JP5226861B2 - 結露試験装置及び結露試験方法 - Google Patents

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Description

本発明は、結露試験装置及び結露試験方法に関するものである。
従来、下記特許文献1〜3に開示されているように、結露試験を行うことが可能な結露試験装置が知られている。
特許文献1に開示された結露試験装置は、断熱パネルによって構成された全体槽を有する。この全体槽には、試験室と低温側調整槽と高温側調整槽とが含まれている。低温側調整槽は、試験室の下側に配設されており、低温低湿度の空気を生成する。試験室の床面パネルには、試験室と低温側調整槽との間で空気の循環/遮断を行うための導入口ダンパー及び排出口ダンパーが設けられている。一方、高温側調整槽は、試験室の背面側に配設されており、高温高湿度の空気を生成する。試験室の背面パネルには、試験室と高温側調整槽との間で空気の循環/遮断を行うための導入口ダンパー及び排出口ダンパーが設けられている。そして、この結露試験装置では、各調整槽で生成された空気を試験室に導入するタイミングを調整することにより、試験室内を結露環境下に調整している。
一方、特許文献2に開示された結露環境試験装置は、装置本体を有し、この装置本体内が仕切り板によって空調室と試験室とに仕切られた構成となっている。空調室には、加湿器、蒸発器及び加熱器が配設されており、試験室の試料台には、冷却器が配設されている。仕切り板には、空調室で所定の温度及び湿度に調整された空気を試験室内に導入させるための導入口と、試験室内の空気を空調室に戻すための排出口とが設けられている。そして、この結露環境試験装置では、結露制御器によって加湿器及び冷却器を制御するとともに、蒸発器及び加熱器を制御することにより、試料台上の供試体上で結露を生じさせることができる。
また、特許文献3に開示された結露試験装置では、装置本体内が試験室と空調室とに仕切られている。装置本体内には、定露点発生装置と冷風発生器とが設けられている。この定露点発生装置で生成された湿り空気と、冷風発生装置で生成された低温空気とは、ダクトによって試験室内に導入される。これにより、試験室内の試料台上に載置された供試体上で結露を生じさせることができる。
特開2007−271551号公報 特許第3113823号公報 特開平5−164684号公報
特許文献1及び2の試験装置では、試験室と空調室(又は調整槽)との間で空気が循環する。しかしながら、これらの試験装置では、試験室内において空気の流れを正確にコントロールすることは困難なため、供試体上の結露をほぼ均一な状態に維持することは困難である。
一方、特許文献3の試験装置では、温度及び湿度が調整された空気がダクト内を流れて試験室内の試料台上に導かれるので、ダクトを流れてきた空気を直接、供試体に当てることができる。このため、供試体の温度を試験室全体の温度よりも低温にすることができて、供試体に結露を発生させることができる。しかしながら、ダクトの出口が供試体のすぐ上に位置しているので、ダクト内で生じた結露水が供試体上に落ちる虞がある。このため、供試体上の結露をほぼ均一な状態に維持することは困難である。
また、特許文献1から3の何れの試験装置も試験室と空調室とが一体的に形成される構成なので、空調室の振動が試験室内に伝わってしまい、これにより、結露粒が融合したり、流れたりして供試体の結露状態に影響を及ぼす虞がある。このため、供試体が振動を受けることによっても、供試体上の結露をほぼ均一な状態に維持することは困難となる。
本発明の目的は、供試体上の結露をほぼ均一な状態に維持することが可能な結露試験装置及び方法を提供することである。
本発明の一局面に従う結露試験装置は、結露試験を行うための装置であって、空気の温度及び湿度を所定の温度及び湿度に調整可能な調整部と、供試体を載置可能な載置面を有し且つ前記載置面を冷却可能な試料台を備え、前記調整部とは別個に設置される試験槽と、前記調整部と前記試験槽とを繋ぐダクトと、を備え、前記試験槽は、前記ダクトを通して前記試験槽内に流入した空気が前記試料台の側方から前記試料台上に流れる際に、前記試料台における風上側の端部の真上の位置において前記空気を所定の角度で下向きに傾斜した方向に導く導風部材を備えている結露試験装置である。
また、本発明の一局面に従う結露試験方法は、結露試験を行う方法であって、調整部内において、空気の温度及び湿度を所定の温度及び湿度に調整し、前記調整部からダクトを通して試験槽に空気を導入し、前記試験槽内において、供試体が載置された試料台の載置面を冷却し、前記試験槽内において、前記試料台の側方から、前記試料台における風上側の端部の真上の位置において所定の角度で下向きに傾斜した方向に空気を導いて、前記試料台上に空気を流し、前記供試体上に結露を生じさせる結露試験方法である。
本発明の第1実施形態に係る結露試験装置を概略的に示す図である。 前記結露試験装置において、供試体に向かう空気の流れを説明するための図である。 風向きと結露量の変動幅との関係(一例)を示す図である。 (a)供試体の風上側での表面の結露を示す図であり、(b)供試体の風下側での表面の結露を示す図である。 (a)(b)(c)風向きによる境界層の影響を説明するための図である。 (a)(b)風速0.2m/s未満の場合での結露状態の時間変化を説明するための図である。 風速と結露の粒径のばらつきとの関係(角度5度の場合の結果の一例)を示す特性図である。 風速と結露の粒径のばらつきとの関係(角度30度の場合の結果の一例)を示す特性図である。 前記結露試験装置による結露試験方法の手順を説明するためのフロー図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る結露試験装置を概略的に示す図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る結露試験装置を概略的に示す図である。 本発明の第2実施形態に係る結露試験装置を概略的に示す図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る結露試験装置を概略的に示す図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る結露試験装置を概略的に示す図である。 ワイブルプロットによる再現性確認のための実験結果の一例を示す特性図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように第1実施形態に係る結露試験装置10は、調整部の一例としての調整槽12と、試験槽14と、これらを繋ぐダクト17,18とを備えている。
調整槽12は、試験槽14に供給される空気の温度及び湿度を所定の温度及び湿度に調整するためのセクションである。調整槽12は、中空状のケーシング21を備えている。ケーシング21の底部には、脚部21aが設けられており、この脚部21aは接地している。
ケーシング21内には、仕切り板23が鉛直方向に延びるように配設されており、この仕切り板23によって、調整槽12内は、調整空間SAとバッファ空間SBとに仕切られている。仕切り板23には、2つの連通孔23a,23bが設けられている。一方の連通孔23aは仕切り板23の上端部に位置し、他方の連通孔23bは仕切り板23の下端部に位置している。
調整空間SAには、加湿器25と、冷却器27と、加熱器29と、送風機31とが配設されている。送風機31は、調整空間SAの上端部に配設されており、温度及び湿度が調整された空気をバッファ空間SBに向けて吹き出す。これにより、調整槽12内では、上側の連通孔23a及び下側の連通孔23bを通して、調整空間SAとバッファ空間SBとの間で空気が循環する。なお、送風機31は、送風量が可変のものでもよく、あるいは一定風量のものでもよい。
バッファ空間SBには、何も配設されていない。バッファ空間SBには、その上端部の連通孔23aから空気が流入する。そして、バッファ空間SB内の空気は、下端部の連通孔23bから流出して調整空間SAに戻る。バッファ空間SB内には空気が流通しているが、バッファ空間SB内の圧力はほぼ安定している。ケーシング21の側壁部には、バッファ空間SBに臨む位置に流出口21bと流入口21cとが形成されている。流出口21bは、仕切り板23に形成された上側の連通孔23aよりも下方に位置し、流入口21cは、流出口21bよりも下方に位置する。
試験槽14は、供試体Wの結露試験を行うセクションである。試験槽14は、中空状のケーシング35を備えている。試験槽14のケーシング35は、例えば矩形状に形成された底部36と、底部36の周縁部から立ち上がるように設けられる側壁部37a,37bと、側壁部37a,37bの上端部に架渡されるように設けられる天井部38とを備えている。
1つの側壁部(図1の左側の側壁部)37aには、ケーシング35内に空気を導入するための導入口37cと、ケーシング35内の空気を排出するための導出口37dとが形成されている。導入口37cは、導出口37dよりも上側に位置している。側壁部37aには、導入口37cから調整槽12の流出口21bに繋がる上流側ダクト17が接続されている。また側壁部37aには、導出口37dから調整槽12の流入口21cに繋がる下流側ダクト18が接続されている。これにより、バッファ空間SB内の空気は、上流側ダクト17を通して試験槽14内に導入され、試験槽14内の空気は、下流側ダクト18を通してバッファ空間SBに戻される。上流側ダクト17は、例えば1.5m〜2m程度の長さを有する。
試験槽14の導入口37cは、調整槽12の流出口21bよりも上方に位置している。言い換えると、上流側ダクト17の上流側端部は、上流側ダクト17の下流側端部よりも低い位置に配設されている。このため、上流側ダクト17を流れる空気は上方に向かって流れることになり、ダクト17内で結露した場合には、結露水はダクト17を伝って調整槽12に流れる。また、加湿器25で発生し、空気中を浮遊する水粒子は、慣性力によってダクト17の壁面に付着するが、この水粒子は、前記結露水と合流して同様に調整槽12に流れる。したがって、結露水が試験槽14内に流れ込むのを防止することができる。
ケーシング35の底部36には、脚部36aが設けられており、この脚部36aは接地している。すなわち、試験槽14と調整槽12とは、それぞれ別個に設置されている。そして、試験槽14と調整槽12とはダクト17,18によって互いに連結されている。このため、調整槽12の振動が試験槽14には伝わり難くなっている。
試験槽14内は試験空間STとして形成されている。そして、試験槽14内には、仕切り部材41と、試料台43と、第1ファン45と、整風板47と、第2ファン49と、フィン51とが配設されている。仕切り部材41は、導入口37cと導出口37dとの間の高さ位置において、導入口37c及び導出口37dを有する側壁部37aから、その対向する側壁部37bに向かって延びる姿勢で配設された板状の部材である。仕切り部材41と対向側壁部37bとの間には、所定幅の間隙が形成されていて、この間隙を通して仕切り部材41の上側の上流側空間SUと、仕切り部材41の下側の下流側空間SDとが連通している。上流側空間SUには、導入口37cを通して調整槽12からの空気が導入される。下流側空間SDの空気は、導出口37dを通して排出され、この空気は調整槽12に戻される。なお、下流側ダクト18を省略し、試験槽14の導出口37dから排出される空気が外部に排出されて調整槽12には戻らない構成としてもよい。
仕切り部材41には、開口部が形成されており、試料台43はこの開口部に下から嵌め込まれている。そして、試料台43の上面である載置面43aは水平になっていて、試験空間STの上流側空間SUに面している。試料台43は、熱伝導率の高い材質で構成されているが、仕切り部材41との間に隙間が形成される等により、試料台43の熱が仕切り部材41に伝わり難いようになっている。
試料台43は、ペルチエ素子が含まれる加熱冷却部43bを備え、この加熱冷却部43bによって載置面43aを加熱可能又は冷却可能に構成されている。すなわち、試料台43は、載置面43a上の供試体Wを加熱又は冷却する加熱冷却プレートとして機能する。加熱冷却部43bには、多数のフィン51が熱的に接続されており、このフィン51は下流側空間SDに配設されている。これにより、上流側空間SUを通過した空気がフィン51間を流通する。すなわち、加熱冷却部43bのペルチエ素子が試料台43の載置面43aを冷却するように機能するときには、ペルチエ素子の放熱部の熱が伝わるフィン51によって下流側空間SD内の空気を加熱する。
第1ファン45は、上流側空間SUに配設されている。より具体的には、第1ファン45は、試験槽14内における導入口37cのすぐ内側に配設されている。第1ファン45は、送風量を可変なファンによって構成されている。
なお、第1ファン45は、上流側ダクト17の下流側に位置する上流側空間SU内に配設される構成に限られるものではない。例えば、第1ファン45は、上流側ダクト17の上流側であるバッファ空間SB内に配設されていてもよい(図11参照)。この場合には、第1ファン45は、調整槽12の流出口21bを覆うように設けられることになる。第1ファン45が調整槽12に配置される構成では、第1ファン45の振動が試料台43に伝わることを防止できるので、試料台43の振動をより効果的に抑制することができる。また、第1ファン45は、上流側ダクト17の中間位置に設けられていてもよい。
整風板47は、第1ファン45のすぐ下流側に配設されており、第1ファン45から吹き出された空気を整流する。整風板47は、後述の導風部材57よりも上流側に位置している。
第2ファン49は、フィン51のすぐ上流側に配設されている。第2ファン49は、上流側空間SU内の空気を吸引し、その吸引した空気をフィン51に向かって吹き出す。すなわち、上流側空間SU内の空気は、試料台43(又は供試体W)によって冷却されるが、この空気が下流側空間SD内において加熱される。これにより、下流側空間SD内での結露を抑制することができる。なお、第2ファン49は、調整槽12内又は下流側ダクト18の中間位置に配置されていてもよい(図11参照)。
試料台43の載置面43aには、熱抵抗低減材55(図2参照)が設けられており、試料台43の載置面43aはこの熱抵抗低減材55を介して供試体Wと熱的に接続されている。この熱抵抗低減材55は、例えば熱伝導シート、熱伝導グリス等からなる。熱伝導シートとしては、例えば富士高分子工業社製のGR−b等が挙げられる。熱伝導グリスとしては、例えば信越シリコーン社製のG−747等が挙げられる。また、この載置面43aにおいて、供試体Wが載置されていない箇所(露出部)を断熱材等によって適宜保護すると、ペルチエ素子からの不要な放熱や不要な結露の発生を防止することができる。
試験槽14のケーシング35は、天井部38の一部が導風部材57として機能する。すなわち、天井部38は、ダクト17,18が接続されている側壁部37aの上端部から水平に延びる水平部38aと、この水平部38aの先端部から斜め下方に延びる傾斜部38bとを有する。この傾斜部38bは、空気の流れる方向において、少なくとも試料台43の幅よりも大きな幅を有しており、試料台43における風上側の端部(図1における左端部)よりも風上側(導入口37cに近い側)の位置から試料台43における風下側の端部よりも風下側の位置に至るまで延びている。傾斜部38bの下面(内面)は、風上側から風下側に向かうにしたがって次第に下がる平坦な傾斜面となっている。すなわち、傾斜部38bは、空気が上流側空間SU内において試料台43の側方から試料台43上に流れる際に、試料台43における風上側の端部の真上の位置において所定の角度で下向きに傾斜した方向に空気を導く。したがって、傾斜部38bは導風部材57として機能する。ケーシング35の傾斜部38bと仕切り部材41及び試料台43との間の間隙は、風上側から風下側に向かって次第に狭くなっている。すなわち、上流側空間SU内の空気の流路面積は、導風部材57により、風上側から風下側に向かうほど次第に小さくなっている。
傾斜部38bの下端部(図1の右端部)は、ケーシング35の側壁部(対向側壁部)37bと一体的に形成されている。そして、傾斜部38b及び対向側壁部37bからなる蓋部59は、水平部38aとの接続部位を軸(回動軸)として回動可能に構成されている。蓋部59は、供試体Wの出し入れ時等に試験空間STを開放することができる。
試験槽14は、供試体Wの表面に生じた結露を検出可能な結露検出部の一例である結露量センサ61を備えている。結露量センサ61は、櫛形状の電極を備えており、電極間の静電容量に応じた発信周波数の信号を出力する。すなわち、電極間の結露量が変化することによって電極間の静電容量が変化するので、結露量センサ61は、静電容量の変化に応じて発信周波数を変化させる。これにより、結露量センサ61では、結露量を検出可能となっている。
結露量センサ61は、熱伝導シート、熱伝導グリス等からなる熱抵抗低減材63(図2参照)を介して供試体Wに熱的に接続するようにしてもよく、あるいは供試体Wに直接接触するようにしてもよい。
結露試験装置10は、加湿器25、冷却器27及び加熱器29を制御する温湿度調節器65を備えている。温湿度調節器65には、上流側空間SU内に配設された温湿度センサ67から出力された信号が入力される。また、温湿度調節器65では、試験槽14内の温度及び湿度を設定可能となっている。そして、温湿度調節器65は、設定された温度及び湿度になるように、温湿度センサ67からの信号に基づいて加湿器25、冷却器27及び加熱器29を制御する。なお、温湿度センサ67は、上流側空間SU内において、試料台43の熱の影響を受け難い場所に配設されている。
結露試験装置10は、第1ファン45の送風量及び試料台43の加熱冷却量を制御する結露制御器69を備えている。結露制御器69は、結露量センサ61から出力される信号に基づき、供試体W上に所定量の結露が生ずるように、第1ファン45及び加熱冷却部43bを制御する。
傾斜部38bの傾斜角度は、水平方向に対して5度以上、より好ましくは10度以上であり、且つ80度以下であるのが好ましい。この場合、図2に示すように、供試体Wに向かって流れる空気が、5〜80度(より好ましくは10〜80度、さらに好ましくは10から30度)の傾斜角度で下向きとなる。図3に示すように、風向が水平方向に対して5度未満の場合、又は80度を超える場合には、供試体W表面上の結露量の変動幅が大きくなってしまう。つまり、所定の面積あたりの結露量が変動してしまう。このため、風向きを5〜80度(より好ましくは10〜80度、さらに好ましくは10から30度)とすることにより、結露量の変動幅を抑制することができる。なお、図3は、風速を0.5m/sとしたときの結果の一例である。
さらに、風向きが0度の場合には、図4(a)(b)に示すように、風上側と風下側とで露の粒径が大きく異なる。これは、後述の風速領域では、図5(a)に示すように、空気の流れない層(境界層)の厚みが風下側ほど厚くなるように境界層が形成され、風上側と風下側とで熱交換量がばらつくことが原因であると推測される。風向きが5〜80度であれば、風上側と風下側とにおいて境界層の厚みはほぼ同等となる(図5(b)(c))。これは、後述する顕微鏡等のような障害物がある場合でも同様である(図5(c))。なお、図4(a)(b)は、供試体W表面上の結露の様子を撮影したものであり、(a)は風上側の部位で生じた結露、(b)は風下側の部位で生じた結露である。
また、供試体Wのすぐ上の位置での風速は、0.2m/s以上でかつ2.0m/s未満であるのが好ましい。風速が0.2m/s未満の場合には、供試体W表面での空気の循環が十分でなくなるため、空気中から供試体Wへ供給される水分量が減少する傾向となる。このため、僅かな空気の動き、放射、光等の周囲の状態に敏感に反応し易くなる。図6(a)(b)は、第1ファン45を停止した状態(風速0m/s)での結露発生直後の様子(a)と、10分経過後の様子(b)を示している。したがって、供試体W上の結露を所定時間に亘って安定させるためには、風速が0.2m/s以上であるのが好ましい。
図7は、風向角度を5度、結露量設定値を10μg/mmとした場合の結果の一例である。図7を見ると、風速0.2m/sのときに結露粒径が最小となり、しかもそのばらつきも最小となっていることが分かる。そして、風速が0.2m/s未満になると結露粒径が大きくなると共にそのばらつきも大きくなり、風速が0m/sの場合では、図7には表れていないが、前述したように結露発生直後の様子と10分経過後の様子とで粒径が変わってしまう。したがって、風速は0.2m/s以上であるのが好ましい。一方、風速が0.2m/s以上の場合では、ばらつきの点では少し不安定な傾向が見られるものの、風速が大きくなるのにしたがって、結露粒径が次第に大きくなる。このため、0.2m/s以上の範囲では、風速をコントロールすることにより、結露粒径を所望の値に安定して制御することが可能であることがわかる。
風向角度が5度の場合、風速が1.5m/sのところで、ばらつきが大きくなっているが、図8に示すように、風向角度が30度の場合には、ばらつきが改善されている。そして、風速2.0m/s未満の範囲であれば、風速の変化に対する粒径の変化が安定し、ばらつきもほぼ安定していることが分かる。これらの結果により、供試体W上に均一な結露を生じさせるためには、風速が0.2m/s以上で、2.0m/s未満であり、且つ風向角度が5度〜30度、望ましくは10度〜30度であるのが好ましい。
なお、風速は、例えば供試体Wの20mm程度上の位置に風速センサ71を設けて測定すればよい。第1ファン45の回転数と風速との関係が分かっていれば、風速センサ71は取り外されていてもよい。
ここで、本実施形態に係る結露試験装置10による結露試験方法について、図9を参照しつつ説明する。図9に示すように、まず調整槽12の空調装置、すなわち加湿器25及び加熱器29(あるいは冷却器27)の運転を開始するとともに、送風機31の運転を開始する(ステップST1,2)。そして、上流側空間SU内の温度及び湿度が、設定された試験温度及び試験湿度になるまで待機する(ステップST3)。この間に供試体Wを洗浄するとともに、乾燥しておく。なお、試験温度および試験湿度は、例えば25℃、50%RH、又は85℃、85%RHである。
上流側空間SU内の温度及び湿度が所望の温度及び湿度に達したところで、試験槽14のケーシング35の蓋部59を開放し、供試体Wを試料台43に取り付ける(ステップST4)。供試体Wが電子デバイス等である場合のように供試体Wへの配線が必要な場合には計測用配線の接続をし、また供試体Wに結露量センサ61を取り付ける(ステップST5,6)。蓋部59を閉めた後、試料台43のペルチエ素子に電圧を印加して、試料台43を冷却する(ステップST7)。このとき、試料台43の載置面43aの温度が所定の温度(例えば30℃)になるようにペルチエ素子を制御する。そして、試料台43の載置面43aと結露量センサ61との温度差が規定値以内であるかどうかをチェックし(ステップST8)、規定値を超えている場合には、供試体W又は結露量センサ61がしっかりと取り付けられていない可能性があるので、場合によっては供試体Wを一旦取り外すなど、必要に応じてステップST4以降を繰り返す。なお、試料台43及び結露量センサ61にそれぞれ温度センサ(図示省略)が取り付けられており、前記のチェックはこの温度センサによる測定値に基づいて行われる。また、規定値としては例えば、温度差:2℃とすることができる。
温度差が規定値以下であれば、試料台43への供試体Wの取り付け、および供試体Wへの結露量センサ61の取り付けがうまくできていることになるので、続いて試験条件の入力を行う(ステップST9)。ここでの試験条件の入力は、結露量、サイクル数、試験時間等である。そして、試験開始の指令が入力されると(ステップST10)、設定された結露量になるように、第1ファン45の回転数と試料台43の温度が制御される。このとき、所定時間(例えば5〜10分程度)が経過した時点で結露量をチェックすることにより、設定条件が満足されるように結露試験が行われているかどうかをチェックする(ステップST11)。そして、所定の結露量が出ていないような場合には、配線が外れている可能性もあるので、再度チェックする。一方、所定の結露量が出ている場合には、試験を実施継続する(ステップST12)。
供試体Wを結露させる結露試験では、調整槽12において、加湿器25、加熱器29及び送風機31が駆動され、また必要に応じて冷却器27が駆動されている。したがって、所定の温度及び湿度に調整された空気がバッファ空間SBと調整空間SAとの間で循環している。そして、この所定温度及び所定湿度に調整された空気の一部は、第1ファン45によってバッファ空間SBから上流側ダクト17内へと流出し、試験槽14内に導かれる。すなわち、バッファ空間SB内の空気が第1ファン45の回転数に応じて流出して試験槽14に導入される構成となっている。このため、送風機31による風量(風速)が変動することがあるとしても、試験槽14内では、送風機31の風速変動の影響を低減することができるため、所定の温度及び湿度に調整された空気の流速を試験槽14内において安定させることができる。
試験槽14では、第1ファン45及び整風板47間を通過した空気は、ケーシング35の傾斜部38bに案内されて、水平方向に対して所定の傾斜角度で下方に向かって流れる。そして、この空気は、試料台43の載置面43a及び供試体Wの表面によって冷却される。このとき、空気に含まれている水分が載置面43a上あるいは供試体W上に凝縮する。供試体Wに結露を生じさせる空気の風速が0.2〜2.0m/sの範囲内であり、供試体W付近において供試体Wに向かって流れる空気の向きが、5〜80度となっているので、供試体Wの全面においてほぼ均一の結露を生じさせることができ、しかもそれを長時間維持することができる。
試料台43上を通過した空気は、仕切り部材41とケーシング35の対向側壁部37bとの間の間隙を通して下流側空間SDへと流れ込み、第2ファン49を通過してフィン51間を通過する。このとき、フィン51はペルチエ素子の放熱部の熱を受けて加熱されているので、通過する空気がフィン51によって加熱される。したがって、下流側空間SD内では空気中の水分が結露することが抑制される。この空気は、下流側ダクト18を通して調整槽12に戻る。結露試験中は、このような空気の循環が繰り返される。
結露試験には、定値試験とサイクル試験とがある。定値試験は、設定された結露量になるように、第1ファン45の回転数と試料台43の温度を調整し、それを設定された試験時間だけ維持する試験である。すなわち、定値試験は結露工程のみを行う試験である。一方、サイクル試験は、結露量、結露時間、乾燥時間およびサイクル数が設定されて、結露工程と乾燥工程とが所定サイクル数だけ繰り返される試験である。ステップST12,13は、定値試験であるか、サイクル試験であるかに応じて、適宜実行され、試験が完了すると運転を停止する(ステップST14)。
そして、最後に試料台43を加熱する運転を行い(ステップST15)、試料台43を乾燥させる。この乾燥運転が終了したら、ケーシング35の蓋部59を開放して、計測用配線、結露量センサ61および供試体Wを取り外して、試験を終了する(ステップST16)。
なお、本実施形態の結露試験装置10は、恒温恒湿試験が可能な環境試験装置でもある。恒温恒湿試験では、上流側空間SU内の温度および湿度を、設定された温度及び湿度(例えば85℃、85%RH)に維持する制御を行う。この試験では、供試体Wの表面を結露させる必要がないため、試料台43の冷却を行うことなく、空調装置(加湿器25と、冷却器27と、加熱器29と、送風機31)を駆動する。このため、試料台43上に供試体Wをセットしたままの状態で、結露試験とは別の耐湿ストレスを付加することもできる。すなわち、本実施形態の結露試験装置10では、供試体Wを試験空間STから取り出すことなく、結露試験だけでなく、耐湿試験をもすることができる。
以上説明したように、本第1実施形態の試験装置10では、試料台43の載置面43aを冷却することによって供試体Wを冷却することにより、供試体Wの表面に結露させることができる。そして、風上側の試料台43の端部の真上の位置において所定の角度で下向きに傾斜した方向に空気を導く導風部材57が設けられているので、試験槽14内に導入された調整空気を所定の角度で供試体Wに向かって流すことができる。このため供試体Wにおいて、風上側の部位から風下側の部位に亘って均等に空気を当てることが可能となるので、供試体Wの表面上に生ずる結露の粒径を安定化させることができる。しかも、試験槽14内に流入した空気が試料台43の側方から試料台43上に流れるようになっているので、上流側ダクト17内で生じた結露水がダクト17の流出口から滴下することがあったとしても、試料台43及び供試体W上に落ちることはない。このため、ダクト17内で生じた結露水が、供試体W上の結露に影響することを防止することができる。さらに、試験槽14が調整槽12と別個に設置されるとともに両者がダクト17,18で繋がれる構成となっているので、調整槽12で生ずる振動が試験槽14に伝わることを防止できる。この結果、試料台43に載置された供試体Wの表面に生ずる結露への影響を抑止することができる。これらの相乗効果により、小径の結露を安定して発生させることができる。したがって、供試体W上の結露をほぼ均一な状態で維持することができる。
本第1実施形態では、上流側ダクト17の上流側端部が下流側端部よりも低い位置に配設されているので、上流側ダクト17内で生じた結露水が試験槽14内へ浸入するのを防止するための部材を追加しなくても、結露水が試験槽14内に流れ込むことを防止することができる。また、空気中に浮遊する水粒子が上流側ダクト17を通して試験槽14内に導入されて、供試体表面に落下することを防止することができる。
また本第1実施形態では、風速が0.2〜2m/sであり、導風部材57の傾き角度が水平方向に対して5〜80度であるので、供試体Wの結露をより効果的にほぼ均一な状態に維持することができる。つまり、風速が0.2m/s以上では所定時間に亘って結露を安定させることができ、風速が2.0m/s未満では、露の粒径ばらつきを抑えることができる。一方、空気の流れる方向が水平方向に対して0度の場合、空気の流れない層の厚みが風下側ほど大きく形成されるため、風下側において供試体Wの表面の熱交換が抑制されて露の粒径が大きくなる傾向となってしまう。一方、空気の流れる方向が水平方向に対して90度(垂直)の場合、よどみ点が生ずることにより、略中央部において供試体Wの表面の熱交換が抑制されて露の粒径が大きくなり、且つよどみ点下流部で全体的な乱流が発生するので、粒径が安定しなくなってしまう。したがって、風速を0.2〜2m/sとし、導風部材57の傾きを5〜80度とすることにより、結露をほぼ均一な状態で安定させることができる。
本第1実施形態では、調整槽12内にバッファ空間SBが形成されていて、このバッファ空間SB内の空気を試験槽14内に導入するように構成されている。バッファ空間SBから流出する空気の流速及び湿度分布が安定するので、供試体Wに向かって流れる空気の流速及び湿度分布が安定する。このため、供試体W上の結露をより効果的にほぼ均一な状態に維持することができる。
本第1実施形態では、上流側空間SUにおいて、風上側から風下側に向かって空気の流路面積が次第に小さくなるので、空気の流れる方向を規制し易くすることができる。この結果、供試体W上を流れる空気の流れを安定させることができ、供試体W上の結露をより効果的にほぼ均一な状態に維持することができる。
本第1実施形態では、ケーシング35の一部を導風部材57として機能させるようにしているので、試験槽14のケーシング35に部材を追加することなく、導風効果を得ることができる。
本第1実施形態では、結露量センサ61を備えているので、供試体Wの表面上の結露の状態を把握できる。
本第1実施形態では、試料台43の載置面43aに熱抵抗低減材55が設けられている。このため、試料台43の熱を供試体Wに伝え易くすることができるとともに熱伝導量のばらつきを抑制することができるので、供試体W上の結露状態の調整をより正確に行い易くすることができる。また供試体Wの接触面が平坦でない場合でも、試料台43の載置面43aに密着させることが可能となる。
本第1実施形態では、試料台43がペルチエ素子を有する構成なので、ペルチエ素子への印加電圧を制御することにより、供試体W上の結露状態を調整することができる。しかも、供試体W上を通過した空気をペルチエ素子からの放熱で加熱するので、加熱器を新たに追加することなく、試験槽14内での不要な結露を抑制することができる。すなわち、供試体W上を通過した空気は、冷却されているため相対湿度が上昇している。このため、試験槽14内で結露し易い。しかしながら、相対湿度の上昇した空気をペルチエ素子の放熱部で加熱するので、試験槽14内での結露を抑制することができる。
なお、本第1実施形態では、結露試験装置10を、調整槽12と試験槽14との間で空気を循環させる方式としたが、これに限られるものではない。すなわち、下流側ダクト18が省略されるとともに調整槽12の流入口21cが外気を吸入する構成としてもよい。この場合、試験槽14内において供試体Wを冷却した空気は導出口37dを通して外部に排気される構成となる。この構成において、試験槽14の導出口37dは、導入口37cと同じ側壁部37aに形成される必要はなく、例えば導出口37dが対向側壁部37bに形成される構成としてもよい。
また本第1実施形態では、ケーシング35の一部(傾斜部38b)が導風部材57として機能する構成としたが、これに限られるものではない。例えば、図10に示すように、導風部材57がケーシング35の内側に配設される構成としてもよい。図10は、導風部材57がケーシング35の天井部38及び側壁部37bに固定される構成例を示している。ただし、導風部材57は、傾斜角度を可変にケーシング35に取り付けられていてもよい。例えば、導風部材57の上端部が、ケーシング35の天井部38に回動可能に結合されていれば、導風部材57の傾きを変えることができる。こうすれば、導風部材57の角度を変えることにより、供試体Wの表面上の結露状態を調整することが可能となる。
図11に示すように、結露試験装置10は、顕微鏡73を備えていてもよい。図11の形態では、ケーシング35の天井部38は、水平部38aと、この水平部38aから連続する傾斜部38bと、この傾斜部38bの下端部から側方に延出される延出部38cとを備えている。傾斜部38bは、試料台43よりも風上側から対向側壁部37bに向かって試料台43の上方まで延びている。つまり、傾斜部38bは、試料台43における風上側の端部の真上の位置を通過して、風上側から風下側に向かって延びている。ただし、本第1実施形態と異なり、傾斜部38bは、試料台43の風下側の端部の真上の位置には達していない。傾斜部38bは、本第1実施形態と同様に導風部材57として機能する。そして、試料台43の中央付近の真上の位置に顕微鏡73が配設されている。顕微鏡73の下端部は、延出部38cに形成された開口部を通して上流側空間SU内に入り込んでいるが、傾斜部38bに案内される空気の流れを妨害し難くなっている。この変形例では、供試体W上の微細な結露の状態を観察できる。しかも、顕微鏡73が、導風部材57から繋がって水平方向に延びる延出部38cに位置しているため、空気の流れを乱さないようにすることができる。
加熱冷却部43bは、ペルチエ素子を有する構成に限られない。例えば図11に示すように、加熱冷却部43bは、図外のチラーから冷却水を導入可能な構成としてもよい。そして、下流側空間SDにおいて、空気を加熱する場合には、その通り道にヒータ(図示省略)を配設してもよい。なお、ヒータを省略することも可能である。また、加熱冷却部43bのこの変形例は、第2実施形態及びその他の変形例に適用することもできる。
また、上流側ダクト17は、中間部が下方に下がるようにU字状に折れ曲がるように形成されていてもよい。この構成では、調整槽12の流出口21bと試験槽14の導入口37cとが略同じ高さに形成されている場合でも、上流側ダクト17内で結露した水分が上流側ダクト17内に溜められ、試験槽14内に流れ込むことを防止できる。
(第2実施形態)
図12は本発明の第2実施形態を示す。第2実施形態では、第1実施形態と異なり、試験槽14内にバッファ空間SBが形成されている。尚、ここでは第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この第2実施形態では、調整槽12内に仕切り板23が設けられておらず、調整槽12内の空間が調整空間SAとして構成されている。調整槽12のケーシング21には、調整空間SAに面するように流出口21b及び流入口21cが形成されている。流出口21bには上流側ダクト17が取り付けられており、送風機31から吹き出された空気は、そのまま上流側ダクト17を流れる。流入口21cは、外気を調整空間SA内に導入する。
試験槽14内には、仕切り板75が設けられている。そして、仕切り板75、試料台43及び加熱冷却部43bにより、試験槽14内の空間はバッファ空間SBと試験空間STとに区画されている。ケーシング35の導入口37cは天井部38に形成されるとともにバッファ空間SBに面している。したがって、上流側ダクト17を流れてきた空気は、まずバッファ空間SBに流入する。このとき空気は下向きに流れる。なお、導入口37cは、天井部38ではなく側壁部37aに形成されていてもよい。この場合、導入口37cの位置は、後述の連通部(バッファ空間SBと試験空間STとの連通部)の位置に対して高さ方向又は側方にずらすのが好ましい。こうすることにより、上流側ダクト17から流出した空気がそのまま試験空間STに流入することを抑制することができる。
バッファ空間SBと試験空間STとを連通する連通部には第1ファン45が配設されている。このため、バッファ空間SB内の空気は第1ファン45を通して試験空間ST内に流入する。試験空間STには導出口37dが面している。なお、第1ファン45は、連通部に配設されるのではなく、バッファ空間SB内又は試験空間ST内に配設されていてもよい。
導風部材57は、試験空間ST内に配設されており、仕切り板75の下端部に繋がっている。そして、導風部材57は、風上側から風下側に向かうにしたがって次第に降下する傾斜配置とされている。バッファ空間SBとは反対側の対向側壁部37bには、導出口37dが開口しており、試験空間ST内を流通した空気は、導出口37dを通して外部へ排出される。なお、本第2実施形態の結露試験装置10でも、試験槽14内の空気を調整槽12に戻す循環方式としてもよい。この場合、調整槽12に流入口21cを形成するとともに、この流入口21cと試験槽14の導出口37dとを下流側ダクト18で繋げばよい(図13参照)。
その他の構成、作用及び効果については、その説明を省略するが前記第1実施形態と同様である。
なお、図13に示すように、導風部材57がケーシング35の一部として構成されていてもよい。すなわち、試験槽14の天井部38は、上方に突出する形状の突出部38dと、傾斜部38bとを備えている。そして、傾斜部38bは、突出部38dとの接続部位から斜め下向きに延びていて、第1実施形態と同様に導風部材57として機能する。仕切り板75は、天井部38の突出部38dと傾斜部38bとの接続部付近の真下の位置に鉛直方向に延びるように配設されている。そして、仕切り板75の上端部及び下端部において連通孔75a,75bが形成されており、バッファ空間SB内に導入された空気は、この連通孔75a,75bを通して試験空間ST内に流入する。このうち、下側の連通孔75bを通して試験空間ST内に流入した空気は、ペルチエ素子の放熱部を冷却する。調整槽12には流入口21cが形成されており、流入口21cと試験槽14の導出口37dとが下流側ダクト18を通して連通している。なお、仕切り板75の上端部及び下端部に連通孔75aが形成される構成に代え、仕切り板75は、パンチングメタル等のように、多数の孔やスリットがほぼ全面に亘って形成された板材によって構成されていてもよい。
本第2実施形態では、調整部が加湿器25と冷却器27と加熱器29と送風機31とが配設された調整槽12によって構成された例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、図14に示すように、空気の温度及び湿度を所定の温度及び湿度に調整可能な調整部が、一般的な分流法を適用して加湿空気を生成するバブラー77と、乾燥空気を生成する乾燥空気生成部78と、両者と上流側ダクト17とを接続する配管部79とを備えている構成としてもよい。この場合、バブラー77と乾燥空気生成部78とはそれぞれ筐体を備えていて互いに別個に構成されている。乾燥空気生成部78は、加熱器29と冷却器27とが筐体内に配設されるとともに、図外の乾燥空気源に接続されている。配管部79は、主管79aと、この主管79aから分岐してバブラー77に接続される第1分岐管79bと、主管79aから分岐して乾燥空気生成部78に接続される第2分岐管79cとを備えている。第1分岐管79b及び第2分岐管79cにはそれぞれ流量調整弁79dが設けられ、加湿空気及び乾燥空気の流量を調整可能となっている。なお、図14では、分流法によって加湿空気を生成する構成を示すが、これに代え、例えば二温度法やその他の湿度発生方法を適宜選択可能である。
ここで、前記各実施形態の結露試験装置10による結露の再現性を確認するための実験を行ったので、その結果の一例について説明する。この実験では、供試体Wとして、ガラスエポキシ基板上に銀メッキ電極が形成されたものを用い、電極間に25Vの電圧を印加した状態で結露工程と乾燥工程とを繰り返すサイクル試験を行った。結露工程は20分とし、乾燥工程は10分とした。そして、各供試体Wについて、故障と判定されるまでの時間を記録した。ここでの故障の判定基準は、電極間の絶縁抵抗値が1MΩ以下となったかどうかとした。
図15は、図12に示す試験装置10を用いて結露量の設定値を各種変更した場合の結果を示すものである。図15は、横軸を故障発生時間とし、縦軸を累積故障率およびln{ln1/(1−F(t))}として、ワイブルプロットを表したものである。図中の実線は、結露量の設定値が3μg/mmの場合であり、破線は10μg/mmの場合である。形状母数であるm値は、それぞれ1.07、1.83であり、1を超えているので、磨耗故障型の加速寿命試験装置として有効であることが分かる。
(前記実施形態の概要)
前記実施形態をまとめると、以下の通りである。
(1) 前記実施形態では、試料台の載置面を冷却することによって供試体を冷却することにより、供試体の表面に結露させることができる。そして、風上側の試料台の端部の真上の位置において所定の角度で下向きに傾斜した方向に空気を導く導風部材が設けられているので、試験槽内に導入された調整空気を所定の角度で供試体に向かって流すことができる。このため供試体において、風上側の部位から風下側の部位に亘って均等に空気を当てることが可能となるので、供試体の表面上に生ずる結露の粒径を安定化させることができる。しかも、試験槽内に流入した空気が試料台の側方から試料台上に流れるので、ダクト内で生じた結露水がダクトの流出口から滴下することがあったとしても、試料台及び供試体上に落ちることはない。このため、ダクト内で生じた結露水が、供試体上の結露に影響することを防止することができる。さらに、試験槽が調整部と別個に設置されるとともに両者がダクトで繋がれる構成となっているので、調整部で生ずる振動が試験槽に伝わることを防止できる。この結果、試料台に載置された供試体の表面に生ずる結露への影響を抑止することができる。これらの相乗効果により、小径の結露を安定して発生させることができる。したがって、供試体上の結露をほぼ均一な状態で維持することができる。
(2) 前記ダクトの上流側端部は、下流側端部よりも低い位置に配設されていてもよい。この態様では、ダクト内で生じた結露水が試験槽内へ浸入するのを防止するための部材を追加しなくても、結露水が試験槽内に流れ込むのを防止することができる。また、空気中に浮遊する水粒子がダクトを通して試験槽内に導入されて、供試体表面に落下することを防止することができる。
(3) 前記試料台の側方から前記試料台に向かって流れる空気の風速は、0.2〜2m/sであるのが好ましい。この態様では、供試体上の結露をより効果的にほぼ均一な状態に維持することができる。
(4) 前記試料台における風上側の端部の真上の位置での前記導風部材の傾き角度は、水平方向に対して5〜80度であるのが好ましい。この態様では、供試体上の結露をより効果的にほぼ均一な状態に維持することができる。
(5) 前記結露試験装置には、所定の温度及び湿度に調整された空気の流速を安定させるバッファ空間が形成されているのが好ましい。この態様では、バッファ空間から流出する空気の流速が安定するので、供試体に向かって流れる空気の流速が安定する。このため、供試体上の結露をより効果的にほぼ均一な状態に維持することができる。
(6) 前記導風部材は、風上側から風下側に向かって空気の流路面積を小さくするのが好ましい。この態様では、風上側から風下側に向かって空気の流路面積が次第に小さくなるので、空気の流れる方向を規制し易くすることができる。この結果、供試体上を流れる空気の流れを安定させることができ、供試体上の結露をより効果的にほぼ均一な状態に維持することができる。
(7) 前記導風部材は、前記試験槽のケーシングの一部であってもよい。この態様では、試験槽のケーシングに部材を追加することなく、導風効果を得ることができる。
(8) 前記試験槽は、前記供試体の表面を拡大可能な顕微鏡を備えていてもよい。この態様では、供試体上の微細な結露の状態を観察できる。
(9) 前記試験槽は、前記供試体の表面に生じた結露を検出可能な結露検出部を備えているのが好ましい。この態様では、供試体の表面上の結露の状態を把握できる。
(10)前記空気の風速及び前記導風部材の角度の少なくとも一方が可変であってもよい。この態様では、空気の風速及び導風部材の角度の少なくとも一方を変えることにより、供試体の表面上の結露状態を調整することが可能となる。
(11)前記試料台の載置面には、熱抵抗低減材が設けられていてもよい。この態様では、試料台の熱を供試体に伝え易くすることができるとともに熱伝導量のばらつきを抑制することができるので、供試体上の結露状態の調整をより正確に行い易くすることができる。また供試体の接触面が平坦でない場合でも、試料台の載置面に密着させることが可能となる。
(12)前記試料台は、ペルチエ素子を有していてもよい。この態様では、ペルチエ素子への印加電圧を制御することにより、供試体上の結露状態を調整することができる。
(13)前記供試体上を通過した空気を前記ペルチエ素子からの放熱で加熱してもよい。この態様では、加熱器を新たに追加することなく、試験槽内での不要な結露を抑制することができる。すなわち、供試体上を通過した空気は、冷却されているため相対湿度が上昇している。このため、試験槽内で結露し易い。しかしながら、相対湿度の上昇した空気をペルチエ素子の放熱部で加熱するので、試験槽内での結露を抑制することができる。
(14)前記実施形態による結露試験方法は、調整部内において、空気の温度及び湿度を所定の温度及び湿度に調整し、前記調整部からダクトを通して試験槽に空気を導入し、前記試験槽内において、供試体が載置された試料台の載置面を冷却し、前記試験槽内において、前記試料台の側方から、前記試料台における風上側の端部の真上の位置において所定の角度で下向きに傾斜した方向に空気を導いて、前記試料台上に空気を流し、前記供試体上に結露を生じさせる。
(15)前記結露試験方法において、前記試料台の側方から前記試料台に向かって、風速0.2〜2m/sで空気を流すのが好ましい。
(16)前記結露試験方法において、前記試料台の側方から前記試料台に向かって、水平方向に対して5〜80度の角度で斜め下向きに空気を流すのが好ましい。
(17)前記結露試験方法において、バッファ空間内において空気の流速と湿度分布を安定させ、この流速と湿度分布が安定した空気を前記試料台の側方から斜め下方に前記試料台上に向けて流れさせるのが好ましい。
12 調整槽
14 試験槽
17 上流側ダクト
18 下流側ダクト
35 ケーシング
43 試料台
43a 載置面
55 熱抵抗低減材
57 導風部材
61 結露量センサ(結露検出部)
73 顕微鏡
SB バッファ空間

Claims (17)

  1. 結露試験を行うための装置であって、
    空気の温度及び湿度を所定の温度及び湿度に調整可能な調整部と、
    供試体を載置可能な載置面を有し且つ前記載置面を冷却可能な試料台を備え、前記調整部とは別個に設置される試験槽と、
    前記調整部と前記試験槽とを繋ぐダクトと、を備え、
    前記試験槽は、前記ダクトを通して前記試験槽内に流入した空気が前記試料台の側方から前記試料台上に流れる際に、前記試料台における風上側の端部の真上の位置において前記空気を所定の角度で下向きに傾斜した方向に導く導風部材を備えている結露試験装置。
  2. 請求項1に記載の結露試験装置において、
    前記ダクトの上流側端部は、下流側端部よりも低い位置に配設されている結露試験装置。
  3. 請求項1又は2に記載の結露試験装置において、
    前記試料台の側方から前記試料台に向かって流れる空気の風速は、0.2〜2m/sである結露試験装置。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の結露試験装置において、
    前記試料台における風上側の端部の真上の位置での前記導風部材の傾き角度は、水平方向に対して5〜80度である結露試験装置。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の結露試験装置において、
    所定の温度及び湿度に調整された空気の流速を安定させるバッファ空間が形成されている結露試験装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の結露試験装置において、
    前記導風部材は、風上側から風下側に向かって空気の流路面積を小さくする結露試験装置。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載の結露試験装置において、
    前記導風部材は、前記試験槽のケーシングの一部である結露試験装置。
  8. 請求項1から7の何れか1項に記載の結露試験装置において、
    前記試験槽は、前記供試体の表面を拡大可能な顕微鏡を備えている結露試験装置。
  9. 請求項1から8の何れか1項に記載の結露試験装置において、
    前記試験槽は、前記供試体の表面に生じた結露を検出可能な結露検出部を備えている結露試験装置。
  10. 請求項1から9の何れか1項に記載の結露試験装置において、
    前記空気の風速及び前記導風部材の角度の少なくとも一方が可変である結露試験装置。
  11. 請求項1から10の何れか1項に記載の結露試験装置において、
    前記試料台の載置面には、熱抵抗低減材が設けられている結露試験装置。
  12. 請求項1から10の何れか1項に記載の結露試験装置において、
    前記試料台は、ペルチエ素子を有する結露試験装置。
  13. 請求項12に記載の結露試験装置において、
    前記供試体上を通過した空気を前記ペルチエ素子からの放熱で加熱する結露試験装置。
  14. 結露試験を行う方法であって、
    調整部内において、空気の温度及び湿度を所定の温度及び湿度に調整し、
    前記調整部からダクトを通して試験槽に空気を導入し、
    前記試験槽内において、供試体が載置された試料台の載置面を冷却し、
    前記試験槽内において、前記試料台の側方から、前記試料台における風上側の端部の真上の位置において所定の角度で下向きに傾斜した方向に空気を導いて、前記試料台上に空気を流し、前記供試体上に結露を生じさせる結露試験方法。
  15. 請求項14に記載の結露試験方法において、
    前記試料台の側方から前記試料台に向かって、風速0.2〜2m/sで空気を流す結露試験方法。
  16. 請求項14又は15に記載の結露試験方法において、
    前記試料台の側方から前記試料台に向かって、水平方向に対して5〜80度の角度で斜め下向きに空気を流す結露試験方法。
  17. 請求項14から16の何れか1項に記載の結露試験方法において、
    バッファ空間内において空気の流速と湿度分布を安定させ、この流速と湿度分布が安定した空気を前記試料台の側方から斜め下方に前記試料台上に向けて流れさせる結露試験方法。
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