
20…レーザ走査光学ユニット
31…中間転写ベルト
32…1次転写ローラ
33…クリーニングブレード
70…制御部

Claims (5)

  1. 静電潜像が形成される像担持体と、該像担持体を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像担持体に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像して可視像を形成する現像手段と、前記像担持体上に残留したトナーをクリーニングする第1のクリーニング手段と、画像形成装置の停止時間を検出する停止時間検出手段と、制御手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記像担持体にトナーを塗布するために、画像形成開始シーケンスにおいては、前記帯電手段による帯電電圧の印加開始を基準としたときの、前記現像手段のバイアス電圧の印加開始タイミング、及び、画像形成終了シーケンスにおいては、前記帯電手段による帯電電圧の印加終了を基準としたときの、前記現像手段のバイアス電圧の印加停止タイミングの少なくともいずれかを、前記停止時間検出手段の検出結果に基づいて変更すること、
    を特徴とし、
    前記印加開始タイミング及び印加停止タイミングの少なくともいずれかを変更される前記現像手段のバイアス電圧は、前記像担持体に形成された静電潜像を現像して可視像を形成するのに用いられるバイアス電圧である画像形成装置。
  2. 静電潜像が形成される像担持体と、該像担持体を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像担持体に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像して可視像を形成する現像手段と、前記可視像が転写される中間転写体と、該中間転写体に前記可視像を転写させる転写手段と、前記像担持体上に残留したトナーをクリーニングする第1のクリーニング手段と、前記中間転写体上に残留したトナーをクリーニングする第2のクリーニング手段と、画像形成装置の停止時間を検出する停止時間検出手段と、制御手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記像担持体及び/又は前記中間転写体にトナーを塗布するために、画像形成開始シーケンスにおいては、前記帯電手段による帯電電圧の印加開始を基準としたときの、前記現像手段のバイアス電圧の印加開始タイミング、及び、画像形成終了シーケンスにおいては、前記帯電手段による帯電電圧の印加終了を基準としたときの、前記現像手段のバイアス電圧の印加停止タイミングの少なくともいずれかを、前記停止時間検出手段の検出結果に基づいて変更すること、
    を特徴とし、
    前記印加開始タイミング及び印加停止タイミングの少なくともいずれかを変更される前記現像手段のバイアス電圧は、前記像担持体に形成された静電潜像を現像して可視像を形成するのに用いられるバイアス電圧である画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、画像形成開始シーケンスにおいて、前記像担持体の一部分であって前記帯電手段にて帯電電圧を印加された部分が前記現像手段に近接するまでに該現像手段のバイアス電圧の印加を開始すること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、画像形成終了シーケンスにおいて、前記像担持体の一部分であって前記帯電手段にて帯電電圧を印加された部分が前記現像手段を通過した後も該現像手段のバイアス電圧の出力を継続すること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記停止時間検出手段の検出結果において、停止時間が所定時間以上、又停止時間が所定時間以上で温度・湿度が所定値以上である場合、前記制御手段は画像形成開始シーケンスにおいて前記現像手段のバイアス電圧の印加開始タイミングを変化させること、を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
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