JP5239839B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、シートバックとヘッドレストを有する乗物用シートに関する。
乗物用シートは、例えば、シートバックと、そのシートバックのサポートに挿入されるステーと、ステーを介してシートバックに取付けられるヘッドレストを有している(特許文献1参照)。ヘッドレストは、ステーの上部に取付けられる基部材と、基部材に前後動可能に連結される移動部材と、移動部材を基部材に対して前方へ付勢する付勢部材と、移動部材を初期位置に保持するロック装置と、ロック装置をロック解除する解除機構を有している。解除機構は、ステーに挿入される作動ロッドを有しており、作動ロッドは、ステー内においてシートバックから延出するケーブルの端部と当接する。したがってケーブルを操作することで作動ロッドが操作され、ロック装置がロック解除される。これにより移動部材が付勢部材によって前方に移動し、ヘッドレストが使用者の頭部に近接する。
国際公開第2008/026362号パンフレット
しかしケーブル(シートバック側部材)と作動ロッド(ヘッドレス側部材)は、外側から視認できないステー内において当接している。そのためケーブルと作動ロッドが確実に当接状態(干渉状態)にあるか否かを確認することが容易でない。そこで本発明は、ステー内のシートバック側部材とヘッドレス側部材が干渉状態にあるか否かを確認し得る乗物用シートを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える乗物用シートであることを特徴とする。請求項1に記載の発明によると、ステーをサポートに対して調節可能に位置決めする位置調節機構と、ステーのサポートに対する抜けを防止する抜止機構と、ステー内において干渉し得るシートバック側部材とヘッドレスト側部材を有している。位置調節機構は、ステーのサポートに対する上方への移動を許容しかつ下方への移動を規制し、かつ移動規制を解除することでステーのサポートに対する下方への移動を許容する構成になっている。ステーには、シートバック側部材とヘッドレスト側部材の干渉状態を確認するための確認孔が形成されている。位置調節機構によってステーがサポートに対して位置調節される範囲において、確認孔がシートの外方から見えない埋設位置に位置する。そして位置調節される範囲を超えてステーが上方に移動されかつ抜止機構によってサポートから抜止めされる範囲において、確認孔がシートの外方から見える露出位置に位置する。
したがってヘッドレストは、位置調節機構によってシートバックに対して位置調節され得る(通常使用状態)。そしてこの時、確認孔は、埋設位置に位置する。そのため確認孔によってシートの美観が損なわれることが防止され得る。またヘッドレストは、抜止機構によってシートバックから抜けることが防止され得る(抜止状態)。そしてこの時、確認孔は、露出位置に位置する。そのため確認孔を通してシートバック側部材とヘッドレス側部材が干渉しているか否かを確認できる。そのためステーをサポートに一度組付けた後であっても、上記干渉状態を確認することができる。
請求項2に記載の発明によると、第一組のステーとサポートと、第二組のステーとサポートを有している。第一組側に位置調節機構が設けられ、第二組側に抜止機構が設けられる。シートバック側部材とヘッドレスト側部材が第二組側のステー内において干渉し得る位置となり、かつ第二組側の第二のステーに確認孔が形成されている。したがって一つの組に両機構が設けられる形態に比べて、本発明は簡易な構成になる。またシートバック側部材とヘッドレスト側部材は、位置調節機構に比べて簡易な構成になり得る抜止機構を有する第二組側に設けられている。そのため第一組側にこれらを設ける場合に比べて、これらがステー内に挿通されやすい。
請求項3に記載の発明によると、ヘッドレストは、ステーに取付けられる基部材と、基部材に対して前後動可能に連結される移動部材と、移動部材を基部材に対して前方へ付勢する付勢部材と、移動部材を基部材に対して初期位置に保持する初期位置保持機構と、初期位置保持機構をロック解除する解除機構を有している。解除機構は、ヘッドレスト側部材を一構成部材として有している。シートバック側部材は、シーバックに設けられるケーブルであって、ケーブルの端部がサポートに仮係止された状態で、サポートにステーが挿入されると、ケーブルの端部がステーに本係止され、かつケーブルの端部がステー内においてヘッドレスト側部材に当接する。
したがって確認孔によってヘッドレスト側部材とケーブルの当接状態を確認することができる。そしてこれら当接状態を確認することで、ケーブルがサポートからステーに係止されたことも確認できる。またケーブルを操作することでヘッドレストは、移動部材が前方に移動して使用者の頭部に近接する。これによりヘッドレストは、使用者の鞭打ちを抑制し得る。
本発明の実施の形態を図1〜9にしたがって説明する。乗物用シート1は、図1に示すように自動車等の乗物に搭載されるシートであって、シートクッション9とシートバック2とヘッドレスト3を有している。シートクッション9とシートバック2の間には、これらを角度調整可能に連結するリクライニング装置20が設けられている。
シートバック2は、図1に示すように枠状のフレーム2aと、フレーム2aに装着されるパッド2fと、パッド2fの外表面を覆う表皮2gを有している。フレーム2aは、左右一対のサイドフレーム2bと、サイドフレーム2bの上部間を連結するアッパフレーム2cと、サイドフレーム2bの下部間を連結するアンダーフレーム2dを有している。
ヘッドレスト3は、図1,2に示すように基部材10と、基部材10に対して前後動する移動部材11を有している。基部材10の左右両側の取付部10cには、ステー4,7が取付けられる。移動部材11は、前部材11aと後部材11dを有している。前部材11aと後部材11dは、組付けられることで箱状になって基部材10を収容する。移動部材11の外周には、図示省略パッドと表皮が装着される。前部材11aと基部材10の間には、これらを相対的に移動可能に連結する連結機構22が設けられる。
連結機構22は、図2,8に示すように前部材11aと基部材10を回動可能に連結する連結リンク12と、スライド可能に連結するスライド機構23を有している。連結リンク12は、一対の連結部12aと回動軸12bを有している。連結部12aは、ピン15によって基部材10側に回動可能に連結される。回動軸12bは、前部材11aに設けられた取付部11bに回動可能に取付けられる。
スライド機構23は、図2,8に示すようにピン14とスライド溝10aを有している。ピン14は、前部材11aの裏面に形成された一対の突部11cに挿通される。スライド溝10aは、基部材10の左右の壁部10bに貫通孔状に形成される。スライド溝10aは、上下および前後方向に略円弧状に延出しており、ピン14が挿通され、ピン14を移動可能に案内支持する。
基部材10には、図2,8に示すように移動部材11を後位置である初期位置(通常使用位置)に保持する初期位置保持機構24と、移動部材11を前方に付勢する付勢部材13が設けられている。付勢部材13は、コイルスプリングであって、上端部13aがピン15に係止され、下端部13bがピン14に係止される。付勢部材13は、移動部材11が初期位置に保持された状態で弾性的に伸ばされる。
初期位置保持機構24は、図8,9に示すように基部材10に回動可能に取付けられる第一フック16と第二フック17を有している。第一フック16は、付勢部材26によって時計回りに付勢されて第二フック17に係止する。第二フック17は、ピン14を保持して、移動部材11を初期位置に保持する。第一フック16が付勢部材26に抗して反時計回りに回転された場合は、第二フック17が付勢部材27によって反時計回りに回転し、ピン14を解放する。これによりピン14が付勢部材13によってスライド溝10aに沿って前上方に移動し、移動部材11が前上方に移動する。
ヘッドレスト3には、図2に示すように初期位置保持機構24を解除する解除機構25が設けられている。解除機構25は、作動ロッド(ヘッドレスト側部材)18と操作軸部材19を有している。作動ロッド18は、金属製の棒部材であって、本体部18aと折返し部18bと係止部18cを一体に有している。本体部18aは、図5に示すようにステー4の軸孔4aに挿通される。折返し部18bは、本体部18aの上端部から折返して、ステー4の外側において下方に延出する。係止部18cは、折返し部18bの下端から操作軸部材19側に延出して操作軸部材19のアーム19aに係止される。
操作軸部材19は、図2に示すように筒形状であって、基部材10の貫通孔10dに回動可能に取付けられる。操作軸部材19は、一端部外周面から後方に延出するアーム19aと、中央部外周面から上方に突出する凸部19bを有している。アーム19aには、作動ロッド18の係止部18cが係止される。したがって作動ロッド18が上方に移動すると、操作軸部材19が回転し、凸部19bが第一フック16を押す。これにより初期位置保持機構24がロック解除され得る。
図1に示すようにシートバック2のアンダーフレーム2dには、検知装置21が取付けられる。検知装置21は、傾動部材21aとリンク21bとアーム21cを有している。傾動部材21aは、下端部を支点として上端部が前後に傾動する。リンク21bは、前端部が傾動部材21aの上部に連結され、傾動部材21aの前後動に連動して後端部が上下動する。アーム21cは、リンク21bの後端部に連結され、リンク21bの回動に連動してピン21c1を中心に回動する。
アーム21cの先端部には、図1に示すようにケーブル6のインナケーブル6bが連結される。したがって乗物が後方から衝撃を受け、使用者の体重が慣性力によってシートバック2に加わると、傾動部材21aがその力によって後方に傾動する。そしてリンク21bの後部が上方に移動し、アーム21cが反時計回りに回動し、アーム21cがインナケーブル6bを下方に引っ張る。
ケーブル(シートバック側部材)9は、図1,3に示すようにインナケーブル6bと、インナケーブル6bが挿通されるアウタケーブル6aを有している。アウタケーブル6aの下端部は、アンダーフレーム2dに取付けられる。インナケーブル6bの下端部は、アーム21cに取付けられる。アウタケーブル6aは、上部に一対のスリット6a1と、円柱状の軸先端部6a2を有している。スリット6a1は、アウタケーブル6aの軸中心を挟んだ両側面に形成され、軸方向に延出している。
インナケーブル6bの上端部には、図3に示すようにピン6cが取付けられる。ピン6cは、金属製であって、インナケーブル6bの上部に略直交している。ピン6cの両端部は、アウタケーブル6aのスリット6a1を貫通している。したがってピン6cは、スリット6a1によって上下動可能に案内支持される。ケーブル6の上端部は、先ずピン6cによってシートバック2に設けられたサポート5に仮係止される。続いて、図4に示すようにサポート5にステー4を挿入することで、ステー4に本係止される。
図1,5に示すようにシートバック2のアッパフレーム2cに一対のブラケット2eが取付けられる。ブラケット2eには、サポート5,8が取付けられ、サポート5,8の上部にキャップ34,35が装着される。ブラケット2eは、金属製であって断面長方形の筒形状を有している。サポート5,8は、樹脂製であって筒形状を有しており、ブラケット2eに嵌合される。
サポート5は、図3,4に示すように軸孔5aと一対の張出部5dを有している。張出部5dは、軸孔5aを挟んだサポート5の外周面の両側位置から径方向に張出し、サポート5の下端部から上方に延出している。サポート5には、ピン6cが挿通される一対の案内溝5bと一対の仮係止溝5cが形成されている。案内溝5bは、軸孔5aから張出部5dに張出し、かつサポート5の下端から張出部5dに沿って上方に延出している。
仮係止溝5cは、図3,4に示すようにサポート5の軸孔5aと外周面を貫通しており、第一スリット部5c1と第二スリット部5c2を有している。第一スリット部5c1は、案内溝5bから連続して上下方向に延出している。第二スリット部5c2は、第一スリット部5c1の上端部から曲線状に折り返して下方に延出している。
サポート5,8に挿入されるステー4,7は、金属製であって、図2,3に示すように筒形状を有している。ステー4の下部には、ケーブル6が係止される一対の本係止溝4bが形成されている。本係止溝4bは、ステー4の左右両側に形成されており、ステー4の外周面と軸孔4aを貫通している。本係止溝4bは、ステー4の下端から上方および水平方向に曲線状に延出している。
ケーブル6をサポート5に仮係止する場合は、図3,4に示すようにケーブル6をサポート5の下方から挿入する。これによりピン6cが案内溝5bと仮係止溝5cに案内されて移動して、ピン6cが第二スリット部5c2に仮係止される。その結果、ケーブル6は、サポート5に対して脱落不能になる。
次に、図3,4に示すようにステー4をサポート5に挿入する。これによりステー4の本係止溝4bにピン6cが受け入れられ、ピン6cが本係止溝4bに沿って移動する。ピン6cは、回転しつつ上下動して、本係止溝4bの基端部から先端部に移動する。同時にピン6cは、仮係止溝5cの第二スリット部5c2から第一スリット部5c1または案内溝5bに移動する。これによりピン6cは、本係止溝4bに係止する。かくしてケーブル6は、サポート5からステー4に係止移動する。
図3,4に示すようにステー4の軸孔4aには、作動ロッド18の本体部18aが挿通されている。ステー4をサポート5に挿入すると、ケーブル6の軸先端部6a2がステー4の軸孔4aに突入する。そしてケーブル6の軸先端部6a2と作動ロッド18の本体部18aの先端が当接する、あるいは力伝達可能に近接する(干渉状態)。
そのため図1に示すように検知装置21がインナケーブル6bを引っ張ると、インナケーブル6bが下方に引っ張られる。しかしインナケーブル6bの上端部がステー4に係止されているため、アウタケーブル6aがインナケーブル6bに対して相対的に上方に移動する。これによりアウタケーブル6aが作動ロッド18を押し上げ、初期位置保持機構24が解除される。かくして図8,9に示すように付勢部材13の付勢力によって移動部材11が前方に移動し、ヘッドレスト3が使用者の頭部に近接する。その結果、ヘッドレスト3によって使用者の鞭打ちが抑制され得る。
図5〜7に示すようにステー7とサポート8の間には、位置調節機構33が設けられている。位置調節機構33は、ステー7に形成された溝7a,7bと、サポート8側に設けられたボタン30を有している。ボタン30は、キャップ34に移動可能に装着される。ボタン30は、キャップ34内に設けられたばね31によって付勢され、ボタン30の先端部30aがキャップ34の側面に形成された開口部35aから突出している。
図5,6に示すようにボタン30の基部には、金属製の爪32が設けられている。爪32は、ばね31の付勢力を利用してステー7の溝7a,7bに係止し得る。溝7a,7bは、ステー7に上下に並設されている。溝7bは、ステー7の外周面に略直交する上面7b1と、斜めに延設される斜面7b2を有している。溝7bの深さは、上部が深く、下部が除々に浅くなっている。そのため溝7bに爪32が係止した状態において、ステー7は、サポート8に対して上方に移動許容されるが、下方への移動は規制される。
一番下の溝7aは、図5,6に示すようにステー7の外周面に略直交する上面7b1と下面7a2を有している。したがって溝7aに爪32が係止すると、ステー7は、サポート8に対して上下いずれにも移動規制される。そのためステー7は、溝7aに爪32が係止するまで、サポート8に対して上方に移動され得る。そしてボタン30をばね31に抗して押すことで、爪32が溝7a,7bから係止解除される。これによりステー7は、サポート8に対して下方に移動され得る。かくしてヘッドレスト3は、位置調節機構33によって位置調節され得る。
ステー4とサポート5の間には、図5〜7に示すように抜止機構29が設けられている。抜止機構29は、ステー4に形成された抜止溝4dと、サポート5に設けられた抜止ピン28を有している。抜止ピン28は、弾性変形可能な金属製であって、第一片28aと連結片28bと第二片28cを有している。第一片28aと第二片28cは、サポート5に形成された開口部5e,5fに位置してステー4の外周面に当接する。連結片28bは、第一片28aと第二片28cの端部間を連結してサポート5の外周面に延設される。そのため抜止ピン28は、サポート5に対して上下方向に移動規制された状態でステー4に当接する。
抜止溝4dは、図3に示すようにステー4の外周面に略直交する下面7d2と、斜めに延設される斜面4d1を有している。抜止溝4dの深さは、下部が深く、上部が除々に浅くなっている。抜止溝4dが図6に示すようにサポート5の開口部5fに位置すると、抜止溝4dに抜止ピン28が係止する。この状態でステー4は、抜止ピン28によってサポート5に対する上方への移動が規制される。そのためステー4がサポート5から上方へ抜けることが防止される。一方、ステー4は、サポート5に対する下方への移動が許容される。そのためステー4は、下方に移動され得る。
図4,7に示すようにステー4には、確認孔4cが形成されている。確認孔4cは、作動ロッド18とケーブル6が当接し得る状態か否かを確認するために設けられており、これらが当接する位置に設けられている。確認孔4cは、ステー4の外周面と軸孔4aを貫通し、軸方向に長い。図5に示すように通常使用状態において、確認孔4cは、外から見えない埋設位置に位置する。一方、図7に示すように通常使用状態よりもヘッドレスト3をシートバック2よりも上方へ移動させることで、確認孔4cは、外から見える露出位置に移動する。
すなわちヘッドレスト3は、位置調節機構33によってシートバック2に対して位置調節されて使用される(通常使用状態)。この時、確認孔4cは、キャップ34よりも下方に位置し、かつサポート5内に位置する。そのため確認孔4cは、シートの外から視認できない埋設位置に位置する。かくして確認孔4cが埋設位置に位置するために、確認孔4cによってシートの美観が損なわれることが防止され得る。
図7に示すようにボタン30を押しつつ、位置調節範囲を超えてヘッドレスト3を上方へ移動させた場合は、抜止機構29によってステー4がサポート5から抜け防止される(抜止状態)。この時、確認孔4cは、キャップ34よりも上方の露出位置に位置し、シートの外から視認できる。したがって確認孔4cを通して、ケーブル6と作動ロッド18の干渉状態(当接状態または近接状態)を確認することができる。そのためステー4,7をサポート5,8に一度組付けた後であっても、上記干渉状態を確認することができる。
また乗物用シート1は、図5,7に示すように第一組のステー7とサポート8と、第二組のステー4とサポート5を有している。第一組側に位置調節機構33が設けられ、第二組側に抜止機構29が設けられる。ケーブル(シートバック側部材)6と作動ロッド(ヘッドレスト側部材)18が第二組側のステー4内において干渉し得る位置となり、かつ第二組側の第二のステー4に確認孔4cが形成されている。
したがって一つの組に両機構(29,33)が設けられる形態に比べて、本形態は簡易な構成になる。またケーブル6と作動ロッド18は、位置調節機構33に比べて簡易な構成になり得る抜止機構29を有する第二組側に設けられている。そのため第一組側にこれらを設ける場合に比べて、これらがステー4内に挿通されやすい。
また図4に示すようにケーブル(シートバック側部材)6の端部がサポート5に仮係止された状態で、サポート5にステー4が挿入されると、ケーブル6の端部がステー4に本係止され、かつケーブル6の端部がステー4内において作動ロッド(ヘッドレスト側部材)18に当接する。
したがって確認孔4cによって作動ロッド18とケーブル6の当接状態を確認することができる。そしてこれら当接状態を確認することで、ケーブル6がサポート5からステー4に係止されたことも確認できる。またケーブル6を操作することでヘッドレスト3は、移動部材11が前方に移動して使用者の頭部に近接する(図9参照)。これによりヘッドレスト3は、使用者の鞭打ちを抑制し得る。
(他の実施の形態)
本発明は、上記実施の形態に限定されず、以下の形態等であっても良い。
(1)上記実施の形態は、ステー4内において当接(干渉)するケーブル(シートバック側部材)6と作動ロッド(ヘッドレスト側部材)18を有している。しかし力を伝達するためにステー内において連結(干渉)される一組のケーブル(シートバック側部材とヘッドレスト側部材)を有する形態、あるいは電力あるいは電気信号を流すためにステー内において連結(干渉)される一組の電気ケーブル(シートバック側部材とヘッドレスト側部材)を有する形態等であっても良い。
(2)上記実施の形態のケーブル6は、インナケーブル6bとアウタケーブル6aを有し、インナケーブル6bがピン6cによってサポート5からステー4に係止され、アウタケーブル6aがステー4内において移動する。しかしアウタケーブルにピンが設けられ、アウタケーブルがサポートからステーに係止され、インナケーブルがステー内を移動する形態等であっても良い。
(3)上記実施の形態の位置調節機構33は、溝7a,7bの形状によってサポート8に対するステー7の上方への移動を許容しかつ下方への移動を規制する。しかし歯車等を有するワンウェイ機構によって、サポートに対するステーの上方への移動許容しかつ下方への移動を規制する形態であっても良い。
(4)上記実施の形態のケーブル6の一端部は、サポート5に仮係止され、その後にステー4に本係止される。しかしケーブルの一端部がサポートまたはステーのみに直接係止される形態等であっても良い。
(5)上記実施の形態の確認孔4cは、埋設位置においてサポート5内に位置する。しかし確認孔が埋設位置においてサポートよりも下側に位置する形態等であっても良い。
(6)上記実施の形態は、ステー4とサポート5の間に抜止機構29を有し、ステー7とサポート8の間に位置調節機構33を有している。しかし抜止機構と位置調節機構が同じ側のステーとサポートに設けられる形態であっても良い。
乗物用シートの一部斜視図である。 ヘッドレストの分解斜視図である。 一つのサポートの近傍における乗物用シートの一部分解斜視図である。 組付途中におけるサポートとケーブルとステーの一部斜視図である。 ヘッドレストが位置調節範囲にある際の乗物用シートの一部正面図である。 図5のVI―VI線断面矢視図である。 ステーが抜止された状態の乗物用シートの一部正面図である。 移動部材が初期位置に保持された際のヘッドレストの断面図である。 移動部材が前方位置に移動した際のヘッドレストの断面図である。
符号の説明
1…乗物用シート
2…シートバック
3…ヘッドレスト
4,7…ステー
4c…確認孔
5,8…サポート
6…ケーブル(シートバック側部材)
6a…アウタケーブル
6b…インナケーブル
7a,7b…溝
9…シートクッション
10…基部材
11…移動部材
12…連結リンク
13,26,27…付勢部材
18…作動ロッド(ヘッドレスト側部材)
19…操作軸部材
21…検知装置
24…初期位置保持機構
25…解除機構
28…抜止ピン
29…抜止機構
30…ボタン
33…位置調節機構
34,35…キャップ

Claims (3)

  1. シートバックと、そのシートバックのサポートに挿入されるステーと、そのステーを介して前記シートバックに取付けられるヘッドレストを有する乗物用シートであって、
    前記ステーを前記サポートに対して調節可能に位置決めする位置調節機構と、前記ステーの前記サポートに対する抜けを防止する抜止機構と、前記ステー内において干渉し得るシートバック側部材とヘッドレスト側部材を有し、
    前記位置調節機構は、前記ステーの前記サポートに対する上方への移動を許容しかつ下方への移動を規制し、かつ前記移動規制を解除することで前記ステーの前記サポートに対する下方への移動を許容する構成になっており、
    前記ステーには、前記シートバック側部材と前記ヘッドレスト側部材の干渉状態を確認するための確認孔が形成されており、
    前記位置調節機構によって前記ステーが前記サポートに対して位置調節される範囲において、前記確認孔が前記シートの外方から見えない埋設位置に位置し、前記位置調節される範囲を超えて前記ステーが上方に移動されかつ前記抜止機構によって前記サポートから抜止めされる範囲において、前記確認孔が前記シートの外方から見える露出位置に位置することを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    第一組のステーとサポートと、第二組のステーとサポートを有し、
    前記第一組側に位置調節機構が設けられ、
    前記第二組側に抜止機構が設けられ、
    シートバック側部材とヘッドレスト側部材が前記第二組側の前記ステー内において干渉し得る位置となり、かつ前記第二組側の前記第二のステーに確認孔が形成されていることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項1または2に記載の乗物用シートであって、
    ヘッドレストは、ステーに取付けられる基部材と、前記基部材に対して前後動可能に連結される移動部材と、前記移動部材を前記基部材に対して前方へ付勢する付勢部材と、前記移動部材を前記基部材に対して初期位置に保持する初期位置保持機構と、前記初期位置保持機構をロック解除する解除機構を有し、
    前記解除機構は、ヘッドレスト側部材を一構成部材として有し、
    シートバック側部材は、シーバックに設けられるケーブルであって、前記ケーブルの端部が前記サポートに仮係止された状態で、前記サポートに前記ステーが挿入されると、前記ケーブルの端部が前記ステーに本係止され、かつ前記ケーブルの端部が前記ステー内において前記ヘッドレスト側部材に当接することを特徴とする乗物用シート。

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