JP2003167485A - 画像形成装置および給送制御方法 - Google Patents

画像形成装置および給送制御方法

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JP2003167485A
JP2003167485A JP2001366653A JP2001366653A JP2003167485A JP 2003167485 A JP2003167485 A JP 2003167485A JP 2001366653 A JP2001366653 A JP 2001366653A JP 2001366653 A JP2001366653 A JP 2001366653A JP 2003167485 A JP2003167485 A JP 2003167485A
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feeding
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image forming
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JP2001366653A
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Akihiko Sakai
明彦 酒井
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート媒体の遅延給送状態が発生しても、中
間転写体に対して適正な再転写タイミングで再転写可能
にシート媒体を給送開始することができ、給送遅延に伴
う画像形成の生産性低下を自動的に解消できる利便性に
優れた画像形成環境を整備することである。 【解決手段】 給紙センサ247により監視されるシー
ト媒体の送出状態から中間転写ベルト226上に形成さ
れる画像を再転写させる再転写タイミングよりも遅延し
ているかどうかをCPU部301が判定した際に、再転
写タイミングよりも遅延していると判定した場合、該遅
延の要因に応じて、レジストローラ235から送出すべ
きシート媒体に対して所定の遅延回復処理を施して中間
転写ベルト226の画像をシート媒体上に再転写可能な
給送状態に回復させる構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間転写体に画像
形成された画像をシート媒体収納手段より給送されるシ
ート媒体に再転写して画像形成を行う画像形成部を備え
る画像形成装置および給送制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、給紙ユニットに複数枚格納された
普通紙に代表されるシート媒体に対し転写部材上のトナ
ー潜像画像を転写させた後に熱定着させることにより複
写画像を形成する電子写真方式の画像形成装置において
は、近年ユーザの生産性向上の要求がますます高まりつ
つある。
【0003】そして、電子写真画像形成装置の生産性向
上に関しては、通常その装置自体の印刷速度を速くする
ということでその要求に応えることが可能であるが、そ
の一方で装置自体がユーザの要求する画像形成ジョブを
極力中断せずに確実に最後まで遂行することも重要な点
であるといえる。そうした画像形成ジョブの中断を回避
するための対策がいくつか提案されている。
【0004】例えばユーザが指定した画像形成ジョブに
対して途中で給紙ユニット中のシート媒体なしが発生し
た場合、通常画像形成装置はその時点で一旦ジョブを中
断させる。その後、ユーザによって給紙ユニットへシー
ト媒体の補給が行われた後、画像形成装置は画像形成処
理を再開するようになる。
【0005】ここで、複数個の給紙ユニットを持つ画像
形成装置においては、ある給紙ユニットにてシート媒体
なしが発生した場合にシート媒体なしが発生した給紙ユ
ニットと同一のシート媒体が格納された他の給紙ユニッ
トに給紙口を自動的に切り替え、継続してシート媒体を
搬送するようにすることが一般的に行われており、ユー
ザに対する生産性の向上に役立っている。
【0006】また、ユーザが指定した画像形成ジョブに
対して途中で給紙ユニット中のシート媒体の給紙不良が
発生した場合、通常画像形成装置はその時点で一旦ジョ
ブを中断させる。その後、ユーザによって給紙不良の原
因の解消がなされた後、改めて画像形成装置は画像形成
処理を再開するようになる。
【0007】給紙ユニット中のシート媒体の給紙不良の
発生については、給紙ユニットにおいてシート媒体が搬
送パスに対して斜行することによって搬送パスの端部に
接触することによる搬送不良による場合と、給紙ユニッ
ト中のピックアップローラにすべりが生じ、いわゆるピ
ックアップ不良が発生したことによる場合などがその代
表的な例である。
【0008】前者の問題の解消については、搬送路の障
害となる斜行したシート媒体を取り除くことが必要であ
るため一時中断によるユーザの復帰操作が必要不可欠で
あるが、一方後者についてはシート媒体のすべりが原因
であることから搬送不良を生じたシート媒体は必ずしも
搬送継続の障害となっているとはいえず、ユーザによる
復帰操作が不要な場合も多々ある。
【0009】そこで、後者のような場合、ユーザによる
ジョブの中断を行わず、シート媒体の給紙不良が発生
後、改めて給紙動作の再実行を行うことで自動的に処理
を復帰し、その結果給紙不良が回避されればそのまま画
像形成処理を継続することによってユーザに対する生産
性の向上を実現している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年特にカラー
の電子写真画像形成装置においては中間転写体を用いた
ものが提案されている。中間転写体は文字通り可視化さ
れたトナー画像を一時的に形成するための部材であり、
その後改めて中間転写体からシート媒体に対する再転写
を実行するという画像形成プロセスを経ることを特徴と
している。
【0011】このような中間転写体の使用は、材質や厚
さが多様なシート媒体上に直接トナー画像を形成させる
場合に生ずる色ずれや転写効率の問題を回避可能とする
一方で、特に中間転写ベルトを用いた場合には、材質的
な性質上装置内における配置構成を柔軟に取ることが可
能となることから装置全体の小型化に対しても有利であ
るという側面もあり、様々な優位性を持つ装置形態とし
て注目されている。
【0012】しかしながら、従来の中間転写体を用いな
い画像形成装置においては、シート媒体を給紙ユニット
から搬送するのに要する時間が画像形成プロセスに要す
る時間よりも長くなることが装置構成上一般的であった
ため、シート媒体の搬送開始に遅れて画像形成プロセス
を開始させる場合が殆どであった。
【0013】ところが中間転写体を用いた画像形成装置
においては中間転写プロセスを実行しなければならない
という関係上、従来の画像形成プロセスに比べて比較的
画像形成プロセスに要する時間が長くなりがちになるた
めに、先にシート媒体搬送を開始して、その後遅れて画
像形成プロセスを開始するのでは、1枚のシート媒体上
に画像を形成する処理を行うのに要する時間が長くなっ
てしまい、全体としてのスループットが低下することと
なってしまう。
【0014】そこで、単位時間当りの画像形成枚数の低
下を防ぐことを考えると中間転写体を用いた画像形成装
置においては画像形成プロセスを先行して開始し、かつ
画像形成プロセスの開始より一定時間で実行される画像
の再転写動作を行うタイミングに合わせてシート媒体搬
送処理を開始するようにしていた。
【0015】しかしながらその際に、先で述べたような
給紙ユニット内のシート媒体なしや、給紙不良の発生に
対する回復動作を行い、ユーザによる画像形成ジョブ中
断を回避させる場合を考えると、いずれの回復動作後の
シート媒体搬送は、本来問題なく搬送された場合に対し
時間的な遅延を生じさせてしまうことを意味する。そし
て当該遅延時間の長さによっては画像の再転写を実行す
るタイミングに対してシート媒体搬送が間に合わず、結
果中間転写体上に形成されたトナー画像をシート媒体上
に再転写させることができなくなる可能性があった。
【0016】よって、従来の中間転写体を用いた画像形
成装置においては、給紙ユニット内のシート媒体なし
や、給紙不良の発生時における上記回避処理の実行をや
むを得ず行わないなどの対応を取ることでこのような問
題の発生を回避していた。しかしながら、このような対
応はユーザの生産性を相対的に低下させるものであり別
の意味で問題となっていた。
【0017】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の第1の目的は、監視されるシ
ート媒体の送出状態から中間転写体上に形成される画像
を再転写させる再転写タイミングよりも遅延しているか
どうかを判定した際に、再転写タイミングよりも遅延し
ていると判定した場合、該遅延の要因に応じて、前記シ
ート媒体送出手段から送出すべきシート媒体に対して所
定の遅延回復処理を施して中間転写体の画像をシート媒
体上に再転写可能な給送状態に回復させることにより、
シート媒体の遅延給送状態が発生しても、中間転写体に
対して適正な再転写タイミングで再転写可能にシート媒
体を給送開始することができ、給送遅延に伴う画像形成
の生産性低下を自動的に解消できる利便性に優れた画像
形成装置および給送制御方法を提供することである。
【0018】第2の目的は、監視されるシート媒体の送
出状態から中間転写体上に形成される画像を再転写させ
る再転写タイミングよりも遅延しているかどうかを判定
した際に、再転写タイミングよりも遅延していると判定
した場合、該遅延の要因に応じて、前記シート媒体送出
手段から送出すべきシート媒体に対して所定の再転写処
理を施して中間転写体の画像をシート媒体上に再転写さ
せることにより、シート媒体の遅延給送状態により再転
写タイミングを調整できない状態となっても、再給送さ
れるシート媒体に対して中間転写体に形成された画像を
適正な再転写タイミングで再転写することができ、給送
遅延に伴う画像形成の生産性低下を自動的に解消できる
利便性に優れた画像形成装置および給送制御方法を提供
することである。
【0019】第3の目的は、監視されるシート媒体の送
出状態から中間転写体上に形成される画像を再転写させ
る再転写タイミングよりも遅延しているかどうかを判定
した際に、再転写タイミングよりも遅延していると判定
した場合、該遅延の要因に応じて、前記シート媒体送出
手段から送出すべきシート媒体に対してユーザにより選
択される異なった再転写処理を施して中間転写体の画像
をシート媒体上に再転写させることにより、シート媒体
の遅延給送状態により再転写タイミングを調整できない
状態となっても、再給送されるシート媒体に対して中間
転写体に形成された画像を適正な再転写タイミングで、
かつユーザが意図する再転写処理により再転写すること
ができ、給送遅延に伴う画像形成の生産性低下を自動的
に解消できる利便性に優れた画像形成装置および給送制
御方法を提供することである。
【0020】第4の目的は、画像形成部を形成する画像
形成デバイス,中間転写体,シート媒体給送手段,シー
ト媒体送出手段等の経時的劣化状態に応じて、監視され
るシート媒体の送出状態から中間転写体上に形成される
画像を再転写させる再転写タイミングよりも遅延してい
るかどうかを判定した際に、再転写タイミングよりも遅
延していると判定した場合、検出される画像形成部のデ
バイスや中間転写体やシート媒体の搬送系の経時的劣化
状態を判定して、前記シート媒体送出手段から送出すべ
きシート媒体に対して自動選択される異なった再転写処
理を施して中間転写体の画像をシート媒体上に再転写さ
せることにより、画像形成部を形成する画像形成デバイ
ス,中間転写体,シート媒体給送手段,シート媒体送出
手段の劣化状態に起因してシート媒体の遅延給送状態に
より再転写タイミングを調整できない状態に陥る場合
に、再給送されるシート媒体に対して中間転写体に形成
された画像を適正な再転写タイミングで、かつ自動選択
される適正な再転写処理により再転写することができ、
給送遅延に伴う画像形成の生産性低下を自動的に解消で
きる利便性に優れた画像形成装置および給送制御方法を
提供することである。
【0021】第5の目的は、現像剤の残量を検出して、
監視されるシート媒体の送出状態から中間転写体上に形
成される画像を再転写させる再転写タイミングよりも遅
延しているかどうかを判定した際に、再転写タイミング
よりも遅延していると判定した場合、検出される現像剤
の残量を判定して、前記シート媒体送出手段から送出す
べきシート媒体に対して自動選択される異なった再転写
処理を施して中間転写体の画像をシート媒体上に再転写
させることにより、シート媒体の遅延給送状態により再
転写タイミングを調整できない状態に陥る場合に、その
時点における現像剤の残量状態に応じて、再給送される
シート媒体に対して中間転写体に形成された画像を適正
な再転写タイミングで、かつ自動選択される適正な再転
写処理により再転写することができ、給送遅延に伴う画
像形成の生産性低下を自動的に解消できる利便性に優れ
た画像形成装置および給送制御方法を提供することであ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、中間転写体(図2に示す中間転写ベルト226に相
当)に画像形成された画像を給送されるシート媒体に再
転写して画像形成を行う画像形成部を備える画像形成装
置において、前記シート媒体を収納するシート媒体収納
手段(図1に示す例えばカセット240に相当)と、画
像形成部による画像形成開始後、中間転写体上に形成さ
れる画像をシート媒体に再転写させる所定の再転写位置
までシート媒体を搬送するシート媒体送出手段(図1又
は図2に示すピックアップローラ238,239,及び
254、給紙ローラ対236,237に相当)と、シー
ト媒体送出手段によるシート媒体の送出状態を監視する
監視手段(図2に示す給紙センサ247に相当)と、監
視手段により監視されるシート媒体の送出状態から中間
転写体上に形成される画像を再転写させる再転写タイミ
ングよりも遅延しているかどうかを判定する判定手段
(図2に示すCPU部301がROM301Bに記憶さ
れる制御プログラムを実行して行う判定処理機能に相
当)と、判定手段により再転写タイミングよりも遅延し
ていると判定した場合、該遅延の要因に応じて、シート
媒体送出手段から送出すべきシート媒体に対して所定の
遅延回復処理を施して中間転写体の画像をシート媒体上
に再転写可能な給送状態に回復させる回復処理手段(図
2に示すCPU部301がROM301Bに記憶される
制御プログラムを実行して行う回復処理機能に相当)と
を有することを特徴とする。
【0023】本発明に係る第2の発明は、中間転写体
(図2に示す中間転写ベルト226に相当)に画像形成
された画像を給送されるシート媒体に再転写して画像形
成を行う画像形成部を備える画像形成装置において、シ
ート媒体を収納する複数のシート媒体収納手段(図2に
示す例えばカセット240,241に相当)と、画像形
成部による画像形成開始後、中間転写体上に形成される
画像をシート媒体に再転写させる所定の再転写位置まで
搬送するシート媒体送出手段(図1又は図2に示すピッ
クアップローラ238,239,及び254、給紙ロー
ラ対236,237に相当)と、各シート媒体送出手段
によるシート媒体の送出状態を監視する監視手段(図2
に示す給紙センサ247に相当)と、監視手段により監
視されるシート媒体の送出状態から中間転写体上に形成
される画像を再転写させる再転写タイミングよりも遅延
しているかどうかを判定する判定手段(図2に示すCP
U部301がROM301Bに記憶される制御プログラ
ムを実行して行う判定処理機能に相当)と、判定手段に
より再転写タイミングよりも遅延していると判定した場
合、該遅延の要因に応じて、シート媒体送出手段から送
出すべきシート媒体に対して所定の遅延回復処理を施し
て中間転写体の画像をシート媒体上に再転写可能な給送
状態に回復させる回復処理手段(図2に示すCPU部3
01がROM301Bに記憶される制御プログラムを実
行して行う回復処理機能に相当)とを有することを特徴
とする。
【0024】本発明に係る第3の発明は、回復処理手段
は、該遅延の要因がシート媒体の給送状態で解消できる
場合、シート媒体送出手段から送出すべきシート媒体に
対する送出開始タイミングを早めて中間転写体の画像を
シート媒体上に再転写可能な給送状態に回復させること
を特徴とする。
【0025】本発明に係る第4の発明は、シート媒体収
納手段から給送されるシート媒体をシート媒体搬送手段
に到達するまでに複数枚のシート媒体を所定の停留位置
に再給送可能に一時停留させる停留手段(図1又は図2
に示す給紙ローラ238,239からレジストローラ2
35に至る給紙パス(少なくとも給送されるシート媒体
で2枚分の搬送方向長が確保される給紙パスが形成され
る)であって、例えば給紙ローラ対236,237によ
り一時停留させる構成に相当)を有し、回復処理手段
は、該遅延のレベルがシート媒体の給送状態で解消でき
るレベルである場合、停留手段に停留するシート媒体の
再送出開始タイミングを早めて中間転写体の画像をシー
ト媒体上に再転写可能な給送状態に回復させることを特
徴とする。
【0026】本発明に係る第5の発明は、送出開始タイ
ミングは、シート媒体搬送手段によるシート媒体の給送
開始タイミングよりも可能な限り早めることをと特徴と
することを特徴とする。
【0027】本発明に係る第6の発明は、遅延の要因
は、シート媒体送出手段のシート媒体送出不良に因るも
のであることを特徴とする。
【0028】本発明に係る第7の発明は、シート媒体送
出手段は、シート媒体送出不良状態を検知して該シート
媒体送出不良状態のシート媒体に対する再送出を所定回
実行することを特徴とする。
【0029】本発明に係る第8の発明は、遅延の要因
は、いずれか1つのシート媒体送出手段のシート媒体な
しに因るものであることを特徴とする。
【0030】本発明に係る第9の発明は、遅延の要因
は、全てのシート媒体送出手段のシート媒体なしに因る
ものであることを特徴とする。
【0031】本発明に係る第10の発明は、遅延の要因
がシート媒体の送出不良を解消できるかどうかを判定す
る遅延解消判定手段(図2に示すCPU部301がRO
M301Bに記憶される制御プログラムを実行して行う
判定処理機能に相当)と、遅延解消判定手段により遅延
の要因がシート媒体の送出不良を解消できないと判定し
た場合、画像形成部による画像形成を中断する中断手段
(図2に示すCPU部301がROM301Bに記憶さ
れる制御プログラムを実行して行う中断処理機能に相
当)とを有することを特徴とする。
【0032】本発明に係る第11の発明は、中断手段に
より画像形成部の画像形成の中断に伴い中間転写体上に
形成されている残画像を回収する回収手段(図1に示す
ベルトクリーナ着脱ユニット268に相当)を有するこ
とを特徴とする。
【0033】本発明に係る第12の発明は、遅延解消判
定手段によりシート媒体の送出不良を解消できないと判
定した遅延の要因は、シート媒体を一時停留する停留手
段の停留位置で発生し得る停留異常に因るものであるこ
とを特徴とする。
【0034】本発明に係る第13の発明は、中間転写体
に画像形成された画像を給送されるシート媒体に再転写
して画像形成を行う画像形成部を備える画像形成装置に
おいて、シート媒体を収納するシート媒体収納手段(図
2に示す例えばカセット240に相当)と、画像形成部
による画像形成開始後、中間転写体上に形成される画像
をシート媒体に再転写させる所定の再転写位置まで搬送
するシート媒体送出手段(図1又は図2に示すピックア
ップローラ238,239,及び254、給紙ローラ対
236,237に相当)と、シート媒体送出手段による
シート媒体の送出状態を監視する監視手段(図2に示す
給紙センサ247に相当)と、監視手段により監視され
るシート媒体の送出状態から中間転写体上に形成される
画像を再転写させる再転写タイミングよりも遅延してい
るかどうかを判定する判定手段(図2に示すCPU部3
01がROM301Bに記憶される制御プログラムを実
行して行う判定処理機能に相当)と、判定手段により再
転写タイミングよりも遅延していると判定した場合、該
遅延の要因に応じて、シート媒体送出手段から送出すべ
きシート媒体に対して所定の遅延回復処理を施して中間
転写体の画像をシート媒体上に再転写可能な給送状態に
回復させる回復処理手段(図2に示すCPU部301が
ROM301Bに記憶される制御プログラムを実行して
行う回復処理機能に相当)と、前記判定手段により再転
写タイミングよりも遅延していると判定した場合、該遅
延の要因に応じて、シート媒体給送手段から給送される
シート媒体に対する中間転写体上に形成される画像の再
転写させるタイミングを遅延させる所定の再転写処理を
施す遅延転写処理手段(図2に示すCPU部301がR
OM301Bに記憶される制御プログラムを実行して行
う転写処理機能に相当)とを有することを特徴とする。
【0035】本発明に係る第14の発明は、回復処理手
段による所定の遅延回復処理は、遅延転写処理手段によ
る所定の再転写処理よりも優先して実行することを特徴
とする。
【0036】本発明に係る第15の発明は、所定の遅延
回復処理により回復する最短回復処理時間を予測する予
測手段(図2に示すCPU部301がROM301Bに
記憶される制御プログラムを実行して行う予測処理機能
に相当)と、予測手段により予測される最短回復処理時
間とシート媒体に画像を再転写させる再転写予定時間と
を比較して、該最短回復処理時間で再転写可能かどうか
を判定する再転写判定手段(図2に示すCPU部301
がROM301Bに記憶される制御プログラムを実行し
て行う判定処理機能に相当)とを有し、遅延転写処理手
段は、再転写判定手段により再転写可能でないと判定さ
れた場合、シート媒体給送手段から給送されるシート媒
体に対して中間転写体上に形成される画像を再転写させ
るタイミングを遅延させる所定の再転写処理を施すこと
を特徴とする。
【0037】本発明に係る第16の発明は、所定の再転
写処理は、シート媒体を給送することなく、画像が転写
された中間転写体を再転写可能タイミングまで空回動さ
せ、再転写可能なタイミングでシート媒体給送手段から
給送されるシート媒体に画像を再転写させる第1の再転
写処理を含むことを特徴とする。
【0038】本発明に係る第17の発明は、画像形成部
の画像形成の中断に伴い中間転写体上に形成されている
残画像を回収する回収手段(図1に示すベルトクリーナ
着脱ユニット268に相当)を有し、所定の再転写処理
は、画像が転写された中間転写体上の画像を回収手段に
より回収させた後、再度画像形成部により中間転写体上
に形成された画像をシート媒体給送手段から給送される
シート媒体に再転写させる第2の再転写処理を含むこと
を特徴とする。
【0039】本発明に係る第18の発明は、第1の再転
写処理における中間転写体の回動回数は、単数回または
複数回であることを特徴とする。
【0040】本発明に係る第19の発明は、所定の再転
写処理に対して第1または第2の再転写処理のいずれか
を選択する選択手段と、指定手段による選択に基づき、
所定の再転写処理として第1または第2の再転写処理の
いずれかを遅延転写処理手段に対する所定の再転写処理
として指定する指定手段と、を有することを特徴とす
る。
【0041】本発明に係る第20の発明は、再転写判定
手段により再転写可能でないと判定された場合、遅延転
写処理手段によるシート媒体給送手段から給送されるシ
ート媒体に対する中間転写体上に形成される画像の再転
写させるタイミングを遅延させる所定の再転写処理の実
行を停止指示する指示手段(図2に示す操作部302に
相当)を有することを特徴とする。
【0042】本発明に係る第21の発明は、画像形成部
を形成する画像形成デバイス,中間転写体,シート媒体
給送手段,シート媒体送出手段の経時変化を検出する検
出手段(図2に示す給紙センサ247により検出される
給送遅延状態を含む)と、検出手段により検出される経
時変化に基づいて劣化状態を判定する劣化判定手段と、
劣化判定手段による判定結果に基づいて、第1または第
2の再転写処理のいずれを優先的に実行すべきかを判断
する第1の再転写遅延処理判断手段(図2に示すCPU
部301がROM301Bに記憶される制御プログラム
を実行して行う判定処理機能に相当)とを有することを
特徴とする。
【0043】本発明に係る第22の発明は、画像形成部
に供給される現像剤の残量を検出する残量検出手段と、
残量検出手段により検出される現像剤の残量に基づい
て、第1または第2の再転写処理のいずれを優先的に実
行すべきかを判断する第2の再転写遅延処理判断手段
(図2に示すCPU部301がROM301Bに記憶さ
れる制御プログラムを実行して行う判定処理機能に相
当)とを有することを特徴とする。
【0044】本発明に係る第23の発明は、中間転写体
は、中間転写ベルトであることを特徴とする。
【0045】本発明に係る第24の発明は、画像形成部
を形成する画像形成デバイスは、感光体を露光する露光
手段,感光体を帯電させる帯電手段,感光体に形成され
る画像を現像する現像手段を含むことを特徴とする。
【0046】本発明に係る第25の発明は、中間転写体
に画像形成された画像をシート媒体収納手段より給送さ
れるシート媒体に再転写して画像形成を行う画像形成部
を備える画像形成装置における給送制御方法において、
画像形成部による画像形成開始後(図14に示すステッ
プS1401,S1402)、中間転写体上に形成され
る画像をシート媒体に再転写させる所定の再転写位置ま
で搬送するシート媒体送出ステップ(図14に示すステ
ップS1403)と、シート媒体送出ステップによるシ
ート媒体の送出状態を監視する監視ステップ(図14に
示すステップS1404)と、監視ステップにより監視
されるシート媒体の送出状態から中間転写体上に形成さ
れる画像を再転写させる再転写タイミングよりも遅延し
ているかどうかを判定する判定ステップ(図14に示す
ステップS1405)と、判定ステップにより再転写タ
イミングよりも遅延していると判定した場合、該遅延の
要因に応じて、シート媒体送出手段から送出すべきシー
ト媒体に対して所定の遅延回復処理を施して中間転写体
の画像をシート媒体上に再転写可能な給送状態に回復さ
せる回復処理ステップ(図14に示すステップS141
3)とを有することを特徴とする。
【0047】本発明に係る第26の発明は、中間転写体
に画像形成された画像を複数のシート媒体収納手段より
給送されるシート媒体に再転写して画像形成を行う画像
形成部を備える画像形成装置における給送制御方法にお
いて、画像形成部による画像形成開始(図14に示すス
テップS1401,S1402)、中間転写体上に形成
される画像をシート媒体に再転写させる所定の再転写位
置まで搬送するシート媒体送出ステップ(図14に示す
ステップS1403)と、各シート媒体送出ステップに
よるシート媒体の送出状態を監視する監視ステップ(図
14に示すステップS1404)と、監視ステップによ
り監視されるシート媒体の送出状態から中間転写体上に
形成される画像を再転写させる再転写タイミングよりも
遅延しているかどうかを判定する判定ステップ(図14
に示すステップS1405)と、判定ステップにより再
転写タイミングよりも遅延していると判定した場合、該
遅延の要因に応じて、シート媒体送出手段から送出すべ
きシート媒体に対して所定の遅延回復処理を施して中間
転写体の画像をシート媒体上に再転写可能な給送状態に
回復させる回復処理ステップ(図14に示すステップS
1413)とを有することを特徴とする。
【0048】本発明に係る第27の発明は、回復処理ス
テップは、該遅延の要因がシート媒体の給送状態で解消
できる場合、シート媒体送出ステップから送出すべきシ
ート媒体に対する再送出開始タイミングを早めて中間転
写体の画像をシート媒体上に再転写可能な給送状態に回
復させることを特徴とする。
【0049】本発明に係る第28の発明は、シート媒体
収納手段から給送されるシート媒体をシート媒体搬送手
段に到達するまでに複数枚のシート媒体を所定の停留位
置に再給送可能に一時停留させる停留ステップ(S14
04)を有し、回復処理ステップは、該遅延のレベルが
シート媒体の給送状態で解消できるレベルである場合、
停留ステップにより停留するシート媒体の再送出開始タ
イミングを早めて中間転写体の画像をシート媒体上に再
転写可能な給送状態に回復させることを特徴とする。
【0050】本発明に係る第29の発明は、再送出開始
タイミングは、シート媒体搬送ステップによるシート媒
体の給送開始タイミングよりも可能な限り早めることを
特徴とする。
【0051】本発明に係る第30の発明は、遅延の要因
は、シート媒体送出手段のシート媒体送出不良に因るも
のであることを特徴とする。
【0052】本発明に係る第31の発明は、シート媒体
送出ステップは、シート媒体送出不良状態を検知して該
シート媒体送出不良状態のシート媒体に対する再送出を
所定回実行することを特徴とする。
【0053】本発明に係る第32の発明は、遅延の要因
は、いずれか1つのシート媒体送出ステップのシート媒
体なしに因るものであることを特徴とする。
【0054】本発明に係る第33の発明は、遅延の要因
は、全てのシート媒体送出ステップのシート媒体なしに
因るものであることを特徴とする。
【0055】本発明に係る第34の発明は、遅延の要因
がシート媒体の送出不良を解消できるかどうかを判定す
る遅延解消判定ステップと、遅延解消判定ステップによ
り遅延の要因がシート媒体の送出不良を解消できないと
判定した場合、画像形成部による画像形成を中断する中
断ステップとを有することを特徴とする。
【0056】本発明に係る第35の発明は、中断ステッ
プにより画像形成部の画像形成の中断に伴い中間転写体
上に形成されている残画像を回収する回収ステップ(図
15に示すステップS1507)を有することを特徴と
する。
【0057】本発明に係る第36の発明は、遅延解消判
定ステップによりシート媒体の送出不良を解消できない
と判定した遅延の要因は、シート媒体を一時停留する停
留位置で発生し得る停留異常に因るものであることを特
徴とする。
【0058】本発明に係る第37の発明は、中間転写体
に画像形成された画像をシート媒体収納手段より給送さ
れるシート媒体に再転写して画像形成を行う画像形成部
を備える画像形成装置における給送制御方法において、
画像形成部による画像形成開始後(図14に示すステッ
プS1401,S1402)、中間転写体上に形成され
る画像をシート媒体に再転写させる所定の再転写位置ま
で搬送するシート媒体送出ステップ(図14に示すステ
ップS1403)と、シート媒体送出ステップによるシ
ート媒体の送出状態を監視する監視ステップ(図14に
示すステップS1404)と、監視ステップにより監視
されるシート媒体の送出状態から中間転写体上に形成さ
れる画像を再転写させる再転写タイミングよりも遅延し
ているかどうかを判定する判定ステップ(図14に示す
ステップS1405)と、判定ステップにより再転写タ
イミングよりも遅延していると判定した場合、該遅延の
要因に応じて、シート媒体送出手段から送出すべきシー
ト媒体に対して所定の遅延回復処理を施して中間転写体
の画像をシート媒体上に再転写可能な給送状態に回復さ
せる回復処理ステップ(図14に示すステップS141
3)と、前記判定ステップにより再転写タイミングより
も遅延していると判定した場合、該遅延の要因に応じ
て、シート媒体給送ステップにより給送されるシート媒
体に対する中間転写体上に形成される画像の再転写させ
るタイミングを遅延させる所定の再転写処理を施す遅延
転写処理ステップ(図14に示すステップS1414)
とを有することを特徴とする。
【0059】本発明に係る第38の発明は、回復処理ス
テップによる所定の遅延回復処理は、遅延転写処理ステ
ップによる所定の再転写処理よりも優先して実行する
(図14に示すステップS1413)ことを特徴とす
る。
【0060】本発明に係る第39の発明は、所定の遅延
回復処理により回復する最短回復処理時間を予測する予
測ステップ(図15に示すステップS1503)と、予
測ステップにより予測される最短回復処理時間とシート
媒体に画像を再転写させる再転写予定時間とを比較して
(図15に示すステップS1504)、該最短回復処理
時間では再転写可能かどうかを判定する再転写判定ステ
ップ(図15に示すステップS1505)とを有し、遅
延転写処理ステップは、再転写判定ステップにより再転
写可能でないと判定された場合、シート媒体給送ステッ
プから給送されるシート媒体に対して中間転写体上に形
成される画像を再転写させるタイミングを遅延させる所
定の再転写処理(図15に示すステップS1506)を
施すことを特徴とする。
【0061】本発明に係る第40の発明は、所定の再転
写処理は、シート媒体を給送することなく、画像が転写
された中間転写体を再転写可能タイミングまで空回動さ
せ、再転写可能なタイミングでシート媒体給送手段から
給送されるシート媒体に画像を再転写させる第1の再転
写処理(図16に示すステップS1603に基づく、図
15に示すステップS1506)を含むことを特徴とす
る。
【0062】本発明に係る第41の発明は、所定の再転
写処理は、画像が転写された中間転写体上の画像を所定
の回収手段により回収させた後、再度画像形成部により
中間転写体上に形成された画像をシート媒体給送ステッ
プにより給送されるシート媒体に再転写させる第2の再
転写処理(図16に示すステップS1604に基づく、
図15に示すステップS1506)を含むことを特徴と
する。
【0063】本発明に係る第42の発明は、第1の再転
写処理における中間転写体の回動回数は、単数回または
複数回であることを特徴とする。
【0064】本発明に係る第43の発明は、所定の再転
写処理に対して第1または第2の再転写処理のいずれか
を選択する選択ステップ(図16に示すステップS16
02)と、選択ステップによる選択に基づき、所定の再
転写処理として第1または第2の再転写処理のいずれか
を遅延転写処理ステップに対する所定の再転写処理とし
て指定する指定ステップ(図16に示すステップS16
03,S1604)とを有することを特徴とする。
【0065】本発明に係る第44の発明は、再転写判定
ステップにより再転写可能でないと判定された場合、遅
延転写処理ステップによるシート媒体給送手段から給送
されるシート媒体に対する中間転写体上に形成される画
像の再転写させるタイミングを遅延させる所定の再転写
処理の実行を停止指示する指示ステップ(図15に示す
ステップS1507に基づく)を有することを特徴とす
る。
【0066】本発明に係る第45の発明は、画像形成部
を形成する画像形成デバイス,中間転写体,シート媒体
給送手段,シート媒体送出手段の経時変化を検出する検
出ステップ(図11に示すステップS1103)と、検
出ステップにより検出される経時変化に基づいて劣化状
態を判定する劣化判定ステップと、劣化判定ステップに
よる判定結果に基づいて、第1または第2の再転写処理
のいずれを優先的に実行すべきかを判断する第1の再転
写遅延処理判断ステップ(S1103〜S1109まで
の一連のステップに因る)とを有することを特徴とす
る。
【0067】本発明に係る第46の発明は、画像形成部
に供給される現像剤の残量を検出する残量検出ステップ
(図11に示すステップS1107,S1104)と、
残量検出ステップにより検出される現像剤の残量に基づ
いて劣化状態を判定する劣化判定ステップ(図11に示
すステップS1103)と、劣化判定ステップによる判
定結果に基づいて、第1または第2の再転写処理のいず
れを優先的に実行すべきかを判断する第2の再転写遅延
処理判断ステップ(図11に示すステップS1104)
とを有することを特徴とする。
【0068】本発明に係る第47の発明は、中間転写体
は、中間転写ベルトであることを特徴とする。
【0069】本発明に係る第48の発明は、画像形成部
を形成する画像形成デバイスは、感光体を露光する露光
手段,感光体を帯電させる帯電手段と、感光体に形成さ
れる画像を現像する現像手段を含むことを特徴とする。
【0070】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第一実施形態を
示す画像形成装置の構成を説明する断面図であり、カラ
ースキャナ部とプリンタ部とが所定のインタフェースを
介して通信可能に構成されている。
【0071】〔第1実施形態〕図1において、101は
電荷結合素子(CCD)で、後述する原稿台に載置され
る原稿の反射画像が結像される。211は基板で、CC
D101に実装される。200は制御部で、画像形成装
置全体を制御するためのCPU,RAM,ROM等を備
えている。
【0072】212はディジタル画像処理部で、CCD
101から出力される画像信号に対して所定の画像処理
を行う。
【0073】201は原稿台ガラス(プラテン)で、原
稿給紙装置(DF)202を介して原稿が所定位置に給
送されて載置される。なお、原稿給紙装置202の代わ
りに未図示の鏡面圧板を装着する構成もある。
【0074】203,204は光源(ハロゲンランプ又
は蛍光灯)で、原稿台ガラス201上に載置される原稿
を照明する。205,206は反射傘で、光源203,
204の光を原稿に集光する。207〜209はミラー
で、反射画像を所定方向に走査する。
【0075】210はレンズで、原稿からの反射光又は
投影光をCCD101上に集光する。214はキャリッ
ジで、ハロゲンランプ203,204と反射傘205,
206とミラー207を収容する。215はキャリッジ
で、ミラー208,209を収容する。213は外部イ
ンタフェース(I/F)で、他のデバイスとの通信処理
を行う。なお、キャリッジ214は速度Vで、キャリッ
ジ215は速度V/2で、CCD101の電気的走査
(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に移動するこ
とによって、原稿の全面を走査(副走査)する。
【0076】図2は、図1に示した画像形成装置の制御
構成及び外部インタフェースに接続可能な外部機器例を
説明するブロック図である。
【0077】図2に示すように、制御部200は、ディ
ジタル画像処理部212と外部I/F213、プリンタ
制御I/F253に対してそれぞれ制御を行うための情
報をやり取りするI/Fを持つCPU部301と操作部
302、メモリ303によって構成されている。
【0078】操作部302は操作者による処理実行内容
の入力や操作者に対する処理に関する情報及び警告等の
通知のためのタッチパネル付き液晶により構成される。
【0079】また、外部I/F213は、画像情報やコ
ード情報などを画像処理装置外部とやり取りするための
インタフェースであり、ファクシミリ装置401やLA
Nインタフェース装置215などを接続することが可能
である。
【0080】なお、ファクシミリ装置401やLANイ
ンタフェース装置402との画像情報およびコード情報
のやり取り手続き制御については、各接続装置であるフ
ァクシミリ装置401やLANインタフェース装置40
2と制御部200のCPU部301との相互通信により
行われる。以下、ディジタル画像処理部212の構成に
ついて詳細に説明する。
【0081】図3は、図1に示したディジタル画像処理
部212の詳細な構成を示すブロック図である。
【0082】図3において、原稿台ガラス上の原稿は光
源203,204からの光を反射し、その反射光はCC
D101に導かれて電気信号に変換される(CCD10
1はカラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1
ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったもので
も、3ラインCCDで、それぞれRフィルタ,Gフィル
タ,BフィルタをそれぞれのCCDごとに並べたもので
も構わないし、フィルタがオンチップ化、又はフィルタ
がCCDと別構成になったものでも構わない)。
【0083】そして、その電気信号(アナログ画像信
号)はディジタル画像処理部212に入力され、クラン
プ&Amp.&S/H&A/D部102でサンプルホー
ルド(S/H)され、アナログ画像信号のダークレベル
を基準電位にクランプし、所定量に増幅され(上記処理
順番は表記順とは限らない)、A/D変換されて、例え
ばRGB各8ビットのディジタル信号に変換される。
【0084】続いて、RGB信号はシェーディング部1
03で、シェーディング補正及び黒補正が施される。補
正後のRGB信号はさらに、つなぎ&MTF補正&原稿
検知部104で、CCD101が3ラインCCDの場
合、つなぎ処理はライン間の読取位置が異なるため、読
取速度に応じてライン毎の遅延量を調整し、3ラインの
読取位置が同じになるように信号タイミングを補正し、
MTF補正は読取速度や変倍率によって読取のMTFが
変るため、その変化を補正し、原稿検知は原稿台ガラス
上の原稿を走査することにより原稿サイズを認識する。
【0085】読取位置タイミングが補正されたデジタル
信号は入力マスキング部105によって、CCD101
の分光特性及び光源203,204及び反射傘205,
206の分光特性を補正する。
【0086】入力マスキング部105の出力は外部I/
F信号との切り換え可能なセレクタ106に入力され
る。セレクタ106から出力された信号は色空間圧縮&
下地除去&LOG変換部107と下地除去部115に入
力される。下地除去部115に入力された信号は下地除
去された後、原稿中の原稿の黒い文字かどうかを判定す
る黒文字判定部116に入力され、原稿から黒文字信号
を生成する。
【0087】また、セレクタ106のもう一つの出力が
入力された色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107
では、色空間圧縮は読み取った画像信号がプリンタで再
現できる範囲に入っているかどうか判断し、入っている
場合はそのまま、入っていない場合は画像信号をプリン
タで再現できる範囲に入るように補正する。そして、下
地除去処理を行い、LOG変換でRGB信号からCMY
信号に変換する。
【0088】そして、黒文字判定部116で生成された
信号とタイミングを補正するため色空間圧縮&下地除去
&LOG変換部107の出力信号は遅延部108でタイ
ミングを調整される。この2種類の信号はモワレ除去部
109でモワレが除去され、変倍処理部110で、主走
査方向に変倍処理される。
【0089】111はUCR&マスキング&黒文字反映
部で、変倍処理部110で処理された信号はCMY信号
はUCR処理でCMYK信号が生成され、マスキング処
理部でプリンタの出力にあった信号に補正されると共に
黒文字判定部116で生成された判定信号がCMYK信
号にフィードバックされる。UCR&マスキング&黒文
字反映部111で処理された信号はγ補正部112で濃
度調整された後フィルタ部113でスムージング又はエ
ッジ処理される。以下、プリンタ部2の構成について説
明する。なお、本実施形態において、プリンタ部2は、
図1に示すように、フルカラープリンタの場合に相当す
る。
【0090】〔プリンタ部2の構成〕図1において、像
担持体としての感光体ドラム(以下、単に「感光体」と
いう)225は駆動モータ270で矢印Aの方向に回転
できるように設けられている。感光体225の周囲に
は、一次帯電器221、露光装置218、黒現像ユニッ
ト219、カラー現像ユニット223、転写帯電器22
0、クリーナ装置222が配置されている。
【0091】前記黒現像ユニット219はモノクロ現像
のための現像装置であり、感光体225上の潜像をKの
トナーで現像する。また、前記カラー現像ユニット22
3はフルカラー現像のための3台の現像装置223Y,
223M,223Cからなる。現像装置223Y,22
3M,223Cは、感光体225上の潜像をそれぞれ
Y、M、Cのトナーで現像する。各色のトナーを現像す
る際には、駆動モータ272によって現像ユニット22
3を矢印R方向に回転させ、当該色の現像装置が感光体
225に当接するように位置合わされる。
【0092】感光体225上に現像された各色のトナー
像は、転写帯電器220によって中間転写体としてのベ
ルト226に順次転写されて、4色のトナー像が重ね合
わされる。ベルト226はローラ227,228,22
9に張架されている。これらのうち、ローラ227は駆
動源271に結合されてベルト226を駆動する駆動ロ
ーラとして機能し、ローラ228はベルト226の張力
を調節するテンションローラとして機能し、ローラ22
9は2次転写装置としての転写ローラ231のバックア
ップローラとして機能する。
【0093】また、転写ローラ脱着ユニット250は、
転写ローラ231をベルト226に接着させる、若しく
は離脱させるための駆動ユニットである。ベルト226
を挟んでローラ227と対向する位置にはベルトクリー
ナ232が設けられている。ベルトクリーナ脱着ユニッ
ト268は、ベルトクリーナ232をベルト226に接
着させる、若しくは離脱させるための駆動ユニットであ
る。ベルトクリーナ脱着ユニット268によってベルト
クリーナ232が着く方向に動作することによってベル
ト226上の残留トナーがブレードで掻き落とされる。
【0094】カセット240,241及び手差し給紙部
280に格納された記録用シート媒体はレジローラ23
5、及び給紙ローラ対235、236、237によって
ニップ部、つまり2次転写装置231とベルト226と
の当接部に給送される。
【0095】なお、その際2次転写装置231は転写ロ
ーラ脱着ユニット250を当接方向に駆動させることに
よってベルト226に当接されている。ベルト226上
に形成されたトナー像はこのニップ部で記録用シート媒
体上に転写され、定着装置234で熱定着されて装置外
へ排出される。
【0096】なお、カセット240,241及び手差し
給紙部280はそれぞれ、記録用シート媒体の有無を検
知するためのシートなし検センサ243、244、24
5を有している。また、カセット240,241及び手
差し給紙部280はそれぞれ記録用シート媒体のピック
アップ不良を検知するための給紙センサ247、24
8、249を有している。
【0097】上記構成によるカラープリンタでは、次の
ようにして画像形成が実行される。
【0098】まず、給紙部における記録用シート媒体の
搬送動作について説明する。
【0099】カセット240,241及び手差し給紙部
280に格納された記録用シート媒体はピックアップロ
ーラ238,239及び254により1枚毎に給紙パス
266上に搬送される。給紙パス266上の記録用シー
ト媒体は給紙ローラ対235,236,237によりレ
ジローラ235へと搬送されると、その直前のレジセン
サ256により記録用シート媒体の通過が検知される。
【0100】レジセンサ256により記録用シート媒体
の通過が検知された時点で、本実施形態では適当な時間
経過の後に一旦搬送動作を中断する。その結果、記録用
シート媒体は停止しているレジローラ235に突き当た
り搬送が停止されるが、その際記録用シート媒体の進行
方向端部が搬送経路に対して垂直になるように位置固定
がなされ、記録用シート媒体の搬送方向が搬送経路に対
してずれることにより斜行が発生している場合の給紙パ
ス搬送方向補正がなされる。この処理を通常給紙レジ取
りと称する。
【0101】そして、給紙レジ取りは以降の記録用シー
ト媒体に対する画像形成方向の傾きを最小化するために
必須となる。給紙レジ取り後、レジローラ235を起動
させることにより、記録用シート媒体は2次転写装置2
31へ供給される。
【0102】続いて、2次転写装置231へ供給された
記録用シート媒体の上へ画像を形成する手順について説
明する。
【0103】まず、一次帯電器221に電圧を印加して
感光体225の表面を予定の帯電部電位で一様にマイナ
ス帯電させる。続いて、帯電された感光体225上の画
像部分が予定の露光部電位になるようにレーザースキャ
ナからなる露光装置218で露光を行い潜像が形成され
る。露光装置218は画像信号に基づいてオンまたはオ
フすることにより、画像に対応した潜像を形成する。
【0104】黒現像ユニット219及びカラー現像ユニ
ット223の現像ローラには各色毎に予め設定された現
像バイアスが印加されており、前記潜像は該現像ローラ
の位置を通過時にトナーで現像され、トナー像として可
視化される。トナー像は転写装置220でベルト226
に転写され、さらに転写ローラ231で、給紙部より搬
送された記録用シート媒体に転写された後、定着搬送ベ
ルト230を介して、定着装置234へと搬送される。
【0105】定着装置234では、まずトナーの吸着力
を補って画像乱れを防止するために、定着前帯電器25
1,252で帯電され、さらに定着ローラ233でトナ
ー画像が熱定着された後、排紙フラッパ257により排
紙パス258側に搬送パスを切替えられ、そのまま排紙
トレー242に排紙される。
【0106】フルカラープリント時はベルト226上で
4色のトナーが重ね合わされた後、記録紙に転写され
る。感光体225上に残留したトナーは予備清掃装置
(不図示)でトナーの帯電を、クリーニングしやすい状
態にし、クリーナ装置222で除去して回収され、最後
に、感光体225は除電装置(不図示)で一様に「0」
ボルト付近まで除電されて、次の画像形成サイクルに備
える。
【0107】上記カラープリンタの画像形成タイミング
は、ベルト226上の所定位置を基準として制御されて
いる。ベルト226は駆動ローラ227、テンションロ
ーラ228、バックアップローラ229からなるローラ
類に掛け渡されていて、テンションローラ228によっ
て所定の張力が与えられている。
【0108】駆動ローラ227およびローラ229の間
には、基準位置を検知する反射型センサ224が配置さ
れている。反射型センサ224はベルト226の外周面
端部に設けられた反射テープ等のマーキングを検知して
I−top信号を出力する。
【0109】感光体225の外周の長さとベルト226
の周長は、1:n(nは整数)で表される整数比になっ
ている。
【0110】このように設定しておくと、ベルト226
が1周する間に、感光体225が整数回転し、ベルト2
26が1周回前とまったく同じ状態に戻るため、ベルト
226上に4色を重ね合わせる際に(ベルトは4周回
る)、感光体225の回転ムラによる色ズレを回避する
ことが可能である。
【0111】上記のような中間転写方式の画像形成装置
においては、I−top信号を検知したのち、所定時間
経過後にレーザースキャナからなる露光装置218で露
光を開始する。
【0112】また、前述したとおり、ベルト226が1
周する間に、感光体225が整数回転し、ベルト1周前
とまったく同じ状態に戻るため、ベルト226上では常
に同じ位置にトナー像が形成される。用紙サイズによっ
て、トナー像サイズも変化するが、ベルト226上には
トナー像が絶対にのらない範囲が存在する。
【0113】また、ベルト226は短い用紙サイズ画像
の場合には、2画像分のトナー像を形成することが可能
なベルト長になっており、特に4色重ね合わせたカラー
画像を形成するために2枚分の画像をベルト4回転だけ
の時間で形成可能とすることによって生産性を向上させ
ている。
【0114】引き続いて記録用シート媒体の裏面に画像
を形成する場合の動作について詳細に説明する。記録用
シート媒体の裏面に画像を形成する際には、まず記録用
シート媒体の表面への画像形成が先んじて実行される。
その表面への画像形成動作については先に詳細に述べた
のでここでは省略するが、表面のみの画像形成であれ
ば、画像形成後定着器234でトナー画像を熱定着され
た後に排紙フラッパ257により排紙パス258側に搬
送パスを切替えられそのまま排紙トレー242に排紙さ
れるが、引き続いて裏面の画像形成を行なう場合には排
紙フラッパ257により裏面パス259側に搬送パスが
切替えられ、それに併せた反転ローラ260の回転駆動
によって記録用シート媒体は両面反転パス261内に一
旦搬送される。その後記録用シート媒体は、シート媒体
の送り方向幅の分だけ両面反転パス261内に搬送され
た後に、反転ローラの逆回転駆動及び両面パス搬送ロー
ラ262の駆動により両面反転パスガイドによって進行
方向が切り替えられ、表面に画像形成された画像面を下
向きにして両面パス263に搬送される。
【0115】続いて、記録用シート媒体は両面パス26
3上を再給紙ローラ264に向って搬送されると、その
直前の再給紙センサ265により記録用シート媒体の通
過が検知される。再給紙センサ265により記録用シー
ト媒体の通過が検知された時点で、本実施形態では適当
な時間経過の後に一旦搬送動作を中断する。
【0116】その結果記録用シート媒体は停止している
再給紙ローラ264に突き当たり搬送が一時停止される
が、その際記録用シート媒体の進行方向端部が搬送経路
に対して垂直になるように位置固定がなされ、記録用シ
ート媒体の搬送方向が再給紙パス内の搬送経路に対して
ずれることにより斜行が発生している場合の再給紙パス
搬送方向補正がなされる。
【0117】この処理を通常再給紙レジ取りと称する。
再給紙レジ取りは以降の記録用シート媒体裏面に対する
画像形成方向の傾きを最小化するために必須となる。再
給紙レジ取り後、再給紙ローラ264を起動させること
により記録用シート媒体は、表裏が逆転した状態で再度
給紙パス266上に搬送される。
【0118】その後の画像形成動作については先に述べ
た表面の画像形成動作と同じであるためここでは省略す
る。こうして表裏両面に画像形成がなされた記録用シー
ト媒体はそのまま排紙フラッパ257により排紙パス2
58側に搬送パスを切替えられ、そのまま排紙トレー2
42に排紙される。
【0119】以上のような動作により、本実施形態では
操作者がシート媒体の表裏を改めてセットし直すことな
く、自動的にシート媒体の両面へ画像形成を行うことが
可能となっている。
【0120】さて、本実施形態では、記録用シート媒体
を手差し給紙部280及びカセット240,241より
複数枚を連続給送する際に手差し給紙部280若しくは
カセット240,241のいずれかにおいて全ての記録
用シート媒体の搬送が完了した場合、すなわちシートな
しが発生した場合において他方の手差し給紙部253、
カセット240又は241に相互に自動切り替えを行っ
て記録用シート媒体の搬送動作を継続することが可能で
ある。
【0121】なお、このような記録用シート媒体搬送継
続のための給紙口自動切り替えを行う場合には、切り替
えを行う前後の手差し給紙部280及びカセット24
0,241に格納されている記録用シート媒体のサイズ
及びマテリアルが同一であることが条件となる。
【0122】ただし、給紙口自動切り替えが行われる場
合、通常の連続記録用シート媒体搬送時におけるシート
媒体の給紙間隔に比べて広がってしまうことがある。
【0123】図4〜図9は、本発明に係る画像形成装置
におけるシート媒体給送状態を説明する要部構成図であ
り、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0124】例えば図4に示すようにカセット240か
らカセット241に給紙口が切り替わる場合、カセット
240のシートなし検知センサ243にてシートなしが
検知された時点でカセット241に給紙口の切り替えを
行ったとしても、2次転写装置231までの距離がカセ
ット240に比してカセット241の方が長いため本来
のカセット240でのシート媒体の給紙タイミングより
も遅れてしまう傾向にある。
【0125】シートなし検知センサ243の位置を工夫
してシートなしを検知するタイミングを早くするか、又
は切り替え後カセット241よりシート媒体の給送を行
う場合に限りシート媒体を加速して遅延分を回復させる
などの対応もあるが、通常給紙開始時点での遅延はシー
ト媒体の給紙間隔の広がりと同義であり、そのままの通
常のシート媒体搬送の場合よりも遅延した状態にてシー
ト媒体は2次転写装置231へと搬送される。
【0126】なお、カセット241からカセット240
のように2次転写装置231から遠い給紙口から近い給
紙口へ給紙口が切り替わる場合においても、必ずしも通
常の給紙間隔を保持したまま給紙が継続されるわけでは
なく、制御上の手順によっては、やはり通常のシート媒
体搬送の場合よりも遅延した状態にてシート媒体は2次
転写装置231へと搬送される場合もある。
【0127】また、本実施形態では、カセット240,
241及び手差し給紙部280にて記録用シート媒体の
給送を開始する場合において、給紙不良が発生すること
がある。この給紙不良の発生は、ある一定時間内に給紙
センサ247、248、249にて記録用シート媒体の
通過が検知されなかった場合においてその判断がなされ
る。
【0128】このシート媒体の給紙不良の発生について
は、給紙ユニットにおいてシート媒体が搬送パスに対し
て斜行することによって搬送パスの端部に接触すること
による搬送不良による場合と、給紙ユニット中のピック
アップローラにすべりが生じ、いわゆるピックアップ不
良が発生したことによる場合とがある。前者の問題の解
消については、搬送路の障害となる斜行したシート媒体
を取り除くことが必要であるため一時中断によるユーザ
の復帰操作が必要不可欠であるが、一方後者については
シート媒体のすべりが原因であることから搬送不良を生
じたシート媒体は必ずしも搬送継続の障害となっている
とはいえず、ユーザによる復帰操作が不要な場合も多々
ある。
【0129】そこで本実施形態では、図5に示すよう
に、給紙センサ247、248、249にて記録用シー
ト媒体の搬送不良が検知された場合に、同様の給送開始
動作を再度繰り返すことによりシート媒体のすべりが原
因となる給紙不良を回復させるという、いわゆるリトラ
イ給紙動作を行うことが可能な構成となっている。
【0130】ただし、先に述べた給紙口自動切り替えの
場合と同様、仮にリトライ給紙によって記録用シート媒
体の搬送の継続が可能となったとしても、給紙開始時点
において、先行するシート媒体とリトライ後のシート媒
体の給紙間隔が通常の給紙間隔よりも広がってしまうこ
とはやむを得ない。通常給紙開始時点での遅延はシート
媒体搬送間隔の広がりと同義であり、そのままの通常の
シート媒体搬送の場合よりも遅延した状態にてシート媒
体は2次転写装置231へと搬送されることとなる。
【0131】さて本実施形態は、中間転写体としてのベ
ルト226を用いる構成となっていることもあって、露
光装置218での露光開始から2次転写装置231にお
いて記録用シート媒体に転写させるに至るまでの、いわ
ゆる画像形成時間に対して、カセット240,241及
び手差し給紙部280に格納された記録用シート媒体を
2次転写装置231に搬送するのにかかる、いわゆる給
紙時間とを比較すると画像形成時間の方が長くなる。
【0132】そのため生産性の面から考えた場合、画像
形成の開始を給紙の開始よりも早く行わなければなら
ず、その結果画像形成プロセスによって2次転写装置2
31にて記録用シート媒体へのトナー画像転写に合わせ
るようにして給紙動作を開始することとなる。
【0133】画像形成動作の開始から2次転写装置23
1における記録用シート媒体への転写は一定時間である
ため、給紙動作も高々その実行に間に合うように記録用
シート媒体を2次転写装置231に給送してやればよい
ことになる。
【0134】ところが、先に述べたような給紙口の自動
切り替えやリトライ給紙動作の実行の際に給紙遅延が生
じる場合があり、その場合には記録用シート媒体の搬送
が画像形成の開始に対して間に合わなくなる可能性があ
る。
【0135】そこで、本実施形態では、記録用シート媒
体の搬送を本来の2次転写装置231における転写動作
が行われると考えられる再転写予定時間よりも極力前倒
しして給紙動作を開始することによって、仮に給紙口の
自動切り替えやリトライ給紙動作の実行による給紙遅延
が発生した場合においても、その遅延を回復させること
を可能としている。
【0136】例えば4色カラー画像を形成している場合
において、2次転写装置231における転写動作はベル
ト226が4周するまでは少なくとも開始されない。
【0137】従って給紙動作はそれに合わせて開始する
ことも可能であるが、本実施形態においては、図6に示
すように2次転写装置231における転写動作の実行に
対して充分前倒して行い(図6の(a)参照)、給紙レ
ジ取りにおける斜行取り動作に兼用してシート媒体を一
時待機させ(図6の(b)参照)、その後4色カラー画
像の形成が完了して2次転写装置231における転写動
作が可能となったタイミングに合わせてレジローラ25
5を起動させる(図6の(c)参照)ようにしている。
【0138】それによって給紙口の自動切り替えやリト
ライ給紙動作の実行による給紙遅延が発生した場合にお
いても、2次転写装置231における転写動作の実行を
可能としている。
【0139】また、4色カラー画像をベルト226上に
2枚分形成している場合においては、先に説明したよう
に給紙動作を先行させることを行うのに加え、例えば図
7に示すようにカセット241からの給紙のように1枚
目の記録用シート媒体がレジ取り位置まで搬送、待機さ
れた状態で後続の記録用シート媒体を途中まで引き込む
ことが可能な給紙パス長を有する場合には先行して2枚
目の記録用シート媒体も搬送を開始しておくことによ
り、2枚形成時2枚目の画像形成に対しても給紙口の自
動切り替えやリトライ給紙動作の実行による給紙遅延の
発生に対処することを可能としている。
【0140】なお、2次転写装置231における転写動
作に対してレジ後の記録用シート媒体の搬送を合わせな
ければならないことを考えると、レジ取り後のレジロー
ラ235の駆動は画像形成動作に対して相対的に一意に
決まったタイミングにて実行されなければならない。
【0141】しかしながら上記のような給紙動作の前倒
しを行った場合であったとしても、不慮の要因による給
紙遅延が発生し、2次転写装置231における転写動作
に対して記録用シート媒体の給送が間に合わないことが
ある。よって本実施形態では、このような一意に決定で
きるレジローラの駆動開始タイミングで予期せぬ給紙遅
延の発生により記録用シート媒体がレジ取りに至ってい
なかった時点で速やかに画像形成処理の中断を行う。そ
して、ベルト226上に形成された画像についてはベル
トクリーナ232において速やかに清掃が行われて次回
の画像形成に備える。
【0142】さて、こうした給紙口の自動切り替えやリ
トライ給紙動作の実行による給紙遅延が発生した場合に
おいて、給紙の自動切り替えやリトライ給紙動作の実行
が決定した時点で既に2次転写装置231における転写
動作に間に合わないことが確定した場合、通常であれば
速やかに画像形成動作の中断を行うこととなるが、本実
施形態では以下に述べる2つの転写回避動作D1、D2
のいずれかが実行されることによって2次転写装置23
1における転写動作を遅延させることにより、結果的に
画像形成処理を継続させることが可能となっている。以
下、転写回避動作D1について図8を用いて詳細に説明
する。
【0143】まず、給紙口の自動切り替えやリトライ給
紙動作の実行が決定した時点で既に2次転写装置231
における転写動作に間に合わないことが確定すると、そ
の後の給紙口の自動切り替えやリトライ給紙動作の実行
の結果発生すると思われる給紙遅延時間の予測が行わ
れ、その遅延時間に従って2次転写装置231における
転写動作の実行可能時間が新規で算出される(図8の
(a)参照)。次に新規に算出された転写動作の実行可
能時間に合わせて、トナー画像を担持したままベルト2
26の空回転が実行される(図8の(b)参照)。
【0144】通常の転写動作実行時であれば転写ローラ
脱着ユニット250は、転写ローラ231をベルト22
6に接着させる方向に動作するが、この場合には転写ロ
ーラ脱着ユニット250は、転写ローラ231をベルト
226から離す方向に動作し、転写動作の実行はスキッ
プされる。そしてベルト226の空回転が実行された時
点で改めて転写ローラ脱着ユニット250によって転写
ローラ231をベルト226に接着されて転写動作に備
える。
【0145】一方予測された給紙遅延時間にて2次転写
装置231に搬送されてきた記録用シート媒体に対して
空回転してきたベルト226上のトナー画像が転写され
る(図8の(c))。
【0146】なお、ここで述べたベルト226の空回転
動作中には、ベルトクリーナ脱着ユニット268はベル
トクリーナ232をベルト226より離す方向に動作し
ていることはいうまでもない。以下、転写回避動作D2
について図9を用いて詳細に説明する。
【0147】まず、給紙口の自動切り替えやリトライ給
紙動作の実行が決定した時点で既に2次転写装置231
における転写動作に間に合わないことが確定すると、転
写回避動作D1と同様にその後の給紙口の自動切り替え
やリトライ給紙動作の実行の結果発生すると思われる給
紙遅延時間の予測が行われ、その遅延時間に従って2次
転写装置231における転写動作の実行可能時間が新規
で算出される(図9の(a)参照)。
【0148】次に、記録用シート媒体に転写されなかっ
たトナー画像はベルトクリーナ脱着ユニット268によ
ってベルト226に着されたベルトクリーナ232によ
って一旦消去される(図9の(b)参照)。その後、改
めて消去されたトナー画像と同様の画像形成動作が、先
に新規に算出された転写動作の実行可能時間に合わせて
再実行され、予測された給紙遅延時間にて2次転写装置
231に搬送されてきた記録用シート媒体に対して再度
ベルト226上に記録されたトナー像が転写される(図
9の(c)参照)。
【0149】上記2つの転写回避動作D1,D2によっ
て、画像形成処理自体は操作者であるユーザの手を煩わ
すことなくそのまま継続される。
【0150】しかしながら、これらの転写回避動作はい
ずれもユーザにとって不利益となりうる問題を含んでい
る可能性がある。例えば、転写回避動作D1はトナー画
像を担持したままベルト226の空回転を行うため、感
光体225とベルト226の接合部よりトナー画像の逆
転写が発生する可能性があり、トナー画像の劣化が全く
ないとは必ずしもいえないし、その傾向は感光体22
5、ベルト226、ベルトクリーナ232の経時変化に
よって、より顕著になる可能性が高い。また一方の転写
回避動作D2はトナー像の劣化の可能性は低いものの、
トナー像を一度消去した後に改めて画像形成を行うこと
になるため、無駄なトナー消費量が増えることからラン
ニングコストの低下につながる上、画像形成を再度行う
ことによる時間的な遅延についても転写回避動作D1に
比してかなり大きくなることが予想され、全体的なスル
ープットの面で不利となる要因であると言える。
【0151】よって本実施形態では、図10に示すよう
に操作部302を介して操作者が指示を行うことによっ
て、転写回避動作そのものの実行の禁止か、又はいずれ
かの転写回避動作を行う場合には転写回避動作D1、D
2の選択を行うことを可能としている。そのように操作
者に所望の回復動作の実行を選択させることで、個々の
操作者であるユーザにとって都合の良い回復動作の実行
を選択することが可能となる。
【0152】図10は、図3に示した操作部302に表
示される給紙リカバリ動作指定画面の一例を示す図であ
る。
【0153】なお、本実施形態では、操作者による指示
によらず、感光体225を含む一次帯電器221、露光
装置218、黒現像ユニット219、カラー現像ユニッ
ト223、転写帯電器220、クリーナ装置222等の
作像手段、ベルト226、ベルトクリーナ232、ピッ
クアップローラ238、239、254の経時的な劣化
の有無若しくはその可能性や、又トナー残量の大小より
判断し、その結果に応じて自動的により、ある条件での
転写回避動作そのものの禁止や、又はいずれかの転写回
避動作を行う場合には転写回避動作D1、D2の選択を
行う機能も併せて有する。
【0154】図11は、本発明に係る画像形成装置にお
ける第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図3に示したROM301Bに記憶される制御
プログラムによる給送処理手順に対応する。なお、S1
101〜S1109はCPU301AがROM301B
に記憶される制御プログラムを実行するための各ステッ
プを示す。
【0155】まず、ステップS1101では、ピックア
ップローラ238、239、254の経時的な劣化の判
断(詳細は後述する)を行う。なお、この場合の劣化判
断はピックアップローラ表面の反射光等により直接その
劣化を測定するようなセンサを用いた測定結果に基づく
ものとする。ここで、もし劣化があるようであればリト
ライ給紙動作の頻度が通常時よりも多くなり、転写回避
動作が行われる頻度も相対的に増大する可能性がある。
【0156】よって、本実施形態においては、ステップ
S1102にてリトライ給紙動作に起因する転写回避動
作の実行を禁止し、続いて、ステップS1103に移行
する。
【0157】一方、ステップS1101にて該当しない
場合には何もせずにステップS1103に移行する。
【0158】そして、ステップS1103では、感光体
225を含む一次帯電器221、露光装置218、黒現
像ユニット219、カラー現像ユニット223、転写帯
電器220、クリーナ装置222等の作像手段、ベルト
226、ベルトクリーナ232の経時的な劣化の判断を
行う。
【0159】なお、この場合の劣化判断は感光体表面電
位やトナー濃度等を測定することにより行うものとす
る。
【0160】そして、劣化がないと判断した場合は、ス
テップS1104に移り、トナー残量の多少の検知を行
う。
【0161】なお、トナー残量検知については、インダ
クタンス検知等一般的に知られている検知方法によるも
のとする。
【0162】そして、トナー残量が多いと判断した場合
は、ステップS1105に移り、無駄なトナー消費が多
くなるものの画像の劣化を引き起こす可能性が低い回避
動作2を実行して、処理を終了する。
【0163】一方、ステップS1104で、トナー残量
が少ないと判断した場合には、ステップS1106に
て、感光体225を含む一次帯電器221、露光装置2
18、黒現像ユニット219、カラー現像ユニット22
3、転写帯電器220、クリーナ装置222等の作像手
段、ベルト226、ベルトクリーナ232の経時的な劣
化があまり無いことを考慮しベルト226の空回転によ
る画像劣化が少ないと判断した上で回避動作D1を実行
して、処理を終了する。
【0164】一方、ステップS1103で、感光体22
5を含む一次帯電器221、露光装置218、黒現像ユ
ニット219、カラー現像ユニット223、転写帯電器
220、クリーナ装置222等の作像手段、ベルト22
6、ベルトクリーナ232の経時的な劣化があると判断
した場合には、ステップS1107に移る。
【0165】そして、S1107ではトナー残量の多少
の検知を行い、トナー残量が多いと判断した場合には、
ステップS1108に移り、無駄なトナー消費が多くな
るものの画像の劣化を引き起こす可能性が低い回避動作
D2を実行して、処理を終了する
【0166】一方、トナー残量が少ないと判断した場合
には、ステップS1109にて、感光体225を含む一
次帯電器221、露光装置218、黒現像ユニット21
9、カラー現像ユニット223、転写帯電器220、ク
リーナ装置222等の作像手段、ベルト226、ベルト
クリーナ232の経時的な劣化が進んでいることを考慮
し、ベルト226の空回転による画像劣化が大きいと判
断した上で全ての回避動作を禁止して、処理を終了す
る。
【0167】図12は、本発明に係る画像形成装置にお
ける第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、ピックアップローラ劣化判定部(図3に示した
ROM301Bに記憶される制御プログラムによる)で
の判定処理手順に対応する。なお、S501〜S506
はCPU301AがROM301Bに記憶される制御プ
ログラムを実行するための各ステップを示す。
【0168】まず、ステップS501で、各給紙ユニッ
トにてピックアップ不良が発生する度に、ピックアップ
不良発生履歴情報の記録(図2に示すRAM301C
(不揮発性メモリ領域(NVRAM)を兼ねる)を行
う。
【0169】ピックアップローラ劣化判定部の実行主体
をなすCPU301Aは、給紙ユニット毎にピックアッ
プ不良の発生履歴情報を記憶メモリ(本実施形態では、
図2に示すRAM301CのNVRAM領域とする)記
憶して管理している。
【0170】本実施形態におけるピックアップ不良の発
生履歴情報の詳細は、図13に示すように構成されてい
る。
【0171】図13は、図2に示したRAM301Cで
管理されるピックアップ不良の発生履歴情報テーブルの
一例を示す図である。
【0172】図13に示すように、ピックアップ不良の
発生履歴情報テーブルは、ピックアップ不良が発生した
給紙ユニット名T101、ピックアップ不良が発生した
日時T102と、ピックアップ不良が発生した際におけ
る該当する給紙ユニットの通算ピックアップ回数T10
3により構成されている。
【0173】〔その他の実施形態〕本実施形態では給紙
遅延を生じさせる要因として給紙口自動切り替え及び給
紙リトライ動作の実行をその代表例として説明したが、
本明細の本質は給紙遅延が発生した場合の対応について
主に説明するものである。
【0174】従って、例えば搬送経路上の記録用シート
媒体すべりなど給紙遅延を生じさせる一般的な他要因で
あっても、その発生を検知することが可能な場合にはそ
の現象についても同様の処理を適用するものであっても
よい。
【0175】上記実施形態では、リトライ給紙時におけ
る給送開始動作を再度繰り返すとしていたが、この繰り
返し回数は1度であるとは限らず、1度以上の多回数で
あってももちろん良い。
【0176】また、上記実施形態では、極力前倒しして
給紙動作を開始することによって、仮に給紙口の自動切
り替えやリトライ給紙動作の実行による給紙遅延が発生
した場合においても、その遅延を回復させうる一例とし
てカラー画像形成時の場合について詳細に説明したが、
給紙動作の1枚目については、画像形成に先行して給紙
を行うことが可能な場合もあり、その場合には極力前倒
しして給紙動作を開始することが可能である。
【0177】さらに、上記実施形態では、極力前倒しし
て給紙動作を開始することによって、仮に給紙口の自動
切り替えやリトライ給紙動作の実行による給紙遅延が発
生した場合においても、その遅延を回復させうる一例と
してカラー画像形成時の場合について詳細に説明した
が、装置構成上、画像形成時において間隔を空けなけれ
ばならない場合は、白黒画像形成時においても画像形成
に先行して給紙を行うことが可能な場合もあり、その場
合には極力前倒しして給紙動作を開始することが可能で
ある。
【0178】また、上記実施形態では、画像形成処理を
中断させる判断として、レジローラの駆動開始タイミン
グで予期せぬ給紙遅延の発生により記録用シート媒体が
レジ取りに至っていなかった時点で行うとしていたが、
装置構成上それ以前の段階で画像形成を停止させたい場
合には、画像形成処理を中断させる判断をそれ以外のタ
イミングで行うのであってももちろんかまわない。
【0179】さらに、上記実施形態では、転写回避動作
の実行等について、操作者が予め指定することによって
その詳細の決定を行うようなものと、その判断を装置自
身の判断によって行うような場合についてそれぞれ述べ
たが、もちろんこれらの判断はそのどちらかを選択する
というものでなく、優先を予め決めておいてその両方の
処理を場合により併用して行うのであってももちろんか
まわない。
【0180】また、上記実施形態では、ピックアップロ
ーラ238、239、254の経時的な劣化の判断をピ
ックアップローラ表面の反射光等により直接その劣化を
測定するようなセンサを用いるとしていたが、単にピッ
クアップローラ238、239、254の回転回数、時
間等を記憶し、その回数や頻度等によってその判断に代
用するのであってもよい。
【0181】なお、上記実施形態では、感光体225を
含む一次帯電器221、露光装置218、黒現像ユニッ
ト219、カラー現像ユニット223、転写帯電器22
0、クリーナ装置222等の作像手段、ベルト226、
ベルトクリーナ232の経時的な劣化の判断を行うもの
とする。
【0182】なお、この場合の劣化判断は感光体表面電
位やトナー濃度等を測定することにより行うものとして
いたが、単に感光体225を含む一次帯電器221、露
光装置218、黒現像ユニット219、カラー現像ユニ
ット223、転写帯電器220、クリーナ装置222等
の作像手段、ベルト226、ベルトクリーナ232の駆
動回数、時間等を記憶しその回数や頻度等によってその
判断に代用するのであってもよい。
【0183】図14は、本発明に係る画像形成装置にお
ける第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図3に示したROM301Bに記憶される制御
プログラムによる画像形成制御手順に対応する。なお、
S1401〜S1414はCPU301AがROM30
1Bに記憶される制御プログラムを実行するための各ス
テップを示す。
【0184】先ず、図2に示した操作部302上のスタ
ートボタンが押下されて画像形成開始指示がなされたか
どうかを判定して(S1401)、画像形成開始指示が
なされていると判定した場合は、画像形成部により操作
部302により指定された条件に基づく画像形成を開始
し、形成された画像を中間転写ベルト226に転写する
(S1402)。
【0185】次いで、CPU部301はプリンタ制御イ
ンタフェース253を介して、ピックアップローラ23
8を駆動させて、給紙カセット240よりシート媒体を
ピックアップして、給送路上に送出を開始する(S14
03)。
【0186】次に、シート媒体を給送路上の停留位置に
一時停留させるように給送ローラの駆動を行う(S14
04)。そして、該シート媒体の給送状態を給紙センサ
247により監視して(S1405)、該給紙センサ2
47が、例えばシート媒体の先端を検知するまでの時間
が所定の通過時間よりも遅かったり、あるいは給送され
ないような給送遅延が発生しているかどうかをCPU部
301が判定して(S1406)、給送遅延が発生して
いないと判定した場合は、該給送されたシート媒体がレ
ジストローラ235の配設位置まで搬送れたかどうかを
給紙センサ256の出力からCPU部301が判定して
(S1407)、シート媒体が到達したら、斜行等を取
り除くループを形成して一時停止させる(S140
8)。
【0187】そして、中間転写ベルト226上に転写さ
れた画像をシート媒体に再転写する再転写タイミングに
なるのを待ち(S1409)、再転写タイミングになっ
たら、レジストローラ235を駆動して、シート媒体を
再転写位置方向に再給送する(S1410)。
【0188】そして、中間転写ベルト226上に形成さ
れた画像を給送されるシート媒体に再転写して(S14
11)、定着処理等を施して機外に排出する。
【0189】次に、CPU部301は、操作部302に
指定された画像形成が終了しているかどうかを判定して
(S1412)、終了していると判定した場合は、本処
理を終了し、終了していないと判定した場合は、ステッ
プS1401へ戻る。
【0190】一方、ステップS1406で、給送遅延が
発生していると判定した場合には、上述した遅延回復処
理を実行し(S1413)、給送遅延の程度に応じて、
適宜必要ならば、ステップS1414の再転写処理を実
行した後、ステップS1407へ進む。なお、ステップ
S1412は、常にステップS1413よりも優先され
て実行されるものとする。
【0191】図15は、本発明に係る画像形成装置にお
ける第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図3に示したROM301Bに記憶される制御
プログラムによる画像形成制御手順に対応する。なお、
S1501〜S1508はCPU301AがROM30
1Bに記憶される制御プログラムを実行するための各ス
テップを示す。また、本処理は、図14に示したステッ
プS1405以降に組み込み可能なステップである。
【0192】図14に示したステップ1405で、給送
遅延が発生していると判定した場合に、重度の給送遅延
(紙無し等を含む)が発生しているかどうかをCPU部
301が判定して(S1501)、重度の給送遅延が発
生してないと判定した場合には、図14に示したステッ
プS1406以降へ進み、重度の給送遅延が発生してい
ると判定した場合には、遅延回復処理で再転写可能かど
うかを判定して(S1502)、遅延回復処理で再転写
可能と判定した場合には、シート媒体の送出タイミング
を早める遅延回復処理を実行して(S1508)、図1
4に示したステップS1406以降へ進む。
【0193】一方、ステップS1502で再転写可能で
ないと判定された場合には、ステップS1503で、C
PU部301は最短回復時間を予測し(S1503)、
予測された最短回復時間と再転写予定時間とを比較して
(S1504)、再転写可能かどうかをCPU部301
が判定し(S1505)、再転写可能であると判定した
場合には、中間転写ベルト226の空回転等を含む再転
写処理を実行して(S1506)、図14に示したステ
ップ1406以降へ進む。
【0194】一方、ステップS1505で、再転写可能
でないと判定した場合には、CPU部301は再転写処
理の停止をエンジン系に指示して、既に中間転写ベルト
226上に形成された画像をベルトクリーナ着脱ユニッ
ト268を駆動させて像回収して(S1507)、図1
4に示したステップ1406以降へ進む。
【0195】図16は、本発明に係る画像形成装置にお
ける第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図3に示したROM301Bに記憶される制御
プログラムによる画像形成制御手順に対応する。なお、
S1601〜S1604はCPU301AがROM30
1Bに記憶される制御プログラムを実行するための各ス
テップを示す。また、本処理は、図15に示したステッ
プS1502以降に組み込み可能なステップである。
【0196】図15に示したステップS1502で遅延
回付処理で再転写が可能でないと判定された場合に、図
10に示すようなメッセージを操作部302の液晶表示
部に再転写処理の選択画面(図15の例では、給紙リカ
バリ動作指定画面)を表示する(S1601)。
【0197】次いで、CPU部301は、操作部302
より、ユーザにより選択指示された内容を判定して(S
1602)、例えば上述したような第1の再転写処理
(空回転による再転写タイミング調整処理)が選択され
たと判定した場合には、ステップS1603で、第1の
再転写処理を画像形成部に指定し、ステップS1406
以降へ進む。
【0198】一方、ステップS1602で、第2の再転
写処理(像回収を伴う再転写タイミング調整処理)が選
択されたと判定した場合には、ステップS1604で、
第2の再転写処理を画像形成部に指定し、ステップS1
406以降へ進む。
【0199】以下、図17に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る画像形成装置を適用可能な画像形成シス
テムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成につ
いて説明する。
【0200】図17は、本発明に係る画像形成装置を適
用可能な画像形成システムで読み出し可能な各種データ
処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説
明する図である。
【0201】なお、図示するようにメモリマップ内に
は、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情
報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、か
つ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例
えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶され
る。
【0202】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0203】本実施形態における図11,図12,図1
4,図15,図16に示す機能が外部からインストール
されるプログラムによって、ホストコンピュータにより
遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−RO
MやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、ある
いはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログ
ラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発
明は適用されるものである。
【0204】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0205】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0206】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードデ
ィスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,
CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0207】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0208】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0209】上記各実施形態によれば、中間転写体を用
いた画像形成装置においても先で述べたような給紙ユニ
ット内のシート媒体なしや、給紙不良に対する回復動作
を行うことでユーザの生産性の向上を図ることを前提と
し、従来、中間転写体を用いた画像形成装置においては
先行する画像形成動作における画像の再転写を行うタイ
ミングに間に合うようにシート媒体の搬送を開始させて
いたのに対し、ジョブの先頭シート媒体である場合や、
給紙ユニットから再転写実行位置に至るまでのシート媒
体搬送のパス長が比較的長いために先行するシート媒体
が後続シート媒体の搬送開始の障害とならない位置まで
既に搬送完了されている場合などにおいて、シート媒体
搬送処理の開始を極力早め、当該回復動作の実行による
給送遅延が生じた際に、その給送遅延時間が画像の再転
写を行うタイミングに対して余裕があるならば画像形成
動作をそのまま継続することにより、ユーザの生産性向
上を実現することを可能とした。
【0210】また、該中間転写体上に複数枚数であるN
枚分の画像形成が可能であり、一方給紙ユニットから再
転写実行位置に至るまでのシート媒体搬送のパス内にN
枚を越えないM枚のシート媒体を途中まで搬送、停止し
ておくことが可能である場合には、中間転写体上へのN
枚分の画像形成が完了する前にN枚を越えないM枚のシ
ート媒体を搬送、停止させるようにシート媒体搬送処理
の開始を極力早め、当該回復動作の実行による給送遅延
が生じた際に、その給送遅延時間が画像の再転写を行う
タイミングに対して余裕があるならば画像形成動作をそ
のまま継続することにより、ユーザの生産性向上を実現
することを可能とした。
【0211】さらに、当該回復動作の実行による給送遅
延時間、若しくは回復動作の実行の結果発生することが
予想される給送遅延予測時間が画像の再転写を行うタイ
ミングに対して十分余裕がないとされる場合において
は、中間転写上に一時的に転写されたトナー画像を維持
したまま再転写位置にて再転写を行わずに通過させ、そ
の後1回、若しくは複数回数中間転写体を空回転させた
後に再転写を行うこととし、結果として再転写実行時間
を遅らせることで画像形成動作をそのまま継続し、ユー
ザの生産性の向上を実現することを可能とした。
【0212】また、当該回復動作の実行による給送遅延
時間、若しくは回復動作の実行の結果発生することが予
想される給送遅延予測時間が画像の再転写を行うタイミ
ングに対して十分余裕がないとされる場合において、も
うひとつの対策として中間転写体上に形成されたトナー
画像の一部若しくは全てを一旦クリーニングし、中間転
写体面の初期化処理を行った後に改めて画像形成動作を
再実行し、結果として再転写実行時間を遅らせることで
画像形成動作をそのまま継続し、ユーザの生産性の向上
を実現することを可能とした。
【0213】また、さらに前述の再転写実行時間を遅ら
せるための対策を行うか否か、また再転写実行時間を遅
らせるための対策として前述のどちらを行うかについて
ユーザが選択することを可能とすることにより、ユーザ
のニーズに合致した画像形成処理を可能とした。
【0214】さらに、画像形成プロセスを実行する上で
の要素である露光手段、帯電手段、現像手段、中間転写
手段の経時的な劣化を判断するための判定手段における
判定結果に応じて再転写実行時間を遅らせるための対策
を行うか否か、また再転写実行時間を遅らせるための対
策として前述のどちらを行うかを動的に切り替え、装置
状態に合致した画像形成処理を可能とした。
【0215】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜第48の発明によれば、監視されるシート媒体の送出
状態から中間転写体上に形成される画像を再転写させる
再転写タイミングよりも遅延しているかどうかを判定し
た際に、再転写タイミングよりも遅延していると判定し
た場合、該遅延の要因に応じて、前記シート媒体送出手
段から送出すべきシート媒体に対して所定の遅延回復処
理を施して中間転写体の画像をシート媒体上に再転写可
能な給送状態に回復させるので、シート媒体の遅延給送
状態が発生しても、中間転写体に対して適正な再転写タ
イミングで再転写可能にシート媒体を給送開始すること
ができ、給送遅延に伴う画像形成の生産性低下を自動的
に解消できる利便性に優れた画像形成環境を整備するこ
とができる。
【0216】また、監視されるシート媒体の送出状態か
ら中間転写体上に形成される画像を再転写させる再転写
タイミングよりも遅延しているかどうかを判定した際
に、再転写タイミングよりも遅延していると判定した場
合、該遅延の要因に応じて、前記シート媒体送出手段か
ら送出すべきシート媒体に対して所定の再転写処理を施
して中間転写体の画像をシート媒体上に再転写させるの
で、シート媒体の遅延給送状態により再転写タイミング
を調整できない状態となっても、再給送されるシート媒
体に対して中間転写体に形成された画像を適正な再転写
タイミングで再転写することができ、給送遅延に伴う画
像形成の生産性低下を自動的に解消できる利便性に優れ
た画像形成環境を整備することができる。
【0217】さらに、監視されるシート媒体の送出状態
から中間転写体上に形成される画像を再転写させる再転
写タイミングよりも遅延しているかどうかを判定した際
に、再転写タイミングよりも遅延していると判定した場
合、該遅延の要因に応じて、前記シート媒体送出手段か
ら送出すべきシート媒体に対してユーザにより選択され
る異なった再転写処理を施して中間転写体の画像をシー
ト媒体上に再転写させるので、シート媒体の遅延給送状
態により再転写タイミングを調整できない状態となって
も、再給送されるシート媒体に対して中間転写体に形成
された画像を適正な再転写タイミングで、かつユーザが
意図する再転写処理により再転写することができ、給送
遅延に伴う画像形成の生産性低下を自動的に解消できる
利便性に優れた画像形成環境を整備することができる。
【0218】また、画像形成部を形成する画像形成デバ
イス,中間転写体,シート媒体給送手段,シート媒体送
出手段等の経時的劣化状態に応じて、監視されるシート
媒体の送出状態から中間転写体上に形成される画像を再
転写させる再転写タイミングよりも遅延しているかどう
かを判定した際に、再転写タイミングよりも遅延してい
ると判定した場合、検出される画像形成部のデバイスや
中間転写体やシート媒体の搬送系の経時的劣化状態を判
定して、前記シート媒体送出手段から送出すべきシート
媒体に対して自動選択される異なった再転写処理を施し
て中間転写体の画像をシート媒体上に再転写させるの
で、画像形成部を形成する画像形成デバイス,中間転写
体,シート媒体給送手段,シート媒体送出手段の劣化状
態に起因してシート媒体の遅延給送状態により再転写タ
イミングを調整できない状態に陥る場合に、再給送され
るシート媒体に対して中間転写体に形成された画像を適
正な再転写タイミングで、かつ自動選択される適正な再
転写処理により再転写することができ、給送遅延に伴う
画像形成の生産性低下を自動的に解消できる利便性に優
れた画像形成環境を整備することができる。
【0219】さらに、現像剤の残量を検出して、監視さ
れるシート媒体の送出状態から中間転写体上に形成され
る画像を再転写させる再転写タイミングよりも遅延して
いるかどうかを判定した際に、再転写タイミングよりも
遅延していると判定した場合、検出される現像剤の残量
を判定して、前記シート媒体送出手段から送出すべきシ
ート媒体に対して自動選択される異なった再転写処理を
施して中間転写体の画像をシート媒体上に再転写させる
ので、シート媒体の遅延給送状態により再転写タイミン
グを調整できない状態に陥る場合に、その時点における
現像剤の残量状態に応じて、再給送されるシート媒体に
対して中間転写体に形成された画像を適正な再転写タイ
ミングで、かつ自動選択される適正な再転写処理により
再転写することができ、給送遅延に伴う画像形成の生産
性低下を自動的に解消できる利便性に優れた画像形成環
境を整備することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す画像形成装置の構成
を説明する断面図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の制御構成及び外部
インタフェースに接続可能な外部機器例を説明するブロ
ック図である。
【図3】図1に示したディジタル画像処理部の詳細な構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置におけるシート媒体
給送状態を説明する要部構成図である。
【図5】本発明に係る画像形成装置におけるシート媒体
給送状態を説明する要部構成図である。
【図6】本発明に係る画像形成装置におけるシート媒体
給送状態を説明する要部構成図である。
【図7】本発明に係る画像形成装置におけるシート媒体
給送状態を説明する要部構成図である。
【図8】本発明に係る画像形成装置におけるシート媒体
給送状態を説明する要部構成図である。
【図9】本発明に係る画像形成装置におけるシート媒体
給送状態を説明する要部構成図である。
【図10】図3に示した操作部に表示される給紙リカバ
リ動作指定画面の一例を示す図である。
【図11】本発明に係る画像形成装置における第1のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る画像形成装置における第2のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】図2に示したRAMで管理されるピックアッ
プ不良の発生履歴情報テーブルの一例を示す図である。
【図14】本発明に係る画像形成装置における第3のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明に係る画像形成装置における第4のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明に係る画像形成装置における第5のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図17】本発明に係る画像形成装置を適用可能な画像
形成システムで読み出し可能な各種データ処理プログラ
ムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であ
る。
【符号の説明】
301 CPU部 301A CPU 301B ROM 301C RAM 302 操作部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/16 G03G 15/16 21/14 21/00 372 Fターム(参考) 2H027 DA45 DC03 DC15 DD02 DD09 DE07 ED17 ED24 EE02 EE03 EE05 EF10 EK10 EK11 EK15 FA37 FB06 FB07 FC02 2H072 AA07 AA13 AA14 AA16 AA24 AB07 BA03 CA01 2H200 FA20 GA05 GA10 GA23 GA34 GA47 GB12 GB25 HA12 HB03 HB12 JA02 JC04 JC12 JC19 PA11 PA28 PB11 2H300 EA11 EB02 EB08 EB12 EC02 EC05 EC12 EC16 ED11 ED12 ED13 EF03 EF08 EG03 EH16 EJ09 EJ15 EJ47 EK03 FF02 FF08 GG02 GG31 HH40 QQ12 QQ16 QQ27 QQ32 RR12 RR17 RR19 RR45 SS02 SS12 SS14 SS16

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間転写体に画像形成された画像を給送
    されるシート媒体に再転写して画像形成を行う画像形成
    部を備える画像形成装置において、 前記シート媒体を収納するシート媒体収納手段と、 前記画像形成部による画像形成開始後、前記中間転写体
    上に形成される画像を前記シート媒体に再転写させる所
    定の再転写位置まで前記シート媒体を搬送するシート媒
    体送出手段と、 前記シート媒体送出手段による前記シート媒体の送出状
    態を監視する監視手段と、 前記監視手段により監視される前記シート媒体の送出状
    態から中間転写体上に形成される画像を再転写させる再
    転写タイミングよりも遅延しているかどうかを判定する
    判定手段と、 前記判定手段により再転写タイミングよりも遅延してい
    ると判定した場合、該遅延の要因に応じて、前記シート
    媒体送出手段から送出すべきシート媒体に対して所定の
    遅延回復処理を施して前記中間転写体の画像を前記シー
    ト媒体上に再転写可能な給送状態に回復させる回復処理
    手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 中間転写体に画像形成された画像を給送
    されるシート媒体に再転写して画像形成を行う画像形成
    部を備える画像形成装置において、 前記シート媒体を収納する複数のシート媒体収納手段
    と、 前記画像形成部による画像形成開始後、前記中間転写体
    上に形成される画像を前記シート媒体に再転写させる所
    定の再転写位置まで搬送するシート媒体送出手段と、 各シート媒体送出手段による前記シート媒体の送出状態
    を監視する監視手段と、 前記監視手段により監視される前記シート媒体の送出状
    態から中間転写体上に形成される画像を再転写させる再
    転写タイミングよりも遅延しているかどうかを判定する
    判定手段と、 前記判定手段により再転写タイミングよりも遅延してい
    ると判定した場合、該遅延の要因に応じて、前記シート
    媒体送出手段から送出すべきシート媒体に対して所定の
    遅延回復処理を施して前記中間転写体の画像を前記シー
    ト媒体上に再転写可能な給送状態に回復させる回復処理
    手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記回復処理手段は、該遅延の要因が前
    記シート媒体の給送状態で解消できる場合、前記シート
    媒体送出手段から送出すべきシート媒体に対する送出開
    始タイミングを早めて前記中間転写体の画像を前記シー
    ト媒体上に再転写可能な給送状態に回復させることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記シート媒体収納手段から給送される
    シート媒体を前記シート媒体搬送手段に到達するまでに
    複数枚のシート媒体を所定の停留位置に再給送可能に一
    時停留させる停留手段を有し、 前記回復処理手段は、該遅延のレベルが前記シート媒体
    の給送状態で解消できるレベルである場合、前記停留手
    段に停留するシート媒体の再送出開始タイミングを早め
    て前記中間転写体の画像を前記シート媒体上に再転写可
    能な給送状態に回復させることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 送出開始タイミングは、前記シート媒体
    搬送手段によるシート媒体の給送開始タイミングよりも
    可能な限り早めることをと特徴とする請求項2または3
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記遅延の要因は、前記シート媒体送出
    手段のシート媒体送出不良に因るものであることを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記シート媒体送出手段は、シート媒体
    送出不良状態を検知して該シート媒体送出不良状態のシ
    ート媒体に対する再送出を所定回実行することを特徴と
    する請求項1または2記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記遅延の要因は、いずれか1つのシー
    ト媒体送出手段のシート媒体なしに因るものであること
    を特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記遅延の要因は、全てのシート媒体送
    出手段のシート媒体なしに因るものであることを特徴と
    する請求項2記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記遅延の要因がシート媒体の送出不
    良を解消できるかどうかを判定する遅延解消判定手段
    と、 前記遅延解消判定手段により前記遅延の要因がシート媒
    体の送出不良を解消できないと判定した場合、前記画像
    形成部による画像形成を中断する中断手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記中断手段により画像形成部の画像
    形成の中断に伴い前記中間転写体上に形成されている残
    画像を回収する回収手段を有することを特徴とする請求
    項10記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記遅延解消判定手段によりシート媒
    体の送出不良を解消できないと判定した遅延の要因は、
    前記シート媒体を一時停留する停留手段の停留位置で発
    生し得る停留異常に因るものであることを特徴とする請
    求項10記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 中間転写体に画像形成された画像を給
    送されるシート媒体に再転写して画像形成を行う画像形
    成部を備える画像形成装置において、 前記シート媒体を収納するシート媒体収納手段と、 前記画像形成部による画像形成開始後、前記中間転写体
    上に形成される画像を前記シート媒体に再転写させる所
    定の再転写位置まで搬送するシート媒体送出手段と、 前記シート媒体送出手段による前記シート媒体の送出状
    態を監視する監視手段と、 前記監視手段により監視される前記シート媒体の送出状
    態から中間転写体上に形成される画像を再転写させる再
    転写タイミングよりも遅延しているかどうかを判定する
    判定手段と、 前記判定手段により再転写タイミングよりも遅延してい
    ると判定した場合、該遅延の要因に応じて、前記シート
    媒体送出手段から送出すべきシート媒体に対して所定の
    遅延回復処理を施して前記中間転写体の画像を前記シー
    ト媒体上に再転写可能な給送状態に回復させる回復処理
    手段と、 前記判定手段により再転写タイミングよりも遅延してい
    ると判定した場合、該遅延の要因に応じて、前記シート
    媒体給送手段から給送されるシート媒体に対する前記中
    間転写体上に形成される画像の再転写させるタイミング
    を遅延させる所定の再転写処理を施す遅延転写処理手段
    と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記回復処理手段による前記所定の遅
    延回復処理は、前記遅延転写処理手段による所定の再転
    写処理よりも優先して実行することを特徴とする請求項
    13記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記所定の遅延回復処理により回復す
    る最短回復処理時間を予測する予測手段と、 前記予測手段により予測される最短回復処理時間と前記
    シート媒体に画像を再転写させる再転写予定時間とを比
    較して、該最短回復処理時間で再転写可能かどうかを判
    定する再転写判定手段とを有し、 前記遅延転写処理手段は、前記再転写判定手段により再
    転写可能でないと判定された場合、前記シート媒体給送
    手段から給送されるシート媒体に対して前記中間転写体
    上に形成される画像を再転写させるタイミングを遅延さ
    せる所定の再転写処理を施すことを特徴とする請求項1
    3記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記所定の再転写処理は、前記シート
    媒体を給送することなく、画像が転写された中間転写体
    を再転写可能タイミングまで空回動させ、再転写可能な
    タイミングで前記シート媒体給送手段から給送されるシ
    ート媒体に画像を再転写させる第1の再転写処理を含む
    ことを特徴とする請求項13〜15のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  17. 【請求項17】 画像形成部の画像形成の中断に伴い前
    記中間転写体上に形成されている残画像を回収する回収
    手段を有し、 前記所定の再転写処理は、画像が転写された中間転写体
    上の画像を前記回収手段により回収させた後、再度画像
    形成部により前記中間転写体上に形成された画像を前記
    シート媒体給送手段から給送されるシート媒体に再転写
    させる第2の再転写処理を含むことを特徴とする請求項
    13〜15のいずれかに記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記第1の再転写処理における前記中
    間転写体の回動回数は、単数回または複数回であること
    を特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 所定の再転写処理に対して前記第1ま
    たは第2の再転写処理のいずれかを選択する選択手段
    と、 前記指定手段による選択に基づき、前記所定の再転写処
    理として前記第1または第2の再転写処理のいずれかを
    前記遅延転写処理手段に対する所定の再転写処理として
    指定する指定手段と、を有することを特徴とする請求項
    13〜15のいずれかに記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記再転写判定手段により再転写可能
    でないと判定された場合、前記遅延転写処理手段による
    前記シート媒体給送手段から給送されるシート媒体に対
    する前記中間転写体上に形成される画像の再転写させる
    タイミングを遅延させる所定の再転写処理の実行を停止
    指示する指示手段を有することを特徴とする請求項13
    〜15のいずれかに記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記画像形成部を形成する画像形成デ
    バイス,前記中間転写体,前記シート媒体給送手段,前
    記シート媒体送出手段の経時変化を検出する検出手段
    と、 前記検出手段により検出される経時変化に基づいて劣化
    状態を判定する劣化判定手段と、 前記劣化判定手段による判定結果に基づいて、前記第1
    または第2の再転写処理のいずれを優先的に実行すべき
    かを判断する第1の再転写遅延処理判断手段と、を有す
    ることを特徴とする請求項13〜15のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記画像形成部に供給される現像剤の
    残量を検出する残量検出手段と、 前記残量検出手段により検出される現像剤の残量に基づ
    いて、前記第1または第2の再転写処理のいずれを優先
    的に実行すべきかを判断する第2の再転写遅延処理判断
    手段と、を有することを特徴とする請求項13〜15の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記中間転写体は、中間転写ベルトで
    あることを特徴とする請求項1,13,16,17,1
    8,20,21のいずれかに記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記画像形成部を形成する画像形成デ
    バイスは、感光体を露光する露光手段,前記感光体を帯
    電させる帯電手段,前記感光体に形成される画像を現像
    する現像手段を含むことを特徴とする請求項21記載の
    画像形成装置。
  25. 【請求項25】 中間転写体に画像形成された画像をシ
    ート媒体収納手段より給送されるシート媒体に再転写し
    て画像形成を行う画像形成部を備える画像形成装置にお
    ける給送制御方法において、 前記画像形成部による画像形成開始後、前記中間転写体
    上に形成される画像を前記シート媒体に再転写させる所
    定の再転写位置まで搬送するシート媒体送出ステップ
    と、 前記シート媒体送出ステップによる前記シート媒体の送
    出状態を監視する監視ステップと、 前記監視ステップにより監視される前記シート媒体の送
    出状態から中間転写体上に形成される画像を再転写させ
    る再転写タイミングよりも遅延しているかどうかを判定
    する判定ステップと、 前記判定ステップにより再転写タイミングよりも遅延し
    ていると判定した場合、該遅延の要因に応じて、前記シ
    ート媒体送出手段から送出すべきシート媒体に対して所
    定の遅延回復処理を施して前記中間転写体の画像を前記
    シート媒体上に再転写可能な給送状態に回復させる回復
    処理ステップと、を有することを特徴とする給送制御方
    法。
  26. 【請求項26】 中間転写体に画像形成された画像を複
    数のシート媒体収納手段より給送されるシート媒体に再
    転写して画像形成を行う画像形成部を備える画像形成装
    置における給送制御方法において、 前記画像形成部による画像形成開始後、前記中間転写体
    上に形成される画像を前記シート媒体に再転写させる所
    定の再転写位置まで搬送するシート媒体送出ステップ
    と、 各シート媒体送出ステップによる前記シート媒体の送出
    状態を監視する監視ステップと、 前記監視ステップにより監視される前記シート媒体の送
    出状態から中間転写体上に形成される画像を再転写させ
    る再転写タイミングよりも遅延しているかどうかを判定
    する判定ステップと、 前記判定ステップにより再転写タイミングよりも遅延し
    ていると判定した場合、該遅延の要因に応じて、前記シ
    ート媒体送出手段から送出すべきシート媒体に対して所
    定の遅延回復処理を施して前記中間転写体の画像を前記
    シート媒体上に再転写可能な給送状態に回復させる回復
    処理ステップと、を有することを特徴とする給送制御方
    法。
  27. 【請求項27】 前記回復処理ステップは、該遅延の要
    因が前記シート媒体の給送状態で解消できる場合、前記
    シート媒体送出ステップから送出すべきシート媒体に対
    する再送出開始タイミングを早めて前記中間転写体の画
    像を前記シート媒体上に再転写可能な給送状態に回復さ
    せることを特徴とする請求項26記載の給送制御方法。
  28. 【請求項28】 前記シート媒体収納手段から給送され
    るシート媒体を前記シート媒体搬送手段に到達するまで
    に複数枚のシート媒体を所定の停留位置に再給送可能に
    一時停留させる停留ステップを有し、 前記回復処理ステップは、該遅延のレベルが前記シート
    媒体の給送状態で解消できるレベルである場合、前記停
    留ステップにより停留するシート媒体の再送出開始タイ
    ミングを早めて前記中間転写体の画像を前記シート媒体
    上に再転写可能な給送状態に回復させることを特徴とす
    る請求項26記載の給送制御方法。
  29. 【請求項29】 前記再送出開始タイミングは、前記シ
    ート媒体搬送ステップによるシート媒体の給送開始タイ
    ミングよりも可能な限り早めることを特徴とする請求項
    27記載の給送制御方法。
  30. 【請求項30】 前記遅延の要因は、前記シート媒体送
    出手段のシート媒体送出不良に因るものであることを特
    徴とする請求項25または26記載の給送制御方法。
  31. 【請求項31】 前記シート媒体送出ステップは、シー
    ト媒体送出不良状態を検知して該シート媒体送出不良状
    態のシート媒体に対する再送出を所定回実行することを
    特徴とする請求項25または26記載の給送制御方法。
  32. 【請求項32】 前記遅延の要因は、いずれか1つのシ
    ート媒体送出ステップのシート媒体なしに因るものであ
    ることを特徴とする請求項26記載の給送制御方法。
  33. 【請求項33】 前記遅延の要因は、全てのシート媒体
    送出ステップのシート媒体なしに因るものであることを
    特徴とする請求項26記載の給送制御方法。
  34. 【請求項34】 前記遅延の要因がシート媒体の送出不
    良を解消できるかどうかを判定する遅延解消判定ステッ
    プと、 前記遅延解消判定ステップにより前記遅延の要因がシー
    ト媒体の送出不良を解消できないと判定した場合、前記
    画像形成部による画像形成を中断する中断ステップと、
    を有することを特徴とする請求項25または26記載の
    給送制御方法。
  35. 【請求項35】 前記中断ステップにより画像形成部の
    画像形成の中断に伴い前記中間転写体上に形成されてい
    る残画像を回収する回収ステップを有することを特徴と
    する請求項25または26記載の給送制御方法。
  36. 【請求項36】 前記遅延解消判定ステップによりシー
    ト媒体の送出不良を解消できないと判定した遅延の要因
    は、前記シート媒体を一時停留する停留位置で発生し得
    る停留異常に因るものであることを特徴とする請求項3
    4記載の給送制御方法。
  37. 【請求項37】 中間転写体に画像形成された画像をシ
    ート媒体収納手段より給送されるシート媒体に再転写し
    て画像形成を行う画像形成部を備える画像形成装置にお
    ける給送制御方法において、 前記画像形成部による画像形成開始後、前記中間転写体
    上に形成される画像を前記シート媒体に再転写させる所
    定の再転写位置まで搬送するシート媒体送出ステップ
    と、 前記シート媒体送出ステップによる前記シート媒体の送
    出状態を監視する監視ステップと、 前記監視ステップにより監視される前記シート媒体の送
    出状態から中間転写体上に形成される画像を再転写させ
    る再転写タイミングよりも遅延しているかどうかを判定
    する判定ステップと、 前記判定ステップにより再転写タイミングよりも遅延し
    ていると判定した場合、該遅延の要因に応じて、前記シ
    ート媒体送出手段から送出すべきシート媒体に対して所
    定の遅延回復処理を施して前記中間転写体の画像を前記
    シート媒体上に再転写可能な給送状態に回復させる回復
    処理ステップと、 前記判定ステップにより再転写タイミングよりも遅延し
    ていると判定した場合、該遅延の要因に応じて、前記シ
    ート媒体給送ステップにより給送されるシート媒体に対
    する前記中間転写体上に形成される画像の再転写させる
    タイミングを遅延させる所定の再転写処理を施す遅延転
    写処理ステップと、を有することを特徴とする給送制御
    方法。
  38. 【請求項38】 前記回復処理ステップによる前記所定
    の遅延回復処理は、前記遅延転写処理ステップによる所
    定の再転写処理よりも優先して実行することを特徴とす
    る請求項37記載の給送制御方法。
  39. 【請求項39】 前記所定の遅延回復処理により回復す
    る最短回復処理時間を予測する予測ステップと、 前記予測ステップにより予測される最短回復処理時間と
    前記シート媒体に画像を再転写させる再転写予定時間と
    を比較して、該最短回復処理時間では再転写可能かどう
    かを判定する再転写判定ステップとを有し、 前記遅延転写処理ステップは、前記再転写判定ステップ
    により再転写可能でないと判定された場合、前記シート
    媒体給送ステップから給送されるシート媒体に対して前
    記中間転写体上に形成される画像を再転写させるタイミ
    ングを遅延させる所定の再転写処理を施すことを特徴と
    する請求項37記載の給送制御方法。
  40. 【請求項40】 前記所定の再転写処理は、前記シート
    媒体を給送することなく、画像が転写された中間転写体
    を再転写可能タイミングまで空回動させ、再転写可能な
    タイミングで前記シート媒体給送ステップから給送され
    るシート媒体に画像を再転写させる第1の再転写処理を
    含むことを特徴とする請求項37〜39のいずれかに記
    載の給送制御方法。
  41. 【請求項41】 前記所定の再転写処理は、画像が転写
    された中間転写体上の画像を所定の回収手段により回収
    させた後、再度画像形成部により前記中間転写体上に形
    成された画像を前記シート媒体給送ステップにより給送
    されるシート媒体に再転写させる第2の再転写処理を含
    むことを特徴とする請求項37〜39のいずれかに記載
    の給送制御方法。
  42. 【請求項42】 前記第1の再転写処理における前記中
    間転写体の回動回数は、単数回または複数回であること
    を特徴とする請求項40記載の給送制御方法。
  43. 【請求項43】 所定の再転写処理に対して前記第1ま
    たは第2の再転写処理のいずれかを選択する選択ステッ
    プと、 前記選択ステップによる選択に基づき、前記所定の再転
    写処理として前記第1または第2の再転写処理のいずれ
    かを前記遅延転写処理ステップに対する所定の再転写処
    理として指定する指定ステップと、を有することを特徴
    とする請求項37記載の給送制御方法。
  44. 【請求項44】 前記再転写判定ステップにより再転写
    可能でないと判定された場合、前記遅延転写処理ステッ
    プによる前記シート媒体給送手段から給送されるシート
    媒体に対する前記中間転写体上に形成される画像の再転
    写させるタイミングを遅延させる所定の再転写処理の実
    行を停止指示する指示ステップを有することを特徴とす
    る請求項37記載の給送制御方法。
  45. 【請求項45】 前記画像形成部を形成する画像形成デ
    バイス,前記中間転写体,前記シート媒体給送手段,前
    記シート媒体送出手段の経時変化を検出する検出ステッ
    プと、 前記検出ステップにより検出される経時変化に基づいて
    劣化状態を判定する劣化判定ステップと、 前記劣化判定ステップによる判定結果に基づいて、前記
    第1または第2の再転写処理のいずれを優先的に実行す
    べきかを判断する第1の再転写遅延処理判断ステップ
    と、を有することを特徴とする請求項37記載の給送制
    御方法。
  46. 【請求項46】 前記画像形成部に供給される現像剤の
    残量を検出する残量検出ステップと、 前記残量検出ステップにより検出される現像剤の残量に
    基づいて劣化状態を判定する劣化判定ステップと、 前記劣化判定ステップによる判定結果に基づいて、前記
    第1または第2の再転写処理のいずれを優先的に実行す
    べきかを判断する第2の再転写遅延処理判断ステップ
    と、を有することを特徴とする請求項37記載の給送制
    御方法。
  47. 【請求項47】 前記中間転写体は、中間転写ベルトで
    あることを特徴とする請求項27,37,40,41,
    42,44,45のいずれかに記載の給送制御方法。
  48. 【請求項48】 前記画像形成部を形成する画像形成デ
    バイスは、感光体を露光する露光手段,前記感光体を帯
    電させる帯電手段,前記感光体に形成される画像を現像
    する現像手段を含むことを特徴とする請求項45記載の
    給送制御方法。
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